JP2012011181A - 医用画像診断装置および画像再構成方法 - Google Patents

医用画像診断装置および画像再構成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】医用画像を用いた検査効率を向上させること。
【解決手段】実施形態の医用画像診断装置である核医学イメージング装置において、PET検出器は、被検体Pに投与された核種が放出するガンマ線を検出する。PET画像再構成部41bは、PET検出器により検出されたガンマ線に基づいて生成されたガンマ線投影データから、逐次近似法により医用画像である核医学画像(PET画像)を再構成する。制御部43は、逐次近似法に用いられるパラメータを、被検体Pの撮影部位に関する情報に応じて変更するようにPET画像再構成部41bを制御する。
【選択図】図4

Description

本発明の実施の形態は、医用画像診断装置および画像再構成方法に関する。
従来、被検体の生体組織における機能診断を行なうことができる医用画像診断装置として、シングルフォトンエミッションCT装置(SPECT装置、SPECT: Single Photon Emission Computed Tomography)や、ポジトロンエミッションCT装置(PET装置、PET:Positron Emission Computed Tomography)などの核医学イメージング装置が知られている。
具体的には、核医学イメージング装置は、生体組織に選択的に取り込まれた同位元素または標識化合物から放射されるガンマ線を検出器により検出し、検出したガンマ線の線量分布を画像化した核医学画像を再構成する装置である。
また、近年、核医学イメージング装置と、被検体の生体組織における形態情報を画像化するX線CT(CT;Computed Tomography)装置とが一体化された装置(例えば、PET―CT装置やSPECT―CT装置など)が実用化されている。例えば、PET―CT装置による全身撮影は、腫瘍診断において、かかすことのできない検査となっている。
ここで、SPECT装置やPET装置では、X線CT装置で行なわれている画像再構成法と異なり、通常、逐次近似型の画像再構成法(逐次近似法)が行なわれている。逐次近似法は、解析的な手法でないが、原理的にノイズに強いという特徴を有する画像再構成法である。かかる逐次近似法としては、MLEM(Maximum Likelihood Expectation Maximization)法や、MLEM法のアルゴリズムを改良することで大幅に収束時間を短縮したOSEM(Ordered Subset MLEM)法がある。
特開2007−107995号公報
しかしながら、逐次近似法による画像再構成法は、演算時間がかかるため、医用画像を用いた検査の効率が悪くなる場合があった。
実施の形態の医用画像診断装置は、検出器と、画像再構成部と、制御部とを備える。検出器は、放射線を検出する。画像再構成部は、前記検出器により検出された放射線に基づいて生成された投影データから、逐次近似法により医用画像を再構成する。制御部は、前記逐次近似法に用いられるパラメータを、被検体の撮影部位に関する情報に応じて変更するように前記画像再構成部を制御する。
図1は、実施例1に係るPET−CT装置の全体構成を説明するための図である。 図2Aは、PET用架台装置の構成を説明するための図(1)である。 図2Bは、PET用架台装置の構成を説明するための図(2)である。 図3は、CT用架台装置の構成を説明するための図である。 図4は、コンソール装置の構成を説明するための図である。 図5は、スキャノグラムを用いて設定されるPET画像の撮影計画の一例を説明するための図である。 図6Aは、パラメータ設定の一例を説明するための図(1)である。 図6Bは、パラメータ設定の一例を説明するための図(2)である。 図7は、実施例1に係るPET−CT装置の処理を説明するためのフローチャートである。 図8は、実施例2に係る設定情報データを説明するための図である。 図9は、実施例2に係るPET−CT装置の処理を説明するためのフローチャートである。 図10Aは、実施例3に係る設定情報データを説明するための図(1)である。 図10Bは、実施例3に係る設定情報データを説明するための図(2)である。 図11は、実施例3に係るPET−CT装置の処理を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、医用画像診断装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、医用画像診断装置として、核医学イメージング装置であるPET(Positron Emission computed Tomography)装置が、X線CT(Computed Tomography)装置と一体化されたPET−CT装置を一例として説明する。
まず、実施例1に係るPET−CT装置の全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、実施例1に係るPET−CT装置の全体構成を説明するための図である。
図1に示すように、実施例1に係るPET−CT装置は、PET用架台装置1と、CT用架台装置2と、寝台3と、コンソール装置4とを有する。
PET用架台装置1は、被検体Pに投与された陽電子放出核種を取り込んだ生体組織から放出される一対のガンマ線を検出することで、PET画像を再構成するためのガンマ線の投影データ(ガンマ線投影データ)を生成する装置である。図2Aおよび図2Bは、PET用架台装置の構成を説明するための図である。
PET用架台装置1は、図2Aに示すように、PET検出器11や、同時計数回路12などを有する。PET検出器11は、被検体Pから放出されるガンマ線を検出するフォトンカウンティング(photon counting)方式の検出器である。具体的には、PET検出器11は、複数のPET検出器モジュール111が、被検体Pの周囲をリング状に取り囲むように配置されることで構成される。
例えば、PET検出器モジュール111は、図2Bに示すように、シンチレータ111aと、光電子増倍管(PMT:Photomultiplier Tube)111cと、ライトガイド111bとを有するアンガー型の検出器である。
シンチレータ111aは、被検体Pから放出されて入射したガンマ線を可視光に変換するNaIやBGOなどが、図2Bに示すように、2次元に複数個配列されている。また、光電子増倍管111cは、シンチレータ111aから出力された可視光を増倍して電気信号に変換する装置であり、図2Bに示すように、ライトガイド111bを介して稠密に複数個配置されている。ライトガイド111bは、シンチレータ111aから出力された可視光を光電子増倍管111cに伝達するために用いられ、光透過性に優れたプラスチック素材などからなる。
なお、光電子増倍管111cは、シンチレーション光を受光し光電子を発生させる光電陰極、発生した光電子を加速する電場を与える多段のダイノード、および電子の流れ出し口である陽極から成っている。光電効果により光電陰極から放出された電子は、ダイノードに向って加速されてダイノードの表面に衝突し、複数の電子を叩き出す。この現象が多段のダイノードに渡って繰り返されることにより、なだれ的に電子数が増倍され、陽極での電子数は、約100万にまで達する。かかる例では、光電子増倍管111cの利得率は、100万倍となる。また、なだれ現象を利用した増幅のためにダイノードと陽極との間には、通常1000ボルト以上の電圧が印加される。
このように、PET検出器モジュール111は、ガンマ線をシンチレータ111aにより可視光に変換し、変換した可視光を光電子増倍管111cにより電気信号に変換することで、被検体Pから放出されたガンマ線の数を計数する。
そして、図2Aに示す同時計数回路12は、複数のPET検出器モジュール111それぞれが有する複数の光電子増倍管111cそれぞれと接続される。そして、同時計数回路12は、PET検出器モジュール111の出力結果から、陽電子から放出された一対のガンマ線の入射方向を決定するための同時計数情報を生成する。具体的には、同時計数回路12は、シンチレータ111aから出力された可視光を同じタイミングで電気信号に変換出力した光電子増倍管111cの位置および電気信号の強度から重心位置を演算することで、ガンマ線の入射位置(シンチレータ111aの位置)を決定する。また、同時計数回路12は、各光電子増倍管111cが出力した電気信号の強度を演算処理(積分処理および微分処理)することで、入射したガンマ線のエネルギー値を演算する。
そして、同時計数回路12は、PET検出器11の出力結果の中から、ガンマ線の入射タイミング(時間)が一定時間の時間ウィンドウ幅以内にあり、エネルギー値がともに一定のエネルギーウィンドウ幅にある組み合わせを検索(Coincidence Finding)する。例えば、2nsecの時間ウィンドウ幅と、350keV〜550keVのエネルギーウィンドウ幅とが、検索条件として設定される。そして、同時計数回路12は、検索した組み合わせの出力結果を、2つの消滅フォトンを同時計数した情報であるとして同時計数情報(Coincidence List)を生成する。そして、同時計数回路12は、同時計数情報をPET画像再構成用のガンマ線投影データとして図1に示すコンソール装置4に送信する。なお、2つの消滅フォトンを同時計数した2つの検出位置を結ぶ線は、LOR(Line of Response)と呼ばれる。また、同時計数情報は、コンソール装置4にて生成される場合であってもよい。
図1に戻って、CT用架台装置2は、被検体Pを透過したX線を検出することで、X線CT画像を再構成するためのX線投影データや、スキャノグラムを生成するためのX線投影データを生成する装置である。図3は、CT用架台装置の構成を説明するための図である。
CT用架台装置2は、図3に示すように、X線管21や、X線検出器22、データ収集部23などを有する。X線管21は、X線ビームを発生し、発生したX線ビームを被検体Pに照射する装置である。X線検出器22は、X線管21に対向する位置にて、被検体Pを透過したX線を検出する装置である。具体的には、X線検出器22は、被検体Pを透過したX線の2次元強度分布のデータ(2次元X線強度分布データ)を検出する2次元アレイ型検出器である。より具体的には、X線検出器22は、複数チャンネル分のX線検出素子を配してなる検出素子列が被検体Pの体軸方向に沿って複数列配列されている。なお、X線管およびX線検出器は、CT用架台装置2の内部にて、図示しない回転フレームにより支持されている。
データ収集部23は、DAS(Data Acquisition System)であり、X線検出器22により検出された2次元X線強度分布データに対して、増幅処理やA/D変換処理などを行なって、X線投影データを生成する。そして、データ収集部23は、X線投影データを図1に示すコンソール装置4に送信する。
図1に戻って、寝台3は、被検体Pを載せるベッドである。寝台3は、コンソール装置4を介して受け付けたPET−CT装置の操作者からの指示に基づいて、CT用架台装置2およびPET用架台装置1それぞれの撮影口に順次移動される。
すなわち、PET−CT装置は、寝台3を移動させることで、最初に、X線CT画像の撮影を行ない、その後、PET画像の撮影を行なう。例えば、PET−CT装置は、CT用架台装置2の回転フレームを回転させながら寝台3を移動させることで、被検体Pの撮影部位をX線により螺旋状にスキャンするヘリカルスキャンによりX線CT画像を撮影する。また、PET−CT装置は、被検体Pの撮影部位がPET用架台装置1の撮影口内に挿入されるように寝台3を移動させることで、PET画像を撮影する。
なお、PET−CT装置による検査では、回転フレームを固定させた状態でX線管21からX線を照射しながら寝台3を移動させることで、被検体Pの全身を体軸方向に沿ってスキャンしたスキャノグラムが撮影される。そして、被検体Pのスキャノグラムを参照した操作者は、X線CT画像およびPET画像の撮影計画を立案する。
コンソール装置4は、操作者からの指示を受け付けてPET−CT装置における撮影処理を制御する装置である。図4は、コンソール装置の構成を説明するための図である。
図4に示すように、コンソール装置4は、ガンマ線投影データ記憶部41aと、PET画像再構成部41bと、X線投影データ記憶部42aと、スキャノグラム生成部42bと、CT画像再構成部42cとを有する。さらに、コンソール装置4は、図4に示すように、制御部43と、設定情報データ44とを有する。
X線投影データ記憶部42aは、データ収集部23から送信されたX線投影データを記憶する。具体的には、X線投影データ記憶部42aは、スキャノグラムを生成するためのX線投影データや、X線CT画像を再構成するためのX線投影データを記憶する。
スキャノグラム生成部42bは、X線投影データ記憶部42aが記憶するスキャノグラムを生成するためのX線投影データから、スキャノグラムを生成する。CT画像再構成部42cは、X線投影データ記憶部42aが記憶する再構成用のX線投影データを、例えば、FBP(Filtered Back Projection)法により逆投影処理することで、X線CT画像を再構成する。
すなわち、スキャノグラム生成部42bは、PET−CT装置を用いた全身検査において撮影計画を立案するためのスキャノグラムを生成する。そして、CT画像再構成部42cは、PET−CT装置を用いた全身検査において、撮影計画により決定された撮影条件(例えば、スライス幅など)に基づいて、X線投影データから、被検体Pの体軸方向に直交する複数の断面を撮影した複数のX線CT画像を再構成する。
ガンマ線投影データ記憶部41aは、同時計数回路12から送信されたガンマ線投影データを記憶する。PET画像再構成部41bは、ガンマ線投影データ記憶部41aが記憶するガンマ線投影データから逐次近似法によりPET画像を再構成する。
以下、PET画像再構成部41bが実行する逐次近似法について説明する。逐次近似法としては、MLEM(Maximum Likelihood Expectation Maximization)法や、MLEM法のアルゴリズムを改良することで大幅に収束時間を短縮したOSEM(Ordered Subset MLEM)法がある。
MLEM法においては、実際に収集されたガンマ線投影データからPET画像が、例えば、FBP法などの逆投影処理により初期画像として再構成される。そして、初期画像を投影処理することで、推定投影データ1が生成され、推定投影データ1を逆投影処理することで再構成画像1が再構成される。そして、再構成画像1を投影処理することで、推定投影データ2が生成され、推定投影データ2を逆投影処理することで再構成画像2が再構成される。かかる処理が、逐次近似の繰り返し演算数分繰り返される。なお、以下では、繰り返し演算数をイテレーション(Iteration)数と記載する。
これにより、実際に収集された投影データとの比率が略「1」に収束した推定投影データが生成される。収束した推定投影データを逆投影処理した再構成画像は、確率論的に最も確からしい陽電子放出核種の集積分布を表すPET画像となる。
なお、MLEM法の再構成に用いられる一般式は、以下に示す式(1)により表される。
Figure 2012011181
ここで、式(1)の「X」は、「画素j(j=1〜J)」から放出された光子数の平均である。また、式(1)の「yi」は、「LORi(i=1〜I)」で検出された光子数である。また、式(1)の「n(n=1, 2,・・・)」は、イテレーション数である。また、式(1)の「aij」は、PET装置の検出特性を表すもので、システムマトリクスと呼ばれる。すなわち、式(1)は、測定データである「yi」と、画像から計算で求めた推定投影データ「Σkaikxk (n)」との比が「1」に近づくように修正されていることを意味する。
また、OSEM法は、ガンマ線投影データを、いくつかの部分集合(サブセット)に分割し、サブセットごとに上記した逐次近似を行なうことで、画像を修正する方法である。すなわち、分割数(サブセット数)が「1」であるOSEM法は、MLEM法となる。
ここで、PET画像再構成部41bの総演算数は、MLEM法を実行する場合、イテレーション数に依存する。また、PET画像再構成部41bの総演算数は、OSEM法を実行する場合、サブセット数にイテレーション数を乗算した数に依存する。
なお、以下では、PET画像再構成部41bがOSEM法によりPET画像を再構成する場合について説明する。ただし、本実施例1は、PET画像再構成部41bがMLEM法によりPET画像を再構成する場合であっても適用可能である。
制御部43は、PET−CT装置全体の処理を制御する。具体的には、制御部43は、PET用架台装置1およびCT用架台装置2を制御することで、PET−CT装置による撮影を制御する。また、制御部43は、ガンマ線投影データ記憶部41aが記憶するデータを用いたPET画像再構成部41bの処理を制御する。また、制御部43は、X線投影データ記憶部42aが記憶するデータを用いたスキャノグラム生成部42bおよびCT画像再構成部42cの処理を制御する。なお、制御部43は、図示しない入出力装置から操作者の指示を受け付ける。また、制御部43は、図示しない入出力装置にて、操作者が指示を入力するためのGUI(Graphical User Interface)や、スキャノグラム、X線CT画像およびPET画像を表示するように制御する。
設定情報データ44は、制御部43がPET画像再構成部41bを制御する際に用いられるデータを記憶する。なお、設定情報データ44については、後に詳述する。
以上、実施例1に係るPET−CT装置の全体構成について説明した。かかる構成のもと、実施例1に係るPET−CT装置は、PET検出器11により検出されたガンマ線に基づいて生成されたガンマ線投影データから、逐次近似法により核医学画像であるPETを再構成する。
例えば、実施例1に係るPET−CT装置は、被検体Pの全身検査を実行するために、スキャノグラムを撮影後、ヘリカルスキャンによりX線CT画像の全身撮影を行なう。ここで、被検体Pの体躯部のスキャンは、回転フレームの高速回転化およびX線検出器22の多列化にともなうヘリカルスキャンの高速化により、例えば、10数秒で終了する。また、X線CT画像の再構成時間は、数百枚から数千枚のX線CT画像を、スキャン直後からほぼリアルタイムで再構成することができる。
しかし、PET画像の全身撮影は、寝台3を撮影部位ごとに移動させながら、各撮影部位にてガンマ線を計測するために、10分から20分以上の撮影時間を必要とする。さらに、逐次近似法によるPET画像の再構成時間は、最後の撮影部位の撮影後、数分から10分以上必要な場合がある。MLEM法では、イテレーション数が画質および再構成時間を決定する重要なパラメータとなる。また、OSEM法では、イテレーション数およびサブセット数が画質および再構成時間を決定する重要なパラメータとなる。例えば、画質を優先するために最適なイテレーション数を設定すると、全身検査を実施する場合、PET画像の再構成時間は、長くなる。すなわち、PET画像を用いた検査をする場合、すべての撮影部位で画質を優先させると再構成に要する時間が長時間となるため、検査効率が悪くなる。
そこで、本実施例1に係るPET−CT装置は、以下、詳細に説明する制御部43の制御を行なう。
制御部43は、OSEM法に用いられるパラメータ(イテレーション数およびサブセット数)を、被検体Pの撮影部位に関する情報に応じて変更するようにPET画像再構成部41bを制御する。例えば、制御部43は、被検体Pの全身撮影を行なう際の総演算数(撮影部位ごとの「イテレーション数」×「サブセット数」の総和)が予め設定された値の範囲内となるように、OSEM法に用いられるパラメータを変更する。
まず、PET−CT装置の操作者は、スキャノグラムを参照して、PET画像の再構成時間を最適化および短縮化するパラメータを設定する。図5は、スキャノグラムを用いて設定されるPET画像の撮影計画の一例を説明するための図である。
例えば、被検体Pの身長が「180cm」であり、PET検出器11の寝台3の長手方向に沿った幅が「20cm」であるとする。かかる場合、操作者は、例えば、図5に示すように、スキャノグラムを参照して、被検体Pを「20cm」ごとに「10cm」重複させながら、17回にわたってPET画像の全身撮影を行なうと設定する。すなわち、操作者は、撮影部位1〜17のPET画像の撮影を、10cmずつ寝台3を移動させながら行なうと設定する。
そして、操作者は、撮影部位に関する情報である撮影部位ごとの優先度に応じてパラメータを変更するように設定する。これにより、設定情報データ44は、撮影部位の優先度に応じて変更されたパラメータを記憶する。図6Aおよび図6Bは、実施例1に係る設定情報データの一例を説明するための図である。
例えば、PET画像再構成部41bが実行するOSEM法において、PET画像の画質が最適となる最適イテレーション数が、「4〜10」の範囲であることが既知であるとする。また、PET画像再構成部41bが実行するOSEM法において、PET画像の画質が画像診断用として提供可能となる最小イテレーション数が、「2」であることが既知であるとする。
かかる場合、操作者は、図6Aに示すように、PET画像を用いて詳細に画像診断を行ないたい胸部および腹部に対応する撮影部位10〜15のパラメータを「サブセット数:14、イテレーション数:4」と設定する。また、操作者は、図6Aに示すように、PET画像を用いて詳細に画像診断を行なう必要がないと判断される頭部に対応する撮影部位16〜17のパラメータを「サブセット数:14、イテレーション数:2」と設定する。また、操作者は、図6Aに示すように、PET画像を用いて詳細に画像診断を行なう必要がないと判断される腰部および下肢部に対応する撮影部位1〜9のパラメータを「サブセット数:14、イテレーション数:2」と設定する。
これにより、設定情報データ44は、図6Bに示すように、優先度の低い「撮影部位16〜17」のパラメータが「サブセット数:14、イテレーション数:2」であると記憶する。また、設定情報データ44は、図6Bに示すように、優先度の高い「撮影部位10〜15」のパラメータが「サブセット数:14、イテレーション数:4」であると記憶する。また、設定情報データ44は、図6Bに示すように、優先度の低い「撮影部位1〜9」のパラメータが「サブセット数:14、イテレーション数:2」であると記憶する。
そして、制御部43は、被検体Pの撮影部位に対応するパラメータを設定情報データ44から取得して、PET画像再構成部41bによる再構成処理を制御する。
これにより、PET画像再構成部41bは、撮影部位ごとのガンマ線投影データから、撮影部位ごとに設定されたサブセット数およびイテレーション数を用いたOSEM法によりPET画像を再構成する。
なお、撮影部位ごとのパラメータは、上述したように操作者により手動で設定される場合であってもよいし、制御部43により自動的に設定される場合であってもよい。かかる場合、例えば、制御部43は、スキャノグラムと被検体Pの身体測定結果とから、自動的に頭部、胸部、腹部、腰部および下肢部に相当する範囲を判定することで、撮影部位ごとのパラメータを自動的に設定する。
また、本実施例1では、スキャノグラムを用いてパラメータが設定される場合について説明した。しかし、本実施例1は、スキャノグラムを用いずに、例えば、被検体Pの身体測定結果から、寝台3の位置に応じてPET用架台装置1の撮影口に挿入される被検体Pの部位の情報を予め取得しておくことで、寝台3の位置に対応付けてパラメータが設定される場合であってもよい。
ただし、PET画像を用いた腫瘍検査では、腫瘍に対する治療効果を診断する場合、治療部位(肝臓など)のPET検査を繰り返し、腫瘍の縮小度合いを調べることがある。かかる場合でも、転移を見逃さないために全身検査が行なわれるが、治療部位の精密なPET画像を再構成するために、治療部位のイテレーション数は、最適化されることが望ましい。このため、治療部位を精度よく確定するためは、スキャノグラムを用いることが望ましい。
次に、図7を用いて、実施例1に係るPET−CT装置の処理について説明する。図7は、実施例1に係るPET−CT装置の処理を説明するためのフローチャートである。
図7に示すように、実施例1に係るPET−CT装置は、操作者から検査開始要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。ここで、検査開始要求を受け付けない場合(ステップS101否定)、PET−CT装置は、待機状態となる。一方、検査開始要求を受け付けた場合(ステップS101肯定)、スキャノグラム撮影が実行され、スキャノグラム生成部42bは、スキャノグラムを生成する(ステップS102)。
そして、制御部43は、スキャノグラムを参照した操作者から、パラメータ設定を含む撮影計画を受け付けたか否かを判定する(ステップS103)。ここで、パラメータ設定を含む撮影計画を受け付けない場合(ステップS103否定)、PET−CT装置は、待機状態となる。一方、パラメータ設定を含む撮影計画を受け付けた場合(ステップS103肯定)、制御部43は、設定されたパラメータを設定情報データ44に格納する(ステップS104)。なお、ステップS104にて格納されるパラメータは、図6Aに示すように、撮影部位の優先度に応じて変更されたパラメータである。
そして、制御部43は、X線CT画像用撮影を実行するようにCT用架台装置2を制御し(ステップS105)、CT画像再構成部42cは、X線CT画像を再構成する(ステップS106)。その後、制御部43は、PET画像用撮影を実行するようにPET用架台装置1を制御する(ステップS107)。
そして、PET画像再構成部41bは、設定情報データ44を参照した制御部43の制御により、撮影部位ごとの優先度に応じて変更されたパラメータを用いたOSEM法によりPET画像を再構成し(ステップS108)、処理を終了する。
上述してきたように、実施例1では、PET検出器11は、被検体Pに投与された核種が放出するガンマ線を検出する。PET画像再構成部41bは、PET検出器11により検出されたガンマ線に基づいて生成されたガンマ線投影データから、逐次近似法により核医学画像(PET画像)を再構成する。制御部43は、逐次近似法に用いられるパラメータ(イテレーション数およびサブセット数)を、被検体Pの撮影部位に関する情報に応じて変更するようにPET画像再構成部41bを制御する。
したがって、実施例1では、例えば、PET画像再構成部41bの再構成時間が所定の範囲内となるように、撮影部位ごとに逐次近似法に用いられるパラメータを動的に変化させることができる。すなわち、実施例1では、撮影部位ごとに逐次近似法に用いられるパラメータを動的に変化させることで、PET検査に要する時間を短縮することができる。その結果、実施例1では、核医学画像(PET画像)を用いた検査効率を向上させることが可能となる。
また、実施例1では、設定情報データ44は、被検体Pの撮影部位に関する情報である被検体Pの撮影部位の優先度に応じて変更されたパラメータを記憶する。そして、制御部43は、被検体Pの撮影部位に対応するパラメータを設定情報データ44から取得して、PET画像再構成部41bによる画像再構成処理を制御する。
したがって、実施例1では、画像診断の上で優先度の高い撮影部位に関しては、画質を優先し、画像診断の上で優先度の低い撮影部位に関しては、再構成時間を優先するといった設定を行なうことできる。その結果、実施例1では、例えば、偽陽性のシグナルが出現する可能性の高い頭部や膀胱を含む腰部については、再構成時間を優先し、治療部位である腹部については、画質を優先するといった設定を行なうことができる。その結果、実施例1では、核医学画像(PET画像)を用いた検査効率を、読影医の要求に応じて向上させることが可能となる。
実施例2では、PET画像の撮影時に取得された情報により逐次近似法に用いられるパラメータが変更される場合について、図8を用いて説明する。なお、図8は、実施例2に係る設定情報データを説明するための図である。
実施例2に係るPET−CT装置のコンソール装置4は、図4を用いて説明した実施例1に係るPET−CT装置のコンソール装置4と同様に構成されるが、制御部43がパラメータ変更に際し用いる設定情報データ44が記憶する内容が実施例1と異なる。
実施例2に係る制御部43は、被検体Pの撮影部位に関する情報であるPET検出器11が検出したガンマ線の計数結果に基づいてパラメータの変更処理を行なう。具体的には、実施例2においては、まず、全撮影部位のパラメータが初期値に設定される。例えば、実施例2においては、全撮影部位のパラメータが「サブセット数:14、イテレーション数:2」と設定される。
そして、実施例2においては、例えば、PET検出器11が単位時間当たりに光を検出した計数(計数率)に対して、閾値(ThU)が設定される。そして、実施例2においては、例えば、計数率が閾値(ThU)以下である撮影部位に対しては、初期設定された「サブセット数:14、イテレーション数:2」により再構成処理を行なうと設定される。そして、実施例2においては、例えば、計数率が閾値(ThU)より大きい撮影部位に対しては、イテレーション数を最適イテレーション数に変更して再構成処理を行なうと設定される。
かかる設定により、実施例2に係る設定情報データ44は、図8に示すように、計数率がThUより大きい場合のパラメータが「サブセット数:14、イテレーション数:4」であると記憶する。また、設定情報データ44は、図8に示すように、計数率がThU以下である場合のパラメータが「サブセット数:14、イテレーション数:2」であると記憶する。
そして、制御部43は、PET画像の撮影時に、撮影部位ごとに、例えば、PET検出器11の出力数をカウントすることで、計数率を算出する。そして、制御部43は、算出した計数率と閾値とを比較して、比較結果からパラメータを決定する。そして、制御部43は、決定したパラメータをPET画像再構成部41bに送信する。これにより、PET画像再構成部41bは、計数率に基づくパラメータを用いて、各撮影部位のPET画像を再構成する。
なお、上記では、計数結果として計数率が用いられる場合について説明した。しかし、本実施例2は、計数結果として計数の変化率などが用いられる場合であってもよい。
次に、図9を用いて、実施例2に係るPET−CT装置の処理について説明する。図9は、実施例2に係るPET−CT装置の処理を説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、実施例2に係るPET−CT装置は、操作者から検査開始要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。ここで、検査開始要求を受け付けない場合(ステップS201否定)、PET−CT装置は、待機状態となる。一方、検査開始要求を受け付けた場合(ステップS201肯定)、スキャノグラム撮影が実行され、スキャノグラム生成部42bは、スキャノグラムを生成する(ステップS202)。
そして、制御部43は、スキャノグラムを参照した操作者から、パラメータ設定を含む撮影計画を受け付けたか否かを判定する(ステップS203)。ここで、パラメータ設定を含む撮影計画を受け付けない場合(ステップS203否定)、PET−CT装置は、待機状態となる。一方、パラメータ設定を含む撮影計画を受け付けた場合(ステップS203肯定)、制御部43は、設定されたパラメータを設定情報データ44に格納する(ステップS204)。なお、ステップS204にて格納されるパラメータは、図8に示すように、撮影部位の計数率に応じて変更されたパラメータである。
そして、制御部43は、X線CT画像用撮影を実行するようにCT用架台装置2を制御し(ステップS205)、CT画像再構成部42cは、X線CT画像を再構成する(ステップS206)。その後、制御部43は、PET画像用撮影を実行するようにPET用架台装置1を制御する(ステップS207)。
そして、PET画像再構成部41bは、設定情報データ44を参照した制御部43の制御により、撮影部位ごとの計数率に応じて変更されたパラメータを用いたOSEM法によりPET画像を再構成し(ステップS208)、処理を終了する。なお、設定情報データ44に格納されるデータは、検査開始要求時に格納される場合であっても、検査開始要求前に格納される場合であってもよい。
上述してきたように、実施例2では、制御部43は、被検体Pの撮影部位に関する情報であるPET検出器11が検出したガンマ線の計数結果に基づいてパラメータの変更処理を行なう。したがって、実施例2では、ガンマ線の検出確率が高くなる部位(例えば、腫瘍)がPET画像上で発見される可能性が高い撮影部位に関しては、画質を優先した画像再構成を行なうことができる。また、実施例2では、ガンマ線の検出確率が低いことから画像診断上、重要でないと判断される撮影部位に関しては、再構成時間を優先した画像再構成を行なうことができる。
実施例3では、組織画像であるX線CT画像から取得される情報により逐次近似法に用いられるパラメータが変更される場合について、図10Aおよび図10Bを用いて説明する。なお、図10Aおよび図10Bは、実施例3に係る設定情報データを説明するための図である。
実施例3に係るPET−CT装置のコンソール装置4は、図4を用いて説明した実施例1に係るPET−CT装置のコンソール装置4と同様に構成されるが、制御部43がパラメータ変更に際し用いる設定情報データ44が記憶する内容が実施例1および2と異なる。
実施例3に係る制御部43は、被検体Pの撮影部位に関する情報である被検体Pを撮影したX線CT画像に含まれる被検体Pの大きさに基づいてパラメータの変更処理を行なう。具体的には、実施例3においては、実施例2と同様に、まず、全撮影部位のパラメータが初期値に設定される。例えば、実施例3においても、全撮影部位のパラメータが「サブセット数:14、イテレーション数:2」と設定される。
そして、実施例3においては、例えば、図10Aに示すように、PET画像の撮影部位内の断面を撮影したX線CT画像に含まれる被検体Pの面積が、パラメータ変更用の指標値として用いられる。そして、実施例3においては、面積に対して、閾値(ThA)が設定される。そして、実施例3においては、例えば、面積が閾値(ThA)以下である撮影部位に対しては、初期設定された「サブセット数:14、イテレーション数:2」により再構成処理を行なうと設定される。そして、実施例3においては、例えば、面積が閾値(ThA)より大きい撮影部位に対しては、イテレーション数を最適イテレーション数に変更して再構成処理を行なうと設定される。
かかる設定により、実施例3に係る設定情報データ44は、図10Bに示すように、面積がThAより大きい場合のパラメータが「サブセット数:14、イテレーション数:4」であると記憶する。また、設定情報データ44は、図10Bに示すように、面積がThA以下である場合のパラメータが「サブセット数:14、イテレーション数:2」であると記憶する。
そして、制御部43は、PET画像の撮影部位を撮影したX線CT画像をCT画像再構成部42cから取得して、取得したX線CT画像に含まれる被検体Pの面積を算出する。そして、制御部43は、算出した面積と閾値とを比較して、比較結果からパラメータを決定する。そして、制御部43は、決定したパラメータをPET画像再構成部41bに送信する。これにより、PET画像再構成部41bは、計数率に基づくパラメータを用いて、各撮影部位のPET画像を再構成する。
なお、上記では、被検体Pの撮影部位ごとの大きさとして面積が用いられる場合について説明した。しかし、本実施例2は、被検体Pの撮影部位ごとの大きさとして体積が用いられる場合であってもよい。かかる場合、設定情報データ44は、体積と閾値との大小関係に基づくパラメータの情報を記憶する。そして、制御部43は、例えば、図5に示すPET画像の撮影部位11に含まれるすべてのX線CT画像を取得して、各X線CT画像に含まれる被検体Pの面積と、スライス幅とから、撮影部位11に含まれる被検体Pの体積を算出する。
次に、図11を用いて、実施例3に係るPET−CT装置の処理について説明する。図9は、実施例3に係るPET−CT装置の処理を説明するためのフローチャートである。
図11に示すように、実施例3に係るPET−CT装置は、操作者から検査開始要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS301)。ここで、検査開始要求を受け付けない場合(ステップS301否定)、PET−CT装置は、待機状態となる。一方、検査開始要求を受け付けた場合(ステップS301肯定)、スキャノグラム撮影が実行され、スキャノグラム生成部42bは、スキャノグラムを生成する(ステップS302)。
そして、制御部43は、スキャノグラムを参照した操作者から、パラメータ設定を含む撮影計画を受け付けたか否かを判定する(ステップS303)。ここで、パラメータ設定を含む撮影計画を受け付けない場合(ステップS303否定)、PET−CT装置は、待機状態となる。一方、パラメータ設定を含む撮影計画を受け付けた場合(ステップS303肯定)、制御部43は、設定されたパラメータを設定情報データ44に格納する(ステップS304)。なお、ステップS304にて格納されるパラメータは、図10Bに示すように、撮影部位の被検体Pの面積に応じて変更されたパラメータである。
そして、制御部43は、X線CT画像用撮影を実行するようにCT用架台装置2を制御し(ステップS305)、CT画像再構成部42cは、X線CT画像を再構成する(ステップS306)。その後、制御部43は、PET画像用撮影を実行するようにPET用架台装置1を制御する(ステップS307)。
そして、PET画像再構成部41bは、設定情報データ44を参照した制御部43の制御により、撮影部位ごとの面積に応じて変更されたパラメータを用いたOSEM法によりPET画像を再構成し(ステップS308)、処理を終了する。なお、設定情報データ44に格納されるデータは、検査開始要求時に格納される場合であっても、検査開始要求前に格納される場合であってもよい。
上述してきたように、実施例3では、制御部43は、被検体Pの撮影部位に関する情報である被検体Pを撮影したX線CT画像に含まれる被検体Pの大きさに基づいてパラメータの変更処理を行なう。ここで、ガンマ線は、被検体Pの体内で吸収された後に検出される。すなわち、大きさの大きい部位を撮影する場合、検出されるガンマ線の減弱度が高いことから、画質を向上させるために、逐次近似法に用いられるパラメータは、最適化する必要がある。そこで、実施例3では、減弱度が高くなる撮影部位に関しては、画質を優先した画像再構成を行なうことができる。
ここで、上記では、X線CT画像を用いて被検体Pの大きさが算出される場合について説明したが、被検体Pの大きさを算出する対象となる組織画像は、MRI画像である場合であってもよい。
なお、上記した実施例1〜3では、PET画像再構成部41bが、ガンマ線投影データが生成されるごとに撮影部位ごとのパラメータを用いた画像再構成処理を行なう場合について説明した。しかし、上記した実施例1〜3は、検査時には、PET画像再構成部41bが撮影部位ごとのガンマ線投影データをすべて最小イテレーション数にてPET画像を再構成し、読影医が読影する際に、再度、撮影部位ごとのパラメータを用いた画像再構成処理を行なう場合であってもよい。
また、上記した実施例1〜3では、変更されるパラメータがイテレーション数である場合について説明した。しかし、上記した実施例1〜3は、変更されるパラメータがサブセット数である場合であってもよい。すなわち、上記した実施例1〜3は、PET画像の画質が最適となる最適サブセット数と、PET画像の画質が画像診断用として提供可能となる最小サブセット数とにより、撮影部位ごとにサブセット数が変更される場合であってもよい。
また、上記した実施例1〜3は、変更されるパラメータがイテレーション数およびサブセット数の両方である場合であってもよい。ただし、PET画像を用いた定量的な解析を行なう必要性から、変更されるパラメータは、イテレーション数またはサブセット数の一方のみであることが望ましい。
また、上記した実施例1〜3では、画像再構成処理がOSEM法により実行される場合について説明した。しかし、上記した実施例1〜3は、画像再構成処理がMLEM法により実行される場合であってもよい。かかる場合、変更対象となるパラメータは、イテレーション数となる。
また、上記した実施例1〜3では、PET−CT装置にてパラメータ変更処理が行なわれる場合について説明した。しかし、上記した実施例1〜3は、X線CT装置により被検体Pを撮影したスキャノグラムやX線CT画像を取得したPET装置単体にてパラメータ変更処理が行なわれる場合であってもよい。
また、上記した実施例1〜3にて説明した撮影部位ごとのパラメータ変更処理は、SPECT画像を逐次近似法により再構成するSPCT装置やSPECT−CT装置においても適用することが可能である。
また、上記した実施例1〜3にて説明した画像再構成方法、すなわち、撮影部位に関する情報に応じたパラメータの変更処理は、X線CT装置において実行される場合であっても良い。近年、電流モード計測方式の検出器に代わって、PET装置やSPECT装置などで用いられているフォトンカウンティング方式の検出器を用いるX線CT装置(フォトンカウンティングCT)の開発が進められている。
フォトンカウンティングCTは、フォトンカウンティング方式の検出器により、被検体を透過したX線を検出する。具体的には、フォトンカウンティングCTは、フォトンカウンティング方式の検出器により被検体を透過したX線のエネルギー値を検出素子ごとにカウントする。これにより、フォトンカウンティングCTは、X線が透過した被検体の人体内組織を構成する元素を推定することが可能となるスペクトラムをX線投影データとして収集することができる。その結果、フォトンカウンティングCTは、元素レベルの違いが詳細に描出されたX線CT画像を再構成することができる。
ここで、フォトンカウンティングCTにおいても、X線CT画像の再構成を逐次近似法により行なうことが試みられている。しかし、上述したように、逐次近似法による画像再構成法は、演算時間がかかるため、X線CT画像を用いた検査の効率が悪くなる場合があった。
そこで、X線CT画像を用いた検査効率を向上するために、フォトンカウンティングCTであるX線CT装置は、上記した実施例1〜3にて説明した画像再構成方法を行なう。例えば、図3に示すX線検出部22が、被検体Pを透過したX線を検出するフォトンカウンティング方式の検出器であり、図4に示すCT画像再構成部42cが逐次近似法によりX線CT画像を再構成する処理部であるとする。
かかる場合、図4に示す制御部43は、OSEM法に用いられるパラメータ(イテレーション数およびサブセット数)やMLEM法に用いられるパラメータ(イテレーション数)を、被検体Pの撮影部位に関する情報に応じて変更するようにCT画像再構成部42cを制御する。
被検体Pの撮影部位に関する情報は、例えば、実施例1で説明したように、被検体Pの撮影部位の優先度である。かかる場合、制御部43は、CT用架台装置2により全身撮影される被検体Pの撮影部位ごとの優先度に応じて設定されたパラメータをCT画像再構成部42cに送信する。これにより、CT画像再構成部42cは、被検体Pの撮影部位の優先度に応じて変更されたパラメータを用いて逐次近似法によりX線CT画像を再構成する。
或いは、被検体Pの撮影部位に関する情報は、例えば、実施例2で説明したように、X線検出部22が検出したX線の計数結果である。かかる場合、制御部43は、CT用架台装置2により全身撮影される被検体Pの撮影部位ごとに、例えば、X線検出部22の出力数をカウントすることで、計数率を算出する。そして、制御部43は、計数率が閾値以下である撮影部位に対しては、例えば、イテレーション数を最小イテレーション数として再構成処理を行なうようにCT画像再構成部42cを制御する。また、制御部43は、計数率が閾値より大きい撮影部位に対しては、イテレーション数を最適イテレーション数に変更して再構成処理を行なうようにCT画像再構成部42cを制御する。
或いは、被検体Pの撮影部位に関する情報は、例えば、実施例3で説明したように、被検体Pを撮影した組織画像に含まれる当該被検体Pの大きさである。かかる場合の組織画像は、例えば、CT画像再構成部42cが、逐次近似法の実行時にてX線投影データをFBP法により再構成した初期画像としてのX線CT画像である。
制御部43は、初期画像をCT画像再構成部42cから取得して、取得した初期画像に含まれる被検体Pの面積を算出する。そして、制御部43は、算出した面積と閾値とを比較して、比較結果からパラメータを決定する。そして、制御部43は、面積が閾値以下である撮影部位に対しては、例えば、イテレーション数を最小イテレーション数として再構成処理を行なうようにCT画像再構成部42cを制御する。また、制御部43は、面積が閾値より大きい撮影部位に対しては、イテレーション数を最適イテレーション数に変更して再構成処理を行なうようにCT画像再構成部42cを制御する。なお、組織画像は、例えば、MRI装置で撮影された被検体PのMRI画像であっても良い。
なお、上記では、PET−CT装置を構成するX線CT装置が実施例1〜3にて説明した画像再構成方法を行なう場合について説明した。しかし、実施例1〜3にて説明した画像再構成方法は、X線CT装置単体で実行される場合であっても良い。
以上、説明したとおり、実施例1〜3によれば、医用画像を用いた検査効率を向上させることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 PET用架台装置
11 PET検出器
111 PET検出器モジュール
111a シンチレータ
111b ライトガイド
111c 光電子増倍管
12 同時計数回路
2 CT用架台装置
21 X線管
22 X線検出器
23 データ収集部
3 寝台
4 コンソール装置
41a ガンマ線投影データ記憶部
41b PET画像再構成部
42a X線投影データ記憶部
42b スキャノグラム生成部
42c CT画像再構成部
43 制御部
44 設定情報データ

Claims (9)

  1. 放射線を検出する検出器と、
    前記検出器により検出された放射線に基づいて生成された投影データから、逐次近似法により医用画像を再構成する画像再構成部と、
    前記逐次近似法に用いられるパラメータを、被検体の撮影部位に関する情報に応じて変更するように前記画像再構成部を制御する制御部と、
    を備える医用画像診断装置。
  2. 前記被検体の撮影部位に関する情報である前記被検体の撮影部位の優先度に応じて変更されたパラメータを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記被検体の撮影部位に対応するパラメータを前記記憶部から取得して、前記画像再構成部による画像再構成処理を制御する、請求項1に記載の医用画像診断装置。
  3. 前記制御部は、前記被検体の撮影部位に関する情報である前記検出器が検出した放射線の計数結果に基づいて前記パラメータの変更処理を行なう、請求項1に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記制御部は、前記被検体の撮影部位に関する情報である前記被検体を撮影した組織画像に含まれる当該被検体の大きさに基づいて前記パラメータの変更処理を行なう、請求項1に記載の医用画像診断装置。
  5. 前記パラメータは、前記逐次近似法において設定される繰り返し演算数である、請求項1に記載の医用画像診断装置。
  6. 前記パラメータは、前記逐次近似法において設定される分割数および繰り返し演算数である、請求項1に記載の医用画像診断装置。
  7. 前記検出部は、前記放射線として前記被検体に投与された核種が放出するガンマ線を検出し、
    前記画像再構成部は、前記検出器により検出されたガンマ線に基づいて生成された投影データから、逐次近似法により核医学画像を再構成する、請求項1に記載の医用画像診断装置。
  8. 前記検出部は、前記放射線として前記被検体を透過したX線を検出し、
    前記画像再構成部は、前記検出器により検出されたX線に基づいて生成された投影データから、逐次近似法によりX線CT画像を再構成する、請求項1に記載の医用画像診断装置。
  9. 検出器が、放射線を検出し、
    画像再構成部が、前記検出器により検出された放射線に基づいて生成された投影データから、逐次近似法により医用画像を再構成し、
    制御部が、前記逐次近似法に用いられるパラメータを、被検体の撮影部位に関する情報に応じて変更するように前記画像再構成部を制御する、
    ことを含む画像再構成方法。
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