JP2012016473A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】確変状態から通常状態へ転落させる転落抽選に当選した場合に、当選専用の変動パターンが登録された変動パターン群を選択した後に、通常の選択条件で変動パターンを選択可能とする遊技機を提供する。
【解決手段】高確率状態から低確率状態への移行が抽選された場合に用いられる低確率当選時変動パターンテーブルが属する低確率当選グループを、通常の変動パターンテーブルが属する非低確率当選グループと分けて記憶する。変動表示ゲームが開始される際に、高確率状態から低確率状態に移行するか否かを判定する。この変動表示ゲームの大当たりおよびはずれが決定される前に、低確率状態に移行すると判定された場合に、低確率当選グループを選択し、否と判定された場合に、非低確率当選グループを選択する。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
一般的なパチンコ遊技機として、所謂デジパチと呼ばれるものが知られている。
デジパチと称されるパチンコ遊技機においては、遊技球が打ち込まれて流下する遊技盤面に形成された遊技領域に始動入賞口が設けられ、当該始動入賞口に遊技球が始動入賞することに基づいて、内部の制御装置において、大当たり、はずれ(小当たりを含む場合がある)の抽選が行われ、抽選で大当たりになると遊技領域に設けられたアタッカが開放して、アタッカに遊技球が入賞可能になる大当たり状態が発生する。
なお、大当たりには、一般的に、通常大当たり、確変大当たり、突確大当たり、潜確大当たり等があり、大当たりおよびはずれを決定する抽選とともに、大当たりの場合の大当たりの種類を決定する抽選が行われる。
また、所定の変動表示ゲームの開始条件が成立すると、制御装置における複数種の大当たり、はずれの抽選が行われるとともに、特図表示器および演出表示装置(可変表示装置)で複数種の大当たりのいずれかもしくははずれになる同じ抽選結果を報知するための変動表示ゲームが同時進行的に行われ、変動表示ゲームが終了する直前に各種大当たりもしくははずれを識別情報としての1つの特別図柄(以下特図と略す)や、複数の装飾図柄の組み合わせで表示する。
上述の確変大当り、突確大当り、潜確大当り等では、大当り状態後に確率変動状態(確変状態)となり、通常時より大当りになる確率が高くなるとともに、始動入賞口に設けられた所謂電チユー(普通変動入賞装置)が開放し易くなる電チユーサポート状態(時短状態)となり、始動入賞口に遊技球が流入し易くなる。この電チユーサポート状態では、一回の変動表示ゲームが行われている時間(表示時間)が短い傾向になる。これらのことから時間当たりの変動表示ゲームの表示回数が増えることにより、同じ大当たり確率であっても相対的に時間当たりの当たりが発生する確率が高くなる。なお、潜確大当りでは、電チユーサポート(時短状態)は行われず、大当り確率だけが高くなる。
一般的に確変状態は、次の大当り状態が発生するまで続けられるが、大当り状態が発生しなくとも確変状態から通常状態となって、大当り確率が高確率からそれより低い通常時の低確率に移行するパチンコ遊技機も知られている。
例えば、確変状態となってから、変動表示ゲームを開始する度に、確変状態から通常状態にするか否かの転落抽選を行い、転落抽選に当選した場合に確変状態を終了して通常状態とするパチンコ遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のパチンコ遊技機では、確変状態において、変動表示ゲームが開始される際に、確率状態から通常状態に転落するか否かの転落抽選を行い、転落抽選に当選しなければ確変状態が維持され、転落抽選に当選すると通常状態になる。
また、変動表示ゲームが開始される際には、上述の転落抽選の後に、開始される変動表示ゲームが大当たりか否かの当たり抽選の判定が行われる。なお、転落抽選に当選した際の変動表示ゲームの開始時には、確変状態から通常状態に転落したことに基づいて低確率で大当たり抽選が行われる。
また、変動表示ゲームが開始される際には、大当たり抽選の後に、変動表示ゲームが終了する直前に停止した状態に表示される特別図柄(特図)を選択する図柄抽選が行われる。変動表示ゲームの表示結果が大当りの場合には、停止した状態に表示される特図が例えば、確変大当たりの特図ならば確変大当りになり、通常大当りの特図ならば通常大当りになる。
また、変動表示ゲームが開始される際には、抽選で変動表示ゲームの変動表示の仕方としての変動パターンを決める演出抽選が行われる。
例えば、大当りの場合の変動パターンは、必ずリーチになるので、短いノーマルリーチ演出か、長いスーパーリーチ演出かなどが決定される。また、はずれの場合の変動パターンでは、リーチにならないはずれ演出か、はずれのノーマルリーチ演出か、はずれのスーパーリーチ演出かなどが抽選で決定される。
この抽選に際しては、複数の変動パターンが登録された変動パターンテーブルを用いる。変動パターンテーブルでは、例えば、変動パターンと抽選用の判定値とが関連付けられており、上述の始動入賞の際に、演出抽選用の演出乱数を抽出し、この乱数と一致する判定値に関連付けられた変動パターンが選択される。
また、変動パターンテーブルには、例えば、通常状態のはずれ用と当たり用とがあるとともに、確変状態や時短状態用のはずれ用と大当たり用とがあり、さらに特許文献1のパチンコ遊技機では、確変状態から通常状態に転落した場合の大当たり用とはずれ用がある。これらの変動パターンテーブルから上述の転落抽選、大当たり抽選の結果に対応する変動パターンテーブルを選択した後に、選択された変動パターンテーブルを用いて、演出抽選が行われて1つの変動パターンが選択される。
なお、上述の各種の抽選の処理は、パチンコ遊技機に設けられた主基板(主制御部)とサブ基板(副制御部)とからなる制御装置の主基板側で行われる。主基板側で選択された変動パターンは、サブ基板側に出力され、この変動パターンに沿ってサブ基板から実際の画像とされた変動表示ゲームが表示装置に出力される。この際に転落抽選に当選した場合の変動パターンを主基板からサブ基板に出力することにより、サブ基板は、変動パターンの情報に加えて転落抽選に当選したことにより確変状態が終了したこと、すなわち大当たりになる確率が低確率となったことを示す情報を得ることができる。すなわち、サブ基板では、大当りが発生していないにもかかわらず、確変状態が終了したことを認識することができる。
特開2007−61436号公報
ところで、転落抽選に当選した場合に、従来、転落抽選に当選したことを示す演出は行われず、例えば、電チユーサポートが終了することなどで、遊技者は、高確率状態が終わったことを認識することになる。なお、確変終了後に大当りになる確率が低い状態で、電チユーサポートだけが行われる時短状態になるような場合には、遊技者に高確率状態が終了したことが分からないようになっている場合もある。また、確変状態となってから所定回数の変動表示ゲームの終了で、高確率状態のまま電チューサポートだけ終了した後に、転落抽選で高確率状態が終了するような場合も、高確率状態が終了したことが遊技者に分からない。
ここで、確変状態中の変動表示ゲームで毎回転落抽選を行うパチンコ遊技機を遊技する遊技者は、確変状態中にいつ確変状態が終了するかを気にかけて遊技を行っており、このような遊技者に対して、転落抽選に当選した場合に、積極的に転落抽選に当選したことに対応して特別な演出表示を行うことが考えられる。これにより、遊技者が最も気にしていることがらに対応して演出を行い、遊技者の興趣を高めることができる。
ここで、上述のような転落抽選に当選したタイミングの変動表示ゲームで特別な演出表示を行う場合に、変動表示ゲームが表示される表示時間が短いと、十分な演出表示ができない可能性がある。
しかし、変動表示ゲームの変動パターンによっては表示時間の短い変動パターンがあり、演出抽選で短い変動パターンが選択されてしまう可能性がある。特に、転落抽選に当選した場合に、通常状態ではなく高確率状態だけが終了して時短状態になるような場合は、表示時間が短い変動パターンが選択され易く、さらに時短状態や確変状態で用いられるさらに短い表示時間の変動パターンが選択される可能性が高い。このように特に短い表示時間の変動パターンでは、一回の変動表示ゲーム中に一瞬で終わるような演出表示しかできない
このような問題は、転落時用の変動パターンテーブルを有する特許文献1においても生じる可能性がる。すなわち、特許文献1では、基本的に転落抽選に当選しても落選しても、時短状態のように表示時間(変動表示時間)が短くなる変動時間短縮状態では、変動表示ゲームの保留数(特図保留数)を考慮し、変動表示ゲームの保留数が多い場合には、変動表示時間を短くするようになっている。この場合に、保留数が多いと、転落抽選に当選した際の変動表示ゲームで十分な演出表示時間を確保することができない。
また、特許文献1では、変動パターンを決定する処理に際して、転落抽選に当選したか否かを判定し、さらに、転落抽選に当選した場合と、落選した場合とのそれぞれにおいて、変動表示ゲームが当たりの場合と、はずれの場合とで異なる処理をするようになっている。
すなわち、変動パターンテーブルの選択では、選択のための条件が階層的に分岐された状態とされているが、選択条件に転落抽選に当選したか否かを加えることにより、前記階層が一段深くなって分岐が増えることにより、変動パターンを決定する処理が煩雑なものとなっている。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、確変状態から通常状態や時短状態へ転落させる転落抽選に当選した場合に、転落抽選の当選専用の変動パターンが登録された変動パターン群をオフセット値で選択した後に、転落抽選が当選か否かの条件を含まない通常の選択条件で変動パターンを選択可能とすることにより、確変状態から通常状態または時短状態に転落した変動表示ゲームで特別な演出になる長い変動表示ゲームを容易に表示可能にする遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の遊技機は、図柄を変動する表示を行った後に当たりおよびはずれのいずれかを示す表示を行う変動表示ゲームを表示する表示装置と、
所定の抽選開始条件の成立に基づいて変動表示ゲームの当たりおよびはずれを抽選により決定する当たり抽選手段と、
前記当たり抽選手段で当たりが抽選される確率を予め定めた低確率状態と、当たりが抽選される確率を前記低確率状態の確率より高くした高確率状態とのいずれかの状態とする抽選確率制御手段と、
前記高確率状態中に、前記抽選開始条件が成立した後で、かつ、前記当たり抽選手段により当たりおよびはずれが決定される前に、高確率状態から低確率状態に移行するか否かを抽選する低確率移行抽選手段と、
変動表示ゲームの表示時間を含む変動表示のパターンを示す複数の変動パターンがそれぞれ登録された複数の変動パターンテーブルが記憶されているテーブル記憶手段と、
変動表示ゲームの当たりおよびはずれを含む選択条件に基づいて、前記テーブル記憶手段に記憶された変動パターンテーブルから一つの変動パターンテーブルを選択するテーブル選択手段と、
前記テーブル選択手段に選択された変動パターンテーブルに登録された複数の変動パターンから1つの変動パターンを抽選で選択するパターン抽選手段と、
前記パターン抽選手段で抽選された変動パターンに基づいて前記表示装置に変動表示ゲームを表示させる表示制御手段とを備えた遊技機であって、
前記テーブル記憶手段には、前記低確率移行抽選手段で高確率状態から低確率状態への移行が抽選された場合に用いられる低確率当選時変動パターンテーブルが属する低確率当選グループと、低確率当選時変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルが属する非低確率当選グループとに分けて変動パターンテーブルが記憶され、
前記低確率移行抽選手段の抽選により高確率状態から低確率状態に移行するか否かを判定し、低確率状態に移行すると判定された場合に、前記当たり抽選手段により当たりおよびはずれが決定される前に、低確率当選グループを選択し、否と判定された場合に、前記当たり抽選手段により当たりおよびはずれが決定される前に、非低確率当選グループを選択するテーブルグループ選択手段を備え、
前記テーブル選択手段は、前記当たり抽選手段での当たりおよびはずれの抽選結果に対応して、前記テーブルグループ選択手段で選択されたグループから変動パターンテーブルを選択することを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、高確率状態となっている間、変動表示ゲームが開始される度に、高確率状態から低確率状態とする低確率移行抽選(転落抽選)を行っている。この転落抽選に当選した場合に、特殊な演出を行う変動表示ゲーム用の変動パターンが登録された変動パターンテーブルを選択可能とする。このために、変動パターンが登録されている各変動パターンテーブルを、低確率状態に移行した場合、すなわち、転落した場合用の変動パターンテーブルが属する低確率当選グループと、それ以外の変動パターンテーブル、すなわち、転落しなかった場合用の変動パターンテーブルが属する非低確率当選グループに分けておくものとする。
大当たり抽選の前で、かつ、変動パターンテーブルの選択の前に、低確率当選グループと、非低確率当選グループとのいずれかを選択する。この際には、例えば、これら低確率当選グループと、非低確率当選グループとをそれぞれオフセット値に対応して記憶しておき、オフセット値を選択(指定)することにより、これらグループのうちの一方のグループが選択されるようにすればよい。例えば、各グループ毎の(相対的な)記憶領域をオフセット値順に並べておき、オフセット値により各グループの記憶領域を選択することにより、各グループを選択する。
大当たり抽選後に、一方のグループが既に選択された状態で、従来と同様の選択条件に基づいて、例えば、1つの変動パターンテーブルを選択することになる。
すなわち、転落抽選に当選したか否かで、変動パターンテーブルのグループを選択した後に、選択されたグループ内の変動パターンテーブルから1つの変動パターンテーブルを選択条件に基づいて選択することになる。次いで、変動パターンテーブルを選択した後に、変動パターンテーブルに登録された変動パターンから1つの変動パターンを抽選で選択することになる。
したがって、転落抽選で当選した場合用の変動パターンを設けない場合の処理と比較した場合に、転落抽選で当選したか否かに基づいて、グループを選択する処理を加える以外は、同じ処理で変動パターンの選択を行うことができるので、処理が煩雑になるのを防止することができる。
また、容易な処理で転落抽選に当選した場合用の変動パターンを選択できるので、例えば、転落抽選に当選した変動表示ゲームにおける表示時間を通常より長いもの、例えば、スペシャルリーチの場合の表示時間と同等の表示時間とするようなことが容易に可能になる。すなわち、転落抽選に当選した場合に、当選した場合専用の変動パターンだけが登録されるか、当選した場合専用の変動パターンが多く登録された特殊な変動パターンテーブルを用いるようにする処理を容易に行うことが可能になる。
請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の発明において、予め定められた短い表示時間の変動パターンの変動表示ゲームが表示される割合が高くなる時短状態と、短い表示時間の変動パターンより長い表示時間の変動パターンの変動表示ゲームが表示される割合が高くなる通常状態とを切り替える時短制御手段を備え、
前記テーブル記憶手段に記憶される非低確率当選グループの変動パターンテーブルが、前記短い表示時間の変動パターンの割合が多い時短変動パターンテーブルが属する時短グループと、前記長い表示時間の変動パターンの割合が多い通常変動パターンテーブルが属する通常グループとに分けて記憶され、
前記テーブルグループ選択手段は、前記低確率移行抽選手段の抽選により高確率状態から低確率状態に移行するか否かの判定で否と判定された場合に、前記時短制御手段により時短状態とされているか、通常状態とされているかを判定し、時短状態と判定された場合に時短グループを選択し、通常状態と判定された場合に、通常グループを選択することを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、非低確率当選グループが、さらに、短い表示時間の変動パターンの割合が多い時短変動パターンテーブルが属する時短グループと、短い表示時間の変動パターンより表示時間が長い変動パターンの割合が多い通常変動パターンテーブルが属する通常グループとに分けられているので、3つのグループから1つのグループを選択することになるが、処理的には、3つのグループから1つのグループを選択する場合と、2つのグループから1つのグループを選択する場合とで大きな違いがなく、処理が煩雑になることがない。
グループを選択した後に、グループ内の変動パターンテーブルを選択条件に対応して選択する場合に、表示時間の短い変動パターンの割合が多いか少ないかを選択条件に含める必要がなくなる。これにより、選択条件が階層的になっていれば、1つの階層を減らすことが可能となり、処理を簡便にすることができる。
請求項3に記載の遊技機は、請求項2に記載の発明において、前記低確率当選グループに属する低確率当選時変動パターンテーブルに登録されている変動パターンにおける変動表示ゲームの表示時間が前記短い表示時間より長い所定時間以上とされていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、高確率状態から低確率状態に移行した際、すなわち、転落抽選に当選した際に選択可能になる低確率当選時変動パターンテーブルに登録されている変動パターンにおける変動表示ゲームの表示時間を所定時間以上とすることにより、転落抽選に当選した際の変動表示ゲーム中に特別な演出表示を行うのに必要十分な時間を必ず確保することができる。すなわち、転落抽選に当選した際に特別な演出表示をしようとしても、短い表示時間の変動パターンが選択されてしまい、特別な演出表示ができないような事態になることがない。
本発明によれば、確変状態となった際に、変動表示ゲームを表示する毎に転落抽選を行う遊技機において、転落抽選に当選した場合に専用の低確率当選時変動パターンテーブルを備えるものとした場合に、変動パターンテーブルを選択する処理が煩雑になるのを防止することができる。また、転落抽選に当選した場合専用の低確率当選時変動パターンテーブルに登録されている変動パターンを長い表示時間のものとすれば、転落抽選に当選した場合の変動表示ゲームで特別な演出を行うのに十分な時間を確保することができる。
本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤上の遊技領域を示す正面図である。 前記パチンコ遊技機の制御係を示すブロック図である。 前記パチンコ遊技機の主制御部で行われ変動パターン決定処理を説明するためのフローチャートである。 前記変動パターン決定処理の変形例を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に示すように、この実施の形態のパチンコ遊技機は、所謂デジパチと呼ばれる種類のパチンコ遊技機としての基本的な構成を有するものである。
遊技盤1の盤面上の遊技領域2内には、その略中央部に可変表示装置(表示装置)3が設けられている。可変表示装置3は、例えば、液晶表示装置からなるもので、当たり抽選手段として機能する後述の主制御装置14で行われる抽選の各種大当たりおよびはずれの抽選結果を表示するものであり、抽選結果の表示に際し装飾図柄の変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの大当たりおよびはずれによって上述の抽選結果を報知するようになっている。
遊技領域2の下部には、特図表示器4が設けられている。特図表示器4は、例えば、7セグのLED表示装置からなる。なお、特図表示器4は、数字を表示可能な7セグの表示装置である必要はなく、例えば、6から8個程度の任意の形状のセグメントが任意の位置に配置されたものでよく、各セグメントの点灯および消灯を個別に制御できるようになっていればよい。特図表示器4は、上述の変動表示時間だけ変動表示(一部のセグメントを点滅表示)した後に特図(抽選結果表示)を停止表示する。
ここで、特図表示器4の前記点滅表示後に特図を停止表示する特図の変動表示ゲームを特図ゲームと称する。
前記可変表示装置3の直下には、始動入賞口52を備えた所謂電チューと呼ばれる普通変動入賞装置5が設けられている。
この普通変動入賞装置5は、開閉動作自在な1対の可動片51,51を備え、相対的に始動入賞口52に遊技球が入賞し難くなるように可動片51,51が閉じた状態(閉状態)と、閉状態より遊技球が入賞し易くなるように可動片51,51が開いた状態(開状態)との間で変動するようになっている。
始動入賞口52には、遊技球の入賞を検知する始動入賞球検知センサ53(図2に図示)が設けられおり、当該始動入賞球検知センサ53は、各種大当たりおよびはずれを決定する抽選を行う当たり抽選手段として機能する主制御装置14に、遊技球が始動入賞口52に入賞した際に始動入賞信号を出力する。主制御装置14は、始動入賞信号の入力(所定の抽選開始条件の一部の成立)に基づいて特図ゲーム(変動表示ゲーム)の各大当たりおよびはずれを決める抽選を行う。
また、可変表示装置3には、画面の周縁部分に後述の特図保留数の表示が行われる特図保留数表示領域31が設定されている。主制御装置14では、始動入賞球検知センサ53から始動入賞信号が入力した場合に、上限になる数値(たとえば4)の範囲内で特図保留数に1加算し、この始動入賞に基づいて特図ゲームおよび変動表示ゲームが開始される場合に、特図保留数から1減算する。この特図保留数が特図保留数表示領域31にマークの数として表示される。
また、可変表示装置3の下方で、さらに普通変動入賞装置5の下方に、大入賞口61を有する特別変動入賞装置6が設けられている。この特別変動入賞装置6には、いわゆるアタッカとしての構成を有するもので、大入賞口61を開閉する可動扉62が備えられ、通常行われる通常遊技状態では、可動扉62が遊技球を大入賞口61に流入させないように立って閉じた閉状態とし、特図ゲームの結果が各大当たりとなった場合に遊技球が流入し易いように前に倒れて開いた開状態になる。特別変動入賞装置6には、その大入賞口61に入賞した遊技球を検知する大入賞球検知センサ63が設けられている。
可変表示装置3の左側方には、普通図柄(普図と略す)始動口(スルーチャッカー)7が設けられている。また、普図始動口7に対応して、普図始動口7内を通過した遊技球を検知する通過球検知センサ71が設けられ、通過球検知センサ71は遊技球を検知すると主制御装置14に通過球検知信号を出力する。当該通過球検知信号の入力に基づいて主制御装置14は、普通変動入賞装置5を開状態とする当たりと、普通変動入賞装置5を閉状態のままとするはずれとを抽選する普図抽選を行う。なお、この普図抽選の結果は、普図の変動表示ゲーム(以下、普図ゲーム)を普図表示装置8で表示することにより報知される。上述の普図表示装置8の下には、普図保留数表示ランプ9が設けられており、特図保留数と同様に求められる普図保留数が表示される。
上述のように、普図ゲームが当たりとなった場合に、普通変動入賞装置5が開放し、普通変動入賞装置5(始動入賞口)への遊技球の入賞率が高まり、特図ゲームの開始機会が増加するようになっている。また、遊技領域2の左側部には、複数の一般入賞口10,10が設けられている。また、一般入賞口10,10に対応して、一般入賞口10,10に入賞した遊技球を検知する一般入賞球検知センサ11がそれぞれ設けられている。
また、特別変動入賞装置6の下方の遊技領域2の最下端部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域2の外部になる遊技盤1裏面に排出させるアウト口12が設けられている。また、遊技盤1の前面には、遊技球の流下方向を規制するとともに流下方向を転換する遊技釘81(一部だけ図示)や風車(図示略)等の流下規制転換部材が設けられている。
次に、この例のパチンコ遊技機の制御系を図2に示されるブロック図を参照して説明する。パチンコ遊技機の制御系は、大きく分けて主制御部(主基板)15と、副制御部(サブ基板)16と、これら主制御部15および副制御部16に電力を供給する電源供給装置82とから構成されている。主制御部15には、例えば、遊技機用のワンチップマイコン等で構成される主制御装置14が備えられ、主制御装置14には、プログラムを実行するCPU14a、プログラムやプログラムで使用するデータを記憶したROM14bや、プログラムに基づいて発生したデータやROM14bから読み出した各種データ等を記憶するRAM14cや周波数発生回路部14d等が備えられている。
主制御装置14(CPU14a)には、パチンコ遊技機に設けられた各種センサからの信号が入力可能となっており、前述の始動入賞球検知センサ53、大入賞球検知センサ63、通過球検知センサ71、一般入賞球検知センサ11が接続されるとともに、遊技球の入賞に対応して賞球を払出す遊技球払出装置17から払い出された賞球を検知する遊技球払出検知センサ18、パチンコ遊技機におけるエラーを検知するエラー検知センサ19等が接続されている。
また、主制御装置14は、パチンコ遊技機の各種装置を動作させるため各種信号を出力するようになっている。例えば、主制御装置14には、遊技店において設置された各遊技機のデータを集計管理するための集中管理装置20が主制御装置14からデータを入力可能に接続されている。また、主制御装置14には、サブ制御装置としての払出制御装置22、図柄制御装置23、ランプ制御装置24、音声制御装置25が接続され、これらサブ制御装置に対してコマンド(制御指令)を出力可能とされている。
なお、ここで、払出制御装置22は実質的に賞球を払出すためのパチンコ遊技機における遊技の主要な制御を行うことから主制御部15に含まれるものとし、遊技の演出に係わる図柄制御装置23、ランプ制御装置24、音声制御装置25は副制御部16に含まれるものとなっている。
また、主制御装置14には、特図表示器4が接続され、主制御装置14が特図表示器4における特図の表示制御を行う。
また、主制御装置14には、上述の普通変動入賞装置5の可動片51,51を駆動する普通変動ソレノイド54が接続されるとともに、特別変動入賞装置6の可動扉62を駆動する特別変動ソレノイド64が接続される。
また、払出制御装置22には、払出制御装置22により制御されて賞球および貸球を払出す遊技球払出装置17が接続されるとともに、プリペードカード(記録媒体)26のデータを読み込で遊技球の貸出制御を行うためのCRユニット27が球貸信号制御装置28を介して接続されている。払出制御装置22は、主制御装置14からのコマンドに基づいて賞球を払出すとともに、CRユニット27から球貸信号制御装置28を介して入力される球貸信号に基づいて貸球を払出す制御を行う。
また、主制御部15には、主制御装置14と直接接続されていないが、遊技球を遊技領域2に発射する打球発射装置(図示略)の発射駆動装置29を制御する発射制御装置29aが設けられ、発射制御装置29aには、遊技球の発射を操作するための回転式操作ハンドル29b、発射停止釦29c、タッチセンサ29dが接続されている。
主制御部15の主制御装置14は、パチンコ遊技機における遊技の進行を制御するもので、始動入賞球検知センサ53、大入賞球検知センサ63、一般入賞球検知センサ11から遊技球の検知信号が入力された場合、すなわち、各入賞口に遊技球が入賞した場合に、払出制御装置22にコマンドを出力して、賞球として遊技球の排出を行わせる。
また、主制御装置14は、通過球検知センサ71から遊技球の検知信号が入力した場合に、上述の普図保留数の加算する処理を行うとともに、普図ゲームの当たり外れを決定する抽選処理で用いられる各種乱数を取得し、普図保留数が上限未満の場合に乱数を記憶する。また、所定の開始条件として、前の普図ゲームのはずれでの終了もしくは当たり後の普通変動入賞装置5の開閉動作の終了で普図ゲームを開始するとともに普図保留数を1減算する。この際に抽選処理によって、普図ゲームの当たり外れを決定し、普図ゲームの表示や結果の報知や演出のために図柄制御装置23やランプ制御装置24や音声制御装置25にコマンドを出力する。
また、主制御装置14は、始動入賞球検知センサ53からの始動入賞信号の入力と特図ゲームの開始に基づいて、上述の特図保留数の処理を行うとともに、特図ゲームの大当たり外れを決定する抽選処理で用いられる抽選結果情報としての各種乱数(大当たり判定乱数、図柄乱数、演出乱数、転落乱数)を取得し、特図保留数が上限未満の場合に当該乱数をRAM(抽選結果記憶装置)14cに記憶する。なお、前記抽選処理によって、当たり判定乱数に基づいて特図ゲームの大当たりおよびはずれを決定し、特図表示器4を制御して特図ゲームを表示するとともに、可変表示装置3における装飾図柄の変動表示ゲームの表示や結果の報知や演出のために図柄制御装置23やランプ制御装置24や音声制御装置25等にコマンドを出力する。なお、特図ゲーム(変動表示ゲーム)の開始条件は、前の特図ゲームの終了した際、または特図ゲームが大当たりとなったことにより開始され、特別変動入賞装置6を開閉する大当たり状態が終了した際に、特図保留数が1以上となっているか、始動入賞信号が入力した場合である。なお、特図ゲームが開始される際に上述の大当たり判定乱数、図柄乱数、演出乱数、転落乱数を用いた抽選の判定が行われるようになっており、上述の変動表示ゲームの開始条件がこれら抽選の判定の開始条件になる。
また、主制御装置14は、普図ゲームが当たりとなった場合には、普通変動入賞装置5の可動片51,51を駆動する普通変動ソレノイド54を制御して普通変動入賞装置5を閉状態から開状態とする制御を行う。また、主制御装置14は、特図ゲームが各大当たりとなった場合には、特別変動入賞装置6の可動扉62の特別変動ソレノイド64を制御して所定の条件に基づいて特別変動入賞装置6を閉状態から開状態に変動させて大当たり状態を発生させる制御を行う。
また、主制御装置14は、前述の始動入賞信号に基づいて特図ゲームが大当たりになるかはずれになるかを決める抽選処理を行う。また、主制御装置14は、抽選確率制御手段として、大当たりとはずれとのいずれかを示す特図ゲームを順次表示する際に、確変大当たり等の発生に基づいて前記抽選処理により特図ゲームが大当たりになる確率を低確率状態より高い高確率状態とし、通常大当たり等の発生に基づいて前記抽選処理により特図ゲームが大当たりになる確率を高確率状態より低い低確率状態とする制御を行う。また、時短制御手段としての主制御装置14は、所定の大当たりの発生に基づいて、通常状態より普通変動入賞装置の単位時間当たりの開放時間(開放回数)が多くなる時短状態(電チユーサポート状態)とする制御を行う。
また、副制御部16の表示制御手段としての図柄制御装置23は、可変表示装置3と、普図表示装置(LED表示装置)8とを制御するものであり、可変表示装置3がビデオディスプレイプロセッサ35を介して接続されている。上述の主制御装置14により決定された各大当たりおよびはずれと、変動パターンとしての変動表示時間等に基づいて、図柄制御装置23により装飾図柄の変動表示ゲームの可変表示装置3における表示が制御される。また、図柄制御装置23は、主制御装置14において、算出される特図保留数に基づいて、可変表示装置3の特図保留数表示領域31における特図保留数のマークの表示を制御する。
副制御部16のランプ制御装置24は、遊技盤1の盤面に設けられた盤面関係の電飾(LED等の光源)24aと、パチンコ遊技機の遊技盤1を支持する前面枠に設けられ、遊技盤1の前面を覆うガラス枠等の枠扉関係の電飾(LED等の光源)24bとが接続され、LEDやランプ等による演出を制御する。また、ランプ制御装置24には、普図保留数表示ランプ9が接続されている。
音声制御装置25には、サウンドプロセッサ、アンプ、スピーカ等からなる音声発生装置25aが接続されており、音声制御装置25は、演出用の効果音、音声、音楽等の出力を制御する。
この実施の形態において、特図ゲーム開始の際に主制御装置14は、始動入賞球検知センサ53からの始動入賞信号に基づいて取得された4つの乱数(大当たり判定乱数、図柄乱数、演出乱数、転落乱数)を用いて特図ゲームを表示するための抽選処理を行う。抽選処理においては、大当たり判定乱数と、設定されている大当たり判定値とを比較する。大当たり判定値は、大当たり判定乱数になる数値のうちから予め決められた数値であり、大当たり確率は、大当たり判定値の数/大当たり判定乱数になる数値の数になる。また、大当たり判定値には、低確率になる通常時の大当たり判定値と、確率変動大当たり後の高確率時の大当たり判定値とがあり、例えば、通常時の大当たり判定値の数に対して、高確率時の大当たり判定値の数が約10倍とされる。これにより、低確率時に対して高確率時の大当たり確率が約10倍とされる。
取得された大当たり乱数の数値と、大当たり判定値とが一致した場合に、大当たりとなり、一致しない場合にはずれになる。
図柄乱数は、特図表示器4に表示される特図の種類を決定するものであるが、特図ゲームがはずれの場合には、たとえば一種類の特図となり、大当たりの場合には、各大当たりの種類毎、例えば、通常大当たり、確変大当たりでそれぞれ複数種類の特図が設定されており、図柄乱数と関連付けられた特図が選択される。
したがって、大当たりの場合に図柄乱数によって、通常大当たり(時短有り)なのか確変大当たりなのかが決定される。
また、演出乱数は、特図ゲームの変動表示時間を含む変動パターンを決定するものであり、はずれの場合にリーチになるか否か、また、リーチの場合に変動表示時間が短いノーマルリーチか、変動表示時間の長いスーパーリーチやプレミアムリーチになるかを決定するものである。大当たりの場合も、ノーマルリーチかスーパーリーチかなどのリーチの演出を決定するものになる。
なお、リーチとは、変動表示ゲームにおいて、一部の停止表示される装飾図柄が確定し、一部が未だ変動表示されている段階で、大当たりの可能性が残っている状態であり、同時に表示される装飾図柄が3つの場合に、2つの装飾図柄が停止表示され、未だ1つの装飾図柄が変動表示されている段階で、大当たりの可能性がある状態である。
転落乱数は、確変状態で変動表示ゲームが開始される際に、上述の大当たりおよびはずれの決定、特図の決定および変動パターンの決定より前に行われる転落抽選で用いられる。転落抽選(低確率移行抽選)においては、確変状態(高確率状態)を継続するか、確変状態から通常状態(低確率状態)に移行するかを決定する。転落抽選に当選すると確変状態が終了し、通常状態に移行することになる。なお、転落抽選が大当りかはずれかの抽選の前に行われるので、転落抽選に当選した場合の大当りおよびはずれの抽選では、確変時の高確率での抽選ではなく、転落後の低確率での抽選になる。
上述の4つの乱数により、特図ゲームの表示が決定されて特図ゲームの結果に基づいてはずれおよび大当たりの特図ゲームが行われる。また、主制御装置14からこれらの抽選決定情報に基づく情報(変動パターンを含む)が図柄制御装置23に送られ、可変表示装置3における装飾図柄の変動表示ゲームの表示制御が行われる。
次に、上述の主制御装置14で行われる変動パターンを決定する処理を説明する。変動パターンの抽選での決定においては、上述の演出乱数を用いるとともに、複数の変動パターンが登録されて主制御装置14のテーブル記憶手段としてのROM14bに記憶された変動パターンテーブルを用いることになる。
例えば、変動パターンテーブルには、変動パターンが登録されるとともに、登録された各変動パターンに対応して判定値が登録されている。
パターン抽選手段としての主制御装置14は、判定値と演出乱数とを比較し、演出乱数と一致する判定値に対応する変動パターンを抽選で選択することになる。
また、変動パターンテーブルは、1つではなく複数あり、テーブル選択手段としての主制御装置14は、変動パターンテーブルの選択条件に基づいて1つの変動パターンテーブルを選択する。
選択条件としては、基本的に上述の大当りおよびはずれの抽選で大当りとなったか否かと、はずれの際の変動表示ゲームの上述の特図保留数(0〜4)の値と、大当りの場合の上述の図柄抽選の結果になる。なお、他の選択条件を加えるものとしてもよいし、例えば、全ての大当りで確変状態が発生する場合に、図柄抽選の結果を選択条件から除いてもよい。
上述の選択条件に対応して、複数の変動パターンテーブルがROM14bに記憶されている。
また、この例では、変動パターンテーブルの選択が少なくとも2段階で行われるようになっており、複数の変動パターンテーブルが所属するテーブルグループがROM14bに複数記憶されている。これらテーブルグループは、転落抽選に当選した場合の低確率当選時変動パターンテーブルが属する低確率当選グループと、転落抽選が行われない通常時および転落抽選に落選した場合の変動パターンテーブルが属する非低確率当選グループに分けられている。
また、非低確率当選グループは、二つのグループからなっている。すなわち、比低確率当選グループには、確変状態でも時短状態でもない場合に用いられる変動パターンテーブルが属する通常グループと、確変状態または時短状態で用いられる時短変動パターンテーブルが属する時短グループとがある。
以上の低確率当選グループ、通常グループ、時短グループにそれぞれ複数の変動パターンテーブルが関連付けられている。
また、テーブルグループ選択手段としての主制御装置14における各グループを選択する処理では、各グループの記憶領域にオフセット値が設定されており、オフセット値によって各グループを選択するようになっている。通常グループのオフセット値が0とされ、時短グループのオフセット値が1とされ、低確率当選グループのオフセット値が2とされている。
通常グループには、上述のように転落抽選に当選した場合に用いられる低確率当選時変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルで、確変でも時短でもない場合に用いられる通常変動パターンテーブルが属している。
また、通常変動パターンテーブルには、変動表示ゲームがはずれの場合と、当たりの場合の通常変動パターンテーブルがある。さらに、はずれの場合には、変動表示ゲーム(特図ゲーム)の特図保留数が0か1の場合の変動パターンテーブルと、特図保留数が2の場合の変動パターンテーブルと、特図保留数が3の場合の変動パターンテーブルと、特図保留数が4の場合の変動パターンテーブルが通常グループに属している。
なお、はずれの場合で、特にリーチとならない変動パターンの場合に特図保留数によって、変動パターンにおける表示時間が異なるものとなっており、特図保留数が増えるほど、変動表示時間が短い変動パターンの割合が大きい変動パターンテーブルになる。
また、大当りの場合には、上述の特図乱数を用いた抽選により決定される特図によって変動パターンテーブルが異なるものとされている。なお、この実施の形態では、大当りの種類が、確変大当りと、時短付き通常大当りとなっており、例えば、それぞれの大当りに2つの図柄が対応している。
例えば、大当りの図柄を図柄1〜図柄4の4種類とし、図柄1および図柄2が確変大当りで、図柄3および図柄4を時短付き通常大当りとしている。また、時短付き通常大当りでは、時短が開始されてから変動表示ゲームが例えば100回表示された際に、時短が終了し、時短なしの通常の変動表示ゲームになる。
大当りの場合に、変動表示ゲームは、リーチになるが、例えば、確変大当りの場合の変動パターンテーブルの方が、通常大当りの変動パターンテーブルより、スーパーリーチの中でも出願確率が低いプレミアムリーチの出現確率が高くなっている。
なお、変動パターンテーブルにおいては、例えば、登録されている変動パターン毎に判定値が対応付けられており、対応付けられた判定値が多いほど、出現確率が高くなる。
また、判定値は、演出乱数になる数値の範囲であり、例えば、演出乱数が0から99までのうちのいずれかの数値になる場合に、判定値は0〜99になる。
この場合に、変動パターンが変動パターン1から変動パターン5まである場合に、例えば変動パターン1に35個の判定値が登録され、変動パターン2に30個の判定値が登録され、変動パターン3に20個の判定値が登録され、変動パターン4に14個の判定値が登録され、変動パターン5に1個の判定値が登録されていれば、それぞれの変動パターンの出現確率(演出抽選で選択される確率)は、変動パターン1が35%、変動パターン2が30%、変動パターン3は20%、変動パターン4は14%、変動パターン5は1%になる。
時短グループには、はずれの変動パターンテーブルとして、変動表示ゲーム(特図ゲーム)の特図保留数が0または1の変動パターンテーブルと、変動表示ゲームの特図保留数が2以上の場合の変動パターンテーブルが設けられている。時短グループに属する変動パターンテーブル、特にはずれの場合の変動パターンテーブルでは、短い変動パターンの含まれる割合が多くなる。
また、通常グループでは、はずれの変動パターンテーブルを特図保留数で4つに分けて、特図保留数が増えるほど、表示時間が短くなる傾向としていたが、時短グループでは、特図保留数が2以上となっていれば、短い表示時間の割合が高い変動パターンテーブルが選ばれるようにすることにより、時短グループとした場合のほうが、通常グループとした場合よりも、短い表示時間の変動表示ゲームが選ばれる可能性が高くなっている。また、通常グループの変動パターンテーブルで最も短い表示時間の変動パターンより、時短グループの変動パターンテーブルで最も短い表示時間の変動パターンのほうが表示時間が短くなっている。
また、時短グループのはずれの変動パターンテーブルにおいては、ノーマルリーチになる変動表示ゲームに通常のノーマルリーチよりもさらに表示時間が短い変動パターンの割合が多くなっている。
時短グループで大当りの場合には、通常グループと同様に図柄1から図柄4に対応した変動パターンテーブルが設定されている。なお、図柄1から図柄4に対応した変動パターンテーブルは、通常グループのものとは、登録されている変動パターンが異なったり、同じ変動パターンでも関連付けられる判定値の数が異なるものとされている。
低確率当選グループに属する変動パターンテーブルには、はずれ用と大当り用とがあるとともに、はずれ用は、変動表示ゲームの特図保留数に関係なく、1つだけとなっている。この低確率当選グループの変動パターンテーブルに登録されている変動パターンでは、必ず転落抽選で当選して確変状態(高確率状態)から通常状態(低確率状態)になっているが、この際に特別な演出表示を含む変動表示ゲームが行われるようになっている。すなわち、スペシャルリーチと同等レベルの演出が行われるようになっており、そのための表示時間がスペシャルリーチと同じ程度の時間となっている。したがって、はずれになる変動表示ゲームであっても、特図保留数に関係なく必ず表示時間の長い変動パターンが選択されるようになっている。なお、出現確率の低い短い変動パターンを設け、この短い変動パターンが抽選で選択された場合には、転落抽選に当選したことに対応する特別な演出表示を行わないものとしてもよい。
当たりの場合は、他のグループと同様に、低確率当選グループに、特図1から特図4にそれぞれ対応する変動パターンテーブルが属する。なお、これら特図1から特図4の変動パターンテーブルに登録される変動パターンも、基本的にスペシャルリーチと同レベルの表示時間を有するものとなっており、例えば、スペシャルリーチとは異なる特別な演出表示を行うようになっている。
なお、転落抽選に当選したことに対応する特別な演出を行う変動パターンと、スペシャルリーチとしての演出を行う変動パターンとの両方を含むものとしてもよい。
大当りになる場合には、転落抽選に当選して高確率から低確率に移行しても、大当り状態後は、大当りの種類に基づいて、確変状態もしくは時短付き通常状態になるので、必ずしも転落抽選に転落したことを報知するような演出を行わなくても良いが、高確率状態から低確率状態に転落したのにもかかわらず、大当りが発生したことを報知するような演出を行うことにより、遊技者の興趣を高めることができる。
各グループの変動パターンは、上述のようにオフセット値に対応して記憶されており、オフセット値を0〜2のいずれかにすることにより、これらグループのいずれかが選択される。
また、オフセット値により三つのグループのいずれかのグループが選択された後に、選択条件に基づいてグループ内の変動パターンテーブルのうちの1つが選択されることになる。
各グループ内での選択条件は、開始される変動表示ゲームの抽選結果と、変動表示ゲームの特図保留数に基づくものであり、大当りおよびはずれの抽選で大当りかはずれかと、大当りの場合の特図抽選の結果で特図としての図柄と、はずれの場合に変動表示ゲームの特図保留数になる。
基本的にどのグループに対しても上述の選択条件が用いられる。
なお、各グループにおいて、大当りの場合には、図柄1から図柄4のいずかで変動パターンテーブルが選択されることになる。また、はずれの場合では、変動表示ゲームの特図保留数が0〜4で選択されることになる。但し、通常グループの場合は、変動パターンテーブルが4種類あり、時短グループの場合には、変動パターンテーブルが2種類あり、低確率当選グループの場合には、変動パターンテーブルが1種類だけとなっている。したがって、例えば、低確率当選グループでは、特図保留数がいずれであっても1つの変動パターンテーブルが選択されることになる。すなわち、低確率当選グループ内のはずれの変動パターンテーブルには、はずれであることが関連付けられるとともに、特図保留数0〜4の全てが関連付けられている。変動パターンテーブルの選択に際して、選択条件として変動表示ゲームの大当りおよびはずれと、特図抽選の結果の図柄と、変動表示ゲーム開始時の変動表示ゲームの特図保留数が指定されることにより、一つの変動パターンテーブルを選択することができる。
通常グループでは、はずれの場合に、二つの変動パターンテーブルの一方に、特図保留数0,1が関連づけられ、他方に特図保留数2以上、すなわち、特図保留数2,3,4が関連づけられているので、選択条件として0〜4の特図保留数のいずれか指定されることにより、二つの変動パターンテーブルのうちの1つが選択される。
時短グループでは、はずれの場合に、4つの変動パターンテーブルにそれぞれ、特図保留数0,1、特図保留数2、特図保留数3、特図保留数4が関連づけられているので、選択条件として0〜4の特図保留数のいずれか指定されることにより、4つの変動パターンテーブルのうちの1つが選択される。
したがって、各グループにおいて、各変動パターンテーブルに関連付けられている選択条件が異なるものとなっているが、いずれの場合も大当りおよびはずれと、特図抽選の結果としての図柄と、変動表示ゲーム開始時の特図保留数とを指定する処理を行う同じ処理で、変動パターンテーブルが選択可能になる。
したがって、グループが上述のようにオフセット値で指定されていれば、それ以降の処理は、どのグループが選択されていても同じ処理となり、この処理のプログラムを容易に作成可能になる。
また、この例では、グループ分けの時点で、変動表示ゲームの表示時間が通常の場合と、表示時間が短縮された場合とに分けているので、グループ内の変動パターンテーブルを選択する際に、表示時間が通常か短縮かを選択条件に加える必要がないので、さらに処理が簡便化される。
なお、変動表示ゲーム開始時の処理としては、はじめに転落抽選が行われ、その次に、上述の3つのグループから1つのグループをオフセット値で選択する処理が行われ、その次に、大当りおよびはずれの抽選が行われ、その次に特図乱数による特図ゲームで停止表示される図柄の抽選が行われ、その次に選択条件に基づいてグループ内の変動パターンテーブルを選択する処理が行われ、この変動パターンテーブルから演出乱数に基づいて1つの変動パターンが抽選で選択される処理が行われる。
次に、上述のように変動パターンを決定する変動パターン決定処理について、上述のグループの選択をメインに図3のフローチャートを参照して説明する。
変動パターン決定処理は、変動表示ゲームの開始時(開始直前)に毎回行われる処理であり、開始される変動表示ゲームの変動パターンを選択するものである。変動パターンには、変動表示ゲームの表示時間と、基本的な変動表示ゲームのタイプが指定されている。例えば、単純に装飾図柄を画面の上から下に始動した後に停止表示する一般的な表示や、移動する際に途中で移動速度や方向が変化する表示や、ノーマルリーチの種類や、出現率の低いプレミアムリーチを含むスペシャルリーチの種類などが規定される。
また、実際の可変表示装置3での表示は、選択された変動パターンが図柄制御装置23に送られ、図柄制御装置23で表示画像を生成して可変表示装置3に表示させることになる。この場合に、同じ変動パターンであっても図柄制御装置23側でさらに抽選等により異なる表示の変動表示ゲームが選択され、変動表示ゲームのバリエーションが増やされるようになっている。
この変動パターン決定処理は、上述のように変動表示ゲームが開始される直前にスタートし、現状が高確率状態(確変状態)か否かが判定される(ステップS1)。高確率状態でない場合には、時短状態か否かが判定される(ステップS2)。時短状態でない場合には、変動パターンテーブル選択オフセット値に0をセットする(ステップS3)。
また、時短状態の場合には、変動パターンテーブル選択オフセット値に1をセットする(ステップS4)。
高確率状態(確変状態)の場合には、上述の転落抽選が行われる(ステップS5)。この転落抽選では、例えば、遊技機のゲーム性にもよるが、数パーセントから60パーセント程度の割合で、高確率状態から低確率状態に移行するようになっている。
次に転落抽選に当選したか否かが判定される(ステップS6)。
転落抽選に当選した場合に、大当りおよびはずれの抽選の抽選確率を確変状態の高確率から通常時の低確率に移行する(ステップS7)。
転落抽選に当選せずに高確率状態が維持された場合には、ステップS4に移行して、オフセット値として1がセットされる。
転落抽選に当選して高確率状態から低確率状態に移行した場合には、オフセット値として2がセットされる(ステップS8)。
次に、上述のオフセット値で指定されたグループが1つ設定される(ステップS9)。
この際には、オフセット値が0の場合に、通常グループが選択され、オフセット値が1の場合に時短グループが選択され、オフセット値が2の場合に低確率当選グループが選択される。
次に大当り抽選を行う(ステップS10)。この際に上述のように高確率状態から低確率状態に移行している場合には、上述の低確率で抽選が行われる。
次に、停止表示される特図としての図柄抽選が行われ、図柄が選択される(ステップS11)。
選択されたグループ内の変動パターンテーブルから選択条件として、上述のように大当りおよびはずれの抽選結果としての大当りもしくははずれと、図柄抽選で決定された図柄と、変動表示ゲームの特図保留数とにより、変動パターンテーブルを選択する(ステップS12)。
次に、演出乱数と、変動パターンテーブルに登録された判定値とを比較し、演出乱数と同じ値になる判定値に関連付けられた変動パターンを選択する(ステップS13)。
以上の処理により変動表示ゲーム開始時に変動パターンが選択され、選択された変動パターンは、図柄制御装置23に出力される。
上述のように転落抽選に当選した場合の変動パターンは、当たりおよびはずれに関係なく長い表示時間の変動表示ゲーム、例えば、スペシャルリーチと同程度の長さの表示時間の変動表示ゲームになることから転落抽選に当選したことに対応して特別な演出を行うことができる。
なお、特別な演出の内容は、転落抽選に当選したことを報知するものに限られるものではなく、通常の演出と異なるものならば良く、その演出が転落抽選に当選した場合に出現することにより、演出の内容にかかわらず、このパチンコ遊技機で遊技したことのある遊技者には、特別な演出が出現したことにより、転落抽選に当選したことが分かるようになり、最終的には、転落抽選を報知しているのと同じ状態になる。
このパチンコ遊技機にあっては、オフセット値で、複数のグループに分けられた変動パターンテーブルのグループを指定し、実際に変動パターンテーブルを選択条件に基づいて選択する際には、指定されたグループ内の変動パターンテーブルから変動パターンテーブルを選択するようになっているので、転落抽選に当選した場合に、特殊な変動パターンテーブル(例えば、登録された変動パターンの全ての表示時間が所定の表示時間以上となっている)を選択するような構成となっていても、変動パターンテーブルを選択(変動パターンの選択)する処理を簡便なものとすることができる。
すなわち、転落抽選に当選か否かを選択条件の中に含めた場合に、選択条件が階層的となっていることから、選択条件の階層が一つ増えることになり、処理が煩雑になる。また、同様の変動パターンからなる変動パターンテーブルであっても、転落抽選に当選した場合用と、転落抽選に当選していない場合用とを作る必要が生じる場合もあり、変動パターンテーブルの数が増えてしまう虞がある。
それに対して上述の処理では、複数のグループを同列に取り扱い、グループの選択条件に基づいて、1つのグループを選択するようにした後に、選択されたグループ内で選択条件に基づいて変動パターンテーブルを選択すればよいので、選択条件の階層的な選択における階層を増やすより処理を容易にできる可能性が高い。また、各グループ毎にグループ専用の変動パターンテーブルを容易すればよいので、全ての変動パターンテーブルを選択条件毎に振り分けられるように変動パターンテーブルを設定した場合に比較して、変動パターンテーブルの数を減少させられる可能性がある。
また、各グループで、それぞれ1つの変動パターンテーブルを選択する処理を同じ処理として行うことができるので、処理の簡便化を図ることができる。さらに、変動パターンテーブルを選択する際に、転落抽選に当選か否かという条件がないパチンコ遊技機と、転落抽選に当選か否かという条件があるパチンコ遊技機とで、上述のオフセット値を設定してグループ選択する処理を除けば、選択条件に基づいて変動パターンテーブルを選択する処理を同じにすることが可能であり、以前に開発されたパチンコ遊技機の変動パターンテーブルを選択する処理を、僅かに改変するだけで、このパチンコ遊技機の変動パターンテーブルを選択する処理のプログラムを作成できる。
これにより、転落抽選のあるパチンコ遊技機の制御用プログラムの開発を容易にできる。
また、転落抽選に当選した場合に、特殊な変動パターンテーブルとして、転落抽選に当選した場合に発生する特殊な演出を含む変動パターンを選択可能になることにより、転落抽選に当選した場合の特殊な演出を容易に行うことが可能になる。
また、上述のグループを、単に転落抽選に当選した場合のグループと、それ以外のグループの二つとするのではなく、上述のように変動表示ゲームの長さが比較的長い変動パターンが登録された変動パターンテーブルが属する通常のグループと、通常のグループに比較して変動表示ゲームの表示時間が短い変動パターンの割合が多い変動パターンテーブルが属する時短(表示時間短縮)のグループに分けることにより、さらに選択条件に基づいて各グループから変動パターンテーブルを選択する処理を容易にすることができる。
上述の処理では、転落抽選に当選した場合、すなわち、遊技者にとっては、大当たり当選確率が低下することにより、不利になる状況においてだけで特殊な演出が行われることになる。そこで、確変状態で転落抽選に当選しなかった場合の変動表示ゲームで選択される変動パターンに、確変状態で転落抽選に当選した場合に関連する演出を行う変動パターンを設けてもよい。
例えば、転落抽選に当選した場合に選択される変動パターンでは、バトル、スポーツ、ゲーム等の競技を行う演出表示を表示するものとするとともに、競技で最終的に負ける演出とする。
一方、例えば、確変中で転落抽選に落選してはずれになる変動表示ゲームに対応して抽選で選択される変動パターンの中に、上述の転落抽選に当選した場合に選択される競技で負ける演出に対応して、競技で勝つ演出内容の表示が行われるもの設定しておく。これにより、確変状態(転落する場合を含む)で開始される変動表示ゲームに、競技に勝つ演出と、競技に負ける演出とが発生し、競技に負けになる演出が行われた場合には、確変状態が終了してしまう演出になる。これにより、転落抽選に当選したことに対応する特殊な演出の変動表示ゲームにおいて、競技の演出表示がなされることにより遊技者の興趣を高めることができる。
なお、確変中に転落抽選に落選した場合に発生する競技の変動パターンは、ランダムに発生すればよいので、転落抽選落選時の変動パターンテーブルに競技の演出表示を行う変動パターンが含まれていればよい。
ただし、上述の実施形態では、転落抽選に落選して確変状態が継続する場合と、確変状態ではなく、時短状態の場合とで、同じ時短グループの変動パターンテーブルが指定されるようになっているので、この場合に、時短時にも上述の競技の演出表示が発生してしまう。そこで、例えば、図柄制御装置23側で、上述の競技の演出を行う変動パターンが入力された場合に、確変中か時短中かを判断し、確変中の場合には、上述の競技に勝つ演出表示を行い、時短中は、上述の競技以外の演出を行ってもよい。
また、オフセット値を一つ増やして、確変状態における変動パターンテーブルが属する確変グループを、時短状態における変動パターンテーブルが属する時短グループと別にするものとしてもよい。この場合に確変グループの変動パターンテーブルにだけ、上述の競技に勝つ演出のための変動パターンを含む変動パターンテーブルが属するものとすることにより、確変状態が継続する場合にだけ競技に勝つ演出の変動表示ゲームが行われることになる。
また、転落抽選に当選して大当たり確率が低くなったにもかかわらず、大当たりとなった場合の変動パターンテーブルにおいて、上述の時短グループや通常グループでは出現確率が低い変動パターン、すなわち、出現確率の低いスペシャルリーチの中でも、さらに出現確率の低いプレミアムリーチの変動パターンの出現確率を高くするものとしてもよい。すなわち、なかなか見ることができないプレミアムリーチを転落抽選に当選した変動表示ゲームが当たりになることにより見ることが可能になるものとしてもよい。
この場合に、例えば、選択条件として、変動表示ゲームが大当たりになるとともに図柄抽選で図柄1から図柄4になる場合の通常グループの変動パターンテーブルにおいて、プレミアムリーチの出現確率を1%とする。この際の変動パターンテーブルにおいては、例えば、A〜Eまでの変動パターンが登録され、かつ、変動パターンEがプレミアムリーチの変動パターンとする。また、変動パターンテーブルにおいて、各変動パターンに関連付けられた判定値の個数が、A:28、B:26、C:23、D:22、E:1となっているものとする。なお、判定値は0から99までの数値で、この変動パターンを選択する抽選で用いられる演出乱数も0から99までの範囲の数値とされ、上述のように取得された演出乱数と一致する判定値が関連付けられた変動パターンが選択される。
それに対して低確率当選グループの当たりの場合の図柄1から図柄4で選択される変動パターンテーブルにおいては、例えば、転落抽選で当選した場合専用の変動パターンFと
上述のプレミアムリーチの変動パターンEとが登録され、各変動パターンに関連付けられた判定値の個数が、E:75、F:25となっている。この場合も上述の場合と同様の判定値と演出乱数が用いられる。
なお、変動パターンEに対して、図柄制御装置23で、さらに複数の変動パターンが割り付けられ、それらの中でも出現確率が他の変動パターンより低いものがある場合に、変動パターンEが転落抽選に当選した場合の変動パターンであることに基づいて、図柄制御装置23側で変動パターンEに関連づけられている複数の変動パターンのうちの出現確率が低い変動パターンが割り付けられるものとしてもよい。すなわち、低確率当選グループの変動パターンテーブルにおける変動パターンEと、通常グループの変動パターンテーブルにおける変動パターンEとは、所属する変動パターンテーブルが異なることにより図柄制御装置23側で異なるものと認識され、低確率当選グループの変動パターンテーブルの変動パターンEには、最も出現確率が低い図柄制御装置23側の変動パターンが割り付けられる。
また、上述の処理では、転落抽選に当選した場合用の特殊な変動パターンテーブルが選択されるのは、転落抽選に当選した場合だけであったが、転落抽選に当選してから所定数の変動表示ゲームに渡って、特殊な変動パターンテーブルを選択するようにし、複数の変動表示ゲームに渡って特殊な演出をするようにしてもよい。
この場合には、例えば、図3のフローチャートの一部を変更した図4のフローチャートに示すように、転落抽選に当選した場合に、ステップS8で、オフセット値を2とする前に、転落フラグをセットする(ステップS7a)とともに、カウントダウンするカウンタに例えば4をセットする(ステップS7b)。
また、ステップS1で、高確率状態か否かを判定して、高確率状態でないと判定された場合に、転落フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS1a)。転落フラグがセットされていない場合には、上述の場合と同様に、ステップS2に移行する。また、転落フラグがセットされている場合には、上述のカウンタの値を1つカウントダウンする(ステップS1b)。次にカウンタの値が0か否かを判定する(ステップS1c)。
カウンタの値が0であれば、転落フラグをリセットする(ステップS1d)。
カウンタの値が0でない場合および転落フラグを消去した場合に、ステップS1aで転落フラグがセットされていると判定されたことに基づいてステップS8に移行してオフセット値を2とする。
また、ステップS10の大当たり抽選後に、大当たりか否かを判定し(ステップS10a)、大当たりの場合には、転落フラグをリセットするとともにカウンタの値を0にリセットし(ステップS10b)。大当たり後の変動表示ゲームで、転落抽選に基づく特殊な演出が連続しないようにする。
図4のフローチャートの処理によれば、転落抽選に当選した際に、当選した変動表示ゲームでオフセット値が2とされるとともに、その後の所定数の変動表示ゲームでもオフセット値を2とすることになる。この変形例では、転落抽選に当選した変動表示ゲームと、その後のカウンタにセットされた値としての4回の変動表示ゲームとで、オフセット値が2とされるので、合計5回の変動表示ゲームでオフセット値が2とされることにより、5回の変動表示ゲームで、転落抽選に当選したことを契機として特殊な演出表示を伴う変動表示ゲームが行われる。これらの変動表示ゲームでは、上述のように例えばスペシャルリーチと同じ表示時間の十分に長い特殊な演出の変動表示ゲームが複数回に渡って行われることになる。
なお、この場合に、上述の選択条件により、例えば、変動表示ゲームがはずれの場合に、一つの変動パターンテーブルが選択されることになり、オフセット値が2になる変動表示ゲームの順番にかかわらず、抽選で変動パターンが選択されることになる。したがって、転落抽選に当選してから複数回の変動表示ゲームに渡って連続する内容の演出になる変動パターンを選択することはできない。しかし、最終的な演出内容は、図柄制御装置23側で選択されるので、図柄制御装置23側で、主制御装置14から転落抽選に当選した場合の変動パターンを受信した後に、例えば5ゲームに渡って連続するような演出表示を選択することは可能である。
この場合に、上述のように競技の勝ち負けの演出を複数回の変動表示ゲームに渡って行うことも可能であるが、最初の変動表示ゲームで確変が終了してしまうので、例えば、確変状態が終了しても、少なくとも複数回に渡る転落抽選の当選に対応した特殊な演出が行われる変動表示ゲーム中に時短状態となっている必要がある。すなわち、転落抽選に当選した変動表示ゲームから、普通変動入賞装置5の開放回数が多くなるとともに、開放時間が長くなる電チューサポートが終了してしまうと上述のような競技の演出を行うものとしても、演出上の競技で負ける前に電チューサポートが終了することにより転落抽選に当選したことがばれてしまう。そこで、上述のように転落抽選に当選しても、転落抽選に当選したことに基づいて行われる特殊な演出を伴う所定回数の変動表示ゲームが行われている間だけ電チユーサポートを継続することが好ましい。
また、上述のように、転落抽選に当選した際に、大当たりとなった場合にプレミアムリーチの出現確率が高くなるような場合に、転落抽選に当選後の複数回の変動表示ゲームの中で大当たりが発生すればプレミアムリーチになるので、転落抽選に当選した場合に、よりプレミアムリーチが発生し易くなる。
また、たとえば、オフセット値を1つ増やすとともに、グループを1つ増やし、オフセット値が3の場合に転落抽選で当選となった変動表示ゲーム用の低確率当選グループとは、別に、転落フラグがセットされている場合に選択される変動パターンテーブルが属する低確率転落後グループを設けるものとしてもよい。これにより、転落した変動表示ゲームと、その後の所定回数の変動表示ゲームとで、選択される変動パターンテーブルを異なるものとすることができる。
この場合に、転落抽選に当選した変動表示ゲームでは、上述のように転落時の特殊な演出の変動表示ゲームが行われ、その後の所定回数の変動表示ゲームでは、転落時と異なる演出が行われる。例えば、転落時の変動表示ゲームの後の所定回数の変動表示ゲームが当たりになる際に選択される変動パターンテーブルでは、上述のようにプレミアムリーチの出現確率を高くしたものであってもよい。これによれば、転落抽選で当選したことに基づく特殊な演出の変動表示ゲームが行われた後に、所定回数だけプレミアムリーチの出現確率が高くなったことにより遊技者の興趣を高める期間が存在することになり、遊技者がその期間中に大当りが発生することをより強く望むことにより、さらに遊技の興趣が高められる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
3 可変表示装置(表示装置)
14 主制御装置(当たり抽選手段、抽選確率制御手段、低確率移行抽選手段、テーブル記憶手段、テーブル選択手段、パターン抽選手段、テーブルグループ選択手段、時短制御手段)
23 図柄制御装置(表示制御手段)

Claims (3)

  1. 図柄を変動する表示を行った後に当たりおよびはずれのいずれかを示す表示を行う変動表示ゲームを表示する表示装置と、
    所定の抽選開始条件の成立に基づいて変動表示ゲームの当たりおよびはずれを抽選により決定する当たり抽選手段と、
    前記当たり抽選手段で当たりが抽選される確率を予め定めた低確率状態と、当たりが抽選される確率を前記低確率状態の確率より高くした高確率状態とのいずれかの状態とする抽選確率制御手段と、
    前記高確率状態中に、前記抽選開始条件が成立した後で、かつ、前記当たり抽選手段により当たりおよびはずれが決定される前に、高確率状態から低確率状態に移行するか否かを抽選する低確率移行抽選手段と、
    変動表示ゲームの表示時間を含む変動表示のパターンを示す複数の変動パターンがそれぞれ登録された複数の変動パターンテーブルが記憶されているテーブル記憶手段と、
    変動表示ゲームの当たりおよびはずれを含む選択条件に基づいて、前記テーブル記憶手段に記憶された変動パターンテーブルから一つの変動パターンテーブルを選択するテーブル選択手段と、
    前記テーブル選択手段に選択された変動パターンテーブルに登録された複数の変動パターンから1つの変動パターンを抽選で選択するパターン抽選手段と、
    前記パターン抽選手段で抽選された変動パターンに基づいて前記表示装置に変動表示ゲームを表示させる表示制御手段とを備えた遊技機であって、
    前記テーブル記憶手段には、前記低確率移行抽選手段で高確率状態から低確率状態への移行が抽選された場合に用いられる低確率当選時変動パターンテーブルが属する低確率当選グループと、低確率当選時変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルが属する非低確率当選グループとに分けて変動パターンテーブルが記憶され、
    前記低確率移行抽選手段の抽選により高確率状態から低確率状態に移行するか否かを判定し、低確率状態に移行すると判定された場合に、前記当たり抽選手段により当たりおよびはずれが決定される前に、低確率当選グループを選択し、否と判定された場合に、前記当たり抽選手段により当たりおよびはずれが決定される前に、非低確率当選グループを選択するテーブルグループ選択手段を備え、
    前記テーブル選択手段は、前記当たり抽選手段での当たりおよびはずれの抽選結果に対応して、前記テーブルグループ選択手段で選択されたグループから変動パターンテーブルを選択することを特徴とする遊技機。
  2. 予め定められた短い表示時間の変動パターンの変動表示ゲームが表示される割合が高くなる時短状態と、短い表示時間の変動パターンより長い表示時間の変動パターンの変動表示ゲームが表示される割合が高くなる通常状態とを切り替える時短制御手段を備え、
    前記テーブル記憶手段に記憶される非低確率当選グループの変動パターンテーブルが、前記短い表示時間の変動パターンの割合が多い時短変動パターンテーブルが属する時短グループと、前記長い表示時間の変動パターンの割合が多い通常変動パターンテーブルが属する通常グループとに分けて記憶され、
    前記テーブルグループ選択手段は、前記低確率移行抽選手段の抽選により高確率状態から低確率状態に移行するか否かの判定で否と判定された場合に、前記時短制御手段により時短状態とされているか、通常状態とされているかを判定し、時短状態と判定された場合に時短グループを選択し、通常状態と判定された場合に、通常グループを選択することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記低確率当選グループに属する低確率当選時変動パターンテーブルに登録されている変動パターンにおける変動表示ゲームの表示時間が前記短い表示時間より長い所定時間以上とされていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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