JP2012003020A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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    • G06T3/40Scaling the whole image or part thereof

Abstract

【課題】人間の目の特性を利用して臨場感が増すように画像データを処理する画像処理装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、画像処理装置は、画像入力手段と、拡大手段と、出力手段とを備える。前記画像入力手段は、画像と前記画像のフォーカスポイントの情報を入力する。前記拡大手段は、前記フォーカスポイントの情報に基づいて、前記画像の前記フォーカスポイント周辺を拡大する。前記出力手段は、前記拡大手段によって前記フォーカスポイント周辺が拡大された画像を出力する。
【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、画像を補正する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
近年のデジタルカメラやデジタルテレビなどのデジタル機器の普及に伴い、ユーザは、デジタルカメラで撮影した画像データを印画紙にプリントするよりも、デジタルテレビの大画面に出力して鑑賞する機会が増えている。
デジタルテレビには、その画面の大きさに応じて、視聴者と画面との間の最適視聴距離が設定されている。この最適視聴距離は、薄型のデジタルテレビの場合、画面の高さの約3倍といわれている。この最適視聴距離は、人間の目の特性と関連している。一般に人間の目は、視野の外側に向かうほど視力が低下する。人間は、普段ものを見る場合、視野角45度以内にあるものを像として認識できるが、この範囲外にあるものは形・色共に認識し難い。したがって、最適視聴距離は、視聴者が視野角約33°でデジタルテレビを視聴できる距離である。このとき、視聴者は、軽い注視状態でデジタルテレビを視聴しており、このとき視聴者は画面に表示される被写体の大きさ、階調、輪郭、および色彩を認識している。
特開平7−320051号公報
しかしながら、視聴者が、デジタルカメラで撮影した画像を鑑賞する場合、写真を撮影した時の感覚と異なる感覚を覚えることが多々ある。例えば、写真に映し出されている被写体の大きさが、写真の撮影時にユーザが肉眼で見た被写体の大きさよりも小さい場合ある。この原因は、「肉眼で見た画像(以後、記憶画像と称す)」と「写真を撮影した画像(以後、撮影画像)」と「期待している画像(以後、期待画像と称す)」がそれぞれ異なっていることに起因する。
人間の目は、写真で撮影する被写体を含む風景を見ているとしても、無意識に注視する被写体を拡大して見る特性を有する。これは、人間が様々な視線及び視野角で取得した像を脳で合成し、感情を交えて記憶画像を作成するからである。
このような人間の目の特性及び脳での映像処理の原因により、記憶画像、写真画像、期待画像の間には差異が発生する。つまり、写真技術の未熟な者は、上記のような人間の目の特性を理解したうえで、臨場感のある写真画像、つまり、記憶画像または期待画像と差異の小さい写真画像を撮影することは困難となる。
そこで、この発明は、人間の目の特性を利用して臨場感が増すように画像データを処理する画像処理装置を提供することを目的とする。
実施形態に係る画像処理装置は、画像入力手段と、拡大手段と、出力手段とを備える。前記画像入力手段は、画像と前記画像のフォーカスポイントの情報を入力する。前記拡大手段は、前記フォーカスポイントの情報に基づいて、前記画像の前記フォーカスポイント周辺を拡大する。前記出力手段は、前記拡大手段によって前記フォーカスポイント周辺が拡大された画像を出力する。
第1の実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信装置の概略構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る最適視聴距離と視野角の関係を示す図。 第1の実施形態に係る画面における各視野角の領域を示す図。 第1の実施形態に係る各画像データ曲線を示す図。 第1の実施形態に係る期待画像の作成処理を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る期待画像の一例を示す図。 第2の実施形態に画像データにおけるフォーカスポイントを示す図。
以下、図面を参照し、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信装置1(以降、放送受信装置1と称す)の概略構成を示すブロック図である。すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナで受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、地上波放送受信用のアンテナで受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子101を介して地上デジタル放送チューナ102に供給される。地上デジタル放送チューナ102は、ユーザが所望するチャンネルの放送信号を切り替えて選局する。地上デジタル放送チューナ102で選局された放送信号は、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)復調モジュール103に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理モジュール104に出力される。
信号処理モジュール104は、OFDM復調モジュール105から供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理モジュール105及び音声処理モジュール106に出力している。
グラフィック処理モジュール105は、信号処理モジュール104から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(on screen display)信号生成モジュール107で生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。このグラフィック処理モジュール107は、信号処理モジュール104の出力映像信号と、OSD信号生成モジュール107の出力OSD信号とを選択的に出力することができる。
グラフィック処理モジュール105から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理モジュール108に供給される。映像処理モジュール108により処理された映像信号は、表示器109に供給され、また出力端子110にも供給される。表示器109は、映像信号に基づく映像を表示し、出力端子41に対して外部機器が接続されると、出力端子110に供給された映像信号は、外部機器へ入力される。表示器109は、ユーザがリモートコントローラ2を用いて選択したチャンネルに切り替えて視聴用地上デジタル放送チューナ102によって選局された放送信号に基づいて番組の映像を表示する。
また、音声処理モジュール106は、入力されたデジタルの音声信号を、スピーカ111で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ111に出力して音声再生させるとともに、出力端子112を介して外部に導出させる。
放送受信装置1は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御モジュール113によって統括的に制御されている。この制御モジュール113は、CPU(central processing unit)等を内蔵しており、操作モジュール114からの操作情報、または、リモートコントローラ2から送出され受光モジュール115を介して受信した操作情報を受けて、その操作内容が反映されるように各モジュールをそれぞれ制御している。
制御モジュール113は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)116と、該CPUに作業エリアを提供するRAM(random access memory)117と、各種の設定情報及び制御情報等が保存される不揮発性メモリ118とを利用している。
制御モジュール113は、カードI/F(Interface)119を介して、メモリカード3が装着可能なカードホルダ120に接続されている。これによって、制御モジュール42は、カードホルダ120に装着されたメモリカード3と、カードI/F119を介して情報伝送できる。
また、制御モジュール113は、通信I/F121を介してLAN(local area network)端子122に接続されている。通信I/F121は、LAN端子122を介した有線接続の例を示しているがこれに限られない。制御モジュール113は、通信I/F121を介してインターネット上で情報伝送できる。また、制御モジュール113は、HDMI(High Definition Multimedia Interface) I/F123を介しHDMI端子124と接続されている。制御モジュール113は、HDMI I/F124を介して外部機器と情報伝送できる。また、制御モジュール113は、USB(universal serial bus) I/F125を介してUSB端子126に接続されている。制御モジュール113は、USB I/F125を介して情報伝送できる。
ここで、一般的な人間の視野角について説明する。視野角45度までは、人間が物体を認識できる範囲である。つまり、この範囲は、人間が物体の輪郭と色を脳で判別できる範囲である。視野角30度までは、人間が軽く注視する範囲である。つまり、この範囲は、例えば、映画などを問題なく鑑賞でき範囲である。視野角24度までば、人間が注視する範囲である。つまり、この範囲は、人間が物体を集中して判別しようとする範囲である。
図2は、視聴者が、モニタ109の画面を軽く注視する状態で視聴する場合の最適視聴距離と視野角の関係を示す図である。視聴者は、モニタ109の画面の中心位置0を見ているものとする。一般的に、薄型の液晶モニタの最適視聴距離は、画面の高さの約3倍といわれている。例えば、最適視聴距離は、画面が32インチであれば1.3メートル、画面が46インチであれば1.8メートルである。最適視聴距離において、画面の幅方向における最大視野角は、約33度である。視聴者は、最大の視野角が33度近傍であれば、モニタ109の画面全体を把握できる。したがって、視聴者は、最適視聴距離では、モニタ109の画面の外縁付近は認識できる程度の状態であるが、中央付近は軽い注視状態で鑑賞できる。
第1の実施形態では、視聴者の視力が1.0であり、46インチの液晶のモニタ109で1920×1080のデジタル放送を視聴する場合について説明する。第1の実施形態では、モニタ109の最適視聴距離は、モニタ109の画面の幅方向における最大の視野角が36度となるような距離と設定されているとする。このときの最適視聴距離は、46インチのモニタ109の画面の横幅に基づいて算出すると、約156cmとなる。第1の実施形態では、最大の視野角が36度の場合について説明するが、これに限られない。
図3は、視聴者が最適視聴距離でモニタ109の画面を視聴した場合の各視野角の領域を示す図である。図3は、モニタ109の画面における視野角24度、30度、36度の領域を図示している。視聴者は、モニタ109の画面の中心位置0を見ているものとする。これは、通常、画面の中心位置0付近に注意を引く映像が表示されるためである。視野角24未満の領域は、視聴者が注視する範囲である。視野角24度以上30度未満の領域は、視聴者が軽く注視する範囲である。視野角30度以上36度未満は、視聴者が映像を認識できる範囲である。人間の視野は両目で見た場合楕円状となるかもしれないが、説明の簡素化のため、各領域は同心円状として説明する。
図3では、画面の中心位置0を通る幅方向において、モニタ109の画面の幅方向の外縁、つまり視野角36度の範囲の外縁の一端が点a、他端が点fとする。視野角30度の範囲の外縁の一端が点b、他端が点eとする。視野角24度の範囲の外縁の一端が点c、他端が点dとする。また、視野角24度未満の領域は領域A、視野角24度以上30度未満の領域は領域B、視野角30度以上36度未満の領域は領域Cとする。
図4は、画像データを補正するために用いられる複数のデータ曲線を示す図である。第1の実施形態では、画像データは、撮影画像の中心位置にフォーカスポイント0を有するものとする。図4の上段は、各領域における拡大データ曲線を示している。制御モジュール113(拡大モジュール113b)は、画像データにおける各領域の拡大率を補正する。フォーカスポイント0が存在し、視聴者の注視度が高い領域Aでは、期待画像として画像が拡大されて視聴される傾向にある。したがって、領域Aでは、画像を拡大するため、拡大率が大きい。つまり、領域Aの拡大率は、領域B、領域Cの拡大率に比べて大きい。フォーカスポイント0を中心として分けられた3つの領域(領域A、領域B、領域C)は、それぞれ異なる拡大率が設定されている。領域Bの拡大率は、点bから点cまたは点eから点dに向かう方向に沿って大きくなる。領域Cの拡大率は、点aから点bまたは点fから点eに向かう方向に沿って1倍から緩やかに大きくなる。点a、点fでは、補正データ曲線の拡大率が1倍となる。つまり、拡大データ曲線は、点aからフォーカスポイント0または点fからフォーカスポイント0に向かう方向に沿って徐々に拡大率が大きくなる。拡大率をパルス的に変化させた場合には拡大率の異なる箇所同士のつなぎ目が不自然となってしまう虞があるため、上述のように拡大率を徐々に変化させることによってパルス的に変化させる場合よりも不自然な箇所の少ない画像を提供することができる。拡大データ曲線は、被験者を用いた実験によって求められる。各視野角の領域に表示される画像の拡大率は、この拡大データ曲線によって決定される。
図4の中段は、各領域における階調データ曲線を示している。制御モジュール113(階調度設定モジュール113c)は、画像データにおける各領域の階調を補正する。視聴者の注視度が高い領域Aでは、期待画像としてメリハリが要求される。したがって、領域Aでは、画像にメリハリを出すために階調度が大きい。視聴者の注視度が高い領域Aでは、階調度が大きい。つまり、領域Aの階調度は、領域B、領域Cの階調度に比べて大きい。領域Bの階調度は、点bから点cまたは点eから点dに向かう方向に沿って大きくなる。領域Cの階調度は、点aから点bまたは点fから点eに向かう方向に沿って緩やかに大きくなる。階調データ曲線は、被験者を用いた実験によって求められる。各視野角の領域に表示される画像の階調度は、この階調データ曲線によって決定される。
図4の下段は、各領域における輪郭強調データ曲線を示している。制御モジュール113(輪郭強調度設定モジュール113d)は、画像データにおける各領域の輪郭強調を補正する。視聴者の注視度が高い領域Aでは、期待画像としてシャープさが要求される。したがって、領域Aでは、画像にシャープさを出すために輪郭強調度が大きい。つまり、領域Aの輪郭強調度は、領域B、領域Cの輪郭強調度に比べて大きい。領域Bの輪郭強調度は、点bから点cまたは点eから点dに向かう方向に沿って大きくなる。領域Cの輪郭強調度は、点aから点bまたは点fから点eに向かう方向に沿って緩やかに大きくなる。輪郭強調データ曲線は、被験者を用いた実験によって求められる。各視野角の領域に表示される画像の輪郭強調度は、この輪郭データ曲線によって決定される。
なお、図4では、拡大データ曲線、階調データ曲線、輪郭強調データ曲線は、画面の幅方向についてのみ示されているが、画面の中心位置0を中心として360度全ての方向に対して同様である。拡大データ曲線、階調データ曲線、輪郭強調データ曲線のデータは、不揮発性メモリ118に予め保存されている。なお、視聴者は、これらの曲線の補正度合いを任意に変更できる。
次に、画像を表示する画面における領域A、領域B、領域Cの算出について説明する。制御モジュール113は、以下のように画面における領域A、領域B、領域Cを算出する。制御モジュール113は、画像を放送受信装置1が備えるモニタ109に出力する場合、不揮発性メモリ118に保存されているモニタ109のサイズ情報及び最適視聴距離の情報に基づいて画面における領域A,領域B,領域Cを算出する。
制御モジュール113は、例えばHDMI端子124に接続された外部モニタに画像を出力する場合、モニタのサイズ情報を外部モニタから取得する。また、制御モジュール113は、この外部モニタの最適視聴距離の情報をこの外部モニタまたは通信I/F121を介してインターネットから取得する。制御モジュール113は、外部モニタのサイズ情報及び最適視聴距離情報に基づいて、領域A,領域B、領域Cを算出する。
なお、領域A,領域B,領域Cは、画面のインチ数に応じてその面積が比例する。つまり、領域A,領域B,領域Cに対応する画像データの各領域は、画面のインチ数によらず同じである。したがって、制御モジュール113は、外部モニタに画像を出力する場合であっても、不揮発性メモリ118に保存されているモニタ109のサイズ情報及び最適視聴距離の情報に基づいて算出した領域A,領域B,領域Cに関する情報を援用してもよい。制御モジュール113は、算出した領域A、領域B、領域Cに対応するように画像データを3つの領域に分けて処理する。なお、制御モジュール113は、視野角に基づいて3つの領域に画像データを分けて処理しているが、領域数はこれに限られない。
図5は、第1の実施形態に係る期待画像の作成処理を示すフローチャートである。ここでは、モニタ109に画像を出力する場合について説明する。はじめに、制御モジュール113は、モニタ109に表示対象となる画像データをメモリカード3から取得する。制御モジュール113は、メモリカード3から表示対象となる画像データのフォーカスポイントの情報およびデータサイズの情報を読み出す(Block101)。制御モジュール113は、メモリカード3に保存されている画像データ、画像データのフォーカスポイントの情報およびデータサイズの情報を制御モジュール113に入力させる画像入力モジュール113a(画像入力手段)として機能する。
次に、制御モジュール113は、画像データをJPEG伸張する(Block102)。その後、制御モジュール113は、画像データのサイズがモニタ109の表示範囲内か否かを判断する(Block103)。画像データのサイズがモニタ109の表示範囲内でない場合(Block103、No)、制御モジュール113は、画像データをモニタ109に表示可能なサイズに変更する(Block104)。
画像データのサイズがモニタ109の表示範囲内である場合(Block103、Yes)またはblck104で画像データのサイズが変更された後、制御モジュール113は、画像データに対して拡大データ曲線を使用して補正する(Block105)。制御モジュール113は、画像データの拡大モジュール113b(拡大手段)として機能する。制御モジュール113は、拡大データ曲線に基づいて、フォーカスポイント周辺の画像データを拡大する。つまり、制御モジュール113は、フォーカスポイント周辺のうち、フォーカスポイントに近い領域A(第1の領域)の拡大率を領域Aよりフォーカスポイントに遠い領域Bまたは領域C(第2の領域)の拡大率より大きくして画像データを拡大する。また、制御モジュール113は、モニタ109のサイズに応じた拡大率で画像データを拡大する。
次に、制御モジュール113は、画像データに対して階調データ曲線を使用して補正する(Block106)。制御モジュール113は、画像データの階調度設定モジュール113c(階調度設定手段)として機能する。制御モジュール113は、フォーカスポイント周辺の画像データの階調度を大きくする。次に、制御モジュール113は、画像データに対して輪郭強調データ曲線を使用して補正する(Block107)。制御モジュール113は、画像データの輪郭強調度設定モジュール113d(輪郭強調度設定手段)として機能する。制御モジュール113は、フォーカスポイント周辺の画像データの輪郭強調度を大きくする。つまり、制御モジュール113は、モニタ109における各領域に対応する画像データの各領域に対して拡大データ曲線、階調データ曲線、輪郭強調データ曲線を使用して補正する。制御モジュール113は、各データ曲線に基づいて補正した各領域と元の画像データのままの補正範囲外の領域を組み合わせて期待画像データ(補正された画像データ)を作成する。制御モジュール113は、期待画像データをモニタ109に表示するように制御する(Block108)。制御モジュール113は、補正された画像データの出力モジュール113e(出力手段)として機能する。モニタ109は、制御モジュール113によって出力された補正された画像データの表示手段として機能する。
制御モジュール113は、視聴者がリモートコントローラ2を用いて期待画像データに対する再補正を選択したか否かを判断する(Block109)。期待画像データに対する再補正が選択された場合(Block109、Yes)、制御モジュール113は、Block105に戻り、期待画像データに対して再補正する。なお、制御モジュール113は、視聴者が再補正を選択した場合、各データ曲線の各領域における補正度合いを予め定められた割合だけ増加させてもよい。また、制御モジュール113は、ユーザによる各データ曲線の任意の変更の入力に基づいて期待画像データに対して再補正するようにしてもよい。
期待画像データに対する再補正が選択されない場合(Block109、No)、制御モジュール113は、期待画像データを元の画像データとは別にメモリカードに保存する否か視聴者に報知する画面をモニタ109に表示するように制御する(Block110)。期待画像データの保存が選択された場合(Block110、Yes)、制御モジュール113は、期待画像データをメモリカードに保存する(Block111)。期待画像データの保存が選択されない場合(Block110、No)またはBlock111で期待画像データがメモリカードに保存された後、制御モジュール113は、期待画像データのモニタ109への表示を終了する。
図6は、補正前の画像データに基づく撮影画像及び補正後の期待画像データに基づく期待画像の一例を示す図である。フォーカスポイントは、被写体が撮影されている画面の中心位置である。撮影画像では、画像全対に対して画像の中心位置の被写体が占める割合は小さい。一方、第1の実施形態の補正に基づく期待画像では、被写体の画像の領域は、画像全対に対して画像の中心位置の被写体が占める割合は大きい。したがって、第1の実施形態によれば、画像を画面に表示させた際の臨場感の低下を抑えることができる。したがって、写真技術の未熟な者が撮影した撮影画像であっても、画面には、臨場感のある期待画像が表示される。
なお、第1の実施形態は、画像データに対して拡大データ曲線、階調データ曲線、輪郭強調データ曲線を使用して補正しているが、これに限られない。画像データに対する補正は、階調データ曲線、輪郭強調データ曲線の少なくとも1つを除いてなされてもよく、他の要因に基づくデータ曲線を使用してもよい。
また、第1の実施形態は、モニタ109などの画面に画像を表示するために、画像データを補正しているが、プリンタまたはPCの写真編集機能の一部として画像データを補正してもよい。この場合、図3に示す領域A、領域B、領域Cに対応する補正対象となる画像データの領域は、画像を出力する用紙のサイズに応じて算出されても、固定されていてもよい。
次に第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と異なり、画像データの中心以外の位置にフォーカスポイントがある場合である。図7は、被写体との距離を測る測距枠が広範囲に9つ配置され、被写体の位置を限定せずに、9つのフォーカスポイントから1以上を選択できるデジタルカメラで画像を撮影した画像データを示す。画像データには、データ記録時(JPEG化するとき)にフォーカスポイントの情報を同時に記録されている。図7におけるフォーカス位置は、画像データの左上部分に存在する。
制御モジュール113は、メモリカード3に保存されている1以上のフォーカスポイントの情報を制御モジュール113に入力させる。制御モジュール113は、画像データに記録された1以上のフォーカスポイントの情報から、1以上のフォーカスポイントを中心として図3に示すような各領域に分けて処理する。この場合、領域A、領域B、領域Cの大きさは、第1の実施形態と同様に視聴者が画面の中心位置を見ているとした場合の視野角に基づいて決定される。そして、制御モジュール113は、画像データに対して図4に示す各データ曲線を使用して期待画像データを作成する。モニタ109がこの期待画像データに基づく画像を表示すると、被写体はモニタ109の画面の中心位置ではなく左上の位置で拡大された状態で表示される。
第2の実施形態によれば、画面の中心位置ではなく、フォーカスポイントを中心として被写体が拡大されるので、画像を画面に表示させた際の臨場感の低下を抑えることができる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
1…デジタルテレビジョン放送受信装置、3…メモリカード、109…モニタ、制御モジュール113、119…カードI/F。

Claims (11)

  1. 画像と前記画像のフォーカスポイントの情報を入力する画像入力手段と、
    前記フォーカスポイントの情報に基づいて、前記画像の前記フォーカスポイント周辺を拡大する拡大手段と、
    前記拡大手段によって前記フォーカスポイント周辺が拡大された画像を出力する出力手段と、
    を備える画像処理理置。
  2. 前記拡大手段は、前記フォーカスポイント周辺のうち、前記フォーカスポイントに近い第1の領域の拡大率を、前記第1の領域より前記フォーカスポイントに遠い第2の領域の拡大率より大きくして、拡大を行なう、請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記拡大手段は、前記フォーカスポイント周辺のうち、前記フォーカスポイントに近づくにつれ拡大が大きくなる拡大曲線に基づいて前記画像を補正する、請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記出力手段が出力した前記拡大された画像を表示する表示手段を
    更に備える請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記拡大手段は、前記フォーカスポイントを中心とした3つの領域に分けて、それぞれ異なる拡大率で拡大する、請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記拡大手段は、前記画像を表示する表示手段の画面サイズに応じて前記画像を拡大する請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記画像の前記フォーカスポイント周辺の階調度を大きくする階調度設定手段を
    更に備える請求項1記載の画像処理装置。
  8. 前記画像の前記フォーカスポイント周辺の輪郭強調度を大きくする輪郭強調度設定手段を
    更に備える請求項1記載の画像処理装置。
  9. 前記画像入力手段は、複数の前記フォーカスポイントの情報を入力する、請求項1記載の画像処理装置。
  10. 画像と前記画像のフォーカスポイントの情報を入力し、
    前記フォーカスポイントの情報に基づいて、前記画像の前記フォーカスポイント周辺を拡大し、
    前記フォーカスポイント周辺が拡大された画像を出力する、
    画像処理方法。
  11. 画像と前記画像のフォーカスポイントの情報を入力する機能と、
    前記フォーカスポイントの情報に基づいて、前記画像の前記フォーカスポイント周辺を拡大する機能と、
    前記フォーカスポイント周辺が拡大された画像を出力する機能と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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