JP2012012512A - 蛍光体組成物 - Google Patents

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【課題】本発明は、幅広い発光波長と発光強度を有する、ハイドロタルサイトとベンゾフェノンを用いた蛍光体組成物の提供を目的とする。
【解決手段】ハイドロタルサイトとベンゾフェノン系化合物とを含むことを特徴とする蛍光体組成物である。そしてハイドロタルサイトは、ハイドロタルサイトを熱処理してなる焼成物であることが好ましく。また焼成物は、ハイドロタルサイトを200℃〜800℃で熱処理してなる焼成物であることが好ましい。ハイドロタルサイトは、BET比表面積1〜200cm/gであることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光体組成物に関する
従来から蛍光体は、CRT用や、液晶ディスプレイ用、プラズマディスプレイ用など幅広く使用されている。さらに照明用途やセキュリティ用途にも使用されている
そして、例えば有機物質で被覆した希土類蛍光体が提案されている(特許文献1参照)。しかし係る希土類蛍光体は、発光波長域が狭く、さらに発光強度も弱いという課題があった。
特開2004−277549号公報
本発明は、幅広い発光波長と発光強度を有する、ハイドロタルサイトとベンゾフェノンを用いた新規な蛍光体組成物の提供を目的とする。
本発明は、ハイドロタルサイトとベンゾフェノン系化合物とを含むことを特徴とする蛍光体組成物に関する。
また本発明は、ハイドロタルサイトが、ハイドロタルサイトを熱処理してなる焼成物(B)であることを特徴とする上記発明の蛍光体組成物に関する。
また本発明は、焼成物(B)が、ハイドロタルサイトを200℃〜800℃熱処理してなる焼成物であることを特徴とする上記発明の蛍光体組成物に関する。
また本発明は、ハイドロタルサイトが、BET比表面積が1〜200cm/gであることを特徴とする上記発明の蛍光体組成物に関する。
また本発明は、ベンゾフェノン系化合物(C)が、340nmにおけるモル吸光係数1000〜15000(l/mol・cm)であることを特徴とする上記発明の蛍光体組成物に関する。
また本発明は、ベンゾフェノン系化合物(C)が、340nmにおけるモル吸光係数1000〜15000(l/mol・cm)であることを特徴とする上記発明の蛍光体組成物に関する。
また本発明は、ベンゾフェノン系化合物(D)が、融点25〜120℃であることを特徴とする上記発明の蛍光体組成物に関する。
また本発明は、ハイドロタルサイトが、平均板面径0.01〜0.9μmであることを特徴とする上記発明の蛍光体組成物に関する。
また本発明は、ハイドロタルサイト100重量部に対して、ベンゾフェノン系化合物を0.1〜2000重量部用いることを特徴とする上記発明の蛍光体組成物に関する。
本発明では、ハイドロタルイサイトとベンゾフェノン系化合物を組合わせることで、幅広い発光波長と、発光強度が大きい蛍光体組成物を得ることができた。
蛍光体組成物の蛍光スペクトルである(実施例1、実施例2)。 蛍光体組成物の蛍光スペクトルである(実施例3、実施例4)。 蛍光体組成物の蛍光スペクトルである(実施例5、実施例6)。 蛍光体組成物の蛍光スペクトルである(実施例7、実施例8)。 蛍光体組成物の蛍光スペクトルである(実施例9)。
本発明の蛍光体組成物は、ハイドロタルサイトとベンゾフェノン系化合物を含むことが重要である。ハイドロタルサイトは層状の複合金属化合物であるため、この層間にベンゾフェノン系化合物が吸着、あるいは取り込まれることが考えられる。本発明では、ハイドロタルサイトとベンゾフェノン系化合物を共存させることにより、両者の間に何らかの化学的結合が形成され、新たなエネルギーバンドが形成されたと推測している。そして、蛍光体組成物にエネルギーを加えるとベンゾフェノン系化合物が励起状態になり、そこから新たなエネルギーバンドへの電荷移動が起こり、発光していると推測している。発光は400〜600nmの可視域で確認されている。
本発明においてハイドロタルサイトは、天然に産出する粘土鉱物であり、層状の複合金属化合物である。本発明では、天然物や合成されたハイドロタルサイトを用いることができる。
本発明においてハイドロタルサイトは、ハイドロタルサイトを熱処理した焼成物を用いることも好ましい。ハイドロタルサイトを熱処理することにより、発光強度を向上させることができる。熱処理温度は200〜800℃が好ましく、250℃から700℃がより好ましい。また熱処理時間は、熱処理温度に応じて調整すれば良いが、1〜24時間が好ましく、1〜10時間がより好ましい。さらに熱処理時の雰囲気は酸化雰囲気、非酸化雰囲気いずれでも良いが、水素のような強い還元作用を持つガスは使用しないほうが良い。
また本発明においてハイドロタルサイトは、BET比表面積が1〜200m/gであることが好ましく、1〜160m/gがより好ましい。この数値範囲内であれば、ハイドロタルサイトの層間にベンゾフェノンを効率的に取り込むことができ、良好な発光強度を得ることできる。
また本発明においてハイドロタルサイトは、平均粒子径0.01〜1μmが好ましく、0.01〜0.75μmがより好ましい。1μmを超える場合、光透過性が要求される部材やディスプレイ用などの視認性が要求される用途に適さない恐れがある。また0.01μm未満のハイドロタルサイトは工業上生産が困難である。なおハイドロタルサイトの平均粒子径は、電子顕微鏡写真を用いて、例えば三千倍から一万倍へ拡大した画像から算出した数値の平均値で示したものである。
また本発明においてハイドロタルサイトは、平均板面径が0.01〜0.9μmであることが好ましく、0.02〜0.75μmがより好ましい。0.9μmを超える場合、光透過性が要求される部材やディスプレイ用などの視認性が要求される用途へ使用される場合に、用いることが難しくなる恐れがある。また0.01μm未満のハイドロタルサイトは工業上生産が困難である。なおハイドロタルサイトの平均板面径は、電子顕微鏡写真を用いて、例えば三千倍から一万倍へ拡大した画像から算出した数値の平均値で示したものである。
本発明においてハイドロタルサイトが、下記一般式(1)で表される化合物であることも好ましい。
Mg1−a・Al(OH)・Ann− a/n・cHO 一般式(1)
(0.2≦a≦0.33、0≦c≦1、An:n価の陰イオン)
一般式(1)において、Al含有量割合aは0.2〜0.33が好ましい。0.2未満の場合、ハイドロタルサイトを製造するのが難しく、0.33を超えると発光波長域が狭くなる恐れや、発光強度が低下する恐れがある。水分含有量cは0≦c≦1が好ましい。また、アニオンAnn−の種類は、特に限定されるものではないが、例えば水酸イオン、炭酸イオン、ケイ酸イオン、有機カルボン酸イオン、有機スルフォン酸イオン、有機リン酸イオンなどが挙げられる。なお一般式(1)における指数aは、ハイドロタルサイトを酸で溶解し、「プラズマ発光分光分析装置 SPS4000(セイコー電子工業(株))」で分析して求めた。
本発明においてハイドロタルサイトが、下記一般式(2)で表される化合物であることもできる。
(MMg1−a1−b・Al(OH)・Ann− b/n・cHO 一般式(2)
(MはNi、Zn、Cu、およびCaより選ばれる金属を示し、a、bおよびcはそれぞれ式0≦a≦1、0.2≦b≦0.33、0≦c≦4、An:n価の陰イオン)
一般式(2)において、Al含有量割合aは0.2〜0.33が重要である。0.2未満の場合、ハイドロタルサイトを製造するのが難しく、0.33を超えると発光波長域が狭くなる恐れや、発光強度が低下する恐れがある。水分含有量cは0≦c≦4が好ましい。また、アニオンAnn−の種類は、特に限定されるものではないが、例えば水酸イオン、炭酸イオン、ケイ酸イオン、有機カルボン酸イオン、有機スルフォン酸イオン、有機リン酸イオンなどが挙げられる。
本発明の蛍光体組成物に、一般式(1)または一般式(2)で表される化合物を用いることで発光強度をより向上させることができる。
本発明においてベンゾフェノン系化合物は、融点が25〜120℃であることが好ましく、25〜105℃より好ましい。この温度範囲内であるとベンゾフェノン化合物を熱溶解した上でハイドロタルサイトの層間へ導入させやすいため好ましい。なおベンゾフェノン系化合物の融点は、融点測定装置により3回測定した数値の平均値で示したものである。
また本発明においてベンゾフェノン系化合物は、340nmにおけるモル吸光係数が1000〜15000(l/mol・cm)であることが好ましい。1000未満の場合、発光効率が低下する恐れがある。一方、15000を超える場合、ベンゾフェノン系化合物同士でエネルギー移動が起こり、発光効率が低下する恐れがある。なおモル吸光係数は、濃度5×10−5mol/lのエタノール溶液を調整し、1cm石英セルにて島津製作所製分光光度計UV−3600を用いてUVスペクトルを測定し、得られたスペクトルチャートから算出した。
本発明で、ベンゾフェノン系化合物(D)は、具体的には、例えば2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクタデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−5−クロロベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン等が挙げられる。その中でも、変換効率の点から2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンが好ましい。
本発明の蛍光体組成物は、ハイドロタルサイト100重量部に対して、ベンゾフェノン系化合物を0.1〜2000重量部用いることができる。この数値範囲外になると発光強度が低下する恐れがある。
ここで合成のハイドロタルサイトの製造方法について、一般式(1)および一般式(2)で示される化合物の製造方法を一例として説明する。
まずマグネシウム塩水溶液、亜鉛塩水溶液、ニッケル塩水溶液、カルシウム塩水溶液の少なくとも1種とアニオンを含有したアルカリ性水溶液とおよびアルミニウム塩水溶液とを混合し、pHが8〜14の範囲の混合溶液とした後、該混合溶液を80〜100℃の温度範囲で熟成して得ることができる。
熟成反応中のpHは10〜14が好ましく、11〜14がより好ましい。pHが10未満の場合、板面径が大きく、適度な厚みを有したハイドロタルサイトが得られない恐れがある。
熟成温度が80℃未満及び100℃以上では適度な板面径を有するハイドロタルサイトを得ることが困難となる。より好ましい熟成温度は85〜100℃である。
ハイドロタルサイトの熟成反応のエージング時間は特に限定されないが、例えば2〜24時間程度である。2時間未満の場合には、板面径が大きく、適度な厚みを有したハイドロタルサイトが得られ難い。24時間を超える熟成は経済的ではない。
前記アニオンを含むアルカリ性水溶液としては、アニオンを含む水溶液と水酸化アルカリ水溶液との混合アルカリ水溶液が好ましい。
アニオンを含む水溶液としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、有機カルボン酸塩、有機スルフォン酸塩、有機リン酸塩などの水溶液が好ましい。
水酸化アルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、尿素水溶液などが好ましい。
本発明において金属塩水溶液としては、硫酸金属水溶液、塩化金属水溶液及び硝酸金属水溶液などを使用することができ、好ましくは塩化マグネシウム水溶液である。また、酸化金属粉末や水酸化金属粉末のスラリーを代用しても良い。
本発明においてアルミニウム塩水溶液としては、硫酸アルミニウム水溶液、塩化アルミニウム水溶液及び硝酸アルミニウム水溶液などを使用することができ、好ましくは硫酸アルミニウム水溶液、塩化アルミニウム水溶液である。また、酸化アルミニウム粉末や水酸化アルミニウム粉末のスラリーを代用しても良い。
アニオンを含有するアルカリ水溶液、マグネシウム、亜鉛、ニッケル、カルシウムの少なくとも1種及びアルミニウムの混合順序は、特に限定されるものではなく、また、各水溶液あるいはスラリーを同時に混合してもよい。好ましくは、アニオンを含有するアルカリ水溶液に、あらかじめマグネシウム、亜鉛、ニッケル、カルシウム及びアルミニウムを混合した水溶液若しくはスラリーを添加する。
また、各水溶液を添加する場合には、該水溶液を一度に添加する場合、又は連続的に滴下する場合のいずれで行ってもよい。
本発明において蛍光体組成物は、ハイドロタルサイトとベンゾフェノン系化合物とを一般的な高速せん断型混合機であるヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等を用いて混合して製造できる。または、ハイドロタルサイトとベンゾフェノンを、ビースミルやボールミル等の分散機を用いることによっても製造できる。またはハイドロタルサイトをミキサーで攪拌し、そこに加熱溶融したベンゾフェノン系化合物を投入することでも製造できる。
また本発明の蛍光体組成物は、照明器具、蛍光印刷物、液晶やプラズマのディスプレイ等の部材として用いることができる。
また本発明の蛍光体組成物は、例えば熱可塑性樹脂(例えばPET、PP、エチレン酢酸ビニル共重合体など)と共に溶融混錬し、T−ダイ押出機、カレンダー成形機などを用いて成形することでフィルム上の成形物を得ることができる。この成形物を蛍光フィルム等として用いることもできる。
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。部は重量部、%は重量%を意味する。
実施例で用いたハイドロタルサイトを表1に示す。
Figure 2012012512
(A)ハイドロタルサイト
(A−1)〜(A−4)、(A−8)、(A−10)の化学組成は、表1に示した。
(A−5):ハイドロタルサイト(A−1)を550℃で4時間熱処理した焼成物
(A−6):ハイドロタルサイト(A−2)を350℃で1時間半熱処理した焼成物
(A−7):ハイドロタルサイト(A−2)を650℃で3時間熱処理した焼成物
(A−9):ハイドロタルサイト(A−8)を450℃で5時間熱処理した焼成物
(B)ベンゾフェノン系化合物
(B−1)2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン
(B−2)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
(B−3)2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
(B−4)2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン
(B−5)2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン
(B−6)2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−メトキシベンゾフェノン
(B−7)2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン
実施例1〜9は、表2に示した原料を表2の配合比で用いた。
(実施例1)
ハイドロタルサイト2重量部に150℃で溶融させたベンゾフェノン系化合物0.1重量部を添加しながら、縦型分散機ディスパーマット(英弘精機製)で5分間撹拌し、蛍光体組成物を得た。その後、ポリプロピレン樹脂100重量部と蛍光体組成物0.6重量部を180℃の2本ロールで4分間混練し、200℃のプレス機で2分間加熱圧縮して、1mm厚の試験片を作製した。
(実施例2〜9)
ハイドロタルサイトとベンゾフェノン系化合物を表2の通りに用いた以外は、実施例1と同様に行ない試験片を得た。
Figure 2012012512
<蛍光スペクトルの測定>
得られた試験片を分光蛍光光度計(日立製作所製 F−2500)を用いて、340〜420nm波長域における励起ピーク波長で励起させて蛍光スペクトルを測定した。結果を図1〜図5に示す。
(実施例10〜24)
ハイドロタルサイトとベンゾフェノン系化合物を表3の通りに用いた以外は、実施例1と同様に行ない試験片を得た。
Figure 2012012512
<発光評価>
得られた試験片を、上記同様の方法により蛍光スペクトルを測定した。発光の有無を下記基準で評価した。結果を表4に示す。
○:発光があった。
×:発光しない。
Figure 2012012512
実施例の結果より本発明の蛍光体組成物は、ハイドロタルサイトとベンゾフェノン系化合物用いることで発光波長域が広く、かつ発光強度が強いことが確認できた。

Claims (8)

  1. ハイドロタルサイトとベンゾフェノン系化合物とを含むことを特徴とする蛍光体組成物。
  2. ハイドロタルサイトが、ハイドロタルサイトを熱処理してなる焼成物であることを特徴とする請求項1記載の蛍光体組成物。
  3. 焼成物が、ハイドロタルサイトを200℃〜800℃で熱処理してなる焼成物であることを特徴とする請求項2記載の蛍光体組成物。
  4. ハイドロタルサイトが、BET比表面積1〜200cm/gであることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の蛍光体組成物。
  5. ベンゾフェノン系化合物(C)が、340nmにおけるモル吸光係数1000〜15000(l/mol・cm)であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の太陽電池封止材用樹脂組成物。
  6. ベンゾフェノン系化合物(D)が、融点25〜120℃であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の太陽電池封止材用樹脂組成物。
  7. ハイドロタルサイトが、平均板面径0.01〜0.9μmであることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の蛍光体組成物。
  8. ハイドロタルサイト100重量部に対して、ベンゾフェノン系化合物を0.1〜2000重量部用いることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の蛍光体組成物。
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