JP2012003818A - 光情報記録方法、光情報再生方法、及び、光情報記録装置、光情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】体積記録型の光情報記録媒体において、低パワーで媒体に記録マークを形成可能な光情報記録方法を提供する。
【解決手段】第1の光源から波長λ1の光を、時間tw1以上のパルス幅でパワーP1で発光させ、第2の光源から波長λ2の光を、時間tw2のパルス幅、繰返し周期TでパワーP2で発光させる。そして、第1の光源からの光と第2の光源からの光とを、記録媒体の同一部分に同時に照射することで、情報記録を行う。このとき、波長λ1と、波長λ2とが、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0となるλ0がλ0<300nmの関係を満たす。さらに、第1の光源の発光と第2の光源の発光とが、tw2<tw1、T<tw1、及び、P2>P1の関係を満たす。
【選択図】図2
【解決手段】第1の光源から波長λ1の光を、時間tw1以上のパルス幅でパワーP1で発光させ、第2の光源から波長λ2の光を、時間tw2のパルス幅、繰返し周期TでパワーP2で発光させる。そして、第1の光源からの光と第2の光源からの光とを、記録媒体の同一部分に同時に照射することで、情報記録を行う。このとき、波長λ1と、波長λ2とが、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0となるλ0がλ0<300nmの関係を満たす。さらに、第1の光源の発光と第2の光源の発光とが、tw2<tw1、T<tw1、及び、P2>P1の関係を満たす。
【選択図】図2
Description
本発明は、媒体に光を照射し情報を記録する光情報記録方法、光情報再生方法、及び、光情報記録装置、光情報記録再生装置に関する。
光記録媒体の記録容量を飛躍的に高める手法の一案として、厚み方向へ記録領域を拡充させる体積記録型の光記録媒体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この光記録媒体の記録材料は記録光および再生光において透明な樹脂材料であることが特徴である。透明な樹脂材料内へ高密度に記録マークを形成する手法としては、波長405nmの記録光を所望の位置に合焦させ、そこでの光強度が増大することで樹脂材料の非線形光学効果、いわゆる2光子吸収を発現させて光を吸収させる。そして、この2光子吸収により記録材料内にボイド(空孔)を生成させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この2光子吸収現象は一般に光エネルギーの2乗に比例して吸収効率が大きくなることが知られている。
この2光子吸収現象は一般に光エネルギーの2乗に比例して吸収効率が大きくなることが知られている。
2光子吸収と呼ばれる現象は1931年にドイツのGoeppert−Mayerが理論的に提唱し、1961年に実験で実証されたものである(例えば、非特許文献1参照)。この現象は単一の波長でコヒーレンシーのよい光、例えばレーザ光を大きな光強度で照射することで発現することが広く知られている。
Maria Goeppert-Mayer, Ann. Phys.9 (1931) 273
波長405nmの2光子吸収は波長202.5nm相当の光吸収と等価である。光子1つの有するエネルギーの大きさは樹脂材料を構成する有機分子の結合エネルギーをはるかに上回る。このため、吸収が生じれば効率よく分子のフラグメンテーションを引き起こし空孔生成に至ることが可能である。すなわち、吸収したエネルギーを空孔生成に必要なエネルギーに効率よく変換できる。
しかしながら、一般的に樹脂材料は波長405nmにおける2光子吸収効率が非常に悪い。このため、空孔生成の効率向上のためには非常に大きな光エネルギー、すなわち、非常に大きなレーザパワーを用いる必要がある。
一方、樹脂材料は一般に波長650nm程度以上の長波長における2光子吸収効率が大きいことが知られている。しかしながら、上記の波長においては光子1つのエネルギーが小さいために、光吸収が生じても分子のフラグメンテーションには至らず発熱反応が主となる。このため、フラグメンテーションによる空孔生成よりも、熱分解による空孔生成が支配的となる。すなわち、吸収したエネルギーを空孔生成に必要なエネルギーに変換する効率が小さい。従って、空孔生成には熱分解に至るまでに多くの熱量すなわちエネルギーが必要となる。このため、大きなレーザパワーあるいはレーザ照射時間が必要なる。また3光子以上の非線形吸収は上述の短波長の場合と同様にレーザパワーを増大させないと吸収効率が上がらず、やはり大きなレーザパワーがないと実現困難である。
以上のように、透明な樹脂材料を記録層としてバルク形成による体積記録を試みる場合、短波長の光源による2光子吸収では材料の2光子吸収効率が小さいために短波長光のパワーを非常に大きくする必要がある。一方、長波長の光源による2光子吸収では、吸収したエネルギーが効率よく空孔生成に用いられないため、長波長光のパワーを非常に大きくするか、または照射時間を長くする必要がある。
これは短波長の場合も長波長の場合もただ一つの波長を用いることが効率のよい空孔生成には必ずしも有効ではないことを示している。
これは短波長の場合も長波長の場合もただ一つの波長を用いることが効率のよい空孔生成には必ずしも有効ではないことを示している。
上述した問題の解決のため、本発明においては、体積記録型の光情報記録媒体において、低パワーで媒体に記録マークを形成可能な光情報記録方法、及び、この光情報記録方法を実現するための装置を提供する。
本発明の光情報記録方法は、第1の光源から波長λ1の光を、時間tw1以上のパルス幅でパワーP1で発光させ、第2の光源から波長λ2の光を、時間tw2のパルス幅、繰返し周期TでパワーP2で発光させる。そして、第1の光源からの光と第2の光源からの光とを、記録媒体の同一部分に同時に照射することで、情報記録を行う。このとき、波長λ1と、波長λ2とが、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0となるλ0がλ0<300nmの関係を満たす。さらに、第1の光源の発光と第2の光源の発光とが、tw2<tw1、T<tw1、及び、P2>P1の関係を満たす。
また、本発明の光情報再生方法は、上記光情報記録方法により形成された空孔による記録マークを、第2の光源の波長λ2と略同一の波長を有する第3の光源からの光により、記録マークの信号を光再生する。
また、本発明の光情報記録装置は、波長λ1の光を、時間tw1以上のパルス幅、及び、パワーP1で発光させる第1の光源を備える。さらに、波長λ2の光を、時間tw2のパルス幅、繰返し周期T、及び、パワーP2で発光させる第2の光源を備える。そして、第1の光源からの光と第2の光源からの光とが、記録媒体の同一部分に同時に照射されることで情報記録が行われる。ここで、本発明の光情報記録装置では、波長λ1と、波長λ2とは、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0となるλ0がλ0<300nmの関係を満たす。そして、第1の光源の発光と第2の光源の発光とが、tw2<tw1、T<tw1、及び、P2>P1の関係を満たす。
また、本発明の光情報記録再生装置は、上記光情報記録装置の構成に加え、第2の光源の波長λ2と略同一の波長の光を発光する第3の光源を備える。そして、第1の光源からの光と第2の光源からの光とにより記録された情報が、第3の光源からの光により光再生される。
また、本発明の光情報記録再生装置は、上記光情報記録装置の構成に加え、第2の光源の波長λ2と略同一の波長の光を発光する第3の光源を備える。そして、第1の光源からの光と第2の光源からの光とにより記録された情報が、第3の光源からの光により光再生される。
2光子吸収において広く知られている知見は、波長が同一でコヒーレントな特別な場合である。これに対し、本発明の光情報記録方法は、2つの異なる波長の光源を用いて記録材料へ2光子吸収を引き起こすことによって、短波長光単独では実現できない低パワーでの記録と、長波長光単独では実現できない投入エネルギー比のよい高効率な空孔形成が実現できる。また、上記方法により記録された情報を、本発明の光情報再生方法により再生することができる。
本発明によれば、波長の異なる2つの光源を用いることにより、光情報記録媒体への低パワーでの記録が可能である。
以下、本発明を実施するための形態例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.本発明の光情報記録再生装置の実施の形態
2.本発明の光情報記録
3.光記録方法の実施形態:第1実施形態
4.光記録方法の実施形態:第2実施形態
5.光記録方法の実施形態:第3実施形態
なお、説明は以下の順序で行う。
1.本発明の光情報記録再生装置の実施の形態
2.本発明の光情報記録
3.光記録方法の実施形態:第1実施形態
4.光記録方法の実施形態:第2実施形態
5.光記録方法の実施形態:第3実施形態
〈1.光情報記録再生装置の形態例〉
[光情報記録再生装置の構成]
以下本発明の光情報記録再生装置の実施の形態について説明する。
図1に、光情報記録再生装の概略構成図を示す。
[光情報記録再生装置の構成]
以下本発明の光情報記録再生装置の実施の形態について説明する。
図1に、光情報記録再生装の概略構成図を示す。
図1に示す光記録装置10は、第1レーザ光源11と、第2レーザ光源21と、第3レーザ光源31と、第4レーザ光源41とを有する。そして、第1レーザ光源11、第2レーザ光源21、第3レーザ光源31、及び、第4レーザ光源41が光情報記録媒体64に照射される構成である。
第1レーザ光源11の光路L1上には、第1コリメータレンズ12、第1リレーレンズ14、及び、ミラー19が備えられている。
第1リレーレンズ14は、第1集光レンズ15、第1アクチュエータ16、及び、第2集光レンズ17とからなる。第1アクチュエータ16により第1集光レンズ15を変位させ、この変位する第1集光レンズ15と、第2集光レンズ17とにより、レーザ光を所定の発散角の光束に調整して第1ダイクロイックミラー(DCM)39に射出する。第1リレーレンズ14により発散角を調整し、光情報記録媒体64において第1レーザ光の深さ方向の焦点位置を制御する。
第1リレーレンズ14は、第1集光レンズ15、第1アクチュエータ16、及び、第2集光レンズ17とからなる。第1アクチュエータ16により第1集光レンズ15を変位させ、この変位する第1集光レンズ15と、第2集光レンズ17とにより、レーザ光を所定の発散角の光束に調整して第1ダイクロイックミラー(DCM)39に射出する。第1リレーレンズ14により発散角を調整し、光情報記録媒体64において第1レーザ光の深さ方向の焦点位置を制御する。
第2レーザ光源21の光路L2上には、第2コリメータレンズ22、第1偏光ビームスプリッタ23、1/2波長板(HWP)44、第3偏光ビームスプリッタ43、第2リレーレンズ24、及び、第21/4波長板(QWP)28が備えられている。
また、第3偏光ビームスプリッタ43において分割される光路上に、第6集光レンズ45及び第1フォトディテクタ(PD)51が備えられている。そして、第1PD51で光電変換された信号を処理し、再生信号(RF)を出力するための第1信号処理部52が備えられている。
また、第3偏光ビームスプリッタ43において分割される光路上に、第6集光レンズ45及び第1フォトディテクタ(PD)51が備えられている。そして、第1PD51で光電変換された信号を処理し、再生信号(RF)を出力するための第1信号処理部52が備えられている。
第3レーザ光源31の光路L3上には、第3コリメータレンズ32、第2偏光ビームスプリッタ33、及び、第5集光レンズ37が備えられている。また、第2偏光ビームスプリッタ33において分割される光路上に、第7集光レンズ46、波長フィルタ(CF)47、及び、第2フォトディテクタ(PD)53が備えられている。そして、第2PD53で光電変換された信号を処理して対物レンズ62の位置制御用のトラッキングエラー信号(TE)及びフォーカスエラー信号(FE)を生成する第2信号処理部54が備えられている。
第4レーザ光源41の光路L4上には、第4コリメータレンズ42及び、第1偏光ビームスプリッタ23が備えられている。
第4レーザ光源41の光路L4は、第1偏光ビームスプリッタ23の反射面で反射されて、第1偏光ビームスプリッタ23を透過する第2レーザ光源21の光路L2と同一軸に一致される。これにより、第2レーザ光源21の光路L2と第4レーザ光源41の光路L4とが、同一軸の光路L6に一致される。
第4レーザ光源41の光路L4は、第1偏光ビームスプリッタ23の反射面で反射されて、第1偏光ビームスプリッタ23を透過する第2レーザ光源21の光路L2と同一軸に一致される。これにより、第2レーザ光源21の光路L2と第4レーザ光源41の光路L4とが、同一軸の光路L6に一致される。
第2リレーレンズ24は、第3集光レンズ25、第2アクチュエータ26、及び、第4集光レンズ27とからなる。第2アクチュエータ26により第3集光レンズ25を変位させ、この変位する第3集光レンズ25と、第4集光レンズ27とにより、レーザ光を所定の発散角の光束に調整して第2QWP28に射出する。第2リレーレンズ24により発散角を調整し、第2レーザ光及び第4レーザ光の光情報記録媒体64で深さ方向の焦点位置を制御する。
また、第1レーザ光源11の光路L1と、第3レーザ光源31の光路L3との交点に、第1レーザ光を通過し、第3レーザ光を反射する第1ダイクロイックミラー(DCM)39が備えられている。第3レーザ光の光路L3は、第1DCM39で反射されて、第1DCM39を通過した第1レーザ光の光路L1と同一軸に光路が一致される。そして、第1レーザ光源11の光路L1と第3レーザ光源31の光路L3とが、同一軸に一致された光路L5上に第11/4波長板(QWP)18が備えられている。
さらに、第1レーザ光源11及び第3レーザ光源31の光路L5と、第2レーザ光源21及び第4レーザ光源41の光路L6との交点に、第2ダイクロイックミラー(DCM)29が備えられている。第2ダイクロイックミラー(DCM)29は、第1レーザ光及び第3レーザ光を反射し、第2レーザ光及び第4レーザ光を通過する。
第2DCM29において、第2DCM29を通過する第2レーザ光及び第4レーザ光の光路L6と、第1DCM39で反射される第1レーザ光及び第3レーザ光の光路L5とが同一軸の光路L7に一致される。そして、一致された光路L7上に、対物レンズユニット61、及び、光情報記録媒体64とスピンドル65が備えられている。
対物レンズユニット61は、対物レンズ62及び対物レンズ62を変位させる第3アクチュエータ63とから構成される。第2DCM29から射出されるレーザ光は、対物レンズ62に入射する。対物レンズ62は、入射したレーザ光が光情報記録媒体64の同じ位置に焦点を結ぶように集光する。対物レンズ62による焦点位置の調整は、上述の第2信号処理部54からのトラッキングエラー信号(TE)及びフォーカスエラー信号(FE)に基づいて第3アクチュエータ63を制御し、対物レンズ62を変位させることにより行う。
第1レーザ光源11は、記録用のレーザ光源である。第1レーザ光源としては、例えば、赤や赤外波長の半導体レーザを用いることができ、波長640nmの赤色CWレーザ(Continuous wave laser)を用いる。
第2レーザ光源21は、所定の時間間隔で超短パルスレーザ光を発生するレーザである。この超短パルスとは、例えばパルス幅がフェムト秒〜ピコ百秒のオーダーである。レーザ媒質としては、例えば、Ti:S(チタンドープサファイア)結晶が用いられている。第1レーザ光源1から射出されたレーザ光は、直線偏光状態のレーザ光である。
第3レーザ光源31は、記録時及び再生時の対物レンズ62の位置制御用信号を生成するために用いる。第3レーザ光源31は、例えば赤色半導体レーザである。第3レーザ光源31から射出される第3レーザ光の波長λsは、第1レーザ光源から射出される第1レーザ光源の波長λ1とほぼ同じ波長とすることができ、第1DCM39において分離可能な程度に差があればよい。
第4レーザ光源41は、再生時に光情報記録媒体64に記録された情報を読み出すために用いる。第4レーザ光源41は、例えば青色半導体レーザである。第4レーザ光源41から射出される第4レーザ光の波長λrは、上記記録用の第2レーザ光源21からの第2レーザ光の波長λ2とほぼ同じ波長を用いることができる。
光情報記録媒体64としては、体積記録型の光情報記録媒体を用いる。体積記録型の光情報記録媒体64としては、例えば、中央部分に孔部が形成された直径120mm、厚み1.2mmの円盤状の光ディスクである。光情報記録媒体は基板と、基板上に形成された基準層と、基準層上に形成された記録層とを有する。光情報記録媒体64は、レーザ光を集光して光の焦点近傍で2光子吸収された光エネルギーにより熱的、或いはアブレーション的に記録層材料を変質させ、ボイド(空孔)を形成して情報を体積記録する。
光情報記録媒体64の記録層は、記録用レーザに反応する光反応性の樹脂により構成されている。記録用レーザが射出されると、レーザ光の焦点位置において光反応性の樹脂の沸騰又は分解による気泡等が発生する。そして、この気泡等の発生により、記録層中に、空孔による記録マークRMが形成され、体積記録が行われる。また、基準層は、例えばスタンパなどによって形成されたサーボ用の案内溝に対し、誘電体多層膜等を設けることにより形成される。具体的には、凸部のランドと凹部のグルーブにより螺旋状のトラックが形成されている。このトラックに所定の記録単位ごとに一連の番号からなるアドレスが付され、情報を記録又は再生する際に、トラックが該当アドレスにより特定される。
[記録]
次に、上述の光情報記録再生装置を用いて光情報記録媒体64に情報を記録する方法について説明する。
記録時には、図1に示すように、記録用の第1レーザ光源11から直線偏光の第1レーザ光を射出する。そして、第1コリメータレンズ12で平行光とされ、第1リレーレンズ14により、レーザ光の光束が所望の発散角に調整される。そして、発散角が制御された第1レーザ光は、ミラー19で反射された後、第1DCM39を通過して第1QWP18に入射する。第1QWP18に入射した第1レーザ光は円偏光に変換され、第2DCM29射出する。第2DCM29射出から射出された第1レーザ光は、第2DCM29により反射され、対物レンズ62に入射する。
次に、上述の光情報記録再生装置を用いて光情報記録媒体64に情報を記録する方法について説明する。
記録時には、図1に示すように、記録用の第1レーザ光源11から直線偏光の第1レーザ光を射出する。そして、第1コリメータレンズ12で平行光とされ、第1リレーレンズ14により、レーザ光の光束が所望の発散角に調整される。そして、発散角が制御された第1レーザ光は、ミラー19で反射された後、第1DCM39を通過して第1QWP18に入射する。第1QWP18に入射した第1レーザ光は円偏光に変換され、第2DCM29射出する。第2DCM29射出から射出された第1レーザ光は、第2DCM29により反射され、対物レンズ62に入射する。
また、第1レーザ光源11と同時に、記録用の第2レーザ光源21から直線偏光の第2レーザ光を射出する。そして、第2コリメータレンズ22で平行光とされ、第2偏光ビームスプリッタ23及び第3偏光ビームスプリッタ43を通過する。なお、記録時には、図1に示す第2偏光ビームスプリッタ33と第3偏光ビームスプリッタ43との間に設けられているHWP44は、使用しない。第3偏光ビームスプリッタ43を通過した第2レーザ光は、第2リレーレンズ24により、レーザ光の光束が所望の発散角に調整される。そして、発散角が制御された第2レーザ光は、第2QWP28で円偏光に変換され、第2DCM29を通過して対物レンズ62に入射する。
また、記録時に、高速で回転する光情報記録媒体において、対物レンズ位置を高精度に制御するため、図1に示すように第3レーザ光源31から直線偏光の第3レーザ光を射出する。そして、第3コリメータレンズ32で平行光とされ、第2偏光ビームスプリッタ33を通過した後、第5集光レンズ37によりレーザ光の光束を所定の発散角に調整する。そして、第5集光レンズ37を通過した第3レーザ光は、第1DCM39で反射され、第1QWP18に入射する。第1QWP18に入射した第2レーザ光は円偏光に変換され、第2DCM29に射出する。第2DCM29から射出された第3レーザ光は、第2DCM29により反射され、対物レンズ62に入射する。
そして、光情報記録媒体64では、対物レンズ62によって集光された第1レーザ光及び第2レーザ光が、記録層の同一部に集光される。このとき、第1レーザ光及び第2レーザ光が集光された位置において、記録層に2光子吸収が発生して記録マークが形成される。
第1レーザ光及び第2レーザ光は、それぞれ光路上に設けられた第1リレーレンズ14又は第2リレーレンズ24により調整された光束の発散角によって、記録層での集光される深さが調整される。このため、第1レーザ光及び第2レーザ光の焦点深さが一致するように、第1リレーレンズ14又は第2リレーレンズ24によりレーザ光の発散角を調整する。
また、光情報記録媒体64では、対物レンズ62によって集光された第3レーザ光が、記録層を透過し、記録層の光の入射面の反対側に備えられている基準層に照射される。第3レーザ光は、基準層の深さに合うように第5集光レンズ37によって光束が調整され、基準層の深さに合焦される。そして、この基準層から反射された第3レーザ光が、光路L7及び光路L5を逆方向に折り返し対物レンズ62を通過した後、第2DCM29で反射される。そして、第1QWP18を通過した後、第1DCM39で反射される。さらに、光路L3において第5集光レンズ37を通過した後、第2偏光ビームスプリッタ33に入射する。
第2偏光ビームスプリッタ33に入射した第3レーザ光の反射光は、第2偏光ビームスプリッタ33の反射面において反射され、第7集光レンズ46に射出される。そして、第7集光レンズ46で集光され、同時に射出されている第1レーザ光とのクロストークを抑制するためのCF47を通過し、第2PD53に入射する。第2PD53で光電変換されることにより、受光量に応じた各種検出信号が生成される。生成された各種検出信号が第2信号処理部54に供給され、通常の光ディスクと同様の方法を用いてフォーカスエラー信号(FE)、トラッキングエラー信号(TE)が生成される。このフォーカスエラー信号(FE)、トラッキングエラー信号(TE)を用いて、対物レンズユニット61の第3アクチュエータ63を制御し、対物レンズ62の位置を制御する。
以上の方法により、光情報記録媒体64に、第1レーザ光源11からの第1レーザ光と、第2レーザ光源21からの第2レーザ光とを同時に照射することで記録を行うことができる。そして、記録時に、第3レーザ光源31から射出した第3レーザ光を用いて対物レンズ62の位置を高精度に制御することができる。
[再生]
次に、上述の光情報記録再生装置を用いて光情報記録媒体64に記録された情報を再生する方法について説明する。
次に、上述の光情報記録再生装置を用いて光情報記録媒体64に記録された情報を再生する方法について説明する。
再生時には、図1に示すように第4レーザ光源41から直線偏光の第4レーザ光を射出する。第4レーザ光は、上述の記録時に射出する第2レーザ光と90°異なる直線偏光のレーザ光とする。
第4レーザ光は、第4コリメータレンズ42で平行光とされ、第1偏光ビームスプリッタ23に入射する。そして、第1偏光ビームスプリッタ23の反射面で反射された第4レーザ光が、HWP44で第2レーザ光と同じ位相の直線偏光とされた後、第2リレーレンズ24に入射する。第2リレーレンズ24において、レーザ光の光束が所望の発散角に調整された後、第2QWP28で円偏光に変換されて第2DCM29を通過し、対物レンズ62に入射する。
第4レーザ光は、第4コリメータレンズ42で平行光とされ、第1偏光ビームスプリッタ23に入射する。そして、第1偏光ビームスプリッタ23の反射面で反射された第4レーザ光が、HWP44で第2レーザ光と同じ位相の直線偏光とされた後、第2リレーレンズ24に入射する。第2リレーレンズ24において、レーザ光の光束が所望の発散角に調整された後、第2QWP28で円偏光に変換されて第2DCM29を通過し、対物レンズ62に入射する。
また、再生時に、高速で回転する光情報記録媒体において、対物レンズ位置を高精度に制御するため、図1に示すように第3レーザ光源31から直線偏光の第3レーザ光を射出する。この第3レーザ光源31による対物レンズの位置制御は、上述の記録時における対物レンズの位置制御と同様に行う。
光情報記録媒体64では、対物レンズ62によって集光された第4レーザ光が、光情報記録媒体64の記録層に照射される。記録層に照射される第4レーザ光が、対物レンズ62によって記録層に形成されている記録マークRMに集光される。記録層内において第4レーザ光の焦点深さは、上述の第2リレーレンズ24によって調整される。そして、この記録マークから反射された第4レーザ光が、光路L7及び光路L2を逆方向に折り返し、対物レンズ62、第2DCM29、第2QWP28及び第2リレーレンズ24を通過し、第3偏光ビームスプリッタ43に入射する。そして、第3偏光ビームスプリッタ43の反射面において反射され、第6集光レンズ45で集光されて第1PD51に入射し、光電変換される。これにより、記録マークからの光学定数の変化に基づく反射率の違いから、光情報記録媒体64に記録した情報を再生することができる。
以上の方法により、光情報記録媒体64に記録された情報を、第4レーザ光源41から射出した第4レーザ光により読み出すことができる。そして、再生時において、第3レーザ光源31から射出した第3レーザ光を用いて対物レンズ62の位置を高精度に制御することができる。
なお、上述の本実施の形態の光情報記録再生装置の説明では、記録用光源、再生用光源、及び、対物レンズの位置制御用光源とから構成される例について説明しているが、その他の構成とすることも可能である。例えば、記録用光源として、第1レーザ光源及び第2レーザ光源を備え、再生用の光源である第4レーザ光源を備えない装置を構成することにより、光情報記録装置として構成することも可能である。
〈2.光記録方法〉
次に、本発明の光情報記録方法における、第1レーザ光源及び第2レーザ光源の駆動方法について説明する。本実施の形態の記録方法では、2光子吸収が同一波長の光子だけでなく異種波長の光子においても同様に生じるという理論背景を用いる。2光子吸収による空孔の形成は、上述の非特許文献1の背景原理をもとにすると、異なる波長の2つの光子による2光子吸収も可能である。このため、本実施の形態では、この2光子吸収の背景原理を元に、2つの波長による2光子吸収現象を積極的に活用する。
次に、本発明の光情報記録方法における、第1レーザ光源及び第2レーザ光源の駆動方法について説明する。本実施の形態の記録方法では、2光子吸収が同一波長の光子だけでなく異種波長の光子においても同様に生じるという理論背景を用いる。2光子吸収による空孔の形成は、上述の非特許文献1の背景原理をもとにすると、異なる波長の2つの光子による2光子吸収も可能である。このため、本実施の形態では、この2光子吸収の背景原理を元に、2つの波長による2光子吸収現象を積極的に活用する。
第1レーザ光源としては、赤や赤外波長の半導体レーザを用いることができる。例えば、シングルモード発光で回折限界サイズまで集光でき、対物アウト500mW程度以上(duty50%発光)である。また、パルス幅をns程度に自由に発光制御できる光源を用いる。第1レーザ光源としては、例えば波長640nmの赤色CWレーザを用いる。
第1レーザ光源から射出される第1レーザ光を、波長λ1、パワーP1とする。
第1レーザ光源から射出される第1レーザ光を、波長λ1、パワーP1とする。
第2レーザ光源としては、青色のパルスレーザを用いることができる。例えば、対物アウト10Wピーク、パルス幅が5ps以下であり、繰り返し周波数は1GHz程度以上である。例えば波長405nmの青色パルスレーザを用いる。
第2レーザ光源から射出される第2レーザ光を、波長λ2、パルス幅(照射時間)tw2、パワーP2、繰り返し周期Tとする。
第2レーザ光源から射出される第2レーザ光を、波長λ2、パルス幅(照射時間)tw2、パワーP2、繰り返し周期Tとする。
単位面積、単位時間当たりの光子の数という観点で考えると、同一パワーにおける光子の数は、光子1個当たりのエネルギーが小さい赤色波長(第1レーザ光源、λ1)のほうが光子の数が1.6倍ほど多くなる。また、励起中間状態の寿命以上を単位時間と仮定すれば、パルス幅が長い方が記録材料分子中の電子が感じる実質的な光子数が増加することと等価となる。
従って、記録材料分子中の電子が光子との相互作用によって2(多)光子励起される過程を考えた場合、異なる波長の2つの光子による励起も多く発生することが期待できる。つまり、第2レーザ光源からの短波長パルスレーザ(波長λ2)のみによる励起だけでなく、第2レーザ光(波長λ2)と第1レーザ光(波長λ1)とによる励起の発生が期待できる。
従って、記録材料分子中の電子が光子との相互作用によって2(多)光子励起される過程を考えた場合、異なる波長の2つの光子による励起も多く発生することが期待できる。つまり、第2レーザ光源からの短波長パルスレーザ(波長λ2)のみによる励起だけでなく、第2レーザ光(波長λ2)と第1レーザ光(波長λ1)とによる励起の発生が期待できる。
体積記録型の光情報記録媒体において、記録層材料として高分子樹脂を用いる場合を例に説明する。記録層を構成する高分子において、原子間の共有結合エネルギー(およそ3.0eV前後)を考慮すると、第1レーザ光(波長λ1)のみによる2光子吸収では共有結合の解離による分子のフラグメンテーションを直接的に引き起こすことは困難と予想される。一方で第2レーザ光(波長λ2)のみ、及び、第2レーザ光(波長λ2)と第1レーザ光(波長λ1)とによる2光子吸収では、直接的な記録材料のフラグメンテーションが期待できる。この結果、特に第2レーザ光源による高効率な記録を実現できる。
このように、本実施の形態における記録方法では、2光子吸収効率は長波長光により効率を向上させ、空孔生成においては短波長光により分子の直接的なフラグメンテーションを引き起こす。この結果、短波長光源のより小さなレーザパワーを実現し、短波長光源と長波長光源の重複時間での2光子吸収現象により空孔生成を制御性良く実現することができる。
従って、第1レーザ光源、第2レーザ光源のいずれか一方、又は、両方を変調させることにより、空孔の形成位置を制御することができる。例えば、一方のレーザ光が連続して照射されている状態で、他方のレーザを変調させて照射することにより、空孔の形成位置を制御することができる。また、第1レーザ光源と、第2レーザ光源とのレーザ光の照射のタイミングを同期させて時間変調することにより、空孔の形成位置を制御することができる。
〈3.光記録方法の実施形態:第1実施形態〉
上述の図1に示す記録装置を用いて本実施形態における光情報記録媒体への情報の記録方法について説明する。以下の説明では、本記録方法の特徴である第1レーザ光源と、第2レーザ光源の制御方法について説明する。
上述の図1に示す記録装置を用いて本実施形態における光情報記録媒体への情報の記録方法について説明する。以下の説明では、本記録方法の特徴である第1レーザ光源と、第2レーザ光源の制御方法について説明する。
第1レーザ光源と、第2レーザ光源の制御方法の第1実施形態例を図2に示す。図2は第1レーザ光源及び第2レーザ光減の発光波形と、2光子吸収により光情報記録媒体の記録層に形成される記録マークRM(空孔)との関係を示す。
図2に示す例では、第2レーザ光源からパルスレーザを連続照射し、第1レーザ光源を制御して照射時間を変調させる。
第2レーザ光源から、ピークパワーP2、繰り返し周期T、パルス幅tw2で波長λ2のパルスレーザを連続照射する。そして、第1レーザ光源から、ピークパワーP1、波長λ1のCWレーザ(Continuous wave laser)を時間変調して照射する。そして、第1レーザ光源の照射タイミングを図2に示すように制御する。なお、第1レーザ光源の制御による時間変調は、記録する情報に合わせて任意に設定する。
第2レーザ光源から、ピークパワーP2、繰り返し周期T、パルス幅tw2で波長λ2のパルスレーザを連続照射する。そして、第1レーザ光源から、ピークパワーP1、波長λ1のCWレーザ(Continuous wave laser)を時間変調して照射する。そして、第1レーザ光源の照射タイミングを図2に示すように制御する。なお、第1レーザ光源の制御による時間変調は、記録する情報に合わせて任意に設定する。
これにより、第1レーザ光源と第2レーザ光源とが同時に媒体の記録層に照射され、第1レーザ光源のCWレーザの焦点と第2レーザ光源のパルスレーザの焦点とが重なり、同一焦点上に異なる波長のレーザ光が同一時間に照射される。
このように、波長λ1の第1レーザ光源と、波長λ2の第2レーザ光源とを用いて、波長の異なる2種類の光を、記録媒体の同一部分に同時に照射することで、任意の情報記録を行うことができる。つまり、図2に示す例では、第1レーザ光源の照射するレーザ光の変調時間を制御することにより、記録マークRMの形状を容易に適切な形状に制御することができる。
このように、波長λ1の第1レーザ光源と、波長λ2の第2レーザ光源とを用いて、波長の異なる2種類の光を、記録媒体の同一部分に同時に照射することで、任意の情報記録を行うことができる。つまり、図2に示す例では、第1レーザ光源の照射するレーザ光の変調時間を制御することにより、記録マークRMの形状を容易に適切な形状に制御することができる。
第1レーザ光源及び第2レーザ光源からのレーザ光が両方同時に照射されたとき、媒体に照射されるエネルギーは、P1とP2との合計の照射エネルギーとなる。このとき、異なる波長の2つの光子による励起も多く発生し、光情報記録媒体の記録層において2光子吸収が発生する。そして、この2光子吸収により、記録層において樹脂材料のフラグメンテーションが発生して空孔が形成される。従って、波長λ1の光と、波長λ2の光を光情報記録媒体の記録層に照射することで、レーザ光の2光子吸収を増大させ、所定の大きさの記録マークRMを形成することができる。
図2に示す例では、第1レーザ光源の波長λ1及び第2レーザ光源のλ2の関係は、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0としたときλ0がλ0<300nmを満たす。このような条件で、λ1の光子およびλ2の光子による2光子吸収で与えられる光エネルギーは、λ0の光子による1光子吸収の光エネルギーと等価であり、およそ4.0eVに相当する。これは前述の記録材料中の原子間の共有結合を容易に切ることができる量である。
また、第1レーザ光源のピークパワーP1と、第2レーザ光源のピークパワーP2とは、P1<P2の関係を満たす。
第2レーザ光源のパルス幅(照射時間)tw2は、第1レーザ光の照射時間tw1未満(tw2<tw1)とする。繰返し周期Tは、第1レーザ光の照射時間tw1未満(T<tw1)とする。例えば第1レーザ光源は、λ1>600nm以上のコヒーレント光であり、パワーP1はピーク値で0.5W以上、tw1>1nsである。また、例えば第2レーザ光源は、λ2<450nm以下のコヒーレント光であり、パワーP2はピーク値で3W以上、tw2>1psである。
また、第1レーザ光源のピークパワーP1と、第2レーザ光源のピークパワーP2とは、P1<P2の関係を満たす。
第2レーザ光源のパルス幅(照射時間)tw2は、第1レーザ光の照射時間tw1未満(tw2<tw1)とする。繰返し周期Tは、第1レーザ光の照射時間tw1未満(T<tw1)とする。例えば第1レーザ光源は、λ1>600nm以上のコヒーレント光であり、パワーP1はピーク値で0.5W以上、tw1>1nsである。また、例えば第2レーザ光源は、λ2<450nm以下のコヒーレント光であり、パワーP2はピーク値で3W以上、tw2>1psである。
長波長(λ1)のみでは2光子吸収による空孔形成に足る充分な分解エネルギーを生成することができない。また、短波長(λ2)のみでは、2光子吸収効率が小さく、空孔を形成するために大きなピークパワーが必要となる。
短波長(λ2)のレーザ光と長波長(λ1)のレーザ光を組み合わせることにより、空孔形成に充分なエネルギーを2光子吸収で生成し、2光子吸収の発生効率も向上させることができる。このため、光源のピークパワーを小さくすることができる。
短波長(λ2)のレーザ光と長波長(λ1)のレーザ光を組み合わせることにより、空孔形成に充分なエネルギーを2光子吸収で生成し、2光子吸収の発生効率も向上させることができる。このため、光源のピークパワーを小さくすることができる。
上記方法によれば、2光子吸収効率の大きい長波長光と光子エネルギーの大きい短波長光という2つの異なる波長の光源を用いて記録材料へ2光子吸収を引き起こすことによって、短波長光単独では実現できない低パワーでの記録が可能である。さらに、長波長光単独では実現できない投入エネルギー比のよい高効率な空孔形成が実現できる。この結果、光源全体での低消費電力化が可能となる。また2つの光源の合波部分での空孔形成という特徴を活かし、光源の発光を制御することで空孔形成を制御よく行い品質の良い記録マーク形成と高品質の信号再生が可能となる。
〈4.光記録方法の実施形態:第2実施形態〉
次に、本発明の記録方法の第2実施形態について説明する。第1レーザ光源と、第2レーザ光源の制御方法の第2実施形態例を図3に示す。図3は第1レーザ光源及び第2レーザ光減の発光波形と、2光子吸収により光情報記録媒体の記録層に形成される記録マークRM(空孔)との関係を示す。
次に、本発明の記録方法の第2実施形態について説明する。第1レーザ光源と、第2レーザ光源の制御方法の第2実施形態例を図3に示す。図3は第1レーザ光源及び第2レーザ光減の発光波形と、2光子吸収により光情報記録媒体の記録層に形成される記録マークRM(空孔)との関係を示す。
図3に示す例では、第1レーザ光源からのレーザ光を任意のパルス幅(照射時間)tw1となるように周期的に発光制御する。そして、第2レーザ光源からパルスレーザを制御して照射時間を変調させる。
第1レーザ光源から、ピークパワーP1、パルス幅(照射時間)tw1となるように、波長λ1のCWレーザを周期的に発光制御して照射する。これにより、図3に示すように、第1レーザ光源が波長パルス幅tw1のパルスレーザが連続発光した状態となる。そして、第2レーザ光源から、ピークパワーP2、繰り返し周期T、パルス幅tw2で波長λ2のパルスレーザを、図3に示すようにタイミング制御して照射する。第2レーザ光源の制御による時間変調は、記録する情報に合わせて任意に設定する。
このとき、媒体の記録層において、第2レーザ光源のパルスレーザの焦点が、第1レーザ光源のCWレーザの焦点と重なり、同一焦点上に、異なる波長のレーザ光が同一時間に照射される。
このとき、媒体の記録層において、第2レーザ光源のパルスレーザの焦点が、第1レーザ光源のCWレーザの焦点と重なり、同一焦点上に、異なる波長のレーザ光が同一時間に照射される。
これにより、第1レーザ光源と第2レーザ光源とが同時に媒体の記録層に照射され、第1レーザ光源のCWレーザの焦点と第2レーザ光源のパルスレーザの焦点とが重なり、同一焦点上に異なる波長のレーザ光が同一時間に照射される。
このように、波長λ1の第1レーザ光源と、波長λ2の第2レーザ光源とを用いて、波長の異なる2種類の光を、記録媒体の同一部分に、同時に照射することで情報記録を行うことができる。つまり、図3に示す例では、第1レーザ光源をパルス幅tw1で周期的に発光制御し、第2レーザ光源の照射するレーザ光の変調時間を制御することにより、記録マークRMの形状を容易に適切な形状に制御することができる。
このように、波長λ1の第1レーザ光源と、波長λ2の第2レーザ光源とを用いて、波長の異なる2種類の光を、記録媒体の同一部分に、同時に照射することで情報記録を行うことができる。つまり、図3に示す例では、第1レーザ光源をパルス幅tw1で周期的に発光制御し、第2レーザ光源の照射するレーザ光の変調時間を制御することにより、記録マークRMの形状を容易に適切な形状に制御することができる。
このときの条件は上述の第1実施例と同様に、第1レーザ光源の波長λ1及び第2レーザ光源のλ2の関係は、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0としたときλ0がλ0<300nmを満たす。これは第1実施例と同様に前述の記録材料中の原子間の共有結合を容易に切ることができる光エネルギーに相当する。
また、第1レーザ光源のピークパワーP1と、第2レーザ光源のピークパワーP2とは、P1<P2の関係を満たす。
第2レーザ光源のパルス幅(照射時間)tw2は、第1レーザ光の照射時間tw1未満(tw2<tw1)とする。繰返し周期Tは、第1レーザ光の照射時間tw1未満(T<tw1)とする。例えば第1レーザ光源は、λ1>600nm以上のコヒーレント光であり、パワーP1はピーク値で0.5W以上、tw1>1nsである。また、例えば第2レーザ光源は、λ2<450nm以下のコヒーレント光であり、パワーP2はピーク値で3W以上、tw2>1psである。
また、第1レーザ光源のピークパワーP1と、第2レーザ光源のピークパワーP2とは、P1<P2の関係を満たす。
第2レーザ光源のパルス幅(照射時間)tw2は、第1レーザ光の照射時間tw1未満(tw2<tw1)とする。繰返し周期Tは、第1レーザ光の照射時間tw1未満(T<tw1)とする。例えば第1レーザ光源は、λ1>600nm以上のコヒーレント光であり、パワーP1はピーク値で0.5W以上、tw1>1nsである。また、例えば第2レーザ光源は、λ2<450nm以下のコヒーレント光であり、パワーP2はピーク値で3W以上、tw2>1psである。
第2実施形態例では、第1レーザ光源が周期的に連続発光させているため、第2レーザ光源のスイッチングにより、記録マークRMの形成を制御することができる。つまり、時間変調された第2レーザ光源からのパルスレーザが、連続的に照射されている第1レーザ光源からの光と同時に媒体に照射されたときに、記録層において2光子吸収が発生する。そして、この2光子吸収により、記録層において樹脂材料のフラグメンテーションが発生し空孔が形成される。このように、第2レーザ光源からのパルス光を時間変調させた場合にも、第2レーザ光源からの連続発光するパルス光と、第1レーザ光源からのCWレーザ光とが同時に照射されている時間だけ、2光子吸収による空孔が形成される。そして、記録層に記録マークRMが形成されて情報記録が行われる。
〈5.光記録方法の実施形態:第3実施形態〉
次に、本発明の記録方法の第3実施形態について説明する。第1レーザ光源と、第2レーザ光源の制御方法の第3実施形態例を図4に示す。図3は第1レーザ光源及び第2レーザ光減の発光波形と、2光子吸収により光情報記録媒体の記録層に形成される記録マークRM(空孔)との関係を示す。
図4に示す例では、第1レーザ光源からCWレーザを連続照射し、第2レーザ光源からパルスレーザを制御して照射時間を変調させる。
次に、本発明の記録方法の第3実施形態について説明する。第1レーザ光源と、第2レーザ光源の制御方法の第3実施形態例を図4に示す。図3は第1レーザ光源及び第2レーザ光減の発光波形と、2光子吸収により光情報記録媒体の記録層に形成される記録マークRM(空孔)との関係を示す。
図4に示す例では、第1レーザ光源からCWレーザを連続照射し、第2レーザ光源からパルスレーザを制御して照射時間を変調させる。
第1レーザ光源から、ピークパワーP1で波長λ1のCWレーザを連続照射する。そして、第2レーザ光源から、ピークパワーP2、繰り返し周期T、パルス幅tw2で波長λ2のパルスレーザを、図4に示すようにタイミング制御して照射する。第2レーザ光源の制御による時間変調は、記録する情報に合わせて任意に設定する。
このとき、媒体の記録層において、第2レーザ光源のパルスレーザの焦点が、第1レーザ光源のCWレーザの焦点と重なり、同一焦点上に、異なる波長のレーザ光が同一時間に照射される。
このとき、媒体の記録層において、第2レーザ光源のパルスレーザの焦点が、第1レーザ光源のCWレーザの焦点と重なり、同一焦点上に、異なる波長のレーザ光が同一時間に照射される。
これにより、第1レーザ光源と第2レーザ光源とが同時に媒体の記録層に照射され、第1レーザ光源のCWレーザの焦点と第2レーザ光源のパルスレーザの焦点とが重なり、同一焦点上に異なる波長のレーザ光が同一時間に照射される。
このように、波長λ1の第1レーザ光源と、波長λ2の第2レーザ光源とを用いて、波長の異なる2種類の光を、記録媒体の同一部分に、同時に照射することで情報記録を行うことができる。つまり、図4に示す例では、第1レーザ光源をパルス幅tw1で周期的に発光制御し、第2レーザ光源の照射するレーザ光の変調時間を制御することにより、記録マークRMの形状を容易に適切な形状に制御することができる。
このように、波長λ1の第1レーザ光源と、波長λ2の第2レーザ光源とを用いて、波長の異なる2種類の光を、記録媒体の同一部分に、同時に照射することで情報記録を行うことができる。つまり、図4に示す例では、第1レーザ光源をパルス幅tw1で周期的に発光制御し、第2レーザ光源の照射するレーザ光の変調時間を制御することにより、記録マークRMの形状を容易に適切な形状に制御することができる。
このときの条件は上述の第1実施例と同様に、第1レーザ光源の波長λ1及び第2レーザ光源のλ2の関係は、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0としたときλ0がλ0<300nmを満たす。これは第1、第2実施例と同様に前述の記録材料中の原子間の共有結合を容易に切ることができる光エネルギーに相当する。
また、第1レーザ光源のピークパワーP1と、第2レーザ光源のピークパワーP2とは、P1<P2の関係を満たす。
例えば第1レーザ光源は、λ1>600nm以上のコヒーレント光であり、パワーP1はピーク値で0.5W以上である。また、例えば第2レーザ光源は、λ2<450nm以下のコヒーレント光であり、パワーP2はピーク値で3W以上、tw2>1psである。
また、第1レーザ光源のピークパワーP1と、第2レーザ光源のピークパワーP2とは、P1<P2の関係を満たす。
例えば第1レーザ光源は、λ1>600nm以上のコヒーレント光であり、パワーP1はピーク値で0.5W以上である。また、例えば第2レーザ光源は、λ2<450nm以下のコヒーレント光であり、パワーP2はピーク値で3W以上、tw2>1psである。
第3実施形態例では、第1レーザ光源が連続発光しているため、第2レーザ光源のスイッチングにより、記録マークRMの形成を制御することができる。つまり、時間変調された第2レーザ光源からのパルスレーザが、第1レーザ光源からのCWレーザと同時に媒体に照射されたときに、記録層において2光子吸収が発生する。そして、この2光子吸収により、記録層において樹脂材料のフラグメンテーションが発生し空孔が形成される。このように、第2レーザ光源からのパルス光を時間変調させた場合にも、第2レーザ光源からの連続発光するパルス光と、第1レーザ光源からのCWレーザ光とが同時に照射されている時間だけ、2光子吸収による空孔が形成される。このように、2つの光源から同時に照射されている時間だけ、記録層に記録マークRMが形成されて情報記録が行われる。
上述のように、第1〜第3の実施の形態の光情報記録方法では、体積記録型の光情報記録媒体に対して情報を記録する際には、第1レーザ光源と第2レーザ光源とを同時に照射する。さらに、第3レーザ光源を対物レンズの位置制御用レーザとして使用する。また、再生時には、第4レーザ光源を再生用レーザとして使用する。
第1レーザ光源と第2レーザ光源とを同時に照射し、2光子吸収効率の大きい長波長光と光子エネルギーの大きい短波長光の2つの異なる波長の光源を用いて、記録材料に2光子吸収を引き起こす。これにより、短波長光源単独では実現できない低パワーでの記録と、長波長光源単独では実現できない投入エネルギー比のよい、空孔形成が実現できる。この結果、光源全体での低消費電力化が可能となる。
また、第1レーザ光源と第2レーザ光源の2つの光源の合波部分での空孔形成という特徴を持つことから、光源の発光を制御することにより、空孔形成を制御よく行うことができる。このため、品質のよい記録マークの形成と、高品質の再生信号が可能となる。
第1レーザ光源と第2レーザ光源とを同時に照射し、2光子吸収効率の大きい長波長光と光子エネルギーの大きい短波長光の2つの異なる波長の光源を用いて、記録材料に2光子吸収を引き起こす。これにより、短波長光源単独では実現できない低パワーでの記録と、長波長光源単独では実現できない投入エネルギー比のよい、空孔形成が実現できる。この結果、光源全体での低消費電力化が可能となる。
また、第1レーザ光源と第2レーザ光源の2つの光源の合波部分での空孔形成という特徴を持つことから、光源の発光を制御することにより、空孔形成を制御よく行うことができる。このため、品質のよい記録マークの形成と、高品質の再生信号が可能となる。
なお、本発明は上述の実施形態例において説明した構成に限定されるものではなく、その他本発明構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能である。
11 第1レーザ光源、12 第1コリメータレンズ、14 第1リレーレンズ、15 第1集光レンズ、16 第1アクチュエータ、17 第2集光レンズ、18 第11/4波長板(QWP)、19 ミラー、21 第2レーザ光源、22 第2コリメータレンズ、23 第1偏光ビームスプリッタ、24 第2リレーレンズ、25 第3集光レンズ、26 第2アクチュエータ、27 第4集光レンズ、28 第21/4波長板(QWP)、29 第2ダイクロイックミラー(DCM)、31 第3レーザ光源、32 第3コリメータレンズ、33 第2偏光ビームスプリッタ、37 第5集光レンズ、39 第1ダイクロイックミラー(DCM)、41 第4レーザ光源、42 第4コリメータレンズ、43 第3偏光ビームスプリッタ、44 1/2波長板(HWP)、45 第6集光レンズ、46 第7集光レンズ、47 波長フィルタ(CF)、51 第1フォトディテクタ(PD)、52 第1信号処理部、53 第2フォトディテクタ(PD)、54 第2信号処理部、61 対物レンズユニット、62 対物レンズ、63 第3アクチュエータ、64 光情報記録媒体、65 スピンドル、L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7 光路
Claims (9)
- 第1の光源から波長λ1の光を、時間tw1以上のパルス幅でパワーP1で発光させ、
第2の光源から波長λ2の光を、時間tw2のパルス幅、繰返し周期TでパワーP2で発光させ、
前記第1の光源からの光と前記第2の光源からの光とを、記録媒体の同一部分に同時に照射することで、情報記録を行い、
前記波長λ1と、前記波長λ2とが、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0となるλ0がλ0<300nmの関係を満たし、
前記第1の光源の発光と前記第2の光源の発光とが、tw2<tw1、T<tw1、及び、P2>P1の関係を満たす
光情報記録方法。 - 前記第1の光源の照射時間tw1を任意に変調し、前記第2の光源をパルス幅tw2で繰り返し周期Tで連続発光させる請求項1に記載の光情報記録方法。
- 前記第1の光源の発光を時間tw1以下のパルス幅で周期的に変調し、第2の光源の発光をパルス幅tw2、繰り返し周期Tで発光のON/OFFを任意に時間変調する請求項1に記載の光情報記録方法。
- 前記第1の光源を連続発光し、第2の光源の発光をパルス幅tw2、繰り返し周期Tで発光のON/OFFを任意に時間変調する請求項1に記載の光情報記録方法。
- 前記第2の光源から、λ2<450nm以下のコヒーレント光であり、パワーP2がピーク値で3W以上、tw2>1psである光を射出する請求項1に記載の光情報記録方法。
- 前記第1の光源から、λ1>600nm以上のコヒーレント光であり、パワーP1はピーク値で0.5W以上、tw1>1nsである光を射出する請求項1に記載の光情報記録方法。
- 第1の光源からの波長λ1の光と第2の光源からの波長λ2の光を、記録媒体の同一部分に同時に照射することで形成された空孔による記録マークを、
前記第2の光源の波長λ2と略同一の波長を有する第3の光源からの光により、前記記録マークの信号を光再生する
光情報再生方法。 - 波長λ1の光を、時間tw1以上のパルス幅、及び、パワーP1で発光させる第1の光源と、
波長λ2の光を、時間tw2のパルス幅、繰返し周期T、及び、パワーP2で発光させる第2の光源と、を備え、
前記波長λ1と、前記波長λ2とが、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0となるλ0がλ0<300nmの関係を満たし、
前記第1の光源の発光と前記第2の光源の発光とが、tw2<tw1、T<tw1、及び、P2>P1の関係を満たし、
前記第1の光源からの光と前記第2の光源からの光とが、記録媒体の同一部分に同時に照射されることで情報記録が行われる
光情報記録装置。 - 波長λ1の光を、時間tw1以上のパルス幅、及び、パワーP1で発光させる第1の光源と、
波長λ2の光を、時間tw2のパルス幅、繰返し周期T、及び、パワーP2で発光させる第2の光源と、
前記第2の光源の波長λ2と略同一の波長の光を発光する第3の光源と、を備え、
前記波長λ1と、前記波長λ2とが、λ1>500nm>λ2であり、かつ、1/λ1+1/λ2=1/λ0となるλ0<300nmの関係を満たし、
前記第1の光源の発光と前記第2の光源の発光とが、tw2<tw1、T<tw1、及び、P2>P1の関係を満たし、
前記第1の光源からの光と前記第2の光源からの光とが、記録媒体の同一部分に同時に照射されることで情報の記録が行われ、
前記第3の光源からの光により記録された前記情報が光再生される
光情報記録再生装置。
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