JP2012009704A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い波長帯域の光に対して反射防止機能を有する反射防止膜を備える固体撮像装置を提供する。
【解決手段】半導体基板11と、半導体基板に形成された第1のフォトダイオード12Rと第2のフォトダイオード12Gと第3のフォトダイオード12Bと、第1〜第3のフォトダイオードの上方に形成された、第1の絶縁膜13R、第2の絶縁膜13G及び第3の絶縁膜13Bと、第1〜第3のフォトダイオードの上方に形成され、主に第1の波長の光を透過する第1のカラーフィルタ14R、主に第2の波長の光を透過する第2のカラーフィルタ14G及び主に第3の波長の光を透過する第3のカラーフィルタ14Bとを備える。第2の波長は、第1の波長よりも短くかつ第3の波長よりも長く、第2の絶縁膜13Gの体積は、第1の絶縁膜13Rの体積よりも小さくかつ第3の絶縁膜13Bの体積よりも大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換素子を用いて撮像する固体撮像装置及びその製造方法に関し、特に受光領域に反射防止構造を備える固体撮像装置及びその製造方法に関する。
固体撮像素子は、近年益々小型化かつ多画素化を目的として画素の縮小化が進められている。ところが、画素の縮小化に伴いフォトダイオード部の上方に設けられた集光開口部の面積が低下することでフォトダイオード部への入射光量が低下し、結果として固体撮像素子の感度が劣化し、画質の低下を引き起こすという問題が顕著になってきている。
この問題に対する改善案として、従来、フォトダイオード部の上方にシリコン窒化膜(SiN)からなる反射防止膜を設けるという技術が提案されている(特許文献1)。この技術によれば、多重干渉効果を利用して、シリコン酸化膜系材料とシリコン基板との屈折率の差によって生じるフォトダイオード部のシリコン基板表面における入射光の反射を低減することができ、フォトダイオード部への入射光量を増加させることができる。
以下、特許文献1に開示された反射防止膜を備えた従来の固体撮像装置100について、図5を用いて詳細に説明する。図5は、反射防止膜を備えた従来の固体撮像装置における光電変換部の構成を示す断面図である。
図5に示すように、従来の固体撮像装置100は、シリコン基板101にフォトダイオード102とフローティングディフュージョン103が形成されており、フォトダイオード102とフローティングディフュージョン103の間のシリコン基板101上にはポリシリコンゲート電極104が設けられている。さらに、フォトダイオード102上にはシリコン酸化膜105を介して反射防止膜106が設けられている。また、ポリシリコンゲート電極104の周囲を覆うようにして、シリコン酸化膜からなる絶縁膜107が設けられている。なお、絶縁膜107は、ポリシリコンゲート電極104と反射防止膜106の上にも設けられている。
反射防止膜106としては、フォトダイオード102を形成しているシリコンの屈折率(屈折率≒3.73)と光の入射面に形成された絶縁膜107を構成しているシリコン酸化膜の屈折率(屈折率≒1.46)との中間の屈折率を持つシリコン窒化膜(屈折率≒2.0)が用いられている。なお、シリコン酸化膜105は、反射防止膜106とフォトダイオード102との界面順位や作り易さを考慮して、反射防止膜106とフォトダイオード102との間に挿入されている。
このように構成された従来の固体撮像装置100によれば、入射した光は反射防止膜106を通ってフォトダイオード102に到達して光電変換されるが、この入射した光は反射防止膜106の多重干渉効果によってシリコン表面における反射が抑制される。これにより、多くの光をフォトダイオード102に入射させることができ、フォトダイオード102の入射光量を増加させることができる。
特開昭63−14466号公報
複数のフォトダイオードを備える固体撮像装置において、全てのフォトダイオードに対して図8に示すような構成を一律に適用すると、すなわち、全てのフォトダイオード上の反射防止膜を同じ膜厚及び同じ屈折率にすると、上述のとおり、薄膜の多重干渉効果によって反射防止効果を得ることができる。
しかしながら、この場合、上記の反射防止膜は、ある特定の波長に対しては反射防止機能を有するものの、波長帯域が360〜750nmである広い波長帯域をもつ可視光線に対しては、反射防止効果が乏しい波長領域が多く発生する。そのため、ある特定の波長以外の波長に対してはフォトダイオードへ到達する光が減少し、入射光量を増加させることができないという課題がある。
また、各波長に合わせて各反射防止膜の膜厚を設定することにより、可視光線の広い波長帯に亘って反射防止効果を得ることも考えられるが、このような反射防止膜を形成するためには製造工程が複雑化して製造タクトが長くなるという課題がある。
そこで、本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、広い波長帯域の光に対して反射防止機能を有する反射防止膜を備える固体撮像装置を提供することを目的とする。また、製造工程を追加すること無く当該反射防止膜を製造することができる固体撮像装置の製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置の一態様は、半導体基板と、前記半導体基板に形成された、第1のフォトダイオード、第2のフォトダイオード及び第3のフォトダイオードと、前記半導体基板の上であって、前記第1のフォトダイオードの上方に形成された第1の絶縁膜と、前記半導体基板の上であって、前記第2のフォトダイオードの上方に形成された第2の絶縁膜と、前記半導体基板の上であって、前記第3のフォトダイオードの上方に形成された第3の絶縁膜と、前記第1のフォトダイオードの上方に形成され、主に第1の波長の光を透過する第1のカラーフィルタと、前記第2のフォトダイオードの上方に形成され、主に第2の波長の光を透過する第2のカラーフィルタと、前記第3のフォトダイオードの上方に形成され、主に第3の波長の光を透過する第3のカラーフィルタとを備え、前記第2の波長は、前記第1の波長よりも短く、かつ、前記第3の波長よりも長く、前記第2の絶縁膜の体積は、前記第1のフォトダイオード上における前記第1の絶縁膜の体積よりも小さく、かつ、前記第3のフォトダイオード上における前記第3の絶縁膜の体積よりも大きい。
これにより、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜及び第3の絶縁膜の屈折率を異ならせることができるので、第1の波長、第2の波長及び第3の波長に対応した、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜及び第3の絶縁膜からなる複数の反射防止膜を得ることができる。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜の上に、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜と接するようにして形成された第4の絶縁膜を備え、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜の屈折率は、前記第4の絶縁膜の屈折率より高いことが好ましい。
これにより、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜及び第3の絶縁膜のそれぞれと第4の絶縁膜とをあわせた構成によって所望の屈折率を有する反射防止膜を得ることができる。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第1の絶縁膜と前記第3の絶縁膜の上面は平坦であり、前記第2の絶縁膜の上面は凹凸形状であることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の頂部の高さは、前記第1の絶縁膜の上面の高さと同じであり、前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状における凹部の底部の高さは、前記第3の絶縁膜の上面の高さと同じであることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であり、前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状は、前記シリコン窒化膜において形成されていることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第4の絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状の凸部の突出部分の体積をAとし、前記第2絶縁膜の前記凹凸形状の凹部に埋め込まれる前記第4の絶縁膜の体積をBとすると、A:B=2:8であることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第3の絶縁膜の上面は平坦であり、前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜の上面は凹凸形状であることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第1の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の密度は、前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の密度よりも高く、前記第1の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の頂部の高さと前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の頂部の高さとは同じであり、前記第2の絶縁膜の凹部の底部の高さと前記第1の絶縁膜の凹部の底部の高さとは、前記第3の絶縁膜の上面の高さと同じであることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であり、前記第1の絶縁膜の前記凹凸形状と前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状は、前記シリコン窒化膜において形成されていることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第4の絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、前記第1の絶縁膜の前記凹凸形状の凸部の突出部分の体積をCをとし、前記第1絶縁膜の前記凹凸形状の凹部に埋め込まれる前記第4の絶縁膜の体積をDとすると、C:D=4:6であることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の一態様において、前記第1の波長は550〜750nmであり、前記第2の波長は450〜650nmであり、前記第3の波長は350〜550nmであることが好ましい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一態様は、半導体基板に第1のフォトダイオードと第2のフォトダイオードと第3のフォトダイオードとを形成するフォトダイオード形成工程と、前記半導体基板の上であって、前記第1のフォトダイオードと前記第2のフォトダイオードと前記第3のフォトダイオードの上方に第1絶縁膜を形成する第1絶縁膜形成工程と、前記第2のフォトダイオード及び前記第3のフォトダイオードの上の前記第1絶縁膜を部分的にエッチングするエッチング工程と、前記第1のフォトダイオードの上方に主に第1の波長の光を透過する第1のカラーフィルタを形成する第1のカラーフィルタ形成工程と、前記第2のフォトダイオードの上方に主に第2の波長の光を透過する第2のカラーフィルタを形成する第2のカラーフィルタ形成工程と、前記第3のフォトダイオードの上方に主に第3の波長の光を透過する第3のカラーフィルタを形成する第3のカラーフィルタ形成工程とを備え、前記第2の波長は、前記第1の波長よりも短く、かつ、前記第3の波長よりも長く、前記エッチング工程においてエッチングされる前記第2のフォトダイオードの上の第1絶縁膜の体積は、前記エッチング工程においてエッチングされる前記第3のフォトダイオードの上の前記第1絶縁膜の体積よりも小さい。
これにより、第1絶縁膜で構成される屈折率の異なる反射防止膜を新たな製造工程を追加することなく製造することができる。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一態様において、前記エッチング工程に続いて、前記第1絶縁膜の上に第2絶縁膜を形成する第2絶縁膜形成工程を備え、前記第1のフォトダイオード、前記第2のフォトダイオード及び前記第3のフォトダイオードは、前記第2絶縁膜の上に形成されることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一態様において、前記エッチング工程では、前記第2のフォトダイオードの上において局所的にエッチングが行われ、前記第3のフォトダイオードの上において全面的にエッチングが行われることが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一態様において、前記エッチング工程では、前記第1のフォトダイオード及び前記第2のフォトダイオードの上において局所的にエッチングが行われ、前記第1のフォトダイオードの上においてエッチングされる領域の面積は、前記第2のフォトダイオードの上でエッチングされる領域の面積よりも小さいことが好ましい。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一態様において、前記第1絶縁膜形成工程では、第1絶縁膜としてシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とからなる積層膜を形成し、前記エッチング工程では、前記シリコン窒化膜だけをエッチングすることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置によれば、広い波長帯域の光に対して反射防止機能を有する反射防止膜を備える固体撮像装置を提供することができる。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法によれば、上記反射防止膜を製造工程の追加無く製造することができる。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における緑色光用絶縁膜の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法におけるフォトダイオード形成工程の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法における絶縁膜形成工程の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法における絶縁膜エッチング工程の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法におけるカラーフィルタ形成工程の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の断面図である。 従来の固体撮像装置における光電変換部の構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、本実施形態において例示される構成の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明はそれらの例示に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の断面図である。なお、図1は、固体撮像装置の一部の構成である光電変換部を示している。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置1は、半導体基板であるシリコン基板11と、赤色光用フォトダイオード12R(第1のフォトダイオード)と、緑色光用フォトダイオード12G(第2のフォトダイオード)と、青色光用フォトダイオード12B(第3のフォトダイオード)と、赤色光用絶縁膜13R(第1の絶縁膜)と、緑色光用絶縁膜13G(第2の絶縁膜)と、青色光用絶縁膜13B(第3の絶縁膜)と、赤色光用カラーフィルタ14R(第1のカラーフィルタ)と、緑色光用カラーフィルタ14G(第2のカラーフィルタ)と、青色光用カラーフィルタ14B(第3のカラーフィルタ)とを備える。
赤色光用フォトダイオード12R、緑色光用フォトダイオード12G及び青色光用フォトダイオード12Bは、所定の不純物が所定の不純物濃度で添加された不純物拡散領域であって、シリコン基板11の所定の領域に形成される。赤色光用フォトダイオード12Rは、波長帯域が550〜750nm(第1の波長)である主に赤色の光を光電変換するための光電変換領域である。また、緑色光用フォトダイオード12Gは、波長帯域が450〜650nmである(第2の波長)主に緑色の光を光電変換するための光電変換領域であり、青色光用フォトダイオード12Bは、波長帯域が350〜550nmである(第3の波長)主に青色の光を光電変換するための光電変換領域である。
赤色光用絶縁膜13Rは、赤色光用フォトダイオード12Rの上に形成されている。同様に、緑色光用絶縁膜13Gは、緑色光用フォトダイオード12Gの上に形成され、青色光用絶縁膜13Bは、青色光用フォトダイオード12Bの上に形成されている。本実施形態において、赤色光用絶縁膜13R、緑色光用絶縁膜13G及び青色光用絶縁膜13Bは、内部に入射した入射光がシリコン基板11の表面で反射して外部に戻ることを抑制するための反射防止膜として機能する。
また、赤色光用カラーフィルタ14Rは、シリコン基板11の上であって赤色光用絶縁膜13Rの上に設けられている。同様に、緑色光用カラーフィルタ14Gは、シリコン基板11の上であって緑色光用絶縁膜13Gの上に設けられ、青色光用カラーフィルタ14Bは、シリコン基板11の上であって青色光用絶縁膜13Bの上に設けられている。
さらに、シリコン基板11には、赤色光用フローティングディフュージョン15Rと、緑色光用フローティングディフュージョン15Gと、青色光用フローティングディフュージョン15Bとが形成されている。
また、シリコン基板11上には、シリコン酸化膜からなるゲート酸化膜16と、シリコン酸化膜からなるパッドHTO(High Temprerature Oxide)膜17と、サイドウォールシリコン窒化膜18と、ライナーシリコン窒化膜19とが順次形成されている。本実施形態において、赤色光用絶縁膜13R、緑色光用絶縁膜13G及び青色光用絶縁膜13Bは、後述するように、これらの膜を含め複数の絶縁膜によって構成される。
また、赤色光用フォトダイオード12Rと赤色光用フローティングディフュージョン15Rとの間におけるシリコン基板11上には、ゲート酸化膜16を介してポリシリコンゲート電極20Rが形成されている。同様に、緑色光用フォトダイオード12Gと緑色光用フローティングディフュージョン15Gとの間におけるシリコン基板11上には、ゲート酸化膜16を介してポリシリコンゲート電極20Gが形成され、青色光用フォトダイオード12Bと青色光用フローティングディフュージョン15Bとの間におけるシリコン基板11上には、ゲート絶縁膜15を介してポリシリコンゲート電極20Bが形成されている。
赤色光用絶縁膜13R、緑色光用絶縁膜13G及び青色光用絶縁膜13Bの上には、層間絶縁膜としてシリコン酸化膜からなる平坦化NSG(Nondoped Silicate Glass)膜21が形成されている。本実施形態において、平坦化NSG膜21(第4の絶縁膜)は、赤色光用絶縁膜13R、緑色光用絶縁膜13G及び青色光用絶縁膜13Bのそれぞれの最上層膜に接して形成されている。なお。平坦化NSG膜21には、複数の配線層22が形成されている。
赤色光用カラーフィルタ14Rの上には、入射光を集光させるための赤色光用オンチップレンズ23Rが設けられている。同様に、緑色光用カラーフィルタ14Gの上には緑色光用オンチップレンズ23Gが設けられ、青色光用カラーフィルタ14Bの上には青色光用オンチップレンズ23Bが設けられている。
なお、図1において、受光領域24は、光を受光するための領域であり、赤色光用フォトダイオード12R、緑色光用フォトダイオード12G又は青色光用フォトダイオード12Bを含む領域である。また、電荷読み出し領域25は、光電変換することにより得られた電荷を読み出すための領域であり、赤色光用フローティングディフュージョン15R、緑色光用フローティングディフュージョン15G又は青色光用フローティングディフュージョン15Bと、ポリシリコンゲート電極20R、ポリシリコンゲート電極20G又はポリシリコンゲート電極20Bとを含む領域である。
赤色光用絶縁膜13R(第1の絶縁膜)、緑色光用絶縁膜13G(第2の絶縁膜)及び青色光用絶縁膜13B(第3の絶縁膜)は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であり、本実施形態では、ゲート酸化膜16、パッドHTO膜17、サイドウォールシリコン窒化膜18及びライナーシリコン窒化膜19によって構成されている。そして、赤色光用絶縁膜13R、緑色光用絶縁膜13G及び青色光用絶縁膜13Bを構成するこれらの膜については、各膜は同一の製造工程で形成された共通の膜であり、各膜の膜厚は同じである。以下、赤色光用絶縁膜13R、緑色光用絶縁膜13G及び青色光用絶縁膜13Bについて、さらに詳述する。
図1に示すように、赤色光用フォトダイオード12Rの上の赤色光用絶縁膜13R(第1の絶縁膜)は、波長帯域が550〜750nmである主に赤色の光の入射光がシリコン基板11の表面で反射することを防止するための反射防止膜である。本実施形態において、赤色光用フォトダイオード12Rの上における赤色光用絶縁膜13Rは、ゲート酸化膜16及びパッドHTO膜17の2層のシリコン酸化膜と、サイドウォールシリコン窒化膜18及びライナーシリコン窒化膜19の2層のシリコン窒化膜とからなる。より具体的には、赤色光用絶縁膜13Rは、膜厚が10nmのゲート酸化膜16と、膜厚が10nmのパッドHTO膜17と、膜厚が40nmのサイドウォールシリコン窒化膜18と、膜厚が30nmのライナーシリコン窒化膜19とが堆積した状態の多層膜でる。従って、赤色光用フォトダイオード12R上における赤色光用絶縁膜13Rの上面は平坦である。すなわち、赤色光用フォトダイオード12R上の全受光領域において、最上層のシリコン窒化膜を含めて、赤色光用絶縁膜13Rの各膜にはエッチングが施されておらず凹凸形状は形成されていない。
また、緑色光用フォトダイオード12Gの上の緑色光用絶縁膜13G(第2の絶縁膜)は、波長帯域が450〜650nmである主に緑色の光の入射光がシリコン基板11の表面で反射することを防止するための反射防止膜である。本実施形態において、緑色光用フォトダイオード12Gの上における緑色光用絶縁膜13Gは、赤色光用絶縁膜13Rと同様に、ゲート酸化膜16及びパッドHTO膜17の2層のシリコン酸化膜と、サイドウォールシリコン窒化膜18及びライナーシリコン窒化膜19の2層のシリコン窒化膜とからなる。
但し、この緑色光用絶縁膜13Gは赤色光用絶縁膜13Rと異なり、緑色光用フォトダイオード12Gの上における緑色光用絶縁膜13Gの上面には凹凸形状が形成されている。より具体的には、ゲート酸化膜16とパッドHTO膜17とのシリコン酸化膜には凹凸形状が形成されていないが、サイドウォールシリコン窒化膜18とライナーシリコン窒化膜19とのシリコン窒化膜には凹凸形状が形成されている。この緑色光用絶縁膜13Gのシリコン窒化膜における凹凸形状は、サイドウォールシリコン窒化膜18を貫通してライナーシリコン窒化膜19の一部までエッチングして形成された複数の凹部によって構成されている。また、隣り合う凹部によって凸部が形成されている。
緑色光用絶縁膜13Gの凹凸形状における凸部は、エッチングされずに残っている第1領域であり、赤色光用絶縁膜13Rと同様に、膜厚が10nmのゲート酸化膜16と、膜厚が10nmのパッドHTO膜17と、膜厚が40nmのサイドウォールシリコン窒化膜18と、膜厚が30nmのライナーシリコン窒化膜19とで構成されている。すなわち、緑色光用絶縁膜13Gの凹凸形状における凸部の頂部の高さは、赤色光用絶縁膜13Rの上面の高さと同じである。また、凹部の底部から上方に突出した凸部の突出部分は、サイドウォールシリコン窒化膜18の一部分とライナーシリコン窒化膜19とで構成されている。
一方、緑色光用絶縁膜13Gの凹凸形状における凹部は、エッチングされた第2領域であり、後述する青色光用絶縁膜13Bと同様に、膜厚が10nmのゲート酸化膜16と、膜厚が10nmのパッドHTO膜17と、膜厚が20nmのサイドウォールシリコン窒化膜18とで構成されている。すなわち、緑色光用絶縁膜13Gの凹凸形状における凹部の底部の高さは、青色光用絶縁膜13Bの上面の高さと同じである。また、当該凹部には、上層の平坦化NSG膜21が埋め込まれている。
なお、緑色光用絶縁膜13Gの凸部の突出部分の高さ(凹部の底部から凸部の頂部までの距離)は50nmである。従って、緑色光用絶縁膜13Gの凹部の深さ(掘り込み量)も50nmとなる。
ここで、緑色光用絶縁膜13Gの凹凸形状について、図2を参照しながら、さらに詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における緑色光用絶縁膜の平面図である。
図2に示すように、緑色光用絶縁膜13Gの凹凸形状26Gにおける1つの凸部の突出部分27Gは、平面視したときの形状が円形であり、突出部分27G全体として円柱形状である。本実施形態において、凸部の突出部分27Gにおける円の半径Rは50nm程度で、各円のピッチPは200nmである。
また、本実施形態では、凸部の突出部分27G(サイドウォールシリコン窒化膜18とライナーシリコン窒化膜19)の体積Aと凹部に埋め込まれる平坦化NSG膜21の体積Bとは、体積Aと体積Bの比率が2:8程度となるように構成されている。
ここで、サイドウォールシリコン窒化膜18及びライナーシリコン窒化膜19の屈折率が2.0程度であり、平坦化NSG膜21の屈折率が1.46程度であるので、体積Aと体積Bとの割合を2:8となるように凹凸形状を形成すると、有効媒質近似により、上述のように凸部の突出部分27Gの膜厚が50nmの場合では、屈折率が1.6程度の多層膜とすることができ、当該多層膜は多重干渉効果によって波長帯域が450〜650nmの光に対しての反射防止膜として機能する。なお、本実施形態では、体積Aと体積Bとの体積割合を2:8としたが、有効媒質近似を用いて、当該体積割合は任意に設定することができ、その体積割合に従った屈折率を任意に設定することが可能である。有効媒質近似に関する文献として、例えば「Estimating the extent of surface oxidation by measuring the porosity dependent dielectrics of oxygenated porous silicon (Applied Surface Science 240 (2005) 19-23)」を参照することができる。
図1に戻り、青色光用フォトダイオード12Bの上の青色光用絶縁膜13B(第3の絶縁膜)は、波長帯域が350〜550nmである主に青色の光の入射光がシリコン基板11の表面で反射することを防止するための反射防止膜である。本実施形態において、青色光用フォトダイオード12Bの上における青色光用絶縁膜13Bは、ゲート酸化膜16及びパッドHTO膜17の2層のシリコン酸化膜と、サイドウォールシリコン窒化膜18の1層のシリコン窒化膜とからなる。より具体的には、青色光用絶縁膜13Bは、膜厚が10nmのゲート酸化膜16と、膜厚が10nmのパッドHTO膜17と、膜厚が20nmのサイドウォールシリコン窒化膜18との多層膜である。
青色光用絶縁膜13Bは、青色光用フォトダイオード12B上において、ライナーシリコン窒化膜19の全部とサイドウォールシリコン窒化膜18の表面の一部とがエッチングされて構成されている。また、青色光用フォトダイオード12B上における青色光用絶縁膜13Bの上面が平坦となるようにエッチングされている。すなわち、青色光用絶縁膜13Bの最上層はサイドウォールシリコン窒化膜18であり、青色光用フォトダイオード12Bの上のほぼ全受光領域において、ライナーシリコン窒化膜19がエッチング除去されるとともにサイドウォールシリコン窒化膜18の上層一部がエッチング除去され、薄膜化及び平坦化された構成である。このように、青色光用絶縁膜13Bは薄膜化された上面が平坦である反射防止膜である。なお、ライナーシリコン窒化膜19及びサイドウォールシリコン窒化膜18がエッチング除去されて形成された青色光用絶縁膜13Bの凹部には、上層の平坦化NSG膜21が埋め込まれている。
次に、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法について、図3A〜図3Dを用いて説明する。図3A〜図3Dは、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法における各工程の要部断面図である。
まず、図3Aに示すように、シリコン基板11の所定の領域に所定の不純物を添加して、赤色光用フォトダイオード12R、緑色光用フォトダイオード12G及び青色光用フォトダイオード12Bを形成する。その後、熱酸化法により、膜厚が10nm程度のゲート酸化膜16を全面に形成する。その後、CVD法によりゲート酸化膜16上にポリシリコン膜を140nm程度堆積し、ポリシリコン膜に対して所定のエッチングを施すことにより所定形状にパターニングし、ポリシリコンゲート電極20R、20G、20Bを形成する。
その後、図3Bに示すように、減圧CVD法によりゲート酸化膜16上にシリコン酸化膜を10nm程度堆積してパッドHTO膜17を形成し、引き続き、減圧CVD法によりパッドHTO膜17上にシリコン窒化膜を40n程度堆積してサイドウォールシリコン窒化膜18を形成する。
そして、図示は省略するが、トランジスタのLDD構造形成を目的として、パッドHTO膜17とサイドウォールシリコン窒化膜18との一部をエッチング除去し、トランジスタのポリシリコンゲート電極20R、20G、20Bの側面に、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜からなるサイドウォールを形成する。この時、受光領域24のフォトダイオード上部の膜がエッチングされない様にマスキングしておき、赤色光用フォトダイオード12R、緑色光用フォトダイオード12G及び青色光用フォトダイオード12Bの上部に、10nm程度のゲート酸化膜16、10nm程度のパッドHTO膜17及び40nm程度のサイドウォールシリコン窒化膜18をエッチングされない状態で残す。
次に、図3Cに示すように、シリコン基板11上におけるパッドHTO膜17とサイドウォールシリコン窒化膜18がエッチングされた部分に対して所定の不純物を添加することにより、電荷読み出し領域に対応させて、シリコン基板11に赤色光用フローティングディフュージョン15R、緑色光用フローティングディフュージョン15G及び青色光用フローティングディフュージョン15Bを形成する。その後、配線からの汚染防止用の保護膜としてシリコン窒化膜を30n程度堆積してライナーシリコン窒化膜19を全面に形成する。
そして、赤色光用フォトダイオード12R上におけるライナーシリコン窒化膜19とサイドウォールシリコン窒化膜18に対しては全面マスキングを実施する。また、緑色光用フォトダイオード12G上におけるライナーシリコン窒化膜19とサイドウォールシリコン窒化膜18に対しては半径が50nmの円状のパターンのマスキングを実施する。また、青色光用フォトダイオード12B上におけるライナーシリコン窒化膜19とサイドウォールシリコン窒化膜18に対してはマスキングを実施しない。なお、上記のフォトダイオード以外の他の領域上におけるライナーシリコン窒化膜19とサイドウォールシリコン窒化膜18に対してはマスキングを実施する。このように各領域のマスキングを実施して、その後ライナーシリコン窒化膜19とサイドウォールシリコン窒化膜18の一部をエッチング除去する。このとき、シリコン窒化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18やライナーシリコン窒化膜19)のみをエッチングし、シリコン酸化膜(ゲート酸化膜16やパッドHTO膜17)はエッチングしない。
これにより、赤色光用フォトダイオード12R上には、各層がエッチングされずに堆積したままの状態である上面が平坦な反射防止膜である赤色光用絶縁膜13Rが形成される。また、緑色光用フォトダイオード12G上には、各層がエッチングされずに堆積したままの状態である膜厚の厚い箇所(凸部)と各層がエッチングされた膜厚の薄い箇所(凹部)とからなる凹凸形状の反射防止膜である緑色光用絶縁膜13Gが形成される。また、青色光用フォトダイオード12B上には、エッチングによって薄膜化された上面が平坦な反射防止膜である青色光用絶縁膜13Bが形成される。
その後、図3Dに示すように、シリコン酸化膜の絶縁膜からなる平坦化NSG膜21及び配線層22を順に形成して多層配線層を形成する。これにより、赤色光用絶縁膜13R、緑色光用絶縁膜13G及び青色光用絶縁膜13Bが平坦化NSG膜21によって覆われる。
そして、受光する波長帯域のフォトダイオードに合わせて、赤色光用フォトダイオード12R上には赤色光用カラーフィルタ14Rを形成し、緑色光用フォトダイオード12G上には緑色光用カラーフィルタ14Gを形成し、青色光用フォトダイオード12B上には青色光用カラーフィルタ14Bを形成する。その後、赤色光用カラーフィルタ14R、緑色光用カラーフィルタ14G及び青色光用カラーフィルタ14Bのそれぞれの上に、赤色光用オンチップレンズ23R、緑色光用オンチップレンズ23G及び青色光用オンチップレンズ23Bを形成する。
以上により、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置1を製造することができる。
以上、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置によれば、赤色光を受光する受光領域24では、膜厚が20nm程度のシリコン窒化膜(ゲート酸化膜16、パッドHTO膜17)と膜厚が70nm程度のシリコン窒化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18、ライナーシリコン窒化膜19)とによって構成された赤色光の集光効率が高い反射防止膜が形成される。
また、緑色光を受光する受光領域24では、膜厚が20nm程度のシリコン酸化膜(ゲート酸化膜16、パッドHTO膜17)と膜厚が70nm程度のシリコン窒化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18、ライナーシリコン窒化膜19)とで構成された第1領域と、膜厚が20nm程度のシリコン酸化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18)と膜厚が20nm程度のシリコン窒化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18)と膜厚が50nm程度のシリコン酸化膜(平坦化NSG膜21)とで構成された第2領域とからなり、かつ、第1領域の体積と第2領域の体積との体積比が2:8程度である、緑色光の集光効率が高い反射防止膜が形成されている。すなわち、凹部が平坦化NSG膜21で埋め込まれた屈折率が1.6程度の遷移膜が形成されている。
また、青色光の入射光を受光する受光領域24では、膜厚が20nm程度のシリコン窒化膜(ゲート酸化膜16、パッドHTO膜17)と膜厚が20nm程度のシリコン窒化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18)とによって構成された青色光の集光効率が高い反射防止膜が形成されている。
このように、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置1は、上記3種類の反射防止膜を備えているので、波長帯域が360〜750nmの可視光線に対して当該可視光線の全波長帯に亘って受光感度を高くすることができる。
さらに、赤色光用絶縁膜13R、緑色光用絶縁膜13G及び青色光用絶縁膜13Bの屈折率は、平坦化NSG膜21の屈折率よりも高くなるように構成されている。従って、赤色光用絶縁膜13R、緑色光用絶縁膜13G及び青色光用絶縁膜13Bを高屈折率膜として構成し、平坦化NSG膜21を低屈折率膜として構成することができる。これにより、これらの膜を組み合わせることで所望の反射防止効果を得ることができる。
また、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法によれば、青色光の受光領域における反射防止膜と緑色光の受光領域における反射防止膜と赤色光の受光領域における反射防止膜とを、同一の工程によって形成することができるので、追加工程を伴うこと無く、上記の3種類の反射防止膜を備える固体撮像装置を容易に製造することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置について、図4を用いて説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の断面図である。
図4に示す本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置2が、図1に示す本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置1と異なる点は、赤色光の受光領域における赤色光用絶縁膜の構成である。それ以外の構成要素は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置1と同様であるので、同じ構成要素には同じ符号を付しており、同じ構成要素の説明は省略化又は簡略化する。
図4に示すように、赤色光用フォトダイオード12Rの上の赤色光用絶縁膜213R(第1の絶縁膜)は、波長帯域が550〜750nmである主に赤色の光の入射光がシリコン基板11の表面で反射することを防止するための反射防止膜である。本実施形態では、赤色光用フォトダイオード12Rの上における赤色光用絶縁膜213Rの上面にも凹凸形状が形成されている。より具体的には、ゲート酸化膜16とパッドHTO膜17とのシリコン酸化膜には凹凸形状が形成されていないが、サイドウォールシリコン窒化膜18とライナーシリコン窒化膜19とのシリコン窒化膜には凹凸形状が形成されている。この赤色光用絶縁膜213Rのシリコン窒化膜における凹凸形状は、サイドウォールシリコン窒化膜18を貫通してライナーシリコン窒化膜19の一部までエッチングして形成された複数の凹部によって構成されている。また、隣り合う凹部によって凸部が形成されている。
赤色光用絶縁膜213Rの凹凸形状における凸部は、エッチングされずに残っている第1領域であり、膜厚が10nmのゲート酸化膜16と、膜厚が10nmのパッドHTO膜17と、膜厚が40nmのサイドウォールシリコン窒化膜18と、膜厚が30nmのライナーシリコン窒化膜19とで構成されている。すなわち、赤色光用絶縁膜213Rの凹凸形状における凸部の頂部の高さは、緑色光用絶縁膜13Gの凹凸形状における凸部の頂部の高さと同じである。また、凹部の底部から上方にある凸部の突出部分は、サイドウォールシリコン窒化膜18とライナーシリコン窒化膜19とで構成されている。
一方、赤色光用絶縁膜213Rの凹凸形状における凹部は、エッチングされた第2領域であり、青色光用絶縁膜13Bと同様に、膜厚が10nmのゲート酸化膜16と、膜厚が10nmのパッドHTO膜17と、膜厚が20nmのサイドウォールシリコン窒化膜18とで構成されている。すなわち、赤色光用絶縁膜213Rの凹凸形状における凹部の底部の高さは、青色光用絶縁膜13Bの上面の高さと同じである。また、赤色光用絶縁膜213Rの凹凸形状における凹部には、上層の平坦化NSG膜21が埋め込まれている。
なお、赤色光用絶縁膜213Rの凸部の突出部分の高さ(凹部の底部から凸部の頂部までの距離)は、緑色光用絶縁膜13Gの凸部の突出部分の高さと同じく50nmである。従って、赤色光用絶縁膜213Rの凹部の深さ(掘り込み量)も50nmとなる。
また、赤色光用絶縁膜213Rの凹凸形状における凸部の突出部分は、平面視したときの形状が円形であり、突出部分全体として円柱形状である。本実施形態において、赤色光用絶縁膜213Rを凸部の突出部分における円の半径Rは125nm程度で、各円のピッチPは350nmである。
そして、本実施形態では、凸部の突出部分(サイドウォールシリコン窒化膜18とライナーシリコン窒化膜19)の体積Cと凹部に埋め込まれる平坦化NSG膜21の体積Dとは、体積Cと体積Dの比率が4:6程度となるように構成されている。
ここで、サイドウォールシリコン窒化膜18及びライナーシリコン窒化膜19の屈折率が2.0程度であり、平坦化NSG膜21の屈折率が1.46程度であるので、体積Cと体積Dとの割合を4:6となるように凹凸形状を形成すると、有効媒質近似により、上述のように凸部の突出部分の膜厚が50nmの場合では、屈折率が1.8程度の多層膜とすることができ、当該多層膜は多重干渉効果によって波長帯域が550〜750nmの光に対しての反射防止膜として機能する。なお、本実施形態では、体積Cと体積Dとの体積割合を4:6としたが、有効媒質近似を用いて、当該体積割合は任意に設定することができ、その体積割合に従った屈折率を任意に設定することが可能である。
また、第1の実施形態と同様に、緑色光用絶縁膜13Gは、凸部の突出部分の体積Aと凹部に埋め込まれる平坦化NSG膜21の体積Bとが、体積A:体積B=2:8程度となるように構成されている。つまり、赤色光用絶縁膜213Rの凹凸形状における凸部の密度(単位体積当りに占める突出部分の体積の割合)が、緑色光用絶縁膜13Gの凹凸形状における凸部の密度よりも大きくなっている。
なお、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置2は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置1と同様の方法によって製造することができる。すなわち、第1の実施形態において、緑色光用絶縁膜13Gの凹凸形状を形成する方法と同様の方法で、かつ、これと同時に、所定のマスキングを施してエッチングすることにより、赤色光用絶縁膜213Rの凹凸形状を形成することができる。このとき、赤色光用フォトダイオード12R上においてエッチングされるシリコン窒化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18とライナーシリコン窒化膜19)のエッチング面積は、緑色光用フォトダイオード12G上においてエッチングされるシリコン窒化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18とライナーシリコン窒化膜19)のエッチング面積よりも小さい。
以上、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置2は、赤色光用絶縁膜213Rにも凹凸形状を形成するものである。また、当該赤色光用絶縁膜213Rは、膜厚が20nm程度のシリコン酸化膜(ゲート酸化膜16、パッドHTO膜17)と膜厚が70nm程度のシリコン窒化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18、ライナーシリコン窒化膜19)とで構成された第1領域と、膜厚が20nm程度のシリコン酸化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18)と膜厚が20nm程度のシリコン窒化膜(サイドウォールシリコン窒化膜18)と膜厚が50nm程度のシリコン酸化膜(平坦化NSG膜21)とで構成された第2領域とからなり、かつ、第1領域の体積と第2領域の体積との体積比が4:6程度である、赤色光の集光効率が高い反射防止膜である。すなわち、凹部が平坦化NSG膜21で埋め込まれた屈折率が1.8程度の遷移膜が形成されている。
このように、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置でも、第1の実施形態と同様に、3種類の反射防止膜を備えているので、波長帯域が360〜750nmの可視光線に対して当該可視光線の全波長帯に亘って受光感度を高くすることができる。
また、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置2の製造方法によれば、第1の実施形態と同様に、青色光の受光領域における反射防止膜と緑色光の受光領域における反射防止膜と赤色光の受光領域における反射防止膜とを、同一の工程によって形成することができるので、追加工程を伴うこと無く、上記の3種類の反射防止膜を備える固体撮像装置を容易に製造することができる。
以上の本発明の第1及び第2の実施形態に係る固体撮像装置1、2は、CMOSイメージセンサに適用することができる。
以上、本発明に係る固体撮像装置及びその製造方法について、実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
また、本発明に係る固体撮像装置は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサに適用することでき、いずれの場合でも、可視光線を受光するフォトダイオードに適用することで集光効率を向上させることができる。
さらに、可視光線以外の波長帯域、例えば赤外線帯域の波長の光電変換装置においても適用することが可能であり、広い波長帯域の受光装置を実現する場合は、その受光波長に対応した凹凸形状を有する反射防止膜形成すればよく、凹凸形状における各層の体積を所定の割合で設定することにより実現することができる。
本発明に係る固体撮像装置は、広い波長帯域にわたり感度を向上させることができ、画素が微細化された高画質なデジタルスチルカメラや、デジタルビデオカメラ等に有用である。
1、2 固体撮像装置
11 シリコン基板
12R 赤色光用フォトダイオード
12G 緑色光用フォトダイオード
12B 青色光用フォトダイオード
13R、213R 赤色光用絶縁膜
13G 緑色光用絶縁膜
13B 青色光用絶縁膜
14R 赤色光用カラーフィルタ
14G 緑色光用カラーフィルタ
14B 青色光用カラーフィルタ
15R 赤色光用フローティングディフュージョン
15G 緑色光用フローティングディフュージョン
15B 青色光用フローティングディフュージョン
16 ゲート酸化膜
17 パッドHTO膜
18 サイドウォールシリコン窒化膜
19 ライナーシリコン窒化膜
20R、20G、20B ポリシリコンゲート電極
21 平坦化NSG膜
22 配線層
23R 赤色光用オンチップレンズ
23G 緑色光用オンチップレンズ
23B 青色光用オンチップレンズ
24 受光領域
25 電荷読み出し領域
26G 凹凸形状
27G 突出部分

Claims (16)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に形成された、第1のフォトダイオード、第2のフォトダイオード及び第3のフォトダイオードと、
    前記半導体基板の上であって、前記第1のフォトダイオードの上方に形成された第1の絶縁膜と、
    前記半導体基板の上であって、前記第2のフォトダイオードの上方に形成された第2の絶縁膜と、
    前記半導体基板の上であって、前記第3のフォトダイオードの上方に形成された第3の絶縁膜と、
    前記第1のフォトダイオードの上方に形成され、主に第1の波長の光を透過する第1のカラーフィルタと、
    前記第2のフォトダイオードの上方に形成され、主に第2の波長の光を透過する第2のカラーフィルタと、
    前記第3のフォトダイオードの上方に形成され、主に第3の波長の光を透過する第3のカラーフィルタとを備え、
    前記第2の波長は、前記第1の波長よりも短く、かつ、前記第3の波長よりも長く、
    前記第2の絶縁膜の体積は、前記第1のフォトダイオード上における前記第1の絶縁膜の体積よりも小さく、かつ、前記第3のフォトダイオード上における前記第3の絶縁膜の体積よりも大きい
    固体撮像装置。
  2. さらに、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜の上に、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜と接するようにして形成された第4の絶縁膜を備え、
    前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜の屈折率は、前記第4の絶縁膜の屈折率より高い
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記第1の絶縁膜と前記第3の絶縁膜の上面は平坦であり、前記第2の絶縁膜の上面は凹凸形状である
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の頂部の高さは、前記第1の絶縁膜の上面の高さと同じであり、
    前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状における凹部の底部の高さは、前記第3の絶縁膜の上面の高さと同じである
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であり、
    前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状は、前記シリコン窒化膜において形成されている
    請求項3又は4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記第4の絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、
    前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状の凸部の突出部分の体積をAとし、前記第2絶縁膜の前記凹凸形状の凹部に埋め込まれる前記第4の絶縁膜の体積をBとすると、
    A:B=2:8である
    請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記第3の絶縁膜の上面は平坦であり、前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜の上面は凹凸形状である
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  8. 前記第1の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の密度は、前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の密度よりも高く、
    前記第1の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の頂部の高さと前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状における凸部の頂部の高さとは同じであり、
    前記第2の絶縁膜の凹部の底部の高さと前記第1の絶縁膜の凹部の底部の高さとは、前記第3の絶縁膜の上面の高さと同じである
    請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であり、
    前記第1の絶縁膜の前記凹凸形状と前記第2の絶縁膜の前記凹凸形状は、前記シリコン窒化膜において形成されている
    請求項7又は8に記載の固体撮像装置。
  10. 前記第4の絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、
    前記第1の絶縁膜の前記凹凸形状の凸部の突出部分の体積をCをとし、前記第1絶縁膜の前記凹凸形状の凹部に埋め込まれる前記第4の絶縁膜の体積をDとすると、
    C:D=4:6である
    請求項9に記載の固体撮像装置。
  11. 前記第1の波長は550〜750nmであり、
    前記第2の波長は450〜650nmであり、
    前記第3の波長は350〜550nmである
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  12. 半導体基板に第1のフォトダイオードと第2のフォトダイオードと第3のフォトダイオードとを形成するフォトダイオード形成工程と、
    前記半導体基板の上であって、前記第1のフォトダイオードと前記第2のフォトダイオードと前記第3のフォトダイオードの上方に第1絶縁膜を形成する第1絶縁膜形成工程と、
    前記第2のフォトダイオード及び前記第3のフォトダイオードの上の前記第1絶縁膜を部分的にエッチングするエッチング工程と、
    前記第1のフォトダイオードの上方に主に第1の波長の光を透過する第1のカラーフィルタを形成する第1のカラーフィルタ形成工程と、
    前記第2のフォトダイオードの上方に主に第2の波長の光を透過する第2のカラーフィルタを形成する第2のカラーフィルタ形成工程と、
    前記第3のフォトダイオードの上方に主に第3の波長の光を透過する第3のカラーフィルタを形成する第3のカラーフィルタ形成工程とを備え、
    前記第2の波長は、前記第1の波長よりも短く、かつ、前記第3の波長よりも長く、
    前記エッチング工程においてエッチングされる前記第2のフォトダイオードの上の第1絶縁膜の体積は、前記エッチング工程においてエッチングされる前記第3のフォトダイオードの上の前記第1絶縁膜の体積よりも小さい
    固体撮像装置の製造方法。
  13. さらに、前記エッチング工程に続いて、前記第1絶縁膜の上に第2絶縁膜を形成する第2絶縁膜形成工程を備え、
    前記第1のフォトダイオード、前記第2のフォトダイオード及び前記第3のフォトダイオードは、前記第2絶縁膜の上に形成される
    請求項12に記載の固体撮像装置の製造方法。
  14. 前記エッチング工程では、前記第2のフォトダイオードの上において局所的にエッチングが行われ、前記第3のフォトダイオードの上において全面的にエッチングが行われる
    請求項12又は請求項13に記載の固体撮像装置の製造方法。
  15. 前記エッチング工程では、前記第1のフォトダイオード及び前記第2のフォトダイオードの上において局所的にエッチングが行われ、前記第1のフォトダイオードの上においてエッチングされる領域の面積は、前記第2のフォトダイオードの上でエッチングされる領域の面積よりも小さい
    請求項12又は請求項13に記載の固体撮像装置の製造方法。
  16. 前記第1絶縁膜形成工程では、第1絶縁膜としてシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とからなる積層膜を形成し、
    前記エッチング工程では、前記シリコン窒化膜だけをエッチングする
    請求項12〜15のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014021130A1 (ja) * 2012-08-02 2014-02-06 ソニー株式会社 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、及び電子機器
JP2016103515A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 凸版印刷株式会社 固体撮像装置
JP2023152268A (ja) * 2022-03-31 2023-10-16 采▲ぎょく▼科技股▲ふん▼有限公司 イメージセンサとその製造方法

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