JP2011525866A - 車両の車輪用タイヤを構築する方法およびプラント - Google Patents

車両の車輪用タイヤを構築する方法およびプラント Download PDF

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Abstract

車両の車輪用タイヤを構築するプラントであって、前記タイヤが少なくとも2つの異なるモデルのものであるプラントにおいて、少なくともタイヤ構築ライン(1)を備え、それが、各々が、少なくとも1つの基本部品を組み立てて、各タイヤの少なくとも1つの構造部品を構築するように適合されている、連続した一続きに従って配置された複数の作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)と、各作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に関連する、それぞれの成形支持体上で処理されているタイヤ用の少なくとも1つの処理装置(3)と、個々の成形支持体上で処理されているタイヤを、前記連続した一続きのうちの任意の第1作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)から前記連続した一続きのうちのそれに隣接していない他の任意の第2作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に移送するように適合され、それにより、個々の成形支持体上で処理されているタイヤが、前記第1作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)および第2作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)のみを通る、少なくとも1つの移送装置(2)とを備える、プラントが記載されている。車両の車輪用タイヤを製造する方法と、タイヤ構築プラントの作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)を選択する方法も記載されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の車輪用タイヤを構築する方法に関する。
本発明はまた、上述した構築方法を実施するのに有用な、車両の車輪用タイヤを構築するプラントに関する。
タイヤ製造サイクルは構築プロセスを含み、そこでは、タイヤ自体のさまざまな構成部品が1つまたは複数の構築ラインで作製されかつ/または組み立てられ、その後、好適な加硫ラインにおいて、所望の形状およびトレッドパターンに従ってタイヤ構造を画定するように適合された成形および加硫プロセスが実施される。
タイヤは、一般に、1つまたは複数のカーカスプライを含むトロイダルリング状カーカスを備えており、それは、いわゆる「ラジアル」タイヤでは実質的ラジアル面(ラジアル面はタイヤの回転軸を含む)にある補強コードで強化されている。各カーカスプライは、両端が、ビードコアとして知られる少なくとも1つの金属補強環状構造体と一体的に関連しており、金属補強環状構造体は、対応する取付リムとのタイヤの組立てを可能にする機能を有するビードにおいて、すなわちタイヤの半径方向内側端部において、補強を構成している。前記カーカスに対し、トレッドバンドと呼ばれるエラストマー材料のバンドがクラウン状に配置されており、そのバンド内において、成形および加硫ステップの最後に、接地のための隆起パターンが形成される。カーカスとトレッドバンドとの間に、一般にベルト構造体として知られる補強構造体が配置されている。こうした構造体は、通常、車用タイヤの場合、ゴム引き布の少なくとも2つの半径方向に重ね合わされた層を備え、それらには、通常金属材料からなる補強コードが、各層において互いに平行に、かつ隣接する層のコードと交差した関係で配置され、好ましくはタイヤの赤道面に対して対称的に配置されている。好ましくは、ベルト構造体は、その半径方向外側位置に、少なくとも下にあるベルト層の端部において、円周方向に(0度で)配置された繊維または金属コードの第3層もさらに備えている。
ベルト構造体およびトレッドバンドは、合わせてタイヤのいわゆる「クラウン構造体」を形成する。
最後に、チューブレスタイプのタイヤでは、ライナと呼ばれる半径方向内側層が存在し、それは、タイヤ自体の気密性を確保する不浸透特性を有する。
本発明の目的でかつ続く特許請求の範囲において、「エラストマー材料」という用語は、少なくとも1つのエラストマーポリマーと少なくとも1つの補強充填材とを備える組成物を意図している。好ましくは、こうした組成物は、架橋剤および/または可塑剤等の添加剤をさらに含む。架橋剤により、こうした材料を、最終製品を形成するように加熱によって架橋することができる。
本文脈において、「グリーンタイヤ」という用語は、構築プロセスによって得られ、未だ加硫および成形がなされていないタイヤを意図している。
すでに示したように、いわゆる「ラジアル」タイヤでは、1つ又は複数のカーカスプライに配置されたコードの各々は、タイヤの回転軸に対して実質的に放射状の面にあり、すなわち、周囲展開(circumferential development)方向に対して実質的に直交する向きを示す。対照的に、いわゆる「クロスプライ」タイヤでは、カーカス構造体は、一般に、タイヤの周囲展開方向に対して傾斜して向けられたコードを有する少なくとも1つの第1カーカスプライと、コードが傾斜した向きを示しかつ第1プライに対して対称的に交差する第2カーカスプライとを備えている。
四輪車用タイヤと比較して、二輪車用タイヤでは、完全に特有の性能があることが必要であり、それはいくつかの構造的な相違があることを意味する。最も重要な相違は、オートバイは、カーブを運転している時、直線道路を運転している時の姿勢に対して著しく傾斜しなければならず、地面に対する垂直面と角度を形成し(キャンバー角と呼ぶ)、それは通常45°に達するが、極限の運転状態では65°に達する場合もある、という事実からもたらされる。このように、オートバイがカーブを曲がる時、カーブの中心の方向に向かって、タイヤ接触領域は、トレッドバンドの中心ゾーンから軸方向最外ゾーンに向かって徐々に移動する。この理由で、二輪車用タイヤは、強い横断曲り(cross bending)によって特徴付けられる。こうした横断曲りは、通常、タイヤの赤道面上で測定される、トレッドバンドの半径方向外側点と、トレッドバンド自体の横方向両端部を通過する線との間の距離と、前記端部間のタイヤのコード(弦)に沿って測定される距離との間の曲率(bending ratio)Rの特定の値によって定義される。二輪車用タイヤでは、曲率Rの値は、自動車用タイヤの場合の通常約0.05程度の値に比較して、一般に、0.15以上であり、通常、後輪の場合は約0.3程度であり、前輪の場合はさらに高く、最高約0.45である。
現在、二輪車用タイヤは、通常、ベルト構造体に関連付けられたラジアルカーカス構造体を有し、ベルト構造体は、隣接するカーカス構造体に属しているコードに対して好適に向けられた繊維または金属コードから本質的に構成される、閉リングの形状で形成される1つまたは複数のベルト層を含むことができる。
特に、ベルト構造体を、軸方向に並んでいるコイル状態に、タイヤ自体の周囲展開方向に対して実質的に平行に巻き付けられた1つまたは複数の連続コードによって作製することができる(いわゆる「ゼロ度ベルト」)。別法として、ベルト構造体は、2つの半径方向に重なった層からなる場合もあり、各層は、互いに平行に配置されたコードによって補強されたエラストマー材料からなり、前記層は、第1ベルト層のコードがタイヤの赤道面に対して傾斜して向けられ、一方で第2層のコードもまた傾斜した向きを示すが、第1層のコードに対して対称的に交差するように配置される(いわゆる「交差ベルト」)。
したがって、車両用タイヤ、特に二輪車用タイヤは、互いに非常にタイプが異なる可能性がある。これは、タイヤ構築プラントおよびプロセスの観点から著しく複雑であることを意味する。
同じ出願人名義の国際公開第01/32409号には、作業ステーションが設けられたタイヤ構築ラインについて記載されており、各作業ステーションは、処理されているタイヤの少なくとも1つの構造部品を作製し組み立てるように配置され、互いに異なる少なくとも第1モデルのタイヤと第2モデルのダイヤとを含む少なくとも一続きのタイヤが同時に処理され、加硫ラインへのタイヤの移送が、ロボットアームによりかつ前記作業ステーションの各々へのタイヤの移送速度に等しい移送速度に従って行われる。
同じ出願人名義の国際公開第01/39963号は、互いに異なるタイヤを製造するプロセスを示し、それは、各々が、処理されている少なくとも1つのタイプのタイヤに少なくとも1つの構造部品を組み付けるように適合された複数の作業ステーションを有する構築ユニットと、加硫ユニットと、作業ステーションと加硫ユニットとの間で動作する、処理されているタイヤを移送し移動させる装置とを備えている。
欧州特許出願公開第1481791A2号には、タイヤを同時に製造する方法が記載されており、タイヤは、サイズが異なり構築仕様が異なるタイヤ群から選択される。この方法は、それぞれのタイプのタイヤを組み立てるために必要なタイヤ構築機器および材料を選択するステップと、各構築機器が所与のロットを構築するために行わなければならないサイクルの対応する数を計算するステップと、第1構築仕様の最後のタイヤが通過した後に第2構築仕様に切り換えることにより、ロット切換え時に第2構築仕様に自動的に切り換えるステップと、先のロット各々の最後のタイヤ各々が通過する際に、各ステーションにおいて次の構築仕様への自動的な切換えを、最後のロットが製造されるまで繰り返すステップとを含む。製造システムは、各々が所定の間隔を空けて配置された少なくとも4つのカーカス構築ステーションと、好ましくは、カーカス構築ラインとは別個の、作業ステーションを有するクラウン構造体構築ラインとを有し、カーカスおよびクラウン構造体は、分割された自己ロック式モールドで接合される。
国際公開第01/32409号および同第01/39963号に記載されているタイプのプロセスは、トロイダル成形支持体に構築されたタイヤの製造プロセスにおける生産性を向上させ、互いに同期する自動化された標準化ステップによって構築するために基本半製品を使用することを目的としている。しかしながら、こうしたプロセスでは、高い技術的柔軟性、すなわち、各タイヤに対し、エラストマー材料のタイプかあるいは繊維または金属補強コードのタイプが異なる基本半製品を使用する可能性を得ることができない。実際には、こうした方法は、寸法、タイヤのいくつかの構造部品(1つまたは2つのカーカスプライ、ビードゾーンの補強要素等)の任意の存在、ビードゾーンにおける、ビードコアを形成するゴム金属ワイヤのコイルの配置、0度におけるベルト層がより延在しているか否か、トレッドバンドにおける層および下層の存在等、限られた特徴について相違のあるタイヤを製造するのに好適である。
この問題は、二輪車用タイヤを構築する場合にさらに感じられる。この場合、実際には、多くの場合、同じ車両に異なるモデルのタイヤが必要であるため、好適な技術的柔軟性を達成する可能性が基本となる。
欧州特許出願公開第1481791号に示す方法は、互いに異なる特徴を有する半製品を用いてタイヤを得ることができるため技術的に柔軟であるが、たとえば製造されるタイヤのモデルが変更される場合に生産性に関して限界があり、かつそれを行うために大規模なプラントが必要である。
さらに、本出願人は、この後者のタイプの製造システムにおいて、大量の材料および/または半製品の管理により、タイヤを構成するさまざまな部分の製造ステップを同期化する上での問題がもたらされ、それにより、生産性にマイナスの結果をもたらす、製造システムの全体的な管理の上での問題がもたらされることに気付いた。
最後に、本出願人は、上述した文書に示されているすべてのプラントにおいて、1つの作業ステーションの障害時に、構築プラント全体を閉鎖しなければならず、それはその場合の明らかな欠点であることに気付いた。
本明細書においてかつ続く特許請求の範囲において、「連続した一続きの」作業ステーションとは、所定の設置順序に従って配置された少なくとも3つの作業ステーションのセットを意味し、第1の作業ステーションと最後の作業ステーションとの間の各作業ステーションは、2つの異なる作業ステーション、すなわち先行する作業ステーションと後続する作業ステーションとに隣接し、前記セットの第1作業ステーションは前記セットの第2作業ステーションに隣接しかつ先行し、前記セットの最後の作業ステーションは、前記セットの最後から2番目の作業ステーションに隣接しかつ先行する。
したがって、連続した一続きにおいて、後続しかつ隣接する作業ステーションと後続しかつ隣接しない作業ステーションとが見られる。
当然ながら、作業ステーションが3つの場合、第2の作業ステーションおよび最後から2番目の作業ステーションは一致する。
本明細においてかつ続く特許請求の範囲において、「基本部品」とは、以下の形態での基本半製品を意味し、すなわち、エラストマー材料の連続した細長い要素;ゴム金属または繊維補強コード、すなわちエラストマー材料でコーティングされた補強コード;以降「ストリップ状要素」と呼ぶ、少なくとも2つの繊維または金属コードを含む適当なサイズに切断されたエラストマー材料のリボン状要素といった形態である。
本明細書においてかつ続く特許請求の範囲において、タイヤの「構造部品」とは、ある機能を実施するために好適なタイヤの任意の部分またはその一部を意味する。したがって、構造部品は、たとえば、ライナ、アンダーライナ、耐摩耗性要素、ビードコア、ビード充填材、カーカスプライ、ベルトストリップ、ベルト下層、トレッドバンド下層、サイドウォールインサート、サイドウォール、トレッドバンド、補強インサートである。
本明細書においてかつ続く特許請求の範囲において、タイヤの「モデル」とは、幾何学的特徴(たとえばトレッドバンド幅、サイドウォール高さ、取付直径等)、構造的特徴(たとえば1プライ構造または2プライ構造、ラジアルまたは交差カーカスプライ、ベルト構造体の有無、ベルト構造体のタイプ(交差ベルト、ゼロ度、交差ベルトおよびゼロ度有り)、1つまたは複数の層を有するトレッドバンドのタイプ等)および技術的特徴(たとえばさまざまな構造部品の混合、繊維または金属補強コードを構成する材料、補強コードの形成のタイプ等)のセットを意味する。
したがって、本出願人は、プラント全体の停止を回避し、国際公開第01/32409号および同第01/39963号に示されているもののタイプのプロセスの柔軟性およびさらには生産性を向上させ、欧州特許出願公開第1481791A2号に示されているもののような全体の寸法が大きくかつ管理および同期が困難な製造プラントを回避して、技術的要件が非常に異なるタイヤを構築するために、処理されているタイヤを構築ラインの任意の作業ステーションから同じ構築ラインの他の任意の作業ステーションまで移送するように適合された少なくとも1つの装置を構築プラントに設けることが必要であることに気付いた。
したがって、本出願人は、各々が、処理されているタイヤの少なくとも1つの処理装置に関連する、連続した一続きの複数の作業ステーションと、処理されているタイヤを前記連続した一続きのうちの任意の作業ステーションから前記連続した一続きにおいてそれに隣接しない他の任意の作業ステーションに移送するように適合された少なくとも1つの移送装置とを備える、成形支持体上の車両の車輪用の少なくとも1つのタイヤ構築ラインを有することにより、特殊性および技術的複雑性の高いタイヤ群を、完成品の高生産性および高品質を達成して同時に製造することが可能であることに気付いた。
最後に、本出願人は、連続した一続きで配置された複数の作業ステーションにおいて複数の構造部品を構築して、それぞれの成形支持体上で異なるモデルのタイヤを構築するプロセスであって、処理されているタイヤを1つの作業ステーションからそれに隣接していない作業ステーションに移送する少なくとも1つのステップが提供されるプロセスにおいて、技術的柔軟性が高いタイヤを得ることができ生産性も向上させることができることが分かった。
言い換えれば、本出願人は、処理されているタイヤが、1つの作業ステーションから隣接する後続する作業ステーションに進んで、構築ラインのすべての作業ステーションを順次通過することを回避し、構築されるタイヤの技術的要件と作業ステーションの可用性とに応じて、タイヤの選択および移送のロジックを導入することにより、異なるタイヤを構築する既知のプロセスおよびプラントの柔軟性および生産性をともに向上させるとともに、1つの作業ステーションの障害時にプラント全体の停止を回避することが可能であることが分かった。
より正確には、本発明は、その第1態様によれば、車両の車輪用のタイヤを構築するラインにおいて作業ステーションを選択する方法であって、前記タイヤが少なくとも2つの異なるモデルのものであり、前記構築するラインが、連続した一続きに従って配置された複数の作業ステーションを備え、各作業ステーションが、各タイヤの少なくとも1つの構造部品を構築するように適合されている、方法において、
ii)互いに隣接していない少なくとも2つの作業ステーションを選択するステップであって、処理されているタイヤが、タイヤモデル、構築される構造部品、および作業ステーション自体の可用性に基づいて移送され、上記移送が、処理されているタイヤが前記少なくとも2つの作業ステーションのみを通るように行われる、ステップ
を含む、方法に関する。
本発明は、その第2態様によれば、車両の車輪用タイヤを製造する方法であって、前記タイヤが少なくとも2つの異なるモデルのものである、方法において、
b)タイヤ構築ラインにおける連続した一続きに従って配置された複数の作業ステーションにおいて、各構造部品を構築することにより、少なくとも第1モデルおよび第2モデルのタイヤをそれぞれの成形支持体上で構築するステップであって、それぞれの成形支持体上で処理されているタイヤが、移送装置により、1つの作業ステーションから他の作業ステーションに移送される、ステップ
を含み、
少なくとも第1タイヤモデルおよび第2タイヤモデルを構築するステップb)が、それぞれの成形支持体上で処理されているタイヤを、構築ラインの第1作業ステーションから、前記連続した一続きにおいてそれに隣接していない第2作業ステーションに移送する少なくとも1つのステップc)を含み、
各移送ステップc)が、個々の成形支持体上で処理されているタイヤが、前記第1作業ステーションおよび第2作業ステーションのみを通るように行われる、方法に関する。
本発明による方法が、製造される各タイヤに対して異なる基本半製品を使用することと適合性があるため、技術的柔軟性および/または生産性が低下するという上述した欠点を取り除くことができ、完成品の高性能な品質を維持することができる。
したがって、本発明による方法は、技術的に柔軟でありかつ効率的である。本出願人は、実際に、このタイプの方法において、生産性が、必要な柔軟性が最大である場合の各構築ラインに対する最小約50%から、必要な柔軟性が限られる場合の各構築ラインに対する最大約80%まで、向上することを確認した。
本発明は、その第3態様によれば、車両の車輪用タイヤを構築するプラントであって、前記タイヤが少なくとも2つの異なるモデルのものである、プラントにおいて、
各々が、各タイヤの少なくとも1つの構造部品を構築するように適合されている、連続した一続きに従って配置された複数の作業ステーションと、
各作業ステーションに関連する、それぞれの成形支持体上で処理されているタイヤ用の少なくとも1つの処理装置と、
個々の成形支持体上で処理されているタイヤを、前記連続した一続きのうちの任意の第1作業ステーションから前記連続した一続きにおいてそれに隣接していない他の任意の第2作業ステーションに移送するように適合され、それにより、個々の成形支持体上で処理されているタイヤが、前記第1作業ステーションおよび第2作業ステーションのみを通る、少なくとも1つの移送装置と、
を備えるタイヤ構築ラインを少なくとも備えるプラントに関する。
上記プロセスを実施することにより、前記プラントは、上述したものと同じ利点を達成する。
本出願人は、さらに、構築プラントに、処理されているタイヤを前記連続した一続きのうちの任意の作業ステーションから前記連続した一続きにおいてそれに隣接していない他の任意の作業ステーションに移送する装置を設けているため、1つの作業ステーションの障害時にプラントを中断する必要に関する上述した不都合を克服することも可能であることを確認した。
最後に、本出願人は、タイヤを1つの作業ステーションから他の作業ステーションに移送するためにも、1つの作業ステーションに関連する処理装置を使用することを回避し、こうした操作の特別な移送装置を割り当てることにより、種々の作業ステーションのサイクル時間を最適化し、構築プラントの生産性を向上させることも可能であることを確認した。
本発明は、その上記態様のうちの少なくとも1つにおいて、以下の好ましい特徴のうちの少なくとも1つを示すことができる。
少なくとも2つの作業ステーションを選択する前記ステップに先行して、好ましくは、構築されるタイヤモデルと作業ステーションの可用性とに関する情報を受け取るステップが行われる。このように、生産コストおよび時間を最適化するために、こうした情報を処理し最も適した作業ステーションを選択することができる。
好ましくは、構築するステップb)に先行して、
a)前記複数の作業ステーションにおいて構築されるタイヤの複数の基本部品を配置するステップ
が行われる。
有利には、構築するステップb)は、移送ステップc)の上流に、
d)タイヤモデル、構築される構造部品、および作業ステーション自体の可用性に基づいて、処理されているタイヤが移送される作業ステーションを選択するステップ
を含む。
これにより、タイヤを構築する時点における状況の完全な評価と、したがって最も好適な作業ステーションの選択とが可能になる。
好ましくは、構築するステップb)は、それぞれの成形支持体上で処理されているタイヤを作業ステーションから前記連続した一続きにおいて後続する作業ステーションに移送することによって行われる。言い換えれば、タイヤを構築する方法は、処理されているタイヤの、連続した一続きの単一の移動方向に沿った移送を提供する。このように、タイヤが、前記連続した一続きにおいて前後に移動することが防止され、プロセス時間および管理の観点から有利である。
好ましい実施形態によれば、前記構築するステップb)は、
i)少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状係留構造体とを備えるカーカス構造体を構築するステップと、
ii)少なくとも1つのベルト層を備えるベルト構造体を構築するステップと、
iii)トレッドバンドを構築するステップと
を含む。
好ましくは、構築されるタイヤの少なくとも1つのモデルにおいて、タイヤの赤道面で測定される、トレッドバンドの半径方向外側距離とトレッドバンド自体の横方向両端部を通過する線との間の距離と、前記端部間のタイヤのコードに沿って測定される距離との間の曲率Rは、約0.15以上である。このように、二輪車用のタイヤを得ることができる。
好ましい実施形態によれば、前記曲率Rは約0.3以下である。このように、二輪車の後輪を得ることができる。
他の好ましい実施形態によれば、前記曲率Rは約0.45以下である。このように、二輪車の前輪を得ることができる。
有利には、上記ステップii)において、前記少なくとも1つのベルト層は、周方向に0°で向けられた繊維コードまたは金属コードの層を含む。
好ましくは、トレッドバンドを構築するステップiii)は、前記ベルト構造体の半径方向外側の位置にトレッドバンドを付与するステップiii’)を含む。
有利には、処理されているタイヤの側部の少なくとも一部を、処理されているタイヤの軸方向外側の位置に付与するステップiv)が提供される。
トレッドバンドを構築する前記ステップiii)は、トレッドバンドを付与するステップiii’)の前に、前記ベルト構造体の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与するステップiii’’)を含むことができる。
好ましくは、上記ステップiii’)、iii’’)またはiv)の間の少なくとも1つは、並列したまたは少なくとも部分的に重なったコイル状態にエラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を付与することによって行われる。
好ましくは、少なくとも1つの構造部品は、少なくとも1つの基本部品を組み立てることによって構築される。
タイヤを製造する方法は、基本部品を少なくとも1つの作業ステーションに供給する前ステップをさらに含むことができる。
有利には、成形支持体はトロイダル支持体である。
好ましくは、前記トロイダル支持体は、処理されているタイヤの半径方向内側面に対応する半径方向外側面を有する。
好ましい実施形態によれば、前記第1タイヤモデルおよび前記第2タイヤモデルはサイズが異なる。
他の好ましい実施形態によれば、前記第1タイヤモデルおよび前記第2タイヤモデルは構造部品が異なる。
異なる好ましい実施形態によれば、前記第1タイヤモデルおよび前記第2タイヤモデルは基本部品が異なる。
好ましくは、前記複数の作業ステーションは、
少なくとも1つのカーカス構造体構築作業ステーションであって、前記カーカス構造体が少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状係留構造体とを備える、カーカス構造体構築作業ステーションと、
少なくとも1つのベルト構造体構築作業ステーションであって、前記ベルト構造が少なくとも1つのベルト層を備える、ベルト構造体構築作業ステーションと、
少なくとも1つのトレッドバンド構築作業ステーションと、
を備える。
有利には、タイヤ構築プラントのカーカス構造体構築作業ステーションは2つである。
好ましくは、第1カーカス構造体構築作業ステーションが、第2カーカス構造体構築作業ステーションによって構築されるカーカス構造体とは異なるカーカス構造体を構築するように適合される。
構築プラントの好ましい実施形態によれば、各カーカス構造体構築作業ステーションは、少なくとも
プライ付与ユニットと、
ビードコア付与ユニットと、
を備える。
好ましくは、少なくとも1つの作業ステーションが、少なくとも1つの基本部品を組み立てることにより、各タイヤの少なくとも1つの構造部品を構築するように適合される。
好ましくは、ビードコア付与ユニットは、ゴム金属補強コードとして成形された連続した細長い要素の分配器を有する少なくとも1つの装置を備える。
さらにより好ましくは、半径方向に重なっているコイル状態に前記連続した細長い要素を付与するように成形支持体を移動させる、少なくとも1つのアクチュエータが、前記カーカス構造体構築作業ステーションに関連する処理装置に接続される。
好ましくは、ベルト構造体構築作業ステーションは、
前記カーカス構造体の半径方向外側の位置にアンダーベルト層を付与する装置が設けられたアンダーベルト層付与ユニット
を備える。
有利には、前記ベルト構造体構築作業ステーションは、前記カーカス構造体の半径方向外側の位置に少なくとも第1ベルト層を付与する装置が設けられた少なくとも1つのベルト層付与ユニットを備える。
好ましくは、こうしたベルト層付与ユニットは2つである。
好ましくは、ベルト構造体構築作業ステーションは少なくとも2つである。
有利には、第1ベルト構造体構築作業ステーションは、少なくとも2つ半径方向に重なったベルト層を付与するように適合され、前記層は、第1ベルト層のコードが、処理されているタイヤの赤道面に対して傾斜して向けられる一方、第2層のコードもまた傾斜した向きを示すが、第1層のコードに対して対称的に交差するように、配置される。
好ましくは、第2ベルト構造体構築作業ステーションは、周方向に0°で向けられた繊維コードまたは金属コードの層を含む少なくとも1つのベルト層を付与するように適合される。
構築プラントの実施形態によれば、トレッドバンド構築作業ステーションは、少なくとも1つのトレッドバンド付与ユニットを備える。
好ましくは、トレッドバンド付与ユニットは2つである。
有利には、本プラントは、処理されているタイヤの軸方向外側の位置に少なくともサイドウォール部を構築するサイドウォール付与ユニットが設けられた少なくとも1つのサイドウォール構築作業ステーションをさらに備える。
好ましくは、構築プラントは、少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与する装置が設けられた少なくとも1つのトレッドバンド下層付与ユニットをさらに備える。
こうしたユニットは、好ましくは、トレッドバンド構築作業ステーション内に配置される。
本タイヤ構築プラントは、ライナ付与ユニットが設けられたライナ付与作業ステーションをさらに備えることができる。
本タイヤ構築プラントは、少なくとも1つの基本部品供給ユニットをさらに備えることができる。
好ましい実施形態によれば、前記作業ステーションのうちの少なくとも1つは、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配器を示す少なくとも1つの装置を備える。
さらにより好ましくは、並列した又は少なくとも部分的に重なっているコイル状態に前記連続した細長い要素を付与するように成形支持体を移動させる、少なくとも1つのアクチュエータが、前記作業ステーションに関連する処理装置に接続される。
任意に、本構築プラントは、少なくとも1つの作業ステーションに供給されるように適合された基本部品を準備するステップを含むことができる。
好ましくは、個々の成形支持体上で処理されているタイヤを前記連続した一続きのうちの作業ステーションから別の作業ステーションに移送するように適合された移送装置は、少なくとも1つのロボットアームを備える。
さらに、前記移送装置は、案内トラック上で移動するように適合される。
有利には、それぞれの成形支持体上で処理されているタイヤ用の処理装置は、少なくとも1つのロボットアームを備える。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付図面を参照して指示的な非限定的例として行う、本発明による作業ステーションを選択する方法、タイヤを製造する方法及びタイヤ構築プラントのいくつかの好ましい例の以下の説明からより明らかとなろう。
車両の車輪用タイヤを構築するプラントの概略レイアウトを示し、そこで、作業ステーションを選択する方法と本発明の実施形態に従ってタイヤを製造するプロセスとが実施される。
かかる図を参照すると、参照符号1は、本発明による車両の車輪用タイヤを構築するプラントの構築ラインを全体的に示す。構築されるタイヤは、少なくとも2つの異なるモデルのものである。こうしたモデルは、サイズ、構造部品および/または基本部品が異なり得る。
プラントの構築ライン1は、複数の作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14を備え、それらの各々が、少なくとも1つの基本部品を組み立てることによって、各タイヤの少なくとも1つの構造部品を構築するように適合されている。作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14は、上述した定義に従って、連続した一続きに従って配置されている。
本システムの構築ライン1は、各作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14に関連する、それぞれの成形支持体上で処理されているタイヤ用の少なくとも1つの処理装置3をさらに備えている。各処理装置3は、前記基本部品を組み立てるように、それぞれの作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14と協働するように適合されている。
構築ライン1はまた、少なくとも1つの移送装置2を備えており、それは、個々の成形支持体上で処理されているタイヤを、連続した一続きのうちの任意の第1作業ステーションから、第1作業ステーションに隣接していない他の任意の第2作業ステーションに移送し、それにより、その成形支持体上で処理されているタイヤが、移送経路に沿って前記第1作業ステーションおよび第2作業ステーションのみを通るように適合されている。
前記移送経路は、成形支持体2が辿る経路であり、いかなるタイプ(直線、ジグザグ等)であってもよい。移送が、1つの作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14からそれに隣接していない後続するものまで行われる場合、前記移送経路は、概して、1つの作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14から前記連続した一続きにおいてそれに隣接しかつ後続する作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14まで移動するために移送支持体2が辿る経路とは異なる。
特に、複数の作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14は、
−少なくとも1つのカーカス構造体構築作業ステーション4、4’と、
−少なくとも1つのベルト構造体構築作業ステーション5、5’と、
−少なくとも1つのトレッドバンド構築作業ステーション6と、
を備え、カーカス構造体は、少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状係留構造とを備え、ベルト構造は少なくとも1つのベルト層を備える。
図に示すように、第1カーカス構造体構築作業ステーション4、4’は2つであり、第1カーカス構造体構築作業ステーション4は、第2カーカス構造体構築作業ステーション4’によって構築されるカーカス構造体とは異なり得るカーカス構造体を構築するように適合されている。別法として、第1カーカス構造体構築作業ステーション4および第2カーカス構造体構築作業ステーション4’は、たとえば2プライタイヤの場合、それぞれの成形ドラム上で同じカーカス構造体の構築を行ってもよい。
各カーカス構造体構築作業ステーション4、4’は、プライ付与ユニット7およびビードコア付与ユニット8を備えている。
ビードコア付与ユニット8には、ゴム金属補強コードの形状で形成された連続した細長い要素の分配器を示す装置が設けられることが好ましく、カーカス構造体構築作業ステーション4、4’に関連する各処理装置3に接続されることが好ましいアクチュエータが、環状係留構造体を製造するために、好ましくは半径方向に重なったコイル状態に前記連続した細長い要素を巻回するように、成形支持体を移動させる。
図に示す実施形態では、前記ベルト構造体構築作業ステーション5、5’は2つである(そのうちの1つのみを図1に詳細に示す)。それらの各々は、アンダーベルト層付与ユニット9を備えており、それには、前記カーカス構造体の半径方向外側の位置にアンダーベルト層を付与する装置が設けられている。
各ベルト構造体構築作業ステーション5、5’は、前記カーカス構造体の半径方向外側の位置で少なくとも第1ベルト層を付与する装置が設けられている少なくとも1つのベルト層付与ユニット10をさらに備えている。
第1ベルト構造体構築作業ステーション5は、好ましくは、少なくとも2つの半径方向に重なるベルト層を付与するように適合されており、前記層は、第1ベルト層のコードが、処理されているタイヤの赤道面に対して斜めに向けられるように配置される一方で、第2層のコードもまた傾斜した向きを示すが、第1層のコードに対して対称的に交差しているように、配置される。
図に示すタイヤ構築プラントの第2ベルト構造体構築作業ステーション5’は、2つのベルト層付与ユニット10を備えている。
好ましくは、前記第2ベルト構造体構築作業ステーション5’は、円周方向に0°で向けられた繊維コードまたは金属コードの層を含む少なくとも1つのベルト層を付与するように適合されている。
構築ライン1のトレッドバンド構築作業ステーション6は、少なくとも1つのトレッドバンド付与ユニット11を備えている。
図に示す実施形態では、トレッドバンド構築作業ステーション6は、2つのトレッドバンド付与ユニット11と1つのトレッドバンド下層付与ユニット13とを備えている。後者には、少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与する装置が設けられている。
しかしながら、こうしたトレッドバンド下層付与ユニット13を、専用の構築作業ステーションにおいて、トレッドバンド構築作業ステーション6の外側に配置してもよい。
構築プラント1は、少なくとも1つのサイドウォール構築作業ステーション12をさらに備え、それには、処理されているタイヤの軸方向外側の位置に少なくともサイドウォール部を構築するサイドウォール付与ユニット17が設けられている。
図1に示す構築プラント1は、ライナ付与ユニット18が設けられている、ライナを付与する作業ステーション14をさらに含む。
構築ライン1には、各カーカス構造体構築作業ステーション4、4’に対してストリップ状要素供給ユニット16が設けられている。各ベルト構造体構築作業ステーション5、5’に、同様のストリップ状要素供給ユニットを設けてもよい。
好ましくは、連続した一続きの上記作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14のうちの少なくとも1つは、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配器を示す装置を備えている。この場合、こうした装置が設けられている各作業ステーションはまた、並列しているかつ/または少なくとも部分的に重なっているコイル状態に、連続した細長い要素を巻回するように、成形支持体を移動させる1つまたは複数のアクチュエータも備えている。さらにより好ましくは、少なくともアンダーベルト層付与ユニット9、トレッドバンド下層付与ユニット13、トレッドバンド付与ユニット11、サイドウォール付与ユニット17、ライナ付与ユニット18は、各々上記装置を備えている。
本発明の実施形態によるタイヤ構築プラントは、作業ステーション4、4’、5、5’に供給されるように適合されたいくつかの基本部品(概してストリップ状要素および/またはゴムコード)に対して準備ラインを備えることができる。こうしたラインは、図には示していない。
個々の成形支持体で処理されているタイヤを作業ステーションから連続した一続きのうちの別の作業ステーションに移送するように適合された移送装置2は、ロボットアームを備えている。好ましくは、移送装置2は、案内トラック15に関連付けられており、案内トラック15の上でこうしたロボットアームが移動する。
好ましくは、それぞれの成形支持体の上で処理されているタイヤ用の各処理装置3は、少なくとも1つのロボットアームを備えている。
本発明の好ましい実施形態によれば、構築されるタイヤの少なくとも1つのモデルは二輪車用であり、そこでは、タイヤの赤道面で測定される、トレッドバンドの半径方向外側距離とトレッドバンド自体の横方向両端部を通過する線との間の距離と、前記端部間のタイヤのコードに沿って測定される距離との間の曲率Rは、約0.15以上である。
特に、前記曲率Rは、構築されるタイヤが後輪または前輪であるという事実に基づいて、約0.3以下かまたは約0.45以下である。
好ましくは、成形支持体はトロイダル支持体である。さらにより好ましくは、トロイダル支持体は、処理されている(かつ構築されている)タイヤの半径方向内側面に対応する半径方向外側面を有している。
本発明による、少なくとも2つの異なるモデルのタイヤの構築ライン1において作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14を選択する方法であって、前記構築ライン1が、連続した一続きに従って配置された複数の作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14を備え、各作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14が、好ましくは少なくとも1つの基本部品を組み立てることにより、各タイヤの少なくとも1つの構造部品を構築するように適合されている、方法は、
−互いに隣接していない少なくとも2つの作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14を選択するステップであって、処理されているタイヤが、タイヤモデル、構築される構造部品、および作業ステーション自体の可用性に基づいて移送される、ステップを含む。
移送は、処理されているタイヤが、移送経路に沿って前記少なくとも2つの作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14のみを通るように行われる。
作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14を選択する本方法は、選択ステップの前に、構築されるタイヤのモデルと、作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14の可用性とに関する情報を受け取るステップを含む。
言い換えれば、本発明による選択方法は、処理されているタイヤを移送する最も好適な作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14を選択するように、上記情報の受取りおよびその処理を提供する。
好ましくは、ステップa)に従い、タイヤ構築プロセスは、複数の作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14に、構築されるタイヤの複数の基本部品を配置する。
その後、プロセスは、作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14において、好ましくは、前記基本要素のうちの少なくとも1つを組み立てることにより、各構造部品を構築して、それぞれの成形支持体上の少なくとも第1モデルおよび第2モデルのタイヤを構築するステップb)を提供する。作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14は、タイヤ構築ライン1における連続した一続きに従って配置され、それぞれの成形支持体上で処理されているタイヤは、移送装置2により、1つの作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14から他の作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14に移送される。
本発明によれば、少なくとも第1タイヤモデルおよび第2タイヤモデルを構築するステップb)は、個々の成形支持体上で処理されているタイヤを、構築ライン1の第1作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14から、前記連続した一続きにおいてそれに隣接していない第2作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14に移送する少なくとも1つのステップc)を含む。
さらに、本発明のプロセスによれば、各移送ステップc)は、個々の成形支持体上で処理されているタイヤが、移送経路に沿って前記第1作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14および第2作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14のみを通るように行われる。
好ましい実施形態によれば、構築ステップb)は、移送ステップc)の上流で、
d)タイヤモデル、構築される構造部品、および作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14自体の可用性に基づいて、処理されているタイヤが移送される作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14を選択するステップ
を含む。
構築するステップb)は、好ましくは、処理されているタイヤを作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14から前記連続した一続きにおいて後続する作業ステーション4、4’、5、5’、6、12、14に移送することによって行われる。すなわち、移送は、構築ライン1の進行方向に従って行われる。
特に、構築するステップc)は、
i)少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状係留構造体とを備えるカーカス構造体を構築するステップと、
ii)少なくとも1つのベルト層を備えるベルト構造体を構築するステップと、
iii)トレッドバンドを構築するステップと
を含む。
好ましい実施形態によれば、上記ステップii)は、周方向に0°で向けられた繊維コードまたは金属コードの層が設けられたベルト構造体を構築することを含む。
タイヤを製造するプロセスは、基本部品を対応する作業ステーションに供給する前ステップをさらに含む。
ここで、タイヤ構築ライン1を参照して、図1に示すプラントの動作例について、たとえばタイヤAおよびタイヤBの2つのモデルの場合で説明する。ここで、Aは1プライタイヤであり、Bは2プライタイヤであり、AおよびBはともにベルト構造体として0°の金属コードの層を有している。
処理されているタイヤA用の成形支持体をライナ付与作業ステーション14に移送し、そこで、ライナ付与ユニット18が、好ましくは、並列したかつ/または重なったコイル状態にエラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を付与することにより、成形支持体の上にライナ層を付与する。こうしたライナ付与ステップの前に、少なくとも1つのビード補強布の付与ステップおよび/またはタイヤAの成形支持体上の耐摩耗性要素の付与ステップを行うことができる。
その後、ライナ層の半径方向外側の位置にアンダーライナ層を付与することも可能である。
処理されているタイヤAを、タイヤAに必要なプライのタイプまたは前記作業ステーション4、4’の可用性に従って、カーカス構造体構築作業ステーション4または4’に移送し、そこで、ステップi)に従って、カーカス構造体の構築を行う。この例では、1プライタイヤAを、移送装置2により、前記方法の選択ステップで提供されたものに従ってかつ本発明によるプロセスのステップc)で、ライナ付与作業ステーション14から、第2カーカス構造体構築作業ステーション4’に(使用されていないため)直接、第1カーカス構造体構築作業ステーション4を通過することなく搬送する。
前記第2カーカス構造体構築作業ステーション4’において、カーカスプライを、ライナ層またはアンダーライナ層(設けられる場合)の半径方向外側の位置に、プライ付与ユニット7により、好ましくは複数のストリップ状要素を互いに並列して敷設することにより付与する。異なる計画仕様によれば、カーカス構造体のさらなる構造部品を製造するためにさらなる基本部品を付与してもよい。
その後、ステップi)は、カーカスプライの軸方向両端に少なくとも一対の環状係留構造体を付与する。こうしたステップを、ビードコア付与ユニット8が行い、その動作については上述した。
その後、処理されているタイヤAのカーカスプライに、複数の内側および/または外側補強要素および/または耐摩耗性要素を付与することができる。
タイヤAの構築と同時に、タイヤBもまた、上述したプロセスのステップb)に従って構築する。
より詳細には、処理されているタイヤBの成形支持体をライナ付与作業ステーション14に、処理されているタイヤAがこのライナ付与作業ステーション14を空けるとすぐに移送する。タイヤAに対して上述したものと同じプロセスを、上記ライナ付与作業ステーション14において行う。
本発明のステップi)に従い、その後、カーカス構造体構築を行う。すなわち、処理されているタイヤBを、移送装置2により、第1カーカスプライを付与するために第1カーカス構造体構築作業ステーション4内に移動し、かかる作業ステーションは、タイヤAが第2カーカス構造構築ステーション4’に移送されているため空いている。その後、移送装置2は、カーカス構造構築ステップを完了したタイヤAが第2カーカス構造体構築作業ステーション4’から移送されると、タイヤBを、第2カーカスプライを付与するために上記作業ステーション4’内に移送する。
特に、第2カーカス構造体構築作業ステーション4’では、第1カーカスプライの付与方法と同様の方法で、タイヤBの第1カーカスプライの半径方向外側の位置に第2カーカスプライを付与する。こうしたステップの後に、第2カーカスプライの軸方向両端部にさらなる一対の環状係留構造体を付与する。
ステップc)に従って、その後、処理されているタイヤAを、移送装置2により第2ベルト構造体構築作業ステーション5’内に移送する。
言い換えれば、本明細書に示す例では、処理されているタイヤAを、第1ベルト構造体構築作業ステーション5を通過させることなく、第2カーカス構造体構築作業ステーション4’から第2ベルト構造体構築作業ステーション5’に移送する。
こうした第2ベルト構造体構築作業ステーション5’では、ベルト構造を構築するステップii)を行い、このステップでは、この特定の例では、まず、アンダーベルト層付与ユニット9により、好ましくは並列したかつ/または部分的に重なったコイル状態にエラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を付与することにより、処理されているタイヤAの半径方向外側の位置にアンダーベルト層を付与し、その後、特別なベルト層付与ユニット10において、周方向に0°で向けられているゴム金属コード層の付与によって得られたベルト層を付与する。
上記ステップc)によれば、処理されているタイヤBを、移送装置2により、第2ベルト構造体構築作業ステーション5’に移送する。
言い換えれば、処理されているタイヤBを、作業ステーション4’および5を通過させることなく、第1カーカス構造体構築作業ステーション4から第2ベルト構造体構築作業ステーション5’まで移送する。
さらに、第2ベルト構造体構築作業ステーション5’の好ましい構成(2つのベルト層付与ユニット10)により、上記作業ステーションにおけるタイプBの移送を、前記作業ステーションに依然としてタイヤAがある場合であっても有利に行うことができることが留意されるべきである。
タイヤBのベルト構造体を構築するステップii)を、タイヤAを構築する上述したもの同様の作業ステーション5’において行う。
そして、処理されているタイヤAを、移送装置2によりトレッドバンド構築作業ステーション6に移送し、そこで、トレッドバンド構築ステップiii)を行う。こうしたステップiii)は、トレッドバンド下層付与ユニット13において、ベルト構造の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与する下位ステップiii’’)を含むことができる。ステップiii)は、最後に、トレッドバンド付与ユニット11において、前記トレッドバンド下層(設けられる場合)かまたは前記ベルト構造体の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンド層を付与する下位ステップiii’’)を含む。トレッドバンド層が2つである場合、これらを、好ましくは、2つのそれぞれのトレッドバンド付与ユニット11に連続して付与する。好ましくは、上記ステップiii’)およびiii’’)間の少なくとも1つを、並列したかつ/または少なくとも部分的に重なったコイル状態にエラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を付与することによって行う。
ベルト構造体の構築の最後に、処理されているタイヤBもまた、移送装置2によりトレッドバンド構築作業ステーション6内に移送し、そこで、タイヤAのトレッドバンドの構築に対して記載した方法と同様の方法で、トレッドバンド構築ステップiii)を行う。
この場合もまた、トレッドバンド構築作業ステーション6の好ましい構成(2つのトレッドバンド付与ユニット11)により、タイヤAが依然として上記トレッドバンド構築作業ステーション6にある間に、タイヤBをその作業ステーション6に移送することができ、生産性がさらに向上する。
その後、処理されているタイヤAを、移送装置2によりサイドウォール構築作業ステーション12内に移送する。こうした作業ステーション12では、サイドウォール付与ユニット17が、ステップiv)を行い、並列したかつ/または部分的に重なったコイル状態にエラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を付与することにより、前記トレッドバンドの軸方向外側の位置にタイヤAのサイドウォールの少なくとも一部を付与する。
その後、処理されているタイヤBもまた、移送装置2によりサイドウォール構築作業ステーション12内に移送し、そこで、サイドウォール付与ユニット17が、タイヤAに対して記載した方法と同様の方法でタイヤBのサイドウォールの少なくとも一部を付与する。
こうして構築されたタイヤAおよびBを、バーコード、ラベル等の任意の要素を付与するために任意のさらなる作業ステーションに移送するか、または本明細書には示さない成形および加硫ユニットに向かって進むように構築ライン1から出す。
上記本明細書の範囲内でかつ以下の特許請求の範囲で、量、パラメータ、割合等を示すすべての数値は、特に明記しない場合、常に、「約」という語が前にあるものとみなされるべきである。さらに、すべての数値範囲は、文中で特に示したものに加えて、最大数値および最小数値のすべての考えられる組合せならびにすべての考えられる中間範囲を含む。

Claims (51)

  1. 車両の車輪用のタイヤの構築ライン(1)において作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)を選択する方法であって、前記タイヤが少なくとも2つの異なるモデルのものであり、前記構築ライン(1)が、連続した一続きに従って配置された複数の作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)を備え、各作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)が、各タイヤの少なくとも1つの構造部品を構築するように適合されている、方法において、
    互いに隣接していない少なくとも2つの作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)を選択するステップであって、処理されているタイヤが、前記タイヤモデル、構築される前記構造部品、および前記作業ステーション自体の可用性に基づいて移送され、上記移送が、処理されている前記タイヤが前記少なくとも2つの作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)のみを通るように行われる、ステップ
    を含む、方法。
  2. 前記選択ステップに先行して、
    構築されるタイヤの前記モデルと、前記作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)の可用性とに関する情報を受け取るステップ
    を含む、請求項1に記載の作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)を選択する方法。
  3. 車両の車輪用タイヤを製造する方法であって、前記タイヤが少なくとも2つの異なるモデルのものである、方法において、
    b)タイヤ構築ライン(1)における連続した一続きに従って配置された複数の作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)において、各構造部品を構築することにより、少なくとも第1モデルおよび第2モデルのタイヤをそれぞれの成形支持体上で構築するステップであって、前記それぞれの成形支持体上で処理されている前記タイヤが、移送装置(2)により、1つの作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)から他の作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に移送される、ステップ
    を含み、
    少なくとも第1タイヤモデルおよび第2タイヤモデルを構築する前記ステップb)が、それぞれの成形支持体上で処理されているタイヤを、前記構築ライン(1)の第1作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)から、前記連続した一続きにおいてそれに隣接していない第2作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に移送する少なくとも1つのステップc)を含み、
    各移送ステップc)が、それぞれの成形支持体上で処理されている前記タイヤが、前記第1作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)および第2作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)のみを通るように行われる、タイヤを製造する方法。
  4. 前記構築するステップb)に先行して、
    a)前記複数の作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)において構築される前記タイヤの複数の基本部品を配置するステップ
    を含む、請求項3に記載のタイヤを製造する方法。
  5. 前記構築するステップb)が、前記移送ステップc)の上流に、
    d)前記タイヤモデル、構築される前記構造部品、および前記作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)自体の可用性に基づいて、処理されているタイヤが移送される前記作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)を選択するステップ
    を含む、請求項3または4に記載のタイヤを製造する方法。
  6. 前記構築するステップb)が、それぞれの成形支持体上で処理されている前記タイヤを作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)から前記連続した一続きにおいて後続する作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に移送することによって行われる、請求項3、4または5に記載のタイヤを製造する方法。
  7. 前記構築するステップb)が、
    i)少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状係留構造体とを備えるカーカス構造体を構築するステップと、
    ii)少なくとも1つのベルト層を備えるベルト構造体を構築するステップと、
    iii)トレッドバンドを構築するステップと
    を含む、請求項3〜6のいずれか一項に記載のタイヤを製造する方法。
  8. 構築されるタイヤの少なくとも1つのモデルにおいて、前記タイヤの赤道面で測定される、前記トレッドバンドの半径方向外側距離と前記トレッドバンド自体の横方向両端部を通過する線との間の距離と、前記端部間のタイヤコードに沿って測定される距離との間の曲率Rが、約0.15以上である、請求項7に記載のタイヤを製造する方法。
  9. 前記曲率Rが約0.3以下である、請求項8に記載のタイヤを製造する方法。
  10. 前記曲率Rが約0.45以下である、請求項8に記載のタイヤを製造する方法。
  11. 前記ステップii)において前記少なくとも1つのベルト層が、周方向に0°で向けられた繊維コードまたは金属コードの層を含む、請求項7〜10のいずれか一項に記載のタイヤを製造する方法。
  12. 前記トレッドバンドを構築する前記ステップiii)が、前記ベルト構造体の半径方向外側の位置にトレッドバンドを付与するステップiii’)を含む、請求項7または11に記載のタイヤを製造する方法。
  13. iv)処理されている前記タイヤのサイドウォールの少なくとも一部を、処理されている前記タイヤの軸方向外側の位置に付与するステップ
    を含む、請求項7または12に記載のタイヤを製造する方法。
  14. 前記トレッドバンドを構築する前記ステップiii)が、前記トレッドバンドの付与のステップiii’)の前に、
    iii’’)前記ベルト構造体の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与するステップ
    を含む、請求項12または13に記載のタイヤを製造する方法。
  15. 前記ステップiii’)、iii’’)またはiv)の間の少なくとも1つが、並列したまたは少なくとも部分的に重なったコイル状態にエラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を付与することによって行われる、請求項12〜14のいずれか一項に記載のタイヤを製造する方法。
  16. 少なくとも1つの構造部品が、少なくとも1つの基本部品を組み立てることによって構築される、請求項3〜15のいずれか一項に記載のタイヤを製造する方法。
  17. 基本部品を少なくとも1つの作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に供給する前ステップをさらに含む、請求項3〜16のいずれか一項に記載のタイヤを製造する方法。
  18. 前記成形支持体がトロイダル支持体である、請求項3〜17のいずれか一項に記載のタイヤを製造する方法。
  19. 前記トロイダル支持体が、処理されている前記タイヤの半径方向内側面に対応する半径方向外側面を有する、請求項18に記載のタイヤを製造する方法。
  20. 前記第1タイヤモデルおよび前記第2タイヤモデルはサイズが異なる、請求項3〜19のいずれか一項に記載のタイヤを製造する方法。
  21. 前記第1タイヤモデルおよび前記第2タイヤモデルは構造部品が異なる、請求項3〜20のいずれか一項に記載のタイヤを製造する方法。
  22. 前記第1タイヤモデルおよび前記第2タイヤモデルは基本部品が異なる、請求項3〜21のいずれか一項に記載のタイヤを製造する方法。
  23. 車両の車輪用タイヤを構築するプラントであって、前記タイヤが少なくとも2つの異なるモデルのものである、プラントにおいて、
    各々が、各タイヤの少なくとも1つの構造部品を構築するように適合されている、連続した一続きに従って配置された複数の作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)と、
    各作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に関連する、それぞれの成形支持体上で処理されている前記タイヤ用の少なくとも1つの処理装置(3)と、
    個々の成形支持体上で処理されている前記タイヤを、前記連続した一続きのうちの任意の第1作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)から前記連続した一続きにおいてそれに隣接していない他の任意の第2作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に移送するように適合され、それにより、個々の成形支持体上で処理されている前記タイヤが、前記第1作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)および第2作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)のみを通る、少なくとも1つの移送装置(2)と、
    を備えるタイヤ構築ライン(1)を少なくとも具備するプラント。
  24. 前記複数の作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)が、
    少なくとも1つのカーカス構造体構築作業ステーション(4、4’)であって、前記カーカス構造体が少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状係留構造体とを備える、カーカス構造体構築作業ステーション(4、4’)と、
    少なくとも1つのベルト構造体構築作業ステーション(5、5’)であって、前記ベルト構造が少なくとも1つのベルト層を備える、ベルト構造体構築作業ステーション(5、5’)と、
    少なくとも1つのトレッドバンド構築作業ステーション(6)と、
    を備える、請求項23に記載のタイヤ構築プラント。
  25. 前記成形支持体がトロイダル支持体である、請求項23に記載のタイヤ構築プラント。
  26. 前記トロイダル支持体が、処理されている前記タイヤの半径方向内側面に対応する半径方向外側面を有する、請求項25に記載のタイヤ構築プラント。
  27. 前記カーカス構造体構築作業ステーション(4、4’)が2つである、請求項24〜26のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  28. 第1カーカス構造体構築作業ステーション(4)が、第2カーカス構造体構築作業ステーション(4’)によって構築される前記カーカス構造とは異なるカーカス構造体を構築するように適合された、請求項27に記載のタイヤ構築プラント。
  29. 少なくとも1つの作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)が、少なくとも1つの基本部品を組み立てることにより各タイヤの少なくとも1つの構造部品を構築するように適合された、請求項23〜28のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  30. 各カーカス構造体構築作業ステーション(4、4’)が、少なくとも
    プライ付与ユニット(7)と、
    ビードコア付与ユニット(8)と、
    を備える、請求項24〜29のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  31. 前記ビードコア付与ユニット(8)が、ゴム金属補強コードとして成形された連続した細長い要素の分配器を有する少なくとも1つの装置を備える、請求項30に記載のタイヤ構築プラント。
  32. 半径方向に重なっているコイル状態に前記連続した細長い要素を付与するように前記成形支持体を移動させる、少なくとも1つのアクチュエータが、前記カーカス構造体構築作業ステーション(4、4’)に関連する前記処理装置(3)に接続されている、請求項31に記載のタイヤ構築プラント。
  33. 前記カーカス構造体構築作業ステーション(5、5’)が、
    前記カーカス構造体の半径方向外側の位置にアンダーベルト層を付与する装置が設けられたアンダーベルト層付与ユニット(9)
    を備える、請求項24〜32のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  34. 前記ベルト構造体構築作業ステーション(5、5’)が、前記カーカス構造体の半径方向外側の位置に少なくとも第1ベルト層を付与する装置が設けられた少なくとも1つのベルト層付与ユニット(10)を備える、請求項24〜33のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  35. 前記ベルト層付与ユニット(10)が2つである、請求項34に記載のタイヤ構築プラント。
  36. 前記ベルト構造体構築作業ステーション(5、5’)が少なくとも2つである、請求項24〜35のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  37. 第1ベルト構造体構築作業ステーション(5)が、少なくとも2つの半径方向に重なったベルト層を付与するように適合され、前記第1ベルト層の前記コードが、処理されている前記タイヤの赤道面に対して傾斜して向けられる一方、前記第2層の前記コードもまた傾斜した向きを有するが、前記第1層の前記コードに対して対称的に交差するように、前記層が配置された、請求項36に記載のタイヤ構築プラント。
  38. 第2ベルト構造体構築作業ステーション(5’)が、周方向に0°で向けられた繊維コードまたは金属コードの層を含む少なくとも1つのベルト層を付与するように適合された、請求項36または37に記載のタイヤ構築プラント。
  39. 前記トレッドバンド構築作業ステーション(6)が、少なくとも1つのトレッドバンド付与ユニット(11)を備える、請求項24〜38のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  40. 前記トレッドバンド付与ユニットが2つである、請求項39に記載のタイヤ構築プラント。
  41. 少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与する装置が設けられた少なくとも1つのトレッドバンド下層付与ユニット(13)をさらに具備する、請求項24〜40のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  42. 前記1つのトレッドバンド下層付与ユニット(13)が、前記トレッドバンド構築作業ステーション(6)内に配置された、請求項41に記載のタイヤ構築プラント。
  43. 処理されている前記タイヤの軸方向外側の位置に少なくとも1つのサイドウォール部を構築するサイドウォール付与ユニット(17)が設けられた少なくとも1つのサイドウォール構築作業ステーション(12)をさらに具備する、請求項24〜42のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  44. ライナ付与ユニット(18)が設けられたライナ付与作業ステーション(14)をさらに具備する、請求項24〜43のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  45. 少なくとも1つのストリップ状要素供給ユニット(16)をさらに具備する、請求項23〜44のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  46. 前記作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)のうちの少なくとも1つが、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配器を示す少なくとも1つの装置を備えている、請求項23〜45のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  47. 並列した又は少なくとも部分的に重なっているコイル状態に前記連続した細長い要素を付与するように成形支持体を移動させる、少なくとも1つのアクチュエータが、前記作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に関連する前記処理装置(3)に接続されている、請求項46に記載のタイヤ構築プラント。
  48. 少なくとも1つの作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に供給されるように適合された基本部品を準備するラインを具備する、請求項29〜47のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  49. それぞれ成形支持体上で処理されている前記タイヤを前記連続した一続きのうちの1つの作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)から別の作業ステーション(4、4’、5、5’、6、12、14)に移送するように適合された前記移送装置(2)が、少なくとも1つのロボットアームを備える、請求項23〜48のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  50. 前記移送装置(2)が、案内トラック(15)上で移動するように適合された、請求項23〜49のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
  51. 前記それぞれの成形支持体上で処理されている前記タイヤ用の前記処理装置(3)が少なくとも1つのロボットアームを備える、請求項23〜50のいずれか一項に記載のタイヤ構築プラント。
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