JP2011520970A - 置換されたイミダゾピラジン類およびイミダゾトリアジン類 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記の式Iを含み、さらにはそれの下位群Iまたはそれの製薬上許容される塩を含む。
式中、
AはCHまたはNであり;
Q1は−X1−Y1−Z1であり;
またはQ1は、
X1は、1以上の独立に選択されるG1基によって置換されていることができる5−10環状基であり;
Y1は、>C(R2)R3、>C(OR2)R3、>C=O、>C=C(R2)R3、>C=NR2、>C=NOR2、>NR2、>O、>S(O)mまたは単結合から選択され;
Z1は、5−10環状基またはC1−6アルコキシから選択され、それらのいずれも1以上の独立に選択されるG1基によって置換されていることができ;
Yが>Oであり、R1がシクロブチルである場合、XまたはZのうちの少なくとも一つが置換されており;
G1の各場合は独立に、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−NO2、C1−6アルキル、3−6環状基C0−6アルキル、−OR4、−NR4R5、−C(O)R4、−C(O)NR4R5、−C(O)OR4または−NR4C(O)R5から選択され、それらのいずれも1以上の独立に選択されるG2基で置換されていることができ;
G2の各場合は独立に、ハロ、−CN、−OH、−NH2、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3またはC1−6アルキルから選択され、それらのいずれも、ハロ、−CN、−OH、−NH2、C1−6アルキル(下記のいずれも部分的または完全にハロゲン化されていることができる。)、−OC1−6アルキルまたは−N(C1−6アルキル)C1−6アルキルから独立に選択される1以上の基で置換されていることができ;
G3の各場合は独立に、ハロ、オキソ、−CN、−CF3、−OCF3、C1−6アルキル、3−6環状基C0−6アルキル、−OR8、−NR8R9、−C(O)R8、−C(O)NR8R9、−C(O)OR8、−NR8C(O)R9、−(CR8R9)nNR6R7、−(CR8R9)nOR6、−NR8C(O)OR9、−O(CR8R9)nNR6R7、−N(CR8R9)nOR6または−(CR8R9)nNR6C(O)OR7から選択され、それらのいずれも1以上の独立に選択されるG2置換基によって置換されていることができ;
R1は、−SR2、C1−6アルキル、5,6−二環式アリールまたは3−6環状基から選択され、それらのいずれも、1以上の独立に選択されるG3基によって置換されていることができ;
R2およびR3の各場合は独立に、H、ハロまたはC1−6アルキルから選択され;
R4、R5、R6、R7、R8、R9の各場合は独立に、H、C1−6アルキルまたは3−6環状基C0−6アルキルから選択され;R4/R5、R6/R7、R8/R9のいずれのペアも、それらが結合している原子とともに、O、N(C0−3アルキル)またはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができる3−6環状基を形成していることができ;
各mは独立に、0から2から選択され;各nは独立に、0から4から選択される。
X1が、1から3個の独立に選択されるG1基によって置換されていることができるフェニルであり;
Z1が、1から3個の独立に選択されるG1基によって置換されていることができるフェニルであり;
G1の各場合が独立に、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−NO2、C1−4アルキル、フェニルC0−3アルキル、5−6ヘテロアリールC0−3アルキル、−OR4、−NR4R5、−C(O)R4、−C(O)NR4R5、−C(O)OR4または−NR4C(O)R5から選択され、それらのいずれも、1から3個の独立に選択されるG2基によって置換されていることができ;
G2の各場合が独立に、ハロ、−CN、−OH、−NH2、オキソ、−CF3、−OCF3またはC1−4アルキルから選択され、それらのいずれも、ハロ、−CN、−OH、−NH2、C1−4アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)、−N(C1−6アルキル)C1−6アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)または−OC1−4アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)から独立に選択される1から3個の基によって置換されていることができ;
G3の各場合が独立に、ハロ、オキソ、−CN、−CF3、−OCF3、C1−4アルキル、5−6複素環C0−3アルキル、フェニルC0−3アルキル、−OR8、−NR8R9、−C(O)R8、−C(O)NR8R9、−C(O)OR8、−NR8C(O)R9、−(CR8R9)nNR6R7、−(CR8R9)nOR6、−NR8C(O)OR9、−O(CR8R9)nNR6R7、−N(CR8R9)nOR6または−(CR8R9)nNR6C(O)OR7から選択され、それらのいずれも、1から3個の独立に選択されるG2置換基によって置換されていることができ;
R1が、C3−12アルキル、3−6シクロアルキル、フェニル、5−6複素環から選択され、それらのいずれも、1から3個の独立に選択されるG3基によって置換されていることができ;
R4およびR5の各場合が、H、C1−4アルキル、5−6環状基C0−3アルキルから独立に選択されることができ;各nが独立に、0から3から選択される、式Iおよび下位群1またはそれの製薬上許容される塩を含む。
AがCHであり;
X1が、1から2個の独立に選択されるG1基によって置換されていることができるフェニルであり;
Y1が、>O、>C(O)、>NH、>N(CH3)、>C(OR2)(R3)、>C(R2)(R3)、S(O)mから選択され;
Z1が、1から2個の独立に選択されるG1基によって置換されていることができるフェニルであり;
G1の各場合が独立に、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−NO2、C1−4アルキル、−OR4、−NR4R5、−C(O)R4、−C(O)NR4R5、−C(O)OR4または−NR4C(O)R5から選択され、それらのいずれも、1から2個の独立に選択されるG2基によって置換されていることができ;
G2の各場合が独立に、ハロ、−CN、−OH、−NH2、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3またはC1−4アルキルから選択され;
R1が、フェニル、5−6ヘテロアリール、3−6シクロアルキルまたはC3−6アルキルから選択され、それらのいずれも、1から2個の独立に選択されるG3基によって置換されていることができ;
R2およびR3の各場合が独立に、H、ハロまたはC1−3アルキルから選択され;
R4およびR5の各場合が独立に、HまたはC1−4アルキルから選択され;
R8、R7、R8、R9の各場合が独立に、HまたはC1−4アルキルから選択され;R8/R9またはR8/R7のペアのいずれも、それらが結合している原子とともに、O、N(C0−3アルキル)またはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができる3から6環状基を形成していることができ;
各nが独立に、0から2から選択される、式Iおよび下位群1から2のいずれか、またはそれの製薬上許容される塩を含む。
X1が、−OH、C1−3アルキル、ハロ、C1−3アルコキシまたはNH2のうちの1から2個によって置換されていることができるフェニルであり;
Y1が、>S、>O、>C(O)、>C(OR2)R3または>C(R2)R3から選択され;
Z1が、独立にハロ、メチル、−OHまたはNH2から選択される1から2個によって置換されていることができるフェニルであり;
R1が、5−6ヘテロアリール、フェニルまたは3−6シクロアルキルから選択され、それらのいずれも、独立に−OH、−C(O)NH2、C1−2アルキル、−(CH2)0−2NH2、−C1−2アルコキシNH2またはピペラジン−1−イルから選択される1から2個で置換されていることができ、いずれのアミン水素またはヒドロキシ水素もメチル、エチルまたは−(CH2)2N(CH3)2で置き換わっていることができ;
R2およびR3の各場合が独立に、H、ハロ、メチルまたはOHから選択される、式Iおよび本明細書における下位群1から3のいずれか、またはそれの製薬上許容される塩を含む。
AがCHであり;
X1が、ハロ、NH2、エトキシまたはメトキシのうちの1から2個で置換されていることができるフェニルであり;
R2およびR3が、独立にH、ハロ、ヒドロキシまたはメチルから選択され;
Z1が、ハロ、−OHまたはNH2のうちの1から2個によって置換されていることができるフェニルであり;
R1が、独立にメチル、ヒドロキシ、アミノメチルまたはヒドロキシメチルから選択される1から2個で置換されていることができるC4−6シクロアルキルである、式Iおよび本明細書における下位群1から4のいずれか、またはそれの製薬上許容される塩を含む。
X1が、独立にハロ、NH2またはメトキシから選択される1から2個で置換されていることができるフェニルであり;
Y1が、>O、>C(OR2)R3または>C(R2)R3から選択され;
R2およびR3が独立にH、Fまたはメチルから選択され;
Z1がフェニルである、式Iおよび本明細書における下位群1から5のいずれか、またはそれの製薬上許容される塩を含む。
G1の各場合が独立に、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、C1−6アルキル、フェニルC0−6アルキル、5−6ヘテロアリールC0−6アルキル、−OR4、−NR4R5、−C(O)R4、−C(O)NR4R5、−C(O)OR4、−NR4C(O)R5から選択され、それらのいずれも1以上の独立のG2置換基で置換されていても良く;
G2の各場合が、独立にハロ、−CN、−OH、−NH2、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルまたはC1−4アルキルから選択されることができ、それらのいずれも、独立にハロ、−CN、−OH、−NH2、C1−4アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)または−OC1−4アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)から選択される1から3個の基によって置換されていることができる、式Iおよび本明細書における下位群1から6のいずれか、またはそれの製薬上許容される塩を含む。
Y1は、>Oまたは>C(CH3)OHまたは>CF2であり;各G1基は独立に、C1−3アルキル、ハロまたはC1−3アルコキシから選択され;R1は、フェニルまたは5−6ヘテロアリールから選択される。
本発明の化合物は、当業者であれば熟知している有機化学の業界で公知の合成方法またはそれの変法および誘導体化とともに、下記の方法によって製造することができる。例えば、US2006/0084654;US2006/0235031;US2007/0129547およびUS2007/0149521を参照する(これらは、合成方法など、全ての点に関して全体が本明細書に組み込まれる。)。式Iの化合物またはそれらの製薬上許容される塩は、下記で説明する反応図式に従って製造することができる。別段の断りがない限り、図式中の置換基は上記で定義の通りである。生成物の単離および精製は、通常の技術を有する化学者には公知の標準的な手順によって行われる。
4−(メトキシカルボニル)シクロヘキサンカルボン酸に代えてシクロブタンカルボン酸を用い、トランス−4−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルおよびそれの前駆体トランス−4−({[(3−クロロピラジン−2−イル)メチル]アミノ}カルボニル)シクロヘキサンカルボン酸メチルについて記載のものと同様の手順を用いて、8−クロロ−3−シクロブチル−イミダゾ[1,5−a]ピラジンを製造した。
脱水DMF(10mL)中の8−クロロ−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン(1058mg、5.1mmol)およびNIS(1146mg、5.1mmol)を、アルゴン下に6時間にわたり60℃で撹拌した。反応液をDCM(約400mL)で希釈し、洗浄し(H2O、ブライン)、脱水し(Na2SO4)、減圧下に濃縮した。シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによる粗取得物の精製(50gカートリッジ、10:1−8:1−7:1−6:1ヘキサン:EtOAc)によって、淡黄色固体として標題化合物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.51(d、J=4.8Hz、1H)、7.26(d、J=4.8Hz、1H)、3.75(5重線、J=1.2Hz、8.4Hz、1H)、2.62−2.42(m、4H)、2.32−1.98(m、2H);MS(ES+):m/z334.0(100)[MH+];HPLC:tR=3.38分(OpenLynx、極性_5分)。
IPA(100mL)中の8−クロロ−3−シクロブチル−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン(759mg、2.3mmol)が入ったパールボンベを、0℃で5分間にわたりNH3(気体)で飽和させ、密閉し、115℃で38時間加熱した。次に、反応混合物を減圧下に濃縮し、DCM(200mL)とH2O(50mL)との間で分配し、DCM(50mL)で抽出した。合わせた有機画分をブラインで洗浄し、脱水し(Na2SO4)、減圧下に濃縮して、標題化合物を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.13(d、J=4.8Hz、1H)、7.01(d、J=5.2Hz、1H)、5.63(br、2H)、3.68−3.73(m、1H)、2.60−2.38(m、4H)、2.20−1.90(m、2H);MS(ES+):m/z315.9(100)[MH+];HPLC:tR=1.75分(OpenLynx、極性_5分)。
トランス−4−(8−クロロ−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステルを用いた以外は3−シクロブチル−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−アミンについて上述の手順に従って製造した。1H NMR(d6−DMSO):δ7.65(d、J=4.8Hz、1H)、6.96(d、J=4.8Hz、1H)、6.52(brs、2H)、3.65(s、3H)、3.16(m、1H)、2.71(m、1H)、2.15−2.00(m、2H)、1.80−1.60(m、6H)MS(ES+):m/z400.98(100)[M+1]。
トランス−4−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルを用いた以外は8−クロロ−3−シクロブチル−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジンについて上述の手順に従って製造した。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ1.62−1.69(m、2H)、1.79−1.94(m、2H)、2.01−2.26(m、5H)、2.30−2.51(m、1H)、3.71(s、3H)、7.32(d、J=5.05Hz、1H)、7.65(d、J=5.05Hz、1H)。MS(ES+):m/z419.71、421.73[MH+]。
トランス−4−({[(3−クロロピラジン−2−イル)メチル]アミノ}カルボニル)−シクロヘキサンカルボン酸メチル(29.00g、93.02mmol)を脱水MeCN(930mL)、脱水DMF(9mL)およびPOCl3(10.4mL、110mmol)に溶かし、窒素下に55℃で3時間加熱した。反応混合物を減圧下に濃縮し、次に固体残留物をDCMに取り、次に2Mアンモニア/イソプロパノールでpH10の塩基性とした。混合物を減圧下に濃縮し、DCMに再溶解させ、次にTEA−塩基性としたシリカゲルに負荷した。粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(2:3EtOAc/DCMで溶離)、標題化合物を黄色粉末として得た。1H NMR(CDCl3、400MHz)δ1.63(ddd、J=13.2、13.2、13.2、3.2Hz、2H)、1.85(ddd、J=13.2、13.2、13.2、2.8Hz、2H)、2.10(dd、J=14.4、3.2Hz、2H)、2.19(dd、J=14.0、3.2Hz、2H)、2.46(tt、J=12.4、3.6Hz、1H)、2.96(tt、J=11.6、3.2Hz、1H)、3.70(s、3H)、7.33(dd、J=5.2、1.2Hz、1H)、7.61(d、J=4.8Hz、1H)、7.79(s、1H)。MS(ES+):m/z294.17/296.14(100/86)[MH+]。HPLC:tR=2.85分(OpenLynx、極性_5分)。
4−(メトキシカルボニル)シクロヘキサンカルボン酸(15.14g、81.30mmol)およびCDI(13.18g、81.30mmol)のTHF(370mL)溶液を窒素雰囲気下に置き、60℃で4時間撹拌した。反応混合物を冷却して室温とし、次に(3−クロロピラジン−2−イル)メチルアミン・2塩酸塩(16.00g、73.91mmol)およびDIEA(31.52g、244.00mmol、42.5mL)を加えた。20時間にわたり60℃で撹拌した後、反応液を減圧下に濃縮した。粗反応混合物をシリカゲルガラスカラムクロマトグラフィー(3:2DCM/EtOAcで溶離)によって精製して、純粋な所望の生成物をやや黄色がかったクリーム状白色粉末として得た。1H NMR(CDCl3、400MHz)δ1.43−1.65(m、4H)、2.01−2.14(m、4H)、2.25(tt、J=12.0、3.6Hz、1H)、2.34(tt、J=11.6、3.2Hz、1H)、3.68(s、3H)、4.70(d、J=4.4Hz、2H)、6.81(s、br、−NH)、8.32−8.36(m、1H)、8.46(d、J=2.4Hz、1H);MS(ES+):m/z312.17/314.12(84/32)[MH+];HPLC:tR=2.44分(OpenLynx、極性_5分)。
10分間にわたり−20℃で緩やかなアンモニア流を流すことで、i−PrOH(200mL)中の[3−(8−クロロ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロブチル]メタノール(6.9g)をNH3(気体)で飽和させ、次にパールボンベにて110℃で2日間加熱した。次に、反応混合物を冷却して室温とし、焼結ガラスで濾過し、固体残留物およびパール容器をi−PrOHで数回洗った。濾液を減圧下に濃縮して、なおもNH4Clを含む橙赤色固体を得た。取得物を還流MeCN(250mL)に取り、熱濾過した。追加の熱MeCN(200mL)を用いて、その段階を繰り返した。合わせたMeCN濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物を橙赤色固体として得た。HPLC:(極性5分)0.53および1.51分;MS(ES+):345.1(100、M++1);1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ7.50(d、J=5.2Hz、1H)、7.44(d、J=5.2Hz、0.27H、少量異性体)、6.95(d、J=5.2Hz、1.29H少量異性体と重複)6.63(br、2H)、4.61(t、J=5.2Hz、0.27H、少量異性体)、4.52(t、J=5.2Hz、1H)、3.69(5重線、J=5.6HZ.0.32H、少量異性体)、3.54(5重線、J=5.6Hz、1H)、2.52−2.25(m、4H)、2.10−2.00(m、1H)。
NIS(6.31g、28.0mmol)の脱水DMF(100mL)中溶液にアルゴン下にて、脱水DMF(30mL)に溶かした乾燥[3−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロブチル]メタノール(6.67g)を加えた。[3−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロブチル]メタノールの入ったフラスコを、追加の脱水DMF(20mL)で洗い、洗浄液を反応混合物に加えた。反応液を加熱して60℃とし(室温−60℃−30分)、この温度で3時間撹拌した。次に、混合物を冷却して室温とし、1M Na2S2O3水溶液(60mL)、ブライン(60mL)およびDCM(160mL)との間で分配した。水層をDCMで抽出した(100mLで3回)。合わせた有機層を脱水し(Na2SO4)、減圧下に濃縮し、SiO2(0%から8%MeOH/DCM)でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して取得物を得たが、それはTLCおよびHPLCの両方でのUVによって均一であったが、なおもDMFを含んでいた。その取得物をDCM(200mL)に溶かし、水で洗浄し(40mLで3回)、脱水し(Na2SO4)、減圧下に濃縮して、標題化合物を淡黄色固体として得た。HPLC(極性5分)2.52分;MS(ES+):m/z(相対強度)364.0(100、M++1);1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.59(d、J=4.8Hz、1H)、7.49(d、J=4.8Hz、0.22H、少量異性体)、7.29(d、J=4.8Hz、1H)、7.28(d、J=5.2Hz、0.23H、少量異性体)、3.83−3.80(m、0.7H)、3.72−3.62(m、3H)、2.75−2.55(m、4H)、2.42−2.32(m、1−2H)。
8−クロロ−3−(3−メチレンシクロブチル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン(4.48g、20.4mmol)の脱水THF(255mL)中溶液に、アルゴン下に−78℃で、9−BBN(61.2mL、0.5MのTHF中溶液、30.6mmol)を8分間かけて滴下した(懸濁液)。冷却浴を氷−H2Oと交換し、反応液を徐々に昇温させて室温とした。17時間撹拌後、H2O(100mL)を加え、5分後に、NaBO3・H2O(12.2g、122.3mmol)を1回で加えた。反応液を室温で5時間撹拌し、セライトで濾過した。セライトおよび残留固体をDCMおよびEtOAcで洗浄した。濾液を減圧下に濃縮して水溶液を得て、それをNaClで飽和させ、EtOAcで抽出した(3回)。抽出液を脱水し(Na2SO4)、減圧下に濃縮して明黄色油状物を得て、それをSiO2でのフラッシュクロマトグラフィー(9:1DCM:MeOH)によって精製して、標題化合物を明黄色油状物として得た。HPLC:tR(質量分離HPLC、極性7分)2.52分;MS(ES+):238。その付加は、0℃で行うことができる。冷却浴の交換後に、ただちに懸濁液は透明となる。最終生成物は9−BBNから誘導された1,5−シス−オクタンジオールを含んでいた。1H NMRに基づくと、粗い算出で、標的物66%および副生成物33%であった。粗生成物を粗取得物のまま次の段階に用い、生成物の立体選択性は1H NMRによる判定で4−5:1であった。
3−メチレン−シクロブタンカルボン酸(3−クロロ−ピラジン−2−イルメチル)−アミド(52.1g、219.2mmol)を脱水MeCN 1.0リットルに溶かした。次に、DMF(1.0mL)およびPOCl3(100mL、1.09mol)を加えた。反応液を加熱して55℃として30分経過させながら、反応液にN2を緩やかに吹き込んだ。次に、反応液を減圧下に濃縮し、CH2Cl2を含む冷2.0M NH3/IPAで塩基性とした。IPA/CH2Cl2を減圧下に濃縮し、塩を最少量の水に溶かし、CH2Cl2で抽出した(4回)。有機層を合わせ、飽和NaHCO3で洗浄し(1回)、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[2:1ヘキサン:EtOAcで溶離]によって精製して、標題化合物を明黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ3.24−3.30(4H、m)、3.78−3.85(1H、m)、4.89−4.94(2H、m)、7.33(1H、d、J=4.99Hz)、7.53(1H、d、J=5.09Hz)、7.82(1H、s);MS(ES+):m/z220.28/222.30(100/80)[MH+];HPLC:tR=2.87分(OpenLynx、極性_5分)。
C−(3−クロロピラジン−2−イル)−メチルアミン・ビス−HCl(1.0g、4.62mmol)、N−エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)(1.31g、6.47mmol、1.4当量)、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.141g、1.15mmol、0.25当量)およびDIEA(2.42mL、1.79g、13.9mmol、3.0当量)を脱水CH2Cl2(25mL)に溶かした。この溶液に、3−メチレンシクロブタンカルボン酸(0.622g、5.54mmol、1.2当量)の脱水CH2Cl2(25mL)中溶液をN2下に加え、反応液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、得られた残留物をEtOAcに溶かし、水(2回)、NaHCO3(1回)、水(1回)およびブライン(1回)で洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物を褐色油状物として得た。その粗取得物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー[Jones Flashmaster、20g/70mLカートリッジ、10%ヘキサン/酢酸エチルで溶離]によって精製して、標題化合物を淡黄色固体として得た。さらに、標題化合物は下記の経路によって製造することができた。1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI)(0.824g、5.08mmol、1.1当量)および3−メチレンシクロブタンカルボン酸(0.570g、5.08mmol、1.1当量)を脱水THF(12mL)に溶かし、60℃で2時間撹拌した。C−(3−クロロピラジン−2−イル)−メチルアミン・ビス−HCl(1.0g、4.62mmol)およびDIEA(2.42mL、1.79g、13.9mmol、3.0当量)の脱水CH2Cl2(13mL)中溶液を、その酸混合物に加え、反応液を60℃でN2下に終夜撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、得られた残留物をEtOAcに溶かし、NaHCO3(2回)およびブライン(1回)で洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物を褐色油状物として得た。粗取得物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー[Jones Flashmaster、20g/70mLカートリッジ、10%ヘキサン/酢酸エチルで溶離]によって精製して、標題化合物を淡黄色固体として得た。1H NMR(CDCl3、400MHz)δ2.86−2.96(m、2H)、3.03−3.19(m、3H)、4.72(dd、J=4.4、0.8Hz、2H)、4.79−4.84(m、2H)、6.78(s、−NH)、8.32−8.34(m、1H)、8.46(d、J=2.8Hz、1H);MS(ES+):m/z238.19(90)[MH+];HPLC:tR=2.67分(OpenLynx、極性_7分)。
パールの圧力リアクター中、3−(8−クロロ−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロブタノール(4.159g、0.0119mol)を2.0Mアンモニア/イソプロピルアルコール(40mL)で溶解させた。混合物を冷却して−20℃とし、アンモニアで飽和させた。反応液を110℃で63時間加熱し、その時点でそれを冷却し、減圧下に濃縮した。5%から8%MeOH:CH2Cl2で溶離を行うHPFC Jones25gシリカゲルカラムを用いて粗生成物を精製して、標題化合物を得た。MS(ES+):m/z330.88(100)[MH+]、331.89(10)[MH++];HPLC:tR=0.48分(OpenLynx、極性_5分);1H NMR(CDCl3、400MHz)δ2.55−2.76(m、2H)3.06−3.22(m、2H)3.32−3.50(m、1H)4.51−4.69(m、1H)6.15(brs、2H)7.24(d、J=5.05Hz、1H)7.39(d、J=5.05Hz、1H)。
3−(8−クロロ−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロブタノン(5.0g、14mmol)をMeOH(35.0mL)およびCH2Cl2(35.0mL)の1:1混合物に溶かした。その溶液混合物に、ナトリウムテトラハイドロボレート(560mg、14.0mmol)をゆっくり加えたところ、ガス発生が認められた。室温で窒素下に4.5時間後、反応液を減圧下に濃縮した。粗混合物をEtOAcに溶かし、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、50%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAcで溶離を行うHPFC Jones50グラムシリカゲルカラムを用いて精製して、標題化合物を明黄色固体として得た。MS(ES+):m/z349.81(100)[MH+]、351.50(30)[MH+++];HPLC:tR=2.49分(OpenLynx、極性_5分);1H NMR(CDCl3、400MHz)δ2.41−2.54(m、2H)2.78−3.05(m、1H)3.12−3.32(m、1H)4.08−4.75(m、1H)5.30(s、1H)7.31(d、J=5.05Hz、1H)7.57(d、J=4.80Hz、1H)。
2Nアンモニア/イソプロピルアルコール(350mL)およびTHF(30mL、0.4mol)の溶液を、パールボンベ中の8−クロロ−1−ヨード−3−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−シクロブチル]−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(19.91g、0.04612mol)に加え、冷却して−78℃とした。アンモニアをその溶液に8から10分間吹き込んだ。ボンベを密閉し、撹拌し、加熱して110℃として3日間経過させた。次に、溶媒を減圧下に留去し、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(CHCl3で湿らせ、シリカとともに負荷して脱水し、8%(7N NH3)MeOH/CHCl3で溶離)によって精製することで標題化合物を得た。1H NMR(CDCl3、400MHz)δ7.31(1H、d、J=5.01)、7.16(1H、d、J=6.25)、5.83(2H、s)、3.49(1H、m)、3.06(1H、m)、2.76(4H、m)、2.64(8H、m)、2.46(3H、s);MS(ES+):m/z412.89/413.91(50/10)[MH+];HPLC:tR=0.31分(OpenLynx、極性_5分)。
1,2−ジクロロエタン(1096.7mL、13.892mol)中の1−メチルピペラジン(5.75mL、0.0514mol)を、3−(8−クロロ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロブタノン(17.00g、0.04892mol)および水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(21.8g、0.0978mol)に加えた。反応液を室温で3時間撹拌した。反応液を濃縮し、CH2Cl2に溶かし、飽和NaHCO3溶液およびブラインで洗浄した。生成物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。生成物を急速シリカゲル層に通して(100%CHCl3で濡らし、8%(7N NH3)MeOH/CHCl3で溶離)、標題化合物を得た。1H NMR(CDCl3、400MHz)δ7.63(1H、d)、7.30(1H、d)、3.42(1H、m)、2.94(1H、m)、2.65(4H、m)、2.44(8H、m)、2.32(3H、s);MS(ES+):m/z431.85/433.87(100/45)[MH+];HPLC:tR=1.82分。(OpenLynx、極性_5分)。
脱水THF(77.78mL)中の3−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロブタノン(1.95g、8.80mmol)を−78℃で窒素の雰囲気下に、3.0MメチルマグネシウムクロライドのTHF中溶液(5.9mL)でゆっくり処理した。溶液を−78℃で3時間撹拌し、半飽和NH4Cl水溶液(水との1:1混合物でのNH4Cl希釈)40mLで−78℃にて反応停止し、昇温させて室温とした。次に、混合物をEtOAcで抽出し(40mLで3回)、合わせた抽出液をブライン(30mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗固体を1:1EtOAc/DCMから4%MeOH/(1:1)EtOAc/DCMで溶離するシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。1H−NMR(400MHz、CDCl3)δppm1.54(s、3H)、2.74−2.60(m、4H)、3.75−3.39(m、1H)、7.35(d、J=5.04Hz、1H)、7.71(d、J=5.00Hz、1H)および7.86(s、1H)。MS(ES+):m/z238.15および240.17[MH+]。
シス−3−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−1−メチルシクロブタノール(2.20g、9.26mmol)およびNIS(2.71g、12.0mmol)をDMF(36.6mL、0.472mol)に溶かし、60℃で4時間撹拌した。次に、混合物を減圧下に濃縮し、残留物をEtOAc(100mL)で再生した。この溶液を重炭酸ナトリウムで洗浄し(20mLで2回)、これらの洗浄液をEtOAcで逆抽出した(20mLで2回)。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗固体を、1:1EtOAc:ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。1H−NMR(400MHz、CDCl3)δppm1.53(s、3H)、2.72−2.59(m、4H)、3.37−3.29(m、1H)、7.32(d、J=4.91Hz、1H)および7.60(d、J=4.96Hz、1H)。MS(ES+):m/z363.95および365.91[MH+]。
パールの圧力リアクターに入ったシス−3−(8−クロロ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−1−メチルシクロブタノール(2.77g、7.62mmol)に、2Mアンモニアのイソプロパノール(80mL)およびTHF(5mL)中溶液を加えた。混合物を冷却して−78℃とし、次にアンモニアガスを溶液に4から6分間吹き込んだ。リアクターを密閉してから、110℃で15時間加熱した。次に、溶媒を減圧下に除去し、残留物を7%MeOH/DCMで溶離を行うシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.44(s、3H)、2.32−2.51(m、4H)、3.33−3.52(m、1H)、6.61(brs、2H)、7.03(d、J=5.05Hz、1H)および7.62(d、J=5.05Hz、1H)。
8−クロロ−3−(3,3−ジフルオロ−シクロブチル)−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジンを用いた以外は3−シクロブチル−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−アミンについて上述の手順に従って製造した。HPLC:tR=1.87分。(Open Lynx極性_5分)。MS(ES+):m/z350.74(100)[MH+]。
3−(8−クロロ−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロブタノン(150.00mg、0.43mmol)のDCM(10.00mL)中混合物を撹拌しながら、それにジエチルアミノ硫黄・3フッ化物(0.12mL、0.94mmol)のDCM(2mL)中溶液を0℃でゆっくり加えた。その撹拌混合物を昇温させて1時間以内で室温とし、室温で終夜撹拌した。次に、NaHCO3水溶液で反応停止し、DCMによって抽出した。次に、溶媒を除去して粗生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
[3−(8−クロロ−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロブチル]−ジメチル−アミンを用いた以外は3−シクロブチル−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−アミンについて上述の手順に従って製造した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ2.25(brs、6H)、2.47(brs、2H)、2.63(q、J=8.17Hz、2H)、2.93(brs、1H)、3.30−3.41(m、1H)、5.64(brs、2H)、7.03(d、J=4.80Hz、1H)、7.22(d、J=4.80Hz、1H)。HPLC:tR=0.36分。(Open Lynx極性_5分)。MS(ES+):m/z357.73(100)[MH+]。
THF(9.0mL)中の3−(8−クロロ−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロブタノン(400.0mg、1.15mmol)を入れた乾燥フラスコに、DIEA(0.42mL、2.42mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(0.19g、2.30mmol)を加え、次に水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(539mg、2.42mmol)を室温で加えた。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をNaHCO3の水溶液で抽出した(30mLで2回)。水層をEtOAcで逆抽出し(100mLで2回)、脱水し(Na2SO4)、減圧下に濃縮して固体を得た。その取得物を、それ以上精製せずに次の段階に用いた。MS(ES+):m/z344.73/345.81(100/10)[MH+]。
3−(8−クロロ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−1−ヒドロキシメチルシクロブタノール(4.08g、0.011mol)のTHF(120mL)および水(40mL)中溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(2.8g、0.013mol)を0℃で加えた。反応液を昇温させて室温とし、5時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機相をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(CDCl3、400MHz)δ7.56(1H、d、J=4.94Hz)、7.32(1H、d、J=4.98Hz)、3.64(5H、m);MS(ES+):m/z347.82および349.85[MH+];HPLC:tR=2.89分。(OpenLynx、極性_5分)。
不活性雰囲気下にN−ヨードコハク酸イミド(3.6g、0.016mol)および3−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−1−ヒドロキシメチルシクロブタノール(3.16g、0.012mol)をDMF(30mL)に溶かし、60℃で3.0時間加熱した。反応混合物を減圧下に濃縮して暗色油状物を得て、5%MeOH:CH2Cl2で溶離を行うHPFC Jones20gシリカゲルカラムによって精製して明褐色綿毛状固体を得て、それをジエチルエーテルおよびヘキサンで磨砕して標題化合物を得た。MS(ES+):m/z379.85および381.80[MH+];HPLC:tR=2.30分(OpenLynx、極性_5分)。
8−クロロ−3−(3−メチレンシクロブチル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン(3.1g、14mmol)、水(18mL)のTHF溶液(170mL)に、50%N−メチルモルホリン−N−オキサイドの水溶液(3.2mL)およびオスミウム酸カリウム無水物(200mg、0.70mmol)を加え、反応液を室温で4時間撹拌した。亜硫酸ナトリウム(8.0g、70.0mmol)を反応混合物に加え、30分間撹拌し、その時点で反応液を減圧下に濃縮した。粗生成物をEtOAcによって水層から抽出した。有機層をブラインで洗浄し、合わせた水系洗浄液をEtOAcで逆抽出した(50mLで5回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を粘稠オフホワイト固体として得た。MS(ES+):m/z254.17(100)[MH+]、HPLC:tR=1.95分(OpenLynx、極性_5分)。
3−メチレンシクロブタンカルボニトリル(100.0g、1.042mol)のEtOH(1.00リットル)および水(1.00リットル)中溶液に、水酸化カリウム(230.0g、4.2mol)を加えた。得られた混合物を7時間還流加熱し、EtOHを減圧下に除去し、溶液を冷却して0℃とし、濃HCl(300.0mL)によってpH=1の酸性とした。混合物をジエチルエーテルで抽出し(1リットルで4回)、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して所望の生成物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ2.64−3.44(m、5H)、4.60−4.98(m、2H)および10.64(brs、1H)。
窒素の雰囲気下に、ヨードエタン(7.5mL、93.0mol)を室温で、3−メチレンシクロブタンカルボン酸(10.0g、80.0mmol)および炭酸セシウム(56.0g、170.0mmol)の脱水DMF(500.00mL)中混合物に加えた。反応液を16時間撹拌し、ジエチルエーテル(1リットル)とブライン(1リットル)との間で分配した。水層をジエチルエーテルで抽出し(500mLで3回)、合わせた有機相を水で洗浄し(1リットルで2回)、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、所望の生成物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ1.26(t、3H)、2.71−3.27(m、5H)、4.15(q、J=7.07Hz、2H)および4.53−4.96(m、2H)。
1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI)(8.24g、50.81mmol)および3−メチレンシクロブタンカルボン酸(5.70g、50.81mmol)を脱水THF(100mL)に溶かし、60℃で4時間撹拌した。混合物にC−(3−クロロピラジン−2−イル)メチルアミン・2塩酸塩(10.0g、46.19mmol)およびDIEA(32.30mL、184.76mmol)の脱水CH2Cl2(150mL)中溶液を加え、反応液を室温で24時間撹拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をEtOAcに溶かし、得られた溶液を飽和NaHCO3(水溶液)水H2Oおよびブラインで洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して粗生成物を得て、それを50%から70%EtOAc/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して所望の生成物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δppm2.92−2.94(2H、m)、3.05−3.14(2H、m)、4.60(2H、d、J=4.24Hz)、4.80−4.84(2H、m)、6.75(1H、brs)、8.33(1H、d、J=4.22Hz)、8.45(1H、d、J=2.54Hz)。MS(ES+):m/z238および240[MH+]。
脱水MeCN(1.0L)中のN−[(3−クロロピラジン−2−イル)メチル]−3−メチレンシクロブタンカルボキサミド(52.1g、219.2mmol)をDMF(1.0mL)およびPOCl3(100mL、1.09mol)で処理し、混合物を緩やかなN2気流下に55℃で30分間撹拌した。次に、反応液を減圧下に濃縮し、残留物をCH2Cl2中で再生し、冷2.0M NH3/IPAで処理した。この混合物を減圧下に濃縮し、水を加えて塩を溶かし、CH2Cl2で抽出した(60mLで4回)。有機層を合わせ、飽和NaHCO3で洗浄し(70mLで1回)、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、ヘキサン:EtOAc(体積比=2:1)で溶離を行うシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δppm3.24−3.30(4H、m)、378−3.85(1H、m)、4.89−4.94(2H、m)、7.33(1H、d、J=4.99Hz)、7.53(1H、d、J=5.09Hz)および7.82(1H、s)。MS(ES+):m/z220.28、222.30[MH+]。
パールボンベに入った1−ブロモ−8−クロロ−3−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(250.00mg、0.696mmol)のi−PrOH(8mL)中溶液を撹拌しながら、それにアンモニア水溶液(35%)7mLを加えた。得られた溶液を95℃で終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、粗取得物を短いシリカゲルカラム(溶離液として5%MeOH/DCM)に通した。分画を回収し、合わせ、減圧下に溶媒を除去して残留物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。MS(ES+):m/z:338.80、340.81[MH+]。HPLC:tR=1.64分(OpenLynx:極性_5分)。
8−クロロ−3−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(730.0mg、2.61mmol)のDMF(8.00mL)中溶液を撹拌しながら、それにNBS(557.9mg、3.13mol)を0℃で3回に分けて加えた。得られた混合物を昇温させて室温とし、室温で2時間撹拌した。その混合物に、飽和NaHCO3水溶液30mLを加え、DCMで抽出した(20mLで3回)。有機相を合わせおよび脱水し(Na2SO4)、溶媒留去して粗取得物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。1H NMR(400MHz、MeOD)δ7.48(d、J=5.1Hz、1H)8.02(d、J=5.1Hz、1H)。MS(ES+):m/z:357.68、359.67、361.68[MH+]。HPLC:tR=3.22分(OpenLynx:極性_5分)。
8−クロロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(200.00mg、1.30mmol)のTHF(10.0mL)中溶液を撹拌しながら、それにn−BuLiのヘキサン溶液(2.5M、0.62mL、1.55mmol)を窒素下に−78℃でゆっくり加えた。得られた混合物を同じ温度で15分間撹拌した。次に、この混合物に、ヨウ素(429.7mg、1.693mol)のTHF(3mL)中溶液をゆっくり加えた。混合物を1時間以内で昇温させて30℃とした。飽和NH4Cl水溶液2mLによって反応停止した。反応混合物をDCMで抽出した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をそれ以上精製せずに次の段階で用いた。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.48(d、J=5.05Hz、1H)、7.71(dd、J=5.05、1.01Hz、1H)、7.94(d、J=1.01Hz、1H)。MS(ES+):m/z279.86/281.90[MH+];HPLC:tR=2.70分(OpenLynx、極性_5分)。
窒素で満たされた乾燥機乾燥したフラスコに、N−(3−クロロ−ピラジン−2−イルメチル)−ホルムアミド(3.000g、0.01748mol)と次にMeCN(60mL)を加えた。POCl3(4.89mL、0.0524mol)を0℃で反応混合物に滴下し、反応混合物を0℃で5分間撹拌してから、DMF(0.2mL)を加えた。次に、混合物を昇温させて室温とし、室温で終夜撹拌した。過剰のPOCl3を減圧下に除去し、高撹拌下に0℃で2N NH3のi−PrOH中溶液による残留物の反応停止を行って、pHを9に調節した。次に、粗反応混合物に水を加え、水層をDCMで洗浄した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.38(d、J=4.80Hz、1H)7.80(d、J=5.05Hz、1H)7.87(s、1H)8.28(s、1H)。MS(ES+);m/z154.13、156.02[MH+];HPLC:tR=2.02分(OpenLynx、極性_7分)。
C−(3−クロロ−ピラジン−2−イル)−メチルアミン・2塩酸塩(6.0g、0027mol)のDMF(50mL)中溶液に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(7.9g、0.041mol)、ジイソプロピルエチルアミン(24.2mL、0.139mol)、水和物(400.0mg、0.003mol)およびギ酸(1.57mL、0.041mol)を加えた。反応液を、窒素の雰囲気下に室温で16時間撹拌状態に放置した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をクロマトグラフィー(5%DCM/ヘキサン)によって精製した。1H NMR(400MHz、CD3OD)δppm4.72(s、2H)、8.26(s、1H)、8.39(d、J=1.77Hz、1H)、8.57(d、J=2.53Hz、1H)。MS(ES+):m/z172.11、174.09[MH+];HPLC:tR=1.57分(OpenLynx、極性_7分)。
2−(3−クロロピラジン−2−イルメチル)−イソインドール−1,3−ジオン(10.0g、36.5mmol)の脱水CH2Cl2(200mL)中溶液に、N2雰囲気下に室温で、ヒドラジン(2.87mL、2.93g、91.3mmol、2.5当量)を加えた。2.5時間後、MeOH(300mL)を加え、溶液が均一となるまで反応液を加熱した。反応混合物を19時間撹拌した。生成していた白色沈澱(2,3−ジヒドロフタラジン−1,4−ジオン副生成物)を濾去し、エーテルで数回洗浄した。得られた透明濾液を減圧下に濃縮し、濃縮物をEtOAcに溶かし、再度濾過して白色沈澱を除去した。すべての溶媒を除去して黄色油状物を得て、それをEtOAcおよびエーテルに溶かし、HCl(気体)を導入した。淡黄色固体の標題化合物が直ちに沈澱した。その標題化合物を40℃の乾燥機で72時間乾燥させて、標題化合物を暗黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CD3OD)δ4.55(2H、s)、8.27(1H、d、J=2.52Hz)、8.54(1H、d、J=2.56Hz);MS(ES+):m/z143.96/145.96(100/60)[MH+];HPLC:tR=0.41分(OpenLynx、極性_7分)。
窒素流管およびオーバーヘッド攪拌機を取り付けた5リットルリアクターに、N−ヒドロキシコハク酸イミド(250.0g、2.172mol)および3−オキソ−シクロブタンカルボン酸(248g、2.17mol)を加えた。EtOAc(3.4リットル)を加え、反応液を冷却して16℃とした。25%DCCのEtOAc中溶液(2.17mol)を、反応混合物に7分間かけて滴下漏斗によりゆっくり加え、得られた混合物を45℃で加熱した2時間後、混合物を濾過し、濾液をEtOAcで1回洗浄し(1リットルで1回)、減圧下に留去して乾固させて所望の生成物を得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ2.83(bs、4H)、3.30−3.39(m、2H)、3.52−3.60(m、2H)および3.67−3.73(m、1H)。
丸底一頸フラスコ(5リットル)に、3−オキソ−シクロブタンカルボン酸2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−イルエステル(217.2g、0.937mol)、C−(3−クロロ−ピラジン−2−イル)−メチルアミン塩酸塩(153.3g、0.852mol)およびTHF(760mL)を加えた。次に、10%NaHCO3溶液(1.07kg)を加え、20分後に、層を分離させ、水層を除去した。水層をEtOAcで逆抽出した(700mLで1回、300mLで1回)。合わせた有機層をブライン(350mL)で洗浄し、MgSO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。この固体をEtOAc(915mL)およびDMF(132mL)に再懸濁させ、その溶液を窒素の雰囲気下に置き、冷却して10.5℃とした。次に、15分間かけてオキシ塩化リン(159mL、1.70mol)を加え、反応液を45分間撹拌した。反応溶液を10℃で22%Na2CO3水溶液にゆっくり投入した。水(1リットル)を加え、層を分離した。有機層を除去し、水層をEtOAcで逆抽出した(1リットルで1回、0.5リットルで1回)。合わせた有機相をMgSO4で脱水し、濾過し、残る溶媒が約0.5リットルとなるまで減圧下に濃縮した。ヘプタンを加え、大半のEtOAcが除去されるまで、得られたスラリーを減圧下に濃縮した。得られたスラリーを濾過して所望の生成物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ3.59−3.68(m、2H)、3.72−3.79(m、2H)、3.86−3.94(m、1H)、7.40(d、1H、J=5.2Hz)、7.60(d、1H、J=5.2Hz)および7.85(s、1H)。
3−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロブタノン(47.7g、215mmol)を、窒素の雰囲気下にDMF(200mL)に溶かし、冷却して−4℃とした。N−ブロモコハク酸イミド(40.3g、226mmol)をDMF(140mL)に溶かし、反応混合物にゆっくり加えた。5分後、水(400mL)を加え、得られた固体を濾過によって単離し、固体を水で洗浄して標題化合物を得た。1H NMR(DMSO−d6、400MHz):δ3.45−3.53(m、2H)、3.58−3.67(m、2H)、4.08−4.16(m、1H)、7.45(d、1H、J=5.2Hz)および8.30(d、1H、J=4.8Hz)。
脱水THF(550g、620mL)中の3−(1−ブロモ−8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロブタノン(51.988g、0.17mol)を窒素下に−78℃で、3.0MメチルマグネシウムクロライドのTHF中溶液(130mL、0.38mol)で30分間かけて処理した。混合物を−78℃で30分間撹拌し、冷却浴を外し、混合物を14%NH4Cl(132g)で反応停止した。EtOAcを水相に加え、20%HClでpHを約5に調節し、層を分離した。合わせた有機相を減圧下に濃縮してスラリーとし、トルエン0.5リットルを加え、EtOAcが除去されるまで混合物を減圧下に濃縮した。得られたスラリーを、均一になるまで加熱還流し、放冷して所望の生成物を得て、それを濾過によって単離し、真空乾燥した。1H NMR(DMSO−d6、400MHz):δ1.37(s、3H)、2.35−2.49(m、4H)、3.52(dddd、1H、J=9.6、9.6、9.6、9.6Hz)、5.18(bs、1H)、7.37(d、1H、J=5.2Hz)および8.26(d、1H、J=5.2Hz)。
シス−3−(1−ブロモ−8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−1−メチルシクロブタノール(22.0g、0.06463mol)の2−ブタノール(81mL)中懸濁液に、35%アンモニア溶液(132mL、2.9モル)を加えた。混合物を圧力容器中にて90℃で15時間加熱し、濃縮して約130mLとし、冷却して室温とし、固体を濾過によって回収した。この取得物を水で洗浄し(22mLで3回)、40℃で真空乾燥させた。所望の生成物を得た。1H NMR(DMSO−d6、400MHz):δ7.5(m、1H)、7.0(m、1H)、6.6(bs、2H)、5.1(s、1H)、3.4(m、1H)、2.3−2.4(m、4H)および1.4(s、3H)。
1,2,4−トリアゾール(1.28g、18.59mmol)の脱水ピリジン(10mL)中溶液にオキシ塩化リン(POCl3)(0.578mL、6.20mmol)を加え、室温で15分間撹拌した。この混合物に、7−シクロブチル−5−ヨード−3H−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−オン(0.653mg、2.07mmol)の脱水ピリジン(14mL)中溶液を滴下し(3.5分)、1.5時間撹拌した。反応混合物を冷却して0℃とし、2M NH3/イソプロパノール(IPA)で塩基性となるまで反応停止し、室温とし、さらに2時間撹拌した。反応混合物をフリットブフナー漏斗で濾過し、DCMで洗浄した。濾液を減圧下に濃縮し、シリカゲルでのクロマトグラフィー[30%EtOAc/DCMで溶離]によって精製して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。1H NMR(CDCl3、400MHz)δ1.93−2.04(m、1H)、2.05−2.18(m、1H)、2.35−2.45(m、2H)、2.49−2.62(m、2H)、4.00−4.12(m、1H)、7.82(s、1H);MS(ES+):m/z316.08(100)[MH+]、HPLC:tR=2.59分(MicromassZQ、極性_5分)。
7−シクロブチル−3H−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−オン(789mg、4.15mmol)およびN−ヨードコハク酸イミド(NIS、933mg、4.15mmol)の脱水DMF(40mL)中溶液を室温で終夜撹拌した。追加の4当量のNISを加え、反応液を加熱して55℃として6時間経過させた。反応混合物を減圧下に濃縮し、DCMとH2Oとの間で分配し、分離した。水層をDCMで洗浄し(3回)、合わせた有機分画を1Mチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)(1回)、ブライン(1回)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下に濃縮した。固体を20%EtOAc/DCMで磨砕し、フリットブフナー漏斗で濾過して標題化合物をオフホワイト固体として得た。1H NMR(DMSO−d6、400MHz)δ1.84−1.96(m、1H)、1.98−2.13(m、1H)、2.25−2.43(m、4H)、3.84−3.96(m、1H)、7.87(s、1H);MS(ES+):m/z317.02(100)[MH+]、HPLC:tR=2.62分(MicromassZQ、極性_5分)。
シクロブタンカルボン酸(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−イルメチル)アミド(1.33g、6.39mmol)のオキシ塩化リン(POCl3)(10mL)中粗溶液を加熱して55℃とした。反応液を2時間加熱し、減圧下に濃縮し、粗油状物を氷浴で冷却して0℃とし、若干塩基性となるまで2M NH3/イソプロパノール(IPA)で反応停止した。この粗反応混合物を減圧下に濃縮し、DCMとH2Oとの間で分配し、分離した。水層をDCMで抽出し(3回)、合わせた有機分画を硫酸ナトリウムで脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー[5%MeOH/DCMで溶離]によって精製して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。1H NMR(DMSO−d6、400MHz)δ1.86−1.96(m、1H)、2.00−2.13(m、1H);2.26−2.46(m、4H);3.87−4.00(m、1H);7.71(s、1H);7.87(d、J=3.6Hz、1H);11.7(brs、1H);MS(ES+):m/z191.27(100)[MH+]、HPLC:tR=2.06分(MicromassZQ、極性_5分)。
6−アミノメチル−4H−[1,2,4]トリアジン−5−オン(500mg、3.96mmol)およびDIEA(0.829mL、4.76mmol)の脱水N,N−DMF(20mL)および脱水ピリジン(2mL)中溶液に、シクロブタンカルボニルクロライド(0.451mL、3.96mmol)を0℃で滴下し、昇温させて室温とし、さらに1.5時間撹拌した。反応混合物をH2O(2mL)で反応停止し、減圧下に濃縮し、シリカゲルでのクロマトグラフィー[5%MeOH/DCM(200mL)×10%MeOH/DCM(800mL)で溶離]によって精製して標題化合物を得た。1H NMR(DMSO−d6、400MHz)δ1.7−1.82(m、1H)、1.70−1.92(m、1H);1.97−2.07(m、2H);2.07−2.19(m、2H);3.55−3.67(m、1H);4.19(d、2H);7.97(brt、J=5.6Hz、1H);8.67(s、1H);MS(ES+):m/z209.25(100)[MH+]、HPLC:tR=1.56分(MicromassZQ、極性_5分)。
2−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−イルメチル)イソインドール−1,3−ジオン(4g、15.6mmol)のDCM/EtOH(1:1)(150mL)中スラリーに脱水ヒドラジン(1.23mL、39.0mmol)を加え、室温で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、オフホワイト固体を温CHCl3で磨砕し、フリット漏斗で濾過した。次に、固体を熱沸騰MeOHで磨砕し、フリット漏斗で濾過してオフホワイト固体を得た。取得物について前回の方法で2回目の磨砕を行い、終夜乾燥させて、標題化合物を白色固体として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。1H NMR(DMSO−d6、400MHz)δ3.88(s、2H)、8.31(s、1H);MS(ES+):m/z127.07(100)[MH+]、HPLC:tR=0.34分(MicromassZQ、極性_5分)。
2−(5−オキソ−3−チオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−イルメチル)イソインドール−1,3−ジオン(1.0g、3.47mmol)のEtOH(40mL)中スラリーに過剰のラネーNi(スパーテル3杯)を加え、2時間加熱還流した。反応混合物を小さいセライト層で熱濾過し、EtOH/THF(1:1)(100mL)の熱混合物で洗浄し、濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。1H NMR(DMSO−d6、400MHz)δ4.75(s、2H)、784−7.98(m、4H)、8.66(s、1H);MS(ES+):m/z257.22(100)[MH+]。
3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−2−オキソ−プロピオン酸エチルエステル(20g、76.6mmol)の脱水EtOH(300mL)中スラリーにチオセミカルバジド(6.98g、76.6mmol)を1回で入れ、加熱して80℃として2時間経過させた。反応混合物にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)(26.7mL、76.56mmol)を加え、加熱して40℃として6時間経過させ、室温でさらに10時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、固体を熱EtOH/EtOAcで磨砕し、濾過し、EtOAcで洗浄した。固体を真空乾燥機(40℃)で終夜乾燥して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。1H NMR(DMSO−d6、400MHz)δ4.68(s、2H)、7.85−7.95(m、4H);MS(ES+):m/z289.2(100)[MH+]。
10%NaOH水溶液(55mL中5.60g)中のトランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸(10.00g、0.06361mol)を冷却して0℃とし、高撹拌下に15分間かけてクロルギ酸ベンジル(11mL、0.076mol)で処理した。1時間後、溶液を酸性とし(1M HCl(水溶液))、得られた白色沈澱を濾過によって回収し、水およびヘキサンで洗浄し、乾燥機で終夜真空乾燥して、標題化合物17.23gを得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ0.93−0.99(m、2H)、1.38−1.46(m、2H)、1.82−1.85(m、2H)、2.03−2.06(m、2H)、2.25(m、1H)、3.06(t、J=5.6Hz、2H)、4.83(m、1H)、5.09(s、2H)、7.31−7.36(m、5H)。MS(ES+):m/z292[MH+]。
C−(3−クロロピラジン−2−イル)メチルアミン塩酸塩(0.100g、0.533mmol)のDCM(1.35mL)中溶液に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.16g、0.83mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.83mmol)、(0.075g、0.56mmol)およびトランス−4−({[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}メチル)シクロヘキサンカルボン酸(0.21g、0.70mmol)を加えた。反応液を室温で終夜撹拌し、DCMで希釈し、飽和NaHCO3(水溶液)およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、溶媒を減圧下に除去した。そうして単離した残留物について、EtOAc/ヘキサン(1:1)で溶離を行うシリカゲルでのクロマトグラフィー精製を行って、標題化合物0.173gを得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ1.00−1.03(m、2H)、1.45−1.51(m、2H)、1.83−1.89(m、2H)、1.99−2.03(m、2H)、2.20(m、1H)、3.05−3.12(m、3H)、4.68(d、J=4.4Hz、2H)、4.79(br、1H)、5.10(s、2H)、6.79(br、1H)、7.31−7.37(m、5H)、8.33(d、J=2.8Hz、1H)、8.46(d、J=2.8Hz、1H)。MS(ES+):m/z417.14[MH+]。
ベンジル[(トランス−4−{[(3−クロロピラジン−2−イル)メチル]カルバモイル}シクロヘキシル)メチル]カーバメート(0.100g、0.220mmol)のEtOAc(0.9mL)およびDMF(0.068mL)中懸濁液に0℃で、ゆっくりPOCl3(0.082mL、0.88mmol)を加えた。室温で1時間撹拌した後、混合物を冷却して0℃とし、固体NaHCO3を加えた。0℃でさらに10分間、室温で20分間撹拌後、混合物を再度冷却して0℃とし、水(20mL)を加えた。反応混合物をEtOAcで抽出し(20mLで3回)、抽出液を水(30mLで2回)およびブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で脱水し、減圧下に濃縮して標題化合物0.096gを得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ1.15−1.19(m、2H)、1.76−1.87(m、3H)、1.93−2.00(m、2H)、2.04−2.08(m、2H)、3.07(m、1H)、3.15(t、J=6.4Hz、2H)、4.84(br、1H)、5.09(s、2H)、7.31−7.40(m、6H)、7.61(d、J=4.8Hz、1H)、7.79(s、1H)。MS(ES+):m/z399.26[MH+]。
ベンジル{[トランス−4−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロヘキシル]メチル}カーバメート(1.49g、0.00374mol)のDMF(0.6mL)中溶液に、NIS(1.0g、0.0045mol)を加えた。反応混合物を55℃で終夜撹拌し、EtOAc(20mL)で希釈し、水(40mLで2回)およびブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で脱水し、減圧下に濃縮した。そうして単離した粗混合物を、ヘキサン→ヘキサン:EtOAc1:1で溶離するシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、標題化合物1.7gを得た。MS(ES+):m/z525.01[MH+]。
ベンジル{[トランス−4−(8−クロロ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロヘキシル]メチル}カーバメート(1.70g、0.00324mol)のIPA(30mL)中溶液を冷却して−78℃とし、3分間にわたりアンモニアガス流で処理し、パール容器にて110℃で終夜加熱した。反応溶液を減圧下に濃縮し、残留物を水で洗浄して、所望の生成物1.37gを得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.08−1.17(m、2H)、1.88(m、1H)、1.71−1.81(m、2H)、1.91−1.94(m、2H)、2.00−2.04(m、2H)、2.90(m、1H)、3.13(t、J=6.4Hz、2H)、4.86(br、1H)、5.11(s、2H)、5.76(br、2H)、7.00(d、J=5.2Hz、1H)、7.22(d、J=5.2Hz、1H)、7.31−7.37(m、5H)。MS(ES+):m/z5.7.36[MH+]。
C−(3−クロロピラジン−2−イル)メチルアミン・2塩酸塩(2.00g、0.0107mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.2g、0.017mol)のDCM(27.0mL)中溶液を、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(3.2g、0.017mol)、(1.5g、0.011mol)および1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−4−ピペリジンカルボン酸(3.8g、0.014mol)で処理した。混合物を室温で終夜撹拌し、DCM(30mL)で希釈し、飽和NaHCO3(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で脱水し、減圧下に濃縮した。そうして得られた粗取得物を、EtOAc:ヘキサン1:1で溶離するシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、標題化合物3.38gを得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ1.68−1.78(m、2H)、1.91−1.94(m、2H)、2.44(m、1H)、2.89−2.92(m、2H)、4.24−4.26(m、2H)、4.70(d、J=4.8Hz、2H)、5.14(s、2H)、6.85(br、1H)、7.30−7.37(m、5H)、8.34(d、J=2.8Hz、1H)、8.45(d、J=2.8Hz、1H)。MS(ES+):m/z389.17[MH+]。
4−{[(3−クロロピラジン−2−イル)メチル]カルバモイル}ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(0.100g、0.220mmol)のEtOAc(0.9mL)およびDMF(0.068mL)中懸濁液に0℃で、POCl3(0.082mL、0.88mmol)をゆっくり加えた。室温で1時間撹拌後、混合物を冷却して0℃とし、固体NaHCO3で処理した。混合物を室温で20分撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した(20mLで3回)。合わせた抽出液を水(30mLで2回)およびブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物2.07gを得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ1.98−2.04(m、4H)、3.03−3.20(m、3H)、4.30−4.33(m、2H)、5.16(s、2H)、7.33(d、J=5.2Hz、1H)、7.35−7.38(m、5H)、7.26(d、J=4.4Hz、1H)、7.79(s、1H)。MS(ES+):m/z371.22[MH+]。
4−(8−クロロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(1.31g、0.00354mol)のDMF(0.6mL)中溶液に、NIS(1.6g、0.0071mol)を加えた。反応混合物を55℃で20時間撹拌させ、混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、水(40mLで2回)およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗反応混合物を、ヘキサン→ヘキサン:EtOAc1:1で溶離するシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、所望の生成物1.63gを得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ1.95−2.04(m、4H)、3.02−3.15(m、3H)、4.29−4.32(m、2H)、5.15(s、2H)、7.32(d、J=5.2Hz、1H)、7.34−7.37(m、5H)、7.66(d、J=5.2Hz、1H)。MS(ES+):m/z497.03[MH+]。
4−(8−クロロ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(0.500g、0.00101mol)のIPA(20mL)中混合物を冷却して−78℃とし、アンモニアガス流で3分間処理した。得られた溶液をパール容器にて110℃で加熱してから、減圧下に濃縮し、DCM中に懸濁させ、セライト床で濾過した。濾液を減圧下に濃縮して、所望の生成物0.504gを得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ1.88−2.02(m、2H)、2.99−3.10(m、3H)、4.24−4.41(m、2H)、5.15s、2H)、6.03(br、2H)、7.03(d、J=4.8Hz、1H)、7.24(d、J=5.2Hz、1H)、7.31−7.40(m、5H)。MS(ES+):m/z479.33[MH+]。
4−(8−アミノ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(1.00g、2.10mmol)を、0℃で濃HCl(30mL)に溶かした。反応液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAcで洗浄し(30mLで3回)、水相を減圧下に除去して残留物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。MS(ES+):m/z343.78[MH+]。
1−ヨード−3−ピペリジン−4−イル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(1.000g、2.91mmol)およびジメチルアミノ−アセチルクロライド(0.38967g、3.20mmol)のDMF(10.00mL)中混合物を撹拌しながら、それにDIEA(2.58mL、14.57mmol)を0℃で加えた。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を飽和NaHCO3水溶液で希釈し、DCMで抽出した(50mLで3回)。抽出液を合わせ、脱水した(Na2SO4)。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物を、それ以上精製せずに次の段階に用いた。MS(ES+):m/z428.74[MH+]。
8−クロロ−1−ヨード−3−メチルスルファニル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(2.68g、0.00823mol)のi−PrOH(50mL)中懸濁液に、−78℃でNH3ガスを5分間吹き込み、混合物を110℃で終夜加熱した。LC−MSは、反応が完結していることを示した。混合物を冷却して室温とし、水(10mL)を加えた。オフホワイト固体を、濾過によって回収し、第1のバッチとして1.20gを得た。濾液をEtOAc(200mL)で希釈し、ブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。粗取得物をEtOAc(20mL)に懸濁させ、オフホワイト固体を濾過によって回収して、第2のバッチとして700mgを得た。合計で1.90g、収率75%であった。LC−MS(ES+.):307[MH+]、1H−NMR(DMSO−d6):δ2.55(s、3H)、6.64(brs、2H)、7.08(d、J=4.8Hz、1H)、7.53(d、J=4.8Hz、1H)。
8−クロロ−3−メチルスルファニル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(1.75g、0.00876mol)のDMF(15mL)中溶液に、N−ヨードコハク酸イミド(3.94g、0.0175mol)を加え、得られた混合物を55℃で6時間撹拌した。混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(40mL)、水(40mLで2回)、ブライン(40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。粗取得物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を黄色固体(2.68g、収率94%)として得た。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ2.72(s、3H)、7.36(d、J=4.8Hz、1H)、7.76(d、J=4.8Hz、1H)。
(3−クロロ−ピラジン−2−イルメチル)−チオカルバミン酸S−メチルエステル(3.05g、0.0140mol)のMeCN(70mL)中溶液に、0℃で窒素下にDMF(4.3mL、0.056mol)およびPOCl3(5.2mL、0.056mol)を加えた。反応混合物をゆっくり昇温させて室温とし、室温で終夜撹拌した。LC−MSは、原料が完全に消費されたことを示していた。溶媒を減圧下に留去し、残留物を0℃で冷却し、EtOAc(250mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(100mL)で反応停止した。混合物をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。粗取得物を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=80:20→70:30)によって精製して、標題化合物を明黄色固体として得た(1.75g、収率63%)。LC−MS(ES+):200/202(3/1)[MH+]および1H NMR(CDCl3、400MHz):δ2.71(s、3H)、7.40(d、J=5.1Hz、1H)、7.74(dd、J=5.1、1.0Hz、1H)、7.90(s、1H)。
C−(3−クロロ−ピラジン−2−イル)−メチルアミン塩酸塩(5.13g、0.0285mol)のDCM(60mL)中懸濁液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(15mL、0.085mol)およびカルボノクロリドチオ酸S−メチルエステル(3.15g、0.0285mol)を0℃で加えた。5分後、混合物を昇温させて室温とし、終夜室温で維持した。混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(30mL)、飽和NaHCO3水溶液(30mLで2回)、ブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=70:30→50:50)によって精製して、標題化合物を明黄色固体として得た(4.4g、収率71%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ2.41(s、3H)、4.76(d、J=4.6Hz、2H)、6.67(brs、1H)、8.34(d、J=2.5Hz、1H)、8.48(d、J=2.5Hz、1H)。
N−ヒドロキシコハク酸イミド(6.18g、0.0537mol)およびトランス−4−(メトキシカルボニル)シクロヘキサンカルボン酸(10.00g、0.05370mol)のTHF(100.00mL)中溶液に、THF(16mL)中の(N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(11.08g、0.0537mol)を入れた。この反応液を室温でさらに16時間撹拌し、次に45℃で1時間撹拌した。反応混合物を、まだ温かい間にフリット漏斗で濾過した。得られたケーキはTHFでさらに3回洗浄し、濾液を減圧下に濃縮し、i−PrOH(300mL)から結晶化させ、フリット漏斗で濾過して、標題化合物11.8g(収率78%)を白色結晶として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δppm1.45−1.69(m、4H)、2.07−2.16(m、2H)、2.18−2.28(m、2H)、2.29−2.39(m、1H)、2.59−2.71(m、1H)2.84(brs、4H)および3.68(s、3H);MS(ES+):m/z284.09[MH+]。
3−アミノ−6−(アミノメチル)−1,2,4−トリアジン−5(4H)−オン[J.Heterocyclic Chem.,(1984),21(3),697](2.00g、0.0113mol)のH2O(60.0mL、3.33mol)中溶液を冷却して0℃とし、1.00M NaHCO3のH2O(22.5mL)中溶液を滴下し、昇温させて室温とした。この混合物に、1:1THF/MeCN(40mL)中のトランス−4−[(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)オキシ]カルボニル}シクロヘキサンカルボン酸メチル(3.8g、0.012mol)を入れた。30分後、反応液中に沈澱が生成し始めた。これを室温でさらに16時間撹拌し、フリット漏斗で濾過し、H2O(2回)、ジエチルエーテル(2回)で洗浄し、真空濾過して、標題化合物2.92g(収率84%)をオフホワイト固体として得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.24−1.55(m、4H)、1.83(s、2H)、1.98(d、J=10.61Hz、2H)、2.27(s、2H)、3.64(s、3H)、4.10(d、J=5.81Hz、2H)、6.81(brs、2H)、7.91(t、J=5.56Hz、1H)および11.98(brs、1H);MS(ES+):m/z310.05[MH+]。
トランス−4−{[(3−アミノ−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−イル)メチル]カルバモイル}シクロヘキサンカルボン酸メチル(2.00g、0.00646mol)の1,2−ジクロロエタン(130mL)中溶液に、POCl3(4.2mL、0.045mol)を入れ、3時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃縮し、EtOAcと飽和NaHCO3との間で分配し、分離した。水層をEtOAcで再抽出し(3回)、合わせた有機分画をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物1.43g(収率76%)をオフホワイト固体として得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.43(q、J=11.79Hz、2H)、1.61(q、J=12.55Hz、2H)、1.85−2.11(m、4H)、2.38(t、J=11.87Hz、1H)、2.98(t、J=11.75Hz、1H)、3.61(s、3H)、6.17(brs、2H)、7.49(s、1H)および10.90(brs、1H);MS(ES+):m/z292.25[MH+]。
トランス−4−(2−アミノ−4−オキソ−3,4−ジヒドロイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.200g、0.000686mol)およびN−ヨードコハク酸イミド(0.278g、0.00124mol)の脱水DMF(4.0mL)中溶液を、室温で48時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮し、H2OとEtOAcとの間で分配した。水系取得物をEtOAc(3回)で再抽出し、合わせた有機分画をH2O(2回)、Na2S2O3(2回)およびブライン(1回)で洗浄した。水層をCHCl3で再抽出し、EtOAc分画と合わせ、Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物229mg(収率79.9%)を明橙赤色固体として得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.34−1.65(m、4H)、1.88−2.06(m、4H)、2.33−2.45(m、1H)、2.91−3.01(m、1H)、3.61(s、3H)、6.17(s、2H)、10.82(brs、1H);MS(ES+):m/z417.82[MH+]。
トランス−4−(2−アミノ−5−ヨード−4−オキソ−3,4−ジヒドロイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.880g、0.00211mol)の脱水THF(74mL)およびDMF(13.2mL)中溶液に、亜硝酸tert−ブチル(1.2mL、0.010mol)を入れ、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮し、シリカゲルでのクロマトグラフィー[5%MeOH/CHCl3で溶離]によって精製して、標題化合物570mg(収率67%)を淡橙赤色固体として得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.40−1.54(m、2H)、1.56−1.69(m、2H)、1.92−2.06(m、4H)、2.36−2.46(m、1H)、3.02−3.14(m、1H)、3.61(s、3H)、7.89(d、J=3.28Hz、1H)および11.79(brs、1H);MS(ES+):m/z402.86[MH+]。
1H−1,2,4−トリアゾール(0.881g、0.0128mol)のピリジン(3.00mL)中溶液に、POCl3(0.396mL、0.00425mol)を入れ、室温で15分撹拌した。この混合物に、ピリジン(6.00mL)中のトランス−4−(5−ヨード−4−オキソ−3,4−ジヒドロイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.570g、0.00142mol)を滴下し、室温でさらに2.45時間撹拌した。過剰の2M NH3/i−PrOH(40.00mL)により0℃で反応停止し、室温でさらに3時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮し、EtOAcと飽和NaHCO3との間で分配し、分離した。水層をEtOAcで洗浄し(3回)、合わせた有機分画をブラインで洗浄した(1回)。水層を、CHCl3で再抽出し(3回)、有機層をEtOAc分画に加えた。合わせた有機分画をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗褐色/赤色固体を、シリカゲルでのクロマトグラフィー[5%MeOH/CHCl3で溶離]によって精製して、標題化合物438mg(収率76%)を明黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.39−1.54(m、2H)、1.55−1.71(m、2H)、1.92−2.07(m、4H)、2.35−2.46(m、1H)、3.06−3.19(m、1H)、3.61(s、3H)、6.77(brs、1H)7.86(s、1H)および844(brs、1H);MS(ES+):m/z401.85[MH+]。
パールボンベ中にて終夜にわたり、2M NH3/i−PrOH(30mL)中のシス−3−(5−ブロモ−4−メトキシイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−1−メチルシクロブタノール(0.22g、0.70mmol)を60℃で加熱した。反応液を減圧下に濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー[5%MeOH/EtOAcで溶離]によって精製して、所望の生成物を得た。1H NMR(400MHz、MeOD)δ1.48(s、3H)、2.41−2.62(m、4H)、3.54−3.68(m、1H)、7.79(s、1H)。
丸底フラスコに、3−(5−ブロモ−4−メトキシイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)シクロブタノン(1.32g、4.44mmol)を加え、窒素下に脱水THF(40.0mL)に溶かした。フラスコを冷却して−78℃とし、その時点で3.00MメチルマグネシウムブロマイドのTHF溶液(3.0mL)を、反応液に注射器で加えた。溶液を−78℃で3時間撹拌した。−78℃で、飽和NH4Cl水溶液10mLによって反応停止し、水浴で昇温させて室温とした。白色沈澱が生成した。溶液は、かすかに黄色がかった色であった。生成物をEtOAcで抽出した(15mLで2回)。水層をDCMで数回逆抽出した。有機層を合わせ、脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[1:1EtOAc/DCMで溶離]によって精製して、所望の生成物を得た。MS(ES+):m/z312.91/314.93(100/10)[MH+]。HPLC:tR=2.62分。(OpenLynx、極性_5分)。
3−(4−メトキシ−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)シクロブタノン(6.0g、0.027mol)のDMF(40mL)中溶液を0℃でN2下に撹拌しながら、それにNBS(2.00g、0.01mol)を1回で加えた。それぞれ15分後および30分後に、さらにNBS(2.00g、0.01mol)を2回加えた。反応液を冷却しながら5時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(1リットル)とブライン(200mL)との間で分配し、有機層をブラインで洗浄し(150mLで2回)、脱水し(Na2SO4)、減圧下に濃縮した。粗取得物を、溶離液としてヘキサン:EtOAc(1:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ3.45−3.60(m、3H)、3.66−3.77(m、2H)、4.19(s、3H)、8.01(s、1H)。
N2を充填した乾燥機で乾燥したフラスコ中、N−[(5−メトキシ−1,2,4−トリアジン−6−イル)メチル]−3−オキソシクロブタンカルボキサミド(2.40g、0.00833mol)を加え、次にMeCN(200mL)およびDMF(40mL)を加えた。0℃でN2下に10分間かけて、反応混合物にPOCl3(3.1mL、0.033mol)を滴下した。反応液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、氷に投入し、飽和NaHCO3水溶液を加えてpHを7に調節した。混合物をDCMで抽出した(150で3回)。有機抽出液を合わせ、脱水し(Na2SO4)、減圧下に濃縮して粗残留物を得て、それを溶離液としてヘキサン:EtOAc(1:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
N2を充填したフラスコに、6−(アジドメチル)−5−メトキシ−1,2,4−トリアジン(15.0g、0.0903mol)およびPd/C(10%)(3.20g)と次にMeOH(480mL)を入れた。懸濁液をN2でパージした。次に、反応液をH2(1気圧)下にて室温で5時間撹拌した。無機物を濾去し、溶媒を減圧下に除去して、1−(5−メトキシ−[1,2,4]トリアジン−6−イル)−メチルアミンを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
実施例1から8を、方法Aに従って合成した。
8−クロロ−3−シクロヘキシル−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(82mg、0.20mmol)の2−ブタノール(0.9mL)中懸濁液に、20M NH3/H2O(4mL)を加えた。混合物を105℃に設定した油浴で終夜加熱した。この時点で反応を停止し、減圧下に濃縮した。3%[NH3/MeOH]/DCMを用いる分取TLCによる精製によって、標題化合物41.4mgをオフホワイト固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.27−1.52(m、3H)、1.73−1.96(m、5H)、1.99−2.10(m、2H)、2.84−3.02(m、1H)、5.28(brs、2H)、7.01−7.08(m、3H)、7.09−7.14(m、3H)、7.23(d、J=5.31Hz、1H)、7.32−7.40(m、2H)、7.58−7.65(m、2H)。MS(ES+):m/z385.03(100)[MH+]。HPLC:tR=2.83分(Open Lynx極性_5分)。
N2を充填した乾燥機乾燥したフラスコ中にて、シクロヘキサンカルボン酸[(3−クロロ−ピラジン−2−イル)−(4−フェノキシフェニル)−メチル]−アミド(100mg、0.0002mol)、MeCN(6mL)およびDMF(1mL、0.01mol)を加えた。POCl3を0℃で滴下した。反応混合物を昇温させて室温とし、その温度で終夜撹拌した。過剰のPOCl3を減圧下に除去し、残留物を0℃で高撹拌しながら、2N NH3/i−PrOHで反応停止して、pHを9に調節した。次に、粗反応混合物に水を入れ、水層をDCMで洗浄した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物82mgを黄色油状物として得た。化合物を次の段階に用いた。MS(ES+):m/z404.09(10O)[MH+]。HPLC:tR=4.49分(Open Lynx極性_5分)。
10mLフラスコ中、C−(3−クロロピラジン−2−イル)−C−(4−フェノキシフェニル)−メチルアミン(110mg、0.35mmol)、シクロヘキサンカルボン酸(0.090g、0.00070mol)、DIEA(0.55mL、0.0032mol)、TBTU(0.17g、0.00053mol)およびDMF(5mL、0.07mol)を加え、反応混合物を室温で10分間撹拌する。反応混合物を室温で週末にわたり撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、DCMに溶かし、飽和NaHCO3水溶液と次にブラインで洗浄した。有機層を回収し、減圧下に濃縮して、上記化合物160mgを黄色固体として得た。60%EtOAc:ヘキサンでの分取TLCによる精製によって、標題化合物110mgを明黄色固体として得た。化合物を次の段階に用いた。MS(ES+):m/z422.15(100)[MH+]。HPLC:tR=3.97分(Open Lynx、極性_5分)。
2−[(3−クロロピラジン−2−イル)−(4−フェノキシフェニル)−メチル]−イソインドール−1,3−ジオン(1.04g、0.0023mol)および脱水ヒドラジン(0.247mL、0.0078mol)のDCM(8.8mL)/EtOH(6mL)中溶液を室温で終夜撹拌した。白色沈澱(フタル酸ヒドラジド)を濾過し、DCMで洗浄した。濾液を回収し、減圧下に濃縮し、10%から30%EtOAc/ヘキサンを用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物570mgを橙赤色油状固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ2.38(brs、2H)、5.54(s、1H)、6.89−7.01(m、4H)、7.09(t、J=7.45Hz、1H)、7.27−7.36(m、4H)、8.26(d、J=2.27Hz、1H)、8.53(d、J=2.53Hz、1H)。MS(ES+):m/z294.72(90)[MH+]。HPLC:tR=2.15分(Open Lynx、極性_5分)。
火炎乾燥したフラスコに入った(3−クロロピラジン−2−イル)−(4−フェノキシフェニル)−メタノール(12.0g、38.4mmol)、フタルイミド(11.30g、76.8mmol)およびトリフェニルホスフィン(20.10g、76.8mmol)のTHF(150mL)中混合物に、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(15.2mL、76.8mmol)を窒素雰囲気下に滴下した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。TLC(EtOAc/ヘキサン、1:1)は、原料が残っていないことを示した。次に、溶媒を留去して粗残留物を得て、それをEtOAc/ヘキサン(1:1)を用いるシリカゲルでのカラムによって精製した。収量:10.5g(61%);1H NMR(CDCl3、300MHz)δ6.91(s、1H)、7.01−7.22(m、5H)、7.39−7.43(m、4H)、7.78−7.82(m、2H)、7.89−7.94(m、2H)、8.40(d、J=2.4Hz、1H)、8.58(d、J=2.4Hz、1H)。
2.5M n−BuLi/ヘキサン(10mL)のTHF(50mL)中溶液に、2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン(5.3mL、0.031mol)を−78℃でゆっくり加えた。冷却浴を氷水浴に代えて30分間経過させ、溶液を再度冷却して−78℃とした。5分後、2−クロロピラジン(2.3mL、0.026mol)のTHF(10mL)中溶液を加える。反応混合物は褐色に変わった。10分後、4−ホルミルジフェニルエーテル(6.2g、0.031mol)をゆっくり加えた。反応混合物を−78℃で2.5時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Cl水溶液を用いて−78℃で反応停止した。室温まで昇温させた後、反応混合物を減圧下に濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサンで溶離)によって精製して標題化合物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ6.02(s、1H)、6.93−6.98(m、2H)、7.00(d、J=7.58Hz、2H)、7.12(t、J=7.33Hz、1H)、7.29−7.37(m、4H)、8.39(d、J=2.53Hz、1H)、8.58(d、J=2.53Hz、1H)。MS(ES+):m/z295.08(100)[M−18]。HPLC:tR=3.46分(Openlynx、極性_5分)。
8−クロロ−3−シクロプロピル−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(33mg、0.091mmol)の2−ブタノール(0.4mL)中懸濁液に、NH3のH2O中溶液(20M、2mL)を加えた。混合物を105℃に設定した油浴で終夜加熱した。反応混合物を減圧下に濃縮し、分取TLC(溶離液として4%MeOH/DCM)によって精製して、標題化合物を固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ0.95−1.22(m、4H)、1.93−2.09(m、1H)、5.10(brs、2H)、7.02−7.18(m、6H)、7.32−7.44(m、3H)、7.55−7.62(m、2H)。MS(ES+):m/z343.15(100)[MH+]。HPLC:tR=2.52分(Open Lynx極性_5分)。
N2を充填した乾燥機乾燥したフラスコで、シクロプロパンカルボン酸[(3−クロロピラジン−2−イル)−(4−フェノキシフェニル)−メチル]−アミド(55mg、0.00014mol)、MeCN(4mL、0.07mol)およびDMF(0.7mL、0.009mol)を加えた。POCl3を0℃で滴下した。反応混合物を昇温させて室温とし、その温度で終夜撹拌した。過剰のPOCl3を減圧下に除去し、残留物をNH3のi−PrOH(2N)中溶液で高撹拌しながら0℃で反応停止して、pHを9に調節した。粗反応混合物に水を加え、水層をDCMで洗浄した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
10mLフラスコで、C−(3−クロロピラジン−2−イル)−C−(4−フェノキシフェニル)−メチルアミン(110mg、0.00035mol)、シクロプロパンカルボン酸(0.056mL、0.00070mol)、DIEA(0.55mL、0.0032mol)、TBTU(0.17g、0.00053mol)およびDMF(5mL、0.07mol)を加えた。反応混合物を室温で10分間撹拌した。反応液を週末にわたり撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、DCMに溶かし、飽和NaHCO3水溶液、次にブラインで洗浄した。有機層を回収し、減圧下に濃縮して、化合物160mgを黄色固体として得た。60%EtOAc:ヘキサンでの分取TLCによる精製によって、標題化合物55mgを黄色固体として得た。その化合物を次の段階に用いた。MS(ES+):m/z380.08(20)[MH+]。HPLC:tR=3.56分(Openlynx極性_5分)。
8−クロロ−3−シクロペンチル−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(21mg、0.054mmol)のi−PrOH(2mL)中懸濁液に、20M NH3/H2O(2mL)を加えた。混合物を105℃に設定した油浴で終夜加熱した。反応混合物を減圧下に濃縮し、10%MeOH/DCMを用いる分取TLCによる精製によって、標題化合物9mgをオフホワイト固体として得た。その化合物を、OSIP700099として登録した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.61−1.95(m、4H)、2.02−2.23(m、4H)、3.30−3.43(m、1H)、5.07(brs、2H)、7.03−7.08(m、3H)、7.08−7.16(m、3H)、7.23(d、J=5.05Hz、1H)、7.30−7.41(m、2H)、7.61(d、2H)。MS(ES+):m/z370.83(100)[MH+]。HPLC:tR=2.61分(Open Lynx極性_5分)。
N2を充填した乾燥機乾燥したフラスコで、シクロペンタンカルボン酸[(3−クロロピラジン−2−イル)−(4−フェノキシフェニル)−メチル]−アミド(80mg、0.2mol)、MeCN(5mL)およびDMF(0.9mL)を加えた。POCl3を0℃で滴下した。反応液を昇温させて室温とし、その温度で終夜撹拌した。過剰のPOCl3を減圧下に除去し、残留物を0℃にて高撹拌しながら2N NH3/i−PrOHで反応停止して、pHを9に調節した。次に、粗反応混合物に水を入れ、水層をDCMで洗浄した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物42mgを黄色油状物として得た。その化合物を次の段階に用いた。MS(ES+):m/z389.88(30)[MH+]。HPLC:tR=4.29分(Open Lynx、極性_5分)。
10mLフラスコで、C−(3−クロロピラジン−2−イル)−C−(4−フェノキシフェニル)−メチルアミン(75mg、0.24mmol)、DIEA(0.38mL、0.0022mol)、TBTU(0.12g、0.00036mol)およびDMF(4mL、0.05mol)を加え、反応混合物を室温で終夜撹拌する。反応混合物を減圧下に濃縮し、飽和NaHCO3、ブラインで洗浄し、DCMで抽出した。有機層を濃縮して暗黄色固体を得た。50%EtOAc:ヘキサンを用いる分取TLCによる精製によって、標題化合物80mgをオフホワイト固体として得た。MS(ES+):m/z407.86(50)[MH+]。HPLC:tR=3.75分(Open Lynx、極性_5分)。
0℃で丸底フラスコに、3−[8−アミノ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(30mg、0.00006mol)および4M HCl/1,4−ジオキサン(2mL)を加え、懸濁液を0℃から室温で3から4時間で撹拌した。溶媒を減圧下に濃縮し、10%[NH3/MeOH]/DCMを用いる分取TLCによる精製によって、化合物を黄色固体として得た。化合物をMeOHに溶かし、SPEカートリッジを通過させた。その化合物は、OSIP700588AAとして登録した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=4.17−4.28(m、2H)、4.42(d、J=3.03Hz、3H)、7.05−7.10(m、2H)、7.10−7.15(m、3H)、7.15−7.19(m、1H)、7.20(d、J=5.05Hz、1H)、7.34−7.41(m、2H)、7.55−7.65(m、2H)。MS(ES+):m/z358.12[MH+]。HPLC:tR=0.65分(Open Lynx、極性_5分)。
3−[8−クロロ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルのi−PrOH(4mL、0.05mol)中懸濁液に20M NH3/H2O(3mL)を加えた。混合物を105℃に設定された油浴で終夜加熱した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をそれ以上精製せずに次の段階に用いた。MS(ES+):m/z467.82(100)[MH+]。HPLC:tR=2.66分(Open Lynx、極性_5分)。
N2を充填した乾燥機乾燥したフラスコで、3−[(3−クロロピラジン−2−イル)−(4−フェノキシフェニル)−メチル]−カルバモイルアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(110mg、0.00022mol)、MeCN(3mL、0.07mol)およびDMF(0.3mL、0.004mol)を加えた。POCl3を0℃で滴下した。反応液を昇温させて室温とし、その温度で終夜撹拌した。過剰のPOCl3を減圧下に除去し、残留物を0℃にて高撹拌しながら2N NH3/i−PrOHで反応停止して、pHを9に調節した。粗反応混合物に水を入れ、水層をDCMで洗浄した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。3%[NH3/MeOH]/DCMを用いる分取TLCによる精製によって、標題化合物45mgを黄色油状物として得た。その化合物を次の段階に用いた。MS(ES+):m/z477.02(100)[MH+]。HPLC:tR=4.17分(Open Lynx、極性_5分)。
10mLフラスコで、C−(3−クロロピラジン−2−イル)−C−(4−フェノキシフェニル)−メチルアミン(85mg、0.00027mol)、DIEA(0.24mL、0.0014mol)、TBTU(0.13g、0.00041mol)およびDMF(4mL、0.05mol)を加え、反応混合物を室温で10分間撹拌する。反応混合物を減圧下に濃縮し、5%MeOH/DCMを用いる分取TLCによって精製して、標題化合物110mgを黄色油状物として得た。その化合物を次の段階に用いた。MS(ES+):m/z438.95(40)[MH+]。HPLC:tR=3.79分(Open Lynx、極性_5分)。
1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.44(t、J=7.58Hz、3H)、2.99(q、J=7.66Hz、2H)、5.09(brs、2H)、7.03−7.09(m、3H)、7.09−7.15(m、3H)、7.15−7.20(m、1H)、7.32−7.40(m、2H)、7.58−7.65(m、2H)。MS(ES+):m/z331.79(100)[MH+]。HPLC:tR=3.13分(Open Lynx、極性_5分)。
1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.47(d、J=6.82Hz、6H)、3.17−3.37(m、1H)、5.23(brs、2H)、7.02−7.09(m、3H)、7.09−7.16(m、3H)、7.22(d、J=5.05Hz、1H)、7.32−7.40(m、2H)、7.59−7.66(m、2H)。MS(ES+)−m/z345.89(100)[MH+]。HPLC:tR=3.41分(Open Lynx、極性_5分)。
1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.94(dd、J=13.26、1.89Hz、2H)、2.11−2.27(m、2H)、3.12−3.30(m、1H)、3.50−3.67(m、2H)、4.06−4.20(m、2H)、5.08(brs、2H)、7.04−7.09(m、3H)、7.09−7.17(m、3H)、7.24(d、J=5.05Hz、1H)、7.32−7.40(m、2H)、7.58−7.64(m、2H)。MS(ES+):m/z386.70(100)[MH+]。HPLC:tR=2.26分(Open Lynx、極性_5分)。
1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.57(s、9H)、5.03(brs、2H)、6.97−7.17(m、6H)、7.32−7.40(m、2H)、7.47(d、J=5.05Hz、1H)、7.57−7.65(m、2H)。MS(ES+):m/z359.11(100)[MH+]。HPLC:tR=2.58分(Open Lynx、極性_5分)。
マイクロ波リアクター容器にて、1−ヨード−3−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−シクロブチル]−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(30.0mg、0.072mmol)、炭酸カリウム(35.2mg、0.25mmol)のDME(2.0mL)およびH2O(0.50mL、28mmol)中混合物を撹拌しながら、それに4−フェノキシフェニルボロン酸(18.69mg、0.087mmol)を加えた。その溶液に、窒素を5分間吹き込んだ。次に、Pd(PPh3)4(4.2mg、0.0036mmol)を加え、得られた混合物を300ワット、100℃で30分間マイクロ波照射した。次に、溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δ2.29(s、3H)、2.30−2.78(m、12H)、2.91−3.03(m、1H)、3.53−3.66(m、1H)、6.97(d、J=5.1Hz、1H)、7.05−7.20(m、5H)、7.36−7.45(m、3H)、7.56−7.63(m、2H)。MS(ES+):m/z:455.24、[MH+]。HPLC:tR=1.94分(OpenLynx、極性_5分)。
シス−3−(8−アミノ−1−ブロモ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−1−メチル−シクロブタノール(50.0mg、0.168mmol)、4−ベンゾイルフェニルボロン酸(41.8mg、0.185mmol)、炭酸カリウム(69.8mg、0.505mmol)のDME/水(体積比=5:1、2mL)中混合物に、窒素下にPd(PPh3)4(20mg、0.015mmol)を加えた。得られた混合物を300ワット、100℃で30分間マイクロ波処理した。溶媒を減圧下に除去し、取得物をDCM(5mL)に溶かした。不溶物を濾過によって除去した。溶媒を減圧下に除去して粗生成物を得て、それをギルソン(Gilson)HPLCによって精製した。MS(ES+):m/z398.78[MH+]。HPLC:tR=2.08分。(Open Lynx、極性_5分)。
2−(2−メトキシ−4−フェノキシ−フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン(82.0mg、0.25mmol)、シス−3−(8−アミノ−1−ブロモ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−1−メチル−シクロブタノール(65.00mg、0.21mmol)、炭酸カリウム(105.8mg、0.76mmol)のDME(4.00mL)およびH2O(1.00mL)中混合物を撹拌しながら、それに窒素下に1,1′−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)パラジウムジクロライド(9.60mg、0.013mmol)を加えた。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。LC−MSは、カップリング反応の完了を示した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δppm1.49(s、3H)、2.48−2.65(m、4H)、3.41−3.51(m、1H)、3.75(s、3H)、6.62−6.70(m、1H)、6.83(d、J=2.27Hz、1H)、6.94(d、J=5.05Hz、1H)、7.08−7.22(m、3H)、7.31−7.47(m、4H)。MS(ES+):m/z416.91(M+H)。HPLC:tR=2.25分(OpenLynx、極性_5分)。
1−フェニル−1−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−エタノール(81.0mg、0.25mmol)、シス−3−(8−アミノ−1−ブロモ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−1−メチル−シクロブタノール(65.00mg、0.21mmol)、炭酸カリウム(105.8mg、0.76mmol)のDME(4.00mL)およびH2O(1.00mL)中混合物を撹拌しながら、それに窒素下に1,1′−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)パラジウムジクロライド(9.60mg、0.013mmol)を加えた。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。LC−MSは、カップリング反応の完了を示した。次に、溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)によって精製した。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)μ1.37(s、3H)、1.87(s、3H)、2.39(d、J=8.8Hz、4H)、3.41(m、1H)、5.09(s、1H)、5.76(s、1H)、5.94(brs、2H)、6.99(d、J=4.80Hz、1H)、7.18(m、1H)、7.28(m、2H)、7.45−7.55(m、7H)。MS(ES+):m/z415.02(M+H)。HPLC:tR=2.20分(OpenLynx、極性_5分)。
2−[4−(ジフルオロ−フェニル−メチル)−フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン(82.5mg、0.25mmol)、シス−3−(8−アミノ−1−ブロモ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−1−メチル−シクロブタノール(65.00mg、0.21mmol)、フッ化カリウム(45mg、0.76mmol)のDME(4.00mL)およびH2O(1.00mL)中混合物を撹拌しながら、それに窒素下に1,1′−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)パラジウムジクロライド(9.60mg、0.013mmol)を加えた。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。LC−MSは、カップリング反応の完了を示した。次に、溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δ1.52(s、3H)、2.51−2.68(m、4H)、3.43−3.56(m、1H)、7.03(d、J=5.31Hz,1H)、7.44−7.53(m、4H)、7.55−7.63(m、2H)、7.66−7.73(m、2H)、7.75−7.80(m、2H)。MS(ES+):m/z420.99(M+H)。HPLC:tR=2.51分(OpenLynx、極性_5分)。
実施例134:1−(4−フェノキシフェニル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン
3−ブロモ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(20.0mg、0.052mmol)、1H−ピラゾール−3−イルボロン酸(6.46mg、0.057mmol)、Pd(PPh3)4(10mg、0.01mmol)、炭酸カリウム(21.8mg、0.157mmol)およびDME/H2O(体積比=5:1、2mL)の混合物を300ワット、100℃で30分間マイクロ波処理した。溶液を20mLバイアルに移し、DMF1mLを加えた。DMFのみが残るまで、溶液を減圧下に濃縮した。混合物を、シリンジフィルター層に通し、ギルソンHPLC分離用に準備した。純粋な生成物を含む分画を回収し、減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=6.99(d、J=2.5Hz、1H)、7.07−7.13(m、3H)、7.13−7.20(m、3H)、7.37−7.45(m、2H)、7.63−7.69(m、2H)、7.76(d、J=2.5Hz、1H)、8.65(brs、1H)。MS(ES+):m/z369.10(100)[MH+]。HPLC:tR=2.39分(ZQ3、極性_5分)。
ボンベ装置に入ったiPrOH(9M、20mL、180mmol)中の3−ブロモ−8−クロロ−1−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(2.05g、5.0mmol)およびNH3を110℃で24時間加熱した。冷却して室温とし、溶媒留去した。残留物をEtOAc(20mL)に溶かし、水(10mL)で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。溶媒の留去によって残留物を得て、それをジイソプロピルエーテル(30mL)で磨砕した。1H NMR(DMSO−d6、400MHz、)δ6.23(bs、2H)、7.09−7.19(m、6H)、7.39−7.43(m、3H)、7.58(d、J=8.4Hz、2H)。
8−クロロ−1−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン(2.10g、6.5mmol)のDMF(12mL)中溶液に0℃でNBS(1.40g、7.84mmol)を加え、2時間撹拌した。DMFを加圧下に除去し、水(75mL)を加えた。生成した固体をEtOAcで抽出し(50mLで3回)、水(40mL)で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。溶媒の留去によって粗取得物を得て、それをCH2Cl2/MeOH(98:2)を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製した。収量:2.05g(77%)。1H NMR(CDCl3、300MHz)δ7.11−7.21(m、5H)、7.28−7.32(m、3H)、7.61−7.64(m、2H)、7.70(d、J=2.4Hz、1H)。
ホルムアミドN−[(3−クロロ−ピラジン−2−イル)−(4−フェノキシ−フェニル)−メチル]−ホルムアミド(1.85g、5.45mmol)のCH3CN(50mL)中溶液に0℃で、DMF(0.4mL)およびPOCl3(1.52mL、16.3mmol)を加えた。混合物を16時間かけて昇温させて室温とした。TLC(EtOAc/CH2Cl2、1:1)は原料がないことを示した。反応混合物を留去して溶媒を除去した。残留物に、飽和NaHCO3水溶液(100mL)を加え、EtOAcで抽出した(50mLで3回)。有機層を水(30mL)で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。溶媒の留去によって標題化合物を得た(1.62g、92%)。1H NMR(CDCl3、300MHz)δ7.13−7.21(m、5H)、7.29−7.31(m、3H)、7.60−7.64(m、2H)、7.68(d、J=2.4Hz、1H)、8.30(s、1H)。
ギ酸(0.38mL、9.6mmol)、EDC(1.84g、9.6mmol)およびHOBt(0.2g、1.3mmol)のCH2Cl2(25mL)中混合物に窒素下で、化合物C−(3−クロロピラジン−2−イル)−C−(4−フェノキシフェニル)−メチルアミン(2.0g、6.4mmol)と次にDIEA(2.2mL、12.8mmol)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した。TLC(EtOAc/CH2Cl2、1:1)は、原料がないことを示した。反応混合物をCH2Cl2(75mL)で希釈し、水で洗浄し(50mLで3回)、脱水した(Na2SO4)。溶媒の留去によって所望の生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。収量:1.85g(84%)。1H NMR(CDCl3、300MHz)δ6.61(d、J=6.8Hz、1H)、6.70−6.99(m、4H)、7.16(t、J=7.2Hz、1H)、7.27−7.32(m、4H)、8.29(s、1H)、8.38(d、J=2.4Hz、1H)、8.61(d、J=2.4Hz、1H)。
3−ブロモ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(20.0mg、0.0525mmol)、3−チオフェニルボロン酸(7.38mg、0.0577mmol)、Pd(PPh3)4(10mg、0.01mmol)、炭酸カリウム(21.8mg、0.157mmol)およびDME/水(5:1)の混合物を300ワット、100℃で30分間マイクロ波処理した。溶液を20mLバイアルに移し、DMF 1mLを加えた。DMFのみが残るまで溶液を減圧下に濃縮した。混合物をシリンジフィルター層に通し、ギルソンHPLC分離のための準備を行った。純粋な生成物を含む分画を回収し、減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=6.96(d、J=5.3Hz、1H)、7.07−7.12(m、2H)、7.14−7.22(m、3H)、7.38−7.43(m、2H)、7.55−7.67(m、5H)、7.86(dd、J=3.0、1.3Hz、1H)。MS(ES+):m/z384.94(100)[MH+]。HPLC:tR=2.58分(極性_5分)。
1−(4−ブロモ−フェニル)−3−シクロブチル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(30.0mg、0.0874mmol)、4−フルオロフェノール(29.4mg、0.262mmol)、ヨウ化銅(I)(5mg、0.03mmol)、Cs2CO3(114mg、0.350mmol)、N,N−ジメチルグリシン塩酸塩(10mg、0.08mmol)および5:1ジオキサン:DMF(1mL)の混合物を120℃で4時間(CEM;PowerMAX)マイクロ波処理した。混合物をシリンジフィルター層で濾過して固体粒子を除去し、減圧下に濃縮した。DMF(1mL)を加えて固体を均一溶液とし、ギルソンHPLCを用いて精製を行った。生成物を含む分画をベンゼンスルホン酸SPEカートリッジに通し、MeOH(10mL)で洗浄し、2M NH3/MeOHを用いて流した。取得物を減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.99−2.09(m、1H)、2.11−2.24(m、1H)、2.45−2.55(m、2H)、2.58−2.69(m、2H)、3.77−3.87(m、1H)、5.12(brs、2H)、7.01−7.13(m、8H)、7.61−7.65(m、2H)。MS(ES+):m/z374.98(100)[MH+]。HPLC:tR=2.55分(ZQ3、極性_5分)。
10mLのRBFに、3−シクロブチル−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(100.0mg、0.318mmol)、4−ブロモベンゼンボロン酸(63.9mg、0.318mmol)、炭酸カリウム(0.132g、0.955mmol)およびPd(PPh3)4(20mg、0.02mmol)を加えた。別のRBFで、DME(7.2mL、0.070mol)およびH2O(2.4mL、0.13mol)を合わせ、混合し、窒素で脱気した。反応液を90から95℃で3時間還流した。後処理のため、混合物を冷却して室温とし、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー[Jones Flashmaster;10gカラム;乾式負荷;4:6EtOAc/DCMでの濡らし;4:6EtOAc/DCM→5%MeOH/[4:6EtOAc/DCM]で溶離]によって精製して、所望の生成物51mg(46.7%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.15−2.27(m、1H)、2.45−2.57(m、2H)、2.57−2.70(m、2H)、3.75−3.87(m、1H)、6.97(d、J=5.31Hz、1H)、7.13(d、J=5.31Hz、1H)、7.56(d、J=8.59Hz、2H)、7.67(d、J=8.34Hz、2H)。MS(ES+):m/z342.79、344.64[MH+]。HPLC:tR=2.23分。(Open Lynx、極性_5分)。
1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−3−シクロブチル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンおよび2−フルオロ−フェノールを用いた以外は、実施例171について記載のものと同様の手順に従って製造した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.01−2.07(m、1H)、2.12−2.22(m、1H)、2.45−2.54(m、2H)、2.57−2.67(m、2H)、3.77−3.87(m、1H)、5.01(brs、2H)、6.81(dd、J=10.7、2.4Hz、1H)、6.89(dd、J=8.5、2.7Hz、1H)、7.04(d、J=5.1Hz、1H)、7.13(d、J=5.1Hz、1H)、7.16−7.25(m、4H)、7.49(t、J=8.5Hz、1H)。MS(ES+):m/z392.85(100)[MH+]。
4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル−ボロン酸を用いた以外は1−(4−ブロモフェニル)−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。MS(ES+):m/z360.98、362.91[MH+]。
1−(4−ブロモ−3−メトキシ−フェニル)−3−シクロブチル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンおよび2−フルオロ−フェノールを用いた以外は、実施例171の合成について記載のものと同様の手順に従って製造した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.01−2.11(m、1H)、2.14−2.25(m、1H)、2.46−2.55(m、2H)、2.59−2.71(m、2H)、3.83(t、J=8.6Hz、1H)、3.95(s、3H)、695−7.04(m、3H)、7.07−7.22(m、5H)、7.33(d、J=2.0Hz、1H)。MS(ES+):m/z404.94(100)[MH+]。
2−(4−ブロモ−3−メトキシ−フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランを用いた以外は、1−(4−ブロモフェニル)−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。MS(ES+):m/z372.99、374.96[MH+]。
4−ブロモ−3−メトキシフェニルアミン(1.00g、4.95mmol)およびH2O(4.01mL)の混合物を、濃HCl(3.03mL)で処理したところ、反応物はスラリーとなった。アセトンを用いたドライアイス浴を維持することで混合物を−20℃で冷却し、5M亜硝酸ナトリウムのH2O溶液(1.0mL)を滴下した。10分後、テトラフルオホウ酸溶液(48重量%水溶液)(52:48、テトラフルオロホウ酸:H2O、3.18mL)を反応混合物に加えた。反応混合物を凍結乾燥システムで16時間濃縮して固体として、粗取得物を得た。それを脱水THF(20mL)に溶かした。この溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.26g、4.95mmol)、1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン塩酸塩(0.11g、0.26mmol)およびPd(OAc)2(0.048g、0.21mmol)を加えた。得られた混合物を室温でアルゴン下に16時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、短いシリカゲルカラムに通した。溶媒を減圧下に除去して粗取得物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。同様の手順が文献(Org.Lett.,2003,5(24),4635−4638)に記載されている。
ベンゼンチオールを用いた以外は3−シクロブチル−1−[4−(2−フルオロ−フェノキシ)−3−メトキシ−フェニル]−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.99−2.11(m、1H)、2.13−2.26(m、1H)、2.45−2.55(m、2H)、2.57−2.69(m、2H)、3.75−3.85(m、1H)、3.97(s、3H)、5.44(brs、2H)、6.82(d、J=5.6Hz、1H)、7.00−7.08(m、3H)、7.17(d、J=1.3Hz、1H)、7.34−7.43(m、3H)、7.45−7.51(m、2H)。MS(ES+):m/z402.96(100)[MH+]。
1−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−3−シクロブチル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンおよび2−メチル−フェノールを用いた以外は、実施例171の合成について記載のものと同様の手順に従って製造した。
4−ブロモ−フェニル−ボロン酸に代えて4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル−ボロン酸を用いた以外は、1−(4−ブロモフェニル)−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。MS(ES+):m/z361.04、363.02[MH+]。
ベンゼンチオールを用いた以外は実施例171の合成について記載のものと同様の手順に従って製造した。MS(ES+):m/z373.01[MH+]。
3−シクロブチル−1−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(20.0mg、0.0742mmol)、安息香酸(9.97mg、0.0817mmol)、TBTU(47.7mg、0.148mmol)、DIEA(0.0647mL、0.371mmol)およびDMF(1mL、0.01mol)の混合物を室温で10分間撹拌した。反応混合物について、ギルソンHPLC精製を直接行った。純粋な生成物を含む分画を回収し、減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.96−2.06(m、1H)2.09−2.23(m、1H)2.40−2.63(m、4H)2.72−2.93(m、2H)3.57−3.88(m、3H)3.98−4.34(m、1H)4.47(brs、1H)5.13−5.45(m、2H)5.72−6.14(m、1H)7.04−7.08(m、2H)7.42−7.51(m、5H)。MS(ES+):m/z374.07(100)[MH+]。HPLC:tR=2.13分(極性_5分)。
シクロヘキサンカルボン酸を用いた以外は[4−(8−アミノ−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−フェニルメタノンの合成について記載のものと同様の手順に従って製造した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.25−1.40(m、3H)1.60(brs、2H)1.85(dd、J=8.97、2.65Hz、5H)2.05(dd、J=8.84、3.28Hz、1H)2.14−2.27(m、1H)2.42−2.64(m、5H)2.78(brs、2H)3.69−3.97(m、3H)4.31(brs、2H)6.07(brs、1H)6.83(brs、1H)7.01(d、J=5.05Hz、1H)。MS(ES+):m/z380.03(100)[MH+]。HPLC:tR=2.27分(ZQ3、極性_5分)。
2−フルオロ安息香酸を用いた以外は[4−(8−アミノ−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−フェニルメタノンの合成について記載のものと同様の手順に従って製造した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.03(ddd、J=11.75、8.84、3.16Hz、1H)2.16(ddd、J=14.46,9.03、5.56Hz、1H)2.41−2.63(m、4H)2.78(brs、1H)2.88(brs、1H)3.64(t、J=5.05Hz、1H)3.76(5重線、J=8.59Hz、1H)4.11(t、J=5.81Hz、2H)4.51(d、J=2.53Hz、1H)5.82−6.12(m、1H)6.64(brs、2H)6.87−6.98(m、1H)7.04(dd、J=5.31、1.77Hz、1H)7.15(td、J=8.91、3.66Hz、1H)7.20−7.25(m、0H)741−7.50(m、2H)。MS(ES+):m/z391.96(100)[MH+]。HPLC:tR=2.16分(OpenLynx、極性_5分)。
フェニル−酢酸を用いた以外は[4−(8−アミノ−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−フェニルメタノンの合成について記載のものと同様の手順に従って製造した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ2.03(dd、J=8.08、3.03Hz、1H)2.11−2.25(m、1H)2.41−2.60(m、5H)2.74(brs、1H)3.68−3.78(m、2H)3.84(s、2H)3.93(t、J=5.68Hz、1H)4.17(d、J=2.53Hz、1H)4.35(d、J=2.53Hz、1H)5.78−6.08(m、1H)6.81(t、J=6.06Hz、1H)6.99(d、J=5.56Hz、1H)7.22−7.40(m、5H)。MS(ES+):m/z388.00(100)[MH+]。HPLC:tR=2.19分(OpenLynx、極性_5分)。
3−シクロブチル−1−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(20.0mg、0.0742mmol)、ベンゼンスルホニルクロライド(9.48μL、0.0742mmol)、DIEA(0.0647mL、0.371mmol)およびDMF(1mL、0.01mol)の混合物を室温で10分間撹拌した。反応混合物について、ギルソンHPLC精製を直接行った。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.03(dt、J=8.84,2.65Hz、1H)2.09−2.24(m、1H)2.39−2.59(m、4H)2.81(d、J=1.77Hz、2H)3.50(t、J=5.68Hz、2H)3.72(5重線、J=8.53Hz、1H)3.85(t、J=2.91Hz,2H)5.93(t、J=1.52Hz、1H)6.82(d、J=5.56Hz、1H)6.99(d、J=5.56Hz、1H)7.55−7.69(m、3H)7.86−7.90(m、2H)。MS(ES+):m/z409.99(100)[MH+]。HPLC:tR=2.29分(OpenLynx、極性_5分)。
3−シクロブチル−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−アミン(100.00mg、0.318mmol)、炭酸カリウム(154.0mg、1.11mmol)のDME(3.0mL)およびH2O(0.70mL)中混合物を撹拌しながら、それに4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(118.1mg、0.38mmol)を加えた。溶液に、窒素を5分間吹き込んだ。次に、Pd(PPh3)4(18mg、0.016mmol)を加え、得られた混合物を100℃で30分間還流させた。次に、溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(2%MeOH/DCM)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δ1.53(s、9H)、1.95−2.07(m、1H)、2.14−2.28(m、1H)、2.44−2.54(m、4H)、2.62−2.71(m、2H)、3.73(t、J=5.68Hz、2H)、3.87−3.98(m、1H)、4.12−4.21(m、2H)、5.94−6.00(m、1H)、6.96(d、J=5.20Hz、1H)、7.33(d、J=5.20Hz、1H)。MS(ES+):m/z:369.94、[MH+]。HPLC:tR=2.33分(OpenLynx、極性_5分)。
4−(8−アミノ−3−シクロブチル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(300mg、1.12mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)中溶液を撹拌しながら、それに10℃でHCl(4Mジオキサン中溶液、10mL)を加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をそれ以上精製せずに次の段階に用いた。MS(ES+):m/z:270.13[MH+]、HPLC:tR=1.62分(OpenLynx、極性_5分)。
1−ブロモ−3−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(20.00mg、0.05901mmol)および1−メチル−4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−ピペラジン(17.83mg、0.05901mmol)のDME(2mL)およびH2O(0.5mL)中混合物を撹拌しながら、それに炭酸カリウム(50.0mg、0.35mmol)を加えた。その混合物に、窒素を5分間吹き込んでから、Pd(PPh3)4(6.82mg、0.00590mmol)を加えた。得られた混合物を95℃で3時間撹拌した。次に、この混合物に、[2−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−フェニル−メタノン(23.95mg、0.07081mmol)を加え、得られた混合物の95℃での撹拌を2時間続けた。次に、混合物を放冷して室温とし、溶媒を減圧下に除去し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(1%から5%MeOH/DCM)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δ2.85(s、3H)、3.24−3.31(m、4H)、3.52−3.64(m、4H)、3.83(s、3H)、7.10(d、J=5.31Hz、1H)、7.25(d、J=9.09Hz、2H)、7.41−7.56(m、5H)、7.62−7.89(m、6H)、8.30(s、2H)。MS(ES+):m/z:518.91[MH+]。HPLC:tR=1.86分(OpenLynx:極性_5分)。
トランス−4−[8−アミノ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロヘキサンカルボン酸(15.0mg、0.035mmol)、2M NH3/i−PrOH(0.1mL、0.20mmol)、TBTU(22.5mg、0.070mmol)、DIEA(0.0647mL、0.371mmol)およびDMF(1mL、0.01mol)の混合物を室温で10分間撹拌した。反応混合物を、ギルソンHPLC精製に用いた。純粋な生成物を含む分画を回収し、減圧下に濃縮して標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.63−1.76(m、2H)、1.78−1.90(m、2H)、2.08(t、J=13.4Hz、4H)、3.00−3.10(m、1H)、6.94(d、J=5.6Hz、1H)、7.10(d、J=7.8Hz、2H)、7.15(d、J=8.6Hz、2H)、7.20(t、J=7.3Hz、1H)、7.36−7.44(m、3H)、7.58(d、J=86Hz、2H)。MS(ES+):m/z.427.96(100)[MH+]。HPLC:tR=2.16分(極性_5分)。
トランス−4−[8−アミノ−1−{4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル(150.00mg、0.33mmol)のEtOH(3.00mL)中混合物を撹拌しながら、それに水酸化ナトリウム(67.8mg、1.69mmol)のH2O(0.500mL)中溶液を0℃で加えた。次に、その混合物を室温で終夜撹拌した。次に、溶媒を減圧下に除去して残留物を得て、それをH2O(3mL)に溶かした。溶液をギ酸でpH1の酸性とした。生成物が沈澱し、濾過によって回収し、高真空ポンプで乾燥させた。1H NMR(400MHz、MeOD)δ1.59−1.88(m、4H)、2.03−2.21(m、4H)、2.35−2.46(m、1H)、3.09−3.20(m、1H)、6.99(d、J=5.1Hz、1H)、7.04−7.20(m、5H)、7.35−7.45(m、2H)、7.53−7.63(m、3H)。MS(ES+):m/z428.97(MH+)。HPLC:tR=2.25分(OpenLynx、極性_5分)。
トランス−4−(8−アミノ−1−ブロモ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル(2.00g、5.66mmol)および4−フェノキシフェニルボロン酸(1.454g、6.7mmol)のDME(25.00mL)およびH2O(8.3mL)中混合物を撹拌しながら、それにフッ化カリウム・2水和物(1.865g、19.82mmol)を加えた。混合物に窒素を5分間吹き込んでから、Pd(PPh3)4(330mg、0.28mmol)を加えた。得られた混合物を100℃で終夜還流させた。溶媒を減圧下に除去し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(2%MeOH/DCM)によって精製した。1H NMR(400MHz、CD3OD)δ1.59−1.87(m、4H)、2.02−2.18(m、4H)、2.41−2.53(m、1H)、3.09−3.19(m、1H)、3.68(s、3H)、6.94−7.20(m、6H)、7.32−7.44(m、2H)、7.52−7.63(m、3H)。MS(ES+):m/z:442.97[MH+]。HPLC:tR=2.48分(OpenLynx:極性_5分)。
トランス−{4−[8−アミノ−1−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロヘキシルメチル}−カルバミン酸ベンジルエステル(50.00mg、0.091mmol)を濃HCl(2.00mL)に0℃で溶かした。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。溶液をEtOAcで洗浄し(20mLで4回)、水系溶媒を減圧下に除去して粗生成物を得て、それをさらにフラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δ1.28−1.46(m、2H)、1.74−1.92(m、3H)、1.98−2.07(m、2H)、2.11−2.20(m、2H)、2.90(d、J=7.1Hz、2H)、3.26−3.31(m、1H)、7.02−7.28(m、6H)、7.40−7.49(m、2H)、7.64−7.73(m、2H)、7.92(d、J=5.8Hz、1H)。MS(ES+):m/z:414.00[MH+]。HPLC:tR=1.92分(OpenLynx、極性_5分)。
トランス−{4−[8−アミノ−1−(3−メトキシ−4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]シクロヘキシルメチル}−カルバミン酸ベンジルエステル(80mg、0.0001mol)を0℃で濃HCl(3mL)に溶かした。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。LCMSは反応が完結していることを示している。反応混合物に水を加え、混合物をEtOAcで抽出した。水相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それをフラッシュクロマトグラフィー(10%MeOH/DCMによって溶離)によって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ1.08(dd、J=12.13、3.28Hz、2H)1.74−1.89(m、2H)1.90−1.98(m、2H)2.00−2.09(m、2H)2.57(d、J=6.57Hz、2H)2.78−2.90(m、1H)3.83(s、3H)6.89−6.95(m、2H)6.95−7.04(m、3H)7.09(dd、J=8.21、1.89Hz、1H)7.16(d、J=5.05Hz、1H)7.21−7.28(m、3H)。MS(ES+):m/z:444.17[MH+]。HPLC:tR=1.88分(OpenLynx:極性_5分)。
トランス−[4−(8−アミノ−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロヘキシルメチル]−カルバミン酸ベンジルエステル(80.0mg、0.0002mol)、2−(3−メトキシ−4−フェノキシ−フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン(67.0mg、0.0002mol)、炭酸カリウム(0.076g、0.00055mol)のDME(3.00mL)およびH2O(0.50mL)中混合物に、1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロライドDCM(9.0mg、0.00001mol)を加えた。得られた混合物を窒素雰囲気下に100℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(2%MeOH/DCM)によって精製した。MS(ES+):m/z:577.95[MH+]。HPLC:tR=2.72分(OpenLynx:極性_5分)。
トランス−トルエン−4−スルホン酸4−[8−アミノ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロヘキシルメチルエステル(15.0mg、0.0264mmol)、2.0M メチルアミン/MeOH(0.5mL)およびMeOH(2mL)の溶液を300ワット、100℃で1時間マイクロ波処理した。取得物を濃縮し、8%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離する分取TLCプレートによって精製して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ1.10−1.22(m、2H)、1.60−1.69(m、1H)、1.81−1.95(m、2H)、1.97−2.03(m、2H)、2.10(d、J=11.4Hz、2H)、2.46(s、3H)、2.51(d、J=6.6Hz、2H)、2.87−2.97(m、1H)、5.09(brs、2H)、7.04−7.18(m、6H)、7.23(d、J=5.1Hz、1H)、7.34−7.41(m、2H)、7.59−7.66(m、2H)。MS(ES+):m/z427.89(100)[MH+]。HPLC:tR=1.89分(極性_5分)。
トランス−{4−[8−アミノ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロヘキシル}−メタノール(110.0mg、0.2654mmol)のDCM(5mL、0.08mol)およびピリジン(1mL、0.01mol)中溶液に−40℃で、トルエン−4−スルホン酸無水物(95.3mg、0.292mmol)のDCMおよびピリジン中溶液を加え、混合物を終夜で昇温させて室温とした。溶液を再度冷却して−40℃とし、DCMおよびピリジン中の1当量のトルエン−4−スルホン酸無水物を加えた。反応液を昇温させて室温とした。水(1m)を加えて反応停止し、溶液を分液漏斗に移し、DCMおよびNaHCO3を用いて抽出した。有機層をシリカゲルに乾式負荷し、フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。0%から2%MeOH/DCMで溶離し、純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。MS(ES+):m/z568.91(100)[MH+]。HPLC:tR=2.93分(極性_5分)。
トランス−4−[8−アミノ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル(150.0mg、0.3390mmol)のTHF(10mL、0.1mol)中溶液を冷却して−78℃とし、1.0M LiAlH4/THF(1.50mL)を滴下した。溶液を昇温させて室温とした。飽和NaHCO3(10mL)を加えて反応停止し、THFを減圧下に除去した。DCMを加え、混合物を分液漏斗に移した。有機層を飽和NaHCO3で抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.15−1.27(m、2H)、1.65−1.70(m、1H)、1.84−1.96(m、2H)、1.98−2.05(m、2H)、2.10−2.16(m、2H)、2.87−2.97(m、1H)、3.56(d、J=6.3Hz、2H)、5.06(brs、2H)、7.07(dd、J=6.9、1.9Hz、3H)、7.10−7.18(m、3H)、7.23(d、J=5.1Hz、1H)、7.35−7.40(m、2H)、7.60−7.63(m、2H)。MS(ES+):m/z416.34(100)[MH+]。HPLC:tR=2.34分(極性_5分)。
ジメチル−アミンを用いた以外は、トランス−3−(4−メチルアミノメチル−シクロヘキシル)−1−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンの合成について上述の手順に従って製造した。
1−メチル−ピペラジンを用いた以外は、トランス−3−(4−メチルアミノメチル−シクロヘキシル)−1−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンの合成について上述の手順に従って製造した。
(シス−およびトランス−)[3−(8−アミノ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロブチル]−メタノール(1.50g、4.36mmol)、4−フェノキシフェニルボロン酸(1.21g、5.67mmol)、Pd(PPh3)4(500mg、0.40mmol)、炭酸カリウム(1.81g、13.1mmol)およびDME/水(5:1)の混合物を100℃で4時間マイクロ波処理した。取得物を、1:1EtOAc/ヘキサンと次に10%(7N NH3/MeOH)/DCMを用いてシリカゲル層に通した。DCM濾液をシリカ上の乾式負荷し、その取得物を1%から3%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離するフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。純粋な生成物を含む分画を合わせ、減圧下に濃縮して、標題化合物(シス−およびトランス−)を白色固体として得た(830mg、収率93%)。MS(ES+):m/z387.01(100)[MH+]。HPLC:tR=2.22分(ZQ3、極性_5分)。
トランス−トルエン−4−スルホン酸3−[8−アミノ−1−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロブチルメチルエステル(10.0mg、0.0185mmol)、水酸化カリウム(10.4mg、0.185mmol)、H2O(1mL)および1,4−ジオキサン(1mL)の溶液を加熱して60℃として終夜経過させた。混合物を2M HClで磨砕してpH2とした。ジオキサンを減圧下に除去した。DCMを加えて生成物を抽出した。有機層を合わせ、脱水し(Na2SO4)、減圧下に除去して残留物を得て、それをフラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)によって精製した。MS(ES+):m/z386.94(100)[MH+]。HPLC:tR=2.23分(極性_5分)。
封管中、シス−トルエン−4−スルホン酸3−[8−アミノ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロブチルメチルエステル(30.0mg、0.0555mmol)、2Mジメチルアミン/MeOH(2mL)およびTHF(5mL、0.06mol)の混合物を加熱して60℃として終夜経過させた。その取得物を減圧下に濃縮し、最少量のMeOH/DCMに再溶解し、分取TLCプレートに負荷して、6%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離した。純粋な生成物を含む帯域を回収し、1:1MeOH/DCMを用いて生成物を濾過した。濾液を減圧下に濃縮し、ヘキサンを加えた。混合物を、白色沈澱が砕けるまで超音波処理した。固体を濾過し、ヘキサンで数回洗浄して、標題化合物を白色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.23(s、6H)、2.26−2.33(m、2H)、2.42(d、J=6.3Hz、2H)、2.57−2.70(m、3H)、3.60−3.71(m、1H)、5.08(s、2H)、7.03−7.17(m、7H)、7.34−7.41(m、2H)、7.61−7.65(m、2H)。MS(ES+):m/z414.19(100)[MH+]。HPLC:tR=1.98分(ZQ3、極性_5分)。
ピロリジンを用いた以外は、シス−3−(3−ジメチルアミノメチルシクロブチル)−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて上述の手順に従って製造した。
アンモニアを用いた以外は、シス−3−(3−ジメチルアミノメチルシクロブチル)−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて上述の手順に従って製造した。
封管中、トランス−トルエン−4−スルホン酸3−[8−アミノ−1−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロブチルメチルエステル(30.0mg、0.0555mmol)、ジメチルアミン/MeOH(2M、2mL)およびTHF(5mL)の混合物を加熱して60℃として終夜経過させた。取得物を減圧下に濃縮し、分取TLC(5%MeOH/DCMで溶離)によって精製した。MS(ES+):m/z414.19(100)[MH+]。HPLC:tR=0.65分(極性_5分)。
ピロリジンを用いた以外は、トランス−3−(3−ジメチルアミノメチル−シクロブチル)−1−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて上述の手順に従って製造した。
シス−トルエン−4−スルホン酸3−[8−アミノ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロブチルメチルエステル(20.0mg、0.0370mmol)のTHF(1mL)中溶液に−78℃で、1.0M LiAIH4/THF(0.15mL)を加え、混合物を昇温させて室温とした。反応が完結したら、飽和NH4Cl数滴を加えて反応停止した。取得物を分液漏斗に移し、DCMおよび飽和NaHCO3を用いて抽出した。水層をDCMで2回洗浄し、有機分画を合わせ、減圧下に濃縮した。取得物を最少量のMeOH/DCMに溶かし、分取TLCプレートに負荷し、2%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離した。生成物を含む帯域を回収し、1:1MeOH/DCMでの洗浄によって取得物を濾過した。濾液を減圧下に濃縮して標題化合物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.14(d、J=6.3Hz、3H)、2.13−2.23(m、2H)、2.46−2.57(m、1H)、2.58−2.67(m、2H)、3.52−3.62(m、1H)、5.07(brs、2H)、7.02−7.10(m、3H)、7.10−7.18(m、4H)、7.35−7.41(m、2H)、761−7.66(m、2H)。MS(ES+):m/z371.06(100)[MH+]。HPLC:tR=2.67分(極性_5分)。
トランス−トルエン−4−スルホン酸3−[8−アミノ−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロブチルメチルエステルを用いた以外は、シス−3−(3−メチルシクロブチル)−1−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて上述の手順に従って製造した。
シス−トルエン−4−スルホン酸3−[8−アミノ−1−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−シクロブチルメチルエステル(20mg、0.04mmol)のMeOH(2mL)中溶液を撹拌しながら、それに25重量%NaOMe/MeOH(25:75、MeONa:MeOH、13μL)を加えた。得られた混合物を50℃で終夜撹拌した。飽和NaHCO3水溶液で反応停止し、DCMで抽出し、脱水した(Na2SO4)。溶媒を減圧下に除去して残留物を得て、それをフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3)δppm2.28−2.43(m、2H)、2.54−2.65(m、2H)、2.65−2.75(m、1H)、3.34(s、3H)、3.40−3.46(m、2H)、3.59−3.75(m、1H)、5.03(s、2H)、7.02−7.09(m、3H)、7.08−7.18(m、4H)、7.33−7.40(m、2H)、7.59−7.65(m、2H)。
3−シクロブチル−1−(4−フェニルスルファニルフェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(15.0mg、0.0403mmol)のDCM(3mL、0.05mol)中溶液に0℃で、m−クロロ過安息香酸(10.4mg、0.0604mmol)のDCM中溶液を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した。飽和NaHCO3水溶液を加えて反応停止し、取得物を分液漏斗に移した。有機層を減圧下に濃縮し、DMF(1mL)に再度溶かしてギルソンHPLC分離に備えた。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.98−2.09(m、1H)、2.11−2.23(m、1H)、2.44−2.53(m、2H)、2.55−2.65(m、2H)、3.80(t、J=8.5Hz、1H)、7.04(d、J=5.3Hz、1H)、7.13(d、J=5.3Hz、1H)、7.47−7.53(m、3H)、7.68−7.71(m、2H)、7.79(s、4H)。MS(ES+):m/z389.02(100)[MH+]。HPLC:tR=2.17分(Open Lynx、極性_5分)。
丸底フラスコに、5−(8−アミノ−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル)−2−フルオロベンゾニトリル(30mg、0.0001mol)、フェノール(0.023g、0.00024mol)、炭酸カリウム(0.040g、0.00029mol)、DMF(0.8mL、0.01mol)を加え、反応混合物を120℃で4時間加熱した。ギルソンHPLCによる精製によって、標題化合物11.4mgを白色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.98−2.11(m、1H)、2.12−2.26(m、1H)、2.44−2.55(m、2H)、2.55−2.67(m、2H)、3.82(dq、J=8.72、8.55Hz、1H)、5.04(brs、2H)、6.98(d、J=8.84Hz、1H)、7.09(d、J=5.05Hz、1H)、7.12−7.17(m、3H)、7.26−7.29(m、1H)、7.40−7.48(m、2H)、7.79(dd、J=8.59、2.27Hz、1H)、8.02(d、J=2.02Hz、1H)。MS(ES+):m/z381.94(100)[MH+]。HPLC:tR=2.53分(Open Lynx、極性_5分)。
10mL丸底フラスコに、4−(8−アミノ−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル)フェノール(20mg、0.00007mol)、ベンゾニトリル、2−フルオロ−(0.017g、0.00014mol)、炭酸カリウム(0.015g、0.00011mol)、DMF(0.6mL、0.007mol)を加え、反応液を120℃で4時間加熱した。ギルソンHPLCによる精製によって、標題化合物5.0mgを白色固体として得た。化合物をSPEカートリッジに通し、NH3/MeOHで洗浄して、TFA塩を含まない所望の化合物4.8mgを溶離した。MS(ES+):m/z381.93(100)[MH+]。HPLC:tR=2.39分(Open Lynx極性_5分)。
10mLマイクロ波容器中に、3−シクロブチル−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−アミン(100mg、0.0003mol)、3−シアノ−4−フルオロフェニルボロン酸(0.068g、0.00041mol)、炭酸カリウム(88mg、0.00063mol)、Pd(PPh3)4(40mg、0.00003mol)、DME/水(5:1)(5:1、DME:H2O、1mL)を加え、容器をN2で3回脱気した。反応液を300ワット、100℃で45分間マイクロ波処理した。反応容器について、前記と同じ条件下に45分間にわたってマイクロ波加熱を再度行った。4%MeOH/DCM溶離を2回行う分取TLCによる精製によって、標題化合物54mgを黄色固体として得た。MS(ES+):m/z308.11(100)[MH+]。HPLC:tR=2.14分(Open Lynx極性_5分)。
4−ヒドロキシフェニルボロン酸を用いた以外は、5−(8−アミノ−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル)−2−フルオロベンゾニトリルの合成について記載のものと同様のスズキカップリング手順に従って製造した。MS(ES+):m/z281.17(100)[MH+]。
シス−3−(8−アミノ−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロブタノールを用いた以外は、シス−{4−[8−アミノ−3−(3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブチル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル]−フェニル}−フェニル−メタノンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。
トランス−[4−(8−アミノ−1−ヨード−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−シクロヘキシル]−メタノールを用いた以外は、シス−{4−[8−アミノ−3−(3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブチル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル]−フェニル}−フェニル−メタノンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。
シス−{4−[8−アミノ−3−(3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブチル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル]−フェニル}−フェニル−メタノン(18.0mg、0.0452mmol)のMeOH(3.0mL)中溶液に水素化ホウ素ナトリウム(4.3mg、0.11mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。飽和NaHCO3水溶液によって反応停止した。溶媒を減圧下に除去し、取得物をDCMに溶かした。有機層を飽和NaHCO3水溶液によって洗浄した(20mLで2回)。有機層を脱水し(Na2SO4)、溶媒留去して所望の化合物を得た。MS(ES+):m/z400.86[MH+]。HPLC:tR=1.97分。(Open Lynx極性_5分)。
シス−{4−[8−アミノ−3−(3−ヒドロキシ−シクロブチル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル]−フェニル}−フェニル−メタノンを用いた以外は、シス−3−{8−アミノ−1−[4−(ヒドロキシ−フェニル−メチル)−フェニル]−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル}−1−メチル−シクロブタノール記載のものと同様の手順に従って製造した。
トランス−{4−[8−アミノ−3−(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル]−フェニル}−フェニル−メタノンを用いた以外は、シス−3−{8−アミノ−1−[4−(ヒドロキシ−フェニル−メチル)−フェニル]−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル}−1−メチル−シクロブタノールについて記載のものと同様の手順に従って製造した。
3−シクロブチル−1−[4−(3−ニトロフェノキシ)−フェニル]−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(10mg、0.02mmol)、鉄(10mg、0.2mmol)、EtOH(10mL、0.2mol)および濃HCl(100μL、0.003mol)の混合物を1時間還流した。飽和NaHCO3を加えて反応停止し、EtOHを減圧下に除去した。混合物を分液漏斗に移し、DCMを用いて生成物を抽出した。有機層を減圧下に濃縮し、最少量のMeOH/DCMに再度溶かし、分取TLCプレートに負荷した。10%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離後、純粋な生成物を含む帯域を回収し、取得物を1:1MeOH/DCMを用いて濾過した。濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.00−2.08(m、1H)2.13−2.24(m、1H)2.44−2.55(m、J=8.91、8.75、8.75、2.91、2.78Hz、2H)2.64(5重線、J=9.28Hz、2H)3.71(brs、2H)3.82(dq、J=8.84、8.59Hz、1H)5.05(brs、2H)6.38(t、J=2.15Hz、1H)6.46(dd、J=8.08、1.26Hz、2H)7.05−7.16(m、5H)7.63(d、J=8.59Hz、2H)。MS(ES+):m/z372.10(20)[MH+]。HPLC:tR=2.22分(Open Lynx.極性_5分)。
3−シクロブチル−1−(3−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンを用いた以外は、1−[4−(3−アミノフェノキシ)−フェニル]−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。
シス−3−[8−アミノ−1−(3−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル]−1−メチル−シクロブタノールを用いた以外は、1−[4−(3−アミノフェノキシ)−フェニル]−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。
3−シクロブチル−1−[4−(2−ニトロ−フェノキシ)−フェニル]−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンを用いた以外は、1−[4−(3−アミノフェノキシ)−フェニル]−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。
[4−(8−アミノ−3−シクロブチル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル)−2−ニトロ−フェニル]−フェニル−メタノンを用いた以外は、1−[4−(3−アミノフェノキシ)−フェニル]−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて記載のものと同様の手順に従って製造した。
シス−{4−[8−アミノ−3−(3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブチル)−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−イル]−2−ニトロ−フェニル}−フェニル−メタノンを用いた以外は、1−[4−(3−アミノフェノキシ)−フェニル]−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミンについて記載のものと同様の手順に従って製造した
実施例263:1−(4−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル−フェニル)−3−シクロブチル−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン
1−(4−ブロモフェニル)−3−シクロブチルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミン(30.0mg、0.0874mmol)、1−ベンゾチオフェン−2−イルボロン酸(18.7mg、0.105mmol)およびPd(PPh3)4(5mg、0.004mmol)の1,4−ジオキサン(2mL、30mmol)およびH2O(0.2mL、9mmol)中混合物を脱気し、窒素を再度充填した(3回)。300ワット、PowerMAX可能、100℃で30分間にわたり反応液をマイクロ波処理した。後処理のため、反応液を減圧下に濃縮して固体とし、DCMで濡らした10gジョーンズ(Jones)クロマトグラフィーカラムによって精製し、生成物を乾式負荷し、DCMから5%MeOH/DCM]で溶離を行って、所望の生成物8.4mg(24%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.03−2.14(m、1H)、2.16−2.27(m、1H)、2.48−2.59(m、2H)、2.61−2.74(m、2H)、3.78−3.89(m、1H)、6.93(d、J=5.56Hz、1H)、7.14(d、J=5.56Hz、1H)、7.33−7.43(m、2H)、7.66(s、1H)、7.74(d、J=8.59Hz、2H)、7.80−7.92(m、4H)。HPLC:tR=2.71分。(Open Lynx極性_5分)。MS(ES+):m/z379.80/380.91(100/60)[MH+]。
トランス−7−[({[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}メチル)シクロヘキシル]−5−ヨードイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50.0mg、0.0987mmol)、4−フェノキシフェニルボロン酸(23.2mg、0.109mol)、Pd(PPh3)4(10mg、0.01mmol)、炭酸カリウム(41mg、0.30mmol)のDME/水(体積比=5:1、2mL)中混合物を、300ワット、100℃で1時間にわたりマイクロ波照射した。その取得物を、DCMで溶離するシリカ層に通した。濾液を減圧下に濃縮し、4%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。MS(ES+):m/z549.20(100)[MH+]。HPLC:tR=3.77分(OpenLynx、極性_5分)。
トランス−4−(4−アミノ−5−ヨード−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステルを用いた以外は、トランス−{4−[4−アミノ−5−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−シクロヘキシルメチル}−カルバミン酸ベンジルエステルについて前述したものと同様の手順に従って製造した。
トランス−{4−[4−アミノ−5−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−シクロヘキシルメチル}−カルバミン酸ベンジルエステル(20.0mg、0.0364mmol)および4M HCl/1,4−ジオキサン(2mL)の溶液を終夜加熱還流した。溶液を減圧下に濃縮し、真空乾燥機で終夜乾燥させて、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.23−1.37(m、2H)、1.83−1.99(m、3H)、2.03−2.09(m、2H)、2.15−2.24(m、2H)、2.86(d、J=4.0Hz、2H)、3.44−3.56(m、1H)、7.12(d、J=8.1Hz、2H)、7.17−7.26(m、3H)、7.44(t、J=7.8Hz、3H)、7.66(d、J=3.5Hz、2H)、8.00−8.10(m、1H)。MS(ES+)。m/z415.02(100)[MH+]。HPLC:tR=2.26分(OpenLynx、極性_5分)。
トランス−4−[4−アミノ−5−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル(105.0mg、0.2368mmol)のTHF(7mL)中溶液を撹拌しながら、それにLiAlH4のTHF中溶液(1.0M、1.0mL)を−78℃で加えた。溶液を昇温させて室温とし、反応混合物に飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加え、THFを減圧下に除去した。DCMを加え、混合物を分液漏斗に移した。有機層を飽和NaHCO3水溶液で抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。MS(ES+):m/z416.09(100)[MH+]。HPLC:tR=3.12分(OpenLynx、極性_5分)。
トルエン−4−スルホン酸4−[4−アミノ−5−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−シクロヘキシルメチルエステル(5.0mg、0.0088mmol)、N,N−ジメチル−1,2−エタンジアミン(1mL、0.009mol)のMeOH(1mL)中溶液をマイクロ波リアクター中にて300ワット、100℃で2時間加熱した。溶媒および過剰のアミンを減圧下に除去し、取得物を5%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。HPLC:tR=1.99分。(OpenLynx、極性_5分)。MS(ES+):m/z486.19(100)[MH+]。
ジメチルアミンを用いた以外は、トランス−N−{4−[4−アミノ−5−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−シクロヘキシルメチル}−N′,N′−ジメチル−エタン−1,2−ジアミンについて前述したものと同様の手順に従って製造した。
2−アミノ−エタノールを用いた以外は、トランス−N−{4−[4−アミノ−5−(4−フェノキシ−フェニル)−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−シクロヘキシルメチル}−N′,N′−ジメチル−エタン−1,2−ジアミンについて前述したものと同様の手順に従って製造した。
7−シクロブチル−5−ヨードイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(120.0mg、0.3808mmol)、4−フェノキシフェニルボロン酸(97.8mg、0.457mmol)、炭酸カリウム(0.10g、0.76mmol)およびPd(PPh3)4(20mg、0.02mmol)のDME(5.938mL、57.12mmol)およびH2O(1.00mL、55.5mmol)中混合物を脱気し、アルゴンを再充填した(3回)。反応液を、300ワット、PowerMAX使用可能、100℃で60分間にわたりマイクロ波処理した。後処理のため、反応液を減圧下に濃縮して固体を得て、5%MeOH/DCMで溶離を行うフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ2.08(1H、d)2.16−2.26(1H、m)2.45−2.53(2H、m)2.62−2.69(2H、m)4.15(1H、t、J=8.72Hz)7.11(1H、d、J=7.58Hz)7.19(2H、d、J=8.59Hz)7.43(2H、t、J=7.96Hz)7.63(2H、d、J=8.59Hz)7.76(1H、s)。HPLC:tR=3.56分。(OpenLynx、極性_5分)。MS(ES+):m/z357.87(100)[MH+]。
シス−3−(4−アミノ−5−ブロモ−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−1−メチル−シクロブタノール(20.0mg、0.0671mmol)、4−フェノキシフェニルボロン酸(15.8mg、0.0738mmol)、Pd(PPh3)4(10mg、0.01mmol)、炭酸カリウム(27.8mg、0.201mL)のDME/水(体積比=5:1、2mL)中混合物を、300ワット、100℃で1時間マイクロ波照射した。取得物を、DCMで溶離するシリカ層に通した。濾液を減圧下に濃縮し、4%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。MS(ES+):m/z387.95(100)[MH+]。HPLC:tR=2.99分(OpenLynx、極性_5分)。
相当するボロン酸またはボロン酸エステルを用い、7−シクロブチル−5−(4−フェノキシフェニル)−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンについて前述のものと同様のスズキカップリング反応により、実施例289から297を製造した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロラン
1−ブロモ−2−メチル−4−フェノキシベンゼン(90.00mg、0.34mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(112.9mg、0.44mmol)およびAcOK(117.5mg、1.197mmol)の1,4−ジオキサン(9.00mL、115mmol)中混合物を撹拌しながら、それに(1,1′−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)パラジウムジクロライド(10mg、0.02mmol)を加えた。得られた混合物を80℃で窒素下に3時間撹拌した。この混合物を短いシリカゲルカラムに通して、不溶物を除去した。次に、溶媒を減圧下に除去して粗生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
100mL丸底フラスコに、4−ブロモ−3−メチルフェノール(090g、0.0048mol)、フェニルボロン酸(2.4g、0.019mol)、酢酸第二銅(1.4g、0.0077mol)およびDCM(49.99mL)を加えた。TEA(4.0mL、0.029mol)と次に4Åモレキュラーシーブスを加え、反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.35(s、3H)、6.72(dd、J=8.59、3.03Hz、1H)、6.91(d、J=2.78Hz、1H)、6.98−7.05(m、2H)、7.08−7.16(m、1H)、7.31−7.38(m、2H)、7.46(d、J=8.59Hz、1H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−2−メトキシフェノール(1.4g、0.0071mol)、3−フルオロベンゼンボロン酸(500mg、0004mol)、TEA(3.0mL、0.021mol)、酢酸第二銅(1.0g、0.0057mol)およびDCM(40mL、06mol)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=3.71(s、3H)、6.52(dt、J=10.36、2.40Hz、1H)、6.57−6.69(m、2H)、6.81(d、J=8.34Hz、1H)、6.99(dd、J=8.34、2.27Hz、1H)、7.04(d、J=2.27Hz、1H)、7.13(td、J=8.34、6.82Hz、1H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシフェノール(500mg、0.002mol)、フェニルボロン酸(0.73g、0.0060mol)、TEA(2.0mL、0.014mol)、酢酸第二銅(0.70g、0.0038mol)およびDCM(20mL、0.4mol)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=3.83(s、3H)、6.73(d、J=9.09Hz、1H)、6.94−7.00(m、2H)、7.07−7.15(m、2H)、7.34(dd、J=8.59、7.58Hz、2H)。
4,4,5、5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−2,6−ジメトキシフェノール{500mg、0.002mol)、フェニルボロン酸(0.65g、0.0054mol)、TEA(1.8mL、0.013mol)、酢酸第二銅(0.62g、0.0034mol)およびDCM(30mL、0.4mol)を加え100mLの乾燥機乾燥したフラスコに、反応液を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=3.77(s、6H)、6.82(s、2H)、6.86(d、J=7.83Hz、2H)、6.96−7.04(m、1H)、7.22−7.27(m、2H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−2,3−ジフルオロフェノール(1.0g、0.0048mol)、フェニルボロン酸(1.4g、0.012mol)、TEA(4.0mL、0.029mol)、酢酸第二銅(1.4g、0.0076mol)およびDCM(60mL、1mol)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=6.70(ddd、J=9.22、7.33、2.15Hz、1H)、6.95−7.02(m、2H)、7.15(t、J=7.45Hz、1H)、7.23(ddd、J=9.16、6.88、2.40Hz、1H)、7.31−7.38(m、2H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−2−メトキシ−5−メチルフェノール(500mg、0.002mol)、フェニルボロン酸(0.70g、0.0058mol)、TEA(1.9mL、0.014mol)、酢酸第二銅(0.67g、0.0037mol)およびDCM(30mL)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応混合物を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.27(s、3H)、3.79(s、3H)、6.84(s、1H)、6.88−6.96(m、2H)、7.00−7.08(m、1H)、7.15(s、1H)、7.23−7.33(m、2H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−3−メトキシフェノール(2.0g、0.0098mol)、フェニルボロン酸(3.0g、0.025mol)、TEA(8.2mL、0.059mol)、酢酸第二銅(2.9g、0.016mol)およびDCM(100mL)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=3.81(s、3H)、6.45(dd、J=8.72、2.65Hz、1H)、6.61(d、J=2.53Hz、1H)、7.01(d、J=8.34Hz、2H)、7.12(t、J=7.33Hz、1H)、7.34(t、J=7.96Hz、2H)、7.42(d、J=8.59Hz、1H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−3−クロロフェノール(2.0g、0.0096mol)、フェニルボロン酸(3.5g、0.029mol)、TEA(8.1mL、0.058mol)、酢酸第二銅(3.2g、0.017mol)およびDCM(40mL)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で24時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=6.74(dd、J=8.84、2.78Hz、1H)、6.94−7.02(m、2H)、7.06(d、J=2.78Hz、1H)、7.14(t、J=7.33Hz、1H)、7.29−7.38(m、2H)、7.48(d、J=8.84Hz、1H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−3−(トリフルオロメトキシ)フェノール(1.0g、0.0039mol)、フェニルボロン酸(1900mg、0.016mol)、TEA(3.2mL、0.023mol)、酢酸第二銅(1.3g、0.0070mol)およびDCM(40mL)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ=6.82(dd、J=8.97、2.65Hz、1H)、7.00(dd、J=2.78、1.26Hz、1H)、7.02−7.10(m、2H)、7.16−7.24(m、1H)、7.36−7.45(m、2H)、7.55(d、J=8.84Hz、1H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
100mL丸底フラスコに、フェノール、4−ブロモ−2−クロロ−(1.0g、0.0048mol)、フェニルボロン酸(2.4g、0.019mol)、酢酸第二銅(1.4g、0.0077mol)およびDCM(5000mL)を加えた。次に、TEA(4.0mL、0.029mol)を加え、反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=6.86(d、J=8.84Hz、1H)、6.94−7.07(m、2H)、7.10−7.19(m、1H)、7.30−7.41(m、3H)、7.63(d、J=2.27Hz、1H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−2−メトキシフェノール(1.0g、0.0049mol)、(2−メチルフェニル)ボロン酸(1.7g、0.012mol)、TEA(4.1mL、0.030mol)、酢酸第二銅(1.4g、0.0079mol)およびDCM(50mL)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.28(s、3H)、3.88(s、3H)、6.61(d、J=8.59Hz、1H)、6.78(d、J=8.08Hz、1H)、6.99(dd、J=8.59、2.02Hz、1H)、7.04(t、J=7.33Hz、1H)、7.09−7.17(m、2H)、7.24(d、J=7.33Hz、1H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−2−メトキシフェノール(1.0g、0.0049mol)、3−メチルベンゼンボロン酸(1.7g、0.012mol)、TEA(4.1mL、0.030mol)、酢酸第二銅(1.4g、0.0079mol)およびDCM(50mL)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.31(s、3H)、3.83(s、3H)、6.68−6.77(m、2H)、6.82(d、J=8.34Hz、1H)、6.87(d、J=7.58Hz、1H)、7.03(dd、J=8.46、2.15Hz、1H)、7.11(d、J=2.27Hz、1H)、7.17(t、J=7.83Hz、1H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェノール(500mg、0.002mol)、フェニルボロン酸(0.73g、0.0060mol)、TEA(2.0mL、0.014mol)、酢酸第二銅(0.70g、0.0038mol)およびDCM(20mL)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=6.81(dd、J=8.84、7.07Hz、1H)、6.98−7.08(m、2H)、7.19(t、J=7.45Hz、1H)、7.31−7.48(m、3H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコに、2−フルオロ−4−ブロモ安息香酸(1.0g、0.0046mol)、塩化チオニル(0.77mL、0.010mol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。過剰の塩化チオニルを留去し、残留塩化チオニルを高真空ポンプで除去した。ベンゼン(20mL、0.2mol)および三塩化アルミニウム(0.676g、0.00507mol)を反応混合物に加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=7.32−7.41(m、1H)、7.42−7.53(m、4H)、7.56−7.67(m、1H)、7.77−7.88(m、2H)。MS(ES+):m/z280.78(40)[MH+]。HPLC:tR=3.8分(Open Lynx極性_5分)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコ中、4−ブロモ−3−フルオロ安息香酸(1.0g、0.0046mol)、塩化チオニル(0.65mL、0.0089mol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。塩化チオニルを留去し、ベンゼン(20mL、0.2mol)および三塩化アルミニウム(0.576g、0.00432mol)を反応混合物に加え、反応液を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を、氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=7.45−7.55(m、3H)、7.58(dd、J=8.84、1.77Hz、1H)、7.60−7.66(m、1H)、7.70(dd、J=8.21、6.69Hz、1H)、7.75−7.82(m、2H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコ中に、ジエチル(ジフルオロメタン)ホスホネート(0.72g、0.0038mol)と次にTHF(30mL、0.4mol)を加え、フラスコを−78℃に維持した。2M LDA/THF(2mL)をゆっくり加え、反応混合物を同じ温度で45分間撹拌した。メタノン(4−ブロモフェニル)フェニル−(500mg、0.002mol)のTHF中溶液をカニューレを用いてゆっくり加え、反応液を昇温させて室温とし、2時間撹拌した。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。NaHCO3水溶液で反応停止し、1%EtOAc/ヘキサンを用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製によって、標題化合物を得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=7.05−7.16(m、2H)、7.19−7.26(m、2H)、7.26−7.37(m、3H)、7.42−7.49(m、2H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
2−ブロモ−5−フェノキシフェノール(120mg、0.45mmol)のアセトン(7mL)中溶液を撹拌しながら、それに炭酸カリウム(0.375g、2.72mol)と、次にヨードエタン(0.0724mL、0.905mol)を室温で加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、ブラインで洗浄して、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na2SO4で脱水し、濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.37(t、J=6.95Hz、3H)、3.95(q、J=7.07Hz、2H)、6.37(dd、J=8.59、2.78Hz、1H)、6.52(d、J=2.53Hz、1H)、6.90−6.97(m、2H)、7.00−7.08(m、1H)、7.22−7.30(m、2H)、7.36(d、J=8.59Hz、1H)。
1−ブロモ−2−メトキシ−4−フェノキシ−ベンゼン(100.00mg、0.35mmol)のDCM(5mL)中溶液に、三臭化ホウ素(0.16mL、1.53mmol)を−20℃でゆっくり加えた。反応液をその温度で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、ポンプで乾燥させた。粗反応混合物を、それ以上精製せずに次の段階に用いた。
2−(3−メトキシ−4−フェノキシフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン(50mg、0.0002mol)のDCM(3mL)中溶液に、三臭化ホウ素(0.145mL、0.00153mol)を−20℃でゆっくり加えた。反応液をその温度で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、ポンプで乾燥させた。粗反応混合物を、それ以上精製せずに次の段階に用いた。
4−ベンゾイルフェニルボロン酸(226.00mg、1.00mmol)およびメトキシルアミン塩酸塩(101.00mg、1.20mmol)のピリジン(5mL)およびEtOH(5mL)中溶液を125℃で24時間還流した。次に、反応液を減圧下に濃縮して粗生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。MS(ES+):m/z256.00(100)[MH+]。HPLC:tR=3.17分(Open Lynx極性_5分)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
100mL丸底フラスコ中に、4−ブロモフェノール(2.19g、12.7mmol)、2,6−ジフルオロフェニルボロン酸(1.00g、6.33mmol)、酢酸第二銅(1.4g、7.70mmol)およびDCM(50mL)を加えた。TEA(4.0mL、29.0mmol)と次に4Åモレキュラーシーブスを加え、空気風船で酸素を供給しながら、反応混合物を室温で48時間撹拌した。5%EtOAc/ヘキサンを用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製によって、標題化合物を無色油状物として得た。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
100mL丸底フラスコ中に、4−ブロモ−3−メチルフェノール(1.00g、5.35mmol)、ベンゼンボロン酸(1.30g、10.7mmol)、酢酸第二銅(1.4g、7.70mmol)およびDCM(50mL)を加えた。TEA(4.0mL、29.0mmol)と、次に4Åモレキュラーシーブス加え、反応混合物を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
100mL丸底フラスコ中に、4−ブロモフェノール(2.07g、12.0mmol)、2−ニトロフェニルボロン酸(1.00g、5.99mmol)、酢酸第二銅(1.4g、7.70mmol)およびDCM(50mL)を加えた。TEA(4.0mL、29.0mmol)と次に4Åモレキュラーシーブスを加え、反応混合物を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
100mL丸底フラスコ中に、4−ブロモフェノール(2.04g、11.8mmol)、6−フルオロ−2−メトキシフェニルボロン酸(1.00g、5.88mmol)、酢酸第二銅(1.4g、7.70mmol)およびDCM(50mL)を加えた。TEA(4.0mL、29.0mmol)と次に4Åモレキュラーシーブスを加え、反応混合物を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
100mL丸底フラスコ中に、4−ブロモ−2−クロロ−6−メチルフェノール(1.00g、4.52mmol)、ベンゼンボロン酸(1.10g、9.04mmol)、酢酸第二銅(1.4g、7.70mmol)およびDCM(50mL)を加えた。TEA(4.0mL、29.0mmol)と次に4Åモレキュラーシーブスを加え、反応混合物を室温で48時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
5−ブロモ−2−フルオロニトロベンゼン(1.10g、5.0mmol)、フェノール(0.52g、5.5mmol)およびK2CO3粉末(0.83g、5.0mmol)のDMF(10mL)中混合物を80℃で3時間撹拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をAcOEtと水との間で分配した。分離した有機層を1M HCl水溶液および飽和NaCl溶液で洗浄した。有機層をNa2SO4で脱水した後、溶媒を除去して所望の生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコ中に、2−フルオロ−4−ブロモ安息香酸(1.00g、4.25mmol)、塩化チオニル(0.77mL、0.010mol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。過剰の塩化チオニルを留去し、残留塩化チオニルをポンプで除去した。ベンゼン(20mL、0.2mol)および三塩化アルミニウム(0.676g、5.07mmol)を反応混合物に加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を、氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコ中に、4−ブロモ−3−メトキシ安息香酸(1.00g、4.33mmol)、塩化チオニル(0.77mL、0.010mol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。過剰の塩化チオニルを留去し、残留塩化チオニルをポンプで除去した。ベンゼン(20mL、0.2mol)および三塩化アルミニウム(0.676g、5.07mmol)を反応混合物に加えた。AlCl3を加えると、反応混合物は黄色に変色した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコに、4−ブロモ−3−メチル安息香酸(1.00g、4.65mmol)、塩化チオニル(0.77mL、0.010mol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。過剰の塩化チオニルを留去し、残留塩化チオニルをポンプで除去した。ベンゼン(20mL、0.2mol)および三塩化アルミニウム(0.676g、5.07mmol)を反応混合物に加えた。AlCl3を加えると反応混合物は黄色に変色した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコに、4−ブロモ−3−クロロ安息香酸(1.00g、4.25mmol)、塩化チオニル(0.77mL、0.010mol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。過剰の塩化チオニルを留去し、残留塩化チオニルをポンプで除去した。ベンゼン(20mL、0.2mol)および三塩化アルミニウム(0.676g、5.07mmol)を反応混合物に加えた。AlCl3を加えると反応混合物は黄色に変色した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
1−ブロモ−4−ヨード−ベンゼン、(1.00g、3.53mmol)、o−フェナントロリン(255mg、1.41mmol)およびシクロペンタノール(1.50g、17.44mmol)のトルエン(1.500mL)中混合物を撹拌しながら、それにヨウ化銅(I)(135.00mg、0.70mmol)およびCs2CO3(2.87g、8.83mmol)を加えた。得られた混合物を封管中15時間にわたり120℃で撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンによって溶離)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
1−ブロモ−4−ヨード−ベンゼン(1.00g、3.53mmol)、o−フェナントロリン(255mg、1.41mmol)およびシクロヘキサノール(1.770g、17.67mmol)のトルエン(1.500mL)中混合物を撹拌しながら、それにヨウ化銅(I)(135mg、0.707mmol)およびCs2CO3(2.879g、8.837mmol)を加えた。得られた混合物を封管中15時間にわたり120℃で撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンによって溶離)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δ1.32−1.65(m、6H)、1.77−1.86(m、2H)、1.94−2.03(m、2H)、4.24−4.37(m、1H)、6.81−6.90(m、2H)、7.36−7.41(m、2H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って、5−ブロモ−1−フェニル−1H−ベンゾイミダゾールから製造した。
ホウ素化の一般手順II:1−クロロ−2−ニトロ−4−フェノキシベンゼン(58.00mg、0.2323mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(76.70mg、0.3020mmol)および酢酸カリウム(79.80mg、0.8131mmol)の1,4−ジオキサン(5.00mL)中混合物を撹拌しながら、それに1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン塩酸塩(15.0mg、0.035mmol)および酢酸パラジウム(II)(4.0mg、0.02mmol)を加えた。得られた混合物を80℃で窒素下に15時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をシリカゲル層カラム(5%EtOAc/ヘキサン)に通して、無機塩を除去した。カラムからの分画を合わせ、ロータリーエバポレータ留去を行って粗取得物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
4−クロロ−3−ニトロフェノール(2.0g、0.012mol)、フェニルボロン酸(3.5g、0.029mol)、TEA(9.6mL、0.069mol)、酢酸第二銅(3.3g、0.018mol)およびDCM(100mL、2mol)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で48時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法IIに従って製造した。
3−エチル−4−クロロフェノール(20g、0.013mol)、フェニルボロン酸(4.7g、0.038mol)、TEA(11mL、0.077mol)、酢酸第二銅(4.2g、0.023mol)およびDCM(60mL、0.9mol)を100mLの乾燥機乾燥したフラスコに加え、反応液を室温で24時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法IIに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコに、2−メトキシ−4−クロロ安息香酸(1.0g、0.0054mol)、塩化チオニル(0.77mL、0.010mol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。塩化チオニルを留去し、ベンゼン(20mL、0.2mol)および三塩化アルミニウム(0.676g、0.00507mol)を反応混合物に加え、反応液を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=3.74(s、3H)、7.00(d、J=1.77Hz、1H)7.05(dd、J=8.08、1.77Hz、1H)、7.32(d、J=8.08Hz、1H)、7.41−7.48(m、2H)、7.54−7.60(m、1H)、7.74−7.83(m、2H)。MS(ES+):m/z246.83(100)[MH+]。HPLC:tR=3.66分(Open Lynx極性_5分)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法IIに従って製造した。
(4−クロロ−フェニル)−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メタノール(70.00mg、0.30mmol)のDCM(10mL)中溶液を撹拌しながら、それにNaHCO3(259.4mg、3.08mmol)およびデス−マーチンペリヨージナン(196.4mg、0.46mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%AcOEt/ヘキサンで溶離)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δ1.52−2.02(m、6H)、3.65−3.77(m、1H)、4.04−4.17(m、1H)、4.82−4.88(m、1H)、7.54(d、J=8.50Hz、2H)、8.02(d、J=8.50Hz、2H)。
テトラヒドロ−ピラン−2−カルボアルデヒド(114.00mg、1.00mmol)のTHF(10mL)中溶液を撹拌しながら、それに4−クロロフェニルマグネシウムブロマイド(1.0Mジエチルエーテル中溶液、1.5mL、1.50mmol)を−78℃で加えた。混合物を−78℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(20%AcOEt/ヘキサンで溶離)によって精製した。
4−メルカプトフェニルボロン酸(20.7mg、0.135mmol)のDCM(2.00mL)中混合物を撹拌しながら、それにジヒドロピラン(0.06140mL、0.6730mmol)およびp−トルエンスルホン酸ピリジニウム(3.38mg、0.0135mmol)を0℃で加えた。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去して粗生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法IIに従って製造した。
(4−クロロフェニル)ジヒドロキシボラン(524.0mg、3.351mmol)、2−アミノシクロヘキサノール塩酸塩(42mg、0.28mmol)およびヨウ化ニッケル(87.3mg、0.279mmol)のi−PrOH(10.00mL)中混合物を撹拌しながら、それにナトリウムヘキサメチルジシラザン(1.075g、5.864mmol)を0℃で加えた。次に、混合物を室温で5分間撹拌してから、2−(ブロモメチル)テトラヒドロ−2−H−ピラン(500.00mg、2.79mmol)を注射器によって加えた。得られた混合物を60℃で5時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%AcOEt/ヘキサン)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δ1.20−1.34(m、1H)、1.43−1.62(m、4H)、1.75−1.85(m、1H)、2.61−2.80(m、2H)、3.36−3.54(m、2H)、3.85−3.95(m、1H)、7.12−7.32(m、4H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
(4−ブロモフェニル)フェニルメタノン(0.750g、2.87mmol)の脱水THF(25.00mL)中溶液を撹拌しながら、それに−78℃でメチルマグネシウムブロマイドのTHF中溶液(3.00M、1.91mL)を注射器によって加えた。得られた混合物を−78℃で2時間撹拌した。−78℃で飽和NH4Cl水溶液10mLで反応停止し、昇温させて室温とした。生成物をEtOAc(2回)およびブライン(2回)で抽出した。水層をDCMで数回逆抽出した。有機層を合わせ、脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。1H NMR(400MHz、CDCl3):δ1.90(3H、s)7.19−7.33(5H、m)7.33−7.43(4H、m)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコに、4−ブロモ−2−ニトロ−安息香酸(1.33g、0.0054mol)、塩化チオニル(0.77mL、0.010mol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。塩化チオニルを留去し、ベンゼン(20mL)および三塩化アルミニウム(0.676g、0.0051mol)を反応混合物に加え、反応液を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
乾燥機乾燥したフラスコに、4−ブロモ−ナフタレン−1−カルボン酸(1.36g、0.0054mol)、塩化チオニル(0.77mL、0.010mol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。塩化チオニルを留去し、ベンゼン(20mL)および三塩化アルミニウム(0.676g、0.0051mol)を反応混合物に加え、反応液を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4−ベンゾイルフェニルボロン酸(226.00mg、1.00mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(84.00mg、1.20mmol)のピリジン(5mL)およびEtOH(5mL)中溶液を125℃で24時間還流した。反応液を減圧下に濃縮して粗生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。MS(ES+):m/z241.89(100)[MH+]。HPLC:tR=2.56分(Open Lynx極性_5分)。
トリフルオロ−メタンスルホン酸4−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−フェニルエステル(117.00mg、0.34mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(112.9mg、0.44mmol)およびAcOK(117.5mg、1.197mmol)の1,4−ジオキサン(9.00mL、115mmol)中混合物を撹拌しながら、それに(1,1′−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)パラジウムジクロライド(10mg、0.02mmol)を加えた。得られた混合物を80℃で窒素下に3時間撹拌し、LCMSは原料が消費されていることを示した。次に、この混合物を短いシリカゲルカラムに通して不溶物を除去した。次に、溶媒を減圧下に除去して粗生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
4−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−フェノール(0.850g、0.0040mol)およびTEA(1mL、0.007mol)のDCM(10mL)中溶液を氷浴で冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.81mL、0.0048mol)を入れた。得られた混合物を1時間撹拌しながら、ゆっくり昇温させて室温とした。飽和NaHCO3水溶液で反応停止し、追加のDCMで希釈し、ブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で脱水し、濃縮して粗生成物を得て、それをフラッシュクロマトグラフィー(5%EtOAc/ヘキサンで溶離)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
エチルマグネシウムクロライド(153.1mg、1.723mmol)のTHF(10.0mL、123mmol)中溶液を撹拌しながら、それに二塩化亜鉛(47.0mg、0.345mmol)を室温で加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物に、THF(5mL)中の(4−ブロモフェニル)フェニルメタノン(300.00mg、1.1489mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(2%EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法IIに従って製造した。
(4−クロロフェニル)ジヒドロキシボラン(524.0mg、3.351mmol)、2−アミノシクロヘキサノール塩酸塩(42mg、0.28mmol)およびヨウ化ニッケル(87.3mg、0.279mmol)のi−PrOH(10.00mL)中混合物を撹拌しながら、それにナトリウムヘキサメチルジシラザン(1.075g、5.864mmol)を0℃で加えた。次に、混合物を室温で5分間撹拌してから、2−ブロモメチル−テトラヒドロフラン(460.00mg、2.80mmol)を注射器によって加えた。得られた混合物を60℃で5時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%AcOEt/ヘキサン)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
文献(Chemical Communications,2005(5),654−656)における方法に従って製造した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法IIに従って製造した。
1−アミノ−5−クロロ−2−フェノキシベンゼン(1.00g、4.55mmol)、ギ酸(0.34mL、9.10mmol)、TBTU(1.46g、4.55mmol)、DIEA(2.38mL、13.6mmol)およびDCM(20mL)の混合物を室温で2時間撹拌した。溶液を分液漏斗に移し、飽和NaHCO3水溶液20mLを加え、混合物をDCMで抽出した。有機層を合わせ、脱水した(Na2SO4)。溶媒を減圧下に除去して粗残留物を得て、それを5%EtOAc/ヘキサンで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
フェニルボロン酸(1.20g、9.85mmol)および4−ブロモ−2−メトキシフェノール(1.00g、4.92mmol)のDCM(50.00mL)中混合物を撹拌しながら、それに酢酸第二銅(1.34g、7.39mmol)、粉末4ÅモレキュラーシーブスおよびTEA(3.43mL、24.6mmol)を室温で加えた。得られた混合物を室温で大気圧下に24時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%EtOAc/ヘキサン)によって精製した。1H NMR(400MHz、MeOD)δppm3.81(s、3H)、6.84−6.95(m、3H)、7.01−7.15(m、2H)、7.25−7.36(m、3H)。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
フェニルボロン酸(1.20g、9.85mmol)および4−ブロモ−2−フルオロフェノール(0.94g、4.92mmol)のDCM(50.00mL)中混合物を撹拌しながら、それに酢酸第二銅(1.34g、7.39mmol)、粉末4ÅモレキュラーシーブスおよびTEA(3.43mL、24.6mmol)を室温で加えた。得られた混合物を室温で大気圧下に24時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
フェニルボロン酸(1.20g、9.85mmol)および4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェノール(1.18g、4.92mmol)のDCM(50.00mL)中混合物を撹拌しながら、それに酢酸第二銅(1.34g、7.39mmol)、粉末4ÅモレキュラーシーブスおよびTEA(3.43mL、24.6mmol)を室温で加えた。得られた混合物を室温で大気圧下に24時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1.3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
2−クロロ−フェニルボロン酸(1.54g、9.85mmol)および4−ブロモ−2−メトキシフェノール(1.00g、4.92mmol)のDCM(50.00mL)中混合物を撹拌しながら、それに酢酸第二銅(1.34g、7.39mmol)、粉末4ÅモレキュラーシーブスおよびTEA(3.43mL、24.6mmol)を室温で加えた。得られた混合物を室温で大気圧下に48時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法IIに従って製造した。
(4−クロロフェニル)−(3−フルオロフェニル)−メタノン(200mg、0.717mmol)のTHF(6mL)中溶液を撹拌しながら、それに1.4Mメチルマグネシウムブロマイド/THF(1.8mL、2.5mmol)を−78℃で加えた。反応液を−78℃で4時間撹拌した。−78℃にて飽和NaHCO3水溶液で反応停止した。粗取得物をDCMで抽出し、減圧下に濃縮して標題化合物を無色油状物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
乾燥機乾燥したフラスコに、3−フルオロ安息香酸(1.00g、7.14mmol)、塩化チオニル(3mL、41.1mmol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流し、過剰の塩化チオニルを留去し、残留塩化チオニルをポンプで除去した。クロロベンゼン(5mL、50mmol)および三塩化アルミニウム(1.050g、7.85mmol)を反応混合物に加えた。AlCl3を加えると反応混合物は黄色に変色した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−フェニルメタノン(200mg、0.717mmol)のTHF(6mL)中溶液を撹拌しながら、それに1.4Mメチルマグネシウムブロマイド/THF(1.8mL、2.5mmol)を−78℃でゆっくり加えた。反応液を−78℃で4時間撹拌した。−78℃にて飽和NaHCO3水溶液で反応停止した。粗取得物をDCMで抽出し、減圧下に濃縮して標題化合物を無色油状物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−フェニルメタノン(200mg、0.727mmol)のTHF(6mL)中溶液を撹拌しながら、それに1.4Mメチルマグネシウムブロマイド/THF(1.8mL、2.5mmol)を−78℃でゆっくり加えた。反応液を−78℃で4時間撹拌した。−78℃にて飽和NaHCO3水溶液で反応停止した。粗取得物をDCMで抽出し、減圧下に濃縮して標題化合物を無色油状物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
(4−ブロモ−3−メトキシフェニル)−フェニルメタノン(200mg、0.687mmol)のTHF(6mL)中溶液を撹拌しながら、それに1.4Mメチルマグネシウムブロマイド/THF(1.8mL、2.5mmol)を−78℃でゆっくり加えた。反応液を−78℃で4時間撹拌した。−78℃にて飽和NaHCO3水溶液で反応停止した。粗取得物をDCMで抽出し、減圧下に濃縮して標題化合物を無色油状物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って製造した。
(4−ブロモ−3−クロロフェニル)−フェニルメタノン(200mg、0.677mmol)のTHF(6mL)中溶液を撹拌しながら、それに1.4Mメチルマグネシウムブロマイド/THF(1.8mL、2.5mmol)を−78℃でゆっくり加えた。反応液を−78℃で4時間撹拌した。−78℃にて飽和NaHCO3水溶液で反応停止した。粗取得物をDCMで抽出し、減圧下に濃縮して標題化合物を無色油状物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法IIに従って製造した。
(4−クロロフェニル)−(2−フルオロフェニル)−メタノン(200mg、0.717mmol)のTHF(6mL)中溶液を撹拌しながら、それに1.4Mメチルマグネシウムブロマイド/THF(1.8mL、2.5mmol)を−78℃でゆっくり加えた。反応液を−78℃で4時間撹拌した。−78℃にて飽和NaHCO3水溶液で反応停止した。粗取得物をDCMで抽出し、減圧下に濃縮して標題化合物を無色油状物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
乾燥機乾燥したフラスコに、2−フルオロ安息香酸(1.00g、7.14mmol)、塩化チオニル(3mL、41.1mmol)およびDMF 1滴を加え、反応液を2時間還流した。過剰の塩化チオニルを留去し、残留塩化チオニルをポンプで除去した。クロロベンゼン(5mL、50mmol)および三塩化アルミニウム(1.050g、7.85mmol)を反応混合物に加えた。AlCl3を加えると反応混合物は黄色に変色した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を、氷および濃HCl(15mL)に投入した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を5%NaOH水溶液、水で洗浄し、脱水した(Na2SO4)。有機相を減圧下に濃縮して残留物を得て、それを2%EtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法IIに従って製造した。
(4−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−フェニル−メタノン(180mg、0.687mmol)のTHF(6mL)中溶液を撹拌しながら、それに1.4Mメチルマグネシウムブロマイド/THF(1.8mL、2.5mmol)を−78℃でゆっくり加えた。反応液を−78℃で4時間撹拌した。−78℃にて飽和NaHCO3水溶液で反応停止した。粗取得物をDCMで抽出し、減圧下に濃縮して標題化合物を無色油状物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って、[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−エチル]−ジエチル−アミンから製造した。
4−ブロモフェノール(0.870g、5.00mmol)、2−クロロ−N,N−ジエチルエタンアミン塩酸塩(090mg、5.24mmol)およびCs2CO3(8g、25mmol)をDMF(20mL)中で合わせ、混合物を終夜加熱還流した。H2O(20mL)を加え、混合物をEtOAcで抽出し、2N NaOHおよびブラインで洗浄した。有機層を合わせ、Na2SO4で脱水し、濃縮して褐色油状物を得て、それをフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:20%EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って、[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−エチル]−ジメチル−アミンから製造した。
(2−クロロ−エチル)−ジメチルアミン塩酸塩を用いた以外は[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−エチル]−ジエチル−アミンについて前述したものと同様の手順に従って製造した。
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチル−4−フェノキシ−フェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造について前述のホウ素化の一般法Iに従って、[2−(3−ブロモ−フェノキシ)−エチル]−ジメチル−アミンから製造した。
3−ブロモフェノール(0.870g、5.00mmol)、(2−クロロ−エチル)−ジメチルアミン塩酸塩(0.792g、5.50mmol)およびCs2CO3(8g、25mmol)をDMF(20mL)中で合わせ、混合物を終夜加熱還流した。H2O(20mL)を加え、混合物をEtOAcで抽出し、2N NaOHおよびブラインで洗浄した。有機層を合わせ、Na2SO4で脱水し、濃縮して褐色油状物を得て、それをフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:20%EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
1−boc−4−ヒドロキシピペリジン(32.2g、0.160mol)のDCM(400mL)中溶液に、TEA(26.8mL、0.192mol)、メタンスルホニルクロライド(13.6mL、0.176mol)、DMAP(0.20g、0.0016mol)を窒素雰囲気下に0℃で加えた。得られた混合物をゆっくり昇温させて室温とし、同じ温度で終夜撹拌した。混合物を飽和NaHCO3水溶液(80mLで3回)、ブライン(80mLで2回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾液を濃縮して、粗4−メタンスルホニルオキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル44.7gを白色固体として得た(収率:100%)。1H−NMR(CDCl3、400MHz):δ1.47(s、9H)、1.80−1.85(m、2H)、1.95−1.99(m、2H)、3.05(s、3H)、3.28−3.34(m、2H)、3.68−3.74(m、2H)、4.89(m、1H)ppm。その生成物を、それ以上精製せずに次の段階に用いた。
タンパク質チロシンキナーゼの阻害薬としての本発明の実施例、式Iの化合物の効力を、多くの薬理学的イン・ビトロアッセイによって示し、確認した。下記のアッセイおよびそれらの個々の方法を、本発明による化合物で行うことができる。式Iの化合物が有する活性を、イン・ビボで示すことができる。
本発明は、少なくとも1種類の好適な賦形剤および/または担体を含むか含まず、別の活性薬剤を含むか含まない、治療上有効量の本発明の活性薬剤/化合物から製剤された医薬組成物を包含する。
本発明は、他の活性薬剤を含んでも良い効果的な治療全体で、治療上有効量で1以上の本発明の活性薬剤/化合物を投与する段階を有する、活性などの非受容体タンパク質キナーゼ活性のようなタンパク質キナーゼ活性を阻害する方法を含む。
文脈において別段の断りがない限り、下記の略称を用いることができる。
BOC:t−ブチルオキシカルボニル
CBZ:カルボベンジルオキシ
CDCl3:重水素化クロロホルム
CD3OD:重水素化メタノール
CHCl3:クロロホルム
DCM:塩化メチレン
DIEA:N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMAP:4−ジメチルアミノピリジン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
EDCIまたはEDC:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
EtOAc:酢酸エチル
EtOH:エタノール
Fmoc:フルオレンメチルオキシカルボニル
HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
HPLC:高速液体クロマトグラフィー
LC/MS:液体クロマトグラフィー質量分析
MS:質量分析
MeCN:アセトニトリル
MeOH:メタノール
TBTU:O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
TEA:トリエチルアミン
TFA:トリフルオロ酢酸
THF:テトラヒドロフラン
TLC:薄層クロマトグラフィー
d:日
RTまたはrt:室温
tR:保持時間。
セクションのタイトルや小タイトルはいずれも、それを読む者の利便性または形式上の基準順守を目的としたものであって、本発明を限定するものではない。
Claims (25)
- 下記式Iによる化合物または該化合物の製薬上許容される塩
AはCHまたはNであり;
Q1は−X1−Y1−Z1であり;
またはQ1は、
X1は、1以上の独立に選択されるG1基によって置換されていることができる5−10環状基であり;
Y1は、>C(R2)R3、>C(OR2)R3、>C=O、>C=C(R2)R3、>C=NR2、>C=NOR2、>NR2、>O、>S(O)mまたは単結合から選択され;
Z1は、5−10環状基またはC1−6アルコキシから選択され、それらのいずれも1以上の独立に選択されるG1基によって置換されていることができ;
Yが>Oであり、R1がシクロブチルである場合、XまたはZのうちの少なくとも一つが置換されており;
G1の各場合は独立に、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−NO2、C1−6アルキル、3−6環状基C0−6アルキル、−OR4、−NR4R5、−C(O)R4、−C(O)NR4R5、−C(O)OR4または−NR4C(O)R5から選択され、それらのいずれも1以上の独立に選択されるG2基で置換されていることができ;
G2の各場合は独立に、ハロ、−CN、−OH、−NH2、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3またはC1−6アルキルから選択され、それらのいずれも、ハロ、−CN、−OH、−NH2、C1−6アルキル(下記のいずれも部分的または完全にハロゲン化されていることができる。)、−OC1−6アルキルまたは−N(C1−6アルキル)C1−6アルキルから独立に選択される1以上の基で置換されていることができ;
G3の各場合は独立に、ハロ、オキソ、−CN、−CF3、−OCF3、C1−6アルキル、3−6環状基C0−6アルキル、−OR8、−NR8R9、−C(O)R8、−C(O)NR8R9、−C(O)OR8、−NR8C(O)R9、−(CR8R9)nNR6R7、−(CR8R9)nOR6、−NR8C(O)OR9、−O(CR8R9)nNR6R7、−N(CR8R9)nOR6または−(CR8R9)nNR6C(O)OR7から選択され、それらのいずれも1以上の独立に選択されるG2置換基によって置換されていることができ;
R1は、−SR2、C1−6アルキル、5,6−二環式アリールまたは3−6環状基から選択され、それらのいずれも、1以上の独立に選択されるG3基によって置換されていることができ;
R2およびR3の各場合は独立に、H、ハロまたはC1−6アルキルから選択され;
R4、R5、R6、R7、R8、R9の各場合は独立に、H、C1−6アルキルまたは3−6環状基C0−6アルキルから選択され;R4/R5、R6/R7、R8/R9のいずれのペアも、それらが結合している原子とともに、O、N(C0−3アルキル)またはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができる3−6環状基を形成していることができ;
各mは独立に、0から2から選択され;
各nは独立に、0から4から選択される。]。 - X1が、1から3個の独立に選択されるG1基によって置換されていることができるフェニルであり;
Z1が、1から3個の独立に選択されるG1基によって置換されていることができるフェニルであり;
G1の各場合が独立に、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−NO2、C1−4アルキル、フェニルC0−3アルキル、5−6ヘテロアリールC0−3アルキル、−OR4、−NR4R5、−C(O)R4、−C(O)NR4R5、−C(O)OR4または−NR4C(O)R5から選択され、それらのいずれも、1から3個の独立に選択されるG2基によって置換されていることができ;
G2の各場合が独立に、ハロ、−CN、−OH、−NH2、オキソ、−CF3、−OCF3またはC1−4アルキルから選択され、それらのいずれも、ハロ、−CN、−OH、−NH2、C1−4アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)、−N(C1−6アルキル)C1−6アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)または−OC1−4アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)から独立に選択される1から3個の基によって置換されていることができ;
G3の各場合が独立に、ハロ、オキソ、−CN、−CF3、−OCF3、C1−4アルキル、5−6複素環C0−3アルキル、フェニルC0−3アルキル、−OR8、−NR8R9、−C(O)R8、−C(O)NR8R9、−C(O)OR8、−NR8C(O)R9、−(CR8R9)nNR6R7、−(CR8R9)nOR6、−NR8C(O)OR9、−O(CR8R9)nNR6R7、−N(CR8R9)nOR6または−(CR8R9)nNR6C(O)OR7から選択され、それらのいずれも、1から3個の独立に選択されるG2置換基によって置換されていることができ;
R1が、C3−12アルキル、3−6シクロアルキル、フェニル、5−6複素環から選択され、それらのいずれも、1から3個の独立に選択されるG3基によって置換されていることができ;
R4およびR5の各場合が、H、C1−4アルキル、5−6環状基C0−3アルキルから独立に選択されることができ;
各nが独立に、0から3から選択される、請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。 - AがCHであり;
X1が、1から2個の独立に選択されるG1基によって置換されていることができるフェニルであり;
Y1が、>O、>C(O)、>NH、>N(CH3)、>C(OR2)(R3)、>C(R2)(R3)、S(O)mから選択され;
Z1が、1から2個の独立に選択されるG1基によって置換されていることができるフェニルであり;
G1の各場合が独立に、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−NO2、C1−4アルキル、−OR4、−NR4R5、−C(O)R4、−C(O)NR4R5、−C(O)OR4または−NR4C(O)R5から選択され、それらのいずれも、1から2個の独立に選択されるG2基によって置換されていることができ;
G2の各場合が独立に、ハロ、−CN、−OH、−NH2、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3またはC1−4アルキルから選択され;
R1が、フェニル、5−6ヘテロアリール、3−6シクロアルキルまたはC3−6アルキルから選択され、それらのいずれも、1から2個の独立に選択されるG3基によって置換されていることができ;
R2およびR3の各場合が独立に、H、ハロまたはC1−3アルキルから選択され;
R4およびR5の各場合が独立に、HまたはC1−4アルキルから選択され;
R8、R7、R8、R9の各場合が独立に、HまたはC1−4アルキルから選択され;R8/R9またはR8/R7のペアのいずれも、それらが結合している原子とともに、O、N(C0−3アルキル)またはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができる3−6環状基を形成していることができ;
各nが独立に、0から2から選択される請求項1から2のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。 - X1が、−OH、C1−3アルキル、ハロ、C1−3アルコキシまたはNH2のうちの1から2個によって置換されていることができるフェニルであり;
Y1が、>S、>O、>C(O)、>C(OR2)R3または>C(R2)R3から選択され;
Z1が、独立にハロ、メチル、−OHまたはNH2から選択される1から2個によって置換されていることができるフェニルであり;
R1が、5−6ヘテロアリール、フェニルまたは3−6シクロアルキルから選択され、それらのいずれも、独立に−OH、−C(O)NH2、C1−2アルキル、−(CH2)0−2NH2、−C1−2アルコキシNH2またはピペラジン−1−イルから選択される1から2個で置換されていることができ、いずれのアミン水素またはヒドロキシ水素もメチル、エチルまたは−(CH2)2N(CH3)2で置き換わっていることができ;
R2およびR3の各場合が独立に、H、ハロ、メチルまたはOHから選択される、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。 - AがCHであり;
X1が、ハロ、NH2、エトキシまたはメトキシのうちの1から2個で置換されていることができるフェニルであり;
R2およびR3が、独立にH、ハロ、ヒドロキシまたはメチルから選択され;
Z1が、ハロ、−OHまたはNH2のうちの1から2個によって置換されていることができるフェニルであり;
R1が、独立にメチル、ヒドロキシ、アミノメチルまたはヒドロキシメチルから選択される1から2個で置換されていることができるC4−6シクロアルキルである、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。 - X1が、独立にハロ、NH2またはメトキシから選択される1から2個で置換されていることができるフェニルであり;
Y1が、>O、>C(OR2)R3または>C(R2)R3から選択され;
R2およびR3が独立にH、Fまたはメチルから選択され;
Z1がフェニルである、請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。 - G1の各場合が独立に、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、C1−6アルキル、フェニルC0−6アルキル、5−6ヘテロアリールC0−6アルキル、−OR4、−NR4R5、−C(O)R4、−C(O)NR4R5、−C(O)OR4、−NR4C(O)R5から選択され、それらのいずれも1以上の独立のG2置換基で置換されていても良く;
G2の各場合が、独立にハロ、−CN、−OH、−NH2、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルまたはC1−4アルキルから選択されることができ、それらのいずれも、独立にハロ、−CN、−OH、−NH2、C1−4アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)または−OC1−4アルキル(部分的または完全にハロゲン化されていても良い)から選択される1から3個の基によって置換されていることができる、請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。 - R1が、1から2個の独立のヒドロキシまたはメチルで置換されていることができるシクロブチルである請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- R1が、置換されていても良い3−6シクロアルキルである請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- R1がシクロヘキシルまたはフェニルであり、そのいずれも4−メチルピペラジン−1−イル、−(CH2)1−3N(CH2)2または−O(CH2)1−3N(CH2)2で置換されていても良い、請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- R1がフェニルまたは5−6ヘテロアリールであり、そのいずれもG3によって置換されていても良い、請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- R1が4−6複素環である請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- 各G3が独立に、ハロ、−CN、−CF3、C1−12アルキル、複素環アルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、−OR4、−NR4R5、−C(O)R4、−C(O)NR4R5、−C(O)OR4、−NR4C(O)R5、−(CR4R5)nNR6R7、−(CR4R5)nOR6、−NR4C(O)OR5または−(CR4R5)nNR6C(O)OR7から選択され、それらのいずれも1から3個の独立のG2置換基で置換されていても良い、請求項1から14のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- R2およびR3の各場合が独立に、H、ハロまたはC1−3アルキルから選択される、請求項1から15のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- 実施例1から297のうちのいずれかから選択される請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- 実施例90、92、94、106、106B、108、118、122、125、126、130、134、141、147、148、153、155、233、234、236、238、259のうちのいずれかから選択される請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- 実質的に純粋な形態で存在する請求項1から20のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- ACK1に対して約0.5μM以下の生化学IC50を有する請求項1から21のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- ACK1に対して約1.0μM以下の生化学IC50を有する請求項1から21のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
- 1以上の製薬上許容される担体を用いてまたは用いずに製剤された、請求項1から23のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩を含む医薬組成物。
- 処置を必要とする患者に対して、別の活性薬剤とともに、または別の活性薬剤を伴わずに、有効量の請求項1から23のうちのいずれか1項に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩を投与する段階を有する、ACK1が介在する癌の治療方法。
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