JP2012009768A - Piezoelectric electronic component - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、圧電発振子,加速度センサ,圧電発電部品等の圧電電子部品に関するものである。 The present invention relates to a piezoelectric electronic component such as a piezoelectric oscillator, an acceleration sensor, and a piezoelectric power generation component.
従来から、通信機器や電子機器にはマイクロコンピュータが使用されており、このようなマイクロコンピュータのクロック源として、圧電部材を内蔵した圧電発振子が広く用いられている。 2. Description of the Related Art Conventionally, microcomputers have been used for communication devices and electronic devices, and piezoelectric oscillators incorporating piezoelectric members have been widely used as clock sources for such microcomputers.
また、従来からハードディスクドライブ等の電子機器に外部から加わる衝撃の検出等の用途に、圧電部材を内蔵した加速度センサが用いられている。 Conventionally, an acceleration sensor with a built-in piezoelectric member has been used for applications such as detection of external impact applied to an electronic device such as a hard disk drive.
さらに、従来から、振動または熱等によるエネルギーを、電気エネルギーへと変換するエネルギー変換部品として、圧電部材を内蔵した圧電発電部品が用いられている。 Further, conventionally, a piezoelectric power generation component incorporating a piezoelectric member has been used as an energy conversion component that converts energy from vibration or heat into electrical energy.
このような圧電電子部品として、例えば特許文献1には、圧電部材の端面を露出させた状態で、この圧電部材を一対のケースで挟み込んだ圧電電子部品が提案されている。 As such a piezoelectric electronic component, for example, Patent Document 1 proposes a piezoelectric electronic component in which the piezoelectric member is sandwiched between a pair of cases with the end face of the piezoelectric member exposed.
しかしながら、特許文献1に開示された圧電電子部品においては、圧電部材の端面が露出しているので、圧電部材とケースとの境界部も露出している。よって、この境界部は他の部材によって覆われていないので、圧電部材の振動部の周囲に設けられる空間の封止性が低下してしまうという問題点があった。 However, in the piezoelectric electronic component disclosed in Patent Document 1, since the end face of the piezoelectric member is exposed, the boundary portion between the piezoelectric member and the case is also exposed. Therefore, since this boundary portion is not covered with another member, there is a problem that the sealing performance of the space provided around the vibration portion of the piezoelectric member is deteriorated.
本発明は上記のような従来の技術における課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、封止性の高い圧電電子部品を提供することにある。 The present invention has been made in view of the problems in the conventional techniques as described above, and an object thereof is to provide a piezoelectric electronic component having a high sealing performance.
本発明の圧電電子部品は、振動領域を有する圧電部材と、該圧電部材の振動領域との間に間隙を設けるようにして前記圧電部材を収納するケース部材とを備え、前記ケース部材は、前記圧電部材の端面を覆い、且つ前記圧電部材の端部を挟持している第1ケースおよび第2ケースを有していることを特徴とするものである。 The piezoelectric electronic component of the present invention includes a piezoelectric member having a vibration region, and a case member that houses the piezoelectric member so as to provide a gap between the vibration region of the piezoelectric member. It has the 1st case and 2nd case which cover the end surface of a piezoelectric member and clamp the edge part of the said piezoelectric member, It is characterized by the above-mentioned.
本発明の圧電電子部品によれば、振動領域を有する圧電部材と、圧電部材の振動領域との間に間隙を設けるようにして圧電部材を収納するケース部材とを備え、ケース部材は、圧電部材の端面を覆い、且つ圧電部材の端部を挟持している第1ケースおよび第2ケースを有していることから、圧電部材とケース部材との境界部は、ケース部材に覆われることとなるので、圧電部材の振動部の周囲に設けられる空間の封止性を向上させることができる。 According to the piezoelectric electronic component of the present invention, a piezoelectric member having a vibration region and a case member that houses the piezoelectric member so as to provide a gap between the vibration region of the piezoelectric member are provided. Since the first case and the second case that cover the end surface of the piezoelectric member and sandwich the end portion of the piezoelectric member are included, the boundary portion between the piezoelectric member and the case member is covered with the case member. Therefore, the sealing performance of the space provided around the vibration part of the piezoelectric member can be improved.
(第1実施形態)
図1(a)に示す例の圧電電子部品1において、圧電部材5,ケース部材(第1ケース14および第2ケース15),上側電極材16,下側電極材17,接着材18とを具備している。
(First embodiment)
1A includes a
圧電部材5は、圧電基板2、第1電極3、および第2電極4を含む。圧電基板2は、長方形状である。第1電極3は、圧電基板2の上面において一方の端部6から中央部にかけて設けられている。第2電極4は、圧電基板2の下面において他方の端部7から中央部にかけて、第1電極3と圧電基板2を挟んで互いに対向することにより振動領域をなすように設けられている。なお第1〜11実施形態における圧電部材とは、一般的な圧電素子のことを示す。
The
ケース部材(第1ケース14および第2ケース15)は、凹部8,9、一方のくぼみ10,11、他方のくぼみ12,13をそれぞれ有しており、圧電部材5を収納している。凹部8,9は、圧電部材5の上面または下面に対向しており、この凹部8,9により第1および第2ケ
ース部材14,15と圧電部材5の振動領域との間に間隙が設けられている。一方のくぼみ10,11および他方のくぼみ12,13によって、圧電部材5の端面が覆われ、圧電部材5の両端
部6,7が挟持されている。
The case members (the
上側電極材16は、第1ケース14の一方のくぼみ10から外表面にかけて設けられており、圧電部材5の上面の第1電極3に当接されている。
The
下側電極材17は、第2ケース15の他方のくぼみ13から外表面にかけて設けられており、圧電部材5の下面の第2電極4に当接されている。
The
接着材18は、第1ケース14の凹部8の開口の周囲と第2ケース15の凹部9の開口の周囲とを接着している。
The adhesive 18 bonds the periphery of the opening of the
以上のような構成により、圧電部材とケース部材との境界部は、ケース部材に覆われることとなるので、圧電部材の振動部の周囲に設けられる空間の封止性を向上させることができる。 With the above configuration, the boundary portion between the piezoelectric member and the case member is covered with the case member, so that the sealing performance of the space provided around the vibration portion of the piezoelectric member can be improved.
また、圧電部材5の一方の端部6は第1および第2ケース14,15それぞれの一方のくぼみ10,11によって支持され、圧電部材5の他方の端部7は第1および第2ケース14,15それぞれの他方のくぼみ12,13によって支持され、第1ケース14の凹部8の開口の周囲と第2ケース15の凹部9の開口の周囲とは接着材18によって接着されているので、圧電部材5の両端部6,7の端面がともに第1ケース14および第2ケース15によって覆われていることとなるので、外部からの衝撃を第1および第2ケース14,15で吸収することができる。従って、圧電部材5に衝撃を伝わりにくくすることができる。
Also, one
また、圧電部材5に衝撃が伝わるのを抑制できることから、圧電電子部品1を加速度センサとして用いた場合、加速度の正確な検出を行なうことが可能となる。
Moreover, since it is possible to suppress the impact from being transmitted to the
圧電電子部品1は、圧電発振子,加速度センサまたは圧電発電部品として用いられる。圧電発振子として圧電電子部品1を用いた場合には、通信機器や電子機器にはマイクロコンピュータ等のクロック源として使用される。加速度センサとして圧電電子部品1を用いた場合には、加速度による圧電基板2の歪みによって生じた電荷は、圧電基板2の上下面の第1電極3および第2電極4を介して検出されるものである。また、圧電発電部品として圧電電子部品1を用いた場合には、外部から加わる振動または熱等によるエネルギーが圧電基板2によって電気エネルギーに変換され、圧電基板2の上下面の第1および第2電極3,4を通じて出力されるものである。
The piezoelectric electronic component 1 is used as a piezoelectric oscillator, an acceleration sensor, or a piezoelectric power generation component. When the piezoelectric electronic component 1 is used as a piezoelectric oscillator, it is used as a clock source for a microcomputer or the like in communication equipment and electronic equipment. When the piezoelectric electronic component 1 is used as an acceleration sensor, charges generated by the distortion of the
圧電基板2は、チタン酸ジルコン酸鉛(PbZr1−xTixO3),チタン酸鉛(PbTiO3),ニオブ酸ナトリウム・カリウム(Na1−xKxNbO3),ビスマス層状化合物(例:MBi4Ti4O15、M:2価のアルカリ土類金属元素)等を基材とする圧電セラミックス、または水晶,タンタル酸リチウム(LiTaO3)等の圧電単結晶からなる。
The
なお、圧電基板2は、例えば、長さが0.5〜15mm、幅が0.2〜10mm、厚みが50μm〜2mmの直方体形状とする。
The
また、圧電電子部品1を圧電発振子として用いる際には、圧電基板2は全面で一様な厚みを有する必要はなく、厚み振動のエネルギー閉じ込めを良くして共振特性を向上する目的で、例えば、第1電極3と第2電極4とが対向している振動領域の圧電基板2の厚みを周囲の領域よりも薄く形成したり、または厚く形成したりすることができる。
Further, when the piezoelectric electronic component 1 is used as a piezoelectric oscillator, the
さらに、圧電電子部品1を加速度センサおよび圧電発電部品として用いる際には、例え
ば、圧電基板2の中央部を厚く形成する等、圧電基板2において厚みの差を付けることで、振動の変位を大きくし、電荷の出力を大きくすることができる。特に、電荷の出力を大きくできるという点から、圧電基板2は、内部に電極が設けられた積層体を用いることが好ましい。
Further, when the piezoelectric electronic component 1 is used as an acceleration sensor and a piezoelectric power generation component, for example, the thickness of the central portion of the
なお、圧電電子部品1を圧電発振子として用いる際には、圧電基板2の比誘電率の値は、高周波領域の共振特性に優れるという点から、1000以下であることが好ましい。また、圧電電子部品1を加速度センサおよび圧電発電部品として用いる際には、電荷の出力を大きくするという点から、圧電基板2の比誘電率の値は1000以上であることが好ましい。
When the piezoelectric electronic component 1 is used as a piezoelectric oscillator, the relative dielectric constant value of the
圧電基板2がセラミック材料から成る場合は、原料粉末にバインダを加えてプレスする方法、あるいは原料粉末を水や分散剤とともにボールミルを用いて混合した後に乾燥し、バインダ,溶剤,可塑剤等を加えてドクターブレード法により成型する方法等によってグリーンシートとし、次に、1100〜1400℃のピーク温度で0.5〜8時間焼成して基板を形成
し、これに80〜200℃の温度にて、例えば、厚み方向に3〜6kV/mmの電圧をかけて
分極処理を施すことによって、所望の圧電特性を有した圧電基板2が得られる。
When the
また、圧電基板2が圧電単結晶材料からなる場合は、圧電基板2となる圧電単結晶材料のインゴット(母材)を所定の結晶方向となるように切断することによって、所望の圧電特性を有した圧電基板2が得られる。
In addition, when the
第1および第2電極3,4は、導電性の観点からは金,銀,銅またはアルミニウム等の金属膜からなることが好ましい。第1および第2電極3,4の厚みは0.1〜5μmの範囲
とすることが好ましい。第1および第2電極3,4となる金属膜を0.1μmよりも厚くす
ることにより、例えば、大気中において高温にさらされた場合に、酸化によって導電性が低下することを抑制することができる。また、金属膜を5μmよりも薄くすることにより、金属膜が応力で剥離するのを防ぐことができる。
The first and
このような第1および第2電極3,4となる金属膜の被着には、真空蒸着法,CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相堆積)法またはスパッタリング法等が利用できる
。
For the deposition of the metal film to be the first and
このとき、圧電基板2と第1および第2電極3,4との密着性を高めるために、例えば、クロムのように、圧電基板2を構成するセラミック材料との密着性が高い金属からなる下地電極層を予め設け、その上に所望の金属膜を設けてもよい。
At this time, in order to improve the adhesion between the
また、第1および第2電極3,4は、例えば、銀または銅等の金属フィラーを含有し、低温ガラスをバインダとする導電性ペーストを、所定の温度で焼き付けて形成することもできる。この場合の第1および第2電極3,4の厚みは5〜30μmの範囲とすることが好ましい。第1および第2電極3,4となる電極膜を5μmよりも厚くすることにより、金属フィラー間の接触不良による導通抵抗の増大を抑制することができる。また、30μmよりも薄くすることにより、第1および第2電極3,4の質量効果による圧電基板2の振動特性の劣化を防ぐことができる。
Moreover, the 1st and
第1および第2電極3,4の寸法は、圧電基板2の寸法によって適宜設定される。例えば、圧電基板2の寸法が、長さが2mm、幅が0.5mm、厚みが0.2mmである場合は、第1および第2電極3,4の寸法は、圧電基板2の長さ方向の寸法が1.5mmであり、圧電
基板2の幅方向の寸法が0.5mmであり、厚みが1μmである。
The dimensions of the first and
なお、図2に第1および第2電極3,4の他の構成の例を示す。図2に示すように、第
1電極3は、圧電基板2の上面および内部において一方の端部6から中央部にかけて設けられた対向電極部3aと、対向電極部3a同士を接続している接続電極部3bとから成り、第2電極4は、圧電基板2の下面および内部において他方の端部7から中央部にかけて設けられ、対向電極部3aと対向した対向電極部4aと、対向電極部4a同士を接続している接続電極部4bとから成る。
FIG. 2 shows another example of the configuration of the first and
このような構成とすることによって、例えば、圧電電子部品21を加速度センサまたは圧電発電部品として用いる際の電荷の出力を大きくすることができる。
By adopting such a configuration, for example, it is possible to increase the charge output when the piezoelectric
なお、内部に電極が設けられた積層型の圧電基板2を製造する場合には、グリーンシートと内部用の電極とを交互に積層して積層体を形成し、この積層体を焼成した後に、圧電体層に分極処理を施して圧電基板2を得る。
In the case of manufacturing a laminated
第1ケース14および第2ケース15の材料は、例えば、フェノール系樹脂,ポリイミド系樹脂またはエポキシ系樹脂等の紫外線硬化型や熱硬化型の樹脂材料が使用される。また、ポリエーテルエーテルケトン等の熱可塑性樹脂を用いることもできる。これらの樹脂材料を用いた場合には、第1ケース14および第2ケース15の薄型化を図ることができ、また、第1および第2ケース14,15が割れにくくなるので好ましい。また、第1および第2ケース14,15の材料は、例えば、アルミナ,窒化アルミニウムまたは窒化珪素等のセラミック材料を用いることもできる。これらのセラミック材料を用いた場合には、剛性に優れるという点から好ましい。
As the material of the
第1ケース14および第2ケース15の全体の寸法は、圧電部材5の寸法によって適宜設定される。例えば、長さが0.7〜20mmであり、幅が0.5〜15mmであり、厚みが0.1mm〜
2mmである。また、第1および第2ケース14,15の凹部の寸法は、例えば、長さが0.4
〜18mmであり、幅が0.3〜13mmであり、深さが50μm〜1.5mmである。
The overall dimensions of the
2 mm. Further, the dimensions of the recesses of the first and
It is ˜18 mm, the width is 0.3 to 13 mm, and the depth is 50 μm to 1.5 mm.
一方および他方のくぼみ10〜13の寸法は、圧電基板2,第1および第2ケース14,15全体,凹部8,9の寸法によって適宜設定される。例えば、圧電基板2の寸法が、長さが2mm、幅が0.5mm、厚みが0.2mmであり、第1および第2ケース14,15の全体の寸法が、長さが2.5mmであり、幅が1.3mmであり、厚みが0.25mmであり、凹部8,9の寸法が、長さが1.8mmであり、幅が0.9mmであり、深さが0.15mmである場合には、一方および他方のくぼみ10〜13の寸法は、圧電基板2の長さ方向の寸法が0.15mmであり、圧電基板2の幅方向の寸法が0.6mmであり、圧電基板2の厚み方向の寸法が0.1mmである。
The dimensions of the one and the
上側電極材16は、例えば、導電材料からなる金属フィラーを含有する熱硬化性樹脂からなる導電性ペーストを塗布した後、所定の温度で硬化させて形成される。または、導電材料からなる金属フィラーを含有する樹脂シートからなる、シート状の電極材を用いて形成される。これらの場合の上側電極材16の厚みは5〜50μmの範囲とすることが好ましい。なお、金属フィラーは球形状または針形状等であって、銀または銅等の金属材料からなるものが使用される。
The
また、上側電極材16は、圧電電子部品1を製造している状態においては柔軟性および接着性を有しており、圧電電子部品1を製造し終わった後の状態においては弾性を有するようなシート状の電極材であることが好ましい。このような場合には、上側電極材16は、圧電電子部品1を製造している状態において柔軟性を有しているので、くぼみの内面から第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面の一部にかけて設けられている段差形状に沿って、上側電極材16を第1ケース14に確実に接着させて設けることができる。また、第1ケース14に接着されたシート状の電極材である上側電極材16は、導電性ペーストを使用する場合と比較して厚みが制御しやすく、また、流動性が抑制されているため、圧電部材5の第1
電極3と第2電極4の対向部へ流れ出し、圧電部材5の特性が劣化することを防止することができる。また、シート状の電極材は、薄く形成することができるので、圧電電子部品1の全体の厚みを薄くすることができる。また、シート状の電極材は弾性を有していることから、圧電電子部品1を製品として使用している際に、圧電電子部品1の外部から加わった衝撃が圧電部材5に伝わるのを有効に防ぐことができる。
Further, the
It can flow out to the opposing part of the
また、シート状の電極材は、シート状の樹脂材料の一方の面に、銀または銅等の金属材料からなる金属箔,金属膜または金属層が被着されているものでもよい。ここで、金属箔とは金属材料を延ばしたものであり、金属膜とは蒸着等によって形成される膜のことであり、金属層とは銀または銅等の微粒子が層状に多数被着されたものを示す。上側電極材として、このようなシート状の電極材を使用する場合には、金属箔,金属膜または金属層が設けられている面を、上側電極材16を圧電部材5の上面の第1電極3に当接させる。よって、第1電極3から、金属箔,金属膜または金属層を介しての電気的な導通を、第1ケース14の外表面側から有効に取り出すことができる。
The sheet-like electrode material may be one in which a metal foil, a metal film, or a metal layer made of a metal material such as silver or copper is attached to one surface of the sheet-like resin material. Here, the metal foil is an extension of a metal material, the metal film is a film formed by vapor deposition or the like, and the metal layer is a layer in which a large number of fine particles such as silver or copper are deposited. Show things. When such a sheet-like electrode material is used as the upper electrode material, the surface on which the metal foil, metal film or metal layer is provided is used as the
上側電極材16の寸法の例を以下に示す。まず、圧電部材5の一方の端部6の上面に当接している面の部分は、圧電基板2の長さ方向の寸法が0.1mmであり、圧電基板2の幅方
向の寸法が0.5mmである。また、圧電部材5の一方の端部6の端面の上側に対向してい
る面の部分は、圧電基板2の厚み方向の寸法が0.1mmであり、圧電基板2の幅方向の寸
法が0.5mmである。また、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面の一部は、圧電基板
2の長さ方向の寸法が0.2mmであり、圧電基板2の幅方向の寸法が0.5mmである。
Examples of dimensions of the
上側電極材17は、上側電極材16と同様のものを用いる。
The
接着材18は、第1および第2ケース14,15の凹部8,9の開口の周囲の全面同士を接着していてもよいし、第1および第2ケース14,15の凹部8,9の開口の周囲の面のうち周縁部同士を接着していてもよい。
The adhesive 18 may bond the entire surfaces around the openings of the
接着材18の材料としては、エポキシ樹脂等の樹脂材料が用いられる。接着材18の厚みは5〜80μmの範囲である。 As the material of the adhesive 18, a resin material such as an epoxy resin is used. The thickness of the adhesive 18 is in the range of 5 to 80 μm.
また、図3(a)〜(f)を用いて、圧電部材5の一方の端部6における接着材18の配置を以下に説明する。
In addition, the arrangement of the adhesive 18 at one
図3(a)に示す例においては、接着材18は、上側電極材16をくぼみ10,11の外側で挟むように設けられている。この構成によって、上側電極材16が金属箔等の接着性を有しない部材からなる場合であっても、上側電極材16のうち第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面の一部に存在している部分と第1および第2ケース14,15とは、両者の境界面において確実に接着されていることとなるので、圧電電子部品1の外部に露出している境界面から外気が侵入するのを有効に防止できる。
In the example shown in FIG. 3A, the adhesive 18 is provided so as to sandwich the
なお、図3(b)に示すように、接着材218は、第1ケース14の一方のくぼみ10の内面
にまで延在し、上側電極材16と第1ケース14とを接着していてもよい。また、この接着剤218は、第2ケース15の一方のくぼみ11の内面にまで延在し、圧電部材5の一方の端部6
と第2ケース15とを接着していてもよい。この構成によれば、上側電極材16が金属箔等の接着性を有しない部材からなる場合であっても、上側電極材16のうち第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面の一部に存在している部分と第1および第2ケース14,15とは、両者の境界面において、確実に接着されていることとなるので、圧電電子部品1の外部に露出している境界面から外気が侵入するのを有効に防止できる。
As shown in FIG. 3B, the adhesive 218 extends to the inner surface of the one
And the
図3(c)に示す例においては、接着材318は、上側電極材16のうち第1ケース14の凹
部8の開口の周囲の面の一部に存在している部分と第1ケース14との間に介在し、両者を接着している。この構成によれば、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面にのみ接着材318を設け、その上に上側電極材16を設ければ、第2ケース15の凹部9の開口の周囲の面
側には接着材318を設ける必要がなくなるので、工数を削減することができ、圧電電子部
品1の製造の際の生産性を上げることができるので好ましい。
In the example shown in FIG. 3C, the adhesive 318 includes a portion of the
さらに、図3(c)において、上側電極材16が接着性を有していることが好ましい。この場合には、上側電極材16のうち第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面の一部に存在している部分と第2ケース15とが接着しているので、上側電極材16と第2ケース15とは両者の境界面において、確実に接着され、境界面に隙間が生じにくくなり、この境界面から外気が侵入するのを有効に防止することができるので好ましい。また、この接着性を有する上側電極材16は、圧電部材5の一方の端部6と第1ケース14とを接着しているので、圧電部材5が第1および第2ケース14,15によって強固に保持されることとなるので好ましい。
Further, in FIG. 3C, the
なお、接着材418は、図3(d)に示すように、第1ケース14の一方のくぼみ10の内面
にまで延在し、第1ケース14と上側電極材16とを接着していてもよい。
Note that, as shown in FIG. 3D, the adhesive 418 extends to the inner surface of one
図3(e)に示す例においては、図3(c)に示す接着材318を上側電極材16の下側に
配置して接着材518とした。この構成によれば、第2ケース15の凹部9の開口の周囲の面
にのみ接着材518を設けておけば、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面側には接着材518を設ける必要がなくなるので、工数を削減することができ、圧電電子部品1の製造の際の生産性を上げることができるので好ましい。
In the example shown in FIG. 3 (e), the adhesive 318 shown in FIG. 3 (c) is disposed below the
さらに、図3(e)において、上側電極材16は接着性を有していることが好ましい。この場合には、上側電極材16のうち第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面の一部に存在している部分と第1ケース14とが接着しているので、上側電極材16と第1ケース14とは、両者の境界面において、確実に接着されることによって境界面に隙間が生じにくくなり、この境界面から外気が侵入するのを有効に防止することができるので好ましい。また、この接着性を有する上側電極材16は、圧電部材5の一方の端部6と第1ケース14とを接着しているので、圧電部材5が第1および第2ケース14,15によって強固に保持されることとなるので好ましい。また、この接着性を有する上側電極材16は、圧電部材5の一方の端部6と第1ケース14とを接着する力も強固にしているので好ましい。
Furthermore, in FIG. 3E, the
図3(f)に示す例においては、図3(d)に示す接着材418を上側電極材16の下側に
配置して接着材618とした。この構成によれば、圧電部材5が第1および第2ケース14,15によって強固に保持されることとなるので好ましい。
In the example shown in FIG. 3 (f), the adhesive 418 shown in FIG. 3 (d) is disposed below the
さらに、図3(f)に示す上側電極材16は、図3(e)と同様に、上側電極材16が接着性を有していることが好ましい。
Furthermore, it is preferable that the
また、図3(d)においては、接着材418が第1ケース14の一方のくぼみ10の内面にま
で延在している例を示したが、図4に示す例のように、接着材718は、第1ケース14の凹
部8の開口の周囲の全面と、一方および他方のくぼみ10,12の内面と、凹部8の内面との全体にわたって設けられていてもよい。
3D shows an example in which the adhesive 418 extends to the inner surface of one of the
この接着材718は、樹脂を第1ケース14に塗布することによって配置してもよいし、接
着シートを塗布することによって配置してもよいが、特に後者が好ましい。この場合には、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の全面と、一方および他方のくぼみ10,12の内面と
に、容易かつ確実に接着シート718を被着させることができるので、第1ケース14の凹部
8の開口の周囲の全面と第2ケースの凹部の開口の周囲の全面とを確実に接着でき、また、一方および他方のくぼみ10,12の内面と圧電基板2の一方および他方の端部6,7とを確実に接着できる。従って、圧電部材5の振動部の周囲に設けられる空間の封止性を向上させることができる。
The adhesive 718 may be arranged by applying a resin to the
また、この構成の場合には、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の全面と、一方および他方のくぼみ10,12の内面と、凹部8の内面との全体にわたって被着しているのは接着シート718であるため、その厚みを均一に薄くすることができる。従って、通常のペースト
状の接着材と比較し、塗布量を精密に制御できるので、圧電部材5の振動部付近の凹部8の内部空間を広く確保できるようになるため、第1ケース14の凹部8の内壁に被着した接着シート718の、圧電部材5の振動部への接触を起こりにくくすることができる。
In the case of this configuration, the entire surface around the opening of the
次に、図4に示す例の第1ケース14を用いた圧電電子部品1の製造方法について、図5を参照して説明する。
Next, a method for manufacturing the piezoelectric electronic component 1 using the
まず、図5(a)に示すように、第1ケース14に、少なくとも凹部8の開口の周囲の全面を覆うように接着シート718を配置する。この工程においては、例えば、第1ケース14
に配置した接着シート718を、80〜150℃の温度で加熱した平板を用いて、0.05〜1MPaの応力で10〜60秒の間プレスすることによって軟化させると同時に、接着シート718を第
1ケース14の凹部8の開口の周囲の全面と仮接着させる。
First, as shown in FIG. 5A, an
The
なお、このように接着シート718を加熱によって軟化した状態とした際には、接着シー
ト718を構成する樹脂材料は流動性を有しているため、接着シート718が過度に変形しやすくなって、第1ケース14の開口の周囲の全面における接着シート718の厚みが不均一とな
り、第1ケース14および第2ケース15を接着させた際の封止性が低下してしまう。従って、接着シート718の樹脂材料にシリカ等の無機材料またはプラスチック等からなる針形状
または球形状のフィラーを2〜50質量%程度含ませて、接着シート718の流動性を調整す
ることが好ましい。これによって、接着シート718の形状を過度に変形しにくくして、接
着シート718と第1ケース14とを確実に接着させることができる。
When the
さらに、この仮接着する際の接着シート718の過度な変形を抑えるためには、接着シー
ト718を構成する樹脂材料として、繊維製の布に樹脂材料を含浸させたプリプレグを用い
ることが特に好ましい。この場合には、加熱して溶融した接着シート718の樹脂を、繊維
製の布が保持することによって、樹脂の流動性を有効に抑制することができる。
Furthermore, in order to suppress excessive deformation of the
なお、接着シート718を加熱・加圧する方法としては、加熱した平板でプレスする方法
に限られるものではないので、加熱したローラーで押圧する方法を採用してもよい。
Note that the method of heating and pressurizing the
次に、図5(b)に示すように、接着シート718上の、第1ケース14の凹部8の開口の
周囲の一部側に、一方のくぼみ10の位置に合わせて上側電極材16を形成する。この工程においては、例えば、銀フィラーを含有するシート状の樹脂材料を所定の位置に転写することによって、上側電極材16を形成する。
Next, as shown in FIG. 5B, the
次に、図5(c)に示すように、接着シート718を第1ケース14の凹部8の開口の周囲
の全面と、一方および他方のくぼみ10,12の内面と、凹部8の内面との全体にわたって被着させる。なお、図5(c)における符号21は、押圧部材を示している。この押圧部材21は、例えば、ゴム等の弾性体からなる。また、接着材718との接着性が低いシリコーンゴ
ムからなるものを用いることが好ましい。また、シリコーンゴムからなるものでなくとも、接着材718との接着性が低くなるよう表面処理を施すことが好ましい。また、図5(c
)における一点鎖線は、凹部8の底面と一方および他方のくぼみ10,12の底面とに押圧部材21を押圧することによって、押圧部材21が凹部8の底面、または、一方および他方のくぼみ10,12の底面と平行な方向に弾性変形した押圧部材21が示されている。
Next, as shown in FIG. 5 (c), the
1) indicates that the pressing
この工程においては、押圧部材21によって、第1ケース14とは接着されていない部分の接着シート718を押圧しつつ、この押圧部材21を第1ケース14の凹部8と、一方および他
方のくぼみ10,12とに同時に挿入する方法を採用するとよい。
In this step, the pressing
なお、この作業を行なう前に、接着シート718が配置された第1ケース14を、予め接着
シート718が載っていない方の面を下面として、80〜150℃の温度で加熱した平板の上に載せておくとよい。これによって、加熱した平板から第1ケース14を介して接着シート718
に熱が加わり、接着シート718が軟化して変形しやすくなる。
Before performing this operation, the
Heat is applied to the
また、押圧部材21の形状は、第1ケース14の凹部8およびくぼみ10,12の内部空間に沿った形状とし、その寸法は、押圧部材21を第1ケース14の凹部8およびくぼみ10,12の内部空間に挿入した際に、凹部8の内壁、または一方および他方のくぼみ10,12の内壁との間に、50μm〜0.2mm程度のクリアランスがあることが好ましい。このような寸法とす
ることによって、押圧部材21を凹部8およびくぼみ10,12の内部空間に挿入する際に押圧部材21の位置が多少ずれたとしても、押圧部材21は凹部8およびくぼみ10,12の開口の範囲に収まるため、押圧部材21の先端が第1ケース14の凹部8およびくぼみ10,12の開口の周囲の面に接触することを防ぐことができ、第1ケース14および押圧部材21が破損することを防ぐことができる。
Further, the shape of the pressing
また、図5(c)に示す例のように、押圧部材21の先端の形状は、角をとって丸みを帯びた形状とすることが好ましい。押圧部材21の先端をこのような形状とすることによって、仮に押圧部材21を凹部8およびくぼみ10,12の内部空間に挿入する際の押圧部材21の位置がずれて押圧部材21の先端が第1ケース14の凹部8およびくぼみ10,12の開口の周囲の面にわずかに接触した場合であっても、押圧部材21の先端と第1ケース14の凹部8およびくぼみ10,12の開口の周囲の面とが互いに滑りやすくなり、第1ケース14および押圧部材21が破損することを防ぐことができる。
Further, as in the example shown in FIG. 5C, the shape of the tip of the pressing
以上で説明した押圧部材21によって、第1ケース14とは接着されていない部分の接着シート718を押圧しつつ押圧部材21を凹部8およびくぼみ10,12の内部空間に挿入していく
と、接着シート718が第1ケース14の凹部8およびくぼみ10,12の深さ方向に伸び、その
後、凹部8およびくぼみ10,12の底面に接着シート718が被着する。そして、接着シート718を介して押圧部材21を凹部8およびくぼみ10,12の底面に押圧すると、押圧部材21は凹部8の底面、またはくぼみ10,12の底面と平行な方向に弾性変形し、前述したクリアランスの寸法分だけ変形する。図5(c)に示す例においては、押圧部材21は同図中に一点鎖線で示すような形状となる。その結果、押圧部材21の側面が接着シート718を凹部8の底
面、またはくぼみ10,12の底面と平行な方向に伸ばしていき、接着シート718を凹部8お
よびくぼみ10,12の側壁に接着させることとなる。
When the pressing
以上のようにして、接着シート718を第1ケース14の凹部8の開口の周囲の全面と、一
方および他方のくぼみ10,12の内面と、凹部8の内面との全体にわたって被着させることができる。
As described above, the
なお、接着シート718が第1ケース14に被着するのと同時に、上側電極材16も接着シー
ト718を介して、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の一部から一方のくぼみ10の内面に
わたって被着することとなる。
At the same time as the
次に、図5(d)に示すように、一方のくぼみ10で一方の端部6を、接着シート718お
よび上側電極材16を介して支持し、他方のくぼみ12で他方の端部7を、接着シート718介
して支持するようにして、圧電部材5を第1ケース14に仮接着させる。
Next, as shown in FIG. 5 (d), one
そして、図5(e)に示すように、第2ケース15を、一方のくぼみ11で一方の端部6を支持し、他方のくぼみ13で他方の端部7を、下側電極材17を介して支持するようにしつつ、凹部9の開口の周囲の全面を、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の全面に接着させて、圧電電子部品1を得る。
Then, as shown in FIG. 5 (e), the
この工程においては、第1ケース14を120〜180℃の温度で加熱して、下方に0.01〜3MPaの圧力によって15〜30分間加圧することによって、接着シート718,上側電極材16お
よび下側電極材17を構成する樹脂を硬化させることによって、圧電部材5を上側および下側電極材16,17に固定するとともに、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の全面と第2ケース15の凹部9の開口の周囲の全面とを接着する。
In this step, the
(第2実施形態)
以下に、図6を用いて、第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略し、異なる部分のみ説明する。異なる部分は、第1電極23,第1下側電極材19である。
(Second Embodiment)
Below, 2nd Embodiment is described using FIG. In addition, the same part as 1st Embodiment attaches | subjects the same code | symbol, abbreviate | omits description and demonstrates only a different part. The different parts are a
第1電極23は、圧電基板2の上面において中央部に設けられた振動電極部23a、圧電基板2の一方の端部6において上面から端面を経て下面に延出されている接続電極部23c、圧電基板2の上面において接続電極部23cの一方と振動電極部23aの一方とを接続する引き出し電極部23bから成る。
The
振動電極部23a,引き出し電極部23b,接続電極部23cの寸法は、圧電基板2の寸法によって適宜設定される。例えば、圧電基板2の寸法が、長さが2mm、幅が0.5mm、厚
みが0.2mmである場合であれば以下のような寸法とすればよい。振動電極部23aの寸法
は、圧電基板2の長さ方向の寸法が1mmであり、圧電基板2の幅方向の寸法が0.5mm
であり、厚みが1μmである。引き出し電極部23bの寸法は、圧電基板2の長さ方向の寸法が0.3mmであり、圧電基板2の幅方向の寸法が0.5mmであり、厚みが1μmである。接続電極部23cの寸法は、上面の部分は、圧電基板2の長さ方向の寸法が0.2mmであり
、圧電基板2の幅方向の寸法が0.5mmであり、厚みが1μmである。また、下面の部分
は、圧電基板2の長さ方向の寸法が0.2mmであり、圧電基板2の幅方向の寸法が0.5mmであり、厚みが1μmである。また、圧電基板2の端面の部分は、圧電基板2の幅方向の寸法が0.5mmであり、圧電基板2の厚み方向の寸法が0.2mmであり、厚みが1μmである。
The dimensions of the
And the thickness is 1 μm. As for the dimensions of the
また、第1電極23および第2電極4が配置された圧電基板2を、圧電部材25という。
The
さらに、図7に示すように、第2電極4は、圧電基板2の他方の端部7側が圧電基板2の下面から端面を経て上面に延出されていることが好ましい。この場合には、図6に示す実施形態と比較して、圧電部材25の上面および下面同士において第1電極23および第2電極4の位置関係は互いに同じになる。よって、圧電部材25を第1ケース14または第2ケース15に配置する際に、圧電部材25の上下方向の向きを気にする必要がなくなり、製造効率が向上するため好ましい。
Further, as shown in FIG. 7, the
さらに、図8に示すように第1電極23および第2電極4の一部は、圧電基板2の内部に設けられていてもよい。このような構成とすることによって、図7に示した実施形態と比較して、例えば、圧電電子部品21を加速度センサまたは圧電発電部品として用いる際の電
荷の出力を大きくすることができる。
Further, as shown in FIG. 8, the
第1下側電極材19は、第2ケース15の一方のくぼみ11の内面に、圧電部材25の一方の端部6の下面に当接している面から圧電部材25の一方の端部6の端面の下側に対向している面および第2ケース15の凹部9の開口の周囲の面の一部にかけて、第2ケース15の外表面に延出するように設けられている。
The first
第2下側電極材20は、第1実施形態で使用されたものと同様である。
The second
このような第1および第2下側電極材19,20の構成によれば、圧電電子部品21を製造する際に、第2ケース15に第1および第2下側電極材19,20を設け、第2ケース15の凹部9の開口の周囲に接着材18を設けておけば、第1ケース14には何らの加工をすることなく、第1ケース14の凹部8の開口の周囲を、第2ケース15の凹部9の開口の周囲に接着するだけで圧電電子部品21を製造することができる。従って、圧電電子部品21を製造する際の生産性の向上を図ることができる。
According to such a configuration of the first and second
なお、第2下側電極材20は、圧電部材25の他方の端部7の端面の下側に対して対向していれば、当接していてもしていなくてもよいが、特に、両者が当接している場合であって、さらに第2電極4が、図7および図8に示す構成となっている場合には、第2下側電極材20のうち、圧電部材25の他方の端部7の下面に当接している面に設けられた部分だけでなく、第2下側電極材20のうちの圧電部材25の他方の端部7の端面の下側に当接している面に設けられた部分も、第2電極4に当接することとなる。従って、第2下側電極材20と圧電部材25の第2電極4との電気的な接続を、図1に示した実施形態より確実なものとすることができる。
The second
(第3実施形態)
以下に、図9を用いて、第3実施形態を説明する。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略し、異なる部分のみ説明する。異なる部分は、第1ケース14,下側電極材17,上側電極材16,接着材818である。
(Third embodiment)
Below, 3rd Embodiment is described using FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, abbreviate | omits description and demonstrates only a different part. The different parts are a
第1ケース14は、圧電部材5の上面に対向する凹部8を有しており、凹部8の開口の周囲の面のうち圧電部材5の一方の端部6側の一部で圧電部材5の一方の端部6を支持しており、凹部8の開口の周囲の面のうち圧電部材5の他方の端部7側の一部で圧電部材5の他方の端部7を支持している。
The
第1ケース14の全体の寸法は、例えば、長さが0.7〜20mmであり、幅が0.5〜15mmであり、厚みが0.1mm〜2mmであるものとする。また、第1および第2ケース14,15の
凹部の寸法は、例えば、長さが0.4〜18mmであり、幅が0.3〜13mmであり、深さが50μm〜1.5mmである。
The overall dimensions of the
なお、他方のくぼみ13の圧電基板2の厚み方向の寸法は、圧電基板2の厚み,第2ケース15の厚み,凹部9の深さによって適宜設定される。
The dimension of the
例えば、圧電基板2の厚みが0.2mmであり、第2ケース15の厚みが0.45mmであり、
第2ケース15の凹部9の深さが0.35mmである場合には、他方のくぼみ13の圧電基板2の厚み方向の寸法は、0.2mmである。
For example, the thickness of the
When the depth of the
下側電極材17の圧電基板2の厚み方向の寸法は、圧電基板2の厚みによって適宜設定される。
The dimension of the
例えば、圧電基板2の厚みが0.2mmである場合、下側電極材17の圧電基板2の厚み方
向の寸法は0.2mmである。
For example, when the thickness of the
上側電極材16は、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面のうち圧電部材5の一方の端部6側の一部に、圧電部材5の第1電極3に当接し、第1ケース14の外表面に延出するように設けられている。
The
上側電極材16の材料は、下側電極材17と同様のものとする。また、上側電極材16の寸法は、例えば、圧電基板2の長さ方向の寸法が0.35mmであり、圧電基板2の幅方向の寸法が0.5mmである。また、上側電極材16の厚みは5〜50μmである。
The material of the
また、図10(a)〜(e)を用いて、圧電部材5の他方の端部7における接着材818の
配置を以下に説明する。
In addition, the arrangement of the adhesive 818 at the
図10(a)に示す例においては、接着材18は、上側電極材16を第1および第2ケース14,15で挟むように設けられている。
In the example shown in FIG. 10A, the
なお、接着材918は、図10(b)に示すように、第2ケース15の他方のくぼみ13の内面
にまで延在し、下側電極材17と第2ケース15とを接着していてもよい。
As shown in FIG. 10B, the adhesive 918 extends to the inner surface of the
図10(c)に示す例においては、接着材1018は、下側電極材17のうち第2ケース15の凹部9の開口の周囲の面の一部に存在している部分と第2ケース15との間に介在し、両者を接着している。
In the example shown in FIG. 10 (c), the adhesive 1018 includes a portion of the
なお、接着材1118は、図10(d)に示すように、第2ケース15の他方のくぼみ13の内面にまで延在し、第2ケース15と下側電極材17とを接着していてもよい。
As shown in FIG. 10D, the adhesive 1118 extends to the inner surface of the
図10(e)に示す例においては、接着材1218は、下側電極材17のうち第2ケース15の凹部9の開口の周囲の面の一部に存在している部分と第1ケース14との間に介在し、両者を接着している。
In the example shown in FIG. 10 (e), the adhesive 1218 includes a portion of the
また、図11(a)〜(e)を用いて、圧電部材5の一方の端部6における接着材818の
配置を以下に説明する。
In addition, the arrangement of the adhesive 818 at one
図11(a)に示す例においては、接着材818は、第1および第2ケース14,15で挟むよ
うに設けられている。
In the example shown in FIG. 11A, the adhesive 818 is provided so as to be sandwiched between the first and
なお、図11(b)に示すように、接着材1318は、第2ケース15の一方のくぼみ11の内面にまで延在し、圧電部材5の一方の端部6と第2ケース15とを接着していてもよい。
As shown in FIG. 11B, the adhesive 1318 extends to the inner surface of one of the
図11(c)に示す例においては、接着材1418は、上側電極材16のうち第1および第2ケース14,15の外表面側の部分と第2ケース15との間に介在し、両者を接着している。
In the example shown in FIG. 11 (c), the adhesive 1418 is interposed between the portion of the
なお、図11(d)に示すように、接着材1518は、第2ケース15の一方のくぼみ11の内面にまで延在し、第2ケース15と圧電部材5の一方の端部6とを接着していてもよい。
As shown in FIG. 11 (d), the adhesive 1518 extends to the inner surface of one
図11(e)に示す例においては、接着材1618は、上側電極材16と第1ケース14との間に介在し、両者を接着している。
In the example shown in FIG. 11 (e), the adhesive 1618 is interposed between the
また、接着材1118は、図4に示す例のように、第2ケース15の凹部9の開口の周囲の全
面と、一方および他方のくぼみ11,13の内面と、凹部9の内面との全体にわたって、接着シート718が被着されていてもよい。
Further, as shown in the example shown in FIG. 4, the adhesive 1118 is formed on the entire surface around the opening of the
(第4実施形態)
図12を用いて、第4実施形態を示す。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description.
第4実施形態の圧電電子部品41は、圧電部材25が両端でケース部材14,15に挟持されている。また、第2ケース15に、一方および他方のくぼみ11,13が形成されている。また、この一方および他方のくぼみ11,13に、第1および第2下側電極材19,20が配置されている。また、第1電極23は、振動電極部23a,接続電極部23c,接続電極部23cからなる。また、第1ケース14には、凹部8が設けられており、くぼみは設けられていない。
In the piezoelectric
(第5実施形態)
以下に、図13を用いて、第5実施形態を説明する。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。なお、前述した第1電極3および第2電極34が配置された圧電基板2を、圧電部材35という。
(Fifth embodiment)
The fifth embodiment will be described below with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description. The
他の実施形態と異なる部分は、圧電部材35の両端の電極材が、ともに上側の電極材である構成にある。
The difference from the other embodiments is that the electrode members at both ends of the
このような構成によれば、第1上側電極材25および第2上側電極材26が配置される面は、第1ケース14の凹部8の開口の周囲の面であり、この面は平面である。従って、第1上側電極材25および第2上側電極材26を、例えばくぼみ等の複雑な形状の部位に形成する必要がなくなるので、圧電電子部品51の製造が容易になり、生産性の向上を図ることができる。
According to such a configuration, the surface on which the first
(第6実施形態)
以下に、図14を用いて、第6実施形態を説明する。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略し、異なる部分のみ説明する。異なる部分は、第1ケース14,接着材1718である。
(Sixth embodiment)
The sixth embodiment will be described below with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, abbreviate | omits description and demonstrates only a different part. The different parts are a
第1ケース14は、下面のうち圧電部材5の一方の端部6側の一部で圧電部材5の一方の端部6を支持しており、下面のうち圧電部材5の他方の端部7側の一部で圧電部材5の他方の端部7を支持しており、長方形状である。
The
第1ケース14の全体の寸法は、例えば、長さが0.7〜20mmであり、幅が0.5〜15mmであり、厚みが0.1mm〜2mmである。
The overall dimensions of the
また、図15(a)〜(e)を用いて、圧電部材5の他方の端部7における接着材1718の配置を以下に説明する。
In addition, the arrangement of the adhesive 1718 at the
図15(a),(b)および(e)に示す接着材1718,1818,2118は、図10(a),(b)および(e)に示す接着材818,918,1218とは異なり、凹部8の開口の周囲の面でなく、第1ケース14の下面の周縁部に配置されている。
The
図15(c)および(d)に示す接着材1918,2018は、図10(c)および(d)に示す接着材1018,1118と同様である。
The
また、図16(a)〜(e)を用いて、圧電部材5の一方の端部6における接着材1718の
配置を以下に説明する。
In addition, the arrangement of the adhesive 1718 at one
図16(a),(b)および(e)に示す接着材1718,2218,2518は、図11(a),(b)および(e)に示す接着材818,1318,1618とは異なり、凹部8の開口の周囲の面でな
く、第1ケース14の下面の周縁部に配置されている。
The
図16(c)および(d)に示す接着材2318,2418は、図11(c)および(d)に示す接着材1418,1518と同様である。
The
(第7実施形態)
図17を用いて、第7実施形態を示す。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。
(Seventh embodiment)
A seventh embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description.
第7実施形態の圧電電子部品71は、圧電部材25が両端でケース部材14,15に挟持されている。また、第2ケース15に、一方および他方のくぼみ11,13が形成されている。また、この一方および他方のくぼみ11,13に、第1および第2下側電極材19,20が配置されている。また、第1電極23は、振動電極部23a,接続電極部23c,接続電極部23cからなる。また、第1ケース14には、凹部もくぼみも設けられていない。
In the piezoelectric
(第8実施形態)
図18を用いて、第8実施形態を示す。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。
(Eighth embodiment)
The eighth embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description.
第8実施形態の圧電電子部品81は、圧電部材35が両端でケース部材14,15に挟持されている。また、第2ケース15に、一方および他方のくぼみ11,13が形成されている。また、第1および第2上側電極材25,26が、第1および第2ケース14,15間に配置されている。また、第2電極34は、振動電極部34a,接続電極部34c,接続電極部34cからなる。また、第1ケース14には、凹部もくぼみも設けられていない。
In the piezoelectric
なお、第1〜第8実施形態の圧電電子部品において、第1ケース14および第2ケース15が同一の材料であることが好ましい。
In the piezoelectric electronic component of the first to eighth embodiments, it is preferable that the
このような構成とすることにより、例えば、圧電部材とケース部材が接着されている場合と比較して、第1および第2ケース14,15の熱膨張率を近似させやすい。従って、熱膨張によって、第1および第2ケース14,15の境界で剥離することを抑制することができる。結果、封止性の高い圧電電子部品を提供することができる。
By adopting such a configuration, for example, it is easy to approximate the thermal expansion coefficients of the first and
なお、材料の種類が同一であるとは、例えば、第1および第2ケース14,15が樹脂材料からなり、同じエポキシ系樹脂からなることであり、また、同じ種類のセラミック材料からなること等を意味している。
Note that the same type of material means, for example, that the first and
また、第1〜第8実施形態の圧電電子部品において、ケース部材14,15は、ケース部材14,15の外周に沿って第1ケース14と第2ケース15とを接合する接合部を有している。
Moreover, in the piezoelectric electronic component of the first to eighth embodiments, the
さらに、この接合部は、圧電部材5,25,35の主面と異なる高さに位置していることが好ましい。この構成の例は、第1および第2実施形態,図19に示す構成である。
Furthermore, it is preferable that the joint is located at a height different from the main surfaces of the
このような構成とすることにより、第1および第2ケースケース14,15同士の接合部と、第1および第2ケースケース14,15と圧電部材5,25,35の主面との接合部との間に、これらの接合部と直交する方向の接合部が含まれることとなる。よって、両接合部で亀裂
が生じたとしても、直交する方向の接合部で、亀裂の伸展を抑制することができる。
With such a configuration, the joint portion between the first and
さらに、接着材および上側電極材16を図3(b),図3(f)に示すような配置とすることが好ましい。この場合には、圧電部材5とケース部材14,15とを広い接着面積で接着させることができるので、亀裂の伸展をさらに抑制することができる。
Furthermore, it is preferable to arrange the adhesive and the
また、第1および第2実施形態の圧電電子部品において、第1および第2ケース14,15同士の接合部は、圧電部材5,25,35の側方に位置することが好ましい。この構成の例は、第1および第2実施形態である。
Further, in the piezoelectric electronic component of the first and second embodiments, it is preferable that the joint portion between the first and
このような構成とすることにより、この接合部が圧電部材5,25,35の上部または下部に位置する場合と比較して、同様の形状の第1および第2ケース14,15とすることができるので、製造の効率を向上させることができる。
By adopting such a configuration, the first and
なお、本発明は上述した実施の形態の例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良等が可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various changes and improvements can be made without departing from the scope of the invention.
例えば、図1,図9および図14に示す圧電電子部品1,31,61は、第1ケース14および第2ケース15によって、圧電部材5が両端を挟持されているが、図20〜図22に示すように、圧電部材5は第1ケース14および第2ケース15によって、片端が挟持されていてもよい。
For example, in the piezoelectric
なお、図20に示す第1ケース14および第2ケース15は、図1に示す第1ケース14および第2ケース15とは異なり、他方のくぼみ12,13が存在せず、圧電部材5の他方の端部7を挟持していない。
Note that the
なお、図21に示す第2ケース15は、図9に示す第2ケース15とは異なり、他方のくぼみ13が存在せず、圧電部材5の他方の端部7を挟持していない。
The
なお、図22に示す第2ケース15は、図14に示す第2ケース15とは異なり、他方のくぼみ13が存在せず、圧電部材5の他方の端部7を挟持していない。
The
なお、圧電部材5の両端が挟持されている圧電電子部品において、圧電部材5の振動領域は、圧電部材5の中央部分であるが、圧電部材5の片端が挟持されている圧電電子部品において、圧電部材5の振動領域は、圧電部材5のうち挟持されてない部分であることはいうまでもない。
In the piezoelectric electronic component in which both ends of the
(第9実施形態)
図23を用いて、第9実施形態を示す。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。図23に示す圧電電子部品121の形態のうち、図9に示すもの
と異なる部分は、圧電部材5の第1および第2電極3,4が両方とも圧電基板2の一方の端部6から他方の端部7側に延在している点である。また、他の異なる部分は、圧電部材5の一方の端部6が第1ケース14および第2ケース15に挟持されている点である。また、他の異なる部分は、第1電極3と接続されている電極材(第1電極材)16が、圧電部材5の自由端側からケース部材の外部に引き出されており、第2電極4と接続されている電極材(第2電極材)17が、圧電部材5の固定端側からケース部材の外部に引き出されていることである。
(Ninth embodiment)
A ninth embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description. 23 differs from that shown in FIG. 9 in that the first and
なお、図23(b)に示すように、第2電極材17は、第1電極3及び第1電極材16と接触しないように、圧電部材5の幅方向の一方側に寄せて設けられている。また、図23(b)
に示すように、第1電極3は、第2電極材17と接触しないように、一部に切り欠きが設けられている。また、図23(c)に示すように、第1電極材16は第2電極材17と接触しないように、圧電部材5の幅方向の他方側に寄せて設けられている。
As shown in FIG. 23 (b), the
As shown in FIG. 2, the
(第10実施形態)
図24を用いて、第10実施形態を示す。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。
(Tenth embodiment)
A tenth embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description.
図24に示す圧電電子部品131の形態のうち、図9に示すものと異なる部分について以下
に説明する。圧電部材5の一方の端部6は、第1ケース14および第2ケース15に挟持されている。また、第2電極4の一部が、圧電基板2の一方の端部6側の端面を介して上面に延在している。なお、第2電極4の端面の部分および延在部は、第1電極3と接触しないように、圧電部材5の幅方向の一方側に寄せて設けられている。また、第2電極材17は平面形状であるとともに、一端が第2電極4の延在部と接続され、他端が一方の端部6側から外部に延出されている。また、図24(b)に示すように、この第2電極4の延在部が第1電極3と接触しないように、第1電極3は一部に切り欠きを有する形状としている。また、図24(c)に示すように、第1電極材16および第2電極材17は、互いに接触しないよう離間して、双方とも上側ケース14に設けられている。従って、下側ケース15には電極材を設ける必要がないため、下側ケース15の一方のくぼみ11内に接着材を塗布しておけば、圧電部材5とくぼみ11内の接着材との接触面積を大きくすることができるので、圧電部材5の下側ケース15への接着力が大きくなるので好ましい。
Of the form of the piezoelectric
(第11実施形態)
図25を用いて、第11実施形態を示す。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。
(Eleventh embodiment)
The eleventh embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description.
図25に示す圧電電子部品141は、図14に示すものと異なる部分について以下に説明する
。圧電部材5の一方の端部6は、第1ケース14および第2ケース15に挟持されている。また、第1電極3、第2電極4および第2電極材17の構成は他の実施形態と同じであるが、第1電極材16の構成は他の実施形態と異なる。第1電極材16は、圧電部材5の一方の端部6側でのみ厚みが大きくなっている。これは、第1電極材16の厚み分だけ、上側ケース14との間に、圧電部材5の振動領域を確保するためである。
The piezoelectric
(第12実施形態)
図26を用いて、第12実施形態を示す。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。
(Twelfth embodiment)
A twelfth embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description.
図26に示す圧電電子部品151における、図1の形態と異なる点は、ケース部材14,15に
挟持されている圧電部材35の構成である。本実施形態の圧電部材35は、シム29の少なくとも一方の主面に圧電素子31が設けられてなるものをいう。また、シム29の両端部は第1および第2ケース14,15によって挟持されている。
The piezoelectric
また、本実施形態のうち、図1の形態と異なる部分は、圧電部材から外部へ電気的接続を取り出す構成である。図26に示す圧電部材35は、各圧電素子31の第1電極3の端部が圧電基板2の端面を介してシム29の一方側の端部6まで延在している。また、第1電極材16が、第1電極3の端部と接続されているとともに、一方のくぼみ10,11からケース部材14,15の外部にかけて設けられている。同様に、各圧電素子31の第2電極4の端部もシム29の他方側の端部7まで延在している。また、第2電極材17が、第2電極4の端部と接続されているとともに、他方のくぼみ12,13からケース部材14,15の外部にかけて設けられている。
Further, in the present embodiment, the part different from the form of FIG. 1 is a configuration in which electrical connection is taken out from the piezoelectric member. In the
このような構成により、圧電部材35とケース部材14,15との境界部は、ケース部材14,15に覆われることとなるので、圧電部材35の振動部の周囲に設けられる空間の封止性を向上させることができる。
With such a configuration, the boundary between the
また、圧電部材35は、ケース部材14,15で直接挟持されないので、強い衝撃が加わった場合でも、ケース部材14,15の挟持部での圧電基板2の割れを防止することができる。従って、信頼性の高い圧電電子部品151を提供することができる。
Further, since the
また、このように圧電基板2の割れを防止できる効果が向上すれば、圧電部材35を薄くできる。従って、外部からの衝撃に対する圧電部材35の変位量を大きくできる。よって、例えば、圧電電子部品151を加速度センサとして用いた場合、加速度の検出感度を高くす
ることが可能となる。また、圧電電子部品151を圧電発電部品として用いた場合、発電量
を大きくすることが可能となる。
In addition, if the effect of preventing cracking of the
なお、圧電電子部品151のケース部材14,15は、図9および図14に示すケース部材14,15であってもよい。
The
また、シム29は、可撓性を有する板状部材である。また、シム29の材料は、樹脂、繊維強化プラスチックス等の複合材料、SUS等の金属が使用される。なお、図26〜28に示すシ
ム29の材料は、第1電極材16および第2電極材17の電気的短絡を防ぐため、絶縁性材料を使用する。また、例えば、圧電電子部品151を圧電発電部品として用いる場合には、シム29の密度、弾性率、熱膨張係数等を適切に選択することによって、発電量を設定すること
ができる。シム29の厚みは例えば、50μm〜0.5mmである。
The
(第13実施形態)
図27を用いて、第13実施形態を示す。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。
(13th Embodiment)
A thirteenth embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description.
図27に示す圧電電子部品161における、図1の形態と異なる点は、ケース部材14,15に
挟持されている圧電部材45の構成である。本実施形態の圧電部材45は、シム29の少なくとも一方の主面に圧電素子31が設けられてなるものをいう。また、シム29の一端部は第1および第2ケース14,15によって挟持されている。
The piezoelectric
なお、第1電極3において、圧電基板2の端面からシム29の端部まで延在している部分は、第2電極4と接触しないように圧電素子31の幅方向の一方側に寄せて設けている。
In the
また、第2電極4は、第1電極3と接触しないように一部に切り欠きを有するとともに、第1電極3の端部が延在しているのと同一の端部6まで引き出されている。
Further, the
また、第1電極材16および第2電極材17は、圧電部材45の幅方向の一方及び他方にそれぞれ分けて設けられており、それぞれ第1電極3および第2電極4の端部に接続され、ケース部材14,15の外部に引き出されている。
The
なお、圧電電子部品161のケース部材14,15は、図21および図22に示すケース部材14,15であってもよい。
The
(第14実施形態)
図28を用いて、第14実施形態を示す。なお、他の実施形態と同じ部分は同一の符号を付し、且つ、説明を省略する。
(14th Embodiment)
A fourteenth embodiment will be described with reference to FIG. In addition, the same part as other embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits description.
図28に示す圧電電子部品171における、圧電部材55の基本的な構成は、他の実施形態と
同じであるが、他の実施形態と異なる点は、圧電素子31の構成である。圧電素子31は、第1電極3および第2電極4が圧電基板2の内部にも設けられている点である。この構成によって、圧電素子31において複数の第1電極3、第2電極4が交互に積層されている構成となる。従って、圧電電子部品171を加速度センサとして用いた場合に、取り出せる電荷
の量が大きくなるので好ましい。
In the piezoelectric
また、図28(b)に示すように、圧電基板2の内部に設けられた第1電極3は、第2電極4と接触しないように切り欠きを有する形状である。また、複数の第1電極3は、端部6側の端面に設けられた電極によって互いに接続されている。また、複数の第1電極3は、第1電極材16によって互いに電気的に接続されていてもよい。以上の構成は、第2電極4においても同様とする。
Further, as shown in FIG. 28B, the
なお、圧電電子部品171のケース部材14,15は、図21および図22に示すケース部材14,15であってもよい。
The
なお、本発明は上述した実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良等が可能である。 The present invention is not limited to the embodiments described above, and various changes and improvements can be made without departing from the scope of the present invention.
例えば、圧電電子部品1〜171を加速度センサとして用いる場合には、圧電部材5,25
,35,45,55は、水平方向に対して傾斜するように、例えば25°〜90°傾斜するようにして固定することもできる。これによって、垂直方向のみならず横方向の加速度も検知することが可能となる。
For example, when the piezoelectric electronic components 1 to 171 are used as the acceleration sensor, the
, 35, 45, 55 can be fixed so as to be inclined with respect to the horizontal direction, for example, 25 ° to 90 °. This makes it possible to detect not only the vertical direction but also the lateral acceleration.
1,21,31,41,51,61,71,81,91,101,111:圧電電子部品
2:圧電基板
3,23:第1電極
23a:振動電極部
23b:引き出し電極部
23c:接続電極部
4:第2電極
5,25,35,45,55:圧電部材
6:一方の端部
7:他方の端部
8,9:凹部
10,11:一方のくぼみ
12,13:他方のくぼみ
14:第1ケース
15:第2ケース
16:上側電極材(第1電極材)
17:下側電極材(第2電極材)
18,218〜618,818〜2518:接着材
718:接着材(接着シート)
19:第1下側電極材
20:第2下側電極材
21:押圧部材
25:第1上側電極材
26:第2上側電極材
29:シム
30:接着材
31:圧電素子
1, 21, 31, 41, 51, 61, 71, 81, 91, 101, 111: Piezoelectric electronic component 2:
23a: Vibration electrode part
23b: Lead electrode part
23c: Connection electrode part 4:
10, 11: one indentation
12, 13: The other indentation
14: First case
15: Second case
16: Upper electrode material (first electrode material)
17: Lower electrode material (second electrode material)
18, 218-618, 818-2518: Adhesive
718: Adhesive (adhesive sheet)
19: First lower electrode material
20: Second lower electrode material
21: Pressing member
25: First upper electrode material
26: Second upper electrode material
29: Sim
30: Adhesive
31: Piezoelectric element
Claims (6)
前記圧電部材の主面と異なる高さに位置していることを特徴とする請求項1〜3に記載の圧電電子部品。 The joint is
The piezoelectric electronic component according to claim 1, wherein the piezoelectric electronic component is located at a different height from the main surface of the piezoelectric member.
The piezoelectric member is provided with a piezoelectric element on at least one main surface of a shim, and an end of the shim is sandwiched between the first case and the second case. 5. The piezoelectric electronic component according to 5.
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