JP2012015741A - チューナブルアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化・狭面積化されたアンテナでありながら利得を確保し、強電界下において歪が発生することがないチューナブルアンテナ装置を提供する。
【解決手段】 第3実施例のチューナブルアンテナ装置3は、アンテナ10に接続されている第1ローディングコイル11−1と、直列に接続されている第2ローディングコイル11−2を備えている。これにより、第1ローディングコイル11−1のインダクタンス値を下げても、第2ローディングコイル11−2の作用によりアンテナ10はFMラジオの放送帯域に共振するようになる。また、AGC回路13’はローディングコイル11−1,11−2間とアース間に接続されている。そして、第2ローディングコイル11−2と出力端子OUTとの間に同調回路12が接続されており、チューナブルアンテナ装置3からの受信信号は出力端子OUTから出力される。
【選択図】 図13

Description

本発明は、小型化・狭面積化されたアンテナでありながらアンテナ利得を確保することのできるチューナブルアンテナ装置に関する。
従来、一般的な車載用のアンテナ装置として、ルーフ後方に配置された200mm程度の棒状アンテナや窓ガラス表面にアンテナを形成したガラスアンテナが用いられている。将来の車載用のアンテナ装置として小型化・低姿勢化されたアンテナや、車両の窓ガラスを狭面積化するよう狭小化されたレイアウトのガラスアンテナが求められている。これらの小型化・低姿勢化されたアンテナやレイアウトが狭小化されたガラスアンテナの一般的な等価回路図を図39に示す。図39に示す等価回路図で示すアンテナ装置100は、小型化・低姿勢化された棒状アンテナやレイアウトが狭小化されたガラスアンテナからなるアンテナ110を備え、アンテナ110により受信された受信信号が出力端子OUTから出力されている。このアンテナ装置100のインピーダンスの周波数特性が図40に示すスミスチャートに示されている。図40に示すスミスチャートを参照すると、マーカ1,2,3で示されるFMラジオの放送帯域とされる76MHz−83MHz−90MHzの帯域において、高いインピーダンスを示しており十分な性能を引き出す事が困難であることが分かる。これは、アンテナ装置100の大きさや車両デザイン・視認性・取り付け位置といった形状の制約を受けているからである。
また、車両から70mm以下の高さで突出するアンテナケースの内部に、アンテナパターンを形成したアンテナ基板を立設して配設した車両用のアンテナ装置が、従来提案されている。このアンテナ装置においては、アンテナ基板から出力される受信信号を増幅するアンプ基板がアンテナケース内に収納されており、アンテナ基板において、アンテナパターンと給電点の間にFMラジオの放送帯域にアンテナパターンを共振させるためのアンテナコイルが挿入されている。これにより、FM放送の波長に対して約1/20の長さとされた低姿勢のアンテナパターンがFMラジオの放送帯域に共振するようになる。
このような小型のアンテナにアンテナコイルを備えさせたアンテナ装置101の等価回路図を図41に示す。図41に示すアンテナ装置101は、小型のアンテナ110と、アンテナ110に直列に接続されたローディングコイル111とを備え、アンテナ110により受信された受信信号が出力端子OUTから出力されている。このアンテナ装置101のインピーダンスの周波数特性が図42に示すスミスチャートに示されている。図42に示すスミスチャートを参照すると、FMラジオの放送帯域のバンドエッジとされる76MHzおよび90MHzの近傍においては高いインピーダンスを示しているが、中心周波数の83MHzの近傍においては低いインピーダンスを示している。また、83MHzの近傍においてアンテナ装置101は共振するようになる。このように、アンテナ110単体では図40に示すようにFM放送の周波数帯に共振しないが、ローディングコイル111をアンテナ110と直列に接続することにより、FM放送の周波数帯域に共振させることができるようになる。
WO2008/062746号公報
また、FM放送の周波数帯域内の周波数に同調することのできる従来のチューナブルアンテナ装置102を等価回路図を図43に示す。
図43に示すチューナブルアンテナ装置102は、小型のアンテナ110と、アンテナ110に直列に接続された巻き数が変更されたローディングコイル111−1とを備え、ローディングコイル111−1と出力端子OUTとの間に同調回路112が接続されている。アンテナ110により受信された受信信号は同調回路112を介して出力端子OUTから出力される。同調回路112は、同調コイル112aと逆極性で直列接続された2本のバリキャップダイオードBD101,BD102からなり、カソード同士が接続されたバリキャップダイオードBD101,BD102の接続点に抵抗R100を介して正電圧Vtが印加されている。また、出力端子OUTとアース間に高周波(RF)信号を阻止して、出力端子OUTを直流的にアースするチョークコイルCH100が接続されている。このチョークコイルCH100により、バリキャップダイオードBD101,BD102のアノードが直流的にアースされることになる。
ここで、同調回路112に印加される正電圧Vtを高くしていくと、バリキャップダイオードBD101,BD102のカソード−アノード間に印加される逆電圧が高くなってバリキャップダイオードBD101,BD102の容量値が小さくなることから、チューナブルアンテナ装置102全体の共振周波数は高くなる。逆に、同調回路112における正電圧Vtを低くしていくと、バリキャップダイオードBD101,BD102のカソード−アノード間に印加される逆電圧が低くなってバリキャップダイオードBD101,BD102の容量値が大きくなることから、チューナブルアンテナ装置102全体の共振周波数は低くなる。ここで、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置102の共振周波数を約76MHzにした際のチューナブルアンテナ装置102のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートを図44に示す。図44に示すスミスチャートを参照すると、マーカ1で示されるFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである76MHzにほぼ共振して低いインピーダンスとなっていることが分かる。
また、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置102の共振周波数を約83MHzにした際のチューナブルアンテナ装置102のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートを図45に示す。図45に示すスミスチャートを参照すると、マーカ2で示されるFMラジオの放送帯域の中心周波数とされる83MHzにほぼ共振して低いインピーダンスとなっていることが分かる。さらに、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置102の共振周波数を約90MHzにした際のチューナブルアンテナ装置102のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートを図46に示す。図46に示すスミスチャートを参照すると、マーカ3で示されるFMラジオの放送帯域の高いバンドエッジである90MHzにほぼ共振して低いインピーダンスとなっていることが分かる。
次に、同調回路112に印加される正電圧Vtを調整することにより、チューナブルアンテナ装置102の共振周波数をFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである約76MHz、中心周波数である約83MHz、高いバンドエッジである約90MHzとした際のチューナブルアンテナ装置102の利得の周波数特性と、同調回路112を省略した図41に示すアンテナ装置101の利得の周波数特性とを対比させて図47ないし図49に示す。図47はチューナブルアンテナ装置102の共振周波数を約76MHzとした場合であり、マーカ1で示すチューナブルアンテナ装置102の利得は、同調回路112を備えていないアンテナ装置101の利得より約2.5dB高くなることが分かる。また、図48はチューナブルアンテナ装置102の共振周波数を約83MHzとした場合であり、マーカ2で示すチューナブルアンテナ装置102の利得は、同調回路112を備えていないアンテナ装置101の利得とほぼ同等となることが分かる。
さらに、図49はチューナブルアンテナ装置102の共振周波数を約90MHzとした場合であり、マーカ3で示すチューナブルアンテナ装置102の利得は、同調回路112を備えていないアンテナ装置101の利得より約4.2dB高くなることが分かる。
このように同調回路112を設けて、同調回路112に印加される正電圧Vtを調整することにより、FM放送の全帯域においてピーク利得を得ることができるようになり、FMラジオの放送帯域における利得の周波数特性をフラット化することができるようになる。
上記したように同調回路を備えるチューナブルアンテナ装置とすることにより、利得の周波数特性を向上することができるが、同調回路を構成しているバリキャップダイオードは、強電界下においては受信信号に歪を発生させるという問題点があった。
そこで、本発明は小型化・狭面積化されたアンテナでありながら利得を確保し、強電界下において歪が発生することのないチューナブルアンテナ装置を提供することを目的としている。
本発明のチューナブルアンテナ装置は、単体では使用周波数帯域に共振しない小型のアンテナと、該アンテナに直列に接続されているローディングコイルと、
該ローディングコイルと出力端子との間に接続されたインピーダンスを可変することのできる同調回路と、前記ローディングコイルと前記同調回路との接続点とアースとの間に設けられたAGC回路とを備え、前記ローディングコイルが直列接続された前記アンテナを、前記同調回路のインピーダンスを可変することにより使用周波数帯域内の特定の周波数に共振させることができると共に、前記AGC回路から前記アンテナ側を見たインピーダンスが、前記AGC回路のインピーダンスに対して約4%以内とされていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、単体では使用周波数帯域に共振しない小型化・狭面積化されたアンテナとしても、ローディングコイルおよび同調を可変することのできる同調回路を設けると共に、AGC回路からアンテナ側を見たインピーダンスが、AGC回路のインピーダンスに対して約4%以内としたことから,十分な利得を確保することができる。また、AGC回路を設けたことにより強電界下において歪が発生することを防止することができる。
本発明の第1実施例のチューナブルアンテナ装置の構成を示す回路図である。 本発明にかかるチューナブルアンテナ装置におけるAGC回路の一例を示す図である。 本発明の第1実施例の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第1実施例の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第1実施例の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第2実施例のチューナブルアンテナ装置の構成を示す回路図である。 本発明の第2実施例の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第2実施例の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第2実施例の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第2実施例のチューナブルアンテナ装置におけるAGC回路からアンテナ側の構成を示す回路図である。 本発明の第2実施例のチューナブルアンテナ装置におけるAGC回路からみたアンテナ側のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 本発明の第2実施例のチューナブルアンテナ装置においてローディングコイルの巻き数を減少させた際のAGC回路からみたアンテナ側のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 本発明の第3実施例のチューナブルアンテナ装置の構成を示す回路図である。 本発明の第3実施例の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 本発明の第3実施例の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 本発明の第3実施例の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 本発明の第3実施例の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第3実施例の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第3実施例の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第3実施例の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置におけるAGC動作時とAGC非動作時との利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第3実施例の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置におけるAGC動作時とAGC非動作時との利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第3実施例の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置におけるAGC動作時とAGC非動作時との利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第3実施例におけるローディングコイルのインダクタンスを調整したチューナブルアンテナ装置の構成を示す回路図である。 図23に示すチューナブルアンテナ装置のa1部からみたアンテナ側のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 本発明の第4実施例のチューナブルアンテナ装置の構成を示す回路図である。 本発明の第4実施例の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第4実施例の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第4実施例の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第4実施例の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置におけるAGC動作時とAGC非動作時との利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第4実施例の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置におけるAGC動作時とAGC非動作時との利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第4実施例の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置におけるAGC動作時とAGC非動作時との利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第5実施例のチューナブルアンテナ装置の構成を示す回路図である。 本発明の第5実施例の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 本発明の第5実施例の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 本発明の第5実施例の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 本発明の第5実施例の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第5実施例の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 本発明の第5実施例の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 従来のアンテナ装置の構成を示す回路図である。 従来のアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 従来の他のアンテナ装置の構成を示す回路図である。 従来の他のアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 従来のチューナブルアンテナ装置の構成を示す回路図である。 従来の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 従来の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 従来の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートである。 従来の第1周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 従来の第2周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。 従来の第3周波数に同調したチューナブルアンテナ装置と従来のアンテナ装置の利得の周波数特性を対比して示す図である。
本発明の第1実施例のチューナブルアンテナ装置の構成の回路図を図1に示す。
図1に示す第1実施例のチューナブルアンテナ装置1は、アンテナ単体ではFMラジオの放送帯域に共振しない小型のアンテナ10と、アンテナ10をFM放送の周波数に共振させるために直列に接続されたローディングコイル11と、ローディングコイル11と出力端子OUTとの間に接続されている同調回路12とを備えている。また、ローディングコイル11と同調回路12との接続点とアース間にAGC回路13が接続されている。チューナブルアンテナ装置1により受信された受信信号は出力端子OUTから出力される。同調回路12は、同調コイル12aと逆極性で直列接続された2本のバリキャップダイオードBD1,BD2からなり、カソード同士が接続されたバリキャップダイオードBD1,BD2の接続点に抵抗R1を介して正電圧Vtが印加されている。また、出力端子OUTとアース間に高周波(RF)信号を阻止して、出力端子OUTを直流的にアースするチョークコイルCH1が接続されている。このチョークコイルCH1により、バリキャップダイオードBD1,BD2のアノードが直流的にアースされることになる。これにより、正電圧Vtの値を変化させることによりバリキャップダイオードBD1,BD2の容量を可変することができる。
ここで、チューナブルアンテナ装置1がFMラジオの放送帯域である76MHzないし90MHzに少なくとも共振するように、同調回路12における同調コイル12aのインダクタンス値とバリキャップダイオードBD1,BD2の可変容量範囲が選択されている。この同調回路12において正電圧Vtを高くしていくと、バリキャップダイオードBD1,BD2のカソード−アノード間に印加される逆電圧が高くなってバリキャップダイオードBD1,BD2の容量値が小さくなることから、チューナブルアンテナ装置1全体の共振周波数は高くなる。逆に、同調回路12における正電圧Vtを低くしていくと、バリキャップダイオードBD1,BD2のカソード−アノード間に印加される逆電圧が低くなってバリキャップダイオードBD1,BD2の容量値が大きくなることから、チューナブルアンテナ装置1全体の共振周波数は低くなる。このように、同調回路12において正電圧Vtの値を調整することにより、同調回路12のインピーダンスが可変されて、チューナブルアンテナ装置1全体の共振周波数がFMラジオの放送帯域内の特定の周波数に同調されるようになる。なお、ローディングコイル11と同調回路12との接続点とアース間に接続されているAGC回路13は、強電界下においてバリキャップダイオードBD1,BD2の非直線性により受信信号に歪が発生しないように、強電界下にバリキャップダイオードBD1,BD2に入力される受信信号を減衰させる制御を行っている。
このAGC回路13の回路例を図2に示すが、図2に示すAGC回路13は制御回路13aと、順方向になるよう直列接続された2本のピンダイオードPIN1,PIN2とを備えている。ピンダイオードPIN2のカソードはアースされ、ピンダイオードPIN1のアノードはバイパスコンデンサC2により高周波的にアースされている。また、直列接続されたピンダイオードPIN1のカソードとPINダイオードPIN2のアノードとの接続点が、コンデンサC1を介してローディングコイル11と同調回路12との接続点に接続されている。AGC回路13は、出力端子OUTに出力される受信信号のレベルが所定値を超えないようにレベル制御している。すなわち、出力端子OUTからの受信号が制御回路13aに入力され、制御回路13aは入力された受信信号のレベルに応じた直流電圧値の制御信号を出力する。この制御信号はピンダイオードPIN1,PIN2の直列回路とアース間に印加され、制御信号の直流電圧値に応じて直列接続されたピンダイオードPIN1,PIN2の抵抗値が可変されるようになる。
これにより、強電界下においては制御回路13aから出力される直流電圧値が高くなって、ピンダイオードPIN1,PIN2の抵抗値が小さくなることから、受信信号はコンデンサC1−ピンダイオードPIN1−バイパスコンデンサC2−アースの経路と、コンデンサC1−ピンダイオードPIN2−アースの経路とで減衰するようになる。これにより、AGC回路13により、バリキャップダイオードBD1,BD2に入力される受信信号のレベルが所定値を超えないようにレベル制御される。また、弱電界下においては制御回路13aから出力される直流電圧値が低くなって、ピンダイオードPIN1,PIN2の抵抗値が大きくなることから、受信信号は上記の経路ではほぼ減衰しないようになる。このように第1実施例のチューナブルアンテナ装置1では、強電界下においてバリキャップダイオードBD1,BD2が受信信号に歪を与えることを、AGC回路13を設けたことにより防止することができるようになる。
第1実施例のチューナブルアンテナ装置1において、同調回路12に印加される正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置1の共振周波数をFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである約76MHz、中心周波数である約83MHz、高いバンドエッジである約90MHzとした際の第1実施例のチューナブルアンテナ装置1の利得の周波数特性と、同調回路12を備えていない図41に示す従来のアンテナ装置101の利得の周波数特性とを対比させて図3ないし図5に示す。図3は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置1の共振周波数を約76MHzとした場合であり、図3を参照するとマーカ1で示す第1実施例のチューナブルアンテナ装置1の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約2.4dB高くなることが分かる。また、図4は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置1の共振周波数を約83MHzとした場合であり、図4を参照すると、マーカ2で示す83MHzにおけるチューナブルアンテナ装置1の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約1.0dB低くなることが分かる。
さらに、図5は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置1の共振周波数を約90MHzとした場合であり、図5を参照すると、マーカ3で示す90MHzにおける第1実施例のチューナブルアンテナ装置1の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約1.3dB高くなることが分かる。なお、図3ないし図5における「Ref1」は固定の第1レファレンス値であり、以降の図においても同様とされる。また、測定系のインピーダンスは75Ωとされており、以降の図においても同様とされる。
このように、第1実施例のチューナブルアンテナ装置1は、歪の発生を防止するようにAGC回路13を設けているが、AGC回路13を設けたためにFMラジオの放送帯域において利得が若干減少するようになる。ただし、FMラジオの放送帯域における利得の周波数特性はフラット化されている。
次に、AGC回路13における利得の減少を極力抑制するように改良したAGC回路13’を備える本発明の第2実施例のチューナブルアンテナ装置2の構成を示す回路図を図6に示す。
図6に示す第2実施例のチューナブルアンテナ装置2はAGC回路13’の構成が異なるだけであり、他の構成は同様とされているのでAGC回路13’についてだけ説明するものとする。第1実施例のチューナブルアンテナ装置1において、アンテナ10から同調回路12に供給される受信信号はAGC回路13の両端に生じた受信信号となる。この受信信号はAGC回路13のインピーダンスと、AGC回路13からアンテナ10側を見たインピーダンスとで分圧された受信信号となる。すなわち、AGC回路13のインピーダンスが低いと、その分だけ分圧された受信信号がロスすることになる。具体的には、第1実施例のチューナブルアンテナ装置1におけるAGC回路13においては、2本のピンダイオードPIN1,PIN2のオフ時のインピーダンスが約2.5kΩであった。上記のようにこのインピーダンスが低いと利得が減衰することから、第2実施例のチューナブルアンテナ装置2におけるAGC回路13’においては、オフ時に約5kΩの高インピーダンスを呈するピンダイオードを用いるように変更している。
第2実施例のチューナブルアンテナ装置2において、同調回路12に印加される正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置2の共振周波数をFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである約76MHz、中心周波数である約83MHz、高いバンドエッジである約90MHzとした際の第2実施例のチューナブルアンテナ装置2の利得の周波数特性と、同調回路12を備えていない図41に示す従来のアンテナ装置101の利得の周波数特性とを対比させて図7ないし図9に示す。図7は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置2の共振周波数を約76MHzとした場合であり、図7を参照すると、マーカ1で示す76MHzにおける第2実施例のチューナブルアンテナ装置2の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約2.5dB高くなることが分かる。また、図8は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置2の共振周波数を約83MHzとした場合であり、図8を参照すると、マーカ2で示す83MHzにおけるチューナブルアンテナ装置2の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約0.5dB低くなることが分かる。
さらに、図9は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置2の共振周波数を約90MHzとした場合であり、図9を参照すると、マーカ3で示す90MHzにおける第2実施例のチューナブルアンテナ装置2の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約2.6dB高くなることが分かる。
このように、第2実施例のチューナブルアンテナ装置2は、AGC回路13’を設けることにより歪の発生を防止することができると共に、AGC回路13’によるFMラジオの放送帯域における利得の減少を抑制することができるようになる。また、FMラジオの放送帯域における利得の周波数特性はフラット化されている。
上記した第2実施例のチューナブルアンテナ装置2においては、FMラジオの放送帯域における中域から高域にかけて利得の改善度が低くなっている。そこで、この原因を探るために図10に示すように同調回路12以降を切り離して、切り離した点Aにおけるインピーダンスの周波数特性をみてみる。点Aからみたインピーダンスの周波数特性を図11に示すが、図11を参照するとマーカ2で示す83MHzにおけるアンテナインピーダンスは約157Ωとなっている。AGC回路13’のインピーダンスは上記したように約5kΩであり、約157Ωのアンテナインピーダンスは約5kΩの約3.14%になる。このように、アンテナインピーダンスがAGC回路13’のインピーダンスの3%以上となったことが、83MHzにおいて約0.5dBの利得の減衰を招くものと考えられる。
この利得の減衰の理由は、同調回路12に供給される受信信号はAGC回路13’の両端に生じた受信信号となり、この受信信号はAGC回路13’のインピーダンスと、AGC回路13’からアンテナ10側を見たインピーダンスとで分圧された受信信号となるからである。
そこで、ローディングコイル11のインダクタンス値を下げるように巻き数を減らし、ローディングコイル11のインダクタンス値を若干下げた際の図10の点Aからみたインピーダンスの周波数特性を図12に示す。図12を参照するとマーカ1で示す76MHzからマーカ3で示す90MHzまでの帯域内における最大インピーダンスが約120Ωとなっている。これにより、AGC回路13’のインピーダンス(約5kΩ)に対するFMラジオの放送帯域内におけるアンテナインピーダンス(120Ω)は最大2.4%と3%未満となり、本発明にかかるチューナブルアンテナ装置の中域から高域にかけて利得を改善することが可能となる。
上記の結果に基づいて中域から高域にかけての利得を改善する本発明の第3実施例のチューナブルアンテナ装置3の構成を示す回路図を図13に示す。第3実施例のチューナブルアンテナ装置3は、中域から高域にかけて利得を改善できるように、アンテナ10に接続されている第1ローディングコイル11−1の巻き数を減らしてインダクタンス値を下げている。そして、第1ローディングコイル11−1のインダクタンス値を下げたことを補うために、第2ローディングコイル11−2を第1ローディングコイル11−1に直列に接続している。これにより、第1ローディングコイル11−1のインダクタンス値を下げても、第2ローディングコイル11−2の作用によりアンテナ10はFMラジオの放送帯域に共振するようになる。また、約5kΩのインピーダンスとされたAGC回路13’は第1ローディングコイル11−1と第2ローディングコイル11−2との接続点とアース間に接続されている。そして、第2ローディングコイル11−2と出力端子OUTとの間に同調回路12が接続されており、チューナブルアンテナ装置3の受信信号は出力端子OUTから出力される。
本発明の第3実施例にかかるチューナブルアンテナ装置3のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートを図14ないし図16に示す。図14は、同調回路12に印加される正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数を約76MHzにした際の第3実施例のチューナブルアンテナ装置3のインピーダンスの周波数特性である。図14に示すスミスチャートを参照すると、マーカ1で示すようにFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである76MHzにほぼ共振して低いインピーダンスとなっていることが分かる。図15は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数を約83MHzにした際の第3実施例のチューナブルアンテナ装置3のインピーダンスの周波数特性である。図15に示すスミスチャートを参照すると、マーカ2で示すようにFMラジオの放送帯域の中心周波数とされる83MHzにほぼ共振して低いインピーダンスとなっていることが分かる。図16は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数を約90MHzにした際の第3実施例のチューナブルアンテナ装置3のインピーダンスの周波数特性である。図16に示すスミスチャートを参照すると、マーカ3で示すようにFMラジオの放送帯域の高いバンドエッジである90MHzにほぼ共振して低いインピーダンスとなっていることが分かる。
次に、第3実施例のチューナブルアンテナ装置3において、同調回路12に印加される正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数をFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである約76MHz、中心周波数である約83MHz、高いバンドエッジである約90MHzとした際の第3実施例のチューナブルアンテナ装置3の利得の周波数特性と、同調回路12を備えていない図41に示す従来のアンテナ装置101の利得の周波数特性とを対比させて図17ないし図19に示す。図17は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数を76MHzとした場合であり、図17を参照すると、マーカ1で示す76MHzにおける第3実施例のチューナブルアンテナ装置3の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約2.2dB高くなることが分かる。また、図18は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数を83MHzとした場合であり、図18を参照すると、マーカ2で示す83MHzにおける第3実施例のチューナブルアンテナ装置3の利得は、従来のアンテナ装置101の利得とほぼ同等となることが分かる。
さらに、図19は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数を90MHzとした場合であり、図19を参照すると、マーカ3で示す90MHzにおける第3実施例のチューナブルアンテナ装置3の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約3.9dB高くなることが分かる。
このように、第3実施例のチューナブルアンテナ装置3は、AGC回路13’を設けることにより歪の発生を防止することができる。また、ローディングコイルをローディングコイル11−1,11−2の2つに分割して、2つのローディングコイル11−1,11−2の接続点とアース間にAGC回路13’を接続することにより、FMラジオの放送帯域における中域から高域にかけての利得を向上して、FMラジオの放送帯域における利得の周波数特性をよりフラット化することができる。
次に、第3実施例のチューナブルアンテナ装置3において、同調回路12に印加される正電圧Vtを調整して同調回路12の共振周波数をFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである約76MHz、中心周波数である約83MHz、高いバンドエッジである約90MHzとした際のAGC回路13’が動作している時とAGC回路13’が動作していない(ピンダイオードPIN1,PIN2がオフして非動作)時の第3実施例のチューナブルアンテナ装置3の利得の周波数特性を図20ないし図22に示す。図20は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数を76MHzとした場合であり、図20を参照すると、マーカ1で示す76MHzにおける第3実施例のチューナブルアンテナ装置3において、AGC回路13’非動作時に比べてAGC回路13’動作時の利得は40dB以上減衰していることが分かる。また、図21は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数を83MHzとした場合であり、図21を参照すると、マーカ2で示す83MHzにおける第3実施例のチューナブルアンテナ装置3において、AGC回路13’非動作時に比べてAGC回路13’動作時の利得は約15dBしか減衰していないことが分かる。図22は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置3の共振周波数を90MHzとした場合であり、図22を参照すると、マーカ3で示す90MHzにおける第3実施例のチューナブルアンテナ装置3において、AGC回路13’非動作時に比べてAGC回路13’動作時の利得は40dB以上減衰していることが分かる。なお、図20ないし図22における「Ref2」は固定の第2レファレンス値であり、以降の図においても同様とされる。このように、第3実施例のチューナブルアンテナ装置3においては、AGC回路13’が動作した際に83MHz近傍においては十分な減衰量が得られず、強電界下において歪が発生する恐れがある。
このように、AGC回路13’が動作している時に約83MHzに利得のピークが現れるのはアンテナ10と第1ローディングコイル11−1との共振周波数が83MHzの近傍にあるからと考えられる。そこで、第3実施例のチューナブルアンテナ装置3において図23に示すa1点とa2点との間を切断し、a1点から見たインピーダンスの周波数特性をみてみる。すると、アンテナ10と第1ローディングコイル11−1との共振周波数が83MHzの近傍にあることが確かめられた。このことから、この共振周波数がFMラジオの放送帯域外になるように第1ローディングコイル11−1のインダクタンス値を減少させた。第1ローディングコイル11−1のインダクタンス値を減少させた場合に、a1点からみた第1ローディングコイル11−1のインピーダンスの周波数特性を図24に示す。図24を参照すると、アンテナ10と第1ローディングコイル11−1との共振周波数がマーカ4で示す91.5MHzとFMラジオの放送帯域外になっていることが分かる。
このように、FMラジオの放送帯域外になるよう第1ローディングコイル11−1のインダクタンス値を調整した第3ローディングコイル11−3を備える本発明の第4実施例のチューナブルアンテナ装置4の構成を示す回路図を図25に示す。
図25に示す第4実施例のチューナブルアンテナ装置4は、アンテナ10に接続されている第3ローディングコイル11−3と、第3ローディングコイル11−3に直列に接続された第4ローディングコイル11−4とを備えている。第3ローディングコイル11−3の巻き数は第1ローディングコイル11−1より少なくされインダクタンス値が下がっており、これを補償するように第4ローディングコイル11−4の巻き数は第2ローディングコイル11−2より多くされインダクタンス値が上がっている。これにより、アンテナ10と第3ローディングコイル11−3とによる共振周波数をFMラジオの放送帯域外とすることができ、また、第4ローディングコイル11−4の作用によりアンテナ10はFMラジオの放送帯域に共振するようになる。また、約5kΩのインピーダンスとされたAGC回路13’は第3ローディングコイル11−3と第4ローディングコイル11−4との接続点とアース間に接続されている。そして、第4ローディングコイル11−4と出力端子OUTとの間に同調回路12が接続されている。アンテナ10により受信された受信信号は同調回路12を介して出力端子OUTから出力される。
ここで、第4実施例のチューナブルアンテナ装置4において、同調回路12に印加される正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置4の共振周波数をFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである約76MHz、中心周波数である約83MHz、高いバンドエッジである約90MHzとした際の第4実施例のチューナブルアンテナ装置4の利得の周波数特性と、同調回路12を備えていない図41に示す従来のアンテナ装置101の利得の周波数特性とを対比させて図26ないし図28に示す。図26は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置4の共振周波数を76MHzとした場合であり、図26を参照すると、マーカ1で示す76MHzにおける第4実施例のチューナブルアンテナ装置4の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約1.4dB高くなることが分かる。また、図27は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置4の共振周波数を83MHzとした場合であり、図27を参照すると、マーカ2で示す83MHzにおける第4実施例のチューナブルアンテナ装置4の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約0.3dB低くなることが分かる。
さらに、図28は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置4の共振周波数を90MHzとした場合であり、図28を参照すると、マーカ3で示す90MHzにおける第4実施例のチューナブルアンテナ装置4の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約4.2dB高くなることが分かる。
このように、第4実施例のチューナブルアンテナ装置4は、第3実施例のチューナブルアンテナ装置3より低域(76MHz近傍)における利得が約0.8dB減少している。この原因は第3ローディングコイル11−3のインダクタンス値を少なくした際に、図24にマーカ1で示されている76MHzにおけるインピーダンスが約200オームになって、AGC回路13’のインピーダンスの3%を超えて4%になるからと考えられる。なお、第4実施例のチューナブルアンテナ装置4は、AGC回路13’により歪の発生を防止することができる。また、2つに分割された第3ローディングコイル11−3と第4ローディングコイル11−4とのインダクタンス値を上記のように調整すると共に、2つのローディングコイル11−3,11−4の接続点とアース間にAGC回路13’を接続することにより、FMラジオの放送帯域における中域から高域にかけての利得が向上するようになり、FMラジオの放送帯域における利得の周波数特性をフラット化することができる。
次に、第4実施例のチューナブルアンテナ装置4において、同調回路12に印加される正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置4の共振周波数をFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである約76MHz、中心周波数である約83MHz、高いバンドエッジである約90MHzとした際のAGC回路13’が動作している時とAGC回路13’が動作していない(非動作)時の第4実施例のチューナブルアンテナ装置4の利得の周波数特性を図29ないし図31に示す。図29は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置4の共振周波数を約76MHzとした場合であり、図29を参照すると、マーカ1で示すように76MHzにおける第4実施例のチューナブルアンテナ装置4において、AGC回路13’非動作時に比べてAGC回路13’動作時の利得は40dB以上減衰していることが分かる。また、図30は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置4の共振周波数を約83MHzとした場合であり、図30を参照すると、マーカ2で示すように83MHzにおける第4実施例のチューナブルアンテナ装置4において、AGC回路13’非動作時に比べてAGC回路13’動作時の利得は約40dB以上減衰していることが分かる。図31は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置4の共振周波数を約90MHzとした場合であり、図31を参照すると、マーカ3で示すように90MHzにおける第4実施例のチューナブルアンテナ装置4において、AGC回路13’非動作時に比べてAGC回路13’動作時の利得は30dB以上減衰していることが分かる。このように、第4実施例のチューナブルアンテナ装置3においては、2つに分割された第3ローディングコイル11−3と第4ローディングコイル11−4とのインダクタンス値を上記のように調整することにより、AGC回路13’が動作した際にFM放送の全帯域内において少なくとも30dB以上の十分な減衰量を得ることができ、強電界下において歪が発生することを防止することができる。
次に、本発明の第5実施例のチューナブルアンテナ装置5の構成を示す回路図を図32に示す。
図32に示す第5実施例のチューナブルアンテナ装置5は、第4実施例のチューナブルアンテナ装置4に整合回路を付加した構成とされている。すなわち、第5実施例のチューナブルアンテナ装置5は、アンテナ10に接続されている第3ローディングコイル11−3と、第3ローディングコイル11−3に直列に接続された第4ローディングコイル11−4とを備えている。これにより、アンテナ10と第3ローディングコイル11−3とによる共振周波数をFMラジオの放送帯域外とすることができ、また、第4ローディングコイル11−4の作用によりアンテナ10はFMラジオの放送帯域に共振するようになる。また、約5kΩのインピーダンスとされたAGC回路13’は第3ローディングコイル11−3と第4ローディングコイル11−4との接続点とアース間に接続されている。そして、第4ローディングコイル11−4と出力端子OUTとの間に同調回路12が接続されている。出力端子OUTとアースとの間には、整合コイルからなる整合回路14が接続され、チューナブルアンテナ装置5の受信信号は出力端子OUTから出力される。
本発明の第5実施例にかかるチューナブルアンテナ装置5のインピーダンスの周波数特性を示すスミスチャートを図33ないし図35に示す。図33は、同調回路12に印加される正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置5の共振周波数を約76MHzにした際の第5実施例のチューナブルアンテナ装置5のインピーダンスの周波数特性である。図33に示すスミスチャートを参照すると、マーカ1で示すようにFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである76MHzに共振していると共に、ほぼ理想的にインピーダンス整合されていることが分かる。この場合の電圧定在波比(VSWR)は約1.1となる。
図34は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置5の共振周波数を約83MHzにした際の第5実施例のチューナブルアンテナ装置5のインピーダンスの周波数特性である。図34に示すスミスチャートを参照すると、マーカ2で示すようにFMラジオの放送帯域の中心周波数とされる83MHzにほぼ共振し、ほぼインピーダンス整合されていることが分かる。この場合の電圧定在波比(VSWR)は約1.8となる。
図35は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置5の共振周波数を約90MHzにした際の第5実施例のチューナブルアンテナ装置5のインピーダンスの周波数特性である。図35に示すスミスチャートを参照すると、マーカ3で示すようにFMラジオの放送帯域の高いバンドエッジである90MHzにほぼ共振し、ほぼインピーダンス整合されていることが分かる。この場合の電圧定在波比(VSWR)は約2.3となる。
次に、第5実施例のチューナブルアンテナ装置5において、同調回路12に印加される正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置5の共振周波数をFMラジオの放送帯域の低いバンドエッジである約76MHz、中心周波数である約83MHz、高いバンドエッジである約90MHzとした際の第5実施例のチューナブルアンテナ装置5の利得の周波数特性と、同調回路12を備えていない図41に示す従来のアンテナ装置101の利得の周波数特性とを対比させて図36ないし図38に示す。図36は、正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置5の共振周波数を約76MHzとした場合であり、図36を参照すると、マーカ1で示す76MHzにおける第5実施例のチューナブルアンテナ装置5の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約3.9dB高くなることが分かる。また、図37は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置5の共振周波数を83MHzとした場合であり、図37を参照すると、マーカ2で示す83MHzにおける第5実施例のチューナブルアンテナ装置5の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約3.2dB高くなることが分かる。
さらに、図38は正電圧Vtを調整してチューナブルアンテナ装置5の共振周波数を90MHzとした場合であり、図38を参照すると、マーカ3で示す90MHzにおける第5実施例のチューナブルアンテナ装置5の利得は、従来のアンテナ装置101の利得より約6.9dB高くなることが分かる。
このように、第5実施例のチューナブルアンテナ装置5は、同調回路12および整合回路14を設けることにより、最大6.9dBの利得改善をすることができる。また、FMラジオの放送帯域内における利得偏差は、76MHzに同調させた際の利得と90MHzの利得との差である約2.5dBとなり、FMラジオの放送帯域における利得の周波数特性をよりフラット化することができる。なお、AGC回路13’を設けることにより歪の発生を防止することができる。また、ローディングコイルをインダクタンス値を調整したローディングコイル11−3,11−4の2つに分割して、2つのローディングコイル11−3,11−4の接続点とアース間にAGC回路13’を接続することにより、FMラジオの放送帯域における中域から高域にかけての利得が向上されている。さらに、整合回路14により出力端子OUTを直流的にアースすることができることから、チョークコイルCH1を省略することができる。
以上説明した本発明の第1実施例ないし第5実施例のチューナブルアンテナ装置においては、同調回路に印加される正電圧Vtの値を調整することにより、同調回路のインピーダンスが可変されて、各実施例におけるチューナブルアンテナ装置全体の共振周波数がFMラジオの放送帯域内の特定の周波数に同調されるようになる。また、本発明の第1実施例ないし第5実施例のチューナブルアンテナ装置においては、AGC回路からアンテナ側を見たインピーダンスが、AGC回路のインピーダンスに対して約3%以内とされているのが理想的とされるが、上記したように約4%以内とされていても十分な利得を確保することができる。さらに、本発明の第3実施例ないし第5実施例のチューナブルアンテナ装置においては、AGC回路のインピーダンスを約5kΩとしたが、これに限ることはなく、AGC回路からアンテナ側を見たインピーダンスが、AGC回路のインピーダンスに対して約4%以内を満足していれば5kΩ未満であっても良い。
さらにまた、AGC回路では2つのピンダイオードを使用した回路としたが、これに限ることはなく1つあるいは3つ以上のピンダイオードを使用するAGC回路としても良い。さらにまた、同調回路では2つのバリキャップダイオードを使用した回路としたが、これに限ることはなく1つあるいは3つ以上のバリキャップダイオードを使用する同調回路としても良い。
また、整合回路を第1実施例ないし第4実施例のチューナブルアンテナ装置に設けるようにしても良い。整合回路を設けた場合は、出力端子OUTを直流的にアースするチョークコイルCH1を省略することができる。なお、このチョークコイルCH1の値は、本発明にかかるチューナブルアンテナ装置の共振周波数に影響を与えない値とされている。
1 チューナブルアンテナ装置、2 チューナブルアンテナ装置、3 チューナブルアンテナ装置、4 チューナブルアンテナ装置、5 チューナブルアンテナ装置、10 アンテナ、11 ローディングコイル、11−1 第1ローディングコイル、11−2 第2ローディングコイル、11−3 第3ローディングコイル、11−4 第4ローディングコイル、12 同調回路、12a 同調コイル、13 AGC回路、13a 制御回路、14 整合回路、100 アンテナ装置、101 アンテナ装置、102 チューナブルアンテナ装置、110 アンテナ、111 ローディングコイル、111−1 ローディングコイル、112 同調回路、112a 同調コイル、BD1,BD2 バリキャップダイオード、PIN1,PIN2 ピンダイオード

Claims (4)

  1. 単体では使用周波数帯域に共振しない小型のアンテナと、
    該アンテナに直列に接続されているローディングコイルと、
    該ローディングコイルと出力端子との間に接続されたインピーダンスを可変することのできる同調回路と、
    前記ローディングコイルと前記同調回路との接続点とアースとの間に設けられたAGC回路とを備え、
    前記ローディングコイルが直列接続された前記アンテナを、前記同調回路のインピーダンスを可変することにより使用周波数帯域内の特定の周波数に共振させることができると共に、前記AGC回路から前記アンテナ側を見たインピーダンスが、前記AGC回路のインピーダンスに対して約4%以内とされていることを特徴とするチューナブルアンテナ装置。
  2. 単体では使用周波数帯域に共振しないアンテナと、
    該アンテナに直列に接続されている第1ローディングコイルと第2ローディングコイルとの2つに分割されたローディングコイルと、
    該ローディングコイルと出力端子との間に接続された同調を可変することのできる同調回路と、
    前記第1ローディングコイルと前記第2ローディングコイルとの接続点と、アースとの間に設けられたAGC回路とを備え、
    前記第1ローディングコイルおよび前記第2ローディングコイルが直列接続された前記アンテナを、前記同調回路の同調を可変することにより使用周波数帯域内の特定の周波数に共振させることができると共に、前記AGC回路から前記アンテナ側を見たインピーダンスが、前記AGC回路のインピーダンスに対して約4%以内とされていることを特徴とするチューナブルアンテナ装置。
  3. 前記第1ローディングコイルと前記アンテナとの共振周波数が、使用周波数帯域の帯域外に設定されていることを特徴とする請求項2記載のチューナブルアンテナ装置。
  4. 前記出力端子とアース間にコイルからなる整合回路が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のチューナブルアンテナ装置。
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