JP2012013786A - トナーカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

トナーカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012013786A
JP2012013786A JP2010147932A JP2010147932A JP2012013786A JP 2012013786 A JP2012013786 A JP 2012013786A JP 2010147932 A JP2010147932 A JP 2010147932A JP 2010147932 A JP2010147932 A JP 2010147932A JP 2012013786 A JP2012013786 A JP 2012013786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
toner cartridge
toner
image forming
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010147932A
Other languages
English (en)
Inventor
So Hirota
創 廣田
Tetsuya Sakai
哲也 酒井
Munenori Nakano
統成 中野
Kanako Kibihara
佳名子 黍原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2010147932A priority Critical patent/JP2012013786A/ja
Publication of JP2012013786A publication Critical patent/JP2012013786A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】トナーカートリッジにおける現像剤残量をより正確に検出することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーカートリッジ131Yが着脱可能な画像形成装置であって、トナーカートリッジ131Yは、有底筒状をした長尺体で、長手方向の一方の端部近傍に排出口1311Yを有し、内部の充填空間に、排出口1311Yに近い側から順に第1、第2仕切り部材1313Y、1314Yが長尺体内壁に沿って滑動自在に設けられ、排出口1311Yが存在する側の端部から第1仕切り部材1313Yまでの空間に、現像剤1315Yaが充填され、両仕切り部材の間に特性の異なる現像剤1315Ybが充填され、本体へのトナー補給のために両仕切り部材を排出口1311Yに向かって移動させ、前記特性を監視することにより、何れの現像剤が排出されているかを監視し、監視結果に基づいてトナーカートリッジ131Yにおける充填剤の残量を推定し、通知する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特にトナーカートリッジを装着して現像剤の補給を行う画像形成装置において、トナーカートリッジ内の現像剤の残量を推定し、当該残量を通知する技術に関する。
プリンタ、複写機等の画像形成装置では、一般的にトナーカートリッジから現像剤が補給され、補給された現像剤を用いて記録シート上に画像が形成される。このような画像形成装置においては、画像形成処理の進行と共に、トナーカートリッジ内の現像剤が消費されてゆくため、やがてトナーカートリッジ内の現像剤がなくなり、トナーカートリッジを交換する必要がある。
この交換時期に相当する現像剤の残量を検知するため、上記のような画像形成装置には、当該残量を検出する検出手段が設けられている。検出手段としては、例えば、特許文献1には、発光、受光センサ、及びセンサの光路を確保するための窓をトナーカートリッジに設け、発光、受光の両センサをトナーカートリッジの周囲に設けて、受光したセンサの光遮蔽量から当該残量を検出する光検出手段が開示されている。又、特許文献2には、別の検出手段として、トナーカートリッジに接続されている現像剤補給モータの総回転量から当該残量を推測して検出する手段が開示されている。
これにより、トナーカートリッジ内の現像剤の残量が少なくなり、トナーカートリッジの交換時期が到来すると、そのことが検出され、操作パネルの表示等により、その旨がユーザに通知されるので、ユーザは、トナーカートリッジの現像剤がなくなる前に、トナーカートリッジを新しいものと交換し、画像形成処理に支障が生じないようにすることができる。
特開2001−100598号公報 特開2008−257074号公報
しかしながら、光検出手段により、現像剤の残量を検出する場合には、現像剤のトナーの色が異なることにより、光の透過率が異なるため、色によって現像剤残量の検出値に誤差が生じてしまい、その分、検出精度が悪くなってしまうという問題生じる。
又、現像剤補給モータの総回転量から当該残量を推測する場合には、現像剤補給モータの回転とその回転によってトナーカートリッジから排出される現像剤の量との関係は一定ではなく、回転数に対する現像剤の補給量にばらつきがあるため、推測値と実際の現像剤の残量との間に誤差が生じる場合がある。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、トナーカートリッジにおける現像剤残量をより正確に検出することが可能な画像形成装置及び当該画像形成装置に装着するトナーカートリッジを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像形成装置は、トナーカートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、前記トナーカートリッジは、有底筒状をした長尺体であり、長手方向の一方の端部近傍に充填剤の排出口を有し、内部の現像剤充填空間に、排出口に近い側から順に第1、第2の仕切り部材が長尺体内壁に沿って滑動自在に設けられ、排出口が存在する側の長尺体の端部から第1の仕切り部材までの空間に、補充用現像剤が充填され、第1の仕切り部材と第2の仕切り部材の間に前記現像剤とは特性の異なる粉粒体が充填された構成であり、前記トナーカートリッジが前記画像形成装置の本体に装着されているときに、本体への充填剤の補給のために前記2つの仕切り部材を前記排出口に向かって移動させる移動駆動手段と、前記特性を監視することにより、前記排出口から前記補充用現像剤が排出されているか、前記粉粒体が排出されているかを監視する監視手段と、監視結果に基づいて前記トナーカートリッジにおける充填剤の残量を推定する推定手段と、推定した前記残量を通知する通知手段と、を備える。
前記特性はトナー濃度であり、前記粉粒体は、現像剤であることとすることができる。さらに、前記第1及び第2仕切り部材は、内周面がねじ切り加工された貫通孔を有する板状の部材であり、前記トナーカートリッジは、外周面全体がねじ切り加工され、前記排出口が存在する側の端部から前記長手方向他端を貫通するように伸び、前記第1及び第2仕切り部材の各貫通孔を貫通して当該貫通孔の内周面と螺合する長尺の回転軸部材を有し、前記移動駆動手段は、前記回転軸部材を回動させて前記2つの仕切り部材を前記排出口に向かって移動させることとすることができる。
又、本発明の一形態に係るトナーカートリッジは、画像形成装置に着脱可能なトナーカートリッジであって、有底筒状をした長尺体であり、長手方向の一方の端部近傍に充填剤の排出口を有し、内部の現像剤充填空間に、排出口に近い側から順に第1、第2の仕切り部材が長尺体内壁に沿って滑動自在に設けられ、排出口が存在する側の長尺体の端部から第1の仕切り部材までの空間に、補充用現像剤が充填され、第1の仕切り部材と第2の仕切り部材の間に前記現像剤とは特性の異なる粉粒体が充填された構成とすることができる。
さらに、前記第1及び第2仕切り部材は、内周面がねじ切り加工された貫通孔を有する板状の部材であり、前記トナーカートリッジは、外周面全体がねじ切り加工され、前記排出口が存在する側の端部から前記長手方向他端を貫通するように伸び、前記第1及び第2仕切り部材の各貫通孔を貫通して当該貫通孔の内周面と螺合する長尺の回転軸部材を有することとすることができる。
上記構成を備えることにより、特性が異なる補充用現像剤と粉粒体の2つの充填剤が仕切り部材で仕切られた状態で充填されているトナーカートリッジから、仕切り部材を排出口に向かって移動させることにより、両充填剤が混合しないように仕切られた状態で順次排出されるので、トナーカートリッジに残存している充填剤の残量を、その特性変化を目印にして正確に検出することができる。
ここで、前記粉粒体の排出が開始された場合に、その後、前記排出口から排出される前記粉粒体の累積量を算出する算出手段と、画像形成処理の実行を制御する画像形成制御手段と、を備え、前記累積量が前記粉粒体の初期充填量に達した場合に、前記推定手段は、前記トナーカートリッジが空になったと推定し、前記画像形成制御手段は、画像形成処理の実行を抑止することとしてもよい。
これにより、トナーカートリッジが空になった場合には、そのことが検出されて、その後、画像形成処理の実行が抑止されるので、現像剤不足の状態で画像形成動作が実行され、トナー不足により記録シート上に画質が劣化した画像が形成されるのを有効に防止することができる。
ここで、前記補充用現像剤のトナー濃度は、前記粉粒体のトナー濃度よりも低く、前記推定手段は、監視しているトナー濃度が、前記粉粒体のトナー濃度まで上昇した後、再び前記補充用現像剤のトナー濃度まで下降した場合に、前記トナーカートリッジが新しいトナーカートリッジに交換されたと推定することとしてもよい。
これにより、現像剤のトナー濃度変化により、トナーカートリッジが交換されたことを簡易に検出することができる。
プリンタ1の構成を示す図である。 トナーカートリッジ、サブホッパ、現像器の構成を示す斜視図である。 トナーカートリッジ131Yの長手方向の断面図を示す図である。 第一仕切り部材1313Yの幅方向の断面図及びその変形例を示す図である。 サブホッパー132Yの詳細な構成を示す図である。 制御部400の構成と制御部400の制御対象となる主構成要素との関係を示す図である。 制御部400が行うトナーエンプティ検出処理の動作を示すフローチャートである。
(実施の形態)
以下、本発明に係る一形態の画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した場合を例にして説明する。
[1]プリンタの構成
先ず、本実施の形態に係るプリンタ1の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るプリンタ1の構成を示す図である。プリンタ1は、トナー及びキャリアの二成分の現像剤を用いた二成分現像方式のプリンタであり、同図に示すように、画像プロセス部100、給紙部200、定着装置300、制御部400、操作パネル500等を備えている。
二成分現像方式は、トナーとキャリアとを摩擦接触させることによって両者を所定の極性に荷電させるため、一成分現像剤を用いた一成分現像方式よりも、トナーの受けるストレスが少ないという特徴を有している。キャリアの表面積はトナーよりも大きいことから、トナーがキャリア表面に付着することによってキャリアが汚れることも少ない。
しかしながら、キャリアが長期間使用されることにより、キャリアの帯電能力が次第に低下してゆくため、プリンタ1では、新しい現像剤が少しずつ現像器内に補給されると、帯電能力が低下したキャリアを排出するために現像器内の現像剤が現像器から排出される方式の現像器、いわゆるトリクル方式の現像器が用いられている。
これにより、帯電能力の劣化したキャリアが、劣化の無い新しいキャリアに置換されるので、現像器内のキャリアの帯電能力の低下を抑制することができる。
プリンタ1は、ネットワーク(例えばLAN)に接続され、外部の端末装置(不図示)や操作パネル500から印刷指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナー像を形成し、これらを記録シートへ多重転写してフルカラーの画像を形成することにより、記録シートへの印刷処理を実行する。以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Bと表し、各再現色に関連する構成要素の番号にこのY、M、C、Bを添字として付加する。
画像プロセス部100は、作像部10Y、10M、10C、10B、露光部20、中間転写ベルト30、二次転写ローラ60などを有している。作像部10Y、10M、10C、10Kの構成は、いずれも同様の構成であるため、以下、主として作像部10Yの構成について説明する。
作像部10Yは、感光体ドラム11Yと、その周囲に配設された帯電器12Y、トリクル方式の現像器13Y、一次転写ローラ14Y、および感光体ドラム11Yを清掃するためのクリーナ15Yなどを有しており、感光体ドラム11Y上にY色のトナー像を作像する。現像器13Y内には、現像ローラ13Ya、トナー濃度センサー13Yb等が配置され、さらに、現像剤を排出するための図示しない排出口が設けられている。現像ローラ13Yaは、帯電トナーを感光体ドラム11Yに送り出すローラである。トナー濃度センサ13Ybは、トナーとキャリアからなる二成分現像剤の透磁率を計測することにより、現像剤のトナー濃度を検出する透磁率センサである。
現像器13Yは、感光体ドラム11Yに対向し、感光体ドラム11Yに帯電トナーを搬送する。中間転写ベルト30は、無端状のベルトであり、駆動ローラ40と従動ローラ50に張架されて矢印C方向に周回駆動される。又、従動ローラ50の下方には、中間転写ベルト上に残留するトナーを除去するためのクリーナ70が配置されている。
各作像部10Y、10M、10C、10Bの各現像器(図1では、作像部10Yに対応する現像器のみ符号13Yを付し、他の現像器については、符号を省略している。)に連結し、各現像器に現像剤を補給する補給機構として、トナーカートリッジ131Y、131M、131C、131B及びサブホッパ132Y、132M、132C、132Bが各作像ユニット10Y、10M、10C、10Bの上方位置に配されている。以下、上記補給機構のことを「現像剤補給機構」と呼ぶこととする。
トナーカートリッジ131Y、131M、131C、131Bは、プリンタ1の前面に設けられた図示しない専用ドアを開けることにより外部に取り出したり、外部から新たなカートリッジを装填したりすることが出来る。
図2は、トナーカートリッジ、サブホッパ、現像器の構成を示す斜視図である。実際には、これらの構成は作像ユニットの数だけ存在するが、ここでは、代表的に黄色(Y)のものだけ示す。他の色の構成もトナー色が異なる以外は基本的に同一構成である。
トナーカートリッジ131Yは、同図に示すように長尺で有底の円筒状の形状をしており、内部に現像剤を充填する空間を有しており、サブホッパー132Yと連結されている側の端部近傍に充填された現像剤をサブホッパー132Yに補給するための排出口1311Yが形成されている。トナーカートリッジ131Yの内部には、長手方向の一端(サブホッパー132Yと連結されている側の一端)から他端を貫通して延伸する回転軸部材1312Yが設けられ、当該回転軸部材1312Yは、ステッピングモータ1317Yにより回転駆動される。
図3(a)は、トナーカートリッジ131Yの長手方向の断面図を示す。同図に示すように、トナーカートリッジ131Yの内部空間は、中央部に貫通孔を有する第一仕切り部材1313Yによって2つの区画に分割されている。さらに、排出口1311Yが設けられた側と反対側の端部には、第一仕切り部材1313Yと共にトナーカートリッジ131Y内を排出口1311Yに向かって移動することにより、内部空間内に充填される現像剤を排出口1311Yへと導く第二仕切り部材1314Yが配置されている。第二仕切り部材1314Yは、第一仕切り部材1313Yと同一の構造を有する。図4(a)は、第一仕切り部材1313Yの幅方向の断面図である。同図に示すように、第一仕切り部材1313Yの貫通孔の内周面の全周には、ねじ切り加工されたねじ切り部1313Yaが形成されている。
又、第一仕切り部材1313Yの外周面には、トナーカートリッジ131Yの内周壁との間に適度の摩擦が生じるように、多数本の毛を植毛したブラシ部1313Ybが形成されている。これにより、第一仕切り部材1313Yが、回転軸部材1312Yとともに回転しないように調整することができる。第二仕切り部材1314Yについても同様に調整することができる。
ブラシ部1313Ybの毛の材質としては、6ナイロン、12ナイロン、ポリエステル、PET(ポリエチレンテレフタラート)、アクリル、レーヨン、ポリプロピレン等を用いることができる。
なお、第一仕切り部材1313Yにブラシ部1313Ybを形成する代わりに、図4(b)に示すように、断面が略T字形状の突起部1313Ycを形成し、当該突起部1313Ycを、図4(c)に示すように、トナーカートリッジ131Yの内壁に形成した、断面が略C字形状で開口部が幅狭に構成されたレール溝1316Yに摺嵌して、第一仕切り部材1313Yが、回転軸部材1312Yとともに回転しないように調整することとしてもよい。第二仕切り部材1314Yについても同様に調整することができる
図3(a)の説明に戻って、第一仕切り部材1313Yにより分割された各区画には、それぞれ、異なるトナー濃度の現像剤1315Ya、1315Ybが充填されている。具体的には、排出口1311Yが形成された側の区画に充填されている現像剤1315Yaのトナー濃度が、もう一方の区画に充填されている現像剤1315Ybのトナー濃度よりも低くなるように各現像剤が構成されている。本実施の形態では、現像剤1315Yaを、トナーとキャリアからなる二成分現像剤とし、現像剤1315Ybを、当該キャリアを除去したトナーのみからなる一成分の現像剤とする。
トナーカートリッジ131Yの内部空間を分割する割合は、ユーザに対し、現像剤残量がどのくらい減少した時点で、プリンタ1に警告表示させるかによって決定され、製造者が予め当該割合を決定する。例えば、現像剤残量が、未使用状態のときの総現像剤量の10%の残量になったときに警告表示をさせる場合には、現像剤1315Yaと現像剤1315Ybの容量比が9:1となるように、トナーカートリッジ131Yの内部空間の区画が仕切られ、各区画に、対応する現像剤が製造者によって充填される。
各区画への現像剤の充填は、例えば、トナーカートリッジ131Yの両端部近傍の、各区画に対応する位置にそれぞれ現像剤を充填するための充填口を設け、トナーカートリッジの排出口1311Yを閉じ、第一仕切り部材1313Yと第二仕切り部材1314Yを現像剤未充填の状態で図3(a)に示すように、初期位置に配置した状態で、排出口1311Yがある端部側の充填口から現像剤1315Yaを、もう一方の端部側の充填口から現像剤1315Ybを充填することにより行うことができる。このとき、両仕切り部材が長手方向に動かないようにするため、回転軸部材1312Yを、回転しないように固定しておく。なお、充填後、各充填口は、現像剤が外部に漏れ出さないようにキャップ等により封止される。
トナーカートリッジ内における第一及び第二仕切り部材の上記初期位置への配置は、例えば、トナーカートリッジの容器の一端部に回転可能に回転軸部材1312Yを取り付けた後、回転軸部材1312Yの他端部から第一及び第二仕切り部材1313Y、1314Yを、その貫通孔を介して挿入し、回転軸部材1312Yを回転させながら、第一及び第二仕切り部材1313Y、1314Yをそれぞれ上記初期位置まで移動させることにより行うことができる。又、容器の他端部は、例えば、中央部に回転軸部材1312Yを回転可能に貫通させる貫通孔を設けたキャップ部材等で閉じることができる。
回転軸部材1312Yは、外周面全体が、ねじ切り加工されており、第一及び第二仕切り部材1313Y、1314Yの各ねじ切り部と螺合するように構成されている。そして、回転軸部材1312Yがステッピングモータ1317Yにより回動されることにより、ねじ切り部において回転軸部材1312Yと螺合している第一及び第二仕切り部剤1313Y、1314Yが、それぞれ、ねじ送り作用によってトナーカートリッジ131Yの内周壁に沿いながら排出口1311Yに向かって移動する。
図3(b)、図3(c)は、第一及び第二仕切り部剤1313Y、1314Yが、排出口1311Yに向かって移動する様子を示す図である。
これにより、異なる区画の現像剤が、混合されないように、区画順に互いに異なるトナー濃度の現像剤をサブホッパー132Yに排出させることができるので、排出口1311Yから排出されるトナー濃度の変化を監視することにより、トナーカートリッジ131Y内の現像剤1315aが全て消費されたか否かを判定することができる。その結果、トナーカートリッジ131Y内の現像剤の残量が、警告表示すべき残量になったことを検出することができる。
次にサブホッパー132Yの構成について説明する。図5は、サブホッパー132Yの詳細な構成を示す図である。サブホッパー132Yは、その内部に掻き揚げパドル1321Y、トナー濃度センサ1322Y、スパイラルローラ1323Y等を有し、その外壁には図示しないステッピングモータが設けられ、当該ステッピングモータは、スパイラルローラ1323Yと連結されている。
スパイラルローラ1323Yの本体の一部に掻き揚げパドル1321Yは、固定されており、上記のステッピングモータにより、スパイラルローラ1323Yと掻き揚げパドル1321Yが回転駆動される。これにより、トナーカートリッジ131Yより排出された、サブホッパー132Y内の現像剤が、その下部に設けられた出口から適量ずつ現像器13Yへ繰り出される。
トナー濃度センサ1322Yは、トナーとキャリアからなる二成分現像剤の透磁率を計測することにより、現像剤のトナー濃度を検出する透磁率センサである。トナー濃度センサ1322Yにより、排出口1311Yから排出される現像剤のトナー濃度の変化を検出することができ、その結果、トナーカートリッジ131Y内の現像剤の残量が、警告表示すべき残量になったことを検出することができる。
図1の説明に戻って、露光部20は、内部にY〜B色の画像形成のための四個のレーザダイオード、ポリゴンミラー、及び走査レンズ等を備えるプリントヘッド21、Y〜B色の画像形成のための4個の反射ミラー22等を備え、制御部400からの駆動信号によりY〜B色の画像形成のためのレーザ光を発し、作像部10Y、10M、10C、10Kの各感光体ドラムを露光走査する。この露光走査により、帯電器12Yにより帯電された感光体ドラム11Y上に静電潜像が形成される。作像部10M、10C、10Bの各感光体ドラム上にも同様にして静電潜像が形成される。
各感光体ドラム上に形成された静電潜像は、作像部10Y、10M、10C、10Bの各現像器により現像されて各感光体ドラム上に対応する色のトナー像が形成される。形成されたトナー像は、作像部10Y、10M、10C、10Bの各一次転写ローラ(図1では、作像部10Yに対応する一次転写ローラのみ符号14Yを付し、他の一次転写ローラについては、符号を省略している。)により、中間転写ベルト30上の同じ位置で重ね合わされるように、中間転写ベルト30上にタイミングをずらして順次一次転写された後、二次転写ローラ60による静電力の作用により中間転写ベルト30上のトナー像が一括して記録シート上に二次転写される。
トナー像が二次転写された記録シートは、さらに定着装置300に搬送され、記録シート上のトナー像(未定着画像)が、定着装置300において加熱及び加圧されて記録シートに熱定着された後、排出ローラ80により排紙トレイ600に排出される。
給紙部200は、記録シート(図1の符号Sで表す)を収容する給紙カセット201と、給紙カセット201内の記録シートを搬送路202上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ203と、繰り出された記録シートを二次転写位置61に送り出すタイミングをとって記録シートを搬送するタイミングローラ対204などを備えている。
給紙カセット201は、1つに限定されず、複数であってもよい。記録シートとしては、大きさや厚さの異なる用紙(普通紙、厚紙)やOHPシートなどのフィルムシートを利用できる。給紙カセットが複数ある場合には、大きさ又は厚さ又は材質の異なる記録シートを複数の給紙カセットに収納することとしてもよい。
タイミングローラ対204は、同じ位置に重ね合わされるように中間転写ベルト30上に一次転写されたトナー像が二次転写位置61に搬送されるタイミングに合わせて記録シートをニ次転写位置61に搬送し、中間転写ベルト30に当接させる。そして、ニ次転写ローラ60により中間転写ベルト30上のトナー像が一括して記録シート上に二次転写される。
繰り出しローラ203、タイミングローラ対204等の各ローラは、搬送モータ(不図示)を動力源とし、歯車ギヤやベルトなどの動力伝達機構(不図示)を介して回転駆動される。この搬送モータとしては、例えば、高精度の回転速度の制御が可能なステッピングモータが使用される。
定着装置300は、定着ローラと加圧ローラを有し、両ローラ間に形成される定着ニップ部に、トナー像が二次転写された記録シートを挿入して記録シートを加圧状態で加熱して、当該トナー像を記録シートに熱定着させる。定着ローラには、ハロゲンヒータ等の発熱体が内包され、この発熱体のオン・オフを制御部400により、制御することで、定着装置300の温度制御が行われる。なお、定着装置の加熱方式は、上記のような熱ローラ方式に限定されず、例えば、電磁誘導加熱方式であってもよいし、抵抗発熱体による加熱方式であってもよい。
又、定着ローラは、駆動モータ等の駆動力により回転し、定着ローラの回転に伴って加圧ローラが従動回転する。この回転の制御は、制御部400により行われる。操作パネル500は、複数の入力キーと液晶表示部を備え、液晶表示部の表面にはタッチパネルが積層されている。タッチパネルからのタッチ入力又は入力キーからのキー入力により、ユーザからの指示を受取り、制御部400に通知する。
[3]制御部の構成
図6は、制御部400の構成と制御部400の制御対象となる主構成要素との関係を示す図である。制御部400は、所謂コンピュータであって、同図に示されるように、CPU(Central Processing Unit)401、通信インターフェース(I/F)部402、ROM(Read Only Memory)403、RAM(Random Access Memory)404、画像データ記憶部405、累積現像剤補給量カウンタ406Y、406M、406C、406Bなどを備える。
通信I/F部402は、LANカード、LANボードといったLANに接続するためのインターフェースである。ROM603には、画像プロセス部100、給紙部200、定着装置300、操作パネル500を制御するためのプログラム、後述するトナーエンプティ検出処理を実行するためのプログラムなどが格納されている。
RAM404は、CPU401のプログラム実行時のワークエリアとして用いられる。
画像データ記憶部405は、通信I/F部402や図示しない画像読取部を介して入力された、印刷用の画像データを記憶している。
累積現像剤補給量カウンタ406Y〜406Bは、それぞれ、対応する色のトナーカートリッジの回転軸部材を回動させるステッピングモータ(ステッピングモータ1317Y、1317M、1317C、1317B)のパルス数をカウントする。CPU401は、カウントされた累積パルス数に基づいて、対応するトナーカートリッジからの現像剤の累積排出量(サブホッパーへ補給される累積現像剤量)を算出する。
具体的には、累積パルス数と現像剤の排出量との対応関係を示すテーブルを予めROMに記憶させておき、CPU401は、当該テーブルを参照することにより、累積排出量を算出する。
又、CPU401は、ROM603に格納されている各種プログラムを実行することにより、画像プロセス部100、給紙部200、定着装置300、操作パネル500、各色用のサブホッパー内に設けられたトナー濃度センサ1322Y、1322M、1322C、1322B、及びステッピングモータ1317Y〜1317Bを制御する。さらに、CPU401は、それぞれ後述する、現像剤補給機構の制御とトナーエンプティ検出処理を行う。
[4]現像剤補給機構の制御
現像剤補給機構の制御には大きく分けてトナーカートリッジ131Y、131M、131C、131Bから対応するサブホッパ132Y、132M、132C、132Bへのトナー補給制御と、サブホッパ132Y、132M、132C、132Bから対応する現像器内への現像剤の補給制御がある。ここでは、代表的に黄色(Y)のものだけ示す。他の色に関する現像剤補給機構の制御もトナー色が異なる以外は基本的に同一制御である。
前者の制御では、サブホッパ132Y内の図示しないサブホッパ残量センサの出力に基づいて、トナーカートリッジ131Yからサブホッパ132Y内に現像剤が補給される。サブホッパ残量センサは、ピエゾセンサで、現像剤から圧力を受けなくなることを検出することにより、サブホッパ132Y内の現像剤がエンプティになったことを検出する。
ここでは、200msの周期で、サブホッパ残量センサから制御部60へ検出結果が出力され、制御部400は、エンプティが検出されると、ステッピングモータ1317Yを回転駆動させて、トナーカートリッジ131Yからサブホッパー132Y内に現像剤を補給させる。
後者の制御は、補給量決定制御と補給制御とからなる。補給量決定制御では、制御部400は、現像ローラ13Yaが回転中に、現像器13Y内のトナー濃度センサ13Ybよりトナー濃度の検出結果を取得し、検出されたトナー濃度と予め定められた目標トナー濃度との差分に応じて現像剤の補給量を決定する。なお、差分と現像剤補給量の関係は、予め実験により求められ、両者の対応関係を示すテーブルが、ROM403に記憶されているものとする。そして、制御部400は、ROM403から当該テーブルを読出して、現像剤の補給量を決定するものとする。
補給制御では、制御部400は、補給量決定制御により決定した補給量を補給するのに必要な時間だけ、サブホッパー132Y内のスパイラルローラ1323Yと連結されているステッピングモータを駆動させ、現像器13Y内に現像剤を補給する。
又、補給制御には、プリントジョブ実行中に行われる通常トナー補給制御と、プリントジョブを中断して行われる強制トナー補給制御とがある。通常トナー補給制御では、補給可能な最大時間はプリントのための現像器駆動時間であり、プリント中は律速されるので、プリント中に目標のトナー濃度に達することができない場合があるのに対して、強制トナー補給制御では、トナー濃度が目標のトナー濃度になるまで現像剤補給機構(トナーカートリッジ131Y、サブホッパー132Y)と現像器13Yとを駆動させる。
[5]トナーエンプティ検出処理の動作
図7は、制御部400が行うトナーエンプティ検出処理の動作を示すフローチャートである。トナーエンプティ検出処理の動作は、Y〜Bの各色のトナーカートリッジ131Y〜131Bについて、それぞれ、行われる。各動作は、同一の動作であるので、ここでは、トナーカートリッジ131Yについて行われるトナーエンプティ検出処理の動作についてのみ代表的に説明する。
トナーエンプティ検出処理を実行するためのプログラムが起動されると、制御部400は、変数kを0に初期化する(ステップS701)。そして、トナーカートリッジ131Yからサブホッパー132Y内に現像剤が補給される毎に(ステップS702:YES)、制御部400は、サブホッパ132Y内のトナー濃度センサ1322Yにより検出された、補給された現像剤のトナー濃度(以下、「t」という。)を取得し(ステップS703)、tが閾値1を超えるか否かを判定する(ステップS704)。
ここで、閾値1は、トナーカートリッジ131Yから現像剤1315bの補給が開始されたか否かの判定基準となる基準値であり、新品のトナーカートリッジ131Yから最初に補給される現像剤1315aのトナー濃度値よりも大きく、現像剤1315aの後に補給される現像剤1315bのトナー濃度値よりも小さい値に設定される。ステップS704の判定を行うことにより、トナーカートリッジ131Y内の現像剤の残量が、警告表示すべき残量(現像剤1315bの初期充填量)に達したか否かを推定することができる。
tが閾値1を超えている場合(ステップS704:YES)、制御部400は、変数kが0か否かを判定する(ステップS705)。kが0である場合(ステップS705:YES)、制御部400は、「トナーカートリッジの残量が、エンプティに近づいていること」を通知する警告メッセージを操作パネル500の液晶表示部に表示させるとともに、累積現像剤補給量カウンタ406Yによるステッピングモータ1315Yのパルス数のカウントを開始して現像剤(現像剤1315b)の累積排出量(c)の算出を開始し、さらに、変数kの値を1だけインクリメントする(ステップS706)。
次に、制御部400は、cが閾値2に達したか否かを判定する(ステップS707)。ここで、閾値2は、トナーカートリッジ131Yから現像剤1315bの全量が補給され、トナーカートリッジ131Yがエンプティになったか否かを判定するための判定基準となる基準値であり、トナーカートリッジ131Yにおける現像剤1315bの初期充填量に相当する値に設定される。
cが閾値2に達している場合(ステップS707:YES)、制御部400は、「トナーカートリッジの残量が、エンプティになったこと」を通知する警告メッセージを操作パネル500の液晶表示部に表示させる(ステップS708)。そして、制御部400は、画像プロセス部100を制御して、画像プロセス部100による画像形成処理を抑止させる(ステップS709)。
さらに、制御部400は、tが閾値3まで下降したか否かを判定し(ステップS710)、下降した場合には(ステップS710:YES)、トナーエンプティ検出処理の動作を終了し、下降していない場合には(ステップS710:NO)、ステップS702の処理に移行する。
ここで、閾値3は、トナーカートリッジ131Yが、新品のトナーカートリッジ131Yに交換されてサブホッパー132Y内に補給される現像剤が、現像剤1315Ybから現像剤1315Yaに切り替わったか否かの判定基準となる基準値であり、現像剤1315Yaのトナー濃度に相当する値(A0)に設定される。なお、検出誤差(α)を考慮して、tが(A0−α)から(A0+α)の範囲内であれば、ステップS710において、tが閾値3まで下降したと判定する(ステップS710:YES)ものとする。αの値は、予め実験をして定めておくものとする。
これにより、トナー濃度の異なる現像剤1315Ya、1315Ybが第一仕切り部材1313Yで区画されて収納されているトナーカートリッジ131Yから、区画順に排出されてサブホッパー132Y内に補給される現像剤のトナー濃度(t)を検出することにより、トナーカートリッジ131Y内の現像剤の消費状態を推定することができる。
具体的には、tが閾値1を超えていない場合(tが現像剤1315Ybのトナー濃度に達していない場合)、トナーカートリッジ131Y内には、「まだ現像剤1315Yaが残っており、現像剤残量が適量である」と推定することができる。そして、tが閾値1を超えている場合(tが現像剤1315Ybのトナー濃度に達している場合)、トナーカートリッジ131Y内には、「現像剤1315Yaが残っておらず、現像剤残量が少なくなっている(警告表示すべき残量になっている)」と推定することができる。
このように、トナーカートリッジ131Y内の現像剤のトナー濃度を直接検出することにより、トナーカートリッジ131Y内の現像剤残量が推定されるので、光検出手段や現像剤補給モータの総回転量によって現像剤の残量を推定する方法に比べ、現像剤残量をより正確に検出することができる。
又、トナーカートリッジ131Y内の現像剤がエンプティになった場合には、そのことが検出され、画像形成処理が抑止されるので、現像剤不足の状態で画像形成動作が実行され、トナー不足により記録シート上に画質が劣化した画像が形成されるのを有効に防止することができる。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)本実施の形態では、各トナーカートリッジ内の分割された2つの内部空間に、それぞれ現像剤を充填することとしたが、一方(トナーカートリッジの排出口に近い側の区画)を現像剤とし、もう一方を非現像剤、例えば、キャリア及びトナーを含まない粉粒体とすることとしてもよい。この場合においても、本実施の形態の場合と同様にして、トナー濃度センサを用いてトナー濃度の変化を検出し、現像剤残量を推定することができる。
(2)本実施の形態においては、トナーカートリッジ131Y〜131Bの内部空間を分割して形成した区画に互いにトナー濃度の異なる現像剤を充填し、各トナーカートリッジから排出されるトナー濃度を検出することにより、当該トナーカートリッジにおける現像剤残量を推定することとしたが、トナー濃度以外の他の特性を検出することにより、現像剤残量を推定することとしてもよい。
例えば、分割された各区画に赤外吸収特性が互いに異なる現像剤を充填し、赤外線センサを用いて、各トナーカートリッジから排出される現像剤の赤外吸収の変化を検出することにより、実施の形態の場合と同様に現像剤残量を推定することとしてもよい。
又、分割された各区画に電気抵抗が互いに異なる現像剤を充填し、各トナーカートリッジから排出される現像剤の電気抵抗の変化を検出することにより、実施の形態の場合と同様に現像剤残量を推定することとしてもよい。現像剤の電気抵抗は、例えば、トナーに導電性物質(金属、カーボン等)を添加することにより、変えることができる。
(3)本実施の形態では、トナーカートリッジ131Y〜131Bの内部空間を2つの区画に分割することとしたが、分割の仕方は、2区画に限定されず、3区画以上であってもよい。例えば、内部空間を3つの区画に分割し、各区画に充填する現像剤のトナー濃度を互いに異なるようにしてもよい。これにより、警告表示を現像剤の残量に応じて段階的に行うことができる。
具体例として、各区画における現像剤の充填容量の比が、8:1:1となるように、内部空間を3つの区画に分割し、トナーカートリッジ131Y内の現像剤の残量が、それぞれ、未使用状態のときの総現像剤量の20%、10%の残量になったときに(サブホッパー132Y内に補給される現像剤のトナー濃度(t)が、それぞれ、2つ目、3つ目の区画の現像剤のトナー濃度に達したときに)段階的に警告表示させることができる。例えば、20%の残量になったときに、「現像剤残量が少なくなってきているので、取り替え用のトナーカートリッジを準備して下さい」というような警告メッセージを表示させ、10%の残量になったときに、本実施の形態の場合と同様に、「トナーカートリッジの残量が、エンプティに近づいていること」を通知する警告メッセージを表示させるようにすることができる。
このように、現像剤の残量に応じて段階的に警告メッセージを表示させることにより、ユーザは、前もって交換用のトナーカートリッジの在庫を確認し、在庫がない場合には、交換用のトナーカートリッジを新たに注文する等の適切な対応を迅速にとることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
又、累積現像剤補給量カウンタ406Yを用いて現像剤(現像剤1315b)の累積排出量(c)を算出し、トナーカートリッジ131Yがエンプティになったか否かを判定する(図7のステップS707)代わりに、トナーカートリッジ131Yの現像剤1315Ybが充填されている区画を2つの区画にさらに分割し、最後に排出される区画の内部空間の容量を微量にし、当該区画に現像剤1315Ya及び1315Ybの何れともトナー濃度が異なる少量(例えば、未使用状態のときの現像剤1315Ybの現像剤量の2〜5%の容量)の現像剤量を充填し、当該区画の現像剤が、サブホッパー132Y内に補給開始されたことが、トナー濃度センサ1322Yにより検出された場合に、「トナーカートリッジの残量が、エンプティになったこと」を通知する警告メッセージを表示させることとしてもよい。
(4)本実施の形態では、図7に示すトナーエンプティ検出処理の動作において、警告メッセージの通知を操作パネル500の液晶表示部に表示させることにより行うこととしたが、音声等の他の方法で当該通知を行うこととしてもよい。
(5)本実施の形態では、現像剤がトナーとキャリアの二成分からなる二成分現像方式の場合における、トナーカートリッジの現像剤残量の推定技術について説明したが、当該推定技術は、現像剤がトナーのみからなる一成分現像方式の場合においても、トナーカートリッジの各区画に充填するトナーの特性が互いに異なるようにすることにより同様に適用することができる。
(6)本実施の形態では、現像剤補給機構の制御において、サブホッパ残量センサを用いてサブホッパ132Y内の現像剤がエンプティになったことを検出することとしたが、トナー濃度センサ1322Yを用いてサブホッパ132Y内の現像剤がエンプティになったことを検出することとしてもよい。
本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特にトナーカートリッジを装着して現像剤の補給を行う画像形成装置において、トナーカートリッジ内の現像剤の残量を検出し、当該残量を通知する技術として利用できる。
1 プリンタ
10Y〜10B 作像部
11Y 感光体ドラム
13Y 現像器
13Ya 現像ローラ
13Yb、1322Y〜1322B トナー濃度センサ
14Y 一次転写ローラ
20 露光部
30 中間転写ベルト
40 駆動ローラ
50 従動ローラ
60 二次転写ローラ
70 クリーナ
80 排出ローラ
100 画像プロセス部
131Y〜131B トナーカートリッジ
132Y〜132B サブホッパー
200 給紙部
300 定着装置
500 操作パネル
600 排紙トレイ
1311Y 排出口
1312Y 回転軸部材
1313Y 第一仕切り部材
1314Y 第二仕切り部材
1315Ya、1315Yb 現像剤
1316Y レール溝
1317Y〜1317B ステッピングモータ

Claims (7)

  1. トナーカートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、
    前記トナーカートリッジは、有底筒状をした長尺体であり、長手方向の一方の端部近傍に充填剤の排出口を有し、内部の現像剤充填空間に、排出口に近い側から順に第1、第2の仕切り部材が長尺体内壁に沿って滑動自在に設けられ、排出口が存在する側の長尺体の端部から第1の仕切り部材までの空間に、補充用現像剤が充填され、第1の仕切り部材と第2の仕切り部材の間に前記現像剤とは特性の異なる粉粒体が充填された構成であり、
    前記トナーカートリッジが前記画像形成装置の本体に装着されているときに、本体への充填剤の補給のために前記2つの仕切り部材を前記排出口に向かって移動させる移動駆動手段と、
    前記特性を監視することにより、前記排出口から前記補充用現像剤が排出されているか、前記粉粒体が排出されているかを監視する監視手段と、
    監視結果に基づいて前記トナーカートリッジにおける充填剤の残量を推定する推定手段と、
    推定した前記残量を通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記特性はトナー濃度であり、
    前記粉粒体は、現像剤である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1及び第2仕切り部材は、内周面がねじ切り加工された貫通孔を有する板状の部材であり、
    前記トナーカートリッジは、外周面全体がねじ切り加工され、前記排出口が存在する側の端部から前記長手方向他端を貫通するように伸び、前記第1及び第2仕切り部材の各貫通孔を貫通して当該貫通孔の内周面と螺合する長尺の回転軸部材を有し、
    前記移動駆動手段は、前記回転軸部材を回動させて前記2つの仕切り部材を前記排出口に向かって移動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記粉粒体の排出が開始された場合に、その後、前記排出口から排出される前記粉粒体の累積量を算出する算出手段と、
    画像形成処理の実行を制御する画像形成制御手段と、
    を備え、
    前記累積量が前記粉粒体の初期充填量に達した場合に、
    前記推定手段は、前記トナーカートリッジが空になったと推定し、
    前記画像形成制御手段は、画像形成処理の実行を抑止する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記補充用現像剤のトナー濃度は、前記粉粒体のトナー濃度よりも低く、
    前記推定手段は、監視しているトナー濃度が、前記粉粒体のトナー濃度まで上昇した後、再び前記補充用現像剤のトナー濃度まで下降した場合に、前記トナーカートリッジが新しいトナーカートリッジに交換されたと推定する
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置に着脱可能なトナーカートリッジであって、
    有底筒状をした長尺体であり、長手方向の一方の端部近傍に充填剤の排出口を有し、内部の現像剤充填空間に、排出口に近い側から順に第1、第2の仕切り部材が長尺体内壁に沿って滑動自在に設けられ、排出口が存在する側の長尺体の端部から第1の仕切り部材までの空間に、補充用現像剤が充填され、第1の仕切り部材と第2の仕切り部材の間に前記現像剤とは特性の異なる粉粒体が充填された構成である
    ことを特徴とするトナーカートリッジ。
  7. 前記第1及び第2仕切り部材は、内周面がねじ切り加工された貫通孔を有する板状の部材であり、
    前記トナーカートリッジは、外周面全体がねじ切り加工され、前記排出口が存在する側の端部から前記長手方向他端を貫通するように伸び、前記第1及び第2仕切り部材の各貫通孔を貫通して当該貫通孔の内周面と螺合する長尺の回転軸部材を有する
    ことを特徴とする請求項6記載のトナーカートリッジ。
JP2010147932A 2010-06-29 2010-06-29 トナーカートリッジ及び画像形成装置 Withdrawn JP2012013786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010147932A JP2012013786A (ja) 2010-06-29 2010-06-29 トナーカートリッジ及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010147932A JP2012013786A (ja) 2010-06-29 2010-06-29 トナーカートリッジ及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012013786A true JP2012013786A (ja) 2012-01-19

Family

ID=45600328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010147932A Withdrawn JP2012013786A (ja) 2010-06-29 2010-06-29 トナーカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012013786A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015187659A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像剤補給装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2016042143A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015187659A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像剤補給装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2016042143A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7248825B2 (en) Developer replenishing apparatus
KR100729310B1 (ko) 화상 형성 장치
JP5258415B2 (ja) 画像形成装置
JP2006011404A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2009288586A (ja) 画像形成装置
US9864301B1 (en) Image forming apparatus
US9195172B2 (en) Developing device and image forming apparatus
JP4995299B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2012022119A (ja) トナーカートリッジ及び画像形成装置
JP2011227367A (ja) 現像装置、画像形成装置及びトナー補給方法
JP2008020696A (ja) 画像形成装置
JP2012013786A (ja) トナーカートリッジ及び画像形成装置
JP2009098160A (ja) 画像形成装置
JP2016184027A (ja) 画像形成装置
JP5307063B2 (ja) 画像形成装置
JP6108290B2 (ja) 現像剤の補給方法、及び補給判定部を備えた画像形成装置
JP2008076428A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2003195699A (ja) 画像形成装置
JP2011191700A (ja) 画像形成装置及びトナー濃度制御プログラム
JP6269291B2 (ja) 画像形成装置
JP2009025493A (ja) 現像装置および画像形成装置
US8831445B2 (en) Image forming apparatus having dual speed stirring control
JP4914516B2 (ja) 画像形成装置
JP2007328241A (ja) 画像形成装置
JP2022150550A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130417

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130903