JP2012009937A - 撮像装置 - Google Patents

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和久 吉原
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Abstract

【課題】CCD撮像素子から出力される画像信号の感度を向上し解像度を維持する。
【解決手段】CCDを用いた撮像装置において、赤緑青の色分解光学系と固体撮像素子を用い緑の固体撮像素子に対し赤青の固体撮像素子を水平方向に半画素ずらした撮像装置において、奇数走査線では緑が4N+1,4N+2,4N+3,4N+4の画素の信号電荷を加算し赤青が4N+3,4N+4,4N+5,4N+6の画素の信号電荷を加算、で青同一の水平2画素加算し、色差信号のレベルが小さいまたは色の薄い画面部分は輝度信号の高周波数成分を赤と緑とを交互に補間した信号の高周波数成分に差し替え、色差信号の多いまたは色の濃い画面部分は上下走査線信号の高周波数成分で補間する。
【選択図】図3A

Description

本発明は、固体撮像素子を有するカラー撮像装置の感度向上に関するものである。
CCD(Charge Coupled Device)撮像素子は、固体撮像素子の中でも、感度が高く、暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素が少ない。しかし、高温度時、高感度撮像時、および蓄積時には、白キズが多い。さらに、CCD撮像素子の近赤外感度を高くするためには、フォトダイオードの光電変換位置を深くすることとなり、白キズが増加する。そのため、CCD撮像素子では、蓄積動作で感度を向上させると、さらに白キズが増加する。このような事情から、実効感度向上が制限される。
特開平11−355794号公報 特開2003−102021号公報 特開平9−247701号公報
TI製TC246RGB-B0 680 x 500 PIXEL IMPACTRON TM PRIMARY COLOR CCD IMAGE SENSOR SOCS087 - DECEMBER 2004 - REVISED MARCH 2005
上述の従来技術には、CCD撮像素子を蓄積動作で感度を向上させようとすると、白キズが増加するため、実効感度向上が制限される問題があった。
そこで、赤緑青それぞれの色分解光学系と、固体撮像素子を3ヶ用いたカラーテレビジョンカメラ等のカラー撮像装置において、従来は、昼の高解像度のため緑の固体撮像素子に対し、赤と青の固体撮像素子を水平方向に半画素ずらし、映像信号の高周波数成分を、緑と赤青の交互に出力して高解像度化していた(特許文献1参照。)。
また、高感度撮像を実現するため、赤緑青同一の順番で水平2画素加算し、輪郭強調周波数を低下させ、高感度撮像の雑音を低減させていた(特許文献2参照。)。
さらには、上下走査線の信号で補間して輪郭強調し、雑音を低減させていた。
また、デジタル信号処理回路の集積化が進み、複数ラインの出力信号を記憶し算術処理することが、映像専用のメモリ集積DSP(Digital Signal Processor)だけでなく、安価な汎用のFPGA(Field Programmable Gate Array)でも容易に実現できるようになった。ただし、信号処理階調を減らすようにしないと回路規模が増大する。従って、肌色などの特定の色相を画素単位で検出し、特定の色相の画素のみ色を補正している(特許文献3参照。)。
さらに、CCD撮像素子から出力された信号から、雑音を除去するCDS(Correlated Double Sampling)と、暗電流補正と利得可変増幅回路(Automatic Gain Control、以下AGCと称する)と、デジタル映像信号Viに変換するADC(Analog to Digital Converter)とを内蔵したAFE(Analog Front End)が普及してきた。AFEのADC階調は、従来10ビットだったが、12ビットや14ビットが一般化し、16ビットも製品化された。ADCを22ビットとし、AGCをADCの後に配置したAFEも製品化された。
Interline Transfer−CCD撮像素子(以下、IT−CCDと称する)は、単価が安い割に感度が高い。さらに、電子増倍型CCD撮像素子(Electron Multiplying−CCD、以下EM−CCDと称する)は、電子冷却部と組み合わせて感度を高くできるため、可視光と近赤外光の夜間の撮影用の照明なしの準動画監視が可能となった。
本発明の目的は、CCD撮像素子から出力される画像信号の感度を向上し、解像度を維持することである。
上記の課題を解決するため、本発明は、赤緑青の色分解光学系と、前記色分解光学系で分離された赤緑青の光をそれぞれを受光し電気信号に変換して出力する赤緑青それぞれの固体撮像素子と、前記電気信号から雑音を除去し、暗電流補正と信号の利得を調整し、デジタル映像信号に変換して出力する赤緑青それぞれの回路と、前記それぞれの回路から出力される赤緑青それぞれのデジタル信号に種々の映像処理を施し、所定方式の映像信号に変換して出力する映像信号処理部と、撮像装置を制御する制御部とを備える撮像装置において、前記映像信号処理部は、緑の固体撮像素子に対し赤青の固体撮像素子を水平方向に半画素ずらし、前記赤緑青の各色の偶数の水平画素を加算し、各走査線で緑の水平画素加算の組み合わせと、赤青の水平画素加算の組み合わせとを交互にし、さらに、奇数走査線と偶数走査線とで、緑と赤青との水平画素加算の組み合わせを入れ替え、色の薄い画面部分を高周波信号は赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間するものである。
また、上記発明の撮像装置は、色の薄い画面部分または色差信号のレベルが小さい画面部分について赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間することと、補間した赤緑青の高周波数成分を各補間した赤緑青の上下走査信号の平均の高周波数成分で補間することと、の少なくとも一方を行うことを特徴とする。
さらに、上記発明の撮像装置は、色差信号のレベルが小さい画面部分または色差信号のレベルが小さい画面部分について、赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間するものである。
さらに上記発明の撮像装置において、奇数走査線では、緑の画素の信号電荷を水平4画素加算し、赤青の画素の信号電荷を緑の画素より2画素水平にずらした画素の信号電荷について水平4画素加算し、偶数走査線では、前記赤青の水平4画素加算と同じ水平位置の緑の画素の信号電荷を水平4画素加算し、前記緑の水平4画素加算と同じ水平位置の赤青の画素の信号電荷を水平4画素加算するものである。
また、上記発明の撮像装置において、色差信号のレベルが小さい画面部分または色の薄い画面部分について赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間し、色差信号のレベルの大きい画面部分または色の濃い画面部分について赤緑青の高周波数成分を各赤緑青の上下走査信号の平均の高周波数成分で補間することを特徴とする。
またさらに、上記発明の撮像装置において、奇数走査線では、緑の画素の信号電荷を水平2画素加算し、赤青の画素の信号電荷を緑の画素より1画素水平にずらした画素の水平2画素加算し、偶数走査線では、前記赤青の水平2画素加算と同じ水平位置の緑の画素の信号電荷を水平2画素加算し、前記緑の水平2画素加算と同じ水平位置の赤青の画素の信号電荷を水平2画素加算するものである。
また、上記発明の撮像装置において、前記赤緑青の各色を各赤緑青の上下走査線信号の平均の高周波数成分で補間し、色差信号のレベルが小さい画面部分または色の薄い画面部分について、前記赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間するものである。
本発明によれば、CCD撮像素子から出力される画像信号の感度を向上しても、解像度を維持できる。
本発明の撮像装置の一実施例の全体構成を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の一実施例の全体構成を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の映像信号処理部の画素補間部の一実施例を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の映像信号処理部の画素補間部の一実施例を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の一実施例の動作を説明するための模式図である。 本発明の撮像装置の一実施例の動作を説明するための模式図である。 本発明の撮像装置の一実施例の動作を説明するための模式図である。 従来技術の撮像装置の動作を示す模式図である。 従来技術の全体構成の撮像装置の一例を示すブロック図である。 従来技術の全体構成の撮像装置の一例を示すブロック図である。
本発明は、赤緑青それぞれの色分解光学系と、3ヶの固体撮像素子とを用い、緑色の固体撮像素子に対し、赤色および青色の固体撮像素子を水平方向に半画素ずらして出力する撮像装置であって、
赤緑青各色の偶数の水平画素を加算し、各走査線で緑色の水平画素加算の組み合わせと、赤色と青色の水平画素加算の組み合わせとを交互に行い、さらに、奇数走査線と偶数走査線とで、緑と赤青との水平画素加算の組み合わせを入れ替え、
色差信号のレベルが小さい(つまり色の薄い)画面部分は、赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間するか、補間した赤緑青の高周波数成分を各補間した赤緑青の上下走査信号の平均の高周波数成分で補間するか、の少なくとも一方を行うものである。
具体的には、(I)赤緑青の色分解光学系と固体撮像素子を3ヶ用い、緑の色分解光学系に対応する固体撮像素子に対し、赤および青の色分解光学系に対応する固体撮像素子を水平方向に半画素ずらして信号を出力する撮像装置において、奇数走査線では、緑が4N+1,4N+2,4N+3,4N+4の画素の信号電荷を水平4画素加算し、赤青が4N+3,4N+4,4N+5,4N+6の画素の信号電荷を水平4画素加算する。また、偶数走査線では、緑が4N+3,4N+4,4N+5,4N+6の画素の信号電荷を水平4画素加算し、赤青が4N+1,4N+2,4N+3,4N+4の画素の信号電荷を水平4画素加算する。さらに、色差信号のレベルが小さい(つまり、色の薄い)画面部分は、赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間し、色差信号のレベルが大きい(つまり、色の濃い)画面部分は、赤緑青の高周波数成分を各赤緑青の上下走査信号の平均の高周波数成分に補間する。ここで、Nは0以上の整数である。
また、(II)赤緑青の色分解光学系と固体撮像素子を3ヶ用い、緑の色分解光学系に対応する固体撮像素子に対し、赤および青の色分解光学系に対応する固体撮像素子を水平方向に半画素ずらして信号を出力する撮像装置において、Nを0以上の整数とし、奇数走査線では、緑が2N+1,2N+2の画素の信号電荷を水平2画素加算し、赤青が2N+2,2N+3の画素の信号電荷を水平2画素加算する。さらに、偶数走査線では、緑が2N+2,2N+3の画素の信号電荷を水平2画素加算し、赤青が2N+1,2N+2の画素の信号電荷を水平2画素加算し、赤緑青の各色を各赤緑青の上下走査線信号の平均の高周波数成分で補間する。またさらに、色差信号のレベルが小さい(つまり、色の薄い)画面部分は赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間する。
本発明の撮像装置は、上記(I)または上記(II)の、少なくとも一方を行うものである。
さらに上記の撮像装置において、5以上の走査線信号から垂直輪郭補正信号を作成するものである。
以下に本発明の一実施形態を図面等を用いて説明する。なお、以下の説明は、本発明の一実施形態を説明するためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素若しくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であり、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれる。
また、本書では、以降の各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、説明を省略する。
図1A、図1B、図2A、図2Bおよび図3Aを用いて本発明の一実施例の全体構成を説明する。図1Aと図1Bは、それぞれ、本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図である。図2Aと図2Bは、本発明の一実施例の映像信号処理部の画素補間部を示すブロック図である。図3Aは、本発明の一実施例の動作を説明するための模式図である。図3Aによって本発明の一実施例の水平4画素加算動作を説明する。なお、図2Bの説明は、後述する。
図1A、図1Bにおいて、1は撮像装置、2は入射光を結像するレンズ等の光学系で、3は赤緑青それぞれに色分解する色分解光学系、4は撮像装置1内の各部とレンズ2とを制御するCPU(Central Processing Unit)である。なお、CPU4から各部への制御線は、図示した以外は省略している。
また図1A、図1Bにおいて、6は読出垂直転送駆動部(V−TG)、7、8および9はEM−CCD撮像素子、16、17および18はIT−CCD等のCCD撮像素子である。なお、EM−CCD撮像素子7、8および9、並びに、CCD撮像素子16、17および18は、色分解光学系3から入射した赤緑青の各光を電気信号に変換する固体撮像素子である。なお、本明細書では、EM−CCD撮像素子以外のCCD撮像素子を、CCD撮像素子と称し、EM−CCD撮像素子についてのみEM−CCD撮像素子と称する。
図1Aの固体撮像素子を3ヶ用いたカラーテレビジョンカメラ等のカラー撮像装置では、赤緑青それぞれの色分解光学系3で赤緑青に分離された光は、それぞれEM−CCD撮像素子7、8、または9に入力し、EM−CCD撮像素子7、8、または9は、入力された赤緑青の光を、それぞれ赤緑青の映像信号に変換して、リセット付CDS25、26、27を介してAFE10、11、12にそれぞれ出力する。AFE10、11、12は、入力された映像信号について、雑音を除去し、暗電流補正し、AGC処理したデジタル映像信号Viに変換し、映像信号処理部5に出力する。映像信号処理部5は、入力された赤のデジタル映像信号RVi、緑のデジタル映像信号GVi、および青のデジタル映像信号BViについて、後述する映像信号処理を行い、映像信号(Video OUT)を出力する。
また、図1Bの固体撮像素子を3ヶ用いたカラーテレビジョンカメラ等のカラー撮像装置では、赤緑青それぞれの色分解光学系3で赤緑青に分離された光は、それぞれCCD撮像素子16、17、または18に入力し、CCD撮像素子16、17、または18は、入力された赤緑青の光を、それぞれ赤緑青の映像信号に変換して、リセット付CDS25、26、27を介してAFE10、11、12にそれぞれ出力する。以下図1Aと同様なので説明を省略する。
即ち、AFE10、11および12は、EM−CCD撮像素子7、8および9またはCCD撮像素子16、17および18から出力された信号から雑音を除去するCDS、暗電流補正と信号の利得を調整するAGC、デジタル映像信号Viに変換するADC、並びに水平同期発生部(Timing-Generator:TG)からなる。但し、AGCやTGがAFEに含まれない構成を用いても良い。さらに13、14および15はCMG駆動部、19および20は水平転送駆動部(H−TG)である。
また図1A、図1Bにおいて、映像信号処理部5は、AFE10、11および12からそれぞれ出力された信号に種々の映像処理を施し、NTSC(National Television System Committee)方式またはPAL(Phase Alternating by Line)方式の複合映像信号(Video Burst Sync、以下VBSと称する)またはSDI(Serial Digital Interface)映像信号、あるいはHDTV(High Definition Tele-Vision)のSDI(HD−SDI)等の所定方式の映像信号に変換して出力する。
図1Aおよび図1Bの本発明の撮像装置の全体構成の一実施例を示すブロック図と、図5Aおよび図5Bの従来技術の撮像装置の全体構成の一例を示すブロック図との相違は、図1Aおよび図1Bに水平転送駆動部(H−TG)19、20が追加され、映像信号処理部1に、画素補間部を含むことである。また映像信号処理部24にも、独立マスキング用に色相検出部を含む。
図3Aは、本発明の撮像装置の一実施例の水平4画素加算動作を示す模式図である。図3Aにおいて、奇数走査線では、緑が4N+1,4N+2,4N+3,4N+4の画素の信号電荷を水平4画素加算し、赤青が4N+3,4N+4,4N+5,4N+6の画素の信号電荷を水平4画素加算する。また偶数走査線では、緑が4N+3,4N+4,4N+5,4N+6の画素の信号電荷を水平4画素加算し、赤青が4N+1,4N+2,4N+3,4N+4の画素の信号電荷を水平4画素加算する。さらに、色差信号のレベルが小さい(つまり、色の薄い)画面部分は、赤と緑とを交互に補間した信号に赤緑青の高周波数成分を補間し、色差信号のレベルが大きい(つまり、色の濃い)画面部分は、上下走査信号の平均の高周波数成分に赤緑青の高周波数成分を補間する。なお、Nは0以上の整数である。
なお、H−TG19および20を非加算の通常水平転送駆動の1つにして、高速論理ICでリセットパルスを間引き、奇数走査線と偶数走査線とを交互に、かつ緑と赤青とを交互にすることによって、水平4画素の信号電荷を加算しても良い。好ましくは、高速論理ICは映像信号処理部5に内蔵される。また好ましくは、高速論理IC撮像装置1または21に外付けするようにしても良い。
また図3Aの<R−Y小 GVom>に示すように、赤の色差信号R−Yのレベルが小さい(つまり、色の薄い)画面部分では、GVomは、(1)RVimの4N+2と4N+3との加算信号、(3)GVimの4N+4と4N+5との加算信号、(5)RVimの4N+6と4N+7の加算信号というように補間されていく。
さらに、図3Aの<R−Y大 GVom>に示すように、赤の色差信号R−Yのレベルが大きい(つまり、色の濃い)画面部分では、GVomは、(2)上下走査線信号の平均となる(GVim−1とGVim+1)との走査線の4N+2と4N+3との加算信号の平均、(4)GVimの4N+4と4N+5との加算信号、(5)上下走査線信号の平均となる(GVim−1とGVim+1)との走査線の4N+6と4N+7との加算信号の平均というように補間され、高周波数成分が増強していく。
なお、実際の動作としては、補間は、合計値一定で色差レベルに従い連続的に比例を変えて加算していく。
ここで、図2Aと図3Aを用いて、本発明の撮像装置の映像信号処理部の画素補間部の一実施例を説明する。図2Aにおいて、231〜236はラインメモリ、237〜242は偶数画素遅延部、243は可変増幅部、244、250〜267は加算器、268は高域通過濾波器(High-Pass-Filter:HPF)、269〜271は低域通過濾波器(Low-Pass-Filter:LPF)である。
図2Aと図3Aとにおいて、映像信号処理部5(図1Aまたは図1B参照)の画素毎の色相検出の色差レベルに従い、連続的に加算平均していくと共に、赤と緑との合計が1となるように可変増幅部の増幅度を可変し画素補間していく。
また、低域通過濾波器(Low-Pass-Filter)と高域通過濾波器(High-Pass-Filter)と加算器とで、補間信号の高周波数成分は、補間信号のR+Gに差し替える。
このように、上記の実施例1によれば、水平4画素の信号電荷を加算することにより、雑音はそのままで、感度は4倍になる。水平解像度も水平画素の1/2が確保できる。なお、4画素加算なら、半画素ずらしは、±1/8と無視できる割合であり、輪郭の色ずれも目立たない。
実施例2は、実施例1とは、図1Aと図1Bが共通であり、図2Aの偶数画素遅延が4画素から2画素、図2Bの遅延が2画素から半画素になり、水平画素加算動作を示す模式図が2画素加算動作を示す図3Bとなる。なお、実施例1と共通部分の構成と動作についての説明は、同一なので省略する。
また、比較のため、従来の撮像装置の一実施例の水平2画素加算動作を図4に示す。
図2Bは、本発明の一実施例の多走査線(H)垂直輪郭補正回路の詳細ブロック図である。
図2Bにおいて、320〜326、333は加算器であり、M1〜M7はラインメモリ部であり、N1〜N3とN5〜N7は負の掛け算器であり、P4は正の掛け算器である。さらに、327はレベル検出器であり、331は小振幅大振幅の圧縮制限器であり、332は正負と増幅度を可変する掛け算器である。
図2Bでは、オーバーシュートやアンダーシュートによる垂直輪郭の前後に偽の負の垂直輪郭が発生し、映像信号処理部における輪郭検出誤りや雑音の防止、輪郭が過剰に強くなるのを防止するため、小振幅大振幅の圧縮制限器331において小振幅の輪郭補正信号は圧縮制限しているる。さらに輪郭が過剰に強くなるのを防止するため、レベル検出器327で暗部を検出し、正負と増幅度を可変する掛け算器332で暗部の輪郭補正信号を減衰させる。そして、加算器333で4H映像信号に加算し垂直輪郭7H5H3H補正後の映像信号としている。
実施例2の実施形態は、赤緑青の色分解光学系と固体撮像素子を3ヶ用い、緑の固体撮像素子に対し赤青の固体撮像素子を水平方向に半画素ずらした撮像装置において、奇数走査線では、緑が2N+1,2N+2の画素の信号電荷を水平2画素加算し、赤青が2N+2,2N+3の画素の信号電荷を水平2画素加算する。
また、偶数走査線では、緑が2N+2,2N+3の画素の信号電荷を水平2画素加算し、赤青が2N+1,2N+2の画素の信号電荷を水平2画素加算し、かつ、赤緑青の各色を各赤緑青の上下走査線信号の平均の高周波数成分で補間し、色差信号のレベルが小さい(つまり、色の薄い)画面部分は、赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間する。なお、Nは0以上の整数である。
なお、H−TG19および20を非加算の通常水平転送駆動の1つにして、高速論理ICでリセットパルスを間引き、奇数走査線と偶数走査線と交互に、かつ緑と赤青と交互に水平2画素の信号電荷を加算しても良い。好ましくは、高速論理ICは映像信号処理部5に内蔵される。また好ましくは、高速論理IC撮像装置1または21に外付けするようにしても良い。
図3Bにおいて、赤の色差信号R−Yのレベルが小さい(つまり、色の薄い)画面部分では、(1)GVomはGVimの2N+1と2N+2との加算信号、(2)RVimの2N+1と2N+2との加算信号、(3)上下走査線信号の平均となるGVim−1とGVim+1との走査線の2N+2と2N+3との加算信号の平均、(4)上下走査線信号の平均となるRVim−1とRVim+1との走査線の2N+2と2N+3との加算信号の平均、(5)GVimの2N+3と2N+4との加算信号、(6)RVimの2N+3と2N+4との加算信号、(7)上下走査線信号の平均となるGVim−1とGVim+1との2N+3と2N+4との加算信号の平均、(8)上下走査線信号の平均となるRVim−1とRVim+1との2N+3と2N+4との加算信号の平均、(9)GVimの2N+5と2N+6との加算信号、(10)RVimの2N+5と2N+6との加算信号、(11)上下走査線信号の平均となるGVim−1とGVim+1との2N+5と2N+6との加算信号の平均、(12)上下走査線信号の平均となるRVim−1とRVim+1との2N+5と2N+6との加算信号の平均、(13)GVimの2N+7と2N+8との加算信号、(14)RVimの2N+7と2N+8との加算信号、(15)上下走査線信号の平均となるGVim−1とGVim+1との走査線の2N+7と2N+8との加算信号の平均、(16)上下走査線信号の平均となるRVim−1とRVim+1との走査線の2N+7と2N+8との加算信号の平均、というように補間されて高周波数成分が増強していく。
上記実施例2によれば、水平2画素の信号電荷を加算することにより、雑音はそのままで、感度は2倍になる。水平解像度も水平画素の2倍確保できる。水平2画素加算して上下走査線信号で補間してから赤緑での半画素ずらし補間で、水平画素加算しない場合と同様に、水平半画素ずらしにより水平解像度が倍増し、輪郭の色ずれも目立たない。
実施例1では、赤緑青の色分解光学系と固体撮像素子を3ヶ用い、緑の色分解光学系に対応する固体撮像素子に対し、赤および青の色分解光学系に対応する固体撮像素子を水平方向に半画素ずらして信号を出力する撮像装置において、水平4画素加算を行い、実施例2では、水平2画素加算を行っている。しかし、4画素または2画素のどちらかを用いる必要はなく、NTSC方式等所定方式の映像信号に応じて、加算する水平画素の数は任意に設定して良い。
この場合、例えば、水平加算する画素数をK(Kは2以上の偶数)として、奇数走査線での緑の水平画素がKN+1、KN+2、・・・の画素の信号電荷を加算する場合に、赤青の水平画素が(KN+1)+K/2、(KN+2)+K/2、・・・の画素の信号電荷を加算する。かつ、偶数走査線での緑の水平画素が(KN+1)+K/2、(KN+2)+K/2、・・・の画素の信号電荷を加算する場合に、赤青の水平画素がN+1、KN+2、・・・の画素の信号電荷を加算するようにしても良い。
また、別の実施例として、奇数走査線での緑の水平画素がKN+1、KN+2、・・・の画素の信号電荷を加算する場合に、赤青の水平画素が(KN+1)+L、(KN+2)+L、・・・の画素の信号電荷を加算する。かつ、偶数走査線での緑の水平画素が(KN+1)+L、(KN+2)+L、・・・の画素の信号電荷を加算する場合に、赤青の水平画素がN+1、KN+2、・・・の画素の信号電荷を加算するようにしても良い(Lは0以上の整数、L<K)。
図2Bと図3Cによって本発明の撮像装置の動作の一実施例を説明する。
図3Cは、本発明の一実施例の多走査線(H)垂直輪郭補正を示す模式図である。図3Cにおいて、(a)は垂直輪郭補正前信号、(b)は垂直輪郭7H成分補正信号、(c)は垂直輪郭5H成分補正信号、(d)は垂直輪郭補正信号3H成分、(e)は垂直輪郭7H5H3H補正後信号、(f)は垂直輪郭3H補正後信号である。図3C(a)〜(f)の横軸は、それぞれ映像信号レベルである。
図2Bの本発明の一実施例の映像信号処理部の輪郭補正部では、5以上の走査線信号から垂直輪郭補正信号を作成する。
図3Cにおいて、垂直輪郭補正前信号(a)の垂直輪郭補正7H成分と、垂直輪郭5H成分補正信号(c)の垂直輪郭補正5H成分と、垂直輪郭補正信号3H成分(d)の垂直輪郭補正3H成分とを加算することにより、垂直輪郭7H5H3H補正後信号(e)は、垂直輪郭が再生され、オーバーシュートやアンダーシュートによる画像処理装置3における輪郭検出誤りがほとんどなくなり、輪郭検出が容易となる。
また、本発明では、垂直輪郭5H成分補正信号(c)の垂直輪郭補正5H成分と、垂直輪郭補正信号3H成分(d)とを加算することにより、垂直輪郭7H5H3H補正後信号(e)は垂直輪郭がおおよそ再生され、輪郭検出誤りが少なく輪郭検出が容易となる。
それに対し、垂直輪郭3H補正後信号(f)は、従来の可視光用垂直輪郭補正を適用した垂直輪郭3H補正後信号であり、オーバーシュートやアンダーシュートによる垂直輪郭の前後に偽の負の垂直輪郭が発生し、輪郭検出誤りが多くなる。
なお、雑音を防止し輪郭が過剰に強くなるのを防止するため、本発明でも、従来と同様に、小振幅大振幅の圧縮制限器31において小振幅の輪郭補正信号は圧縮制限する。
さらに、本発明では、輪郭が過剰に強くなるのを防止するため、映像レベル判定器327で暗部を検出し、正負と増幅度を可変する掛け算器332で暗部の輪郭補正信号を減衰させる。そして、加算器333で4H映像信号に加算し、垂直輪郭7H5H3H補正後の映像信号とする。
以上、IT−CCD撮像素子とEM−CCD撮像素子を用いた撮像装置について詳細に説明した。しかし、本発明は、ここに記載された撮像装置に限定されるものではなく、上記以外のCCD撮像素子を用いた撮像装置に広く適用することができることは言うまでもない。
1:撮像装置、 2:光学系、 3:色分解光学系、 4:CPU、 5:映像信号処理部、 6:V−TG、 7、8、9:EM−CCD撮像素子、 10、11、12:AFE、 13、14、15:CMG駆動部、 16、17、18:CCD撮像素子、 19、20:H−TG、 21、22、23:撮像装置、 24:映像信号処理部、 25、26、27:リセット付CDS、 231〜236:ラインメモリ、 237〜242:偶数画素遅延部、 243:可変増幅部、 244、250〜267:加算器、 268:HPF、 269〜271:LPF、 320〜326、333:加算器、 327:レベル検出器、 331:圧縮制限器、 332:掛け算器、 M1〜M7:ラインメモリ部、 N1〜N3、N5〜N7:負の掛け算器、 P4:正の掛け算器。

Claims (3)

  1. 赤緑青の色分解光学系と、前記色分解光学系で分離された赤緑青の光をそれぞれを受光し電気信号に変換して出力する赤緑青それぞれの固体撮像素子と、前記電気信号から雑音を除去し、暗電流補正と信号の利得を調整し、デジタル映像信号に変換して出力する赤緑青それぞれの回路と、前記それぞれの回路から出力される赤緑青それぞれのデジタル信号に種々の映像処理を施し、所定方式の映像信号に変換して出力する映像信号処理部と、撮像装置を制御する制御部とを備える撮像装置において、
    前記映像信号処理部は、緑の固体撮像素子に対し赤青の固体撮像素子を水平方向に半画素ずらし、前記赤緑青の各色の偶数の水平画素を加算し、各走査線で緑の水平画素加算の組み合わせと、赤青の水平画素加算の組み合わせとを交互にし、さらに、奇数走査線と偶数走査線とで、緑と赤青との水平画素加算の組み合わせを入れ替え、
    色の薄い画面部分を高周波信号について赤緑青の高周波数成分を赤と緑とを交互にした信号で補間することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置の前記映像信号処理部において、前記色の薄い画面部分について、色差信号のレベルが小さい画面部分であることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の撮像装置において、
    奇数走査線では、緑の画素の信号電荷を水平4画素加算し、赤青の画素の信号電荷を緑の画素より2画素水平にずらした画素の信号電荷について水平4画素加算し、
    偶数走査線では、前記赤青の水平4画素加算と同じ水平位置の緑の画素の信号電荷を水平4画素加算し、前記緑の水平4画素加算と同じ水平位置の赤青の画素の信号電荷を水平4画素加算することを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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