JP2012004965A - 通信端末およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑な制御手順が記載されたプログラムを必要とせず、簡易な制御手順で、USB機器の動作を制御すること。
【解決手段】携帯電話機(通信端末)は、USBインターフェースと、前記USBインターフェースに接続された機器に対し、当該USBインターフェースを介して電力を供給する電力供給部と、前記機器に対する電力の供給を開始するトリガとなる開始イベントが示された開始イベント情報を格納する格納部と、当該携帯電話機において、前記開始イベント情報に示された前記開始イベントが発生したことを検出すると、前記電力供給部による前記機器に対する電力の供給を開始させる電力供給制御部とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】携帯電話機(通信端末)は、USBインターフェースと、前記USBインターフェースに接続された機器に対し、当該USBインターフェースを介して電力を供給する電力供給部と、前記機器に対する電力の供給を開始するトリガとなる開始イベントが示された開始イベント情報を格納する格納部と、当該携帯電話機において、前記開始イベント情報に示された前記開始イベントが発生したことを検出すると、前記電力供給部による前記機器に対する電力の供給を開始させる電力供給制御部とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、通信端末およびプログラムに関する。
パーソナルコンピュータなどの主装置にはUSB(Universal Serial Bus)ポートが設けられているものが多く、これにUSB機器が接続されて、主装置がUSB機器を自動的に認識すると、USB機器の利用が可能となる。ここで、USB規格に準拠したUSBポートには電源供給用の電源ピンが設けられている。主装置のUSBポートにUSB機器が接続されると、この電源ピンを介して、主装置からUSB機器に対して自動的に電源が供給されるようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、主装置側においてUSB機器の動作を制御するためには、USB機器に対する動作の停止命令、開始命令や、データの読み取り命令、書き込み命令などの複雑な制御手順が記載されたプログラムを主装置側に導入する必要がある。このような複雑なプログラムの開発には手間や時間がかかるため、製品コストが増加する要因ともなっている。
本発明の目的は、複雑な制御手順が記載されたプログラムを必要とせず、簡易な制御手順で、USB機器の動作を制御することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る通信端末は、USBインターフェースと、前記USBインターフェースに接続された機器に対し、当該USBインターフェースを介して電力を供給する電力供給部と、前記機器に対する電力の供給を開始するトリガとなるイベントである開始イベントが示された開始イベント情報を格納する格納部と、当該通信端末において、前記開始イベント情報に示された前記開始イベントが発生したことを検出すると、前記電力供給部による前記機器に対する電力の供給を開始させる電力供給制御部とを備えることを特徴とする。
好ましくは、前記格納部は、前記機器に対する電力の供給を終了するトリガとなるイベントである終了イベントが示された終了イベント情報を格納し、前記電力供給制御部は、前記機器に対する電力の供給が開始された後に、当該通信端末において、前記終了イベント情報に示された前記終了イベントが発生したことを検出すると、前記機器に対する電力の供給を終了させるとよい。
好ましくは、前記格納部は、前記機器に対する電力の供給を開始しない条件である開始不可条件が示された開始不可条件情報を格納し、前記電力供給制御部は、前記開始イベントが発生したことを検出した場合であっても、当該通信端末の状態が、前記開始不可条件情報に示された前記開始不可条件に合致する場合には、前記機器に対する電力の供給を開始させないとよい。
好ましくは、前記格納部は、前記機器に対して電力が供給されている間に無効にする当該通信端末の機能が示された無効機能情報を格納し、前記電力供給制御部は、前記機器に対して電力が供給されている間、前記無効機能情報に示された当該通信端末の機能を無効にするとよい。
好ましくは、当該通信端末の位置を検出する位置検出部をさらに備え、前記格納部は、前記機器に対して電力の供給を開始する場所である電力供給場所が示された前記開始イベント情報を格納し、前記電力供給制御部は、前記位置検出部によって検出された当該通信端末の位置が、前記開始イベント情報に示された前記電力供給場所であると判断した場合、前記機器に対する電力の供給を開始させるとよい。
また、本発明に係るプログラムは、USBインターフェースと、前記USBインターフェースに接続された機器に対し、当該USBインターフェースを介して電力を供給する電力供給部とを備えた通信端末のコンピュータを、前記機器に対する電力の供給を開始するトリガとなるイベントである開始イベントが示された開始イベント情報を格納する格納手段、当該通信端末において、前記開始イベント情報に示された前記開始イベントが発生したことを検出すると、前記電力供給部による前記機器に対する電力の供給を開始させる電力供給制御手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、複雑な制御手順が記載されたプログラムを必要とせず、簡易な制御手順で、USB機器の動作を制御することができる。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る携帯電話システム10の構成を示す。携帯電話システム10は、携帯電話機100およびUSB機器150を備える。
図1は、第1実施形態に係る携帯電話システム10の構成を示す。携帯電話システム10は、携帯電話機100およびUSB機器150を備える。
携帯電話機100は、たとえばIMT−2000に準拠し、通信方式としてW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)を用いる移動体通信網を介して、他の電話機との通話をおこなう通話機能を有する通信端末である。携帯電話機100は、通話機能を有するとともに、各種アプリケーション機能(以下、単に「機能」という)を有する。携帯電話機100が有する機能としては、通話、電子メール、アラーム、インターネット、ゲーム、音楽プレイヤー、動画プレイヤー、管理ツールなどが一例として挙げられる。
携帯電話機100は、筐体110、ディスプレイ120、スピーカ125、入力デバイス130、マイク135、およびUSBインターフェース140を備える。筐体110は、携帯電話機100が有する各種ハードウェアを収容する。携帯電話機100は、複数の機能を実現するための複数のプログラムを、メモリ等の記憶媒体に格納している。
ディスプレイ120は、各種画像を表示する。たとえば、ディスプレイ120は、通話、電子メール、アラームなどの各種機能に応じた、文字入力画面、設定画面、表示画面などを表示する。ディスプレイ120としては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどが一例として挙げられる。スピーカ125は、各種音声を発する。たとえば、スピーカ125は、電子メールの受信音、通話要求の着信音、通話音声、アラーム音などを発する。
入力デバイス130は、各種操作の入力を受け付ける。たとえば、入力デバイス130は、電子メール機能に関して、電子メールのタイトル、本文、送信先メールアドレスなどの入力操作や、電子メールの閲覧操作などの入力を受け付ける。また、入力デバイス130は、通話機能に関して、通話先の電話番号の入力操作や、通話要求の発信操作、通話要求の着信時の応答操作などの入力を受け付ける。また、入力デバイス130は、アラーム機能に関して、アラーム時刻の設定操作などの入力を受け付ける。入力デバイス130としては、入力ボタン、マウス、タッチパネルなどが一例として挙げられる。
マイク135は、各種音声の入力を受け付ける。たとえば、マイク135は、通話時における音声の入力を受け付ける。マイク135から音声が入力されると、携帯電話機100の筐体110の内部に設けられた音声回路(図示省略)によって、当該音声から音声データが生成され、当該音声データに応じた音がスピーカ125から発せられる。また、音声回路によって生成された音声データは、通話先の電話機にも送信され、通話先の電話機においても同様に、当該音声データに応じた音がスピーカから発せられる。
USBインターフェース140は、当該USBインターフェース140に接続されたUSB機器150との通信を制御する。たとえば、USBインターフェース140は、USBプロトコルに従って、USB機器150とのデータ転送をおこなう。筐体110の表面の開口部には、USB機器150を接続するためのUSBポートが設けられている。
USB機器150は、携帯電話機100のUSBインターフェース140に接続されて、携帯電話機100の機能を拡張する機器である。USB機器150は、USBインターフェース140を介して、携帯電話機100からの電力の供給を受ける。第1実施形態で用いたUSB機器150は、携帯電話機100からの電力の供給を受けている間、動作するものである。すなわち、USB機器150は、携帯電話機100からの電力の供給が開始されると動作を開始し、携帯電話機100からの電力の供給が終了すると動作を停止する。第1実施形態のUSB機器150は、電動のオルゴール装置である。すなわち、USB機器150は、携帯電話機100から電力が供給されている間、この電力により動作し、機械的なオルゴール音を発する。
図2は、携帯電話機100のハードウェア構成の一例を示す。携帯電話機100は、図1で説明したディスプレイ120、スピーカ125、入力デバイス130、マイク135、およびUSBインターフェース140に加え、CPU1505、ROM1510、RAM1520、無線通信インターフェース1530、外部メモリドライブ1540、外部メモリ1542、電源制御回路1550、電池1552、バイブレータ1560、およびGPS(Global Positioning System)ユニット1570を、筐体110の内部に備える。
ROM1510、RAM1520、および外部メモリ1542は、各種データおよび各種プログラムを格納する。CPU1505は、ROM1510、RAM1520、または外部メモリ1542に格納されたプログラムを実行することで、各種データ処理および各種ハードウェア制御をおこなう。
無線通信インターフェース1530は、外部装置との無線通信を制御する。外部メモリドライブ1540は、外部メモリ1542に接続し、外部メモリ1542に対するデータの送受信をおこなう。外部メモリ1542としては、たとえば、メモリカードが挙げられる。
電源制御回路1550は、USBインターフェース140に接続されたUSB機器150に対し、USBインターフェース140を介して電力を供給する電力供給部として機能する。たとえば、電源制御回路1550は、当該携帯電話機100に内蔵されている電池1552から供給された電力を変圧し、USB機器150へ供給するための、電圧が5Vの電力を生成する。そして、電源制御回路1550は、USBインターフェース140を介して、生成した電圧が5Vの電力をUSB機器150へ供給する。
バイブレータ1560は、振動することにより、各種通知をおこなう。たとえば、バイブレータ1560は、振動することにより、電子メールの受信、通話要求の着信、アラーム設定時刻の到来などを、当該携帯電話機100のユーザに通知する。GPSユニット1570は、当該携帯電話機100の位置を検出する位置検出部として機能する。GPSユニット1570は、検出した当該携帯電話機100の位置を示す位置情報を生成する。たとえば、位置情報には、当該移動体端末110の位置を示す座標が示されている。
CPU1505が実行するプログラムは、たとえば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてユーザに提供され、携帯電話機100にインストールされる。CPU1505が実行するプログラムは、携帯電話機100に予めインストールされ、携帯電話機100とともにユーザに提供されてもよい。また、CPU1505が実行するプログラムは、外部装置から通信ネットワークを介してユーザに提供され、携帯電話機100にインストールされてもよい。
図3は、携帯電話機100の機能構成を示す。ここでは、携帯電話機100が備える機能のうち、USB機器150の制御に関連する機能を中心に説明する。携帯電話機100は、通話制御部212、電子メール制御部214、アラーム制御部216、格納部220、電力供給制御部222、およびタイマ226を備える。たとえば、携帯電話機100は、ROM1510、RAM1520、または外部メモリ1542により、以下に説明する格納部220として機能する。また、携帯電話機100は、CPU1505が、ROM1510、RAM1520、または外部メモリ1542に格納されているプログラムを実行することにより、以下に説明する通話制御部212、電子メール制御部214、アラーム制御部216、電力供給制御部222、およびタイマ226として機能する。
通話制御部212は、無線通信インターフェース1530を利用した他の電話機との通話を制御する。たとえば、通話制御部212は、無線通信インターフェース1530を介して他の電話機からの通話要求を着信すると、予め定められた着信音をスピーカ125から発せさせたり、予め定められた画像をディスプレイ120に表示させたりして、この着信をユーザに通知する。このとき、当該携帯電話機100がマナーモードの状態であれば、通話制御部212は、上記着信音を発せさせる代わりに、当該携帯電話機100に内蔵されているバイブレータ1560を振動させることにより、この着信をユーザに通知する。
電子メール制御部214は、無線通信インターフェース1530を利用した電子メールの送受信を制御する。たとえば、電子メール制御部214は、他の電話機からの電子メールを受信すると、予め定められた受信音をスピーカ125から発せさせたり、予め定められた画像をディスプレイ120に表示させたりして、この受信をユーザに通知する。このとき、当該携帯電話機100がマナーモードの状態であれば、電子メール制御部214は、上記受信音を発せさせる代わりに、バイブレータ1560を振動させることにより、この受信をユーザに通知する。
アラーム制御部216は、ユーザが設定した時刻が到来すると、その旨をユーザに通知する。たとえば、アラーム制御部216は、予め設定された時刻が到来すると、予め定められたアラーム音をスピーカ125から発せさせたり、予め定められた画像をディスプレイ120に表示させたりして、設定時刻が到来したことをユーザに通知する。このとき、当該携帯電話機100がマナーモードの状態であれば、アラーム制御部216は、上記受信音を発せさせる代わりに、バイブレータ1560を振動させることにより、設定時刻が到来したことをユーザに通知する。
タイマ226は、時間を計測する。たとえば、タイマ226は、電力供給制御部222からの計測時間の指定および計測開始の指示を受け取ると、時間の計測を開始する。そして、計測を開始してからの経過時間が指定された計測時間に達すると、その旨を電力供給制御222へ通知する。
格納部220は、USB機器150に対する電力の供給を制御する際に用いられる各種条件を格納する。具体的には、格納部220は、開始イベント情報、終了イベント情報、および開始不可条件情報を格納する。開始イベント情報とは、USB機器150に対する電力の供給を開始するトリガとなる開始イベントが示された情報である。終了イベント情報とは、USB機器150に対する電力の供給を終了するトリガとなる終了イベントが示された情報である。開始不可条件情報とは、USB機器150に対する電力の供給を開始しない条件(以下、「開始不可条件条件」という)が示された情報である。
電力供給制御部222は、USB機器150に対する電力の供給を制御する。たとえば、電力供給制御部222は、USBインターフェース140にUSB機器150が接続された時点では、電源制御回路1550によるUSB機器150に対する電力の供給を開始させない。そして、電力供給制御部222は、当該携帯電話機100において、格納部220に格納された開始イベント情報に示されている開始イベントが発生したことを検出すると、電源制御回路1550によるUSB機器150に対する電力の供給を開始させる。上記したとおり、電力供給制御部222は、USBインターフェース140にUSB機器150が接続された時点では、電源制御回路1550によるUSB機器150に対する電力の供給を開始させないわけだから、ここでいう開始イベントには、USB機器150が接続されたことで発生するイベントは含まれない。
そして、電力供給制御部222は、USB機器150に対する電力の供給を開始した後に、当該携帯電話機100において、格納部220に格納された終了イベント情報に示された終了イベントが発生したことを検出すると、USB機器150に対する電力の供給を終了する。
ここで、電力供給制御部222は、開始イベントが発生したことを検出した場合であっても、当該携帯電話機100の状態が、格納部220に格納された開始不可条件情報に示された開始不可条件に合致する場合には、USB機器150に対する電力の供給を開始しない。
上記したように、開始イベント情報、終了イベント情報、および開始不可条件情報は、格納部220に予め設定されている。よって、電力供給制御部222は、格納部220に格納されている開始イベント情報、終了イベント情報、および開始不可条件情報を参照することで、USB機器150に対する電力の供給を制御する際に採用する、開始イベント、終了イベント、および開始不可条件を特定することができる。ここで、開始イベント、終了イベント、および開始不可条件の一例を説明する。
図4は、格納部220に格納されている開始イベント情報の一例を示す。図4に示す開始イベント情報には、開始イベントとして、「電子メール受信」、「通話要求着信」、および「アラーム設定時刻到来」が設定されている。この設定によれば、電力供給制御部222は、当該携帯電話機100が他の装置からの電子メールを受信すると、USB機器150に対する電力の供給を開始する。また、他の電話機からの通話要求を着信した場合や、予め設定しておいたアラーム時刻が到来した場合も同様に、USB機器150に対する電力の供給を開始する。
このように、複数の開始イベントが開始イベント情報に設定されている場合、電力供給制御部222は、格納部220に格納されているいずれかの開始イベントが発生すると、USB機器150に対する電力の供給を開始して、USB機器150にオルゴール音を発せさせる。一方、開始イベント情報に設定されていないイベント(すなわち、開始イベント以外のイベント)が発生した場合には、電力供給制御部222は、USB機器150に対する電力の供給を開始せず、USB機器150にオルゴール音を発せさせない。
図5は、格納部220に格納されている終了イベント情報の一例を示す。図5に示す終了イベント情報には、終了イベントとして、「電子メール受信−3分経過」が設定されている。この設定によれば、携帯電話機100は、他の装置からの電子メールを受信し、機器110への電力の供給を開始した後に、当該携帯電話機100のユーザがこの電子メールを閲覧することなく、タイマ226の計時により3分が経過すると、USB機器150に対する電力の供給を終了して、USB機器150によるオルゴール音の発音を停止させる。
また、終了イベント情報には、終了イベントとして、「電子メール受信−閲覧」が設定されている。この設定によれば、携帯電話機100は、他の装置からの電子メールを受信し、機器110への電力の供給を開始した後に、当該携帯電話機100のユーザがこの電子メールを閲覧すると、USB機器150に対する電力の供給を終了する。ここで、電子メールを閲覧するのではなく、電子メールの閲覧を終了すると、USB機器150に対する電力の供給を終了するようにしてもよい。
また、終了イベント情報には、終了イベントとして、「通話要求着信−1分経過」が設定されている。この設定によれば、携帯電話機100は、他の装置からの通話要求を着信し、機器110への電力の供給を開始した後に、当該携帯電話機100のユーザがこの着信に応じることなく、タイマ226の計時により1分が経過すると、USB機器150に対する電力の供給を終了する。ここでは、「通話要求着信−1分経過を終了イベント」としたが、通話要求の着信音が鳴り止んだことを終了イベントとしてもよい。
また、終了イベント情報には、終了イベントとして、「通話要求着信−通話」が設定されている。この設定によれば、携帯電話機100は、他の電話機からの通話要求を着信し、機器110への電力の供給を開始した後に、当該携帯電話機100のユーザがこの着信に応じ、通話を開始すると、USB機器150に対する電力の供給を終了する。ここで、通話を開始するのではなく、通話を終了すると、USB機器150に対する電力の供給を終了するようにしてもよい。
また、終了イベント情報には、終了イベントとして、「アラーム設定時刻到来−3分経過」が設定されている。この設定によれば、携帯電話機100は、予め設定しておいたアラーム時刻が到来し、機器110への電力の供給を開始した後に、タイマ226の計時により3分が経過すると、USB機器150に対する電力の供給を終了する。このように、複数の終了イベントが格納部220に格納されている場合、電力供給制御部222は、いずれかの終了イベントが発生すると、USB機器150に対する電力の供給を終了する。
図6は、格納部220に格納されている開始不可条件情報の一例を示す。図6に示す開始不可条件情報には、開始不可条件とされた当該携帯電話機100の状態として、「マナーモード」が設定されている。この設定によれば、携帯電話100は、図4で説明したような開始イベントが発生した場合であっても、当該携帯電話機100の状態がマナーモードにある場合、バイブレータ1560を振動させるなどの通常の動作をおこなうが、USB機器150に対する電力の供給を開始しない。これにより、携帯電話100は、マナーモードであるにもかかわらず、USB機器150がオルゴール音を発してしまうことを防いでいる。
また、開始不可条件情報には、開始不可条件とされた当該携帯電話機100の状態として、「電池残量30%未満」が設定されている。この設定によれば、携帯電話100は、図4で説明したような開始イベントが発生した場合であっても、当該携帯電話機100の電池残量が30%未満の場合、発生した開始イベントに対応する通常の動作をおこなうが、USB機器150に対する電力の供給を開始しない。これにより、携帯電話100は、電池残量が少ないにもかかわらず、USB機器150へ電力を供給してしまい、電池残量の減少を早めてしまうことを防いでいる。
図7は、第1実施形態に係る携帯電話機100による処理の手順を示す。まず、携帯電話機100は、USB機器150がUSBインターフェース140に接続されたか否かを判断する。(ステップS702)。ステップS702において、「USB機器150がUSBインターフェース140に接続されていない」と判断されると(ステップS702:No)、携帯電話機100は、「USB機器150がUSBインターフェース140に接続された」と判断するまで、ステップS702の処理を繰り返しおこなう。一方、ステップS702において、「USB機器150がUSBインターフェース140に接続された」と判断されると(ステップS702:Yes)、携帯電話機100は、この時点では、USB機器150に対する電力の供給を開始せず、ステップS704へ処理を進める。以降説明する処理フローは、USB機器150がUSBインターフェース140に接続されたままであることを前提として説明するが、処理フローの途中でUSB機器150の接続が切断された場合、携帯電話機100は、ステップS702に処理を戻し、USB機器150の接続を再び待機してもよい。
ステップS704では、携帯電話機100は、当該携帯電話機100において予め定められた開始イベントが発生したか否かを判断する(ステップS704)。ステップS704において、「当該携帯電話機100において予め開始条件として定められた開始イベントが発生していない」と判断した場合(ステップS704:No)、携帯電話機100は、「当該携帯電話機100において予め定められた開始イベントが発生した」と判断するまで、ステップS704の処理を繰り返しおこなう。一方、ステップS704において、「当該携帯電話機100において予め定められた開始イベントが発生した」と判断されると(ステップS704:Yes)、携帯電話機100は、ステップS706へ処理を進める。
ステップS706では、携帯電話機100は、当該携帯電話機100の状態が予め定められた開始不可条件に該当するか否かを判断する(ステップS706)。ステップS706において、「当該携帯電話機100の状態が予め定められた開始不可条件に該当する」と判断した場合(ステップS706:Yes)、携帯電話機100は、USB機器150に対する電力の供給を開始せずに、ステップS704へ処理を戻す。一方、ステップS706において、「当該携帯電話機100の状態が予め定められた開始不可条件に該当しない」と判断した場合(ステップS706:No)、携帯電話機100は、USB機器150に対する電力の供給を開始する(ステップS708)。
USB機器150に対する電力の供給が開始された後、携帯電話機100は、当該携帯電話機100において予め定められた終了イベントが発生したか否かを判断する(ステップS710)。ステップS710において、「当該携帯電話機100において予め定められた終了イベントが発生していない」と判断した場合(ステップS710:No)、携帯電話機100は、「当該携帯電話機100において予め定められた終了イベントが発生した」と判断するまで、USB機器150に対して電力を供給し続けるとともに、ステップS710の処理を繰り返しおこなう。一方、ステップS710において、「当該携帯電話機100において予め定められた終了イベントが発生した」と判断されると(ステップS710:Yes)、携帯電話機100は、USB機器150に対する電力の供給を終了して(ステップS712)、一連の処理を終了する。ここで、携帯電話機100は、一連の処理を終了させずに、ステップS702に処理を戻し、USB機器150の接続を再び待機してもよい。
以上説明したように、第1実施形態の携帯電話機100は、USB機器150がUSBインターフェース140に接続されただけではUSB機器150に対する電力の供給を開始せず、予め定められた開始イベントが発生すると、USB機器150に対する電力の供給を開始することとした。また、予め定められた終了イベントが発生すると、USB機器150に対する電力の供給を終了することとした。これにより、第1実施形態の携帯電話機100は、適切なタイミングで、複雑な制御手順が記載されたプログラムを必要とすることなく、電力の供給を開始および終了するだけといった簡易な制御手順で、USB機器150の動作を開始および停止させることができる。よって、第1実施形態の携帯電話機100は、簡易な制御手順で、USB機器の動作を制御することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態では、USB機器150に対して電力を供給している間、予め設定されている携帯電話機100の機能を無効にする例について説明する。
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態では、USB機器150に対して電力を供給している間、予め設定されている携帯電話機100の機能を無効にする例について説明する。
第2実施形態の携帯電話機100は、格納部220が、無効機能情報をさらに格納する点で、第1実施形態の携帯電話機100と相違する。また、第2実施形態の携帯電話機100は、電力供給制御部222が、USB機器150に対して電力が供給されている間、当該USB機器150に対応付けられている機能を無効にする点で、第1実施形態の携帯電話機100と相違する。無効機能情報とは、USB機器150に対して電力が供給されている間に無効にする機能が示された情報である。上記したように、無効機能情報は、格納部220に予め設定されている。よって、電力供給制御部222は、格納部220に格納されている無効機能情報を参照することで、USB機器150に対して電力が供給されている間に無効にする機能を特定することができる。
図8は、格納部220に格納されている無効機能情報の一例を示す。図8に示す無効機能情報においては、USB機器150に電力を供給している間に無効とする機能として「音声出力」が設定されている。すなわち、図8に示す無効機能情報は、USB機器150に対して電力が供給されている間、携帯電話機100の音声出力機能を無効にすることが示されている。ここで、無効機能情報においては、開始イベントが発生した場合に、通常、携帯電話機100において動作する機能を、無効とする機能として設定しておくことが好ましい。たとえば、開始イベントが発生した場合に、通常、携帯電話機100において何らかの音声を出力するのであれば、図8に示す無効機能情報のように、USB機器150に電力を供給している間に無効とする機能として「音声出力」を対応付けておくことが好ましい。
このように無効機能情報の設定がなされており、携帯電話機100が他の携帯電話機からの通話要求を着信した場合、この着信が開始イベントとして設定されているものでれば、USB機器150がオルゴール音を発し、携帯電話機100は着信音を発するなどの通常動作をおこなわない。一方、この着信が開始イベントに設定されていないものであれば、携帯電話機100が着信音を発するなどの通常動作をおこない、USB機器150はオルゴール音を発しない。このように、第2実施形態の携帯電話機100では、USB機器150へ電力を供給している間、携帯電話機100における通常の動作を無効とすることにより、発生したイベントが予め定められた開始イベントであるか否かに応じて、これをユーザに通知するための動作主体を異ならせることができる。
携帯電話機100におけるイベントの発生をユーザに通知するには、USB機器150または携帯電話機100のいずれか一方が通知動作をおこなえば済むことである。これに反し、USB機器150と携帯電話機100との双方が通知動作をおこなってしまうと、ユーザにとっては煩わしくあり、携帯電話機100にとっては無駄な電力を消費することにもなる。第2実施形態の携帯電話機100では、USB機器150へ電力を供給している間、携帯電話100の通常の通知動作を無効とすることにより、このような事態の発生を回避することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を説明する。この第3実施形態では、第1実施形態のようにUSB機器150の機種を問わず、開始イベント情報に基づいてUSB機器150への電力の供給を制御するのではなく、USB機器150の機種に応じた開始イベント情報に基づいて、USB機器150への電力の供給を制御する例について説明する。
次に、第3実施形態を説明する。この第3実施形態では、第1実施形態のようにUSB機器150の機種を問わず、開始イベント情報に基づいてUSB機器150への電力の供給を制御するのではなく、USB機器150の機種に応じた開始イベント情報に基づいて、USB機器150への電力の供給を制御する例について説明する。
第3実施形態では、格納部220に格納されている開始イベント情報には、複数のUSB機器150の機種のそれぞれに対して、当該機種に応じた開始イベントが対応付けられている。これに応じて、第3実施形態の電力供給制御部222は、携帯電話機100に接続されたUSB機器150の機種を特定し、特定した機種に対応付けられている開始イベントを、USB機器150への電力の供給を制御する際に用いる開始イベントとして採用する。すなわち、電力供給制御部222は、格納部220に格納された開始イベント情報に示されている開始イベントのうち、特定した機種に対応付けられている開始イベントが発生したことを検出すると、電源制御回路1550によるUSB機器150に対する電力の供給を開始させる。
ここで、携帯電話機100に接続されたUSB機器150の機種を特定する方法の一例を説明する。USB機器150は、当該USB機器150の機種を識別するための機種識別情報を、メモリなどの記憶媒体に格納している。たとえば、USB機器150が接続されると、携帯電話機100は、少なくとも機種識別情報を送信することができる程度の僅かな電力を、USB機器150へ供給する。USB機器150は、この電力が携帯電話機100から供給されると、この電力を用いて、記憶媒体に格納されている機種識別情報を読み出し、携帯電話機100へ送信する。携帯電話機100は、USB機器150から送られてきた機種識別情報を、メモリなどの記憶媒体に格納しておく。電力供給制御部222は、記憶媒体に格納されている機種識別情報を読み取ることにより、携帯電話機100に接続されたUSB機器150の機種を特定することができる。
図9は、格納部220に格納されている開始イベント情報の一例を示す。図9に示す開始イベント情報においては、機種「機種A」に対して、開始イベントとして、「電子メール受信」が対応付けられている。また、図9に示す開始イベント情報においては、機種「機種B」に対して、開始イベントとして、「通話要求着信」が対応付けられている。また、図9に示す開始イベント情報においては、機種「機種C」に対して、開始イベントとして、「アラーム設定時刻到来」が対応付けられている。
たとえば、機種が「機種A」であるUSB機器150が接続されると、電力供給制御部222は、上記開始イベント情報の設定に基づいて、開始イベントとして「電子メール受信」を採用する。そして、電力供給制御部222は、機種が「機種A」であるUSB機器150が接続された場合、電子メールを受信した場合にのみ、USB機器150への電力の供給を開始する。一方、電力供給制御部222は、他の機種の開始イベントとされている、通話要求を着信した場合や、アラーム設定時刻が到来した場合などの他のイベントが発生した場合には、USB機器150への電力の供給を開始しない。
また、機種が「機種B」であるUSB機器150が接続されると、電力供給制御部222は、上記開始イベント情報に基づいて、開始イベントとして「通話要求着信」を採用する。そして、電力供給制御部222は、機種が「機種B」であるUSB機器150が接続された場合、通話要求を着信した場合にのみ、USB機器150への電力の供給を開始する。一方、電力供給制御部222は、他の機種の開始イベントとされている、電子メールを受信した場合や、アラーム設定時刻が到来した場合などの他のイベントが発生した場合には、USB機器150への電力の供給を開始しない。
また、機種が「機種C」であるUSB機器150が接続されると、電力供給制御部222は、上記開始イベント情報に基づいて、開始イベントとして「アラーム設定時刻」を採用する。そして、電力供給制御部222は、機種が「機種C」であるUSB機器150が接続された場合、アラーム設定時刻が到来した場合にのみ、USB機器150への電力の供給を開始する。一方、電力供給制御部222は、他の機種の開始イベントとされている、電子メールを受信した場合や、通話要求を着信した場合などの他のイベントが発生した場合には、USB機器150への電力の供給を開始しない。
第1実施形態では、複数の開始イベントが設定されている場合、どのようなUSB機器150が接続された場合であっても、複数の開始イベントのうちのいずれかの開始イベントが発生すると、USB機器150に対する電力の供給を開始することとした。これに対し、第3実施形態では、複数の開始イベントのうちの、接続されたUSB機器150の機種に対応する開始イベントが発生した場合にのみ、USB機器150に対する電力の供給を開始することとした。第3実施形態の携帯電話機100によれば、機種が異なる複数のUSB機器150のいずれが接続された場合であっても、当該USB機器150の機種に応じた、適正な動作タイミングで、当該USB機器150を動作させることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態を説明する。この第4実施形態では、携帯電話機100の位置に基づいて、USB機器150への電力の供給を制御する例を説明する。第4実施形態では、電力供給制御部222は、当該携帯電話機100の位置に基づいて、USB機器150に対する電力の供給の開始を制御する。
次に、第4実施形態を説明する。この第4実施形態では、携帯電話機100の位置に基づいて、USB機器150への電力の供給を制御する例を説明する。第4実施形態では、電力供給制御部222は、当該携帯電話機100の位置に基づいて、USB機器150に対する電力の供給の開始を制御する。
第4実施形態では、格納部220に格納されている開始イベント情報には、USB機器150への電源の供給を開始する場所である電力供給場所が設定されている。電力供給制御部222は、当該携帯電話機100の位置を特定する。そして、電力供給制御部222は、特定した位置が開始イベント情報に設定されている電力供給場所であると判断すると、USB機器150に対する電力の供給を開始する。ここで、図2で説明したように、携帯電話機100は、当該携帯電話機100の位置を検出し、検出した当該携帯電話機100の位置を示す位置情報を生成するGPSユニット1570を備えている。電力供給制御部222は、GPSユニット1570が生成した位置情報に基づいて、当該携帯電話機100の位置を特定する。
図10は、格納部220に格納されている開始イベント情報の一例を示す。この第4実施形態では、格納部220に格納されている開始イベント情報には、USB機器150への電源の供給を開始する場所である電力供給場所が設定されている。たとえば、図10に示す開始イベント情報には、電力供給場所として、「場所P1」、「場所P2」、および「場所P3」が設定されている。この設定によれば、電力供給制御部222は、当該携帯電話機100の位置を特定し、特定した位置が「場所P1」、「場所P2」、または「場所P3」のいずれかの電力供給場所であると判断すると、USB機器150に対する電力の供給を開始する。図示は省略するが、開始イベント情報において、各電力供給場所には、当該電力供給場所の座標または座標の範囲が対応付けられている。電力供給制御部222は、GPSユニット1570が生成した位置情報に示されている座標と、いずれかの電力供給場所の座標とが一致または所定の誤差範囲内の場合、当該携帯電話機100の位置が、電力供給場所であると判断する。または、電力供給制御部222は、GPSユニット1570が生成した位置情報に示されている座標が、いずれかの電力供給場所の座標の範囲内の場合、当該携帯電話機100の位置が、電力供給場所であると判断する。
このように、第4実施形態では、予め設定されている電力供給場所で、USB機器150を動作させることができる。たとえば、USB機器150として、モータの駆動により人形が踊りだす装置を用い、電力供給場所として目的のお店を設定しておくと、ユーザが携帯電話機100を携帯して移動し、目的のお店に進入したり近づいたりすると、USB機器150の人形が踊りだすといったように利用することもできる。この利用例では、ユーザはUSB機器150の人形が踊りだすことが、目的のお店に進入したり近づいたりしたことを意味していることを予め知っているわけだから、目的のお店が認識しづらくても、人形が踊りだしたことをもって、目的のお店に進入したり近づいたことを認識できる。これにより、ユーザが目的のお店を通り過ぎてしまうようなこともなくなる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態を説明する。この第5実施形態では、USB機器150の一例として扉用の施錠装置を用いた例を説明する。第5実施形態のUSB機器150は、内蔵のモータの駆動で施錠装置を開錠できるように施錠装置に取り付けられた状態で、携帯電話機100に接続される。USB機器150は、携帯電話機100から電力が供給されると、この電力を利用して内蔵のモータを駆動して、扉用の施錠装置を開錠する。ここで、携帯電話機100は、ユーザが携帯するのではなく、開錠専用の端末として、扉よりも室内側に常設されている。また、携帯電話機100には、扉よりも室外側からコントロールできるように、開始イベントとして、電子メールの受信および通信要求の着信が設定されている。入室が認められているユーザは、開錠装置を開錠させて入室したい場合、自身が携帯する他の携帯電話機から、携帯電話機100に対して電子メールを送信するか、もしくは、携帯電話機100に対して通話要求を発信する。携帯電話機100は、電子メールを受信または通話要求を着信すると、USB機器150へ電力を供給してこれを動作させることにより、施錠装置を開錠する。
次に、第5実施形態を説明する。この第5実施形態では、USB機器150の一例として扉用の施錠装置を用いた例を説明する。第5実施形態のUSB機器150は、内蔵のモータの駆動で施錠装置を開錠できるように施錠装置に取り付けられた状態で、携帯電話機100に接続される。USB機器150は、携帯電話機100から電力が供給されると、この電力を利用して内蔵のモータを駆動して、扉用の施錠装置を開錠する。ここで、携帯電話機100は、ユーザが携帯するのではなく、開錠専用の端末として、扉よりも室内側に常設されている。また、携帯電話機100には、扉よりも室外側からコントロールできるように、開始イベントとして、電子メールの受信および通信要求の着信が設定されている。入室が認められているユーザは、開錠装置を開錠させて入室したい場合、自身が携帯する他の携帯電話機から、携帯電話機100に対して電子メールを送信するか、もしくは、携帯電話機100に対して通話要求を発信する。携帯電話機100は、電子メールを受信または通話要求を着信すると、USB機器150へ電力を供給してこれを動作させることにより、施錠装置を開錠する。
図11は、格納部220に格納されている開始イベント情報の一例を示す。図11に示す開始イベント情報には、開始イベントとして「電子メール受信」が設定されている。また、この開始イベントには、付加情報として「○○○@×××.jp」が対応付けられている。この設定によれば、携帯電話機100は、外部から電子メールを受信し、さらに受信した電子メールの送信先のメールアドレスが「○○○@×××.jp」の場合のみ、USB機器150に対する電力の供給を開始し、施錠装置を開錠する。このように、特定のメールアドレスからの電子メールを受信した場合のみに電力の供給を開始することにより、入室が認められていないユーザから送信された電子メールを受信したことによって施錠装置が開錠されてしまうことを防止することができる。
また、図11に示す開始イベント情報には、開始イベントとして「通話要求着信」が設定されている。また、この開始イベントには、付加情報として「090−xxxx−○○○○」が対応付けられている。この設定によれば、携帯電話機100は、外部から通話要求を着信し、さらに着信した通話要求から特定される発信元の電話番号が「090−xxxx−○○○○」の場合のみ、USB機器150に対する電力の供給を開始し、施錠装置を開錠する。このように、特定の電話番号からの通話要求を着信した場合のみに電力の供給を開始することにより、入室が認められていないユーザから発信された通話要求を着信したことによって施錠装置が開錠されてしまうことを防止することができる。
なお、本発明は、上記した形態での実施に限らず、以下のように変形させて実施してもよい。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
(変形例1)
各実施形態では、USB機器150への電力の供給を自動的に開始および終了させる機能について説明した。これに加え、携帯電話機100は、USB機器150への電力の供給をユーザの指示により開始および終了させる機能を有してもよい。
各実施形態では、USB機器150への電力の供給を自動的に開始および終了させる機能について説明した。これに加え、携帯電話機100は、USB機器150への電力の供給をユーザの指示により開始および終了させる機能を有してもよい。
(変形例2)
各実施形態では、USB機器150の一例として、オルゴール装置、人形が踊りだす装置、および施錠装置を説明したが、これらに限らない。USB機器150は、携帯電話機100からの電力の供給の開始/停止に応じて、動作を開始/停止するものであれば、どのような動作をおこなうものであってもよい。たとえば、USB機器150は、携帯電話機100からの電力の供給の開始/停止に応じて、モータの駆動を開始/停止するものや、発光を開始/停止するもの、発音を開始/停止するもの、画像の表示を開始/停止するものなど、どのようなものであってもよい。
各実施形態では、USB機器150の一例として、オルゴール装置、人形が踊りだす装置、および施錠装置を説明したが、これらに限らない。USB機器150は、携帯電話機100からの電力の供給の開始/停止に応じて、動作を開始/停止するものであれば、どのような動作をおこなうものであってもよい。たとえば、USB機器150は、携帯電話機100からの電力の供給の開始/停止に応じて、モータの駆動を開始/停止するものや、発光を開始/停止するもの、発音を開始/停止するもの、画像の表示を開始/停止するものなど、どのようなものであってもよい。
(変形例3)
第5実施形態では、モータを駆動して開錠装置を開錠するUSB機器150を説明したが、USB機器150は、開錠用のリモコン信号を開錠装置へ送信することによって、開錠装置を開錠するリモコンキーなどであってもよい。
第5実施形態では、モータを駆動して開錠装置を開錠するUSB機器150を説明したが、USB機器150は、開錠用のリモコン信号を開錠装置へ送信することによって、開錠装置を開錠するリモコンキーなどであってもよい。
(変形例4)
第5実施形態では、施錠装置を開錠するUSB機器150を説明したが、施錠装置の施錠と開錠との双方をおこなうものであってもよい。たとえば、USB機器150は、電力の供給をうけるたびに、施錠用の信号と開錠用の信号とを交互に送信することによって、施錠装置の施錠と開錠とを交互におこなうものであってもよい。この場合、携帯電話機100が電力供給場所へ進入したことと、携帯電話機100が電力供給場所から退出したこととを開始イベントとして設定しておけば、携帯電話機100が電力供給場所へ進入したときに施錠装置を開錠し、携帯電話機100が電力供給場所から退出したときに施錠装置を施錠するといったことも可能となる。
第5実施形態では、施錠装置を開錠するUSB機器150を説明したが、施錠装置の施錠と開錠との双方をおこなうものであってもよい。たとえば、USB機器150は、電力の供給をうけるたびに、施錠用の信号と開錠用の信号とを交互に送信することによって、施錠装置の施錠と開錠とを交互におこなうものであってもよい。この場合、携帯電話機100が電力供給場所へ進入したことと、携帯電話機100が電力供給場所から退出したこととを開始イベントとして設定しておけば、携帯電話機100が電力供給場所へ進入したときに施錠装置を開錠し、携帯電話機100が電力供給場所から退出したときに施錠装置を施錠するといったことも可能となる。
(変形例5)
電力供給制御部222は、当該携帯電話機100において、図4で説明したような開始イベントが発生した時点では、当該携帯電話機100の状態が開始不可条件に該当していなくとも、USB機器150に対して電力を供給している間に、当該携帯電話機100の状態が開始不可条件に該当することとなった場合には、この時点で、USB機器150に対する電力の供給を終了させてもよい。たとえば、開始不可条件が「電池残量30%未満」の場合を例に説明すると、当該携帯電話機100において開始イベントが発生し、この時点で当該携帯電話機100の電池残量が30%以上であれば、電力供給制御部222は、USB機器150に対する電力の供給を開始するが、その後、USB機器150に対して電力を供給している間に、当該携帯電話機100の電池残量が30%未満となった場合、この時点で、電力供給制御部222は、USB機器150に対する電力の供給を終了させるようにしてもよい。
電力供給制御部222は、当該携帯電話機100において、図4で説明したような開始イベントが発生した時点では、当該携帯電話機100の状態が開始不可条件に該当していなくとも、USB機器150に対して電力を供給している間に、当該携帯電話機100の状態が開始不可条件に該当することとなった場合には、この時点で、USB機器150に対する電力の供給を終了させてもよい。たとえば、開始不可条件が「電池残量30%未満」の場合を例に説明すると、当該携帯電話機100において開始イベントが発生し、この時点で当該携帯電話機100の電池残量が30%以上であれば、電力供給制御部222は、USB機器150に対する電力の供給を開始するが、その後、USB機器150に対して電力を供給している間に、当該携帯電話機100の電池残量が30%未満となった場合、この時点で、電力供給制御部222は、USB機器150に対する電力の供給を終了させるようにしてもよい。
(変形例6)
各実施形態では、携帯電話機100で発生するイベントを開始イベントとする例を説明したが、USB機器150で発生するイベントを、終了イベントとして設定してもよい。すなわち、USB機器150において予め設定されている終了イベントが発生した場合に、USB機器150に対する電源の供給を終了するようにしてもよい。また、USB機器150が、たとえば内蔵電池など、携帯電話機100からの電源の供給によらずに予備動作し、この予備動作で発生したイベントを携帯電話機100へ通知することが可能なものであれば、USB機器150で発生するイベントを、開始イベントとして設定してもよい。すなわち、USB機器150において予め設定されている開始イベントが発生した場合に、USB機器150に対する電源の供給を開始するようにしてもよい。また、USB機器150の状態を、開始不可条件として設定しても良い。
各実施形態では、携帯電話機100で発生するイベントを開始イベントとする例を説明したが、USB機器150で発生するイベントを、終了イベントとして設定してもよい。すなわち、USB機器150において予め設定されている終了イベントが発生した場合に、USB機器150に対する電源の供給を終了するようにしてもよい。また、USB機器150が、たとえば内蔵電池など、携帯電話機100からの電源の供給によらずに予備動作し、この予備動作で発生したイベントを携帯電話機100へ通知することが可能なものであれば、USB機器150で発生するイベントを、開始イベントとして設定してもよい。すなわち、USB機器150において予め設定されている開始イベントが発生した場合に、USB機器150に対する電源の供給を開始するようにしてもよい。また、USB機器150の状態を、開始不可条件として設定しても良い。
(変形例7)
携帯電話機100は、赤外線通信、近距離無線通信、SMS(Short Message Service)、非接触ICカード機能などによる無線通信など、通話および電子メール以外の他の通信機能を有してもよい。この場合、他の通信機能に関するイベント(たとえば、接続、切断、送信、受信、応答、通話、閲覧等)を、開始イベントまたは終了イベントに含めてもよい。要するに、開始イベントや終了イベントは、通話および電子メールに関するものに限らない。さらに言えば、開始イベントや終了イベントは、実施形態で説明したようにアラーム機能に関するものや、これ以外にも当該携帯電話機100の電池の残量に関するものや、当該携帯電話機100の位置に関するもの、基地局からの電波の受信強度に関するものなど、携帯電話機100で認識できるイベントであれば、通信機能に関するものに限らず、どのようなものであってもよい。たとえば、携帯電話機100に内蔵されている非接触ICカードと、店舗に設置されているICカードリーダとの通信が接続されたことを開始イベントとし、切断されたことを終了イベントとして設定してもよい。この例では、携帯電話機100の非接触ICカード機能により商品の代金を決済する際に、携帯電話機100がICカードリーダに近づけられて、非接触ICカードとICカードリーダとの通信が接続されると、携帯電話機100がUSB機器150へ電力の供給を開始し、切断されると、携帯電話機100がUSB機器150へ電力の供給を終了する。この場合、USB機器150として、たとえば人形が踊りだす装置などを用いれば、見た目の楽しさをユーザに与えることができるだけでなく、通常の動作音が聞き取りにくい状態であっても、非接触ICカードによる清算がおこなわれたことを容易に把握することができる。
携帯電話機100は、赤外線通信、近距離無線通信、SMS(Short Message Service)、非接触ICカード機能などによる無線通信など、通話および電子メール以外の他の通信機能を有してもよい。この場合、他の通信機能に関するイベント(たとえば、接続、切断、送信、受信、応答、通話、閲覧等)を、開始イベントまたは終了イベントに含めてもよい。要するに、開始イベントや終了イベントは、通話および電子メールに関するものに限らない。さらに言えば、開始イベントや終了イベントは、実施形態で説明したようにアラーム機能に関するものや、これ以外にも当該携帯電話機100の電池の残量に関するものや、当該携帯電話機100の位置に関するもの、基地局からの電波の受信強度に関するものなど、携帯電話機100で認識できるイベントであれば、通信機能に関するものに限らず、どのようなものであってもよい。たとえば、携帯電話機100に内蔵されている非接触ICカードと、店舗に設置されているICカードリーダとの通信が接続されたことを開始イベントとし、切断されたことを終了イベントとして設定してもよい。この例では、携帯電話機100の非接触ICカード機能により商品の代金を決済する際に、携帯電話機100がICカードリーダに近づけられて、非接触ICカードとICカードリーダとの通信が接続されると、携帯電話機100がUSB機器150へ電力の供給を開始し、切断されると、携帯電話機100がUSB機器150へ電力の供給を終了する。この場合、USB機器150として、たとえば人形が踊りだす装置などを用いれば、見た目の楽しさをユーザに与えることができるだけでなく、通常の動作音が聞き取りにくい状態であっても、非接触ICカードによる清算がおこなわれたことを容易に把握することができる。
(変形例8)
各実施形態では、携帯電話機100に各種情報(開始イベント情報、終了イベント情報、開始不可条件情報、および無効機能情報)を格納する構成としたが、これに限らない。たとえば、USB機器150に各種情報の一部または全部を設け、電力供給制御部222は、必要に応じて、USB機器150に設けられた各種情報を参照する構成としてもよい。このような構成によると、携帯電話機100のユーザは、携帯電話機100に対して各種情報の設定をおこなわなくてもよくなり、USB機器150を接続するだけで、USB機器150に応じた適切なタイミングで、USB機器150を動作させることができる。特に、無効機能情報のように、USB機器150の機種ごとに設定が異なる場合には、これをUSB機器150に格納する構成とすることで、設定に係るユーザの手間を大幅に省くことができる。上記において、USB機器150から一度参照した情報については、これを携帯電話機100のメモリ等に格納しておき、以降、電力供給制御部222は、メモリ等に格納された情報を参照するようにしてもよい。これにより、USB機器150から一度参照した情報については、以降、これをUSB機器150から参照する必要はなくなるため、この処理にかかる負荷を軽減することができる。
各実施形態では、携帯電話機100に各種情報(開始イベント情報、終了イベント情報、開始不可条件情報、および無効機能情報)を格納する構成としたが、これに限らない。たとえば、USB機器150に各種情報の一部または全部を設け、電力供給制御部222は、必要に応じて、USB機器150に設けられた各種情報を参照する構成としてもよい。このような構成によると、携帯電話機100のユーザは、携帯電話機100に対して各種情報の設定をおこなわなくてもよくなり、USB機器150を接続するだけで、USB機器150に応じた適切なタイミングで、USB機器150を動作させることができる。特に、無効機能情報のように、USB機器150の機種ごとに設定が異なる場合には、これをUSB機器150に格納する構成とすることで、設定に係るユーザの手間を大幅に省くことができる。上記において、USB機器150から一度参照した情報については、これを携帯電話機100のメモリ等に格納しておき、以降、電力供給制御部222は、メモリ等に格納された情報を参照するようにしてもよい。これにより、USB機器150から一度参照した情報については、以降、これをUSB機器150から参照する必要はなくなるため、この処理にかかる負荷を軽減することができる。
(変形例9)
各実施形態において、開始イベント、終了イベント、および開始不可条件をUSB機器150の機種ごとに異ならせてもよい。これを実現するため、開始イベント情報には、USB機器150の機種ごとに、当該機種と開始イベントとの対応付けを設定するようにしてもよい。また、終了イベント情報には、USB機器150の機種ごとに、当該機種と終了イベントとの対応付けを設定するようにしてもよい。また、開始不可条件情報には、USB機器150の機種ごとに、当該機種と開始不可条件との対応付けを設定するようにしてもよい。
各実施形態において、開始イベント、終了イベント、および開始不可条件をUSB機器150の機種ごとに異ならせてもよい。これを実現するため、開始イベント情報には、USB機器150の機種ごとに、当該機種と開始イベントとの対応付けを設定するようにしてもよい。また、終了イベント情報には、USB機器150の機種ごとに、当該機種と終了イベントとの対応付けを設定するようにしてもよい。また、開始不可条件情報には、USB機器150の機種ごとに、当該機種と開始不可条件との対応付けを設定するようにしてもよい。
(変形例10)
第4実施形態では、開始イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ進入すると、USB機器150に対する電力の供給を開始することとした。これに加え、終了イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ退出すると、USB機器150に対する電力の供給を終了するようにしてもよい。こうすると、携帯電話機100が電力供給場所に居続ける間、USB機器150に対して電力を供給し続けることができる。
第4実施形態では、開始イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ進入すると、USB機器150に対する電力の供給を開始することとした。これに加え、終了イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ退出すると、USB機器150に対する電力の供給を終了するようにしてもよい。こうすると、携帯電話機100が電力供給場所に居続ける間、USB機器150に対して電力を供給し続けることができる。
(変形例11)
第4実施形態では、開始イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ進入すると、USB機器150に対する電力の供給を開始することとした。これに限らず、開始イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所から退出すると、USB機器150に対する電力の供給を開始するようにしてもよい。さらに、終了イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ進入すると、USB機器150に対する電力の供給を終了するようにしてもよい。こうすると、携帯電話機100が電力供給場所から離れている間、USB機器150に対して電力を供給し続けることができる。
第4実施形態では、開始イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ進入すると、USB機器150に対する電力の供給を開始することとした。これに限らず、開始イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所から退出すると、USB機器150に対する電力の供給を開始するようにしてもよい。さらに、終了イベント情報に電力供給場所を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ進入すると、USB機器150に対する電力の供給を終了するようにしてもよい。こうすると、携帯電話機100が電力供給場所から離れている間、USB機器150に対して電力を供給し続けることができる。
(変形例12)
第4実施形態では、携帯電話機100が電力供給場所へ進入したことを検出すると、無条件で、USB機器150に対する電力の供給を開始することとした。これに限らず、格納部220に格納されている開始不可情報に予め開始不可条件を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ進入したことを検出した場合であっても、当該携帯電話機100の状態が開始不可条件に該当する場合は、USB機器150に対する電力の供給を開始しないようにしてもよい。この場合、開始不可条件は、当該電力供給場所の一部の領域へ進入したことであってもよい。
第4実施形態では、携帯電話機100が電力供給場所へ進入したことを検出すると、無条件で、USB機器150に対する電力の供給を開始することとした。これに限らず、格納部220に格納されている開始不可情報に予め開始不可条件を設定しておき、携帯電話機100が電力供給場所へ進入したことを検出した場合であっても、当該携帯電話機100の状態が開始不可条件に該当する場合は、USB機器150に対する電力の供給を開始しないようにしてもよい。この場合、開始不可条件は、当該電力供給場所の一部の領域へ進入したことであってもよい。
(変形例13)
第4実施形態において、携帯電話機100以外に、当該携帯電話機100が通話に利用する移動通信網の基地局や、当該携帯電話機100の位置を登録する位置登録装置など、当該携帯電話機100の位置に関する情報を出力することが可能な他の装置が存在する場合、電力供給制御部222は、この他の装置から送られてきた位置情報に基づいて、当該携帯電話機100の位置を特定してもよい。要するに、当該携帯電話機100の位置を特定する方法は、GPSユニット1570が生成した位置情報に基づくものに限らない。
第4実施形態において、携帯電話機100以外に、当該携帯電話機100が通話に利用する移動通信網の基地局や、当該携帯電話機100の位置を登録する位置登録装置など、当該携帯電話機100の位置に関する情報を出力することが可能な他の装置が存在する場合、電力供給制御部222は、この他の装置から送られてきた位置情報に基づいて、当該携帯電話機100の位置を特定してもよい。要するに、当該携帯電話機100の位置を特定する方法は、GPSユニット1570が生成した位置情報に基づくものに限らない。
(変形例14)
第4実施形態では、開始イベント情報に対し、電力供給場所の設定内容を確認しやすくするため、電力供給場所の名称を格納することとしたが、この名称を格納せずに、電力供給場所の座標を格納するようにしてもよい。開始イベント情報において、各電力供給場所には、当該電力供給場所の座標の範囲が対応付けられていてもよい。この場合、電力供給制御部222は、GPSユニット1570が生成した位置情報に示されている座標が、いずれかの電力供給場所の座標の範囲内の場合、当該携帯電話機100が電力供給場所に進入したと判断する。
第4実施形態では、開始イベント情報に対し、電力供給場所の設定内容を確認しやすくするため、電力供給場所の名称を格納することとしたが、この名称を格納せずに、電力供給場所の座標を格納するようにしてもよい。開始イベント情報において、各電力供給場所には、当該電力供給場所の座標の範囲が対応付けられていてもよい。この場合、電力供給制御部222は、GPSユニット1570が生成した位置情報に示されている座標が、いずれかの電力供給場所の座標の範囲内の場合、当該携帯電話機100が電力供給場所に進入したと判断する。
(変形例15)
第3実施形態では、USB機器150の機種ごとに開始イベントを設定し、接続されたUSB機器150の機種に応じたタイミングで、電力の供給を開始することにより、接続されたUSB機器150の機種に応じた適切なタイミングで、当該USB機器150を動作させることとした。これ以外の方法として、たとえば、以下のようにしてもよい。携帯電話機100は、複数の開始イベントを開始イベント情報に設定しておき、いずれかの開始イベントが発生すると、その都度、USB機器150の電力の供給を開始するとともに、発生した開始イベントが示された発生イベント情報を、USB機器150へ送信する。USB機器150は、当該USB機器150が動作を開始する開始イベントを予め記憶しておき、携帯電話機100から電力の供給が開始され、発生イベント情報が送信されると、その都度、発生イベント情報に示されている開始イベントが、記憶しておいた開始イベントと一致するかを判断し、一致した場合は、動作をおこなう。この方法によっても、接続されたUSB機器150の機種に応じた適切なタイミングで、当該USB機器150を動作させることができる。
第3実施形態では、USB機器150の機種ごとに開始イベントを設定し、接続されたUSB機器150の機種に応じたタイミングで、電力の供給を開始することにより、接続されたUSB機器150の機種に応じた適切なタイミングで、当該USB機器150を動作させることとした。これ以外の方法として、たとえば、以下のようにしてもよい。携帯電話機100は、複数の開始イベントを開始イベント情報に設定しておき、いずれかの開始イベントが発生すると、その都度、USB機器150の電力の供給を開始するとともに、発生した開始イベントが示された発生イベント情報を、USB機器150へ送信する。USB機器150は、当該USB機器150が動作を開始する開始イベントを予め記憶しておき、携帯電話機100から電力の供給が開始され、発生イベント情報が送信されると、その都度、発生イベント情報に示されている開始イベントが、記憶しておいた開始イベントと一致するかを判断し、一致した場合は、動作をおこなう。この方法によっても、接続されたUSB機器150の機種に応じた適切なタイミングで、当該USB機器150を動作させることができる。
(変形例16)
携帯電話機100のUSBインターフェース140は、複数の接続ポートを有し、複数のUSB機器150が同時に接続されてもよい。この場合、複数のUSB機器150の各々に対して採用する開始イベントは共通であってもよく、複数のUSB機器150の各々が、当該USB機器150の機種に対応した開始イベントを採用してもよい。前者であれば、開始イベントが発生すると、複数のUSB機器150の各々に対して、電力の供給を開始して、動作させることができる。後者であれば、開始イベントが発生すると、この開始イベントに対応付けられているUSB機器150のみに対して、電力の供給を開始して、動作させることができる。
携帯電話機100のUSBインターフェース140は、複数の接続ポートを有し、複数のUSB機器150が同時に接続されてもよい。この場合、複数のUSB機器150の各々に対して採用する開始イベントは共通であってもよく、複数のUSB機器150の各々が、当該USB機器150の機種に対応した開始イベントを採用してもよい。前者であれば、開始イベントが発生すると、複数のUSB機器150の各々に対して、電力の供給を開始して、動作させることができる。後者であれば、開始イベントが発生すると、この開始イベントに対応付けられているUSB機器150のみに対して、電力の供給を開始して、動作させることができる。
(変形例17)
各種情報(開始イベント情報、終了イベント情報、開始不可条件情報、および無効機能情報)には、さらなる条件が設定されてもよい。たとえば、電子メールの受信を開始イベントとして設定した場合、さらなる条件として、送信元のメールアドレスなどを設定してもよい。この例では、電子メールを受信した場合、受信した電子メールの送信元のメールアドレスが、さらなる条件として設定されたメールアドレスと一致すれば、当該携帯電話機110は、受信音を発するなどの通常の動作をおこなわず、USB機器150への電力の供給を開始し、USB機器150を動作させる。一方、受信した電子メールの送信元のメールアドレスが、さらなる条件として設定されたメールアドレスと一致しなければ、当該携帯電話機110は、受信音を発するなどの通常の動作をおこない、USB機器150への電力の供給を開始せず、USB機器150を動作させない。
各種情報(開始イベント情報、終了イベント情報、開始不可条件情報、および無効機能情報)には、さらなる条件が設定されてもよい。たとえば、電子メールの受信を開始イベントとして設定した場合、さらなる条件として、送信元のメールアドレスなどを設定してもよい。この例では、電子メールを受信した場合、受信した電子メールの送信元のメールアドレスが、さらなる条件として設定されたメールアドレスと一致すれば、当該携帯電話機110は、受信音を発するなどの通常の動作をおこなわず、USB機器150への電力の供給を開始し、USB機器150を動作させる。一方、受信した電子メールの送信元のメールアドレスが、さらなる条件として設定されたメールアドレスと一致しなければ、当該携帯電話機110は、受信音を発するなどの通常の動作をおこない、USB機器150への電力の供給を開始せず、USB機器150を動作させない。
(変形例18)
各実施形態では、通信端末の一例として携帯電話機を用いた例を説明したが、PDA(Personal Digital Assistant)、ナビゲーション装置、携帯音楽プレーヤー、ノートPC(Personal Computer)などを用いてもよい。また、通信端末は、携帯可能なものに限らず、固定電話や、デスクトップPC、通信機能を有する家電製品などであってもよい。要するに通信端末には、通信機能およびUSBインターフェースを有し、当該USBインターフェースからUSB機器に対して電力を供給することが可能な機器であれば、どのような機器を用いてもよい。
各実施形態では、通信端末の一例として携帯電話機を用いた例を説明したが、PDA(Personal Digital Assistant)、ナビゲーション装置、携帯音楽プレーヤー、ノートPC(Personal Computer)などを用いてもよい。また、通信端末は、携帯可能なものに限らず、固定電話や、デスクトップPC、通信機能を有する家電製品などであってもよい。要するに通信端末には、通信機能およびUSBインターフェースを有し、当該USBインターフェースからUSB機器に対して電力を供給することが可能な機器であれば、どのような機器を用いてもよい。
10…携帯電話システム、100…携帯電話機、110…筐体、120…ディスプレイ、スピーカ125、130…入力デバイス、135…マイク、140…USBインターフェース、150…USB機器、212…通話制御部、214…電子メール制御部、216…アラーム制御部、220…格納部、222…電力供給制御部、226…タイマ
Claims (6)
- USBインターフェースと、
前記USBインターフェースに接続された機器に対し、当該USBインターフェースを介して電力を供給する電力供給部と、
前記機器に対する電力の供給を開始するトリガとなるイベントである開始イベントが示された開始イベント情報を格納する格納部と、
当該通信端末において、前記開始イベント情報に示された前記開始イベントが発生したことを検出すると、前記電力供給部による前記機器に対する電力の供給を開始させる電力供給制御部と
を備えることを特徴とする通信端末。 - 前記格納部は、
前記機器に対する電力の供給を終了するトリガとなるイベントである終了イベントが示された終了イベント情報を格納し、
前記電力供給制御部は、
前記機器に対する電力の供給が開始された後に、当該通信端末において、前記終了イベント情報に示された前記終了イベントが発生したことを検出すると、前記機器に対する電力の供給を終了させる
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。 - 前記格納部は、
前記機器に対する電力の供給を開始しない条件である開始不可条件が示された開始不可条件情報を格納し、
前記電力供給制御部は、
前記開始イベントが発生したことを検出した場合であっても、当該通信端末の状態が、前記開始不可条件情報に示された前記開始不可条件に合致する場合には、前記機器に対する電力の供給を開始させない
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末。 - 前記格納部は、
前記機器に対して電力が供給されている間に無効にする当該通信端末の機能が示された無効機能情報を格納し、
前記電力供給制御部は、
前記機器に対して電力が供給されている間、前記無効機能情報に示された当該通信端末の機能を無効にする
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信端末。 - 当該通信端末の位置を検出する位置検出部をさらに備え、
前記格納部は、
前記機器に対して電力の供給を開始する場所である電力供給場所が示された前記開始イベント情報を格納し、
前記電力供給制御部は、
前記位置検出部によって検出された当該通信端末の位置が、前記開始イベント情報に示された前記電力供給場所であると判断した場合、前記機器に対する電力の供給を開始させる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信端末。 - USBインターフェースと、
前記USBインターフェースに接続された機器に対し、当該USBインターフェースを介して電力を供給する電力供給部と
を備えた通信端末のコンピュータを、
前記機器に対する電力の供給を開始するトリガとなるイベントである開始イベントが示された開始イベント情報を格納する格納手段、
当該通信端末において、前記開始イベント情報に示された前記開始イベントが発生したことを検出すると、前記電力供給部による前記機器に対する電力の供給を開始させる電力供給制御手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010139735A JP2012004965A (ja) | 2010-06-18 | 2010-06-18 | 通信端末およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010139735A JP2012004965A (ja) | 2010-06-18 | 2010-06-18 | 通信端末およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012004965A true JP2012004965A (ja) | 2012-01-05 |
Family
ID=45536411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010139735A Pending JP2012004965A (ja) | 2010-06-18 | 2010-06-18 | 通信端末およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012004965A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8890429B2 (en) | 2012-09-14 | 2014-11-18 | Panasonic Corporation | Solid-state light-emitting element drive device, lighting system and lighting fixture |
JP2015126282A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
-
2010
- 2010-06-18 JP JP2010139735A patent/JP2012004965A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8890429B2 (en) | 2012-09-14 | 2014-11-18 | Panasonic Corporation | Solid-state light-emitting element drive device, lighting system and lighting fixture |
JP2015126282A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
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