JP2011523627A5 - - Google Patents

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ある態様では、該含酸素水性流体または溶液は、分子酸素により安定化された溶媒和電子を含む。特定の実施形態では、該溶媒和電子は、少なくとも0.01ppm、少なくとも0.1ppm、少なくとも0.5ppm、少なくとも1ppm、少なくとも3ppm、少なくとも5ppm、少なくとも7ppm、少なくとも10ppm、少なくとも15ppm、または少なくとも20ppmの量で存在する。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
炎症性神経変性の状態または疾患を治療するための方法であって、約100ナノメートル未満の平均直径を実質的に有する帯電安定化した酸素含有のナノ構造のイオン水溶液を含み、流体により生細胞に接触した際に、細胞膜電位および細胞膜伝導性のうちの少なくとも1つの調節を提供するのに十分な量において、イオン水性流体中に安定的に構成された、治療有効量の界面動電的に改変された水性流体を、必要とする対象に投与するステップを含み、炎症性神経変性疾患またはそれらの少なくとも1つの症状を治療する、方法。
(項目2)
前記帯電安定化した酸素含有のナノ構造は、前記流体中で主要な帯電安定化したガス含有のナノ構造種である、項目1に記載の界面動電流体。
(項目3)
前記帯電安定化した酸素含有のナノ構造として前記流体中に存在する溶解酸素分子の割合は、0.01%、0.1%、1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、および95%超からなる群から選択される割合である、項目1に記載の界面動電流体。
(項目4)
全ての溶解酸素は、前記帯電安定化した酸素含有のナノ構造に実質的に存在する、項目1に記載の界面動電流体。
(項目5)
前記帯電安定化した酸素含有のナノ構造は、90nm、80nm、70nm、60nm、50nm、40nm、30nm、20nm、10nm、および5nm未満からなる群から選択される大きさより小さい平均直径を実質的に有する、項目1に記載の界面動電流体。
(項目6)
前記イオン水溶液は、食塩溶液を含む、項目1に記載の界面動電流体。
(項目7)
前記流体は、超酸素化である、項目1に記載の界面動電流体。
(項目8)
前記流体は、溶媒和電子の形態を含む、項目1に記載の界面動電流体。
(項目9)
前記界面動電的に改変された水性流体の改変は、流体力学的に誘起された、局在界面動電効果への前記流体の曝露を含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記局在界面動電効果への曝露は、電圧パルスおよび電流パルスのうちの少なくとも1つへの曝露を含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
流体力学的に誘起された、局在界面動電効果への前記流体の曝露は、前記流体を生成するために使用される装置の界面動電効果を誘起する構造特性への前記流体の曝露を含む、項目9に記載の方法。
(項目12)
前記炎症性神経変性の状態または疾患は、哺乳動物における、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳卒中/脳虚血、頭部創傷、脊髄損傷、ハンチントン病、片頭痛、脳アミロイド血管症、AIDSに関連する炎症性神経変性の状態;加齢に伴う認識衰退、軽度認識障害、およびプリオン病からなる群から選択される少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目13)
前記炎症性神経変性の状態または疾患は、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、およびパーキンソン病のうちの少なくとも1つを含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記炎症性神経変性の状態または疾患は、多発性硬化症を含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
炎症の前記少なくとも1つの症状は、中枢神経および脳における慢性炎症、ならびに中枢神経および脳における急性炎症からなる群から選択される少なくとも1つの状態に関連する、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記界面動電的に改変された水性流体は、一酸化窒素の局在性または細胞内レベルを調節する、項目1に記載の方法。
(項目17)
前記界面動電的に改変された水性流体は、IL−1β、IL−8、TNF−α、およびTNF−βからなる群から選択される少なくとも1つのサイトカインの投与部位で、局在性の低下を促進する、項目1に記載の方法。
(項目18)
別の抗炎症剤を用いて、同時に、または補助的に前記対象を治療することによる炎症の相乗的または非相乗的阻害または減少を更に含む、項目1に記載の方法。
(項目19)
前記他の抗炎症剤は、ステロイドまたはグルココルチコイドステロイドを含む、項目10に記載の方法。
(項目20)
前記グルココルチコイドステロイドは、ブデソニドまたはその活性誘導体を含む、項目19に記載の方法。
(項目21)
少なくとも1つの追加の治療剤は、前記患者に投与される、併用療法を更に含む、項目1に記載の方法。
(項目22)
前記少なくとも1つの追加の治療剤は、以下:グラチラマー酢酸塩、インターフェロン−β、ミトキサントロン、ナタリズマブ、MMP−9およびMMP−2の阻害剤を含むMMPの阻害剤、短時間作用型β −アゴニスト、長時間作用型β −アゴニスト、抗コリン作用薬、コルチコステロイド、全身性コルチコステロイド、マスト細胞安定剤、ロイコトリエン修飾剤、メチルキサンチン、β −アゴニスト、アルブテロール、レバルブテロール、ピルブテロール、アルホルモテロール、ホルモテロール、サルメテロール、イプラトロピウムおよびチオトロピウムを含む抗コリン作用薬;ベクロメタゾン、ブデソニド、フルニソリド、フルチカゾン、モメタゾン、トリアムシノロン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾンを含むコルチコステロイド;モンテルカスト、ザフィルルカストおよびジレウトンを含むロイコトリエン修飾剤;クロモリンおよびネドクロミルを含むマスト細胞安定剤;テオフィリンを含むメチルキサンチン;イプラトロピウムおよびアルブテロール、フルチカゾンおよびサルメテロール、ブデソニドおよびホルモテロールを含む併用薬物;ヒドロキシジン、ジフェンヒドラミン、ロラタジン、セチリジン、およびヒドロコルチゾンを含む抗ヒスタミン剤;タクロリムスおよびピメクロリムスを含む免疫系調節剤;シクロスポリン;アザチオプリン;ミコフェノール酸モフェチル;ならびにこれらの組み合わせ、からなる群から選択される、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記少なくとも1つの追加の治療剤は、TSLPおよび/またはTSLPRアンタゴニストである、項目21に記載の方法。
(項目24)
前記TSLPおよび/またはTSLPRアンタゴニストは、TSLPおよび前記TSLP受容体に対して特異的な中和抗体、可溶性TSLP受容体分子、およびTSLP受容体融合タンパク質からなる群から選択され、1つより多い受容体鎖の構成要素をコードするTSLPR免疫グロブリンFc分子またはポリペプチドを含む、項目23に記載の方法。
(項目25)
細胞膜構造または機能を改変するステップは、膜結合タンパク質の立体配座、リガンド結合活性、または触媒活性を改変するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目26)
前記膜結合タンパク質は、受容体、膜貫通受容体、イオンチャネルタンパク質、細胞内付着タンパク質、細胞接着タンパク質、インテグリン等からなる群から選択される少なくとも1つを含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記膜貫通受容体は、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)を含む、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記Gタンパク質共役型受容体(GPCR)は、Gタンパク質αサブユニットと相互作用する、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記Gタンパク質αサブユニットは、Gα s、 Gα i、 Gα 、およびGα 12 からなる群から選択される少なくとも1つを含む、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記少なくとも1つのGタンパク質αサブユニットは、Gα である、項目29に記載の方法。
(項目31)
細胞膜構造または機能を改変するステップは、膜伝導性または膜電位を改変するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目32)
細胞膜伝導性を調節するステップは、全細胞伝導性を調節するステップを含む、項目31に記載の方法。
(項目33)
全細胞伝導性を調節するステップは、前記全細胞伝導性のうちの少なくとも1つの電位依存性寄与を調節するステップを含む、項目33に記載の方法。
(項目34)
細胞内シグナル変換の調節は、カルシウム依存性の細胞伝達経路またはシステムの調節を含む、項目1に記載の方法。
(項目35)
細胞内シグナル変換の調節は、ホスホリパーゼC活性の調節を含む、項目1に記載の方法。
(項目36)
細胞内シグナル変換の調節は、アデニル酸シクラーゼ(AC)活性の調節を含む、項目1に記載の方法。
(項目37)
細胞内シグナル変換の調節は、中枢神経および脳における慢性炎症、ならびに中枢神経および脳における急性炎症からなる群から選択される少なくとも1つの状態または症状に関連する細胞内シグナル変換の調節を含む、項目1に記載の方法。
(項目38)
細胞ネットワークまたは層への投与を含み、その中の細胞間結合の調節を更に含む、項目1に記載の方法。
(項目39)
前記細胞間結合は、密着結合、ギャップ結合、接着帯、およびデスモソーム(desmasome)からなる群から選択される少なくとも1つを含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記細胞ネットワークまたは層は、CNS血管の内皮細胞および内皮星状細胞密着結合、血液脳脊髄流体密着結合または関門、肺上皮型結合、気管支上皮型結合、および腸上皮型結合からなる群から選択される少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目41)
前記界面動電的に改変された水性流体は、含酸素であり、流体中の前記酸素は、大気圧で、少なくとも8ppm、少なくとも15ppm、少なくとも25ppm、少なくとも30ppm、少なくとも40ppm、少なくとも50ppm、または少なくとも60ppmの酸素の量で存在する、項目1に記載の方法。
(項目42)
前記界面動電的に改変された水性流体は、溶媒和電子、および界面動電的に修飾された、もしくは荷電された酸素種の形態の少なくとも1つを含む、項目1〜41のいずれか1項に記載の方法。
(項目43)
前記溶媒和電子、または界面動電的に修飾された、もしくは荷電された酸素種は、少なくとも0.01ppm、少なくとも0.1ppm、少なくとも0.5ppm、少なくとも1ppm、少なくとも3ppm、少なくとも5ppm、少なくとも7ppm、少なくとも10ppm、少なくとも15ppm、または少なくとも20ppmの量で存在する、項目43に記載の方法。
(項目44)
前記界面動電的に改変された含酸素水性流体は、分子酸素により、少なくとも部分的に安定化された溶媒和電子を含む、項目43に記載の方法。
(項目45)
細胞内シグナル変換の調節を提供するのに十分な細胞膜構造または機能を改変する能力は、密閉された気密性容器内において、少なくとも2ヶ月間、少なくとも3ヶ月間、少なくとも4ヶ月間、少なくとも5ヶ月間、少なくとも6ヶ月間、少なくとも12ヶ月間、またはそれ以上の長期間持続する、項目1に記載の方法。

Claims (15)

  1. 炎症性神経変性の状態または疾患を治療するための組成物であって、約100ナノメートル未満の平均直径を実質的に有する帯電安定化した酸素含有のナノ構造のイオン水溶液を含む界面動電的に改変された水性流体を含み、該組成物は該界面動電的に改変された水性流体により生細胞に接触した際に、細胞膜電位および細胞膜伝導性のうちの少なくとも1つの調節を提供するのに好適な治療有効量において、必要とする対象に投与され、炎症性神経変性疾患またはそれらの少なくとも1つの症状治療されることを特徴とする、組成物
  2. 前記帯電安定化した酸素含有のナノ構造は、前記界面動電的に改変された水性流体中で主要な帯電安定化したガス含有のナノ構造種である、または、該帯電安定化した酸素含有のナノ構造は、90nm、80nm、70nm、60nm、50nm、40nm、30nm、20nm、10nm、および5nm未満からなる群から選択される大きさより小さい平均直径を実質的に有する、請求項1に記載の組成物
  3. 前記帯電安定化した酸素含有のナノ構造として前記界面動電的に改変された水性流体中に存在する溶解酸素分子の割合は、0.01%、0.1%、1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、および95%超からなる群から選択される割合である、または全ての溶解酸素は、該帯電安定化した酸素含有のナノ構造中に実質的に存在する、請求項1に記載の組成物
  4. 前記イオン水溶液は、食塩溶液を含む、
    または前記界面動電的に改変された水性流体は、含酸素であり、該界面動電的に改変された水性流体中の酸素は、大気圧で、少なくとも8ppm、少なくとも15ppm、少なくとも25ppm、少なくとも30ppm、少なくとも40ppm、少なくとも50ppm、または少なくとも60ppmの酸素の量で存在する、請求項1に記載の組成物
  5. 前記界面動電的に改変された水性流体の改変は、流体力学的に誘起された、局在界面動電効果への該界面動電的に改変された水性流体の曝露を含む、
    特に、該局在界面動電効果への曝露は、電圧パルスおよび電流パルスのうちの少なくとも1つへの曝露を含む、
    または流体力学的に誘起された、局在界面動電効果への該界面動電的に改変された水性流体の曝露は、該界面動電的に改変された水性流体を生成するために使用される装置の界面動電効果を誘起する構造特性への該界面動電的に改変された水性流体の曝露を含む、
    請求項1に記載の組成物
  6. 前記炎症性神経変性の状態または疾患は、哺乳動物における、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳卒中/脳虚血、頭部創傷、脊髄損傷、ハンチントン病、片頭痛、脳アミロイド血管症、AIDSに関連する炎症性神経変性の状態;加齢に伴う認識衰退、軽度認識障害、およびプリオン病からなる群から選択される少なくとも1つを含む、
    特に、該炎症性神経変性の状態または疾患は、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、およびパーキンソン病のうちの少なくとも1つを含む、
    特に、該炎症性神経変性の状態または疾患は、多発性硬化症を含む、
    請求項1に記載の組成物
  7. 炎症の前記少なくとも1つの症状は、中枢神経および脳における慢性炎症、ならびに中枢神経および脳における急性炎症からなる群から選択される少なくとも1つの状態に関連する、請求項1に記載の組成物
  8. 前記界面動電的に改変された水性流体は、一酸化窒素の局在性または細胞内レベルを調節する、
    または該界面動電的に改変された水性流体は、IL−1β、IL−8、TNF−α、およびTNF−βからなる群から選択される少なくとも1つのサイトカインの投与部位で、局在性の低下を促進する、
    請求項1に記載の組成物
  9. 前記組成物は、別の抗炎症剤と組み合わせて、同時に、または補助的に投与される、
    特に、該別の抗炎症剤は、ステロイドまたはグルココルチコイドステロイドを含む、
    特に、該グルココルチコイドステロイドは、ブデソニドまたはその活性誘導体を含む、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の組成物
  10. 前記組成物は、少なくとも1つの追加の治療剤と組み合わせて投与される、
    特に、該少なくとも1つの追加の治療剤は、以下:グラチラマー酢酸塩、インターフェロン−β、ミトキサントロン、ナタリズマブ、MMP−9およびMMP−2の阻害剤を含むMMPの阻害剤、短時間作用型β −アゴニスト、長時間作用型β −アゴニスト、抗コリン作用薬、コルチコステロイド、全身性コルチコステロイド、マスト細胞安定剤、ロイコトリエン修飾剤、メチルキサンチン、β −アゴニスト、アルブテロール、レバルブテロール、ピルブテロール、アルホルモテロール、ホルモテロール、サルメテロール、イプラトロピウムおよびチオトロピウムを含む抗コリン作用薬;ベクロメタゾン、ブデソニド、フルニソリド、フルチカゾン、モメタゾン、トリアムシノロン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾンを含むコルチコステロイド;モンテルカスト、ザフィルルカストおよびジレウトンを含むロイコトリエン修飾剤;クロモリンおよびネドクロミルを含むマスト細胞安定剤;テオフィリンを含むメチルキサンチン;イプラトロピウムおよびアルブテロール、フルチカゾンおよびサルメテロール、ブデソニドおよびホルモテロールを含む併用薬物;ヒドロキシジン、ジフェンヒドラミン、ロラタジン、セチリジン、およびヒドロコルチゾンを含む抗ヒスタミン剤;タクロリムスおよびピメクロリムスを含む免疫系調節剤;シクロスポリン;アザチオプリン;ミコフェノール酸モフェチル;ならびにこれらの組み合わせ、からなる群から選択される、
    特に、該少なくとも1つの追加の治療剤は、TSLPおよび/またはTSLPRアンタゴニストである、
    特に、該TSLPおよび/またはTSLPRアンタゴニストは、TSLPおよび該TSLP受容体に対して特異的な中和抗体、可溶性TSLP受容体分子、およびTSLP受容体融合タンパク質からなる群から選択され、1つより多い受容体鎖の構成要素をコードするTSLPR免疫グロブリンFc分子またはポリペプチドを含む、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の組成物
  11. 細胞膜電位および細胞膜伝導性のうちの少なくとも1つの調節は、膜結合タンパク質の立体配座、リガンド結合活性、または触媒活性を改変するステップを含む、
    特に、該膜結合タンパク質は、受容体、膜貫通受容体、イオンチャネルタンパク質、細胞内付着タンパク質、細胞接着タンパク質、インテグリン等からなる群から選択される少なくとも1つを含む、
    特に、該膜貫通受容体は、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)を含む、
    特に、該Gタンパク質共役型受容体(GPCR)は、Gタンパク質αサブユニットと相互作用する、
    特に、該Gタンパク質αサブユニットは、Gα s、 Gα i、 Gα 、およびGα 12 からなる群から選択される少なくとも1つを含む、
    特に、該少なくとも1つのGタンパク質αサブユニットは、Gα である、
    請求項1に記載の組成物
  12. 細胞膜伝導性を調節するステップは、全細胞伝導性を調節するステップを含む、
    特に、全細胞伝導性を調節するステップは、該全細胞伝導性のうちの少なくとも1つの電位依存性寄与を調節するステップを含む、
    または細胞内シグナル変換の調節は、カルシウム依存性の細胞伝達経路またはシステムの調節の少なくとも1つを含む、
    細胞内シグナル変換の調節は、ホスホリパーゼC活性の調節を含み、
    細胞内シグナル変換の調節は、アデニル酸シクラーゼ(AC)活性の調節、ならびに中枢神経および脳における慢性炎症、ならびに中枢神経および脳における急性炎症からなる群から選択される少なくとも1つの状態または症状に関連する細胞内シグナル変換の調節を含む、
    請求項に記載の組成物
  13. 前記組成物は、細胞ネットワークまたは層へ投され、そしてその中の細胞間結合調節され、
    特に、該細胞間結合は、密着結合、ギャップ結合、接着帯、およびデスモソーム(desmasome)からなる群から選択される少なくとも1つを含む、
    または該細胞ネットワークまたは層は、CNS血管の内皮細胞および内皮星状細胞密着結合、血液脳脊髄流体密着結合または関門、肺上皮型結合、気管支上皮型結合、および腸上皮型結合からなる群から選択される少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の組成物
  14. 前記界面動電的に改変された水性流体は、溶媒和電子、および界面動電的に修飾された、もしくは荷電された酸素種の形態の少なくとも1つを含む、
    特に、該溶媒和電子、または界面動電的に修飾された、もしくは荷電された酸素種は、少なくとも0.01ppm、少なくとも0.1ppm、少なくとも0.5ppm、少なくとも1ppm、少なくとも3ppm、少なくとも5ppm、少なくとも7ppm、少なくとも10ppm、少なくとも15ppm、または少なくとも20ppmの量で存在する、
    特に、該界面動電的に改変された含酸素水性流体は、分子酸素により、少なくとも部分的に安定化された溶媒和電子を含む、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物
  15. 細胞膜電位および細胞膜伝導性のうちの少なくとも1つを調節する能力は、密閉された気密性容器内において、少なくとも2ヶ月間、少なくとも3ヶ月間、少なくとも4ヶ月間、少なくとも5ヶ月間、少なくとも6ヶ月間、少なくとも12ヶ月間、またはそれ以上の長期間持続する、請求項1に記載の組成物
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