JP2012012920A - 消音側溝 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 側溝本体の両側壁の内側壁上端部に設けた蓋受け部に蓋を配置する側溝において、前記蓋受け部の内壁面には、上下部が円径の凹部で円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成した縦凹部を左右対称に複数箇所設け、前記蓋の側面は上面幅より下面幅を幅狹にしてテーパー面に形成し、該蓋の側面には縦凹部の円弧径よりやや大きい径とし、円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成し、上部をコンクリートで形成すると共に、下部は可撓性を有する消音部材で形成した縦凸部を複数個垂下設し、前記縦凹部と消音部材とは線接触して拘束力を発生させて蓋のガタツキを防止し、騒音の発生を規制する。
【選択図】図1
Description
この構成は、蓋掛け後に砂を入れてサンドクッションによりガタつきを無くしたもので、構造は簡単であるが、消音効果が薄いというという問題点がある。
(1)鉄筋コンクリート製で製造されたU形側溝本体(以下側溝本体という)、及び蓋のねじれ及び誤差、
(2)載荷重時における偏荷重と、許容誤差による蓋の移動(流水方向(縦方向))
(3)載荷重時における偏荷重と、側溝本体と蓋のクリアランスによる蓋の移動(横断方向(横方向))
(4)経年による蓋、表面温度の寒暖による急激な繰返し温度変化により、比較的大きな面積の蓋、あるいは比較的薄い蓋等に発生するコンクリートのクリープ現象による変形
(5)砂、ゴミが側溝本体と蓋の間に堆積する
等が考えられることが解明できた。
側溝本体の左右側壁の内側壁上端部に設けた蓋受け部に蓋を配置する側溝において、
前記蓋受け部の内壁面には、上下部が円径の凹部で円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成した縦凹部を左右対称に複数箇所設け、前記蓋の側面は上面幅より下面幅を幅狹にしてテーパー面に形成し、該蓋の側面には前記縦凹部の円弧径よりやや大きい円弧及び弦とし、円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成し、上部をコンクリートで形成すると共に、下部は可撓性を有する消音部材で形成した縦凸部を複数個垂下設し、前記縦凹部と消音部材とは線接触して拘束力を発生させて蓋のガタツキを防止し、騒音の発生を規制することを特徴としている。
側溝本体の左右側壁の内側壁上端部に設けた蓋受け部に蓋を配置する側溝において、
前記蓋受け部の内壁面には、上下部が円径の凹部で円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成した縦凹部を左右対称に複数箇所設け、前記蓋の側面は上面幅より下面幅を幅狹にしてテーパー面に形成し、該蓋の側面には前記縦凹部の円弧径よりやや大きい円弧及び弦とし、円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成した可撓性を有する、蓋の側面のほぼ1/3から1/4高さの消音部材を、側面の下部に縦方向に複数個取り付け、前記縦凹部と消音部材とは線接触して拘束力を発生させて蓋のガタツキを防止し、騒音の発生を規制することを特徴としている。
消音部材は、蓋の側面の任意高さ位置に配設したことを特徴としている。
消音部材は、表面を縦凹部の円弧径より大きい円弧径に形成した本体と、該本体の背面中央の横部材の上下に、コンクリートを充填する空間部を形成し、該本体の両端部に、成形後切断する切断部を備えた水平な棒体を有する耳部を設けたことを特徴としている。
消音部材は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ゴム、可撓性合成樹脂で制作することを特徴としている。
蓋型枠の仕切鉄板には、棒体が挿通する孔を設け、該孔から棒体を挿通させて消音部材を蓋型枠の内側に固定した後、該蓋型枠にコンクリートを流し込んで、縦凸部の下部に消音部材の表面を露出させる態様で該消音部材を埋設させ、コンクリート硬化後であって型枠脱型作業時に棒体の切断部を切断して蓋を製造することを特徴としている。
(1)側溝本体に蓋をはめ込む時、縦凸部がその深さの2/3位入った時、側溝本体の縦凹部と蓋の縦凸部が線接触を発生し、拘束力が発生し始める。続いて側溝本体の縦凹部と蓋の縦凸部が線接触を発生させて縦凸部には拘束力を発生し、騒音防止が出来る。
本発明の消音側溝上を車両を走行させて計測の結果零に近い数値を記録できた。図11の「騒音測定結果」ように、A(No1),B(No2),C(No3)の各地点に設置した騒音計で測定をした。前記A(No1),B(No2),C(No3)の各地点の騒音計A,B,Cにおける騒音は、かっこ書きの人間や車両が発生する騒音を基準とした場合、この基準値以上の騒音を記録できなかった。これにより、側溝の新規設置の時から騒音が規制できることが実証できた。
先ず、本発明の消音側溝1は、図1〜2のように、側溝本体1の左右側壁7、7の内側壁上端部に設けた蓋受け部8に蓋2を配置する側溝に関するものである。
すなわち、イ.蓋2の上面d1<蓋2の下面d2、
ロ.側溝本体の円弧径R=7.5<蓋円弧径R=8.5とした場合は、側溝本体1の縦凹部9と蓋2の縦凸部4のはめ込み後の間隔(隙間)は、上面部で2.8m/m、下面部では0.25m/mと小さいが、嵌め込み前の側溝本体1縦凹部9は2〜5.5 m/m、嵌め込み前の蓋縦凸部4は3〜9 m/mと大きい。
側溝本体1の左右側壁7.7の内側壁上端部に設けた蓋受け部9に蓋2を配置する側溝において、
前記蓋受け部8の内壁面9aには、上下部が円径の凹部で円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成した縦凹部9を左右対称に複数箇所設け、前記蓋2の側面3は上面幅より下面幅を幅狹にしてテーパー面に形成し、該蓋2の側面3には前記縦凹部9の円弧径よりやや大きい円弧及び弦とし、円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成した可撓性を有する、蓋2の側面3のほぼ1/3から1/4高さの消音部材6を、側面3の下部に縦方向に複数個取り付け、前記縦凹部9と消音部材6とは線接触して拘束力を発生させて蓋のガタツキを防止し、騒音の発生を規制することを特徴としている。
前記消音部材6aの裏面には横断面U字状に抉った形状の空間部63が形成され、製造の際に、消音部材6aとコンクリート14の付着が良好になる。さらに、消音部材6aが安価に提供できコストダウンを図ることができる。また、消音部材6aの前面所定位置に中心軸線に沿って割り溝を設けた棒体64を水平に一体設されている。さらに、下部両側には耳部65を設け、本体61上部には円弧状の鍔67が立設されている。
この第2実施例の消音部材6aを使用した場合に、棒体64を本体61の表面に1個設けたのは、型枠の凹部が円弧のため、コンクリート打設時における振動による左右、上下への移動を防止するためである。また、第1実施例の棒体64が2個の場合より型枠への装着が容易にできること、さらに、消音部材6aが安価に提供できコストダウンを図ることができるためである。
2 蓋
3 側面
4 縦凸部
5 コンクリート部
6、6a 消音部材
61 本体
62 横部材
63 空間部
64 棒体
65 耳部
66 切断部
67 鍔
7 側壁
8 蓋受け部
9 縦凹部
10 車両
11 鉄板
12 蓋型枠
13 孔
14 コンクリート
A,B,C 騒音計
Claims (6)
- 側溝本体の左右側壁の内側壁上端部に設けた蓋受け部に蓋を配置する側溝において、
前記蓋受け部の内壁面には、上下部が円径の凹部で円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成した縦凹部を左右対称に複数箇所設け、前記蓋の側面は上面幅より下面幅を幅狹にしてテーパー面に形成し、該蓋の側面には前記縦凹部の円弧径よりやや大きい円弧及び弦とし、円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成し、上部をコンクリートで形成すると共に、下部は可撓性を有する消音部材で形成した縦凸部を複数個垂下設し、前記縦凹部と消音部材とは線接触して拘束力を発生させて蓋のガタツキを防止し、騒音の発生を規制することを特徴とする消音側溝。 - 側溝本体の左右側壁の内側壁上端部に設けた蓋受け部に蓋を配置する側溝において、
前記蓋受け部の内壁面には、上下部が円径の凹部で円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成した縦凹部を左右対称に複数箇所設け、前記蓋の側面は上面幅より下面幅を幅狹にしてテーパー面に形成し、該蓋の側面には前記縦凹部の円弧径よりやや大きい円弧及び弦とし、円弧及び弦の大きさが下部に行くほど大きくなるように形成した可撓性を有する、蓋の側面のほぼ1/3から1/4高さの消音部材を、側面の下部に縦方向に複数個取り付け、前記縦凹部と消音部材とは線接触して拘束力を発生させて蓋のガタツキを防止し、騒音の発生を規制することを特徴とする消音側溝。 - 消音部材は、蓋の側面の任意高さ位置に配設したことを特徴とする請求項2記載の消音側溝。
- 消音部材は、表面を縦凹部の円弧径より大きい円弧径に形成した本体と、該本体の背面中央の横部材の上下に、コンクリートを充填する空間部を形成し、該本体の両端部に、成形後切断する切断部を備えた水平な棒体を有する耳部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の消音側溝。
- 消音部材は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ゴム、可撓性合成樹脂で制作することを特徴とする請求項1又は2記載の消音側溝。
- 蓋型枠の仕切鉄板には、棒体が挿通する孔を設け、該孔から棒体を挿通させて消音部材を蓋型枠の内側に固定した後、該蓋型枠にコンクリートを流し込んで、縦凸部の下部に消音部材の表面を露出させる態様で該消音部材を埋設させ、コンクリート硬化後であって型枠脱型作業時に棒体の切断部を切断して蓋を製造することを特徴とする消音側溝用蓋の製造方法。
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JPH116194A (ja) * | 1996-11-29 | 1999-01-12 | Toshizou Nishikawa | 蓋板を備えたコンクリートブロック |
JP2005105514A (ja) * | 2003-08-12 | 2005-04-21 | Hokuetsu:Kk | 蓋版の位置規制をできるようにした側溝ブロック |
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