JP2012009333A - 非水電解質二次電池およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】不織布をセパレータとして用いることで優れた大電流特性を維持しつつ、充放電サイクル特性に優れる非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
【解決手段】非水電解質二次電池は、正極、負極、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータ、および非水電解質を含む。前記正極は、シート状の正極集電体と、前記正極集電体の表面に配された正極合剤層とを含み、前記負極は、シート状であり、かつ複数の貫通孔を有する負極集電体と、前記負極集電体の表面に配された負極合剤層とを含み、前記負極合剤層は、リチウムイオンを吸蔵および放出可能である炭素材料粒子を含み、前記負極合剤層の表面は、前記複数の貫通孔に対応する位置に、複数の凹部を有し、前記セパレータは、不織布からなる。
【選択図】図2
【解決手段】非水電解質二次電池は、正極、負極、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータ、および非水電解質を含む。前記正極は、シート状の正極集電体と、前記正極集電体の表面に配された正極合剤層とを含み、前記負極は、シート状であり、かつ複数の貫通孔を有する負極集電体と、前記負極集電体の表面に配された負極合剤層とを含み、前記負極合剤層は、リチウムイオンを吸蔵および放出可能である炭素材料粒子を含み、前記負極合剤層の表面は、前記複数の貫通孔に対応する位置に、複数の凹部を有し、前記セパレータは、不織布からなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、非水電解質二次電池に関し、特に、非水電解質二次電池の負極の改良に関する。
近年、電子機器のポータブル化およびコードレス化が急速に進んでおり、このような機器の駆動用電源として、小型かつ軽量で、高エネルギー密度を有する二次電池への要望が高まっている。また、小型民生用途のみならず、電力貯蔵装置や電気自動車用途などの大型の二次電池においても、高出力特性、長期にわたる耐久性、および安全性などの特性が要求されている。
一方、非水電解質二次電池は、遷移金属酸化物などの正極活物質を含む正極、負極活物質を含む負極、正極と負極との間に介在するセパレータ、および非水電解質を備えている。負極活物質としては、黒鉛などの炭素材料の他、種々の材料が用いられている。また、セパレータとしては、強度などの点からポリオレフィン製の微多孔膜が汎用されている。
二次電池の構成要素を改良することにより、電池の各種性能を向上する試みがなされている。例えば、セパレータとして、不織布などの繊維状シートを用いることが提案されている。不織布などの繊維状シートは、繊維径および/または繊維の充填率などにより空隙率を調節しやすい。そのため、内部抵抗を低下させ、入出力特性、特に大電流での入出力特性(以下、大電流特性と称する場合がある)などを向上するのに利用されている。
二次電池の構成要素を改良することにより、電池の各種性能を向上する試みがなされている。例えば、セパレータとして、不織布などの繊維状シートを用いることが提案されている。不織布などの繊維状シートは、繊維径および/または繊維の充填率などにより空隙率を調節しやすい。そのため、内部抵抗を低下させ、入出力特性、特に大電流での入出力特性(以下、大電流特性と称する場合がある)などを向上するのに利用されている。
例えば、特許文献1には、セパレータの厚みを小さくして内部抵抗を低くするため、微細セルロース繊維を用いた不織布をセパレータとして使用することが開示されている。
特許文献2には、セパレータの空隙率および空孔径、ならびに負極の表面粗さを調整することにより、非水電解質電池の大電流特性を向上することが開示されている。特許文献2では、セパレータとして、ポリオレフィンまたはセルロースの多孔質膜、もしくは合成樹脂製不織布を用いることが記載されている。
特許文献2には、セパレータの空隙率および空孔径、ならびに負極の表面粗さを調整することにより、非水電解質電池の大電流特性を向上することが開示されている。特許文献2では、セパレータとして、ポリオレフィンまたはセルロースの多孔質膜、もしくは合成樹脂製不織布を用いることが記載されている。
一般に、不織布は、空隙(貫通孔)を多く有する。そのため、特許文献1のように、不織布をセパレータとして用いた場合、内部抵抗の低下により高いリチウムイオン伝導性が発揮され、優れた大電流特性が得られる。
しかし、不織布を形成する繊維は、厚み方向の応力に弱い。また、炭素系活物質を負極に用いた場合、活物質が充放電により大きく体積変化する。よって、負極合剤層の厚み増加に伴う応力により繊維が破断しやすい。繊維の破断により、貫通孔が拡大し、微小な短絡が生じる。これにより、充放電サイクル特性が低下する。
このような不織布の繊維の破断は、特許文献2のように、セパレータの空隙率および空孔径、ならびに負極の表面粗さを最適化した場合であっても、有効に防止できない。そのため、特許文献2でも、良好な充放電サイクル特性を得ることは困難である。
本発明は、不織布をセパレータとして用いることで優れた大電流特性を維持しつつ、充放電サイクル特性に優れる非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
本発明の一局面は、正極、負極、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータ、および非水電解質を含み、前記正極は、シート状の正極集電体と、前記正極集電体の表面に配された正極合剤層とを含み、前記負極は、シート状であり、かつ複数の貫通孔を有する負極集電体と、前記負極集電体の表面に配された負極合剤層とを含み、前記負極合剤層は、リチウムイオンを吸蔵および放出可能である炭素材料粒子を含み、前記負極合剤層の表面は、前記複数の貫通孔に対応する位置に、複数の凹部を有し、前記セパレータは、不織布からなる、非水電解質二次電池に関する。
本発明の他の一局面は、炭素材料粒子および結着剤を含む負極スラリーを調製する工程、シート状であり、かつ複数の貫通孔を有する負極集電体を準備する工程、前記負極スラリーを前記負極集電体の表面に塗布するとともに、前記負極スラリーの一部を前記複数の貫通孔内に流動させることにより、負極合剤の塗膜を形成し、かつ塗膜の表面の前記複数の貫通孔に対応する位置に複数の凹部を形成する工程、前記複数の凹部が消失しないように前記塗膜を圧延して、負極合剤層を形成することにより負極を製造する工程、前記負極と、正極との間に、不織布からなるセパレータを介在させて、電極群を得る工程、ならびに前記電極群と、非水電解質とを接触させる工程、を有する、前記非水電解質二次電池の製造方法に関する。
本発明の非水電解質二次電池では、負極において、貫通孔を有する負極集電体の表面に負極合剤層を形成し、かつ負極合剤層の表面には、負極集電体の貫通孔に対応する位置に、凹部が形成されている。そのため、負極活物質が充電によって膨張した場合であっても、負極合剤層の凹部において、負極活物質の膨張を吸収できる。よって、負極合剤層の厚み増加を抑制することができ、これによりセパレータへの応力が緩和される。
従って、セパレータとして不織布を用いても、繊維の破断を抑制でき、微小な内部短絡を抑制して、優れた充放電サイクル特性を達成できる。また、不織布のセパレータを用いることにより、リチウムイオン伝導性が向上し、大電流特性に優れた非水電解質二次電池が得られる。
本発明の非水電解質二次電池は、正極、負極、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータ、および非水電解質を含む。非水電解質は、通常、リチウムイオン伝導性を有している。
正極は、シート状の正極集電体と、正極集電体の表面に配された正極合剤層とを含む。正極合剤層は、通常、リチウムイオンを吸蔵および放出可能である遷移金属酸化物を含有する。
負極は、シート状で、かつ複数の貫通孔を有する負極集電体と、負極集電体の表面に配された負極合剤層とを含む。負極合剤層は、リチウムイオンを吸蔵および放出可能である炭素材料粒子を含有する。
正極は、シート状の正極集電体と、正極集電体の表面に配された正極合剤層とを含む。正極合剤層は、通常、リチウムイオンを吸蔵および放出可能である遷移金属酸化物を含有する。
負極は、シート状で、かつ複数の貫通孔を有する負極集電体と、負極集電体の表面に配された負極合剤層とを含む。負極合剤層は、リチウムイオンを吸蔵および放出可能である炭素材料粒子を含有する。
本発明では、負極合剤層が、その表面の、負極集電体の複数の貫通孔に対応する位置に複数の凹部を有する。このような負極合剤層を用いることにより、セパレータとして、不織布を用いても、繊維の破断を抑制して内部短絡を抑制でき、充放電サイクル特性を損なうことがない。具体的には、充電に伴って負極活物質が膨張しても、凹部の存在により、凹部以外の部分(平坦部)の膨張は抑制され、膨張分が凹部に吸収される。平坦部の膨張が抑制されるため、負極合剤層の厚みの増加を抑制できる。よって、セパレータへの応力の負荷を大幅に抑制でき、繊維の破断およびセパレータの損傷を低減できる。すなわち、充放電サイクル特性と、不織布の使用によるリチウムイオン伝導性および大電流特性とを、高いレベルで両立することができる。
(負極)
負極集電体を形成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、ニッケル、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などが例示できる。なかでも、銅または銅合金などが好ましい。
複数の貫通孔を有する負極集電体としては、例えば、連通孔(穿孔)を有する金属箔、メッシュ体、ネット体、パンチングシート、エキスパンドメタル、ラス体などが挙げられる。これらのうち、貫通孔以外の部分が無孔質であるパンチングシート、エキスパンドメタルなどが好ましい。
負極集電体を形成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、ニッケル、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などが例示できる。なかでも、銅または銅合金などが好ましい。
複数の貫通孔を有する負極集電体としては、例えば、連通孔(穿孔)を有する金属箔、メッシュ体、ネット体、パンチングシート、エキスパンドメタル、ラス体などが挙げられる。これらのうち、貫通孔以外の部分が無孔質であるパンチングシート、エキスパンドメタルなどが好ましい。
シート状の負極集電体において、複数の貫通孔は、不規則に配列していてもよいが、膨張を均一に吸収する観点からは、規則的に配列していることが好ましい。電極間に流れる電流量を電極面で均等化し、サイクル特性が向上する観点から、負極集電体の面方向において、複数の貫通孔が、規則的に配列していることが好ましい。隣接する貫通孔は、全てが略等間隔で配置されていてもよく、隣接する貫通孔のうち、一部が規則的に異なる間隔で配置されていてもよい。例えば、貫通孔が、多数の正三角形または正方形の頂点を形成するように配列していてもよく、多数の長方形、平行四辺形、または六角形の頂点を形成するように配列していてもよい。
貫通孔の直径(平均直径)は、例えば、50〜1500μm、好ましくは100〜1000μm、さらに好ましくは100〜600μmである。貫通孔の直径が大きすぎると、集電効率が低下し、大電流特性が低下する場合がある。貫通孔の直径が小さすぎると、凹部の形成が難しくなる場合がある。
負極集電体の空隙率は、例えば、20〜80%、好ましくは25〜65%、さらに好ましくは30〜50%である。
負極集電体の厚みは、負極の強度および軽量性の観点から、例えば、3〜50μmの範囲から選択でき、好ましくは5〜30μm、さらに好ましくは5〜20μmである。
負極集電体の空隙率は、例えば、20〜80%、好ましくは25〜65%、さらに好ましくは30〜50%である。
負極集電体の厚みは、負極の強度および軽量性の観点から、例えば、3〜50μmの範囲から選択でき、好ましくは5〜30μm、さらに好ましくは5〜20μmである。
負極集電体の表面には、負極合剤層が付着している。負極合剤層は、負極集電体の片面に形成してもよく、両面に形成してもよい。
負極合剤層は、負極活物質である炭素材料粒子と、結着剤とを含有する。負極合剤層は、必要に応じて、さらに増粘剤、導電材などを含有してもよい。
負極合剤層は、負極活物質である炭素材料粒子と、結着剤とを含有する。負極合剤層は、必要に応じて、さらに増粘剤、導電材などを含有してもよい。
炭素材料としては、例えば、黒鉛(天然黒鉛、人造黒鉛、黒鉛化メソフェーズカーボンなど)、コークス、黒鉛化途上炭素、黒鉛化炭素繊維、非晶質炭素などが挙げられる。非晶質炭素としては、例えば、高温(例えば、2800℃)の熱処理によって容易に黒鉛化する易黒鉛化性炭素材料(ソフトカーボン)、前記熱処理によってもほとんど黒鉛化しない難黒鉛化性炭素材料(ハードカーボン)などが含まれる。ソフトカーボンは、黒鉛のような微小結晶子がほぼ同一方向に配列した構造を有し、ハードカーボンは乱層構造を有する。
炭素材料粒子の形状は、特に制限されず、球状、楕円球状、短繊維状、棒状、多角錘状、多角柱状、塊状などが例示できる。炭素材料は、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。また、異なる形状の炭素材料粒子を組み合わせて用いることもできる。
炭素材料粒子の平均粒径は、1〜70μmの範囲から適宜選択でき、好ましくは3〜60μm、さらに好ましくは5〜30μmである。
炭素材料粒子の平均粒径は、1〜70μmの範囲から適宜選択でき、好ましくは3〜60μm、さらに好ましくは5〜30μmである。
結着剤としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ化ビニリデン(VDF)−ヘキサフルオロプロピレン(HFP)共重合体などのフッ素樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂;アラミドなどのポリアミド樹脂;ポリイミド、ポリアミドイミドなどのポリイミド樹脂;ポリアクリル酸メチル、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体などのアクリル系樹脂;ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのビニル樹脂;ポリエーテルサルホン;ポリビニルピロリドン;スチレン−ブタジエンゴム、アクリルゴムなどのゴム状材料などが挙げられる。結着剤は、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。
結着剤の割合は、炭素材料粒子100重量部に対して、例えば、0.01〜30重量部、好ましくは0.05〜10重量部、さらに好ましくは0.1〜5重量部である。
導電材としては、前記負極活物質とは異なる炭素材料、金属材料などの導電材料が使用できる。具体例としては、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラックなどのカーボンブラック;炭素繊維、金属繊維等の導電性繊維;フッ化カーボンなどが挙げられる。導電材は、一種を単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。
導電材の割合は、特に制限されず、例えば、炭素材料粒子100重量部に対して0〜5重量部、好ましくは0.01〜3重量部である。
導電材の割合は、特に制限されず、例えば、炭素材料粒子100重量部に対して0〜5重量部、好ましくは0.01〜3重量部である。
増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)などのセルロース誘導体;ポリエチレングリコール、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体などのC2-4ポリアルキレングリコール;ポリビニルアルコール;可溶化変性ゴムなどが挙げられる。増粘剤は、一種を単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。
増粘剤の割合は、特に制限されず、例えば、炭素材料粒子100重量部に対して0〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部である。
増粘剤の割合は、特に制限されず、例えば、炭素材料粒子100重量部に対して0〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部である。
負極は、炭素材料粒子および結着剤を含む負極スラリーを調製し、準備した負極集電体の表面に塗布することにより形成できる。より詳細には、負極スラリーを負極集電体の表面に塗布するとともに、負極スラリーの一部を集電体の複数の貫通孔内に流動させる。これにより、負極合剤の塗膜を形成し、かつ塗膜の表面の複数の貫通孔に対応する位置に複数の凹部を形成する。得られた塗膜を、複数の凹部が消失しないように、さらに圧延することにより、最終的に、負極合剤層が形成される。
適度な大きさの複数の貫通孔を有する負極集電体を用いるため、合剤層表面の貫通孔に対応する位置に容易に凹部を形成することができる。
適度な大きさの複数の貫通孔を有する負極集電体を用いるため、合剤層表面の貫通孔に対応する位置に容易に凹部を形成することができる。
導電材および/または増粘剤を使用する場合、通常、負極スラリーに添加される。負極スラリーは、通常、構成成分を、分散媒に分散させた状態で含有する。このような分散媒としては、特に制限されないが、例えば、水、エタノールなどのアルコール、テトラヒドロフランなどのエーテル、ジメチルホルムアミドなどのアミド、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、またはこれらの混合溶媒などが例示できる。
負極スラリーの固形分含量は、例えば、45〜65重量%、好ましくは50〜60重量%である。
負極スラリーは、慣用の混合機または混練機などを用いる方法により調製できる。負極スラリーは、慣用の塗布方法、例えば、ブレードコーター、ナイフコーター、グラビアコーターなどの各種コーターを利用するコーティング方法などにより集電体表面に塗布できる。負極スラリーの塗布に伴い、集電体の貫通孔内にスラリーの一部が流動し、負極合剤層の表面の貫通孔に対応する位置に凹部が形成される。
集電体表面に形成された負極スラリーの塗膜は、通常、乾燥され、圧延に供される。乾燥は、自然乾燥であってもよく、加熱下または減圧下で乾燥させてもよい。
負極スラリーの固形分含量は、例えば、45〜65重量%、好ましくは50〜60重量%である。
負極スラリーは、慣用の混合機または混練機などを用いる方法により調製できる。負極スラリーは、慣用の塗布方法、例えば、ブレードコーター、ナイフコーター、グラビアコーターなどの各種コーターを利用するコーティング方法などにより集電体表面に塗布できる。負極スラリーの塗布に伴い、集電体の貫通孔内にスラリーの一部が流動し、負極合剤層の表面の貫通孔に対応する位置に凹部が形成される。
集電体表面に形成された負極スラリーの塗膜は、通常、乾燥され、圧延に供される。乾燥は、自然乾燥であってもよく、加熱下または減圧下で乾燥させてもよい。
得られた塗膜は、通常、ローラを用いて、複数の凹部が消失しない圧力で圧延されることにより、負極合剤層が形成される。圧延の圧力は、線圧で、500〜1500N/cm、好ましくは700〜1300N/cm、さらに好ましくは800〜1100N/cmである。
一般に、合剤層を形成する場合、高容量化のために、集電体の表面に合剤スラリーを塗布した後、塗膜を圧延することにより、合剤層に含まれる活物質の密度を高めている。しかし、充放電に伴って、活物質が膨張および収縮した場合、その体積変化を吸収できないため、合剤層の厚みが増減することになる。
本発明では、負極合剤層の表面に凹部が形成されているため、圧延した場合に、凹部よりも厚みが大きな平坦部が圧縮されても、凹部は圧延されにくい。そのため、圧延により、平坦部に対応する活物質の密度が大きい領域と、凹部に対応する活物質の密度が小さい領域とが形成される。そのため、活物質が膨張した場合にも、膨張による応力を凹部に対応する負極合剤層が吸収し、膨張分の体積増加を凹部が吸収可能である。従って、負極合剤層の厚みの増加を抑制することができる。
負極合剤層の厚みは、10〜60μm、好ましくは12〜50μm、さらに好ましくは15〜35μmである。
負極合剤層の密度は、合剤層全体の平均で、例えば、1.0〜1.5g/cm3、好ましくは1.05〜1.45g/cm3、さらに好ましくは1.1〜1.4g/cm3である。
負極合剤層の密度は、合剤層全体の平均で、例えば、1.0〜1.5g/cm3、好ましくは1.05〜1.45g/cm3、さらに好ましくは1.1〜1.4g/cm3である。
なお、負極合剤層の密度は、次のようにして算出することができる。負極全体の重量から負極集電体の重量を減じて、負極合剤層の重量(g)を算出する。負極の面積に、負極の厚みを乗じて、負極全体の体積を算出し、負極全体の体積から負極集電体の体積を減じることにより負極合剤層の体積(cm3)を算出する。そして、得られた負極合剤層の重量を、その体積で除することにより負極合剤層の密度を求めることができる。
サイクル特性および生産性の観点から、複数の凹部の深さは、負極合剤層の厚み(平坦部に対応する負極合剤層の厚み)に対して、例えば、10〜40%、好ましくは13〜35%、さらに好ましくは15〜30%である。
(セパレータ)
本発明では、充電に伴い負極活物質が膨張しても、負極合剤層の厚みの増加を抑制することができる。そのため、負極合剤層の体積変化に伴う、セパレータへの応力の負荷を大幅に抑制できる。繊維の破断などにより損傷しやすい不織布であっても、セパレータとして利用することができる。よって、充放電特性とリチウムイオン伝導性および大電流特性とを両立することができる。
本発明では、充電に伴い負極活物質が膨張しても、負極合剤層の厚みの増加を抑制することができる。そのため、負極合剤層の体積変化に伴う、セパレータへの応力の負荷を大幅に抑制できる。繊維の破断などにより損傷しやすい不織布であっても、セパレータとして利用することができる。よって、充放電特性とリチウムイオン伝導性および大電流特性とを両立することができる。
不織布を形成する繊維としては、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維などのポリオレフィン繊維;ポリアミド繊維(アラミド繊維などの芳香族ポリアミド繊維など);ポリエチレンテレフタレート繊維などのポリエステル繊維;ポリアクリロニトリル繊維などのアクリル繊維;セルロース繊維などが例示できる。セルロース繊維は、天然繊維、精製繊維、再生繊維、および半合成繊維(アセテート繊維など)のいずれであってもよい。不織布は、これらの繊維のうち一種を単独でまたは二種以上組み合わせて含んでいてもよい。
非水電解質との親和性の観点から、不織布は、好ましくはセルロース繊維を含み、さらに好ましくは繊維としてセルロース繊維のみを含む不織布である。不織布中のセルロース繊維の割合は、例えば、30〜100重量%、好ましくは50〜95重量%であってもよい。
不織布は、乾式不織布、湿式不織布および紡糸直結型不織布のいずれであってもよい。
不織布は、乾式不織布、湿式不織布および紡糸直結型不織布のいずれであってもよい。
不織布の空隙率は、例えば、40〜90%、好ましくは50〜85%、さらに好ましくは60〜80%である。
不織布の厚みは、例えば、5〜50μm、好ましくは10〜40μm、さらに好ましくは12〜30μmである。
不織布の密度(見掛け密度)は、例えば、0.01〜1.0g/cm3、好ましくは0.05〜0.9g/cm3、さらに好ましくは0.1〜0.8g/cm3である。
不織布の厚みは、例えば、5〜50μm、好ましくは10〜40μm、さらに好ましくは12〜30μmである。
不織布の密度(見掛け密度)は、例えば、0.01〜1.0g/cm3、好ましくは0.05〜0.9g/cm3、さらに好ましくは0.1〜0.8g/cm3である。
このような非水電解質二次電池は、前述の方法により得られる負極と、正極との間に、不織布からなるセパレータを介在させて電極群を得、得られた電極群と、非水電解質とを接触させることにより製造できる。電極群と非水電解質との接触は、通常、電池ケース内に、電極群とともに非水電解質を収容することにより行うことができる。
以下、本発明に係る非水電解質二次電池の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1の非水電解質二次電池は、長尺帯状の正極5と、長尺帯状の負極6と、正極5と負極6との間に介在し、かつ不織布からなるセパレータ7とが捲回された電極群4を有する。有底円筒型の金属製の電池ケース1内には、電極群4とともに、図示しない非水電解質が収容されている。
図1において、電極群4は、正極5と、負極6と、これらを隔離するセパレータ7とを、捲芯を用いて渦捲状に捲回し、次いで、捲芯を抜き取ることにより作製される。
図1の非水電解質二次電池は、長尺帯状の正極5と、長尺帯状の負極6と、正極5と負極6との間に介在し、かつ不織布からなるセパレータ7とが捲回された電極群4を有する。有底円筒型の金属製の電池ケース1内には、電極群4とともに、図示しない非水電解質が収容されている。
図1において、電極群4は、正極5と、負極6と、これらを隔離するセパレータ7とを、捲芯を用いて渦捲状に捲回し、次いで、捲芯を抜き取ることにより作製される。
電極群4において、正極5には正極リード9が電気的に接続され、負極6には負極リード10が電気的に接続されている。正極リード9としては、例えば、アルミニウム板が使用でき、負極リード10としては、例えば、ニッケル板、銅板などが使用できる。
電極群4は、正極リード9を導出した状態で、下部絶縁リング8bとともに電池ケース1に収納される。正極リード9の端部には封口板2が溶接され、正極5と封口板2とは電気的に接続されている。
電極群4は、正極リード9を導出した状態で、下部絶縁リング8bとともに電池ケース1に収納される。正極リード9の端部には封口板2が溶接され、正極5と封口板2とは電気的に接続されている。
下部絶縁リング8bは、電極群4の底面と、電極群4から下方へ導出された負極リード10との間に配されている。負極リード10は電池ケース1の内底面に溶接され、負極6と電池ケース1とが電気的に接続されている。電極群4の上面には上部絶縁リング8aが載置されている。
電極群4は、上部絶縁リング8aの上方の電池ケース1の上部側面に形成された内側に突出した段部11により電池ケース1内に保持される。段部11の上には、周縁部に樹脂製のガスケット3を有する封口板2が載置され、電池ケース1の開口端部は、内方にかしめ封口されている。
電極群4は、上部絶縁リング8aの上方の電池ケース1の上部側面に形成された内側に突出した段部11により電池ケース1内に保持される。段部11の上には、周縁部に樹脂製のガスケット3を有する封口板2が載置され、電池ケース1の開口端部は、内方にかしめ封口されている。
図2は、正極5と負極6とセパレータ7との積層構造を模式的に示す断面図である。正極5は、正極集電体5a、および正極集電体5aの両面に形成された正極合剤層5bを有する。正極5と、負極6との間には、不織布からなるセパレータ7が挟持されている。
負極6は、複数(多数)の貫通孔6cを有する導電性基板からなる負極集電体6a、および負極集電体6aの両面に形成された負極合剤層6bを有する。負極合剤層6bは、その表面の、貫通孔6cに対応する位置に、複数の凹部6dを有しており、貫通孔6cに対応しない位置には平坦部6eを有する。負極合剤層6bは、平坦部6eにおいて、凹部6dよりも、厚みが大きくなっている。
負極合剤層6bは、負極6の厚み方向にプレスされている。そのため、負極合剤層6は、直接プレスされた平坦部6eに対応する領域では、負極活物質の密度が大きく、圧力の負荷が小さい凹部6dに対応する領域では、負極活物質の密度が小さい。
このような活物質密度の分布により、充電に伴い負極活物質の体積が増加しても、応力が密度の小さな凹部6dに対応する領域に吸収され、体積の増加は凹部6dの膨張として現れることとなる。結果として、負極合剤層6の厚みを主として決定する平坦部6eの膨張が抑制され、負極合剤層6全体として厚みの増加が抑制される。これにより、負極合剤層6の膨張に伴う応力が、セパレータ7に負荷されることを有効に防止できる。
以下、非水電解質二次電池の他の構成要素の詳細について説明する。
(正極)
正極集電体は、無孔の導電性基板であってもよく、複数の貫通孔を有する多孔性の導電性基板であってもよい。無孔の正極集電体としては、金属箔、金属シートなどが利用できる。多孔性の正極集電体に使用される金属材料としては、ステンレス鋼、チタン、アルミニウム、アルミニウム合金などが例示できる。多孔性の集電体としては、前記負極集電体で例示したものと同様の形態の集電体が利用できる。
正極の強度および軽量性の点から、正極集電体の厚みは、例えば、3〜50μmの範囲から選択でき、好ましくは5〜30μm、さらに好ましくは5〜20μmである。
(正極)
正極集電体は、無孔の導電性基板であってもよく、複数の貫通孔を有する多孔性の導電性基板であってもよい。無孔の正極集電体としては、金属箔、金属シートなどが利用できる。多孔性の正極集電体に使用される金属材料としては、ステンレス鋼、チタン、アルミニウム、アルミニウム合金などが例示できる。多孔性の集電体としては、前記負極集電体で例示したものと同様の形態の集電体が利用できる。
正極の強度および軽量性の点から、正極集電体の厚みは、例えば、3〜50μmの範囲から選択でき、好ましくは5〜30μm、さらに好ましくは5〜20μmである。
正極集電体の表面には、正極合剤層が付着している。正極合剤層は、正極集電体の片面に形成してもよく、両面に形成してもよい。
正極合剤層は、正極活物質と、結着剤とを含有する。正極合剤層は、必要に応じて、さらに増粘剤、導電材などを含有してもよい。
正極合剤層は、正極活物質と、結着剤とを含有する。正極合剤層は、必要に応じて、さらに増粘剤、導電材などを含有してもよい。
正極活物質としては、非水電解質二次電池の分野で常用される遷移金属酸化物、例えば、リチウム含有遷移金属酸化物などが例示できる。リチウム含有遷移金属酸化物は、層状もしくは六方晶の結晶構造またはスピネル構造を有することが好ましい。正極活物質は、通常、粒子状の形態で使用される。
遷移金属元素としては、Co、Ni、Mnなどが挙げられる。遷移金属は、一部が異種元素で置換されていてもよい。また、リチウム含有遷移金属酸化物粒子は、その表面が異種元素で被覆されていてもよい。異種元素としては、Na、Mg、Sc、Y、Cu、Zn、Al、Cr、Pb、Sb、Bなどが挙げられる。正極活物質は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
遷移金属元素としては、Co、Ni、Mnなどが挙げられる。遷移金属は、一部が異種元素で置換されていてもよい。また、リチウム含有遷移金属酸化物粒子は、その表面が異種元素で被覆されていてもよい。異種元素としては、Na、Mg、Sc、Y、Cu、Zn、Al、Cr、Pb、Sb、Bなどが挙げられる。正極活物質は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
具体的な正極活物質としては、例えば、コバルト酸リチウムLixCoO2、ニッケル酸リチウムLixNiO2、LixMnO2、LixCoyNi1-yO2、LixCoyM1-yOz、LixNi1-yMyOz、LixMn2O4、LixMn2-yMyO4(M=Na、Mg、Sc、Y、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Cr、Pb、SbおよびBのうち少なくとも1種)が挙げられる。上記の一般式において、0<x≦1.2、0<y≦0.9、2.0≦z≦2.3である。
正極合剤層に使用される増粘剤および導電材としては、負極合剤層で例示したものと同様の増粘剤および導電材が使用できる。
増粘剤の割合は、特に制限されず、例えば、正極活物質100重量部に対して0〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部である。
導電材の割合は、例えば、正極活物質100重量部に対して0〜15重量部、好ましくは1〜10重量部である。
増粘剤の割合は、特に制限されず、例えば、正極活物質100重量部に対して0〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部である。
導電材の割合は、例えば、正極活物質100重量部に対して0〜15重量部、好ましくは1〜10重量部である。
正極は、負極の作製方法に準じて作製できる。具体的には、正極は、正極活物質および結着剤を含む正極スラリーを調製し、正極集電体の表面に塗布することにより形成できる。正極スラリーには、通常、分散媒が含まれる。正極集電体の表面に形成された塗膜は、通常、乾燥され、さらに圧延される。
使用される成分(分散媒など)またはその割合、スラリーの固形分含量、スラリーの調製および塗布の条件、塗膜の圧延の条件(線圧など)などは、負極の場合と同様である。なお、正極合剤層の表面には、負極のように必ずしも凹部を形成する必要はない。そのため、比較的高い圧力で圧延してもよい。この場合、圧延の圧力は、線圧で、例えば、1〜30kN/cm、好ましくは5〜25kN/cm、10〜22kN/cmであってもよい。
非水電解質は、非水溶媒およびこれに溶解するリチウム塩を含む。
非水溶媒は、例えば環状炭酸エステル、鎖状炭酸エステル、環状カルボン酸エステルなどを含む。環状炭酸エステルとしては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)などが挙げられる。鎖状炭酸エステルとしては、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジメチルカーボネート(DMC)などが挙げられる。環状カルボン酸エステルとしては、γ−ブチロラクトン(GBL)、γ−バレロラクトン(GVL)などが挙げられる。非水溶媒は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
非水溶媒は、例えば環状炭酸エステル、鎖状炭酸エステル、環状カルボン酸エステルなどを含む。環状炭酸エステルとしては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)などが挙げられる。鎖状炭酸エステルとしては、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジメチルカーボネート(DMC)などが挙げられる。環状カルボン酸エステルとしては、γ−ブチロラクトン(GBL)、γ−バレロラクトン(GVL)などが挙げられる。非水溶媒は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
リチウム塩としては、例えば、フッ素含有酸のリチウム塩(LiPF6、LiBF4、LiCF3SO3など)、フッ素含有酸イミドのリチウム塩(LiN(CF3SO2)2など)などが使用できる。リチウム塩は、一種を単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。非水電解質におけるリチウム塩の濃度は、0.5〜2mol/Lである。
非水電解質は、必要により、公知の添加剤、例えば、ビニレンカーボネート、シクロヘキシルベンゼン、ジフェニルエーテルなどを含有してもよい。
非水電解質は、必要により、公知の添加剤、例えば、ビニレンカーボネート、シクロヘキシルベンゼン、ジフェニルエーテルなどを含有してもよい。
電極群は、捲回したものに限らず、積層したもの、またはつづら折りにしたものであってもよい。電極群の形状は、電池または電池ケースの形状に応じて、円筒型、捲回軸に垂直な端面が長円形である扁平形状であってもよい。
電池ケースは、ラミネートフィルム製であってもよいが、耐圧強度の観点から、通常、金属製である。電池ケースの材料としては、アルミニウム、アルミニウム合金(マンガン、銅等などの金属を微量含有する合金など)、鋼鈑などが使用できる。電池ケースは、必要により、ニッケルメッキなどによりメッキ処理されていてもよい。
電池ケースの形状は、電極群の形状に応じて、円筒型、角型などであってもよい。
電池ケースの形状は、電極群の形状に応じて、円筒型、角型などであってもよい。
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
《実施例1》
以下の手順により、図2に示す正極、負極およびセパレータを備え、かつ図1に示す非水電解質二次電池を作製した。
(1)正極の作製
活物質としてニッケル酸リチウム(LiNiO2)、導電材としてアセチレンブラック、および結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を100:5:4の重量比で含む混合物に、適量のNMPを加えた。得られた混合物を、プラネタリーミキサーで混練し、スラリー状の正極合剤(正極スラリー)を得た。
以下の手順により、図2に示す正極、負極およびセパレータを備え、かつ図1に示す非水電解質二次電池を作製した。
(1)正極の作製
活物質としてニッケル酸リチウム(LiNiO2)、導電材としてアセチレンブラック、および結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を100:5:4の重量比で含む混合物に、適量のNMPを加えた。得られた混合物を、プラネタリーミキサーで混練し、スラリー状の正極合剤(正極スラリー)を得た。
アルミニウム箔(厚み15μm、幅100mm)からなる正極集電体5aの両面に、正極スラリーを塗布し、80℃で20分送風乾燥させた。得られた塗膜を有する正極集電体5aを、2000kgf/cm(19.6kN/cm)の線圧で、ローラにより圧延した。これにより、正極集電体5aの両面に正極合剤層5bが形成された正極5を得た。正極合剤層5bの厚みは40μmであり、正極5の厚みは95μmであった。
正極5を、幅50mmおよび長さ1000mmの帯状に切り出した。なお、正極5の所定箇所には、正極合剤層5bが形成されず、正極集電体5aが露出した部分(図示せず)を設けた。
正極5を、幅50mmおよび長さ1000mmの帯状に切り出した。なお、正極5の所定箇所には、正極合剤層5bが形成されず、正極集電体5aが露出した部分(図示せず)を設けた。
(2)負極の作製
活物質として平均粒径15μmの人造黒鉛、結着剤としてスチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子分散体(固形分40重量%)および増粘剤としてカルボキシメチルセルロースを100:2.5:1の重量比で含む混合物に、適量の水を加えた。得られた混合物をプラネタリーミキサーで混練し、スラリー状の負極合剤(負極スラリー)を得た。負極スラリーの固形分含量は、55重量%であった。
活物質として平均粒径15μmの人造黒鉛、結着剤としてスチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子分散体(固形分40重量%)および増粘剤としてカルボキシメチルセルロースを100:2.5:1の重量比で含む混合物に、適量の水を加えた。得られた混合物をプラネタリーミキサーで混練し、スラリー状の負極合剤(負極スラリー)を得た。負極スラリーの固形分含量は、55重量%であった。
負極集電体6aには、パンチング加工にて得られたシート状の銅製のパンチングメタル(空隙率40%、厚み20μm、平均孔径500μm)を用いた。負極集電体6aの両面に、ドクターブレードにより、0.5m/minのコーティング条件で、負極スラリーを塗布した。このとき、塗膜は、途切れることなく、かつ凹部を形成しつつ、負極集電体6aの両面を平面状に覆うように形成した。スラリーの塗布後、80℃で20分送風乾燥処理を行った。
塗膜を有する負極集電体6aを、100kgf/cm(980N/cm)の線圧でローラにて圧延した。これにより、負極集電体6aの両面に負極合剤層6bが形成された負極6を得た。負極合剤層6bの厚み(負極合剤層6bの平坦部6eにおける厚み)は50μm、負極6の総厚みは120μmであった。負極6は、圧延後においても、負極合剤層6bの表面の、負極集電体6aの貫通孔6cに対応する位置に、凹部6dを有していた。負極合剤層6bの凹部の深さは10μmであった。この負極6を、幅55mmおよび長さ1100mmの帯状に切り出した。
なお、負極6の所定箇所には、負極合剤層6bが形成されず、負極集電体6aが露出した部分(図示せず)を設けた。
なお、負極6の所定箇所には、負極合剤層6bが形成されず、負極集電体6aが露出した部分(図示せず)を設けた。
(3)電極群の作製
正極5の正極集電体5aが露出した部分には、アルミニウム製の正極リード9の一端を溶接した。負極6の負極集電体6aが露出した部分には、ニッケル製の負極リード10の一端を溶接した。その後、上記で得られた正極5、負極6、およびこれらを隔離するセパレータ7を重ね合わせて捲回し、渦巻状の電極群4を構成した。
セパレータ7としては、抄紙法にて得られたセルロース繊維を主成分とする紙(厚み20μm、空隙率70%)を用いた。
正極5の正極集電体5aが露出した部分には、アルミニウム製の正極リード9の一端を溶接した。負極6の負極集電体6aが露出した部分には、ニッケル製の負極リード10の一端を溶接した。その後、上記で得られた正極5、負極6、およびこれらを隔離するセパレータ7を重ね合わせて捲回し、渦巻状の電極群4を構成した。
セパレータ7としては、抄紙法にて得られたセルロース繊維を主成分とする紙(厚み20μm、空隙率70%)を用いた。
(4)電池の組立て
電極群4を上部絶縁リング8aおよび下部絶縁リング8bで挟み、負極リード10の他端を電池ケース1の内底面に溶接した。正極リード9の他端を封口板2の下面に溶接した。電極群4を、外径18mm、長さ65mmの円筒型の電池ケース1に収容した。
電極群4を上部絶縁リング8aおよび下部絶縁リング8bで挟み、負極リード10の他端を電池ケース1の内底面に溶接した。正極リード9の他端を封口板2の下面に溶接した。電極群4を、外径18mm、長さ65mmの円筒型の電池ケース1に収容した。
非水電解質を電池ケース1に注入し、減圧法により電極群に非水電解質を含浸させた。非水電解質としては、EC/DEC=3/7(容積比)の溶媒に、1mol/Lの濃度となるように LiPF6 を溶解させた電解液を用いた。
ガスケット3を介して電池ケース1を封口板2でかしめ封口し、円筒型リチウムイオン二次電池A1を作製した。
ガスケット3を介して電池ケース1を封口板2でかしめ封口し、円筒型リチウムイオン二次電池A1を作製した。
《実施例2〜8》
負極合剤層の厚みを変更する以外は、実施例1と同様に、負極を作製した。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池A2〜A8を得た。なお、負極合剤層の厚みは、負極スラリーの供給量を適宜調整することにより、調整した。
負極合剤層の厚みを変更する以外は、実施例1と同様に、負極を作製した。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池A2〜A8を得た。なお、負極合剤層の厚みは、負極スラリーの供給量を適宜調整することにより、調整した。
《実施例9〜13》
負極活物質である人造黒鉛の平均粒径を変更する以外は、実施例1と同様の方法により、負極を作製した。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池A9〜A13を得た。
負極活物質である人造黒鉛の平均粒径を変更する以外は、実施例1と同様の方法により、負極を作製した。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池A9〜A13を得た。
《実施例14〜18》
負極集電体として、平均孔径の異なる銅製のパンチングメタル(空隙率40%、厚み20μm)を用いる以外は実施例1と同様にして負極を作製した。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池A14〜A18を得た。
負極集電体として、平均孔径の異なる銅製のパンチングメタル(空隙率40%、厚み20μm)を用いる以外は実施例1と同様にして負極を作製した。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池A14〜A18を得た。
《実施例19》
セパレータとして、抄紙法にて得られたポリエチレン(PE)繊維を主成分とする不織布(厚み20μm、空隙率70%)を用いる以外は、実施例1と同様の方法により電池A19を得た。
セパレータとして、抄紙法にて得られたポリエチレン(PE)繊維を主成分とする不織布(厚み20μm、空隙率70%)を用いる以外は、実施例1と同様の方法により電池A19を得た。
《実施例20》
セパレータとして、抄紙法にて得られたポリプロピレン(PP)繊維を主成分とする不織布(厚み20μm、空隙率70%)を用いる以外は、実施例1と同様の方法により電池A20を得た。
セパレータとして、抄紙法にて得られたポリプロピレン(PP)繊維を主成分とする不織布(厚み20μm、空隙率70%)を用いる以外は、実施例1と同様の方法により電池A20を得た。
《比較例1》
負極集電体として無孔性の銅箔(厚み20μm)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により負極を作製した。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池B1を得た。
負極集電体として無孔性の銅箔(厚み20μm)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により負極を作製した。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池B1を得た。
《比較例2》
実施例1で作成した負極を、さらに200kgf/cm(1960N/cm)の線圧でローラにて圧縮し、凹部のない負極を作製した。この時、負極合剤層の厚みは40μmであった。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池B2を得た。
実施例1で作成した負極を、さらに200kgf/cm(1960N/cm)の線圧でローラにて圧縮し、凹部のない負極を作製した。この時、負極合剤層の厚みは40μmであった。この負極を用いて、実施例1と同様の方法により電池B2を得た。
《比較例3》
セパレータとして厚み20μmのポリエチレン微多孔フィルムを用いた以外は、実施例1と同様の方法により、電池B3を得た。
セパレータとして厚み20μmのポリエチレン微多孔フィルムを用いた以外は、実施例1と同様の方法により、電池B3を得た。
[評価]
実施例および比較例で得られた各電池について、以下の評価を行った。
(A)充放電サイクル試験
25℃の環境下において、下記に示す条件で充放電サイクル試験を実施した。
充電条件:電池の閉路電圧が4.2Vに達するまで1Aで充電した後、電流値が0.1Aに減衰するまで4.2Vで充電
放電条件:電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで、1Aで放電
実施例および比較例で得られた各電池について、以下の評価を行った。
(A)充放電サイクル試験
25℃の環境下において、下記に示す条件で充放電サイクル試験を実施した。
充電条件:電池の閉路電圧が4.2Vに達するまで1Aで充電した後、電流値が0.1Aに減衰するまで4.2Vで充電
放電条件:電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで、1Aで放電
そして、充放電サイクルは500サイクルとし、1サイクル目および500サイクル目の放電容量を用いて、下記式より容量維持率を求めた。
容量維持率(%)
=(500サイクル目の放電容量/1サイクル目の放電容量)×100
容量維持率(%)
=(500サイクル目の放電容量/1サイクル目の放電容量)×100
(B)直流内部抵抗の測定
大電流での出力特性を評価するため、以下の測定を実施した。
25℃の環境下において、充電容量が満充電の60%に達するまで、電池を1Aで定電流充電した。SOC60%の電池を用い、表1に示す条件で、0.3〜15Aの範囲内で電流値を変えながら充放電した。
大電流での出力特性を評価するため、以下の測定を実施した。
25℃の環境下において、充電容量が満充電の60%に達するまで、電池を1Aで定電流充電した。SOC60%の電池を用い、表1に示す条件で、0.3〜15Aの範囲内で電流値を変えながら充放電した。
上記のステップ1、3、5、7、および9において、放電開始から10秒後の放電電圧をそれぞれ測定し、表1中の電流値に対してプロットした。得られた放電電圧のプロットに対して、最小二乗法による直線近似を行い、その傾きの値を直流内部抵抗(DCIR;Direct Current Internal Resistance)とした。DCIRの値が小さいほど、出力特性が高く、大電流特性に優れていることを示す。
評価結果を表2に示す。なお、表2中のDCIRは、実施例1のDCIRを100とした指数として表す。
評価結果を表2に示す。なお、表2中のDCIRは、実施例1のDCIRを100とした指数として表す。
表2に示されるように、実施例1〜20の電池A1〜20は、比較例1〜2の電池B1〜B2と比べて、容量維持率が高く、優れた充放電サイクル特性を示した。これは、本発明の実施例1〜20の電池A1〜20では、負極合剤層の厚み増加が抑制されたためと考えられる。より具体的には、セパレータへの応力が緩和され、不織布を形成する繊維の破断が抑制されたためと考えられる。
また、実施例では、不織布を用いることで、微多孔膜を用いた比較例3の電池B3と比べ、DCIRが小さくなり、出力特性が向上した。
また、実施例では、不織布を用いることで、微多孔膜を用いた比較例3の電池B3と比べ、DCIRが小さくなり、出力特性が向上した。
本発明の円筒型非水電解質二次電池は、充放電サイクル特性および大電流特性に優れている。本発明の円筒型非水電解質二次電池は、ノートパソコン、携帯電話、デジタルスチルカメラなどの電子機器の駆動源、さらには高出力を要求される電力貯蔵装置や電気自動車の電源として好適に用いられる。
1 電池ケース
2 封口板
3 ガスケット
4 電極群
5 正極
5a 正極集電体
5b 正極合剤層
6 負極
6a 負極集電体
6b 負極合剤層
6c 貫通孔
6d 凹部
6e 平坦部
7 セパレータ
8a 上部絶縁リング
8b 下部絶縁リング
9 正極リード
10 負極リード
11 段部
2 封口板
3 ガスケット
4 電極群
5 正極
5a 正極集電体
5b 正極合剤層
6 負極
6a 負極集電体
6b 負極合剤層
6c 貫通孔
6d 凹部
6e 平坦部
7 セパレータ
8a 上部絶縁リング
8b 下部絶縁リング
9 正極リード
10 負極リード
11 段部
Claims (7)
- 正極、負極、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータ、および非水電解質を含み、
前記正極は、シート状の正極集電体と、前記正極集電体の表面に配された正極合剤層とを含み、
前記負極は、シート状であり、かつ複数の貫通孔を有する負極集電体と、前記負極集電体の表面に配された負極合剤層とを含み、
前記負極合剤層は、リチウムイオンを吸蔵および放出可能である炭素材料粒子を含み、
前記負極合剤層の表面は、前記複数の貫通孔に対応する位置に、複数の凹部を有し、
前記セパレータは、不織布からなる、非水電解質二次電池。 - 前記セパレータが、セルロース繊維を含む不織布からなる、請求項1に記載の非水電解質二次電池。
- 前記貫通孔の直径が、100〜1000μmであり、
前記炭素材料粒子の平均粒径が、5〜30μmである、請求項1または2に記載の非水電解質二次電池。 - 前記負極合剤層の厚みが、10〜60μmであり、密度が1.0〜1.5g/cm3である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
- 前記複数の凹部の深さが、前記負極合剤層の厚みに対し、10〜40%である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
- 前記複数の貫通孔が前記負極集電体の面方向に規則的に配列している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
- 炭素材料粒子および結着剤を含む負極スラリーを調製する工程、
シート状であり、かつ複数の貫通孔を有する負極集電体を準備する工程、
前記負極スラリーを前記負極集電体の表面に塗布するとともに、前記負極スラリーの一部を前記複数の貫通孔内に流動させることにより、負極合剤の塗膜を形成し、かつ塗膜の表面の前記複数の貫通孔に対応する位置に複数の凹部を形成する工程、
前記複数の凹部が消失しないように前記塗膜を圧延して、負極合剤層を形成することにより負極を製造する工程、
前記負極と、正極との間に、不織布からなるセパレータを介在させて、電極群を得る工程、ならびに
前記電極群と、非水電解質とを接触させる工程、
を有する、請求項1記載の非水電解質二次電池の製造方法。
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