JP2012001244A - 包装袋の整形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り込み部分を有するガゼット袋又は自立袋の底部を加熱軟化した状態で加圧エアーを吹き込んで膨らませることによってくびれのない一律に開放された形態とし、後工程における被包装物の充填動作を円滑に施すことができる包装袋の整形方法を提供すること。
【解決手段】袋底整形工程(5)において、ガゼット袋(g)内に第1エアーブロー手段30のエアーブローパイプ33から加圧エアーを吹き込むことにより折込み部分が開ききらない程度に袋(g)を膨らまして当該袋の底部(j)の前側と後側をヒートブロック60,60の内面に密着させて加熱軟化し、次工程の袋開口・漏斗挿入工程(6)において、第2エアーブロー手段85のエアーブローパイプ91から加圧エアーを吹き込むことにより、底部(j)を加熱軟化されて開き癖を付与された袋(g)を膨らましてくびれのない一律に開放された安定した形態に整形する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガゼット袋等の折込み部分が形成された底部を加熱軟化させてから当該袋を膨らましてくびれのない一律に開放した形状として後工程の被包装物の充填動作が円滑に施されることを可能とする包装袋の整形方法に関するものである。
特許文献1には、ロータリー式包装機の袋底整形工程において、底部に折り込み部分を有する自立袋や両側に折り込み部分を有するガゼット袋内にエアー吹き込み管の先端部を挿入すると共に一対の水平シャッターにより袋口の下方部分を前後両側から押圧して閉じた状態とし、その状態でエアー吹き込み管から加圧エアーを吹き込むことにより袋を膨らまして折り込み部分を展開させた形態とする整形装置が開示されている。
従来の整形装置において、特にガゼット袋の場合には、折り込み部分が適度に拡がらない開き癖の悪い状態を生じることがある。また、前記袋底整形工程の後工程の袋開口工程において漏斗が袋に挿入されるが、その挿入動作の際に袋の上部にくびれが発生することがある。そのくびれが生じて一律に開放されていない袋に対して被包装物を投入した場合には、被包装物が袋に納まりきらなくて詰まってしまうという不具合が発生していた。
実公平3―5533号公報
本発明の目的は、折り込み部分を有するガゼット袋又は自立袋の底部を加熱軟化した状態で加圧エアーを吹き込んで膨らませることによってくびれのない一律に開放された形態とし、後工程における被包装物の充填動作が円滑に施されることを可能とする包装袋の整形方法を提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明の包装袋の整形方法は、単数又は複数のグリップ対が設けられた移動体を複数の工程毎に間欠停止して移動させ、各グリップ対により袋口を上にして吊り下げ状に支持された包装袋に対し袋底整形工程にてエアーを吹き込むことにより底部を膨らませた状態とし、袋開口・漏斗挿入工程にて袋口を開放して漏斗を挿入し、充填工程にて該漏斗から包装袋に被包装物を充填し、後工程にて袋口のヒートシールを施してから包装袋を機外へ放出するようにした包装機を使用し、
前記包装袋として両側に折込み部分を有するガゼット袋又は底部に折込み部分を有する自立袋を対象とし、
前記袋底整形工程において、第1袋上部開口手段の吸盤による吸着動作により前記包装袋の袋口を開放してから第1エアーブロー手段のエアーブローパイプの先端部を挿入し、ついで、前記グリップ対の下方に配置されたシャッター手段の一対のシャッター片により該エアーブローパイプの先端部周辺を除いて包装袋の前側と後側が密着するように押圧すると共にヒーター手段の所定間隔を置いて対向するように配置されたヒートブロックの間に当該包装袋の底部が進入した状態で、そのエアーブローパイプの先端部から加圧エアーを吹き込むことにより前記折込み部分が開ききらない程度に包装袋を膨らまして当該包装袋の底部の前側と後側をヒートブロックの内面に密着させて加熱軟化し、
前記袋開口・漏斗挿入工程において、第2袋上部開口手段の吸盤による吸着動作により前記包装袋の袋口を開放してから前記漏斗が挿入され、ついで、その漏斗から離間した待機位置から当該漏斗の真上の進出位置に移動させた第2エアーブロー手段のエアーブローパイプの先端部から加圧エアーを吹き込むことにより、前工程の袋底整形工程にて底部を加熱軟化されて開き癖を付与された包装袋を膨らまして後工程の充填工程で投入される被包装物がつまらないように当該包装袋を開放された形態に整形することを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した包装袋の整形方法において、前記袋底整形工程において、前記エアーブローパイプの先端部から加圧エアーを吹き込むときに、前記シャッター片の下方に設けた押さえ片によって前記包装袋の中間部の前側と後側を緩やかに押さえてくびれを生じないようにしたことを特徴とするものである。
この包装袋の整形方法によれば、第1エアーブロー手段によって加圧エアーが吹き込まれるときに、シャッター片の下方に設けた押さえ片によって包装袋の中間部の前側と後側を緩やかに押さえるようにしているので、袋口から下方の中間部にくびれが発生せず、くびれ癖を生ずる虞がない。
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した包装袋の整形方法において、前記袋底整形工程において、前記包装袋の底部を前記ヒートブロックの内面に密着させてから当該ヒートブロック同士を至近距離まで前進させるようにしたことを特徴とするものである。
この包装袋の整形方法では、包装袋の底部をヒートブロックの内面に密着させてから当該ヒートブロック同士を至近距離まで前進させることにより中間部から底部までの前後の厚さが一様になるため、後工程の袋開口・漏斗挿入工程における膨らましの際にくびれのない一律に開放された安定した形態に整形することができる。
同様の目的を達成するために請求項4に記載した発明は、請求項1から3の何れかに記載した包装袋の整形方法において、前記袋開口・漏斗挿入工程において、前記袋口の開放動作とほぼ同時に一対の案内片を前記包装袋に挿入し、その案内片によって前記漏斗の下端部が案内されて包装袋内へ挿入されるようにしたことを特徴とするものである。
この包装袋の整形方法では、袋口の開放動作とほぼ同時に一対の案内片を包装袋に挿入しているので、漏斗の下端部を円滑に包装袋内へ挿入することができる。なお、漏斗の下端部が包装袋内へ挿入され始めると、案内片は上昇して漏斗から離間される。
(請求項1の発明)
この包装袋の整形方法によれば、袋底整形工程において、折り込み部分を有するガゼット袋又は自立袋内に第1エアーブロー手段のエアーブローパイプから加圧エアーを吹き込むことにより折込み部分が開ききらない程度に包装袋を膨らまして当該包装袋の底部の前側と後側をヒートブロックの内面に密着させて加熱軟化し、次工程の袋開口・漏斗挿入工程において、第2エアーブロー手段のエアーブローパイプから加圧エアーを吹き込むことにより、前工程で底部を加熱軟化されて開き癖を付与された包装袋を膨らましてくびれのない一律に開放された安定した形態に整形することができる。
本発明方法を実施することにより後工程における被包装物の充填動作を円滑に施すことが可能となるという副次的効果をも得られる。
本発明を適用した包装機の平面図 袋底整形工程(5)と袋開口・漏斗挿入工程(6)の平面図 袋底整形工程における各手段の側面図 第1袋上部開口手段の側面図 第1エアーブロー手段の側面図 袋底整形工程における動作説明図 袋底整形工程におけるタイミング線図 袋開口・漏斗挿入工程における各手段の側面図 袋開口・漏斗挿入工程における動作説明図 袋開口・漏斗挿入工程におけるタイミング線図 被包装物が充填された施封前のガゼット袋の説明図
以下に、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。
本発明にかかる「包装袋の整形方法」を図1に示すロータリー式包装機Pに適用した場合について説明する。
この包装機Pの概要については、フレーム1上に立設されたスタンドに間欠回転する回転軸(図示せず)に、2個を1組とする12組のグリップ対3が放射状に配置された回転テーブル(移動体)2を取付け、当該回転テーブル2を給袋手段5により包装袋を各々のグリップ対3に供給する給袋工程(1)、賞味期限等の印字を施す印字工程(2)、アイドル工程(3)、印字検査工程(4)、袋底整形工程(5)、袋開口・漏斗挿入工程(6)、充填工程(7)、被包装物の品質を保持すべく窒素ガス等の不活性ガスを充填するガス充填工程(8)〜(10)、トップシール(袋口シール)工程(11)及びシール部冷却・製品放出工程(12)の各工程に間欠移動させ、各グリップ対3により袋口を上にして吊り下げ状に支持された包装袋に対し袋底整形工程(5)においてエアーを吹き込むことにより底部を膨らませた状態とし、袋開口・漏斗挿入工程(6)において袋口を開放して漏斗95を挿入し、充填工程(7)にて漏斗95から包装袋に被包装物を充填し、トップシール工程(11)にて袋口のヒートシールを施してから製品としての包装袋を機外へ放出するように構成されている。
なお、本発明方法は、ロータリー式包装機に限らず、直線移動式包装機についても適用することができる。直線移動式包装機の構造については、本件出願人にかかるものが特開2003−312613号公報等に開示されているので、説明を省く。
また、本発明方法で取り扱う包装袋としては、両側に折込み部分を有する公知形態のガゼット袋又は底部に折込み部分を有する公知形態の自立袋を対象とし、この実施例ではガゼット袋(以下、単に「袋」という)を対象とする。この包装機Pでは、2個で1組のグリップ対3により同時に2つの袋(g)を吊り下げ状に支持して一緒に各工程間を間欠移動するように構成されているが、本発明方法はこれに限定されることなく、単独のグリップ対により支持される1つの袋(g)を間欠移動させる一般的な構成とすることもできる。
(袋底整形工程)
この袋底整形工程(5)には、図2、図3に示すように、第1袋上部開口手段10、第1エアーブロー手段30、シャッター手段45及びヒーター手段55が設置されている。
第1袋上部開口手段10は、図4に示すように、フレーム1の上に立設されたスタンド11の中心に中空軸12を回転自由に設け、その中空軸12の下端部12bに固定されたアーム13に一端が連結されたロッド15の他端を、フレーム1の下方に揺動可能に軸支されたレバー17の上端に連結している。16は包装機Pの駆動制御手段によって回転作動する円形状の袋開口用カムである。レバー17の下端寄りに取り付けられたカムフォロア18は、当該レバー17の下端とフレーム1との間に懸架された引張りバネ19の弾圧力によってカム16の外周面に接触するように設けられている。スタンド11の上端部11aに固定されたブラケット21には、リンク機構22により接離自在とされる前後一対の吸盤26,27が設けられている。そのリンク機構22の駆動側リンク23と、中空軸12に固定された開閉レバー14とがロッド24により連結されている。
しかして、袋開口用カム16の回転作動によりレバー17が揺動して中空軸12を往復回転させ、中空軸12が開方向(反時計方向)に回転したときにリンク機構22のリンクモーションにより吸盤26,27が離れた開放状態とされ、中空軸12が閉方向(時計方向)に回転したときにリンク機構22のリンクモーションにより吸盤26,27同士が圧接される状態とされる第1袋上部開口手段10が構成される。
なお、吸盤26,27には、自動包装機に使用されている真空作用による吸着動作を行なう公知の吸盤と同様、図示しない真空ポンプに連通する吸引チューブが接続される。
第1エアーブロー手段30は、図2、図5に示すように、前記スタンド11に回転自由に設けられた中空軸12の中心部に昇降軸31を摺動可能に設け、その昇降軸31の上端部31aに固定された平面から見てV字形のブラケット32の各先端部32a,32aにエアーブローパイプ33を縦向きに夫々取り付けている。エアーブローパイプ33の下方に延びる先端部33aは、ノズルのように先細り形状に設けられている。このエアーブローパイプ33の後端部33bは、加圧エアーを供給するコンプレッサー等のエアー源に連通するチューブ(図示せず)が接続される。
35は包装機Pの駆動制御手段によって回転作動する円形状の昇降用カムである。フレーム1の下方には、逆T字形レバー36を揺動可能に軸支している。レバー36の上向きのレバー部36cに取り付けられたカムフォロア37は、レバー36の一端36aとフレーム1との間に懸架された引張りバネ38の弾圧力によってカム35の外周面に接触するように設けられている。昇降軸31の下端部31bに一端が連結されたロッド40の他端は、レバー36の他端36bに連結されている。
しかして、昇降用カム35の回転作動によりレバー36が揺動して昇降軸31を昇降させることにより、同時にエアーブローパイプ33を袋(g)内へ挿入して当該パイプ33から加圧エアーを吹き込み、ついで袋(g)から脱出させる第1エアーブロー手段30が構成される。
シャッター手段45は、図2、図3に示すように、グリップ対の下方に配置されていて、図示しない公知のカムとレバー機構によって開閉自在とされる一対のレバー46,46の上部に夫々固定されたシャッター片47,47により前記エアーブローパイプ33の先端部周辺を除いて袋(g)の前側と後側が密着するように押圧する構成とされている。47aはエアーブローパイプ33の通過を許容するためにシャッター片47に形成された切欠きである。
シャッター手段については、当該明細書の背景技術で述べた特許文献1に記載された公知の水平シャッターと同様の構造を採用していることから、詳しい説明を省く。
49,49はシャッター片47,47の下方位置で対向するように前記レバー46,46に設けられた押さえ片である。それら押さえ片49,49は、エアーブローパイプ33の先端部33aから袋(g)内に加圧エアーを吹き込むときに、当該袋(g)の中間部(i)の前側と後側を緩やかに押さえて当該箇所にくびれを生じないようにするために設けられている。
ヒーター手段55は、袋(g)の底部(j)を加熱軟化させることにより、加圧エアーにより膨らまして開放し易くするために設けられる。図3に示すように、フレーム1の上に取り付けられた架台56には、前後方向に適宜間隔を置いてブラケット57,57を設け、それらブラケット57,57に空圧シリンダユニット58,58が取り付けられている。空圧シリンダユニット58の内方に突出するロッド58a側には、一定厚さを有する矩形状ヒートブロック60が所定間隔を置いて対向するように取り付けられている。ヒートブロック60,60の間には、袋(g)の底部(j)が進入可能に設けられている。61,61はヒートブロック60,60に夫々埋設されたカートリッジヒーター(図示せず)の温度を測定するための熱電対である。
袋(g)の材質については、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、アルミシートにポリエチレンを表面加工したもの等が使用される。アルミシートとポリエチレンの複合材料からなる袋(g)を使用する場合には、前記ヒートブロック60,60の表面温度を100℃程度としたときに良好な効果が得られた。
つぎに、上述した袋底整形工程(5)に設けられた各種手段による作動を図6に示す動作説明図に基づいて述べる。
すなわち、袋底整形工程(5)では、
(イ)〜(ロ)第1袋上部開口手段10の吸盤26,27による吸着動作により袋(g)の袋口(h)を開放してから第1エアーブロー手段30のエアーブローパイプ33の先端部33aを挿入し、
(ハ)ついで、シャッター手段45の一対のシャッター片47,47によりエアーブローパイプ33の先端部周辺を除いて袋(g)の前側と後側が密着するように押圧すると共にヒーター手段55のヒートブロック60,60の間に当該袋(g)の底部(j)が進入した状態で、エアーブローパイプ33の先端部33aから加圧エアーを吹き込んで折込み部分(k)が開ききらない程度に袋(g)を膨張させて底部(j)の前側と後側をヒートブロック60,60の内面に密着させて加熱軟化させてから、
(ニ)〜(ホ)空圧シリンダユニット58,58の作動によりヒートブロック60,60同士を至近距離まで前進させて内部に滞留する空気を外へ排出させることにより袋(g)を扁平な状態とする、一連の動作が行なわれる。
袋底整形工程(5)におけるタイミング線図を図7に示す。図中、袋開口用カムにおいて、「開き」とは吸盤26,27が互いに離れた開放状態を示し、「閉じ」とは吸盤26,27が接近して閉じた状態を示す。昇降用カムにおいて、「上」とはエアーブローパイプ33の先端部33aが上昇位置にある状態を示し、「下」とはエアーブローパイプ33の先端部33aが袋(g)に挿入された下降位置にあることを示す。また、シャッター用カムにおいて、「開き」とはシャッター片47,47が互いに離れた開放状態を示し、「閉じ」とはシャッター片47,47が閉じた状態を示す。
(袋開口・漏斗挿入工程)
この袋開口・漏斗挿入工程(6)には、図2、図8に示すように、第2袋上部開口手段70、第2エアーブロー手段85等が設置されている。
第2袋上部開口手段70は、フレーム1に立設されたスタンド71に取り付けたブラケット73にリンク機構74を設け、そのリンク機構74の駆動側レバー75に図示しない公知のカム(袋開口用カム)とレバー機構によって上下方向に移動するロッド76の上端が連結されている。リンク機構74の互いに接近・離間するリンクモーションをするリンク(図示せず)に設けられた一方のホルダー77には、先端に吸盤79を備えた吸引パイプ78が取り付けられ、他方のホルダー80には、先端に吸盤82を備えた吸引パイプ81が取り付けられている。
しかして、ロッド76が袋開口用カムとレバー機構によって上下方向に移動することによって前後一対の吸盤79,82が接離自在とされる第2袋上部開口手段70が構成される。
第2エアーブロー手段85は、フレーム1に立設されたスタンド86にブラケット87を取り付け、そのブラケット87に設けられたブロック88に揺動可能に設けたアーム89にエアーブローパイプ91を取り付けている。このエアーブローパイプ91の後端部91bには、加圧エアーを供給するコンプレッサー等のエアー源に連通するチューブ(図示せず)が接続される。アーム89には、ブラケット87に取り付けられた空圧シリンダ92のロッドが連結されている。
95は充填工程(7)において茶葉等の被包装物を充填するための漏斗である。
因みに、この漏斗95は包装効率を高めるために予め前工程の袋開口・漏斗挿入工程(6)で袋(g)に挿入されるように設けられている。
しかして、空圧シリンダ92の作動によってエアーブローパイプ91の先端部91aは漏斗95から離間した待機位置から袋(g)に挿入された漏斗95の真上の進出位置に移動し、その先端部91aから加圧エアーを当該袋(g)に向けて吹き込む第2エアーブロー手段85が構成される。
漏斗の案内手段100のブラケット101は、図示しない公知の案内片移動用カムとレバー機構によって上下方向に移動自在に設けられている。103はブラケット101に設けたリンク機構102の可動部に取り付けられた前後一対の案内片である。この案内片103は、第2袋上部開口手段70による袋口の開放動作とほぼ同時に逆八字形に閉じた状態で袋(g)に挿入される共に当該袋(g)に挿入されてからほぼ平行になるまで開いた状態とされ、漏斗95の下端部95aを案内して袋(g)の内方へ挿入し易くするために設けられている。
なお、上記案内片による漏斗の案内手段については、実公昭55―24853号公報等により開示されて公知技術であるので、詳しくは述べない。
つぎに、上述した袋開口・漏斗挿入工程(6)に設けられた各種手段による作動を図9に示す動作説明図に基づいて述べる。
袋開口・漏斗挿入工程(6)では、
(イ)〜(ロ)第2袋上部開口手段70の吸盤79,82による吸着動作により袋(g)の袋口(h)を開放されると、漏斗の案内手段100の案内片103,103が閉じた状態で袋口(h)に挿入される。
(ハ) ついで、吸盤79,82が互いに離れて案内片103,103が開くと、漏斗95が下降し始める。
(ニ) 漏斗95が袋(g)に挿入され、第2エアーブロー手段85のエアーブローパイプ91の先端部91aが待機位置から漏斗95の真上の進出位置に移動すると、その先端部91aから加圧エアーが当該袋(g)に向けて吹き込まれる。
(ホ)前工程の袋底整形工程(5)で底部(j)を加熱軟化された袋(g)を折込み部分(k)が開ききらない程度に膨らまして後工程で投入される被包装物がつまらないように当該袋(g)がくびれのない一律に開放された形態に整形される。
袋開口・漏斗挿入工程(6)におけるタイミング線図を図10に示す。図中、袋開口用カムにおいて、「開き」とは吸盤79,82が互いに離れた開放状態を示し、「閉じ」とは吸盤79,82が接近して閉じた状態を示す。案内片上下移動用カムにおいて、「上」とは案内片103,103が閉じて上昇位置にある状態を示し、「下」とは案内片103,103が袋(g)に挿入された状態の下降位置にあることを示す。また、漏斗上下移動用カムにおいて、「上」とは漏斗95が上昇した位置にある状態を示し、「下」とは漏斗95の先端部95aが袋(g)に挿入された状態の下降位置にあることを示す。
本発明にかかる「包装袋の整形方法」を適用した包装機Pによって被包装物が充填されて施封前の状態にある袋(g)を図11に示す。
以上の通り、この包装袋の整形方法によれば、袋底整形工程(5)において、折り込み部分(k)を有するガゼット袋(g)内に第1エアーブロー手段30のエアーブローパイプ33から加圧エアーを吹き込むことにより折込み部分が開ききらない程度に袋(g)を膨らまして当該袋の底部(j)の前側と後側をヒートブロック60,60の内面に密着させて加熱軟化し、次工程の袋開口・漏斗挿入工程(6)において、第2エアーブロー手段85のエアーブローパイプ91から加圧エアーを吹き込むことにより、前工程で底部(j)を加熱軟化されて開き癖を付与された袋(g)を膨らましてくびれのない一律に開放された安定した形態に整形することができる。
P・・・ロータリー式包装機
3・・・グリップ対
(g)・・・ガゼット袋(包装袋)
(h)・・・袋口
(i)・・・中間部
(j)・・・底部
(k)・・・折込み部分
10・・・第1袋上部開口手段
26,27・・・吸盤
30・・・第1エアーブロー手段
33・・・エアーブローパイプ
45・・・シャッター手段
47,47・・・シャッター片
49,49・・・押さえ片
55・・・ヒーター手段
60,60・・・ヒートブロック
70・・・第2袋上部開口手段
79,82・・・吸盤
85・・・第2エアーブロー手段
91・・・エアーブローパイプ
95・・・漏斗
103,103・・・案内片

Claims (4)

  1. 単数又は複数のグリップ対が設けられた移動体を複数の工程毎に間欠停止して移動させ、各グリップ対により袋口を上にして吊り下げ状に支持された包装袋に対し袋底整形工程にてエアーを吹き込むことにより底部を膨らませた状態とし、袋開口・漏斗挿入工程にて袋口を開放して漏斗を挿入し、充填工程にて該漏斗から包装袋に被包装物を充填し、後工程にて袋口のヒートシールを施してから包装袋を機外へ放出するようにした包装機を使用し、
    前記包装袋として両側に折込み部分を有するガゼット袋又は底部に折込み部分を有する自立袋を対象とし、
    前記袋底整形工程において、第1袋上部開口手段の吸盤による吸着動作により前記包装袋の袋口を開放してから第1エアーブロー手段のエアーブローパイプの先端部を挿入し、ついで、前記グリップ対の下方に配置されたシャッター手段の一対のシャッター片により該エアーブローパイプの先端部周辺を除いて包装袋の前側と後側が密着するように押圧すると共にヒーター手段の所定間隔を置いて対向するように配置されたヒートブロックの間に当該包装袋の底部が進入した状態で、そのエアーブローパイプの先端部から加圧エアーを吹き込むことにより前記折込み部分が開ききらない程度に包装袋を膨らまして当該包装袋の底部の前側と後側をヒートブロックの内面に密着させて加熱軟化し、
    前記袋開口・漏斗挿入工程において、第2袋上部開口手段の吸盤による吸着動作により前記包装袋の袋口を開放してから前記漏斗が挿入され、ついで、その漏斗から離間した待機位置から当該漏斗の真上の進出位置に移動させた第2エアーブロー手段のエアーブローパイプの先端部から加圧エアーを吹き込むことにより、前工程の袋底整形工程で底部を加熱軟化されて開き癖を付与された包装袋を膨らまして後工程の充填工程で投入される被包装物がつまらないように当該包装袋を開放された形態に整形することを特徴とする包装袋の整形方法。
  2. 前記袋底整形工程において、前記エアーブローパイプの先端部から加圧エアーを吹き込むときに、前記シャッター片の下方に設けた押さえ片によって前記包装袋の中間部の前側と後側を緩やかに押さえてくびれを生じないようにしたことを特徴とする請求項1に記載した包装袋の整形方法。
  3. 前記袋底整形工程において、前記包装袋の底部を前記ヒートブロックの内面に密着させてから当該ヒートブロック同士を至近距離まで前進させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載した包装袋の整形方法。
  4. 前記袋開口・漏斗挿入工程において、前記袋口の開放動作とほぼ同時に一対の案内片を前記包装袋に挿入し、その案内片によって前記漏斗の下端部が案内されて包装袋内へ挿入されるようにしたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載した包装袋の整形方法。
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