JP2012003450A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部のメニュー画面に表示される選択ボタン等の境界における操作部への急激な反力の変動を抑制することにより、良好な力覚性能を確保する入力装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載される遠隔操作部100は、操作ノブ120と、操作ノブ120の操作状態を検出するX軸及びY軸エンコーダ170,175と、操作ノブ120へ力を付与するX軸及びY軸モータ150,155とを備えている。制御部300は、操作ノブ120への操作状態に応じて表示部200のメニュー画面にカーソルを表示し、カーソルが画面上の選択ボタンのいずれか一つを指し示す場合に当該カーソルを当該選択ボタンの中心に引き込むように操作ノブ120へ反力を付与する。ただし、当該選択ボタンから外側の周辺部にカーソルを移動させたときは、引き込み力を制限することにより、選択ボタンの境界における急激な反力の変動を抑制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、入力装置に関し、特に表示画像と連携した力覚付与機能を有する入力装置に関する。
従来、車両においてカーナビやエアコン等の遠隔操作を運転席内で行うための入力装置として、操作者により操作される操作部にトルク(操作者が受ける力覚でいえば反力)を付与する力覚付与型の入力装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。これらの入力装置は、操作者によって操作される操作部(操作ノブ)と、操作部への操作量及び操作方向を検出する検出部と、操作部に反力を付与する駆動部と、駆動部を制御する制御部と、操作部への入力に応じてカーソルを画像表示する表示部とを備えている。
これら従来の入力装置によれば、操作部への操作状態に応じて制御部が駆動部を制御することにより、操作部に力を生じさせて所要の力覚(操作感)を付与する。例えば、表示部に表示される画面において選択ボタンにカーソルが移動すると、制御部は当該選択ボタンの中心部に向けてカーソルを引き込むように操作ノブに力を付与することで、選択ボタンごとに適度な節度感を生じさせることができる。
また、特許文献3の入力装置によれば、操作部への操作速度等の内部信号及び車両の振動等の外部信号に応じて操作部への力覚パターンを適宜に変化させることにより、操作者が所望するアイコンへの的確なカーソル移動を容易にしている。
特開2005−332325号 公報 特開2004−139173号 公報 特開2003−167668号 公報
しかし、従来の入力装置において選択ボタンの中心にカーソルを引き込む力覚制御をする際に、メニュー画面の選択ボタンが隙間なく接している場合や、或いはその隙間(本明細書でいうマージン領域)が極めて狭い場合、これらの選択ボタンの間をカーソルが横断したとき、操作ノブへの反力がその境界で一気に反転することとなる。このように急激な反力の変動が操作者にとっては過度に感じられる場合もあり、入力装置における操作性の低下につながるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、表示部の画面に表示される選択ボタン等の境界における操作部への急激な力の変動を抑制することにより、良好な力覚性能を確保する入力装置を提供することにある。
[1]上記目的を達成するため本発明の入力装置は、操作者により操作される操作ノブと、前記操作ノブの操作位置を検出する位置検出部と、前記操作ノブへ力を付与する駆動部とを有してなる遠隔操作部と、前記遠隔操作部による操作対象を選択するための画像を選択領域として対応付けられるメニュー画面を表示する表示部と、前記メニュー画面に表示されるカーソルが当該メニュー画面上の前記選択領域のいずれか一つを指し示す場合に当該カーソルが当該選択領域の中心に向かう方向に前記駆動部を制御して前記操作ノブへ力を付与するとともに、当該カーソルが当該一の選択領域外に移動した先の周辺部領域を指し示している場合には前記操作ノブへの力の付与を抑制する制御部と、を備えている。
[2]また、前記制御部は、前記カーソルが前記移動した先の周辺部領域と前記一の選択領域とは異なる他の選択領域と重複する領域を指し示す場合には、前記操作ノブへの力の付与をゼロに抑制する。
[3]また、前記制御部は、前記カーソルが前記移動した先の周辺部領域と前記一の選択領域とは異なる他の選択領域と重複する領域を指し示す場合には、前記操作ノブへの力の付与量を最大値よりも少なく制限する。
本発明によれば、表示部のメニュー画面に表示される選択ボタン等の選択領域の境界における操作ノブへの急激な力の変動が抑制され、これにより良好な力覚性能を確保することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る入力装置が車両内に装備された状態を示す斜視図である。 図2は、遠隔操作部の内部構成を示す斜視図である。 図3は、入力装置を含む車両内のシステムの構成を示すブロック図である。 図4は、第1の実施の形態の入力装置において、表示部に表示されるメニュー画面と操作ノブへ引き込み力を付与する力覚パターンをグラフにより関連付けて示す図である。 図5は、第1の実施の形態の制御部が遠隔操作部を制御対象として行う力覚制御処理を示すフローチャートである。 図6は、第2の実施の形態の入力装置において、表示部に表示されるメニュー画面と操作ノブへ引き込み力を付与する力覚パターンをグラフにより関連付けて示す図である。 図7は、第2の実施の形態による制御部が遠隔操作部を制御対象として行う力覚制御処理を示すフローチャートである。 図8は、第3の実施の形態の入力装置において、表示部に表示されるメニュー画面と操作ノブへ引き込み力を付与する力覚パターンをグラフにより関連付けて示す図である。 図9は、第3の実施の形態による制御部が遠隔操作部を制御対象として行う力覚制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る入力装置として、車両におけるカーナビ装置やエアコン装置等をコンソールパネル上で遠隔操作するための力覚付与機能が付加された入力装置について図面を参照しながら説明する。
(入力装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る入力装置が車両内に装備された状態を示す斜視図である。本実施の形態に係る入力装置は、操作者に操作される遠隔操作部100と、表示部200と、制御部300とを備えて構成される。
車両の搭乗室内において、センターコンソール6は、運転席5の左方で車両の中央付近に設けられる。遠隔操作部100は、運転席5から手が届く範囲のセンターコンソール6に設けられている。表示部200は、ステアリング7の左方で、かつ搭乗者から見えやすいインスツルメントパネル8の中段位置に設けられている。
なお、表示部200は、例えばカラー液晶表示装置からなり、カーナビ装置等の遠隔操作部100を用いて操作対象を選択し又は作動させるための画像である選択ボタン又はアイコン等を配列したメニュー画面を表示するとともに、遠隔操作部100への操作に連動するカーソル(ポインタ)をメニュー画面に表示して、操作者にその操作状態を視覚的に認識させるために設けられている。
制御部300は、車両のECU(Electronic Control Unit)350において、CPUが予めROMに記憶されているプログラムをロードしこれに従って演算処理を行うことで実現される制御手段からなり、操作状態検出手段301と、モータ制御手段302とを有して構成される。
(遠隔操作部の構成)
図2は、車両のセンターコンソール6に設けられる遠隔操作部100の内部構成を示す斜視図である。この遠隔操作部100は、XY平面上の任意の方向に操作可能な水平スライドタイプの操作ノブ120を有している。また、遠隔操作部100は、ベース110と、ベース110を覆うカバー111とを備えている。
図2に示されるように半球状の操作ノブ120は、ノブシャフト125の先端に取り付けられ、操作者が操作できるようにカバー111から外部に突出して設けられる。ノブシャフト125は、互いに交差するXキャリッジ140及びYキャリッジ145の各長溝141,146を貫通して、その基端がベース110に取り付けられたXY球面軸受124に揺動可能に支持されている。更にノブシャフト125の基端には、軸方向への押圧操作によりオンオフする入力スイッチ190が設けられている。
Xキャリッジ140は、長溝141のX方向においてノブシャフト125に当接するとともに、Y方向においてはノブシャフト125を摺動させる。また、Yキャリッジ145は、長溝146のY方向においてノブシャフト125に当接するとともに、X方向においてノブシャフト125を摺動させる。また、Xキャリッジ140は、その両端部がX軸スライドガイド180,180にスライド可能に支持され、Yキャリッジ145は、その両端部がY軸スライドガイド185,185にスライド可能に支持されている。これにより、操作ノブ120のXY方向への操作に連動して、Xキャリッジ140及びYキャリッジ145がスライド可能となるように構成されている。
また、Xキャリッジ140の一端部には、X軸エンコーダ170が連結されている。同様に、Yキャリッジ145の一端部には、Y軸エンコーダ175が連結されている。X軸エンコーダ170及びY軸エンコーダ175は、Xキャリッジ140及びYキャリッジ145のそれぞれの移動に応じてパルス信号を出力する。このパルス信号は、エンコーダの回転方向によって位相が異なるA相とB相の2つの信号からなり、入力装置の制御部300がこれらのパルス信号をカウントすることにより、操作ノブ120のXY方向における操作量が検出される。
また、本実施の形態による入力装置は、力覚制御をするために操作ノブ120に対しトルクを付与する駆動部として、X軸モータ150とY軸モータ155とを備えている。X軸モータ150の駆動軸にはX軸モータギア160が直結され、Y軸モータ155の駆動軸にはY軸モータギア165が直結されている。
Xキャリッジ140にはX軸ラックギア130が連結しており、このX軸ラックギア130がX軸スライドガイド180にスライド可能に支持されることにより、Xキャリッジ140とX軸ラックギア130とが一体的に連動するように構成されている。同様に、Yキャリッジ145とY軸ラックギア135とは、Y軸スライドガイド185にスライド可能に支持されて一体的に連動するように連結されている。
そして、X軸モータ150のX軸モータギア160がX軸ラックギア130に噛合し、Y軸モータ155のY軸モータギア165がY軸ラックギア135に噛合して設けられる構成により、X軸モータ150及びY軸モータ155が発生するトルクがXキャリッジ140及びYキャリッジ145を介して操作ノブ120に伝達される。
なお、遠隔操作部としては、上述の水平スライドタイプ以外にもXY方向に傾倒操作可能なジョイスチックタイプの操作部機構を有するものでもよい。
(ECU及び制御部の構成)
図3は、入力装置を含む車両内のシステムの構成を示すブロック図である。ECU350は、CPUと、ROMやRAMからなる記憶部320と、各種センサやスイッチが接続される入出力ポートと、車載LAN400を介して外部制御機器等との通信を制御するLANコントローラ等をハードウエア回路として備え、CPUが予めROMに記憶されたプログラムに従って各種演算制御処理を実行する多機能のマイクロコンピュータユニットとして構成される。
ECU350には、遠隔操作部100のX軸エンコーダ170及びY軸エンコーダ175と、操作ノブ120に力を付与するトルクを発生させる駆動部としてのX軸モータ150及びY軸モータ155と、選択決定スイッチとしての入力スイッチ190とが接続されている。
また、車両内のシステムとしては、前述の表示部200と、本入力装置を介した遠隔操作の対象であるカーナビ装置401と、エアコン装置402等が車載LAN400を介してECU350に通信可能に接続されている。
ECU350の記憶部320には、表示部200に表示されるメニュー画面の選択ボタン等のレイアウトと操作ノブ120への引き込み力パターンとを対応付けた力覚パターンテーブル321が記憶されている。
また、ECU350には、本発明に関わる力覚制御をするために、操作状態検出手段301と、モータ制御手段302とからなる制御部300を備えている。詳細は後述するが、本実施の形態の遠隔操作部100は、操作状態検出手段301がX軸エンコーダ170及びY軸エンコーダ175からのパルス信号に基づいて操作ノブ120の操作量及び操作方向(操作状態)を検出し、表示部200に表示される画像に連携してモータ制御手段302がX軸モータ150及びY軸モータ155への駆動電流を制御することにより、操作ノブ120への力覚付与を可能にしている。
(第1の実施の形態による入力装置の動作)
次に、第1の実施の形態による入力装置の動作を説明する。再び図2を参照し、遠隔操作部100において、操作者によって操作ノブ120がXY方向に操作されると、これに係合するXキャリッジ140がX方向にスライドし、Yキャリッジ145がY方向にスライドする。X軸エンコーダ170は、Xキャリッジ140の移動に応じてA相及びB相の2つのパルス信号をECU350に出力する。同様にY軸エンコーダ175は、Yキャリッジ145の移動に応じてA相及びB相のパルス信号をECU350に出力する。
ECU350において、制御部300の操作状態検出手段301は、X軸エンコーダ170及びY軸エンコーダ175からの各パルス信号に基づいて、操作ノブ120の操作量(移動量)、操作方向及び操作速度を要素とする操作状態を検出する。
図4は、第1の実施の形態の入力装置において、表示部200に表示されるメニュー画面221と操作ノブ120へ引き込み力を付与する力覚パターンをグラフにより関連付けて示す図である。なお、第1の実施の形態では、表示部200に表示される操作入力の用に供される画面(以下、これを「メニュー画面」という)221に、6つの四角形の選択ボタン211〜216が横2行縦3列に隙間を空けずに密に配列される例について説明する。また、図4に示される力覚パターンのグラフは、カーソル201を当該指示する選択ボタン(図4の例では選択ボタン215)の中心部に引き込むように操作ノブ120に反力を発生させる制御例を示している。
また、本明細書においては、表示部200に表示されているメニュー画面の領域のうち、カーナビ装置401等の選択やその作動に係る画像(選択ボタン211〜216やアイコン)に対応する画面上の物理的な領域を「選択領域」と定義する。これに対して選択領域以外の領域(例えば単なる背景や、隣接する2つの選択領域の間隙等)を「マージン領域」と定義する。
モータ制御手段302は、操作状態検出手段301が検出した遠隔操作部100への操作状態、及び、表示部200に表示される画像に基づいて、記憶部320に予め記憶されている力覚パターンテーブル321で参照されるトルクが発生するように、X軸モータ150及びY軸モータ155に駆動電流を供給する。モータ制御手段302が図4に示される力覚パターンに従って制御することにより、現在指し示す選択ボタン(図4の例では選択ボタン215)の中心部にカーソル201を引き込むような反力が操作ノブ120に付与されることとなる。
(制御部による動作)
次に、第1の実施の形態の制御部300による更に具体的な制御動作を説明する。ここで、図5は、第1の実施の形態の制御部300が遠隔操作部100を制御対象に対して行う力覚制御処理を示すフローチャートである。
はじめに、制御部300は、操作ノブ120の操作状態をサンプリングし、表示部200のメニュー画面221において対応する座標を演算する(ステップS11)。
続いて制御部300は、表示部200に表示されているメニュー画面221のエリア情報と、カーソル201のXY座標位置とを対比して、カーソル201がどの選択ボタン211〜216の選択領域を指し示しているのか、又はそれ以外のマージン領域にあるのか判定する(ステップS12)。エリア情報は、予め記憶部320に記憶されるが、カーナビ装置401等の制御対象機器から受信してもよい。
制御部300は、カーソル201がいずれかの選択領域(図4の例では選択ボタン215)にあると判断すると(ステップS12:YES)、前回サンプリングしたカーソル201が指し示していた選択領域(選択ボタン)と同一か否かを判定する(ステップS13)。
制御部300は、現時点のカーソル201と前回サンプリングしたカーソル201とが同一の選択領域(選択ボタン)ではなく、他の選択領域に移動したと判定したならば(ステップS13:NO)、引き込みゼロ領域を展開する(ステップS14)。例えば、図4に示すように、移動後の選択領域が下段中央の選択ボタン215の領域であった場合に、これに隣接する選択領域である選択ボタン211,212,213,214,216の領域のうち、選択ボタン215側に占める周辺部の領域(斜線部で示すX19〜X20,X30〜X31,Y19〜Y20の領域)を引き込みゼロ領域として設定する。ここで、引き込みゼロ領域における力覚パターンは、図4に示される通常の引き込み力(破線で示すトルク)から補正後の引き込み力(実線で示すトルク)に変更される。
また、制御部300は、カーソル201が同一の選択領域(選択ボタン)上にあるが(ステップS13:YES)、引き込みゼロ領域の外に出たと判定したならば(ステップS15:YES)、周辺部に設定した引き込みゼロ領域を削除する(ステップS16)。
また、制御部300は、カーソル201が引き込みゼロ領域の外に出たと判定したならば(ステップS17:NO)、図4のグラフで示されるような通常のトルク特性の力覚パターンテーブル321に従って操作ノブ120の反力制御を行う(ステップS18)。図4の例によれば、制御部300は、カーソル201の位置が選択ボタン215の中心から離れるほどその中心に向かう吸引力が増すように、X軸モータ150,Y軸モータ155のトルクFx,Fyを制御する。
一方、ステップS17において、制御部300は、カーソル201が前回の選択領域(選択ボタン)の周辺部である引き込みゼロ領域にあると判定したならば(ステップS17:YES)、当該引き込みゼロ領域にカーソル201が存在する期間だけ操作ノブ120の引き込み力をゼロにすることで、引き込み制御を抑制する(ステップS19)。
このように、第1の実施の形態の入力装置によれば、メニュー画面221においてカーソル201が指示している一の選択領域(選択ボタン211〜216)の周辺部(引き込みゼロ領域)で操作ノブ120への引き込み力発生を抑制する。これにより、当該一の選択領域から隣接する他の選択領域へカーソル201が移動するときでも、選択領域の境界における急激な反力の反転変動が生じることがないため、良好な操作感ないしは力覚性能が確保される。
(第2の実施の形態による入力装置の動作)
次に、第2の実施の形態による入力装置の動作を説明する。ここで、図6は、第2の実施の形態の入力装置において、表示部200に表示されるメニュー画面222と操作ノブ120へ引き込み力を付与する力覚パターンをグラフにより関連付けて示す図である。この第2の実施の形態では、6つの四角形の選択ボタン211〜216が横2行縦3列に隙間を空けて配列されるメニュー画面222における動作例を説明する。なお、図6では、選択ボタン211〜216間の領域であるマージン領域の幅の存在を強調するため実際よりも広く描かれている。また、図6に示される力覚パターンのグラフは、第1の実施の形態と同様にカーソル201を当該指示する選択ボタン(図6の例では選択ボタン215)の中心部に引き込む制御例を示している。
図7は、第2の実施の形態による制御部300が遠隔操作部100を制御対象として行う力覚制御処理を示すフローチャートである。
図6と図7を参照し、はじめに制御部300は、操作ノブ120の操作状態をサンプリングし、表示部200のメニュー画面221において対応する座標を演算する(ステップS21)。
続いて制御部300は、表示部200に表示されているメニュー画面221のエリア情報と、カーソル201のXY座標位置とを対比して、カーソル201がどの選択ボタン211〜216の選択領域を指し示しているのか、又はそれ以外のマージン領域にあるのか判定する(ステップS22)。
制御部300は、カーソル201がいずれかの選択領域(図6の例では選択ボタン215)にあると判断すると(ステップS22:YES)、選択ボタン215側に占める周辺部の領域(斜線部で示す領域)を引き込みゼロ領域として設定する。ここで、引き込みゼロ領域における選択領域での力覚パターンは、図6に示される通常の引き込み力(破線で示すトルク)から補正後の引き込み力(実線で示すトルク)に変更される。
制御部300は、カーソル201が引き込みゼロ領域の外に出たと判定したならば(ステップS24:YES)、周辺部に設定した引き込みゼロ領域を削除する(ステップS25)。
そして、図6のグラフで示されるような通常のトルク特性の力覚パターンテーブル321に従って操作ノブ120の反力制御を行う(ステップS26)。図6の例によれば、制御部300は、カーソル201の位置が選択ボタン215の中心から離れるほどその中心に向かう吸引力が増すように、X軸モータ150,Y軸モータ155のトルクFx,Fyを制御する。
一方、ステップS24において、制御部300は、カーソル201が前回の選択領域(選択ボタン)の周辺部である引き込みゼロ領域にあると判定したならば(ステップS24:NO)、当該引き込みゼロ領域にカーソル201が存在する期間だけ選択領域内での操作ノブ120への引き込み力をゼロにすることで、引き込みゼロ領域内の選択領域での引き込み制御を抑制する(ステップS27)。
このように、第2の実施の形態の入力装置によれば、カーソル201が一の選択領域(選択ボタン)から他の選択領域(選択ボタン)へ移動するときでも、移動先の選択領域の入り口で操作ノブ120への引き込み力が抑制されるので、選択領域の境界における急激な反力の反転変動が生じることがなくなり、良好な操作感ないしは力覚性能が確保される。
(第3の実施の形態による入力装置の動作)
次に、第3の実施の形態による入力装置の動作を説明する。ここで、図8は、第3の実施の形態の入力装置において、表示部200に表示されるメニュー画面222と操作ノブ120へ引き込み力を付与する力覚パターンをグラフにより関連付けて示す図である。この第3の実施の形態のメニュー画面222は、前述の第2の実施の形態と同様に6つの四角形の選択ボタン211〜216が横2行縦3列に隙間を空けて配列されて構成される。また、図8に示される力覚パターンのグラフは、第1及び第2の実施の形態と同様にカーソル201を当該指示する選択ボタン(図8の例では選択ボタン215)の中心部に引き込む制御例を示している。
図9は、第3の実施の形態による制御部300が遠隔操作部100を制御対象として行う力覚制御処理を示すフローチャートである。
図8と図9を参照し、はじめに制御部300は、操作ノブ120の操作状態をサンプリングし、表示部200のメニュー画面221において対応する座標を演算する(ステップS31)。
続いて制御部300は、表示部200に表示されているメニュー画面221のエリア情報と、カーソル201のXY座標位置とを対比して、カーソル201がどの選択ボタン211〜216の選択領域を指し示しているのか、又はそれ以外のマージン領域にあるのか判定する(ステップS32)。
制御部300は、カーソル201がいずれかの選択領域(図8の例では選択ボタン215)にあると判断すると(ステップS32:YES)、選択ボタン215側に占める周辺部の領域(斜線部で示す領域)を引き込み抑制領域として設定する。ここで、引き込み抑制領域における選択領域での力覚パターンは、図8に示される通常の引き込み力(破線で示すトルク)から補正後の引き込み力(実線で示すトルク)に変更される。図8の例では、X方向における引き込みトルクの通常の最大値はFx,Fxで示され、Y方向におけるトルクの通常の最大値はFy,Fyで示される。また、制限される補正後の引き込みトルクは、X方向においてはFxpd,Fxmdで示され、Y方向においてはFypdで示される。
制御部300は、カーソル201が引き込み抑制領域の外に出たと判定したならば(ステップS34:YES)、周辺部に設定した引き込み抑制領域を削除する(ステップS35)。
そして、図8のグラフで示されるような通常のトルク特性の力覚パターンテーブル321に従って操作ノブ120の反力制御を行う(ステップS36)。図8の例によれば、制御部300は、カーソル201の位置が選択ボタン215の中心から離れるほどその中心に向かう吸引力が増すように、X軸モータ150,Y軸モータ155のトルクFx,Fyを制御する。
一方、ステップS34において、制御部300は、カーソル201が前回の選択領域(選択ボタン)の周辺部である引き込み抑制領域にあると判定したならば(ステップS34:NO)、当該引き込み抑制領域にカーソル201が存在する期間だけ選択領域内での操作ノブ120への引き込み力を制限することで、引き込み抑制領域内の選択領域での引き込み制御を抑制する(ステップS37)。
このように、第3の実施の形態の入力装置によれば、カーソル201が一の選択領域(選択ボタン)から他の選択領域(選択ボタン)へ移動するときでも、移動先の選択領域の入り口で操作ノブ120への引き込み力が抑制されるので、選択領域の境界における急激な反力の反転変動が緩和され、良好な操作感ないしは力覚性能が確保される。
以上、本発明に好適な実施の形態を複数説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で種々の変形、応用が可能である。なお、本発明に係る引き込み制御を抑制する選択領域の周辺部の幅は、メニュー画面221,222上の選択ボタン211〜216のレイアウト等に応じて適宜設定される。更には引き込み制御を抑制する周辺部の幅やその抑制量の程度については、例えば実際に人を使った官能試験等により実験的に最適値を求めることが望ましい。
5…運転席、6…センターコンソール、8…インスツルメントパネル、
100…遠隔操作部、110…ベース、111…カバー、120…操作ノブ、124…XY球面軸受、125…ノブシャフト、130…X軸ラックギア、135…Y軸ラックギア、140…Xキャリッジ、141…長溝、145…Yキャリッジ、146…長溝、150…X軸モータ、155…Y軸モータ、160…X軸モータギア、165…Y軸モータギア
170…X軸エンコーダ、175…Y軸エンコーダ、180…X軸スライドガイド、185…Y軸スライドガイド、190…入力スイッチ、
200…表示部、201…カーソル、211〜216…選択ボタン、221、222…メニュー画面、300…制御部、301…操作状態検出手段、302…モータ制御手段、
320…記憶部、321…力覚パターンテーブル、350…ECU、
400…車載LAN、401…カーナビ装置、402…エアコン装置

Claims (3)

  1. 操作者により操作される操作ノブと、前記操作ノブの操作位置を検出する位置検出部と、前記操作ノブへ力を付与する駆動部とを有してなる遠隔操作部と、
    前記遠隔操作部による操作対象を選択するための画像を選択領域として対応付けられるメニュー画面を表示する表示部と、
    前記メニュー画面に表示されるカーソルが当該メニュー画面上の前記選択領域のいずれか一つを指し示す場合に当該カーソルが当該選択領域の中心に向かう方向に前記駆動部を制御して前記操作ノブへ力を付与するとともに、当該カーソルが当該一の選択領域外に移動した先の周辺部領域を指し示している場合には前記操作ノブへの力の付与を抑制する制御部と、を備えている入力装置。
  2. 前記制御部は、前記カーソルが前記移動した先の周辺部領域と前記一の選択領域とは異なる他の選択領域と重複する領域を指し示す場合には、前記操作ノブへの力の付与をゼロに抑制する請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記制御部は、前記カーソルが前記移動した先の周辺部領域と前記一の選択領域とは異なる他の選択領域と重複する領域を指し示す場合には、前記操作ノブへの力の付与量を最大値よりも少なく制限する請求項1に記載の入力装置。
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