JP2011511922A - シール手段を備えている熱交換器のヘッダータンク - Google Patents

シール手段を備えている熱交換器のヘッダータンク Download PDF

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Abstract

シールガスケットを、ヘッダータンクのヘッダープレートに、簡単かつ安全に固定する。
【課題】ヘッダープレートに溝がなくても、ガスケットの位置決めを十分にできるようにする。又、ガスケットの損傷や、不正確な位置決め(ひねり、曲がり、撓み等)をすることはなく、その結果、付加的な装置や複雑な作業の必要性がないようにする。
【解決手段】ヘッダープレートとカバーの間に位置している弾性シール手段は、ヘッダープレートに設けられている一連の受孔(20)の両端の受孔(20)に挿入されているチューブ(7)の端部に支えられて、強く張られるようになっている
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器の分野に関し、主として自動車用の熱交換器に関する。
本発明は、ろう付けされている熱交換器のヘッダータンク、又はヘッダーボックスに関する。すなわち、この熱交換器の各種の部品は、ろう付け工程(ろう材層を設けて専用のろう付け炉に通過させる)により、確実に固定されている。
ラジエータや過給機用熱交換器のような、自動車用の熱交換器は、1つの部品、又は複数の部品から成る吸入室、又は吐出室が形成されているヘッダータンクを備えている。通常、このヘッダータンクは、少なくとも2つの部品から成り、この2つの部品の一方は、ヘッダープレートであり、他方は、ヘッダータンクを閉じるために、ヘッダープレートに固定されているカバーである。
通常、ヘッダータンクには、全金属製タンクと、プラスチック製カバーを備えているタンクの2つのタイプがある。この全金属製のヘッダータンクは、プラスチック製カバーを備えているヘッダータンクに比して、多くの利点を備えている。これは、プラスチック製カバーを備えているタンクは、カバーとヘッダープレート間を完全に流体的にシールするのに、通常、弾性シールガスケットからなるシール手段を固定する必要があるためである。
このヘッダープレートは、シールガスケットを位置決めし、固定される溝、又は凹条を備えている。カバーをシールガスケット上に載置した後に、ヘッダープレートは、通常、ヘッダープレートの外周部に設けられている歯を使ってかしめられる。
更に、小型化のために、一部のヘッダータンクのヘッダープレートは、シールガスケットの位置決めと保持を容易にするための溝、又は凹条を備えていない。
このシールガスケットの位置決め工程が、製造を困難にする根本的原因であるため、従来の主な課題は、カバーの固定に先立って、ヘッダープレートへシールガスケットを位置決めすることである。
このシールガスケットの位置決めが容易でないことについては、いくつかの理由がある。
シールガスケットには、製造上の問題として、撓みを発生することがある。シールガスケットに固有のこの欠点は、シールガスケットの寸法、又はその色のために、容易に識別することができない。また、シールガスケットが長過ぎると、カバーを固定する際に、その側面に縮みが発生する。そのため、シールが不十分になり、程度の差はあるが、長期の間に、流体の漏れが発生することとなる。
シールガスケットの位置決め作業は、機械を使うことが難しいので、通常、手作業で行われている。シールガスケットの自動位置決め作業における主な課題は、容器等に収められている多数のシールガスケットから、適切なシールガスケットを、掴んで取り出すための機械の能力に依存していることである。更に、シールガスケットは、通常ゴム製であるので、容易に破損するおそれがある。
この課題を解決するために、特許文献1〜3には、シールガスケットを強く張っておく方法や手段が開示されているが、この解決策を実行するには、多くの不利や不都合がある。
特許文献1においては、シールガスケットは、4つの隅部に突起を備えており、この突起を、ヘッダープレートの特定の溝内に位置させることにより、ガスケットは四方に張られる。この解決策の大きな不都合は、ヘッダープレートのいくつかの隅部に、溝を設ける必要があるということである。これにより、製造コストは増加し、ヘッダープレートの強度は減少し、特に、周期的圧力に耐える能力が減少する。更に、ガスケットのこの突起が、ヘッダータンク(「集合管」とも呼ばれている)を越えて突出し、ヘッダータンク(容器)の寸法が大となっている。
特許文献2は、特許文献1と非常に良く似た解決策を開示しているが、そのため、後者と同様の不都合を有している。
特許文献3は、カバーの隅部に位置決め用のピンを設けることを開示しており、このピンの目的は、シールガスケットの形状を正しく保持し、できる限り強く張ることである。しかし、この解決策によると、カバーをヘッダープレートに固定するために、カバーをヘッダープレート上方まで運ぶ際に、シールガスケットが落下することがあり、シールガスケットをカバーの長さ方向に正確に位置決めすることが困難である。
DE4243495号公報 US7156401号公報 FR2867553号公報
本発明の目的は、シールガスケットを、ヘッダープレートに簡単かつ安全に固定し、その後、ヘッダープレート上にカバーを完全に固定する方策を提案することにより、従来技術におけるヘッダータンクの不都合を改善することである。本発明の1つの優れている点は、たとえヘッダープレートに溝が無くても、ガスケットの位置決めを満足にできることである。
従って、本発明の熱交換器のヘッダータンクは、
−「ヘッダープレート」として知られている少なくとも1つの部材。このヘッダープレートは、少なくとも一連の受孔を備えており、この受孔は、プレートの長手方向に配置されており、これに、少なくとも1つの流体が通過する多数のチューブが挿通されて、前記ヘッダープレートに、前記多数のチューブが固定されるようになっている。
−「カバー」として知られている少なくとも1つの部材。このカバーは、前記ヘッダープレートに固定される時、前記ヘッダータンクの少なくとも一部を閉鎖するようになっている。および、
−ヘッダープレートとカバーの間に位置している弾性シール部材とを備え、
前記シール部材は、1つだけの、又は複数で、一連の前記両端の受孔に挿入されている、前記タンク内のチューブの少なくとも一部に支えられて、強く張られるようになっていることを特徴としている。
本発明の利点は、本質的に、ヘッダープレート上へのシール手段の位置決めが、特に信頼できる点にあり、このシール手段は、コア部の両側に位置しているチューブの、タンク内の端部に支えられて強く張られていることにより、シールガスケットを損傷すること無く、シール手段をヘッダープレート上に、カバー(又はカバーの基板)に関して、不正確な位置決め(ひねり、曲がり、撓み等)の可能性が無く、その結果、付加的な装置、又は複雑な作業の必要性が無い。
「チューブの端部」又は「チューブ端」の表現は、ヘッダープレートからヘッダータンク(又はヘッダータンク空間)内に突出しているチューブの終端部、又はヘッダープレートから突起しているフランジを意味している。従って、チューブ端は、チューブ、そして/又はフランジに関連している。
本発明の他の有利な特徴は下記の通りである。
−弾性シール手段は、前記シール手段を強く張るための保持手段を備えている。
−ヘッダープレートは、シール手段が凹みや溝内に位置する必要が無いために、実質上平坦面をしている。
−各保持手段の間の部分は、弾性のシール手段で構成されており、シール手段の他の部分は、弾性でも非弾性でも構わない。
−保持手段は、少なくとも2つの部分から成り、シール手段の平面に事実上垂直で、保持手段の2つの対向端部が、シール手段と結合されている。
−支持部により、チューブの端部に支えられているシール手段の支持部は、前記シールガスケットの面とは異なる高さに位置している。
−チューブに支えられている前述の支持部は、シールガスケットの面より高いか、又は同じ高さである。
−シールガスケットの支持部は、単独で、又は単にチューブの端部でのみ支えられている。
又、本発明は、多数のチューブ等から成る熱交換コア部を備えている熱交換器に関し、各チューブの端部は、それぞれ、ろう付けにより、2つのヘッダータンクに固定されており、前述のように、熱交換器内のガスケットは、前記一連の受孔の両端に位置している開口部を通過して、前記タンク内に挿入されているチューブの、少なくとも一部に支えられて強く張られている。
又、本発明は、前述のように、弾性シール手段のヘッダータンクへの固定方法に関しており、次の連続的工程を備えている。
a)少なくとも2つの保持手段を保持する。
b)少なくとも2つの保持手段の間の弾性部分を引き伸ばす(又は長く伸ばす)。
c)ヘッダープレートの外周部の、少なくとも2つのチューブの端部に、シールガスケットを固定する。
この工程a),b),c)は、機械を使用して、自動的に行うことが有利であるが、作業者の手作業により行うこともできる。
添付図面と、実施例に関する次の詳細な説明により、本発明をよりよく理解しうると思う。
本発明のシール手段の第1実施例の概略斜視図である。 図1のシール手段のB‐B線における断面図である。 図1のシール手段のA‐A線における断面図である。 図1の斜視図で示されているシール手段を、自動的に、又は手動的に固定する方法における第1の工程を示す図である。 図1の斜視図で示されているシール手段を、自動的に、又は手動的に固定する方法における第2の工程を示す図である。 図1の斜視図で示されているシール手段を、自動的に、又は手動的に固定する方法における第3の工程を示す図である。 図1の斜視図で示されているシール手段を、自動的に、又は手動的に固定する方法における第4の工程を示す図である。 図1の斜視図で示されているシール手段を、自動的に、又は手動的に固定する方法における第5の工程を示す図である。 図1の斜視図で示されているシール手段を、自動的に、又は手動的に固定する方法における第6の工程を示す図である。 本発明のシール手段の第2実施例の部分図である。 異なる角度から見た、本発明のシール手段の第2実施例の部分図である。 図11のシール手段のB‐B線における断面図である。 強く張られているシール手段に作用する力と負荷を示す図12と同様の断面図である。
図1は、本発明の第1実施例であって、2つの長片3,3'と2つの短片4,4'を有する長方形の枠体2を備える弾性のあるシール手段、すなわちシールガスケットを示す。このシールガスケット1は、2つの垂直保持片5を備えており、各保持片5は、シールガスケット1の枠体2の対向する2つの長片3,3'を、両端部で直角に接続している。この保持片5は、シールガスケット1の外周部により定められる平面に対して直交している。また、図2と図3に示すように、この保持片5は、枠体2に対して、上方へ僅かにオフセットしている。すなわち、シールガスケット1の下面6から上方に位置している。
保持片5を除いて、シールガスケット1の各部材の断面は円形であり、保持片5の断面は、長方形である。シールガスケット1は、断面が円形であると、その使用によく適する。しかし、断面を他の形状とすることも、もちろん可能である。垂直の保持片5の断面は長方形であるが、自動アーム、又は作業者の手により保持するのに適している、例えば円形、長円形等の任意の断面形状としてもよい。
保持片5の厚さや幅は、取り扱いが容易で、かつ後記するチューブ7の端部間に固定するのに、十分強固である限り、任意に選択することができる。
図4〜図9は、タンクのヘッダープレート8へシールガスケット1を固定する連続的工程を示す。ヘッダープレート8への固定方法を示すためのシールガスケット1は、図1と図2に示したものと同一のものである。この固定は、機械(図面では示されていない)を使用して行われる。すなわち、図示していない機械により作動させられる1対の挟み片9,9'を使用して、自動的に行われる。1人の作業者により各工程が行われ、シールガスケット1は、実質上同じ方法で固定される。
図4は、保持片5の上方に位置する対をなす挟み片9,9'を示している。各組の挟み片9,9'は、各保持片5の側面に位置するように下降させられる。
図5は、シールガスケット1を操作しうるように、各保持片5を、各組の保持用挟み片9,9'でしっかりと締め付けているところを示している。
図6は、図4〜図9の右方向に挟み片9'を移動させることにより、ガスケット1を引き伸ばす工程を示している。もちろん、このシールガスケット1を、例えば、保持片5を左方へ、又は、2つの保持片5を同時に引っ張るような別のやり方で引き伸ばすことも可能である。引き伸ばしを行うために、挟み片9を、他の保持片5の位置から遠ざかる方向へ移動させる必要がある。この段階で、シールガスケット1は引き伸ばされ、従って高張力状態になっている。これは、非張力状態時よりもシールガスケット1の寸法が大きいことを意味しており、そのため、ヘッダープレート8上に容易に位置決めすることができる。
図7は、シールガスケット1が、強く張られている状態で、ヘッダープレート8上に配置されている状態を断面で示している。ヘッダープレート8は、その伸長方向に並ぶ複数の受孔20を備えており、この受孔20に、少なくとも1つの流体が流れるチューブ7が挿入されている。前記受孔20の断面は、例えば長方形であり、2つの長辺側が互いに平行であり、短辺側が半円形になっており、チューブ7の断面形と適合した形状を有し、チューブ7の端部が嵌合している。前記各受孔20は、互いに平行になっており、その長軸は、ヘッダープレート8の長手方向に対して直交している。図示の実施例においては、ヘッダープレート8には、溝や凹条は設けられていない。
保持用挟み片9,9'を使用して、機械により、シールガスケット1をヘッダープレート8上に移動させ、その後、シールガスケット1を降下させることにより、挟み片9,9'を取り付ける。
図8においては、シールガスケット1の張力が減少するように、2組の保持用挟み片9,9'は、元の位置に戻されている。1つの保持片5が引き伸ばされている場合は、2組の挟み片9,9'の内の1つが、互いに対する元の位置へ戻される。図8の工程中に、シールガスケット1の張力が減少するが、この張力はゼロではなく(又は、比較的高いこともある)、これは、図面には示されていないが、シールガスケット1が、熱交換器のコアの端に位置しているチューブ7の端部に支えられているか、少なくとも、2本のチューブ7、7の端部に張力が作用していることを意味する。
次に、図9に示すように、この2組の保持用挟み片9,9'を上昇させるとともに、開かして保持片5の保持を解除する。
図10〜図13は、本発明の第2実施例を示す。
この第2のシールガスケット1'は、図1〜図9のシールガスケット1とは、保持片5の形状や位置が本質的に異なっている。このシールガスケット1'は、前述同様、図10と図11に示すように、2つの長片3、3'と、2つの短片4、4'とから成る長方形で、4つの隅部はそれぞれ丸みを有しており、ヘッダープレート8'の内周部や周辺部に適した形状をしている。
更に、この実施例においては、保持片10は、シールガスケット1'の両端部、すなわち、2つの対向している短片4,4'の近くに、それぞれ位置している。
保持片5,10の数は、第1実施例又は第2実施例に拘らず、ほとんど重要ではないことに注意するべきである。このことは、1つだけの保持片、又は2つ以上の保持片を、シールガスケット1,1'の適当な位置に設けることも、将来的に可能であることを意味している。この保持片5,10は、シールガスケット1,1'、さらに具体的に言うと、シールガスケット1,1'の外周部、すなわち枠体2とは異なる材料、例えば、シールガスケット1,1'の外周部、すなわち枠体2の材料よりも強く、弾力性が小さい別のプラスチックで形成されている。例えば保持片5,10をポリアミド製とし、シールガスケット1,1'をラテックスゴム製とし、その外周部、すなわち枠体2に、保持片5、10が結合されている。
これに関連して、シールガスケット1,1'の各保持片5又は10の間の部分は、保持片5又は10を移動させることにより、容易に引き伸ばせるように、本質的にシールガスケット1,1'の弾性部分であることが重要である。
第2実施例における保持片10は、チューブ7の1つの以上の端部と接触する上向突部12と、シールガスケット1'の枠体2と上向突部12とを結ぶ凹入部13との2つの部分から成る軸方向の突起部を備えている。この凹入部13は、シールガスケット1'の枠体2から、枠体2とほぼ同じ高さにあり、上向突部12は、凹入部13の上方に位置し、軸方向を向いている。従って、上向突部12は、凹入部13と軸方向に変位しており、この凹入部13は、上向突部12に対する食い込み部となっている。換言すると、上向突部12は、チューブ7と接触する、シールガスケット1'の一部分である。
第2実施例のシールガスケット1'の、この特別な構造は、シールガスケット1'の張力の受け方に関して、優れた効果を発揮する。シールガスケット1'が、自動又は手動により、第1実施例と実質的に同じ要領で取り付けられるので、シールガスケット1'をヘッダープレート8'上に置いて、張力の一部を弛めた時に、シールガスケット1'には、図13の矢印14で示す、接触のための自然的傾向(弾性戻り力)が生じる。そのため、シールガスケット1'の上向突部12がチューブ7の端部により押し戻され、それに伴う合力15が、保持片10の凹入部13を、ヘッダープレート8における受孔20に続くフランジ16を強く押すこととなる。そのため、シールガスケット1'のねじれや曲げの危険性は回避される。更に、シールガスケット1'の上向突部12により、チューブ7の端部は強く押圧され、ヘッダープレート8'からフランジ16が突出している場合には、フランジ16も、強く押圧される。
図には示されていないカバーが、当業者によく知られている方法で、ヘッダープレート8,8'に固定されている。例えば、図に示されていない歯が、この目的のためにヘッダープレート8,8'に設けられており、この歯を利用して、ヘッダープレート8,8'が、カバーの端部に圧着される。
1,1' シールガスケット
2 枠体
3,3' 長片
4,4' 短片
5 保持片
6 下面
7 チューブ
8,8' ヘッダープレート
9,9' 挟み片
10 保持片
11 端部
12 上向突部
13 凹入部
14 矢印
15 合力
16 フランジ
20 受孔

Claims (11)

  1. 熱交換器用のヘッダータンクであって、
    ヘッダープレート(8)(8’)の少なくとも一部と、
    カバーの少なくとも一部と、
    弾性を有するシール部材(1)(1’)を備え、
    前記ヘッダープレート(8)(8’)は、少なくとも一列の受孔(20)を有し、前記列は、プレートの延びる方向に配置され、前記受孔は、複数のチューブ(7)または類似物の通路用に設けられ、前記複数のチューブ(7)または類似物を通して少なくとも1つの流体が流れ、前記ヘッダープレートは、前記複数のチューブを固定するようになっており、前記カバーは、前記ヘッダープレート(8)(8’)に固定されたときに少なくとも一部分において前記ヘッダータンクを閉じるようになっており、前記シール部材(1)(1’)は、前記ヘッダープレート(8)(8’)とカバーの間に位置し、
    前記シール部材(1)(1’)は、チューブ(7)の前記タンクに現れる少なくとも一部分に、支えられかつ強く引っ張られるように、配置され得るようになっており、前記チューブ(7)は、受孔の前記単数または複数の列の反対端に位置する受孔を通過することを特徴とするヘッダータンク。
  2. 前記シール部材(1)(1’)は、これを強く引っ張るための保持手段(5)(12)を備えていることを特徴とする請求項1記載のヘッダータンク。
  3. 前記ヘッダープレート(8)(8’)は、実質的に平面に沿って広がり、前記シールガスケット(1)(1’)は、専用の凹みまたは溝に位置しないことを特徴とする請求項1または2記載のヘッダータンク。
  4. 保持手段(5、11と12)の間に位置する領域は、シール部材(1)(1’)の弾性領域を構成し、前記手段の他の領域が、弾性または非弾性となることが可能である、請求項2記載のヘッダータンク。
  5. 保持手段(5)は、シール部材(1)の広がる平面に実質的に直交する少なくとも2つの部分から成り、また前記部材(1)の2つの対向する端部(3)(3’)を接続していることを特徴とする請求項2または4記載のヘッダータンク。
  6. 支持部(12)は、前記シールガスケットが広がる面とは異なる高さに位置し、前記支持部(12)により、前記シール部材(1)(1’)は、チューブ(7)の端部に支えられていることを特徴とする請求項1記載のヘッダータンク。
  7. チューブ(7)の端部に支えられている前記支持部(12)は、前記シールガスケット(1’)が広がる面より高い位置にあるか、または同じ平面にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘッダータンク。
  8. 前記シールガスケット(1)(1’)が支えられている前記支持部(12)は、単独で、またはチューブの端部上のみであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のヘッダータンク。
  9. 特に自動車用の熱交換器であって、複数のチューブ(7)または類似物から成る熱交換コアを備え、前記複数のチューブ(7)または類似物の端部は、2つのヘッダータンクにろう付けによってそれぞれ固定され、
    2つのヘッダータンクの少なくとも1つは、請求項1〜8のいずれか1項に記載のヘッダータンクであり、前記ガスケットは、チューブの前記タンクに現れる少なくとも一部分に、支えられかつ強く引っ張られるように、配置され得るようになっており、前記チューブは、受孔の前記単数または複数の列の反対端に位置する受孔を通過することを特徴とする熱交換器。
  10. 弾性シール部材(1)(1’)を、請求項1〜9のいずれか1項に記載のヘッダータンクに固定する方法であって、
    a)少なくとも2つの保持手段(5)(12)を保持するステップ、
    b)少なくとも2つの保持手段(5)(12)の間の弾性領域を引き延ばすステップ、
    c)前記シール部材(1)(1’)を、受孔の前記単数または複数の列の対向する端部に位置するチューブ(7)の少なくとも2つの端部に取り付けるステップ、
    である一連のステップを備える方法。-
  11. ステップa)、b)、c)は、機械を使用して自動的に、またはオペレーターにより行われることを特徴とする請求項10に記載の方法。
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