JP2012015459A - コイル製造方法、及びコイル製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】平角導線を高速で正確に送ることのできるコイル製造方法、及びコイル製造装置を提供する。
【解決手段】直進送りと曲げ加工とを繰り返すことにより、コイルを製造するコイル製造方法において、円周に等間隔で溝12c1〜12c5が形成された円板12bと、一端13aが駆動モータの駆動軸に連結された第1リンク13と、第1リンク13の他端13bが中央部14cに連結された第2リンク14と、第2リンク14の一端14aに連結されたローラフォロア23、連結板22、スライダ21から成る直線運動体と、第2リンク14の他端14bに付設され、円板12bの溝12cと着脱するカムフォロア15とを備えるゼネバ機構10を有し、ゼネバ機構10は、駆動モータが一定方向に定速回転することにより、出力軸に所定の回転角度と、所定の停止角度とを交互に生成し、リンク機構により出力軸の回転を直進運動に変換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、平角導線に対して、直進送りと曲げ加工とを繰り返すことにより、コイルを製造するコイル製造方法、及びコイル製造装置に関する。
例えばモータのステータコイルとして、断面が約1mm×約10mmの平角導線を、エッジワイズ方向で矩形状に巻回したものが用いられている。
こうしたコイルの製造工程では、平角導線に対して、所定量の送りと、90度の曲げ加工とを繰り返し行うことにより、平角導線をコイル状に巻回している。
平角導線を送る場合、例えば特許文献1に記載されるようなクランクフィーダーが用いられている。このクランクフィーダーは、クランプ爪、エアシリンダ、サーボモータ等から構成されている。そして、送り部のクランプ爪が平角導線の側面部をクランプした状態で、サーボモータを正転させて、送り部を送り方向に平行移動させる。平行移動の終了後、送り部のクランプ爪が平角導線をアンクランプする。その後、サーボモータを逆転させて、送り部を元の位置に戻す。送出し量は、サーボモータをコンピュータ制御することにより、数値的に制御されている。
特開2005-093852号公報
しかしながら、上記した従来のコイル製造方法には、次のような問題があった。
(1)コイルを送り出すサーボモータの正逆間欠運転と、クランプ・アンクランプの動作タイミングとを同期させるためには、サーボモータを一時的に停止させて、回転を反転させる必要があった。このようにサーボモータを停止・反転させることで無駄な時間を費やし、全体として、コイルの製造時間が長くなるという問題があった。
一般に、製品の製造スピードが遅い場合、製造設備にかかる費用が、製品コストへと大きく跳ね返ってしまう。それ故、製品コストを低減するためにも、製造工程のスピードアップが強く望まれている。
例えば、モータ用の平角導線の送りスピードとしては、100mm送るのに、モータを停止させることなく、0.1秒程度とすることが望まれているが、従来のコイル製造方法では、夢のような話であった。
(2)また、モータステータ用のコイルは、先細り形状のティースに巻回される場合がある。この場合には、巻回する各周の長さを変化させる必要があるため、平角導線の送り量を任意に変化させられることが望まれている。
ところが、常に一定量の長さを正確に送るのでさえ容易ではなく、その上、送り量を任意に変更できるようにすることは、きわめて困難であった。
もちろん、ゆっくり送る場合であれば、従来の技術でも可能かもしれないが、100mmを0.1秒という高速で送りながら送り量を任意に変更可能とすることは、きわめて困難であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、平角導線を高速で正確に送ることのできるコイル製造方法、及びコイル製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のコイル製造方法は、次のような構成を有している。
(1)平角導線に対して、直進送りと曲げ加工とを繰り返すことにより、コイルを製造するコイル製造方法において、(a)円周に等間隔で溝が形成された円板と、一端が駆動モータの駆動軸に連結された第1リンクと、第1リンクの他端が中央部に連結された第2リンクと、第2リンクの一端に連結された直線運動体と、第2リンクの他端に付設され、円板の溝と着脱するカムフォロアとを備えるゼネバ機構を有すること、(b)ゼネバ機構は、駆動モータが駆動軸を一定方向に回転させることにより、出力軸に所定の回転角度と、所定の停止角度とを交互に生成すること、(c)出力軸の回転を直進運動に変換するリンク機構を有すること、を特徴とする。
(2)(1)に記載するコイル製造方法において、(d)前記リンク機構は、一端が前記出力軸に連結された自在継手と、一端が前記自在継手の他端に連結された第3リンクと、一端が前記第3リンクの他端に連結された第4リンクと、前記第4リンクの他端に連結され、平角導線を直進させて送る直進送り手段と、前記第3リンクを直進移動させる直進移動手段とを有すること、(e)前記直進移動手段により、前記第3リンクの位置を変化させ、前記直進送り手段の送り量を変化させること、を特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明のコイル製造装置は、次のような構成を有している。
(3)平角導線に対して、直進送りと曲げ加工とを繰り返すことにより、コイルを製造するコイル製造装置において、(a)円周に等間隔で溝が形成された円板と、一端が駆動モータの駆動軸に連結された第1リンクと、第1リンクの他端が中央部に連結された第2リンクと、第2リンクの一端に連結された直線運動体と、第2リンクの他端に付設され、円板の溝と着脱するカムフォロアとを備えるゼネバ機構を有すること、(b)ゼネバ機構は、駆動モータが駆動軸を一定方向に回転させることにより、出力軸に所定の回転角度と、所定の停止角度とを交互に生成すること、(c)出力軸の回転を直進運動に変換するリンク機構を有すること、を特徴とする。
(4)(3)に記載するコイル製造装置において、(d)前記リンク機構は、一端が前記出力軸に連結された自在継手と、一端が前記自在継手の他端に連結された第3リンクと、一端が前記第3リンクの他端に連結された第4リンクと、前記第4リンクの他端に連結され、平角導線を直進させて送る直進送り手段と、前記第3リンクを直進移動させる直進移動手段とを有すること、(e)前記直進移動手段により、前記第3リンクの位置を変化させ、前記直進送り手段の送り量を変化させる制御手段を有すること、を特徴とする。
次に、本発明に係るコイル製造方法、及びコイル製造装置の作用及び効果について説明する。
(1)平角導線に対して、直進送りと曲げ加工とを繰り返すことにより、コイルを製造するコイル製造方法において、(a)円周に等間隔で溝が形成された円板と、一端が駆動モータの駆動軸に連結された第1リンクと、第1リンクの他端が中央部に連結された第2リンクと、第2リンクの一端に連結された直線運動体と、第2リンクの他端に付設され、円板の溝と着脱するカムフォロアとを備えるゼネバ機構を有すること、(b)ゼネバ機構は、駆動モータが駆動軸を一定方向に回転させることにより、出力軸に所定の回転角度と、所定の停止角度とを交互に生成すること、(c)出力軸の回転を直進運動に変換するリンク機構を有すること、を特徴とするので、駆動モータが駆動軸を一定方向に回転させているため、駆動軸の回転角度に応じて、予め出力軸の回転・停止タイミングを決定しておけば、送り動作、アンクランプ動作、戻し動作及びクランプ動作を、必ず同じタイミング(駆動軸の回転角度)で繰り返し行うことができる。これにより、動作全体のスピードを速めることができ、平角導線を0.1秒で100mm送ることが可能となる。
(2)(1)に記載するコイル製造方法において、(d)前記リンク機構は、一端が前記出力軸に連結された自在継手と、一端が前記自在継手の他端に連結された第3リンクと、一端が前記第3リンクの他端に連結された第4リンクと、前記第4リンクの他端に連結され、平角導線を直進させて送る直進送り手段と、前記第3リンクを直進移動させる直進移動手段とを有すること、(e)前記直進移動手段により、前記第3リンクの位置を変化させ、前記直進送り手段の送り量を変化させること、を特徴とするので、直進移動手段の動作を、送り動作、アンクランプ動作、戻し動作及びクランプ動作と並列に行うことができ、平角導線を0.1秒で100mm送っているときでも、平角導線の送り量を任意かつ正確に変化させることができる。
本実施形態に係るコイル製造装置のゼネバ機構を示す平面図である。 図1に示すゼネバ機構のA−O1−A断面図である。 本実施形態に係るコイル製造装置のリンク機構を示す平面図である。 図3に示すリンク機構の断面図である。 ゼネバ機構の第1動作の様子を示す平面図である。 ゼネバ機構の第2動作の様子を示す平面図である。 ゼネバ機構の第3動作の様子を示す平面図である。 ゼネバ機構の第4動作の様子を示す平面図である。 リンク機構の第1動作の様子を示す平面図である。 リンク機構の第2動作の様子を示す平面図である。 リンク機構の第3動作の様子を示す平面図である。 リンク機構の第4動作の様子を示す平面図である。 送り量の変更態様に係るリンク機構の第1動作の様子を示す平面図である。 送り量の変更態様に係るリンク機構の第2動作の様子を示す平面図である。 送り量の変更態様に係るリンク機構の第3動作の様子を示す平面図である。
以下、本発明に係るコイル製造方法、及びコイル製造装置を具体化した実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態のコイル製造装置は、モータステータ用のコイルを製造するためのものであり、断面が約1mm×約10mmの平角導線に対して、直進送りと曲げ工程とを繰り返すことにより、エッジワイズ方向で矩形状にコイルを巻回するものである。このコイル製造装置は、入力される連続回転を断続回転に変換して出力するためのゼネバ機構と、ゼネバ機構により出力された断続回転を直進運動に変換するためのリンク機構とを備えている。
[ゼネバ機構の構成]
まず、本実施形態のゼネバ機構の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のゼネバ機構を示す平面図である。図2は、図1に示すゼネバ機構のA−O1−A断面図である。
ゼネバ機構10は、図2に示すように、駆動モータ1の動力を入力するための入力軸11と、入力軸11に入力された動力を変換するための第1リンク13、第2リンク14と、変換された動力を出力するための第1出力軸12(12a,12b)とを備えている。
入力軸11は、駆動モータ1の駆動軸2と平行になるよう上下方向に設けられている。入力軸11に固定されたプーリ9は、タイミングベルト3を介して、駆動モータ1の駆動軸2に固定されたプーリ6と連結されている。入力軸11の下端11aは、保持部18により回転可能に保持されている。入力軸11の上端11bには、第1リンク13の一端13a(図1参照)が、一体に固定されている。
第1出力軸12は、中空形状をなす円筒部12aと、円筒部12aの上端にフランジ状に形成された円板部12bとを備えている。第1出力軸12の内部には、入力軸11が、ベアリング19を介して貫挿されている。すなわち、入力軸11と第1出力軸12とは、同じ回転中心O1を軸として、互いに相対回転可能に設けられている。円筒部12aの下端には、プーリ8が固定されている。また、円板部12bには、図1に示すように、円周を5等分した各位置に、中心方向へ延びるカム溝12c(12c1〜12c5)が形成されている。
第1リンク13は、棒状部材である。第1リンクの他端13bには、第2リンク14の中央部14cが、水平面内で相対回転可能に連結されている。第2リンク14は、第1リンク13より長尺な棒状部材である。第2リンク14の一端14aには、後述する直線運動体20(21,22,23)が連結されている。第2リンク14の他端14bの下面には、カムフォロア15が付設されている。カムフォロア15は、円板部12bのカム溝12cと着脱可能に設けられている。
直進運動体20は、リニアガイド7に沿ってスライドするスライダ21と、スライダ21に固定された連結板22と、連結板22に取り付けられたローラフォロア23とを備えている。ローラフォロア23は、第2リンク14の一端14aの下面に、水平面内で相対回転可能となるように連結されており、円板部12bのカム溝12cと着脱可能に設けられている。
[リンク機構の構成]
続いて、本実施形態のリンク機構の構成について、図3及び図4を参照しながら説明する。図3は、本実施形態のリンク機構を示す平面図である。図4は、図3に示すリンク機構の断面図である。
図4に示すリンク機構30は、ゼネバ機構10の第1出力軸12と連動する第2出力軸31を備えている。第2出力軸31は、第1出力軸12と平行に設けられている。第2出力軸31に固定されたプーリ39は、タイミングベルト4を介して、第1出力軸12に固定されたプーリ8と連結されている。第1出力軸12のプーリ8と、第2出力軸31のプーリ39との径比は、5:2に設定されている。すなわち、第2出力軸31の回転角度は、第1出力軸12の回転角度を2.5倍したものとなる。第2出力軸31の下端31aは、保持部36により回転可能に保持されている。第2出力軸31の上端31bは、自在継手32を介して可動軸33の下端33aと連結されている。
自在継手32は、軸心の異なる回転軸間で回転を伝達するためのものである。本実施形態の自在継手32は、第2出力軸31の上端31bに固定されたリング状の継手部32aと、可動軸33の下端33aに固定されたリング状の継手部32bとを、平板状のバネからなる回転伝達部32cにより連結したものである。これにより、第2出力軸31と可動軸33との軸心をずらした場合であっても、第2出力軸31の回転が、可動軸33に同じ回転角度で伝達されるようになっている。
可動軸33は、第2出力軸31と平行に設けられている。この可動軸33は、水平面内で直進移動可能なホルダ37により、ベアリング38を介して回転可能に保持されている。可動軸33の上端33bには、第3リンク34の一端34aが、一体に固定されている。第3リンク34は、棒状部材である。第3リンク34の他端34bには、第4リンク35の一端35aが、水平面内で相対回転可能となるように連結されている。第4リンク35は、第3リンク34より長尺な棒状部材である。第4リンク34の他端35bには、直進送り手段40(41,42,44)が連結されている。
直進送り手段40は、平角導線5を方向Xに直進させて送るためのものである。この直進送り手段40は、リニアガイド43に沿ってスライドするスライダ41と、スライダ41に固定された可動テーブル42と、可動テーブル42上に取り付けられた可動クランプユニット44(45a,45b,46,47,48)とを備えている。リニアガイド43は、その中心線が平角導線5の送り方向Xと平行に設けられている。可動テーブル42には、第4リンク35の他端35bが、水平面内で相対回転可能に連結されている。
可動クランプユニット44は、平角導線5をクランプするための固定挟持部45a及び可動挟持部45bと、可動挟持部45bをバネ46を介して押圧する回転カム47と、回転カム47を回転駆動するクランプ用モータ48とを備えている。
また、可動クランプユニット44より送り方向X側には、装置側に固定された固定クランプユニット60(62a,62b,63,64,65)が設けられている。この固定クランプユニット60は、平角導線5をクランプするための固定挟持部62a及び可動挟持部62bと、可動挟持部62bをバネ63を介して押圧する回転カム64と、回転カム64を回転駆動するクランプ用モータ65とを備えている。固定挟持部62aは、装置側に取り付けられた支持台61に固定されている。また、固定クランプユニット60より送り方向X側には、平角導線5の曲げ加工を行う周知の曲げ加工部(図示略)が設けられている。
さらに、本実施形態のリンク機構30には、可動軸33及びそれに固定された第3リンク34を直進移動させるための直進移動手段50(37a,52,51)が備えられている。この直進移動手段50は、可動軸33のホルダ37の下端に固定されたスライダ37aと、スライダ37aをスライドさせるリニアガイド52と、可動軸33をボールネジ機構54により直進移動させる補正用モータ51とを有している。リニアガイド52は、図3に示すように、その中心線が水平面内で平角導線5の送り方向Xと直交する方向Yに設けられている。補正用モータ51の軸56は、リニアガイド52と平行に設けられている。ボールネジ機構54は、補正用モータ51の軸56の外周面に形成された雄ネジと、可動軸33を保持するホルダ37に形成された雌ネジと、これら雄ネジ及び雌ネジの間に配置されたボールとを有している。
「コイル製造装置の動作」
次に、上記構成を有するコイル製造装置のゼネバ機構10及びリンク機構30における動作の様子について、図5〜図12を参照しながら説明する。以下では、各機構10,30における動作を、入力軸11の回転角度に応じて、第1動作(回転角度:0°〜144°)、第2動作(回転角度:144°〜360°)、第3動作(回転角度:360°〜504°)及び第4動作(回転角度:504°〜720°)の4つに分けて説明する。図5は、ゼネバ機構の第1動作の様子を示す平面図である。図6は、ゼネバ機構の第2動作の様子を示す平面図である。図7は、ゼネバ機構の第3動作の様子を示す平面図である。図8は、ゼネバ機構の第4動作の様子を示す平面図である。図9は、リンク機構の第1動作の様子を示す平面図である。図10は、リンク機構の第2動作の様子を示す平面図である。図11は、リンク機構の第3動作の様子を示す平面図である。図12は、リンク機構の第4動作の様子を示す平面図である。ここでは、図1及び図3に示す各機構10,30の状態を、回転角度0°の初期状態として説明する。
<第1動作>
第1動作は、平角導線5を送り方向Xへ直進移動させて送る動作である。この第1動作は、可動クランプユニット44で平角導線5をクランプし、固定クランプユニット60で平角導線5をアンクランプした状態で行われる(図9参照)。なお、図9〜12では、クランプユニット44,60の動作状態を簡単に表示すべく、平角導線5のアンクランプ時には固定挟持部45a,62aを図示し、平角導線5のクランプ時には可動挟持部45b,62bを図示している。
まず、ゼネバ機構10側では、駆動モータ1により駆動軸2を駆動して、駆動軸2と連結した入力軸11を、0°〜144°まで反時計回りに定速回転させる。これにより、図5に太線矢印A1で示すように、入力軸11と一体に固定された第1リンク13を、回転中心O1を軸として、0°〜144°まで反時計回りに定速回転させる。ここで、第1リンク13の他端13bには、第2リンク14の中央部14cが連結されている。そのため、第2リンク14の中央部14cも、第1リンク13の他端13bとともに、回転中心O1を軸として反時計回りに回転する。このとき、第2リンク14の一端14aに付設されたローラフォロア23は、円板部12bのカム溝12c3から外れ、リニアガイド7に沿って左右方向へ往復移動する。一方、第2リンク14の他端14bに付設されたカムフォロア15は、円板部12bのカム溝12c1に入り込みながら、太線矢印B1に示す軌道を描いて移動する。これにより、円板部12bは、太線矢印C1に示すように、回転中心O1を軸として72°時計回りに回転する。こうして、第1出力軸12を、回転中心O1を軸として、時計回りに72°回転させることができる。
ここで、ゼネバ機構10の第1出力軸12と、リンク機構30の第2出力軸31とは、タイミングベルト4を介して2:5の回転比で連結されている。したがって、第1出力軸12が時計回りに72°回転すると、リンク機構30側では、第2出力軸31が時計回りに180°回転する。このとき、自在継手32を介して第2出力軸31に連結された可動軸33も、回転中心O2を軸として180°時計回りに回転する。これにより、図9に太線矢印D1で示すように、可動軸33に固定された第3リンク34が、回転中心O2を軸として、180°時計回りに回転する。ここで、第3リンク34の他端34bには、第4リンク35の一端35aが連結されている。そのため、第4リンク35の一端35aも、回転中心O2を軸として180°時計回りに回転する。これにより、第4リンク35の他端35bに連結された可動テーブル42は、太線矢印E1で示すように、リニアガイド43に沿って送り方向Xへ直進移動する。これに伴い、可動クランプユニット44にクランプされた平角導線5も、可動テーブル42とともに送り方向Xへと直進移動する。こうして、平角導線5を方向Xへ距離L1だけ送ることができる。
<第2動作>
第2動作は、平角導線5の送りを停止した状態で、可動クランプユニット44により平角導線5をアンクランプするとともに、固定クランプユニット60により平角導線5をクランプする動作である。この第2動作は、第1動作により平角導線5を送り終わった状態で行われる。
まず、ゼネバ機構10側では、駆動モータ1により駆動軸2を駆動して、駆動軸2と連結した入力軸11を、144°〜360°まで反時計周りに定速回転させる。これにより、図6に太線矢印A2で示すように、入力軸11と一体に固定された第1リンク13を、回転中心O1を軸として、144°〜360°まで反時計周りに定速回転させる。ここで、第1リンク13の他端13bには、第2リンク14の中央部14cが連結されている。そのため、第2リンク14の中央部14cも、第1リンク13の他端13bとともに、回転中心O1を軸として反時計回りに回転する。このとき、第2リンク14の一端14aに付設されたローラフォロア23は、円板部12bのカム溝12c4に入り込みながら、リニアガイド7に沿って左右方向へ往復移動する。これにより、円板部12bは、ローラフォロア23により回転しないように固定される。一方、第2リンク14の他端14bに付設されたカムフォロア15は、円板部12bのカム溝12c1から外れ、太線矢印B2で示す軌道を描いてカム溝12c2へと移動する。つまり、この第2動作では、ローラフォロア23により円板部12bを固定しながら、カムフォロア15を空回りさせている。したがって、第1出力軸12は、回転せず固定された状態となる。
一方、第1出力軸12が固定されると、リンク機構30側では、第1出力軸12と連結された第2出力軸31も固定されて回転しない。つまり、平角導線5の送り動作は、停止した状態となる。この状態で、図10に示すように、可動クランプユニット44により平角導線5をアンクランプし、固定クランプユニット60により平角導線5をクランプする。このように平角導線5の送り動作を停止した状態で、各ユニット44,60を作動させることにより、平角導線5のクランプ・アンクランプ動作を正確かつ確実に行うことができる。そして、固定クランプユニット60で平角導線5をクランプした後、曲げ加工部により平角導線5の曲げ加工が行われる。
<第3動作>
第3動作は、第1動作にて移動した可動クランプユニット44を、元の位置まで戻す動作である。この第3動作は、第2動作完了後、すなわち可動クランプユニット44で平角導線5をアンクランプし、固定クランプユニット60で平角導線5をクランプした状態で行われる。
ます、ゼネバ機構10側では、駆動モータ1により駆動軸2を駆動して、駆動軸2と連結した入力軸11を、360°〜504°まで反時計回りに定速回転させる。これにより、図7に太線矢印A3で示すように、入力軸11と一体に固定された第1リンク13を、回転中心O1を軸として、360°〜504°まで反時計回りに定速回転させる。ここで、第1リンク13の他端13bには、第2リンク14の中央部14cが連結されている。そのため、第2リンク14の中央部14cも、第1リンク13の他端13bとともに、回転中心O1を軸として反時計回りに回転する。このとき、第2リンク14の一端14aに付設されたローラフォロア23は、円板部12bのカム溝12c4から外れ、リニアガイド7に沿って左右方向へ往復移動する。一方、第2リンク14の他端14bに付設されたカムフォロア15は、円板部12bのカム溝12c2に入り込みながら、太線矢印B3に示す軌道を描いて移動する。これにより、円板部12bは、太線矢印C2に示すように、回転中心O1を軸として72°時計回りに回転する。こうして、第1出力軸12を、回転中心O1を軸として、時計回りに72°回転させることができる。
ここで、ゼネバ機構10の第1出力軸12と、リンク機構30の第2出力軸31とは、タイミングベルト4を介して2:5の回転比で連結されている。したがって、第1出力軸12が時計回りに72°回転すると、リンク機構30側では、第2出力軸31が時計回りに180°回転する。このとき、自在継手32を介して第2出力軸31に連結された可動軸33も、回転中心O2を軸として180°時計回りに回転する。これにより、図11に太線矢印D2で示すように、可動軸33に固定された第3リンク34が、回転中心O2を軸として、180°時計回りに回転する。ここで、第3リンク34の他端34bには、第4リンク35の一端35aが連結されている。そのため、第4リンク35の一端35aも、回転中心O2を軸として180°時計回りに回転する。これにより、第4リンク35の他端35bに連結された可動テーブル42は、太線矢印E2で示すように、リニアガイド43に沿って送り方向Xへ直進移動して初期位置まで戻る。なお、この第3動作では、可動クランプユニット44により平角導線5をアンクランプしているため、可動テーブル42だけを元の位置まで戻すことができる。
<第4動作>
第4動作は、平角導線5の送りを停止した状態で、可動クランプユニット44により平角導線5をクランプするとともに、固定クランプユニット60により平角導線5をアンクランプする動作である。この第2動作は、第3動作により可動クランプユニット44を戻し終わった状態で行われる。
まず、ゼネバ機構10側では、駆動モータ1により駆動軸2を駆動して、駆動軸2と連結した入力軸11を、504°〜720°まで反時計周りに定速回転させる。これにより、図8に太線矢印A4で示すように、入力軸11と一体に固定された第1リンク13を、回転中心O1を軸として、504°〜720°まで反時計周りに定速回転させる。ここで、第1リンク13の他端13bには、第2リンク14の中央部14cが連結されている。そのため、第2リンク14の中央部14cも、第1リンク13の他端13bとともに、回転中心O1を軸として反時計回りに回転する。このとき、第2リンク14の一端14aに付設されたローラフォロア23は、円板部12bのカム溝12c5に入り込みながら、リニアガイド7に沿って左右方向へ往復移動する。これにより、円板部12bは、ローラフォロア23により回転しないように固定される。一方、第2リンク14の他端14bに付設されたカムフォロア15は、円板部12bのカム溝12c2から外れ、太線矢印B4で示す軌道を描いてカム溝12c3へと移動する。つまり、この第2動作では、ローラフォロア23により円板部12bを固定しながら、カムフォロア15を空回りさせている。したがって、第1出力軸12は、回転せず固定された状態となる。
一方、第1出力軸12が固定されると、リンク機構30側では、第1出力軸12と連結された第2出力軸31も固定されて回転しない。つまり、平角導線5の送り動作は、停止した状態となる。この状態で、図12に示すように、可動クランプユニット44により平角導線5をクランプし、固定クランプユニット60により平角導線5をアンクランプする。このように平角導線5の送り動作を停止した状態で、各ユニット44,60を作動させることにより、平角導線5のクランプ・アンクランプ動作を正確かつ確実に行うことができる。なお、この第4動作を完了した状態が、第1動作を開始するための状態となっている。
そして、上記した第1〜第4動作を繰り返し行うことにより、平角導線5の送り動作、アンクランプ動作、戻し動作、及びクランプ動作、を、入力軸11(又は駆動軸2)の回転角度に応じて必ず同じタイミングで行うことができる。つまり、本実施形態では、駆動モータ1を常に一定方向に定速回転させることで各動作を行えるようになる。こうして、従来技術のように送り用のモータを停止・反転させる場合に比べ、動作全体のスピードを速めることができ、平角導線5を0.1秒で100mm送ることが可能となる。
<送り量の変更>
ところで、本実施形態のコイルは、エッジワイズ方向で矩形状に例えば8回巻かれるものである。そのため、巻回する各周の長さは、徐々に短く(又は長く)なっていき、例えば8回巻いた後、再びもとの長さに戻される。こうした送り量の変更を、0.1秒で100mmという高速で平角導線5を送りながら行う必要がある。
そこで、以下では本実施形態に係る平角導線5の送り量の変更態様について、図13〜図15を参照しながら説明する。図13は、送り量の変更態様に係るリンク機構の第1動作の様子を示す平面図である。図14は、送り量の変更態様に係るリンク機構の第2動作の様子を示す平面図である。図15は、送り量の変更態様に係るリンク機構の第3動作の様子を示す平面図である。なお、送り量の変更態様においても、基本的な動作は上記した第1〜第4動作と同様であるため、以下では相違点を中心に説明する。
本実施形態では、直進移動手段50により第3リンク34を方向Yへ直進移動させることで、平角導線5の送り量を変更している。上記したように、リンク機構30の可動軸33を保持するホルダ37は、ボールネジ機構54を介してモータ軸56に連結されるとともに、リニアガイド52に沿って移動可能に設けられている。したがって、補正用モータ51によりモータ軸56を回転させると、ホルダ37、可動軸33及び第3リンク34が、リニアガイド52の延設された方向Yへと直進移動する。なお、補正用モータ51の駆動タイミングは、第1〜第4動作のいずれを行っているときでも可能であるが、ここでは第1動作及び第3動作と並列して補正用モータ51を駆動した場合を例に挙げて説明する。
送り量の変更態様に係る第1動作では、上記した第1動作中に補正用モータ51を駆動して、図13に太線矢印F1で示すように、ホルダ37をリニアガイド52の延設方向Yへと移動させる。これにより、第3リンク34は、太線矢印F1で示すように方向Yへと直進移動しながら、太線矢印D3で示すように回転中心O2を軸として180°時計回りに回転する。ここで、第3リンク34の他端34bには、第4リンク35の一端35aが連結されている。そのため、第4リンク35の一端35aも、方向Yへと直進移動しながら、回転中心O2を軸として180°時計回りに回転する。これにより、第4リンク35の他端35bに連結された可動テーブル42は、太線矢印E3で示すように、リニアガイド43に沿って送り方向Xに直進移動する。これに伴い、可動クランプユニット44にクランプされた平角導線5も、可動テーブル42とともに送り方向Xへと直進移動する。こうして、平角導線5を送り方向Xへ距離L2だけ送ることができる(図14参照)。
ここで、図9及び図14を参照しながら、送り量の変更前と変更後とを比較する。送り量の変更前では、図9に示すように、平角導線5がX方向へ距離L1だけ送られている。これに対して、送り量変更後では、図14に示すように、平角導線5がX方向へ距離L2だけ送られている。このように送り量が変化したのは、第1動作を完了した状態が、送り量の変更前と変更後とで異なるからである。すなわち、送り量変更前の第1動作完了状態では、図10に示すように、第4リンク35が送り方向Xと平行となっている。これに対し、送り量変更後の第1動作完了状態では、図14に示すように、第4リンク35が送り方向Xに対して所定角度だけ傾いている。その結果、第4リンク35の他端35bに連結された可動テーブル42の移動距離が短くなり、その分だけ平角導線5の送り量が減少するのである。なお、この送り量は、第3リンク34の移動量を調節することで自由に変更することができる。また、リニアガイド52の長さを長くすれば、送り量の調節範囲を拡大することができる。
送り量の変更態様に係る第3動作では、上記した第3動作中に補正用モータ51を駆動して、図15に太線矢印F2で示すように、ホルダ37をリニアガイド52の延設方向Yへ移動させる。これにより、第3リンク34は、太線矢印F2で示すように方向Yへと直進移動しながら、太線矢印D4で示すように回転中心O2を軸として180°時計回りに回転する。ここで、第3リンク34の他端34bには、第4リンク35の一端35aが連結されている。そのため、第4リンク35の一端35aも、方向Yへと直進移動しながら、回転中心O“を軸として180°時計回りに回転する。これにより、第4リンク35の他端35bに連結された可動テーブル42は、太線矢印E4で示すように、リニアガイド43に沿って送り方向Xとは逆方向に直進移動する。こうして、可動テーブル42を初期位置(図3参照)まで戻すことができる。
なお、送り量の変更を第2動作と並行して行う場合には、図8に示すように、可動クランプユニット44によるアンクランプ及び固定クランプユニット60によるクランプが完了した後に、補正用モータ51を駆動するとよい。また、送り量の変更を第4動作と並行して行う場合には、図10に示すように、可動クランプユニット44によるクランプ及び固定クランプユニット60によるアンクランプが完了した後に補正用モータ51を駆動するとよい。
上記のように、本実施形態によれば、直進移動手段50による送り量の変更を、第1〜第4動作と並列に行うことができる。これにより、平角導線5を0.1秒という高速で送っているときでも、平角導線の送り量を任意かつ正確に変化させることができる。
以上、詳細に説明したとおり、本実施形態によれば、平角導線5に対して、直進送りと曲げ加工とを繰り返すことにより、コイルを製造するコイル製造方法において、円周に等間隔で溝12cが形成された円板12bと、一端13aが駆動モータ1の駆動軸2に連結された第1リンク13と、第1リンク13の他端13bが中央部14cに連結された第2リンク14と、第2リンク14の一端14aに連結された直線運動体20と、第2リンク14の他端14bに付設され、円板12bの溝12cと着脱するカムフォロア15とを備えるゼネバ機構10を有し、ゼネバ機構10は、駆動モータ1が駆動軸2を一定方向に定速回転させることにより、出力軸12,31に所定の回転角度と、所定の停止角度とを交互に生成し、出力軸12,31の回転を直進運動に変換するリンク機構30を有しているので、駆動モータ1を駆動軸2を一定方向に回転させた時の、駆動軸2や入力軸11の回転角度に応じて、予め出力軸12,31の回転・停止タイミングを決定しておけば、送り動作、アンクランプ動作、戻し動作及びクランプ動作を、必ず同じタイミング(軸の回転角度)で繰り返し行うことができる。これにより、動作全体のスピードを速めることができ、平角導線を0.1秒で100mm送ることが可能となる。
また、本実施形態のリンク機構30は、一端32aが出力軸31に連結された自在継手32と、一端34aが自在継手32の他端32bに連結された第3リンク34と、一端35aが第3リンク34の他端34bに連結された第4リンク35と、第4リンク35の他端35bに連結され、平角導線5を直進させて送る直進送り手段40と、第3リンク34を直進移動させる直進移動手段50とを有し、直進移動手段50により、第3リンク34の位置を変化させ、直進送り手段40による平角導線5の送り量を変化させているので、直進移動手段50の動作を、送り動作、アンクランプ動作、戻し動作及びクランプ動作と並列に行うことができ、平角導線5を0.1秒で100mm送っているときでも、平角導線5の送り量を任意かつ正確に変化させることができる。
なお、本発明に係るコイル製造方法、及びコイル製造装置は、上記実施例に限定されることなく、色々な応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、円板12bのカム溝12cが円周を5等分した各位置に中心方向へ延設された場合を示したが、カム溝12cの数や位置、形状等を変更しても良く、それにより入力軸11に対する出力軸12,31の回転・停止タイミングを変更することが可能である。同様に、第1〜第4リンク13,14,34,35の長さやプーリ径を変更すれば、入力軸11に対する出力軸12,31の回転・停止タイミングを変更したり、平角導線5の送り量を変更することができる。
また、上記実施形態では、直進移動手段50により第3リンク34を平角導線5の送り方向Xと直交する方向Yへ移動させる場合を示したが、LMガイド52の延設方向を変更して第3リンク34を他方向へ移動させてもよい。
1…駆動モータ
2…駆動軸
5…平角導線
10…ゼネバ機構
11…入力軸
12…出力軸
12a…円筒部
12b…円板部
12c1〜12c5…カム溝
13…第1リンク
13a…一端
13b…他端
14…第2リンク
14a…一端
14b…他端
14c…中央部
15…カムフォロア
20…直線運動体
30…リンク機構
31…第2出力軸
32…自在継手
33…可動軸
34…第3リンク
34a…一端
34b…他端
35…第4リンク
35a…一端
35b…他端
36…保持部
37…ホルダ
37a…スライダ
40…平角導線直進送り手段
41…スライダ
42…可動テーブル
43…リニアガイド
44…可動クランプユニット
50…送り量補正機構
51…補正用モータ
52…リニアガイド
54…ボールネジ機構
56…軸

Claims (4)

  1. 平角導線に対して、直進送りと曲げ加工とを繰り返すことにより、コイルを製造するコイル製造方法において、
    円周に等間隔で溝が形成された円板と、一端が駆動モータの駆動軸に連結された第1リンクと、前記第1リンクの他端が中央部に連結された第2リンクと、前記第2リンクの一端に連結された直線運動体と、前記第2リンクの他端に付設され、前記円板の溝と着脱するカムフォロアとを備えるゼネバ機構を有すること、
    前記ゼネバ機構は、前記駆動モータが前記駆動軸を一定方向に回転させることにより、出力軸に所定の回転角度と、所定の停止角度とを交互に生成すること、
    前記出力軸の回転を直進運動に変換するリンク機構を有すること、
    を特徴とするコイル製造方法。
  2. 請求項1に記載するコイル製造方法において、
    前記リンク機構は、
    一端が前記出力軸に連結された自在継手と、
    一端が前記自在継手の他端に連結された第3リンクと、
    一端が前記第3リンクの他端に連結された第4リンクと、
    前記第4リンクの他端に連結され、平角導線を直進させて送る直進送り手段と、
    前記第3リンクを直進移動させる直進移動手段とを有すること、
    前記直進移動手段により、前記第3リンクの位置を変化させ、前記直進送り手段の送り量を変化させること、
    を特徴とするコイル製造方法。
  3. 平角導線に対して、直進送りと曲げ加工とを繰り返すことにより、コイルを製造するコイル製造装置において、
    円周に等間隔で溝が形成された円板と、一端が駆動モータの駆動軸に連結された第1リンクと、前記第1リンクの他端が中央部に連結された第2リンクと、前記第2リンクの一端に連結された直線運動体と、前記第2リンクの他端に付設され、前記円板の溝と着脱するカムフォロアとを備えるゼネバ機構を有すること、
    前記ゼネバ機構は、前記駆動モータが前記駆動軸を一定方向に回転させることにより、出力軸に所定の回転角度と、所定の停止角度とを交互に生成すること、
    前記出力軸の回転を直進運動に変換するリンク機構を有すること、
    を特徴とするコイル製造装置。
  4. 請求項3に記載するコイル製造装置において、
    前記リンク機構は、
    一端が前記出力軸に連結された自在継手と、
    一端が前記自在継手の他端に連結された第3リンクと、
    一端が前記第3リンクの他端に連結された第4リンクと、
    前記第4リンクの他端に連結され、平角導線を直進させて送る直進送り手段と、
    前記第3リンクを直進移動させる直進移動手段とを有すること、
    前記直進移動手段により、前記第3リンクの位置を変化させ、前記直進送り手段の送り量を変化させる制御手段を有すること、
    を特徴とするコイル製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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