JP2011514124A5 - - Google Patents
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Description
I.分野
本開示は、一般的にはエレクトロニクスに関し、より具体的には、無線通信システムのための受信機に関する。
本開示は、一般的にはエレクトロニクスに関し、より具体的には、無線通信システムのための受信機に関する。
II.背景
無線全二重通信システム(wireless full-duplex communication system)における無線デバイスは、双方向通信のためのデータを同時に送信し受信することができる。送信パスでは、無線デバイス内の送信機は、変調された信号を得るために、データでローカルオシレータ(LO)信号を変調することができ、適切な信号レベルを有する送信信号を得るために、この変調された信号を増幅することができる。送信信号は、デュプレクサを通じて転送され(routed)、基地局に対して、アンテナを介して送信されることができる。受信パスでは、無線デバイス内の受信機は、アンテナとデュプレクサを介して、受信された信号を得ることができる。受信機は、ベース帯域信号を得るために受信された信号を増幅し、フィルタにかけ、そしてダウンコンバートすることができ、そしてそれは、基地局によって送信されたデータを回復するためにさらに処理されることができる。
無線全二重通信システム(wireless full-duplex communication system)における無線デバイスは、双方向通信のためのデータを同時に送信し受信することができる。送信パスでは、無線デバイス内の送信機は、変調された信号を得るために、データでローカルオシレータ(LO)信号を変調することができ、適切な信号レベルを有する送信信号を得るために、この変調された信号を増幅することができる。送信信号は、デュプレクサを通じて転送され(routed)、基地局に対して、アンテナを介して送信されることができる。受信パスでは、無線デバイス内の受信機は、アンテナとデュプレクサを介して、受信された信号を得ることができる。受信機は、ベース帯域信号を得るために受信された信号を増幅し、フィルタにかけ、そしてダウンコンバートすることができ、そしてそれは、基地局によって送信されたデータを回復するためにさらに処理されることができる。
全二重無線通信デバイスについては、受信機内の回路は、送信機からの干渉を観察することができる。例えば、送信信号の一部分は、デュプレクサから受信機まで漏れる可能性があり、その漏れた信号(一般的に送信(TX)漏れ信号と呼ばれる)は、受信信号内の望ましい信号に対する干渉をもたらす可能性がある。送信信号及び望ましい信号は、一般的には2つの異なる周波数帯に存在するので、TX漏れ信号は、通常フィルタにかけられることができ、一般的にはそれ自体で問題を引き起こさない。しかしながら、TX漏れ信号は、ジャマーの両側で、相互変調歪みコンポーネントを生成するために、ジャマーと相互作用することができる。ジャマー(jammer)は、望ましい信号に周波数において近い、大きな振幅の望ましくない信号である。TX漏れ信号とジャマーとの間の相互作用からのいくつかの歪みコンポーネントは、望ましい信号の信号帯域内にあり、フィルタにかけられないだろう。これらの歪みコンポーネントは、性能を下げる追加雑音(additional noise)として作用するであろう。さらに、TX漏れ信号は、受信機におけるダウンコンバータを経由して、第2次歪みを引き起こしてもよく、そしてそれは、TX漏れ信号パワーの二乗に比例する。
したがって、無線デバイスにおけるTX漏れ信号の悪影響を緩和する技術の必要がある。
用語「例示的な(exemplary)」は、「例(example)、インスタンス(instance)、又は例証 (illustration)として機能している」を意味するように、ここでは使用されている。「例示的な(exemplary)」としてここに説明されるいずれの設計(design)も、他の設計よりも、好ましいまたは有利であるとして、必ずしも解釈されるべきではない。
ここにおいて説明されたTX漏れキャンセルを備えた受信機は、様々な無線全二重通信システムに使用されることができる。例えば、受信機は、符号分割多重接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムなどに使用されることができる。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線接続(UTRA)、cdma2000などのような無線技術をインプリメントすることができる。UTRAは、広域CDMA(W−CDMA)及びCDMAの他の変形を含む。cdma2000は、IS−2000(一般に「1x」として知られている)、IS−95及びIS−856(一般に「1xEV−DO」として知られている)をカバーする。これらの様々な無線技術及び標準規格は、当技術分野において知られている。
図1は、無線デバイス100の一部分のブロック図を示す。送信機120内で、アップコンバータ122は、出力信号を受信し、送信LO(TX LO)信号で周波数アップコンバートし、変調された信号を提供する。パワー増幅器(PA)124は、変調された信号を増幅し、送信信号を提供し、そしてそれは、デュプレクサ112を通じて転送され、1つまたは複数の基地局に対して、アンテナ110を介して送信される。送信信号の一部分は、受信機130に対してデュプレクサ112を通じて、結合する、あるいは漏れる。TX漏れの量は、デュプレクサ112の送信ポートと受信ポートとの間の分離の量によって決まる。分離の量は、デュプレクサのタイプ、周波数帯等によって決まる。より低いTX−RX分離は、より高いレベルのTX漏れに対応する。
望ましい信号及び恐らくジャマーを含んでいる受信信号は、アンテナ110を介して受信され、デュプレクサ112を通じて転送され、受信機130に対して提供される。受信機130内では、低雑音増幅器(LNA)140は、送信機120からのTX漏れ信号に加えて、アンテナ110からの受信信号を含んでいる受信機入力信号を受信する。LNA140は、受信機入力信号を増幅し、増幅された信号を提供する。表面音波(surface acoustic wave)(SAW)フィルタ142は、帯域信号コンポーネント(例、TX漏れ信号)から取り除くために増幅された信号をフィルタにかけ、フィルタにかけられた信号を提供する。ダウンコンバータ150は、フィルタにかけられた信号を周波数ダウンコンバートする。ダウンコンバータ150内で、トランスコンダクタンス増幅器152は、SAWフィルタ142からのフィルタにかけられた信号を増幅する。ミキサ154は、受信LO(RXLO)信号で増幅器152からの信号を周波数ダウンコンバートし、ダウンコンバートされた信号を提供する。
図2Aは、受信された信号を示しており、そしてそれは、望ましい信号212及びジャマー214を含む。ジャマー214は、望ましくない信号で、例えば、アドバンスドモバイル電話サービス(Advanced Mobile Phone Service)(AMPS)システムにおいて、近くの基地局によって送信された信号に対応することができる。ジャマーは、望ましい信号のそれよりもはるかに高い増幅を有していてもよく、望ましい信号に周波数において近接して配置されてもよい。望ましい信号は、受信周波数fRXに中心があり、そしてそれは、受信されている周波数チャネル及び帯域によって決まる。ジャマーは、周波数fJに中心があり、そしてそれは、受信周波数より下(図2Aで示されている)、あるいは、受信周波数より上(図2Aで示されず)であってもよい。
図2Bは、図1のダウンコンバータ150の入力における信号を示す。ダウンコンバータ入力信号は、送信器120からのTX漏れ信号216に加えて、受信信号において望ましい信号212とジャマー214を含む。送信信号が望ましい信号よりも、振幅において、はるかに大きいので、TX漏れ信号は望ましい信号と比べて大きい振幅を有する可能性がある。TX漏れ信号は、送信周波数fTXに中心がある。図2Bは、LNA140が十分に高い線形性を有しているということと、LNA140の非線形によって生成された歪みコンポーネントが十分に低いということと、を仮定する。高い線形性は、当業者によって知られている、モディファイド・デリバティブ・スーパーポジション(modified derivative superposition)(MDS)あるいはポスト歪みキャンセル(post distortion cancellation)(PDC)のような技術を使用することによってLNA140について達成されることができる。
図2Cは、ダウンコンバータ150の出力における信号を示す。望ましい信号は、ダイレクトダウンコンバージョンでDCに(図2Cで図示されている)、あるいは、スーパーヘテロダインダウンコンバージョンで中間周波数(IF)に(図2Cで図示されず)、ダウンコンバートされることができる。図1の増幅器152及び/またはミキサ154の非線形性は、狭帯域ジャマー214に転送されるTX漏れ信号216上の変調を引き起こすことができ、そしてそれは、ジャマーの周りで広げられたスペクトラム218を結果としてもたらす。このスペクトル拡張(spectral widening)は、相互変調(cross modulation)と呼ばれる。図2Cで示されているように、広げられたスペクトラム218の一部分220は、望ましい信号帯域内にある。一部分220(陰影で示されている)は、無線デバイスの性能を下げる追加雑音として作用する。この雑音は、受信機感度をさらに下げるので、受信機によって確実に検出されることができる最も小さい望ましい信号がより大きな振幅を有するために必要であろう。
SAWフィルタ142は、TX漏れ信号をフィルタにかけ、あるいは、減衰させ、そして、その悪影響を緩和するために使用されることができる。TX漏れ拒絶のためのSAWフィルタの使用は、いくつかの理由から、望ましくない可能性がある。第1に、SAWフィルタは、通常、無線周波数集積回路(RFIC)上で作り上げられないディスクリートコンポーネントであり、したがって、回路基板上の空間を占める。第2に、SAWフィルタは、一般的に、入力及び出力のインピーダンス整合のための他のディスクリートコンポーネントを必要とする。第3に、SAWフィルタ及びそのインピーダンス整合回路は、無線デバイスのコスト及びサイズを増加させる。
一態様では、TX漏れ信号は、ダウンコンバータの線形性必要条件を緩めるために、受信機内でキャンセルされることができる。下記に説明されているように、TX漏れキャンセルは、様々な方法で、受信機内の様々なロケーションにおいて、実行されることができる。
図3Aは、TX漏れキャンセルを備えた受信機330aの例示的な設計のブロック図を示す。受信機330aは、LNA340、ダウンコンバータ350、及びTX漏れキャンセラ360を含む。ダウンコンバータ350は、LNA340の出力に結合され、トランスコンダクタンス増幅器352とミキサ354を含む。LNA340及びダウンコンバータ350は、図1で説明されているように、動作する。
図3Aで示される例示的な設計では、TX漏れキャンセラ360は、LNA340の出力でTX漏れ信号を感知し、LNA340の入力でTX漏れ信号をキャンセルする。TX漏れキャンセラ360は、キャンセラ入力信号を受信し、そしてそれは、LNA340の出力で信号の減衰されたバージョンであってもよい。
TX漏れキャンセラ360内で、ダウンコンバータ368は、TX LO信号でキャンセラ入力信号をダウンコンバートし、直流(DC)に中心があるTX漏れ信号を有するダウンコンバートされた信号を提供する。ノッチフィルタ370は、TX漏れ信号を受け渡すために、そして、望ましい信号、ジャマー、及び相互変調歪みコンポーネントを減衰させるために、ダウンコンバートされた信号をフィルタにかける。ノッチフィルタ370は、TX漏れキャンセルフィードバックループにおける不安定性を回避するために、よい位相マージン(phase margin)を有するように設計されることができる。アップコンバータ372は、TX LO信号でノッチフィルタ370からのフィルタにかけられた信号をアップコンバートし、送信周波数に中心があるTX漏れ信号を有するフィードバック信号を提供する。加算器374は、受信機入力信号からフィードバック信号を差し引き、LNA340に対してLNA入力信号を提供する。加算器374は、2つの電流信号を合計する加算ノードであってもよい。
別の例示的な設計においては、加算器374は、LNA340の出力と増幅器352の入力との間で配置され、TX漏れキャンセラ360は、加算器374からキャンセラ入力信号を受信する。この例示的な設計では、TX漏れキャンセルは、LNA340の出力で実行されることができる。
図3Bは、TX漏れキャンセルを備えた受信機330bの例示的な設計のブロック図を示す。受信機330bは、第1のLNAステージ338、第2のLNAステージ340、ダウンコンバータ350、及びTX漏れキャンセラ360を含む。図3Bで示されるように、第1のLNAステージ338、第2のLNAステージ340、及びダウンコンバータ350は、直列に(in series)結合される。第1のLNAステージ338は、雑音指数と線形性との間のトレードオフを可能にする。第1のLNAステージ338のためのより高い利得は、雑音指数を改善することができるが線形性を下げる可能性があり、逆のことが低い利得についても当てはまる。
図3Bで示される例示的な設計では、TX漏れキャンセラ360は、トランスコンダクタンス増幅器352の出力でTX漏れ信号を感知し、受信機パスにおける1つまたは複数の点で、TX漏れ信号をキャンセルする。TX漏れキャンセラ360は、図3Aについて上記で説明されるように動作する、ダウンコンバート368、ノッチフィルタ370、及びアップコンバートを含む。TX漏れキャンセラ360は、送信周波数に中心があるTX漏れ信号を有するフィードバック信号を生成する。1つの例示的な設計では、フィードバック信号は、ライン382を介して提供され、第1のLNAステージ338の入力で受信機入力信号から差し引かれる。別の例示的な設計では、図3Bで示されているように、フィードバック信号は、ライン384を介して提供され、第2のLNAステージ340の入力で差し引かれる。さらに、別の例示的な設計では、フィードバック信号は、ライン386を介して提供され、ダウンコンバータ350の入力で差し引かれる。さらに別の例示的な設計では、フィードバック信号は、ライン388を介して提供され、増幅器352の出力で差し引かれる。
一般に、TX漏れ信号は、受信機におけるミキサの前のいずれの時点で、例えば増幅器352の出力において(図3Bに図示されている)、第2のLNAステージ340の出力において、あるいは、第1のLNAステージ338の出力において、感知されることができる。TX漏れ信号を含んでいるフィードバック信号は、TX漏れ信号が感知されるいずれの時点から、あるいは、その時点の前に、差し引かれることができる。TX漏れ信号が増幅器352(図3Bで図示されている)の出力において感知される場合、フィードバック信号は、第1のLNAステージ338の入力、第2のLNAステージ340の入力、増幅器352の入力、あるいは増幅器352の出力において、差し引かれることができる。TX漏れ信号が第2のLNAステージ340の出力において感知される場合(図3Bで図示されず)、フィードバック信号は、第1のLNAステージ338の入力、第2のLNAステージ340の入力、あるいは第2のLNAステージ340の出力において、差し引かれることができる。TX漏れ信号が、第1のLNAステージ338の出力において感知される場合(図3Bでも図示されず)、フィードバック信号は、第1のLNAステージ338の入力あるいは出力で差し引かれることができる。
一般に、キャンセラ入力信号は、図3A及び3Bに示されているようにTX LO信号で、RXLO信号で、あるいは、他の周波数におけるLO信号で、ダウンコンバートされることができる。TX LO信号を用いたダウンコンバージョンは、DCに中心がある、ダウンコンバートされたTX漏れ信号を結果としてもたらし、そしてそれは、ノッチフィルタ370の設計を簡素化することができる。TX漏れ信号がDCのほかの周波数にダウンコンバートされる場合、ノッチフィルタ370は、下記に述べられている望ましいフィルタリング特徴を得るために、バンドパス応答(bandpass response)を提供する設計でありうる。
図4は、TX漏れキャンセルを備えた、受信機のモデル400のブロック図を示す。モデル400は、図3Aの受信機330aあるいは、図3Bの受信機330aに使用されることができる。モデル400では、加算器474は、受信機入力信号からフィードバック信号を差し引く。増幅器440は、加算器474の出力を増幅し、増幅された信号を提供する、そしてそれは、キャンセラ入力信号として使用される。増幅器440は、図3Bの、第1のLNAステージ338、第2のLNAステージ340、及び/または、増幅器352を含むことができる。増幅器440は、周波数応答A(s)を有する、なお、s=jωである。一般的に、周波数は、ヘルツあるいはラジアン/秒の単位で与えられる、なお、ω=2π・fであり、ωは、ラジアン/秒における周波数であり、fはヘルツにおける周波数である。ミキサ454は、周波数ωRX=2π・fRXを有するRXLO信号で、増幅された信号をダウンコンバートする。ダウンコンバータ468は、周波数ωTX=2π・fTXを有するTX LO信号で、キャンセラ入力信号をダウンコンバートし、ダウンコンバートされた信号を提供する。フィルタ470は、周波数応答H(s)で、ダウンコンバートされた信号をフィルタにかけ、フィルタにかけられた信号を提供する。アップコンバータ472は、TXLO信号で、フィルタにかけられた信号をアップコンバートし、フィードバック信号を提供する。
なお、Sin(ωTX+ωBB)は、受信機入力信号であり、
Sout(ωTX+ωBB)は、増幅器440から増幅された信号であり、
A(ωTX+ωBB)は、増幅器440の周波数応答であり、
H(ωBB)は、フィルタ470とミキサ468及び472の周波数応答であり、
G(ωTX+ωBB)は、モデル400の全体的な伝達関数であり、
ωBBは、送信周波数からの周波数オフセットである。
Sout(ωTX+ωBB)は、増幅器440から増幅された信号であり、
A(ωTX+ωBB)は、増幅器440の周波数応答であり、
H(ωBB)は、フィルタ470とミキサ468及び472の周波数応答であり、
G(ωTX+ωBB)は、モデル400の全体的な伝達関数であり、
ωBBは、送信周波数からの周波数オフセットである。
ミキサ468及び472の利得及び周波数応答は、一般的に一定であり、したがって、H(ωBB)に吸収される。
なお、ωRX-ωTXは、差周波数であり、受信周波数と送信周波数との間の差異である。TX漏れ信号は、式(2)で示される伝達関数を観察する。ジャマー及び望ましい信号は、式(3)で示される伝達関数を観察する。
送信周波数におけるTX漏れ信号のキャンセルの量は、式(2)の分母によって決定される。受信周波数における望ましい信号の減衰の量は、式(3)の分母によって決定される。例えば、望ましい信号は、[1+A(ωRX)・H(ωRX-ωTX)]≦1.12、あるいは、同等にA(ωRX)・H(ωRX-ωTX)≦0.12を有することによって、1dB以下で減衰されることができ、なお、0.12は、−18デシベル(dB)に等しい。
式(4)で示されるように、TX漏れキャンセルの量は、増幅器440とフィルタ470の両方の利得によって決まる。
明瞭にするために、フィルタ470の具体的な設計の例は、下記に記載されている。この例示的な設計では、TX漏れキャンセルのターゲット量は26dBであり、望ましい信号減衰のターゲット量は1dBである。これらの2つの状態は、次のように表わされることができる:
上記で説明れた例示的な設計の場合、式(7)は、差周波数におけるフィルタ応答が通過帯域と比較して44dBだけ減衰されるべきであるということを示す。一般に、フィルタ470の減衰のターゲット量は、TX漏れキャンセルのターゲット量と、望ましい信号減衰のターゲット量によって決まる。
フィルタ470は、ループ安定を確実にするためにシングル第1次フィルタステージでインプリメントされることができるが、このフィルタステージは、十分な減衰を提供しない可能性がある。フィルタ470は、ターゲット減衰を得るために複数のフィルタステージでインプリメントされることができるが、これらの複数のフィルタステージは、あまりにも多くの位相シフトを導入し、ループ不安定をもたらす可能性がある。
別の態様においては、ノッチフィルタは、減衰のターゲット量を提供するために、フィルタ470について使用され、ループ安定を保証する。ノッチフィルタは、ノッチ周波数における高い減衰を提供することができ、そしてそれは、差周波数ωRX-ωTXにおいて、あるいはその近くで、配置されることができる。ノッチフィルタはまた、過度の位相シフトを導入せず、そしてそれは、ループが無条件に安定であることができるということを確実にすることができる。
ダウンコンバータ468によるキャンセラ入力信号のダウンコンバージョンの後、図2Cで示されているように、ジャマー及び望ましい信号は、送信周波数が受信周波数よりも低い場合、正の周波数においてのみ、現われる。1つの例示的な設計においては、複合ノッチフィルタがフィルタ470について使用され、差周波数において、あるいは、その近くに、配置された単独のゼロ(single zero)を有する。複合ノッチフィルタは、正の周波数におけるジャマー及び望ましい信号の高い減衰を提供することができ、ループの安定性を改善する小さな位相シフトを導入する。
図5は、1つの例示的な設計にしたがって複合ノッチフィルタの周波数応答H(s)のプロットを示す。図5は、DCの代わりに、送信周波数fTXにおける周波数応答を示す。複合ノッチフィルタは、送信周波数fTXについての非対称的反応を有するので、fTXより上の周波数応答は、fTXより下の周波数応答と異なる。複合ノッチフィルタは、TX漏れ信号の帯域幅と等しい、あるいはそれよりも大きい、通過帯域を有する。例えば、TX漏れ信号が帯域幅620kHzを有する場合、通過帯域は800kHzである。シングルポール(single pole)は、通過帯域端に配置され、通過帯域の両側に、20dB/decのロールオフ(a roll-off of 20dB per decade)を提供する。通過帯域は、fTX-fBWからfTX+fBWまでであり、fBWは、複合ノッチフィルタの単独側の帯域幅である。
複合ノッチフィルタはまた、受信周波数fRXにおいて配置された0を有し、ジャマー及び望ましい信号の減衰のターゲット量を提供することができる。0は、通過帯域端におけるポールによって提供されるロールオフの上で、40dB/decの追加ロールオフを提供することができる。しかしながら、追加位相シフトを導入することができる追加ポールと異なり、0は、シングルポールで通常達成される、位相マージン90度を維持する。したがって、0はループ安定に影響を与えることなく、より多くの減衰を提供することができる。fTXより下の周波数において、複合ノッチフィルタは、通過帯域端におけるポールによって提供されるロールオフを有する。一般に、ノッチフィルタは、単一の0あるいは複数の0を有することができる。
なお、ωp=2π・fBWは、複合ノッチフィルタの通過帯域端におけるポールの周波数である。
図6は、ダウンコンバータ368a、複合ノッチフィルタ370a、及びアップコンバータ372aの例示的な設計のブロック図を示し、そしてそれは、図3A及び3Bでは、それぞれ、ダウンコンバータ368、ノッチフィルタ370、及びアップコンバータ372に、また、図4では、それぞれ、ダウンコンバータ468、ノッチフィルタ470、及びアップコンバータ472に、使用されることができる。この例示的な設計では、ダウンコンバータ368aは、電圧キャンセラ入力信号Vinを受信し、アップコンバータ372aは、電流フィードバック信号Ifeedbackを提供する。
ダウンコンバータ368a内で、4つのトランスコンダクタンス増幅器610a〜610dは、キャンセラ入力信号Vinを受信し、増幅する。増幅器610a及び610dは、利得gm1を有し、増幅器610b及び610cは、利得gm1/mを有する、なお、mは、増幅器610a及び610dと、増幅器610b及び610cとの間のスケーリング比である。例えば、増幅器610a及び610dは、サイズ1を有することができ、増幅器610b及び610cは、サイズ1/10を有し、mは10に等しいであろう。4つのミキサ612a〜612dは、それぞれ、増幅器610a〜610dの出力を受信する。ミキサ612a及び612cは、同相の送信LO信号
でそれらの入力信号をダウンコンバートする。
ノッチフィルタ370a内では、ミキサ612a及び612dの出力は、それぞれ、RCネットワーク620a及び620dを通して受け渡される。ミキサ612b及び612cの出力は、それぞれ、抵抗ネットワーク620b及び620cを通して受け渡される。トランスコンダクタンス増幅器622a〜622dは、それぞれ、ネットワーク620a〜620dの出力を受信し、増幅する。増幅器622a及び622dは、利得gm2を有し、増幅器622b及び622cは、利得gm3を有する。加算器624aは、増幅器622a及び622bの出力を加算し、同相のフィルタにかけられた信号を提供する。加算器624bは、増幅器622dの出力から増幅器622cの出力を差し引き、直角位相のフィルタにかけられた信号を提供する。
で、直角位相のフィルタにかけられた信号をアップコンバートする。加算器642は、ミキサ640a及び640bの出力を加算し、フィードバック信号Ifeedbackを提供する。
なお、R11は、RCネットワーク620a及び620d内の抵抗器の値であり、C11は、RCネットワーク620a及び620d内のキャパシタの値であり、R12は、抵抗ネットワーク620b及び620c内のキャパシタの値であり、ωnotchは、
で設定されるノッチ周波数である。増幅器利得と、抵抗器及びキャパシタ値は、TX漏れ信号、ジャマー、及び望ましい信号のための、望ましい伝達関数を得るために選択されることができる。
図7は、ダウンコンバータ368b、複合ノッチフィルタ370b、及びアップコンバータ372b、の例示的な設計のブロック図を示しており、そしてそれは、図6では、それぞれ、ダウンコンバータ368a、ノッチフィルタ370a、及びアップコンバータ372a、1つのインプリメンテーションであってもよい。ダウンコンバータ368b内で、4つのトランスコンダクタンス増幅器710a〜710dは、キャンセラ入力信号Vinを受信し、利得gm1で増幅する。4つのミキサ712a〜712dは、それぞれ、増幅器710a〜710dの出力をそれぞれ受信する。ミキサ712a及び712cは、
で、それらの入力信号をダウンコンバートする。
ノッチフィルタ370b内で、演算増幅器(op−amp)720a〜720dは、それぞれ、ミキサ712a〜712dの出力を受信する。抵抗器722a〜722dは、それぞれ、op−amp720a〜720dの入力と出力との間で結合される。キャパシタ724a及び724dは、op−amp720a及び720dの入力と出力との間でそれぞれ結合される。op−amp730aは、それぞれ、抵抗器728及び728bを介して、op−amp720a及び720bの出力に結合されたその入力を有する。抵抗器732aは、op−amp730aの入力と出力との間で結合される。逆op−amp726は、op−amp720cの出力で結合される。op−amp730bは、それぞれ、抵抗器728c及び728dを介して、op−amp726及び720dの出力に結合されたその入力を有する。抵抗器732bは、op−amp730bの入力と出力との間で結合される。
で、op−amp730bからの直角位相のフィルタにかけられた信号をアップコンバートする。加算器742は、ミキサ740a及び740bの出力を加算し、フィードバック信号Ifeedbackを供給する。増幅器利得と、抵抗器及びキャパシタ値は、TX漏れ信号、ジャマー、及び望ましい信号のために、望ましい伝達関数を得るために選択されることができる。
なお、R21は、抵抗器722a及び722dの値であり、C21は、キャパシタ724a及び724dの値であり、R22は、抵抗器722b及び722cの値であり、R23は、抵抗器728a及び728dの値であり、R24は、抵抗器728b及び728cの値であり、R25は、抵抗器732a及び732bの値である。
となり、式(10)のH(0)と同じ規模を有するであろう。
図8は、ダウンコンバータ368c、複合ノッチフィルタ370c、及びアップコンバータ372cの別の例示的な設計のブロック図を示し、そしてそれは、図3A及び3Bで、それぞれ、ダウンコンバータ368、ノッチフィルタ370、及びアップコンバータ372に、また、図4で、それぞれ、ダウンコンバータ468、ノッチフィルタ470、及びアップコンバータ472に、使用されることができる。図8で示される設計の例は、低い歪み低雑音の複合ノッチフィルタを提供する。
で、増幅器810bからの出力信号をダウンコンバートする。
ノッチフィルタ370c内では、2つのフィルタセクション818a及び818bは、それぞれ、同相パス及び直角位相パスのためのフィルタリングを実行する。op−amp820a及び820bは、それぞれ、ミキサ812a及び812bの出力を受信する。抵抗器822a及び822bは、それぞれ、op−amp820a及び820bの入力と出力との間で結合される。逆op−amp824は、op−amp820aの出力で結合される。op−amp830a及び830bは、それぞれ、抵抗器826a及び826bを介して、op−amp820a及び820bの出力に結合されたそれらの入力を有する。op−amp830a及び830bはまた、それぞれ、キャパシタ828a及び828bを介して、op−amp820b及び824の出力に結合されたそれらの入力を有する。抵抗器832a及びキャパシタ834aは、op−amp830aの入力と出力との間で結合される。抵抗器832b及びキャパシタ834bは、op−amp830bの入力と出力との間で結合される。
でop−amp830bからの直角位相のフィルタにかけられた信号をアップコンバートする。加算器842は、ミキサ840aの出力と840bの出力を加算し、フィードバック信号Ifeedbackを提供する。増幅器利得と、抵抗器及びキャパシタ値は、TX漏れ信号、ジャマー及び望ましい信号のための望ましい伝達関数を得るために、選択されることができる。
なお、R31は、抵抗器822a及び822bの値であり、R32は、抵抗器826a及び826bの値であり、C32は、キャパシタ828a及び828bの値であり、R33は、抵抗器832a及び832bの値であり、C33は、キャパシタ834a及び834bの値である。
となり、式(10)のH(0)と同じ規模を有するであろう。
複合ノッチフィルタのいくつかの例示的な設計が上記で説明されている。図6は、複合ノッチフィルタのための例示的なgm−C回路を示す。図7は、4つのダウンコンバータ712a〜712dを使用して、複合ノッチフィルタのための例示的なアクティブRC回路を示す。図8は、2つのダウンコンバータ812a及び812bのみを使用して、複合ノッチフィルタのためのアクティブRC回路の例を示す。複合ノッチフィルタはまた、他の例示的な設計でインプリメントされることができる。
図8で示される低い歪みの低雑音複合ノッチフィルタの設計は、いくつかの利点を有する。低い歪み及び低雑音の特徴は、フィードバックパスにおいて生成され、フォワードパスに投入されている、少ない歪み及び雑音を結果としてもたらし、そしてそれは、性能を改善することができる。
図5で示される例示的な複合ノッチフィルタの設計では、送信周波数は、受信周波数よりも低い。したがって、ジャマー及び望ましい信号は、図3A及び3Bのダウンコンバータ368によるダウンコンバージョンの後の正の周波数にある。この場合、ジャマー及び望ましい信号を減衰させるために、図5で示されるように、単独ノッチは、正の周波数(あるいは送信周波数より上)に置かれる。送信周波数が受信周波数より高い場合には、ジャマー及び望ましい信号はダウンコンバージョンの後の負の周波数にあるであろう。この場合、ジャマー及び望ましい信号を減衰させるために、負の周波数において、単独ノッチが配置されることができる。
上記で説明された例示的な設計は、フィードバックループにおいて過度な位相を導入することなく、ジャマーと望ましい信号の大きな減衰を提供するために、複合ノッチフィルタを利用する。正の周波数と負の周波数にあるノッチを備えた規則的なノッチフィルタはまた、TX漏れキャンセラに使用されることができる。1つの例示的な設計では、規則的なノッチフィルタは、カスケード(cascade)で結合された2つの複合ノッチフィルタでインプリメントされる。ある複合ノッチフィルタは、正の周波数でノッチを有し、もう一方の複合ノッチフィルタは、負の周波数でノッチを有する。
また別の例示的な設計では、同じ周波数極性(例、正の周波数)にあるノッチを備えたマルチプル複合ノッチフィルタは、より多い、ジャマーと望ましい信号の減衰を提供するために使用されることができる。これらの複合ノッチフィルタのためのノッチ周波数は、(例えば差周波数で)オーバーラップしてもよく、あるいは、差周波数の近くで間隔を開けることができる(may be spaced apart)。例えば、1つのノッチ周波数は、差周波数にあってもよく、別のノッチ周波数は、ジャマー周波数にあってもよい。
図9は、TX漏れキャンセルを実行するためのプロセス900の設計の例を示す。受信機入力信号は、第1の増幅された信号を得るために、LNAで増幅されることができる(ブロック912)。第1の増幅された信号は、トランスコンダクタンス増幅器でさらに増幅されることができる(ブロック914)。キャンセラ入力信号は、第1あるいは第2の増幅された信号に基づいて、得られることができる(ブロック916)。
キャンセラ入力信号はダウンコンバートされた信号を得るために、ダウンコンバートされることができる(例、送信周波数において第1のLO信号を用いる)(ブロック918)。フィルタにかけられた信号を得るために、ダウンコンバートされた信号は、ノッチフィルタでフィルタにかけられることができる(ブロック920)。フィルタにかけられた信号は、キャンセラ入力信号における望ましくない信号をキャンセルするために使用されるフィードバック信号を得るために、(例、送信周波数において第2のLO信号を用いる)アップコンバートされることができる(ブロック922)。フィードバック信号は、LNAの入力、LNAの出力、あるいはトランスコンダクタンス増幅器の出力で、差し引かれることができる(ブロック924)。
1つの例示的な設計においては、キャンセラ入力信号は、それぞれI及びQのダウンコンバートされた信号を得るために、送信周波数において、それぞれ、I及びQのLO信号で、第1のミキサと第2のミキサによってダウンコンバートされることができる。I及びQのダウンコンバートされた信号は、それぞれI及びQのフィルタにかけられた信号を得るために、それぞれ第1のフィルタセクションと第2のフィルタセクションでフィルタにかけられることができる。それぞれ、第1のフィルタセクションからの第1の中間信号と第2のフィルタセクションからの第2の中間信号は、それぞれ第2のセクションと第1のセクションに対して、(例、図8のキャパシタ828a及び828bで)容量結合されることができる。I及びQのフィルタにかけられた信号は、フィードバック信号を得るために加算されることができるI及びQのアップコンバートされた信号を得るために、送信周波数において、それぞれ、I及びQのLO信号で、第3のミキサと第4のミキサによってアップコンバートされることができる。
望ましくない信号は、送信機からのTX漏れ信号であってもよい。ノッチフィルタはTX漏れ信号を受け渡し、キャンセラ入力信号におけるジャマー及び望ましい信号を減衰させることができる。ノッチフィルタは、望ましくない信号の帯域幅に等しいあるいはそれよりも大きい通過帯域を有し、ジャマーと望ましい信号の予め決定された量の減衰を提供することができる。ノッチフィルタは、例えば図6で示されているようなgm−C回路で、例えば、図7あるいは8で示されているようなアクティブRC回路で、あるいは、他の回路でインプリメントされることができる。ノッチフィルタは、正の周波数あるいは負の周波数でのみノッチを有する複合ノッチフィルタであってもよい。ノッチは、ジャマー周波数、受信周波数と送信周波数との間の差周波数、あるいは他の周波数に位置されることができる。
セルラ、パーソナルコミュニケーションシステム(Personal Communication System)(PCS)、デジタルセルラシステム(Digital Cellular System)(DCS)、及び国際モバイルテレコミュニケーション−2000(IMT−2000)帯域は、米国で一般に使用されている。他の周波数帯域もまた、無線通信に使用される。表1で示されるように、送信周波数と受信周波数との間の間隔(spacing)である、差周波数は、異なる周波数帯域について異なっていてもよい。ノッチ周波数は、TX漏れキャンセラが使用される周波数帯域についての差周波数に基づいて、設定されることができる。
ここに説明されたTX漏れキャンセラは、IC、アナログIC、RFIC、混合信号IC(mixed-signal IC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プリント回路板(PCB)、エレクトロニクスデバイスなどの上でインプリメントされることができる。TX漏れキャンセラはまた、相補形金属酸化膜半導体(complementary metal oxide semiconductor)(CMOS)、N−チャネルMOS(NMOS)、P−チャネルMOS(PMOS)、双極接合トランジスタ(bipolar junction transistor)(BJT)、双極CMOS(bipolar-CMOS)(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(silicon germanium)(SiGe)、ガリウムヒ(gallium arsenide)(GaAs)などのような様々なICプロセス技術で作られることができる。
ここにおいて説明されるTX漏れキャンセラをインプリメントしている装置は、スタンドアロンデバイスであってもよく、あるいは、より大きなデバイスの一部であってもよい。デバイスは(i)スタンドアロンIC、(ii)データ及び/または命令を保存するためのメモリICsを含むことができる1セットの1つまたは複数のICs、(iii)RF受信機(RFR)あるいはRF送信器/受信機(RTR)のようなRFIC、(iv)モバイル局モデム(MSM)のようなASIC、(v)他のデバイス内に埋め込まれることができるモジュール(vi)受信機、セルラ電話、無線デバイス、ハンドセット、あるいはモバイルユニット、(vii)などであってもよい。
1つまたは複数の例示的な設計においては、説明された機能(functions)は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれらのいずれかの組み合わせにおいてインプリメントされることができる。ソフトウェアでインプリメントされる場合には、機能は、コンピュータ可読媒体上で、1つまたは複数の命令あるいはコードとして、保存される、あるいは、送信されることができる。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送(transfer)を容易にするいずれの媒体も含んでいる、コンピュータ記憶媒体(computer storage media)と通信媒体(communication media)の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる、任意の利用可能なメディアであってもよい。例として、また限定されないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMあるいは他の光学ディスクストレージ(optical disk storage)、磁気ディスクストレージ(magnetic disk storage)あるいは他の磁気ストレージデバイス(magnetic storage devices)、あるいは、命令あるいはデータストラクチャの形態において望まれるプログラムコードを保存あるいは搬送するために使用されることができる、また、コンピュータによってアクセスされることができる、いずれの他の媒体も備えることができる。また、いずれの接続(connection)もコンピュータ可読媒体と適切に名付けられる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、あるいは、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア(twisted pair)、デジタル加入者ライン(digital subscriber line)(DSL)、あるいは赤外線、無線、及びマイクロ波のような無線技術を使用している他の遠隔ソース、から送信される場合には、そのときには、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、無線、及びマイクロ波のような無線技術は、媒体(medium)の定義に含まれている。ここに使用されているように、ディスク(disk)とディスク(disc)は、コンパクトディスク(compact disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(laser disc)、光学ディスク(optical disc)、デジタル汎用ディスク(digital versatile disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)及びブルーレイディスク(blu-ray disc)を含んでおり、ディスク(disks)は、大抵、データを磁気で再生しているが、ディスク(discs)は、レーザーで光学的に再生する。上記のものの組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
本開示の以上の説明は、いずれの当業者も本開示を作り、使用することができるように提供されている。本開示に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかであろう、そして、ここにおいて定義された包括的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の変形に適用されることができる。したがって、本開示は、ここに説明された例及び設計に限定されるようには意図されておらず、ここに開示された原理及び新規な特徴に整合する最も広い範囲が与えられるべきである。
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