JP2012009362A - Led照明装置 - Google Patents

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JP2012009362A
JP2012009362A JP2010145737A JP2010145737A JP2012009362A JP 2012009362 A JP2012009362 A JP 2012009362A JP 2010145737 A JP2010145737 A JP 2010145737A JP 2010145737 A JP2010145737 A JP 2010145737A JP 2012009362 A JP2012009362 A JP 2012009362A
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Shinya Tanaka
慎也 田中
Tetsuya Yamane
哲也 山根
Hiroto Baba
裕人 馬場
Yoshie Tanaka
良江 田中
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Techno Solutions Tottori Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Tega Sanyo Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、多数のLEDを配置した長尺のLED基板が透光性管体内の長手方向
に収納され、管体の端部に端子部を有する端部キャップを備えたLED照明装置において
、照明領域の照明の色を変更する場合や、照明領域の明るさを変える場合、電気的に行な
うのではなく、管体の回動によって容易に行なうことができる技術を提供するものである

【解決手段】LED基板が透光性管体内の長手方向に収納され、この管体を覆って同軸状
態になるように端部キャップに回動可能に支持した外側管体を設け、外側管体は、長手方
向の上半部と下半部が異なる透光性を有するように区分された一体成形の合成樹脂製筒で
あり、外側管体の回動によって、上半部と下半部のいずれが照明側面に対応するかを選択
可能としたこと。
【選択図】図8

Description

本発明は、多数のLED(発光ダイオード)を配置した長尺帯板状の基板が管体内に収
納されたLED照明装置に関し、特に、明るさ、色彩等を変更可能な構造としたLED照
明装置に関する。
透明または半透明の管体1内に、多数のLEDを配置した長尺のLED実装基板3と、
LED実装基板3を取り付ける回路基板5が、管体1の長手に延在するように設けられ、
管体1の両端には、管体1内部を閉塞するような状態で口金9が取り付けられ、口金9に
は、従来の直管形蛍光灯の取り付け用ソケット部に嵌合装着される端子部10が取り付け
られ、回路基板5と端子部10は、リード線によって電気的に接続された、直管形LED
照明装置がある(特許文献1参照)。
特開2010−44920号公報
特許文献1のように、長尺のLED実装基板3の片面に多数のLEDを配置した構成で
は、LEDの照射角度が略120度であり、これを例えば天井に取り付けた従来の直管形
蛍光灯の取り付け用ソケット部に嵌合装着する場合、その照射方向は下方に向いた一定状
態となる。この状態で、管体1は透明または半透明であるため、照射される領域の明るさ
や色彩は一定である。
照射される領域の色彩を変える場合、発光色の異なるLEDを使用して、発光させるL
EDを電気的に選択して発光色を変えることはできるが、通常照明のための白色LEDの
他に、発光色の異なるLEDを使用する必要があり、電気回路を含めてコストアップとな
る。また、、照明領域の明るさを変える場合、LEDへ供給する電圧を電気的に変更する
方法もあるが、切り替えスイッチを含めてコストアップとなる。
本発明は、このような点に鑑み、照明領域の照明の色を変更する場合や、または、照明
領域の明るさを変える場合、このように電気的に行なうのではなく、管体の回動によって
容易に行なうことができる技術を提供するものであり、特に管体が二重の場合において、
照明領域の照明の色または明るさの変更が容易に行なえる技術を提供するものである。
第1発明は、多数のLEDを照明側面に配置した長尺のLED基板が透光性管体内の長
手方向に延在するよう収納され、ソケット部に嵌合装着される端子部を備えた端部キャッ
プが前記管体の両端に結合され、前記端子部を通して前記LEDへ電力が供給されるLE
D照明装置において、
前記管体を覆って前記管体と略同軸状態になるように前記管体の両端に取り付けられた
前記端部キャップに回動可能に支持した外側管体を設け、
前記外側管体は、長手方向の上半部と下半部が異なる透光性を有するように区分された
一体成形の合成樹脂製筒であり、
前記外側管体の回動によって、前記上半部と下半部のいずれが前記照明側面に対応する
かを選択可能としたことを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、前記上半部と下半部が異なる透光性色彩で色分けされ
たことを特徴とする。
第3発明は、第1発明において、前記上半部と下半部が異なる拡散度を有するように区
分されたことを特徴とする。
第1発明によって、LED基板が収納された透光性管体は端部キャップに結合されてい
るため、外側管体の回動に関わらず、透光性管体は回動せずLED基板の保持が安定する
。このため、外側管体が回動しても、端部キャップからLEDへ電力を供給するためのリ
ード線に捩れ、引っ張り、または屈曲などの作用力が掛からず、リード線の半田付け部分
が外れるなどの損傷を受けないため、LEDへ安定的に電力を供給することができる状態
を保つことができる。また、端部キャップをソケットに取り付けた状態で、外側管体の回
動に関わらずLED基板の照明側面の向きが定まる。そして、端部キャップをソケットに
取り付けた状態で、外側管体を回動して外側管体の上半部と下半部のいずれが照明側面に
対応するかの状態によって、異なる透光性、例えば異なる色での照明や、明るさや眩しさ
の変更が可能となり、LED照明装置が使用される状況に合わせて照明状態を変更するこ
とができるものとなる。
第2発明では、外側管体の回動によって、上半部と下半部のいずれが照明側面に対応す
るかによって、照明領域の照明の色を変更することができるため、例えば、上半部を白色
透明とし下半部を透光性オレンジ色とすれば、オレンジ色照明とする場合は、透光性オレ
ンジ色の下半部を照明側面に対応するように外側管体を回動させればよく、通常照明にす
る場合は、白色透明の上半部を照明側面に対応するように外側管体を回動させればよい。
第3発明では、外側管体の回動によって、上半部と下半部のいずれが照明側面に対応す
るかによって、LEDから照明領域へ達する光の拡散度が変えられるため、例えば、上半
部の拡散度を小さくしてLEDからの光の眩しさが強い状態とし、下半部の拡散度を大き
くしてLEDからの光の眩しさが弱い状態とした場合、強い光が欲しい場合は上半部を照
明側面に対応するように外側管体を回動させればよく、また、柔らかい光が欲しい場合は
下半部を照明側面に対応するように外側管体を回動させればよい。
本発明に係るLED照明装置の外観図である。 本発明に係るLED照明装置の管体内に収納した基板の状態説明図である。 図2のY方向から見た管体内に収納したLED基板の状態説明図である。 本発明に係るLED照明装置の端部キャップと管体内に収納した基板との関係を示す斜視図である。 本発明に係るLED照明装置の端部キャップのリード線の配置状態とLED基板の支持部の関係を示す斜視図である。 本発明に係るLED照明装置の端部キャップと管体との関係図である。 本発明に係るLED照明装置の端部キャップ内のリード線の配置状態とLED基板の支持部の関係を示す図である。 図7のA−A断面図である。 本発明に係るLED照明装置の端部キャップ、LED基板及び管体の関係を示す分解斜視図である。 本発明に係るLED照明装置をグロー管点灯方式の直管形蛍光灯照明装置に置換する場合の結線図である。 本発明に係るLED照明装置をラピッドスタート点灯方式の直管形蛍光灯照明装置に置換する場合の結線図である。 本発明に係るLED照明装置を専用ソケットに取り付ける場合の結線図である。
本発明は、多数のLEDを照明側面に配置した長尺のLED基板が透光性管体内の長手
方向に延在するよう収納され、ソケット部に嵌合装着される端子部を備えた端部キャップ
が前記管体の両端に結合され、前記端子部を通して前記LEDへ電力が供給されるLED
照明装置において、前記管体を覆って前記管体と略同軸状態になるように前記管体の両端
に取り付けられた前記端部キャップに回動可能に支持した外側管体を設け、前記外側管体
は、長手方向の上半部と下半部が異なる透光性を有するように区分された一体成形の合成
樹脂製筒であり、前記外側管体の回動によって、前記上半部と下半部のいずれが前記照明
側面に対応するかを選択可能としたものであり、以下に本発明の実施例を記載する。
本発明に係るLED照明装置1は、従来使用されている直管形蛍光灯照明装置の直管形
蛍光灯に代わって、そのソケット(図10〜図11に点線で示す)に取り付けられるよう
にすることを一つの目的とするものであるが、これに限定されず、本発明に係るLED照
明装置1を取り付ける専用のソケット12(図12に点線で示す)を備える照明器具にも
適用可能な照明装置となるものである。
以下に本発明に係るLED照明装置1を図に基づき説明する。LED照明装置1は、多
数の白色LED(発光ダイオード)2を配置した長尺のLED基板3が、管体4内の長手
方向(管体4の長軸方向)に延在するよう収納されている。管体4は二重管体を構成して
おり、内側管体41と外側管体42が略同軸配置になるように、端部キャップ6が管体4
の両端に配置されている。そして、内側管体41の長手方向(内側管体41の長軸方向)
に延在するよう収納され、従来使用されている直管形蛍光灯照明装置等のソケット部12
(図10〜図12に点線で示す)に嵌合装着される端子部5を備えた端部キャップ6が、
内側管体41の両端に接着等の手段によって結合されている。また、外側管体42は、後
述のように端部キャップ6に回動可能に支持されている。端部キャップ6がソケット部1
2に嵌合装着された状態で、端子部5に半田付けされたリード線7を介してLED2へ所
定の電力が供給され、LED2が発光するものである。
内側管体41内には、LED基板3の他にLED駆動用回路基板8が収納され、適宜の
支持構造でもって支持されている。LED基板3は平板状の合成樹脂製であり、その片側
面が照明側面3Pとなるように多数のLED2が配置されており、照明側面3Pの反対側
となる他方側面(裏面)には、LED2へ電力供給する電気回路素子を取り付けたLED
駆動用回路基板8が、LED基板3と並行状態にLED基板3に取り付けられている。実
施例では図1乃至図3に示すように、LED照明装置1は、部屋の天井部分等に取り付け
られて下方を照明する状態を示しており、LED基板3の下側面が照明側面3Pとなるよ
うに配置された構成である。内側管体41内の反射光が照明方向へ反射するようにするた
めに、照明側面3Pには白色塗装を施している。
LED基板3の照明側面3Pには、一列に電気的に直列接続された多数のLED2が直
線状に配列される状態でもって、全部で306個の白色LED2が3列に所定間隔でもっ
て配置されている。実施例で示すLED照明装置1は、長さLが略1200mmであり、
この長さに対応する長さのLED基板3を1枚の基板で形成することは、コスト的にもア
ップするため、実施例では3枚の単位基板A、B、Cが直列接続されてLED基板3を構
成している。このため、単位基板A、B、Cにはそれぞれ1列34個の白色LED2が3
列に所定間隔でもって配置された状態であり、単位基板A、B、Cの各列のLED2は、
電気的に直列接続されて、全体として306個のLED2が3列構成である。
内側管体41は、LED2の発光が透過するために、透明または半透明(着色または乳
白色を含む)をなす透光性の合成樹脂(ポリカーボネート、アクリル等)製であり、押し
出し成形または引き抜き成形によって円筒状またはそれに近い筒状に成形されている。平
坦な照明側面3Pに取り付けたLED2の発光による照射角度は、略120度であるため
、平坦な照明側面3Pに取り付けた3列の両端の各列のLED2の光の照射角度、及び内
側管体41での反射光を考慮すれば、内側管体41は、略LED基板3に対応する下方領
域(図1、図2において内側管体41の略下半分の領域)が透光性をなす構成し、その上
側部分は不透明とすれば、LED基板3よりも上方にあるLED駆動用回路基板8、及び
それに取り付けられた電気回路素子が外部から透視できない状態となり、外観上好ましい
形態となる。内側管体41の成形と同時にこのような透明、不透明に成形すればよいが、
例えば、内側管体41の上方領域に多数の細かい筋を形成する方法であってもよい。
本発明では、管体4は二重管体を構成しており、内側管体41と外側管体42が略同軸
配置になるように、端部キャップ6が管体4の両端に配置されている。外側管体42は、
LED2の発光が透過するために、透光性の合成樹脂材(ポリカーボネート、アクリル等
)でもって、内側管体41と外側管体42が略同軸配置になるように、円筒形状に成形さ
れている。
本発明では、外側管体42の回動によって照明領域の明るさ、色彩等を変更可能とする
ものであり、外側管体42は、長手方向の上半部4Uと下半部4Dが異なる透光性を有す
るように区分するために、図1に一点鎖線で示す線PLから上方領域4Uと線PLから下
方領域4Dが、明るさ、色彩等を変えた構成である。外側管体42は、上方領域4Uと下
方領域4Dが一体成形される合成樹脂材の押し出し成形または引き抜き成形で形成された
円筒状またはそれに近い筒状であるが、上方領域4Uと下方領域4Dがそれぞれ半円筒状
に別個に形成されたものが組み合わされて円筒状をなすものであってもよい。
端部キャップ6は、円筒状の内側管体41と外側管体42に合わせるために、電気絶縁
材である合成樹脂材でもって円筒状に形成されている。端子部5は、電気絶縁材の端子支
持部材14に取り付けられた状態で、端子側コネクタ11Bを備えたリード線7の一端と
半田付けにて接続される。端部キャップ6への端子支持部材14の取り付けは、端子支持
部材14と一体に組み合わせたカップ状の金属製外観部材14Aが、端部キャップ6の外
側端の環状取り付け部6Aの外面に接着にて行なわれる。
内側管体41の両端部に取り付けた端部キャップ6の端子部5は、それぞれ2本のピン
を備えたものであるが、これは従来使用されている直管形蛍光灯照明装置のソケット部1
2(図10〜図12に点線で示す)に嵌合装着されるための構成となっているためである
。このため、直管形蛍光灯に替えてLED照明装置1を直管形蛍光灯照明装置のソケット
部12に嵌合装着する場合において、直管形蛍光灯の点灯がグロー管方式であった場合は
、図10に示すように、グロー管を取り外すと共に、安定器への配線は×印で示すように
切り離した状態でもって、新たなバイパス結線13を結線する。この状態で、LED照明
装置1をソケット部12に嵌合装着すれば、商用交流電力ACがこのバイパス結線13を
通して、管体4の一方側(図10の左方側)の端子部5の2本のピンのうちのいずれか一
方と、管体4の他方側(図10の右方側)の端子部5の2本のピンのうちのいずれか一方
とに供給されるものとなる。
また、直管形蛍光灯の点灯がグロー管方式でないラピッドスタート方式の場合は、図1
1に示すように、安定器への配線は×印で示すように切り離した状態でもって、新たなバ
イパス結線13を結線する。この状態で、LED照明装置1をソケット部12に嵌合装着
すれば、商用交流電力ACがこのバイパス結線13を通して、管体4の一方側(図11の
左方側)の端子部5の2本のピンのうちのいずれか一方と、管体4の他方側(図11の右
方側)の端子部5の2本のピンのうちのいずれか一方に供給されるものとなる。
図12には、LED照明装置1の専用ソケット方式を示している。この場合は、LED
照明装置1を専用ソケット部12に嵌合装着すれば、商用交流電力ACが専用ソケット部
12から、管体4の一方側(図12の左方側)の端子部5の2本のピンのうちのいずれか
一方と、管体4の他方側(図12の右方側)の端子部5の2本のピンのうちのいずれか一
方とに供給される配線である。
このようにしてLED照明装置1の両端の端子部5へ供給される商用交流電力ACによ
って、LED2が発光するようにするために、LED2へ電力供給する電気回路素子Sを
取り付けたLED駆動用回路基板8が設けられている。LED駆動用回路基板8には、左
右の端子部5にそれぞれリード線7側の端子側コネクタ11Bと接続される基板側コネク
タ11Aが配置され、これらの基板側コネクタ11Aと端子側コネクタ11Bが接続され
た状態で、左右の端子部5からリード線7を介して商用交流電力ACが、LED駆動用回
路基板8の電気回路素子Sに供給される。この電気回路素子Sとして、LED駆動用回路
基板8には、この左右の端子部5からリード線7を介して供給される商用交流電力ACを
整流して所定の直流DCとするための整流回路を含むAC/DC変換回路部9と、AC/
DC変換回路部9から供給される直流DCを所定電圧としてLED2に供給する電圧制御
部10を備えている。
LED基板3を円筒状の内側管体41内に支持するために、円筒状の内側管体41の内
面には、内側管体41の長さ方向(内側管体41の軸方向)へ延びた対向する一対の支持
溝4Aが、内側管体41の形成と同時に形成されている。一対の支持溝4Aは、図7及び
図8に示すように、それぞれ内側管体41の長さ方向(内側管体41の軸方向)へ延びた
対向する一対のリブ4B、4B間に形成されており、一対のリブ4B、4Bの間隔は、L
ED基板3の厚さよりも若干大きい寸法の間隔を存して、内側管体41の形成と同時に、
内側管体41の全長に亘って形成されている。一対の支持溝4Aに支持されたLED基板
3は、図7及び図8に示すように、内側管体41の上下の中央部よりも若干下方に位置す
る。これは、上記のように照明側面3Pに取り付けたLED2の照射角度は、略120度
であること、及び電気回路素子Sを取り付けたLED駆動用回路基板8がLED基板3の
裏側に配置されている状態での収納を考慮したためである。
図4に示すように、電気回路素子Sを取り付けたLED駆動用回路基板8の幅T1は、
LED基板3の幅T2よりも十分小さく設定され、LED駆動用回路基板8の幅T1の両
側に、LED基板3の長尺方向に並行に延びた長尺端縁3Aが存在する配置でもって、L
ED駆動用回路基板8をLED基板3の裏側に取り付けている。このような構成において
、図9に示すように、内側管体41の一端開口から、LED基板3の長尺端部3Aを内側
管体41内の一対の支持溝4Aにスライドにて挿入し、LED基板3を内側管体41内に
収納する。また内側管体41よりも長尺の外側管体42内には、内側管体41が挿入され
る。このような状態において、内側管体41及び外側管体42の左右の開口端部に端部キ
ャップ6が取り付けられる。
この取り付けを達成するために、端部キャップ6には、円筒形状の内側管体41が結合
される円筒形状の環状取り付け部6B1と、円筒形状の外側管体42が回動可能に支持さ
れるように環状取り付け部6B1よりも大径の円筒形状の環状取り付け部6B2が形成さ
れている。環状取り付け部6B2の基部には環状のストッパフランジ6Cが形成されてい
る。また、環状取り付け部6B1には、一対のリブ4B、4Bが挿入される切り欠き6D
が形成されている。
LED基板3が内側管体41内に収納され、外側管体42内に内側管体41が挿入され
た状態で、内側管体41及び外側管体42の左右の開口端部へ端部キャップ6を取り付け
る際に、先ず基板側コネクタ11Aと端子側コネクタ11Bとを結合させ、この状態で、
内側管体41の左右の開口端部のうちの一方側に、一方側の端部キャップ6の環状取り付
け部6B1を嵌め合わせる。この嵌め合わせに伴って、一対のリブ4B、4Bが切り欠き
6Dに挿入されつつ、内側管体41の開口端部が環状取り付け部6B1の基部の段部に当
接する状態まで、内側管体41を内側端の環状取り付け部6B1の外面に挿入する。この
挿入によって、環状取り付け部6B1と内側管体41とは、少なくともそのいずれか一方
に塗布した接着剤によって結合され、環状取り付け部6B1と内側管体41とが結合され
一体化される。この状態で、外側管体42の左右の開口端部のうちの一方側を、この一方
側の端部キャップ6の環状取り付け部6B2に嵌め合わせる。
このようにして、内側管体41と外側管体42の左右の開口端部のうちの一方側に一方
側の端部キャップ6が嵌め合わされるが、これと同様にして、内側管体41と外側管体4
2の他方側の開口端部に、他方側の端部キャップ6が嵌め合わされ、LED照明装置1が
組み立てられる。
このようにして、内側管体41と外側管体42の左右の開口端部の双方に端部キャップ
6が嵌め合わされた状態で、内側管体41内の一対の支持溝4Aに挿入支持されたLED
基板3が、内側管体41内の所定位置に収まり位置決めされるようにするために、切り欠
き6Dの形成に伴って切り欠き6Dの底部には、基板ストッパ部6Eが端部キャップ6に
形成される。これによって、上記のように内側管体41の左右の開口端部への端部キャッ
プ6の取り付けによって、LED基板3が内側管体41の左右のいずれかの方向へずれて
おれば、図8に示すように、LED基板3の長尺方向の端部3Bが基板ストッパ部6Eに
当接して、LED基板3が内側管体41の左右の中央位置へ位置決めされる状態となる。
この位置決めは、LED2の発光が内側管体41の全長から均一に得られるようにするた
めに有効である。
この組み立てによって、LED基板3が内側管体41内に収納され、端部キャップ6と
内側管体41が結合された状態でもって、LED照明装置1の端子部5を専用ソケット部
12に嵌合装着すれば、照明側面3Pを所定の照明方向(例えば、図1に示すように下方
向)に向いた状態に取り付けた状態になる。そして、この状態において、外側管体42は
、内側管体41の全周面と若干の間隔を存した状態に、端部キャップ6の環状取り付け部
6B2に支持された状態で、回動可能である。このため、図2に示すように下方に向いた
照明側面3Pに対応するように、上半部4Uが下方位置、または下半部4Dが下方位置と
なるように、外側管体42を180度ずつ一方向へまたは反対方向へ回動できる。外側管
体42は、長手方向の上半部4Uと下半部4Dが異なる透光性を有するように区分されて
いるため、このような外側管体42の回動によって、照明領域の明るさ、色彩等を変更可
能となる。
図2に示すように、照明側面3Pが下向きのLED照明装置1において、上記のように
、上半部4Uが下方位置または下半部4Dが下方位置となるように、下向きの照明側面3
Pに対応するように、端部キャップ6の環状取り付け部6B2に対する外側管体42の回
動位置決めを行なうために、端部キャップ6と外側管体42とに位置決め手段が設けられ
ている。この位置決め手段の一つとして、図7等に示すように、外側管体42の内面には
一条の突起19が外側管体42の管軸方向に成形されており、環状取り付け部6B2には
左右対称位置に嵌合溝18が形成されている。これによって、外側管体42の180度回
動ごとに、突起19が嵌合溝18に嵌合し、その時点で上半部4Uまたは下半部4Dが照
明側面3Pに対応する状態に外側管体42が位置決めされる。
LED照明装置1が、照明領域の明るさを変更するものでは、上半部4Uと下半部4D
が異なる拡散度を有するように区分された外側管体42となる。このため、上半部4Uの
拡散度を小さくしてLED2からの光の眩しさが強い状態とし、下半部4Dの拡散度を大
きくしてLED2からの光の眩しさが弱い状態とした場合、強い光が欲しい場合は上半部
を照明側面3Pに対応するように外側管体42を回動させればよく、また、柔らかい光が
欲しい場合は下半部4Dを照明側面3Pに対応するように外側管体42を回動させればよ
い。
また、LED照明装置1が、照明領域の色彩を変更するものでは、上半部4Uと下半部
4Dが異なる透光性色彩で色分けされた外側管体42となる。このため、上半部4Uを白
色透明とし下半部4Dを透光性オレンジ色とすれば、オレンジ色照明とする場合は、透光
性オレンジ色の下半部4Dを照明側面に対応するように外側管体42を回動させればよく
、通常照明にする場合は、白色透明の上半部4Uを照明側面に対応するように外側管体4
2を回動させればよい。
外側管体42の回動は、手動式でもよいが、LED照明装置1が部屋の天井に取り付け
られる場合等では、その回動操作がし難いので、電動式とすることもできる。この電動式
の場合は、端部キャップ6の外面部分に電動機を取り付け、この電動機の回転軸の回転を
減速歯車機構によって外側管体42を低速回転させるようにすればよい。この場合、リモ
ートコントローラによってこの電動機の運転を制御する方式とすれば便利である。この電
動機の回転によって、外側管体42が一方向へ180度ずつ回転する方式と、外側管体4
2が一方向へ180度し次に逆方向へ180度回転する方式のいずれの方式でもよい。こ
れによって、上記のように照明領域の明るさや色彩を変更することができる。なお、この
電動式の場合は、突起19と嵌合溝18による位置決め手段は省略できる。
上記のようにして内側管体41、外側管体42及び端部キャップ6とは結合されるが、
この組立作業において、リード線7が引っ張られたり、撓んだり、捩じれたりした場合、
その作用力がリード線7と端子部5との半田付け箇所に直接掛かれば、この半田付け箇所
が剥がれたり、接触不良状態になったり等、電気的接続不良が生じる。また、端子側コネ
クタ11Bを取り付けたリード線7が端子部5に半田付けされた状態で、上記のような組
立作業の準備中や運搬中に、引っ張りや捩じれ等による作用力が半田付け箇所に掛かった
場合も、同様に電気的接続不良が生じる虞がある。このような事態にならないようにする
技術について、以下に、その具体的な構成について記載する。
図5、図7、図8等に示すように、端部キャップ6の内側には、環状取り付け部6Bで
囲まれた内方領域に、環状取り付け部6Bから突出しない範囲で、リード線7の途中を屈
曲係止する係止部15を備え、この屈曲係止によってリード線7と端子部5との半田付け
箇所へ掛かるリード線7の引っ張りや撓み等の作用力を吸収するようにしている。
係止部15は、向かい合った一対の第1係止部15A、15Aと、第2係止部15B、
15Bによって構成している。第1係止部15A、15Aは、端部キャップ6内の内外隔
壁16に形成した孔16Aに端部に形成され、この孔16Aに臨むように第2係止部15
B、15Bが形成されている。このため、端子部5から延びた2本のリード線7は、それ
ぞれ孔16Aの近傍で内外隔壁16を貫通して第2係止部15B、15Bに係止するよう
に屈曲した後、端子側コネクタ11Bへ延びる。この状態で、図8に示すように、2本の
リード線7はそれぞれ第1係止部15A、15Aに係止すると共に孔16Aに一部が侵入
する状態で、第2係止部15B、15Bに係止した状態となる。第1係止部15A、15
Aと、第2係止部15B、15Bへのリード線7の係止は、第2係止部15B、15B間
からリード線7を屈曲させつつ挿入係止することによって達成できる。
第1係止部15A、15Aと、第2係止部15B、15Bへのリード線7の係止は、第
2係止部15B、15B間からリード線7を屈曲させつつ、図5に矢印Qで示す方向へ挿
入係止することによって達成できる。
これによって、端子側コネクタ11B側へリード線7が引っ張られても、主として第2
係止部15Bに係止するため、この引っ張り作用力がこの部分で吸収されて、端子部5と
の半田付け箇所へ掛かることが防止または抑制される。また端子側コネクタ11B側から
端子部5方向へリード線7が撓んでも、主として第2係止部15Bに押し圧係止するため
、この撓み作用力がこの部分で吸収されて、端子部5との半田付け箇所へ掛かることがな
いか抑制される。また、リード線7が捩じれた場合には、第1係止部15A、15A及び
第2係止部15B、15Bのいずれかまたは双方によって、この捩じれ作用力がこの部分
で吸収されて、端子部5との半田付け箇所へ掛かることがないか抑制される。
図8に示すように、第1係止部15A、15Aと、第2係止部15B、15Bへリード
線7を係止した状態で、2本のリード線の途中がS字状屈曲となる状態で係止されること
により、リード線7の引っ張り、撓み、捩じれによる作用力の吸収は、更に良好な効果を
得ることができる。
また、上記のようなリード線7の引っ張り、撓み、捩じれによる作用力の吸収は、内外
隔壁16に形成した孔16Aが存在しない構成でも差し支えないが、この孔16Aの存在
によって、更に良好な効果を得ることができる。また、この孔16Aに相当する部分で隔
壁16が端子部5側へ窪んでいても、この係止部15に部分で2本のリード線の途中がS
字状屈曲となる状態で係止されることとなり、同様の効果を得ることができる。
図8に示すように、LED基板3の長尺方向の端部3Bが基板ストッパ部6Eに当接し
て、LED基板3が内側管体41の左右の中央位置へ位置決めされる状態となる。このス
トッパ部6Eは、環状取り付け部6Bで囲まれた内方領域において、LED基板3の長手
方向端部3Bに当接または近接する位置であり、且つ、LED基板3の長手方向端部3B
が、係止部15によって屈曲係止されたリード線7の屈曲部に当接しないように、LED
基板3の長手方向移動を制限する作用をする位置である。このため、LED基板3の長手
方向移動がストッパ部6Eによって制限されるため、運搬中などでLED基板3が移動し
てリード線7の被覆損傷等を防止できる。
本発明に係るLED照明装置は、上記実施例に示した構成に限らず、その他の形態にも
本発明の技術が適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態のLED照
明装置を包含するものである。
1・・・・・LED照明装置
2・・・・・LED
3・・・・・LED基板
3A・・・・照明側面
3B・・・・LED基板3の長手方向端部
3P・・・・照明側面
4・・・・・管体
41・・・・内側管体
42・・・・外側管体
4A・・・・溝
4B・・・・リブ
5・・・・・端子部
6・・・・・端部キャップ
6B1・・・・環状取り付け部
6B2・・・・環状取り付け部
6D・・・・切り欠き
6E・・・・ストッパ部
7・・・・・リード線
8・・・・・LED駆動用回路基板
9・・・・・AC/DC変換回路部
10・・・・電圧制御部
11A・・・基板側コネクタ
11B・・・端子側コネクタ
12・・・・ソケット
13・・・・バイパス線
15・・・・係止部
15A・・・第1係止部
15B・・・第2係止部
16・・・・隔壁
16A・・・孔
18・・・・嵌合溝
19・・・・突起

Claims (3)

  1. 多数のLEDを照明側面に配置した長尺のLED基板が透光性管体内の長手方向に延在
    するよう収納され、ソケット部に嵌合装着される端子部を備えた端部キャップが前記管体
    の両端に結合され、前記端子部を通して前記LEDへ電力が供給されるLED照明装置に
    おいて、
    前記管体を覆って前記管体と略同軸状態になるように前記管体の両端に取り付けられた
    前記端部キャップに回動可能に支持した外側管体を設け、
    前記外側管体は、長手方向の上半部と下半部が異なる透光性を有するように区分された
    一体成形の合成樹脂製筒であり、
    前記外側管体の回動によって、前記上半部と下半部のいずれが前記照明側面に対応する
    かを選択可能としたことを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記上半部と下半部が異なる透光性色彩で色分けされたことを特徴とする請求項1に記
    載のLED照明装置。
  3. 前記上半部と下半部が異なる拡散度を有するように区分されたことを特徴とする請求項
    1に記載のLED照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014099302A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Kurabo Ind Ltd 樹脂製照明カバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014099302A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Kurabo Ind Ltd 樹脂製照明カバー

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