JP2011526525A - イエダニ殺虫カーペット - Google Patents

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Abstract

本発明は、光源(40)とタフト付きカーペット(1)とを含む光源カーペット構造(1000)を提供する。タフト付きカーペット(1)は、一次裏打ち層頂面(101)と一次裏打ち層底面(102)とを有する一次裏打ち層(100)を含む。一次裏打ち層(100)は、一次裏打ち層頂面(101)で一次裏打ち層(100)から突出するタフト(12)を備える、一次裏打ち層(100)に一体化されるヤーン(11)を更に含み、タフト(12)は、それによって、カーペット頂面(2)を形成する。光源(40)は、一次裏打ち層(100)を照明するよう配置される。カーペット頂面(2)での光(41)の強さ(I)は、一次裏打ち層頂面(101)での光(41)の強さ(I101)よりも小さい。光源(40)は、200〜400nmの範囲から選択される波長を有する光(41)を生成するよう構成される。イエダニアレルギーに弱い使用者のアレルギーの予防又は治療に光源カーペット構造(1000)を使用し得る。

Description

本発明は、光源とカーペットとを含む光源カーペット構造、並びに、その医療用途に関する。
カーペットは、一般的には、(カーペットとしての使用中に使用者に面する側に)タフト(房)を形成するヤーン(編み糸)を備える一次裏打ち層と、二次裏打ち層と、一般的には、一次裏打ち層と二次裏打ち層との間に設けられる接着層とを含む。ヤーンは一次裏打ち層を貫通し、その上を人々が歩く等の堆積表面から突出するタフトを形成する。通常、ヤーンは緩く、(接着層から)接着剤で接着される必要がある。一次裏打ち層の背面上に存在し得る接着層は、タフトを一次裏打ち層に接着し、タフトを所定位置に保持すると共に、一次裏打ち層及び二次裏打ち層を接着する。二次裏打ち層を第一接着層上の第二接着層と接着し得る。
光ファイバを含む織物は当該技術分野において知られている。例えば、US2007/0037462号は、機能的光ファイバを含む分散された光ファイバスクリム(荒目地クロス)を製造する方法、そのようにして製造される機能的光ファイバスクリム、及び、光ファイバスクリムが組み込まれる複合材を記載している。この文献は、様々な織物スクリム(特に、接着的に結合される不織布スクリム材料)を記載しており、各々は織物の少なくとも長さ又は幅に亘る連続的な経路を備える少なくとも1つの光ファイバを含む。そのような光ファイバスクリムは、単独で、或いは、織物、膜、フォーム、及び、類似物のような他の材料との組み合わせで、センサ部品として(例えば、破損、歪み、圧力、又は、トルクの検出器として)、(例えば、様々な光供給用途における)照明部品として、又は、データ分配部品として有用であり得る。
例えば、カーペットにおける電子部品の使用は、当該技術分野において知られている。例えば、WO2007/033980は、そのようなカーペット、並びに、カーペットに電子部品を装着する方法を記載している。効率的で正確に配置可能な方法で電子部品をカーペットに適用し得ることを保証する方法を創出するために、支持材料に固定的に接合される電子部品は、支持体の助けを受けてカーペットに接着される。
イエダニ(アレルギー専門医によって時折HDMと略称され、以下においても「イエダニ」又は「ダニ」と略称される)は、人間の生活圏内で頻繁に見い出される。イエダニは、削げ落ちた人間の皮膚の薄片のような有機砕屑物(有機デトリタス)を餌にし、家の安定的な環境内で繁殖する。本来的には、イエダニは微小捕食者によって並びに直射日光への露出によって殺される。イエダニは、全世界的に、喘息及びアレルギー症状の最も一般的な原因である。ヨーロッパイエダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)及びアメリカイエダニ(Dermatophagoides farinae)は、2つの異なる種であるが、必ずしもヨーロッパ又は北米に限定されない。ダニは、太陽光線がダニに達しないベッド、キッチン、及び、家一般によってもたらされる環境内で繁殖する。ダニは、マットレス、カーペット、家具、及び、寝具内に残る。何故ならば、ダニは、太陽、真空掃除機、及び、他の危険を避けるために織物を通じて下方に下り、湿度が高いときには、必要であれば、餌とする他の皮膚細胞を得るために、表面までより高く上がるからである。
カーペットのような従来技術の織物に関連する問題は、アレルギー反応をどのようにして削減するか、即ち、そのような織物に触れるときに或いはそのような織物の近傍になるときに使用者、及び、特に人間が被り得るアレルギー反応をどのように予防し或いは処置するかである。アレルギー反応は、例えば、喘息、痒みのある涙目、アレルギー性鼻炎(枯草熱)、持続的な鼻詰まり又は耳詰まり、覚醒直後の反復的くしゃみ、アトピー性皮膚炎(湿疹)、家の外側にいるときの症状の向上、くしゃみ、及び、鼻水である。
人は、イエダニ、イエダニアレルゲン、及び、カーペットからの他の細菌(以後、短く「アレルゲン」とも表示する)を除去し得る。ここでは、UV光を用いて底側からカーペットを照射する解決策が提案される。このようにして、UV光は、先ず、標的場所に達し、然る後、それはカーペットから出る前に実質的に吸収される。そのような解決策はより便利であり、例えば、DE4220613に記載されるような従来技術において既知の方法よりも、一層効果的であり得る。
DE4220613文献は、外部的に配置される光電池からのUV光がカーペットの光伝導部及び光適用部に導かれることを記載している。素子は透明且つ光伝導的であり、特に、ガラス及び/又は合成繊維によって作製される。システムは、洗浄及び他の殺菌ユニットを備える。それはモータ駆動ファン及びスイッチと共に配置され、特に、例えば、真空掃除機モードにおいてダスト(粉塵)を受け取るよう、結合され或いは組み合わされる。冷却用の吸引空気は濾過される。
故に、本発明の特徴は、好ましくは、更に、上述の欠点の1つ以上を少なくとも部分的に取り除き、且つ、好ましくは、イエダニアレルギーに無防備な使用者の、特に、人間のアレルギーの予防又は治療において使用し得る点で、「医療用カーペット」又は「抗アレルゲンカーペット」又は「抗アレルギーカーペット」等として使用し得る、代替的なカーペットを提供することである。
本発明は、ある実施態様において、(a)光源と(b)タフト付きカーペットとを含む光源カーペット構造(ここではカーペット構造とも表示する)を提供し、タフト付きカーペットは、一次裏打ち層頂面と一次裏打ち層底面とを有する一次裏打ち層を含み、一次裏打ち層は、一次裏打ち層頂面で一次裏打ち層から突出するタフトを備える、一次裏打ち層に一体化されるヤーンを更に含み、それによって、タフトはカーペット頂面を形成し、光源は一次裏打ち層を照明するよう配置され、カーペット頂面での光の強さは、一次裏打ち層頂面での光の強さよりも小さく、光源は200〜400nmの範囲から選択される波長を有する光(ここではUV光とも表示する)を生成するよう構成される。
有利に、UV光は、カーペットに実質的に或いは完全に閉じ込められ、カーペットから外部に実質的に漏れ出し得ない、即ち、動物が受け取り得るUV光はない、具体的には、カーペットの近傍に存在し得る(カーペット上を歩く、カーペット上の椅子に座る等の)人間が受け取り得るUV光はない。
このアプローチの利点は、UV放射線がイエダニ、アレルゲン、及び、他の微生物に到達し得ないのと同時に、カーペット織物(具体的には、タフト及び一次裏打ち層)によってUV光を実質的に遮断することができ、それによって、使用者を(有害な)UV放射線から保護することである。他の利点は、UV投与量がより高くあり得ること、及び/又は、照射がDE4220613号に記載されるような従来的な方法よりも長くあり得ることである。
従って、本発明は、イエダニアレルギーに対して無防備な使用者のアレルギーの予防及び治療における使用のための光源カーペット構造を有利に提供する。この種類のカーペット構造の用途は、例えば、客室、自動車、家、病院等内である。
「光源カーペット構造」又は短く「カーペット構造」は、少なくとも光源及びカーペットの組み合わせを示し、それらは一体的であり得るが、特にカーペット頂面での光の強さが一次裏打ち層での光の強さよりも小さいような方法で一次裏打ち層の照明を許容するような特別な構造に配置される別個の物品であってもよい。
多数の一般的な実施態様において、一次裏打ち層は「下」からの光源によって照明される、即ち、光源は一次裏打ち層底面から照明するよう配置される。このようにして、光は少なくとも部分的に一次裏打ち層を貫通し、光の強さは光源からの距離に応じて減少する。好ましくは、この強さはカーペット頂面で実質的にゼロに等しいが、一次裏打ち層頂面で或いは一次裏打ち層の(直ぐ)上で(しかしながらカーペット頂面より下で)ゼロではない値を有し得る。
「カーペット頂面での光の強さは、一次裏打ち層頂面での光の強さよりも小さく」という句は、既に一次裏打ち層頂面で或いは一次裏打ち層頂面に近接して強さがゼロに近い或いはゼロでさえあるという実施態様を排除しない。しかしながら、好ましくは、それは一次裏打ち層頂面での光の強さが実質的にゼロであるとき、カーペット頂面でよりも、光の強さは少なくとも実質的にゼロでもあるが、一次裏打ち層頂面での光の強さがゼロよりも大きいとき、カーペット頂面での光の強さは少なくとも一次裏打ち層頂面でよりも小さいことを示す。これは光源が一次裏打ち層より「下」に配置される実施態様において「自動的に」得られる。
「下」及び「上」のような用語は、カーペット又はカーペット構造が実質的に水平な表面の上に実質的に平坦に配置されるときに得られる、そのような表面の上或いは実質的に水平な表面と実質的に平行な表面の上のカーペットのカーペット底面を備える物品の位置又は配置に関係する。しかしながら、これは、ロールの上の或いは壁に対してのような他の配置における、或いは、例えば、ゴブリン(goblin)のような他の(垂直な)配置におけるカーペット又はカーペット構造の使用を排除しない。
「カーペット」という用語は、ここでは、特にタフト付きカーペットを指すが、ある実施態様では、タフト付きラグも指し、他の実施態様では、タフト付きゴブリンも指す。更に他の実施態様では、カーペットという用語はカーマットを指す。壁又は屋根の覆いとして使用されるタフト付きカーペット又はタフト付きバスマットも実施例である。ここでは、「タフト付きカーペット」を「カーペット」として示す。
光源
具体的な実施態様において、光源及びタフト付きカーペットは、積層として配置され、光源は一次裏打ち層底面を照明するよう配置される。そのような光源は、例えば、カーペットがその上に配置され或いはカーペットがそこに取り付けられる(平坦な)光パネルであり得る。そのような光源は、カーペット底部層と物理的に接触し得る発光表面であり得る。
具体的な実施態様において、本発明はUV光を生成するよう配置される(従来的な)タフト付きカーペット及び平坦な光パネルの使用にも関係し、その場合には、(従来的な)タフト付きカーペット及び平坦な光パネルは、例えば、フロアの上に積重ね(薄層)として配置され、光源は、選択的に二次裏打ち層を通じて(下記参照)、カーペットの一次裏打ち層を照明するよう配置される(下記参照)。
他の実施態様において、光源は一次裏打ち層内に少なくとも部分的に一体化される。「少なくとも部分的に一体化される」という用語は、光源が層内に完全に一体化されること、或いは、その一部が層から突出し得ることを示し得る。ある実施態様において、光源は層の凹部内に配置され得る。これはLEDに特に当て嵌まり得る。
ある実施態様において、光源は特にUV発光ダイオードを含み得る。
ある実施態様において、「光源」という用語は、複数の光源も含み得る。従って、「光源」という用語は、複数のUV発光ダイオードのような複数の光源を指し得る。複数のLEDは、実質的に類似のスペクトルを備える光を生成し得るが、実質的に異なるスペクトルを伴う光も生成し得る。故に、複数のLEDは、実質的に同じ色の光を生成し得るし、或いは、複数の色を生成し得る。「複数のLED」という用語は、2個以上のLED、特に、2〜100,000個のLEDを指す。一般的には、カーペットは、1平方メートルのカーペット当たり2〜10,000個のLED、特に、1平方メートルのカーペット当たり25〜2,500個のLEDを含み得る。
ここでは、本発明はLEDを参照して具体的に記載される。従って、適用可能な場合には、LEDという用語は、ある実施態様では、より広く「光源」としても解釈され得る。しかしながら、一般的には、LEDという用語は、特にLEDを指し、光源一般を指さない。ここでは、LEDという用語は、更に、ソリッドステート照明に関する。ある実施態様では、それはOLED(有機LED)も指し得る。
具体的には、LEDを凹部内に配置し得る。一次裏打ち層頂面及び/又は一次裏打ち層底面は、LEDをホストする凹部を含み得る。二次裏打ち層(以下も参照)が存在するとき、代替的に或いは追加的に、二次裏打ち層頂面及び/又は二次裏打ち層底面は、LEDをホストする凹部を含み得る。更なる接着層(以下も参照)が存在するとき、代替的に或いは追加的に、接着層頂面及び/又は接着層底面は、LEDをホストする凹部を含み得る。
上述のように、好ましくは、1つ又はそれよりも多くの光源を、上述のような一次裏打ち層、選択的な二次裏打ち層、及び、選択的な接着層から成る群から選択される層の層凹部内に配置し得る。故に、凹部を、一次裏打ち層内に、選択的な二次裏打ち層が存在するときは、選択的な二次裏打ち層内に、選択的な接着層内にも配置し得る。一般的には、光源、特に、LEDは、これらの層の1つに取り付けられる。よって、光源が取り付けられる層の凹部内に光源を配置し得るが、凹部は光源が取り付けられる層に隣接する層内にも光源を配置し得る。「1つ又はそれよりも多くの光源を、一次裏打ち層、選択的な二次裏打ち層、及び、選択的な接着層から成る群から選択される層の層凹部内に配置し得る」という句は、複数の光源の総数の少なくとも一部が表示された層内に配置されることを示している。他の層上/層内には、層内の凹部及び/又は層上の他の場所に光源を選択的に配置し得る。
本発明のある実施態様によれば、LEDは二次裏打ち層内に一体化され、二次裏打ち層は、光源から接着層への光の透過を許容するために光に対して透過的であり、或いは、LEDは、二次裏打ち層頂面上に設けられる。LED及び二次裏打ち層のこれらの2つの配置は、一次裏打ち層頂面に更に伝えられるよう、光源からの光が(もし存在するならば)接着層に達することを保証し得る。このアプローチの利点は、光源がカーペット内で保護されることである。光源は、例えば、電子機器を損傷し或いは電子機器の周りに水密封止を損傷し得る削摩又は衝撃から保護され得る。堆積物の表面側では、光源はタフトを備える一次裏打ちによって保護され、反対側では、光源は二次裏打ちによって保護される。カーペットの据付の間、裏側の保護は特に重要である。故に、カーペットの光透過性二次裏打ちに本発明を使用することも有利である。この理由は、高品質カーペットに関して高い層間剥離強度を達成するために、二次裏打ちの特定の空気透過性が要求されることである。具体的には、少なくとも約250ft/min/ftの0.5インチ水と等しい圧力差を備えるASTM基準D−737に従って決定される二次裏打ちの空気透過性が好ましい。
光源は、約200〜400nmの範囲から選択される波長を有する光(ここではUVとも表示する)を生成するよう配置される。光源は、約300〜400nm、より好ましくは、310〜350nmの範囲から選択される波長を有する光を特に生成するよう配置される。特に、これらの波長範囲で、アレルゲンを良好に治療し、イエダニに対するアレルギー反応に無防備な人々によるアレルギー反応を減少し或いは実質的に予防し得るように思われる。
好ましくは、光源は、約50〜10,000mW/mの範囲から選択される照射量で一次裏打ち層を照明するよう配置される。特にこの照射量を用いるならば、アレルゲンを良好に治療し得るのに対し、(一次裏打ち層及びタフトの一部を通じる)外部への光の漏出は低いか或いは実質的にゼロであり得るように思われる。
具体的な実施態様において、光源カーペット構造は、導波管を更に含み、光源は、光の少なくとも一部を導波管に結合するよう配置され、導波管は、一次裏打ち層を照明するよう配置される。ある実施態様において、導波管は、複数のファイバを含む。
そのような導波管は、ある実施態様では、一次裏打ち層の上流に配置され、例えば、一次裏打ち底層に取り付けられ得るが、ある実施態様では、接着層内に一体化されてもよい(下記も参照)。「上流」及び「下流」という用語は、光源からの光の伝搬に対する物品の配置に関し、光源からの光のビーム内の第一位置に対して、光源により近い光のビーム内の第二位置が「上流」であり、光源から更に離れる光のビーム内の第三位置が「下流」である。
更に、カーペット構造は、電源を含み得る。カーペットの外部に電源を配置し得る。しかしながら、電源をカーペット内にも実装し得る。各光源は、その(実装された)独自の電源を保有し得るが、1つ又は光源(複数LEDのような光源のサブセット)に電力を提供するために、1つ又はそれよりも多くの電源も配置し得る。よって、「電源」という用語は、複数の電源にも関する。ここでは、「実装された」という用語は、電源が、二次裏打ち層内のように、カーペット内に一体化されることを示し得る。しかしながら、「実装された」という用語は、ここでは、電源が、カーペットの底部層に積層されるよう、カーペットに取り付けられることも示し得る。
本発明は、実装された電源を備えるカーペットに関し、電源がカーペットの外部にある電源とカーペットとの組み合わせにも関し、電源を備えないが、接続される時に外部電源から電力を受け取り且つスイッチオンされる時にUV光を提供するよう外部電源に接続可能に配置されるカーペットにも関する。
一次裏打ち層及び二次裏打ち層
寸法強度の理由のために、一般的に、本発明のカーペットは、二次裏打ち層を含む。故に、特定の実施態様において、光源カーペット構造は、二次裏打ち層頂面と二次裏打ち層底面とを有する二次裏打ち層を更に含み、一次裏打ち層及び二次裏打ち層は、積層として配置され、二次裏打ち層頂面は、一次裏打ち層底面に向けられる。光源は、二次裏打ち層内に少なくとも部分的に一体化され得る。再び、「少なくとも部分的に一体化され」という用語は、光源が層内に完全に一体化されること、或いは、その一部が層から突出し得ることを示し得る。ある実施態様では、光源を層の凹部内に配置し得る。当業者に明らかであるように、実施態様の組み合わせが可能であり得るし、カーペット構造は、例えば、複数の光源を含み、一次裏打ち層内に少なくとも部分的に配置される光源の数(≧1)及び二次裏打ち層内に少なくとも部分的に配置される光源の数(≧1)を備える。
一次裏打ち層は、一次裏打ち層頂面と、一次裏打ち層底面とを有する。二次裏打ち層は、二次裏打ち層頂面と、二次裏打ち層底面とを有する。カーペットは、カーペット頂面と、カーペット底面とを有する。一次裏打ち層、選択的な二次裏打ち層、及び、選択的な接着層は、1つ又はそれよりも多くの相の積重ね又は積層(薄層)を形成し、より具体的には、カーペット頂面とカーペット底面を「境界」として有するカーペットを形成する。
「底」及び「頂」という用語は、一次裏打ち層、接着層(以下参照)、二次裏打ち層、及び、積層のような物体の異なる面を明瞭な方法で説明するためにのみ使用される。「底」及び「頂」は、特許請求されるような本発明のカーペットを、その使用においても、付属の図面中に概略的に描写される構成に限定しない。ロール上のカーペットもここにおいて請求される。
「一次裏打ち層」という用語は、複数の層を含む一次裏打ち層を含み得る。同様に、「二次裏打ち層」という用語は、複数の層を含む二次裏打ち層を含み得る。
本発明の更なる実施態様によれば、一次裏打ち層は、UV光を透過する。
本記載中で使用されるとき、「光を透過する」(「光に対して透過的である」)又は「光透過性」又は「光のために透過的である」という用語は、UV光の全て又は一部が、拡散されて或いは拡散されずに、材料を通過することが許容されることを意味する。
そのような光透過性又は透過的は一次裏打ち層又は接着層又は二次裏打ち層は、光源が一次裏打ち層頂面とカーペット底面との間に配置されるときに特に関連し、並びに、選択的な接着層及び/又は選択的な二次裏打ち層の少なくとも一方内のように光源が一次裏打ち層底面とカーペット底面との間に配置されるときに特に関連する。
上述のように、ある実施態様では、(従来的な)タフト付きカーペット及び平坦な光パネルを、例えば、フロアの上に積重ねとして配置することができ、光源は、二次裏打ち層を選択的に通じて(以下も参照)、カーペットの一次裏打ち層を照明する(以下も参照)よう配置されることに留意のこと。よって、ある実施態様では、光源を(二次裏打ちから上流で)二次裏打ちの下に別個にも配置し得る。
「透過的」(「透過性」)という用語は、全ての光が少なくとも部分的に透過されることを示し得るが、代替的に或いは追加的に、光スペクトルの一部が(少なくとも部分的に)透過され、他の部分が実質的に透過されないことも示し得る。層、特に、接着層は、(もし光を透過するならば)UVスペクトルの他の部分よりもUVスペクトルのある部分をより多く透過し得る。
「光のために透過的である」又は「光を透過する」又は「光透過性」又は「透過的」という用語は、層のような材料によって透過される光に関する。ここでは、「透過され」又は「透過」という用語は、妨げられない透過(材料中で散乱が実質的にない)及び/又は(半透明材料におけるように散乱後に)妨げられる透過に関する。故に、ここでは、「光のために透過的である」又は「光を透過する」という用語を「透過」(「伝搬」)としても示し得る。
「透過」又は「透過性」は、第一の強さを備える特定波長で光を材料にもたらし、且つ、材料を通じる透過の後に測定されるその波長で一体化される光の強さを、材料に対するその特定波長でもたらされる光の第一の強さに関連付けることによって決定され得る(CRC Handbook of Chemistry and Physics、第69版、1088〜1989頁のE−208及びE−406も参照)。「光のために透過的である」又は「光透過性」という用語は、材料又は層によって、光の少なくとも1%、より好ましくは、光の少なくとも10%、より一層好ましくは、光の少なくとも30%が透過(伝搬)されることを示し得る。特に高出力LEDを使用するときには、この用途のために低い透過さえも許容可能であることに留意のこと。一般的には、一次裏打ち層、二次裏打ち層、及び、接着層のような光のための透過性は、特に、カーペット頂層に向かう方向に進行するUV光に関して決定される。
一次裏打ち層は、特に、光源が一次裏打ち層とカーペット底面との間に配置される実施態様においては、好ましくは、少なくとも約1%、より好ましくは、少なくとも約10%、より一層好ましくは、少なくとも約30%、更により一層好ましくは、少なくとも50%のUV光のための光透過性を有する。光源の下流に配置される(即ち、光源と一次裏打ち層頂面との間に配置される)他の如何なる下流材料又は層も、好ましくは、少なくとも約1%、より好ましくは、少なくとも約10%、より一層好ましくは、少なくとも約30%、更により一層好ましくは、少なくとも50%のUV光のための光透過性を有する。これらの値は、横断方向に特に当て嵌まる。即ち、少なくとも約30%の透過は、それぞれの層(ここでは一次裏打ち層)を通じる少なくとも約30%の透過である。「横断方向」という用語は、それぞれの層に対して実質的に垂直な方向を示す。
タフト、特に、一次裏打ち層頂面から突出するタフトの部分の透過性は、好ましくは極めて小さく、それによって、好ましくはカーペット頂層を越えるUV光から外部への高い程度の可能な漏出を減少する。タフトの透過性は、当業者に明らかであるように、タフトの色、タフトの長さ、及び、タフトの詰込み密度に依存することに留意のこと。
本記載において使用されるとき、「二次裏打ち層」という用語は、一般的には、積重ね表面と反対側のカーペットの表面を形成する裏打ち層を示す。普通、そのような層は「二次裏打ち層」と呼ばれ、商業的に入手可能である。
これらの「二次裏打ち層」は、それらがカーペット裏打ちに良く適し、カーペット工場において使用されるカーペット製造方法と良好に適合するという利点を有する。二次裏打ち層を使用する利点は、LEDのような光源、選択的な電源の保護、並びに、カーペットに強度をもたらすことであり得る。故に、好ましくは、本発明に従ったタフト付きカーペットは、二次裏打ち層を含む。しかしながら、本発明は、二次裏打ち層の存在に制約されず、接着層から離れる方向に面する二次裏打ち層の側(即ち、二次裏打ち層底面とカーペット底面との間)のような場所のみならず、その他の場所にも(上記も参照)、更なる及び/又は他の層が存在し得る。
本発明の更なる実施態様によれば、二次裏打ち層は、少なくとも70m/min/mの空気透過率を有する。二次裏打ち層の空気透過率は、0.5インチ(1.27cm)水と等しい圧力差を用いて、ASTO D−737基準に従って決定され得る。受容可能な値は、250ft/min/ft(76.2m/min/m)であるが、より好ましい値は、350〜800ft/min/ft(106.7〜243.8m/min/m)である。約70ft/min/f(24.4m/min/m)より下の空気透過率を備える二次裏打ち層は、高い結合剤硬化率には不十分であると考えられる。
更に、二次裏打ち層に関して、ある実施態様において、この二次裏打ち層は、ActionBac(R)の名称の下で既知のもののような二次裏打ち層用の既存の製品に基づき得る。これはスリットフィルム及びスパンオレフィンヤーンのレノ織りから成る裏打ちである。それは、1インチ(2.54cm)当たり16個の経糸及び1インチ(2.54cm)たり5個の緯糸を平均的に備えるレノ織り内にポリプロピレン経糸テープ及びポリプロピレン多繊維緯糸を備える、1平方ヤード当たり2.1オンス(1平方メートル当たり0.71グラムの織物を有する。そのような裏打ち層は、カーペット内に十分な寸法強度を備える寸法安定性を付与する。この裏打ち層は、製造中のロバスト硬化率に良く適した開放性も有する。0.5インチ水と等しい圧力差を用いてASTM D−737基準に従って決定されるこの裏打ちの空気透過率は、約750ft/min/f(229m/min/m)を超過し、それはロバスト硬化率には十分である。より高い数を備える他のそのような製品、18x13レノ織り構造は、約720ft/min/f(219m/min/m)より上の平均空気透過率を有する。これも効率的な硬化率に良く適する。好ましくは、カーペットがASTM D−3936に記載される試験のような層間剥離試験を通るよう、二次裏打ち層は、接着層のために使用される材料と高い接着適合性を有する。層間剥離抵抗−付与特性は、好ましくは、記載される参照カーペット内に積層されるときに、裏打ちが少なくとも2.5ポンド/インチ(44.6kg/m)の層間剥離強度を有するようである。しかしながら、好適な値は、3〜4ポンド/インチ(53.6〜71.4kg/m)、より好ましくは、少なくとも5.5ポンド/インチ(98.2kg/m)、より一層好ましくは、少なくとも6ポンド/インチ(107.1kg/m)より大きい。
層間剥離を防止するために、十分な接合が要求される。硬化中にカーペットから気化した結合液の通過を妨げないような十分な開放性を有することによって接合を向上し得る。
本発明によって使用される二次裏打ち層の基礎として如何なる他の既存の二次裏打ち層をも使用し得ることが付記されなければならない。他の実施例は、ニードルフェルト裏打ち、ゴム裏打ち、PVC裏打ち、ポリウレタン裏打ち、ビニル裏打ち、クッション裏打ち、ナイロン裏打ちである。ニードルフェルト裏打ち内の繊維は、結合のためにニードル化される。クッション又はパッドを二次裏打ちに一体化し得ることも付記される。二次裏打ち材料の他の実施例は、ビチューメンである。この材料は、例えば、カーペットタイル又はカーマットにおけるように、特別に頑強なカーペットが必要とされるときに使用される。上述されたように、好ましくは、そのような二次裏打ち層は、本発明に従ったタフト付きカーペットに含まれる。本発明の更なる実施態様によれば、二次裏打ち層は、空気の通過のための孔を有する。接着層のために使用される気化結合剤は、カーペットの硬化中に孔を通過し得る。この実施態様を用いるならば、二次裏打ち層の空気透過率が十分に高いことが保証される。
本発明の更なる実施態様によれば、カーペットは、一次裏打ち層と二次裏打ち層との間の少なくとも44.6kg/mの層間剥離強度を有する。この要件は、時折、「剥離強度」とも示され、普通、ASTM D−3936に従って試験される。
カーペットは、更に、選択的に、一次裏打ち層、選択的な接着層、及び、選択的な二次裏打ち層よりも多くの層を含み得る。そのような選択的な層は、一次裏打ち層と接着層との間、(接着層が存在しない実施態様においては)一次裏打ち層と二次裏打ち層との間、接着層と二次裏打ち層との間及び二次裏打ち層とカーペット底面との間等に配置され得る。そのような追加的な選択的な層は、散乱層及び反射層であり得る。1つよりも多くの選択的な更なる層がカーペット積層内に存在し得る。一般的には、カーペットが二次裏打ち層を含むとき、二次裏打ち層底面がカーペット底面である。
1つの実施態様において、カーペットは二次裏打ちを全く含まず、一次裏打ち層のみが設けられる。
接着層
ある実施態様では、当該技術分野において既知の手段によって一次裏打ち層及び二次裏打ち層を互いに積層化し得る。従って、カーペットは、積層であってもよく、ここでは、単に「カーペット積層」又は単に「積層」とも表示する。光源カーペット構造は、カーペット(積層)と光源との積層でもあり得ることに留意のこと。
更なる実施態様において、カーペットは、一次裏打ち層の少なくとも一部と二次裏打ち層との間に配置される接着層を更に含む。一次裏打ち層を二次裏打ち層に接着するためにそのような層を使用し得る(以下も参照)。
選択的な接着層は、一次裏打ち層と同じ長さ及び幅寸法を実質的に有する一体的な層であり得るが、部分からも成り得る。例えば、一次裏打ち層と二次裏打ち層との間に十分な接着を達成することができ、そこでは、「層領域」(“layer domains”)がある、即ち、一次裏打ち層及び二次裏打ち層の部分が接着層によって互いに接着され、部分は一次裏打ち層及び二次裏打ち層の間に接着層を備えずに互いに積層化される。所望の結果を得るために、当業者は選択的な接着層の寸法を最適化し得る。
好ましくは、接着層は、一次裏打ち層及び二次裏打ち層を互いに付着するために適用される。故に、ある実施態様において、タフト付きカーペットは、一次裏打ち層と二次裏打ち層との間に配置される接着層頂面と接着層底面とを有する接着層を更に含み、接着層は、好ましくは、少なくとも部分的にUV光を透過する。従って、本発明は、一次裏打ち層と、接着層と、二次裏打ち層とを含むタフト付きカーペットの実施態様を提供する。
故に、この実施態様において、一次裏打ち層の一次裏打ち層底面の少なくとも一部は、接着層の接着層頂面の少なくとも一部と接触し、接着層の(接着層頂面と反対側の)接着層底面の少なくとも一部は、二次裏打ち層頂面の少なくとも一部と接触する。このようにして、積層体が提供され、ここでは、一次裏打ち層、接着層、及び、二次裏打ち層の「積重ね」である。
好適実施態様において、接着層はUV光を透過し、好ましくは、LEDのような光源は、接着層及び二次裏打ち層の1つ又はそれよりも多くに(具体的には、これらの層の1つ又はそれよりも多くにおける凹部内に)配置される。接着層がUV光を透過するとき、LEDの光はカーペット頂面又はカーペット表面により容易に進行し得る。
接着層は、一次裏打ち層に向けられた接着層頂面と、二次裏打ち層に向けられた接着層底面とを含む。
一般的には、二次裏打ち層を使用するとき、接着層は一次裏打ち層と二次裏打ち層との間に配置される。故に、ある実施態様において、光源カーペット構造は接着層を更に含み、一次裏打ち層、接着層、及び、二次裏打ち層は積層として配置され、接着層は、一次裏打ち層と二次裏打ち層との間に配置される。光源は、接着層内に少なくとも部分的に一体化される。再び、「少なくとも部分的に一体化され」という用語は、光源が層内に完全に一体化されること、又は、その一部が層から突出し得ることを示し得る。ある実施態様では、光源を層の凹部内に配置し得る。
当業者に明らかであるように、実施態様の組み合わせが可能であり、カーペット構造は、例えば、一次裏打ち層内に少なくとも配置される光源の数(≧1)、及び/又は、二次裏打ち層内に少なくとも配置される光源の数(≧1)、及び/又は、接着層内に少なくとも配置される光源の数(≧1)を伴う、複数の光源を含み得る。
光源を接着層内に或いは接着層の下に配置するとき、或いは、光源を二次裏打ち層内に或いは二次裏打ち層の下に配置するとき、好ましくは、接着層は光源の光のために少なくとも部分的に透過的である。「少なくとも部分的に透過的である」という用語は、接着層の一部が透過的であること、接着層の他の部分、具体的には、横方向に配置される部分が光のために透過的でなくあり得ることを示し得る。
「接着層」という用語は、ある実施態様において、(事前塗工層及び接着層のような)複数の接着層を含む接着層を含み得るし、他の実施態様において、接着層は、(組み合わせのような)複数の接着剤を含み得る。例えば、接着層は、一次裏打ち層の裏側に存在し、タフトを一次裏打ち層に接着し、タフトを所定位置に保持し、並びに、(例えば、接着層内の光源を用いて)一次裏打ち層及び二次裏打ち層を互いに接着し得る。或いは、第一接着層が一次裏打ちの裏側に存在し、タフトを一次裏打ち層に接着し、タフトを所定位置に保持し、(例えば、第二接着層内の光源を用いて)一次裏打ち層及び二次裏打ち層を接着するために、第二接着層が第一接着層の上に存在し得る。選択的に異なる接着剤にも基づき得るが、ここでは、そのような接着層を接着層として示す。
特に、光源が接着層内に少なくとも部分的に配置される実施態様、或いは、光源が二次裏打ち層内に少なくとも部分的に配置される実施態様では、接着層がUV光を透過することが好ましい。故に、ある実施態様において、接着層はUV光を透過する。
従って、ある実施態様では、LEDのような光源を一次裏打ち層の下の所定位置に保持するために、タフトを所定位置に保持する接着層を使用し得る。LEDを一次裏打ち層の一次裏打ち層底面と接着層の接着層頂面との間に位置付け得る。一次裏打ち層に向けられる接着層頂面の表面に開口(凹部)を設け、そこに光源を配置し得る。
本発明の好適実施態様によれば、接着層は、光源から一次裏打ち層への光の透過を許容するために、少なくとも部分的に光を透過する。これは光源を接着層底面に配置することを可能にし得る。この場合には、追加的な接着手段を用いて、光源を所定値に選択的に固定し得る。光源を接着層内に完全にカプセル化することもできる。代替的に、カーペット底面と接着層との間の空間内の接着層の下に光源を位置付け得る。
更なる実施態様において、接着層は、TiO又は炭化カルシウム粒子のような散乱粒子を更に含む。そのような粒子は、カーペットに亘る光の取出し及び/又は均質な光分布/光取出しを向上し得る。故に、そのような粒子は、接着層内のUV光の一部を散乱するために配置される。
本発明の更なる実施態様によれば、接着層は、充填剤とも呼ばれる光散乱粒子を含む。充填剤は、カーペットの費用を削減すると同時に、接着剤を増大するという利点を有する。充填剤は光を散乱するので、これはカーペットからの光が元来の放射スポットよりも大きい面積に由来するように見えることをもたらす。それは均一な光放射が望まれるときに有利である。光散乱粒子は、炭化カルシウムであり得る。炭化カルシウムの利点は、それが比較的低価格であることである。炭化カルシウムは、カルサイト又はチョークの形態であり得る。光散乱粒子は、チャイナクレイ(白土)充填剤のようなカオリナイトでもあり得る。典型的には、充填剤は、(接着層を形成するために接着剤として適用されるべき液体状態にある接着剤+充填剤+選択的な添加剤に対して)、例えば、600g/lのような量で使用されるが、本発明の多くの実施態様では、例えば、60g/lより低く、或いは、6g/lより低くにさえ光透過率を増大するために、より少ない量が使用されるのが望ましい。後者の場合、充填剤は、光学的な半透明性を実質的に妨げずに、光拡散剤として機能する。充填剤の量を減少するとき、接着剤の総量も、事前塗工層のために、(典型的な700g/mの代わりに)、例えば、400g/mに減少され、接着層のために、(典型的な600g/mの代わりに)、400g/mに減少される(乾燥重量)。
本発明の更なる実施態様によれば、接着層は、導電性粒子を含む。導電性粒子は、カーペットに耐電防止特性を与え得る。導電性粒子は、例えば、カーボンブラック、ギ酸カリウム(HCOOK)、酸化スズ、インジウムスズ酸化物、又は、銀であり得る。
本発明の更なる実施態様によれば、接着層は、酸化防止剤を含む。酸化防止剤は、接着層を熱に対してより耐性にする。これは有利である。何故ならば、LEDは相当な量の熱を生成し得るからである。また、酸化防止剤を備えないラテックスはより速く老化し、ある時間の経過後に黄色になり、その故に、それは、場合によっては、導波管の光のような光を吸収し始め得る。
酸化防止剤の量は、(湿重量当たり)100分の1〜3の範囲内のラテックスのような接着層であり得るが、より好ましくは、それは100分の4〜6の範囲内のラテックス、より好ましくは、100分の7〜9の範囲内のラテックスである。酸化防止剤は特に重要であり得る。何故ならば、さもなければ、UV光は接着剤の寿命、ひいては、カーペットの寿命を減少し得るからである。
本発明の更なる実施態様によれば、接着層は、ラテックスを含む。ラテックスは、光透過性ラテックスであり得る。接着層は実質的にラテックスから成り得ることが付記される。ラテックスは、酸性ビニル単量体、ブタジエン、及び、スチレンの三元重合体に基づき得る。接着層が光を透過するラテックスから実質的に成り、光散乱粒子を実質的に含まないとき、光源からの光は、接着層を通じて効率的に進行し得る。よって、好ましくは、接着剤に光散乱充填剤は使用されず、接着層は光を透過する。従って、ある実施態様において、接着層は光散乱粒子がない。「〜がない」という句及び類似の句又は用語は、何かが「実質的にない」ことを特に示す。
本発明の更なる実施態様によれば、接着層は、アクリル樹脂を含む。アクリル樹脂は、光透過性アクリルであり得る。接着層は、アクリル樹脂から実質的に成り得ることが付記される。アクリル樹脂の実施例は、ポリアクリレートエステルである。アクリルの利点は、硬さ、柔軟性、及び、UVに対する耐性である。アクリル樹脂は熱に対して極めて耐性があり、それはアクリルをLEDとの組み合わせでの使用に特に適した材料にし、それは比較的多量の熱を生成する。ラテックス及びアクリル樹を組み合わせでも使用し得る。
好適実施態様において、(例えば、接着層を引き続き提供するために、一次層上の)事前塗工として及び/又は接着層自体として、ポリオレフィン分散剤が使用される。適切なポリオレフィン分散剤は、例えば、Dow ChemicalのHYPOD(TM)である。これらはプロピレン基及びエチレン基の分散剤であり、それらは高分子量熱可塑性樹脂及びエラストマの性能をハイソリッド水系分散剤の塗布利点と組み合わせる。ポリオレフィン分散剤は、それらが従来的な塗工機器を使用して熱可塑性裏打ちを塗布することを可能にすることによって、カーペット製造業者に利益をもたらし得る。例えば、PVB(ポリビニルブチレン)又はポリプロピレンのカーペット裏打ちを使用して、UV感度の問題を解決すると同時に、UV光透過性を増大し得る。故に、他の適切なポリオレフィン分散剤は、PVB基分散剤であり得る。しかしながら、他の熱可塑性樹脂は、より一層高いUV光透過率を有し得る。
従って、ある実施態様において、接着層は、好ましくは、1つ又はそれよりも多くのアクリル樹脂接着剤及びポリオレフィン分散接着剤を含む。
コントローラ及びセンサ
光源カーペット構造は、コントローラを更に含み、光源による一次裏打ち層の照射を制御するためにコントローラを特に配置し得る。
ある実施態様において、光源カーペット構造は、センサを更に含み、センサは、タフト付きカーペットを含む空間内の使用者の存在及びタフト付きカーペット上の使用者の圧力の1つ又はそれよりも多くを感知するよう配置され、且つ、対応するセンサ信号を提供するよう配置され、コントローラは、センサによるセンサ信号の関数として光源による一次裏打ち層の照射量を制御するよう配置される。
コントローラをカーペット内に一体化し得るし、コントローラをカーペットに取り付け得るが、コントローラをカーペットと別個にも配置し得る(即ち、配置可能である)。
光源カーペット構造は、ユーザーインターフェースを更に含み得る。ユーザーインターフェースは、コントローラに電気的に接続され得る。(「ローカル」又は「遠隔」の)ユーザーインターフェース又は使用者入力装置は、使用者によって選択されるような光源カーペット構造の光源によって生成される照明を制御する。ユーザーインターフェース又は使用者入力装置は、最終使用者が利用可能な設定に沿ってどのように運転し得るかを直感的な方法で示す制御作用ボタンを含み得る。知能マイクロプロセッサは、使用者がアルゴリズムを介して動的光効果を生成するのを可能にし得る。ユーザーインターフェースは、遠隔制御装置を含み得る。
例えば、ユーザーインターフェースは、使用者が、例えば、約50〜1,000mW/mの範囲内のような比較的低いUV照射量で連続的に照射された状態にカーペットを維持し、或いは、約1,000〜10,000mW/m、具体的には、2,500〜10,000mW/mの範囲内のような比較的高いUV照射量で所定時間に亘ってカーペットを照射し、次に、然る後、(例えば、他の所定時間に亘って)それを停止することを選択すること可能にするよう配置され得る。例えば、10時間の間に亘って7,500mW/mでカーペットを照射し、然る後、(例えば、1週間に亘って)光を停止する。好ましくは、使用者は、UV損傷の危険性を回避するために、露出中に部屋から出る。ある実施態様では、時間(例えば、夜間の照射のみ)の関数として光源による一次裏打ち層の照射量を制御するようコントローラを配置し得る。再び、ある実施態様において、ユーザーインターフェースは、使用者が時間の関数として光源による一次裏打ち層の照射量を制御することを選択することを可能にするよう配置され得る。
付属の概略的な図面を参照して、ほんの一例として、本発明の実施態様を今や記載する。図面中、対応する参照記号は、対応する部分を指し示している。
一次裏打ち層を含むカーペットの実施態様を示す概略図である。 一次裏打ち層と二次裏打ち層とを含むカーペットの実施態様を示す概略図である。 一次裏打ち層と、接着層と、二次裏打ち層とを含むカーペットの実施態様を示す概略図である。 本発明の光源カーペット構造の実施態様を示す概略図である。 本発明の光源カーペット構造の実施態様を示す概略図である。 本発明の光源カーペット構造の実施態様を示す概略図である。 本発明の光源カーペット構造の実施態様を示す概略図である。 本発明の光源カーペット構造の実施態様を示す概略図である。 本発明の光源カーペット構造の実施態様を示す概略図である。 本発明の光源カーペット構造の実施態様を示す概略図である。 光源カーペット構造の実施態様を示す概略図である。
図1a−1cは、一次裏打ち層100を含むカーペット1(図1a)、一次裏打ち層100と二次裏打ち層200とを含むカーペット1(図1b)、及び、一次裏打ち層100と、接着層300と、二次裏打ち層200とを含むカーペット1(図1c)の実施態様をそれぞれ概略的に描写しており、後者のカーペットにおいて、接着層300は、一次裏打ち層100と二次裏打ち層200との間に配置されている。接着層300は領域(図示せず)も含み得る、即ち、接着層300を一次裏打ち層100及び二次裏打ち層200の部分(複数部分)の間に配置し得る。光源カーペット構造(以下に議論する図2a−2g及び3を参照)をより容易に理解するために、図1a−1cに概略的に描写されるようなカーペット1の実施態様を含む、これらの図面を第一に議論する。
一次裏打ち層100は、一次裏打ち層頂面101と、一次裏打ち層底面102とを有する。二次裏打ち層200は、二次裏打ち層頂面201と、二次裏打ち層底面202とを有する。接着層300は、接着層頂面301と、接着層底面302とを有する。カーペットは、カーペット頂面2、即ち、その上を歩き、その上に静止し、座り、物体等を配置することが意図されるカーペット表面と、カーペット底面3とを有する。一次裏打ち層100、選択的な二次的裏打ち層200、及び、選択的な接着層300は、1つ又はそれよりも多くの層の積重ね又は積層(積層体)を形成する、より具体的には、カーペット頂面2及びカーペット底面3を境界として有するカーペット1を形成する。
図1aにおいて、カーペット底面3は、一次裏打ち層底面102と実質的に一致する。図1bにおいて、一次裏打ち層底面102は、二次裏打ち層頂面201に隣接し、カーペット底面3は、二次裏打ち層底面202と実質的に一致する。図1cにおいて、一次裏打ち層底面102は、接着層頂面301に隣接し、接着層底面302は、二次裏打ち層頂面201に隣接し、カーペット底面3は、二次裏打ち層底面202と実質的に一致する。「底部」及び「頂部」という用語は、一次裏打ち層、接着層(以下を参照)、二次裏打ち層、及び、積層体のような物体の異なる表面を明確な方法で説明するために使用されるに過ぎないことに留意せよ。「底部」及び「頂部」の用語は、特許請求されるような本発明のカーペットを、その使用においても、添付の図面優に概略的に描写される構造に限定しない。
一次裏打ち層100は、一次裏打ち層頂面101にタフト12(ここでは、閉塞ループタフト)を形成するヤーン11を備える。
ここでは、カーペット頂面2を「カーペット側」又は「カーペットとしてのその使用中に使用者に面する側」とも表示する。
図2a−2gは、本発明の光源カーペット構造1000の実施態様におけるLEDの配置を概略的に描写している。一部の概略図は、光源40が一例として示されている点を除き、図1a−1cの概略図と実質的に同じである。
図面は、全ての可能な実施態様を網羅的に概略的に描写することは意図されていない。
図2aは、光源カーペット構造1000の実施態様を概略的に描写しており、光源40及びタフト付きカーペット1は、積層体(積重ね)1010として構成されている。光源40は一次裏打ち層底面102を照射するよう配置される。
この実施態様において、光源40はディスプレイ型の装置であり、カーペット1が(例えば、非結合的に)光源の上に配置される。そのようなディスプレイは、例えば、Hg又はXe放電ランプのような複数のUVランプを含み得る。
しかしながら、この実施態様では、カーペット1及び光源40を(接着剤又は当該技術分野において既知の他の手段(図せず)を介して)互いに取り付け(即ち、結合し)得る。一例として、光源40と電気的に接続される電源50が描写されている。ここで、光源40は、一次裏打ち層100、より具体的には、一次裏打ち層底面102の方向に光源の光41を放射するよう構成される発光表面42を有する。実施態様において、発光表面42及び一次裏打ち層底面102は、発光表面42の実質的に全表面に亘って互いに接触する。
概略図2b−2g中の光源40の殆どは、一例として、凹部45内に配置されている。実施例は、光源40として特にLEDを参照している。
凹部45の使用は、光源が外部源による圧力からより保護されるという利点を有する。光源(複数の光源)40を、一次裏打ち層頂面101内の凹部45内に、及び/又は、一次裏打ち層底面102内の及び/又は一次裏打ち層底面102上の凹部45内に配置し得る(図2b)。追加的に或いは代替的に、光源(複数の光源)40を、二次裏打ち層頂面201内の及び/又は二次裏打ち層頂面201上の凹部45内に、及び/又は、二次裏打ち層底面202内の及び/又は二次裏打ち層底面202上の凹部45内に配置し得る(図2c)。更に代替的に或いは追加的に、光源(複数の光源)40を、接着層頂面301内の及び/又は接着層頂面301上の凹部45内に、及び/又は、接着層底面302内の及び/又は接着層底面302上の凹部45内に配置し得る(図2d)。光源(複数の光源)40の配置に依存して、一次裏打ち層100及び/又は接着層300及び/又は二次裏打ち層200は、UV光41を透過することに留意せよ。例えば、二次裏打ち層底面202に配置される光源(複数の光源)の光41は、二次裏打ち層200の少なくとも一部を通じて、選択的な接着層300を通じて、好ましくは、ある程度までは、一次裏打ち層100も通じて進行しなければならない。
二次裏打ち層頂面201内に配置される光源(複数の光源)40を想定する図2dを参照して「上流」及び「下流」を例証するために、そのような光源(複数の光源)40は、二次裏打ち層底面202(ここでは、カーペット底面3)内に配置されるLEDのような、上流(即ち、二次裏打ち層頂面201内に配置される光源(複数の光源)40の上流)に配置される光源(複数の光源)40を有し得るし、且つ/或いは、一次裏打ち層底面102内におけるような、上流(即ち、二次裏打ち層頂面201内に配置される光源(複数の光源)40の上流)に配置される光源(複数の光源)40を有し得る。同様に、二次裏打ち層200内に配置される光源(複数の光源)40を用いるならば、選択的な接着層300(図2c及び2dを参照)は、二次裏打ち層200の下流に配置されると考えられ、一次裏打ち層100も、二次裏打ち層200の下流に配置されると考えられ(且つ、選択的な接着層300の下流に配置されるとも考えられる)。
要約すると、一例として、図2bにおいて、一部の光源40は、少なくとも部分的に一次裏打ち層100に一体化され、図2cにおいて、一部の光源40は、少なくとも部分的に二次裏打ち層200に一体化され(一部は、少なくとも部分的に一次裏打ち層100内に一体化され)、図2dにおいて、一部の光源40は、少なくとも部分的に接着層300に一体化され(一部は、少なくとも部分的に一次裏打ち層100内に或いは二次裏打ち層200内に一体化される)。
図2eは、光源カーペット構造1000が導波管400を更に含む実施態様を概略的に描写している。光源40は、光41、特に、UV光の少なくとも一部を導波管400に結合するよう配置される。導波管1000は、一次裏打ち層100を照射するよう配置される。導波管400は、一次裏打ち層100を照射するよう配置される発光表面442を有する。ここでは、光源40がカーペット1の外部に配置される実施態様が描写されているが、光源40を少なくとも部分的にカーペット1と一体化し得る。例えば、光源40を導波管400と一体化し得るし、或いは、導波管400の「下」に配置し得る。
実施例において、光源カーペット構造1000は、4cmの距離で離間する複数のLEDを光源40として含み、各LEDは、254nmの波長で125μWのUV出力を供給する。その場合、全UV照射は、75mW/mになる。UV放射線を分配するために、各LEDは、LEDに対応する領域(例えば、4x4cmの正方形面積)に亘って均等に光を分配する光導波管構造を備える。LEDは、一次裏打ち層100と二次裏打ち層200との間に、或いは、二次裏打ち層200の下に配置される。
図2fは、カーペット1が、一次裏打ち層100と、接着層300と、二次裏打ち層200とを含む実施態様を概略的に描写している。カーペット1は、接着層300に一体化された導波管、並びに、カーペット1に一体化された(ここでは接着層にも一体化された)光源40を更に含む。このようにして、全ての光学素子がカーペット1内に一体化され、それによって、使用者との直接的な接触から守られる。
図2gは、光41の強さの可能な分配を例証するために追加されている。上述のように、光源40は、一次裏打ち層100を照明するために配置される。この照明又は照射は、カーペット頂面2での光41の強さIが一次裏打ち層頂面101の光41の強さI101よりも小さいように行われる。そのような強度分布を得る構造は、例えば、少なくとも一次裏打ち層100の下で、接着層300又は二次裏打ち層200内に光源を配置することであり得る。図2gは、一例として、一次裏打ち層底面102にあるLEDのような光源40の構造を示している。光41は、一次裏打ち層100を貫通し、選択的に、そこから漏れ出し得る。好ましくは、光源(複数の光源)40の種類、光源(複数の光源)の配置、材料の種類(一次裏打ち層100及びヤーン11のような)材料の種類、ヤーン及びタフト12の配置、及び、使用中の照射が、カーペット頂面2を越える光41の実質的な漏出を防止するよう選択される。光源40から横切る光41は衝突される材料(複数の材料)によって吸収されるので、光41の強さは光源40からの距離と共に減少する。このようにして、I/I101<1、好ましくは、I/I101≒0である好適な状況を得ることができる。これは右手側の図面を用いて例証されている。指数関数的減少は一例に過ぎない。
最後に、図3は、コントローラ70(ここではカーペット1の外部に配置されている)を更に含む光源カーペット構造1000の実施態様を概略的に描写している。光源40による一次裏打ち層100の照射を制御するためにコントローラ70を配置し得る。UV照射量を約50〜10,000mW/mの範囲から特に選択し得る。更に、光源カーペット構造1000は、タフト付きカーペット1を含む空間600内の使用者の存在及びタフト付きカーペット1上の使用者の存在の1つ又はそれよりも多くを感知するよう配置されるセンサ60(ここでは、一例として、内部センサ及び外部センサが概略的に描写されている)を含む。センサ(複数のセンサ)は、対応するセンサ信号を提供するために配置され、コントローラ70は、センサ60によるセンサ信号の関数として光源40による一次裏打ち層100の照射を制御するために配置される。例えば、カーペット1に一体化されるセンサ60は、カーペット1上に立ち或いはカーペット1上を歩く使用者を感知し、それによって、コントローラ70に信号を提供し、コントローラ70は、例えば、光源40による一次裏打ち層100の照射を低下し或いは停止し得る。
好ましくは、カーペット表面2で測定されるとき、照射量は、約5mW/m以下、好ましくは、約0.5mW/m未満の範囲内にある。Iとして示されるカーペット頂面2での光の強さ及びI101として示される一次裏打ち層頂面での光の強さは、数多くの方法で評価され得る。照射量を強さのパラメータとして使用することは、選択肢の1つである。故に、ある実施態様では、光源40は、もし照射量として測定されるならば、約5mW/m以下、好ましくは、約0.5mW/m以下の、カーペット頂面2での強度Iを備える光を提供するよう構成される。
ここで、「実質的に水平な」又は「実質的に構成される」におけるような「実質的に」という用語は、当業者によって理解されよう。「実質的に」という用語は、「全体的に」、「完全に」、「全ての」等を備える実施態様も含み得る。故に、実施態様においては、実質的に形容詞も取り除き得る。適用可能である場合には、「実質的に」又は「約」という用語は、95%以上、具体的には、99%以上、より具体的には、100%を含む99.5%のような、90%以上に関連し得る。「含む」という用語は、「含む」という用語が「から構成される」を意味する実施態様も含む。
更に、本記載及び請求項における第一、第二、第三、及び、類似表現は、類似する素子の間を区別するために使用され、順次的な又は経時的な順序を必ずしも記載しない。そのように使用される用語は適切な環境の下で互換可能であること、並びに、ここに記載される実施態様はここに記載され或いは例証される順序以外において動作可能であることが理解されるべきである。
ここにおける装置は、とりわけ、動作中に記載される。当業者に明らかであるように、本発明は動作方法又は動作中の装置に限定されない。
上述の実施態様は、発明を限定するというよりも、むしろ発明を例証するものであること、並びに、当業者は、付属の請求項の範囲から逸脱せずに、多くの代替的な実施態様を設計し得ることが付記されなければならない。請求項中、括弧の間に配置される如何なる参照記号も請求項を限定するものと解釈されてはならない。「含む」という動詞及びその活用形の使用は、請求項に述べられる素子又はステップ以外の素子又はステップの存在を排除しない。素子に先行する不定冠詞は、複数のそのような素子の存在を排除しない。幾つかの手段を列挙する装置の請求項において、それらの手段の幾つかを1つ且つ同一の物品のハードウェアによって具現化し得る。特定の手段が相互に異なる従属項において引用されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に使用し得ないことを示さない。

Claims (15)

  1. 光源と、
    タフト付きカーペットとを含み、該カーペットは、一次裏打ち層頂面と一次裏打ち層底面とを有する一次裏打ち層を含み、該一次裏打ち層は、前記一次裏打ち層頂面で前記一次裏打ち層から突出するタフトを備える、前記一次裏打ち層に一体化されるヤーンを更に含み、それによって、前記タフトは、カーペット頂面を形成し、
    前記光源は、前記一次裏打ち層を照明するよう配置され、前記カーペット頂面での光の強さは、前記一次裏打ち層頂面での光の強さよりも小さく、前記光源は、200〜400nmの範囲から選択される波長を有する光を生成するよう構成される、
    光源カーペット構造。
  2. 前記光源及び前記タフト付きカーペットは、積層として配置され、前記光源は、前記一次裏打ち層底面を照明するよう配置される、請求項1に記載の光源カーペット構造。
  3. 前記光源は、前記一次裏打ち層内に少なくとも部分的に一体化される、請求項1又は2に記載の光源カーペット構造。
  4. 二次裏打ち層頂面と二次裏打ち層底面とを有する二次裏打ち層を更に含み、前記一次裏打ち層及び前記二次裏打ち層は、積層として配置され、前記二次裏打ち層頂面は、前記一次裏打ち層底面に向けられる、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の光源カーペット構造。
  5. 前記光源は、前記二次裏打ち層内に少なくとも部分的に一体化される、請求項4に記載の光源カーペット構造。
  6. 接着層を更に含み、前記一次裏打ち層、前記接着層、及び、前記二次裏打ち層は、積層として配置され、前記接着層は、前記一次裏打ち層と前記二次裏打ち層との間に配置される、請求項4又は5に記載の光源カーペット構造。
  7. 前記光源は、前記接着層内に少なくとも部分的に一体化される、請求項6に記載の光源カーペット構造。
  8. 前記接着層は、前記光源の光のために少なくとも部分的に透過的である、請求項6又は7に記載の光源カーペット構造。
  9. 前記光源は、300〜400nm、より好ましくは、310〜350nmの範囲から選択される波長を有する光を生成するよう構成される、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載の光源カーペット構造。
  10. 前記光源による前記一次裏打ち層の照射を制御するよう配置されるコントローラを更に含む、請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載の光源カーペット構造。
  11. 前記タフト付きカーペットを含む空間内の使用者の存在及び前記タフト付きカーペット上の使用者の存在の1つ又はそれよりも多くを感知するよう構成され且つ対応するセンサ信号を提供するよう構成されるセンサを更に含み、前記コントローラは、前記センサによる前記センサ信号の関数として前記光源による前記一次裏打ち層の照射を制御するよう構成される、請求項10に記載の光源カーペット構造。
  12. 前記光源は、50〜10,000mW/mの範囲から選択される照射量を用いて前記一次裏打ち層を照明するよう構成される、請求項1乃至11のうちのいずれか1項に記載の光源カーペット構造。
  13. 前記光源は、もし照射量として測定されるならば、5mW/m以下の、前記カーペット頂面での強さを備える光を提供するよう構成される、請求項1乃至12のうちのいずれか1項に記載の光源カーペット構造。
  14. 前記光源は、UV発光ダイオードを含む、請求項1乃至13のうちのいずれか1項に記載の光源カーペット構造。
  15. イエダニアレルギーに弱い使用者のアレルギーの予防又は治療のために使用される請求項1乃至14のうちのいずれか1項に記載の光源カーペット構造。
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