JP2012004632A - 監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】指定された保存時間を守り、かつ記録媒体を効率的に使用する。
【解決手段】映像情報または音声情報を、設定された目標符号化速度で符号化して、符号化情報を生成する符号化手段11nと、符号化手段11nにより生成された符号化情報を記録する記録手段22と、記録手段22に記録された所定期間ごとの符号化情報量と、記録手段22の記録容量および予め指定された保存期間から算出された所定期間での標準符号化情報量とに基づいて、目標符号化速度を調整する制御手段21とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、映像情報または音声情報を記録する記録装置を備えた監視システムに関し、指定された保存期間を守りつつ、かつ記録媒体を効率的に活用する監視システムに関するものである。
従来の映像監視システムでは、カメラと記録装置とを備えている。この記録装置は、カメラによる映像情報を符号化して映像符号化情報を生成するエンコーダ部と、生成された映像符号化情報を記録する記録部と、エンコーダ部を制御する制御部とを有している。ここで、制御部は、記録部を効率的に活用するために、記録部の容量に応じた標準符号化速度を設定し、エンコーダ部による映像情報の符号化速度が標準符号化速度に近づくように制御している(例えば特許文献1参照)。
具体的には、制御部は、まず、記録部の映像符号化情報の記録時間Dと、記録部のデータ空き容量P0とに基づいて、次式よりエンコーダ部の標準符号化速度Rを算出する。

Figure 2012004632
次いで、制御部は、記録を開始して所定時間dに間に記録部に記録された映像符号化情報量Qに基づいて、次式より実際の符号化速度R’を算出する。

Figure 2012004632
次いで、制御部は、算出した標準符号化速度Rと実際の符号化速度R’との乖離率に基づいて、実際の符号化速度R’が標準符号化速度Rに近づくように符号化速度を調整する。これにより、映像符号化情報の画質と記録時間Dとのバランスがとれた適切な記録をおこなうことができる。
特開2006−311414号公報
特許文献1に開示される従来の映像監視システムでは、記録開始時の実際の符号化速度R’を標準符号化速度Rに近づけるように制御することで、指定された記録時間Dとほぼ同じ時間記録が行うことができ、また記録時間に応じた画質で記録することができる。
しかしながら、記録開始時の符号化速度R’が標準符号化速度Rより大きい場合、標準符号化速度Rで記録された場合に比べて、Q−Rd=(R’−R)dだけ余分に映像符号化情報が記録されてしまうことになる。その後、実際の符号化速度R’を符号化速度がRに近づけるように調整を行うが、先に余分に記録された状態のまま符号化速度R’の調整を行うため、(R’−R)d分だけ早くデータ空き容量P0を消費してしまうことになる。これにより、指定された記録時間Dを守ることができないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、定期的に記録された符号化情報量を確認し、保存期間に記録する符号化情報の総量が記録装置の総記録容量以下となるように目標符号化速度の制御を行うことで、指定された保存時間を守り、かつ記録媒体を効率的に使用することができる監視システムを提供することを目的とする。
この発明に係る監視システムは、映像情報または音声情報を、設定された目標符号化速度で符号化して、符号化情報を生成する符号化手段と、符号化手段により生成された符号化情報を記録する記録手段と、記録手段に記録された所定期間ごとの符号化情報量と、記録手段の記録容量および予め指定された保存期間から算出された所定期間での標準符号化情報量とに基づいて、目標符号化速度を調整する制御手段とを備えるものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、映像情報または音声情報を、設定された目標符号化速度で符号化して、符号化情報を生成する符号化手段と、符号化手段により生成された符号化情報を記録する記録手段と、記録手段に記録された所定期間ごとの符号化情報量と、記録手段の記録容量および予め指定された保存期間から算出された所定期間での標準符号化情報量とに基づいて、目標符号化速度を調整する制御手段とを備えることで、指定された保存期間を守り、かつ記録媒体を効率的に使用することができる。
この発明の実施の形態1に係る映像監視システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における記録手段の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る映像監視システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における記録手段に記録された映像符号化情報量の遷移を示す図である。 この発明の実施の形態1における制御手段による映像符号化情報量の記録制御を説明する図である。 この発明の実施の形態1における記録手段の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2における記録手段の記録容量の割り当てを説明する図である。 この発明の実施の形態2における記録手段の記録容量の別の割り当てを説明する図である。 この発明の実施の形態2における記録手段の記録容量の別の割り当てを説明する図である。 この発明の実施の形態3における記録手段に記録された映像符号化情報量の遷移を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る映像監視システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態4における記録手段に記録された映像符号化情報の遷移を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
なお、以下では監視システムとして、映像符号化情報を記録する映像監視システムを用いて説明を行う。
図1はこの発明の実施の形態1に係る映像監視システムの構成を示す図である。
映像監視システムは、図1に示すように、複数のカメラ1n(1a〜1x)および記録装置2から構成されている。なお、カメラ1nと記録装置2とはネットワーク3により接続されている。
カメラ1nは、所定の監視領域を撮影するものである。このカメラ1nにより撮影された映像情報は、カメラ1n内部に設けられた符号化手段11n(11a〜11x)に出力される。
符号化手段11nは、カメラ1nにより撮像された映像情報を符号化して映像符号化情報を生成するものである。なお、符号化手段11nは、記録装置2の後述する制御手段22により設定された目標符号化速度に従い、映像情報の符号化を行う。この符号化手段11nにより生成された映像符号化情報はネットワーク3を介して記録装置2に出力される。
記録装置2は、カメラ1nにより撮影され符号化手段11nにより符号化された映像符号化情報を記録するものである。この記録装置2は、記録手段21および制御手段22を有している。
記録手段21は、カメラ1nからの映像符号化情報を記録するものである。この記録手段21内の記録媒体は、図2に示すようなリングバッファ構造に構成されている。このリングバッファ構造では、映像符号化情報の記録が記録領域を一巡した場合には、既に記録されている映像符号化情報のうち、最も古いものから順に上書きをして記録を継続する。
制御手段22は、所定期間(固定期間T)ごとに、記録手段21に記録された映像符号化情報量と予め設定した標準符号化速度とに基づいて、各符号化手段11nの目標符号化速度を調整するものである。この制御手段22により調整された目標符号化速度を示す情報はネットワーク3を介して符号化手段11nに出力される。
次に、上記のように構成された映像監視システムの動作について説明する。
図3はこの発明の実施の形態1に係る映像監視システムの動作を示すフローチャートである。
映像監視システムの動作では、図3に示すように、まず、カメラ1nは、所定の監視領域を撮影する(ステップST31)。このカメラ1nにより撮影された映像情報は符号化手段11nに出力される。
次いで、符号化手段11nは、制御手段22により設定された目標符号化速度に従い、カメラ1nにより撮像された映像情報を符号化して映像符号化情報を生成する(ステップST32)。この符号化手段11nにより生成された映像符号化情報はネットワーク3を介して記録手段21に出力される。
次いで、記録手段21は、カメラ1nからネットワーク3を介して出力された映像符号化情報を記録する(ステップST33)。
次に、制御手段22による符号化手段11nに対する目標符号化速度の調整について図2,4,5を参照しながら説明する。
図4はこの発明の実施の形態1における記録手段21に記録された映像符号化情報の遷移を示した図であり、図4(a)は固定期間Tごとの映像符号化情報量を示し、図4(b)は映像符号化情報量と標準映像符号化情報量Vとの固定期間Tごとの差分の累積値ΔVを示している。
また、図5はこの実施の形態1における制御手段22による映像符号化情報量の記録制御を説明する図である。
図2に示すように、映像符号化情報の記録手段21への記録開始時刻をtとし、リングバッファ構造の記録手段21を一巡した記録一巡時刻をtとすると、この一巡に要した記録一巡期間をTは以下の関係を満たすことになる。

Figure 2012004632
そして制御手段22は、記録手段21に記録された映像符号化情報量を予め設定した固定期間Tごとに監視し、記録一巡時間Tが予め不図示の入力手段経由で設定された保存期間Tより短くなることなく、かつ長くなりすぎないように各符号化手段11nの目標符号化速度を調整する。
まず、制御手段22は、保存期間T、記録手段21の記録容量VALL、固定期間Tから、固定期間Tあたりの標準映像符号化情報量Vを下記のように算出する。

Figure 2012004632

なお、固定期間Tとしては、例えば、1分,5分,10分,15分,30分,1時間,3時間,6時間,12時間,24時間(1日)などの値を設定する。この固定期間Tに対する要求条件は特に無いが、保存期間Tの整数分の1とすることで、記録媒体を効率的に使用することができる。
また、制御手段22は、各符号化手段11nに対して、基本的には各々の標準符号化速度の総和rが以下となるように目標符号化速度を設定する。

Figure 2012004632

ここで、制御手段22は、標準符号化速度の総和r以内であれば、各符号化手段11nに対して一律の目標符号化速度を設定してもよいし、各符号化手段11nに対して個別の目標符号化速度を設定してもよい。
一方、各符号化手段11nにおける実際の符号化速度は、入力された映像情報の複雑さに影響を受け、必ずしも目標符号化速度に一致するわけでは無く、目標符号化速度より大きな値となる場合もある。
例えば図4(a)の固定期間T1部分に示すように、固定期間T1で記録された映像符号化情報量が標準映像符号化情報量Vを上回る場合がある。
このような状況が続くような場合、記録された映像符号化情報量が標準映像符号化情報量Vを上回り続けるため、保存期間Tよりも早く記録一巡期間Tが満了してしまうことになる。
そこで、制御手段22は、例えば図4(b)に示す第一閾値を設定して、記録された映像符号化情報量が第一閾値を上回る場合には、次の固定期間T2において各符号化手段11nの目標符号化速度を減少させ、記録された映像符号化情報量と標準映像符号化情報量Vとの差分の累積値ΔVが負に振れるように調整する。
この際、制御手段22は、各符号化手段11nに対して一律の割合で目標符号化速度を減少(例えば10%減)させてもよいし、各符号化手段11nに対して個別に目標符号化速度を増減させてもよい。
その後、固定期間T3以降についても、制御手段22は、固定期間Tごとに映像符号化情報記録量の確認を行い、記録された映像符号化情報量と標準映像符号化情報量Vとの差分の累積値ΔVが負を保ちつつ、負の方向に大きく振れないように留意しながら各符号化手段11nに対する目標符号化速度の調整を行う。
ここで、第一閾値のみでは、各符号化手段11nに入力された映像情報の複雑さに応じて差分の累積値ΔVが正の値を取る可能性もある。そこで、図4(b)に示すように、制御手段22は、第一閾値よりもさらに負に振れた第二閾値を追加して、差分の累積値ΔVが、第一閾値と第二閾値の範囲内に収まるように制御を行うようにしてもよい。
なお、制御手段22は、固定期間T2以降の全固定期間Tにおいて差分の累積値ΔVを負に抑える制御を行っているが、差分の累積値ΔVを負に抑えることが必須であるのは記録開始後の最初の保存期間T(リングバッファの一巡目)における最終固定期間T以降であり、それより前は正の値となっていてもよい。
つまり、記録開始後の最初の保存期間Tにおける最終固定期間Tより一つ前の固定期間Tまでは、第一閾値のみを用いた制御を行い、それ以降、第二閾値を設定して制御を行うようにしてもよく、これにより柔軟な運用が可能となる。
また、制御手段22は、各符号化手段11nに対する一律もしくは個別の目標符号化速度の調整を継続して行う必要はなく、両者を混在させて随時変更してもよい。
例えば、映像監視システムをオフィスビルなどで使用する場合、出勤や退勤の時間帯はビルの出入り口周辺のカメラ1nの符号化手段11nに対して、就業時間中はオフィスの出入り口周辺のカメラ1nの符号化手段11nに対して目標符号化速度を高めに割り当てるようにしてもよく、これにより柔軟な運用が可能となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、制御手段22が記録手段21に記録された映像符号化情報量を定期的に確認し、その累積値が標準映像符号化情報量Vの累積値よりも小さくなるように制御するように構成したので、指定された保存期間Tを確実に守ることができる。また、差分の累積値ΔVの絶対値が大きくならないように制御するように構成したので、目標符号化速度が必要以上に小さくなることはなく、記録媒体を有効活用することができる。
なお、この実施の形態1では、記録手段21を1つのリングバッファ構造を持つものとして説明を行ったが、図6で示すように保存期間Tを同じくする複数のカメラ1nごとにカメラグループ作り、カメラグループごとにリングバッファを設けるように構成してもよい。
実施の形態2.
実施の形態2では、記録手段21の記録容量の増設が行われた場合に、使用者による設定動作を伴わずに自動で保存期間Tの延長を行う手法について示す。
なお、この実施の形態2に係る映像監視システムは、図1に示す映像監視システムの構成と同様であり、以下図1を参照しながら説明を行う。
図7はこの発明の実施の形態2における記録手段21の記録容量の割り当てを説明する図である。
制御手段22は、実施の形態1における制御手段22の機能に加えて、システム運用中に記録手段21の記録容量の増設が行われた場合に、その増設量を検知して、増設前の各カメラグループ用リングバッファの記録容量比に応じて、各リングバッファに対して増設された記録容量の割り当てを行い、保存期間Tの再設定を行う。
例えば図7に示すように、増設前の各カメラグループ用リングバッファの記録容量の割り当てが、カメラグループAでは固定期間T換算で20期間分、カメラグループBは16期間分、カメラグループCは12期間分であった場合、その比率は5:4:3である。
また、カメラグループA〜Cの1固定期間T分の記録容量(図7ではリングバッファの面積で表す)比が2:1:2である場合、実際に割り当てられている記録容量比は5:2:3である。そして制御手段22は、増設された記録容量を同じ比率で各カメラグループに分配する。
この比率を固定期間T換算すると、その比率は、当然ながら増設前と同じ5:4:3であり、図7の例では、カメラグループA〜Cに対して、各々5期間、4期間、3期間分の記録容量が割り当て、その期間分、保存期間Tを延長している。
以上のように、この実施の形態2によれば、制御手段22が記録手段21の記録容量の増設を検知し、増設が行われた場合には、制御手段22が自動で記録手段21を構成するカメラグループ用のリングバッファへの記録容量の割り当てを行い、保存期間Tの再設定を行うように構成したので、使用者が特別な設定動作を行わずに自動で保存期間Tの延長を行うことができる。
なお、この実施の形態2では、増設前後でカメラグループA〜Cごとの記録容量比が同じになるように増設された記録容量を分配したが、予め増設時の割当比率を決めておき、それに従って分配を行うように構成してもよい。図8では、各カメラグループに対して、等しく4期間分の記録容量を分配する場合について示している。
また、カメラグループごとに最大の割当量や割当優先度を決めておき、それに従って分配を行うように構成してもよい。図9では、カメラグループA,Bに対して、最大割当固定期間数(この場合、24期間)を設定するとともに、両者に優先的に増設容量の割当(カメラグループAに4期間、Bに8期間)を行い、残りをカメラグループCに割当(2期間)を行った場合について示している。
実施の形態3.
この実施の形態3では、記録手段21の記録容量の増設が行われた場合に、使用者による設定動作を伴わずに自動で標準映像符号化情報量Vを増加させて映像符号化情報の画質向上を行う手法について示す。
なお、この実施の形態3に係る映像監視システムは、図1に示す映像監視システムの構成と同様であり、以下図1を参照しながら説明を行う。
図10はこの発明の実施の形態3における記録手段21に記録された映像符号化情報の遷移を示す図である。
制御手段22は、実施の形態1における制御手段22の機能に加えて、図10に示すように、システム運用中に記録手段21の記録容量の増設が行われた場合に、その増設量を検知して、増設後の総記録容量に応じて標準映像符号化情報量Vの再設定を行う。
以上のように、この実施の形態3によれば、制御手段22が記録手段21の記録容量の増設を検知し、増設が行われた場合には、制御手段22が自動で標準映像符号化情報量Vの再設定を行うように構成したので、使用者が特別な設定動作を行わずに自動で標準映像符号化情報量Vを増加させて映像符号化情報の画質向上を行うことができる。
なお、この実施の形態3では、制御手段22は、増設前後で標準映像符号化情報量Vの再設定のみを行うように構成したが、映像の高圧縮符号化を行う場合、映像符号化速度がある程度まで高くなると、その増加に対して画質向上の効果が低くなる。例えば、従来の記録容量と同量の増設を行うなど相対的な増設量が多い場合などが、このような例に当てはまる。
このような場合に、制御手段22は、実施の形態2で示した保存期間Tの再設定と組み合わせて標準映像符号化情報量Vの再設定を行うことで、記録された映像符号化情報の画質向上と保存期間Tの延長を同時に行うようにしてもよい。
実施の形態4.
実施の形態4では、複数の記録装置2での映像符号化情報の保存期間を確実に守りつつ、記録媒体を有効活用する手法について示す。
図11はこの発明の実施の形態4に係る映像監視システムの構成を示す図である。図11に示すこの発明の実施の形態4に係る映像監視システムは、図1に示す実施の形態1における複数のカメラ1nおよび記録装置2を複数組(A,B,・・・)設けたものである。
また、各制御手段22A,22Bは、ネットワーク3を介して接続され、映像符号化情報の発生見込み量と、実際に記録手段21A,21Bに記録された映像符号化情報量との固定期間Tごとの差分の累積値VA、VBを示す情報を相互に交換する。ここで、映像符号化情報の発生見込み量とは、制御手段22A,22Bによる目標符号化速度の設定がない場合に、各符号化手段11nA,11nBにより生成される映像符号化情報の推定量を集約したものである。
ここで制御手段22A,22Bは、両者の差分の累積値VA、VBの傾向に大きな差異が発生している場合には、その差が小さくなるよう符号化手段11nA,11nBと記録装置2A,3Bの対応関係の変更を動的に実施する。
次に、上記のように構成された映像監視システムの動作について説明する。
図12はこの発明の実施の形態4における記録手段21に記録される映像符号化情報の遷移例を示す図である。ここで、図12(a)は記録装置2Aにおける固定期間Tごとの映像符号化情報量の発生見込み量を示し、図12(b)は記録装置2Aにおける固定期間Tごとの映像符号化情報の発生見込み量と、実際に記録された映像符号化情報量との差分の累積値VAを示している。また、図12(c)は記録装置2Bにおける固定期間Tごとの映像符号化情報量の発生見込み量を示し、図12(d)は記録装置2Bにおける固定期間Tごとの映像符号化情報の発生見込み量と、実際に記録された映像符号化情報量との差分の累積値VBを示している。
なお、制御手段22A,22Bによる記録手段21A,21Bに記録される映像符号化情報量の監視、およびその情報を用いた符号化手段11nA,11nBへの目標符号化速度の設定処理は、実施の形態1〜3と同様であり、その説明を省略する。
ここで例えば、カメラ1nAでは定常的に複雑な映像が撮影され、カメラ1nBでは定常的に単純な映像が撮影されている場合、制御手段22Aは、制御手段22Bが設定する目標符号化速度に対して、遅めの目標符号化速度を設定することになる。
このような制御により、記録装置2A,2Bは、いずれも保存期間Tを確実に守ることができるが、記録手段21Aに記録された映像符号化情報の画質は、記録手段21Bに記録された映像符号化情報の画質に比べて、劣るものとなってしまう。
そこで制御手段22A,22Bでは、映像符号化情報の発生見込み量と、実際に記録手段21A,21Bに記録された映像符号化情報量との固定期間Tごとの差分の累積値VA、VBを示す情報を相互に交換を行う。
次いで、制御手段22A,22Bは、両者の差分の累積値VA、VBの傾向を比較し、この傾向に大きな差異が発生している場合には、その差が小さくなるよう符号化手段11nA,11nBと記録装置2A,3Bの対応関係の変更を動的に実施する。
例えば、図12(b)に示すように記録装置2Aにおける累積値VAが常に上昇(カメラ1nAで定常的に複雑な映像を撮影)し、記録装置2Bの累積値VBが零近辺で安定(カメラ1nBで定常的に単純な映像を撮影)している場合には、制御手段22A,22Bでは、記録装置2Aに割り当てられている符号化手段11nAのうちの幾つかを記録装置2Bに割り当てる。このように、記録装置2A,2Bに割り当てられる符号化手段11nA,11nBを変更することによって、累積値VA、VBの変動を均等化する。
なお、記録装置2A,2B間で符号化手段11nA,11nBの割り当ての変更を行う場合、記録装置2A,3Bでの保存期間Tが同じである必要がある。また、記録装置2A,2Bでの固定期間Tは必ずしも一致している必要はない。
以上のように、この実施の形態4によれば、制御手段22A,22Bが、映像符号化情報の発生見込み量と実際に記録手段21A,21Bに記録された映像符号化情報量との差分の累積値VA、VBを相互に交換し、両者の傾向が均等化するよう符号化手段11nA,11Bと記録装置2A,2Bの対応関係を動的に変更するように構成したので、各々の保存期間Tを確実に守り、記録媒体の有効活用を可能とし、かつ各符号化手段11nA,11nBが生成する映像符号化情報の画像品質の偏りを無くし、平滑化することができる。
なお、この実施の形態1−4では、監視システムとして、映像符号化情報を記録する映像監視システムについてのみ示したが、音声符号化情報を記録する音声監視システムに対しても同様に適用可能である。
1a〜1x,1aA〜1xA,1aB〜1xB カメラ、11a〜11x,11aA〜11xA,11aB〜11xB 符号化手段、2,2A,2B 記録装置、21,21A,21B 記録手段、22,22A,22B 制御手段、3 ネットワーク。

Claims (7)

  1. 映像情報または音声情報を、設定された目標符号化速度で符号化して、符号化情報を生成する符号化手段と、
    前記符号化手段により生成された符号化情報を記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録された所定期間ごとの符号化情報量と、前記記録手段の記録容量および予め指定された保存期間から算出された前記所定期間での標準符号化情報量とに基づいて、前記目標符号化速度を調整する制御手段と
    を備える監視システム。
  2. 前記制御手段は、前記所定期間ごとの前記符号化情報量と前記標準符号化情報量との差分の累積値が、所定閾値より大きい場合には次の期間での前記目標符号化速度を減少させ、前記閾値以下の場合は次の期間での前記目標符号化速度を増加させる
    ことを特徴とする請求項1記載の監視システム。
  3. 前記符号化手段は複数設けられ、
    前記制御手段は、各符号化手段に対して一律の割合で前記目標符号化速度の調整を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の監視システム。
  4. 前記符号化手段は複数設けられ、
    前記制御手段は、各符号化手段に対して個別の割合で前記目標符号化速度の調整を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の監視システム。
  5. 前記制御手段は、前記記録手段の記録容量が増大した場合に、前記保存期間の再設定を行う
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の監視システム。
  6. 前記制御手段は、前記記録手段の記録容量が増大した場合に、前記標準符号化情報量の再設定を行う
    ことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか1項記載の監視システム。
  7. 前記記録手段および前記制御手段は複数組設けられ、
    前記各記録手段は、前記複数の符号化手段のうち、割り当てられた符号化手段により生成された符号化情報の記録を行い、
    前記制御手段は、他の制御手段との間で、前記目標符号化速度の設定がない場合に対応する前記符号化手段により生成される符号化情報の推定量と対応する前記記録手段に記録された符号化情報量との差分の累積値の比較を行い、当該比較結果に基づいて、前記符号化手段の割り当てを変更する
    ことを特徴とする請求項3から請求項6のうちのいずれか1項記載の監視システム。
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