JP2012003157A - 光ケーブルコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃が多い環境の下で光ケーブルの末端部どうしの接続不良を抑える光ケーブルコネクタを提供する。
【解決手段】光ケーブルコネクタ1は、2本の光ケーブルの一方の第1光ケーブルの末端部を挿入する第1接続部21と、他方の第2光ケーブルの末端部を挿入する第2接続部22とを有するソケット2と、ソケットとは別体に形成されたソケットを収容する収容空間3Sを有するハウジング3を備えている。ハウジング3は、前記一方向に一致する長さ方向LDと、長さ方向LDに直交する上下方向VDと、長さ方向LD及び上下方向VDにそれぞれ直交する幅方向WDとを有するとともに、長さ方向LDの両端部のそれぞれには、第1接続部21につながる第1開口31と、第2接続部22につながる第2開口32とが形成してあり、且つ第1開口31を開閉する第1シャッタ33と、第2開口32を開閉する第2シャッタ34とが形成してある。
【選択図】図3

Description

この発明は、2本の光ケーブルの末端部どうしを接続する光ケーブルコネクタに関する。
従来、2本の光ケーブルの末端部どうしを接続するアダプタ(光ケーブルコネクタ)は周知である。例えば、非特許文献1には、光ケーブルの末端部どうしを接続する光ケーブルコネクタが開示されている。
この光ケーブルコネクタは、2本の光ケーブルのうちの一方である第1光ケーブルの末端部を挿入する第1接続部と、もう一方である第2光ケーブルの末端部を挿入する第2接続部とを有するソケットである。第1,第2接続部のそれぞれは、コネクタの外部に向かって開放状態にある。
ヒロセ電機株式会社、&#8246;SC形光ファイバコネクタ、HSCシリーズ″、16頁、製品番号HSC-A3(51)等、[online]、[2010年5月18日検索]、インターネット<URL:http://www.hirose.co.jp/catalogj_hp/j70400031.pdf>
第1,第2接続部のそれぞれが開放状態にあるコネクタでは、塵埃の多い環境の下、例えば、第1光ケーブルの末端部を第1接続部に挿入した状態で放置しておくと、その第1光ケーブルの末端部やソケットの第2接続部に塵埃が付着することによって、2本の光ケーブルを接続したときに光ケーブルの末端部どうしの間で接続不良が発生するという問題があった。
そこで、この発明では、コネクタを介して光ケーブルの末端部どうしを接続する場合に、塵埃が多い環境の下でも光ケーブルの末端部どうしの間で接続不良が発生することを抑えることが可能なコネクタの提供を課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、2本の光ケーブルのうちの一方である第1光ケーブルの末端部を挿入する第1接続部と、もう一方である第2光ケーブルの末端部を挿入する第2接続部とを有するソケットを含み、前記ソケットを介して前記第1,第2光ケーブルを一方向に延びるように接続するための光ケーブルコネクタである。
かかる光ケーブルコネクタにおいて、この発明の特徴は、次のとおりである。光ケーブルコネクタは、前記ソケットとは別体に形成されていて前記ソケットを収容するための収容空間を有するハウジングを備えている。前記ハウジングは、前記一方向に一致する長さ方向と、前記長さ方向に直交する上下方向と、前記長さ方向及び前記上下方向にそれぞれ直交する幅方向とを有している。前記ハウジングにおける前記長さ方向の両端部のそれぞれには、前記第1接続部につながる第1開口と、前記第2接続部につながる第2開口とが形成してあり、且つ前記第1開口を開閉することが可能な第1シャッタと、前記第2開口を開閉することが可能な第2シャッタとが形成してある。
この発明の好ましい実施態様の一つにおいて、前記ハウジングは、容器部材と蓋部材とが一体的に組み立てられて前記収容空間と前記第1,第2開口とを画成するものである。前記容器部材は、容器本体部と、前記第1,第2シャッタと、前記第1シャッタを前記容器本体部に対して旋回可能に取り付ける第1ヒンジ部と、前記第2シャッタを前記容器本体部に対して旋回可能に取り付ける第2ヒンジ部とが、熱可塑性合成樹脂によって一体的に形成されたものである。前記第1,第2シャッタは、前記第1,第2ヒンジ部が変形することによって、前記第1,第2開口を開閉するものである。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記第1,第2シャッタそれぞれと、前記第1,第2開口それぞれの周縁部との間には、互いに離脱可能に係合する係合凸部と係合凹部とを含む係合手段を形成して、前記係合凸部と前記係合凹部とが係合すると前記第1,第2開口を前記第1,第2シャッタで閉じた状態に維持する一方、前記係合凸部が前記係合凹部から離脱すると前記第1,第2開口が開いた状態になり、前記係合凸部を前記第1,第2シャッタそれぞれに設ける一方、前記係合凹部を前記第1,第2開口それぞれの周縁部に設けてある。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記係合凸部は前記第1,第2シャッタそれぞれに一対ずつ、前記係合凹部は前記第1,第2開口それぞれの周縁部に一対ずつ設けてあり、前記係合凸部は前記第1,第2シャッタそれぞれの前記幅方向に位置する両側縁それぞれから前記幅方向の外側へ突出するように設けてある一方、前記係合凹部は前記第1,第2開口のそれぞれの前記周縁部のうちで前記幅方向の両側に位置する側縁に前記幅方向の外側に向かって凹むように設けてある。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記第1,第2開口と、前記第1,第2シャッタとが正方形及び長方形のいずれかの四角形に形成され、前記第1,第2ヒンジ部が前記第1,第2開口と前記第1,第2シャッタとにおける前記四角形の一辺に設けられる一方、前記第1,第2シャッタを開閉するために使用する操作部が前記第1,第2シャッタにおける前記一辺の対辺に突出部分として形成され、前記操作部の上端部と、前記蓋部材の上面との前記上下方向の位置が同一、若しくは前記上端部が前記上面よりも低くなるように設定してある。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記蓋部材の前記長さ方向における両端部には、前記第1,第2シャッタの前記突出部分が嵌る嵌合部を形成してあり、且つ前記蓋部材の上面には前記嵌合部から前記長さ方向の内側に向かって登り勾配となる傾斜面を形成してある。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記第1,第2シャッタにおける前記突出部分は、前記第1,第2光ケーブルが前記第1,第2開口へ挿入される過程において、前記第1,第2光ケーブルに弾性的に接触する。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記容器本体部は、前記長さ方向へ延びる底部と、前記底部の両側縁それぞれから前記上下方向において起立して互いに対向する一対の側壁部とを有しており、前記ヒンジ部は、前記第1,第2シャッタが開いて前記長さ方向と平行な状態にあるときに、前記長さ方向において前記第1,第2開口における前記四角形の一辺から前記第1,第2シャッタにおける前記四角形の一辺にまで前記上下方向の上方に傾斜して延びている。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記底部には、前記上下方向の上方に向けて突出し、且つ前記ソケットの底部に接触するソケット接触部を設けてあり、前記ソケット接触部の上端は、前記第1,第2シャッタが前記長さ方向と平行な状態になるところまで開いているときの前記第1,第2シャッタの内面と前記上下方向における位置が同じである。
この発明に係る光ケーブルコネクタでは、ハウジングの長さ方向の両端部のそれぞれに、第1接続部につながる第1開口と、第2接続部につながる第2開口とが形成してあり、且つ第1開口を開閉することが可能な第1シャッタと、第2開口を開閉することが可能な第2シャッタとが形成してあるため、いずれか一方の光ケーブルの末端部をいずれか一方の接続部に挿入した状態において、残りの接続部につながる開口をシャッタで閉じれば、接続部に挿入した光ケーブルの末端部や、残りの接続部が露出することを防止することができる。よって、光ケーブルの末端部どうしを塵埃が多い環境で接続する場合でも、光ケーブルの末端部どうしの間で接続不良が発生することを抑えることができる。
第1,第2シャッタが開いた状態にある光ケーブルコネクタの斜視図。 第1,第2シャッタが閉じた状態にある光ケーブルコネクタの斜視図。 図1のIII−III線に沿う断面図。 図1の部分破断平面図。 ヒンジ部の拡大図。 第1シャッタの先端側の部分拡大斜視図。 第1シャッタで第1開口を閉じたときの部分拡大断面図。 ファイバカバー部を進出位置に移動させた光ケーブルの斜視図。 ファイバカバー部を退行位置に移動させた光ケーブルの斜視図。 一方の光ケーブルを一方の接続部に挿入する場合の説明図。 図10と同様の図。 図10と同様の図。 図10と同様の図。 第1,第2光ケーブルを一方向に延びるように接続した光ケーブルコネクタの斜視図。
添付図面を参照して、この発明に係る光ケーブルコネクタの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、第1,第2シャッタが開いた状態にある光ケーブルコネクタの斜視図であり、図2は、第1,第2シャッタが閉じた状態にある光ケーブルコネクタの斜視図であり、図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。図1〜3において、LDは長さ方向を示し、WDは幅方向を示し、VDは上下方向を示す。
光ケーブルコネクタ1は、図1に示すソケット2と、そのソケット2とは別体に形成されていてソケット2を覆い、図2に示すように略直方体を成すように作られたハウジング3とを備えている。
ソケット2は、図3に示すように、第1接続部21と、第2接続部22とを有している。このソケット2は、後述するように、各接続部21,22にそれぞれ挿入した光ケーブル(図9参照)の末端部どうしを接続する機能を有している。
ハウジング3は、ソケット2を収容するための収容空間3Sを内部に有している。ハウジング3には、長さ方向LDの両端部に、第1開口31及び第2開口32をそれぞれ形成してある。第1,第2開口31,32には、後述するように、光ケーブルの末端部が進入退却する。
ハウジング3には、さらに、第1開口31を開閉する第1シャッタ33を設けてあり、且つ第2開口32を開閉する第2シャッタ34を設けてある。
このようなハウジング3は、容器部材4と蓋部材5とを互いに固着してあり、容器部材4と蓋部材5とが分離しないよう形成してある。
容器部材4は、容器本体部41と、第1シャッタ33及び第2シャッタ34と、第1ヒンジ部42及び第2ヒンジ部43とを備えており、例えばポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂によって一体的に形成してある。
容器本体部41は、長さ方向LDの寸法が幅方向WDの寸法よりも大きい略矩形の底部41aと、底部41aにおける幅方向WDの両側縁それぞれから上方に向けて起立し、幅方向WDにおいて互いに対向する第1側壁部41b及び第2側壁部41cとを有している。底部41a及び第1,第2側壁部41b,41cにおける長さ方向LDの一方の端縁には、第1開口31の一部分を形成する容器開口形成部31aを設けてあり、もう一方の端縁には、第2開口32の一部分を形成する容器開口形成部32aを設けてある。
底部41aには、図3に示すように、上方に向けて突出し、ソケット2の底部2aに上端が接触する複数のソケット接触部41dを設けてある。このソケット接触部41dは、その上端の位置が、長さ方向LDと平行になるところまで開いている第1,第2シャッタ33,34の内面33a,34aの上下方向VDにおける位置に一致している。
図4は、各シャッタ33,34が開いた状態にある光ケーブルコネクタ1の平面図である。図4における線P−Pは、長さ方向LDにおいて光ケーブルコネクタ1を二等分する第1中心線であり、Q−Qは、幅方向WDにおいて光ケーブルコネクタ1を二等分する第2中心線である。
図4に示すように、各側壁部41b,41cにおける容器開口形成部31aの内側面のそれぞれには、幅方向WDにおける離間距離がハウジング3の奥に向かって次第に大きくなる係合凹部61をそれぞれ設けてある。よって、第1シャッタ33が開いた状態の第1開口31では、一対の係合凹部61が幅方向WDにおいて対向する態様で容器本体部41の一方の端縁に配置され、第2シャッタ34が開いた状態の第2開口32では、一対の係合凹部61が幅方向WDにおいて対向する態様で容器本体部41のもう一方の端縁に配置されることとなる。
第1ヒンジ部42は、容器本体部41と第1シャッタ33とを連結するものであり、第2ヒンジ部43は、容器本体部41と第2シャッタ34とを連結するものである。第1,第2ヒンジ部42,43は、図3における第1ヒンジ部42の部分拡大図によって例示されているように、第1,第2開口31,32に対してシャッタ33,34が開いて長さ方向LDと平行になっているとき、第1,第2ヒンジ部42,43は、底部41aにおける端縁の上端角部41zから、第1,第2シャッタ33,34の下端角部33zまで延在する。換言すれば、第1ヒンジ部42は、長方形の第1開口31における一辺から、長方形の第1シャッタ31における一辺まで、上方に向かって傾斜して延びている。
第1,第2ヒンジ部42,43は、弾性変形することにより容器本体部41に対して第1,第2シャッタ31,32を旋回可能で、その旋回によって第1,第2開口31,32を開閉することができる。
第1,第2ヒンジ部42,43は、自然状態では、第1,第2シャッタ31,32で第1,第2開口31,32を開いた状態にする。よって、第1,第2シャッタ33,34が開口31,32を閉じた状態にあるときでは、図5に示すように、ハウジング3の内側に向く面が収縮し、ハウジング3の外側に向く面が伸長するように弾性変形する。
第1シャッタ33及び第2シャッタ34は、それぞれ長方形の板状に形成してあり、図5に示すように、第1,第2開口31,32を閉じたときに、収容空間3Sを画成する各シャッタ33,34の内面33a,34aは、それぞれ平坦に形成してある。
各シャッタ33,34それぞれの幅方向WDにおける両側縁には、図4に示すように、各シャッタ33,34における幅方向WDの外側に向かって突出する係合凸部62をそれぞれ形成してある。よって、各シャッタ33,34それぞれにおける一対の係合凸部62は、幅方向WDにおいて背中合わせとなる態様で各シャッタ33,34の側縁からそれぞれ突出することとなる。図4において、これらの係合凸部62は、各シャッタ33,34における長さ方向LDの両端部近傍に配置してある。
また、この光ケーブルコネクタ1では、係合凸部62が係合凹部61とともに係合手段6を形成している。係合手段6は、第1,第2シャッタ33,34それぞれと、第1,第2開口31,32それぞれの周縁部との間に設けてある。この係合手段6は、係合凸部62と係合凹部61とが係合すると、図2に示すように、第1,第2開口31,32を第1,第2シャッタ33,34で閉じた状態に維持する。一方、図1に示すように、係合凸部62が係合凹部61から離脱すると第1,第2開口31,32に対して、第1,第2シャッタ33,34は開いた状態になる。
図示例の光ケーブルコネクタ1では、一対の係合凸部62は、第1,第2シャッタ33,34それぞれの幅方向WDに位置する両側縁それぞれから、幅方向WDの外側へ突出するように設けてある一方、一対の係合凹部61は、幅方向WDにおける離間距離がハウジング3の奥に向かって次第に大きくなるように設けてある。よって、第1開口31も第2開口32も、一対の係合手段6の係合をそれぞれ解除しなければ開くことができない。従って、この係合手段6によれば、開口31,32が不必要に開かれることを防止することができる。
図4における第1,第2シャッタ33,34それぞれの長さ方向LDにおける先端側には、各シャッタ33,34を開閉操作するための操作部35を、長さ方向LDへ突出する態様、すなわち、この操作部35は、第1,第2シャッタ33,34における第1,第2ヒンジ部42,43が設けられた一辺の対辺に、突出部分として形成されている。
図7に示すように、操作部35の上端部35bと、蓋部材5の上面5aとの上下方向VDの位置が同一なるように設定してある。この結果、各シャッタ33,34が閉じた状態にあるとき、操作部35が、蓋部材5の上面5aから上方へ突出することがない。よって、光ケーブルコネクタ1の輸送時等において、異物が操作部35に接触することを防ぎ、第1,第2シャッタ33,34が不用意に開いて、収容空間3Sに塵埃等の異物が進入することを防止することができる。
操作部35には、各シャッタ33,34が閉じた状態にあるときに第1中心線P−Pに向って突出する係止接触部35aを設けてある(図6,7参照)。この係止接触部35aは、後述するように、各シャッタ33,34が開いた状態にあって第1,第2接続部21,22に光ケーブル7の末端部(図10〜12参照)を挿入するとき、その光ケーブル7に接触するものである。
図4における第1,第2シャッタ33,34には、また、内面33a,34aから突出する突出部36を、第1,第2シャッタ33,34の先端側にのみ設けてある(図1,図4参照)。
突出部36は、シャッタ33,34の先端側の縁に沿って形成し、内面33a,34aからの突出寸法が一様な第1部分36aと、内面33a,34aからの突出寸法が、シャッタ33,34の先端側から基端側に向かって次第に小さくなる第2部分36bとから形成してある。
この突出部36は、一対の係合凸部62及び操作部35を連結するように第1,第2シャッタ33,34の先端側にのみ設けてあり、第1,第2シャッタ33,34において操作部35が形成されている辺の近傍の剛性を高めるリブとしての機能を有している。
再び、図1に戻って説明する。蓋部材5は、底部41aに対向し、且つ長さ方向LDの寸法が幅方向WDの寸法よりも長い略矩形の頂部51aと、頂部51aにおける幅方向WDの両側縁それぞれから下方に向かって突出し、幅方向WDにおいて互いに対向する第1側壁部51b及び第2側壁部51cとを有している。頂部51aにおける長さ方向LDの一方の端縁は、第1開口31の一部分を形成する蓋開口形成部31b(図3参照)であり、もう一方の端縁は、第2開口32の一部分を形成する蓋開口形成部32bである(図3参照)。蓋部材5は、例えば、ポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂によって形成してある。
図1において明らかなように、蓋部材5は、第1側壁部51b,51cが容器本体部41の第1,第2側壁部41b,41cの外側に嵌合していて、不図示の嵌合手段によって容器本体部41に対して分離不能な状態にある。
蓋部材5の蓋開口形成部32a,32bは、容器本体部41の容器開口形成部31a,31bと協働し、各開口31,32を形成している。すなわち、図示例のコネクタ1では、容器部材4と蓋部材5とが一体的に組み立てられて、第1,第2開口31,32及び収容空間3Sを画成している。
頂部51aの長さ方向LDにおける両端部には、第1,第2シャッタ33,34それぞれの操作部35が長さ方向LDから嵌る嵌合部52を形成してある。
また、蓋部材5の上面5aは、各嵌合部52から第1中心線P−Pに向かって登り勾配となる傾斜部53を有する。
傾斜部53に沿って操作部35に指先を近接させれば、蓋部材5の上面5aからの突出寸法が最大のところで指先が操作部35に接触するため、その指先の力で操作部35を押せば、第1,第2シャッタ33,34を旋回させて容易に開くことができる。
図8は、コネクタ1を使用可能なケーブルの一例として示す光ケーブル7の斜視図である。光ケーブル7は、プラグ70と、光ファイバ75と備えている。プラグ70は、光ケーブル7に対して位置が固定された状態にあるプラグ本体部71と、プラグ本体部71に対して長さ方向LDにスライド移動可能に設けたスライド部72と、スライド部72と共にプラグ本体部71に対して移動するファイバカバー部73とを有している。
スライド部72は、図9に示すように、光ケーブル7の長さ方向LDにおいて、光ケーブル7の末端部74から退行するようにプラグ本体部71に対して移動して、光ケーブル7の末端部74を露出させることのできる退行位置と、図8に示すように、末端部74に対して進出するようにプラグ本体部71に対して移動して、ファイバカバー部73によって光ケーブル7の末端部74を覆うことのできる進出位置との間を移動可能な態様でプラグ本体部71に設けてある。図9に示すように、スライド部72が退行位置に移動して光ケーブル7の末端部74が露出すると、光ファイバ75の末端部も露出する一方、図8に示すように、スライド部72が進出位置に移動してファイバカバー部73によって光ケーブル7の末端部74(図9参照)が覆われると、光ファイバ75(図9参照)の末端部もファイバカバー部73によって覆われることとなる。
なお、スライド部72と、プラグ本体部71との間には、スライド部72を進出位置に向けて付勢するバネ等の付勢手段(不図示)を設けてある。また、光ケーブル7の末端部74をソケット2の接続部21,22に挿入するとき、スライド部72は、コネクタ1の第1,第2開口31,32を通過することが可能である。
このように形成されている光ケーブルコネクタ1では、第1光ケーブル7aと第2光ケーブル7bとからなる2本の光ケーブル7の末端部74どうしの接続が、例えば以下のようにして行われる。
図2に示すように、閉じている第1,第2開口31,32に対して、例えば、第1シャッタ33の操作部35を指で操作することによって、一対の係合手段6の係合をそれぞれ解除して第1開口31を開く。
次に、例えば、図10に示すように、係止接触部35aとスライド部72とが接触するように、第1シャッタ33の内面33aの上部に、第1光ケーブル7aのスライド部72を載せる。
次いで、スライド部72の先端で係止接触部35aを下方に向けて押圧しながら第1光ケーブル7を図10中の右方に移動させる。すると、スライド部72の先端が、第2部分36bの傾斜面に沿って移動した後、図11に示すように、第1シャッタ33の内面33aに接触しながら移動し、第1開口31を通じて収容空間3Sに進入して、光ケーブル7の末端部74を第1接続部21に近接させる。すなわち、このコネクタ1では、内面33aが、光ケーブル7の末端部74を第1接続部21に案内する機能を有しており、内面33aによって、少なくとも、末端部74が第1接続部21の下方に外れることを防止している。
その後、図11においてさらに末端部74を右方に移動させると、図12に示すように、スライド部72の先端側と、ソケット2の一方の端縁2bとが当接する。これにより、スライド部72のそれ以上の進入がソケット2によって止められた状態となる。この状態において、プラグ本体部71を右方に押して第1光ケーブル7aの末端部74を図12中においてさらに右方に移動させる。この移動に伴って、プラグ本体部71に対してスライド部72が進出位置から退行位置に向かって相対的に移動することとなる。
スライド部72が退行位置にまで移動すると、ファイバカバー部73が外れて、図13に示すように、光ケーブル7の末端部74が露出し、且つ光ファイバ75の末端部も露出した状態で、ソケット2の第1接続部21(図3参照)に、第1光ケーブル7aの末端部74が挿入される。同様にして、第2光ケーブル7bの末端部74を第2接続部22に挿入して、第1,第2光ケーブル7a,7bの末端部74どうしを接続し、図14に示すように、コネクタ1によって第1,第2光ケーブル7a,7bを一方向(長さ方向LD)に延びるように接続する。
このように形成されている光ケーブルコネクタ1のハウジング3には、第1接続部21につながる第1開口31と、第2接続部22につながる第2開口32とが形成してあり、且つ第1開口31を開閉することが可能な第1シャッタ33と、第2開口32を開閉することが可能な第2シャッタ34とを形成してあるため、例えば、第1光ケーブル7aの末端部74を第1接続部21に挿入し、第2光ケーブル7bが第2接続部22に未挿入である場合、第2シャッタ34で第2開口32を閉じれば、第1光ケーブル7aの末端部74及びソケット2の第2接続部22が露出することを防止することができる。よって、2本の光ケーブル7a,7bの末端部74どうしを塵埃が多い環境で接続する場合でも、接続不良が発生することを抑えることができる。
また、容器部材4は、容器本体部41と、第1,第2シャッタ33,34と、第1ヒンジ部42と、第2ヒンジ部43とを、熱可塑性合成樹脂によって一体的に形成してあるため、コネクタ1の構成を簡単にして、コネクタ1の部品数が増加することを抑えることができる。また、第1,第2ヒンジ部42,43に熱可塑性合成樹脂を使用し、これらのヒンジ部42,43の弾性変形によって、各開口31,32を各シャッタ33,34で開閉するため、一層、構成を簡単にすることができる。
さらに、第1,第2シャッタ33,34で第1,第2開口31,32を閉じたとき、一対の係合凹部61及び係合凸部62がそれぞれ係合することによって、第1,第2開口31,32を第1,第2シャッタ33,34で閉じた状態に維持することができる。それゆえ、四角形の第1,第2シャッタ33,34は、それらの対向する二辺が第1,第2開口31,32を画成している辺々に係合した状態になる。よって、第1,第2シャッタ33,34の閉じた状態を確実に維持することができる。
また、第1,第2シャッタ33,34の係止接触部35aは、各接続部21,22に、光ケーブル7の末端部74を挿入するとき、光ケーブル7に接触するものであるため、コネクタ1に対する光ケーブル7の姿勢を一定にすることができる。よって、接続部21,22に末端部74を挿入する操作を容易にすることができる。
また、係合凸部62を第1,第2シャッタ33,34に設けてあるため、第1,第2シャッタ33,34を開いた状態では、光ケーブル7の移動領域に係合凸部62が進入することがない。よって、第1,第2接続部21,22に末端部74を挿入するとき、係合凸部62が邪魔になることを防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限られない。例えば、ハウジング3は、容器部材4及び蓋部材5の2つの部材から形成する必要はなく、1つの部材によって一体的に形成しても良いし、3つ以上の複数の部材から形成しても良い。また、容器部材4と蓋部材5とを互いに固着してハウジング3を形成する必要はなく、容器部材4と蓋部材5とを分離することができるようにハウジング3を形成しても良い。また、ハウジング3の材料は、ポリプロピレンに限られることなく、他の合成樹脂材料によって形成しても良いし、金属材料によって形成しても良い。また、第1シャッタ33及び第2シャッタ34は、それぞれ長方形の板状に形成する必要はなく、例えば正方形の板状に形成しても良い。また、光ケーブルコネクタ1から光ケーブル7を抜くときは、上記動作と逆の動作を行い、第1,第2開口31,32から光ケーブル7の末端部74を退却させれば良い。また、操作部35の上端部35bと、蓋部材5の上面5aとの上下方向VDの位置が同一となるように設定する必要はなく、上端部35bが上面5aよりも低くなるように設定しても良い。
1 光ケーブルコネクタ
2 ソケット
3 ハウジング
3S 収容空間
4 容器部材
5 蓋部材
5a 上面
6 係合手段
7,7a,7b 光ケーブル
21 第1接続部
22 第2接続部
31 第1開口
32 第2開口
33 第1シャッタ
33a 内面
34 第2シャッタ
34a 内面
35 操作部(係合凸部)
41 容器本体部
41a 底部
41b 第1側壁部
41c 第2側壁部
41d ソケット接触部
42 第1ヒンジ部
43 第2ヒンジ部
52 嵌合部
53 傾斜部
61 係合凹部
62 係合凸部
74 末端部
LD 長さ方向
VD 上下方向
WD 幅方向

Claims (9)

  1. 2本の光ケーブルのうちの一方である第1光ケーブルの末端部を挿入する第1接続部と、もう一方である第2光ケーブルの末端部を挿入する第2接続部とを有するソケットを含み、前記ソケットを介して前記第1,第2光ケーブルを一方向に延びるように接続するための光ケーブルコネクタにおいて、
    前記ソケットとは別体に形成されていて前記ソケットを収容するための収容空間を有するハウジングを備え、
    前記ハウジングは、前記一方向に一致する長さ方向と、前記長さ方向に直交する上下方向と、前記長さ方向及び前記上下方向にそれぞれ直交する幅方向とを有するとともに、前記長さ方向の両端部のそれぞれには、前記第1接続部につながる第1開口と、前記第2接続部につながる第2開口とが形成してあり、且つ前記第1開口を開閉することが可能な第1シャッタと、前記第2開口を開閉することが可能な第2シャッタとが形成してあることを特徴とする前記光ケーブルコネクタ。
  2. 前記ハウジングは、容器部材と蓋部材とが一体的に組み立てられて前記収容空間と前記第1,第2開口とを画成するものであり、
    前記容器部材は、容器本体部と、前記第1,第2シャッタと、前記第1シャッタを前記容器本体部に対して旋回可能に取り付ける第1ヒンジ部と、前記第2シャッタを前記容器本体部に対して旋回可能に取り付ける第2ヒンジ部とが、熱可塑性合成樹脂によって一体的に形成されたものであり、前記第1,第2シャッタは、前記第1,第2ヒンジ部が変形することによって、前記第1,第2開口を開閉するものである請求項1に記載の光ケーブルコネクタ。
  3. 前記第1,第2シャッタそれぞれと、前記第1,第2開口それぞれの周縁部との間には、互いに離脱可能に係合する係合凸部と係合凹部とを含む係合手段を形成して、前記係合凸部と前記係合凹部とが係合すると前記第1,第2開口を前記第1,第2シャッタで閉じた状態に維持する一方、前記係合凸部が前記係合凹部から離脱すると前記第1,第2開口が開いた状態になり、
    前記係合凸部を前記第1,第2シャッタそれぞれに設ける一方、前記係合凹部を前記第1,第2開口それぞれの周縁部に設けてある請求項1又は2に記載の光ケーブルコネクタ。
  4. 前記係合凸部は前記第1,第2シャッタそれぞれに一対ずつ、前記係合凹部は前記第1,第2開口それぞれの周縁部に一対ずつ設けてあり、
    前記係合凸部は前記第1,第2シャッタそれぞれの前記幅方向に位置する両側縁それぞれから前記幅方向の外側へ突出するように設けてある一方、前記係合凹部は前記第1,第2開口のそれぞれの前記周縁部のうちで前記幅方向の両側に位置する側縁に前記幅方向の外側に向かって凹むように設けてある請求項3に記載の光ケーブルコネクタ。
  5. 前記第1,第2開口と、前記第1,第2シャッタとが正方形及び長方形のいずれかの四角形に形成され、前記第1,第2ヒンジ部が前記第1,第2開口と前記第1,第2シャッタとにおける前記四角形の一辺に設けられる一方、前記第1,第2シャッタを開閉するために使用する操作部が前記第1,第2シャッタにおける前記一辺の対辺に突出部分として形成され、
    前記操作部の上端部と、前記蓋部材の上面との前記上下方向の位置が同一、若しくは前記上端部が前記上面よりも低くなるように設定してある請求項2〜4のいずれかに記載の光ケーブルコネクタ。
  6. 前記蓋部材の前記長さ方向における両端部には、前記第1,第2シャッタの前記突出部分が嵌る嵌合部を形成してあり、且つ前記蓋部材の上面には前記嵌合部から前記長さ方向の内側に向かって登り勾配となる傾斜面を形成してある請求項5に記載の光ケーブルコネクタ。
  7. 前記第1,第2シャッタにおける前記突出部分は、前記第1,第2光ケーブルが前記第1,第2開口へ挿入される過程において、前記第1,第2光ケーブルに弾性的に接触する請求項5又は6に記載の光ケーブルコネクタ。
  8. 前記容器本体部は、前記長さ方向へ延びる底部と、前記底部の両側縁それぞれから前記上下方向において起立して互いに対向する一対の側壁部とを有しており、
    前記ヒンジ部は、前記第1,第2シャッタが開いて前記長さ方向と平行な状態にあるときに、前記長さ方向において前記第1,第2開口における前記四角形の一辺から前記第1,第2シャッタにおける前記四角形の一辺にまで前記上下方向の上方に向かって傾斜して延びている請求項5〜7のいずれかに記載の光ケーブルコネクタ。
  9. 前記底部には、前記上下方向の上方に向けて突出し、且つ前記ソケットの底部に接触するソケット接触部を設けてあり、
    前記ソケット接触部の上端は、前記第1,第2シャッタが前記長さ方向と平行な状態になるところまで開いているときの前記第1,第2シャッタの内面と前記上下方向における位置が同じである請求項8に記載の光ケーブルコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5685336B1 (ja) * 2014-04-14 2015-03-18 株式会社フジクラ 光コネクタに装着するアタッチメント、及び光コネクタの清掃方法
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