JP2012008877A - 操作受付装置、操作判別方法、および、プログラム - Google Patents

操作受付装置、操作判別方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】選択項目の決定等の操作をより容易に行うことのできる操作受付装置等を提供する。
【解決手段】検出部310は、操作等に応じたスティックの位置を順次検出する。また、画面生成部320は、複数の画像が放射状に配置された選択画面を生成する。カーソル合成部330は、検出されたスティックの位置に基づいて、生成された選択画面上の対応する位置にカーソルを合成する。選択部340は、合成されたカーソルの位置に基づいて、選択画面中の画像を選択する。そして、判別部350は、画像が選択された後に、スティックが基点まで復帰する際の移動軌跡に基づいて、選択された画像の決定又は解除を判別する。
【選択図】図3

Description

本発明は、選択項目の決定等の操作をより容易に行うことのできる操作受付装置、操作判別方法、および、プログラムに関する。
従来より、家庭用のゲーム装置の入力デバイスとして、ゲームコントローラが広く用いられている。このゲームコントローラには、一般に、方向キー(十字キー)や各種ボタンが配置されている。そして、プレイヤは、これらのキーやボタンを適宜押下することで、所望の操作入力を行うことができる。
近年では、アナログスティックが更に配置されたゲームコントローラも知られている。このアナログスティックは、例えば、起立状態に(基点へと)付勢されたスティックが、傾倒自在に支持されている。プレイヤは、このような起立状態のスティックを指等で、自由に倒して移動させることにより、所定平面おける任意の方向を入力することができる。また、スティックを倒す角度(移動量等)の大小に応じて、力の加減等を調節した入力もできるようになっている。
このようなアナログスティックを用いたゲーム装置の従来技術として、プレイヤが所望する情報を、容易に選択することのできる技術も開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2009−34375号公報 (第12−34頁、第1図)
上述した特許文献1のゲーム装置では、スティックの傾倒方向及び、傾倒した状態でのスティックの回転量等に応じて、文字等の情報を選択可能となっている。つまり、プレイヤは、スティックを傾倒させ、そのままスティックを回転させることで、所望の情報を選択できるようになっている。
しかしながら、この特許文献1に開示される技術に代表されるように、従来では、選択した情報を最終的に決定(確定)させるためには、スティック以外の別操作が更に必要であった。つまり、プレイヤは、スティックにより文字等を選択した状態で、別途、○ボタン等を押下するといった、2系統の操作を行わなければ、選択した文字等の入力を決定させることができなかった。
プレイヤの多くは、このような2系統の操作を煩雑であると感じていた。そのため、文字等の選択から決定等までを、より容易な操作で行いたいとの要望が寄せられていた。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、選択項目の決定等の操作をより容易に行うことのできる操作受付装置、操作判別方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る操作受付装置は、基点へと自動復帰する操作子(例えば、現実や仮想のスティック等)が移動自在に保持された操作受付装置であって、検出部、画面生成部、選択部、及び、判別部を含んで構成される。
まず、検出部は、例えば、供給される電圧値等に基づいて、操作子の位置を順次検出する。また、画面生成部は、選択対象となる画像(例えば、選択項目を示す画像等)を含む選択画面を生成する。選択部は、検出された当該操作子の位置に基づいて、当該選択画面中の画像を選択する。例えば、選択部は、操作子の位置又は、操作子に応じたカーソルの位置に合致する画像を選択する。そして、判別部は、当該画像が選択された後に、操作子が当該基点まで復帰する際の移動状況に基づいて、選択された当該画像の決定又は解除を判別する。例えば、移動状況により、操作子が基点まで手動にて(プレイヤの操作によって)復帰したと特定される場合に、判別部は、選択された画像の決定を判別する。一方、移動状況により、操作子が基点まで自動にて(プレイヤが操作することなく)復帰したと特定される場合に、選択された画像の解除を判別する。なお、このような決定及び解除の割り当ては一例であり、適宜入れ替え可能である。
すなわち、プレイヤが指等で操作子を移動させて所望の選択項目(所望の画像)を選択した後に、その操作子をどう扱うかによって、選択項目についての決定又は解除を切り分けて(切り替えて)入力できる。例えば、その操作子を手動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子を指等で戻した場合)には、選択項目の決定を入力し、逆に、操作子に触れずに自動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子から指等を離した場合)には、選択項目の解除を入力するなどである。
つまり、プレイヤは、他のボタン等を操作することなく、操作子だけを操作することで、項目の選択から、その選択項目の決定や解除までを指示可能となる。
この結果、選択項目の決定等の操作をより容易に行うことができる。
本発明の第2の観点に係る操作受付装置は、基点へと付勢された操作子(例えば、現実のスティック等)が全周方向へ移動自在に支持された操作受付装置であって、検出部、画面生成部、カーソル合成部、選択部、及び、判別部を含んで構成される。
まず、検出部は、例えば、供給される2軸の信号の電圧値等に基づいて、操作子の位置を順次検出する。また、画面生成部は、複数の画像(例えば、各選択項目を示す各画像等)が放射状に配置された選択画面を生成する。カーソル合成部は、検出された操作子の位置に基づいて、生成された選択画面上の対応する位置にカーソルを合成する。選択部は、合成されたカーソルの位置に基づいて、当該選択画面中の画像を選択する。例えば、カーソルが合成された位置に合致する画像を選択する。そして、判別部は、当該画像が選択された後に、操作子が当該基点まで復帰する際の移動軌跡に基づいて、選択された当該画像の決定又は解除を判別する。例えば、移動軌跡により、操作子が基点まで手動にて(プレイヤの操作によって)復帰したと特定される場合に、判別部は、選択された画像の決定を判別する。一方、付勢された操作子が自動にて(プレイヤが操作することなく)復帰したと特定される場合に、選択された画像の解除を判別する。なお、このような決定及び解除の割り当ては一例であり、適宜入れ替え可能である。
すなわち、プレイヤが指等で操作子を移動させて所望の選択項目(所望の画像)を選択した後に、その操作子をどう扱うかによって、選択項目についての決定又は解除を切り分けて入力できる。例えば、その操作子を手動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子を指等で戻した場合)には、選択項目の決定を入力し、逆に、付勢力により操作子を自動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子から指等を離した場合)には、選択項目の解除を入力するなどである。
つまり、プレイヤは、他のボタン等を操作することなく、操作子だけを操作することで、項目の選択から、その選択項目の決定や解除までを指示可能となる。
この結果、選択項目の決定等の操作をより容易に行うことができる。
本発明の第3の観点に係る操作受付装置は、タッチパネルに表示される仮想の操作子(仮想のスティック等)が、操作に応じて基点を中心とした領域内を移動するように制御され、かつ、操作が無いと当該基点へと自動復帰するように制御された操作受付装置であって、検出部、画面生成部、選択部、及び、判別部を含んで構成される。
まず、検出部は、例えば、タッチパネルから供給される信号の電圧値等に基づいて、操作等に応じた操作子の位置を順次検出する。また、画面生成部は、複数の画像(例えば、各選択項目を示す各画像等)が当該基点を中心に放射状に配置された選択画面を当該タッチパネルに生成する。選択部は、検出された操作子の位置に基づいて、当該選択画面中の画像を選択する。例えば、操作されて移動した操作子の位置に合致する画像を選択する。そして、判別部は、当該画像が選択された後に、操作子が当該基点まで復帰する際の要因に基づいて、選択された当該画像の決定又は解除を判別する。例えば、その要因が手動である(プレイヤの操作によるもの)と特定される場合に、判別部は、選択された画像の決定を判別する。一方、その要因が自動である(プレイヤの操作によらないもの)と特定される場合に、選択された画像の解除を判別する。なお、このような決定及び解除の割り当ては一例であり、適宜入れ替え可能である。
すなわち、プレイヤがタッチパネルに表示される操作子を指等で移動させて所望の選択項目(所望の画像)を選択した後に、その操作子をどう扱うかによって、選択項目についての決定又は解除を切り分けて入力できる。例えば、その操作子を手動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子を指等で戻した場合)には、選択項目の決定を入力し、逆に、操作子に触れずに自動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子から指等を離した場合)には、選択項目の解除を入力するなどである。
つまり、プレイヤは、他のボタン等を操作することなく、操作子だけを操作することで、項目の選択から、その選択項目の決定や解除までを切り分けて指示可能となる。
この結果、選択項目の決定等の操作をより容易に行うことができる。
判別部は、当該操作子が当該基点まで手動にて復帰したと特定される場合に、選択された当該画像の決定を判別し、当該操作子が当該基点まで自動にて復帰したと特定される場合に、選択された当該画像の解除を判別してもよい。
この場合、所望の選択項目(所望の画像)を選択した後に、操作子を手動にて基点まで復帰させた場合と、操作子に触れずに自動にて基点まで復帰させた場合とで、その画像の決定又は解除を切り分けて入力できる。
検出部は、何れかの画像が選択された当該操作子の位置から、当該基点を中心とした円周方向の移動を順次検出し、
選択部は、当該操作子の当該円周方向の移動に基づいて、他の画像を選択してもよい。
この場合、プレイヤは、例えば、操作子を傾倒させて何れかの選択項目(画像)を選択した後に、その操作子を傾倒させたまま、弧を描くように回転させることで、他の選択項目(画像)を容易に選択し直すことができる。
本発明の第4の観点に係る操作判別方法は、検出部、画面生成部、選択部、及び、判別部を有し、基点へと自動復帰する操作子(例えば、現実や仮想のスティック等)が移動自在に保持された操作受付装置における操作判別方法であって、検出ステップ、画面生成ステップ、選択ステップ、及び、判別ステップを含んで構成される。
まず、検出ステップでは、例えば、供給される電圧値等に基づいて、操作子の位置を順次検出する。また、画面生成ステップでは、選択対象となる画像(例えば、選択項目を示す画像等)を含む選択画面を生成する。選択ステップでは、検出された当該操作子の位置に基づいて、当該選択画面中の画像を選択する。例えば、選択ステップでは、操作子の位置又は、操作子に応じたカーソルの位置に合致する画像を選択する。そして、判別ステップでは、当該画像が選択された後に、操作子が当該基点まで復帰する際の移動状況に基づいて、選択された画像の決定又は解除を判別する。例えば、移動状況により、操作子が基点まで手動にて(プレイヤの操作によって)復帰したと特定される場合に、判別部は、選択された画像の決定を判別する。一方、移動状況により、操作子が基点まで自動にて(プレイヤが操作することなく)復帰したと特定される場合に、選択された画像の解除を判別する。なお、このような決定及び解除の割り当ては一例であり、適宜入れ替え可能である。
すなわち、プレイヤが指等で操作子を移動させて所望の選択項目(所望の画像)を選択した後に、その操作子をどう扱うかによって、選択項目についての決定又は解除を切り分けて(切り替えて)入力できる。例えば、その操作子を手動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子を指等で戻した場合)には、選択項目の決定を入力し、逆に、操作子に触れずに自動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子から指等を離した場合)には、選択項目の解除を入力するなどである。
つまり、プレイヤは、他のボタン等を操作することなく、操作子だけを操作することで、項目の選択から、その選択項目の決定や解除までを指示可能となる。
この結果、選択項目の決定等の操作をより容易に行うことができる。
本発明の第5の観点に係るプログラムは、コンピュータ(電子機器を含む。)を、上記の操作受付装置として機能させるように構成する。
このプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記録媒体に記録することができる。
上記プログラムは、当該プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記録媒体は、当該コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、選択項目の決定等の操作をより容易に行うことができる。
第1の実施形態に係る操作受付装置が実現されるゲーム装置の概要構成を示す模式図である。 (a)がコントローラの外観を示す模式図であり、(b),(c)がスティックを説明するための模式図である。 第1の実施形態に係る操作受付装置の構成を示すブロック図である。 (a)がスティックの動きを表す模式図であり、(b),(c)が検出されるスティックの位置(起立状態及び傾倒状態)を説明するための模式図である。 (a)〜(c)全て、移動軌跡を説明するための模式図である。 選択画面の一例を示す模式図である。 (a)〜(d)全て、検出位置とカーソル位置との関係を説明するための模式図である。 (a),(b)共に、移動軌跡を説明するための模式図である。 第1の実施形態に係る操作判別処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る操作受付装置が実現されるゲーム装置の外観を示す模式図である。 第2の実施形態に係る操作受付装置が実現されるゲーム装置の概要構成を示す模式図である。 (a)〜(d)全て、スティック画像を説明するための模式図である。 第2の実施形態に係る操作受付装置の構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)全て、スティック画像の移動に伴う各位置を説明するための模式図である。 スティック画像と選択画面の一例を示す模式図である。 (a),(b)共に、スティック画像に対するドラッグ操作を説明するための模式図である。 (a)が手動復帰を説明するための模式図であり、(b)が自動復帰を説明するための模式図である。 第2の実施形態に係る操作判別処理を説明するためのフローチャートである。 (a)が付勢力により基点まで復帰する場合の速度と時間との関係を示すグラフであり、(b)が付勢力により基点まで復帰する場合の加速度と時間との関係を示すグラフである。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下では、理解を容易にするため、ゲーム装置に本発明が適用される実施形態を説明するが、各種のコンピュータ、PDA、携帯電話などの情報処理装置においても同様に本発明を適用することができる。すなわち、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る操作受付装置が実現される典型的なゲーム装置の概要構成を示すブロック図である。以下、本図を参照して説明する。
ゲーム装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、インターフェース104と、コントローラ105と、外部メモリ106と、DVD(Digital Versatile Disc)−ROMドライブ107と、画像処理部108と、音声処理部109と、NIC(Network Interface Card)110と、を備える。
なお、ゲーム用のプログラムおよびデータを記憶したDVD−ROMをDVD−ROMドライブ107に装着して、ゲーム装置100の電源を投入することにより、当該プログラムが実行され、本実施形態の操作受付装置が実現される。
CPU 101は、ゲーム装置100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。
ROM 102には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、DVD−ROMに記録されたプログラムをRAM 103に読み出してCPU 101による実行が開始される。また、ROM 102には、ゲーム装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 103は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他ゲームの進行やチャット通信に必要なデータが保持される。
インターフェース104を介して接続された、コントローラ105は、ユーザがゲーム実行の際に行う操作入力を受け付ける。たとえば、コントローラ105は、操作入力に従って、所定の選択項目の選択(決定)等の操作入力を受け付ける。
このコントローラ105の詳細について、以下、図2を参照して説明する。
図2(a)は、コントローラ105の外観を示す模式図である。図示するように、コントローラ105には、方向キー201、操作ボタン202、及び、スティック203等が配置されている。
方向キー201(201R,201L,201U,201D)は、例えば、上下左右の各方向を指示する操作入力を行う際に押下されるキーである。
操作ボタン202(202M,202B,202T,202S)は、例えば、決定や取り消し等を指示する操作入力を行う際に押下されるボタンである。
また、スティック203(203R,203L)は、例えば、操作面における上下左右に限られない各方向への指示を、大きさを伴うアナログ量にて行う際に操作される操作子である。
具体的にスティック203は、起立状態に(基点へと)付勢され、かつ、傾倒自在に支持されている。つまり、スティック203は、図2(b)に示すように、操作面に垂直な軸Cを基点として定められており、この基点(軸C)に沿うように、バネ等の弾性体により付勢されている。このため、スティック203は、初期状態(プレイヤに操作されていない状態)で、基点にて静止するように保持されている。また、スティック203は、操作時(プレイヤに操作された際)に、操作面における全周方向の何れかの方向へ傾倒可能となっている。つまり、スティック203は、操作に応じて、例えば、図2(c)に示すように、軸Cから軸Tnや軸Tm等まで傾倒する。なお、その状態でスティック203からプレイヤが指を離すと、付勢力により基点(軸C)まで自動で復帰する。つまり、スティック203の操作をやめると(指等を離すと)、その場から基点まで自動復帰するように保持されている。
このようなスティック203は、例えば、軸Cと直交する2軸方向(X方向及びY方向)に対する傾倒角度に応じて値が変化する可変抵抗により、可変の電圧値となるアナログ信号を出力する。このようなX方向の電圧値とY方向の電圧値により、スティック203の傾倒方向と傾倒角度、つまり、X−Y平面上のスティック203の位置が得られる様になっている。
なお、スティック203の位置を得る手法は、このような可変抵抗を用いるものに限られず、適宜変更可能である。例えば、ひずみゲージ等を用いて、スティック203の位置(傾倒方向とその角度)を得るようにしてもよい。
図1に戻って、インターフェース104を介して着脱自在に接続された外部メモリ106には、ゲームの進行状態を示すデータ、チャット通信のログ(記録)のデータなどが書き換え可能に記憶される。ユーザは、コントローラ105を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ106に記録することができる。
DVD−ROMドライブ107に装着されるDVD−ROMには、ゲームを実現するためのプログラムとゲームに付随する画像データや音声データが記録される。CPU 101の制御によって、DVD−ROMドライブ107は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 103等に一時的に記憶される。
画像処理部108は、DVD−ROMから読み出されたデータをCPU 101や画像処理部108が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部108が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号(映像信号)に変換され画像処理部108に接続されるモニタへ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。
なお、画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算やαブレンディング等の透過演算、各種の飽和演算を高速に実行できる。
また、仮想3次元空間に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想3次元空間に配置されたポリゴンを俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
さらに、CPU 101と画像演算プロセッサが協調動作することにより、文字の形状を定義するフォント情報にしたがって、文字列を2次元画像としてフレームメモリへ描画したり、各ポリゴン表面へ描画することが可能である。フォント情報は、ROM 102に記録されているが、DVD−ROMに記録された専用のフォント情報を利用することも可能である。
音声処理部109は、DVD−ROMから読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、外部のスピーカに供給して音声を出力させる。例えば、音声処理部109は、CPU 101による制御の下、ゲームの進行中に発生させるべき効果音や楽曲データを生成し、これに対応した音声をスピーカから出力させる。
NIC 110は、ゲーム装置100をインターネット等のコンピュータ通信網(図示せず)に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格に従うものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 101との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
このほか、ゲーム装置100は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 102、RAM 103、外部メモリ106、DVD−ROMドライブ107に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
また、ユーザからの文字列の編集入力を受け付けるためのキーボードや、各種の位置の指定および選択入力を受け付けるためのマウスなどを接続する形態も採用することができる。
また、本実施形態のゲーム装置100にかえて、一般的なコンピュータ(汎用のパーソナルコンピュータ等)を選択装置として利用することもできる。たとえば、一般的なコンピュータは、上記ゲーム装置100と同様に、CPU、RAM、ROM、DVD−ROMドライブ、および、NICを備え、ゲーム装置100よりも簡易な機能となる画像処理部を備え、外部記憶装置としてハードディスクを有する他、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等が利用できるようになっている。また、コントローラではなく、キーボードやマウスなどを入力装置として利用する。そして、ゲームプログラムをインストールした後に、そのプログラムを実行させると、操作受付装置として機能する。
(操作受付装置の概要)
図3は、上述したゲーム装置100により実現される操作受付装置300の概要構成を示すブロック図である。この操作受付装置300は、プレイヤ(ユーザ)により、上述したコントローラ105のスティック203(203R,203L)が操作され、所望の選択項目の決定等を行うことのできる装置である。以下、本図を参照して説明する。
操作受付装置300は、検出部310と、画面生成部320と、カーソル合成部330と、選択部340と、及び、判別部350とを備える。
まず、検出部310は、例えば、供給される2軸(X方向及びY方向)のアナログ信号の電圧値に基づいて、スティック203の位置を順次検出する。つまり、検出部310は、X方向の電圧値とY方向の電圧値により、スティック203の倒立状態や傾倒状態に応じた位置を検出する。
具体的に検出部310は、図4(a)に示すように、スティック203が、軸C(基点)に沿った起立状態や、軸Tn,Tm等のような傾倒状態である場合に、その状態に応じたX方向の電圧値とY方向の電圧値により、スティック203のX−Y平面上の位置を検出する。
例えば、スティック203が起立状態の場合に、検出部310は、図4(b)に示すように、X−Y平面上の円Eの中心となる位置C(中心C)として検出する。この位置Cは、上記軸Cに対応しており、同様に基点として規定されている。
また、スティック203が傾倒状態の場合に、検出部310は、その傾倒方向及び傾倒角度に応じて、例えば、図4(c)に示すように、位置Tnや位置Tmとして検出する。これらの位置Tn,Tmは、上記軸Tn,Tmに対応しており、矢印Yn,Ymにて示されるように、位置C(基点)から移動した位置として表されている。
なお、検出部310は、所定のサンプリング周期毎に2軸の電圧値を計測しつつ、所定のサンプリング数(過去分)を保持するため、スティック203の移動軌跡も検出可能である。
例えば、プレイヤがスティック203を起立状態(軸C)から軸Tmまで傾倒させた場合には、検出部310は、図5(a)に示すように、位置Cから位置Tmまでの移動軌跡を検出する。つまり、この場合、プレイヤがスティック203を操作しているため、位置Cから位置Tmまでが直線的にはならず、ある程度ぶれながら移動することになる。
また、スティック203を軸Tmまで傾倒させた後に、プレイヤがスティック203から指を離した場合には、検出部310は、図5(b)に示すように、位置Tmから位置Cまでの移動軌跡を検出する。つまり、この場合、付勢力により基点へと復帰するため、位置Tmから位置Cまでを、直線的に移動することになる。
更に、検出部310は、スティック203の操作に応じて、この他の移動軌跡も検出する。例えば、プレイヤがスティック203を傾倒させたまま回転させた場合の移動軌跡を検出する。つまり、図5(c)に示すように、移置Tmから位置Tjまでを、位置Cを中心とした円周方向へ(弧を描くように)移動することになる。このような移動軌跡から、位置Tmから位置Tjまで、スティック203が傾倒状態で回転された(公転された)ことを検出可能となる。
そして、上述したCPU 101等が、このような検出部310として機能しうる。
図3に戻って、画面生成部320は、所定の選択項目を選択可能に配置した選択画面等を生成する。例えば、プレイヤに項目を選択させる場面で、複数の画像(例えば、各選択項目を示す各画像等)を配置した選択画面を生成する。
具体的に画面生成部320は、図6に示すように、中心Cから放射状に各画像SGをそれぞれ配置した選択画面を生成する。
なお、上述した画像処理部108が、このような画面生成部320として機能しうる。
図3に戻って、カーソル合成部330は、スティック203の起立状態や傾倒状態(位置)に基づいて、画面上にカーソルを合成する。つまり、上述した検出部310により検出されたスティック203の位置に基づいて、上述した画面生成部320により生成された選択画面上の対応する位置にカーソルを合成する。
具体的に図7(a)に示すように、検出部310によりスティック203の位置(何れかの位置)が検出された場合に、カーソル合成部330は、図7(b)に示すように、選択画面上の対応する位置にカーソルを合成する。つまり、図7(a)の位置C(起立状態)にスティック203が検出された場合には、カーソル合成部330は、図7(b)のように、対応する表示位置にカーソルC1を合成する。また、図7(a)の位置Tn又は位置Tm(傾倒状態)にスティック203が検出された場合には、カーソル合成部330は、図7(b)のように、対応する表示位置にカーソルC2又はカーソルC3を合成する。
なお、上述した画像処理部108が、このようなカーソル合成部330として機能しうる。
図3に戻って、選択部340は、カーソルの位置に合致した選択項目を選択する。つまり、上述したカーソル合成部330により合成されたカーソルの表示位置にて示される画像を選択する。
具体的に上述した図7(b)を一例とすると、選択部340は、カーソルC2が合成されている場合に、画像SG4(防御)を選択し、また、カーソルC3が合成されている場合に、画像SG2(戦う)を選択する。
また、選択部340は、何れかの画像が選択された後に、カーソルが他の画像へと移動した場合に、移動先の画像を選択し直す。具体的には、プレイヤがスティック203を傾倒させたまま、回転させることで、図7(c)に示すように、スティック203が位置Tmから位置Tjまで円弧を描くように移動したとする。その場合、図7(d)に示すように、合成されるカーソルも、カーソルC3からカーソルC4まで円弧を描くように移動するため、選択部340は、移動先のカーソルC4にて示される画像SG3(アイテム)を選択し直す。
なお、上述したCPU 101等が、このような選択部340として機能しうる。
図3に戻って、判別部350は、選択項目が選択された後に、スティック203が基点まで復帰する際の移動軌跡(移動状況)に基づいて、選択項目の決定又は解除を判別する。つまり、上述した検出部310によって検出された移動軌跡に従って、スティック203が手動にて(プレイヤの操作により)起立状態へ復帰したと特定される場合に、判別部350は、選択された画像(選択項目)の決定を判別する。一方、スティック203が自動にて(付勢力により)起立状態へ復帰したと特定される場合に、判別部350は、選択された画像の解除を判別する。
具体的には、図8(a)に示すように、スティック203が位置Tm(傾倒状態)から位置C(起立状態)までプレイヤの操作によって復帰した場合の移動軌跡は、所定範囲を超えてぶれながら移動して行くことになる。つまり、移動軌跡が直線的にはならず、ある程度のぶれが生じる。このような移動軌跡から、スティック203が基点まで手動にて復帰したと特定されるため、判別部350は、選択された画像の決定を判別する。
一方、図8(b)に示すように、スティック203が位置Tmから位置Cまで付勢力によって復帰した場合の移動軌跡は、所定範囲を超えずに直線的に移動して行くことになる。つまり、移動軌跡がぶれずに、直線的となる。このような移動軌跡から、スティック203が基点まで自動にて(付勢力により)復帰したと特定されるため、判別部350は、選択された画像の解除を判別する。
なお、上述したCPU 101等が、このような判別部350として機能しうる。
(操作受付装置の動作の概要)
以下、このような構成の操作受付装置300の動作について図面を参照して説明する。一例として、プレイヤが、所望の項目の選択から決定等までを、スティック203だけを操作して行う場合の操作受付装置300の動作について、図9を参照して説明する。図9は、操作受付装置300にて実行される操作判別処理の流れを示すフローチャートである。
まず、操作受付装置300は、選択画面を表示する(ステップS401)。
すなわち、画面生成部320は、例えば、上述した図6に示すような選択画面を表示する。
操作受付装置300は、選択フラグをクリアする(ステップS402)。すなわち、選択画面における何れかの画像(選択項目)が選択されているかどうかを示す選択フラグをクリアする。つまり、現在、何れの画像も選択されていないため、選択フラグをクリアする。
操作受付装置300は、スティック203の位置(起立状態及び傾倒状態)を検出する(ステップS403)。
すなわち、検出部310は、例えば、供給される2軸(X方向及びY方向)のアナログ信号の電圧値に基づいて、X−Y平面上におけるスティック203の位置を検出する。
操作受付装置300は、カーソルを合成する(ステップS404)。
すなわち、カーソル合成部330は、検出部310により検出されたスティック203の位置に基づいて、画面生成部320により生成された選択画面上の対応する表示位置にカーソルを合成する。
操作受付装置300は、選択画面の何れかの画像が選択されたか否かを判別する(ステップS405)。
つまり、選択部340は、カーソル合成部330により選択画面上に合成されたカーソルの表示位置に合致する画像が有るかどうかを判別する。
操作受付装置300は、何れの画像も選択されてないと判別すると(ステップS405;No)、後述するステップS407に処理を進める。
一方、何れかの画像が選択されたと判別した場合(ステップS405;Yes)に、操作受付装置300は、選択フラグをセットし、その画像に対応付けられた項目を選択する(ステップS406)。
例えば、上述した図7(b)に示すように、選択部340は、カーソルC2が合成されている場合に、画像SG4(つまり、防御)を選択し、また、カーソルC3が合成されている場合に、画像SG2(つまり、戦う)を選択する。
なお、選択部340は、既に何れかの画像が選択されている状態で、カーソルが他の画像へと移動した場合に、移動先の画像を選択し直す。つまり、プレイヤがスティック203を傾倒させたまま、回転させることで、例えば、上述した図7(c)のようにスティック203が位置Tmから位置Tjまで円弧を描くように移動したとする。その場合、上述した図7(d)に示すように、合成されるカーソルも、カーソルC3からカーソルC4まで円弧を描くように移動するため、選択部340は、移動先のカーソルC4にて示される画像SG3(つまり、アイテム)を選択し直す。
操作受付装置300は、スティック203が基点(起立状態)であるか否かを判別する(ステップS407)。
つまり、検出部310によりスティック203の現在位置が基点であると検出されているかどうかを判別する。
操作受付装置300は、スティック203が基点でない(基点に復帰していない)と判別すると(ステップS407;No)、ステップS403に処理を戻し、上述したステップS403〜S407の処理を繰り返し実行する。
一方、スティック203が基点である(基点に復帰している)と判別した場合に(ステップS407;Yes)、操作受付装置300は、選択フラグがセットされているか否かを判別する(ステップS408)。
すなわち、プレイヤによりスティック203が傾倒されて移動し、何れかの画像が選択された状態であるかどうかを判別する。
操作受付装置300は、選択フラグがセットされていない(フラグがクリア)と判別すると(ステップS408;No)、ステップS403に処理を戻し、上述したステップS403〜S408の処理を繰り返し実行する。
一方、選択フラグがセットされていると判別した場合(ステップS408;Yes)に、操作受付装置300は、移動軌跡に基づいて、決定又は解除を判別する(ステップS409)。
すなわち、判別部350は、スティック203が基点まで復帰する際の移動軌跡に基づいて、選択項目の決定又は解除を判別する。つまり、検出部310によって検出された移動軌跡からスティック203が手動にて(プレイヤの操作により)基点まで復帰したと特定される場合に、判別部350は、選択された画像(選択項目)の決定を判別する。一方、スティック203が自動にて(付勢力により)基点まで復帰したと特定される場合に、判別部350は、選択された画像の解除を判別する。
具体的には、上述した図8(a)に示すように、スティック203が位置Tm(傾倒状態)から位置C(起立状態)までプレイヤの操作によって復帰した場合の移動軌跡は、所定範囲を超えてぶれながら移動して行くことになる。このような移動軌跡から、スティック203が基点まで手動にて復帰したと特定されるため、判別部350は、選択された画像の決定を判別する。
一方、上述した図8(b)に示すように、スティック203が位置Tmから位置Cまで付勢力によって復帰した場合の移動軌跡は、所定範囲を超えずに直線的に移動して行くことになる。このような移動軌跡から、スティック203が基点まで自動にて(付勢力により)復帰したと特定されるため、判別部350は、選択された画像の解除を判別する。
操作受付装置300は、決定を判別しなかった(解除を判別した)場合(ステップS410;No)に、ステップS402に処理を戻し、上述したステップS402〜S410の処理を繰り返し実行する。つまり、選択フラグをクリアすることで、選択状態を解除する。
一方、決定を判別した場合(ステップS410;Yes)に、操作受付装置300は、選択項目を決定する(ステップS411)。
すなわち、選択されていた画像により示される選択項目を決定する。
このような、操作判別処理により、プレイヤがスティック203を指で傾倒させて所望の選択項目(所望の画像)を選択した後に、そのスティック203をどう扱うかによって、選択項目についての決定又は解除を切り分けて(切り替えて)入力できる。すなわち、そのスティック203を手動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子を指で戻した場合)には、選択項目の決定を入力し、逆に、そのスティック203を自動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子から指を離した場合)には、選択項目の解除を入力する。
つまり、プレイヤは、他のボタン等を操作することなく、スティック203だけを操作することで、項目の選択から、その選択項目の決定や解除までを指示可能となる。
また、プレイヤは、スティック203を傾倒させて何れかの選択項目(画像)を選択した後に、そのスティック203を傾倒させたまま、円弧を描くように回転させることで、他の画像を容易に選択し直すことができる。
この結果、選択項目の決定や解除の操作をより容易に行うことができる。
(実施形態2)
上記の第1の実施形態では、操作子として、スティック203を用いる場合について説明したが、このようなスティック203は一例であり、他の操作子であってもよい。例えば、仮想の操作子を用いる場合であっても、その操作子が基点へ自動復帰するものであれば、適宜適用可能である。
以下、仮想の操作子を用いる本発明の第2の実施形態に係る操作受付装置について説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る操作受付装置が実現される典型的なゲーム装置の外観を示す模式図である。このゲーム装置500は、一例として、携帯型のゲーム機器であり、図示するように、第1の表示部518と、第2の表示部519とを有しており、それぞれに、所定の画像が表示可能となっている。なお、第2の表示部519の前面にはタッチパネル520が配置されている。
図11は、このゲーム装置500の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
ゲーム装置500は、処理制御部510と、コネクタ511と、カートリッジ512と、無線通信部513と、通信コントローラ514と、サウンドアンプ515と、スピーカ516と、操作キー517と、第1の表示部518と、第2の表示部519と、タッチパネル520と、を備える。
処理制御部510は、CPU(Central Processing Unit)コア510aと、画像処理部510bと、クロック回路510cと、VRAM(Video Random Access Memory)510dと、WRAM(Work RAM)510eと、LCD(Liquid Crystal Display)コントローラ510fと、タッチパネルコントローラ510gと、を備える。
CPUコア510aは、ゲーム装置500全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。具体的には、カートリッジ512がコネクタ511に装着された状態で、カートリッジ512内のROM(Read Only Memory)512aに記憶されたプログラムやデータを読み出して、所定の処理を実行する。
画像処理部510bは、カートリッジ512内のROM 512aから読み出されたデータや、CPUコア510aにて処理されたデータを加工処理した後、これをVRAM 510dに格納する。
クロック回路510cは、種々の時間(時刻)を計時するための回路であり、ゲーム装置500に設定された現在時刻や、ゲーム中に必要となる経過時間等を計時する。
VRAM 510dは、表示用の情報を記憶するメモリであり、画像処理部510b等により加工された画像情報を記憶する。
WRAM 510eは、CPUコア510aがプログラムに従った各種処理を実行する際に必要となるワークデータ等を記憶する。
LCDコントローラ510fは、第1の表示部518および、第2の表示部519を制御し、所定の表示用画像を表示させる。例えば、LCDコントローラ510fは、VRAM 510dに記憶された画像情報を、所定の同期タイミングで表示信号に変換し、第1の表示部518に出力する。また、LCDコントローラ510fは、同様に、第2の表示部519に所定の表示用画像を表示する。
タッチパネルコントローラ510gは、プレイヤの指等によって、タッチパネル520が操作されると、その座標(入力座標)や操作内容(タッチ操作やドラッグ操作等)を取得する。
一例として、後述する抵抗膜方式のタッチパネル520が指等により押圧されると、押圧点にて両抵抗膜が接触するため、タッチパネルコントローラ510gは、その押圧点のX軸座標及び、Y軸座標に応じた電圧の信号をそれぞれ取得する。つまり、タッチパネルコントローラ510gは、取得した信号の電圧により、タッチパネル520上の押下位置を得ることができる。
また、タッチパネルコントローラ510gは、プレイヤが指等でタッチパネル520押下したまま指を移動させるドラッグ操作等も検出できる。
コネクタ511は、カートリッジ512と脱着自在に接続可能な端子であり、カートリッジ512が接続された際に、カートリッジ512との間で所定のデータを送受信する。
カートリッジ512は、ROM 512aと、RAM(Random Access Memory)512bと、を備える。
ROM 512aには、ゲームを実現するためのプログラムとゲームに付随する画像データや音声データ等が記録される。
RAM 512bには、ゲームの進行状況等を示す種々のデータが記憶される。
無線通信部513は、他のゲーム装置500の無線通信部513との間で、無線通信を行うユニットであり、図示せぬアンテナ(内蔵アンテナ等)を介して所定のデータを送受信する。
なお、無線通信部513は、所定の無線アクセスポイントとの間で、無線通信を行うこともできる。また、無線通信部513には、固有のMAC(Media Access Control)アドレスが採番されている。
通信コントローラ514は、無線通信部513を制御し、所定のプロトコルに沿って、処理制御部510と他のゲーム装置500の処理制御部510との間で行われる無線通信の仲立ちをする。
また、ゲーム装置500が、近傍の無線アクセスポイント等を介してインターネットに接続する際には、無線LANに準拠したプロトコルに沿って、処理制御部510と無線アクセスポイント等との間で行われる無線通信の仲立ちをする。
サウンドアンプ515は、処理制御部510にて生成された音声信号を増幅し、スピーカ516に供給する。
スピーカ516は、例えば、ステレオスピーカ等からなり、サウンドアンプ515にて増幅された音声信号に従って、所定の楽曲音や効果音等を出力する。
操作キー517は、ゲーム装置500に適宜配置された複数のキースイッチ等からなり、ユーザの操作に従って、所定の指示入力を受け付ける。
第1の表示部518および、第2の表示部519は、LCD等からなり、LCDコントローラ510fに制御され、ゲーム画像等を適宜表示する。
なお、第2の表示部519は、タッチパネル520にて操作対象となるスティック画像(仮想の操作子)や、選択画面等を表示する。
具体的に、第2の表示部519は、図12(a)に示すようなスティック画像530を表示する。このスティック画像530は、一例として、上述した図2(b)に示すような形状のスティック(スティック203)を上部から見た様子を表している。なお、スティック画像530は、スティックの頭部を円形(より詳細には略球形)にて示しているが、形状は任意である。また、以下、スティック画像530が移動(傾倒)した際に、スティックの支柱部が表示される場合を一例として説明するが、この支柱部を表示しないようにしてもよい。
このようなスティック画像530は、初期状態(プレイヤに操作されていない状態)で、図12(b)に示すように、基点(位置C)にて静止するように表示(保持)されている。また、スティック画像530は、操作時(プレイヤに操作された際)に、操作面における全周方向の何れかの方向へ移動(傾倒)可能となっている。つまり、プレイヤによる操作(ドラッグ操作等)がなされると、スティック画像530は、その操作に応じて、例えば、図12(c)に示すように、位置Cから位置Tnや位置Tm等まで移動するように制御される。なお、その状態でスティック画像530からプレイヤが指を離すと、スティック画像530は、基点(位置C)まで所定の速度で戻る(移動する)ように制御される。つまり、スティック画像530の操作をやめると(指等を離すと)、その場から基点まで自動復帰するように制御されている。
タッチパネル520は、第2の表示部519の前面に重畳して配置され、プレイヤの指等による操作を検出する。
例えば、タッチパネル520は、抵抗膜方式のタッチセンサパネル等からなる。すなわち、2枚の抵抗膜が絶縁層を介して重ね合わされており、プレイヤの指等により、任意の座標が押圧されると、その座標に応じた情報(信号等)を順次出力する。そのため、第2の表示部519に表示されるスティック画像530に向けて、タッチ操作やドラッグ操作等を検出可能となっている。
このような構成において、ROM 512aに所定のゲームプログラム等が記録されたカートリッジ512が装着され、ゲーム装置500の電源が投入されると、当該プログラムが実行され、本発明の第2の実施形態に係る操作受付装置が実現される。
以下、このようなゲーム装置500によって実現される操作受付装置について説明する。
(操作受付装置の概要)
図13は、上述したゲーム装置500により実現される操作受付装置600の概要構成を示すブロック図である。この操作受付装置600は、上述した第2の表示部519にスティック画像530が表示され、プレイヤ(ユーザ)によるスティック画像530への操作を上述したタッチパネル520を介して受け付けて、所望の選択項目の決定等を行うことのできる装置である。以下、本図を参照して説明する。
操作受付装置600は、検出部610と、スティック画像制御部620と、画面生成部630と、選択部640と、及び、判別部650とを備える。
まず、検出部610は、例えば、タッチパネル520から供給される信号の電圧値に基づいて、スティック画像530の位置を検出する。つまり、検出部610は、タッチパネル520を介して、プレイヤの操作に応じたスティック画像530の位置を順次検出する。
例えば、検出部610は、所定のサンプリング周期毎に供給される電圧値を計測しつつ、所定のサンプリング数(過去分)を保持する。そのため、スティック画像530がドラッグ操作(フリック操作)されている場合に、検出部610は、例えば、図14(a)に示すように、位置C(基点)から位置Tmまでの各位置(移動軌跡)を、タッチパネル520から供給される信号の電圧値により検出する。また、スティック画像530が弧を描くようにドラッグ操作されている場合に、検出部610は、例えば、図14(b)に示すように、位置Tmから位置Tjまでの各位置を、供給される信号の電圧値により検出する。
また、検出部610は、プレイヤの操作がない場合に、後述するスティック画像制御部620を介して、スティック画像530の位置を順次検出する。
例えば、プレイヤがドラッグ操作したスティック画像530から指を離した場合に、スティック画像制御部620は、スティック画像530を基点まで自動復帰させる。つまり、スティック画像530は、移動先の位置から基点まで、所定の速度で順次移動される。そのため、検出部610は、例えば、図14(c)に示すように、位置Tmから位置Cまでの各位置を順次検出する。
そして、上述したタッチパネルコントローラ510g等が、このような検出部610として機能しうる。
図13に戻って、スティック画像制御部620は、プレイヤによりスティック画像530が操作されていない場合に、スティック画像530の位置を制御する。つまり、スティック画像530が基点にあればそのまま維持し、スティック画像530が基点になければ基点まで自動復帰するように制御する。
具体的にスティック画像制御部620は、タッチパネル520を介して何ら操作がない場合や、操作があってもスティック画像530に対するものではない場合に、スティック画像530の現在位置を取得する。そして、その現在位置が基点と等しくない場合に、現在位置から基点に向けて所定距離だけ移動させる。これを、所定の時間間隔で繰り返すことで、スティック画像530を移動先の位置から基点まで自動復帰させる。
なお、このような自動復帰の手法は一例であり、他の手法により、スティック画像530を基点まで移動(自動復帰)させてもよい。例えば、移動先の位置(現在位置)が基点から離れた度合い(基点までの距離)に応じて、移動距離(移動速度)を変化させながら、自動復帰させてもよい。一例として、移動先の位置が基点から遠いほど、移動距離を長く(移動速度を早く)し、逆に、基点から近いほど、移動距離を短く(移動速度を遅く)なるように制御するなどである。
そして、上述したCPUコア510a等が、このようなステック画像制御部620として機能しうる。
画面生成部630は、スティック画像530と複数の画像を含む選択画面等を生成する。つまり、画面生成部630は、検出部610により検出された位置に応じてスティック画像530を表示させると共に、その周囲に複数の画像(各選択項目を示す各画像等)を配置した選択画面を生成する。
具体的に画面生成部630は、図15に示すように、スティック画像530の基点(位置C)から放射状に各画像SGをそれぞれ配置した選択画面を生成する。
なお、上述した画像処理部510bが、このような画面生成部630として機能しうる。
図13に戻って、選択部640は、基点から移動したスティック画像530の位置に応じた選択項目を選択する。つまり、プレイヤによりスティック画像530が操作され、その移動先の位置に合致した画像を選択する。
具体的に図16(a)に示すように、選択部640は、指Fによってスティック画像530が位置Tmへドラッグ操作された場合に、画像SG2(戦う)を選択する。
また、選択部640は、何れかの画像が選択された後に、スティック画像530が他の画像へと移動した場合に、移動先の画像を選択し直す。具体的には、図16(b)に示すように、指Fによってスティック画像530が位置Tmから位置Tkまで弧を描くようにドラッグ操作した場合に、選択部640は、位置Tkに合致した画像SG1(魔法)を選択し直す。
なお、上述したCPUコア510a等が、このような選択部640として機能しうる。
図13に戻って、判別部650は、選択項目が選択された後に、スティック画像530が基点まで復帰する際の移動状況に基づいて、選択項目の決定又は解除を判別する。つまり、上述した検出部610によって検出された移動軌跡に従って、スティック画像530が手動にて(プレイヤの操作により)基点まで復帰したと特定される場合に、判別部650は、選択された画像(選択項目)の決定を判別する。一方、スティック画像530が自動にて(スティック画像制御部620の制御により)基点まで復帰したと特定される場合に、判別部650は、選択された画像の解除を判別する。
具体的には、図17(a)に示すように、指Fによってスティック画像530が位置Tmから位置C(基点)までドラッグ操作した場合に、判別部650は、選択された画像の決定を判別する。
一方、図17(b)に示すように、スティック画像530が位置Tmから位置Cまで、スティック画像制御部620の制御により自動復帰した場合に、判別部650は、選択された画像の解除を判別する。
なお、上述したCPUコア510a等が、このような判別部650として機能しうる。
(操作受付装置の動作の概要)
以下、このような構成の操作受付装置600の動作について図面を参照して説明する。一例として、プレイヤが、所望の項目の選択から決定等までを、スティック画像530だけを操作して行う場合の操作受付装置600の動作について、図18を参照して説明する。図18は、操作受付装置600にて実行される操作判別処理の流れを示すフローチャートである。
まず、操作受付装置600は、スティック画像と選択画面を表示する(ステップS701)。
すなわち、画面生成部630は、例えば、上述した図15に示すようなティック画像530の位置C(基点)から放射状に各画像SGをそれぞれ配置した選択画面を生成する。
操作受付装置600は、選択フラグをクリアする(ステップS702)。すなわち、選択画面における何れかの画像(選択項目)が選択されているかどうかを示す選択フラグをクリアする。つまり、現在、何れの画像も選択されていないため、選択フラグをクリアする。
操作受付装置600は、スティック画像530の位置を検出する(ステップS703)。
すなわち、検出部610は、例えば、タッチパネル520を介して、プレイヤの操作に応じたスティック画像530の位置を順次検出する。また、プレイヤの操作がない場合に、検出部610は、スティック画像制御部620を介して、スティック画像530の位置を順次検出する。
操作受付装置600は、プレイヤの操作に応じて、スティック画像530を移動させる(ステップS704)。
すなわち、画面生成部630は、検出部610により検出されたスティック画像530の位置に基づいて、スティック画像530の位置を変化させる。例えば、上述した図16(a)等のように、指Fによるドラッグ操作に応じて、スティック画像530を移動させる。
操作受付装置600は、選択画面の何れかの画像が選択されたか否かを判別する(ステップS705)。
つまり、選択部640は、移動させたスティック画像530の位置(現在位置)に合致する画像が有るかどうかを判別する。
操作受付装置600は、何れの画像も選択されてないと判別すると(ステップS705;No)、後述するステップS707に処理を進める。
一方、何れかの画像が選択されたと判別した場合(ステップS705;Yes)に、操作受付装置600は、選択フラグをセットし、その画像に対応付けられた項目を選択する(ステップS706)。
例えば、上述した図16(a)に示すように、スティック画像530が画像SG2に重なっている場合に、選択部640は、その画像SG2(つまり、戦う)を選択する。
なお、選択部640は、既に何れかの画像が選択されている状態で、スティック画像530が他の画像へと移動した場合に、移動先の画像を選択し直す。つまり、上述した図16(b)のように、スティック画像530が位置Tmから位置Tkまで弧を描くようにドラッグ操作された場合に、選択部640は、移動先の画像SG1(つまり、魔法)を選択し直す。
操作受付装置600は、スティック画像530が基点であるか否かを判別する(ステップS707)。
つまり、検出部610によりスティック画像530の現在位置が基点であると検出されているかどうかを判別する。
操作受付装置600は、スティック画像530が基点でない(基点に復帰していない)と判別すると(ステップS707;No)、ステップS703に処理を戻し、上述したステップS703〜S707の処理を繰り返し実行する。
一方、スティック画像530が基点である(基点に復帰している)と判別した場合に(ステップS707;Yes)、操作受付装置600は、選択フラグがセットされているか否かを判別する(ステップS708)。
すなわち、プレイヤによりスティック画像530がドラッグ操作されて移動し、何れかの画像が選択された状態であるかどうかを判別する。
操作受付装置600は、選択フラグがセットされていない(フラグがクリア)と判別すると(ステップS708;No)、ステップS703に処理を戻し、上述したステップS703〜S708の処理を繰り返し実行する。
一方、選択フラグがセットされていると判別した場合(ステップS708;Yes)に、操作受付装置600は、移動状況に基づいて、決定又は解除を判別する(ステップS709)。
すなわち、判別部650は、スティック画像530が基点まで復帰する際の移動軌跡に基づいて、選択項目の決定又は解除を判別する。つまり、スティック画像530が手動にて(プレイヤの操作により)基点まで復帰した場合に、判別部650は、選択された画像(選択項目)の決定を判別する。一方、スティック画像530が自動にて(スティック画像制御部620により)基点まで復帰したと特定される場合に、判別部650は、選択された画像の解除を判別する。
具体的には、上述した図17(a)に示すように、スティック画像530が位置Tmから位置C(基点)までプレイヤの操作によって復帰した場合に、判別部650は、選択された画像の決定を判別する。
一方、上述した図17(b)に示すように、スティック画像530が位置Tmから位置Cまでスティック画像制御部620の制御によって復帰した場合に、判別部650は、選択された画像の解除を判別する。
操作受付装置600は、決定を判別しなかった(解除を判別した)場合(ステップS710;No)に、ステップS702に処理を戻し、上述したステップS702〜S710の処理を繰り返し実行する。つまり、選択フラグをクリアすることで、選択状態を解除する。
一方、決定を判別した場合(ステップS710;Yes)に、操作受付装置600は、選択項目を決定する(ステップS711)。
すなわち、選択されていた画像により示される選択項目を決定する。
このような、操作判別処理により、プレイヤがスティック画像530を指で移動させて所望の選択項目(所望の画像)を選択した後に、そのスティック画像530をどう扱うかによって、選択項目についての決定又は解除を切り分けて(切り替えて)入力できる。すなわち、そのスティック画像530を手動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子を指で戻した場合)には、選択項目の決定を入力し、逆に、そのスティック画像530を自動にて基点まで復帰させた場合(つまり、操作子から指を離した場合)には、選択項目の解除を入力する。
つまり、プレイヤは、他のボタン等を操作することなく、スティック画像530だけを操作することで、項目の選択から、その選択項目の決定や解除までを指示可能となる。
また、プレイヤは、スティック画像530を移動させて何れかの選択項目(画像)を選択した後に、そのスティック画像530を弧を描くようにドラッグ操作することで、他の画像を容易に選択し直すことができる。
この結果、選択項目の決定や解除の操作をより容易に行うことができる。
(他の実施形態)
上記の第1及び第2の実施形態では、選択項目(画像)を選択した後に、スティック203等(スティック203やスティック画像530)を手動にて基点まで復帰させた場合にその選択を決定し、一方、スティック203等を自動にて基点まで復帰させた場合にその選択を解除する場合について説明したが、これら選択の決定及び解除の割り当ては、一例であり、これらを適宜入れ替えても良い。
つまり、スティック203等を自動にて基点まで復帰させた場合にその選択を決定し、一方、スティック203等を手動にて基点まで復帰させた場合にその選択を解除してもよい。
また、上記の実施形態では、スティック203等が基点まで復帰した要因を、主に移動軌跡により、判別する場合について説明したが、他の手法により、基点まで復帰した要因を判別するようにしてもよい。
例えば、速度や加速度等によって、基点まで復帰した要因を判別してもよい。すなわち、スティック203等が移動先の位置から基点まで復帰する際の速度や加速度を順次計測し、その速度や加速度の変化から、手動にて復帰したのか、自動にて復帰したのかを判別する。
上述した図3の操作受付装置300を一例にして具体的に説明すると、スティック203が、付勢力により基点まで復帰する場合には、バネの単振動と同等の運動がなされる。そのため、計測される速度の変化は、図19(a)に示すようなグラフで表される。また、計測される加速度の変化は、図19(b)に示すようなグラフで表される。
そこで、検出部310は、スティック203が移動先から基点まで復帰する際の速度や加速度を順次計測する。そして、判別部350は、計測された速度や加速度が、これら図19(a),(b)のように変化した場合に、基点まで復帰した要因が、付勢力によるもの(自動復帰)と判別する。一方、計測された速度や加速度が、図19(a),(b)と異なって変化した場合に、判別部350は、基点まで復帰した要因が、手動によるものと判別する。
すなわち、手動の場合では、計測された速度や加速度が、図19(a),(b)に示すような曲線として表されないため、付勢力による復帰(自動)かそれ以外(手動)かを判別することができる。
以上説明したように、本発明によれば、選択項目の決定等の操作をより容易に行うことのできる操作受付装置、操作判別方法、および、プログラムを提供することができる。
100,500 ゲーム装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェース
105 コントローラ
106 外部メモリ
107 DVD−ROMドライブ
108 画像処理部
109 音声処理部
110 NIC
201 方向キー
202 操作ボタン
203 スティック
300,600 操作受付装置
310,610 検出部
320,630 画面生成部
330 カーソル合成部
340,640 選択部
350,650 判別部
510 処理制御部
511 コネクタ
512 カートリッジ
513 無線通信部
514 通信コントローラ
515 サウンドアンプ
516 スピーカ
517 操作キー
518 第1の表示部
519 第2の表示部
520 タッチパネル
530 スティック画像
620 スティック画像制御部

Claims (7)

  1. 基点へと自動復帰する操作子が移動自在に保持された操作受付装置であって、
    当該操作子の位置を順次検出する検出部と、
    選択対象となる画像を含む選択画面を生成する画面生成部と、
    検出された当該操作子の位置に基づいて、当該選択画面中の画像を選択する選択部と、
    当該画像が選択された後に、当該操作子が当該基点まで復帰する際の移動状況に基づいて、選択された当該画像の決定又は解除を判別する判別部と、を備える、
    ことを特徴とする操作受付装置。
  2. 基点へと付勢された操作子が全周方向へ移動自在に支持された操作受付装置であって、
    当該操作子の位置を順次検出する検出部と、
    複数の画像が放射状に配置された選択画面を生成する画面生成部と、
    検出された当該操作子の位置に基づいて、生成された当該選択画面上の対応する位置にカーソルを合成するカーソル合成部と、
    合成された当該カーソルの位置に基づいて、当該選択画面中の画像を選択する選択部と、
    当該画像が選択された後に、当該操作子が当該基点まで復帰する際の移動軌跡に基づいて、選択された当該画像の決定又は解除を判別する判別部と、を備える、
    ことを特徴とする操作受付装置。
  3. タッチパネルに表示される仮想の操作子が、操作に応じて基点を中心とした領域内を移動するように制御され、かつ、操作が無いと当該基点へと自動復帰するように制御された操作受付装置であって、
    当該操作子の位置を順次検出する検出部と、
    複数の画像が当該基点を中心に放射状に配置された選択画面を当該タッチパネルに生成する画面生成部と、
    検出された当該操作子の位置に基づいて、当該選択画面中の画像を選択する選択部と、
    当該画像が選択された後に、当該操作子が当該基点まで復帰する際の要因に基づいて、選択された当該画像の決定又は解除を判別する判別部と、を備える、
    ことを特徴とする操作受付装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の操作受付装置であって、
    前記判別部は、当該操作子が当該基点まで手動にて復帰したと特定される場合に、選択された当該画像の決定を判別し、当該操作子が当該基点まで自動にて復帰したと特定される場合に、選択された当該画像の解除を判別する、
    ことを特徴とする操作受付装置。
  5. 請求項2乃至4の何れか1項に記載の操作受付装置であって、
    前記検出部は、何れかの画像が選択された当該操作子の位置から、当該基点を中心とした円周方向の移動を順次検出し、
    前記選択部は、当該操作子の当該円周方向の移動に基づいて、他の画像を選択する、
    ことを特徴とする操作受付装置。
  6. 検出部、画面生成部、選択部、及び、判別部を有し、基点へと自動復帰する操作子が移動自在に保持された操作受付装置における操作判別方法であって、
    前記検出部が、当該操作子の位置を順次検出する検出ステップと、
    前記画面生成部が、選択対象となる画像を含む選択画面を生成する画面生成ステップと、
    前記選択部が、検出された当該操作子の位置に基づいて、当該選択画面中の画像を選択する選択ステップと、
    前記判別部が、当該画像が選択された後に、当該操作子が当該基点まで復帰する際の移動状況に基づいて、選択された当該画像の決定又は解除を判別する判別ステップとを備える、
    ことを特徴とする操作判別方法。
  7. 基点へと自動復帰する操作部を有するコンピュータを、
    当該操作子の位置を順次検出する検出部、
    選択対象となる画像を含む選択画面を生成する画面生成部、
    検出された当該操作子の位置に基づいて、当該選択画面中の画像を選択する選択部、
    当該画像が選択された後に、当該操作子が当該基点まで復帰する際の移動状況に基づいて、選択された当該画像の決定又は解除を判別する判別部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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