JP2012005218A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシレスモータにおいて高トルク化を図ろうとするとモータ全体が大型になる。
【解決手段】ブラシレスモータ1は、フレーム2を取り付けたブラケット3に軸受4を介して回転自在に取り付けられた出力軸5に円筒型のロータヨーク6を取り付け、ロータヨーク6の外側に、磁石7、ステータコア8及びステータコイル9を配置し、ロータヨーク6の内側に、磁石12、ステータコア13及びステータコイル14を配置した。外側のステータコイル9と内側のステータコイル14の各相を直列に接続し、かつ外側の磁石7の極数と、内側の磁石12の極数は同数にした。外側の磁石及び/又は内側の磁石をスキューさせた。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒型のロータヨークの外側及び内側に永久磁石とステータコイルを配置した二重ステータ構造のブラシレスモータに関する。
ブラシレスモータとして、図8に示すように、回転軸101に円筒型のロータヨーク102を取り付け、該ロータヨーク102の外側に外側磁石103を配置し、該外側磁石103の外側に僅かなギャップをもって外側ステータコア104と外側ステータコイル105とからなる外側ステータコア・コイル集合体106を配置した構造のものが知られている。
また、上記ブラシレスモータの高トルク化等を図るために、図9に示すように、ロータヨーク102の内側に、内側磁石107を配置し、該内側磁石107の内側に僅かなギャップをもって内側ステータコア108と内側ステータコイル109とからなる内側ステータコア・コイル集合体110を配置した二重ステータ構造のものが開発されている。111は内側ステータコア・コイル集合体110を支持している固定部である。(例えば、類似発明として特許文献1参照)。
特開2009−177893号公報
ところで、上記二重ステータ構造のブラシレスモータには、次に述べるような問題点があった。
(1)ロータヨーク102の内側に内側磁石107や内側ステータコア108等を配置するためには、ロータヨーク102を大径に形成しなければならずブラシレスモータ全体が大型になってしまう。また、モータのステータコア内径を小さくして、溝面積を増やし、巻数を増やしてトルクの増大を図ろうとすると、ステータ溝数が多いモータでは、溝形状が細長形状となり、内径部に近いほど細くなることから、ステータコア内径を小さくしても巻線スペースとして有効に増加しないことが多い。逆に、ステータ溝数が少ないモータでは、ステータコア内径を小さくすると巻線の有効スペースは増やすことができるが、それによって巻数を増やすと、一つのコイルが発生する電機子反作用起磁力が増大し、超過トルク時の減磁耐量が減少してしまい過負荷に弱いモータとなる。それを補うために磁石の肉厚を増やすなどの技術的配慮を実施すると磁石の接着部の径寸法はますます小さくなるので高トルク時に磁石の接着層に加わる応力が増大してしまう。従って、過負荷に弱いモータになる。また、内側磁石107及び内側ステータコア108により、コギングトルクが増加する虞がある。
本発明の目的は、モータのステータコア内径寸法を下げないでロータヨークの内側を有効に利用してトルクを増やすことのでき、しかもコギングトルクの発生を抑制して騒音と振動の少ない二重ステータ構造のブラシレスモータを提供することにある。
請求項1の発明は、フレームを取り付けたブラケットに軸受を介して回転自在に取り付けられた出力軸に円筒型のロータヨークを取り付け、該ロータヨークの外側に外側磁石を配置し、該外側磁石の外側に所定のギャップをもって外側ステータコアと外側ステータコイルからなる外側ステータコア・コイル集合体を配置するとともに、前記ロータヨークの内側には内側磁石を配置し、該内側磁石の内側に所定のギャップをもって内側ステータコアと内側ステータコイルからなる内側ステータコア・コイル集合体を配置したブラシレスモータにおいて、前記外側ステータコイルと前記内側ステータコイルの各相を直列に接続し、かつ前記外側磁石の永久磁石の極数と前記内側磁石の永久磁石の極数を同数にするとともに、前記外側磁石及び/又は前記内側磁石をスキューさせたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、前記外側ステータコアと前記内側ステータコアは、互いの相対位置を規定して前記フレームに組み付けるためのピン穴を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のブラシレスモータにおいて、前記外側磁石と前記内側磁石の永久磁石の位置を周方向にずらして配置したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のブラシレスモータにおいて、前記外側ステータコア・コイル集合体の溝数をNS1とし、前記内側ステータコア・コイル集合体の溝数をNS2としたとき、NS1≧NS2としたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のブラシレスモータにおいて、前記外側磁石のスキュー角をθ1とし、前記内側磁石のスキュー角をθ2としたとき、0°≦θ1≦θ2としたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のブラシレスモータにおいて、前記外側磁石及び/又は前記内側磁石は、ラジアル異方性円筒型磁石又はセグメント状分割磁石であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載のブラシレスモータにおいて、前記セグメント状分割磁石は、多数のセグメント磁石と、これら多数のセグメント磁石を前記ロータヨークの周面に固定する磁石支持板と、からなり、前記磁石支持板は、外面側に前記セグメント磁石を位置決めして取り付ける磁石取付溝を備えていることを特徴とする。
請求項8の発明は、フレームを取り付けたブラケットに軸受を介して回転自在に取り付けられた出力軸に円筒型のロータヨークを取り付け、該ロータヨークの外側に外側磁石を配置し、該外側磁石の外側に所定のギャップをもって外側ステータコアと外側ステータコイルからなる外側ステータコア・コイル集合体を配置するとともに、前記ロータヨークの内側には内側磁石を配置し、該内側磁石の内側に所定のギャップをもって内側ステータコアと内側ステータコイルからなる内側ステータコア・コイル集合体を配置したブラシレスモータにおいて、前記外側ステータコイルと内側ステータコイルの各相を直列に接続し、かつ前記外側磁石の極数と内側磁石の極数を同数にするとともに、前記外側磁石及び/又は前記内側磁石の永久磁石をスキューする代わりに前記外側磁石及び/又は前記内側磁石に対向する外側ステータコアをスキューしたことを特徴とする。
(1)前記外側ステータコイルと前記内側ステータコイルの各相は直列に接続され、かつ外側モータ部の誘起起電力と内側モータ部の誘起起電力とは、位相を一致させることにより外側モータ部で発生するトルクに内側モータ部で発生するトルクが加算される。全体のモータ外形寸法は外側モータ部の寸法によって支配的に決定付けられるから外形寸法は増やさずにトルクを増やすことができる。逆説すれば、トルクを変えないでモータの外形寸法を小型化することができる。また、前記外側磁石及び/又は前記内側磁石を、回転軸心方向に複数段に区画し、各区画に周方向に所定の間隔をもって多数の永久磁石を配置し、各区画の永久磁石をスキューさせたので、コギングトルクの発生を抑制して騒音と振動の発生を低減させることができる。
(2)外側ステータコアと内側ステータコアに、両者の相対位置を規定して組み立てるためのピン穴を設けたので、これを基準に組み立てることにより両者の位相を容易に一致させることができる。
(3)外側磁石と内側磁石のそれぞれにおいて、スキュー着磁するとともに、外側磁石の永久磁石と内側磁石の永久磁石の位置を周方向にずらして配置したので、外側磁石と内側磁石を個々にスキュー着磁したのと相俟って、コギングトルクの発生をより効果的に抑制することができる。
(4)中口径モータにおいて、内側のステータコアの巻線スペースがとり難くなりがちになることに起因し、トルクの増え方が少ない割にコストばかりが増えてしまう傾向が強まるが、本発明は外側のステータコアの溝数NS1とし、内側のステータコアの溝数をNS2とした場合において、NS1≧NS2としたので、前記コストの増大を低く抑えるとともに、巻線有効スペースを確保し易くなる。
(5)外側磁石のスキュー角θ1とし、内側磁石のスキュー角θ2とした場合において、0°≦θ1≦θ2としたので、前記したNS1≧NS2に対応させてコギングトルクを低減させることができる。なお、θ1はスキューしない0°を含むものとしている。
(6)外側磁石や内側磁石が小口径や中口径の場合には、製造の容易なラジアル異方性円筒型磁石が使用される。大口径化するとラジアル異方性円筒型磁石の製造限界や膨張係数の鉄と磁石の違いにより実現が困難となるのでセグメント状分割磁石を使うことになるが、セグメント磁石はスキュー着磁が困難であるから磁石ではスキューせずにステータコア側でスキューするか、又はアキシャル方向にも分割して階段状に磁石をスキュー配置することになる。この場合に、これら多数の磁石を磁石支持板を介してロータヨークの周面に固定するのであるが、磁石支持板に磁石を位置決めして取り付ける磁石取付溝を設けたので、多数極の等配精度とスキュー角精度を確保し、作業性を向上させることができる。
(7)外側磁石及び/又は内側磁石の永久磁石をスキューする代わりに、外側磁石及び/又は内側磁石に対向する外側ステータコアをスキューすることにより、外側磁石及び/又は内側磁石の永久磁石をスキューしたのと同様の効果を得ることができる。
第1実施例のブラシレスモータの側面断面図。 第1実施例のブラシレスモータのA−A断面図。 ロータヨーク部分の拡大図。 (A)はブラシレスモータの磁石部の一部破断平面図、(B)は(A)のA方向矢視図、(C)は(A)のB方向矢視図。 第2実施例の説明図。 第3実施例を示し、(A)はブラシレスモータの磁石部の一部破断平面図、(B)は(A)のA方向矢視図、(C)は(A)のB方向矢視図。 第4実施例を示し、(A)はブラシレスモータの磁石部の一部破断平面図、(B)は(A)のA方向矢視図、(C)は(A)のB方向矢視図。 従来例の説明図。 他の従来例の説明図。
以下、本発明の実施の形態を示す実施例を図面を参照して説明する。
図1は第1実施例のブラシレスモータ1の側面断面図、図2は図1のA−A断面図である。図1に示すように、ブラシレスモータ1は、フレーム2を取り付けたブラケット3に軸受4を介して回転自在に取り付けられた出力軸5に円筒型のロータヨーク6を取り付け、該ロータヨーク6の外側に外側磁石7を配置し、該外側磁石7の外側に所定のギャップをもって外側ステータコア8及び外側ステータコイル9とからなる外側ステータコア・コイル集合体10を配置して外側モータ部11を構成すると共に、前記ロータヨーク6の内側に内側磁石12を配置し、該内側磁石12の内側に所定のギャップをもって内側ステータコア13と及び内側ステータコイル14とからなる内側ステータコア・コイル集合体15を配置して内側モータ部16を構成している。
外側ステータコア8と内側ステータコア13は、互いの相対位置を規定してフレーム2に組み付けるためのピン穴17(図2参照)を備えている。この穴17の位置を基準として巻線(図示せず)が施され、かつ組み立てることによって、外側ステータコイル9と内側ステータコイル14に誘起する各相の誘起起電力の位相を一致させる。
外側ステータコイル9と内側ステータコイル14の各相は直列に接続され、かつ外側磁石7の極数P1と、内側磁石12の極数P2は同数に形成されている。
図3にロータヨーク6部分を拡大して示すように、外側磁石7の永久磁石18の外周面をN極としたときに同じ位置の内側に位置する内側磁石12の永久磁石18の内周面をS極となるように配置し、外側磁石7の永久磁石18の外周面をS極としたときに同じ位置の内側に位置する内側磁石12の永久磁石18の内周面をN極となるように配置している。
図4は外側磁石7及び内側磁石12部分を拡大して示す説明図であり、(A)は一部破断平面図、(B)は(A)のA方向矢視図、(C)は(A)のB方向矢視図である。
図4(B),(C)に示すように、外側磁石7と内側磁石12は、ラジアル異方性円筒型磁石であり、ロータヨーク6に接着固定された後で、着磁ヨークによって破線に示す様にスキュー着磁されている。
図4(B)に示すように、外側磁石7は、機械角θ1を2.5°スキューさせた16極等配のラジアル異方性円筒型磁石であり、対向する外側ステータコア8の溝数NS1は18としてある。
また、図4(C)に示すように、内側磁石12は、機械角θ2を7.5°スキューさせた16極等配のラジアル異方性円筒型磁石である。対向する内側ステータコア13の溝数NS2は12としてある。
スキュー角度2.5°と7.5°は、別途解析した結果得られたもので、コギングトルクが最小となる角度である。なお、実施例では、磁極数を16極とし、溝数NS1は18、溝数NS2は12として示しているが、これは一例であり、磁極数や溝数は、上記実施例の数に限定されるものではない。また、図2において、ステータコイル9、14は、図示を省略している。
ラジアル異方性円筒型磁石は、大口径のものは製造的制約によって得難く、膨張係数が磁石と鉄とで異なることに起因して使い難い一面を有しているため、磁石部の径寸法にてφ150mm程度以下の中口径のものに好適である。
各相のコイルは、外側ステータコイル9と内側ステータコイル14とで直列に接続されているので外側ステータコイル9の誘起起電力と内側ステータコイル14の誘起起電力とは加算される。
図5は第2実施例のブラシレスモータの要部を示す説明図である。この実施例においては、外側磁石7と内側磁石12のそれぞれをスキュー着磁する代わりに、外側磁石7の永久磁石18と内側磁石12の永久磁石18の位置を周方向にずらして配置した。これにより、外側磁石7と内側磁石12を個々にスキュー着磁したのと略同等にコギングトルクの発生を抑制することができる。他の構成は第1実施例の場合と略同じであるので重複する説明は省略する。
図6は第3実施例のブラシレスモータの磁石部を示し、(A)は一部破断平面図、(B)は(A)のA方向矢視図、(C)は(A)のB方向矢視図である。
第3実施例において、外側磁石7には、セグメント状分割磁石が使用されている。第6図(A)に示すように、外側磁石7は、多数のセグメント磁石21と、これらセグメント磁石21をロータヨーク6の外周に取り付ける磁石支持板(位置決め用積層補助部材)22と、で構成されている。第6図(B)に示すように、外側磁石7は、回転軸心方向に複数段A,B,Cに区画、分割され、各区画A,B,Cのセグメント磁石21は、スキュー配置されている。
磁石支持板22は、冷間圧延鋼板や珪素鋼板などの鉄板状材料で作られていて、外面側(第6図(A)の上面側)に磁石取付溝23…23を備え、内面側(第6図(A)の下面側)には支持体位置決めピン挿入溝24を備えている。磁石支持板22は、磁石取付溝23にセグメント磁石21を挿入することにより、これらセグメント磁石21を位置決めした状態で取り付け、かつ支持体位置決めピン挿入溝24に挿入したピン25により、位置決めされた状態でロータヨーク6に取り付けられる。
内側磁石12は、ラジアル異方性円筒型磁石をスキュー着磁することにより形成されている。他の構成は第1〜2実施例の場合と同じであるので重複する説明は省略する。
図7は第4実施例のブラシレスモータの磁石部を示し、(A)は一部破断平面図、(B)は(A)のA方向矢視図、(C)は(A)のB方向矢視図である。
この実施例において、外側磁石7と内側磁石12には共にセグメセグメント状分割磁石が使用されている。第7図(A)に示すように、外側磁石7は、前記第3実施例と同様に形成されている。また、内側磁石12は、多数のセグメント磁石26と、これらセグメント磁石26をロータヨーク6の内周に取り付ける磁石支持板(位置決め用積層補助部材)27と、で構成されている。
第7図(C)に示すように、内側磁石12は、回転軸心方向に複数段A,B,Cに区画、分割され、各区画A,B,Cのセグメント磁石26は、スキュー配置されている。
磁石支持板27は、冷間圧延鋼板や珪素鋼板などの鉄板状材料で作られていて、内面側(第7図(A)の下面側)に磁石取付溝28…28を備え、外面側(第7図(A)の上面側)には支持体位置決めピン挿入溝29を備えている。
磁石支持板27は、磁石取付溝28にセグメント磁石26を挿入することによりセグメント磁石26を位置決めした状態で取り付け、かつ一端を前記磁石支持板22の内面側に設けたピン挿入溝24に挿入したピン25の他端部を、前記内側磁石12の磁石支持板27の外面側に設けた支持体位置決めピン挿入溝29に挿入することにより、ロータヨーク6の内周に位置決めした状態でロータヨーク6の内周に取り付けられて、外側磁石7と内側磁石12の相対位置関係が決定される。他の構成は第1〜3実施例の場合と同じであるので重複する説明は省略する。この実施例は円筒型磁石を使用できない大口径のものに好適である。
セグメント磁石26を階段状にスキュー配置する場合は、階段状のため理想的スキューとはいえず、コギング低減効果が不十分となることがある。この様なときには、磁石中央部のエアーギャップが狭く、磁石両端のエアーギャップが広くなるような磁石の形状としてコギングトルクを低減している。即ち、外側磁石7の外周面の曲率半径を小さくとり、内側磁石12の内面の曲率半径を大きくしている。図6,図7において、外側磁石7のセグメント磁石21を円弧状の凸面状に形成し、内側磁石12のセグメント磁石26を平板状に形成しているのはこのためである。
なお、外側磁石にセグメント磁石を使用する場合で、磁石をスキュー配置しない(θ1=0°)の場合は、ロータヨーク6の外側面に直接機械加工によって磁石取付溝23を設けることは容易であるから、図6,図7に示すような磁石支持板22を用いずにロータヨーク6に直接、磁石取付溝23を設けてもよい。内側磁石12については、磁石支持板27を介して配置する。
ロータヨークを鉄系材料による積層構造でなく一体構造で作ることにより機械剛性が高く、高トルクにも耐えられると共に精度確保も容易になる。また、外側磁石及び内側磁石を共に接着工法によってロータヨークに固定することにより、接着部の径寸法を下げずに接着面積を広く取れるので、高トルク化しても接着層に加わる応力を増大させることがない。従って、十分な強度を確保できる。
上記実施例においては、ブラシレスモータを例にとって説明したが、ジェネレータにも適用可能である。
1…ブラシレスモータ
2…ブラケット
3…フレーム
4…軸受
5…出力軸
6…ロータヨーク
7…外周側磁石
8…外側ステータコア
9…外側ステータコイル
10…外側ステータコア・コイル集合体
11…外側モータ部
12…内周側磁石
13…内側ステータコア
14…内側ステータコイル
15…内側ステータコア・コイル集合体
16…内側モータ部
17…ピン穴
18…永久磁石
21…セグメント磁石
22…磁石支持板(位置決め用積層補助部材)
23…磁石取付溝
24…位置決めピン挿入溝
25…位置決めピン
26…セグメント磁石
27…磁石支持板(位置決め用積層補助部材)
28…磁石取付溝
29…位置決めピン挿入溝

Claims (8)

  1. フレームを取り付けたブラケットに軸受を介して回転自在に取り付けられた出力軸に円筒型のロータヨークを取り付け、該ロータヨークの外側に外側磁石を配置し、該外側磁石の外側に所定のギャップをもって外側ステータコアと外側ステータコイルからなる外側ステータコア・コイル集合体を配置するとともに、前記ロータヨークの内側には内側磁石を配置し、該内側磁石の内側に所定のギャップをもって内側ステータコアと内側ステータコイルからなる内側ステータコア・コイル集合体を配置したブラシレスモータにおいて、
    前記外側ステータコイルと前記内側ステータコイルの各相を直列に接続し、かつ前記外側磁石の永久磁石の極数と前記内側磁石の永久磁石の極数を同数にするとともに、前記外側磁石及び/又は前記内側磁石をスキューさせたことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記外側ステータコアと前記内側ステータコアは、互いの相対位置を規定して前記フレームに組み付けるためのピン穴を備えていることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記外側磁石と前記内側磁石は、互いの永久磁石の位置を周方向にずらして配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記外側ステータコア・コイル集合体の溝数をNS1とし、前記内側ステータコア・コイル集合体の溝数をNS2としたとき、NS1≧NS2であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  5. 前記外側磁石のスキュー角をθ1とし、前記内側磁石のスキュー角をθ2としたとき、0°≦θ1≦θ2としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  6. 前記外側磁石及び/又は前記内側磁石は、ラジアル異方性円筒型磁石又はセグメント状分割磁石であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  7. 前記セグメント状分割磁石は、多数のセグメント磁石と、これら多数のセグメント磁石を前記ロータヨークの周面に固定する磁石支持板と、からなり、前記磁石支持板は、前記セグメント磁石を位置決めして取り付ける磁石取付溝を備えていることを特徴とする請求項6に記載のブラシレスモータ。
  8. フレームを取り付けたブラケットに軸受を介して回転自在に取り付けられた出力軸に円筒型のロータヨークを取り付け、該ロータヨークの外側に外側磁石を配置し、該外側磁石の外側に所定のギャップをもって外側ステータコアと外側ステータコイルからなる外側ステータコア・コイル集合体を配置するとともに、前記ロータヨークの内側には内側磁石を配置し、該内側磁石の内側に所定のギャップをもって内側ステータコアと内側ステータコイルからなる内側ステータコア・コイル集合体を配置したブラシレスモータにおいて、
    前記外側ステータコイルと内側ステータコイルの各相を直列に接続し、かつ前記外側磁石の極数と内側磁石の極数を同数にするとともに、前記外側磁石及び/又は前記内側磁石の永久磁石をスキューする代わりに前記外側磁石及び/又は前記内側磁石に対向する外側ステータコアをスキューしたことを特徴とするブラシレスモータ。
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