JP2012007974A - 流量計測装置 - Google Patents

流量計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012007974A
JP2012007974A JP2010143473A JP2010143473A JP2012007974A JP 2012007974 A JP2012007974 A JP 2012007974A JP 2010143473 A JP2010143473 A JP 2010143473A JP 2010143473 A JP2010143473 A JP 2010143473A JP 2012007974 A JP2012007974 A JP 2012007974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
measurement
resolution
flow
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010143473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5548951B2 (ja
Inventor
Yasuo Koba
康雄 木場
Koichi Takemura
晃一 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010143473A priority Critical patent/JP5548951B2/ja
Publication of JP2012007974A publication Critical patent/JP2012007974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5548951B2 publication Critical patent/JP5548951B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】計測精度自体を保ちながら消費電力を低減することが可能な流量計測装置を提供することを目的とする。
【解決手段】流体流路1に設けられた第1振動子2と第2振動子3と、第1振動子2と第2振動子3の出力を計測する計測手段11と、計測手段11の計測分解能を設定する分解能設定手段8と、計測手段11の出力に基づいて測定結果を判定する流量判定手段13と、計測手段11の出力に基づいて流量を演算する流量演算手段12と、各要素を制御する計測制御手段14とを備え、計測制御手段14は、予め定められた値を分解能設定手段8に設定し計測流量を求める通常計測手段15と、通常計測手段15よりも粗い分解能を分解能設定手段8に設定して流量判定手段13で流量の有無を判定する探索計測手段16を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波振動子や熱式フローセンサを間欠的に駆動して、ガスなどの流量を計測する流量計測装置に関するものである。
従来のこの種の流量計測装置で、超音波方式のものとしては、流体管路の一部に超音波振動子を流れの方向に相対して設け、振動子から流れ方向に超音波を発生しこの超音波を振動子で検出すると再び振動子から超音波を発生させ、この繰り返しを行ってその時間を計測し、逆に振動子から流れに逆らって超音波を発生し同様の繰り返し時間を計測し、この時間の差から流体の速度を演算していた(例えば、特許文献1参照)。
これらの装置は、特に電池駆動の場合には、超音波送受信時の消費電力が大きいと電池の消耗が激しいので、消費電力低減のため、計測はある一定周期または計測流量に応じた可変周期に基づく間欠動作を行う必要があった。特に、計測周期の長い零流量時に、不意に大流量が発生する場合が考えられるため、計測の合間に繰り返し回数を減らした探索計測を行って、不意に大きな流量が発生した場合を検知しようというものであった。
また、この種の他の流量計測装置として、通常計測手段よりも粗い分解能と短い周期で推定流量を求める探索手段を有しており、探索計測の実行により流量変化を検出できるので、通常計測の頻度を低減できるものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−21667号公報 特許第3432210号公報
しかしながら、前記従来の特許文献2に開示された構成では、粗い分解能で計測された流量、即ち、通常計測に比べて低い計測精度で計測された流量も含めた推定流量も積算の対象としており、推定流量の精度と通常計測の精度の差により計測精度自体の精度を悪くする可能性があった。また、精度の差を縮めるためには分解能を細かくするか、通常計測の周期を短くする必要があった。さらに、電池など駆動する場合には、粗い分解能でも変化を見るのに流量演算処理を行うため消費電流が大きくなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、流量を検知できる時は高精度で計測し、かつ、流量が検知できない時は粗い分解能で流量の有り無しのみ判定して計測精度自体を保ちながら消費電力を低減することが可能な流量計測装置を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の流量計測装置は、流体が流れる流体流路と、前記流体流路に設けられた流量検出手段と、計測分解能が設定可能に構成され前記流量検出手段の出力から前記流体の流速を計測する計測手段と前記計測手段で求めた流速に基づいて流量の有無を判定する流量判定手段と、前記計測手段で求めた流速に基づいて流量を演算する流量演算手段と、前記各手段を制御する計測制御手段と、を備え、前記計測制御手段は、前記計測手段の分解能を予め定められた第1の分解能に設定して、前記流量演算手段で演算された流量を積算する通常計測モードと、前記計測手段の分解能を前記第1の分解能よりも粗い分解能に設定して前記流量判定手段で流量の有無を判定する探索モードと、を含むものである。
これによって、粗い分解能では流量の有無のみを判定し、通常計測での積算精度を保ちながら省電力化を行うことができる。
本発明の流量計測装置は、流量無し時の計測を粗い分解能で行い流量有無の判定のみに用いることで計測精度自体の計測精度を保ちながら消費電流を少なくすることができる。
本発明の実施の形態1における流量計測装置の構成図 本発明の実施の形態1における流量計測装置の構成図 本発明の実施の形態1における計測制御手段14のフローチャート 本発明の実施の形態2における流量計測装置の構成図 熱式フローセンサの構成図
第1の発明は、流体が流れる流体流路と、前記流体流路に設けられた流量検出手段と、計測分解能が設定可能に構成され前記流量検出手段の出力から前記流体の流速を計測する計測手段と、前記計測手段で求めた流速に基づいて流量の有無を判定する流量判定手段と、前記計測手段で求めた流速に基づいて流量を演算する流量演算手段と、前記各手段を制御する計測制御手段と、を備え、前記計測制御手段は、前記計測手段の分解能を予め定められた第1の分解能に設定して、前記流量演算手段で演算された流量を積算する通常計測モードと、前記計測手段の分解能を前記第1の分解能よりも粗い第2の分解能に設定して前記流量判定手段で流量の有無を判定する探索計測モードと、を含むものであり、計測の誤差範囲以上の流量を検知することで流量の有無を判定して推定流量を計算する処理を省くことで省電力化を行い、かつ、高精度で流量を計測することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記流量検出手段は、超音波信号を送受信する一対の振動子で構成され、前記計測手段は、前記一対の振動子間の超音波伝達を繰り返し行い、それぞれの超音波信号の伝搬時間を累積した累積時間を基に流体の流速を計測するもので、前記分解能は、前記超音波伝達の繰り返し回数として設定されること、を特徴とするものであり、探索計測モードでは超音波伝達の繰り返し回数を低減することができ、間欠的に駆動する処理の電流を低減することができる。
第3の発明は、特に第1の発明において、前記流量検出手段は、熱式フローセンサで構成され、前記計測手段は、前記熱式フローセンサの熱出力を計測するもので、前記分解能は、前記熱式フローセンサへの入力熱量として設定されること、を特徴とするものであり、熱式フローセンサを用いた計測装置に用いることで間欠的に駆動する処理の電流を低減し、探索計測モードでの消費熱量が通常計測に比べて小さいため、ヒータの耐久性、信頼性の向上が実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1を示す流量計測装置のブロック図である。
図1において、流体が流れる流体流路1の途中に超音波を送受信する第1振動子2と第2振動子3が流れ方向に配置されている。送信手段4は、第1振動子2あるいは第2振動子3へ超音波信号を出力する。受信手段6は、第1振動子2あるいは第2振動子3で受信した信号を検知する。切替手段5は、第1振動子2あるいは第2振動子3と送信手段4あるいは受信手段6の接続を切り替えることで、第1振動子2と第2振動子3の送受信の切換を行う。そして、一方の振動子から送信される超音波信号を他方の振動子で受信する動作を繰り返し手段7により繰り返し行う。
分解能設定手段8は、繰り返し手段7による送受信繰り返し回数、すなわち計測分解能の設定をおこなう。トリガ手段9は、間欠計測の開始を指示するもので、周期設定手段10により、トリガ手段9の出力周期を設定する。
計測手段11は、繰り返し手段7により行われる複数回の超音波伝達の所要時間を計測し、後述の方法で流速を計測するもので、流量演算手段12は、計測手段11で計測された流速から流量を求める。流量判定手段13は、計測手段11で計測された流速から流量有無を判定するのもので、流速が予め定めた所定値以下の場合に流量が0であると判定する。
また、計測制御手段14は、前述の各手段を制御するもので、通常計測手段15による通常計測モード、及び、探索計測手段16による探索計測モードを有する。
通常計測手段15と探索計測手段16は、後述する通常計測モードおよび探索計測モードにしたがって、分解能設定手段8に数値を設定し、計測手段11の計測動作を制御している。また、積算手段17は、流量演算手段12により求められた流量値を積分することにより積算流量を求めている。
次に、動作、作用について説明する。
周期設定手段10で設定された時間が経過する毎に、トリガ手段9は計測開始トリガを繰返し手段7を介して送信手段4に出力する。送信手段4より送出されたバースト信号により切替手段5と通して第1振動子2あるいは第2振動子3から発信された超音波信号は、流れの中を伝搬し、第2振動子3あるいは第1振動子2で受信され切替手段5を通して受信手段6で検知される。
その後、再び送信手段4よりバースト信号が送出される。繰返し手段7により送信手段4からのバースト信号は、分解能設定手段8で予め定められた回数だけ繰り返され、切替手段5による方向毎に繰り返しに要した時間を計測手段11で計測する。
静止流体中の音速をc、流体の流れの速さ、即ち、流速をvとすると、流れの順方向の超音波の伝搬速度は(c+v)となる。第1振動子2と第2振動子3の間の距離をL、超音波伝搬軸と管路の中心軸とがなす角度をθとすると、超音波が到達する時間tは、
t=L/(c+vCOSθ) (1)
となる。
ここで、時間tは比較的小さな値となり、単発現象として計測すると十分な分解能を得ることは困難である。したがって、複数回の送受信繰り返しを実行し、その平均値を求める方法を取る。計測手段11の計測分解能に応じて、適宜送受信の繰り返し回数nを求めると、計測値Tは読み取り可能な値となり、次式で表わせる。
T=n×L/(c+vCOSθ) (2)
(2)式を変形すると、流速vは、
v=(n×L/T−c)/COSθ (3)
となり、Lとφが既知ならTを測定すれば流速vが求められる。この流速より流量Qは、通過面積をS、補正計数をKとすれば、
Q=KSv (4)
となる。
(3)、(4)式から明らかな様に繰り返し回数nを増やせば、流量Qの分解能を高められる。以上の方法で、流量演算手段12は、計測手段11の計測値Tを用いて(3)および(4)の演算処理を実行してサンプリング時点での流量を求めている。
また、切替手段5により、上流から下流の伝搬時間をt1、下流から上流の伝搬時間t2を求めることで音速cを差し引いた式で求めることができる。
Q=K・S・v=K・S・L/2・COSθ((n/t1)−(n/t2)) (4)
通常計測手段15の指示により、上記したトリガ手段9からのトリガ出力から流量演算手段12での演算処理までの一連の動作は、周期設定手段10に設定し記憶された時間taが経過する毎に分解能設定手段8に設定し記憶されたna回だけ繰り返される。この時求められる流量を計測流量と呼ぶ。
次に、計測制御手段14における探索計測手段16の動きを説明する。探索計測時、探索計測手段は分解能設定手段8に粗い分解能を設定し計測の繰り返し回数を低くして計測を行う。計測手段11で求められた繰り返しに要した時間から伝幡速度は(c+v)×nとなる。流量判定手段13では、この流速vがある所定の範囲内(例えば−v1≦v×n≦v2)であれば、流量なしと判断し、探索計測手段16に通知する。探索計測手段16は、そのときの流量を0として積算手段17に出力する。
なお、所定の範囲を流速で規定したが、繰り返しに要した時間や、計測手段11の計測分解能の単位でもかまわない。
所定の範囲以上であれば、流量判定手段13は流量ありと判断し、探索計測手段16は通常計測手段15に信号を送り通常計測手段15として分解能設定手段8に分解能を設定し、トリガ手段9に信号を送りトリガを出力させて再度計測を行い、計測流量を求める。
探索計測手段16による探索計測モード時、繰り返し回数nを少なくすれば、計測時の消費電流は下がるが計測手段11の計測分解能単位あたりの誤差が大きくなる。流量判定手段13にてその誤差を含めた範囲で流量有無の範囲を決定する。例えば、流量0の状態で、探索計測手段16の分解能を分解能設定手段8に設定して計測しばらつきを得たとすると、計測回路の計測の誤差を考慮して流量無しとみなしていい十分な範囲を決定できる。このときに、計測回路によっては|v1|=|v2|とならないこともある。
このように、探索計測モードの実行により流量がある場合のみ通常計測手段による通常計測モードでの計測を行う。その結果、流量が無いと判断されれば、通常計測モードでの計測の頻度を低減でき、さらに計測した流量を基にした流量演算も行わないので、消費電力を低減でき、流量がある場合は即時、通常計測モードに移行するので高精度の計測を実現することができる。
また、探索計測モード時において、計測手段11から流量演算手段12で流量演算をしてから流量判定手段13で流量判定をしてもかまわない(図2)。この場合でも繰り返し数が少ないため、通常計測モード時に比べ比較的短い時間で処理を終えることができ、かつ、流量として誤差範囲を指定することができるので、流量判定の範囲を変更せずに繰り返し回数を可変することが容易となる。
また、計測制御手段14によって、通常計測手段15での計測流量が範囲以内(例えばQ1≦Q≦Q2以内がn周期続いたとき)だった場合のみに次回周期での探索計測モードを実行することで、通常計測モード時の電流を削減することもできる。
図3は計測制御手段14のフローチャートである。周期が来るとトリガ手段9よりトリガが入る(S1)。このとき、探索計測モード中か判定し(S2)、探索計測モード中であると、粗い分解能にて計測を行う(S3)。その後、計測手段11の値によって流量有無の判定を行う(S4)。流量が無しだった場合は、流量無し(例えば流量0L/h)として(S5)、次回トリガ時も探索計測モードとする(S6)。積算手段17で積算する(S7)。流量が有りだった場合は、通常計測モードの分解能を分解能設定手段8に設定し、トリガ手段9に信号を送り、計測を行う(S8)。その後、計測手段11の値を流量判定手段13が演算し(S9)、流量無しかを判定する(S10)。その計測流量が流量有りだった場合は次回トリガ時も通常計測モードとする(S11)。積算処理を行う(S7)。流量を判定して(S10)その流量が無しとなった場合(例えば、通常計測モード時に3周期連続で2L/h以内だった場合)は探索計測モードとして分解能設定手段8に探索計測モードの分解能を設定する(S6)。その後、積算処理を行う(S7)。
(実施の形態2)
図4は実施の形態2における流量計測装置のブロック図、図5は同装置のフローセンサのブロック図である。図4において、給電制御手段22は、フローセンサ21への電源供給を制御し、分解能設定手段8は、フローセンサ21への入力熱量、すなわち入力電流を設定する。トリガ手段9は、間欠計測の開始を指示するもので、周期設定手段10によりトリガ手段9の出力周期が設定される。計測手段11は、フローセンサ21の出力を計測し、流量演算手段12は、計測手段11の計測値から流量を求める。流量判定手段13は、計測手段11の計測値から流量の有無を判定するもので、流速が予め定めた所定値以下の場合に流量が0であると判定する。
また、計測制御手段14は、前述の各手段を制御するもので、通常計測手段15による通常計測モード、及び、探索計測手段16による探索計測モードを有する。
通常計測手段15と探索計測手段16は、後述する通常計測モードおよび探索計測モードにしたがって、分解能設定手段8に数値を設定し、計測手段11の計測動作を制御している。また、積算手段17は、流量演算手段12により求められた流量値を積分することにより積算流量を求めている。
次に、図5を用いてフローセンサ21の構成を説明する。
流体流路に設けられたヒータ23に対して、流れの上流側に第1温度センサ24、下流側に第2温度センサ25を配した構成となっている。流れによって生じる第1温度センサ24と第2温度センサ25の温度差を計測手段11で計測する。
次に、動作、作用について説明する。
熱式流量計では、ヒータの消費電力が大きいので、間欠駆動が一般的である。周期設定手段10で設定された時間が経過する毎に、トリガ手段9は計測開始トリガを給電制御手段22に出力する。更に、この時、同時に、分解能設定手段8で、ヒータ23への入力熱量を設定する。給電制御手段22は、分解能設定手段8で設定された熱量が、ヒータ23へ供給される様に、通電電圧または通電電流を制御する。ヒータ23へ供給された熱量が一定であるならば、流量が小さい範囲では温度差Tは質量流量に比例する。
また、ヒータ23へ供給する熱量を増やせば、同一の流量が発生している場合であっても、温度差が大きく取れるので、結果として流量計測分解能は向上する。流量演算手段12は、計測手段11を用いて計測した温度差Tに、入力熱量に対する係数と比例定数を掛けて瞬時流量値を求めている。通常計測手段15により、上記したトリガ手段9からのトリガ出力から流量演算手段12での演算処理までの一連の動作は、周期設定手段10に設定し記憶された時間taが経過する毎に分解能設定手段8に設定し記憶された熱量Paをヒータ23に入力することによって実行される。この時求められる流量を計測流量と呼ぶ。
次に、計測制御手段14における探索計測手段16による探索計測モード時の動きを説明する。探索計測モード時は、探索計測手段は分解能設定手段8にヒータ23への入力熱量を小さく設定する。計測手段11で求められた温度差Tとなる。このTがある所定の範囲内(例えば−T1≦T≦T2)であれば、流量判定手段13が流量なしと判断し、計測を終了させ、次の周期まで計測を終了する。そのときの流量を0として積算手段17に通知する。
所定の範囲以上であれば、通常計測手段による通常計測モードとして再度計測を行い、計測流量を求める。入力熱量を小さくすれば、計測時の消費電流は下がるが単位あたりの誤差が大きくなる。その誤差を含めた範囲で流量有無の範囲を決定する。例えば、流量0の状態で、探索計測手段の分解能設定手段にて計測しばらつきを得たとすると、計測回路の計測の誤差を考慮して流量無しとみなしていい十分な範囲を決定する。このときに、計測回路によっては|T1|=|T2|とならないこともある。
このように、探索計測モードの実行により流量がある場合のみ通常計測モードによる計測を行う。その結果、流量が無いと判断されれば、通常計測モードの頻度を低減でき、さらに計測した流量演算も行わないので、消費電力を低減でき、流量がある場合は即時通常計測モードに移行するので高精度の計測を実現することができる。
また、探索計測モード時でも計測手段11から流量演算手段で流量演算をした場合でも、温度差Tが小さいため、通常計測モード時に比べ比較的短い時間で処理を終えることができる。この場合は、流量として誤差範囲を指定することができるので、流量有無の誤差範囲を変更せずに入力熱量を可変することが容易となる。
また、計測制御手段14によって、周期毎に探索計測モードによる計測を行わず、通常計測手段15での計測流量が範囲以内(例えばQ1≦Q≦Q2以内がn回続いたとき)だった場合のみに次回周期での探索計測モードを実行することで、流量有りの場合の探索計測モードの電流を削減することもできる。
また、ヒータへの入力熱量を低減することにより探索計測モードを実現しているので、探索計測モード時の消費熱量が通常計測に比べて小さいため、ヒータの耐久性、信頼性の向上が実現できる。
以上の説明から明らかなように、本発明の流量計側装置によれば、通常計測手段よりも粗い分解能で流量の有無を判定する探索計測モードを有しているので、探索計測モードの実行により流量有無を検出できるので、通常計測モードの頻度を低減でき、消費電力を低減できる。
また、流量検出手段として熱式フローセンサを使用する場合には、探索計測の消費熱量が通常計測に比べて小さくてすむ。その結果、熱式フローセンサ熱線の耐久性が向上し、信頼性が向上する。
1 流体流路
2 第1振動子(振動子)
3 第2振動子(振動子)
11 計測手段
12 流量演算手段
13 流量判定手段
14 計測制御手段
21 フローセンサ(熱式フローセンサ)

Claims (3)

  1. 流体が流れる流体流路と、
    前記流体流路に設けられた流量検出手段と、
    計測分解能が設定可能に構成され前記流量検出手段の出力から前記流体の流速を計測する計測手段と、
    前記計測手段で求めた流速に基づいて流量の有無を判定する流量判定手段と、
    前記計測手段で求めた流速に基づいて流量を演算する流量演算手段と、
    前記各手段を制御する計測制御手段と、
    を備え、
    前記計測制御手段は、
    前記計測手段の分解能を予め定められた第1の分解能に設定して、前記流量演算手段で演算された流量を積算する通常計測モードと、
    前記計測手段の分解能を前記第1の分解能よりも粗い第2の分解能に設定して前記流量判定手段で流量の有無を判定する探索計測モードと、
    を含む流量計測装置。
  2. 前記流量検出手段は、超音波信号を送受信する一対の振動子で構成され、
    前記計測手段は、前記一対の振動子間の超音波伝達を繰り返し行い、それぞれの超音波信号の伝搬時間を累積した累積時間を基に流体の流速を計測するもので、前記分解能は、前記超音波伝達の繰り返し回数として設定されること、
    を特徴とする請求項1に記載の流量計測装置。
  3. 前記流量検出手段は、熱式フローセンサで構成され、
    前記計測手段は、前記熱式フローセンサの熱出力を計測するもので、前記分解能は、前記熱式フローセンサへの入力熱量として設定されること、
    を特徴とする請求項1に記載の流量計測装置。
JP2010143473A 2010-06-24 2010-06-24 流量計測装置 Active JP5548951B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010143473A JP5548951B2 (ja) 2010-06-24 2010-06-24 流量計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010143473A JP5548951B2 (ja) 2010-06-24 2010-06-24 流量計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012007974A true JP2012007974A (ja) 2012-01-12
JP5548951B2 JP5548951B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=45538696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010143473A Active JP5548951B2 (ja) 2010-06-24 2010-06-24 流量計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5548951B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003121229A (ja) * 2001-10-17 2003-04-23 Yamatake Corp 熱式流量計
JP3432210B2 (ja) * 1999-05-11 2003-08-04 松下電器産業株式会社 流量計測装置
JP3456060B2 (ja) * 1995-07-07 2003-10-14 松下電器産業株式会社 流量計測装置
JP3838209B2 (ja) * 2003-03-17 2006-10-25 松下電器産業株式会社 流量計測装置
JP3945530B2 (ja) * 2006-05-12 2007-07-18 松下電器産業株式会社 流量計測装置
JP4542680B2 (ja) * 2000-06-16 2010-09-15 矢崎総業株式会社 流量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3456060B2 (ja) * 1995-07-07 2003-10-14 松下電器産業株式会社 流量計測装置
JP3432210B2 (ja) * 1999-05-11 2003-08-04 松下電器産業株式会社 流量計測装置
JP4542680B2 (ja) * 2000-06-16 2010-09-15 矢崎総業株式会社 流量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータ
JP2003121229A (ja) * 2001-10-17 2003-04-23 Yamatake Corp 熱式流量計
JP3838209B2 (ja) * 2003-03-17 2006-10-25 松下電器産業株式会社 流量計測装置
JP3945530B2 (ja) * 2006-05-12 2007-07-18 松下電器産業株式会社 流量計測装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5548951B2 (ja) 2014-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9239256B2 (en) Flow-rate measurement device
JP5402620B2 (ja) 流量計測装置
JP4788235B2 (ja) 流体の流れ計測装置
JP5524972B2 (ja) 流量計測装置
KR100440759B1 (ko) 유량 계측 장치
WO2012081195A1 (ja) 流量計測装置
JP4556253B2 (ja) 流量計
JP5130085B2 (ja) 超音波流量計
JP2006292377A (ja) 超音波式ガスメータ
JP2012007974A (ja) 流量計測装置
JPH10197303A (ja) 流量計測装置
JP5903584B2 (ja) 超音波流量計
JP5467332B2 (ja) 流体の流れ計測装置
JP4858220B2 (ja) 超音波流速計
JP4157313B2 (ja) 流量計
JP4400260B2 (ja) 流量計測装置
JP5585402B2 (ja) 流量計測装置
JP4008266B2 (ja) 流量計測装置
JP2008180566A (ja) 流速または流量計測装置とそのプログラム
JP4894551B2 (ja) 超音波流速計
JP4858219B2 (ja) 超音波流速計
JP2003156373A (ja) 超音波流量計の流量変動検出装置及び超音波流量計
JP5229349B2 (ja) 流体の流れ計測装置
JP2010286250A (ja) 流量計測制御装置
JP2014013206A (ja) 超音波計測装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130612

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20130712

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140415

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140428

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5548951

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151