JP2012002156A - スクリュー圧縮機およびその制御装置 - Google Patents

スクリュー圧縮機およびその制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012002156A
JP2012002156A JP2010138925A JP2010138925A JP2012002156A JP 2012002156 A JP2012002156 A JP 2012002156A JP 2010138925 A JP2010138925 A JP 2010138925A JP 2010138925 A JP2010138925 A JP 2010138925A JP 2012002156 A JP2012002156 A JP 2012002156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load operation
screw compressor
pressure
compressor
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010138925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5530825B2 (ja
JP2012002156A5 (ja
Inventor
Takashi Saito
隆史 齊藤
Kazuya Kanezaki
和也 金崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority to JP2010138925A priority Critical patent/JP5530825B2/ja
Priority to CN201110162775.5A priority patent/CN102287372B/zh
Publication of JP2012002156A publication Critical patent/JP2012002156A/ja
Publication of JP2012002156A5 publication Critical patent/JP2012002156A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5530825B2 publication Critical patent/JP5530825B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】オンオフ式制御弁を備えたスクリュー圧縮機において、不要に高い圧力でスクリュー圧縮機を運転するのを防止する
【解決手段】スクリュー圧縮機1は、吸入側にオンオフ式制御弁を、吐出側に圧力検出手段3を有する。制御装置2に、全負荷運転及び無負荷運転のそれぞれのサイクル時間を検出する検出手段30を設け、吐出圧力が下限圧力設定値になるとオンオフ制御弁をオンして全負荷運転し、吐出圧力が上限圧力設定値になるとオンオフ弁をオフして無負荷運転する。サイクル時間検出手段が検出したサイクル全負荷運転時間および無負荷運転時間から全負荷運転と無負荷運転の双方を含む1サイクルの時間内における消費流量を算出し、末端圧力が一定となるように上限圧力設定値および前記下限圧力設定値を自動調整する。また、制御装置にスクリュー圧縮機の運転条件および運転状態を表示する表示器25を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリュー圧縮機およびその制御装置に係り、特に吸入側にオンオフ式制御弁を備え、全負荷運転及び無負荷運転を繰り返すスクリュー圧縮機およびその制御装置に関する。
従来のオンオフ式制御弁を備えたスクリュー圧縮機の圧力制御装置の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載のスクリュー圧縮機では、その吸入側にオンオフ式制御弁と吐出放風弁を設けている。そして、オンオフ式制御弁を全開にする全負荷運転により吐出側圧力を上昇させ、吐出側圧力が予め設定した設定値を超えるとオンオフ式制御弁を閉じるとともに放風弁を開放し、無負荷運転に切り替える。その後、吐出側のガス貯槽内圧力が低下して設定値以下になったら、オンオフ制御弁を開にするとともに放風弁を閉じて全負荷運転に戻している。また、スクリュー圧縮機の吐出側圧力を圧力スイッチで検出し、この検出値に応じて制御装置から全負荷−無負荷運転の切替え指令信号を発している。
特公平1−33676号公報
上記従来技術で示したオイルフリースクリュー圧縮機では、吐出側の温度上昇によるロータ同士の接触を防止するために、吸入側の制御弁をオンオフ式制御弁としており、全負荷−無負荷運転の切替え指令信号の基となる圧力設定値を固定している。そのため、スクリュー圧縮機の吐出圧力が所定の設定圧力になると、全負荷運転と無負荷運転が切り替えられていた。
ところで、末端(ユーザー設備におけるガス運用機器)での消費流量が大きければ大きいほど、スクリュー圧縮機の吐出口から末端までの間の圧力損失が大きくなり、末端の圧力が低下する。そこで、スクリュー圧縮機の吐出圧力の設定値を、予想される最大消費流量時でも必要最低圧力が得られるように定めている。
このように吐出圧力の設定値を定めているので、末端での消費流量が少なくなると、スクリュー圧縮機の吐出口から末端までの間の圧力損失が小さくなり、末端圧力が必要以上に上昇する。その結果、圧縮機は本来必要とされる圧力よりも高い吐出圧力で運転されることとなり、高圧運転により不要な電力を消費する。また、末端圧力が高いので、消費流量も必要以上に消費される。
本発明は、上記従来技術の不具合に鑑みなされたもので、その目的は、オンオフ式制御弁を備えたスクリュー圧縮機において、不要に高い圧力でスクリュー圧縮機を運転するのを防止することにある。また、本発明の他の目的は、オンオフ式制御弁を備えたスクリュー圧縮機において、消費電力量を低減するとともに、必要以上に消費流量が増加することを防止することにある。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、雄ロータと、雌ロータと、雄ロータと雌ロータを同期駆動するためのタイミングギアとを有し、吸入側から吸込まれたガスを圧縮する圧縮機本体と、この圧縮機本体の吸入側に設けられ吸入ガス量を制御するオンオフ式制御弁と、前記圧縮機本体の吐出側に設けられこの圧縮機本体から吐出される圧縮ガスの圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧縮機本体に隣り合って配置され、前記オンオフ式制御弁を前記吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力に応じて制御する制御装置と、を備えたスクリュー圧縮機において、全負荷運転と無負荷運転を切り替える上限圧力設定値および下限圧力設定値を、全負荷運転と無負荷運転の双方を含む1サイクルの時間内における全負荷運転の割合に基づいて前記制御装置が変更するために、全負荷運転及び無負荷運転のそれぞれのサイクル時間を検出する検出手段を前記制御装置に設けたことにある。
そしてこの特徴において、スクリュー圧縮機に接続される負荷側の圧力を検出する末端圧力検出手段を設け、この末端圧力検出手段が検出した圧力に基づいて前記制御装置が前記オンオフ式制御弁を制御するのがよく、前記制御装置にスクリュー圧縮機の運転条件および運転状態を表示する表示器を設け、この表示器は表示ボタンを有し、表示ボタンが押されると前記表示器は表示内容を運転条件からテンキーに切り替えるようにしてもよい。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、吸入側にオンオフ式制御弁を吐出側に圧力検出手段をそれぞれ有するスクリュー圧縮機に設けられ、前記オンオフ式制御弁を前記吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力に応じて制御する制御装置において、全負荷運転と無負荷運転を切り替える上限圧力設定値および下限圧力設定値を、全負荷運転と無負荷運転の双方を含む1サイクルの時間内における全負荷運転の割合に基づいて前記制御装置が変更するために、全負荷運転及び無負荷運転のそれぞれのサイクル時間を検出する検出手段を設けたことにある。この特徴において、スクリュー圧縮機の運転条件および運転状態を表示する表示器を有し、この表示器は表示ボタンを備え、この表示ボタンが押されると前記表示器は表示内容を運転条件からテンキーに切り替えるようにしてもよい。
本発明によれば、オンオフ式制御弁を備えたスクリュー圧縮機において、スクリュー圧縮機の容量制御のための圧力設定値を、末端の消費流量に応じて自動調整したので、不要に高い圧力でスクリュー圧縮機を運転するのを防止できる。また、オンオフ式制御弁を備えたスクリュー圧縮機において、消費電力量を低減するとともに、必要以上に消費流量が増加するのを防止できる。
本発明に係るスクリュー圧縮機の一実施の形態の全体構成を示す図である。 図1に示したスクリュー圧縮機を備える圧縮機設備の系統図である。 図1に示したスクリュー圧縮機を備える他の圧縮機設備の系統図である。 図1に示したスクリュー圧縮機における吐出圧力の変化を説明する線図である。 図1に示したスクリュー圧縮機における動力の変化を説明する線図である。 本発明に係るスクリュー圧縮機の制御フローチャートの一例である。 図1に示したスクリュー圧縮機が備える制御装置の外観図である。 図7に示した制御装置が備える表示器の表示例である。
以下、本発明のいくつかの実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。図1は、本発明に係るスクリュー圧縮機1の全体構成を示す系統図である。図2および図3は、図1に示したスクリュー圧縮機を備える圧縮機設備の異なる系統図である。図2,3に示す圧縮機設備では、図1に示したスクリュー圧縮機が採用されており、ユーザー設備として示されている。
図2,3を参照して、圧縮機設備の全体構成を説明する。図2,3において、1はスクリュー圧縮機、2は制御装置、3はスクリュー圧縮機1の吐出圧力を検出する圧力検出器である。圧力検出器3は、圧縮機吐出口4に備えられている。5は、吐出側に設けたガス貯槽、6はフィルター、7はガス分離装置または除湿装置、8はガスヘッダー、9は需要側のガス運用機器である。これらガス貯槽5、フィルター6、ガス分離装置または除湿装置7、ガスヘッダー8、需要側のガス運用機器9は、需要側の所謂ユーザー設備を構成する。
図1を参照して、ユーザー設備が備えるスクリュー圧縮機1の圧力制御装置の構成を説明する。図1では、スクリュー圧縮機1の空気系統と容量制御装置を併せて示している。スクリュー圧縮機1では、歯数4枚の雄ロータ31と歯数6枚の雌ロータ32がタイミングギア33を用いて、非接触で同期回転している。これら、雄ロータ31と雌ロータ32とタイミングギア33とは、ケーシングに内蔵されており、圧縮機本体(エアブロック)16を構成する。一方のロータの軸端部には、駆動機であるモータ35がカップリング接続されている。
スクリュー圧縮機1(図2,3参照)を全負荷で運転した状態では、吸入口11から吸入した空気は吸入フィルター12を通り、全開状態の吸入弁(オンオフ式制御弁)13を通り圧縮機本体16へ流入する。圧縮機本体16で圧縮された高温高圧のガスは、逆止弁17、アフタークーラー18を通ってガス貯槽5へ送り込まれる。ガス貯槽5内に流入し溜められたガスは、ガス消費ライン19へ送られ消費される。なお、この状態では、吸入弁13と連動する放風弁14が閉になるように、放風弁を設定する。
消費流量が最大となる場合を除いて、全負荷運転時には消費流量よりもスクリュー圧縮機1の吐出量の方が多くなるようにスクリュー圧縮機設備を設定するのが一般的であるから、全負荷運転時には吐出側圧力が上昇していく。上昇する吐出側圧力は圧力検出器3で検出され、制御装置2へ送られる。制御装置2では、検出された吐出側圧力Pが予め設定した上限圧力設定値Pmax(後述する図4参照)に達すると、四方電磁弁24に指令信号を発して、四方電磁弁24の油通路を切り替える。そして、油圧ピストン15を作動させて吸入弁13を閉にし、それとともに放風弁14を開にして圧縮機本体16を無負荷運転状態にする。吸入弁13から圧縮機本体16へ漏れこんだガスは、圧縮機本体16から流出したのち、放風弁14および放風サイレンサ20を通って放風口21から大気へ放風される。
無負荷運転状態では、圧縮機本体16からガス貯槽5へガスは供給されない。その結果、ガス貯槽5を含む吐出側圧力Pが次第に低下する。予め設定した下限圧力設定値Pmin(後述する図4参照)まで吐出側圧力Pが低下すると、制御装置2は四方電磁弁24を切り替えて再度全負荷運転状態に戻す。
図1および図3を参照して、上記ユーザー設備に採用されたスクリュー圧縮機1の圧力制御方法について説明する。本発明のスクリュー圧縮機の圧力制御方法は、スクリュー圧縮機1の吸入側に設けたオンオフ式制御弁(吸入弁)13をスクリュー圧縮機1の吐出側に設けた圧力検出器3の検出圧力に応じて制御することで実行される。その際、スクリュー圧縮機1は全負荷運転および無負荷運転を繰り返すものであり、圧力制御装置は、スクリュー圧縮機1の負荷側の消費流量を算出し、この使用量に応じて、オンオフ式制御弁13をオフする上限圧力設定値およびオンオフ式制御弁13をオンする下限圧力設定値を変化させる。
以下により詳細を説明する。オンオフ式制御弁(吸入弁)13のオンオフ圧力設定値を、以下のように設定する。圧縮機設備は、ガス運用機器9のような多数の末端機器を有している。この多数の末端の機器の中で、最低動作(使用)圧力が最も低い機器を予め選定し、その選定された末端機器の最低使用圧力に、裕度を考慮した圧力分だけ加算した暫定設定値圧力(下限値)を定める。
図3を参照してスクリュー圧縮機1の他の圧力制御方法について説明する。図1に示した圧縮機1を用いた圧縮機設備において、容量制御の精度を向上させるものである。圧縮機設備末端のガス運用機器9部に設けた圧力検出器10が検出した圧力と圧縮機の吐出部に設けた圧力検出器3の検出した圧力との圧力差を演算する。この圧力差と、全負荷−無負荷運転サイクル中にサンプル演算した圧力損失との偏差を、オンオフ式制御弁13をオフにする上限圧力設定値およびオンオフ式制御弁13をオンにする下限圧力設定値を自動調整する演算機能にフィードバックする。
上述した上限圧力設定および下限圧力設定値の自動調整演算を、図4および図5を参照して説明する。図4は本発明に係るスクリュー圧縮機1における吐出圧力の変化を示す線図、図5はその動力の変化を示す線図である。図4では横軸に経過時間、縦軸に吐出圧力の変化を示しており、図5では、横軸に経過時間、縦軸に動力の変化を示している。
図4に示すように、スクリュー圧縮機1を全負荷状態で運転したときは、圧縮機が1供給する空気量は消費流量より多い。そのため、圧縮機1の吐出側圧力が上昇し、上限圧力設定値Pmaxに達すると、スクリュー圧縮機1は全負荷運転から無負荷運転に切り替わる。
無負荷運転状態では、スクリュー圧縮機1から空気が供給されないので、ガス貯槽5内の空気が消費される。それに伴って圧縮機設備の圧力が低下する(線a参照)。吐出側圧力が下限圧力設定値Pminまで低下すると、スクリュー圧縮機1は無負荷運転から全負荷運転に切り替わり、吐出側圧力が再び上昇する。以後、同様の動作を繰り返す。
すなわち、図4において、Δtoは全負荷運転状態時間、Δtuは無負荷運転状態時間、Δt1は、全負荷運転状態時間Δtoと無負荷運転状態時間Δtuとを合計した第1サイクルの時間を示し、Δt2は、次の全負荷運転状態時間Δto’と無負荷運転状態時間Δtu’とを合計した第2サイクルの時間を示している。以後第3、第4、・・・とサイクルを繰り返す。
このとき、スクリュー圧縮機1の全負荷状態の動力は、以下のようになると考えられる。前述したように全負荷運転状態時間をΔto、無負荷運転状態時間Δtuとし、スクリュー圧縮機1の吐出風量をQとすると、消費流量Q’は次式で表される。
q’=q×Δto/(Δto+Δtu) (式1)
図2における圧縮機吐出口4とガス運用機器9との間の圧力損失ΔPは、一般的には消費流量q’の二乗に比例して変化することが知られている。消費流量q’が小さくなると圧力損失ΔPも小さくなる。ここで、圧力検出器3の上限圧力設定値Pmaxと下限圧力設定値Pminが変化しなければ、ガス運用機器9における圧力は、圧力損失ΔPが小さくなった分だけ必然的に高くなる。
ガス運用機器9における圧力を必要以上に高くする必要は無いので、圧力損失ΔPが小さくなった分だけ圧力検出器3の設定値を図4に示す上限圧力設定値P’max、下限圧力設定値P’minに下げ(線b参照)れば、ガス運用機器9における圧力の上昇を防止できるとともに消費流量Q’の増加を防止できる。さらに、スクリュー圧縮機1の全負荷状態での運転動力も低減できる。
図6に示したフローチャートを用いて、この様子を説明する。はじめにスクリュー圧縮機1の運転状態を調べる。スクリュー圧縮機1の運転状態が、全負荷運転(ロード)であれば、タイマ機能を用いて全負荷運転時間であるロード時間Δtoを計測する。運転状態が無負荷運転になるまでロード時間Δtoを更新する。無負荷運転(アンロード)に切り替わったら、タイマ機能を用いて無負荷運転時間Δtuを計測する。無負荷運転が終了するまで無負荷運転時間Δtuを更新し続ける。全運転時間における全負荷運転時間の比から、(式1)で圧縮機負荷率qを演算する。
この圧縮機負荷率qを用いて、配管圧力損失ΔPlossおよび制御圧力設定値シフト量ΔPsftを計算する。
ΔPloss=ΔP100*q**k
ΔPsft=ΔP100−ΔP (式2)
ここで、q**kはqのk乗を表し、*は2つの量の積を表す。ΔP100は、100%負荷時の圧縮機吐出口4から圧縮機設備の末端のガス運用機器9までの圧力損失である。全負荷−無負荷運転の幾つかのサイクルをサンプリングする。この動作を、所定時間間隔で実行する。
現状の負荷での配管圧力損失が、指標kの関数で示される。この指標kは、圧縮機吐出口4から圧縮機設備の末端のガス運用機器9までの設備構成により変化する。多くの機器での流動抵抗は速度の二乗に比例して増加するので、流量の二乗に比例して増加する。しかしながら除湿器等では必ずしも速度の二乗、すなわち流量の二乗に応じて流動抵抗は増加しない。その結果、指標kは多くの場合1〜2までの値となる。
この指標kを予め各末端機器構成を考慮して求めておけば、または機器構成に応じた係数テーブル等を利用して求めておけば、上記暫定設定値圧力以上であって、オンオフ式制御弁13をオフとする上限圧力設定値およびオンオフ制御弁13をオンとする下限圧力設定値の最適値(P’max,P’min)を制御装置が逐次自動調整する。
P’max=Pmax-ΔPsft
P’min=Pmin-ΔPsft (式3)
さらに自動調整された上限圧力設定値および下限圧力設定値で全負荷―無負荷運転を適宜繰り返し、この運転サイクルをフィードバックして刻々と変化する消費流量に対応する。すなわち、図6に示すように、スクリュー圧縮機1の全負荷運転時の動力は、Lmax〜Lminから、L’max〜L’minへ低減できる。これは、図5の線a(改善前)、線b(改善後)に対応する。
以上述べたように、本実施の形態によれば、スクリュー圧縮機の負荷側における消費流量の使用量に応じて、吐出圧力の上限圧力設定値および下限圧力設定値を自動調整するので、スクリュー圧縮機の運転圧力を最適化できると共に、末端圧力を一定にすることができる。また、消費流量とスクリュー圧縮機の運転動力の増加を防止することができる。
図7に、図2および図3で用いた制御装置2の外観を示す。制御装置2の表面には、液晶表示器25、ボタン26およびランプ27等が設置されており、圧縮機1のたとえば、負荷無負荷切替圧力、省エネ設定、スケジュール運転設定等の設定、運転操作および運転状態を表示する。制御装置2の内部には、コントローラ(PLC)および入出力基板、リレー、タイマ30、電磁接触器、圧力検出器、温度検出器、四方電磁弁24が設置されている。
圧力検出器3が検出した圧力信号は、入出力基板を介してデジタルデータとしてコントローラ内に取り込まれ、コントローラ内で演算され、たとえば圧力設定値が閾値(設定値)を超えたときのような最適なタイミングで、四方電磁弁のオンオフ制御信号に変換されて出力される。これにより、圧縮機が効果的にオンオフ制御される。
図6に示した制御フローを実行するために、基準上限圧力設定値および基準下限圧力設定値、圧縮機風量設定値、圧力損失設定値を、制御装置2が有する表示器25から入力する。図8に表示器25の表示内容の一例を示すように、表示器25が備えるボタン26によりページめくり方式で入力設定項目を変更できる。表示器2は液晶タッチパネルであり、ユーザーは容易に設定変更が可能である。図8では、機器構成が変化したとき、たとえばバルブの開閉により末端構成が変化したときに、指標kを更新入力する様子を示している。設定項目を選択すると表示手段がテンキーを表示し、タッチパネルからk値を1〜2の範囲で入力する。
以上述べたように本実施例によれば、無負荷−全負荷運転を繰り返すスクリュー圧縮機において、末端側の構成が変化しても指標kを制御装置から入力するだけで、タイマ機能により無負荷運転と全負荷運転の比から負荷率を自動的に求め、基準上限圧力設定値および下限圧力設定値を変化させているので、圧縮機に無駄に高圧を発生させることがなく、省エネが図られる。また、比較的簡単な構成で省エネが可能になる。
1…スクリュー圧縮機、2…制御装置、3…圧力検出器、4…圧縮機吐出口、5…ガス貯槽、8…ガスヘッダー、9…ガス運用機器、10…末端圧力検出器、13…吸入弁、14…放風弁、16…圧縮機本体(エアブロック)、18…アフタークーラー、19…ガス消費ライン、24…四方電磁弁、25…表示器、26…ボタン、27…ランプ、30…タイマ、31…雄ロータ、32…雌ロータ、33…タイミングギア、35…モータ。

Claims (5)

  1. 雄ロータと、雌ロータと、雄ロータと雌ロータを同期駆動するためのタイミングギアとを有し、吸入側から吸込まれたガスを圧縮する圧縮機本体と、
    この圧縮機本体の吸入側に設けられ吸入ガス量を制御するオンオフ式制御弁と、
    前記圧縮機本体の吐出側に設けられこの圧縮機本体から吐出される圧縮ガスの圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧縮機本体に隣り合って配置され、前記オンオフ式制御弁を前記吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力に応じて制御する制御装置と、を備えたスクリュー圧縮機において、
    全負荷運転と無負荷運転を切り替える上限圧力設定値および下限圧力設定値を、全負荷運転と無負荷運転の双方を含む1サイクルの時間内における全負荷運転の割合に基づいて前記制御装置が変更するために、全負荷運転及び無負荷運転のそれぞれのサイクル時間を検出する検出手段を前記制御装置に設けたことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  2. スクリュー圧縮機に接続される負荷側の圧力を検出する末端圧力検出手段を設け、この末端圧力検出手段が検出した圧力に基づいて前記制御装置が前記オンオフ式制御弁を制御することを特徴とする請求項1に記載のスクリュー圧縮機。
  3. 前記制御装置にスクリュー圧縮機の運転条件および運転状態を表示する表示器を設け、この表示器は表示ボタンを有し、表示ボタンが押されると前記表示器は表示内容を運転条件からテンキーに切り替えるものであることを特徴とする請求項1または2に記載のスクリュー圧縮機。
  4. 吸入側にオンオフ式制御弁を吐出側に圧力検出手段をそれぞれ有するスクリュー圧縮機に設けられ、前記オンオフ式制御弁を前記吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力に応じて制御する制御装置において、
    全負荷運転と無負荷運転を切り替える上限圧力設定値および下限圧力設定値を、全負荷運転と無負荷運転の双方を含む1サイクルの時間内における全負荷運転の割合に基づいて前記制御装置が変更するために、全負荷運転及び無負荷運転のそれぞれのサイクル時間を検出する検出手段を設けたことを特徴とするスクリュー圧縮機の制御装置。
  5. スクリュー圧縮機の運転条件および運転状態を表示する表示器を有し、この表示器は表示ボタンを備え、この表示ボタンが押されると前記表示器は表示内容を運転条件からテンキーに切り替えるものであることを特徴とする請求項4に記載のスクリュー圧縮機の制御装置。
JP2010138925A 2010-06-18 2010-06-18 スクリュー圧縮機およびその制御装置 Active JP5530825B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010138925A JP5530825B2 (ja) 2010-06-18 2010-06-18 スクリュー圧縮機およびその制御装置
CN201110162775.5A CN102287372B (zh) 2010-06-18 2011-06-17 螺旋式压缩机及其控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010138925A JP5530825B2 (ja) 2010-06-18 2010-06-18 スクリュー圧縮機およびその制御装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012002156A true JP2012002156A (ja) 2012-01-05
JP2012002156A5 JP2012002156A5 (ja) 2012-11-29
JP5530825B2 JP5530825B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=45334050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010138925A Active JP5530825B2 (ja) 2010-06-18 2010-06-18 スクリュー圧縮機およびその制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5530825B2 (ja)
CN (1) CN102287372B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101544037B1 (ko) * 2014-12-19 2015-08-13 주식회사 건영기계 에너지 절감을 위한 컴프레셔 운전 제어시스템 및 방법
WO2019189085A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 株式会社日立産機システム 気体圧縮機
CN113123957A (zh) * 2021-04-09 2021-07-16 潍柴动力股份有限公司 车辆、空压机负荷率的计算系统及方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5894867B2 (ja) * 2012-06-08 2016-03-30 株式会社日立産機システム オイルフリースクリュー圧縮機
JP5887217B2 (ja) * 2012-06-29 2016-03-16 株式会社日立製作所 機械設備の管理システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11324963A (ja) * 1998-05-06 1999-11-26 Hitachi Ltd スクリュー圧縮機の圧力制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3817420B2 (ja) * 2000-10-31 2006-09-06 株式会社日立産機システム 回転速度可変形オイルフリースクリュー圧縮機およびその運転制御方法
JP4627492B2 (ja) * 2005-12-19 2011-02-09 株式会社日立産機システム 油冷式スクリュー圧縮機
JP2007198199A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd スクリュー圧縮機の容量制御装置及び容量制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11324963A (ja) * 1998-05-06 1999-11-26 Hitachi Ltd スクリュー圧縮機の圧力制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101544037B1 (ko) * 2014-12-19 2015-08-13 주식회사 건영기계 에너지 절감을 위한 컴프레셔 운전 제어시스템 및 방법
WO2016098998A1 (ko) * 2014-12-19 2016-06-23 주식회사 건영기계 에너지 절감을 위한 컴프레셔 운전 제어시스템 및 방법
CN106460846A (zh) * 2014-12-19 2017-02-22 (株)建荣机械 用于为了节省能量而控制空气压缩机的驱动的系统和方法
WO2019189085A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 株式会社日立産機システム 気体圧縮機
US11448217B2 (en) 2018-03-30 2022-09-20 Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. Gas compressor
CN113123957A (zh) * 2021-04-09 2021-07-16 潍柴动力股份有限公司 车辆、空压机负荷率的计算系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102287372A (zh) 2011-12-21
JP5530825B2 (ja) 2014-06-25
CN102287372B (zh) 2015-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5530825B2 (ja) スクリュー圧縮機およびその制御装置
US6287083B1 (en) Compressed air production facility
CN101184921B (zh) 泵系统和操作泵系统的方法
JP4786443B2 (ja) 圧縮空気製造設備
US20170268498A1 (en) Multistage Compressor
US6561766B2 (en) Oil free screw compressor operating at variable speeds and control method therefor
CN100587370C (zh) 空调
US9157432B2 (en) Compression apparatus
JP3125794B2 (ja) スクリュー圧縮機の容量制御方法及び装置
JP4532327B2 (ja) 圧縮機およびその運転制御方法
AU2017100332A4 (en) Method of pumping in a system of vacuum pumps and system of vacuum pumps
CN201311197Y (zh) 氢气烧结炉气路自动控制系统
CN103334913B (zh) 一种空压机控制系统
JP6997648B2 (ja) 圧縮機システム
CN111868386A (zh) 气体压缩机
JP3470042B2 (ja) スクリュー圧縮機の圧力制御方法
CN111794969A (zh) 螺杆压缩机的卸载控制方法
KR20020022528A (ko) 스크류 압축장치 및 그 운전방법
JP4742862B2 (ja) インバータ駆動容積形圧縮機の容量制御装置及び方法
KR20170005410A (ko) 펌핑 시스템에서의 펌핑 방법 및 진공 펌프 시스템
CN101194130B (zh) 制冷系统和运行制冷系统的方法
JP4825573B2 (ja) 回転速度可変形オイルフリースクリュー圧縮機の運転制御方法
CN213687204U (zh) 一种基于负荷需求的变频泵组云控制装置
JP2013241942A (ja) 空気圧縮機
JP5386532B2 (ja) 圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121011

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121011

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5530825

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350