JP2011507615A - 仮想歯列モデルの作成方法とそれを用いた歯列矯正リテーナーの製作方法 - Google Patents

仮想歯列モデルの作成方法とそれを用いた歯列矯正リテーナーの製作方法 Download PDF

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Abstract

本願発明は、患者の歯、及びその歯に結合された歯列矯正装具のデジタルファイルを取得し、次にデータファイルからのデータと、装具の下にある歯の表面を表わす他のデータとを組み合わせて、歯科患者の歯列の仮想モデルを提供する。この仮想モデルは、患者の現在の歯列の物理的モデルを作製するのに有用であり、例えば、歯列矯正リテーナーを作るために使用することができる。有利なことに、このリテーナーは、歯列矯正装具を患者の歯から取り外す前に製作することができ、患者の歯が口腔内の望ましい位置に達し次第すぐに、使用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯科技法の実施におけるデジタルデータの使用に幅広く関連する。より具体的には、本発明は、仮想歯列モデルの作成方法と、仮想モデルからリテーナーなどの歯列矯正装具の製作方法とに関連する。
様々な種類の歯列矯正装具が当該技術分野において既知である。歯列矯正装具のいくつかのタイプは、叢生歯、乱杭歯、又は歯並び不良の歯を、口腔内の適切な位置に移動させるための歯列矯正治療に使用される。歯列矯正装具の他のタイプにはリテーナーが挙げられ、これは多くの場合、歯列矯正治療の後に患者の歯の位置を保持するために使用される。
歯列矯正治療は多くの場合、患者の歯に接着剤で固定されるブラケットと呼ばれる小さなスロット入りの装具を使用することによって実施される。弾力性のアーチワイヤが各ブラケットのスロット内に配置され、歯を望ましい位置に動かすようガイドする経路を形成する。アーチワイヤの端部は、多くの場合、患者の大臼歯に固着される、バッカルチューブとして既知の小さな装具に結合される。場合によっては、ブラケット及びバッカルチューブは患者の歯の表面に直接接着されるのではなく、小さな金属製バンドに溶接又は鑞付けされ、このバンドが対応する歯を取り囲む形で固定される。
多くの場合、一組のブラケット、バッカルチューブ及びアーチワイヤが、患者の上歯列弓及び下歯列弓の各々に対して設けられる。ブラケット、バッカルチューブ及びアーチワイヤは一般に、「ブレース」と総称される。多くの場合、ブレースは、1〜2年間の期間にわたって患者に着用される。
ブレースによってもたらされる矯正力の結果、患者の歯が最終的な希望位置に達すると、ブレース(ブラケット、アーチワイヤ、バッカルチューブ及び他の構成要素を含む)が患者の歯から除去される。しかしながら、この時点で患者の歯は多くの場合、比較的移動しやすく、適所に保持されていないと歯列弓の以前の位置方向に移動する傾向があり得る。この理由から、歯列矯正治療の最後に、歯の歯根に沿って十分な骨構造が成長するまでの間、望ましい位置に歯を保持するよう、歯を不動化するために、歯列矯正リテーナーが多くの場合使用される。
歯列矯正リテーナーは一般に、患者の歯の最終的な又は仕上げ位置の外観に似せた、患者の歯の焼石膏又は「ストーン」モデルを使用して、専門の歯科ラボラトリー業者によって製作される。多くの場合、リテーナーはアクリル類、エチレン/プロピレンコポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、及びポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を使用して製造される。熱硬化性アクリル類もまた使用される。歯列矯正リテーナーには多くの場合、歯に連動させるためのワイヤ、ばね及び枠組などの金属製部材も組み込まれる。歯列矯正リテーナーのいくつかのタイプは、食事中など、望ましい時に患者が取り外すことが可能であり、一方他のタイプの歯列矯正リテーナーは、例えば接着剤で定位置に固定される。
特定のタイプの歯列矯正リテーナーは、ストーンモデル上に合わせて曲げたワイヤを配置することで製作される。次に、若干量のアクリル材料をワイヤ部分に沿って配置し、患者の口蓋に隣接して配置するためのリテーナー本体を形成する。アクリルが硬化したら、ストーンモデルからそのリテーナーは取り外され、必要に応じてトリミングされる。リテーナーは次に磨かれ、歯列矯正施術者に納品される。
多くの場合、歯列矯正患者にとっては、ブレースを患者の口から除去してからなるべく早期にリテーナーを装着するのが望ましいとみなされる。このため、患者がまだブレースを着用しているうちに、カスタム成型されたリテーナーの製作を始めることが望ましく、これよって、ブレースが患者の口から取り外された後すぐに、施術者のオフィスでリテーナーを利用することができる。このために、多くの場合、歯列矯正治療の完了見積り日の約1〜2ヶ月前、まだブレースを装着している時に、患者の歯の印象(impression)の型がとられ、これにより患者の歯列のストーンモデルが作成され、カスタム成型されたリテーナーを製作するのに用いられ得る。
しかしながら、ブレースを着用したまま患者の歯の印象の型をとることは、多くの場合困難を伴う。例えば、印象用材料は多くの場合、凹部、虫歯の穴、及びブラケット、バッカルチューブ、及びアーチワイヤの他の構造部分に入り込み、そこで硬化してしまう。印象用材料を患者の口腔構造から取り出すと、印象用材料が歯列矯正装具付近の部分で裂け又は破壊が生じることがあり、これにより、結果として得られるストーンモデルに変形部分が生じ得る。場合によっては、印象用材料の除去により、歯列矯正構成要素の曲がり又は変形が生じること、あるいは構成要素が歯から外れてしまうことがある。
加えて、患者がまだブレースを装着している時に印象の型をとると、結果として得られるストーンモデルは、歯に相当する部分と共に、ブレースに相当する部分も含むことになる。しかしながら、ブレースに相当する部分のストーンモデルは多くの場合、リテーナーの製作に適したストーンモデルを得るために、取り除く必要がある。ストーンブレースの除去は通常、例えば、粗砥ヘッド又は研削ヘッドを備えた手持ち式回転ツールを使用した、単調な手作業プロセスをラボラトリー技術者が行うことによって実行される。残念ながら、この手作業プロセスは、結果として得られるリテーナーのコストと製作時間との両方を増大させる傾向にある。更に、このプロセスでは、技術者に、ストーンブレースを削り取りながら、各歯の失われた表面形状を推測することが求められ、この推測はある程度主観的になる。
本発明は、例えば、治療分析の方法、及び歯列矯正リテーナーの製作方法など、歯科手技のために患者の口腔構造を表わすデジタルデータを使用した方法を提供する。ブレースなしの患者の歯を表わす修正データファイル又は新規データファイルを作成するため、歯とブレースとの両方を表わすデジタルデータファイルが取得及び使用される。この後者のデジタルデータファイルは、次に例えば、ブレースなしの患者の歯列の物理的モデルを作製するために使用することができ、これを用いて次に行う歯列矯正リテーナーの製作が促進される。
より詳しくは、本発明は1つの態様において、仮想歯列モデルを作成する方法に関連する。本方法は、
患者の歯の表面を表わす第1データと、歯の表面に隣接する患者の歯の特定の領域に結合された数多くの歯列矯正装具を表わす第2データと、を含む、患者の口腔構造のデジタルデータファイルを取得する工程と、
その特定の領域にある患者の歯の表面の少なくとも一部分を表わす第3データを取得する工程と、
第1データの少なくとも一部分と第3データの少なくとも一部分とを組み合わせて、装具の少なくとも一部分が除去された患者の歯の仮想歯列モデルを提供する工程と、を含む。
本発明の別の態様は、歯列矯正リテーナーを作製する方法を目的とする。本方法は、
患者の歯の表面を表わす第1データと、歯の表面に隣接する患者の歯の特定の領域に結合された数多くの歯列矯正装具を表わす第2データと、を含む、患者の口腔構造のデジタルデータファイルを取得する工程と、
その特定の領域にある患者の歯の表面の少なくとも一部分を表わす第3データを取得する工程と、
第1データの少なくとも一部分と第3データの少なくとも一部分とを使用して、装具の少なくとも一部分が除去された患者の歯列の物理的モデルを作製する工程と、
物理的モデルを使用してリテーナーを製作する工程と、を含む。
本発明の別の態様はまた、歯列矯正リテーナー製作の方法に関連する。本方法は、
患者の歯に結合されている歯列矯正ブラケットを除去する前の時点で、歯列矯正患者の口腔内の表面を表わすデジタルデータを取得する工程と、
そのデジタルデータを改変して、ブラケットを表わすデジタルデータを実質的に除去する工程と、
その改変デジタルデータファイルを使用して歯列矯正リテーナーを製作する工程と、を含む。
本発明のこれら及び他の態様は、下記により詳しく記述され、添付図面に例示されている。
本発明の1つの実施形態による仮想歯列モデルを作成するための方法を示したフローチャート。 本発明の別の態様による歯列矯正リテーナーを作製する1つの方法を示したフローチャート。 代表的なコンピューター環境を示すブロック図。コンピューター装置は、この装具の少なくとも一部分を除去した患者の歯の仮想歯列モデルを生成するために、患者の歯を表わすデータと、歯列矯正装具を表わすデータとを受け取る。 患者の歯及び歯列矯正装具の表面を表わすデジタルデータを得るためのスキャン装置と、歯及び歯列矯正装具を含む患者の口腔構造の代表的な図。 図4から装具を除去した患者の歯の仮想モデルの代表的な図。 図5とほぼ同様の図。ただし、コンピューター装置が、装具が以前配置されていた場所の歯の表面を表わすデータを提供する。 図6に示される仮想歯列モデルを使用して作製された物理的モデルの代表的な図。この患者用のカスタム成型されたリテーナーの製作に使用される構成要素を伴う。
図1に示されるフローチャートは、本発明の1つの実施形態による仮想歯列モデルを作成する方法を表わす。患者の口腔構造の第1デジタルデータファイルが得られるが、これは図1のブロック10で表わされている。この第1データファイルには、患者の歯の表面を表わす第1データと、その歯の表面に隣接する、患者の歯の特定の領域に結合したたくさんの歯列矯正装具を表わす第2データが含まれる。本明細書において使用される「データ」という語は、表面の形状を表わすか又は近似するのに使用することができるデジタル情報を意味する。データの例には、3次元空間のx、y、及びz座標によって同定される点の集合又は別個の点が含まれ、更に、3次元空間の別個の点を結合するメッシュ若しくは3D表面を結合するのに使用される三角形、多角形又はその他の構造が含まれる。
典型的に、装具には、歯列矯正ブラケット、歯列矯正バッカルチューブ、及びその他、患者の歯に接着ないしは他の方法で結合される装置が含まれる。歯列矯正装具には、歯を望みの位置に動かすため、ブラケット及びバッカルチューブに結合したアーチワイヤも含まれ得る。他に可能性のある歯列矯正装具には、例えば、クラスII矯正器、バイトブロック、歯列弓拡張器(arch expander)、及びテンポラリーアンカレッジデバイス(temporary anchorage device)が挙げられる。
ブロック10で入手された第1デジタルデータファイルは、Brontes Technologies,Inc.(マサチューセッツ州レキシントン)により開発された能動型波面サンプリング(active wavefront sampling)を利用した口腔内スキャナなどの手持ち式口腔内スキャナを使用して取得することができる。他の口腔内スキャナも使用することができる。他のオプションとして、ブロック10に記載されている第1デジタルデータファイルは、コンピュータートモグラフィー(CT)スキャナ又は口腔内コンタクトプローブを使用して得ることができる。好ましさは劣るが、更にまた別のオプションとして、ブロック10に記載されている第1デジタルデータファイルは、装具を付けた状態での患者の歯の印象をスキャンすることによって、又は装具を付けた状態での患者の歯の物理的モデルをスキャンすることによって、又はコンタクトプローブを使用して装具を含む患者の歯のモデルに係合させることによって、得ることができる。モデルのスキャンには任意の好適なスキャン技法、例えば、X線撮影法、レーザースキャン、光スキャン、能動型波面サンプリング、コンピュータートモグラフィースキャン(「CTスキャン」)、超音波撮像法、及び磁気共鳴映像法(「MRI」)などを使用することができる。
図1のブロック12は、ブロック10で得られた第1デジタルデータファイルから、歯列矯正装具を表わす第2データの一部又はすべてを除去する工程を表わす。所望により、この歯列矯正装具を表わす第2データすべてが除去され、患者の歯の表面を表わす第1データだけが残される。しかしながら、ブロック10で得られた第1データファイルには、歯列矯正装具の下にあった歯の領域にある患者の歯の表面を表わすデータが含まれていないため、ブロック12で得られるデータファイルは、完全な歯の表面を表わすものとはならない。例えば、装具が患者の歯の顔面側に接着されている場合、ブロック12で得られるデータファイルは、その領域のデータ欠損に対応した「穴」又は隙間を有する。
画像操作ソフトウェアの編集ツールを使用して、ブロック12に記述されている歯列矯正装具を表わすデータを除去することができる。画像操作ソフトウェアの一例は、「Geomagic Studio」(Geomagic,Inc.(ノースカロライナ州リサーチトライアングルパーク)として既知であるが、これにより画像の一部を、コンピューターマウス又は他の入力装置を使用して技術者が識別及び削除を行うことができる。所望により、この編集された第1デジタルデータファイルは新しいデジタルファイルとしてデータベースに保存され、元の第1デジタルデータファイルも、必要に応じて後の参照のためにデータベースに保存される。
次に、図1のブロック14に示されているように、第3データが、ブロック12で得られた編集された第1デジタルデータファイルに追加され、これにより、装具に関連したデータが除去された後に生じた、欠損していた隙間が埋められる。所望により、この第3データは第2デジタルデータファイルの一部である。第3データは次に、第1データと組み合わせられる。一例として、第3デジタルデータファイルは、図1のブロック14に示されているように、編集された第1のデジタルファイルデータに第3データファイルを追加することによって作成され得る。この組み合わせたデータを、「ZBrush」(Pixologic,Inc.(カリフォルニア州ロサンゼルス)から販売)として既知のソフトウェアを使用し、望み通りにデジタルで微調整及び立体作成することができる。好ましくは、ブロック14に追加されたこの第3データは、患者の歯の実際の表面輪郭に一致する表面輪郭を表わす。その結果、第2デジタルデータから第1デジタルデータファイルの残りに第3データを加えた後に得られた第3デジタルデータファイルは、歯列矯正装具(ブラケット、バッカルチューブ及びアーチワイヤを含む)が除去された患者の歯の表面を表わす。
ブロック14に記述されるように、装具の下にある歯表面を表わす第3データを伴った第2デジタルデータファイルは、様々な技法で提供することができる。例えば、歯の表面の除去された部分の形状を推測するアルゴリズムを提供することができる。ソフトウェアを使用して、除去された表面部分に隣接した歯表面の部分の曲率を推定し、最適一致法を用いて欠損したデータを充填することができる。歯表面の欠損部分の除去された部分のデータを提供するためのアルゴリズムを備えた好適なソフトウェアの一例は、上述の「Geomagic Studio」ソフトウェアで、「穴埋め(fill holes)」及び「曲率に基づく穴埋め(curvature-based filling)」オプションを使用することである。結果として得られたデータファイルは、スキャンされた歯表面からのデータと、ソフトウェアによって提供されるデータとを組み合わせることによって提供される、滑らかな形状の表面を表わすデータを含む。
別のオプションとして、ブロック14で追加される、装具の下にある歯表面を表わす第3データは、モデル歯のライブラリの使用によって実施することもできる。例えば、ライブラリには、上顎左犬歯などの口腔内の各歯の平均的形状を表わすデータが含まれ得る。モデル歯データは次に、必要に応じて、ブロック10で得られた患者の実際の上顎左犬歯の大きさにできるだけ近く一致するよう、ソフトウェアにより縮尺が変えられる。次に、患者の上顎左犬歯の装具の下にある領域に、大きさと位置が似た領域を表わすモデル歯データの部分を、モデル歯データライブラリからコピーし、患者の上顎左犬歯を表わすデジタルデータ(装具は除去された状態)と組み合わせる。この方法を、歯列弓の関心のある歯それぞれについて繰り返し、患者の歯表面すべてを表わすデータファイルが提供される。
更に別のオプションとして、患者の歯表面を表わすデータを含む第2デジタルデータは、歯列矯正治療の開始前に、及びいかなる歯列矯正装具をも口腔内に配置する前に、取得することができる。この第2デジタルデータファイルは、歯列矯正治療を開始する前に得た場合、他の目的のためにも有利に使用することができる。例えば、歯列矯正施術者は、患者の診断を助け治療計画を促進するための、仮想又は物理的研究モデルを作製するために、及び/又はカスタムの歯列矯正装具を製作するために、患者の最初の不正咬合のデジタルデータファイルを取得することを希望する場合がある。所望により、歯列矯正治療開始前の患者のデジタルデータファイルが、患者の一般歯科医院スタッフにより取得されてから、歯列矯正医への紹介が行われる。一般歯科医院で得られたデジタルデータファイルは、患者に関する他のデータと共に、例えばインターネットなどを通じて歯列矯正医へ送信される。
歯列矯正治療開始前の患者の口腔構造に関する第2のデジタルデータは、上述の、口腔内スキャン技法及び口腔内コンタクトプローブを含む方法を用いて取得することができる。別の方法としては、第2のデジタルデータファイルは、患者の不正咬合の印象をスキャンすることにより、又は患者の不正咬合の物理的モデルをスキャンすることにより、又は患者の初期不正咬合の物理的モデルに対してコンタクトプローブを使用することにより、取得することができる。患者の不正咬合のデジタルファイルデータは、次に個々の歯を表わすデータサブファイルに分割される。例えば、Raindrop Geomagic Dentalソフトウェア(Geomagic,Inc.販売)の歯分離ソフトウェアモジュールなどのソフトウェアプログラムを使用して、初期不正咬合中の仮想歯を互いに及び歯肉から分離し、これにより各歯を表わすデータを別々のデータサブファイルに保存できる。
次に、歯列矯正装具の下にある歯の表面を表わす第3データが、第2デジタルデータファイルから(すなわち、歯列矯正治療開始前の個々の歯を表わすデータサブファイルから)識別され取得される。次に、関心のある歯表面すべてを表わすデータを含む第3デジタルデータファイルを供給するため、この第3データが、第1データ(すなわち、ブロック12に示される装具データの除去の後に残ったデータ)と組み合わせられる。この第3デジタルデータファイルは、図1のブロック14に示される工程を実施した後に作成される。
更に別のオプションとして、不正咬合歯のデジタルデータファイルからの歯分離後に得られた個々の歯のデータサブファイルは、ブロック10で得られた個々の歯を表わすデータサブファイルと、位置合わせすること、組み合わせること、及び/又はこれに置換することができる。例えば、初期不正咬合状態での患者の上顎左犬歯を表わすデータを含むサブファイルは、コピーして、ブロック10で得られた装具治療の終了近くの患者の上顎左犬歯を表わすデータを含むサブファイルに置き換えるのに使用される。これにより、結果として得られるデジタルデータファイルは、患者の上顎左犬歯の表面を正確に表わすデータを含むが、治療の終了近くの患者の上顎左犬歯の向きに一致する向きとなる。歯列歯表面の位置合わせに好適な技法は、米国特許仮出願第61/015934号「Orthodontic Treatment Monitoring Based on Reduced Images」に記述されている。
ブロック14で得られた第3デジタルデータファイルは、様々な目的に使用することができるという点で有利である。例えば、ブロック14で得られた第3デジタルデータファイルは、患者の歯の仮想研究モデル又は物理的研究モデルの作製時点で歯列矯正装具が患者の実際の歯にまだ結合していても、最終的な位置又は終了位置におけるそのような仮想又は物理的研究モデルを作製するのに使用することができる。別のオプションとして、ブロック14で得られた第3デジタルデータファイルは、例えば、歯を更に段階的工程で動かすのに使用される一連の整列シェルなど、続いて使用するための歯列矯正装具を製作するために使用することができる。第3デジタルデータファイルはまた、治療中にブラケットを別のものに交換する目的でカスタムの歯列矯正ブラケットを製造するために、又は治療中にブラケットを別のものに交換する目的で既製のブラケットの選択を促進するために、使用することもできる。第3デジタルデータファイルは更に、カスタムのブラケット、ブラケット位置ジグ、又はカスタムの間接的接着トレーを製造するための物理的モデルを作製するのに使用することもできる。更に別のオプションとして、ブロック14で得られた第3デジタルデータファイルは、歯列矯正リテーナーを製作するのに使用することができる。接着された舌側部材(例えば、ポリマー製アーチバー及び固体又は編み込みワイヤアーチ部材など)、並びに取り外し可能なリテーナー(例えば、図7に示されるリテーナーなど)を含む、様々なリテーナーが可能である。
図2は、図1のブロック14の最後に得られた第3デジタルデータファイルを使用して、歯列矯正リテーナーを製作するための代表的なプロセスを詳しく示したフローチャートである。図3は、図1及び2に記述したプロセスを実施するのに有用な、代表的なコンピューター装置24を示すブロック図であり、本発明の歯科画像システムは、モデリングソフトウェア29を備えたコンピューター装置24を含む。図2において、ブロック18は、第2デジタルデータファイルを得るための、歯列矯正治療の開始前に患者の歯をスキャンする工程を記述している。ブロック18で得られた第2デジタルデータファイルは次に、モデリングソフトウェア29(図3参照)の歯分離ソフトウェアモジュールを使用して、上記のように処理され、ブロック22に記述されているように、第2データファイルを、歯肉を除去した個々の歯を表わすサブファイルに分割する。これらのサブファイルは次に、図3で「最初の歯列モデル」として識別され、コンピューター装置24のデータベース28の一部に保存される。
次に、図2のブロック30に示されているように、一組の歯列矯正装具(例えば、ブラケット及びバッカルチューブ)が、患者の不正咬合歯に接着される。更に、施術者が望み得る他の歯列矯正装具、例えば、アーチワイヤ、咬合オープナー、クラスII矯正器、歯列弓拡張器(arch expander)、及びテンポラリーアンカレッジデバイス(temporary anchorage device)なども、患者の口腔内に設置される。次に図2のブロック32に示されているように歯列矯正治療が実施され、患者の歯の少なくとも一部が、患者の歯列弓に沿った新しい位置に移動される。本明細書で使用される歯の位置とは、歯列弓に沿った歯の位置、その弓に沿った特定の位置における歯の向き、又はその両方を意味するものとする。
歯列矯正患者の代表的な歯列弓が、図4に示されているが、ここで歯は、望ましい終了時の位置に、又は望ましい終了時の位置近くにあるように見え得る。図4において、歯列弓34には、複数の歯36、並びに歯肉(gum)組織又は歯肉(gingiva)38が含まれる。たくさんの歯列矯正装具39が患者の歯36に結合されており、これには一組の歯列矯正装具40及びバッカルチューブ44が含まれる。アーチワイヤ42は、ブラケット40のスロット内に配置される。アーチワイヤ42の端は、バッカルチューブ装具44に受容される。所望により、バッカルチューブ装具44は、患者の大臼歯を一周するバンド(図示なし)に結合される。
図4において、口内スキャナ47が概略図で描かれているが、これは所望により、ブロック18に記述されている歯列矯正治療開始前の患者の歯のスキャンに使用されたものと同じスキャナである。スキャナ47は、歯列治療プログラムの完了時又は完了近くの時点で(このため歯36は、望ましい最終的位置又は望ましい最終的位置近くにある)、図2のブロック48に示されるように患者の歯36をスキャンするのに使用される。この時点のスキャナ47は、患者の歯36の表面の一部の形状を表わすデータ(すなわち第1データ)、並びに、患者の歯36に結合された装具39の形状を表わすデータ(すなわち第2データ)を取得するが、装具39の下にある歯表面の領域の形状を表わすデータは取得しない。なぜなら、装具39が、スキャナ47がそのようなデータを受け取るのをブロックしているためである。
1つの例として、歯列矯正リテーナーの製作、及び施術者にそのリテーナーを納品するのにかかる見積り時間が3週間である場合、ブロック48に示されている患者の歯36のスキャンは、歯列矯正治療が完了する予測日より3週間前に実施され得る。このようにして、装具39を用いた治療プログラムが完了する見積り日までに、このリテーナーを製造し、施術者のオフィスに届けるのに、十分な時間がある。したがって、歯列矯正リテーナーは、歯列矯正装具39(ブラケット40、アーチワイヤ42及びバッカルチューブ44など)が除去されてから数分以内に、患者の口腔内に装着され得る。
次に、ブロック50に記述されているように、ブラケット40、アーチワイヤ42及びバッカルチューブ44を除去した、治療完了時又は治療後の位置にある歯36の仮想歯列モデル52が得られる。図5に示されるように、仮想歯列モデル52は好ましくは、歯列矯正装具39それぞれを表わすすべてのデータが欠損している。好ましくは、歯列モデル52には、装具39の下にある患者の歯の表面と同じ、又は実質的に同じ、滑らかな曲面を表わすデータも提供される。ブロック50に記述される仮想歯列モデル52は、図1のブロック10〜14に記述されている方法を含め、上述の方法を通じて入手することができる。
図5に示される代表的な仮想歯列モデル52は、図4に示されるように患者の歯36をスキャナ22がスキャンした後、及び図3に示される画像操作ソフトウェアが装具39を表わすデータを差し引いた後に、得られる。図5に示されるように、歯列モデル52の仮想歯54それぞれには、以前装具39によって覆われていた領域の歯36の表面を表わすデータの「穴」又は隙間56が残される。
図6は、図5に示される仮想歯列モデル52である。ただしコンピューター装置24のモデリングソフトウェアが、先の隙間56に対応する領域の歯36の表面を表わすデータを供給したものである。好ましくは、及び図に示されるように、結果として得られた仮想歯表面は滑らかな連続した曲面で、患者の実際の歯表面の形状に一致している。モデリングソフトウェア29にはレンダリングモジュールが含まれ、これは好ましくは、技術者又は歯列矯正施術者のために、図4〜6に示される画像を含め、上述のデータ表示の有用な画像のデジタル表示をレンダリングすることができる。
次に、仮想歯列モデル52の物理的モデルが、図2のブロック60に記述されているように作製される。代表的な物理的モデル62が図7に示されている。ブロック60に記述される物理的モデル62の作製の1つの方法が、レプリカを製造するためのラピッドプロトタイピングプロセスと共に、仮想歯列モデル52を表わすデータを使用して実施される。図3において、モデリングソフトウェア29がラピッドプロトタイピング装置63と相互作用し、歯列モデル52の物理的レプリカを製造する。本明細書に使用されるラピッドプロトタイピングとは、例えば物体の形状を表わすデジタルデータなど、デジタルデータから物体を直接作製するプロセスである。好適なラピッドプロトタイピングプロセスの例としては、3Dプリンティングプロセス、光造形法、溶融物堆積法(fused deposition modeling)、薄板積層法(laminated object manufacturing)、レーザー加工ネットシェイピング法(laser engineered net shaping)、粉末焼結積層造形法(selective laser sintering)、形状堆積法(shape deposition manufacturing)、及び固体下地硬化(solid ground curing)のような固体自由形状製作が挙げられる。特許取得済の米国特許第5,340,656号、同第5,490,882号、同第5,204,055号、同第5,518,680号、同第5,490,962号、同第5,387,380号、同第5,700,289号、同第5,518,680号、及び同第4,672,032号に、ラピッドプロトタイピングプロセスの例が記述されている。好適なラピッドプロトタイピング装置63の一例は、例えばFullCure 720アクリル系光ポリマー印刷材料(これもObjet Geometries Ltd.から販売)を用いた、Edenブランド500Vプリンター(Objet Geometries Ltd.から販売)などの3D印刷装置である。ラピッドプロトタイピングプロセスの別の例は、CAD−CAMソフトウェアを使用してミリング装置に指示し、歯列弓レプリカを製造することである。
次に、ラピッドプロトタイピングレプリカの印象が、印象用材料を使用して作られる。好適な印象用材料には、例えば、アルギネート又はポリビニルシロキサンなどの歯科印象用材料が挙げられる。市販されている歯科印象用材料の例には、3M ESPE(ミネソタ州セントポール)から販売されている、Position Penta Quickブランド、Dimensionブランド、Expressブランド、及びImprint IIブランドの印象用材料が挙げられる。例えばHenry Schein Inc.(ニューヨーク州メルビル)から販売されているZ−Dupeブランドの複製用シリコーンなどの、歯科用複製材も使用することができる。
この例において、物理的モデル62は、ラピッドプロトタイプレプリカの印象を使用して作製される。好ましくは、物理的モデル62を製造するのに使用される材料は、硬化の際に顕著に収縮又は膨張せず、例えば熱を用いて構成されるリテーナーなどの歯列矯正装具の製作が可能なように、硬化してからは耐熱性である。所望により、物理的モデル62は、はんだ付け、ろう付け及び溶接操作時に遭遇し得るような、1970℃を超える局所温度の変形にも耐え得る。物理的モデル62用の好適な材料の一例は、焼石膏などの歯科用ストーンである。
しかしながら、埋没材などの他の模型マトリクス材料を使用することもできる。一般的な埋没材としては、クリストバライトの形のシリカ、石英、白榴石、ジルコニア、ハフニア、ジルコン、アルミナ、マグネシア、アルミノケイ酸塩、コーディエライト、雲母、窒化ケイ素、炭化ケイ素、シリカ/アルミナ窒化物、ムライト、ガーネット、又はこれらの混合物などの耐火充填材を結合材と組み合わせたものが挙げられる。結合材としては、無機及び有機結合材、又はこれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。有機結合材としては、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール及びポリスチレン、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。無機結合材としては、酸化マグネシウム、リン酸アンモニウム、コロイド状シリカ、硫酸カルシウム、リン酸マグネシウム、ケイ酸アルカリ、シリカヒドロゾル、コロイド状粘土、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
別のオプションとして、仮想歯列モデル52を表わすデジタルデータを、ラピッドプロトタイピングプロセスと共に使用して、物理的モデル62のメス型を直接製造することができる。メス型を作るための好適なラピッドプロトタイピングプロセスの例には、上述の歯科用レプリカ製造のラピッドプロトタイピングプロセスが挙げられる。好ましくは、物理的モデル62を作るメス型は、物理的モデル62の離型を促進するよう、屈曲、延伸、断裂、又は分解できるよう構成されている。物理的モデル62などの物理的歯科用モデル製造に好適なメス型の例は、出願中の米国仮特許第60/975,687号「DIGITALLY FORMING A DENTAL MODEL FOR FABRICATING ORTHODONTIC LABORATORY APPLIANCES」に記述されている。
次に、図7に示されるように、及び図2のボックス63に記されているように、物理的モデル62を使用してリテーナー64が製作される。図7に描かれている代表的なリテーナー64には、成型されたポリマー本体66、並びにその本体66に部分的に埋め込まれたカスタム曲げが行われたワイヤ68が含まれる。本体66は、患者の口腔の口蓋領域に一致した形状を有する。この例におけるワイヤ68は、患者の前歯の顔側表面に係合し、上顎第1大臼歯を回り込んで延在するよう成型されているが、他の構造も可能である。
他のタイプのリテーナーもまた可能である。例えば、上記の方法を使用して、例えば、ポリマー又は金属材料製のバーが、患者の歯の舌側面に接着されるような、カスタム成型の接着リテーナーを製造することができる。好ましくはこのリテーナーは、歯列矯正装具がまだ装着されている間に製作される。例えばカスタム成型され、次に患者の歯の舌側面の定位置に接着される、編み込みワイヤのアセンブリなど、他のタイプの接着リテーナーも可能である。有利なように、本明細書に記述される方法を使用し、ブラケット40、バッカルチューブ44及びアーチワイヤ42を患者の歯から取り外す直前に、この接着リテーナーを固定し、これにより歯が意図した最終位置から動かないようにすることができる。別の例として、舌側リテーナーは、舌側歯列矯正装具が患者の歯に接着された状態の時に、製作し、施術者に納品することができる。
上述のすべての特許及び特許出願は、本明細書に参考文献として組み込まれる。更に、上記本発明の多数の変形も可能である。したがって、本発明は、上に詳細に記載した、現時点で好ましい実施形態に限定されるのではなく、むしろ先の特許請求の公正な範囲及びその等価物によってのみ限定されるとみなされるべきである。

Claims (29)

  1. 患者の歯の表面を表わす第1データと、前記歯の表面に隣接する前記患者の歯の特定領域に結合された数多くの歯列矯正装具を表わす第2データと、を含む、前記患者の口腔構造のデジタルデータファイルを取得する工程と、
    前記特定領域にある前記患者の歯の表面の少なくとも一部分を表わす第3データを取得する工程と、
    前記第1データの少なくとも一部分と前記第3データの少なくとも一部分とを組み合わせて、前記装具の少なくとも一部分が除去された前記患者の歯の仮想歯列モデルを提供する工程と、を含む、仮想歯列モデル作製方法。
  2. 前記第3データが、歯に歯列矯正装具を結合する前の時点での前記患者の口腔構造を表わす、請求項1に記載の仮想歯列モデル作製方法。
  3. 前記第1データが特定位置における前記歯を表わし、前記第3データが、前記第1データによって表わされる前記患者の歯の位置とは少なくとも部分的に異なる位置にある前記患者の歯を表わす、請求項2に記載の仮想歯列モデル作製方法。
  4. 前記第3データが、最適一致法アルゴリズムの使用により取得される、請求項1に記載の仮想歯列モデル作製方法。
  5. 前記第3データが、モデル歯構造のデータを含むライブラリから供給される、請求項1に記載の仮想歯列モデル作製方法。
  6. 前記仮想歯列モデルを使用した前記患者の歯列の物理的モデルを製造する処理を更に含む、請求項1に記載の仮想歯列モデル作製方法。
  7. 前記患者歯列の物理的モデルを製造する処理が、ラピッドプロトタイピングプロセスを使用して実施される、請求項6に記載の仮想歯列モデル作製方法。
  8. 前記患者歯列の物理的モデルを製造する処理が、前記仮想歯列モデルを使用することによって実施され、これにより前記物理的モデルのためのメス型が製造される、請求項6に記載の仮想歯列モデル作製方法。
  9. 前記メス型を製造する処理が、ラピッドプロトタイピングプロセスを使用して実施される、請求項8に記載の仮想歯列モデル作製方法。
  10. 前記の第1データの少なくとも一部分と前記の第3データの少なくとも一部分とを組み合わせる処理に、前記デジタルデータファイルから前記第2データの少なくとも一部分を除去する処理が含まれる、請求項1に記載の仮想歯列モデル作製方法。
  11. 患者の歯の表面を表わす第1データと、前記歯の表面に隣接する前記患者の歯の特定領域に結合された数多くの歯列矯正装具を表わす第2データと、を含む、前記患者の口腔構造のデジタルデータファイルを取得する工程と、
    前記特定領域にある前記患者の歯の表面の少なくとも一部分を表わす第3データを取得する工程と、
    前記第1データの少なくとも一部分と前記第3データの少なくとも一部分とを使用して、前記装具の少なくとも一部分が除去された前記患者の歯列の物理的モデルを製造する工程と、
    前記物理的モデルを使用してリテーナーを製作する工程と、を含む、歯列矯正リテーナー製作方法。
  12. 前記第1データの少なくとも一部分と前記第3データの少なくとも一部分とを使用して物理的モデルを製造する処理が、ラピッドプロトタイピングプロセスを使用することによって少なくとも一部分が実施される、請求項11に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  13. 前記第1データの少なくとも一部分と前記第3データの少なくとも一部分とを使用して物理的モデルを製造する処理が、(1)前記ラピッドプロトタイピングプロセスを使用して歯列レプリカを製造する処理と、(2)前記歯列レプリカの印象の型をとる処理と、(3)前記印象を使用して前記物理的モデルを製造する処理と、を含む方法によって実施される、請求項12に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  14. 前記第1データの少なくとも一部分と前記第3データの少なくとも一部分とを使用して物理的モデルを製造する処理が、ラピッドプロトタイピングプロセスを使用することによって前記物理的モデルのメス型を製造する、請求項12に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  15. 前記第3データが、前記第2データを取得した時点よりも前の時点で取得される、請求項11に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  16. 前記第1データが特定位置における前記歯を表わし、前記第3データが前記患者の歯の位置を表わし、このうち少なくとも一部分が前記特定位置とは異なる、請求項15に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  17. 前記第3データが、最適一致法アルゴリズムの使用により取得される、請求項11に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  18. 前記第3データが、モデル歯構造のデータを含むライブラリから供給される、請求項11に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  19. 前記装具が前記患者の歯から外される時よりも前に、前記患者を治療する施術者のオフィスに前記リテーナーを搬送する処理を更に含む、請求項11に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  20. 前記装具が前記患者の歯から外される時よりも前に、前記リテーナーを製作する処理が実施される、請求項11に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  21. 患者の歯に結合されている歯列矯正ブラケットを除去する前の時点で、前記患者の口腔内の表面を表わすデジタルデータを取得する工程と、
    前記デジタルデータを改変して、前記ブラケットを表わす前記デジタルデータを実質的に除去する工程と、
    前記改変デジタルデータファイルを使用して歯列矯正リテーナーを製作する工程と、を含む、歯列矯正リテーナー製作方法。
  22. 前記ブラケットを除去した前記患者の歯列の物理的モデルを製造する処理を更に含む、請求項21に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  23. 前記物理的モデルを製造する処理が、ラピッドプロトタイピングプロセスを使用することによって少なくとも一部分実施される、請求項22に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  24. 前記物理的モデルを製造する処理が、(1)前記ラピッドプロトタイピングプロセスを使用して歯列レプリカを製造する処理と、(2)前記歯列レプリカの印象の型をとる処理と、(3)前記印象を使用して前記物理的モデルを製造する処理と、を含む方法によって実施される、請求項23に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  25. 前記物理的モデルを製造する処理が、ラピッドプロトタイピングプロセスを使用することによって前記物理的モデルのメス型を製造する、請求項23に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  26. 前記患者の歯から前記歯列矯正ブラケットが除去されるその日のうちに、前記患者に歯列矯正リテーナーを供給する処理を更に含む、請求項21に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  27. 前記歯列矯正ブラケットが前記患者の歯から外されるよりも前に、前記歯列矯正リテーナーの製造する処理が実施される、請求項21に記載の歯列矯正リテーナー製作方法。
  28. コンピューティング装置と、
    前記コンピューティング装置上で実行されるソフトウェアと、を含むシステムであって、前記ソフトウェアが、
    患者の歯の表面を表わす第1データと、前記歯の表面に隣接する前記患者の歯の特定領域に結合された数多くの歯列矯正装具を表わす第2データと、を含む、前記患者の口腔構造のデジタルデータファイルを取得する工程と、
    前記特定領域にある前記患者の歯の表面の少なくとも一部分を表わす第3データを取得する工程と、
    前記第1データの少なくとも一部分と前記第3データの少なくとも一部分とを組み合わせて、前記装具の少なくとも一部分が除去された患者の歯の仮想歯列モデルを提供する工程と、を含む、システム。
  29. プログラム可能なコンピューターに、
    患者の歯の表面を表わす第1データと、前記歯の表面に隣接する前記患者の歯の特定の領域に結合された数多くの歯列矯正装具を表わす第2データと、を含む、前記患者の口腔構造のデジタルデータファイルを保存する工程と、
    前記特定領域にある前記患者の歯の表面の少なくとも一部分を表わす第3データを保存する工程と、
    前記第1データの少なくとも一部分と前記第3データの少なくとも一部分とを組み合わせて、前記装具の少なくとも一部分が除去された患者の歯の仮想歯列モデルを提供する工程と、を実行させるための指示を含む、コンピューターで読み込み可能な媒体。
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