JP2012001358A - エレベータのバッテリ診断表示装置及びその方法 - Google Patents

エレベータのバッテリ診断表示装置及びその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エレベータ利用者、所有者に予備電源である動力用バッテリの診断結果を表示し、不具合がある場合は交換等の改善を促し、万一の時の閉じ込めを防止できるエレベータのバッテリ診断表示装置及びその方法を得る。
【解決手段】エレベータ制御盤1と、エレベータ情報をかご内に表示するかご内インジケータ3と、エレベータ情報を乗場に表示する乗場インジケータ4と、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従い定期的に実施するバッテリ診断回路2とを備え、バッテリ診断回路2は、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に判るようにかご内インジケータ3又は乗場インジケータ4に動力用バッテリが異常状態であることを表示する。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータのバッテリ診断表示装置及びその方法に関するものである。
改正建築基準法施行令(2009年9月28日施行)により、エレベータには、P波センサー付地震時管制運転が義務付けられた。更に、地震時に停電が発生しても、最寄階への運転を継続させるために、停電時自動着床運転装置などの予備電源を設けることが義務付けられた。この改正法により、予備電源である動力用バッテリの保守点検は極めて重要であり、常にその機能を維持しなければならない。しかしながら、エレベータの予備電源である動力用バッテリは常時充電されており、その寿命を的確に判断することが困難であった。また、動力用バッテリは、停電時に急停止したエレベータを最寄階までバッテリにて駆動して扉を開いて救出する停電時管制運転に活用するものであるが、その他、インターホンの駆動や、かご内の停電灯の駆動にも活用されるので、動力用バッテリの管理も保守作業の重要な項目である。また、動力用バッテリの診断は、実際にバッテリの放電を実施するため、毎日の充放電では劣化するため、月毎等の定期的な実施が望ましい。
また、従来技術として、バッテリを短時間放電したときのバッテリの端子電圧、放電電流、温度を検出し、各検出値からバッテリの残存容量を判定するエレベータ非常電源装置用バッテリの残存容量測定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、停電あるいは、故障などの非常時に、非常用直流電源及びインバータにより非常救出運転を行うエレベータにおいて、非常用直流電源である蓄電池の電圧を経年的に測定することにより、蓄電池の経年的電圧変化から蓄電池の寿命を予測して交換時期を判定するエレベータの非常時救出運転装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、保守員が実施しているバッテリ点検作業及び運転状態点検作業を、エレベータ運転サービスを中断することなく自動的に実施できるエレベータ停電時自動着床装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−227050号公報 特開平9−290976号公報 特開平11−49446号公報
従来技術のエレベータ非常電源装置用バッテリの残存容量測定装置では、バッテリの寿命測定のために、バッテリに負荷抵抗を一時的に接続し、その放電量から寿命判定を行っているが、保守契約を締結していないと診断できないという問題がある。また、従来のエレベータの非常時救出運転装置では、蓄電池の寿命判定を、救出運転により高精度に行い、その結果を保守会社に通報するようにしているが、保守会社との連絡装置がないと通報できないまま放置されるという問題がある。
また、従来技術のエレベータの非常時救出運転装置では、蓄電池の寿命判定を、救出運転により高精度に行い、その結果を保守会社に通報するようにしている。また、従来技術のエレベータ停電時自動着床装置では、遠隔からエレベータの診断運転を命令し、その結果を保守会社に通報するようにしている。しかし、いずれも保守会社との連絡装置がないと通報できないまま放置されるという問題がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、エレベータ利用者、所有者に予備電源である動力用バッテリの診断結果を表示し、不具合がある場合は交換等の改善を促し、万一の時の閉じ込めを防止できるようにしたエレベータのバッテリ診断表示装置及びその方法を提供するものである。
この発明に係るエレベータのバッテリ診断表示装置においては、エレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤と、エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内に表示するかご内インジケータと、エレベータ乗場に設けられ、エレベータ情報を乗場に表示する乗場インジケータと、エレベータ制御盤に接続され、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従い定期的に実施するバッテリ診断回路とを備え、バッテリ診断回路は、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に判るようにかご内インジケータ又は乗場インジケータに動力用バッテリが異常状態であることを表示するものである。
また、エレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤と、エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内に表示するかご内インジケータと、エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内にアナウンスするかご内アナウンス装置と、エレベータ乗場に設けられ、エレベータ情報を乗場に表示する乗場インジケータと、エレベータ制御盤に接続され、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従い定期的に実施するバッテリ診断回路とを備え、バッテリ診断回路は、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に判るようにかご内インジケータ又は乗場インジケータに動力用バッテリが異常状態であることを表示するとともに、かご内アナウンス装置によりかご内に報知するものである。
また、動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従って実施している場合であっても、利用者が乗場の押しボタンを押した場合には、動力用バッテリの診断運転を中断して通常のサービス運転を行い、他の呼びが無くなると、動力用バッテリの診断運転を再開するものである。
また、エレベータ制御盤は、バッテリ診断回路による動力用バッテリ診断の結果、バッテリ異常を検出してから、一定期間を経過したら、万一の停電時に閉じ込め故障が発生しないようにエレベータを休止するものである。
また、かご内アナウンス装置は、バッテリ診断回路による動力用バッテリ診断の結果、バッテリ異常を検出した場合は、基準階からの起動時のみアナウンスするものである。
また、この発明に係るエレベータのバッテリ診断表示方法においては、エレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤と、エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内に表示するかご内インジケータと、エレベータ乗場に設けられ、エレベータ情報を乗場に表示する乗場インジケータと、エレベータ制御盤に接続され、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従い定期的に実施するバッテリ診断回路とを備え、動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従って実施する場合は、エレベータかごを診断開始階に移動してから、釣り合いおもりを持ち上げる下降方向の診断運転を行い、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に判るようにかご内インジケータ又は乗場インジケータに動力用バッテリが異常状態であることを表示し、診断運転が終了したら、エレベータかごを最寄階に移動してから通常運転に復帰させるものである。
また、エレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤と、エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内に表示するかご内インジケータと、エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内にアナウンスするかご内アナウンス装置と、エレベータ乗場に設けられ、エレベータ情報を乗場に表示する乗場インジケータと、エレベータ制御盤に接続され、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従い定期的に実施するバッテリ診断回路とを備え、動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従って実施する場合は、エレベータかごを診断開始階に移動してから、釣り合いおもりを持ち上げる下降方向の診断運転を行い、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に判るようにかご内インジケータ又は乗場インジケータに動力用バッテリが異常状態であることを表示するとともに、かご内アナウンス装置によりかご内に報知し、診断運転が終了したら、エレベータかごを最寄階に移動してから通常運転に復帰させるものである。
この発明によれば、エレベータ利用者、所有者に予備電源である動力用バッテリの診断結果を表示し、不具合がある場合は交換等の改善を促すので、動力用バッテリが劣化したまま放置されることが皆無となる。また、保守契約されている場合においても、診断結果と規定された交換インターバルにて適切な時期に動力用バッテリの交換が実施される。したがって、エレベータの保守点検の有無により、動力用バッテリが交換されずに放置される機会が減少するので、万一の時の閉じ込めを防止でき、安全なエレベータに乗車することができる効果がある。
この発明の実施例1におけるエレベータのバッテリ診断表示装置のシステム構成を示すブロック構成図である。 この発明の実施例1におけるエレベータのバッテリ診断表示装置のバッテリ診断表示例を示すかご内インジケータの正面図である。 この発明の実施例1におけるエレベータのバッテリ診断表示装置のバッテリ診断表示例を示す乗場インジケータの正面図である。 この発明の実施例1におけるエレベータのバッテリ診断表示装置のバッテリ診断表示の流れを説明するためのフローチャートである。 この発明の実施例2におけるエレベータのバッテリ診断表示装置のバッテリ診断表示例を示すかご内インジケータの正面図である。
図1はこの発明の実施例1におけるエレベータのバッテリ診断表示装置のシステム構成を示すブロック構成図である。図1において、1はエレベータ制御盤で、エレベータの運行制御、診断運転制御を行うものである。2はエレベータ制御盤1に接続されたバッテリ診断回路で、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断をスケジュール設定に従い、定期的に実施する。その実施時刻は、夜間等、エレベータが停止している時間で、かつ呼びが押されていない場合に実施する。動力用バッテリの診断の結果は、エレベータの利用者、所有者が判るように表示することにより、バッテリ交換等の処置を促すことができる。動力用バッテリの自動診断運転のスケジュールは、例えば1回/月、定期的に実施され、予め夜間等のエレベータの運行が無くなりエレベータが停止している時間帯になると、自動的に実施されるように設定されている。また、その時間帯にバッテリ診断運転を実施している場合であっても、利用者がエレベータを利用するために、乗場の押しボタンを押した場合には、バッテリ診断運転を中断して通常の運転サービスを行い、他の呼びの発生が無くなると、バッテリ診断運転を再開する。また、上記エレベータ制御盤1には、かご内インジケータ3、乗場インジケータ4及びかご内アナウンス装置5が接続されている。上記かご内インジケータ3は、通常運転時は、上部インジケータ領域31に、かごの走行方向32、かごの階床位置33、現在時刻34等を表示し、下部インジケータ領域35に、例えば監視カメラのかご内映像を表示している(図2(a)参照)。また、動力用バッテリの診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者、所有者が判るように、例えば上部インジケータ領域31にバッテリ異常状態36又は37を表示し、バッテリ交換等の処置を促すようにしている(図2(b)又は(c)参照)。また、上記乗場インジケータ4は、通常運転時は、上部インジケータ領域41に、かごの走行方向42、かごの階床位置43、動力用バッテリ診断の結果のバッテリ正常状態44を表示している(図3(a)参照)。また、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者、所有者が判るように、例えば上部インジケータ領域41にバッテリ異常状態45を表示し、バッテリ交換等の処置を促すようにしている(図3(b)参照)。また、上記かご内アナウンス装置5は、通常運転時は、通常のかご内アナウンスを行うようにしているが、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に、例えば「動力バッテリの異常、エレベータを休止します」等のメッセージをアナウンスして、一定時間後にエレベータを休止する。また、エレベータ保守会社と契約している場合は、エレベータ制御盤1に接続された通信装置6により、電話回線7を介してエレベータ保守会社受信システム8の通信装置9に接続されている。したがって、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータ保守会社受信システム8の受信端末10に通報されるので、動力用バッテリが容量不足のまま放置されることがなく、保守技術者11に対しバッテリ故障出動を要請することができ、停電時の閉じ込めが低減できる。
次に、この発明のエレベータのバッテリ診断表示装置のバッテリ診断表示の流れについて、図4により説明する。
先ず、動力用バッテリ診断運転で設定されている例えば1回/月の診断運転スケジュール時間か否かを判断する(ステップS1)。ステップS1でスケジュール時間であれば、エレベータは停止中で呼び無しか否かを判断する(ステップS2)。もし、利用者の呼びが発生すると、診断は中断する。ステップS2でエレベータは停止中、呼び無しであれば、動力用バッテリ診断が完了しているか否かを判断する(ステップS3)。ステップS3で動力用バッテリ診断が完了していなければ、動力用バッテリ診断運転を開始する(ステップS4)。次に、ステップS5に進み、決められた診断開始階にエレベータを移動する。ここで、通常の電源から動力用バッテリ電源に切り換え、釣り合いおもりを持ち上げる下降方向の診断運転を行う。下降方向に診断運転を行うのは、エレベータは釣り合いおもりがかごより重く設定されているので、電動機により大きな負荷をかけて診断を行うことで診断精度を高めるためである。その時の電圧(起動前の電圧)測定を実施し、また、一定距離を動力用バッテリで走行させた場合の最小電圧の測定を行う。すなわち、動力用バッテリ運転データ測定運転を行い、停止中電圧と最低電圧の測定を行う(ステップS6)。そして、測定結果をデータ記録し(ステップS7)、測定結果より、その測定値に関して、基準値と比較して診断結果データの良否判定を行う(ステップS8)。ステップS8で診断結果が否(バッテリ不良)の場合は、かご内インジケータ3、乗場インジケータ4に、バッテリ不良(異常)状態の表示を行う(ステップS9)。また、ステップS10ではエレベータ保守会社に通報可能か否かの判定を行う(ステップS10)。通常はエレベータ保守会社とは電話回線にて接続され、エレベータ異常時には通報できる仕組みが構築されているので、ここで通報チェックを実施する。ステップS10で通報が不可能な場合は、バッテリの診断時に、実際にエレベータを動力用バッテリで走行させているので、通常運転に戻すためにエレベータかごを最寄階へ移動させてから(ステップS11)、通常運転に復帰させる(ステップS12)。上記ステップS9では、バッテリの不良(異常)状態をかご内インジケータ3及び乗場インジケータ4に表示したが、ステップS13では、かご内アナウンス装置5により、動力用バッテリの不良(異常)状態を利用者に知らせる。なお、走行の都度、アナウンスすることは煩わしくなるため、基準階である1階からの起動時(アップ運転時)のみアナウンスする。これにより、ビルオーナー、エレベータの利用者が承知することになる。アナウンス例としては、「動力用バッテリ異常を検出、保守会社へ連絡下さい」、「動力用バッテリ異常を検出、エレベータを休止します」等が考えられる。そして、アナウンスを実施してから、一定期間(例えば1ヶ月)を経過したか否かを判断する(ステップS14)。ステップS14で一定期間経過したら、万一の停電時に閉じ込め故障が発生しないようにするために、エレベータを休止させ、再起動不能とする(ステップS15)。
なお、上記ステップS3で動力用バッテリ診断が完了していたら終了する(ステップS17)。また、上記ステップS8で診断結果が良(バッテリ正常)状態の場合は、実際にエレベータを動力用バッテリで走行させているので、通常運転に戻すためにエレベータかごを最寄階へ移動させてから通常運転に復帰させる(ステップS16)。また、上記ステップS10でエレベータ保守会社への通報が可能な場合は、バッテリ不良(異常)状態を通信装置6、電話回線7、通信装置9を通して、エレベータ保守会社受信システム8に通報するとともに、バッテリの診断時に、実際にエレベータを動力用バッテリで走行させているので、通常運転に戻すためにエレベータかごを最寄階へ移動させてから通常運転に復帰させる(ステップS16)。エレベータ保守会社受信システム8は、動力用バッテリの診断結果が異常であるとの通報を受けると、保守技術者11に対しバッテリ故障出動を要請する。
図5はこの発明の実施例2におけるエレベータのバッテリ診断表示装置のバッテリ診断表示例を示すかご内インジケータの正面図である。
上記実施例1では、かご内インジケータ3の上部インジケータ領域31にバッテリ異常状態36又は37を表示し、バッテリ交換等の処置を促すようにしたが、この実施例2においては、上記かご内インジケータ3は、通常運転時は、上部インジケータ領域31に、かごの走行方向32、かごの階床位置33、現在時刻34等を表示し、下部インジケータ領域35に、例えば監視カメラのかご内映像とともに、バッテリ正常状態38を表示している(図5(a)参照)。また、動力用バッテリの診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者、所有者が判るように、例えば下部インジケータ領域35にバッテリ異常表示39を表示し、バッテリ交換等の処置を促すようにしている(図5(b)参照)。
1 エレベータ制御盤
2 バッテリ診断回路
3 かご内インジケータ
31 上部インジケータ領域
32 かごの走行方向
33 かごの階床位置
34 現在時刻
35 下部インジケータ領域
36、37、39 バッテリ異常状態
38 バッテリ正常状態
4 乗場インジケータ
41 上部インジケータ領域
42 かごの走行方向
43 かごの階床位置
44 バッテリ正常状態
45 バッテリ異常状態
5 かご内アナウンス装置
6 通信装置
7 電話回線
8 エレベータ保守会社受信システム
9 通信装置
10 受信端末
11 保守技術者

Claims (7)

  1. エレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤と、
    エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内に表示するかご内インジケータと、
    エレベータ乗場に設けられ、エレベータ情報を乗場に表示する乗場インジケータと、
    前記エレベータ制御盤に接続され、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従い定期的に実施するバッテリ診断回路とを備え、
    前記バッテリ診断回路は、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に判るように前記かご内インジケータ又は前記乗場インジケータに動力用バッテリが異常状態であることを表示することを特徴とするエレベータのバッテリ診断表示装置。
  2. エレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤と、
    エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内に表示するかご内インジケータと、
    エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内にアナウンスするかご内アナウンス装置と、
    エレベータ乗場に設けられ、エレベータ情報を乗場に表示する乗場インジケータと、
    前記エレベータ制御盤に接続され、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従い定期的に実施するバッテリ診断回路とを備え、
    前記バッテリ診断回路は、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に判るように前記かご内インジケータ又は前記乗場インジケータに動力用バッテリが異常状態であることを表示するとともに、前記かご内アナウンス装置によりかご内に報知することを特徴とするエレベータのバッテリ診断表示装置。
  3. 動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従って実施している場合であっても、利用者が乗場の押しボタンを押した場合には、動力用バッテリの診断運転を中断して通常のサービス運転を行い、他の呼びが無くなると、動力用バッテリの診断運転を再開することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータのバッテリ診断表示装置。
  4. エレベータ制御盤は、バッテリ診断回路による動力用バッテリ診断の結果、バッテリ異常を検出してから、一定期間を経過したら、万一の停電時に閉じ込め故障が発生しないようにエレベータを休止することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータのバッテリ診断表示装置。
  5. かご内アナウンス装置は、バッテリ診断回路による動力用バッテリ診断の結果、バッテリ異常を検出した場合は、基準階からの起動時のみアナウンスすることを特徴とする請求項2記載のエレベータのバッテリ診断表示装置。
  6. エレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤と、
    エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内に表示するかご内インジケータと、
    エレベータ乗場に設けられ、エレベータ情報を乗場に表示する乗場インジケータと、
    前記エレベータ制御盤に接続され、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従い定期的に実施するバッテリ診断回路とを備え、
    前記動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従って実施する場合は、エレベータかごを診断開始階に移動してから、釣り合いおもりを持ち上げる下降方向の診断運転を行い、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に判るように前記かご内インジケータ又は前記乗場インジケータに動力用バッテリが異常状態であることを表示し、診断運転が終了したら、エレベータかごを最寄階に移動してから通常運転に復帰させることを特徴とするエレベータのバッテリ診断表示方法。
  7. エレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤と、
    エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内に表示するかご内インジケータと、
    エレベータのかご内に設けられ、エレベータ情報をかご内にアナウンスするかご内アナウンス装置と、
    エレベータ乗場に設けられ、エレベータ情報を乗場に表示する乗場インジケータと、
    前記エレベータ制御盤に接続され、エレベータの予備電源である動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従い定期的に実施するバッテリ診断回路とを備え、
    前記動力用バッテリの自動診断運転をスケジュール設定に従って実施する場合は、エレベータかごを診断開始階に移動してから、釣り合いおもりを持ち上げる下降方向の診断運転を行い、動力用バッテリ診断の結果、異常を検出した場合は、エレベータの利用者に判るように前記かご内インジケータ又は前記乗場インジケータに動力用バッテリが異常状態であることを表示するとともに、前記かご内アナウンス装置によりかご内に報知し、診断運転が終了したら、エレベータかごを最寄階に移動してから通常運転に復帰させることを特徴とするエレベータのバッテリ診断表示方法。
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