JP2011520986A - タンパク質キナーゼ阻害薬としての複素環類 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、医薬の分野におけるものであり、具体的には癌を治療するための化合物、組成物、使用および方法に関するものである。
タンパク質キナーゼは、細胞機能に対する制御を維持しながら、非常に多様な細胞プロセスの調節において主要な役割を果たすタンパク質の大きいファミリーを代表するものである。そのようなキナーゼを一部挙げると、ab1、Akt、bcr−ab1、Blk、Brk、Btk、c−kit、c−Met、c−src、c−fms、CDK1、CDK2、CDK3、CDK4、CDK5、CDK6、CDK7、CDK8、CDK9、CDK10、cRaf1、CSF1R、CSK、EGFR、ErbB2、ErbB3、ErbB4、Erk、Fak、fes、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、FGFR5、Fgr、flt−1、Fps、Frk、Fyn、Hck、IGF−1R、INS−R、Jak、KDR、Lck、Lyn、MEK、p38、PDGFR、PIK、PKC、PYK2、ros、tie、tie2、TRK、YesおよびZap70などがある。そのようなキナーゼの阻害が、重要な治療標的となってきた。
本発明は、下記式IまたはIIの化合物、それのエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩を提供する。
本発明は、下記式IまたはIIによって定義される化合物群、それのエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩を提供する。
Jは、NまたはCR3であり;
Wは、O、SまたはNHであり;
Xは、CR2b*R2cまたはNR2b+であり;
Zは、CRaRbまたはS(O)v*であり;
RaおよびRbは独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)R4、−C(=O)OR4;−C(=O)NR5R5a(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)であり;
RcおよびRdは各場合で独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、−NO2、−CN、−NR5R5a、−OR4、−C(=O)R4、−C(=O)OR4;−C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=O)R5、−N(R5)C(=O)OR5、−OC(=O)NR5R5a、−S(O)vR4、−S(O)2NR5R5a、−N(R5)SO2R4(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)であり;
ただし、ZがS(O)v*である場合、Zに対してα−炭素上のRcおよびRbは−NO2、−CN、−NR5R5a、−OR4、−N(R5)C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=O)R5、−N(R5)C(=O)OR5、−OC(=O)NR5R5a、−S(O)vR4、−S(O)2NR5R5a、−N(R5)SO2R4であることはできず;
またはRaおよびRbがそれらが結合している炭素原子とともに一体となって、3から10員シクロアルキル、3から10員シクロアルケニル環または複素環(いずれも価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)を形成していても良く;
またはRcおよびRdがそれらが結合している炭素原子とともに一体となって、3から10員シクロアルキル、3から10員シクロアルケニル環または複素環(いずれも価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)を形成していても良く;
またはRaおよび/またはRbがRcまたはRdのいずれかと一体となって部分飽和もしくは完全飽和の3から8員シクロアルキル環または複素環(いずれも価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)を形成していても良く;
またはRaおよびRbが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
または同一炭素原子に結合したRcおよびRdが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
R1は、アリール、ヘテロアリールまたは複素環(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)であり;
R2は、
(i)H、または
(ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−S(O)v*R4、−NR5R5a、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5a、−C(=S)NR5R5a、−N(R5)C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=S)NR5R5a、−N(R5)C(=O)R4、−N(R5)C(=S)R4、−SO2NR5R5a、−N(R5)SO2R4、−N(R5)SO2NR5R5a、−N(R5)C(=O)OR4、−N(R5)C(=S)OR4、−N(R5)SO2R4(いずれも、独立に価数が許容する1以上のR10で置換されていても良い。)
であり;
R2a、R2c、R2およびR3は、各場合で独立にH、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−OR4、−S(O)vR4、−NR5R5a、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5a、−C(=S)NR5R5a、−N(R5)C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=S)NR5R5a、−N(R5)C(=O)R4、−N(R5)C(=S)R4、−OC(=O)NR5R5a、−OC(=S)NR5R5a、−SO2NR5R5a、−N(R5)SO2R4、−N(R5)SO2NR5R5a、−N(R5)C(=O)OR4、−N(R5)C(=S)OR4、−N(R5)SO2R4(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)から選択され;
R2bおよびR2b+は独立にH、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5aまたは−C(=S)NR5R5aであり;
またはR2bおよびR2b*が一体となって結合を形成していても良く、ただしそのような結合が形成されない場合、R2aはH、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5aおよび−C(=S)NR5R5aに限定され;
またはR2bおよびR2b+が一体となって結合を形成していても良く、ただし、そのような結合が形成されない場合、R2aはH、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5aおよび−C(=S)NR5R5aに限定され;
R4は、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキル(いずれも、独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)から選択され;
R5およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキル(いずれも価数が許容する1以上のR10で置換されていても良い。)から選択され;
またはR5およびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く;
R10は各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−(アルキレン)m−OR4、−(アルキレン)m−S(O)vR4、−(アルキレン)m−NR5R5a、−(アルキレン)m−C(=O)R4、−(アルキレン)m−C(=S)R4、−(アルキレン)m−C(=O)OR4、−(アルキレン)m−OC(=O)R4、−(アルキレン)m−C(=S)OR4、−(アルキレン)m−C(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−C(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)R4、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)R4、−(アルキレン)m−OC(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−OC(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−SO2NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)SO2R4、−(アルキレン)m−N(R5)SO2NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)OR4、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)OR4または−(アルキレン)m−N(R5)SO2R4であり;
前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに独立に、1以上の−(アルキレン)m−OR4、−(アルキレン)m−S(O)vR4、−(アルキレン)m−NR5R5a、−(アルキレン)m−C(=O)R4、−(アルキレン)m−C(=S)R4、−(アルキレン)m−C(=O)OR4、−(アルキレン)m−OC(=O)R4、−(アルキレン)m−C(=S)OR4、−(アルキレン)m−C(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−C(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)R4、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)R4、−(アルキレン)m−OC(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−OC(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−SO2NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)SO2R4、−(アルキレン)m−N(R5)SO2NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)OR4、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)OR4または−(アルキレン)m−N(R5)SO2R4で置換されていても良く;
さらに、同一の炭素に結合しているか、隣接する原子に結合しているいずれか二つのR10基が一体となって、置換されていても良い3から8員環系を形成していても良く;
mは0または1であり;
nは0、1または2であり;
vは0、1または2であり;
v*は1または2である。
(a)アルキニルまたは−C(=O)NR5R5a(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。);または
(b)下記のものから選択されるアリール、ヘテロアリールまたは複素環系
などがある。
5−フェニル−3−(キノリン−6−イルメチル)−6,7−ジヒドロ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−(キノリン−6−イルメチル)−6,7−ジヒドロ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
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(R)−5−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−ベンジル−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−ベンジル−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(5−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−(5−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(4−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、および
(R)−5−(4−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン
からなる群から選択される化合物またはそれのエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩を提供する。
本発明は、上記化合物を用いて対象者における癌を治療する方法に関するものでもある。1態様において本発明は、上記化合物を用いて対象者における腫瘍の大きさを低減する方法に関するものでもある。別の態様において本発明は、上記化合物を用いて対象者における腫瘍の転移を低減する方法に関するものでもある。
「血管新生」は、組織の潅流に有用である既存の血管床の変化もしくは新たな血管系の形成と定義される。それには、既存の血管からの内皮細胞の萌芽による新たな血管の形成または既存の血管の再構築による大きさ、成熟度、方向または流動特性を変えることで組織の血液潅流を改善することが含まれる。
本発明の化合物は単独の活性医薬として投与することが可能であるが、1以上の本発明の化合物または他の薬剤との併用で使用することも可能である。併用で投与する場合、治療剤は同時に投与されるか異なる時間に順次投与される別個の組成物として製剤することができるか、あるいは治療剤を単一の組成物として提供することができる。
N−(4−クロロフェニル)−4−(4−ピリジニルメチル)−1−フタラジンアミン;
4−[4−[[[[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]カルボニル]アミノ]フェノキシ]−N−メチル−2−ピリジンカルボキサミド;
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−5−[(5−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド;
3−[(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)メトキシ]−5−[[[[4−(1−ピロリジニル)ブチル]アミノ]カルボニル]アミノ]−4−イソチアゾールカルボキサミド;
N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチル−4−ピペリジニル)メトキシ]−4−キナゾリンアミン;
3−[5,6,7,13−テトラヒドロ−9−[(1−メチルエトキシ)メチル]−5−オキソ−12H−インデノ[2,1−a]ピロロ[3,4−c]カルバゾール−12−イル]プロピルエステルN,N−ジメチル−グリシン;
N−[5−[[[5−(1,1−ジメチルエチル)−2−オキサゾリル]メチル]チオ]−2−チアゾリル]−4−ピペリジンカルボキサミド;
N−[3−クロロ−4−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル]−6−[5−[[[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ]メチル]−2−フラニル]−4−キナゾリンアミン;
4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)メチル]−N−[4−メチル−3−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−フェニル]ベンズアミド;
N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニル)プロポキシ]−4−キナゾリンアミン;
N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)−4−キナゾリンアミン;
N−(3−((((2R)−1−メチル−2−ピロリジニル)メチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−((3−(1,3−オキサゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
2−(((4−フルオロフェニル)メチル)アミノ)−N−(3−((((2R)−1−メチル−2−ピロリジニル)メチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−[3−(アゼチジン−3−イルメトキシ)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−2−(4−フルオロ−ベンジルアミノ)−ニコチンアミド;
6−フルオロ−N−(4−(1−メチルエチル)フェニル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−N−(3−(((2S)−2−ピロリジニルメチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3−(1,1−ジメチルエチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3−((((2S)−1−メチル−2−ピロリジニル)メチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−N−(3−((2−(1−ピロリジニル)エチル)オキシ)−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(4−(ペンタフルオロエチル)−3−(((2S)−2−ピロリジニルメチル)オキシ)フェニル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3−((3−アゼチジニルメチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3−(4−ピペリジニルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−((2−(3−ピリジニル)エチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(4,4−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−ニコチンアミド;
2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−N−[3−(1−メチルピロリジン−2−イルメトキシ)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−ニコチンアミド;
N−[1−(2−ジメチルアミノ−アセチル)−3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−ニコチンアミド;
2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−N−[3−(ピロリジン−2−イルメトキシ)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−ニコチンアミド;
N−(1−アセチル−3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−ニコチンアミド;
N−(4,4−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−ニコチンアミド;
N−[4−(tert−ブチル)−3−(3−ピペリジルプロピル)フェニル][2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)(3−ピリジル)]カルボキサミド;
N−[5−(tert−ブチル)イソオキサゾール−3−イル][2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)(3−ピリジル)]カルボキサミド;および
N−[4−(tert−ブチル)フェニル][2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)(3−ピリジル)]カルボキサミド
などのVEGFR阻害薬との併用療法でも使用可能である。
下記は、本明細書に記載されている可能性がある略称の意味である。
MeCN、CH3CN:アセトニトリル
NH3:アンモニア
NH4Cl:塩化アンモニウム
Ar:アルゴン
HBTA ヘキサフルオロリン酸O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウム
HATU:ヘキサフルオロリン酸O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウム
PyBop:ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリピロリジンo−ホスホニウム
Pd2(dba)3:ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム
BINAP:2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル
TEAC:炭酸ビス(テトラ−エチルアンモニウム)
BBr3:三臭化ホウ素
BSA ウシ血清アルブミン
Br2:臭素
BOC:ブチルオキシカルボニル
Cs2CO3:炭酸セシウム
CHCl3:クロロホルム
CDCl3:重クロロホルム
Cu:銅
CuI:ヨウ化銅(I)
Et2O:ジエチルエーテル
DBU:1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
DIBAL:水素化ジイソブチルアルミニウム
DIAD:アゾジカルボン酸ジイソプロピル
DIEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF:ジメチルホルムアミド
DMAP:4−ジメチルアミノピリジン
DMSO:ジメチルスルホキシド
EDC、EDCI:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩
dppA ジフェニルホスホリルアジド
EtOAc:酢酸エチル
FBS:ウシ胎仔血清
g:グラム
h:時間
HBr:臭化水素酸
HCl:塩酸
HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
H2:水素
H2O2:過酸化水素
Fe:鉄
LiHMDS:リチウムビス(トリメチルシリル)−アミド
LDA リチウムジイソプロピルアミド
MCPBA メタ−クロロ過安息香酸
MgSO4:硫酸マグネシウム
MeOH、CH3OH:メタノール
MeI:ヨウ化メチル
CH2Cl2、DCM:塩化メチレン
NMP:N−メチルピロリジノン
ML、mL:ミリリットル
N2:窒素
Pd/C:パラジウム/炭素
Pd(OAc)2:酢酸パラジウム
Pd(OH)2:水酸化パラジウム
Pd(PPh3)4:パラジウムテトラキストリフェニルホスフィン
Pd(dppf)Cl2:1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウムクロライド
PBS:リン酸緩衝生理食塩水
POCl3:オキシ塩化リン
K2CO3:炭酸カリウム
KOH:水酸化カリウム
RT:室温
NaHCO3:重炭酸ナトリウム
NaBH4:水素化ホウ素ナトリウム
NaBH3CN:水素化ホウ素シアノナトリウム
NaOtBu:ナトリウムtert−ブトキシド
NaOH:水酸化ナトリウム
NaClO2:亜塩素酸ナトリウム
NaCl:塩化ナトリウム
NaHPO4:リン酸ナトリウム
NaH:水素化ナトリウム
NaI:ヨウ化ナトリウム
Na2SO4:硫酸ナトリウム
TBTU:テトラフルオロホウ酸O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウム
THF:テトラヒドロフラン
Et3N、TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
P(t−bu)3:トリ(tert−ブチル)ホスフィン
H2O:水。
25mL丸底フラスコでN2下に、キノリン−6−イルメタノール(500mg、3141μmol)および1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデカ−7−エン(564μL、3769μmol)をPhMe(7mL)に溶かし、ジフェニルホスホルアジデート(815μL、3769μmol)で処理し、室温で10時間撹拌した。粗混合物をヘキサン:AcOEt 100:0から0:100を用いるMPLC(ISCO)によって直接精製した。MS m/z=185.2[M+1]+。C10H8N4の計算値:184.2。
50mL丸底フラスコでN2下に、HATU(1623mg、4270μmol)、3−メチルイソチアゾール−5−アミン塩酸塩(495mg、3284μmol)、5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ペンタ−2−イン酸(750mg、3284μmol)(John S.Carey/J.Org.Chem.66(2001)2526−2529に従って製造)およびヒューニッヒ塩基(1721μL、9853μmol)をDMF 13mLに溶かし、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、DCM:MeOH 100:0から90:10を用いるMPLC(ISCO)によって直接精製した。MS m/z=325.2[M+1]+。C15H24N2O2SSiの計算値:324.1。
10mLマイクロ波封管中N2下に、化合物2.A(512mg、1578μmol)および1.A(291mg、1578μmol)をPhMe 5mLに溶かし、撹拌しながらマイクロ波で3時間にわたり150℃で加熱した。粗混合物(2:3異性体混合物)をヘキサン:AcOEt30:70を用いるMPLC(ISCO)によって直接精製した(第2の分画およびNMR分析によって測定された主要異性体)。MS m/z=509.2[M+1]+。C25H32N6O2SSiの計算値:508.2。
25mL丸底フラスコで、2.B(369mg、725μmol)およびHCl水溶液(6N)(363μL、2176μmol)をMeOH 5mLに溶かし、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、粗化合物をそれ以上精製せずに次の段階で用いると判断した。MS m/z=395.2[M+1]+。C19H18N6O2Sの計算値:394.1。
10mL丸底フラスコでN2下に、トリフェニルホスフィン(140mg、570μmol)、2.C(150mg、380μmol)と次にDEAD(90μL、570μmol)をTHF 2mLに溶かし、室温で2時間撹拌した。粗反応混合物を、コンディショニングされたIsolute(登録商標)SPEカラム(SCX−2)に通し、MeOHで3回洗浄した。その後、2Mアンモニア/MeOHを用いて最終化合物を放出させ、得られた溶液を減圧下に濃縮し、DCM:MeOH+NH4OH 100:0から90:10を用いるMPLC(ISCO)によって直接精製した。MS m/z=376.1[M+1]+。C19H16N6OSの計算値:377.2。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm8.90(dd、J=4.21、1.76Hz、1H)、8.37(ddd、J=8.39、1.59、0.59Hz、1H)、8.02(d、J=8.71Hz、1H)、7.89(d、J=1.66Hz、1H)、7.73(dd、J=8.75、2.01Hz、1H)、7.54(dd、J=8.31、4.21Hz、1H)、7.11(s、1H)、6.11(s、2H)、4.42(t、J=7.04Hz、2H)、3.30(t、J=7.04Hz、2H)、2.36(s、3H)。
10mL封管でN2下に、化合物2.C(150mg、380μmol)およびデス−マーチンペルヨージナン(323mg、761μmol)をDCM 3mLに溶かし、室温で1時間撹拌した。反応混合物を60℃で1時間加熱した。反応混合物を、コンディショニングしたIsolute(登録商標)SPEカラム(SCX−2)に通し、MeOHで3回洗浄した。その後、2Mアンモニア/MeOHを用いて最終化合物を放出させ、溶液を減圧下に濃縮した。粗混合物を、DCM:MeOH+NH4OH 100:0から90:10を用いるMPLC(ISCO)によって精製した。MS m/z=374.1[M+1]+。C19H14N6OSの計算値:375.1。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm8.90(dd、J=4.16、1.71Hz、1H)、8.33−8.38(m、2H)、8.02(d、J=8.70Hz、1H)、7.92(d、J=1.86Hz、1H)、7.76−7.80(m、2H)、7.53(dd、J=8.27、4.25Hz、1H)、7.31(d、J=7.73Hz、1H)、6.31(s、2H)、2.43(s、3H)。
50mL丸底フラスコでN2下に、ジフェニルホスホルアジデート(2.44mL、11.3mmol)、DBU(1.69mL、11.3mmol)および1−(キノリン−6−イル)エタノール(1.65g、9.53mmol)(B.P.Lugovkin、/Zhurnal Obshchei Khimii 25(1955)392−397に従って製造)をPhMe 20mLに溶かし、室温で10時間撹拌した。粗混合物を、ヘキサン:AcOEt100:0から0:100を用いるMPLC(ISCO)によって直接精製した。MS m/z=199.2[M+1]+。C11H10N4の計算値:198.1。
4.C:(R/S)−5−(2−ヒドロキシエチル)−1−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸エチル
20mLマイクロ波封管でN2下に、5−ヒドロキシペンタ−2−イン酸エチル(1947mg、13697μmol)(Ryan R.Burton and William Tam/Org.Lett.9(2007)3287−3290に従って製造)および4.A(1.81g、9131μmol)をジクロロベンゼン10mLに溶かし、撹拌しながらマイクロ波で180℃にて20分間加熱した。粗混合物を、100%MeCNを用いるMPLC(ISCO)によって精製して第1の分画4.Bおよび第2の分画4.Cを得た(NMR分析によって確認した位置異性体)。MS m/z=341.2[M+1]+。C18H20N4O3の計算値:340.2。
25mL封管中N2下に、カリウムtert−ブトキシド(402mg、3584μmol)をMeOH 4mLに溶かし、室温で撹拌した。5分後、3−メチルイソチアゾール−5−アミン塩酸塩(284mg、1886μmol)を加え、さらに5分後に4.B(321mg、943μmol)を加え、それから60℃で1時間加熱した。粗混合物を溶媒留去してシリカゲル上に乗せ、DCM:MeOH 100:0から90:10を用いるMPLC(ISCO)によって精製した。MSm/z=409.2[M+1]+。C20H20N6O2Sの計算値:408.1。
実施例化合物2の製造に従って製造した。分取SFC(キラルパック(Chiralpak)(キラルパック(登録商標)AD(4.6×100mm 5μ)、0.2%DEA含有30%IPA、5mL/分;tr 2.43分)によるキラル分離。MS m/z=390.1[M+1]+。C20H18N6OSの計算値:391.2。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm8.89(dd、J=4.11、1.76Hz、1H)、8.39(ddd、J=8.51、1.66、0.59Hz、1H)、8.02(d、J=8.80Hz、1H)、7.93(d、J=1.96Hz、1H)、7.78(dd、J=8.85、2.10Hz、1H)、7.54(dd、J=8.36、4.25Hz、1H)、7.09(s、1H)、6.70(q、J=7.08Hz、1H)、4.38(t、J=7.09Hz、2H)、3.28(t、J=7.14Hz、2H)、2.35(s、3H)、2.07(d、J=7.04Hz、3H)。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。
実施例化合物3の製造に従って製造した。分取SFC(キラルパック(登録商標)AD(4.6×100mm 5μ)、0.2%DEA含有45%MeOH、5mL/分;tr 2.02分)によるキラル分離。MS m/z=388.1[M+1]+。C20H16N6OSの計算値:389.1。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.92(dd、J=4.35、1.71Hz、1H)、8.27(d、J=8.02Hz、1H)、8.21(d、J=9.19Hz、1H)、8.03(d、J=1.86Hz、1H)、7.95(dd、J=8.80、1.96Hz、1H)、7.72(d、J=7.73Hz、1H)、7.48(dd、J=8.27、4.45Hz、1H)、7.11(d、J=7.73Hz、1H)、7.10(s、1H)、6.99(q、J=1.17Hz、1H)、2.53(s、3H)、2.29(d、J=7.14Hz、3H)。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。
25mL丸底フラスコで、NaOH(1N H2O)(1945μL、1945μmol)および4.B(331mg、972μmol)をp−ジオキサン10mLに溶かし、室温で1時間撹拌した。反応混合物をHCl(6N H2O)(118μL、3890μmol)で中和し、減圧下に濃縮し、次の段階に直接用いた。10mL丸底フラスコでN2下に、1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン塩酸塩(260mg、1945μmol)、DIPEA(849μL、4862μmol)および前記粗酸をDMF2mLに溶かし、0℃で撹拌し、HATU(1109mg、2917μmol)で処理し、昇温させて室温として2時間経過させた。反応混合物をAcOEtで希釈し、少量の水で5回洗浄し、有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗混合物をDCM:MeOH+NH4OH 100:0から90:10を用いるMPLC(ISCO)によって精製した。
実施例化合物3の製造に従って製造した。分取SFC(キラセル(Chiracel)(登録商標)OJ(4.6×100mm 5μ)、0.2%DEA含有20%MeOH、5mL/分;tr 1.40分)によるキラル分離。MS m/z=371.2[M+1]+。C20H17N7Oの計算値:372.0。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm8.89(dd、J=4.16、1.71Hz、1H)、8.38(ddd、J=8.39、1.44、0.64Hz、1H)、8.20(d、J=0.39Hz、1H)、8.00(d、J=8.80Hz、1H)、7.92(d、J=1.96Hz、1H)、7.74−7.78(m、2H)、7.64(d、J=7.43Hz、1H)、7.52(dd、J=8.31、4.21Hz、1H)、7.01(d、J=7.53Hz、1H)、6.87−6.94(m、1H)、3.87(s、3H)、2.15(d、J=7.14Hz、3H)。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。
実施例化合物3の製造に従って製造した。分取SFC(キラセル(登録商標)OJ(4.6×100mm 5μ)、0.2%DEA含有20%MeOH、5mL/分;tr 1.12分)によるキラル分離。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。
10mLマイクロ波封管中N2下に、エチル4.C(630mg、1851μmol)をNH3(MeOH中6N)(4.00mL、18.0mmol)に溶かし、撹拌し、マイクロ波で5時間にわたり150℃で加熱した。反応混合物を減圧下に濃縮し、粗取得物をそれ以上精製せずに次の段階で用いるものと判断した。
実施例化合物3の製造に従って製造した。MS m/z=291.1[M+1]+。C16H13N5Oの計算値:292.1。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm11.49(brs、1H)、8.90(dd、J=4.21、1.76Hz、1H)、8.36−8.40(m、1H)、8.01(d、J=8.80Hz、1H)、7.97(d、J=1.96Hz、1H)、7.70(dd、J=8.80、2.15Hz、1H)、7.55(dd、J=8.31、4.21Hz、1H)、7.30(dd、J=7.14、6.06Hz、1H)、6.60(dd、J=7.14、0.98Hz、1H)、6.40(q、J=6.85Hz、1H)、2.12(d、J=6.94Hz、3H)。
1リットル丸底フラスコでN2下に、PdCl2(dppf)−CH2Cl2付加物(5.47g、6.70mmol)、6−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)キノリン(63.0g、223mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキサボロラン(47.3mL、279mmol)および炭酸セシウム(146g、447mmol)をp−ジオキサン/水(5:1)450mLに溶かした。反応液を撹拌し、80℃で8時間加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、固体沈澱を濾過し、廃棄した。濾液を水で希釈し、EtOAcで抽出し(3回)、合わせた有機をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。溶媒の2/3を濃縮した後、固体が溶液から析出し、それを濾過し、廃棄した。完全に濃縮した後、粗3−(2−メトキシエトキシ)−6−ビニルキノリンをそれ以上精製せずに用いた。
50mLフラスコで、四酸化オスミウム(2.3mL、0.37mmol)および3−(2−メトキシエトキシ)−6−ビニルキノリン(1.70g、7.4mmol)をTHF(15mL)および水(15mL)に溶かし、過ヨウ素酸ナトリウム(3.2g、15mmol)を加え、反応液を1時間撹拌した。反応混合物をDCMで抽出し(3回)、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−カルボアルデヒドを得た。
3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−カルボアルデヒド(1.7g、7.4mmol)をTHF(29mL、7.4mmol)に溶かし、冷却して−78℃とした。その溶液に、メチルマグネシウムブロマイド(7.4mL、22mmol)を加え、反応液を昇温させて室温とした。1時間後、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止した。取得物をDCMで抽出し(3回)、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、MPLC(0%から100%90:10:1 DCM:MeOH:NH4OH/DCMで溶離)によって精製した。1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エタノールを得た。
脱水トルエン(185mL、93mmol)中の1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エタノール(22.9g、93mmol)に、DBU(17mL、111mmol)および粉末4Åモレキュラーシーブス(23g)を加えた。混合物を室温で15分間撹拌し、その時点で氷水浴にて撹拌しながらDPPA(24mL、111mmol)を滴下し(10分間かけて)、混合物を室温で6時間撹拌した。不均一混合物を50:50ヘキサン:EtOAc(100mL)および水(100mL)で希釈し、5分間高撹拌した。有機相を分離し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物をEtOAcに取り、2.0N HClで洗浄した。有機層を廃棄し、水層を2.0N NaOHで塩基性とし、EtOAcで逆抽出した(3回)。有機層を脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、6−(1−アジドエチル)−3−(2メトキシエトキシ)キノリンを得た。
アルミニウム(20.87g、773mmol)および塩化水銀(II)(1.187g、4.37mmol)のエーテル(40mL)中懸濁液に、エーテル(160mL)中のトリエトキシメタン(49.8g、336mmol)を60分間かけて加えた(内部温度をモニタリングし、添加を遅くして41℃以下に維持した。)。混合物を1時間還流撹拌し、ドライアイス/アセトン浴で−78℃とした。エーテル(17mL)中の3−ブロモプロパ−1−イン(75g、504mmol)を滴下し、懸濁液を−78℃でさらに3時間撹拌した。水(300mL)と次に1N NaOH(120mL)で反応停止した。層を分離し、水層を追加のジエチルエーテルで洗浄した。有機抽出液を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮して4,4−ジエトキシブタ−1−インを得た。
50mL丸底フラスコ中窒素下に、4,4−ジエトキシブタ−1−イン(10.14g、71.3mmol)をTHF(102mL)に溶かし、−78℃で撹拌した。ブチルリチウム(30.0mL、74.9mmol)を滴下し、15分後、二酸化炭素(157g、3566mmol)を反応混合物に吹き込みながら、それを1時間昇温させて室温とした。反応液をアルゴンで20分間脱気することで過剰のCO2を排出し、冷却して0℃とし、3−メチルイソチアゾール−5−アミン塩酸塩(12.21g、107mmol)で中和した。その反応混合物に、HATU(35.2g、93mmol)と、次にヒューニッヒ塩基(37.4mL、214mmol)を加えた。反応液をゆっくり昇温させて室温とし、2時間撹拌した。反応混合物を1N NaOH(500mL)で希釈し、少量のEtOAcで抽出した(150mLで3回)。合わせた有機層を1N NaOH(500mL)で抽出し、有機層を廃棄した。塩基性水層を合わせ、2N HClで中和し、エーテルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、テトラメチル尿素および酢酸を不純物として含む粗取得物を得た。酢酸エチルによる希釈とそれに続く飽和重炭酸ナトリウム水溶液による洗浄によって、酢酸を除去した。重炭酸ナトリウムによる洗浄後、得られた生成物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、5,5−ジエトキシ−N−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)ペンタ−2−インアミドを暗赤色油状物として得た。
5,5−ジエトキシ−N−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)ペンタ−2−インアミド(0.700g、2.5mmol)をクロロベンゼン(2.5mL、2.5mmol)に溶かし、その溶液に6−(1−アジドエチル)−3−(2−メトキシエトキシ)キノリン(0.68g、2.5mmol)を加えた.混合物を加熱して100℃として終夜経過させ、昇温させて110℃として5.5時間経過させた。反応液を減圧下に濃縮した。化合物をMPLC(0%から40%EtOAc/ヘキサンで溶離)によって精製して、5−(2,2−ジエトキシエチル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−N−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミドを得た。
5−(2,2−ジエトキシエチル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−N−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド(0.296g、0.53mmol)をジクロロエタン(5mL)に溶かし、その溶液にp−トルエンスルホン酸・1水和物(0.11g、0.59mmol)を加えた。反応混合物を100℃で終夜加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。分取SFC(キラルパック(登録商標)AD−H、20×250mm、40:60:0.2 IPA CO2:DEA、80mL/分;tr 1.38分)によってエナンチオマーを分離して、(S)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを淡黄色固体として得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=463.2[M+1]+。C23H22N6O3Sの計算値:462.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.15(d、3H)2.39−2.44(m、3H)3.30−3.32(m、3H)3.71(dd、2H)4.23(dd、2H)6.89(q、1H)7.33(d、1H)7.64(dd、1H)7.74−7.82(m、3H)7.94(d、1H)8.34(d、1H)8.61(d、1H)。
(S)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンと同様にして、標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)AD−H、20×250mm、40:60:0.2 IPA CO2:DEA、80mL/分;tr 2.26分)によってエナンチオマーを分離して、(R)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=463.2[M+1]+。C23H22N6O3Sの計算値:462.5。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm2.27(d、J=7.14Hz、3H)2.53(s、3H)3.48(s、3H)3.80−3.88(m、2H)4.23−4.31(m、2H)6.95(q、J=7.17Hz、1H)7.07−7.13(m、2H)7.47(brs、1H)7.69−7.79(m、2H)7.90(d、J=1.37Hz、1H)8.09(d、J=8.51Hz、1H)8.71(d、J=2.74Hz、1H)。
一般法Eに従って標題化合物を合成した。そのアジドは、6−(1−アジドエチル)−3−(2−メトキシエトキシ)キノリンと同様にして合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)AS−H、20×250mm、30:70MeOH:CO2、80mL/分;tr 0.84分)によってエナンチオマーを分離して、(S)−3−(1−(3−メトキシキノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=419.2[M+1]+。C21H18N6O2Sの計算値:418.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.16(d、J=7.14Hz、3H)2.42(s、3H)3.90(s、3H)6.89(q、J=7.04Hz、1H)7.31(d、J=7.73Hz、1H)7.63(dd、J=8.75、2.10Hz、1H)7.77(s、1H)7.80(d、J=1.96Hz、2H)7.95(d、J=8.71Hz、1H)8.32(d、J=7.92Hz、1H)8.61(d、J=2.93Hz、1H)。
(S)−3−(1−(3−メトキシキノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンと同様の方法で、標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)AS−H、20×250mm、30:70MeOH:CO2、80mL/分;tr 1.11分)によるキラル分離によって、(R)−3−(1−(3−メトキシキノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=419.1[M+1]+。C21H18N6O2Sの計算値:418.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.16(d、3H)2.43(d、J=1.47Hz、3H)3.90(d、J=1.47Hz、3H)6.90(q、1H)7.31(dd、J=7.73、1.57Hz、1H)7.60−7.66(m、1H)7.75−7.81(m、3H)7.94(d、1H)8.32(dd、J=7.63、1.37Hz、1H)8.60−8.63(m、1H)。
4,4−ジエトキシブタ−1−イン(0.300g、2.1mmol)をTHF(3.0mL、2.1mmol)に溶かし、冷却して−78℃とした。その溶液に、BuLi(2.5Mヘキサン中溶液)(1.1mL、2.6mmol)を滴下し、反応液を−78℃で30分間撹拌した。1,2−ジフルオロ−4−イソシアナトベンゼン(0.54mL、4.6mmol)のTHF(0.48mL、2.1mmol)中溶液を前記アニオンに滴下したところ、反応は20分以内に完結した。飽和NH4Cl水溶液でほぼ中性とすることで反応停止し、昇温させて室温とした。混合物をDCMで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、MPLC(0%から100%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、N−(3,4−ジフルオロフェニル)−5,5−ジエトキシペンタ−2−インアミドを暗赤色油状物として得た。
一般法Eに従って標題化合物を製造した。分取SFC(キラルパック(登録商標)AD−H、3×15cm、0.2%DEA含有25%メタノール、70mL/分;tr 5.32分)によってエナンチオマーを分離して、(S)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=478.2[M+1]+。C25H21F2N5O3の計算値:477.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)ppm2.13(d、J=7.04Hz、3H)3.32(s、3H)3.70−3.74(m、2H)4.24(dd、2H)6.84(q、1H)7.00(d、J=7.43Hz、1H)7.32−7.38(m、1H)7.52(d、J=7.43Hz、1H)7.58−7.63(m、2H)7.68−7.75(m、1H)7.79−7.82(m、2H)7.92(d、J=8.71Hz、1H)8.62(d、J=2.93Hz、1H)。
(S)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンと同様の方法で、標題化合物を合成した。SFC(キラルパック(登録商標)AD−H、3×15cm、0.2%DEA含有25%メタノール、70mL/分;tr 6.40分)によるキラル分離によって、(R)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=478.2[M+1]+。C25H21F2N5O3の計算値:477.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.14(d、3H)3.32(s、3H)3.69−3.75(m、2H)4.21−4.27(m、2H)6.79−6.89(m、1H)7.00(d、J=7.43Hz、1H)7.32−7.40(m、1H)7.52(d、J=7.53Hz、1H)7.56−7.64(m、2H)7.67−7.75(m、1H)7.78−7.82(m、2H)7.91(d、1H)8.62(d、J=2.74Hz、1H)。
一般法Eに従って標題化合物を製造した。アミド原料は、N−(3,4−ジフルオロフェニル)−5,5−ジエトキシペンタ−2−インアミドの場合と同様にして合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)AD−H、3×15cm、0.2%DEA含有35%エタノール、70mL/分;tr 2.62分)によってエナンチオマーを分離して、(S)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=478.5[M+1]+。C25H21F2N5O3の計算値:477.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.13(d、J=7.04Hz、3H)3.32(s、3H)3.69−3.74(m、2H)4.22−4.26(m、2H)6.83(q、1H)7.02(d、J=7.43Hz、1H)7.36(dd、J=7.87、2.30Hz、2H)7.40−7.47(m、1H)7.55(d、J=7.43Hz、1H)7.60(dd、J=8.66、2.01Hz、1H)7.79−7.82(m、2H)7.93(d、J=8.71Hz、1H)8.62(d、J=2.93Hz、1H)。
(S)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンと同様の方法で、標題化合物を合成した。SFC(キラルパック(登録商標)AD−H、3×15cm、0.2%DEA含有35%エタノール、70mL/分;tr 3.57分)によるキラル分離によって、(R)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=478.2[M+1]+。C25H21F2N5O3の計算値:477.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.13(d、J=7.14Hz、3H)3.32(s、3H)3.65−3.76(m、2H)4.24(dd、J=6.16、3.03Hz、2H)6.84(q、J=6.75Hz、1H)7.02(d、J=7.43Hz、1H)7.36(dd、J=7.87、2.20Hz、2H)7.40−7.47(m、1H)7.55(d、J=7.43Hz、1H)7.60(dd、J=8.61、2.05Hz、1H)7.77−7.83(m、2H)7.92(d、1H)8.62(d、J=2.93Hz、1H)。
1リットル丸底フラスコ中N2下に、0℃で3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−カルボアルデヒド(17.3g、74.8mmol)をEtOH(500mL)に溶かし、水素化ホウ素ナトリウム(2.83g、74.8mmol)を少量ずつ加えた。3時間後、反応が完結した。反応混合物をDCMで希釈し、H2Oで中和した。水相をDCMで抽出し(3回)、有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗混合物を、100%EtOAcを用いてシリカ層によって精製して、(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)メタノールをオフホワイト固体として得た。
250mL丸底フラスコ中N2下に0℃で、(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)メタノール(11.66g、50.0mmol)をトルエン(100mL)に溶かし、そしてDBU(9.04mL、60.0mmol)および4Åモレキュラーシーブス(12g)を加え、次にDPPA(12.9mL、60.0mmol)をゆっくり加えた。添加後、反応液を昇温させて室温とし、10時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、H2Oで中和した。水相をDCMで抽出し(3回)、有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗混合物を、ヘキサン:EtOAc 100:0から0:100を用いるMPLCによって精製して、6−(アジドメチル)−3−(2−メトキシエトキシ)キノリンを得た。
一般法Eに従って標題化合物を合成した。アミド原料は、N−(3,4−ジフルオロフェニル)−5,5−ジエトキシペンタ−2−インアミドの場合と同様にして合成した。MS m/z=434.2[M+1]+。C22H19N5O3Sの計算値:433.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm3.32(s、3H)3.70−3.74(m、2H)4.20−4.26(m、2H)6.24(s、2H)7.06−7.11(m、2H)7.35(dd、J=3.81、1.47Hz、1H)7.55(dd、J=5.48、1.47Hz、1H)7.58(dd、J=8.66、2.01Hz、1H)7.75(dd、J=18.44、2.10Hz、2H)7.83(d、J=7.63Hz、1H)7.94(d、J=8.61Hz、1H)8.63(d、J=2.93Hz、1H)。
一般法Eに従って標題化合物を合成した。MS m/z=464.1[M+1]+。C24H19F2N5O3の計算値:463.4。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm3.32(s、3H)3.70−3.75(m、2H)4.22−4.27(m、2H)6.21(s、2H)7.03(d、J=7.43Hz、1H)7.34−7.49(m、3H)7.55−7.61(m、2H)7.77−7.81(m、2H)7.92(d、1H)8.63(d、J=2.84Hz、1H)。
一般法Eに従って標題化合物を合成した。MS m/z=420.2[M+1]+。C22H15F2N5O2の計算値:419.4。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm3.90(s、3H)6.22(s、2H)7.03(d、J=7.43Hz、1H)7.35−7.48(m、3H)7.55−7.61(m、2H)7.79(dd、J=17.75、2.20Hz、2H)7.94(d、J=8.61Hz、1H)8.62(d、J=2.93Hz、1H)。
一般法Eに従って標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)AD−H、2×15cm、0.1%DEA含有45%メタノール、65mL/分;tr 4.59分)によってエナンチオマーを分離して、(S)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(チオフェン−2−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=448.2[M+1]+。C23H21N5O3Sの計算値:447.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.13(d、J=7.14Hz、3H)3.32(s、3H)3.67−3.75(m、2H)4.21−4.26(m、2H)6.85(q、1H)7.04−7.10(m、2H)7.31(dd、J=3.86、1.42Hz、1H)7.55(dd、J=5.53、1.42Hz、1H)7.60(dd、J=8.80、2.05Hz、1H)7.76(d、J=1.96Hz、1H)7.78−7.82(m、2H)7.93(d、J=8.71Hz、1H)8.62(d、J=2.93Hz、1H)。
(S)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(チオフェン−2−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンと同様の方法で、標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)AD−H、2×15cm、0.1%DEA含有45%メタノール、65mL/分;tr 6.74分)によるキラル分離によって、(R)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(チオフェン−2−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=448.2[M+1]+。C23H21N5O3Sの計算値:447.5。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.13(d、J=7.14Hz、3H)3.32(s、3H)3.68−3.74(m、2H)4.23(dd、J=3.67、2.40Hz、2H)6.85(q、1H)7.05−7.09(m、2H)7.31(dd、J=3.86、1.42Hz、1H)7.55(dd、J=5.58、1.47Hz、1H)7.60(dd、J=8.75、2.10Hz、1H)7.76(d、J=1.96Hz、1H)7.78−7.82(m、2H)7.93(d、J=8.71Hz、1H)8.62(d、J=2.93Hz、1H)。
6−(1−アジドエチル)キノリンを用い、一般法Eに従って標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)、0.2%ジエチルアミン含有30%イソプロパノール、tr 1.22分)によってエナンチオマーを分離して、(S)−5−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=470.0[M+1]+。C23H15ClF3N5Oの計算値:469.1。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)ppm2.26(d、J=7.14Hz、3H)6.91(q、J=7.21Hz、1H)6.97(d、J=7.43Hz、1H)7.13(d、J=7.43Hz、1H)7.42(dd、J=8.31、4.21Hz、1H)7.50−7.55(m、1H)7.67(d、J=8.51Hz、1H)7.72(d、J=2.54Hz、1H)7.89(dd、J=8.80、2.05Hz、1H)7.95(d、J=1.86Hz、1H)8.12(d、J=8.61Hz、1H)8.18(d、J=7.82Hz、1H)8.91(dd、J=4.30、1.76Hz、1H)。
(S)−5−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンについて記載の方法に従って標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)、0.2%ジエチルアミン含有30%イソプロパノール、tr 0.98分)によってエナンチオマーを分離して、(R)−5−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=470.2[M+1]+。C23H15ClF3N5Oの計算値:469.1。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm2.26(d、J=7.24Hz、3H)6.91(q、J=7.14Hz、1H)6.97(d、J=7.43Hz、1H)7.13(d、J=7.43Hz、1H)7.41(dd、J=8.31、4.30Hz、1H)7.52(dd、J=8.51、2.54Hz、1H)7.67(d、J=8.51Hz、1H)7.72(d、J=2.54Hz、1H)7.88(dd、J=8.75、2.10Hz、1H)7.94(d、J=1.96Hz、1H)8.10(d、J=8.80Hz、1H)8.16(dd、J=8.41、0.98Hz、1H)8.91(dd、J=4.21、1.76Hz、1H)。
6−(1−アジドエチル)キノリンを用い、一般法Eに従って標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)、0.2%ジエチルアミン含有25%メタノール、tr 1.07分)によってエナンチオマーを分離して、(S)−5−ベンジル−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=382.2[M+1]+。C23H19N5Oの計算値:381.4。
(S)−5−ベンジル−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンについて記載の方法に従って標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)、0.2%ジエチルアミン含有25%メタノール、tr 0.88分)によってエナンチオマーを分離して、(R)−5−ベンジル−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=382.2[M+1]+。C23H19N5Oの計算値:381.4。
6−(1−アジドエチル)キノリンを用い、一般法Eに従って標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)、0.2%ジエチルアミン含有40%メタノール、tr 1.43分)によってエナンチオマーを分離して、(S)−5−(5−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=388.2[M+1]+。C21H17N5OSの計算値:387.4。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm2.25(d、J=7.14Hz、3H)2.51(d、J=1.08Hz、3H)6.68(dq、J=3.67、1.12Hz、1H)6.84(d、J=3.72Hz、1H)6.89(d、J=7.53Hz、1H)6.96(q、J=7.17Hz、1H)7.29(s、1H)7.40(dd、J=8.31、4.30Hz、1H)7.92(dd、J=8.80、2.15Hz、1H)7.98(d、J=1.96Hz、1H)8.10(d、J=8.90Hz、1H)8.16(dd、J=8.17、1.12Hz、1H)8.90(dd、J=4.25、1.71Hz、1H)。
(S)−5−(5−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンについて記載の方法に従って標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)、0.2%ジエチルアミン含有40%メタノール、tr 0.78分)によってエナンチオマーを分離して、(R)−5−(5−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=388.2[M+1]+。C21H17N5OSの計算値:387.4。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm2.25(d、J=7.24Hz、3H)2.51(d、J=1.08Hz、3H)6.68(dq、J=3.67、1.12Hz、1H)6.84(d、J=3.72Hz、1H)6.89(d、J=7.43Hz、1H)6.96(q、J=7.24Hz、1H)7.28(d、J=7.53Hz、1H)7.42(dd、J=8.31、4.30Hz、1H)7.93(dd、J=8.75、2.01Hz、1H)7.98(d、J=1.86Hz、1H)8.09−8.15(m、1H)8.18(d、J=7.92Hz、1H)8.91(dd、J=4.30、1.66Hz、1H)。
6−(1−アジドエチル)キノリンを用い、一般法Eに従って標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)、0.2%ジエチルアミン含有40%メタノール、tr 1.70分)によってエナンチオマーを分離して、(S)−5−(4−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をSエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=388.2[M+1]+。C21H17N5OSの計算値:387.4。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm2.25(d、J=7.24Hz、3H)2.29(d、J=0.68Hz、3H)6.87−6.93(m、3H)6.96(q、J=7.24Hz、1H)7.30(d、J=7.43Hz、1H)7.40(dd、J=8.17、4.16Hz、1H)7.92(dd、J=8.80、2.05Hz、1H)7.97(s、1H)8.09(d、J=8.80Hz、1H)8.16(d、J=8.02Hz、1H)8.91(brs、1H)。
(S)−5−(4−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンについて記載の方法に従って標題化合物を合成した。分取SFC(キラルパック(登録商標)、0.2%ジエチルアミン含有40%メタノール、tr 0.83分)によってエナンチオマーを分離して、(R)−5−(4−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを得た。同じプログラムでの関連化合物について記録された過去の結晶学的データおよび効力に基づいて、絶対立体化学をRエナンチオマーと割り当てた。MS m/z=388.2[M+1]+。C21H17N5OSの計算値:387.4。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm2.25(d、J=7.14Hz、3H)2.29(d、J=0.59Hz、3H)6.88−6.93(m、3H)6.96(q、J=7.14Hz、1H)7.30(d、J=7.53Hz、1H)7.41(dd、J=8.31、4.21Hz、1H)7.92(dd、J=8.80、2.05Hz、1H)7.97(d、J=1.76Hz、1H)8.08−8.13(m、1H)8.17(d、J=8.71Hz、1H)8.91(brs、1H)。
c−Metキナーゼドメインのクローニング、発現および精製
c−Metの残基1058から1365(c−Metキナーゼドメイン)を含むPCR産物を、WO06/116713に記載の方法に従って形成する。
バキュロ細胞を5倍(体積/重量)の溶解緩衝液(50mM HEPES、pH8.0、0.25M NaCl、5mMメルカプトエタノール、10%グリセリン+完全プロテアーゼ阻害薬(ロッシュ(#10019600)、1錠剤/50mL緩衝液)で破壊した。溶解細胞懸濁液を、ベックマン(Beckman)超遠心Ti45ローターで100000×g(29300rpm)にて1時間遠心した。上清を、アマシャム・バイオサイエンシーズ(Amersham Biosciences)からのグルタチオンセファロース4B(#27−4574−01)10mLとともに温置した。温置は、冷室(約8℃)中にて終夜行った。樹脂および上清を、適切な大きさの使い捨てカラムに投入し、上清からの流れを回収した。樹脂を10カラム容量(100mL)の溶解緩衝液で洗浄した。GST−cMETを溶解緩衝液中の10mMグルタチオン(シグマ#G−4251)45mLで溶離した。溶出液を15mLずつの分画で回収した。溶出分画の小分け試料について、SDSPAGE(12%Trisグリシンゲル、インビトロゲン、#EC6005BOX)を行った。ゲルを0.25%クマシーブルー染色で染色した。GST−cMETを含む分画を、ビバスピン(Vivaspin)20mL濃縮装置(#VS2002;1000MWカットオフ)で濃縮して、2.0mL未満の最終容量とした。その濃縮GST−cMET溶液を、25mM Tris、pH7.5、100mM NaCl、10mMメルカプトエタノール、10%グリセリンで平衡としたスーパーデックス7516/60カラム(アマシャム・バイオサイエンシーズ#17−1068−01)に加えた。上記緩衝液の定組成溶離で、溶出液を1.0mLずつの分画で回収することで、GST−cMETの溶離を行った。強いOD280読み取りを含む分画を、12%Trisグリシンゲルで流す。GST−cMETを含むピーク試験管を集め、ブランク緩衝液として上記で挙げたカラム緩衝液を用いてOD280を読む。
ヒトPC3およびマウスCT26細胞をATCCから入手した。細胞を、RPMI 1640、ペニシリン/ストレプトマイシン/グルタミン(1倍)および5%FBSを含む増殖培地で培養した。96ウェルプレートでウェル当たり2×104個の細胞を培地中で平板培養し、37℃で終夜温置した。37℃で16時間にわたり、増殖培地を基本培地(DMEM低グルコース+0.1BSA、120μL/ウェル)に交換することで、細胞を血清飢餓状態とした。化合物(1mMおよび0.2mMのいずれか)の100%DMSO中溶液を、カラム1から11(カラム6および12には化合物を加えていない)からDMSOで1:3希釈しながら、96ウェルプレートで連続希釈(1:3)して3333倍とした。96ウェルプレートで、化合物サンプル(2.4μL/ウェル)を基本培地(240μL)で希釈した。細胞を基本培地(GIBCO、DMEM11885−076)で1回洗浄し、化合物溶液を加えた(100μL)。細胞を37℃で1時間温置した。CHO−HGF(7.5μL)の溶液(2mg/mL)を基本培地30mLで希釈して、最終濃度500ng/mLを得た。このHGF含有培地(120μL)を96ウェルプレートに移し入れた。化合物(1.2μL)をHGF含有培地に加え、十分に混合した。培地/HGF/化合物(100μL)の混合物を、細胞に加え(最終HGF濃度−250ng/mL)、37℃で10分間インキュべートした。1%TritonX−100、50mM Tris pH8.0、100mM NaCl、プロテアーゼ阻害薬(シグマ、#P−8340)200μL、ロッシュ・プロテアーゼ阻害薬(コンプリート(Complete)、#1−697−498)2錠、ホスファターゼ阻害薬II(シグマ、#P−5726)200μLおよびバナジウム酸ナトリウム溶液(PBS 900μL、300mM NaVO3100μL、H2O2(30%原液)6μLを含有し、室温で15分間攪拌)(90μL)を含有する細胞溶解緩衝液(20mL)を調製した。細胞を氷冷1倍PBS(GIBCO、#14190−136)で1回洗浄し、溶解緩衝液(60μL)を加え、細胞を氷上で20分間温置した。
R&DrHu−bFGF:上記の適切な媒体139μLを25mgバイアル凍結乾燥バイアルに加えた。[180ng/μL]原液バイアル13.3μLおよび媒体26.6μLを加えて、最終濃度3.75μM濃度を得た。
20ゲージ針の先端を四角に切り、紙ヤスリで傾斜を付けてパンチを形成した。その先端を用いて、ニトロセルロース濾紙から直径約0.5mmの円板を切り取った(Gelman Sciences)。作製した円板を、0.1%BSAのPBS媒体中溶液、10μM rHu−VEGF(R&D Systems,Minneapolis,MN)または3.75μM rHu−bFGF(R&D Systems,Minneapolis,MN)のいずれかの溶液が入ったエッペンドルフ微量遠心管に入れ、使用前に45から60分間浸漬した。各ニトロセルロースフィルター円板は、溶媒約0.1μLを吸収する。
A431細胞(ATCC)を培養で増殖させ、回収し、5から8週齢雌ヌードマウス(CD1nu/nu、Charles River Labs)(n=5から15)に皮下注射した。次に化合物を強制経口投与することで(10から200mpk/投与)、第0日のいずれかの時点から開始して腫瘍細胞負荷後第29日まで、実験期間中において1日1回または2回で続けた。腫瘍成長の進行を、3次元キャリパ測定によって追跡し、時間の関数として記録した。反復測定値分散分析(RMANOVA)と、次に多重比較のためのシェフェのpost hoc検定によって、初期統計解析を行った。媒体のみ(Ora−Plus、pH2.0)を陰性対照とした。
本発明には、1以上の無毒性で製薬上許容される担体および/または希釈剤および/または補助剤(本明細書では、総称して「担体」材料と称する)、そして所望に応じて他の有効成分とともに本発明の活性化合物を含む医薬組成物類も含まれる。本発明の活性化合物は、いずれか好適な経路によって、好ましくはそのような経路に適合させた医薬組成物の形態で、所期の処置に有効な用量で投与することができる。本発明の化合物および組成物は例えば、経口投与、粘膜投与、局所投与、直腸投与、肺投与(吸入噴霧などによって)または血管内投与、静脈投与、腹腔内投与、皮下投与、筋肉投与、胸骨内投与および注入法などの非経口投与によって、従来の製薬上許容される担体、補助剤および媒体を含む単位製剤で投与することができる。
Claims (17)
- 下記式IまたはIIの化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩
Jは、NまたはCR3であり;
Wは、O、SまたはNHであり;
Xは、CR2b*R2cまたはNR2b+であり;
Zは、CRaRbまたはS(O)v*であり;
RaおよびRbは独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)R4、−C(=O)OR4;−C(=O)NR5R5a(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)であり;
RcおよびRdは各場合で独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、−NO2、−CN、−NR5R5a、−OR4、−C(=O)R4、−C(=O)OR4;−C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=O)R5、−N(R5)C(=O)OR5、−OC(=O)NR5R5a、−S(O)vR4、−S(O)2NR5R5a、−N(R5)SO2R4(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)であり;
ただし、ZがS(O)v*である場合、Zに対してα−炭素上のRcおよびRbは−NO2、−CN、−NR5R5a、−OR4、−N(R5)C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=O)R5、−N(R5)C(=O)OR5、−OC(=O)NR5R5a、−S(O)vR4、−S(O)2NR5R5a、−N(R5)SO2R4であることはできず;
またはRaおよびRbがそれらが結合している炭素原子とともに一体となって、3から10員シクロアルキル、3から10員シクロアルケニル環または複素環(いずれも価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)を形成していても良く;
またはRcおよびRdがそれらが結合している炭素原子とともに一体となって、3から10員シクロアルキル、3から10員シクロアルケニル環または複素環(いずれも価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)を形成していても良く;
またはRaおよび/またはRbがRcまたはRdのいずれかと一体となって部分飽和もしくは完全飽和の3から8員シクロアルキル環または複素環(いずれも価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)を形成していても良く;
またはRaおよびRbが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
または同一炭素原子に結合したRcおよびRdが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
R1は、アリール、ヘテロアリールまたは複素環’いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)であり;
R2は、
(i)H、または
(ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−S(O)v*R4、−NR5R5a、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5a、−C(=S)NR5R5a、−N(R5)C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=S)NR5R5a、−N(R5)C(=O)R4、−N(R5)C(=S)R4、−SO2NR5R5a、−N(R5)SO2R4、−N(R5)SO2NR5R5a、−N(R5)C(=O)OR4、−N(R5)C(=S)OR4、−N(R5)SO2R4(いずれも、独立に価数が許容する1以上のR10で置換されていても良い。)
であり;
R2a、R2c、R2およびR3は、各場合で独立にH、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−OR4、−S(O)vR4、−NR5R5a、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5a、−C(=S)NR5R5a、−N(R5)C(=O)NR5R5a、−N(R5)C(=S)NR5R5a、−N(R5)C(=O)R4、−N(R5)C(=S)R4、−OC(=O)NR5R5a、−OC(=S)NR5R5a、−SO2NR5R5a、−N(R5)SO2R4、−N(R5)SO2NR5R5a、−N(R5)C(=O)OR4、−N(R5)C(=S)OR4、−N(R5)SO2R4(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)から選択され;
R2bおよびR2b+は独立にH、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5aまたは−C(=S)NR5R5aであり;
またはR2bおよびR2b*が一体となって結合を形成していても良く、ただしそのような結合が形成されない場合、R2aはH、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5aおよび−C(=S)NR5R5aに限定され;
またはR2bおよびR2b+が一体となって結合を形成していても良く、ただし、そのような結合が形成されない場合、R2aはH、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−C(=O)R4、−C(=S)R4、−C(=O)OR4、−C(=S)OR4、−C(=O)NR5R5aおよび−C(=S)NR5R5aに限定され;
R4は、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキル(いずれも、独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)から選択され;
R5およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキル(いずれも価数が許容する1以上のR10で置換されていても良い。)から選択され;
またはR5およびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く;
R10は各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−(アルキレン)m−OR4、−(アルキレン)m−S(O)vR4、−(アルキレン)m−NR5R5a、−(アルキレン)m−C(=O)R4、−(アルキレン)m−C(=S)R4、−(アルキレン)m−C(=O)OR4、−(アルキレン)m−OC(=O)R4、−(アルキレン)m−C(=S)OR4、−(アルキレン)m−C(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−C(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)R4、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)R4、−(アルキレン)m−OC(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−OC(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−SO2NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)SO2R4、−(アルキレン)m−N(R5)SO2NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)OR4、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)OR4または−(アルキレン)m−N(R5)SO2R4であり;
前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに独立に、1以上の−(アルキレン)m−OR4、−(アルキレン)m−S(O)vR4、−(アルキレン)m−NR5R5a、−(アルキレン)m−C(=O)R4、−(アルキレン)m−C(=S)R4、−(アルキレン)m−C(=O)OR4、−(アルキレン)m−OC(=O)R4、−(アルキレン)m−C(=S)OR4、−(アルキレン)m−C(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−C(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)R4、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)R4、−(アルキレン)m−OC(=O)NR5R5a、−(アルキレン)m−OC(=S)NR5R5a、−(アルキレン)m−SO2NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)SO2R4、−(アルキレン)m−N(R5)SO2NR5R5a、−(アルキレン)m−N(R5)C(=O)OR4、−(アルキレン)m−N(R5)C(=S)OR4または−(アルキレン)m−N(R5)SO2R4で置換されていても良く;
およびさらに、同一の炭素に結合しているか、隣接する原子に結合しているいずれか二つのR10基が一体となって、置換されていても良い3から8員環系を形成していても良く;
mは0または1であり;
nは0、1または2であり;
vは0、1または2であり;
v*は1または2である。]。 - R1がフェニル、ナフチル、ベンゾジオキソリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピラジジニル、イソキノリニル、キノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイソチアゾリル(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)から選択される、請求項1の化合物または該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩。
- (a)式Iの化合物のR2または(b)式IIの化合物のR2aのいずれかが、H、アルキニル、−C(=O)NR5R5a、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキサリニル、テトラヒドロキノキサリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイソチアゾリル(いずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い。)から選択される、請求項1の化合物または該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩。
- (a)式Iの化合物におけるR2または(b)式IIの化合物におけるR2aのいずれかが、H、アルキニル、−C(=O)NR5R5a、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキサリニル、テトラヒドロキノキサリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイソチアゾリルから選択され、これらのいずれも独立に価数が許容する1以上のR10基で置換されていても良い請求項2の化合物または該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩。
- JがNであり、ならびにR2a、R2c、R2b*がHである請求項8の化合物または該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩。
- R2aおよびR2cがHである請求項11の化合物または該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩。
- 5−フェニル−3−(キノリン−6−イルメチル)−6,7−ジヒドロ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−(キノリン−6−イルメチル)−6,7−ジヒドロ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−(キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−6,7−ジヒドロ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−6,7−ジヒドロ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
1−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−6−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−1−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7(6H)−オン、
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7(6H)−オン、
(S)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−3−(1−(3−メトキシキノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−3−(1−(3−メトキシキノリン−6−イル)エチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
3−((3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)メチル)−5−(チオフェン−2−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
5−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−((3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
5−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−((3−メトキシキノリン−6−イル)メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(チオフェン−2−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−3−(1−(3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)エチル)−5−(チオフェン−2−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
3−((3−(2−メトキシエトキシ)キノリン−6−イル)メチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
3−((3−メトキシキノリン−6−イル)メチル)−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−ベンジル−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−ベンジル−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(5−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(R)−5−(5−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、
(S)−5−(4−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン、および
(R)−5−(4−メチルチオフェン−2−イル)−3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オン
からなる群から選択される、請求項1の化合物または該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーおよび塩。 - 製薬上許容される媒体、補助剤または希釈剤とともに請求項1または11の化合物を含む医薬組成物。
- 処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1または11の化合物を投与する段階を有する、対象者における癌または増殖性障害を治療する方法。
- 処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者における腫瘍の大きさを低減する方法。
- 処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者における腫瘍の転移を低減する方法。
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