JP2012016221A - モータ制御装置及び脱調状態検出方法 - Google Patents

モータ制御装置及び脱調状態検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステッピングモータの脱調状態の検出精度を改善する。
【解決手段】モータ制御装置10において、制御部は、それぞれ異なる位相のコイル電流が流れる少なくとも2相のコイルと、各相のコイルに流れるコイル電流の位相を周期的に切り替えることで回転するロータと、を有するステッピングモータ20のコイルのそれぞれにパルス幅変調されたパルス電圧を印加する。逆起電圧測定部126は、いずれか1つの相のコイルに流れるコイル電流の向きが切り替わる際に一時的に該コイルへのパルス電圧の印加を停止する停止期間を設けて、該停止期間中に該コイルに誘起される逆起電圧を測定する。脱調状態検出部は、測定された逆起電圧が所定の脱調状態判定基準を充足した場合にステッピングモータ20の脱調状態を検出する。電圧制御部は、停止期間中に、逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルを固定電圧に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置及び脱調状態検出方法に関し、より具体的には、ステッピングモータのモータ制御装置及び脱調状態検出方法に関する。
特許文献1には、ステッピングモータの制御信号における各ステップ単位の期間内に、ステッピングモータの回転に影響しない程度の短い時間だけ制御信号の供給を停止する停止期間を設け、その停止期間にコイルに誘起される逆起電圧を測定することにより、ステッピングモータの脱調状態を検出する技術が開示されている。
特許文献2には、特許文献1に記載された技術において、ステッピングモータを最大トルクで使用可能とするとともに、脱調状態を検出する技術が開示されている。特許文献2の技術では、N相のコイルを有するステッピングモータを駆動するために各相のコイルに制御電流又は制御電圧を通電する手段と、各相のコイルに誘起される逆起電圧を個別に測定する手段と、が用いられる。特許文献2の技術では、ステッピングモータのロータにおける1ステップ歩進中の所定時点でステッピングモータの回転に影響を与えない程度の短い時間だけ各相のコイルの制御電流又は制御電圧の通電を相毎に順番に停止させるとともに、通電停止中のコイルに誘起される逆起電圧の測定結果に基づいてステッピングモータの脱調状態を検出する。具体的には、少なくとも1つの相のコイルに誘起される逆起電圧の測定結果が、所定の脱調状態判定基準を充足した場合に脱調状態が検出される。
欧州特許公開EP1460757号公報 特開2009−261045号公報
しかしながら、特許文献2には、以下の様な問題がある。図6に示すように、特許文献2では、A相のコイル(制御電圧の通電を停止するコイル)への制御電圧の通電を停止させた場合であっても、B相のコイル(制御電圧の通電を継続するコイル)への制御電圧の通電はパルス幅変調(以下、「PWM(Pulse Width Modulation)」という)により行われている。PWMにより行われる通電のオン/オフが切り換えられるときに発生するノイズは、通電停止中のA相のコイルの逆起電圧の波形に重畳される(図7の楕円部分Dを参照)。従って、A相のコイルの電圧を測定しても、A相のコイルに誘起される逆起電圧を正確に測定することはできない。その結果、ステッピングモータの脱調状態の検出において誤検出が発生する。
上記の課題を解決するために、本発明に係るモータ制御装置は、
それぞれ異なる位相のコイル電流が流れる少なくとも2相のコイルと、各相のコイルに流れるコイル電流の位相を周期的に切り替えることで回転するロータと、を有するステッピングモータの前記コイルのそれぞれにパルス幅変調されたパルス電圧を印加する制御部と、
いずれか1つの相のコイルに流れるコイル電流の向きが切り替わる際に一時的に該コイルへのパルス電圧の印加を停止する停止期間を設けて、該停止期間中に該コイルに誘起される逆起電圧を測定する逆起電圧測定部と、
前記測定された逆起電圧が所定の脱調状態判定基準を充足した場合に前記ステッピングモータの脱調状態を検出する脱調状態検出部と、を備えるモータ制御装置において、
前記停止期間中に、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルを固定電圧に設定する電圧制御部を備える。
好ましくは、前記電圧制御部は、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルに対して、前記固定電圧の電圧レベルを電源電圧レベル又はグラウンド(GND)レベルにする。
また、好ましくは、前記電圧制御部は、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルに前記停止期間中に印加する前記固定電圧を予め定めた基準電圧レベルに設定する。
上記の課題を解決するために、本発明に係る脱調状態検出方法は、
それぞれ異なる位相のコイル電流が流れる少なくとも2相のコイルと、各相のコイルに流れるコイル電流の位相を周期的に切り替えることで回転するロータと、を有するステッピングモータの前記コイルのそれぞれにパルス幅変調されたパルス電圧を印加するPWM(Pulse Width Modulation)制御ステップと、
いずれか1つの相のコイルに流れるコイル電流の向きが切り替わる際に一時的に該コイルへのパルス電圧の印加を停止する停止期間を設けて、該停止期間中に該コイルに誘起される逆起電圧を測定する逆起電圧測定ステップと、
前記測定された逆起電圧が所定の脱調状態判定基準を充足した場合に前記ステッピングモータの脱調状態を検出する脱調状態検出ステップと、を備える脱調状態検出方法において、
前記停止期間中に、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルを固定電圧に設定する定電圧制御ステップを備える。
好ましくは、前記定電圧制御ステップは、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルに対して、前記停止期間の直前に印加していた電圧レベルを前記停止期間中維持する。
また、好ましくは、前記定電圧制御ステップは、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルに前記停止期間中に印加する前記固定電圧を予め定めた基準電圧レベルに設定する。
本発明によれば、ステッピングモータの脱調状態を高精度に検出することができる。
本発明の実施形態に係るステッピングモータシステム1の構成を示すブロック図。 図1のステッピングモータ20の構成を示す回路図。 図2のコイル21Aのコイル電流Ia及びコイル電圧VA、並びにコイル21Bのコイル電流Ib及びコイル電圧VBを表す概略図。 本発明の実施形態に係るステッピングモータの脱調状態検出処理の手順を示すフローチャート。 図3の矩形部分Cの拡大図。 従来の脱調状態検出処理を説明するための概略図。 従来の脱調状態検出処理を説明するための概略図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態に係るステッピングモータシステムについて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るステッピングモータシステム1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ステッピングモータシステム1は、モータ制御装置10と、ステッピングモータ20と、を備える。モータ制御装置10は、ステッピングモータ20を制御するモジュールである。ステッピングモータ20は、A相及びB相の2相励磁で駆動する2相ステッピングモータである。例えば、ステッピングモータ20は、車載エアコン用のアクチュエータとして利用される。
図1のモータ制御装置10は、制御回路12と、駆動回路14と、を備える。制御回路12は、駆動回路14を制御する回路である。制御回路12は、中央演算処理装置(以下、「CPU(Central Processing Unit)」という)122と、電流測定部124と、逆起電圧測定部126と、を備える。駆動回路14は、ステッピングモータ20を駆動する回路である。駆動回路14は、モータ駆動部142と、電流センサ144と、を備える。
図1のCPU122は、電流測定部124から供給される測定結果(後述する)に基づいてステッピングモータ20に印加する電圧を制御するための制御信号を生成し、生成した制御信号をモータ駆動部142に供給するプロセッサである。
図1の電流測定部124は、電流センサ144から供給される電流センシング結果(後述する)に基づいて、ステッピングモータ20の各相のコイルに流れる電流(以下、「コイル電流」という)を測定し、測定結果をCPU122に供給するモジュールである。
図1の逆起電圧測定部126は、ステッピングモータ20の各相のコイルに誘起される逆起電圧を測定し、測定結果をCPU122に供給するモジュールである。
図1のモータ駆動部142は、CPU122から供給される制御信号に基づいて、ステッピングモータ20の各相のコイルに電圧を印加するモジュールである。
図1の電流センサ144は、ステッピングモータ20のコイル電流をセンシングし、電流センシング結果を電流測定部124に供給するモジュールである。
図1のステッピングモータ20について説明する。図2は、図1のステッピングモータ20の構成を示す回路図である。
図2に示すように、図1のステッピングモータ20は、2つのコイル21A,21Bと、ロータ22と、複数のステータヨーク(図示せず)と、を備える。
図2のコイル21A,21Bは、それぞれ、ステータヨークを励磁するコイルである。コイル21A,21Bは、それぞれ、駆動回路14に接続される。コイル21Aは、A相のコイルである。コイル21Bは、B相のコイルである。コイル21A,21Bには、それぞれ異なる位相のコイル電流が流れる。
図2のロータ22は、円周方向に沿ってS極22SとN極22Nとが交互に反転するように多極着磁された永久磁石を備える。ロータ22は、各相のコイル(コイル21A,21B)に流れるコイル電流の位相を周期的に切り替えることで回転する。
図1のCPU122及びモータ駆動部142は、ステッピングモータ20のコイル21A,21Bのそれぞれにパルス幅変調されたパルス電圧を印加する制御部として動作する。以下、CPU122及びモータ駆動部142を総称して「制御部」という。
図1の逆起電圧測定部126は、いずれか1つの相のコイル(コイル21A,21B)に流れるコイル電流の向きが切り替わる際に一時的に該コイルへのパルス電圧の印加を停止する停止期間を設けて、該停止期間中に該コイルに誘起される逆起電圧を測定する。
図2のステッピングモータ20の動作について説明する。図3は、図2のコイル21Aのコイル電流Ia及びコイル電圧VA、並びにコイル21Bのコイル電流Ib及びコイル電圧VBを表す概略図である。なお、図3では、コイル電圧VA,VBが塗りつぶされている領域は、極めて微細なパルス幅を有するパルス電圧がコイル21A,21Bに印加されていることを示している。
前述のとおり、図2のコイル21A,21Bには、制御部によりパルス電圧が印加される。停止期間中にコイル21A,21Bに誘起される逆起電圧は、図1の逆起電圧測定部126により測定される。
図3に示すように、図2のコイル21Aには、所定の周期でコイル電流Iaの極性(すなわち、図2のコイル電流Iaの方向)が変わるように、パルス電圧が印加される。コイル電流Iaの極性が変わるときには、コイル電流Iaがゼロになるようにコイル21Aへのパルス電圧の印加が停止される停止期間が設けられる。停止期間では、コイル21Aに逆起電圧が誘起される。
一方、図3に示すように、図2のコイル21Bには、コイル21Aと同一の周期で且つコイルAに対して所定の位相だけ遅れてコイル電流Ibの極性(すなわち、図2のコイル電流Ibの方向)が変わるように、パルス電圧が印加される。コイル電流Ibの極性が変わるときには、コイル電流Ibがゼロになるようにコイル21Bへのパルス電圧の印加が停止される停止期間が設けられる。停止期間中では、コイル21Bに逆起電圧が誘起される。
図2のコイル21A,21Bにそれぞれコイル電流Ia,Ibが流れると、コイル電流Ia,Ibの極性に応じてコイル21A,21Bのステータヨークが励磁される。これにより、ロータ22が所定のステップ単位で回転する。
本発明の実施形態に係るステッピングモータの脱調状態検出方法について説明する。図4は、本発明の実施形態に係るステッピングモータの駆動処理の手順を示すフローチャートである。図5は、図3の矩形部分Cの拡大図である。以下、図2のコイル21Aが逆起電圧を測定するコイルである例について説明する。
図4の駆動処理は、ステッピングモータ20の駆動を開始してから停止するまで、繰り返される。
<図4:PWM制御(S401)> 制御部が、図2のコイル21A,21Bにパルス電圧を印加する。これにより、コイル21A,21Bにそれぞれコイル電流Ia,Ibが流れる。PWM制御(S401)の後は、通電停止(S402)及び定電圧制御(S403)が実行される。
<図4:通電停止(S402)> 制御部が、所定の停止期間だけコイル21Aへのパルス電圧の印加を停止する。これにより、図5に示すように、コイル21Aのコイル電流Iaがゼロになる。停止期間は、図1のCPU122により任意に設定される。例えば、CPU122は、予め決められた停止期間を設定しても良いし、ステッピングモータシステム1の外部から停止期間の設定を受け付けても良い。
<図4:定電圧制御(S403)> 制御部が、停止期間中はコイル21Bのコイル電圧VBを固定電圧に設定する。すなわち、定電圧制御(S403)では、制御部は、停止期間中に、逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイル(コイル21B)を固定電圧に設定する電圧制御部として動作する。固定電圧の電圧レベルは、直前のコイル21Bのコイル電圧VBと同じ電圧レベル(すなわち、電源電圧レベル又はグラウンド(GND)レベル)であっても良いし、所定の基準電圧レベルであっても良い。これにより、図5に示すように、コイル21Bのコイル電圧VBが一定(本実施形態では、電源電圧レベル)になる。この場合、本実施形態では、固定電圧の電圧レベルを電源電圧レベルとしているため、コイル21Bのコイル電流Ibは、PWM制御(S401)におけるコイル21Bのコイル電流Ibに比べて多少上昇する。停止期間中のコイル21Bのコイル電圧VBは一定であるので、コイル電圧VBの印加に伴うノイズは発生しない。その結果、停止期間中のコイル21Aのコイル電圧VAにはノイズが重畳されない。すなわち、停止期間中のコイル21Aのコイル電圧VAを測定することにより、コイル21Aに誘起される逆起電圧が正確に測定される。これにより、脱調状態の誤検出を防ぐことができる。
<図4:逆起電圧測定(S404)> 図1の逆起電圧測定部126が、停止期間中にコイル21Aに誘起される逆起電圧を測定し、測定結果をCPU122に供給する。
<図4:S405> 図1のCPU122が、逆起電圧測定部126の測定結果が所定の脱調状態判定基準を充足するか否かを判定する。すなわち、S405では、CPU122は、測定された逆起電圧が所定の脱調状態判定基準を充足した場合にステッピングモータ20の脱調状態を検出する脱調状態検出部として動作する。そして、逆起電圧測定部126の測定結果が脱調状態判定基準を充足すると判定された(すなわち、ステッピングモータ20の脱調状態が検出された)場合には(S405−YES)、モータ停止(S406)が実行される。また、逆起電圧測定部126の測定結果が脱調状態判定基準を充足しないと判定された(すなわち、ステッピングモータ20の脱調状態が検出されなかった)場合には(S405−NO)、再び、PWM制御(S401)に戻る。
<図4:モータ停止(S406)> 制御部が、図1のステッピングモータ20の駆動を停止する。モータ停止(S406)の後に、駆動処理が終了する。
なお、本発明の実施形態では、図1のステッピングモータ20が2相ステッピングモータである例について説明したが、本発明の範囲はこれに限られるものではない。本発明は、3相以上のステッピングモータについても適用可能である。この場合には、いずれか1つの相(逆起電圧を測定する相)のコイルについて図4の通電停止(S402)が実行され、逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルについて図4の定電圧制御(S403)が実行される。
また、本発明の実施形態では、コイル電流Ia,Ibが矩形波である例について説明したが、本発明の範囲はこれに限られるものではない。本発明は、コイル電流Ia,Ibが正弦波等の非直線波である場合においても適用可能である。
また、本発明の実施形態では、図1のCPU122及びモータ駆動部142が制御部として動作する例について説明したが、本発明の範囲はこれに限られるものではない。本発明は、制御部が論理回路により実現される場合についても適用可能である。さらに、脱調状態検出部及び電圧制御部が、論理回路により実現されても良い。
本発明の実施形態によれば、逆起電圧を測定するコイルに対して図4の通電停止(S402)が実行されている間に、逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルに対して定電圧制御(S403)が実行される。従って、逆起電圧を測定するコイルのコイル電圧には、逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルへのパルス電圧の印加に起因するノイズが重畳されない。逆起電圧測定(S404)では、逆起電圧を測定するコイルのコイル電圧(すなわち、ノイズが重畳されていない電圧)を測定することにより、逆起電圧を測定するコイルに誘起される逆起電圧が正確に測定される。S405では、逆起電圧測定(S404)の測定結果が脱調状態判定基準を充足するか否かが判定される。これにより、ステッピングモータ20の脱調状態を高精度に検出することができる。
本発明の実施形態に係るモータ制御装置10の少なくとも一部は、ハードウェアで構成しても良いし、ソフトウェアで構成しても良い。ソフトウェアで構成する場合には、モータ制御装置10の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させても良い。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でも良い。
また、本発明の実施形態に係るモータ制御装置10の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布しても良い。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布しても良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化される。また、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明が形成可能である。例えば、上述した実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 ステッピングモータシステム
10 モータ制御装置
12 制御回路
122 CPU
124 電流測定部
126 逆起電圧測定部
14 駆動回路
142 モータ駆動部
144 電流センサ
20 ステッピングモータ
21A,21B コイル
22 ロータ
22N N極
22S S極

Claims (6)

  1. それぞれ異なる位相のコイル電流が流れる少なくとも2相のコイルと、各相のコイルに流れるコイル電流の位相を周期的に切り替えることで回転するロータと、を有するステッピングモータの前記コイルのそれぞれにパルス幅変調されたパルス電圧を印加する制御部と、
    いずれか1つの相のコイルに流れるコイル電流の向きが切り替わる際に一時的に該コイルへのパルス電圧の印加を停止する停止期間を設けて、該停止期間中に該コイルに誘起される逆起電圧を測定する逆起電圧測定部と、
    前記測定された逆起電圧が所定の脱調状態判定基準を充足した場合に前記ステッピングモータの脱調状態を検出する脱調状態検出部と、を備えるモータ制御装置において、
    前記停止期間中に、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルを固定電圧に設定する電圧制御部を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記電圧制御部は、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルに対して、前記固定電圧の電圧レベルを電源電圧レベル又はグラウンド(GND)レベルにすることを特徴とする、請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記電圧制御部は、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルに前記停止期間中に印加する前記固定電圧を予め定めた基準電圧レベルに設定することを特徴とする、請求項1記載のモータ制御装置。
  4. それぞれ異なる位相のコイル電流が流れる少なくとも2相のコイルと、各相のコイルに流れるコイル電流の位相を周期的に切り替えることで回転するロータと、を有するステッピングモータの前記コイルのそれぞれにパルス幅変調されたパルス電圧を印加するPWM(Pulse Width Modulation)制御ステップと、
    いずれか1つの相のコイルに流れるコイル電流の向きが切り替わる際に一時的に該コイルへのパルス電圧の印加を停止する停止期間を設けて、該停止期間中に該コイルに誘起される逆起電圧を測定する逆起電圧測定ステップと、
    前記測定された逆起電圧が所定の脱調状態判定基準を充足した場合に前記ステッピングモータの脱調状態を検出する脱調状態検出ステップと、を備える脱調状態検出方法において、
    前記停止期間中に、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルを固定電圧に設定する定電圧制御ステップを備えることを特徴とする脱調状態検出方法。
  5. 前記定電圧制御ステップは、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルに対して、前記停止期間の直前に印加していた電圧レベルを前記停止期間中維持することを特徴とする、請求項4記載の脱調状態検出方法。
  6. 前記定電圧制御ステップは、前記逆起電圧を測定するコイル以外の全てのコイルに前記停止期間中に印加する前記固定電圧を予め定めた基準電圧レベルに設定することを特徴とする、請求項4記載の脱調状態検出方法。
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