JP2011507646A - 医療用洗浄用具 - Google Patents

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Abstract

本発明は、たがいにねじられた、少なくとも、2本のワイヤー(3)で形成されている、細長い基本部材(2)を含む、医療用洗浄用具(1)に係る。また、医療用洗浄用具は、ねじられたワイヤーの間に固定され、ねじられたワイヤーから離れて伸びている複数本の剛毛(4)を含み、剛毛は基本部材(2)の第1の端部(6)で、洗浄部分(5)に位置している。剛毛は、チタン、又は、チタン合金から成っている。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用インプラント洗浄用具、又は、医療用デブリドマン用具に係る。
例えば、歯科用インプラント、整形外科用インプラント、及び、血管ステント等の多くの医療用インプラントは、金属製である、即ち、金属材料で作られている。金属製医療用インプラントを構成するのに通常使用されている金属材料の例は、鋼、チタン、ジルコニウム、タンタル、ニオブ、ハフニウム、及び、これらの合金である。特に、チタン、及び、チタン合金は、医療用インプラントを構築するために利用するのに適していることを立証している。このことは、チタンが生体適合性であり、体液への耐腐食性が極めて高く、バクテリアの付着に対して抵抗性があり、及び、軽量かつ高強度であるという事実に因るものである。
歯科用インプラントは、1本、又は、それ以上の本数の歯を無くした患者における、歯の修復処置に利用される。歯科用インプラントは、人工の歯根代替品として利用される歯科用器具を含む。従って、歯科用器具は、新しい歯のための歯根としての役目を果たす。歯科用器具は、通常ネジである、即ち、それはネジの形状を有しており、通常は、チタン、チタン合金、ジルコニウム、又は、ジルコニウム合金製である。このネジは外科的に、顎骨に埋め込まれ、骨組織がネジの周りで増えた後、ネジは、インプラント表面と密接している骨と、骨の中で固定される。骨芽細胞がインプラントされたネジの表面の上、及び、中で成長するので、このプロセスはオッセオインテグレーション(osseointegration)と呼ばれる。オッセオインテグレーションにより、ネジがしっかりと取り付けられる。
インプラント・ネジが、ひとたび、顎骨にしっかりと固定されると、ネジに橋脚歯を取付けることにより、それを延長させることが出来る。ネジと同様に、橋脚歯は、チタン、チタン合金、ジルコニウム、又は、ジルコニウム合金製である。利用される橋脚歯の形状と大きさは、ネジに取り付けた後、橋脚歯が丁度粘膜を越えるように、調整される。次に、クラウン、ブリッジ、又は、義歯等の歯の修復物を、橋脚歯に取り付けることが出来る。
あるいは、橋脚歯は必要なく、クラウン、ブリッジ、又は、義歯等の歯の修復物を、ネジに直接取り付けることが出来るように、インプラント・ネジは、埋め込み後に丁度粘膜を越えるような形状と大きさを有する。
整形外科用インプラントは、筋骨格系の、特に関節と骨の、痛みの軽減をも含んで、機能の保全と回復のために、利用される。血管ステントは、局所的な流路狭窄を防止、又は、妨害するために、即ち、それらが著しい血管径の減少を妨害するために、血管内への挿入用に配置された管状インプラントである。
歯科用インプラント、整形外科用インプラント、及び、欠陥ステント等の医療用インプラントの表面、又は、それらの近傍は、取り付け後、時々、洗浄をする必要がある。これは、インプラント周囲炎として知られている、インプラントの近傍の骨に、進行性の変性過程を起こす、感染、又は、汚染が起こるときに、特に重要である。これらの場合には、病的な状態のインプラントの表面は、病態の進行を止め、インプラントの整復を確実にするために、細菌と汚染物質を洗浄することが必要である。インプラント表面を洗浄しないと、結果的に、骨とインプラントを失うこととなり、更なる代替治療を困難に、ある時は、不可能にさえしてしまう。さらに、血管ステントの表面は、血塊を除去するために、移植中ずっと、きれいにする必要があり、血管ステントの内部、即ち、血管ステント内の空洞部は、再狭窄、即ち、血管の閉塞に起因する、その後の治療中の、内視鏡による処置において、きれいにしなければならない。
伝統的に、歯科医、及び、外科医は、外科、移植、又は、他の治療中に、金属製医療用インプラントを徹底してきれいにするために、比較的硬い、即ち、高硬度を有する洗浄用具を利用する。そのような、硬い洗浄用具は、例えば、ステンレス、硬質金属の合金、又は、硬質ポリマーで作られ得る。しかし、そのような硬い洗浄用具は、全ての金属製インプラント材料を洗浄するために利用するのには、適切ではない。例えば、それらは、チタン、チタン合金、ジルコニウム、又は、ジルコニウム合金等の軟質の金属、又は、金属合金製の医療用インプラントを洗浄するために利用するのには、適切ではない。これは、そのような医療用インプラントは、硬い洗浄用具と接触すると、損傷する可能性のある壊れやすい表面を有しているという事実によるものである。従って、硬い洗浄用具が、例えば、チタン、チタン合金、ジルコニウム、又は、ジルコニウム合金製の医療用インプラントをきれいにするために利用されるとき、医療用インプラントの表面が。洗浄プロセスによって損傷される危険性が高い。このように、医療用インプラントの表面組織は悪影響を受ける。また、医療用インプラント表面にできた、あらゆる引っかき傷は、医療用インプラントの周りの組織、例えば、歯肉に、再感染をもたらし得る、バクテリアが付着し得る場を構成し得る。
さらに、上述の硬い洗浄用具は、医療用インプラント表面を洗浄するために利用されるときに、医療用インプラントの壊れやすい表面を汚染し得る、即ち、それらにより、医療用インプラント表面に、汚染残渣物が残る可能性がある。これらの残渣物は、多くの場合、異物反応を引き起こし、また、一般的に、人体に、良好に受け入れられることはない。
上述の損傷の危険性を回避するために、壊れやすい表面を有する金属製医療用インプラントを洗浄するための上述の硬い洗浄用具の代わりに、軟質の剛毛を含むブラシ形状の洗浄用具を利用され得る。この時、軟質の剛毛は、例えば、プラスティック材料、ナイロン、又は、他の合成繊維で作られていてよい。医療用インプラントを洗浄するためのそのようなブラシの一例が、特許文献1に公開されている。しかしながら、医療用インプラント表面でのそのようなブラシの洗浄効果は、硬い洗浄用具のそれほどは良くない、即ち、硬い洗浄用具を用いることにより、効果的に、かつ、徹底的に洗浄をすることが、より容易となる。また、医療用インプラント表面を洗浄するために、そのようなブラシが利用される場合、1本、又は、それ以上の本数の軟質の剛毛、又は、それらの一部が、ブラシから抜けて、周辺組織に、例えば、粘膜に、付着することはよくあることであり、それによって炎症、又は、感染がしばしば起きる。
このように、軟質の金属材料と同様に、硬質の金属材料製の金属製インプラントを洗浄可能であり、上述の欠点が取り除かれ、又は、少なくとも、欠点が本質的に減少している、即ち、壊れやすい医療用インプラント表面を損傷することなく、きれいに洗浄するに十分な硬度を持ち、インプラントが取り付けられた組織の整復に相容れない、汚染物質を残さない、医療用インプラント洗浄用具への要求は依然としてある。
また、別の理由で、外科手術によって露出している硬組織表面を創傷清拭することが、都合が良く、又は、必要であり得る。例えば、再生治療の前に、即ち、再生治療のために硬組織表面に準備を施すために、外科手術によって露出している硬組織表面の創傷清拭を実施することは、都合が良く、又は、必要であり得る。再生治療のために表面に準備を施すために、外科手術によって露出している硬組織表面の創傷清拭を実施することが、都合が良い、又は、必要である治療に関連する症例は、インプラント周囲炎、歯周炎病変、辺縁性歯周炎、根尖性歯周炎、歯根分岐部欠損、根尖肉芽腫及び歯根嚢胞、骨嚢胞、骨腫瘍、骨肉芽腫、骨肉腫、(感染性)抜歯窩、歯槽痛(“ドライソケット(dry socket)”)、歯根尖切除異常の洗浄、局所性骨髄炎、外傷起因障害、インプラントの切除又は修正、骨折の切除又は修正、及び、一時的な骨インプラント(整形外科用骨プレート、リテーナー、及び、ネジ等)の除去である。さらに、関節炎に侵されている関節の関節面のデブリドマン、並びに、軟骨、及び、靭帯の再生治療の前に、そのような表面のデブリドマンが、都合良く、又は、必要である可能性がある。
例えば、術後の影響等の、罹患率や、副作用の頻度は、外科手術によって露出した硬組織表面のデブリドマンに要した時間に、直接的に関係があり、また、しばしば、その時間に比例的であるという事実は公知である。このように、迅速なデブリドマン治療によって、より良い、総合的治療成果が確かなものとなる。また、総合的治療成果は、デブリドマン処置中のデブリドマン用具による、解剖学的構造の損傷の程度にもよる。さらに、総合的治療成果は、デブリドマン用具によって治療表面上に残された汚染残渣物の総量にもよる。汚染残渣物は、異物反応を引き起こす可能性がある。
このように、治療される、手術により露出した硬組織表面を損傷することなしに、十分に創傷清拭するために十分な硬度を有し、異物反応を引き起こすような汚染源を、治療される、手術により露出した硬組織表面上に残さず、手術により露出した硬組織表面を比較的迅速に創傷清拭処置するために利用可能である、医療用創傷清拭用具への要求も同様にある。
US 6,345,406
従って、本発明の目的の1つは、金属製の医療用インプラントを洗浄するための改善された医療用インプラント洗浄用具を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴部分に従って達成される。
本発明の別の目的は、改善された医療用デブリドマン用具を提供することである。
この目的は、請求項24の特徴部分に従って達成される。
好適な実施態様が従属請求項に記載されている。
本発明の他の目的、及び、特徴が添付図面とともに、考慮されている、以下の詳細説明により明白になるであろう。しかしながら当然のことながら、図面では、単に図示の目的で意図されており、本発明の限界の定義を意図していない、そのために添付の請求項が参照されるべきである。さらに、当然のことながら、図面は必ずしも縮尺通りには描かれておらず、特に指示が無い限り、本明細書に説明される構造を、概念的に示すことを意図している。
図面において、同様の参照番号は、さまざまな図面を通じて、同様な要素を示す。
本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具、又は、医療用デブリドマン具の第1の実施態様を概略的に示す。 本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具、又は、医療用デブリドマン用具の第1の実施態様を、連結要素とともに、概略的に示す。 本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具、又は、医療用デブリドマン用具の第2の実施態様を概略的に示す。 本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具、又は、医療用デブリドマン用具の第3の実施態様を概略的に示す。 本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具、又は、医療用デブリドマン用具の第4の実施態様を概略的に示す。
本発明は、金属製医療用インプラントの洗浄のための医療用インプラント洗浄用具を提供する。本文脈では、用語“金属製医療用インプラント”は、主に金属部品を含む医療用インプラントを意味する。さらに、本文脈では、用語“医療用インプラント”は、脊椎動物、特に、人間等の哺乳動物の体内にインプラントされることを意図した、あらゆる器具を、その範囲内に含む。医療用インプラントは、また、医療用人工器官として表わされることもある。一般的に、医療用インプラントは、1個、又は、数個のインプラント部品から成る。医療用インプラントの限定されない実施例は、例えば、歯科用インプラント、整形外科用インプラント、及び、血管ステント等の、骨格を交換する、及び/又は、身体機能を回復する、医療用器具である。本文脈では、用語“歯科用インプラント”は、歯の修復処置において、脊椎動物、特に、人間等の哺乳動物の口腔内に埋め込まれることを意図した、あらゆる器具を、その範囲内に含む。歯科用インプラントは、また、歯科用人工器官として表わされることもある。一般的に、歯科用インプラントは、1個、又は、数個の埋め込み部品から成る。例えば、歯科用インプラントは、通常、橋脚歯、及び/又は、クラウン、ブリッジ、又は、義歯等の歯の修復物等、2次インプラント部品に結合された歯科用器具を含む。しかし、インプラントを意図した、歯科用器具等のどんな器具だけであっても、たとえ、他の部品が取り付けられるとしても、インプラントと呼ばれることがある。
本文脈では、用語“整形外科用インプラント”は、筋骨格系の、特に、関節と骨格の、これらの組織における痛みの軽減を含んで、機能の維持と修復のために、脊椎動物、特に、人間等の哺乳動物の体内にインプラントすることを意図した、あらゆる器具を、その範囲内に含む。整形外科用インプラントの限定されない実施例は、人工股関節、人工膝関節、人工肘関節、義手、人工内耳、及び、固定ネジである。
本文脈では、用語“血管ステント”は、局所的な流路狭窄の防止、又は、妨害をするための、即ち、著しい血管径の減少を妨害するための、脊椎動物、特に、人間等の哺乳動物の血管内に挿入用の管状インプラントを意味する。
図1は、本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具1、即ち、ブラシ、の第1の実施態様を概略的に示す。ブラシ1は、歯科用インプラント、整形外科用インプラント、又は、血管ステント等の、金属製医療用インプラントを洗浄するために利用し得る。しかし、驚くべきことに、ブラシ1は、医療用インプラントの洗浄の他の医療用洗浄の処置にも利用が出来ることがわかった。例えば、ブラシは、手術により露出した硬組織表面の創傷清拭に利用することが出来る。従って、ブラシ1は、医療用デブリドマン用具として示されてもよい。このことは、以下に、さらに説明をする。あるいは、ブラシ1は、医療用洗浄用具と示されてもよい。
ブラシ1は、第1の実施態様においては、互いに、ねじられた2本のワイヤー3から形成される、細長い、基本部材2を含む。しかし、以下に説明するように、代わりに、細長い、基本部材2は、互いに、ねじられた、2本より多くのワイヤー3から形成されてもよい。
さらに、ブラシ1は、ねじられたワイヤー3の間に固定された複数本の剛毛4を含む。それぞれの剛毛4は、ねじられたワイヤー3から離れるように伸びている、即ち、それぞれの剛毛4の全長は、基本部材2の長手方向には伸びていない。剛毛4は、基本部材2の第1の端部6で、洗浄部分5、即ち、ブラシ部分、に位置している。ブラシ部分5は、基本部材2の第1の端部6でのすぐ近くに、即ち、第1の端部6とブラシ部分5との間に基本部材2の部分無しで、位置していてもよい。あるいは、第1の端部6とブラシ部分5との間に基本部材2の部分があってもよい。(図1参照)
本発明によれば、剛毛4は、チタン、又は、チタン合金から成る。本明細書では、用語“合金”は、母材と、少なくとも、1つの合金化成分を含む金属材料を意味することが意図されている。本明細書では、用語“母材”は、合金の主要成分である金属を意味することが意図されており、かつ、用語“合金化成分”は、合金を形成するために、母材に加えられる成分を意味することが意図されている。従って、用語“チタン合金”は、母材としてのチタンと、少なくとも、1つの合金化成分とを含む合金を意味することが意図されている。
従って、剛毛4は、混じりけのない、即ち、合金でない、チタンからなっていてよい。例えば、剛毛4は、ASTM F67のグレード1のチタン、グレード2のチタン、グレード3のチタン、及び、グレード4のチタンから成るグループから選択されたチタンから成っていてよい。時には、これらのチタンの種類は、“商業的に混じりけのない”チタンとしても、示される。
或いは、前記剛毛(4)が、母材としてのチタン、並びに、ジルコニウム、タンタル、ハフニウム、ニオブ、アルミニウム、バナジウム、モリブデン、クロム、コバルト、マグネシウム、鉄、金、銀、銅、水銀、スズ、及び、亜鉛から成るグループから選択された、少なくとも、1つの合金化成分を含む、チタン合金から成っていてもよい。
例えば、剛毛4は、母材としてのチタンと、並びに、合金化成分としての、アルミニウム、及び、バナジウムを含む、チタン合金とから構成されていてよい。そのようなチタン合金の好適な実施例の1つは、およそ94.5%チタン、およそ3%アルミニウム、及び、およそ2.5%バナジウムを含む。
剛毛4を構成し得る、チタン合金の別の実施例は、チタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金である。例えば、剛毛4は、ASTM F136のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金、及び、ASTM F1472のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成るグループから選択されたチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金で構成されていてよい。
或いは、剛毛4は、ASTM F1295のチタン−6・アルミニウム7・ニオブ(Ti6Al7Nb)合金、ASTM F1713のチタン−13・ニオブ−13・ジルコニウム(Ti13Nb13Zr)合金、及び、ASTM F1813のチタン−12・モリブデン−6・ジルコニウム−2・鉄(Ti12Mo6Zr2Fe)から成るグループから選択されたチタン合金で構成されていてもよい。
ワイヤー3は、例えば、金属、又は、合金等の好適などんな材料で構成されていてもよい。しかし、ワイヤー3は、好ましくは、チタン、又は、チタン合金から成る。従って、ワイヤー3は、混じりけのない、即ち、非合金のチタンから成っていてもよい。例えば、ワイヤー3は、ASTM F67のグレード1のチタン、グレード2のチタン、グレード3のチタン、及び、グレード4のチタンから成るグループから選択されたチタンで構成されていてもよい。
或いは、ワイヤー(3)が、母材としてのチタン、並びに、ジルコニウム、タンタル、ハフニウム、ニオブ、アルミニウム、バナジウム、モリブデン、クロム、コバルト、マグネシウム、鉄、金、銀、銅、水銀、スズ、及び、亜鉛から成るグループから選択された、少なくとも、1つの合金化成分を含む、チタン合金で構成されていてもよい。
例えば、ワイヤー3は、母材としてのチタンと、並びに、合金化成分としての、アルミニウム、及び、バナジウムを含む、チタン合金とで構成されてよい。そのようなチタン合金の、1つの好適な実施例は、およそ94.5%チタン、およそ3%アルミニウム、及び、およそ2.5%バナジウムを含む。
ワイヤー3を構成し得る、チタン合金の別の実施例は、チタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金である。例えば、ワイヤー3は、ASTM F136のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金、及び、ASTM F1472のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成るグループから選択されたチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金で構成されていてもよい。
あるいは、ワイヤー3は、ASTM F1295のチタン−6・アルミニウム7・ニオブ(Ti6Al7Nb)合金、ASTM F1713のチタン−13・ニオブ−13・ジルコニウム(Ti13Nb13Zr)合金、及び、ASTM F1813のチタン−12・モリブデン−6・ジルコニウム−2・鉄(Ti12Mo6Zr2Fe)から成るグループから選択された、チタン合金で構成されていてもよい。
第1の実施態様において、ワイヤー3は中実である、即ち、その内部は、それらを構成している、非合金のチタン材料、又は、チタン合金で、完全に満たされている。従って、それらは中空ではない。
剛毛4、及び、ワイヤー3は、同一の材料で構成されてもよい、即ち、剛毛4、及び、ワイヤー3は、例えば、純(非合金の)チタンのあるグレード、又は、上述のチタン合金のいずれかによって、構成されてもよい。しかし、剛毛4、及び、ワイヤー3は、別々の材料で構成されてもよい。それゆえ、例えば、剛毛4は、純チタンのあるグレードから成り、一方、ワイヤー3は、純チタンの別のグレードから成っていてもよい。代わりの実施例としては、剛毛4は、純チタンから成り、一方、ワイヤー3は、チタン合金から成る、又は、その逆であってもよい。さらに別の実施例としては、剛毛4は、あるチタン合金からなり、一方、ワイヤー3は、別のチタン合金から成っていてもよい。
また、個別のワイヤー3は、異なった材料で構成されていてもよい。例えば、第1の実施態様において、1本のワイヤー3は、上述の非合金チタン材料、又は、チタン合金の1つから成っていてもよいが、一方、その他のワイヤー3は、別の、上述の非合金チタン材料、又は、チタン合金から成る。同様に、1本、又は、それ以上の本数の剛毛4は、上述の非合金チタン材料、又は、チタン合金の1つから成っていてもよいが、一方、その他の剛毛4は、別の、上述の非合金チタン材料、又は、チタン合金から成る。
基本部材2は、5〜500mm、又は、10〜500mmの長さであってよく、ブラシ部分5は例えば、1.0〜100mm、又は、2〜10mmの長さであってよい。各ワイヤー3の直径は、例えば、0.1〜2.0mm、又は、0.1〜1mmであってよい。剛毛4は、例えば、0.1〜50mm、又は、0.1〜10mmの長さで、0.05〜1.0mm、又は、0.05〜0.5mmの直径であってよい。
図1に示す第1の実施態様において、全ての剛毛4は、実質的に、同一の長さである。これにより、剛毛4の外側端部7は、円筒の外表面の部分を形成し、ブラシ部分5が円筒形を有す。
本発明に記載のブラシ1は、例えば、ワイヤーを互いにねじった後、剛毛4をワイヤーの中に組み込む、公知の方法のいずれかによって作成され得る。例えば、剛毛4は、ねじられたワイヤー3の間にインターロックさせることにより、ねじられたワイヤー3の間に固定し得る。あるいは、剛毛4は、電気溶接によって、又は、高温に加熱することにより、固定し得る。
さらに、本発明に記載のブラシ1は、歯科用穿孔、若しくは、歯内作業のための、コントラアングル・ハンドピース、又は、整形外科用ドリル等の、モーター駆動装置と一緒に利用するように意図され得る。この時は場合により、ブラシ1は、モーター駆動装置と連結するための連結部品9を含み得る。連結部品9は、基本部材2の第2の端部8に備えられている。図2は、連結部品9を有する、第1の実施態様のブラシ1を概略的に示す。
あるいは、本発明に記載のブラシ1は、手作業による使用を意図し得る。この時場合により、ブラシは、基本部材2の第2の端部8の連結部品9の替わりにハンドル(図示していない)を含み得る。
本発明に記載のブラシ1は、感染、及び/又は、骨吸収後に、金属製医療用インプラントの表面を洗浄するために、外科手術中に利用し得る。例えば、それは、金属製歯科用インプラント、又は、金属製整形外科用インプラントの表面の洗浄のために利用することが出来る。従って、チタン製ネジ等の歯科用インプラントの表面から、例えば、細菌性バイオフィルム、残屑、結石、又は、繊維組織を除去するために、利用し得る。あるいは、ブラシ1は、インプラント埋め込み中に、歯科用器具の近傍から、細菌性バイオフィルムを除去するために、洗浄剤(即ち、抗菌剤)と一緒に、利用し得る。ブラシ1はまた、橋脚歯の表面、又は、近傍を洗浄するために利用し得る。
また、ブラシ1は、整形外科用インプラントの表面から、セメント質残留物、細菌性バイオフィルム、残屑、結石、又は、繊維組織を除去するために、又は、血管ステントの表面から、カスを除去するために、利用し得る。あるいは、再狭窄、即ち、血管の閉塞に起因する、その後の治療中の、内視鏡作業において、血管ステントの内部、即ち、血管ステント内の空洞部を洗浄するために利用し得る。
[発明の効果]
驚くべきことに、本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具、即ち、ブラシ1は、金属製医療用インプラントを洗浄するために好都合であるとわかった。鋼製の医療用インプラント等の、比較的硬い表面を有する“硬い”金属製医療用インプラントと、チタン製、チタン合金、ジルコニウム、又は、ジルコニウム合金製の医療用インプラント等の、壊れやすい表面を有する“柔らかい”金属製医療用インプラントとの双方を洗浄するために利用するのに好都合である。これは、洗浄作業を実施するためにインプラント表面に接触する、本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具の部分、即ち、チタン、又は、チタン合金製の剛毛4は、硬いインプラントと壊れやすいインプラントの双方の表面をきれいに洗浄するのに十分な硬さであることが判明された事実によるものである。同時に、それらが壊れやすい表面を損傷するほどの硬度を有していない、即ち、それらは、原則的には、壊れやすい表面を損傷しない。その結果、上述の硬い洗浄用具の替わりに、本発明の洗浄用具が利用されるときに、医療用インプラントの表面構造に悪影響を与える危険性が減少する。また、損傷の危険性が減少するときに、細菌付着の元となる傷が生成する危険性も減少する。従って、インプラント周辺の組織、例えば、歯肉、が再感染する危険性も減少する。
さらに、本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具、即ち、ブラシ1は、インプラントされた構造と相容れない汚染物、即ち、材料残渣を残さない。ブラシ、又は、その部分が、緩む場合には、チタンは生体適合性があるので、異物反応は、通常、引き起こされない。従って、洗浄用具から緩んだ断片による炎症の危険性は、極わずかである。また、緩んだチタン断片は、医療用インプラントと癒着する可能性がある。
特に、本発明に記載の医療用インプラント洗浄用具、即ち、ブラシ1は、上述のとおり硬い洗浄用具によって簡単に損傷される、壊れやすい表面を有するチタン、又は、チタン合金製の医療用インプラントの洗浄に適切である。また、剛毛が作られている、チタン、又は、チタン合金は、それらの硬度が、正確に、又は、少なくとも、実質的に、洗浄されるチタン製インプラント表面の硬度に一致するように、選択し得る。例えば、洗浄されるインプラントが、純チタンから成っている場合、剛毛4の材料として、純チタンを選択することが好ましい。あるいは、洗浄されるインプラントが、特定のチタン合金から成っている場合、剛毛4の材料として、同一のチタン合金を選択することが好ましい。さらに、また、本発明に記載の洗浄用具は、ジルコニウムとチタンの硬度は差がないので、ジルコニウム、又は、ジルコニウム合金製の医療用インプラントを洗浄するために、特に適切である。
さらに、ブラシ1の形状は、チタン、チタン合金、ジルコニウム、又は、ジルコニウム合金で作られたネジの、例えば、ネジ山を有する医療用固定具の、表面を洗浄するために適切である。
上述のように、本発明に記載のブラシ1は、医療用デブリドマン用具としても、利用することが出来る。より具体的には、驚くべきことに、ブラシ1は、医療用インプラントの洗浄、又は、デブリドマンよりも、他の医療用洗浄処置のために利用し得ることがわかった。特に、それは、例えば、手術により露出した硬組織表面のデブリドマン等のデブリドマン処置のために適切である。例えば、再生治療の前に、即ち、再生治療のために硬組織表面の準備をするために、手術により露出した硬組織表面を創傷清拭することは、効果的であり、又は、必要であり得る。従って、ブラシ1の本明細書に記述された実施態様のいずれか、又は、変形は、医療用インプラント洗浄用具であるばかりでなく、医療用デブリドマン用具である。あるいは、ブラシ1の本明細書に記述された実施態様のいずれか、又は、変形は、医療用洗浄用具として、表わし得る。
硬組織とは、例えば、骨、セメント質、象牙質、エナメル質、軟骨、及び、靭帯である。用語“デブリドマン(debridement)”は、例えば、バイオフィルム、歯石、微生物、不要な組織、細胞、及び、細胞残渣、瘢痕組織、並びに/又は、壊死組織を除去するために、硬組織表面を洗浄することを意味する。例えば、デブリドマンは、局所的感染、炎症、異物反応、病態、変性過程(例えば、歯周炎、インプラント周囲炎)を抑えるために実施することが出来る。
本発明に記載のブラシ1は、多くの、種々の病態の治療において、外科手術によって露出した硬組織表面を創傷清拭するために利用し得る。再生治療のため、表面を準備するために、本発明に記載のブラシ1によって、外科手術によって露出した硬組織表面のデブリドマンを実施する処置に関連し得る、限定されない病態の例は、インプラント周囲炎、歯周炎病変、辺縁性歯周炎、根尖性歯周炎、歯根分岐部欠損、根尖肉芽腫、及び、歯根嚢胞、骨嚢胞、骨腫瘍、骨肉芽腫、骨肉腫、(感染性)抜歯窩、歯槽痛(“ドライソケット”)、歯根尖切除異常の洗浄、局所性骨髄炎、外傷起因障害、インプラントの切除、又は、修正、骨折の切除、又は、修正、及び、一時的な骨インプラント(整形外科用骨プレート、リテーナー、及び、ネジ等)である。さらに、関節炎に侵されている関節の関節面のデブリドマン、及び、軟骨、及び、靭帯の再生治療の前に、そのような表面のデブリドマンを、本発明に記載のブラシ1を用いて、実施することも出来る。
本発明に記載のブラシ1の使用を含む処置には、例えば、外科手術による、治療される硬組織表面の露出;炎症を起こしている軟組織の除去;本発明に記載のブラシ1を用いた表面のデブリドマン;必要に応じての(再生)治療の実施;軟組織の置換;良好な一次縫合と創傷安定のための縫合;及び、創傷を治癒させることの措置を含む。
特に、本発明に記載のブラシ1は、再生治療(即ち、例えば、Straumann(R) Emdogain、骨移植材料、自家骨、膜等の手段で)の前に、外科手術によって露出された歯根表面、歯根分岐部欠損、及び、骨欠損のデブリドマンのための有効な用具であることが観察されている。ブラシ1は、肉芽組織の除去、及び、石灰化バイオフィルム(プラーク)の結石、及び、歯肉縁下歯石の除去に、特に有効である。
デブリドマンの処置を行うために、硬組織表面に接する、ブラシ1の部分、即ち、チタン、又は、チタン合金で作られている剛毛4が、硬組織表面をきれいに洗浄するのに十分な硬度を有することが判ったので、本発明に記載のブラシ1は、外科手術によって、露出した、硬組織表面のデブリドマンに適切である。同時に、剛毛4が作られている、チタン、又は、チタン合金の硬度、剛性、及び、弾性は、身体構造に何らの損傷を加えること無しに、従って、表面の実質的な器具使用の後でも、元の組織の外形を保って、剛毛4が、表面を効果的に創傷清拭することが出来る程度である。
また、ブラシ1は、治療された硬組織表面に、生物学的に危険性のある汚染物質(bio-compromising contaminant)を少しも残さない。チタンは生物学的に無害であり、副作用は一切引き起こさない。治療表面に残された、チタン、又は、チタン合金の汚染物質はどれも、実質的な臨床上の影響をもたらすことはない。剛毛4、又は、その部分が緩む場合、チタンは生体適合性があるので、異物反応は通常、引き起こされない。従って、ブラシ1から緩んだ断片による、炎症の危険性はごく小さい。
さらに、別のやり方では洗浄することが困難である、及び/又は、手作業の用具利用では、届きにくい表面を、比較的迅速に創傷清拭する処置が、本発明に記載のブラシ1を用いて実施することが出来る。迅速に処置することにより、より良い処置結果が可能になる。上述のように、例えば、術後の影響等の、罹患率や、副作用の頻度は、外科手術によって露出した硬組織表面のデブリドマンに要した時間に、直接的に関係があり、また、しばしば、その時間に比例的であるという事実は公知である。従って、迅速なデブリドマン治療によって、より良好な、総合的治療成果が確かなものとなる。
また、健全な/生存可能な骨、又は、他の硬組織を損傷すること無しで、欠陥部位から、効果的に炎症を起こした/感染した軟組織、及び、結石を、効果的に取り除く、良好な“刃先(cutting edge)”を提供する鋭い端部を有するように、剛毛4の先端を製造することが出来るという点で、チタンの材料物性は優れている。
ブラシ1の上述の長所は、ブラシ1が、外科手術によって、露出した硬組織表面のデブリドマンを含む治療において、医療用デブリドマン用具として利用されるときに、総合的治療成果が改善されることを意味している。
医療用デブリドマン用具としてブラシ1の使用は、好ましくない(悪い)臨床的、及び/又は、生物学的影響を引き起こす、チタンのみの、他の金属イオン、又は、ポリマーが治療部位を汚染し、計画された(今後の)インプラント治療の成果が妨げられることが無いので、欠陥部位に対する治療計画に、チタン製インプラント、又は、チタンで作られた、あらゆる他の装置を取り付けることが包含されている場合に、特に好都合である。
図3は、本発明に記載のブラシ1の第2の実施態様を概略的に示す。第2の実施態様は、剛毛4の長さを除けば、第1の実施態様に一致している。第2の実施態様においては、剛毛4は、基本部材2の長手方向にわたって、即ち、長手方向に沿って、さまざまな長さを有している。さらに具体的には、剛毛4は、ブラシ部分5の長手方向にわたって、さまざまな長さを有している。“剛毛は、長手方向にわたって、さまざまな長さを有している”という表現は、本明細書では、少なくとも、剛毛4のある部分の長さは、異なっている、即ち、剛毛4の長さは、基本部材2の長手方向において、少なくとも、いくつかの位置の間で、異なっていることを意味することを意図している。
図3でわかるように、ブラシ1の、第2の実施態様の剛毛4の長さは、ブラシ部分5の遠位端部10(即ち、ブラシ部分遠位端部10)から、ブラシ部分5の近位端部11(即ち、ブラシ部分近位端部11)への方向で、連続的に増えている。剛毛4の外側端部7は、従って、円錐の表面部を形成しており、ブラシ部分5は円錐形を有す。
第2の実施態様は、第1の実施態様の変形に従って変形し得て、第1の実施態様と同一の長所を有する。また、それは、その形状が、深く、幅の広い、V字状の、病態状態の骨のポケットに好適であるという長所を有する。第2の実施態様のこの形状により、これらのV字状ポケットの洗浄が容易になるであろう。
図4は、本発明に記載のブラシ1の第3の実施態様を概略的に示す。第3の実施態様は、剛毛4の長さを除けば、第1の実施態様に一致している。第3の実施態様においては、剛毛4は、基本部材2の長手方向にわたって、即ち、長手方向に沿って、さまざまな長さを有している。さらに具体的には、剛毛4は、ブラシ部分5の長手方向にわたって、さまざまな長さを有している。
図4でわかるように、ブラシ1の、第3の実施態様の剛毛4の長さは、ブラシ部分5の遠位端部10(即ち、ブラシ部分遠位端部10)から、ブラシ部分5の長手方向の中間位置12への方向で、連続的に増えている。その後、剛毛4の長さは、中間部分12から、ブラシ部分5の近位端部11(即ち、ブラシ部分近位端部11)への方向で、連続的に減っている。剛毛4の外側端部7は、従って、側面図において、ダイヤモンドのような形状を有するエレメントの表面部を形成している。これにより、ブラシ部分5は、側面図において、ダイヤモンドのような形状を有する。
第3の実施態様は、第1の実施態様の変形に従って、変形させることが出来、第1の実施態様と同一の長所を有する。さらに、それは、その形状が、幅の狭い、V字状の、病気状態の骨のポケットに好適であるという長所を有する。第3の実施態様のこの形状により、これらのV字状ポケットの洗浄が容易になるであろう。
別の実施態様(図示していない)においては、剛毛4は、基本部材2の長手方向にわたって、さまざまな長さを有しており、剛毛4の外側端部7は、これらの上述したものとは別の形状を有するエレメントの表面部を形成している。
従って、ブラシ1の大きさと形状は、欠陥のある組織に適応させることが出来る、即ち、ブラシ1の大きさと形状は、特有の型の、外科手術により、露出した硬組織表面を創傷清拭するのに適するように、適合させることが出来る。例えば、ブラシ1の洗浄部分5は、ブラシ1が、例えば、縦の歯周欠陥の治療における、外科手術による、露出した硬組織表面のデブリドマンに適するように、比較的長く、幅が狭くてもよい(即ち、剛毛4は、比較的短い長さでよい)。あるいは、ブラシ1の洗浄部分5は、球状(図示されていない)であってもよい。この時、剛毛の長さは、基本部材の長手方向にわたって、さまざまな長さを有し、洗浄部分の遠位端部から、洗浄部分の中間の位置への方向においては、連続的に増え、その中間の位置から、洗浄部分近位端部への方向においては、連続的に減るように、洗浄部分は球状である。球状の洗浄部分を有するブラシ1は、例えば、肉芽腫、及び、根尖性歯周異常の治療において、手術により露出した硬組織表面のデブリドマンに適している。さらに、ブラシ1の洗浄部分5は、円錐形(図3)であってもよく、ブラシ1は、例えば、辺縁性歯周欠損、及び、離開性欠損等の、広範な骨欠損の治療において、手術により露出した硬組織表面のデブリドマンに適している。
さらに、上述の実施態様のいずれかは、ワイヤー3の、少なくとも、1本が、洗浄部分において、壁に開口部を含む中空のワイヤーであるという点において、変形し得る。図5は、本発明に記載のブラシ1の第4の実施態様を概略的に示す。第4の実施態様は、2本のワイヤー3のうちの1本が、中空であることを除けば、第1の実施態様に一致している。中空ワイヤー3は、ワイヤー近位端部15が開いており、ワイヤー遠位端部14で閉じており、洗浄部分5内のワイヤー3の壁には、複数の開口部13を含む。中空ワイヤー3は、中空ワイヤー3の内部から、少なくとも、何本かの剛毛4の長さに沿って、液体を分配するために、ワイヤー近位端部15から、その開口部13へ、液体を導くためのパイプとなっている。従って、開口部13は、中空ワイヤー3の内部から、少なくとも、何本かの剛毛4の長さに沿って、液体を分配するための開口部となるように位置している。中空ワイヤー3への液体の導入は、図5において、矢印で示されている。例えば、水、殺菌されたブライン、過酸化水素溶液、抗生物質溶液、弱酸(即ち、マレイン酸、又は、ギ酸、又は、別の弱酸性有機酸)、又は、希釈フッ化水素(0.005〜0.1%)等の、液体を、剛毛4の長さに沿って分配されるように、洗浄作業中に中空ワイヤー3に導入し得る。冷却のため、屑を除去するため、歯石、又は、ミネラル沈殿物を溶解するため、傷や表面を洗い流すため、及び、洗浄中に細菌を殺すために、洗浄するためにに、中空ワイヤー3に液体を流入し得る。第4の実施態様は、さらに、第1の実施態様の変形に従って、変形し得る。さらに、第4の実施態様は、双方のワイヤー3が中空であり、双方のワイヤー3がワイヤー近位端部15で開いており、ワイヤー遠位端部14で閉じていて、双方のワイヤーが、ブラシ部分5内に、複数の開口部13を含むように、変形し得る。
また、上述の実施態様のいずれかは、細長い基本部材2が、互いにねじられた、2本よりも多くの本数のワイヤー3で形成されるように、変形し得る。例えば、基本部材2を、3本のねじったワイヤー3で形成し得る。次に、複数本の剛毛4が、複数本のねじられたワイヤー3の間に固定される。ブラシ1が、2本より多くのワイヤー3を含む場合は、第4の実施態様において説明された中空ワイヤーに対応して、1本、又は、それ以上の本数のワイヤー3が中空ワイヤーであってよい。例えば、細長い基本部材2が、互いにねじられた3本のワイヤー3で形成されている場合には、ワイヤー3の2本が中実であり、1本のワイヤー3が中空であってよい。
さらに、上記の実施態様のいずれかにおいて、ワイヤー3は、図1〜5に示すように、互いに完全にねじられている必要はない、即ち、基本部材2の第2の端部8の部分で(洗浄用具1の近位部分で)、ワイヤー3のある部分は、ねじられていなくてもよい(図示されていない)。1本、又は、それ以上の本数のワイヤー3のねじられていない部分は、その他の、1本、又は、複数本のワイヤー3から離れて、伸びていてもよい。例えば、中空ワイヤー3のねじられていない部分が、例えば、液体源に容易に接続出来るように、その他の、1本、又は、複数本のワイヤーから離れて伸びていてもよい。
また、上述の実施態様のいずれかのワイヤー3は、同一の長さである必要はない、即ち、それらの何本か、又は、すべては、異なった長さであってよい。例えば、より短いワイヤーの近位端部が、1本、又は、複数本のその他のワイヤー近位端部よりも、基本部材2の長手方向の別の場所に位置するように、1本のワイヤー3は、その他の1本、又は、複数本(図示されていない)より短くてもよい。
洗浄用具1が、2本より多いワイヤーを含む場合、それら全ては、同一の、又は、異なる長さである。あるいは、それらの何本かは、同一の長さである。従って、図5に示す第4の実施態様の変形において、中空ワイヤー3は、例えば、液体源に容易に接続出来るように、中実ワイヤー3より、短くて、又は、長くてよい、及び/又は、中実ワイヤー3から離れて伸びていてよい。
本発明が、添付図面を参照して説明された。しかし、本発明は、上述の実施態様に限定されるものではない。1つ、若しくは、それ以上の上記実施態様、又は、それらの変形の特徴は、必要に応じて組み合わせることが出来、本発明に記載の究極の範囲は、添付請求項に記載されていると理解すべきである。

Claims (52)

  1. 金属製医療用インプラントを洗浄するための医療用インプラント洗浄用具(1)であって、該医療用インプラント洗浄用具(1)が:
    互いにねじられた、少なくとも、2本のワイヤー(3)から成る、細長い基本部材(2)、及び、
    上記ねじられたワイヤー(3)の間に固定され、かつ、上記ねじられたワイヤー(3)から離れて伸びている、複数本の剛毛(4)を含み、それによって該剛毛(4)が、上記基本部材(2)の第1の端部(6)で、洗浄部分(5)に位置している、ことを特徴とし、;及び、
    上記剛毛(4)がチタン、又は、チタン合金から成ることを特徴とする、
    医療用インプラント洗浄用具。
  2. 前記剛毛(4)が、ASTM F67のグレード1のチタン、グレード2のチタン、グレード3のチタン、及び、グレード4のチタンから成るグループから選択されたチタンから成ることを特徴とする、請求項1に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  3. 前記剛毛(4)が、母材としてのチタン、並びに、ジルコニウム、タンタル、ハフニウム、ニオブ、アルミニウム、バナジウム、モリブデン、クロム、コバルト、マグネシウム、鉄、金、銀、銅、水銀、スズ、及び、亜鉛から成るグループから選択された、少なくとも、1つの合金化成分を含む、チタン合金から成ることを特徴とする、請求項1に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  4. 前記剛毛(4)が、母材としてのチタン、並びに、合金化成分としての、アルミニウム、及び、バナジウムを含む、チタン合金とから成ることを特徴とする、請求項3に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  5. 前記剛毛(4)が、チタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成ることを特徴とする、請求項4に記載の医療用インプラント・洗浄用具(1)。
  6. 前記剛毛(4)が、ASTM F136のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金、及び、ASTM F1472のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成るグループから選択されたチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成ることを特徴とする、請求項5に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  7. 前記剛毛(4)が、ASTM F1295のチタン−6・アルミニウム7・ニオブ(Ti6Al7Nb)合金、ASTM F1713のチタン−13・ニオブ−13・ジルコニウム(Ti13Nb13Zr)合金、及び、ASTM F1813のチタン−12・モリブデン−6・ジルコニウム−2・鉄(Ti12Mo6Zr2Fe)合金から成るグループから選択されたチタン合金から成ることを特徴とする、請求項3に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  8. 前記ワイヤー(3)が、チタン、又は、チタン合金から成ることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  9. 前記ワイヤー(3)が、ASTM F67の、グレード1のチタン、グレード2のチタン、グレード3のチタン、及び、グレード4のチタンから成るグループから選択されたチタンから成る、請求項8に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  10. 前記ワイヤー(3)が、母材としてのチタン、並びに、ジルコニウム、タンタル、ハフニウム、ニオブ、アルミニウム、バナジウム、モリブデン、クロム、コバルト、マグネシウム、鉄、金、銀、銅、水銀、スズ、及び、亜鉛から成るグループから選択された、少なくとも、1つの合金化成分を含む、チタン合金から成ることを特徴とする、請求項8に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  11. 前記ワイヤー(3)が、母材としてのチタン、並びに、合金化成分としての、アルミニウム、及び、バナジウムを含む、チタン合金とから成ることを特徴とする、請求項10に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  12. 前記ワイヤー(3)が、チタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成ることを特徴とする、請求項11に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  13. 前記ワイヤー(3)が、ASTM F136のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金、及び、ASTM F1472のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成るグループから選択されたチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成ることを特徴とする、請求項12に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  14. 前記ワイヤー(3)が、ASTM F1295のチタン−6・アルミニウム7・ニオブ(Ti6Al7Nb)合金、ASTM F1713のチタン−13・ニオブ−13・ジルコニウム(Ti13Nb13Zr)合金、及び、ASTM F1813のチタン−12・モリブデン−6・ジルコニウム−2・鉄(Ti12Mo6Zr2Fe)から成るグループから選択された、チタン合金から成ることを特徴とする、請求項10に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  15. 全ての前記剛毛(4)が、実質的に、同一の長さであり、前記洗浄部分(5)が円筒形であることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の、医療用インプラント洗浄用具(1)。
  16. 前記剛毛(4)が、前記基本部材(2)の長手方向にわたって、さまざまな長さを有していることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の、医療用インプラント洗浄用具(1)。
  17. 前記剛毛(4)が、前記基本部材(2)の長手方向にわたって、さまざまな長さを有し、上記剛毛(4)の長さが、洗浄部分遠位端部(10)から、洗浄部分近位端部(11)への方向で、連続的に増え、前記洗浄部分(5)が円錐形であることを特徴とする、請求項16に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  18. 前記剛毛(4)が、前記基本部材(2)の長手方向にわたって、さまざまな長さを有し、上記剛毛(4)の長さが、前記洗浄部分(5)において、洗浄部分遠位端部(10)から、中間位置(12)への方向で、連続的に増え、中間位置(12)から、洗浄部分近位端部(11)への方向で、連続的に減っていることを特徴とする、請求項16に記載の医療用インプラント洗浄用具(1)。
  19. 前記医療用インプラントが、歯科用インプラント、整形外科用インプラント、及び、血管ステントから成るグループから選択された医療用インプラントであることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の、医療用インプラント洗浄用具(1)。
  20. 前記医療用インプラント洗浄用具(1)が、さらに、前記基本部材(2)の第2の端部(8)に、ハンドルを含むことを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に記載の、医療用インプラント洗浄用具(1)。
  21. 前記医療用インプラント洗浄用具(1)が、さらに、モーター駆動装置に連結するために、前記基本部材(2)の第2の端部(8)に備えられている、連結部品(9)を含むことを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に記載の、医療用インプラント洗浄用具(1)。
  22. 少なくとも、前記ワイヤー(3)の1本が中空ワイヤーであり、該中空ワイヤーが、ワイヤー近位端部(15)で開いており、ワイヤー遠位端部(14)で閉じており、上記中空ワイヤーは前記洗浄部分(5)内に複数の開口部(13)を含んでおり、上記中空ワイヤーは上記ワイヤー近位端部(15)からその各々の開口部(13)へ液体を導くためのパイプを構成しており、該開口部(13)は少なくとも何本かの前記剛毛(4)の長さに沿って上記中空ワイヤーの内部から、液体を分配するための開口部となるように位置していることを特徴とする、請求項1〜21のいずれか1項に記載の、医療用インプラント洗浄用具(1)。
  23. 少なくとも、前記ワイヤー(3)の1本が中実のワイヤーである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の、医療用インプラント洗浄用具(1)。
  24. 医療用デブリドマン用具(1)であって、該医療用デブリドマン用具(1)が、
    互いにねじられた、少なくとも、2本のワイヤー(3)から成る、細長い基本部材(2)、及び、
    上記ねじられたワイヤー(3)の間に固定され、かつ、上記ねじられたワイヤー(3)から離れて伸びている、複数本の剛毛(4)を含み、それによって該剛毛(4)が、上記基本部材(2)の第1の端部(6)で、洗浄部分(5)に位置している、ことを特徴とし、;及び、
    上記剛毛(4)がチタン、又は、チタン合金から成ることを特徴とする、
    医療用デブリドマン用具(1)。
  25. 前記剛毛(4)が、ASTM F67のグレード1のチタン、グレード2のチタン、グレード3のチタン、及び、グレード4のチタンから成るグループから選択されたチタンから成ることを特徴とする、請求項24に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  26. 前記剛毛(4)が、母材としてのチタン、並びに、ジルコニウム、タンタル、ハフニウム、ニオブ、アルミニウム、バナジウム、モリブデン、クロム、コバルト、マグネシウム、鉄、金、銀、銅、水銀、スズ、及び、亜鉛から成るグループから選択された、少なくとも、1つの合金化成分を含む、チタン合金から成ることを特徴とする、請求項24に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  27. 前記剛毛(4)が、母材としてのチタン、並びに、合金化成分としての、アルミニウム、及び、バナジウムを含む、チタン合金とから成ることを特徴とする、請求項26に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  28. 前記剛毛(4)が、チタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成ることを特徴とする、請求項27に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  29. 前記剛毛(4)が、ASTM F136のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金、及び、ASTM F1472のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成るグループから選択されたチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成ることを特徴とする、請求項28に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  30. 前記剛毛(4)が、ASTM F1295のチタン−6・アルミニウム7・ニオブ(Ti6Al7Nb)合金、ASTM F1713のチタン−13・ニオブ−13・ジルコニウム(Ti13Nb13Zr)合金、及び、ASTM F1813のチタン−12・モリブデン−6・ジルコニウム−2・鉄(Ti12Mo6Zr2Fe)合金から成るグループから選択されたチタン合金から成ることを特徴とする、請求項26に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  31. 前記ワイヤー(3)が、チタン、又は、チタン合金から成ることを特徴とする、請求項24〜30のいずれか1項に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  32. 前記ワイヤー(3)が、ASTM F67の、グレード1のチタン、グレード2のチタン、グレード3のチタン、及び、グレード4のチタンから成るグループから選択されたチタンから成る、請求項31に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  33. 前記ワイヤー(3)が、母材としてのチタン、並びに、ジルコニウム、タンタル、ハフニウム、ニオブ、アルミニウム、バナジウム、モリブデン、クロム、コバルト、マグネシウム、鉄、金、銀、銅、水銀、スズ、及び、亜鉛から成るグループから選択された、少なくとも、1つの合金化成分を含む、チタン合金から成ることを特徴とする、請求項31に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  34. 前記ワイヤー(3)が、母材としてのチタン、並びに、合金化成分としての、アルミニウム、及び、バナジウムを含む、チタン合金とから成ることを特徴とする、請求項33に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  35. 前記ワイヤー(3)が、チタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成ることを特徴とする、請求項34に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  36. 前記ワイヤー(3)が、ASTM F136のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金、及び、ASTM F1472のチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成るグループから選択されたチタン−6・アルミニウム4・バナジウム(Ti6Al4V)合金から成ることを特徴とする、請求項35に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  37. 前記ワイヤー(3)が、ASTM F1295のチタン−6・アルミニウム7・ニオブ(Ti6Al7Nb)合金、ASTM F1713のチタン−13・ニオブ−13・ジルコニウム(Ti13Nb13Zr)合金、及び、ASTM F1813のチタン−12・モリブデン−6・ジルコニウム−2・鉄(Ti12Mo6Zr2Fe)から成るグループから選択された、チタン合金から成ることを特徴とする、請求項33に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  38. 全ての前記剛毛(4)が、実質的に、同一の長さであり、前記洗浄部分(5)が円筒形であることを特徴とする、請求項24〜37のいずれか1項に記載の、医療用デブリドマン用具(1)。
  39. 前記剛毛(4)が、前記基本部材(2)の長手方向にわたって、さまざまな長さを有していることを特徴とする、請求項24〜37のいずれか1項に記載の、医療用デブリドマン用具(1)。
  40. 前記剛毛(4)が、前記基本部材(2)の長手方向にわたって、さまざまな長さを有し、上記剛毛(4)の長さが、洗浄部分遠位端部(10)から、洗浄部分近位端部(11)への方向で、連続的に増え、前記洗浄部分(5)が円錐形であることを特徴とする、請求項39に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  41. 前記剛毛(4)が、前記基本部材(2)の長手方向にわたって、さまざまな長さを有し、上記剛毛(4)の長さが、前記洗浄部分(5)において、洗浄部分遠位端部(10)から、中間位置(12)への方向で、連続的に増え、中間位置(12)から、洗浄部分近位端部(11)への方向で、連続的に減っていることを特徴とする、請求項39に記載の医療用デブリドマン用具(1)。
  42. 前記医療用インプラント洗浄用具(1)が、さらに、前記基本部材(2)の第2の端部(8)に、ハンドルを含むことを特徴とする、請求項24〜41のいずれか1項に記載の、医療用デブリドマン用具(1)。
  43. 前記医療用インプラント洗浄用具(1)が、さらに、モーター駆動装置に連結するために、前記基本部材(2)の第2の端部(8)に備えられている、連結部品(9)を含むことを特徴とする、請求項24〜41のいずれか1項に記載の、医療用デブリドマン用具(1)。
  44. 少なくとも、前記ワイヤー(3)の1本が中空ワイヤーであり、該中空ワイヤーが、ワイヤー近位端部(15)で開いており、ワイヤー遠位端部(14)で閉じており、上記中空ワイヤーは前記洗浄部分(5)内に複数の開口部(13)を含んでおり、上記中空ワイヤーは上記ワイヤー近位端部(15)からその各々の開口部(13)へ液体を導くためのパイプを構成しており、該開口部(13)は少なくとも何本かの前記剛毛(4)の長さに沿って上記中空ワイヤーの内部から、液体を分配するための開口部となるように位置していることを特徴とする、請求項24〜43のいずれか1項に記載の、医療用デブリドマン用具(1)。
  45. 少なくとも、前記ワイヤー(3)の1本が中実のワイヤーである、請求項24〜44のいずれか1項に記載の、医療用デブリドマン用具(1)。
  46. 医療用インプラント表面を創傷清拭するための、請求項24〜45のいずれか1項に記載の、医療用デブリドマン用具(1)の使用。
  47. インプラント周辺組織欠損の再生治療のために、医療用インプラント表面を調製するための、請求項46に記載の医療用デブリドマン用具(1)の使用。
  48. インプラント周囲炎、感染したインプラント、病的状態のインプラント、露出したインプラント、汚染されたインプラント、ステントの再狭窄、又は、体内での正常機能を回復するために、インプラントの構造がデブリドマンを必要とする、その他の病態、のグループから選択された病態の治療における、請求項46又は47に記載の医療用デブリドマン用具(1)の使用。
  49. 硬組織表面を創傷清拭するための、請求項24又は45に記載の、医療用デブリドマン用具(1)の使用法。
  50. 再生治療のために、硬組織表面を調製するための、請求項49の医療用デブリドマン用具(1)の使用。
  51. インプラント周囲炎、歯周炎病変、辺縁性歯周炎、根尖性歯周炎、歯根分岐部欠損、根尖肉芽腫及び嚢胞、骨嚢胞、骨腫瘍、骨肉芽腫、骨肉腫、(感染性)抜歯窪み、歯槽骨炎、歯根尖切除欠陥の洗浄、局所性骨髄炎、外傷起因欠陥、インプラントの切除又は修正、骨折の切除又は修正、及び、一時的な骨インプラントの除去のグループから選択された病態の治療における、請求項49又は50に記載の医療用デブリドマン用具(1)の使用。
  52. 関節炎に侵されている関節の関節面のデブリドマンのための、請求項49又は50に記載の医療用デブリドマン用具(1)の使用。
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