JP2011517696A5 - - Google Patents

Claims (23)

1. 細胞の増殖を支持するための膜であって、
   前記膜は非生物分解性かつ多孔性であり、
   孔の径が約０．２μｍ〜０．５μｍであり、
   該膜の孔密度が約１×１０⁷〜３×１０⁸孔／ｃｍ²であり、
   さらに前記膜上に網膜派生細胞の層を有する、
   細胞の増殖を支持するための膜。
2. 前記膜の水力学的膜コンダクタンスが５０×１０^-10ｍ ｓｅｃ^-1 Ｐａ^-1超である、請求項１に記載の膜。
3. 前記膜が、分解されることなく、ガンマ線照射、エチレンオキシド、オートクレーブまたはＵＶ滅菌により滅菌されてよい、請求項１又は２に記載の膜。
4. 前記膜が、超音波シール、高周波シールまたはインサート成形により密封されてよい、請求項１〜３のいずれか１項に記載の膜。
5. 約１１μｍの最大厚を有する、請求項１〜４のいずれか１項に記載の膜。
6. 約１．５ｍｇ／ｃｍ²の最大重量を有する、請求項１〜５のいずれか１項に記載の膜。
7. 前記膜が親水性である、請求項１〜６のいずれか１項に記載の膜。
8. 前記膜が４〜８のｐＨを有する、請求項１〜７のいずれか１項に記載の膜。
9. 前記膜が少なくとも一方の面において被覆を有する、請求項１〜８のいずれか１項に記載の膜。
10. 前記被膜がラミニン、マトリゲルフィブロネクチンまたはＰＬＧＡである、請求項９に記載の膜。
11. 前記被覆成分に結合した薬理学的または生物学的作用物質を有する、請求項９または１０に記載の膜。
12. 前記細胞がヒト網膜色素上皮細胞である、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の膜。
13. 前記細胞が不死化細胞である、請求項１２に記載の膜。
14. 前記膜がポリエステル、ポリウレタン、ポリウレア−ウレタン、ポリアミド、ポリエーテル−エステル、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリ（テトラフルオロエテン）、ポリシロキサン、ポリオレフィンおよびポリオキシメチレンから選択される親水性ポリマーより製造される、請求項１〜１３のいずれか１項に記載の膜。
15. 前記細胞がヒト胚の破壊以外の手段によって得られたものである、請求項１〜１４のいずれか１項に記載の膜。
16. 細胞のコロニーを支持するための、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の膜。
17. 治療用である、請求項１〜１６のいずれか１項に記載の膜。
18. 前記細胞が自己由来である、請求項１７に記載の膜。
19. 加齢黄斑変性の治療用である、請求項１７または１８に記載の膜。
20. 細胞の増殖を支持するための膜であって、
    前記膜は、実質的に非生物分解性かつ多孔性であり、
    約１１μｍの最大厚を有し、
    該膜の孔密度が約１×１０⁷〜３×１０⁸孔／ｃｍ²である、
    細胞の増殖を支持するための膜。
21. 細胞の増殖を支持するための膜であって、
    前記膜は、糖タンパク質を含有する被覆により少なくとも一方の面がコーティングされた、実質的に非生物分解性かつ多孔性の支持層を有し、
    前記支持層の孔密度が約１×１０⁷〜３×１０⁸孔／ｃｍ²である、
    細胞の増殖を支持するための膜。
22. 前記糖タンパク質がラミニン−１である、請求項２１に記載の膜。
23. 膜上に細胞を播種する方法であって、該細胞を該膜上に２０００００細胞／ｃｍ²以上の密度で播種する工程を含み、
    前記膜の孔密度が約１×１０⁷〜３×１０⁸孔／ｃｍ²である、
    膜上に細胞を播種する方法。