JP2012015067A - 光源装置および照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱性に優れ、光を均一に照射することができる光源装置および照明器具を提供すること。
【解決手段】電球1の本体11である光源装置は、金属材料で構成された部分を有する基板3と、基板3の両面にそれぞれ少なくとも1つ設置され、発光ダイオード素子を有する発光装置4と、下端が開口した下端開口部22を有し、基板3を発光装置4ごと収納する筒体で構成され、筒体の中心軸21と平行に基板3を支持する支持部26を有するハウジング2とを備え、各発光装置4からの光Lが下端開口部22を介して外方へ照射されるよう構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源装置およびそれを備える照明器具に関する。
発光ダイオード(LED)素子を有する、いわゆる「LED電球」が知られている。このLED電球としては、複数個の発光ダイオード素子と、これらの発光ダイオード素子が行列状に配置される基板と、基板を発光ダイオード素子ごと収納する筒状のハウジングと、ハウジングの基端部に設置された口金と、ハウジングの先端部に設置された蓋体としてのカバーとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のLED電球では、基板は、ハウジングの中心軸に対し直交して配置されている。そして、このように配置される基板は、ハウジングの内周部に嵌合するリング状の支持部材によって支持されている。
ところで、発光ダイオード素子は、発光するに伴い、発熱するため、LED電球では、その熱を放出する必要があり、ハウジングを介して放熱するのが好ましい。
しかしながら、特許文献1に記載の電球では、基板とハウジングとが支持部材を介して連結されているのみである、すなわち、基板とハウジングと接触面積が比較的少ないため、発光ダイオード素子で生じた熱が基板からハウジングへ十分に伝わらず、その結果、ハウジングでの放熱が不十分となるという問題があった。
また、特許文献1に記載のLED電球では、基板上に発光ダイオード素子が行列状に配置されるが、この配置形態によっては、光が均一に照射されない、すなわち、LED電球下で比較的明るいところと比較的暗いところとが顕著に生じてしまう場合があるという問題もあった。
特開2006−156187号公報
本発明の目的は、放熱性に優れ、光を均一に照射することができる光源装置および照明器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(14)の本発明により達成される。
(1) 金属材料で構成された部分を有する少なくとも1枚の基板と、
前記基板の両面にそれぞれ少なくとも1つ設置され、発光ダイオード素子を有する発光装置と、
一端が開口した開口部を有し、前記基板を前記発光装置ごと収納する筒体で構成され、該筒体の中心軸と平行に前記基板を支持する支持部を有するハウジングとを備え、
前記各発光装置からの光が前記開口部を介して外方へ照射されるよう構成されていることを特徴とする光源装置。
(2) 前記ハウジングは、前記基板および前記支持部を介して前記発光装置からの熱を受け、該熱を放熱する機能を有する上記(1)に記載の光源装置。
(3) 前記支持部は、前記基板を前記ハウジングの内周部に対し両持支持または片持支持するものである上記(1)または(2)に記載の光源装置。
(4) 前記基板は、前記支持部を介して両持支持され、前記中心軸上に位置している上記(3)に記載の光源装置。
(5) 前記基板は、前記支持部を介して片持支持され、前記中心軸回りに複数配置されている上記(3)に記載の光源装置。
(6) 前記複数の基板同士は、前記中心軸側の縁部が互いに離間している上記(5)に記載の光源装置。
(7) 前記支持部は、前記基板の縁部を挟持するよう構成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の光源装置。
(8) 前記基板は、前記金属材料で構成された2つの金属層と、該2つの金属層の間に設けられ、樹脂材料で構成された樹脂層とを有する積層体である上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の光源装置。
(9) 前記ハウジングは、金属材料で構成されている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の光源装置。
(10) 前記ハウジングの内周部には、前記各発光装置からの光を反射する光反射部が設置されている上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の光源装置。
(11) 前記各発光装置は、それぞれ、発する光の光軸が前記基板の法線と平行となるように設置されている上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の光源装置。
(12) 前記各発光装置は、それぞれ、前記基板に対し前記ハウジングの他端側に偏在している上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の光源装置。
(13) 前記基板は、その厚さ方向に貫通する多数の貫通孔を有する上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の光源装置。
(14) 上記(1)ないし(13)のいずれかに記載の光源装置を備えることを特徴とする照明器具。
本発明によれば、ハウジングが支持部で基板との接触面積をできる限り大きく確保することができる。そして、各発光装置がそれぞれ発光に伴い発熱した際、その熱は、基板および支持部を順に介してハウジングに十分かつ確実に伝達される。さらに、ハウジングで受けた熱は当該ハウジングから外部に放熱される。よって、本発明は放熱性に優れるものである。
また、本発明によれば、各発光装置からの光は、それぞれ、ハウジング内で乱反射して、そのほとんどが当該ハウジングの開口部に向かうこととなる。そして、ハウジングの開口部に向かった光は、当該開口部から確実に出射することができ、外方へ均一に照射されることとなる。
本発明の照明器具を電球に適用した場合の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す電球の部分縦断面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図2中のB−B線断面図である。 図4中の一点鎖線で囲まれた領域[C]の拡大断面図である。 本発明の照明器具を電球に適用した場合の第2実施形態を示す部分縦断面図である。 図6中のD−D線断面図である。 本発明の照明器具を電球に適用した場合の第3実施形態を示す部分横断面図である。 本発明の照明器具を電球に適用した場合の第4実施形態を示す側面図である。 図9中のE−E線断面図である。
以下、本発明の光源装置および照明器具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の照明器具を電球に適用した場合の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す電球の部分縦断面図、図3は、図2中のA−A線断面図、図4は、図2中のB−B線断面図、図5は、図4中の一点鎖線で囲まれた領域[C]の拡大断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図3中(図6、図9についても同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。
図1に示す電球(照明器具)1は、いわゆる「LED電球」であり、例えば、家屋の天井に設置され、当該家屋内を照らす照明として用いられるものである。この電球1は、光源装置である本体11と、口金12と、カバー13とで構成されている。以下、各部の構成について説明する。
図2、図3に示すように、本体11は、筒状のハウジング(筐体)2と、ハウジング2内に収納された1枚の基板3と、基板3の両面にそれぞれ2つ設置された発光装置4と、各発光装置4からの光Lを反射するリフレクタ(光反射部)5と、ハウジング2内に収納されたインバータ回路6とを備えている。
口金12は、ハウジング2の上端部(上端開口部23)に設置されている。この口金12は、JIS規格等で規定され、図示しない電球ソケットに装着されるものである。そして、この装着状態で、口金12は、商用電源からの電力供給を受けることができる。
カバー13は、ハウジング2の下端部(下端開口部22)を覆うように設置されている。また、カバー13は、例えば嵌合によりハウジング2に対し固定されている。
このカバー13は、透明の樹脂材料またはガラス材料等で構成されている。なお、カバー13には、各発光装置4からの光Lを拡散するために、凹凸が形成されていてもよい。また、カバー13には、各発光装置4からの光Lにより励起されて発光する蛍光体が設けられていてもよい。
ハウジング2は、その両端が開口した、すなわち、その下端(一端)が開口した下端開口部(開口部)22と、上端(他端)が開口した上端開口部23とを有する筒体で構成されている。また、ハウジング2は、その中心軸21方向の途中の部分の内径および外径が急峻に変化しており、下側の大径部24と、上側の小径部25とに分けることができる。
ハウジング2の大きさは、その内側に、基板3、発光装置4、リフレクタ5、インバータ回路6等がまとめて収納することができる程度とされる。
また、ハウジング2の大径部24には、その中心軸21と平行に基板3を支持する支持部26が設けられている。この支持部26については後述する。
ハウジング2は、金属材料で構成され、具体的には、例えば、鉄、ニッケル、ステンレス鋼、銅、真鍮、アルミニウム、チタン、マグネシウム等の各種金属、またはこれらを含む合金を用いることができ、これらの中でも特にアルミニウムが好ましい。アルミニウムは、比較的熱伝導率が高い材料である。アルミニウムでハウジング2を構成した場合、当該ハウジング2は、放熱性に優れたものとなる。さらに、ハウジング2の外側表面にアルマイト処理等の化学的あるいは物理的処理を行うと熱輻射効率が高くなり、放熱性の観点から好ましい。
図2、図3に示すように、ハウジング2の大径部24には、平面視で長方形をなす基板3が収納されている。この基板3は、支持部26を介して、ハウジング2の中心軸21と平行かつ中心軸21上に支持されている。
基板3は、その両面にそれぞれ2つの発光装置4を搭載することができ、リード線20を介してインバータ回路6と電気的に接続されている。インバータ回路6の制御により、各発光装置4が発光する。
図5に示すように、基板3は、金属層31a、31bと、金属層31a、31b間に設けられた樹脂層32とを有する積層体で構成されている。
金属層31a、31bをそれぞれ構成する金属材料としては、特に限定されないが、例えば、ハウジング2の構成材料と同様の金属材料、特に、銅、アルミニウム、マグネシウム、またはこれらを含む合金を用いるのが好ましい。
また、樹脂層32を構成する樹脂材料としては、特に限定されないが、例えば、熱硬化性樹脂である、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル(不飽和ポリエステル)樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合したものを用いることができる。さらに、前記樹脂材料で樹脂層32を成形する際、当該樹脂材料中に、例えば、アルミナ等の金属酸化物、窒化ホウ素等の窒化物に代表される電気絶縁性かつ高熱伝導性フィラーを充填することもできる。
なお、樹脂層32の厚さは、金属層31a(金属層31b)の厚さの5〜80μmであるのが好ましく、10〜80μmであるのがより好ましい。
このような構成の基板3は、熱伝導性に優れたものとなる。これにより、各発光装置4が発光するのに伴って生じた熱は、当該発光装置4から遠ざかる方向に向かって、すなわち、支持部26まで確実に伝達される。そして、この熱は、支持部26を介して、さらにハウジング2へと伝達されることとなる。
また、図5に示すように、金属層31a、31b上には、それぞれ、絶縁層33を介して導体パターン34が形成されている。金属層31a上の絶縁層33および導体パターン34と、金属層31b上の絶縁層33および導体パターン34とは、同じ構成であるため、金属層31a上の絶縁層33および導体パターン34を代表的に説明する。
絶縁層33は、導体パターン34と金属層31aとを絶縁するものである。絶縁層33の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、樹脂層32を構成する樹脂材料と同様のものを用いることができる。
導体パターン34は、絶縁層33の上面全面に積層された金属箔をエッチングにより所定のパターンに形成したものであり、例えば半田により発光装置4と電気的に接続されている。導体パターン34は、導電性を有する金属材料で構成され、その材料としては、例えば、銅を好適に用いることができる。これにより、導体パターン34は、比較的抵抗値が小さいものとなる。なお、導体パターン34は、その少なくとも一部がソルダーレジスト層(図示せず)で覆われていてもよい。
前述したように、基板3の両面には、それぞれ、2つの発光装置4が配置されている。そして、これら2つの発光装置4同士は、水平方向(図3中の左右方向)離間している。
各発光装置4は、それぞれ、同じ構成であるため、以下、1つの発光装置4について代表的に説明する。
発光装置4は、エレクトロルミネセンス(EL)効果による発光と、蛍光による発光とを生じるものである。
図5に示すように、発光装置4は、凹部411を有するパッケージ41と、パッケージ41の凹部411の底面上に設けられた発光ダイオード素子(LEDチップ)42と、発光ダイオード素子42を覆うように凹部411内に封入された透光性樹脂部43と、パッケージ41の底部に設けられた1対の外部端子44とを有する。
パッケージ41は、樹脂材料やセラミックス材料等の絶縁性材料で構成された小片である。また、パッケージ41には、発光ダイオード素子42と1対の外部端子44とを電気的に接続する配線(図示せず)が設けられている。
発光ダイオード素子42は、パッケージ41にGaAlN、ZnS、ZnSe、SiCGaP、GaAlAs、AlN、InN、AlInGaP、InGaN、GaN、AlInGaN等の半導体を発光層として形成させたものである。本実施形態では、発光ダイオード素子42として、後述する透光性樹脂部43に含まれる蛍光体材料を励起し得る波長の光を発するものが用いられる。より具体的には、発光ダイオード素子42としては、青色の光を発するものが用いられる。
透光性樹脂部43は、透明性を有するエポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂材料を主材料として構成されている。
また、本実施形態では、透光性樹脂部43は、前述した発光ダイオード素子42からの光により励起されて黄色に発光する蛍光体材料を含んでいる。
また、透光性樹脂部43は、発光ダイオード素子42を外力や埃、水分等から保護する機能を有する。
1対の外部端子44は、導電性材料を主材料として構成されており、その一方の外部端子44は、アノード電極(陽極)であり、他方の外部端子44は、カソード電極(陰極)である。各外部端子44は、それぞれ、Al、Ti、Fe、Cu、Ni、Ag、Au、Pt等の金属材料を主材料として構成される。また、各外部端子44は、それぞれ、半田(図示せず)により、基板3に設けられた導体パターン34に接続されている。また、1対の外部端子44の他に、放熱用の端子(図示せず)が設けられていてもよい。
このような発光装置4においては、1対の外部端子44を介して発光ダイオード素子42に電圧を印加すると、発光ダイオード素子42でエレクトロルミネッセンス効果に基づく発光が起こる。この発光により、光Lは、透光性樹脂部43を透過して、外部に放出される。このとき、その光Lの一部は、パッケージ41の凹部411の内壁面に反射した後に、透光性樹脂部43を透過して、外部に放出される。
また、発光装置4は、発光ダイオード素子42のEL効果により青色に発光するとともに、その青色の光の一部により透光性樹脂部43が励起されて蛍光により黄色に発光し、補色関係にあるこれら青色光と黄色光との混合により白色発光する。
なお、発光ダイオード素子42は、上述したものに限定されず、例えば、赤、青、緑等の単色の発光ダイオード素子であってもよい。この場合、透光性樹脂部43から蛍光体材料を省略してもよい。また、発光装置4は、複数の発光ダイオード素子を有してもよく、この場合、発光色は互いに同じであっても異なっていてもよい。
図2に示すように、ハウジング2には、大径部24の上端部から小径部25にまたがって、インバータ回路6が収納されている。インバータ回路6は、口金12から供給された電力を各発光装置4の発光に適した電力に変換(例えば、交流電圧100Vを直流電圧24Vに変換)する機能を有する。
インバータ回路6は、導体パターン(図示せず)が形成された回路基板61と、回路基板61上に設けられた複数の電子部品62とを備え、リード線30を介して口金12に電気的に接続されている。電子部品62としては、例えば、トランス、電界コンデンサ等がある。
電球1では、図示しない商用電源から口金12を介して電力の供給を受けたインバータ回路6が複数の発光装置4を点灯させ、その光Lがカバー13を介して外部に出射する。
このような構成のインバータ回路6は、樹脂材料で構成された絶縁性を有する筒状のケーシング40内に収納されている。これにより、インバータ回路6とハウジング2との間の絶縁性が確保される。
なお、ケーシング40内には、高熱伝導性フィラーを含有する樹脂材料が充填されていてもよい。この充填材により、インバータ回路6が封止され、当該インバータ回路6から発せられる熱をハウジング2に伝えることができる。そして、その熱をハウジング2から外部に放出することができる。充填材を構成する樹脂材料や高熱伝導性フィラーとしては、特に限定されないが、例えば、樹脂層32についての説明で挙げた樹脂材料や高熱伝導性フィラーを用いることができる。
図2に示すように、ハウジング2の大径部24の内周部241には、リフレクタ5が固定されている。このリフレクタ5は、各発光装置4からの光Lを反射するものである。なお、リフレクタ5のハウジング2に対する固定方法としては、特に限定されず、例えば、接着(接着剤や溶媒による接着)による方法、融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)による方法、嵌合による方法、ネジ止めによる方法等が挙げられる。
リフレクタ5は、湾曲凹面で構成された、すなわち、形状がすり鉢状(ドーム状)の鏡面51を有している。この鏡面51の内側に、各発光装置4がそれぞれ光Lの光軸が基板3の法線と平行となるように配置される(図2参照)。また、各発光装置4は、基板3に対しハウジング2の上端開口部23側に偏在して、できる限り鏡面51の奥側に配置された状態となっている。
このような位置関係により、各発光装置4からの光Lは、それぞれ、鏡面51で過不足なく反射し、その反射光(光L)は、確実に下方へ向かうこととなる(図2参照)。このように光Lの出射方向の指向性が向上するため、光Lは、カバー13(ハウジング2の下端開口部22)を介して外方へ確実かつ均一に照射される。
また、前述したように鏡面51が湾曲凹面で構成されていることにより、光Lで加熱された(温められた)、鏡面51の内側の(鏡面51で囲まれた)空間52の空気に熱対流が容易に生じることとなる。これにより、当該空気が空間52内を移動しながらリフレクタ5やカバー13に接することができ、その際にリフレクタ5やカバー13を介して熱が放熱される。このように電球1は、空間52に熱がこもるのが確実に防止され、よって、放熱性に優れたものとなる。
リフレクタ5の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ハウジング2の構成材料と同様の金属材料、その他に樹脂材料も用いることができる。そして、鏡面51の形成方法としては、特に限定されないが、例えば、リフレクタ5の鏡面51を形成すべき部分にめっきを施し、さらに鏡面加工(鏡面研磨)を施す方法等が挙げられる。この方法の場合、リフレクタ5の鏡面51となる部分に例えばミラー部材を別途設けるよりも、リフレクタ5の軽量化が図れる。
さて、図2、図3に示すように、ハウジング2の大径部24の内周部241には、基板3を支持する支持部26が設けられている。
図3に示すように、支持部26は基板3の左右の各縁部35をそれぞれ挟持する一対の挟持片261、262を有している。これにより、基板3は、ハウジング2の内周部241に対し支持部26を介して両持支持される。なお、各挟持片261、262は、それぞれ、ハウジング2の内周部241から一体的に突出形成されたものであってもよいし、ハウジング2と別体で構成され、当該別体をハウジング2に接合したものであってもよい。また、リフレクタ5には、各挟持片261、262との干渉を防止するために、当該挟持片261、262が挿入される(突出する)スリット53が形成されている(図2参照)。
また、挟持片261および262に挟持された基板3は、ボルト263によって挟持片261および262にネジ止めされている。これにより、基板3に対する挟持状態が維持され、よって、基板3が支持部26から不本意に離脱するのが確実に防止される。なお、固定方法としては、ネジ止めによる方法の他、例えば、接着(接着剤や溶媒による接着)による方法、融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)による方法も用いることができる。
このように支持部26では、挟持片261が基板3の一方の面に当接し、挟持片262が基板3の他方の面に当接した状態となる。これにより、ハウジング2は、基板3との接触面積をできる限り大きく確保することができる。そして、各発光装置4がそれぞれ発光に伴い発熱した際、その熱は、基板3および支持部26を順に介してハウジング2に十分かつ確実に伝達される。さらに、ハウジング2で受けた熱は、当該ハウジング2から外部に放熱される。このように電球1は、放熱性に優れたものとなっている。
<第2実施形態>
図6は、本発明の照明器具を電球に適用した場合の第2実施形態を示す部分縦断面図、図7は、図6中のD−D線断面図である。
以下、これらの図を参照して本発明の光源装置および照明器具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、基板の設置数および各基板に対する支持部の支持形態が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図6、図7に示す電球1Aでは、2枚の基板3がハウジング2の中心軸21回りに等角度間隔に、すなわち、中心軸21を介して配置されている。各基板3には、それぞれ、両面に1つの発光装置4が設置されている。
また、各基板3は、それぞれ、そのハウジング2の内周部241側の縁部35が挟持片261および262で挟持され、結果、片持支持された状態となっている。これにより、基板3同士は、ハウジング2の中心軸21側の縁部35が互いに離間しており、これらに間に間隙36が形成されている。
例えば、図7中の4つの発光装置4のうちの1つの発光装置4(図7中の符号「4’」が付された発光装置)が寿命で切れた場合、空間52の基板3を介して図中右側の部分521と、左側の部分522とで温度差が生じる。そして、温度が高い部分522から、温度が低い部分521へ向かって空気が流れることとなり、前述した鏡面51が湾曲凹面であることにより空気に熱対流が生じることと相まって、空間52に熱がこもるのがより確実に防止される。これにより、電球1Aは放熱性により優れたものとなる。なお、電球1Aでは、間隙36は「通気路」として機能するものであると言うことができる。
<第3実施形態>
図8は、本発明の照明器具を電球に適用した場合の第3実施形態を示す部分横断面図である。
以下、この図を参照して本発明の光源装置および照明器具の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、基板の設置数が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図8に示す電球1Bでは、4枚の基板3がハウジング2の中心軸21回りに等角度間隔に配置されている。これにより、例えば前記第2実施形態の電球1Aよりも発光装置4の個数が増加し、その分、照度も増加することができる。このように、本実施形態の構造(基板3の配置)は、照度を増加させたい場合に有効なものとなる。
<第4実施形態>
図9は、本発明の照明器具を電球に適用した場合の第4実施形態を示す側面図、図10は、図9中のE−E線断面図である。
以下、これらの図を参照して本発明の光源装置および照明器具の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、基板の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9、図10に示す電球1Cでは、基板3Cには、その厚さ方向に貫通する多数の貫通孔37が各発光装置4を囲むように形成されている。これらの貫通孔37は、隣接する貫通孔37同士の間隔(ピッチ)が同じとなるように行列状に配置されている。また、これらの貫通孔37は、平面視で円形であり、その直径が互いに同じである。
例えば、図10中の4つの発光装置4のうちの1つの発光装置4(図10中の符号「4’」が付された発光装置)が寿命で切れた場合、空間52の基板3を介して図中上側の部分523と、下側の部分524とで温度差が生じる。そして、温度が高い部分523から、温度が低い部分524へ向かって空気が流れることとなり、前記第2実施形態と同様に、前述した鏡面51が湾曲凹面であることにより空気に熱対流が生じることと相まって、空間52に熱がこもるのがより確実に防止される。これにより、電球1Cは放熱性により優れたものとなる。なお、電球1Cでは、各貫通孔37はそれぞれ「通気路」として機能するものであると言うことができる。
また、例えば発光装置4’が切れた場合、部分523側で照らされる光Lと、部分524側で照らされる光Lとで照度の差が生じそうになるが、光Lは、各貫通孔37を介して部分523と部分524との間を行き来することができるため、その結果、前記照度の差が生じるのを防止することができる。これにより、たとえ1つの発光装置4が切れたとしても、電球1Cからは全体として均一の光Lが照射され、よって、家屋内の光Lが当たる部分に明るい部分と暗い部分とが生じるのが防止される。
なお、貫通孔37の形成には、例えば、打ち抜き加工を用いることができる。
また、各貫通孔37は、それぞれ、その大きさが同じであるものに限定されず、例えば、互いに異なっていてもよい。
また、貫通孔37の配設密度は、発光装置4から遠ざかる方向に向かって減少していてもよい。
以上、本発明の光源装置および照明器具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、光源装置および照明器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の光源装置および照明器具は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明の照明器具は、前述したように電球に適用することができ、その場合、例えば、ダウンライトなどの天井照明、スポットライトなどの間接照明、プロジェクタなどの発光光源に適用することができる。
また、発光装置が設置される基板が、各発光装置からの光を反射する機能を有していてもよい。
1、1A、1B、1C 電球(照明器具)
11 本体
12 口金
13 カバー
2 ハウジング(筐体)
21 中心軸
22 下端開口部(開口部)
23 上端開口部
24 大径部
241 内周部
25 小径部
26 支持部
261、262 挟持片
263 ボルト
3、3C 基板
31a、31b 金属層
32 樹脂層
33 絶縁層
34 導体パターン
35 縁部
36 間隙
37 貫通孔
4、4’ 発光装置
41 パッケージ
411 凹部
42 発光ダイオード素子(LEDチップ)
43 透光性樹脂部
44 外部端子
5 リフレクタ(光反射部)
51 鏡面
52 空間
521、522、523、524 部分
53 スリット
6 インバータ回路
61 回路基板
62 電子部品
20、30 リード線
40 ケーシング
L 光

Claims (14)

  1. 金属材料で構成された部分を有する少なくとも1枚の基板と、
    前記基板の両面にそれぞれ少なくとも1つ設置され、発光ダイオード素子を有する発光装置と、
    一端が開口した開口部を有し、前記基板を前記発光装置ごと収納する筒体で構成され、該筒体の中心軸と平行に前記基板を支持する支持部を有するハウジングとを備え、
    前記各発光装置からの光が前記開口部を介して外方へ照射されるよう構成されていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記ハウジングは、前記基板および前記支持部を介して前記発光装置からの熱を受け、該熱を放熱する機能を有する請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記支持部は、前記基板を前記ハウジングの内周部に対し両持支持または片持支持するものである請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記基板は、前記支持部を介して両持支持され、前記中心軸上に位置している請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記基板は、前記支持部を介して片持支持され、前記中心軸回りに複数配置されている請求項3に記載の光源装置。
  6. 前記複数の基板同士は、前記中心軸側の縁部が互いに離間している請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記支持部は、前記基板の縁部を挟持するよう構成されている請求項1ないし6のいずれかに記載の光源装置。
  8. 前記基板は、前記金属材料で構成された2つの金属層と、該2つの金属層の間に設けられ、樹脂材料で構成された樹脂層とを有する積層体である請求項1ないし7のいずれかに記載の光源装置。
  9. 前記ハウジングは、金属材料で構成されている請求項1ないし8のいずれかに記載の光源装置。
  10. 前記ハウジングの内周部には、前記各発光装置からの光を反射する光反射部が設置されている請求項1ないし9のいずれかに記載の光源装置。
  11. 前記各発光装置は、それぞれ、発する光の光軸が前記基板の法線と平行となるように設置されている請求項1ないし10のいずれかに記載の光源装置。
  12. 前記各発光装置は、それぞれ、前記基板に対し前記ハウジングの他端側に偏在している請求項1ないし11のいずれかに記載の光源装置。
  13. 前記基板は、その厚さ方向に貫通する多数の貫通孔を有する請求項1ないし12のいずれかに記載の光源装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の光源装置を備えることを特徴とする照明器具。
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