JP2011526676A - 一体型調整部材およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、テンプ輪(43、43’、43”)を含み、このテンプ輪と協働するアスプリング組立体(51、51’、51”)は、シリコンベースの材料の層(21)で作られ、コレットに同軸に取り付けられたひげぜんまい(53、53’、53”)を含んで成る、一体型調整部材(41、41’、41”)に関する。本発明によれば、
コレット(55、55’、55”’)には、ひげぜんまい(53、53’、53”)から軸方向に突出する、テンプ輪(43、43’、43”)に固定された部分(19)が備えられる。
本発明は、この調整部材を含む時計と、関連する製造方法にも関する。
本発明は、時計のムーブメントの分野に関する。

Description

本発明は、調整部材およびその製造方法に関し、より詳細にはひげぜんまい式調整部材に関する。
時計の調整部材は一般に、テンプ輪と呼ばれる慣性輪と、ひげぜんまい(テンプばね)と呼ばれる共振素子とを含む。これらの部品は、時計の動作品質に関して決定的な役割を果たす。すなわち、これらの部品はムーブメントを調整し、すなわち、ムーブメントの周波数を制御する。
テンプ輪とひげぜんまいとは性質が異なり、そのため、テンプ輪およびひげぜんまいの製造と、これらの2つの部品で共振器を組み立てること、を含む調整部材の製造は極めて複雑である。
したがって、テンプ輪とひげぜんまいは、特に、温度変化の影響を制限するためにそれぞれ異なる材料で製造されているが、共振器の組み立てに関連する難点は解消されていない。
本発明の目的は、温度変化の影響を受けず、かつ組み立て上の難点を最低限に抑える製造方法によって得られる一体型調整部材を提案することによって、上記の欠点のすべてまたは一部を解消することである。
したがって、本発明は、シリコンをベースする材料(シリコンベースの材料)の層から作られ、コレット周囲に同軸に取り付けられたひげぜんまいを含むヘアスプリング組立体と協働するテンプ輪を含み、そのコレットには、ひげぜんまいの軸線方向に突き出た突出部分にしてシリコンベースの材料の第2の層から作られた突出部分が含まれ、その突出部分でテンプ輪に固定されて成る、ことを特徴とする一体型調整部材に関する。
本発明の他の有利な特徴によれば、
テンプ輪は、テン真を受け入れるようにコレットの内径に延びる穴を有し、
テン真は、テンプ輪に固定され、
テン真は、穴の中に設けられた金属コーティングに押し込まれることによってテンプ輪に固定され、
コレットの内径の断面は、テンプ輪の穴よりも大きく、テン真とコレットの内径とが押しばめされるのを防止し、
テンプ輪の外輪は、連続的であり、テンプ輪の慣性モーメントを変化させることのできる適合デバイスを含み、
テンプ外輪は、テンプ輪に何らかの衝撃が伝達された場合に軸方向および/または半径方向に変形するように細長くなっている少なくとも1つのアームによってテンプ輪のハブに連結され、
適合デバイスは、テンプ輪の慣性を調整できるようにテンプ輪の外輪上に作られたくぼみを含み、
くぼみは、テンプ輪の慣性を高めるように密度がテンプ輪の外輪よりもずっと高い材料を含み、
適合デバイスは、テン真に設けられ、かつテンプ輪の慣性を高めるように密度が外輪よりもずっと高い材料を含むボスを含み、
テンプ輪は、シリコンベースの材料の第3の層で作られ、
ずっと高い密度を有する材料は、材料のあらゆる熱膨張を補償するように規則的な間隔を置いて設けられた一連のスタッドを含む切り欠き付きリングの形で外輪上に分散され、
ひげぜんまいの内側コイルは、ひげぜんまいの同心状の展開を向上させるようにグロスマン型の曲線を有し、
ひげぜんまいは、その機械的抵抗を高め、かつその熱弾性係数を調整するために少なくとも1つの二酸化ケイ素ベースの部分を含む。
より一般的には、本発明は、上記の変形実施態様のいずれかに記載の一体型調整部材を含むことを特徴とする時計にも関する。
最後に、本発明は、調整部材を製造する方法であって、
a)シリコンベースの材料で作られた頂部層および底部層を含む基板を設けるステップと、
b)頂部層に少なくとも1つのキャビティを選択的にエッチングして、コレットの第1の部分および上記の部材のシリコンベースの材料で作られたテンプ輪の第1の部分のパターンを形成するステップと、
c)シリコンベースの材料から成る追加の層を、基板のエッチングされた頂部層に固定するステップと、
d)追加の層に少なくとも1つのキャビティを選択的にエッチングして、コレットおよびテンプ輪の第1の部分のパターンを連続させ、かつ上記の部材のシリコンベースの材料で作られたひげぜんまいのパターンを形成するステップとを含むことを特徴とする方法において、
e)底部層に少なくとも1つのキャビティを選択的にエッチングして、上記の部材のシリコンベースのテンプ輪の最後の部分を形成するステップと、
f)調整部材を基板から解放し、シリコンベースの材料の3つのレベルを横切る部材を設けるステップとをさらに含む方法に関する。
本発明の他の有利な特徴によれば、
ステップd)の後にステップg)が実施され、シリコンベースの材料で作られた部材の第2の部分が、その熱弾性係数を調整し、さらにその機械的抵抗を高めるように酸化され、
ステップe)の前にステップh)が実施され、少なくとも1つの金属層が、底部層上に選択的に堆積され、上記の部材の少なくとも1つの金属部分および/または押し込まれるアーバーを受け入れる第2の金属部分のパターンを形成し、
ステップh)は、底部層の表面の少なくとも一部上の連続的な金属層によって堆積物を成長させ、シリコンベースの材料で作られたテンプ輪の質量を増大させる金属部分および/または押し込まれるアーバーを受け入れる第2の金属部分を形成するステップi)を含み、
ステップh)は、少なくとも1つの金属部分を受け入れる少なくとも1つのキャビティを底部層に選択的にエッチングするステップj)と、少なくとも1つのキャビティの少なくとも一部分内の連続的な金属層によって堆積物を成長させて、シリコンベースの材料で作られたテンプ輪の質量を増大させる金属部分および/またはアーバーが押し込まれる第2の金属部分を形成するステップk)とを含み、
ステップh)は、金属堆積物を研磨する最後のステップi)を含み、
いくつかの部材は同じ基板上に作られ、したがって一括製造が可能になる。
他の特徴および利点は、添付の図面を参照することで、非制限的な例による以下の説明から明らかになろう。
本発明による製造方法の連続的な図である。 本発明による製造方法の連続的な図である。 本発明による製造方法の連続的な図である。 本発明による製造方法の連続的な図である。 本発明による製造方法の連続的な図である。 他の実施形態の連続するステップの図である。 他の実施形態の連続するステップの図である。 他の実施形態の連続するステップの図である。 本発明による方法のフローチャートである。 第1の実施形態による一体型調整部材の斜視図である。 第1の実施形態による一体型調整部材の斜視図である。 第2の実施形態による一体型調整部材の斜視図である。 第2の実施形態による一体型調整部材の斜視図である。 第3の実施形態による一体型調整部材の斜視図である。 第3の実施形態による一体型調整部材の斜視図である。 本発明による一体型ヘアスプリング組立体の斜視図である。
本発明は、時計ムーブメント用の調整部材41、41’および41”を製造する、全体的に1で示された方法に関する。図1〜図9に示されているように、方法1は、全体的にシリコンベースの材料で形成することのできる少なくとも1種類の一体型部材(51”’、41、41’、41”)を形成する連続するステップを含む。
図1および図9を参照すると、第1のステップ100は、シリコンオンインシュレータ(SOI)基板3から成っている。基板3は、それぞれシリコンベースの材料で形成された頂部層5および底部層7を含んでいる。二酸化ケイ素(SiO2)で形成された中間層9は、頂部層5と底部層7との間を延びることができる。
このステップ100では、基板3は、底部層7の高さが最終調整部材41、41’、41”の一部分の高さに一致するように選択されることが好ましい。さらに、底部層7の厚さは、方法1によって行われる作業に耐えるのに十分な厚さでなければならない。この厚さは、たとえば300μmから400μmの間になるように構成することができる。
頂部層5は、底部層7に対する間隔手段として使用されることが好ましい。したがって、頂部層5の高さは、調整部材41、41’、41”の構成に応じて適合される。したがって、この構成に応じて、頂部層5の厚さは、たとえば10μmから200μmの間の任意の値であってよい。
図2に示されている第2のステップ101では、たとえばDRIE(深掘りRIE)によってシリコンベースの材料の頂部層5にキャビティ10、11、12,13、14、および15を選択的にエッチングする。これらのキャビティ10、11、12、13、14、および15は、調整部材41、41’41”のシリコン部分の内面形状および外面形状を形成する2つのパターン17、19を形成することが好ましい。
図2に示されている例では、パターン17および19は、概ね同軸状で円筒形であり、円形の断面を有し、パターン17はパターン19よりも大きな直径を有している。しかし、有利なことに、方法1によれば、頂部層5へのエッチングによって、パターン17および19の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、パターン17および19は必ずしも円形ではなく、たとえば楕円形および/または円形以外の内径を有してよい。
材料18の受は、製造時に調整部材41、41’、41”を基板3に保持したままにしておくことが好ましい。図2に示されている例では、材料18の4つの受があり、それぞれ、パターン17の周囲の円弧に分散された連続的なキャビティ12、13、14、および15のそれぞれの間に残る。
図3に示されている第3のステップ102では、シリコンベースの材料から成る追加の層21が基板3に付加される。追加の層21は、シリコン溶着(SFB)によって頂部層5に固定されることが好ましい。したがって、ステップ102は有利なことに、パターン17および19の頂面を非常に高いレベルの接着によって追加の層21の底面に結合することによって頂部層5を覆っている。追加の層21は、たとえば100μmから150μmの間の厚さを有してよい。
図4に示されている第4のステップ103では、たとえばステップ101と同様のDRIEプロセスによって、キャビティ20、22、および24を追加のシリコン層21に選択的にエッチングする。これらのキャビティ20、22、および24は、調整部材41、41’、41”のシリコン部分の内面形状および外面形状を形成する3つのパターン23、25、および27を形成する。
図4に示されている例では、パターン23とパターン25は概ね同軸であり、円筒形であって円形の断面を有し、パターン27は概ねらせん状である。しかし、有利なことに、方法1によれば、追加の層21に対するエッチングによって、パターン23、25、および27の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、パターン23および25は必ずしも円形ではなく、たとえば楕円形であってもよく、また円形以外の内径を有してもよい。同じことが内径10および24にも当てはまり、内径10および24は必ずしも円形ではなく、たとえば多角形でもよく、その場合、一致する形状を有するアーバー49と一緒に回転する際に応力の伝達が改善する。最後に、各直径の10、24の形状は同一でない場合がある。
追加の層21に設けられたパターン23は、頂部層5に設けられたパターン19に形状が類似しておりかつ概ね垂直であることが好ましい。このことは、それぞれパターン19および23の内径を形成するキャビティ10および24が、互いに連通しており、かつほぼ重なり合っていることを意味する。図10〜図15に示されている例では、パターン23および19は、調整部材41、41’、41”のコレット55、55’、55”を形成し、コレットは、高さ方向で、層5および層21にまたがって延びる。
追加の層21に設けられたパターン25は、頂部層5に設けられたパターン17に形状が類似しておりかつ概ね垂直であることが好ましい。図示の例では、パターン25および17は、層5および21に対して高さ方向に延びる調整部材41、41’、41”のテンプ輪43、43’、43”の外輪47、47’、47”の一部分を形成する。しかし、図4に示されている例では、材料18の受が複製されず、追加の層21のキャビティ22が、図4において層の下側に開放するキャビティ12、13、14、および15とは異なり、連続的なリングを形成することに留意されたい。
パターン23とパターン27は、同時にエッチングされ、かつ追加の層21に一体型部分を形成することが好ましい。図10から図15に示されている例では、パターン23および27は、ひげぜんまい53、53’、53”と、調整部材41、41’、41”のコレット55、55’、55”の半部とを形成する。図4に示されているパターン27の外端カーブが開放していることが分かる。この特徴と、パターン19を介して実現される底部層7からの分離とが相まって、インデックス部材を使用して外端カーブを固定することができる。
しかし、有利なことに、方法1によれば、追加の層21に対するエッチングによって、パターン27の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、パターン27は、開放した外端カーブを有さずに、たとえば、取り付け点として使用できる膨出部を外端カーブの端部に有してよく、すなわち、インデックス部材を不要にすることができる。パターン27は、引用によって本明細書に組み込まれたヨーロッパ特許第1612627号に記載されたようにコイルの同心状の展開を改善するグロスマン曲線を備えた内側コイルを有してもよい。
この第4のステップ103の後、追加の層21にエッチングされたパターン23および27が、頂部層5にエッチングされたパターン19の上方で、非常に高いレベルの接着を用いて、パターン23の底部によって連結されているだけであることは明らかである(パターン19自体が、非常に高いレベルの接着を用いて底部層7に連結されている)。したがって、パターン23および27は、追加の層21には直接接触していない。同様に、パターン25は、追加の層21と直接に接触しておらず、頂部層5にエッチングされたパターン17に、非常に高いレベルの接着によって連結されている。
図9に点線で示されているように、方法1は、少なくともパターン27、すなわち調整部材41、41’、41”のひげぜんまい53、53’、53”を酸化させ、ひげぜんまいの機械的抵抗を高め、かつひげぜんまいの熱弾性係数を調整することから成る第5のステップ104を含むことができることが好ましい。この酸化ステップは、引用によって本明細書に組み込まれたヨーロッパ特許第1422436号に記載されている。
この段階で、すなわち、ステップ103または104の後に、図16を見ると分かるように、方法1では有利なことにヘアスプリング組立体51”’だけが作られる。方法1の利点の1つは、頂部層5の高さを選択することによって、ひげぜんまい53、53’、53”、53”’から直接突き出る高さとなる、コレット55、55’、55”、55”’のパターン19の高さを調節できることである。
したがって、図16に示されているこの部品51”’が必要なときは、中間ステップで材料のブリッジを形成することによって単にステップ103または104で方法1を停止することができる。材料のこれらのブリッジは、ステップ101の間にパターン19上に形成するか、あるいはステップ103の間にパターン27上の、たとえば最後のコイルの端部の所に形成することができる。この場合、方法1の最後から2番目のステップは、たとえば化学的エッチングおよび/または機械的手段によって底部層7を除去することから成ってよい。最後に、ステップ106では、それによって得られたひげぜんまい51”’が放出される。
有利なことに、本発明によれば、調整部材41、41’、41”が好ましい場合、方法1は、第4のステップ103の後に、あるいは好ましくは第5のステップ104の後に、図9に示されているように3つの実施形態A、B、およびCを含んでよい。しかし、3つの実施形態A、B、およびCはそれぞれ、製造された調整部材41、41’、41”を基板3から解放することから成る同じ最終ステップ106で終わる。
有利なことに、解放ステップ106は、単に材料18のブリッジを破壊するのに十分な応力を調整部材41、41’、41”に加えることによって実現することができる。この応力はたとえば、オペレータによって手動で生成するかあるいは機械加工によって生成することができる。
実施形態Aによれば、図5に示されている第6のステップ105では、たとえばステップ101および103と同様のDRIEプロセスによって、シリコンベースの材料の底部層7にキャビティ26、28、29、30、31、および32を選択的にエッチングする。これらのキャビティ26、28、29、30、31、および32は、調整部材41のシリコン部分の内面形状および外面形状を形成するパターン34を形成する。
図5に示されている例では、パターン34は概ねリム状であり、4つのアーム40、42、44、46を有している。しかし、有利なことに、方法1によれば、底部層7のエッチングによってパターン34の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、リムは必ずしも円形ではなく、たとえば楕円形であるので、アームの数および形状は異なる数および形状であってよい。さらに、アーム40、42、44、46は、調整部材に何らかの衝撃が伝達された場合に軸方向および/または半径方向に変形できるようにより細長くしてよい。
底部層7に設けられたパターン34の一部は、それぞれ頂部層5および追加の層21に設けられたパターン17および25に形状が類似しておりかつ概ね垂直であることが好ましい。図5に示されている例では、パターン34はパターン17および25と一緒に調整部材41のテンプ輪43を形成し、したがって、調整部材41の外輪47はすべての層5、7、および21に対して高さ方向に延びている。
さらに、パターン34のキャビティ26は、パターン19および23の内径を形成するキャビティ10および24の概ね延長であることが好ましい。したがって、図示の例では、一連のキャビティ24、10、および26は、調整部材41のテン真49を受け入れることのできる内径を形成する。最後に、材料18の受が底部層7には複製されず、かつキャビティ22と同様に、キャビティ28が、図5においてキャビティの下側に開放するキャビティ12、13、14、および15とは異なり、連続的なリングを形成することに留意されたい。
この第6のステップ105の後、底部層7にエッチングされたパターン34が、頂部層5にエッチングされたパターン17および19に、非常に高いレベルの接着によって連結されているに過ぎないことは明らかである。したがって、パターン34はもはや底部層7に直接接触してはいない。
したがって、上述の最後のステップの後106で、第1の実施形態Aは、図10および図11に示されているように、全体的にシリコンベースの材料で形成された一体型調整部材41を作製する。したがって、組み立てが調整部材41の製造時に直接実施されるため、もはや組み立て面の問題がないことは明らかである。調整部材41は、ハブ45が半径方向では4つのアーム40、42、44、および46によって外輪47に連結され、軸方向では、ひげぜんまい53とコレット55とを含むヘアスプリング組立体51に連結されるテンプ輪43を含んでいる。
上述のように、外輪47は、底部層7のパターン34の周囲リングと、さらにそれぞれ頂部層5および追加の層21のパターン17および25によって形成されている。さらに、コレット55は、追加の層21のパターン23および頂部層5のパターン19によって形成されている。このパターン19がヘアスプリング組立体51とテンプ輪43との間の離隔手段として使用され、したがって、たとえば、インデックス部材を使用してひげぜんまい53を固定できることが好ましい。パターン19は、コレット55の高さを高くするのでヘアスプリング組立体51用の案内手段としても有用である。
しかし、有利なことに、方法1によれば、追加の層21にエッチングが行われることによって、ひげぜんまい53の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、ひげぜんまい53は、開放した外端カーブを有さずに、たとえば、外端カーブの端部に、取り付け点として使用することのできる膨出部分を有してよく、すなわち、インデックス部材を必要としない。
調整部材41は、キャビティ24、10、および26を通してテン真49を受け入れることができることが好ましい。有利なことに、本発明によれば、調整部材41が一体型であるため、テン真49をコレット55とテンプ輪43とに固定する必要はなく、この2つの部材のうちの一方にのみ固定すればよい。
テン真49は、たとえば、ステップ105の間にシリコンベースのハブ45にエッチングされた弾性手段48を使用して、テンプ輪43の内径26に固定されることが好ましい。このような弾性手段48はたとえば、ヨーロッパ特許第1655642号の図10A〜図10Eで開示された弾性手段または引用によって本明細書に組み込まれたヨーロッパ特許第1584994号の図1、図3、および図5に開示された弾性手段の形をとってよい。さらに、キャビティ24および10の断面は、テン真49がコレット55に押しばめされるのを防止するようにキャビティ26よりも大きな寸法を有することが好ましい。
したがって、ヘアスプリング51とテンプ輪43とコレット55の3つがすべて単一の部材として形成されているため、ヘアスプリング51の力が、コレット55によってのみテンプ輪43に加えられ、かつテンプ輪43の力が、コレット55によってのみヘアスプリング51に加えられることは明らかである。したがって、テン真49は、テンプ輪43のハブ45を介して調整部材41から力を受けるに過ぎない。
第2の実施形態Bによれば、方法1は、ステップ103または104の後に、図6に示され、LIGAプロセス(ドイツ語の”roentgenLIthographie, Galvanoformung & Abformung”)を実施することから成る第6のステップ107を含んでいる。このプロセスは、フォト構造の樹脂を使用して、金属を基板3の底部層7上に特定の形状に電気めっきする一連のステップを含む。このLIGAプロセスは公知であるので、ここでは詳しく説明しない。堆積させる金属は、たとえば金やニッケルやこれらの金属の合金であることが好ましい。
図6に示されている例では、ステップ107は、切り欠き付きリング61および/またはシリンダ63を配置することで構成することができる。図6に示されている例では、リング61は、概ね円弧状の一連のスタッド65を有し、かつ将来のテンプ輪43’の質量を増大させるために使用される。すなわち、シリコンの利点の1つは、温度変動の影響を受けないことである。しかし、シリコンは密度が低いという欠点を有する。したがって、本発明の第1の特徴は、電気めっきによって得られる金属を使用してテンプ輪43’の質量を増大させて将来のテンプ輪43’の慣性を高めることから成る。しかし、シリコンの利点を維持するために、底部層7上に堆積させた金属は、リング61の熱膨張を補償することのできる空間を各スタッド65間に含んでいる。
図6に示されている例では、シリンダ63は、有利なことにシリンダ63に押し込まれるテン真49を受け入れるためのものである。すなわち、シリコンの他の欠点は、弾性ゾーンおよび可塑性ゾーンが非常に小さく、すなわち非常に脆弱であることである。したがって、本発明の他の特徴は、テン真49をテンプ輪43’のシリコンベースの材料に押し付けるのではなく、ステップ107の間に電気めっきされた金属シリンダ63の内径67に押し付けることから成る。有利なことに、方法1によれば、シリンダ63が電気めっきによって得られることによって、シリンダの形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、内径67は必ずしも円形ではなく、たとえば、形状が一致するテン真49と一緒に回転する際の力の伝達を向上させることのできる多角形である。
図5に示されているステップ105と同様の第7のステップ108では、たとえばDRIE方法によってシリコンベースの材料の底部層7にキャビティを選択的にエッチングする。これらのキャビティは、実施形態Aのパターン34と同様のテンプ輪パターンを形成する。図12および図13の例に示されているように、得られるパターンは概ねリム状であり、4つのアーム40’、42’、44’、46’を有している。しかし、有利なことに、方法1によれば、底部層7に対するエッチングによって、パターン34の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、アームの数および形状は異なってもよく、リムは必ずしも円形ではなく、たとえば楕円形であってよい。さらに、アーム40’、42’、44’、46’は、調整部材に何らかの衝撃が伝達されたときに軸方向および/または半径方向に変形するように細長くすることができる。
底部層7に設けられるテンプ輪パターンの一部は、それぞれステップ101および103の間に頂部層5および追加の層21に設けられるパターン17および25に形状が類似しておりかつ垂直であることが好ましい。図12および図13に示されている例では、テンプ輪パターンは、パターン17および25ならびに金属部分61および/または63、調整部材41’のテンプ輪43’と一緒に形成され、したがって、調整部材の外輪47’は、金属部分61および/または63の層5、7、および21のすべてに対して高さ方向に延びている。
さらに、実施形態Aと同様に、この場合、連続するキャビティは、調整部材41’のテン真49を受け入れることのできる内径を形成することが好ましい。最後に、材料18の受がやはり底部層7には複製されないことに留意されたい。
この第7のステップ108の後、底部層7にエッチングされたテンプ輪パターンが、ステップ101の間にエッチングされた底部層5のパターン17および19に、非常に高いレベルの接着によって連結されているに過ぎないことは明らかである。したがって、テンプ輪パターンはもはや底部層7に直接接触してはいない。
したがって、第2の実施形態Bでは、上述の最後のステップ106の後で、図12および図13に示されているように、1つまたは2つの金属部分61、63を有するシリコンベースの材料で形成された一体型調整部材41’を作製する。したがって、組み立てが調整部材41’の製造時に直接実施されるため、組み立て面での問題がないことは明らかである。調整部材41’は、ハブ45’が半径方向では4つのアーム40’、42’、44’、および46’によって外輪47’に連結され、軸方向では、ひげぜんまい53’とコレット55’とを含むヘアスプリング組立体51’に連結されるテンプ輪43’を含んでいる。
上述のように、外輪47’は、底部層7のテンプ輪パターンの周囲リングと、さらに頂部層5および追加の層21ならびに場合によっては金属部分61のパターン25および17によって形成されている。さらに、コレット55’は、追加の層21のパターン23および頂部層5のパターン19によって形成されている。このパターン19がヘアスプリング51’とテンプ輪43’との間の離隔手段として使用され、したがって、インデックス部材を使用してひげぜんまい53’を固定できることが好ましい。パターン19は、コレット55’の高さを高くするのでひげぜんまい51’用の案内手段としても有用である。
しかし、有利なことに、方法1によれば、追加の層21に対するエッチングによって、ひげぜんまい53’の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、ひげぜんまい53’は、開放した外端カーブを有さずに、たとえば、外端カーブの端部に、固定取り付け点として使用することのできる膨出部分を有してよく、すなわち、インデックス部材を必要としない。
調整部材41’は、その内径にテン真49を受け入れることができることが好ましい。有利なことに、本発明によれば、調整部材41’が一体型であるため、テン真49をコレット55’とテンプ輪43’とに固定する必要はなく、この2つの部材のうちの一方にのみ固定すればよい。
図12および図13に示されている例では、テン真49は、好ましくは、たとえば金属部分63の内径67に押し込まれることによって内径67に固定される。さらに、キャビティ24および10の断面は、テン真49がコレット55’に押しばめされるのを防止するために金属部分63の内径67より大きな寸法を有することが好ましい。
したがって、ヘアスプリング51’とテンプ輪43’とコレット55’の3つがすべて単一の部材として形成されているため、ヘアスプリング51’の応力が、コレット55’によってのみテンプ輪43’に加えられ、かつテンプ輪43’の力が、コレット55’によってのみヘアスプリング51’に加えられることは明らかである。したがって、テン真49は、テンプ輪43’のハブ45’の金属部分63を介してのみ調整部材41’から力を受けることが好ましい。
さらに、金属部分61が堆積されているため、有利なことにテンプ輪43’の慣性は増幅される。すなわち、金属の密度がシリコンの密度よりもずっと高いため、テンプ輪43’の質量はその慣性に応じて大きくなる。
第3の実施形態Cによれば、方法1は、ステップ103または104の後に、たとえばDRIEプロセスによって、キャビティ60および/または62を選択的に、シリコンベースの材料の底部層7における限られた深さまでエッチングすることから成る、図7に示されている第6のステップ109を含んでいる。これらのキャビティ60、62は、少なくとも1つの金属部分用の容器として使用することのできるくぼみを形成する。図7に示されている例では、得られるキャビティ60および62はそれぞれ、リングおよびディスクの形をとる。しかし、有利なことに、方法1によれば、底部層7をエッチングすることによって、キャビティ60および62の形状を完全に自由なものにすることができる。
第7のステップ110では、図8に示されているように、方法1は、特定の金属形状に従ってキャビティ60および/または62を充填するガルバニック成長またはLIGAプロセスを実施することを含む。堆積させる金属はたとえば金やニッケルであることが好ましい。
図8に示されている例では、ステップ110は、切り欠き付きリング64をキャビティ60に配置し、および/またはシリンダ66をキャビティ62に配置することで構成することができる。さらに、図8に示されている例では、リング64は、概ね円弧状の一連のスタッド69を有し、かつ有利なことにバランス43”の質量を増大させるために使用される。すでに上記で説明したように、シリコンの欠点は密度が低いことである。したがって、実施形態Bと同様に、本発明の一特徴は、電気めっきされた金属を使用してテンプ輪43”のコケを増大させて将来のテンプ輪43”の慣性を高めることから成る。しかし、シリコンの利点を維持するために、底部層7上に堆積させた金属は、リング64の熱膨張を補償することのできる空間を各スタッド69間に含んでいる。
図8に示されている例では、シリンダ66は、有利なことにシリンダ66に押し込まれるテン真49を受け入れるためのものである。すなわち、すでに上記で説明したように、本発明の有利な一特徴は、テン真49をシリコンベースの材料に押し付けるのではなく、ステップ110の間に電気めっきされた金属シリンダ66の内径70に押し付けることから成る。有利なことに、方法1によれば、シリンダ66が電気めっきされることによって、シリンダ66の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、内径70は必ずしも円形ではなく、たとえば、形状が一致するテン真49と一緒に回転する際の力の伝達を向上させることのできる多角形である。
方法1は、ステップ110の間に設けられた金属堆積物64、66を研磨して平坦にすることから成る第8のステップ111を含んでよいことが好ましい。
図5に示されているステップ105または108と同様の第9のステップ112では、たとえばDRIE方法によってシリコンベースの材料の底部層7にキャビティを選択的にエッチングする。これらのキャビティは、実施形態Aのパターン34と同様のテンプ輪パターンを形成する。図14および図15の例に示されているように、得られるパターンは概ねリム状であり、4つのアーム40”、42”、44”、46”を有している。しかし、有利なことに、方法1によれば、底部層7に対するエッチングによって、パターン34の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、アーム40”、42”、44”、46”の数および形状は異なってもよく、リムは必ずしも円形ではなく、たとえば楕円形であってよい。さらに、アームは、調整部材に何らかの衝撃が伝達されたときに軸方向および/または半径方向に変形するように細長くすることができる。
底部層7に設けられるテンプ輪パターンは、それぞれステップ101および103の間に頂部層5および追加の層21に設けられるパターン17および25に形状が類似しておりかつ垂直であることが好ましい。図示の例では、テンプ輪パターンは、パターン17および25ならびに金属部分64および/または66、調整部材41”のテンプ輪43”と一緒に形成され、したがって、調整部材の外輪47”は、層5、7、および21の頂面を同断して延びている。
したがって、さらに、実施形態AおよびBと同様に、連続するキャビティは、調整部材41”のテン真49を受け入れることのできる内径を形成することが好ましい。最後に、材料18の受がもはや底部層7には複製されないことに留意されたい。
この第9のステップ112の後、底部層7にエッチングされたテンプ輪パターンが、ステップ101の間にエッチングされた頂部層5のパターン17および19に、非常に高いレベルの接着によって連結されているに過ぎないことは明らかである。したがって、テンプ輪パターンはもはや底部層7に直接接触してはいない。
したがって、上述の最後のステップ106の後で、図14および図15に示されているように、1つまたは2つの金属部分64、66を有するシリコンベースの材料で形成された一体型調整部材41”が得られる。したがって、組み立てが調整部材41”の製造時に直接実施されるため、もはや組み立て面の問題がないことは明らかである。調整部材41”は、ハブ45”が半径方向では4つのアーム40”、42”、44”、および46”によって外輪47”に連結され、軸方向では、ひげぜんまい53”とコレット55”とを含むヘアスプリング組立体51”に連結されるテンプ輪43”を含んでいる。
上述のように、外輪47”は、底部層7のテンプ輪パターンの周囲リングと、さらにそれぞれ頂部層5および底部層21ならびに場合によっては金属部分64のパターン25および17によって形成されている。さらに、コレット55”は、追加の層21のパターン23および頂部層5のパターン19によって形成されている。このパターン19がヘアスプリング51”とテンプ輪43”との間の離隔手段として使用され、したがって、たとえば、インデックス部材を使用してひげぜんまい53”を固定できることが好ましい。パターン19は、コレット55”の高さを高くすることによってヘアスプリング51”用の案内手段としても有用である。
しかし、有利なことに、方法1によれば、追加の層21に対するエッチングによって、ひげぜんまい53”の形状を完全に自由なものにすることができる。したがって、特に、ひげぜんまい53”は、開放した外端カーブを有さずに、たとえば、外端カーブの端部に、固定取り付け点として使用することのできる膨出部分を有してよく、すなわち、インデックス部材を必要としない。
調整部材41’は、その内径にテン真49を受け入れることができることが好ましい。有利なことに、本発明によれば、調整部材41”が一体型であるため、テン真49をコレット55”とテンプ輪43”とに固定する必要はなく、この2つの部材のうちの一方にのみ固定すればよい。
図14および図15に示されている例では、テン真49は、好ましくは、たとえば金属部分66の内径70に押し込まれることによって内径70に固定される。さらに、キャビティ24および10の断面は、テン真49がコレット55’に押しばめされるのを防止するために金属部分66の内径70より大きな寸法を有することが好ましい。
したがって、ヘアスプリング51”とテンプ輪43”とコレット55”の3つがすべて単一の部材として形成されているため、ヘアスプリング51”の応力が、コレット55”によってのみテンプ輪43”に加えられ、かつテンプ輪43”の力が、コレット55”’によってのみヘアスプリング51”に加えられることは明らかである。したがって、テン真49は、テンプ輪43”のハブ45”の金属部分66を介してのみ調整部材41”から応力を受けることが好ましい。
さらに、金属部分64が堆積されているため、有利なことにテンプ輪43”の慣性は増幅される。すなわち、金属の密度がシリコンの密度よりもずっと高いため、テンプ輪43”の質量はその慣性に応じて大きくなる。
したがって、3つの実施形態A、B、およびCによれば、最終的な調整部材41、41’、および41”が、加工される前、すなわち、エッチングされおよび/または電気めっきによって加工される前に組み立てられることを理解されたい。このため、有利なことに、ひげぜんまいを含む現在の組み立てによって生じるばらつきが最小限に抑えられる。
深掘りRIEの構造面の精度が非常に高いため、各ひげぜんまい53、53’、53”、53”’の開始半径、すなわちひげぜんまいのコレット55、55’、55”、55”’の外径が小さくなり、それによってコレット55、55’、55”、55”’の内径および外径を縮小できることにも留意されたい。
有利なことに、本発明によれば、いくつかの調整部材41、41’、および41”を同じ基板3上に設けることができ、したがって一括生産が可能であることも明らかである。
もちろん、本発明は、図示の例に限定されず、当業者に明らかな様々な変形および変更を施すことができる。特に、ステップ101および103の間に層5および21にエッチングされたパターン17および25は、平坦面状態に限定されず、外輪47、47’、47”のそれぞれの面のうちの少なくとも1つを装飾し、特にスケルトン型の時計に有用である場合がある少なくとも1つの装飾品をステップ101および103の間に組み込んでよい。
実施形態BおよびCにおける電気めっきされた金属部分63、66を入れ替え、すなわち、モードBの突起部分63をモードCの組み込み部分66で置き換えるか、逆にモードCの組み込み部分66をモードBの突起部分63で置き換えることも可能である(この場合、方法1に最小限の加工を施すだけでよく、あるいは場合によっては、底部層7から突き出る部分66をハブに組み込むことが可能である)。
同様の論拠によって、実施形態BおよびCで電気めっきされた金属部分61と金属部分64とを逆にし、すなわち、モードBの突起部分61をモードCの組み込み部分64で置き換えるか、逆にモードCの組み込み部分64をモードBの突起部分61で置き換え、あるいは外輪に組み込まれた部分64を底部層7から突き出させることも可能である。
さらに、方法1は有利なことに、解放ステップ106の後に、調整部材41、41’、41”の周波数を適合させるステップを備えてもよい。この場合、このステップは、調整部材の動作周波数を変更することができるくぼみ68を、たとえばレーザによってエッチングすることで構成することができる。これらのくぼみ68は、たとえば図10および図11に示されているように、たとえば、外輪47、47’、47”に属するパターン34の周囲壁のうちの1枚の周囲壁上に設け、および/または電気めっきされた金属部分61、64の一方上に設けることができる。逆に、慣性および調整周波数を高める慣性ブロック調整構造も考えられる。
調整部材41、41’、41”の少なくとも一部上に導電層を堆積させて等時性問題を防止することもできる。この層は、引用によって本明細書に組み込まれるヨーロッパ特許第1837722号で開示された種類の層であってよい。
最後に、ステップ111と同様の研磨ステップをステップ107とステップ108との間に実施することもできる。実施形態BおよびCによって得られる種類の金属堆積部63、66を作製するステップを、テンプ輪ではなく、ヘアスプリング51”’のみを製造している場合に追加の層21に対して実施し、それによって、コレット55”’の内径のシリコンベースの材料ではなく金属堆積物にテン真を押し付けられるようにすることも考えられる。
19 伸長部; 41、41’、41” 一体型調整部材;
43、43’、43” テンプ輪; 53、53’、53” ひげぜんまい;
51、51’、51” へアスプリング組立体。

Claims (24)

  1. テンプ輪(43、43’、43”)を含み、このテンプ輪と協働するアスプリング組立体(51、51’、51”)は、シリコンベースの材料の層(21)で作られ、コレットに同軸に取り付けられたひげぜんまい(53、53’、53”)を含んで成る、一体型調整部材(41、41’、41”)であって、
    前記コレット(55、55’、55”’)には、ひげぜんまい(53、53’、53”)から突出する、シリコンベースの材料の第2の層(5)で作られた部分にして、前記テンプ輪(43、43’、43”)に固定された部分(19)が備えられる、
    ことを特徴とする調整部材。
  2. 前記テンプ輪(43,43’、43”)は、テン真(49)を受け入れるように前記コレット(55、55’、55”)の内径(24、10)に延びる穴(26)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の調整部材。
  3. 前記テン真(49)は、前記テンプ輪(43、43’、43”)に固定されることを特徴とする、請求項2に記載の調整部材。
  4. 前記テン真(49)は、前記穴の中に設けられた金属コーティング(63、66)に押し付けられることによって前記テンプ輪(43”、43’)に固定されることを特徴とする、請求項3に記載の調整部材。
  5. 前記コレット(55、55’、55”)の前記内径(24、10)の断面は、前記テンプ輪(43、43’、43”)の前記穴(26、63、66)よりも大きく、前記テン真(49)と前記コレット(55、55’、55”)の前記内径(24、10)とが押しばめされるのを防止することを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の調整部材。
  6. 前記テンプ輪(43、43’、43”)の前記外輪(47、47’、47”)は、連続的であり、前記テンプ輪の慣性モーメントを変化させることのできる適合デバイス(61、64、68)を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の調整部材。
  7. 前記外輪(47、47’、47”)は、前記テンプ輪(41、41’、41”)に何らかの衝撃が伝達された場合に軸方向および/または半径方向に変形するように細長くなっている少なくとも1つのアーム(40、42、44、46、40’、42’、44’、46’、40”、42”、44”、46”)によって前記テンプ輪(43、43’、43”)のハブ(45、45’、45”)に連結されることを特徴とする、請求項6に記載の調整部材。
  8. 前記適合デバイスは、前記テンプ輪の慣性を調整するように前記テンプ輪(43、43”)の前記外輪(47、47”)上に作られたくぼみ(60、68)を含むことを特徴とする、請求項6または7に記載の調整部材。
  9. 前記くぼみ(60)は、前記テンプ輪の慣性を高めるように密度が前記テンプ輪(43”)の前記外輪(47”)よりもずっと高い材料を含むことを特徴とする、請求項8に記載の調整部材。
  10. 前記適合デバイスは、前記テンプ輪(43’)の前記外輪(47’)上に設けられ、かつ前記テンプ輪の慣性を高めるように密度が前記外輪(47’)よりもずっと高い材料を含むボス(61)を含むことを特徴とする、請求項6または7に記載の調整部材。
  11. 前記より高い密度を有する材料は、前記材料のあらゆる熱膨張を補償するように規則的な間隔を置いて設けられた一連のスタッド(65、69)を含む切り欠き付きリング(61、64)の形で前記外輪(47’、47”)上に分散されることを特徴とする、請求項9または10に記載の調整部材。
  12. 前記テンプ輪(43、43’、43”)はシリコンベースの材料の第3の層(7)で作られることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の調整部材。
  13. 前記ひげぜんまい(53、53’、53”)の内側コイルは、前記ひげぜんまいの同心状の展開を向上させるようにグロスマン型の曲線を有することを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の調整部材。
  14. 前記ひげぜんまい(53、53’、53”)は、その機械的抵抗を高め、かつその熱弾性係数を調整するために少なくとも1つの二酸化ケイ素ベースの部分を有することを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の調整部材。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の調整部材(41、41’、41”)を含むことを特徴とする時計。
  16. 一体型調整部材(41、41’、41”)を製造する方法(1)であって、
    a)シリコンベースの材料の頂部層(5)および底部層(7)を含む基板(3)を設けるステップ(100)と、
    b)前記頂部層(5)に少なくとも1つのキャビティ(10、11)を選択的にエッチングして、コレット(55、55’、55”)の第1の部分(19)および前記部材のシリコンベースの材料で作られたテンプ輪(43、43’、43”)の第1の部分(17)のパターンを形成するステップ(101)とを含み、
    前記方法は、
    c)シリコンベースの材料から成る追加の層(21)を、前記基板(3)の前記エッチングされた頂部層(5)にシリコン溶着によって接合するステップ(102)と、
    d)前記追加の層に少なくとも1つのキャビティ(20、24)を選択的にエッチングして、前記コレット(55、55’、55”)およびテンプ輪(43、43’、43”)の前記第1の部分のパターン(19、23)を連続させ、かつ前記部材のシリコンベースの材料で作られたひげぜんまい(53、53’、53”)のパターン(27)を形成するステップ(103)と、
    e)前記底部層(7)に少なくとも1つのキャビティ(26、28、29、30、31、32)を選択的にエッチングして、前記部材のシリコンベースの材料で作られた前記テンプ輪(43、43’、43”)の最後の部分(34)を形成するステップ(105、108、112)と、
    f)前記調整部材(41、41’、41”)を前記基板(3)から解放するステップとをさらに含む製造方法。
  17. ステップd)の後に、
    g)前記部材のシリコンベースの材料で作られたひげぜんまい(53、53’、53”)を酸化させ、前記ひげぜんまいの熱弾性係数を調整し、さらに前記ひげぜんまいの機械的抵抗を高めるステップをさらに含むことを特徴とする、請求項16に記載の製造方法。
  18. ステップe)の前に、
    h)少なくとも1つの金属層(61、63、64、66)を前記底部層(7)上に選択的に堆積させ、前記部材の少なくとも1つの金属部分のパターンを形成するステップ(107、110)をさらに含むことを特徴とする、請求項16または17に記載の製造方法。
  19. ステップh)は、
    i)前記底部層(7)の表面の少なくとも一部上の連続的な金属層によって前記堆積物を成長させ、シリコンベースの材料で作られた前記テンプ輪(43’)の質量を増大させる金属部分(61)を形成するステップ(107)を含むことを特徴とする、請求項18に記載の製造方法。
  20. ステップh)は、
    i)前記底部層(7)の表面の少なくとも一部上の連続的な金属層によって前記堆積物を成長させ、押し込まれるアーバー(49)を受け入れる第2の金属部分(63)を形成するフェーズ(107)を含むことを特徴とする、請求項18または19に記載の製造方法。
  21. ステップh)は、
    j)前記少なくとも1つの金属部分を受け入れる少なくとも1つのキャビティ(60)を前記底部層(7)に選択的にエッチングするフェーズ(109)と、
    k)前記少なくとも1つのキャビティの少なくとも一部分内の連続的な金属層によって前記堆積物を成長させて、シリコンベースの材料で作られた前記テンプ輪(43”)の質量を増大させる金属部分(64)を形成するフェーズ(110)とを含むことを特徴とする、請求項18に記載の製造方法。
  22. ステップh)は、
    j’)前記少なくとも1つの金属部分を受け入れる少なくとも1つのキャビティ(62)を前記底部層(7)に選択的にエッチングするフェーズ(109)と、
    k’)前記少なくとも1つのキャビティの少なくとも一部分内の連続的な金属層によって前記堆積物を成長させ、押し込まれるアーバー(49)を受け入れる第2の金属部分(63)を形成するフェーズ(110)を含むことを特徴とする、請求項18または21に記載の製造方法。
  23. ステップh)の後に、
    l)前記金属堆積物(61、63、64、66)を研磨するステップ(111)を含むことを特徴とする、請求項18から22のいずれか一項に記載の製造方法。
  24. いくつかの調整部材(41、41’、41”)は同じ基板(3)上に作られることを特徴とする、請求項16から23のいずれか一項に記載の製造方法。
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