JP2011515935A - 回路装置の作動のための方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)の出力側が所定の少なくとも1つの共通の負荷(R_L)に割当てられ、前記各スイッチング素子の出力側(OUT1,OUT2,OUT3)から有効信号(I_L1,I_L2,I_L3)が切換位置に応じて得られるようにそれぞれ構成されている回路装置の作動方法及び装置に関している。この場合1つまたは複数の検出ステップにおいて少なくとも1つの共通の負荷の駆動制御のスイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が、前記各スイッチング素子に割当てられる有効信号(I_L1,I_L2,I_L3)の典型的なセンサ信号が予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)に存するように変更され、各センサ信号がその値範囲になるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が求められて記憶される。

Description

本発明は、出力側が所定の少なくとも1つの共通の負荷に割当てられかつ少なくとも1つの共通の負荷のスイッチング素子の出力側から有効信号が切換位置に応じて得られるようにそれぞれ構成されている、複数のスイッチング素子を備えた回路装置の作動のための方法及び装置に関している。
この種のスイッチング素子としては例えばスマートスイッチング素子が挙げられる。このスマートスイッチング素子は、少なくとも1つのスイッチと、該少なくとも1つのスイッチに対応付けられた監視ユニットとを有する短絡保護されたスイッチング素子である。前記監視ユニットは、熱監視を介して過電流が通流した際のスイッチの遮断を行うものである。このスマートスイッチング素子は、例えば少なくとも1つのセンシング出力側を含んでおり、このセンシング出力側を用いて、例えばセンサ電流として形成されるセンサ信号が機能し得る。このセンサ信号とは、実質的にはそれに係わるスイッチに流れた電流を表すものである。センサ信号は、有利にはそれを表す、スイッチに流れた負荷電流よりも、所定の係数分だけ小さい。(例えば1/1000)。
本発明が基礎としている課題は、確実でかつ信頼性の高い、回路装置の作動方法及び作動装置を提供することにある。
前記課題は独立請求項の特徴部分に記載された本発明によって解決される。また本発明の別の有利な構成例は従属請求項にも記載されている。
本発明は、出力側が所定の少なくとも1つの共通の負荷に割当てられている、複数のスイッチング素子を備えた回路装置の作動方法とこれに対応する装置において際だっている。この複数のスイッチング素子は、それぞれ次のように構成されている。すなわち、少なくとも1つの共通の負荷のスイッチング素子の出力側から有効信号が切換位置に応じて得られるように構成されている。1つ又は複数の検出ステップにおいて、少なくとも1つの共通の負荷の駆動制御のためのスイッチオンされたスイッチング素子の少なくとも1つの選択が、前記各スイッチング素子に対応付けられる前記各スイッチング素子の有効信号の典型的なセンサ信号がその予め設定された値範囲に存するようになるまで変更される。この場合はそれぞれのセンサ信号がその予め設定された値範囲になる、スイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が求められて記憶される。
スイッチオンされるスイッチング素子の選択をそのつど求めることにより、非常に高い信頼性のもとでそれぞれのセンサ信号をその予め設定された値範囲に設定できるようになる。これにより、それぞれのセンサ信号の検出が非常に高い信頼性のもとで可能となる。それに伴ってそれぞれのセンサ信号の値とそれぞれの有効信号の値も非常に正確に求めることが可能になる。
スイッチオンされるスイッチング素子のそのつどの選択を求めるためには、1つまたは複数の検出ないし検出ステップが必要とされる。例えば各スイッチング素子のスイッチオンの期間において、有効信号の経過が所定の定常状態の値にまだ達していないときには、スイッチオンされるスイッチング素子の選択が2つ以上求められて記憶されてもよい。その際にはそれぞれの選択が、有利にはそれぞれのセンサ信号がその予め設定された値範囲にある所定の期間ないし所定の時間区分に割当てられる。
有利には、スイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が、所定の期間の間求められる。有利にはこの所定の期間は、それぞれの有効信号がまだ所定の定常状態の値に達していないような経過も含む。この期間は、例えば予め設定されてもよいし、次のことによって求めてもよい。すなわちスイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択を、有効信号の値がもはや変更されなくなるまで行うことによって求めてもよい。
予め定められる前記予め設定された値範囲は例えば測定領域であってもよい。それにより、有効信号を表すセンサ信号は、その値が所定の値範囲内にある限り、非常に正確にかつ高い信頼性のもとで求めることができる。これにより、エラーの生じた共通の負荷を特に高い信頼性のもとで求めることが可能になり、さらに回路装置の損傷を非常に確実に回避することができるようになる。
本発明の有利な構成例によれば、スイッチング素子の駆動制御のスタート時点に関する所定の時間区分に割当てられる、スイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が求められて記憶される。
所定の共通の負荷のスイッチオン後は、センサ信号のみならず有効信号にも典型的な信号経過の変化が割当てられる。その際にはスイッチオンされるスイッチング素子の1つまたは複数の選択の可能性が次のように求められる。すなわちそれぞれのセンサ信号がその割当てられた値範囲内にあるように求められる。スイッチオンされるスイッチング素子のあらゆる選択の可能性は、有利にはスタート時点に関する所定の時間区分に割当てられる。それぞれの時間区分の範囲内では、センサ信号がその予め設定された値範囲内に存する。それにより、このような共通の負荷の駆動制御は、特にその確実性と信頼性の高さを保証し、さらにセンサ信号とそれを表す有効信号の正確な算出ないし検出も保証する。
本発明の別の有利な実施例によれば、スイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が次のようにして求められる。すなわち、第1の検出ステップの期間中にまず全てのスイッチング素子をスイッチオンし、それぞれのセンサ信号をその予め設定された値範囲と比較し、前記予め設定された値範囲を著しく下回るような場合には、少なくとも1つのさらなる検出ステップにおいて前記スイッチング素子のそれぞれのサブセットを、それぞれのセンサ信号がその予め設定された値範囲に存するようになるまで遮断する。
このことは、スイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が特に容易にかつ高い信頼性で実施され得る利点となる。
本発明のさらに別の有利な実施例によれば、スイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が次のようにして設定される。すなわち、第1の検出ステップの期間中にまず1つのスイッチング素子をスイッチオンし、それぞれのセンサ信号をその予め設定された値範囲と比較し、前記予め設定された値範囲を著しく上回るような場合には、少なくとも1つのさらなる検出ステップにおいて前記スイッチング素子のそれぞれのサブセットを、それぞれのセンサ信号がその予め設定された値範囲に存するようになるまでスイッチオンする。
このことも、スイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が特に容易にかつ高い信頼性で実施され得る利点につながる。
さらに別の有利な実施例によれば、スイッチオンされるスイッチング素子のそれぞれの選択に割当てられかつ少なくとも1つの所定の共通の負荷を表すセンサ信号の経過が求められて記憶される。
スイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択の他にも、共通の負荷を表すセンサ信号の経過を求めて記憶することが可能である。この少なくとも1つの共通の負荷を表す記憶されたセンサ信号の経過は、例えば駆動制御のスタート時点に関する時間区分に割当てられる。共通の負荷が動作している場合には、センサ信号の経過を求めることによって当該共通の負荷の識別が非常に簡単かつ高い信頼性のもとで実施できる。少なくとも1つの所定の共通の負荷が識別された後では、スイッチング素子が、記憶されているセンサ信号の経過に割当てられる所定の共通の負荷を表すスイッチオンされたスイッチング素子の少なくとも1つの選択に従って駆動制御される。
さらに別の有利な実施例によれば、センサ信号の目下の求められた経過が、センサ信号の少なくとも1つの記憶されている経過と比較され、この場合センサ信号の少なくとも1つの記憶されている経過は少なくとも1つの所定の共通の負荷を表すものである。前記比較に依存して少なくとも1つの所定の共通の負荷が識別される。
センサ信号の目下の求められた経過と、センサ信号の少なくとも1つの記憶されている経過との比較を用いて特に容易にかつ高い信頼性のもとで、少なくとも1つの所定の共通の負荷が識別される。少なくとも1つの共通の負荷の識別後は、当該負荷にスイッチオンされたスイッチング素子の少なくとも1つの選択が割り当てられる。これも記憶されているセンサ信号の経過に割当てられる。それにより、少なくとも1つの共通の負荷の信頼性の高い確実な作動が保証される。さらにエラーのある共通の負荷が迅速かつ確実に検出され、回路装置の損傷が高い信頼性のもとで回避される。
さらに本発明は、出力側が所定の少なくとも1つの共通の負荷に割当てられている、複数のスイッチング素子を備えた回路装置の作動方法とこれに対応する装置において際だっている。前記複数のスイッチング素子は、それらの出力側が所定の少なくとも1つの共通の負荷に割当てられ、かつ前記少なくとも1つの共通の負荷の各スイッチング素子の出力側から、有効信号が切換位置に応じて得られるようにそれぞれ構成されている。所定の少なくとも1つの共通の負荷の所定の第1の持続時間の駆動制御の間は、全てのスイッチング素子がスイッチオンされ、所定の第2の持続時間の間は、前記スイッチング素子が、所定の共通の負荷に割当てられるスイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの所定の選択を用いて駆動制御され、その際それぞれのセンサ信号はその予め設定された予め設定された値範囲に存在する。
第1の持続時間に割当てられるスイッチング素子の駆動制御は、共通の負荷の特に損失の少ない作動を可能にする。この駆動制御の間、それぞれの有効信号を表すセンサ信号はその予め設定された値範囲内には存在しない。それに対して第2の持続時間に割当てられるスイッチング素子の駆動制御は、少なくとも1つの共通の負荷の非常に確実でかつ信頼性の高い動作を可能にする。この駆動制御の間はそれぞれの有効信号を表すセンサ信号は、その予め設定された値範囲内に存在するため、支障のある共通の負荷が高い信頼性のもとで確実に求められ、回路装置の損傷が確実に回避される。
本発明の有利な実施例によれば、それぞれ全てのスイッチング素子がスイッチオンされている駆動制御の期間中に所定の共通の負荷が識別される。第2の持続時間の間は、スイッチング素子は、所定の少なくとも1つの共通の負荷に割当てられるスイッチオンされるスイッチング素子の所定の選択を用いて駆動制御される。
このことは、所定の少なくとも1つの負荷に割当てられるスイッチオンされるスイッチング素子の所定の選択を用いることで、少なくとも1つの共通の負荷の特に確実で信頼性の高い作動が保証される利点につながる。
有利には、少なくとも1つの所定の共通の負荷が周期的に交互に駆動制御される。それにより、少なくとも1つの共通の負荷の特にロスの少ない動作が保証されると同時に確実な作動も保証される。このことは、エラーのない共通の負荷が高い信頼性のもとで求められると同時に回路装置のロスの少ない作動も保証される利点につながる。
本発明の有利な実施例は以下の明細書で図面に基づいて詳細に説明される。
複数のスイッチング素子を備えた回路装置を表した図 所定の第1の共通の負荷のケースにおけるセンサ信号の第1の時系列描写図 所定の第1の共通の負荷のケースにおけるセンサ信号の第2の時系列描写図 所定の第1の共通の負荷のケースにおけるセンサ信号の第3の時系列描写図 所定の第2の共通の負荷のケースにおけるセンサ信号の第1の時系列描写図 所定の第2の共通の負荷のケースにおけるセンサ信号の第2の時系列描写図 所定の第2の共通の負荷のケースにおけるセンサ信号の第3の時系列描写図 所定の第2の共通の負荷のケースにおけるセンサ信号の第4の時系列描写図
次に本発明を図面に基づき以下の明細書で詳細に説明する。なお図面中、構造若しくは機能の同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
図1には、第1のスイッチング素子T1と、第2のスイッチング素子T2と、第3のスイッチング素子T3を備えた回路装置が描写されている。この第1、第2及び第3のスイッチング素子T1,T2,T3は、例えばスマートスイッチング素子として構成され、それぞれ1つの監視ユニットとスイッチを含んでいる。前記監視ユニットのそれぞれは例えば熱的監視を実施するように構成されていてもよい。前記スイッチング素子T1,T2,T3には、例えば自動車の搭載電源網の供給電圧で形成される入力信号S_Vが供給される。各スイッチング素子に割当てられているスイッチはそれぞれ例えば電界効果トランジスタで構成され、有利には入力信号S_V用の端子と、各スイッチング素子に割当てられている負荷出力側との間に配置される。しかしながら基本的にはこれらのスイッチング素子の構成には、当業者に周知の別の実施形態も考察され得る。
前記スイッチング素子は例えば別々に構成されてもよいし、1つの共通の回路ユニット内に統合されていてもよい。
さらに図1中には処理装置EU(プロセッシングユニット)が示されている。この処理装置EUは、当該回路装置の作動方法を実行するために構成されている。前記処理装置EUは、第1の入出力側IO1と、第2の入出力側IO2と、第3の入出力側IO3を含んでいる。第1の入出力側IO1には、第1の制御信号S_IN1が出力側に割り当てられている。第2の入出力側IO2には、第2の制御信号S_IN2が出力側に割り当てられている。第3の入出力側IO3には、第3の制御信号S_IN3が出力側に割り当てられている。前記第1の制御信号S_IN1は、第1のスイッチング素子T1入力側の第1の切換入力側IN1に割り当てられている。前記第2の制御信号S_IN2は、第2のスイッチング素子T2入力側の第2の切換入力側IN2に割り当てられている。前記第3の制御信号S_IN3は、第3のスイッチング素子T3入力側の第3の切換入力側IN3に割り当てられている。処理装置EUの前記第1、第2、及び第3の入出力側IO1,IO2,IO3は、それらがアウトプットモデルとして構成されている場合には、それぞれ例えばハイレベル若しくはローレベルの状態を有し、具体的には例えばハイレベルが3.3V、ローレベルは0Vであってもよい。これらのレベルは処理装置EUによって相互に依存することなく予め設定可能である。前記処理装置EUは、第1の制御信号S_IN1を用いて第1のスイッチング素子T1を過負荷なしのもとで任意にスイッチオン/オフできる。また前記処理装置EUは、第2の制御信号S_IN2を用いて第1のスイッチング素子T2を過負荷なしのもとで任意にスイッチオン/オフできる。さらに前記処理装置EUは、第3の制御信号S_IN3を用いて第3のスイッチング素子T3を過負荷なしのもとで任意にスイッチオン/オフできる。これにより前記第1、第2、第3のスイッチング素子T1,T2,T3は、相互に依存することなく、処理装置EUを用いて駆動制御され得る。
処理装置EUは、さらにその入力側において第1のアナログ/デジタル変換器入力側AD1に第1のセンサ信号S_FB1を割り当てられている。この第1のセンサ信号S_FB1は、第1のタッピング箇所AP1から取り出されたものであり、この第1のタッピング箇所AP1は、第1のスイッチング素子T1の第1のセンシング出力側I_S1と、第1のシャント抵抗R_S1の前記第1のスイッチング素子T1側端子との間に設けられている。第1のセンサ信号S_FB1は、ユーザー信号ないし有効信号として形成された第1の負荷電流I_L1を表している。第1のセンサ信号S_FB1に類似して、第2のセンサ信号S_FB2は、第2のタッピング箇所AP2から取り出される。また第3のセンサ信号S_FB3は、第3のタッピング箇所AP3から取り出される。前記第2のタッピング箇所AP2は、第2のスイッチング素子T2の第2のセンシング出力側I_S2と、第2のシャント抵抗R_S2の第2のスイッチング素子T2側端子との間に設けられている。前記第3のタッピング箇所AP3は、第3のスイッチング素子T3の第3のセンシング出力側I_S3と、第3のシャント抵抗R_S3の第3のスイッチング素子T3側端子との間に設けられている。第2のセンサ信号S_FB2ないし第3のセンサ信号S_FB3は、処理装置EUの第2のアナログ/デジタル変換器入力側AD2ないし第3のアナログ/デジタル変換器入力側AD3に割当てられている。これにより第2のセンサ信号S_FB2ないし第3のセンサ信号S_FB3は、有効信号として形成される第2の負荷電流I_L2ないし第3の負荷電流I_L3を表す。
前記第1、第2、第3のアナログ/デジタル変換器入力側AD1、AD2、AD3は、有利には処理装置EUのアナログ/デジタル変換器に対応付けられている。この処理装置EUのアナログ/デジタル変換器を用いることによって、複数のアナログ信号の値、例えば第1、第2、第3のセンサ信号S_FB1,S_FB2,S_FB3がデジタル値に変換され、それによって、これらの信号値が処理装置EU、例えばマイクロコントローラとデジタルプロセッシングユニットで構成された処理装置EUによって後続処理され得るようになる。しかしながら前記第1、第2、第3のアナログ/デジタル変換器入力側AD1,AD2,AD3は、基本的には処理装置EUの別々のアナログ/デジタル変換器に割り当てられていてもよい。
前述のような3つのアナログ/デジタル変換器入力側の構成の他に、基本的には、第1、第2、第3のセンサ信号S_FB1,S_B2,S_B3が1つの共通のマルチプレクサの入力側に供給されるものであってもよい。その場合はこのマルチプレクサの出力側に、アナログ/デジタル変換器の入力側が対応付けられる。さらにこのマルチプレクサ入力側には、処理装置EUを駆動制御するための2つの駆動制御信号が供給される。処理装置EUの予め設定される駆動制御機能に依存して、当該の駆動制御に割当てられるセンサ信号がマルチプレクサを用いて選択され、アナログ/デジタル変換器を用いて求められる。この装置の利点は、処理装置EUに1つのアナログ/デジタル変換器入力側しか必要とされない点である。なぜならマルチプレクサを用いることで、多数のセンサ信号が1つのアナログ/デジタル変換器入力側に供給されるだけでよいからである。
第1のシャント抵抗R_S1の第1のスイッチング素子T1とは反対側の端子には、基準電位GNDが割り当てられている。さらに第2のシャント抵抗R_S2の第2のスイッチング素子T2とは反対側の端子にも基準電位GNDが割り当てられている。さらにまた第3のシャント抵抗R_S3の第3のスイッチング素子T3とは反対側の端子にも基準電位GNDが割り当てられている。この基準電位GNDは例えば自動車のボディアースで形成されていてもよい。
基本的には前記処理装置は、3つよりもさらに多い入出力側と3つよりも多いアナログ/デジタル変換器入力側を含んでいてもよい。それによって当該装置は3つよりも多いスイッチング素子の駆動制御が可能になる。有利には処理装置は8つまでのスイッチング素子を含み得る。これらのスイッチング素子は当該処理装置EUによって相互に依存することなく駆動制御され、少なくとも1つの所定の共通の負荷R_Lが割り当てられる。基本的には多かれ少なかれ複数のスイッチング素子が駆動制御可能である。
前記第1、第2、第3のスイッチング素子T1,T2,T3の出力側は、第4のタッピング箇所AP4における所定の少なくとも1つの共通の負荷R_Lの第1の端子に接続されている。この場合第1のスイッチング素子T1は第1の負荷出力側OUT1を介して、第2のスイッチング素子T2は第2の負荷出力側OUT2を介して、第3のスイッチング素子T3は第3の負荷出力側OUT3を介して前記共通の負荷R_Lの第1の端子に接続される。
前記共通の負荷R_Lの第2の端子は、基準電位GNDに接続されている。
それぞれのスイッチング素子のスイッチがスイッチオンされた場合には、入力信号V_INの接続側とそれぞれの負荷出力側との間の電気的な結合が有利には低抵抗に切り替わる。それぞれのスイッチング素子のスイッチがスイッチオフされた場合には、入力信号V_IN側とそれぞれの負荷出力側の電気的な結合が高抵抗に切り替わる。
前述の所定の共通の負荷R_Lは、例えば自動車の電球であってもよい。この電球は例えば自動車のヘッドランプの照明手段として構成されていてもよいし、あるいは自動車の室内照明具の照明手段として構成されていてもよい。基本的にはこの共通の負荷は、1つ以上の負荷、例えば有利には電気的に並列に接続された複数の電球で表されてもよい。共通の負荷R_Lの作動中は、この負荷が共通の負荷電流I_Lを供給し、この負荷電流は第1及び/又は第2及び/又は第3のスイッチング素子T1及び/又はT2及び/又はT3を介して供給される。第1のスイッチング素子T1がスイッチオンされた場合には、少なくとも1つの共通の負荷R_Lの入力側に第1の負荷電流I_L1が供給される。第2のスイッチング素子T2がスイッチオンされた場合には、少なくとも1つの共通の負荷R_Lの入力側に第2の負荷電流I_L2が供給される。第3のスイッチング素子T3がスイッチオンされた場合には、少なくとも1つの共通の負荷R_Lの入力側に第3の負荷電流I_L3が供給される。第4のタッピング箇所AP4では、共通の負荷I_Lに対するこれらの第1、第2、及び第3の負荷電流I_L1,I_L2,I_L3が加算される。
所定の共通の負荷R_Lの作動に対しては、スイッチング素子T1,T2,T3を用いた様々な駆動制御の組み合わせが可能である。
例えば第1の駆動制御組み合わせに対して、スイッチオンされた1つのスイッチング素子と、スイッチオフされた2つのスイッチング素子が割り当てられてもよい。それにより例えばスイッチオンされた第1のスイッチング素子T1と、スイッチオフされた第2のスイッチング素子T2と、スイッチオフされた第3のスイッチング素子T3が組み合わされる。この場合は共通の負荷電流I_Lには実質的に、スイッチオンされたスイッチング素子の負荷電流のみが割り当てられる。それにより例えば第1のスイッチング素子T1の第1の負荷電流I_L1のみが割当てられる。この第1の駆動制御組み合わせでは、スイッチオンされたスイッチング素子の負荷電流は共通の負荷電流I_Lと実質的に同一に構成される。この負荷電流を表すスイッチオンされたスイッチング素子のセンサ信号の値は、それと共に特に高く形成され、実質的には共通の負荷電流I_L1の値と同一になる。
第2の駆動制御組み合わせとして、例えばスイッチオンされた2つのスイッチング素子とスイッチオフされた1つのスイッチング素子が割り当てられる。それにより例えばスイッチオンされた第1及び第2のスイッチング素子T1、T2と、スイッチオフされた第3のスイッチング素子T3が組み合わされる。この場合は共通の負荷電流I_Lにスイッチオンされた2つのスイッチング素子の負荷電流が割り当てられる。つまり第1のスイッチング素子T1の第1の負荷電流I_L1と第2のスイッチング素子T2の第2の負荷電流I_L2である。この第2の駆動制御組み合わせでは、それぞれスイッチオンされたスイッチング素子の負荷電流の値が有利には、第1の駆動制御組み合わせの際の負荷電流の値よりも低く形成される。
第3の駆動制御組み合わせとして、例えば3つのスイッチオンされたスイッチング素子が割り当てられる。それにより例えばスイッチオンされた第1、第2、及び第3のスイッチング素子T1,T2,T3が用いられる。この場合は共通の負荷電流I_Lに3つ全てのスイッチング素子の負荷電流が割り当てられる。この第3の駆動制御組み合わせでは、共通の負荷電流I_Lが3つの負荷電流、すなわち第1、第2、第3のスイッチング素子T1,T2,T3の3つの負荷電流に分割される。これらの3つのスイッチング素子T1,T2,T3の構成が同一であるならば、第1、第2、及び第3の負荷電流I_L1、I_L2,I_L3の絶対値は有利には同一に形成され、いずれにせよ前記第1及び第2の駆動制御組み合わせにおけるそれぞれのスイッチング素子のそれぞれの負荷電流よりも低い値になる。
ここに例示的に示したスイッチオンされたスイッチング素子とスイッチオフされたスイッチング素子の他にも、基本的にそれぞれ別のスイッチング素子のスイッチオン若しくはスイッチオフがなされてもよい。
複数のスイッチング素子の駆動制御組み合わせの相応の選択によってそれぞれの負荷電流を表すセンサ信号の値のレベルが変更できるようになる。付加的なスイッチング素子のスイッチオンによれば、それぞれのセンサ信号の値を低減でき、付加的なスイッチング素子のスイッチオフによれば、それぞれのセンサ信号の値を増加できる。それぞれのセンサ信号の値に対してそれぞれ1つの値範囲を設定してやれば、駆動制御組み合わせの変更によってそれぞれのセンサ信号の値を次のように制御することができる。すなわちそれらの値をその予め設定された値範囲内に存在させるように制御することができる。それによりそれぞれの駆動制御組み合わせは、スイッチオンされるスイッチング素子の所定の選択を表す。
この関係においては、所定の共通の負荷の負荷電流測定において、所定の測定領域が可及的に高い測定精度を伴って設定されることを述べておきたい。なぜなら少なくとも1つの所定の共通の負荷の最適な監視と過負荷に対する最適な保護ができるからである。例えば第1の駆動制御組み合わせのみを設定する場合には、それぞれのスイッチング素子の小さな電流負荷のもとで、そのつどのスイッチオンされるスイッチング素子に小さな負荷電流のみを流してやればよい。それに対して大きな電流負荷の場合には、例えばそのつどのスイッチオンされるスイッチング素子に大きな負荷電流が流される。それぞれの負荷電流のそのつどの監視は有利にはそのつどのセンサ信号を求めることによって行われる。このセンサ信号はそれぞれの負荷電流を表している。例えば第1の駆動制御組み合わせのみが所定の共通の負荷の駆動制御のために設定されるのであれば、スイッチオンされるスイッチング素子を用いて小さな電流負荷に割り当てられる電流と、大きな電流負荷に割り当てられる電流の生じ得る過負荷を監視しなければならない。共通の負荷を小規模な電流負荷と大規模な電流負荷のもとで正しく監視するために、実質的に得られるのは限られた測定精度の1つの測定領域のみである。但しこれでは少なくとも1つの共通の負荷R_Lの正確な監視が実質的には保証されない。そこで図1にも示されているような、平行して駆動制御のできる複数のスイッチング素子の利用のもとで、少なくとも1つの共通の負荷の駆動の間の駆動制御組み合わせの変更によって、そのつどの所定の共通の負荷に対して適切な測定領域が得られるようになる。このことは、共通の負荷が異なって構成できる場合には特に有利となる。
いずれにせよ適切な値範囲は適切な測定精度でそれぞれのスイッチング素子に対して設定できるので、まずはそのつどの共通の負荷が高い信頼性のもとで識別されなければならない。
図2にはスイッチング素子の第1の駆動制御組み合わせが示されている。ここでは第1、第2及び第3の制御信号S_IN1,S_IN2,S_IN3と第1のセンサ信号S_FB1の時間経過が示されている。スイッチオンされたスイッチング素子として図2には例えば第1のスイッチング素子T1が示されている。この場合基本的には他のスイッチング素子も第1の駆動制御組み合わせのスイッチオンされたスイッチング素子として構成可能である。第1のセンサ信号S_FB1の時間経過は、第1のスイッチング素子T1を通る第1の負荷電流I_L1の経過を表している。ここでは第1の駆動制御組み合わせに応じて、第1のスイッチング素子T1のみがスイッチオンされている。それに対して第2及び第3のスイッチング素子T2,T3はスイッチオフされている。それにより第1のセンサ信号S_FB1の経過は、実質的に、図2では例えば電球として構成されている所定の共通の負荷R_Lを流れる共通の負荷電流I_Lの経過を表している。
スイッチオン時点t1では、第1のスイッチング素子T1が、第1の制御信号S_IN1を用いてスイッチオンされる。第1のセンサ信号S_FB1の経過は、時点t1で開始された電球として構成された共通の負荷R_Lのスイッチオン電流の経過を表している。他の共通の負荷R_Lのもとでは第1のセンサ信号S_FB1の経過が相応に変更されて経過し得る。
第1のセンサ信号S_FB1の経過は、例えば予め設定された第1のセンサ信号I_FB1に近付き、時点t2からこの設定値に収まってゆく。
この場合第1のセンサ信号値I_FB1は、第1のセンサ信号S_FB1に関係しており、第1のセンサ信号値I_FB1によって表される第1の負荷電流I_L1の値は所定の係数分拡大される(例えば係数1000)。
それぞれのセンサ信号に割当てられるスイッチオンされるセンサ信号の値範囲は、それぞれ下方のセンサ信号限界値と上方のセンサ信号限界値によって設定される。例えば第1のスイッチング素子T1に割当てられた値範囲は、第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1と第1の上方のセンサ信号限界値I_H_TH1によって設定される。この下方と上方のセンサ信号限界値は、適切な測定精度を伴う測定範囲として構成されていてもよい。例えばそのつどのスイッチング素子に割当てられた値範囲は、実質的にスイッチング素子のセンサ信号領域を表し、その値範囲内ではそのつどの負荷電流の正確で確実な描写が保証される。
図2に示されているように、スイッチオン時点t1後の第1のセンサ信号S_FB1の経過は、絶対項的に見て第1の上方のセンサ信号限界値I_H_TH1を超えており、そのため第1のセンサ信号S_FB1に割当てられた値範囲外に存在する。予め設定された値範囲の外では第1のセンサ信号S_FB1の経過のそれぞれの値はアナログ/デジタル変換を用いて求められるが、いずれにせよ限られた測定精度でしかない。
図3では、第1のセンサ信号S_FB1の経過のさらなる時系列描写と第1、第2、第3の制御信号S_IN1,S_IN2,S_IN3の経過に基づいて、本発明による第1の実施例がスイッチオンされるスイッチング素子の相応の変化と共に示されている。第1のセンサ信号S_FB1の時間経過は、第1の負荷電流I_L1の経過を表している。共通の負荷R_Lはここでも自動車の電球として構成されている。
スイッチオン時点t1では、所定の共通の負荷R_Lがまず、第3の駆動制御組み合わせを用いて、すなわち3つのスイッチング素子T1,T2,T3がまず最初にスイッチオンされる。それにより、それぞれのセンサ信号の値が次のように低減される。すなわちそれらがそれぞれ予め設定された値範囲内に存在するように低減される。図3に示されているように、スイッチオン時点t1後の第1のセンサ信号S_FB1の経過はそれに割当てられている値範囲内に収まるように存在している。第2及び第3のセンサ信号S_FB2及びS_FB3の経過は、第1のセンサ信号S_FB1の経過に実質的に類似して形成される。
時点t5では、絶対項において第1の下方のセンサ信号限界値I_H_TH1の下回りが可能であるので、時点t5では、第3のスイッチング素子T3が第3の制御信号S_IN3を用いてスイッチオフされる。これにより、スイッチオンされたスイッチング素子T1のセンサ信号の値が上昇して、第1の下方のセンサ信号限界値I_H_TH1の下回りは回避される。
時点t6では、第1のセンサ信号S_FB1の経過が第1の所定のセンサ信号値I_FB1に収まっていく。この第1のセンサ信号値I_FB1は、図3においては第1のセンサ信号S_FB1の値範囲に割り当てられ、第1のセンサ信号S_FB1の値を表している。この値は高い信頼性のもとで特に正確に求めることが可能である。
時点t6からは、第1のセンサ信号S_FB1の経過がアナログ/デジタル変換を用いて連続的及び/又は周期的に監視され得る。
第1のセンサ信号S_FB1の経過は、時点t5からはその予め定められた値範囲内に収まって存在するので、さらなるスイッチング素子、例えば第3のスイッチング素子T3のスイッチオンは、共通の負荷R_Lの当該の駆動制御に対しては不要となる。
所定の共通の負荷R_Lとしての電球の作動に対しては、図3によれば、センサ信号のそれぞれの値をその予め定められた値範囲に存在させるために、時間区分t1〜t5においてはスイッチング素子の第3の駆動制御組み合わせが必要であり、時点t5からの時間区分においては第2の駆動制御組み合わせが必要である。
次に図4に基づいて、第1のセンサ信号S_FB1の経過と第1、第2、第3の制御信号S_IN1,S_IN2,S_IN3の経過のさらなる時系列描写を用いて本発明のさらなる実施例を説明する。
この図4においても図3に類似して時点t5から、第3のスイッチング素子T3がスイッチオフされ、それに伴って第1の下方のセンサ信号限界値I_H_TH1の絶対項での下回りが回避される。第1及び第2のスイッチング素子T1,T2は、第2の駆動制御組み合わせに相応してさらにスイッチオンされる。
図3に類似して図4でも時点t6から第1のセンサ信号S_FB1の経過が第1の所定のセンサ信号値I_FB1に収束している。
時点t7からは第3の駆動制御組み合わせが処理装置EUを用いて設定されており、それに伴って第3のスイッチング素子T3は、第3の制御信号S_IN3を用いてスイッチオンされる。この時点t7からは共通の負荷電流I_Lが第1、第2及び第3の負荷電流I_L1、I_L2,I_L3からの結果として生じている。それにより、第1の負荷電流I_L1の値は絶対項的に見て低減し、第1のセンサ信号S_FB1の値も低下する。第3の駆動制御組み合わせは次のような利点を有している。すなわち、それぞれの内部抵抗、例えばスイッチング素子T1,T2,T3を電気的に並列に接続させるそれぞれのスイッチのドレイン−ソース抵抗と最終的に生じる抵抗の値が、スイッチング素子T1,T2,T3の3つの内部抵抗の最小値よりも小さいことである。それにより回路装置の電力損失も低減され、これによって共通の負荷R_Lの非常に効率的な動作が保証され得る。第1のセンサ信号S_FB1のそれぞれの値の正確な検出に対しては第3の駆動制御組み合わせはいずれにせよ適さない。なぜなら第1のセンサ信号S_FB1の経過は第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1を絶対項的に見て下回り、それによって第1のセンサ信号S_FB1の検出もこの時間区分内の限られた測定精度でしかできないからである。
時点t8では第3のスイッチング素子T3がそれに割り当てられた第3の制御信号S_IN3を用いて再びスイッチオフされ、それに伴って新たに第2の駆動制御組み合わせが設定される。時点t9では新たに第3の駆動制御組み合わせが設定され、第3のスイッチング素子T3が再びスイッチオンされる。
時点t8とt9の間の時間区分内では、第1のセンサ信号S_FB1の値が新たに上昇し、その予め定められた第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1と第1の上方のセンサ信号限界値I_H_TH1の間の値範囲内に収まる。この時間区分内では第1のセンサ信号S_FB1が新たに適切な測定精度で求められ、所定の共通の負荷R_Lが特に正確に監視される。
図4の第2及び第3の駆動制御組み合わせによる時系列的に入れ替わる駆動制御は、それぞれのセンサ信号の目下の値の検出が所定の時点でのみ必要となり、残りの時間区分に対してはそれぞれのセンサ信号の検出が不要である場合には特に有利となる。第2及び第3の駆動制御組み合わせによる時系列的に交互に入れ替わる駆動制御は、適切な測定精度のそれぞれのセンサ信号の正確な検出と共通の負荷R_Lの電力損失の特に少ない駆動制御を有利に組み合わせる。特に有利には、このスイッチング素子の第2及び第3の駆動制御組み合わせによる交互に入れ替わる駆動制御が周期的に行われる。
電球として構成された所定の共通の負荷R_Lは共通の負荷電流I_Lの経過を有しており、この共通の負荷電流I_Lの経過は図2において第1のセンサ信号S_FB1の経過によって表されている。それぞれのセンサ信号のこの種の経過が求められるならば、共通の負荷R_Lとして構成された電球をそれぞれのセンサ信号のこの種の経過に割当てることができる。それにより、それぞれのセンサ信号のこの種の経過が共通の負荷R_Lとして構成された電球を表わすようになる。複数の電球が電気的に並列に接続されているならば、それぞれの経過は加算され、これらの複数の電球が共通の負荷R_Lとしてさらに表わされるようになる。
共通の負荷R_Lを特に確実にそして高い信頼性のもとで識別できるようにするためにはまず最初に、共通の負荷R_Lを表わすそれぞれのセンサ信号の経過を求めて記憶することが必要になる。その場合特にセンサ信号のそれぞれの経過がその予め定められた値範囲内に存在し、それによってセンサ信号が特に正確に求められると非常に有利である。図3及び図4に基づいて説明してきたように、スイッチングオンの後で、それぞれのセンサ信号をその予め定められた値範囲に対応付けるためには、スイッチオンされるスイッチング素子の様々な駆動制御組み合わせが必要である。センサ信号の経過の他に有利にはスイッチオンされるスイッチング素子の少なくとも1つの選択が求められて記憶される。
それぞれのセンサ信号の経過の検出と記憶、及びそれに必要とされるスイッチング素子の駆動制御の組み合わせは、有利には処理装置EUを用いて行われる。
次に図5に基づいて第1の駆動制御組み合わせの時系列の経過を説明する。この場合は例えば第1のスイッチング素子T1がスイッチオンされており、それに対して第2及び第3のスイッチング素子T2,T3はスイッチオフされている。第1のセンサ信号S_FB1の経過は、図3及び図4のとの比較において、所定の共通の負荷R_Lの共通の負荷電流I_Lを表わしている。ここでの共通の負荷R_Lは例えばキセノンランプとして構成されている。第1のセンサ信号S_FB1の経過は、実質的に階段状に形成されている。
スイッチオン時点t1では、共通の負荷電流I_Lを表わす第1のセンサ信号S_FB1が、理想的な形態で上昇している。この第1のセンサ信号S_FB1の経過は時点t1から始まり、キセノンランプとして構成されている共通の負荷R_Lのスイッチオン電流の経過に相応している。
時点t10では、第1のセンサ信号S_FB1の経過は再び上昇する。時点t11と時点t12では第1のセンサ信号S_FB1は下降している。これは時点t12から、例えばキセノンランプの定格電流を表わす所定の値に収束させるためである。
第1のセンサ信号S_FB1の経過の他に、図5においては第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1と第1の上方のセンサ信号限界値I_H_TH1が示されている。この第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1と第1の上方のセンサ信号限界値I_H_TH1は、第1のセンサ信号S_FB1の予め設定される値範囲を表わしている。この予め設定される値範囲は、実質的に第1のセンサ信号S_FB1の経過が絶対項的に見てそれを下回るか若しくは上回ることによって判断を行うためのものである。そのため第1のセンサ信号S_FB1を求めることは限られた測定精度でしかできない。
それぞれのセンサ信号の正確な検出を可能にするために、キセノンランプとして構成された共通の負荷R_Lに対しても、それぞれのセンサ信号をその予め設定された値範囲内に収めるための、スイッチオンされるスイッチング素子の少なく1つの選択が求められる。
図5には第1のセンサ信号S_FB1と、第1、第2、及び第3の制御信号S_IN1,S_IN2,S_IN3の時系列での経過が描写されている。
時点t1では、まず最初に第1の駆動制御組み合わせが設定される。すなわちスイッチオンされた1つのスイッチング素子と、スイッチオフされた2つのスイッチング素子の組み合わせである。このスイッチオン時点t1では例えば第1のスイッチング素子T1が第1の制御信号S_IN1を用いてスイッチオンされ、第2及び第3のスイッチング素子T2,T3は、引き続きスイッチオフの状態を維持される。第1のセンサ信号S_FB1は、理想的な形態で、第1のセンサ信号S_FB1の正確で確実な検出が適切な測定精度で可能となる、予め設定された値範囲内にある所定の値まで上昇する。時点T10では、第3の駆動制御組み合わせが設定される。すなわち、付加的に、第2及び第3のスイッチング素子T2,T3が第2及び第3の制御信号S_IN2,S_IN3を用いてスイッチオンされる。これにより共通の負荷電流I_Lが第1、第2及び第3の負荷電流I_L1,I_L2,I_L3に分割される。それと共に第1のセンサ信号S_FB1の値は当該時間区分において沈静し、所定の値範囲内に収束する。
時点t11では、第2の駆動制御組み合わせが設定され、すなわち、第3のスイッチング素子T3が例えば制御信号S_IN3を用いてスイッチオフされる。それにより、この時点t11からは第1及び第2のスイッチング素子T1,T2が引き続きスイッチオンされまま維持される。これにより第1のセンサ信号S_FB1の値は引き続き所定の値範囲内に留まり、そのためここでも第1のセンサ信号S_FB1の正確な検出が保証される。
時点t12では、第1の駆動制御組み合わせが設定され、すなわち、ここでは第2のスイッチング素子T2が例えば第2の制御信号S_IN2を用いてスイッチオフされる。これにより第1のスイッチング素子T1のみがスイッチオン状態を維持される。この時点t12からは、共通の負荷電流I_Lが収束し、第1のセンサ信号S_FB1はこの時点t12において第1の負荷電流I_L1を表わす。これは例えば共通の負荷R_Lの定格電流を表わす。
それぞれのセンサ信号の経過の正確な検出とそれに割当てられた負荷電流の正確な検出を保証するために、時点t1からt10の間の時間区分においては第1の駆動制御組み合わせが必要となり、時点t10から時点t11の間の時間区分においては第3の駆動制御組み合わせが必要となり、時点t11から時点t12の間の時間区分においては第2の駆動制御組み合わせが必要となり、時点t12以降の時間区分においては新たに第1の駆動制御組み合わせが必要となる。
時点t1と時点t12の間の時間区分における第1のセンサ信号S_FB1の経過は、予め設定された値範囲内に収まっており、この経過はキセノンランプとして構成された共通の負荷R_Lを代表するものである。
ここでも第1のセンサ信号S_FB1の経過とそれに必要なスイッチオンされるスイッチング素子の駆動制御組み合わせが処理装置EUを用いて求められて記憶される。
次に図7に基づいて共通の負荷電流I_Lを表わすそれぞれのセンサ信号、例えば第1のセンサ信号S_FB1の経過の求め方を説明する。ここでは処理装置EUを用いて1つまたは複数の検出ステップが実行され、その中でそれぞれのセンサ信号の経過と、この経過に割当てられるスイッチオンされるスイッチング素子の駆動制御組み合わせとが求められて記憶される。
第1の検出ステップにおいては、スイッチオン時点t1においてまず第3の駆動制御組み合わせが設定される。つまり、第1、第2、第3のスイッチング素子T1,T2,T3がこの時点t1においてスイッチオンされる。処理装置EUを用いて第1のセンサ信号S_FB1の第1の値V1が、第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1と比較される。その際には絶対項的に見て第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1を下回っていることが検出される。この時間区分においては、第1のセンサ信号S_FB1の値がその予め設定された値範囲内に存在していないので、当該の第1の検出ステップがここで終了され、全てのスイッチング素子が制御信号を用いてスイッチオフされる。最適化の目的で、基本的に第1の検出ステップを後続の時間区分に対して引き続き実行し続けることも可能である。このことは、後続の所定の時間区分内、例えば時点t10と時点t11の間の時間区分内において、それぞれのセンサ信号の値をその予め設定された値範囲内に収めるために、第3の駆動制御組み合わせが必要となった場合に特に有利となる。
第2の検出ステップにおいては、スイッチオン時点t1では有利には第2の駆動制御組み合わせが設定される。それにより、例えば第1及び第2のスイッチング素子T1,T2がスイッチオンされ、第3のスイッチング素子T3はまずスイッチオフされた状態を維持する(第3の制御信号S_IN3の波線表示参照)。この第2の駆動制御組み合わせでは、第1のセンサ信号S_FB1の第2の値V2が対応付けられる(第1のセンサ信号S_FB1の波線表示参照)。この第2の値V2も第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1と比較される。改めてここでも絶対項的にみて第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1の下回りが検出される。第2の駆動制御組み合わせを用いても第1のセンサ信号S_FB1の値をその予め設定された値範囲内に収めることができなかったので、ここでも第2の検出ステップが有利には終了され、全てのスイッチング素子が制御信号を用いてスイッチオフされる。但し、ここでも最適化の目的に基づいて当該の第2の駆動制御組み合わせを後続の時間区分に対して引き続き継続させることも可能である。
第3の検出ステップにおいては、第1の駆動制御組み合わせが設定される。つまり第1のスイッチング素子T1がスイッチオンされ、第2及び第3のスイッチング素子T2,T3はスイッチオフされる(第2及び第3の制御信号S_IN2,S_IN3の波線表示参照)。この第1の駆動制御組み合わせには、第1の制御信号S_FB1の第3の値V3(第1の制御信号S_FB1の波線表示参照)が対応付けられる。この第3の値V3も処理装置EUを用いて第1の下方のセンサ信号限界値I_L_TH1と比較される。さらに付加的にこの第3の値V3は、第1の上方のセンサ信号限界値I_H_TH1とも比較される。これは第1の上方のセンサ信号限界値I_H_TH1の生じ得る上回りを考慮(除外)するためである。前述の第1の駆動制御組み合わせを用いることによって、第1のセンサ信号S_FB1の第3の値V3は、その予め設定された値範囲内に収束する。これにより、時点t1と時点t10の間の時間区分内において適切な測定精度でのセンサ信号S_FB1の検出が保証されるようになる。この時間区分には、スイッチング素子の第1の駆動制御組み合わせと、第1のセンサ信号S_FB1の相応の経過が対応付けられて、処理装置EUに記憶される。
第1のセンサ信号S_FB1の値を、第1の駆動制御組み合わせを用いて、その予め設定された値範囲内に存在ないし収束させるために、第3の検出ステップが後続の時間区分に対して実行される。時点t1と時点t10の間の第1の実行ステップに類似して、時点t10と時点t11の間の時間区分において、処理装置EUを用いて新たにまずスイッチング素子の第3の駆動制御組み合わせが設定される。しかしながらここでも代替的に、既に実施されている第1の駆動制御組み合わせを継続的に維持することも可能である。第1のセンサ信号S_FB1の値がその予め設定された値範囲内に存在しない場合には、第2の駆動制御組み合わせが設定され、さらにこの駆動制御組み合わせにおいても予め設定された値範囲内に収束しない場合には、最後の手段として第1の駆動制御組み合わせが設定される。
可能性のある全ての駆動制御組み合わせを適用した後でも、それぞれのセンサ信号の値がその予め設定された値範囲内に収束しない(存在しない)ときには、例えば既存数のスイッチング素子を用いた検出では限られた測定精度の検出しかできず、所定の共通の負荷R_Lの作動を確実に保証することが不可能であることが見込まれる。代替的に、生じ得る可能性のある損害をできるだけ回避するために、所定の共通の負荷のさらなる駆動制御の中断も可能である。
有利にはそれぞれの時間区分に対してそれぞれのセンサ信号の経過の検出とそれぞれ割当てられる駆動制御組み合わせの検出が次のように行われてもよい。すなわちまず最初に第3の駆動制御組み合わせが実施され、その後で第2の駆動制御組み合わせが実施され、最後に第1の駆動制御組み合わせが実施されるように行われてもよい。また基本的に前記検出は次のように行われてもよい。すなわちまず最初に第1の駆動制御組み合わせが実施され、その後で第2の駆動制御組み合わせが実施され、最後に第3の駆動制御組み合わせが実施されるように行われてもよい。さらにまた2つの検出ストラテジが組み合わせられてもよい。しかしながら基本的にはその他の検出ストラテジも所要の駆動制御組み合わせの検出ないし算出のために考えられる。
考えられる駆動制御組み合わせの数は、3つよりも多いスイッチング素子の場合には相応に増加され、3つよりも少ないスイッチング素子の場合には相応に低減する。
3つよりも多いスイッチング素子を駆動制御する場合には、所要の駆動制御組み合わせの検出が次のように行われてもよい。すなわちまず最初に全てのスイッチング素子がスイッチオンされ、さらなる検出ステップにおいて、先行する駆動制御組み合わせが適していなかった場合に1つのスイッチング素子をスイッチオフするように行われてもよい。また代替的に最初において1つのスイッチング素子のみをスイッチオンし、さらなる所要の各検出ステップと共にそれぞれの時間区分に対してさらなるスイッチング素子をスイッチオンすることも可能である。
図7に基づいて示してきたそれぞれの駆動制御の組み合わせとその結果として生じたそれぞれのセンサ信号の経過の検出と記憶は、それぞれのセンサ信号の別の経過に基づいて類似的に実施されてもよい。例えば図3及び図4に示されているような電球を表わす第1のセンサ信号S_FB1の値に基づいて実施されてもよい。
例えば未知の共通の負荷R_Lがスイッチング素子T1,T2,T3に接続されている場合には、有利には、記憶されているそれぞれのセンサ信号の経過との比較を用いて共通の負荷R_Lに対する推論が可能である。
次に、電球に対する駆動制御組み合わせとセンサ信号の経過、並びにキセノンランプに対する駆動制御組み合わせとセンサ信号の経過が処理装置EUを用いて求められた記憶されていることを前提として、以下では図8に基づいて共通の負荷R_Lの識別を詳細に説明する。
図8には第1のセンサ信号S_FB1の記憶されている第1の経過S_FB1_1が描写されており、これはキセノンランプとして構成されている共通の負荷R_Lを表わしている。さらに図8には第1のセンサ信号S_FB1の記憶されている第2の経過S_FB1_2が描写されており、これは電球として構成されている共通の負荷R_Lを表わしている。第1のセンサ信号S_FB1の記憶されている第1の経過S_FB1_1と第2の経過S_FB1_2は、有利には処理装置EUに記憶されている。
ここにおいてまだ未知の共通の負荷(図8には示されていない)がスイッチング素子に接続されると、スイッチオン時点t1において例えば第3の駆動制御組み合わせが設定され、すなわち、第1、第2及び第3のスイッチング素子T1,T2,T3がスイッチオンされる。時点t13では、アナログ/デジタル変換を用いて例えば第1のセンサ信号S_FB1の目下の値が求められる。この求められた第1のセンサ信号S_FB1の値がその予め設定された値範囲内に存在する場合には、この値が処理装置EU内で第3の駆動制御組み合わせに対応付けられている、時点t13に対応付けられ記憶された経過の値と比較される。例えば第1のセンサ信号S_FB1の求められた値は、時点t13に対応付けられた記憶されている経過S_FB1_1の値と比較される。なぜならこの時点t13に対する経過のみが第3の駆動制御組み合わせに割当てられているからである。第1のセンサ信号S_FB1の求められた値が時点t13に対応付けられた第1の記憶されている経過S_FB1_1の値の範囲内に存在する場合には、有利には共通の負荷R_Lが電球として構成されていることを前提とすることができる。
それに対して第1のセンサ信号S_FB1の求められた値が、その対応付けられた値範囲内に存在していない場合には、共通の負荷R_Lはキセノンランプとして構成されていることを前提とすることができる。なぜならその場合にだけ第3の駆動制御組み合わせによる駆動制御の間、センサ信号の値が所定の値範囲内に存在しないからである。基本的には、これとは別の、当業者には公知の共通の負荷のための他の識別ストラテジも考えられる。
電球として識別された共通の負荷R_Lのさらなる作動においては、電球に対応付けられ記憶されている駆動制御組み合わせが実行され、それによって第1のセンサ信号S_FB1の経過がその所定の値範囲内に存在し、適切な測定精度の第1のセンサ信号S_FB1の検出が保証される。
特に共通の負荷R_Lの検出を確実に保証できるようにするために、1つ又は複数のさらなる第1のセンサ信号の検出が例えば後続の時点t14において行われてもよい。例えば求められた値が、第1のセンサ信号S_FB1の当該時点に対応付けられ記憶されている第2の記憶された経過S_FB1_2の値に一致している場合には、特に高い確実性でもって電球が共通の負荷R_Lとして対応付けられる。
基本的にそれぞれの共通の負荷R_Lの識別に対して、次のように実施されてもよい。すなわち、まず最後に駆動制御された共通の負荷R_Lに割当てられている駆動制御組み合わせがスイッチオン時点t1に関連付けられる。例えば最後の駆動制御期間においてキセノンランプが共通の負荷R_Lとしてスイッチング素子を用いて駆動制御されていたならば、スイッチオン時点t1においてスイッチオン時点t1とキセノンランプに対応付けられている駆動制御組み合わせとの関連付けが行われる。
基本的にはさらに、これまでに作動されていた共通の負荷R_Lが定常的に求められてもよい。そしてその結果として生じる確率に依存して、目下の共通の負荷R_Lをスイッチング素子と接続させて所定の駆動制御組み合わせを選択することも考えられる。
所定の共通の負荷R_Lとして1つ若しくは複数の負荷、例えば複数の電球若しくは複数のキセノンランプの利用の他に、異なる負荷を共通の負荷R_Lとしてスイッチング素子と接続させることも考えられる。それによりこの共通の負荷R_Lは、例えば少なくとも1つの電球と少なくとも1つのキセノンランプを有する。
少なくとも1つの駆動制御組み合わせと、その結果として得られたそれぞれのセンサ信号の経過の検出と記憶の他に、少なくとも1つの駆動制御組み合わせと、それぞれのセンサ信号の経過を予め設定して処理装置内に既に記憶させておくことも可能である。それにより、少なくとも1つの駆動制御組み合わせとそれぞれのセンサ信号の経過の先行的な検出が不要となる。

Claims (10)

  1. 複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)を備えた回路装置の作動のための方法であって、
    前記複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)は、それらの出力側が所定の少なくとも1つの共通の負荷(R_L)に割当てられ、かつ前記少なくとも1つの共通の負荷(R_L)の各スイッチング素子(T1,T2,T3)の出力側(OUT1,OUT2,OUT3)から、有効信号(I_L1,I_L2,I_L3)が切換位置に応じて得られるようにそれぞれ構成されている、複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)を備えた回路装置の作動のための方法において、
    前記少なくとも1つの共通の負荷(R_L)の駆動制御のためにスイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の少なくとも1つの選択を、前記各スイッチング素子(T1,T2,T3)に割当てられる前記各スイッチング素子(T1,T2,T3)の有効信号(I_L1,I_L2,I_L3)の典型的なセンサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)がその予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)内に存在するようになるまで1つまたは複数の検出ステップにおいて変更し、
    各センサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)がその予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)内に存在するように、スイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の少なくとも1つの選択を求めてかつ記憶するようにしたことを特徴とする方法。
  2. 前記スイッチング素子(T1,T2,T3)の駆動制御のスタート時点(t1)に関する所定の時間区分に割当てられる、スイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の少なくとも1つの選択が求められて記憶される、請求項1記載の方法。
  3. スイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の少なくとも1つの選択を次のようにして求める、すなわち、第1の検出ステップの期間中にまず全てのスイッチング素子(T1,T2,T3)をスイッチオンし、それぞれのセンサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)をその予め設定された値範囲と比較し、前記予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)を著しく下回るような場合には、少なくとも1つのさらなる検出ステップにおいて前記スイッチング素子(T1,T2,T3)のそれぞれのサブセットを、それぞれのセンサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)がその予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)に存するようになるまでスイッチオフするようにして求める、請求項1または2記載の方法。
  4. スイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の少なくとも1つの選択を次のようにして設定する、すなわち、第1の検出ステップの期間中にまず1つのスイッチング素子をスイッチオンし、それぞれのセンサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)をその予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)と比較し、前記予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)を著しく上回るような場合には、少なくとも1つのさらなる検出ステップにおいて前記スイッチング素子(T1,T2,T3)のそれぞれのサブセットを、それぞれのセンサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)がその予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)に存するようになるまでスイッチオンするようにして設定する、請求項1または2記載の方法。
  5. スイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)のそれぞれの選択に割当てられかつ少なくとも1つの所定の共通の負荷を表す各センサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)の経過が求められ、かつ記憶される、請求項1から4いずれか1項記載の方法。
  6. センサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)の目下求められた経過と、センサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)の記憶されている経過が比較され、この場合記憶されているセンサ信号((S_FB1,S_FB2,S_FB3)の経過は、少なくとも1つの所定の共通の負荷(R_L)を表し、
    前記比較に依存して少なくとも1つの所定の共通の負荷が識別される、請求項1から5いずれか1項記載の方法。
  7. 複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)を備えた回路装置の作動のための装置であって、
    前記複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)は、それらの出力側が所定の少なくとも1つの共通の負荷(R_L)に割当てられ、かつ前記少なくとも1つの共通の負荷(R_L)の各スイッチング素子(T1,T2,T3)の出力側(OUT1,OUT2,OUT3)から、有効信号(I_L1,I_L2,I_L3)が切換位置に応じて得られるようにそれぞれ構成されている、複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)を備えた回路装置の作動のための装置において、
    1つまたは複数の検出ステップにおいて前記少なくとも1つの共通の負荷(R_L)の駆動制御のためにスイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の少なくとも1つの選択が、前記各スイッチング素子(T1,T2,T3)に割当てられる前記各スイッチング素子(T1,T2,T3)の有効信号(I_L1,I_L2,I_L3)の典型的なセンサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)がその予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)内に存在するようになるまで変更され、
    各センサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)がその予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)に存するように、スイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の少なくとも1つの選択が求められ、かつ記憶されるように構成されていることを特徴とする装置。
  8. 複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)を備えた回路装置の作動のための方法であって、
    前記複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)は、それらの出力側が所定の少なくとも1つの共通の負荷(R_L)に割当てられ、かつ前記少なくとも1つの共通の負荷(R_L)の各スイッチング素子(T1,T2,T3)の出力側(OUT1,OUT2,OUT3)から、有効信号(I_L1,I_L2,I_L3)が切換位置に応じて得られるようにそれぞれ構成されている、複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)を備えた回路装置の作動のための方法において、
    所定の少なくとも1つの共通の負荷(R_L)の所定の第1の持続時間の駆動制御の間、全てのスイッチング素子(T1,T2,T3)がスイッチオンされ、
    所定の第2の持続時間の間、前記スイッチング素子(T1,T2,T3)は、スイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の所定の共通の負荷に割当てられる少なくとも1つの所定の選択を用いて駆動制御され、その際、それぞれのセンサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)はその予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)に存するようにしたことを特徴とする方法。
  9. 全てのスイッチング素子(T1,T2,T3)がスイッチオンされている駆動制御の間は、それぞれ所定の共通の負荷(R_L)が識別され、第2の持続時間の間は、前記スイッチング素子(T1,T2,T3)は、所定の共通の負荷(R_L)に割当てられるスイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の少なくとも1つの所定の選択を用いて駆動制御される、請求項8記載の方法。
  10. 複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)を備えた回路装置の作動のための装置であって、
    前記複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)は、それらの出力側が所定の少なくとも1つの共通の負荷(R_L)に割当てられ、かつ前記少なくとも1つの共通の負荷(R_L)の各スイッチング素子(T1,T2,T3)の出力側(OUT1,OUT2,OUT3)から、有効信号(I_L1,I_L2,I_L3)が切換位置に応じて得られるようにそれぞれ構成されている、複数のスイッチング素子(T1,T2,T3)を備えた回路装置の作動のための装置において、
    所定の少なくとも1つの共通の負荷(R_L)の所定の第1の持続時間の駆動制御の間は、全てのスイッチング素子(T1,T2,T3)がスイッチオンされ、
    所定の第2の持続時間の間は、前記スイッチング素子(T1,T2,T3)が、スイッチオンされるスイッチング素子(T1,T2,T3)の少なくとも1つの所定の選択を用いて駆動制御され、その際、それぞれのセンサ信号(S_FB1,S_FB2,S_FB3)はその予め設定された値範囲(I_L_TH1,I_H_TH1)に存するように構成されていることを特徴とする装置。
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