JP2011527894A - Per.c6細胞の培養およびそれからの生成物の生産のための拡張可能なプロセス - Google Patents

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Abstract

本発明は、接着性PER.C6細胞を培養し、およびそれからの生成物を生産するための方法を提供する。

Description

本発明は、バイオテクノロジーの分野に関し、接着性ヒト細胞の培養および生成物の生産のための拡張可能なプロセスに関する。とくに、それは、ヒト細胞の培養に関する。さらにとりわけ、それは、PER.C6細胞の接着培養に関する。
哺乳類細胞は、細胞の種類によって、接着させて、または懸濁状態のいずれかで培養される。スケーラビリティ(拡張可能性)のため、懸濁培養に接着性細胞を用いる傾向がある。懸濁培養に対する多数の細胞の種類の適応能力、およびせん断損傷を減らすために重合体(高分子)添加剤の利用は、大規模での応用に最適なシステムである懸濁培養の幅広い応用を可能にした〔Chu(チュー)およびRobinson(ロビンスン),2001〕。
接着性細胞のスケールアップは、達成するのがずっと困難であり、広範囲の代替培養システムを生み出した。接着性細胞のスケールアップを可能にするある特定のシステムは、マイクロキャリア培養である。この方法論の利点は、細胞を、小さなキャリア上で増殖させるとき、大きな単位のスケールアップ、均質性およびたやすく制御される環境条件のすべての利点を有する懸濁培養として扱うことができることである〔Griffiths(グリフィス),2001〕。また、マイクロキャリア培養は、高い細胞密度および高濃度の細胞産物を得る可能性をもたらす高い表面積対体積率を与える。
マイクロキャリア技術において、いくつかの進歩がなされた。マイクロキャリアの荷電基容量およびビーズサイズ(径)を、細胞増殖を促進するのに最適化した。コラーゲン/ゼラチン、ガラス、プロネクチン(ProNectin)およびポリリジン(Poly‐Lysine)のようなコーティング材をマイクロキャリア表面に適用した。DEAEデキストラン、コラーゲン/ゼラチン、ガラス、ポリスチレン、ポリアクリルアミド、およびセスロースを含む、より多くのキャリアマトリクス材を導入した〔Kong et al(コンら),1999〕。
接着細胞培養は、バイオ製薬産業において、例えば、組換え血液凝固因子の生産〔例えば、US(米国特許出願公開第)2006/0194289号明細書またはインフルエンザワクチンの生成〔Brands(ブランズ)ら,1999〕に、広く用いられる。これらのプロセスには、CHO、BHK、MDCKおよびVeroを含む、異なる細胞系が用いられる〔Bruhl(ブリュール)ら,2007;Rourou(ロールロー)ら,2007〕。
多数のマイクロキャリアが商業上入手可能であり、マイクロキャリア上でうまく増殖する細胞の能力を各細胞系のために試験しなければならない。
抗体、ワクチンおよび組換えタンパク質の生産のために用いられるヒト細胞系PER.C6〔Jones(ジョウンズ)ら,2003;WO(国際公開第)00/63403号;WO 01/38362〕は、懸濁培養にとくに適している〔Yallop(ヤロップ)ら,2005〕。しかしながら、いくつかの産物の生成のために、PER.C6細胞は接着して培養させることが好ましいことがある。PER.CR6細胞はフラスコにおいて小スケールで接着培養されてきたが、PER.C6細胞の接着培養の拡張可能(スケーラブル)なプロセスはこれまで説明されていない。
PER.C6細胞を接着培養する可能性は、培養をスケールアップする能力と組み合わさって、PER.C6細胞系の応用範囲を広げるであろう。
本発明の概略
意外にも、PER.C6細胞は、正に荷電されたマイクロキャリアを除いて、目下商業上入手可能な大部分のマイクロキャリア上ではあまりよく接着および増殖しないことが発見された。さらに、FER.C6細胞は意外にも、これらのキャリア(担体)から難なく分離することができる。これはPER.C6細胞が、あるバイオリアクターから別のバイオリアクターへ継代培養されることを可能にし、それはプロセスのスケールアップのために有利となる。
本発明は、PER.C6細胞の接着培養方法であって、a)前記細胞を1またはそれよりも多くの正に荷電されたマイクロキャリアの表面に付着させること、およびb)前記細胞を培地において培養することを含む方法を提供する。
一定の具体化では、前記正荷電マイクロキャリアはデキストラン系である。他の具体化では、本発明の方法はさらに、c)前記細胞をマイクロキャリアから分離し、その後前記細胞をさらに培養することを備える。
本発明の別の具体化では、前記細胞は産物を生成する。好適な具体化では、前記産物はタンパク質である。別の好適な具体化では、前記産物は血液凝固因子である。
また、PER.C6細胞によって生成物を生産するために方法であって、本発明の前記方法を備え、さらにd)その産物を収集(収穫)することを備える方法を提供することも本発明の目的である。
本発明はまた、マイクロキャリアに付着したPER.C6細胞を含む細胞培養物であって、前記マイクロキャリアが正に荷電されている、細胞培養物も提供する。好適な具体化では、前記正荷電マイクロキャリアはデキストラン系である。
細胞が担体に付着しなかった培養の表示である(例2参照)。 細胞が非均質に分散し、および1またはそれよりも多くの担体に付着した大きな凝集塊に増殖する傾向があった培養の表示である(例2参照)。 Cytodex‐1マイクロキャリア上のPER.C6細胞の表示である。 正荷電Cytodex‐1マイクロキャリア上のPER.C6細胞の増殖である。 Cytodex‐1マイクロキャリア上で接着により増殖するPER.C6細胞の培養における代謝産物濃度である。 Cytopore‐1マイクロキャリア上で接着により増殖するPER.C6細胞の培養における代謝産物濃度である。 Cytopore‐2マイクロキャリア上で接着により増殖するPER.C6細胞の培養における代謝産物濃度である。
これらおよび他の目的に基づいて、本発明は、PER.C6細胞の接着培養方法であって、前記細胞を正荷電マイクロキャリアの表面に接着するステップと、前記細胞を培地において培養するステップと、前記細胞をマイクロキャリアから分離するステップと、前記細胞をさらに培養するステップとを備える方法を提供する。
「接着(性)細胞」は、哺乳類細胞を含む細胞であり、表面、例えば組織培養フラスコ表面またはマイクロキャリア粒子表面に接着し、組織培養において複製するものである。
本発明の細胞は、PER.C6細胞のように、El−不死化HER細胞から誘導する。本出願のためのPER.C6細胞は、米国特許第5,994,128号に記載されており、ECACC第96022940号の下で寄託されたような、細胞の上流もしくは下流継代からの細胞または上流もしくは下流継代の子孫を意味する。
「マイクロキャリア」は、培養において接着細胞の接着および増殖に有用である粒子、ビーズ、またはペレットを指す。マイクロキャリアは次の特性を有する:(a)それらは(マイクロキャリアまたは細胞に重大なせん断損傷を与えない撹拌速度を有する)懸濁培養に用いることが可能なほど十分に小さい;(b)それらは固体である、または表面を多孔質コーティングした固体核を有する;および(c)それらの表面(多孔質担体の場合は、外側および内側表面)は正荷電、負荷電または非荷電であり得る。マイクロキャリアは、例えば、制限されないが、ポリスチレン、セルロース、ポリエチレンまたはデキストラン系であり得るが、これは担体のマトリクスを異なる物質、例えばポリスチレン、セルロース、ポリエチレンまたはデキストランから生成することができることを意味する。さらに、マイクロキャリアは、ゼラチン、フィブロネクチン、ラミニン、コラーゲン、ビトロネクチンまたはテネイシンのような、接着因子でコーティングすることができる。これら独特の特徴は、異なる細胞の種類(型)のマイクロキャリアへの結合能力および細胞のマイクロキャリア上で増殖する能力に影響を与える。
ある見地では、マイクロキャリアは約150および350μmの間の全粒径を有する。ある見地では、約0.8および3.0meq/gの間の正電荷密度を有する。いくつかの具体化では、正電荷はDEAE(N,N,−ジエチルアミノエチル)基によりもたらされる。正電荷は他の基によりもたらすこともでき、例えばDEAE基は、アニオン交換クロマトグラフィーにも用いられることが知られているが、第4アンモニウム基のような代替正荷電基も用いられる。したがって、このような代替正荷電基は、本発明によって、マイクロキャリアと結合され、用いることができると思われる。有用なマイクロキャリアは、例えばCytodex(サイトデックス)1、Cytopore(サイトポア)1およびCytopore 2という名称で市販されている〔GE Healthcare(GEヘルスケア社)から〕。一定の具体化では、マイクロキャリアは固体担体(例えばCytodex‐1)である。担体粒子は多孔質マイクロキャリア(例えばCytopore 1およびCytopore 2)でもあり得る。
本発明では、異なる細胞系(細胞株)を市販されているマイクロキャリアのいくつかの型への接着能力について試験した。CHO細胞は試験したマイクロキャリアのすべての型上でうまく培養することができることを発見した。対照的に、PER.C6細胞は、正荷電マイクロキャリアを除いて、これらのマイクロキャリアのいずれにも結合することができなかった。実際、PER.C6細胞が正荷電マイクロキャリアとのみ結合することができることは意外な発見である。したがって、本発明の方法によって用いられるマイクロキャリアは、正電荷を帯びている。一定の具体化では、マイクロキャリアは、PER.C6細胞と結合され、正荷電N,N-ジエチルアミノエチル(DEAE)基で置き換えた架橋デキストランマトリクスを含む。荷電基はマイクロキャリアマトリクス中に分散する。架橋デキストランマトリクスを含むマイクロキャリアを、本明細書では「デキストラン系」と称する。本発明の他の具体化では、正荷電マイクロキャリアは「セルロース系」である。一定の具体化では、マイクロキャリアは接着因子で被覆されない。
本発明の方法は、接着細胞が慣習的な培地において増殖することを可能にする〔GE Healthcare. Macro carrier cell culture(マクロ・キャリア・セル・カルチャー). Principles and methods(原理および方法).18‐1140‐62〕。好適な具体化では、培地は血清を含む。培地を補完するために用いる血清は、いろいろなソースから入手することができ、そして0.1%から30%(v/v)までの範囲の濃度で用いる。血清はいくつかの機能を果たす。まず、細胞が培養表面に接着するのを補助する。次に、血清中の増殖因子およびホルモンが細胞増殖を促進する。血清はまた、細胞および産物の保護作用も有する。血清のさらなる機能は、ルーチン継代培養に用いるタンパク質分解酵素を不活性化するプロテアーゼ阻害剤を提供することである。
細胞は、振盪フラスコ、ローラーボトル、バイオリアクターおよび同類のもの、慣習的な容器において培養する。培地および、培地のサプリメント、血清、温度、pH、撹拌速度、マイクロキャリア濃度、等のような最適な増殖条件を選定することはこの技術における熟練者の知識の範囲内である(GE Healthcare. Macrocarrier cell culture. Principles and methods.18‐1140‐62)。細胞培養開始時のマイクロキャリア濃度は1〜2g/Lの範囲内であることが好ましい。培養の細胞密度は10および30万個の生存細胞/mLの間にあるのが好ましい。
プロセスをスケールアップするためには、接着細胞を担体から分離し、より一層大容量に継代培養することができることが好ましい。接着細胞は、例えば、制限されないが、ディスパーゼ、コラゲナーゼまたはトリプシンのようなタンパク質分解酵素の培地への添加により、担体から分離することができる。一定の具体化では、本発明に従うタンパク質分解酵素はトリプシンである。
意外にも、トリプシン添加後、PER.C6細胞が正荷電マイクロキャリアから容易に分離することが見出された。これは、これら特定の担体が製造業者によって細胞株によってより一層強く結合されることが特定されていること、およびこれらが従って生産の最終段階用の担体として広く用いられていることを考えれば(GE Healthcare. Macrocarrier cell culture. Principles and methods.18‐1140‐62)、極めて予想外であった。
本発明の好適な具体化によると、接着細胞を担体から分離し、より一層高い容量の容器に移送することができる。好適な具体化では、細胞を再度マイクロキャリアに付着させ、そしてさらに培養する。この具体化は、一般にいくつかのスケールアップのステップ(工程)を要する産業プロセスにおける接着細胞の利用を可能にする。
本発明の別の見地は、接着性PER.C6細胞による産物の生成方法であって、PER.C6細胞をマイクロキャリアの表面に接着するステップと、前記細胞を培地で培養するステップであり、産物が前記細胞により放出されるステップと、その後生成された産物を収穫するステップとを備える方法を提供する。
本発明の方法のある具体化によると、本発明での接着性細胞により生成された産物は、例えば、制限されないが、血液凝固因子(例えば第V、VIII、IX、X、XI因子、APC−耐性第V因子)としてのタンパク質であり得る。タンパク質の生成には、本発明の細胞は、前記タンパク質の発現を促進することができる要素とともに動作可能に、前記タンパク質を符号化する、核酸を適当に含む(例えばWO 00/63403号参照)。
さらに、いくつかのウイルスは、細胞が接着系であるとより一層効率的に感染することができるので、本発明の接着性細胞は細胞によるウイルスの生成のために用いることができる(例えばWO 01/38362号参照)。したがって、いくつかの具体化において本発明の方法により生成される産物は、ウイルスであってよい。
産物を収穫し、さらに精製するための方法は、細胞懸濁物から前記産物を回収するのに適した下流プロセスを設計することができるこの技術での熟練した者に知られている。
本発明は、初めて、マイクロキャリアと結合するPER.C6細胞について開示する。それゆえ、本発明の別の見地は、マイクロキャリアに付着する接着性PER.C6細胞の細胞培養を提供し、前記マイクロキャリアは正電荷を帯びている。一定の具体化では、前記マイクロキャリアはデキストラン系である。他の具体化では、前記マイクロキャリアはセルロース系である。こうした細胞培養は、本発明によるプロセスおよび例えばスケールアップに用いることができる。
本発明によると、前記細胞培養は培地とマイクロキャリアとを含む。最大の細胞増殖および産物生成を可能にするのに適当な培地成分を選定することは、この技術での熟練者の知識の範囲内である(GE Healthcare. Macrocarrier cell culture. Principles and methods.18‐1140‐62)。一定の具体化では、培地は血清を含む。血清成分は、不安定である傾向がある産物、例えば抗体または血液凝固因子(例えば第V、VIII、IX、X、XI因子、APC−耐性第V因子)のための保護機能を有することができる。細胞培養はさらに細胞によって生産される生成物を含むことができる。
ここまでこの発明について一般的に説明してきたが、以下の例を参照して、同様のことが理解されるであろうし、これらの例は、ただ例示の目的で本明細書に提供され、とくに指定の無い限り、制限されることを意図しない。
例1:普通に用いられるマイクロキャリア上のCHO細胞の培養
CHO細胞のCytodex‐1およびCytodex‐3(GE Healthcare);2D MicrohexおよびBiosilon(Nunc);HyQsphere CGEN 102‐L、Pro‐F 102‐L、P102‐L、Fact 102‐L(Hyclone)を含むいくつかのマイクロキャリアへの接着能力を試験した。CHO細胞は標準方法によって前記マイクロキャリア上で培養した。製造業者が推奨する量(1〜20g/L)の担体を滅菌し、培地で洗浄し、適した設定でスピナーフラスコにおいて30分間インキュベーションした。T‐フラスコ培養物のトリプシン処理により得た細胞を、製造業者が推奨するように、0.1〜0.2×10個細胞/mLの密度で接種した。細胞は、加湿した培養器インキュベーター内の10%のウシ胎仔血清(FBS)で補完した75mLのDMEM:F12培地を含むスピナーフラスコにおいて37℃、5%のCO、30rpmで培養した。上記マイクロキャリアと結合したCHO‐Kl細胞の培養に成功した。すべての例において、細胞は担体によく接着し、担体上でコンフルエントな状態まで増殖し、均質な培養を得た。
例2:普通に用いられるマイクロキャリア上のPER.C6細胞の培養
PER.C6細胞を、前例と同様のマイクロキャリア(表1)上で、同様の方法によって試験した。PER.C6細胞は、次のいずれの担体上でもうまく培養することができなかったようだ:Cytodex‐3(GE Healthcare);2D MicrohexおよびBiosilon(Nunc);HyQsphere CGEN 102‐L、Pro‐F 102‐L、P102‐L、Fact 102‐L(Hyclone)。いくつかのケースでは、細胞は担体に接着せず(こうした培養の図を図1に示す)、他のケースでは、細胞は非均質に分散し、1つ以上の担体に接着した大きな凝集塊に増殖する傾向があった(こうした培養の図を図2に示す)。
例3:正荷電マイクロキャリア上のPER.C6細胞の成功した培養
PER.C6細胞を、例1に記載した方法によって、正荷電マイクロキャリア(Cytodex‐1)上でも試験した。細胞は、約4〜5日でコンフルエンスまで増殖し(3日目のサブコンフルエントな培養を図3に示す)、培養の十分な均質性(すなわち細胞はマイクロキャリア一面に均等に分散した)を達成した。異なる糖タンパク質を発現する4つの異なるPER.C6細胞系を試験した。それらすべては、正荷電マイクロキャリア上で好首尾に培養された。
細胞は正荷電マイクロキャリアに強力に接着するので、製造業者は生成の最終段階の培養にはこの型の担体の利用を推奨する(GE Healthcare. Macrocarrier cell culture. Principles and methods.18‐1140‐62)。生存細胞がこれらマイクロキャリアから分離する可能性を試験したところ、実際CHO細胞は正荷電マイクロキャリアから取り外すことができなかった。
意外にも、PER.C6細胞はトリプシン処理により正荷電担体から取り外すことができることを発見した。
Figure 2011527894
一般に、PER.C6細胞は、正荷電マイクロキャリアを除いて、現在市販されている大部分のマイクロキャリア上ではよく増殖しないと結論づけることができる。また、PER.C6細胞はトリプシン処理によりこれら担体から取り外すことができる。これは継代培養および、ひいては産業プロセスに要するプロセスのスケールアップを可能にする。
さらに、固体正荷電マイクロキャリアCytodex‐1、2つのマクロ多孔質正荷電マイクロキャリア(Cytopore‐1およびCytopore‐2)を試験したところ、PER.C6細胞はこれら代替正荷電マイクロキャリア上でうまく培養することができたことを示した。図5、6および7は、正荷電マクロ多孔質マイクロキャリア上で接着により増殖するPER.C6細胞のグルコース消費量および乳酸塩生成量を示す。各継代後に減少するグルコース濃度および増加する乳酸塩生成量は、PER.C6細胞がこれらマイクロキャリア上で好首尾に培養されたことを示す。
例4:スピナーにおける正荷電担体上のPER.C6細胞のバッチ培養
この例では、PER.C6細胞をスピナーフラスコにおける正荷電担体上で培養した。細胞を、0.1〜0.2×10個細胞/mLの密度で、10%のFBSによって補完したDMEM培地に接種した。図4に示すように、接種時、各ビーズは10および90個細胞の間を含んだ。9日後、約1000個細胞/ビーズ(コンフルエントな培養)とともに、約5×10vc/mLの細胞濃度に達した。成功した細胞培養は、撹拌器速度(20〜80RPM)および可動範囲(working volume)(150〜250mL)のような広範囲の標準操作パラメータで取得した。
例5:バイオリアクターにおける正荷電担体上のPER.C6細胞のバッチ培養
PER.C6細胞を2Lバイオリアクターにおける正荷電担体上で培養した。細胞はうまく培養された。細胞は担体に良好に接着し、担体上でコンフルエントな状態にまで増殖し、均質な培養が得られた。
例6:正荷電担体上のPER.C6細胞による組換えタンパク質の生産
正荷電マイクロキャリア上のPER.C6細胞により生成されるいくつかの産物の生成レベル(スピナーフラスコにおける)を測定した。これらタンパク質の生成レベルは参照システム(T‐フラスコ)において前に取得したレベルの範囲内であることを発見した。(スピナーフラスコにおける)正荷電担体上の第V因子タンパク質の生成レベルは、T−フラスコにおける1500〜3000ng/mLと比べて、1000〜2000ng/mLの間であった。同様のマイクロキャリア上の第XI因子タンパク質の生成レベル(スピナーフラスコにおける)は、T−フラスコにおける約15000ng/mLと比べて、7000〜12000ng/mLの間であった。
例7:期待されるプロセス
上記結果に基づいて、次のプロセスが提案される。接着性PER.C6細胞の前培養をCytodex‐1マイクロキャリアを用いる生産規模までスケールアップする。しかる後、培地交換による1または複数(例えば3〜6)の反復バッチ培養において(例えば組換えタンパク質の)生産を行う。この最終生産工程には、Cytodex‐1マイクロキャリアを用いる。代わりに、この工程のためにはマクロ多孔質マイクロキャリアを用いることもできる。これは高細胞密度を得ることができるので有利であり得、本発明者らは、これら担体上のPER.C6細胞の増殖は成功の見込みが高いことを観測した。しかしながら、細胞をこれら担体から取り外すことができないため、それらは中規模の前培養/スケールアップ工程には適さない。
参考文献
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Claims (10)

  1. a)PER.C6細胞を正に荷電されたマイクロキャリアに付着させること、および
    b)前記細胞を培地において培養すること
    を含む、PER.C6細胞を接着させて培養するための方法。
  2. さらに、c)前記細胞をマイクロキャリアから分離し、そして次いで前記細胞をさらに培養すること
    のステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 正荷電マイクロキャリアはN,N,−ジエチルアミノエチル基を含む、先行する請求項のいずれか一項に記載の方法。
  4. 前記マイクロキャリアはデキストラン系である、先行する請求項のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記細胞は生成物を生産する、先行する請求項のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記生成物はタンパク質である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記生成物は血液凝固因子である、請求項5に記載の方法。
  8. さらに、d)前記産物を収集すること
    のステップを含む、請求項5、6および7のいずれか一項に記載の方法。
  9. マイクロキャリアに付着したPER.C6細胞を含み、前記マイクロキャリアが正に荷電されている、培養物。
  10. 前記正荷電マイクロキャリアはN,N,−ジエチルアミノエチル基を含む、請求項9に記載の培養物。
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