JP2011530392A - 注射器に取り付けられる局所麻酔剤ディスペンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】注射に関連する痛みを軽減すること
【解決手段】あらかじめ充填された使い捨て注射器に局所麻酔剤ディスペンサ(100)が解放自在に取り付け可能となっている。注射器のバレル(113)を一対のクリップ(109、111)が支持している。局所麻痺剤のあらかじめ充填されたキャニスター(125)を収納すると共に、チャンバ(127)を含むハウジング(101)の上にクリップが設けられている。キャニスター(125)は、ボタン(140)により作動されるエアロゾルディスペンサバルブ(129)を含み、このボタン(140)は、押されると、キャニスター(125)をバルブ(129)のためのアクチュエータ(131)に対して移動させる。
【選択図】図2
【解決手段】あらかじめ充填された使い捨て注射器に局所麻酔剤ディスペンサ(100)が解放自在に取り付け可能となっている。注射器のバレル(113)を一対のクリップ(109、111)が支持している。局所麻痺剤のあらかじめ充填されたキャニスター(125)を収納すると共に、チャンバ(127)を含むハウジング(101)の上にクリップが設けられている。キャニスター(125)は、ボタン(140)により作動されるエアロゾルディスペンサバルブ(129)を含み、このボタン(140)は、押されると、キャニスター(125)をバルブ(129)のためのアクチュエータ(131)に対して移動させる。
【選択図】図2
Description
本願は、2008年6月26日に米国特許庁に出願された一部継続特許出願第12/213,892号に基づく出願である。
本発明は、注射器に取り付けられる局所麻酔剤ディスペンサの実施形態に関する。人だけでなく動物にも薬剤を注射するのに、全世界で毎日何百万回も注射器が使用されている。痛みに対する感受性が幾分か低い場所では何度も注射が行われる。注射を行う身体の部位のなかには苦痛をかなり感じやすいその他の部位があり、注射器の針を皮下に挿入する際に患者はかなりの痛さを感じる。そのような領域として、例えば額や唇のような顔の領域がある。
患者の顔に美容注射をすることが次第に一般的になってきている。従って、例えば顔、特に患者の額にボトックス(BOTOX)(登録商標)として知られる薬品を注射し、皮下筋肉を麻痺させ、額の上の、目に見える皺を一時的に除去することが多く行われている。皺のない顔の外観を維持するため、一般にかかる注射を長くて数カ月続け、周期的に何回も繰り返さなければならない。
同様に、患者の要望に合わせて、例えば患者の唇のサイズを大きくするのに、患者の唇内で充填材料を使用することが多い。かかる真皮充填剤として、JUVEDERM(登録商標)、RESTYLANE(登録商標)およびRADIESSE(登録商標)の商標で販売されている充填剤がある。
かかる薬剤を注射するときに、一般に、かかる注射に関連する痛みを軽減するために、2つの選択案が選択される。第1の選択案は、注射を行う領域に塗布する局所麻酔クリームを使用することである。一般にこれら局所麻酔クリームは、皮膚を十分麻痺させるのに成功し、その後の注射を無痛にするのに、吸収の40分〜1時間が必要である。第2の選択技術は、LIDOCAINE(登録商標)のような麻酔用薬剤を使用することに関係する。しかしながら、LIDOCAINE(登録商標)のような麻酔用薬剤を使用することはあまり好ましいことではない。その理由は、この薬剤を使用するには皮膚を通過する針注射が必要であり、この注射は痛いだけでなく周辺領域を歪ませ、その後に注入すべき充填剤の量の判断をより困難にするからである。更に、LIDOCAINE(登録商標)を注射すると、その後注射されるBOTOX(登録商標)の粒子を薄めてしまい、BOTOX(登録商標)の物質が離れた位置へ移動しやすくなり、患者が麻酔を望んでいなかった筋肉を麻痺させることがある。
皮膚および関連する組織を予備的な注射により冷やす別の方法も使用されている。例えば皮膚に平らな氷または氷を詰めたデバイスを載せ、皮膚を麻痺させるのに短時間の間、そこに放置しておく。氷または氷を詰めたデバイスを使用することは非効率的であり、患者にとって最初の苦痛となってしまう。かかるデバイスを皮膚に載せ、短時間皮膚の上に保持しなければならず、次に一方の手でかかるデバイスを除き、それをアシスタントに渡すか、または他の技術を使って患者から離さなければならない。これら技術を使用するとき、医師がアイスパックを保持することが多く、このことは医師の手を冷やし、手の使用の効率を低下させる。医師が美容薬品を注射しているときは、一方の手で注射器を操作し、もう一方の手を使って皮膚に張りを与えている。すなわち薬剤を注射するのに適した場所を探すのを助けるために、筋肉から皮膚を離すか、または骨質標識点を触診する。氷を使用した場合、乱雑となることがあり、氷が解けた結果生じた冷水が注射をすべき領域の上に落ちることがある。剥き出しの氷またはパック詰めされた氷を使用することによって、上記のように注射のために両手を利用したい医師の効率が限定されてしまう。
注射領域を冷やすための別の方法は、空冷装置に取り付けられており、顔に向けて低温の空気を吹きつけるホースから成るデバイスを使用することである。かかるデバイスは、商標SMARTCOOL(登録商標)として知られている。かかるデバイスは高価であり、低温の空気が顔に吹きつけられているとき、鼻のそばを空気が急に流れるので息が詰まるという不平を患者が述べることが多い。更に、SMARTCOOL(登録商標)デバイスによって冷やされる表面積が、予想される注射の痛さを麻痺させるのに必要な面積よりもかなり広くなってしまうことが多い。
患者の痛みを感じる領域、例えば顔内の注射に先立って使用されるこれら従来技術の各々には上記のような問題がある。本発明は、これら問題を念頭に、乱雑さ、痛み、不便さおよび出費を回避しながら、美容注射を受ける人の身体の感じやすい領域を調整するための新技術を提供しようという努力のうちに開発されたものである。本発明はこれらの考えを念頭に開発された。
本願出願人は、次のような従来技術の参考文献について認識している。
ティブに付与された米国特許第3,605,742号は、注射に先立ち、注射領域を麻痺させるよう、注射部分に冷却液を噴霧するための手段を含む無痛注射デバイスについて教示している。このティブ特許のデバイスは、注射器のみならず、麻痺デバイスも収納する大型ハウジングを含み、極端に取り扱いにくくなっている。このティブ特許の別の問題は、注射器の底部および取り付けられた針を剥き出しにするために機構のラッチを解放するまで、針の経路が見えないことである。針の実際の進入深度はスプリングの作用によって測定されているようであり、このスプリングはBOTOX(登録商標)薬剤または皮下充填剤のような物質を注入できるようにするのに十分精密な構造物とはいえない。更にティブのデバイスは、スプリングデバイスを使ってハウジングから注射器を押し出すのに押し出し機構を有しており、更に薬剤を組織に送るためにプランジャー端部のさらなるアタッチメントを有するので、ぎこちない。これによって、針の先端の位置または薬剤の投与の所望する深さのいずれかまたは双方を明確に定めることができない場合があり得る。
サイレンジに付与された米国特許第4,725,265号は、注射を行う皮膚の上に冷却ガスを注入するための、取り付けられた冷却ガス注入ノズルを有する注射器を開示している。この冷却ガスは、蒸気冷却剤であり、デバイスは、格納可能な剛性ノズルを含み、このノズルはスプリングで作動されると共に、蒸気冷却剤を噴霧するための導管として働く。サイレンジ特許デバイスをスプリング動作をさせるには、ノズルの下向きの位置から外すのに助手を必要とする。更に、サイレンジの特許は、あらかじめ充填された使い捨ての注射ではなく、患者に注射される所望する薬剤が充填されたチャンバについて開示している。このサイレンジのデバイスは、点在する場所に順次何回も注射したい場合に使用するのには実用的でない。その理由は、蒸気冷却剤をディスペンス(小出し)して注射するのに必要なすべての動作により、サイレンジのデバイスは極端に扱いにくく、複雑なものになっているからである。
セニーに付与された米国特許第5,236,419号は、皮膚の注射部分を冷やすのに、注射を行う皮膚の表面に係合するようになっている、凍結可能な薬剤を含む遠方部分を備えた注射器について開示している。セニー特許は、従来技術では皮膚のある箇所に局所麻酔剤として塩化エチルを噴霧することが公知であることも開示している。しかしながら、セニー特許は本発明が意図するように、使い捨て注射器に取り付けられたデバイスによって局所麻酔剤をディスペンスすることを教示してもいないし、示唆もしていない。
ザイード他に付与された米国特許6,312,412号は、無痛の筋肉内注射または皮下注射のための装置および方法について開示している。このザイード他のデバイスでは、針を使って麻痺剤を皮下注射する。本発明は、麻痺剤の局所的なディスペンスを行い、麻痺剤の注射により被る患者の痛みを完全に除去することにより、ザイード他のデバイスを改良するものである。
ホフマン他に付与された米国特許第6,936,028号は、注射装置のための冷却デバイスについて開示している。このホフマン他のデバイスは、注射器を挿入する場所を囲む冷却要素を含み、冷却する皮膚にこの冷却要素を載せ、注射前に皮膚を麻痺させるという点で、セニーのデバイスに多少類似している。
本発明は、使い捨ての、ときにはあらかじめ充填された注射器を使って注射を行う、皮膚に局所麻酔剤をスプレーするための簡単なスプレー機構を設けることにより、上記従来技術の教示内容を改善するものである。
本発明は、局部麻酔ディスペンサが取り付けられた注射器の実施態様に関連する。本発明は下記の相互関係を持つ目的、態様、特徴を含む。
(1)第1の様相では、好ましい意図する用途での本発明は、あらかじめ充填された使い捨て注射器に解放自在に取り付けられるようになっている。当然ながら、所望すれば、この注射器は当初空でもよく、注射器前に充填しなければならないようにしてもよい。
(2)一実施形態では、注射器のバレルを収納するようなサイズの第1開口部を含むクリップが設けられている。この開口部は弾性となっているクリップ部分内に設けることができ、このクリップ部分は、注射器のバレルを開口部内に横方向に挿入できるようにする長手方向に開口するスロットを含む。これとは異なり、クリップ部分の開口部内に長手方向に注射器のバレルを挿入してもよい。いずれの場合においても、クリップ部分内の長手方向に延びる開口部は、横方向に動かすことにより注射器をクリップ部分に取り付けている場合に、注射器のバレルの直径の最も大きい部分が開口部を通過するまでクリップ部分の可撓性によって長手方向の開口部を一時的に拡大できるように、注射器のバレルの直径よりも細い太さを有することが好ましい。注射器のバレルの最大直径部分が開口部を通過すると、クリップ部分の弾性によってクリップ部分はスプリング力で戻り、注射器のバレルをその開口部内に係止する。
(3)本発明の第1実施形態では、クリップは局所麻痺剤、例えば塩化エチルのあらかじめ充填されたキャニスターを密に収納するようなサイズのレセプタクル部分を含む。一般に、あらかじめ充填されたキャニスターは、クリップのレセプタクル部分内に収納できる、全体が円筒形をしたチャンバ部分と、出口を有する円筒ネック部分とを備え、この出口は、ディスク状の閉鎖体を穿孔し、開口することができ、よってキャニスターの内容物をディスペンスできるようになっている。
(4)キャニスターの遠方ネック部分にはディスペンサが取り付けられている。第1実施形態では、このディスペンサは、細長い可撓性チューブを含み、この可撓性チューブは、キャニスターの遠方ネック部分に取り付けられ、剛性チューブの全長の少なくとも一部にわたってこの剛性チューブによって囲まれている。枢動自在なレバーがチューブ圧縮器を支持しており、このチューブ圧縮器は、剛性チューブ内の開口部を貫通するピンチ部材と、このピンチ部材が可撓性チューブを通る細長い通路をピンチして閉じる位置まで押圧されたスプリングとを含む。細長い作動レバーは、可撓性チューブがピンチされ、閉じられる位置までスプリング押圧されている。
(5)可撓性チューブは、剛性チューブの遠方に突出し、可撓性チューブの遠方端部を曲げることができる適当な材料から製造されており、ユーザーの皮膚の上の所望する部位に局所麻酔剤を向けるように構成することが好ましい。所望する場合、麻酔剤を所望するスプレーパターンでスプレーするように設計された可撓性チューブの遠方端部にノズルを設けてもよい。
(6)本発明の第2実施形態では、一対のクリップが皮膚注射器のバレルを解放自在に支持している。これらクリップは、局所麻酔剤のキャニスターを収納するようなサイズとされたチャンバを含む細長いハウジングに取り付けられている。
(7)ハウジングは、間に長手方向のスプリットを構成する2つの半分割体から形成することが好ましく、これら半分割体は、スプリットに沿って一体に組み立てられると、キャニスターを収納するチャンバを形成する。キャニスターはエアロゾルタイプであることが好ましく、内部バルブを作動させるためのアクチュエータを含み、アクチュエータは長手方向の軸線を有する細長いチューブから成り、この長手方向の軸線に沿って出口通路が形成される。キャニスター内にアクチュエータを押し込むと、バルブが開放され、キャニスター内の局所麻酔剤を解放することが可能となる。
(8)第2実施形態では、ノズルがキャニスターバルブアクチュエータを通る通路と整合した状態でノズルを貫通するボアを有するように、キャニスターのアクチュエータにノズルが流体接続されており、よって、キャニスターバルブを開けると、局所麻酔剤がアクチュエータ内の出口通路を通って流れ、次にノズル内の通路を通り、小径出口ノズルまで流れることができる。
(9)ノズルから遠いハウジングの端部において、キャニスターの閉口部に係合するステムを含むアクチュエータボタンが設けられている。このボタンを押すと、キャニスターはアクチュエータステムと同じ方向に移動される。ノズルがハウジング内に固定された状態にあると、この運動によってキャニスターはアクチュエータに対して移動させられ、よってバルブを開け、ノズルおよびその出口ボアを通ってキャニスター内部から局所麻酔剤がディスペンスされる。ボタンを離すと、キャニスターバルブ内に組み込まれているスプリングの回復力によってバルブが閉じ、アクチュエータのボタンは操作されていない前の位置に戻る。所望すれば、ボタンが押されている位置にどれだけ長く保持されているかどうかにかかわらず、ボタンを押すたびに所定の量の局所麻酔剤がディスペンスされるように、アクチュエータにカムデバイスを連動させてもよい。
(10)注射器の近接端部に最も近いクリップには、ユーザーの指(指の親指がアクチュエータボタンを押すのに使用される)と係合するようなサイズおよび構造とされた一対の対向するウィング状の付属物が一体化されている。
(11)本発明の第2実施形態は、一変形例においてキャニスターから局所麻酔剤がなくなるまで使用し、捨てられる。この目的のために、第2実施形態の組み立て時に、ノズル、キャニスターおよびアクチュエータステムを備えるアクチュエータボタンがハウジングの長手方向にスプリットされた2つの半分割体を組み立てる。ハウジングの半分割体の隣接エッジを適当な接着剤により一体となるように接着し、紫外線活性化シーラントを使ってシールすることが好ましい。ハウジングの半分割体を一体に接着する前に、締り嵌めによりキャニスター用のチューブ状アクチュエータを覆うようにノズルを嵌めこむ。別の変形例では、キャニスターへの再充填を容易にするよう、デバイスに充填ポートが設けられる。
(12)実施形態の各々における本発明は、使い捨て注射器に容易に取り付けでき、使い捨て注射器を廃棄する際には注射器から容易に取り外すことができる。本発明の局所麻酔剤ディスペンサは患者に接触することは全くなく、その構造によって、第1実施形態における可撓性チューブ、第2実施形態におけるハウジング、および局所麻酔剤を含むキャニスターの汚染が防止されているので、本発明のデバイスは多数の注射器と共に、更に何人もの患者に対してさえ何回も使用できる。当然ながらこのデバイスは、一人の患者だけに使用し、使用後廃棄してもよい。
このように、本発明の第1の目的は、注射器に取り付けられた局所麻酔剤ディスペンサを提供することにある。
本発明の別の目的は、使い捨て注射器がディスペンサを有し、このディスペンサは注射器に取り付けられ、注射器を廃棄する際にディスペンサを注射器から容易に取り外しできるようになっているかかるデバイスを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、第1実施形態において、可撓性チューブが局所麻酔剤をディスペンスし、麻酔剤を患者の皮膚の上の所望する場所に向けるように曲げることができるようになっているかかるデバイスを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、第1実施形態において、局所麻酔剤のディスペンスを制御するのに、チューブ圧縮器を使用するかかるデバイスを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、第1実施形態において、チューブ圧縮器が局所麻酔剤の流れを停止させる位置に押圧されており、局所麻酔剤の流れを制御するように枢動できる作動レバーを含むかかるデバイスを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、第2実施形態において、エアロゾルバルブ内に組み込まれた細長いチューブを含むアクチュエータを有するエアロゾルキャニスターが設けられたかかるデバイスを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、第2実施形態において、ノズルが硬質の成形部材内の細長い通路から成り、ノズルおよびキャニスターアクチュエータに対してキャニスターを移動させるアクチュエータボタンを押すことにより、キャニスターを作動させるかかるデバイスを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、親指を使ってアクチュエータボタンを押している間、ユーザーの指による係合を可能にするためのウィング状の付属品が設けられているかかるデバイスを提供することにある。
以下、添付図面を参照して、次の好ましい実施形態の詳細な説明を読めば、この詳細な説明から本発明の上記およびそれ以外の目的、様相および特徴についてより良好に理解できよう。
図1〜2は、本発明の第1実施形態を示す。まず図1を参照する。この図に示されるように、注射器1は、一般に外側構造が円筒形となっている細長いバレル2と、ユーザーの指が係合する近接パッド4を有するプランジャー3と、パッドが押され、プランジャー3をバレル2の端部6に向かう遠方方向に移動させる間、ユーザーの他の指によって把持される注射器1のバレル2の上に設けられた垂直タブ5とを含む。
プランジャー3はチャンバ8内の出口9を通してチャンバ8内の液体を押すピストン7を含む。テーパ付きポート11内にて出口9の下流側に形成された開口部10内に針12が挿入されている。周知のようにこの針は、チャンバ8内の薬剤を、この針を通してディスペンスできるように、細く、かつ中空となっている。針の遠方端部が下記のチューブ51の端部を越えて延びる限り、任意の長さとすることができる。
図1および2を参照する。本発明の第1実施形態は、全体が参照番号20で示されている。本発明に係わるディスペンサ20は、取り付け手段を含み、この取り付け手段は、弓状構造のクリック部分23と、注射器1のバレル2の直径よりも若干小さい幅の長手方向に細長いスロット25を有するクリップ21を含む。クリップ部分23は、スロット部分を開けるように屈曲させることにより、スロット25の幅を一時的に拡大できるよう、可撓性の弾性材料から製造されている。スロット部分の開口時にクリップ部分23内に注射器1のバレル2を挿入でき、屈曲を反転させ、クリップ部分23がバレル2の外周部に弾性的に係合し、クリップ部分23をバレルの上に組み立てられた状態に係止できるようになっている。
クリップ部分23は、レセプタクルまたはレセプタクル部分27も含み、この部分は、閉端壁と遠方開口部によって構成された内側チャンバ29を含む。このクリップ部分23は、局所麻酔剤があらかじめ充填されたキャニスター31を収納するようなサイズとなっている。チャンバ29の内側壁は、キャニスター31をゆるく収納するようなサイズおよび構造となっているが、キャニスター31を交換するか、またはキャニスター31に補充をしたいときに、このキャニスター31を容易に取り外すことができるようになっている。所望する場合、チャンバ29の内側壁は、キャニスター31のためのチャンバ29の保持力を強化するように、凹凸を設けるか、またはゴムもしくはその他の粘着材料のライニングを設けてもよい。
図2から最良に分かるように、キャニスター31は出口35を有する遠方ネック部分33を含み、この出口35は、例えば穿孔可能なディスク(図示せず)により当初は閉じられている。この穿孔可能なディスクは、キャニスター31内に含まれる局所麻酔剤をディスペンスできるように適当に穿孔できるようになっている。
特に図2を参照すると、ディスペンサ20はネジ切りされたリセス41を有するハウジング40も含む。キャニスター31のネック部分33は、雄ネジを有し、この雄ネジは開口部41内のネジ43と螺合し、キャニスター31がハウジング40に適当に解放自在に締結できるようになっていることが好ましい。ハウジング40は、ショルダー47に生じるステップを有するステップ状円筒形ボア45を含む。このボア45の遠方部分は拡大された直径を有し、組み立てられた状態でショルダー47に係合する剛性チューブ49を収納するサイズとなっている。チューブ49は、例えば締り嵌めまたは接着剤の使用により、ハウジング40に任意の適当な態様で固定できる。剛性チューブ49には、可撓性チューブ51が挿入されており、この可撓性チューブ51は図2に最良に示されるように、ボア45の小径部分に延び、キャニスター31の遠方出口35を囲んでいる。
チューブ51は所望する場合に開口部55に挿入されたノズルインサート57によって構成できる開口部55と、通路59からスプレーされた局所麻酔剤を所望するパターンでスプレーする特別な構造の通路59とを有する遠方端部53を備える。このチューブ51の遠方端部は可撓性であり、医師によって所望する角度となるように曲げることができ、よって注射器の針を患者の皮膚に挿入する場所に対する所望する位置に局所麻酔剤をスプレーするようになっている。針12は、チューブ51の遠方ターミナルを越えて延びるので、チューブ51は針の挿入を皮下で妨害しない。チューブ51はキャニスター31の出口35を収納する近接端部52(図2)を有する。
硬質チューブ49は、開口部61(図1に示された参照番号)を有し、この開口部を通ってチューブ圧縮器63が突出している。図1に最良に示されるように、このチューブ圧縮器63は、可撓性チューブ61の外側表面に係合する弧状の遠方部分を有し、チューブ51内に延びる通路52を完全に塞ぐ位置でチューブ51を圧縮または圧搾できる。
チューブ圧縮器63を備えるバルブ手段には、ディスペンサ40に枢着されたレバー65が一体的に形成されており、このチューブ圧縮器63は、一体的に形成された弧状ショルダー(図1)を含む。これに関しては、ピン69を受けるレバー65の懸架部分67を示す図1を参照されたい。ピン69は、レバー65(図示せず)内の開口部を貫通し、更にディスペンサ40の一部42を通る開口部(図示せず)を貫通し、よってピン69を中心としてレバー65が枢動するようになっている。
図2を参照する。ハウジング40はスプリング71を含む押圧手段を収納するリセス44を備える。スプリング71は、リセスまたは盲ボア44の近接ショルダーと係合する近接端部と、レバー65のショルダー73と係合する遠方端部とを有し、よって圧縮スプリング71の作用により、図2において左側方向の力が加えられ、よってレバー65がピン69(図1)を中心として図2内で反時計回り方向に枢動するようになっている。このように、チューブ圧縮器63は図2に示される位置に押圧されており、この位置では圧縮器63は、可撓性チューブ51を完全に圧縮すると共に、通路52を完全に塞ぎ、キャニスター61からの局所麻酔剤がノズル57を通過することを防止する。
所望すれば、可撓性チューブ51の近接端部には中空穿孔要素(図示せず)を設けることができ、この穿孔要素は、ディスペンサ40のネジ切りされた開口部41にキャニスター31のネック33がねじこまれ、キャニスター31の遠方出口35上のディスク(図示せず)を穿孔すると、キャニスターの内容物にアクセスできるようになっている。このように、レバー65が図2に示された位置に押圧された状態で、一旦キャニスター31を取り付けると、麻酔剤はすぐにディスペンスできる状態になるが、レバー65を図2内で時計回り方向に枢動させ、チューブ圧縮器63が可撓性チューブ51の外周部にかかっている圧力を緩和し、通路52を通る麻酔剤の流れを促進し、ノズル通路59を通してノズル57から流出することを容易にするまで、麻酔剤はディスペンスされない。
これまで本発明の第1実施形態について詳細に説明したので、次にその作動方法について説明する。まず注射器1を選択し、遠方端部がチューブ51のノズル59の遠方端部となるように、所望する針12をポート10に設置する。クリップ部分23内の長手方向スロット25を広げ、バレル2をスロットに挿入し、クリップ部分23を解放し、その内側表面がバレル2を圧縮し、バレル2を適当な位置に係止することにより、注射器のバレル2に本発明のディスペンサ20を取り付ける。この位置では、クリップ部分23はバレルの長さに沿った任意の位置に位置をとるためバレル2に沿ってスライドすることができる。
注射を行う患者の皮膚上の部位を決定し、ディスペンサ20が取り付けられている注射器1を、皮膚より約1〜2cm離れた所望する部位で、所望する皮膚進入角に位置させる。可撓性チューブ51の外周部からチューブ圧縮器63を解放し、ある時間の間、例えば1〜3秒の間、塩化エチルのような局所麻酔剤の流れを可能にするようピボットピン69を中心として枢動するようにレバー65を押す。
局所麻酔剤が流入している間、または局所麻酔剤が停止した直後のいずれかにおいて、皮膚の所望する深さまで注射器1の針が進入し、筋肉内の部位が一旦確認されると、所望する深さに所望する量の薬剤が注射される。この注射は皮下注射、筋肉内注射または皮膚内注射でもよい。
所望する場合、更に注射しながら、所望する距離だけ針を後退させてもよいし、または次の部位を選択できるよう、針を引き抜いてもよい。針が進入する同じ位置にて、何回も注射することを含む注射プロセス中に、所望するようにその部位における皮膚の麻痺を維持するよう、更なる局所麻酔剤をディスペンスしてもよい。
この注射プロセス中にキャニスター31から局所麻酔剤がなくなった場合、キャニスターをレセプタクル29から取り出し、交換用キャニスターに置き換えることができる。キャニスター31は、再充填可能なものでもよい。
この注射プロセスが完了すると、クリップ部分23から注射器1を取り外し、適当に廃棄し、他の注射器と共にディスペンサ20を再使用することができる。
このように本発明は、注射が無痛となるように、注射を行う患者の皮膚に塩化エチルのような局所麻酔剤をディスペンスする有効な方法を提供するものである。本発明は、麻酔効果を高めるための顔内の注射に関連する用途だけに限定されない。むしろ本発明は、任意の目的のために薬剤を注射するのに使用される任意の注射器または他の注射デバイスに取り付けて使用できる。例えば本発明のデバイスは、糖尿病の血糖値モニタおよびマルチ針アレルギー導入器に関連する注射デバイスと共に使用できる。
本発明の第1実施形態では、クリップ27は、任意の適当な材料、例えば成形プラスチックまたは軽金属から製造できるが、成形プラスチックから製造することが好ましい。ハウジング40も一体的なチューブ圧縮器63を有するレバー65と同じように成形プラスチックから製造できる。チューブ49は、任意の適当な硬質プラスチックから製造されるが、チューブ51は、その遠方端部を所望する角度に曲げ、かつ曲げられた配向に維持できるように任意の適当な可撓性材料から製造される。
次に図3〜9を参照すると、これらの図では、本発明の第2実施形態の全体が参照番号100で示されている。この実施形態は、2つのスプリットにて相互に接続された2つのハウジング半分割体103と105を含む細長いハウジング101から製造されるように示されており、スプリット107の一方は特に図3、6および9に示されているが、他方のスプリットは径方向に対向している。
図3から分かるように、ハウジング101は、ハウジングの近接端部にある第1クリップ109と、ハウジングの遠方端部にある第2クリップ111とを含む。クリップ109および111内に注射器のバレル113が、解放自在に収納されるように示されている。本発明の第1実施形態に関連して説明した注射器1の細部から分かるように、注射器の端部115は、所望する針が取り付けられ開口部117を含み、バレル113の近接端部は、開口部119(図7)を含み、この開口部119は、図1に示されたプランジャー3のようなプランジャーを収納する通路121に接続している。代表的な注射器のバレル113は、その外側表面に一連の目盛りを含み、これら目盛りによってチャンバ121内に含まれる流体の容積を測定できるようになっている。これら目盛りを見るために、クリップ111は、図3、4および5に最良に示されているように、台形をした対向するウインドー112を含む。
特に図7を参照する。ハウジング101は局所麻酔剤のキャニスター125を収納する内側チャンバ123を含む。このキャニスター125は、内側チャンバ127を含み、この内側チャンバは局所麻酔剤を収納すると共に、バルブ129を含む。このバルブ129は、当業者に周知のように、細長いアクチュエータ131を図7において右側に移動させることにより、またはキャニスター125を固定アクチュエータ131に対して左側に移動させることにより作動させる。アクチュエータ131は、バルブ129を介してチャンバ127に相互に接続された細長い通路133を含む。アクチュエータ131とバルブ129を含むハウジングの一部を構成する壁137との間に、スプリング135が介在されている。このようにアクチュエータ131がキャニスター125に対して図7内で右側に移動される(またはこの逆方向に移動される)ときにおいて、アクチュエータ131を移動させる力が軽減されると、スプリング135がアクチュエータ131を図7に示される構成に戻す。ある変形例では、キャニスター125は再充填できない。このように、局所麻酔剤がなくなると、デバイス100を廃棄しなければならない。別の変形例では、図3、4、6および7を参照するように充填ポート170を設け、導管172によりこの充填ポートをチャンバ127に接続できる(図7)。周知のように、充填ポート170および導管172を通してキャニスターに再充填できる。充填ポート170は、運動用ボールに設けられたインフレーションバルブのように、不使用時にはシール状態にある。
更に図7を参照する。アクチュエータ131の位置を固定し、この位置に対し、図7内で左側にキャニスター125を移動させることにより、同じようにバルブ129を作動させることも可能であると理解すべきである。実際にこのような作動は、キャニスター125のチャンバ127からの局所麻酔剤の解放を生じさせるのに、バルブ129を開けるための好ましい態様である。
この目的のために更に図7を参照する。図7において、ハウジング101の右側にはボタン140が設けられており、このボタンは、キャニスター125の閉じた壁128に係合する遠方端部143を有する細長いステム141に結合されている。したがって、ボタン140が図7において左側に押されると、一体的なステム141がキャニスター125を図7内において左側に移動させる。ハウジング101は、そのハウジングに装着されたノズル150も有し、このノズル150はキャニスターのアクチュエータ131を通して通路133に整合する細長い通路151を含む。ボア151は、ノズル150の遠方端部152に設けられたノズルボア153に接続されており、チャンバ127からディスペンスされた局所麻酔剤は、ノズルボア153を通って本発明のデバイス100から出る。
ノズル150は、環状溝155によりハウジング101内に固定されており、環状溝155はハウジング101の遠方端部の内側に向いたエッジ、すなわち環状ショルダー102を受けている。このようなことは、上記のようにハウジング101がこのハウジングを長手方向に分割している2つのハウジング半分割体103と105とを含むので可能となっている。これら2つのハウジング半分割体103と105とは、結合して環状ショルダー102を構成し、この環状ショルダー102は、ノズル150のハウジング101内の固定マウント内に係止するよう、溝155内に係合している。関連する注射器の針(図示せず)は、図1に示されるのと同じようにノズルボア153の遠方方向に延びている。
ノズル150とハウジング101との間の固定された関係は、ボタン140が図7内で左側に押されると、ノズル150がハウジング101に対して移動しないように制限されることを意味している。したがって、アクチュエータ131は、ノズル150のボア157内に収納されているので、アクチュエータ131も長手方向に移動しないように制限されている。したがって、ボタン140が図7内において左側に押されると、キャニスター125はアクチュエータ131に対して移動し、バルブ129を開け、チャンバ127からバルブ129を通し、次にボア133を通し、次にボア151およびノズルボア153を通した局所麻酔剤の患者の上の所望する部位へのディスペンスが生じる。当業者であれば理解できるように、ボア133は、周知のようにバルブ129のチャンバに、更にチャンバ127に流体により接続されている。所望する場合、ボタン140は、押されている位置にどれだけ長く保持されているかどうかにかかわらず、ボタン140が押されるたびに、所定の計量された投与量の局所麻酔剤がディスペンスされるよう、アクチュエータボタン140にカムデバイス(図示せず)を連動させてもよい。かかるカムデバイスは一般的に知られているものである。
図5および6を特に参照すると、ハウジング101の近接端部の近くで、2つのウィング状付属物160および162が反対方向に延びている。これら付属物はそれぞれ遠方方向を向いた弧状の表面161および163を含む。ハウジング101の対向壁には、追加弧状表面165および167が位置している(特に図6)。それぞれ弧状表面161および163、並びにハウジング101上の弧状表面165および167を有する付属物160および162の目的は、デバイス100の安全な把持を容易にするよう、ハウジング101のいずれかの側でユーザーのフィンガーを受けることであり、このような安全な把持の際に親指を使ってボタン140を押し、局所麻酔剤をディスペンスさせることができる。
本発明のデバイス100の組み立てにあたり、ハウジングの半分割体103と105とが分離された状態で、ノズルのボア157内にアクチュエータ131が嵌合された状態でキャニスター125にノズル150を組み付ける。組み付ける際に、図7に示されるように、一方のハウジング半分割体にこれらデバイスを挿入し、ステム141の遠方端部143がキャニスター125の壁128に係合した状態でアクチュエータステム141を有するボタン140を横方向に挿入する。特にリブ134、136および138がキャニスター125を図7に示された位置に整合させるが、溝155とハウジング101の壁102との間の相互作用がノズル150を所望する部位に整合させる。同様に、リブ162と164は、アクチュエータステム141を図7に示された位置に適当に整合させる。
次に、適当な接着剤、および恐らくは紫外線活性化接着剤を使って、ハウジングの半分割体を一体に組み立て、図7に示されるような組み立てられた状態にハウジングの半分割体138および105と、ノズル150、キャニスター125、底部140およびステム141を共にシールする。
第2実施形態100の好ましい態様では、この実施形態は完全に使い捨てである。すなわちハウジング101のハーメチックシールに起因し、キャニスター125は交換できない。従って、キャニスター125が空であるとき、デバイス100の全体を廃棄する。これとは異なり、上記のように、充填ポート170と導管172は、キャニスター125の補充を可能にしている。
注射器の使用に関連する第2実施形態の作動は、第1実施形態に関して説明したのと同じである。
ハウジング101は、射出成形を含む所望する方法により、プラスチックから製造することが好ましい。
このようにこれまで説明した本発明の目的のいずれも満たし、新規で、かつ有意な、注射器に取り付けられる局所麻酔剤ディスペンサを提供する、本発明の好ましい実施形態に関連して本発明について開示した。
当然ながら、当業者であれば、本発明の要旨から逸脱することなく、本発明の要旨内で種々の変形例、変更例を想到できよう。
そのようなものとして、本発明は添付の請求項の条件によってのみ制限される。
Claims (40)
- a)麻酔剤のキャニスターを取り外し自在に収納するようなサイズのチャンバを有するハウジングと、
b)前記ハウジングを注射器に解放自在に取り付けるための、レセプタクルに設けられた取り付け手段とを備え、
c)前記キャニスターは、前記麻酔剤をディスペンスするための出口を有し、
d)前記ハウジングは、前記キャニスターの前記出口に流体接続されたノズル出口を含み、前記ノズル出口は、前記キャニスターから麻酔剤がディスペンスされるときに、前記麻酔剤が通過して流れるノズルを備え、
e)更に、前記キャニスターから前記ノズルへの前記麻酔剤の流れを選択的に制御するためのバルブ手段を備える、局所麻酔剤ディスペンサ。 - 前記取り付け手段は、前記注射器のバレルのまわりに解放自在に取り付けられるようになっているクリップを含む、請求項1に記載のディスペンサ。
- 前記クリップは、弧状の壁と、長手方向に延びるスプリットとを含む、請求項2に記載のディスペンサ。
- 前記ハウジングは、前記バルブ手段を作動させるための、近接端部に設けられたアクチュエータと共に全体が円筒形となっている、請求項1に記載のディスペンサ。
- 前記ノズルは、前記ハウジングの遠方端部内に取り付けられたノズルインサートを含む、請求項1に記載のディスペンサ。
- 前記バルブ手段は、前記キャニスター内に組み込まれたバルブを含む、請求項1に記載のディスペンサ。
- 前記キャニスターに取り付けられた往復動可能な細長い中空チューブを含むバルブアクチュエータを更に含み、前記中空チューブは、バルブチャンバに隣接する近接端部および前記キャニスターから遠方に延びる遠方端部を有し、前記ステムは、中空チューブを貫通し、前記ノズルに接続された通路を有する、請求項6に記載のディスペンサ。
- 前記バルブアクチュエータは、前記ハウジングの近接端部に設けられたアクチュエータボタンを更に備え、よって前記アクチュエータボタンが遠方方向に移動されるとき、前記キャニスターは前記細長い中空ステムに対して遠方方向に移動され、前記バルブ手段を開にする、請求項7に記載のディスペンサ。
- 前記クリップは、前記注射器のバレルのまわりに解放自在に取り付けられるようになっている長手方向に離間する一対のクリップを含む、請求項2に記載のディスペンサ。
- 前記注射器は、遠方先端部を有する針を含み、前記遠方先端部は、前記ノズルの遠方となっている、請求項9に記載のディスペンサ。
- 前記バルブ手段は、エアロゾルバルブを含む、請求項1に記載のディスペンサ。
- a)麻酔剤のキャニスターを取り外し自在に収納するようなサイズのチャンバを有するハウジングと、
b)前記ハウジングを注射器に解放自在に取り付けるための、前記レセプタクルに設けられた一対のクリップとを備え、
c)前記キャニスターは、前記麻酔剤をディスペンスするための出口を有し、
d)前記ハウジングは、前記キャニスターの前記出口に流体接続されたノズル出口を含み、前記ノズル出口は前記キャニスターから麻酔剤がディスペンスされるときに、麻酔剤が通過して流れるノズルを備え、
e)更に、前記キャニスターから前記ノズルへの前記麻酔剤の流れを選択的に制御するためのバルブ手段と、
f)押されると、前記バルブ手段を開放するよう前記バルブ手段に対して前記キャニスターを移動させるボタンを含む前記バルブ手段を作動させるためのアクチュエータとを備える、局所麻酔剤ディスペンサ。 - 前記各クリップは、弧状の壁と、長手方向に延びるスプリットとを含む、請求項12に記載のディスペンサ。
- 前記ハウジングは、全体が円筒形となっており、前記バルブ手段を作動させるよう前記ハウジングの近接端部に前記アクチュエータが位置する、請求項12に記載のディスペンサ。
- 前記ノズルは、前記ハウジングの遠方端部内に取り付けられたノズルインサートを含む、請求項12に記載のディスペンサ。
- 前記バルブ手段は、前記キャニスター内に組み込まれたバルブを含む、請求項12に記載のディスペンサ。
- 前記バルブアクチュエータは、前記キャニスターに取り付けられた往復動可能な細長い中空チューブを含み、前記中空チューブは、バルブチャンバに隣接する近接端部および前記キャニスターから遠方に延びる遠方端部を有し、前記ステムは、中空チューブを貫通し、前記ノズルに接続された通路を有する、請求項12に記載のディスペンサ。
- 前記注射器は、遠方先端部を有する針を含み、前記遠方先端部は、前記ノズルの遠方となっている、先端12に記載のディスペンサ。
- 前記バルブ手段は、エアロゾルバルブを含む、請求項12に記載のディスペンサ。
- 前記ハウジングは、プラスチック製である、請求項12に記載のディスペンサ。
- a)麻酔剤のキャニスターを取り外し自在に収納するようなサイズのレセプタクルと、
b)プランジャーを収納するチャンバを構成するバレルを有する注射器に前記レセプタクルを解放自在に取り付けるよう、前記レセプタクルに設けられた取り付け手段とを備え、この取り付け手段は、前記バレルのまわりに解放自在に取り付けられるクリップを備え、
c)前記キャニスターは、前記麻酔剤をディスペンスするための出口を有し、
d)前記通路の近接端部にて前記キャニスターの前記出口に流体で接続された通路を備え、この通路は、ノズルを含む遠方端部を有し、麻酔剤が前記キャニスターからディスペンスされるときに前記ノズルを通過して流れるようになっており、
e)前記キャニスターから前記ノズルへの前記麻酔剤の流れを選択的に制御するためのバルブ手段とを備える局所麻酔剤ディスペンサ。 - 前記クリップは、弧状の壁と、長手方向に延びるスプリットとを含む、請求項21に記載のディスペンサ。
- 前記レセプタクルは、閉じた近接壁と、遠方開口部とを有し、全体が円筒形となっている、請求項21に記載のディスペンサ。
- 前記キャニスターに取り付けられたハウジングを含み、前記ハウジングは前記通路を構成する通路を含み、前記チューブは、前記通路の前記近接端部および遠方端部に対応する近接端部および遠方端部を有し、前記チューブは、可撓性となっている、請求項21に記載のディスペンサ。
- 前記ノズルは、前記ハウジングの遠方端部内に取り付けられたノズルインサートを含む、請求項24に記載のディスペンサ。
- 前記バルブ手段は、チューブ圧縮器を含む、請求項24に記載のディスペンサ。
- 前記チューブ圧縮器は、前記ハウジングに枢着されたレバーを備え、前記レバーは、第1位置にて閉じた前記チューブを圧搾し、第2位置にて前記チューブを解放するショルダーを含む、請求項26に記載のディスペンサ。
- 前記ショルダーの前記第1位置に向けて前記レバーを押圧するための押圧手段を更に含む、請求項27に記載のディスペンサ。
- 前記押圧手段は、圧縮スプリングを含む、請求項28に記載のディスペンサ。
- 前記スプリングは、前記ハウジング内の盲ボア内に収納されており、前記スプリングの一端は前記盲ボアの閉端部に係合し、前記スプリングの別の閉端部は前記レバーに係合する、請求項29に記載のディスペンサ。
- 前記チューブと前記取り付け手段との間に位置する枢支点にて、前記レバーが枢着されている、請求項27に記載のディスペンサ。
- 前記取り付け手段は、前記注射器のバレルのまわりを解放自在に取り付けるようになっているクリップを備える、請求項31に記載のディスペンサ。
- 前記注射器は、遠方先端部を有する針を含み、前記遠方先端部は、前記チューブの前記遠方端部の遠方である、請求項21に記載のディスペンサ。
- 前記バルブ手段は、チューブ圧縮器を備える、請求項33に記載のディスペンサ。
- 前記チューブ圧縮器は、前記ハウジングに枢着されたレバーを備え、前記レバーは、第1位置にて閉じた前記チューブを圧搾し、第2位置にて前記チューブを解放するショルダーを含む、請求項34に記載のディスペンサ。
- a)麻酔剤のキャニスターを取り外し自在に収納するようなサイズのレセプタクルと、
b)前記注射器のバレルのまわりに解放自在に取り付け可能なクリップを含む注射器に前記レセプタクルを解放自在に取り付けるための前記レセプタクルに設けられた取り付け手段とを備え、前記クリップは、弧状の壁と、長手方向に延びたスプリットとを含み、
c)前記キャニスターは、前記麻酔剤をディスペンスするための出口を有し、
d)前記通路の近接端部にて、前記キャニスターの前記出口に流体が接続された通路を備え、この通路は、ノズルを含む遠方端部を有し、麻酔剤が前記キャニスターからディスペンスされるときに麻酔剤が前記ノズルを通って流れるようになっており、
e)前記キャニスターから前記ノズルへの前記麻酔剤の流れを選択的に制御するバルブを更に備える、局所麻酔剤ディスペンサ。 - 前記バルブは、前記ハウジングに枢着されたレバーを含むチューブ圧縮器を含み、前記レバーは第1位置にて閉じた前記チューブを圧縮し、第2位置にて前記チューブを解放するショルダーを含む、請求項36に記載のディスペンサ。
- 前記ショルダーの第1位置に向けて前記レバーを押圧する圧縮スプリングを更に含む、請求項37に記載のディスペンサ。
- 前記スプリングは、前記ハウジング内の盲ボア内に収納されており、前記スプリングの一端は、前記盲ボアの閉端部に係合し、前記スプリングの別の閉端部は、前記レバーに係合する、請求項29に記載のディスペンサ。
- 前記注射器は、遠方先端部を有する針を含み、前記遠方先端部は、前記チューブの前記遠方端部の遠方である、請求項36に記載のディスペンサ。
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