JP2012006060A - コンジットケーブル - Google Patents

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JP2012006060A JP2010146015A JP2010146015A JP2012006060A JP 2012006060 A JP2012006060 A JP 2012006060A JP 2010146015 A JP2010146015 A JP 2010146015A JP 2010146015 A JP2010146015 A JP 2010146015A JP 2012006060 A JP2012006060 A JP 2012006060A
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Reiji Tamaki
怜士 玉城
Toshio Tada
俊夫 多田
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Abstract

【課題】本発明は、寿命を向上させることができるコンジットケーブルを提供する。
【解決手段】本発明のコンジットケーブル41は、導電体11と、この導電体11を保護する絶縁外皮12とを有して、導電体11内に溶接ワイヤを挿通し、コンジットケーブル41の基端部がワイヤ送給機2に接続され、コンジットケーブル41の先端部が溶接トーチ44に接続される。トーチ側電力供給用金具42の基端部の周囲に、導電体11の溶接トーチ44側である先端部がかしめられて固定され、トーチ側電力供給用金具42の先端部にトーチボディ43の基端部がねじ込まれる。コンジットケーブル41の先端部のトーチ側電力供給用金具42と、コンジットケーブル41の基端部の送給機側電力供給用金具14とが同一形状である。この結果、コンジットケーブル41を溶接トーチ44側とワイヤ送給機2側とで交換することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶接トーチとワイヤ送給機との間を接続するコンジットケーブルに関するものである。
図6は、半自動アーク溶接装置の構成を示す図である。同図において、ワイヤリール1に巻かれた溶接ワイヤがワイヤ送給機2から送給されてコンジットケーブル8によってガイドされて溶接トーチ3まで送給される。コンジットケーブル8において、ワイヤ送給機方向をX2とし、溶接トーチ方向をX1としている。ガスボンベ4からシールドガスがワイヤ送給機2を介して溶接トーチ3に供給され、溶接用電源5からワイヤ送給機2を介して溶接トーチ3と被溶接物6との間に電力が供給される。リモコンボックス7によって、溶接電流と溶接電圧が設定される。
従来、溶接トーチ3に電力を供給するためのコンジットケーブル8として、図7に示すものが提案されていた。(例えば、特許文献1参照。)。図7は、溶接トーチに使用される一般的なコンジットケーブルの断面図であって、同図(A)は、長軸方向の断面図であり、同図(B)は、長軸に直角方向の断面図である。
図7において、コンジットケーブル8内のコイルライナ9は、内部に溶接ワイヤを通すために金属線材をコイル状に形成したものである。このコイルライナ9は、中心管10の中を挿通され、コイルライナ9の外壁と中心管10の内壁との間のドーナツ状の空間を、シールドガスが流れている。また、中心管10の周囲に多数の銅より線から形成された導電体11が設けられていて、この導電体11に電力が供給される。この導電体11をゴムや樹脂で形成された絶縁外皮12が被覆して保護している。
図8は、従来技術のコンジットケーブルを示す図であり、図9は、従来技術のコンジットケーブルの接続状態を示す図である。図8及び図9において、ワイヤ送給機方向をX2とし、溶接トーチ方向をX1としている。コンジットケーブル8のワイヤ送給機側である基端部(X2方向)は、導電体11を送給機側電力供給用金具14に固定するために、導電体11が絶縁外皮12からむき出しの状態にある。
中心管10の基端部(X2方向)の内部に、変形防止用の金属で形成された送給機側補強パイプ15がX1方向に挿入され、この送給機側補強パイプ15の基端部(X2方向)の周囲に電力を供給するための送給機側電力供給用金具14の先端部(X1方向)を被せている。むき出しの状態にある導電体11の基端部(X2方向)が送給機側電力供給用金具14の先端部の周囲に密接するように被せられている。
そして、この導電体11の基端部の周囲に銅合金で形成された筒状の送給機側かしめ用部材16が当てられて、導電体11の基端部が送給機側電力供給用金具14の先端部(X1方向)の周囲にかしめられて固定されている。絶縁外皮12の基端部(X2方向)も送給機側かしめ用部材16でかしめられて、導電体11の周囲に固定されている。給電アダプタ17の先端部(X1方向)に雌ねじが形成され、送給機側電力供給用金具14の基端部(X2方向)に雄ねじが形成されていて、給電アダプタ17の先端部が送給機側電力供給用金具14の基端部にねじ込められる。2本の送給機側トーチスイッチ用オス端子18、18は、給電アダプタ17に取り付けられた2本のトーチスイッチ用メス端子19、19にそれぞれ接続される。
コンジットケーブル8の基端部(X2方向)は、2分割されたケーブルサポート20で覆われて、このケーブルサポート20が給電アダプタ17にねじで固定される。アダプタナット21が給電アダプタ17の先端部(X1方向)とケーブルサポート20の基端部(X2方向)との間に回転可能に嵌め込まれている。ワイヤ送給機2の溶接ワイヤの送出部に設けられたトーチ接続部材22に雄ねじが形成され、この雄ねじに対応するようにアダプタナット21(図6参照)に雌ねじが形成されていて、アダプタナット21の基端部(X2方向)がトーチ接続部材22にねじ込まれることによって、コンジットケーブル8の基端部がワイヤ送給機2に固定される。
コンジットケーブル8の溶接トーチ側である先端部(X1方向)は、導電体11を電力が供給されるトーチボディホルダ23に固定するために、導電体11が絶縁外皮12からむき出しの状態にある。中心管10の先端部(X1方向)の内部に、変形防止用の金属で形成されたトーチ側補強パイプ24がX2方向に挿入され、このトーチ側補強パイプ24の先端部(X1方向)の周囲にトーチボディホルダ23の基端部(X2方向)を被せている。むき出しの状態にある導電体11の先端部(X1方向)がトーチボディホルダ23の基端部(X2方向)の周囲に密接するように被せられている。
そして、この導電体11の先端部(X1方向)の周囲に銅合金で形成された筒状のトーチ側かしめ用部材25が当てられて、導電体11の先端部がトーチボディホルダ23の基端部(X2方向)の周囲にかしめられて固定されている。絶縁外皮12の先端部(X1方向)もトーチ側かしめ用部材25でかしめられて、導電体11の周囲に固定されている。トーチボディホルダ23の先端部(X1方向)にトーチボディ26の基端部が挿入されて、トーチボディホルダ23の先端部に設けられたクランプ部材23aを締め付けることによって、トーチボディホルダ23の先端部(X1方向)にトーチボディ26の基端部が固定される。
トーチボディ26の先端部に図示を省略したチップボディを介して給電チップ27が取り付けられている。2本のトーチ側トーチスイッチ用オス端子28は、2本の制御線13で送給機側トーチスイッチ用オス端子18とそれぞれ接続されていて、マイクロスイッチ29の2本のメス端子にそれぞれ接続される。コンジットケーブル8の先端部(X1方向)及びトーチボディ26の基端部は、2分割されたハンドル30で覆われ、ねじで固定されている。
ハンドル30内にはトーチボディホルダ23のクランプ部材23aが嵌め合わせられる凹部が形成されていて、この凹部にクランプ部材23aが嵌め合わせられることによって、トーチボディ26がハンドル30に対して回転することを防止している。
特開2007−167872号公報
溶接作業者が溶接トーチ3を把持して溶接作業を行うときに、溶接トーチ3を操作することによって、コンジットケーブル8が溶接トーチ3のハンドル30の端部で何度も曲げられたり、引っ張られたりする。これらのことが繰り返されると、コンジットケーブル8の溶接トーチ3のハンドル30の端部で導電体11が疲労断線したり、絶縁外皮12がハンドル30の端部との摩耗によって亀裂が発生したりする場合がある。そこで従来、図9に示したように、コンジットケーブル8の溶接トーチ3のハンドル30との接続部分に過剰な補強を目的とした金属スプリング31やゴムスリーブを取り付けて曲げに対して補強したり、又は絶縁外皮12の全長に亘って硬さや厚みを増すことによって引張りに対して補強したりして、コンジットケーブル8の耐久性を向上させていた。
しかし、コンジットケーブル8の溶接トーチ3のハンドル30との接続部に過剰な補強を目的とした金属スプリング31やゴムスリーブを取り付けると、コンジットケーブル8の溶接トーチ3のハンドル30との接続部が硬くなって曲がりにくくなり、溶接トーチ3の操作性を低下させる。また、絶縁外皮12の全長に亘って硬さや厚みを増すと、コンジットケーブル8が全長に亘って硬くなって曲がりにくくなり、この場合も溶接トーチ3の操作性を低下させる。さらに、コンジットケーブル8の製作コストが増加する。また、コンジットケーブル8の溶接トーチ側の導電体11が断線したり、絶縁外皮12に亀裂が発生したりしたとき、コンジットケーブル8の他の部分に不具合が発生していなくても、コンジットケーブル8全体を廃棄して、新品に取り替える必要があり、資源を浪費していた。
本発明は、寿命を向上させることができるコンジットケーブルを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
電力を供給する導電体と、この導電体を保護する絶縁外皮とを有して、溶接ワイヤを挿通し、基端部がワイヤ送給機に接続され、先端部が溶接トーチに接続されるコンジットケーブルにおいて、
基端部の周囲に前記導電体の前記溶接トーチ側である先端部がかしめられて固定され、先端部に前記溶接トーチのトーチボディの基端部がねじ込まれるトーチ側電力供給用金具を備えたことを特徴とするコンジットケーブルである。
請求項2の発明は、
前記コンジットケーブルの先端部と基端部とが同じ構造であることを特徴とする請求項1記載のコンジットケーブルである。
請求項3の発明は、
電力を供給する導電体と、この導電体を保護する絶縁外皮とを有して、溶接ワイヤを挿通し、基端部がワイヤ送給機に接続され、先端部が溶接トーチに接続されるコンジットケーブルにおいて、
基端部の周囲に前記導電体の前記溶接トーチ側である先端部がかしめられて固定されたトーチ側電力供給用金具と、
基端部が前記トーチ側電力供給用金具の先端部にねじ込まれて、先端部に前記溶接トーチのトーチボディの基端部が挿入されてクランプされて固定されるトーチボディ給電部材と、
を備えたことを特徴とするコンジットケーブルである。
本発明のコンジットケーブルは、コンジットケーブルを溶接トーチ側とワイヤ送給機側とで交換することができるので、定期的に交換することによって、コンジットケーブルの溶接トーチに接続された一方の側のみが、溶接作業者が溶接トーチを操作することにより何度も曲げられたり、引っ張られたりすることを防止できる。従って、コンジットケーブルの寿命を大幅に向上させることができる。
本発明の実施の形態1のコンジットケーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1のコンジットケーブルの接続状態を示す図である。 本発明の実施の形態2のコンジットケーブルを示す図である。 本発明の実施の形態3のコンジットケーブルを示す図である。 本発明の実施の形態3のコンジットケーブルの接続状態を示す図である。 半自動アーク溶接装置の構成を示す図である。 溶接トーチに使用される一般的なコンジットケーブルの断面図である。 従来技術のコンジットケーブルを示す図である。 従来技術のコンジットケーブルの接続状態を示す図である。
[実施の形態1]
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態1のコンジットケーブルを示す図であり、図2は、本発明の実施の形態1のコンジットケーブルの接続状態を示す図である。図1及び図2において、ワイヤ送給機方向をX2とし、溶接トーチ方向をX1としている。コンジットケーブル41の溶接トーチ側である先端部(X1方向)は、導電体11を電力が供給されるトーチ側電力供給用金具42に固定するために、導電体11が絶縁外皮12からむき出しの状態にある。中心管10の先端部(X1方向)の内部に、変形防止用の金属で形成されたトーチ側補強パイプ24がX2方向に挿入され、このトーチ側補強パイプ24の先端部(X1方向)の周囲にトーチ側電力供給用金具42の基端部(X2方向)を被せている。むき出しの状態にある導電体11の先端部(X1方向)がトーチ側電力供給用金具42の基端部の周囲に密接するように被せられている。
そして、この導電体11の先端部の周囲に銅合金で形成された筒状のトーチ側かしめ用部材25が当てられて、導電体11の先端部がトーチ側電力供給用金具42の基端部の周囲にかしめられて固定されている。絶縁外皮12の先端部(X1方向)もトーチ側かしめ用部材25でかしめられて、導電体11の周囲に固定されている。トーチ側電力供給用金具42の先端部(X1方向)には雄ねじが形成されていて、この雄ねじに対応するようにトーチボディ43の基端部(X2方向)に雌ねじが形成されていて、トーチボディ43の基端部がトーチ側電力供給用金具42の先端部にねじ込まれる。
トーチボディ43の先端部に図示を省略したチップボディを介して給電チップ27が取り付けられている。2本のトーチ側トーチスイッチ用オス端子28は、マイクロスイッチ29の2本のメス端子にそれぞれ接続される。コンジットケーブル41の先端部(X1方向)及びトーチボディ43の基端部は、2分割されたハンドル30で覆われ、ねじで固定されている。トーチボディ43の基端部には、回り止め部材43aがろう付されていて、ハンドル30内には回り止め部材43aが嵌め合わせられる凹部が形成されている。この凹部に回り止め部材43aが嵌め合わせられることによって、トーチボディ43がハンドル30に対して回転することを防止している。
コンジットケーブル41のワイヤ送給機側である基端部(X2方向)の構造と、その給電アダプタ17及びアダプタナット21との接続状態は、図8及び図9に示した従来技術のコンジットケーブル8の基端部(X2方向)の構造と、その給電アダプタ17及びアダプタナット21との接続状態と同じであるので説明を省略する。
上述したトーチ側電力供給用金具42と送給機側電力供給用金具14とは同じ構造をしている。そのために、送給機側電力供給用金具14の基端部(X2方向)はトーチボディ43の基端部(X2方向)にねじ込むことができ、逆にトーチ側電力供給用金具42の先端部(X1方向)は給電アダプタ17の先端部(X1方向)にねじ込むことができる。このために、コンジットケーブル41のワイヤ送給機側と溶接トーチ側とは交換することができる。コンジットケーブル41の溶接トーチ44のハンドル30との接続部にゴムスリーブ45を設けているが、これは過剰な補強を目的としたものではなく、単に、コンジットケーブル41のハンドル30との接続を安定させるものである。そのために、従来技術のコンジットケーブル8で使用されたときのような硬さや厚みを必要としない。その他の機能については、図8及び図9に示した従来技術のコンジットケーブル及びその接続状態の同機能に同符号を付して説明を省略する。
以下、図1、図2、図6及び図7を参照して動作を説明する。ワイヤリール1に巻かれた溶接ワイヤがワイヤ送給機2のトーチ接続部材22まで送出されて、トーチ接続部材22に挿入された給電アダプタ17内のコイルライナ9の基端部(X2方向)に、この溶接ワイヤが挿入される。このコイルライナ9はコンジットケーブル41内を挿通してコンジットケーブル41の先端部(X1方向)まで挿通し、トーチボディ43の基端部へ挿入されて、チップボディの先端部で、給電チップ27の基端部に当接している。コイルライナ9に挿入された溶接ワイヤはコイルライナ9によって給電チップ27までガイドされて、給電チップ27を挿通して、給電チップ27の先端部から送出される。
ガスボンベ4から噴出されたシールドガスが、ワイヤ送給機2のトーチ接続部材22まで供給されて、このシールドガスが、コンジットケーブル41の基端部(X2方向)にねじ込まれた給電アダプタ17のガス接続金具46に供給される。そして、送給機側電力供給用金具14内を通過して、送給機側補強パイプ15内を通過して、コイルライナ9と中心管との間を通過してコンジットケーブル41の先端部(X1方向)まで供給される。このシールドガスは、コンジットケーブル41の先端部(X1方向)に取り付けられたトーチ側補強パイプ24内を通過して、トーチ側電力供給用金具42内を通過して、トーチボディ43及びチップボディを通過して給電チップ27の周囲に供給されて、ノズル47から噴出されて溶融池を大気から遮蔽する。
溶接トーチ44のハンドル30に設けられた起動スイッチ48を作業者が握ってマイクロスイッチ29をONにすると、制御線13を通じて起動信号がワイヤ送給機2を介して溶接用電源5に入力される。そして、溶接用電源5からワイヤ送給機2のトーチ接続部材22に電力が供給されて、この電力がコンジットケーブル41の給電アダプタ17の給電金具49に供給され、コンジットケーブル41の基端部(X2方向)に取り付けられた送給機側電力供給用金具14を介してコンジットケーブル41の導電体11に通電される。この電力がコンジットケーブル41の先端部(X1方向)に取り付けられたトーチ側電力供給用金具42を介してトーチボディ43に通電される。この電力がチップボディに通電されて給電チップ27に通電され、給電チップ27と被溶接物6との間に電力が供給され、アークが発生して溶接を行う。
溶接作業中は、溶接作業者が溶接トーチ44を操作することによって、コンジットケーブル41が溶接トーチ44のハンドル30の基端部(X2方向)に接続された箇所が何度も曲げられたり、引っ張られたりする。ここで、上述したトーチ側電力供給用金具42と送給機側電力供給用金具14とは同じ構造をしている。そのために、送給機側電力供給用金具14の基端部(X2方向)はトーチボディ43の基端部にねじ込むことができ、トーチ側電力供給用金具42の先端部(X1方向)は給電アダプタ17の先端部(X1方向)にねじ込むことができる。
そこで、送給機側電力供給用金具14の基端部(X2方向)を給電アダプタ17の先端部(X1方向)にねじ込み、トーチ側電力供給用金具42の先端部(X1方向)をトーチボディ43の基端部にねじ込んで溶接作業を行う場合と、逆に送給機側電力供給用金具14の基端部(X2方向)をトーチボディ43の基端部にねじ込み、トーチ側電力供給用金具42の先端部(X1方向)を給電アダプタ17の先端部(X1方向)にねじ込んで溶接作業を行う場合とを定期的に交互に行う。
この結果、本発明の実施の形態1のコンジットケーブル41は、コンジットケーブル41を溶接トーチ44側とワイヤ送給機2側とで交換することができるので、定期的に交換することによって、コンジットケーブル41の溶接トーチ44に接続された一方の側のみが、溶接作業者が溶接トーチ44を操作することにより何度も曲げられたり、引っ張られたりすることを防止できる。従って、コンジットケーブル41の寿命を大幅に向上させることができる。このようにコンジットケーブル41の寿命を大幅に向上させるために、コンジットケーブル41の溶接トーチ44側に過剰な補強を目的とした金属スプリングやゴムスリーブを取り付けたり、絶縁外皮12の全長に亘って硬さや厚みを増したりする必要が無いので、溶接トーチ44の操作性を低下させることが無い。
また従来、コンジットケーブル8の溶接トーチ3側の導電体11が断線したり、絶縁外皮12がハンドル30の端部との摩耗によって亀裂が発生したりすると、コンジットケーブル8全体を廃却していた。しかし、本発明の実施の形態1のコンジットケーブル41は、そのような不具合が発生する前に、コンジットケーブル41の溶接トーチ44側とワイヤ送給機2側とを交換して使用することができるので、コンジットケーブル41の廃棄量を低減することができる。
また、コンジットケーブル41の溶接トーチ44側とワイヤ送給機2側とで同じ構造のために、使用する部品を同一にすることができ、管理部品の低減によって、製作コストを低減することができる。
さらに、従来技術のコンジットケーブル8は、トーチボディ26をコンジットケーブル8の先端部(X1方向)に取り付けるために、トーチボディホルダ23の先端部(X1方向)に挿入して、クランプ部材23aをねじ込む必要があったが、本発明の実施の形態1のコンジットケーブル41は、トーチボディホルダ23を使用せずに、トーチ側電力供給用金具42に、直接、トーチボディ43の基端部をねじ込んで取り付けることができるので、溶接トーチ44の組み立てが容易である。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2のコンジットケーブルを示す図である。同図において、溶接トーチが自動溶接機に取り付けられる場合に、コンジットケーブル55には、自動溶接機に電力が供給されるための3本のトーチ側電力供給用端子50及び3本の送給機側電力供給用端子51がそれぞれ設けられている。これらの3本の端子のうち、2本は100V用で、1本はアース用である。その他の機能は、図1及び図2に示した本発明の実施の形態1のコンジットケーブル及びその接続状態と同機能に同符号を付して説明を省略する。また、動作及び効果も本発明の実施の形態1のコンジットケーブルの動作及び効果と同じであるので説明を省略する。
[実施の形態3]
図4は、本発明の実施の形態3のコンジットケーブルを示す図であり、図5は、本発明の実施の形態3のコンジットケーブルの接続状態を示す図である。図4及び図5において、コンジットケーブル54の金属性を有するトーチボディ給電部材52の基端部(X2方向)には、トーチ側電力供給用金具42の先端部(X1方向)に形成されている雄ねじに対応した雌ねじが形成されている。トーチボディ給電部材52の先端部(X1方向)には、トーチボディ26の基端部が挿入されてクランプされるクランプ部材52aが設けられている。また、トーチボディ26は、図9に示した従来技術のトーチボディ26と同じで、トーチボディ26の基端部には雌ねじが形成されておらず、トーチボディ給電部材52の先端部に挿入されるように形成されている。その他の機能は、図1及び図2に示した本発明の実施の形態1のコンジットケーブル及びその接続状態と同機能に同符号を付して説明を省略する。
以下、動作を説明する。コンジットケーブル54のトーチボディ給電部材52の基端部がトーチ側電力供給用金具42の先端部にねじ込まれて、トーチボディ給電部材52の先端部(X1方向)にトーチボディ26の基端部が挿入される。そして、トーチボディ給電部材52の先端部(X1方向)に設けられたクランプ部材52aを締め付けることによって、トーチボディ給電部材52の先端部にトーチボディ26が固定される。その他の動作は、本発明の実施の形態1のコンジットケーブル41の動作と同じであるので説明を省略する。
この結果、本発明の実施の形態3のコンジットケーブル54は、トーチボディ給電部材52を除いたコンジットケーブル54において、溶接トーチ53側とワイヤ送給機2側とで交換することができるので、コンジットケーブル54の寿命を大幅に向上させることができる。また、コンジットケーブル54の廃棄量を低減することができる。さらに、本発明の実施の形態3のコンジットケーブル54のトーチボディ給電部材52の先端部(X1方向)に従来技術のコンジットケーブル8に取り付けられたトーチボディ26の基端部が挿入されて、トーチボディ給電部材52の先端部に設けられたクランプ部材52aを締め付けることによって、トーチボディ給電部材52の先端部にトーチボディ26が固定される。そのために、本発明の実施の形態3のコンジットケーブル54は、従来技術のコンジットケーブル8に使用したトーチボディ26をそのまま使用することができる。
1 ワイヤリール
2 ワイヤ送給機
3 溶接トーチ
4 ガスボンベ
5 溶接用電源
6 被溶接物
7 リモコンボックス
8 コンジットケーブル
9 コイルライナ
10 中心管
11 導電体
12 絶縁外皮
13 制御線
14 送給機側電力供給用金具
15 送給機側補強パイプ
16 送給機側かしめ用部材
17 給電アダプタ
18 送給機側トーチスイッチ用オス端子
19 トーチスイッチ用メス端子
20 ケーブルサポート
21 アダプタナット
22 トーチ接続部材
23 トーチボディホルダ
23a クランプ部材
24 トーチ側補強パイプ
25 トーチ側かしめ用部材
26 トーチボディ
27 給電チップ
28 トーチ側トーチスイッチ用オス端子
29 マイクロスイッチ
30 ハンドル
31 金属スプリング
41 コンジットケーブル
42 トーチ側電力供給用金具
43 トーチボディ
43a 回り止め部材
44 溶接トーチ
45 ゴムスリーブ
46 ガス接続金具
47 ノズル
48 起動スイッチ
49 給電金具
50 トーチ側電力供給用端子
51 送給機側電力供給用端子
52 トーチボディ給電部材
52a クランプ部材
53 溶接トーチ
54 コンジットケーブル
55 コンジットケーブル

Claims (3)

  1. 電力を供給する導電体と、この導電体を保護する絶縁外皮とを有して、溶接ワイヤを挿通し、基端部がワイヤ送給機に接続され、先端部が溶接トーチに接続されるコンジットケーブルにおいて、
    基端部の周囲に前記導電体の前記溶接トーチ側である先端部がかしめられて固定され、先端部に前記溶接トーチのトーチボディの基端部がねじ込まれるトーチ側電力供給用金具を備えたことを特徴とするコンジットケーブル。
  2. 前記コンジットケーブルの先端部と基端部とが同じ構造であることを特徴とする請求項1記載のコンジットケーブル。
  3. 電力を供給する導電体と、この導電体を保護する絶縁外皮とを有して、溶接ワイヤを挿通し、基端部がワイヤ送給機に接続され、先端部が溶接トーチに接続されるコンジットケーブルにおいて、
    基端部の周囲に前記導電体の前記溶接トーチ側である先端部がかしめられて固定されたトーチ側電力供給用金具と、
    基端部が前記トーチ側電力供給用金具の先端部にねじ込まれて、先端部に前記溶接トーチのトーチボディの基端部が挿入されてクランプされて固定されるトーチボディ給電部材と、
    を備えたことを特徴とするコンジットケーブル。
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