JP2011503918A - 多チャンネル・デジタル・オーディオのリアルタイム無線収集のための方法及びシステム - Google Patents

多チャンネル・デジタル・オーディオのリアルタイム無線収集のための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】最高品質のスタジオ品質ストリーミング・デジタル・オーディオデータの等時性リアルタイム伝送に関する諸問題を解決する。
【解決手段】本発明は、コンテンションベース・トラフィック及びコンテンションフリー・トラフィックの両方用に帯域幅が占有されている標準無線LAN送信システムによって、多数の独立したデジタル信号源から、等時性のストリーミング多チャンネルデジタルデータ、例えばオーディオデータを収集するための方法で、サンプルにより生成されたオーディオデータはオーディオフレームにまとめられ、連続的なビーコンインターバル内に、マルチキャストすることで受信器に送信される。また、本発明では、前記ビーコンインターバルの前記コンテンションフリー・トラフィックは、最適値に調整され、前記オーディオデータの要求量が、最小限のシステム遅延で、前記受信器に送信可能なように、前記ビーコンインターバルの長さが調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、主にオーディオ用途である、独立したいくつかの送信元から信号をリアルタイムで無線収集する請求項1のクレーム前段に係る方法に関する。
本発明は、主にオーディオ用途である、独立したいくつかの送信元から信号をリアルタイムで無線収集する請求項6のクレーム前段に係るシステムにも関する。
本発明は、前述の目的におけるエラー制御方法及びそのシステム並びに同期方法及びそのシステムに関する。
本発明の主題は、一般的に、等時性で、電磁的な外乱抵抗があり、独立しているが同期されたいくつかの送信元から中央ステーションへの、最高品位のスタジオ品質の多チャンネル・デジタル・オーディオ信号の無線転送に関連した装置及び方法を有するシステムである。これと同様の方法は、独立したいくつかの送信元からの同期されたデジタル計測など、同種のリアルタイム及び帯域幅の要件を有する他のデジタル情報の高速伝送の基礎としても使用されることができる。
既知の技術に関して、最初に、マイクロホンのような独立した信号源といった装置からのスタジオ品質の多チャンネル・デジタル・オーディオ信号は、均衡のとれた各チャンネルの電気ケーブルを有する多チャンネル・デジタル混合器に転送される。アナログ−デジタル変換は混合器で実行され、各チャンネルは、所要のバランス及びミキシングの操作が適用された後に、最終的にデジタル記憶装置に記録される。また、特別用途の無線リンクによる伝送方法は周知である。物理的なアナログ伝送路は、ノイズ、干渉、ひずみ、群遅延、振幅及び位相エラーなどの原信号の品質に対して品質を落とすいくつかの影響をもたらす。ケーブル配線は、たいていの場合、不格好であり、特にコンサートの場合には乱雑に見えることもある。ケーブル及びケーブル配線のレイアウトを注意深く設計しバランスよく配置することで、これらの影響は、ある程度限定されるが、完全に克服されることはほとんどない。ケーブルの数や嵩、注意深い配置の必要性、及びつまらない設置作業が、必要なスキル及び時間と同様にコストも引き上げる。ケーブル及びそれらの電気機械的な接続も、発見しづらく修理も困難な機械的な故障を起こす傾向がある。これらの問題は、公演において上演者及び多くの場合には聴衆にとってもケーブルの間を移動する場合に特に問題となる。これらのような状況下においては、ケーブル配線により、危害や怪我の現実的な危険があり得る。アーティストのツアー中、これらの問題や労力、コストを増加させる音響設備は、様々な環境に頻繁に設置されたり取り外されたりする。
集積化及び最適化されたプリアンプを有する容量性の最新のマイクロホンを使用すると、アナログ信号はより低出力レベルで高ノイズでもあることがあり、耐干渉性の差動信号化が採用可能である。しかしながら、多チャンネルの差動信号の生成には、非常に高価な高品質のアナログ電子技術に加えて、マイクロホンに使用されるタイプは高コストの差動ケーブル及びコネクターが独立して必要となる。
現在使用可能な無線オーディオ・マイクロホンシステムは、非標準方式の無線や赤外線による解決策を用いており、これらは、典型的な損失の多いオーディオの圧縮方法であり、妥協した性能となる。そのため、これらの無線オーディオ・マイクロホンシステムは、主にパブリック・アドレスの音声伝送など補助的な用途として使用される。
本発明の目的は、国際標準規格に準拠した無線LANに基づく新規なデータ通信システム、送信器、受信器、さらに限定領域におけるデジタル・オーディオ信号の効率的な収集、このようなシステムに関する、テスト、構成、管理、及び制御に必要なファームウェア及びソフトウェアを構築することにより、上記で説明した技術に関連した、最高品質のスタジオ品質ストリーミング・デジタル・オーディオ信号の等時性リアルタイム収集に関する諸問題を解決することである。
本発明は、特有の高速でシーケンシャルなユニキャストを用いて、デジタル情報が、スタジオ品質のデジタル形式で、専用信号ケーブルではなく、国際標準規格に準拠した大量生産の無線LAN部品を用いて、異なる送信局から中央収集局に電磁波により送信されるという発想に基づいている。アナログ信号は信号源で直接デジタル形式に変換され、関連した無線LAN送信器にローカルに搬送される。これにより、マイクロホン送信器において最高の音質が保証される。大量生産された無線LANの技術及び市販部品と、それに加えて少量の標準的なICとを用いるため、開発作業と実際のシステムとのコストを極めて手頃な価格に保持することができる。このシステムの一部は、一般的に再充電可能な電池パックを動力源とし、さらにノイズの無い源信号を実現するのに有用である。
本明細書において開示する方法は、国際標準規格IEEE 802.11シリーズにおいて規定されている標準的な市販無線LAN技術により、有線回線を置き換える。多チャンネルスタジオ品質オーディオ信号の非圧縮によるリアルタイム伝送では、特有の特性として要求されることから、無線LANシステムの連携機能に関する画期的な選択、通信モード及び高速でシーケンシャルなユニキャストを実装する特有の上位層のファームウェアと協同する制御パラメーターにより実行される。
本発明の好適な実施形態では、サンプルにより形成されたオーディオデータは、オーディオフレームにおいて整理され、協調的で高速なユニキャスト・メッセージングを用いて、連続するビーコンインターバル内で個々のマイクロホン局から受信局に送信される。無線LANの標準規格によると、2つの共存する伝送サービスも可能である。市販のデータ通信機器に広く使用されている通常モードは、コンテンションベースなサービスと呼ばれる。その他のモードは、コンテンションフリーなサービスと呼ばれ、滅多に使用されないが確かに国際標準規格IEEE 802.11シリーズにおいて規定されており、本発明はこれに基づいている。特有のビーコンフレームは、これらの2つの動作モード間の切替え制御に使用される。ビーコンインターバルの長さは、プログラムで制御できるパラメーターであり、本発明により調整される。それにより、等時性なオーディオ信号データの最適量が、最小限のシステム遅延で受信器に送信可能である。この最適量は、高品質な音声放送及び録音のための等時性オーディオ信号データの必要量に関して本発明の好適な実施形態の1つである。
本発明の別の好適な実施形態では、再送信の必要性を最小限にするかまたは完全に除去するかどちらかを行う等時性デジタル・オーディオ送信に関して最適化したエラー制御システムは、受信信号が他のチャンネルと関連がある場合に、エラー訂正のために使用される。
本発明の第3の好適な実施形態では、送信器及びそれらの信号サンプリングは、協調的なユニキャスト・システムにおいて、各ビーコンインターバルを終わらせる制御フレームにより生成されるend-of-frame割り込みを用いて、各ビーコンインターバル内の厳密に同じインスタンスで同期される。さらに、この同期は、独立した送信元のオーディオ信号の正確に位相の揃ったサンプリングを誘発するために利用される。また、この同期は、各送信器が他の送信器と干渉することなく正確な時間帯で動作するように、個々のタイマーに関する基準インスタンスとして利用され、適切なインスタンスで協調的なユニキャスト伝送を誘発する信号源の送信器に備えられている。
本発明の第4の好適な実施形態では、送信器の伝送命令及びシーケンシャルタイミングは、協調的な高速バースト・ユニキャスト・システムにおいて、各ビーコンインターバルを終わらせる制御フレームにより生成されるend-of-frame割り込みを用いて、各ビーコンインターバル内の厳密に同じインスタンス、及び適切な時間のインスタンスにおいて実際のフレーム伝送を誘発する送信器内の正確なタイマーで同期される。この高速化により、独立した送信器から単独の受信器までにおいて、最善の無線LANバンド幅の使用が保証される。
さらに具体的には、本発明に係る方法は、請求項1に記載の特徴部分により、特徴付けられる。
また、本発明に係るシステムは、請求項6に記載の特徴部分により、特徴付けられる。
本発明を用いることにより、高い有用性を得ることができる。
各信号源が協調的にスタジオ品質デジタル・オーディオを伝送することに関して、従来の信号経路に関連したすべてのエラー要因は回避可能である。信号源自身で直接にデジタル−アナログ変換を実行することは、本発明の実施形態の1つによると、固定化及び最適化されたコンバーターの電気回路におけるアナログ信号の伝搬経路をローカルに限定することにより、音質を最大に高める。
信号ケーブル及びそれらのコネクター並びに差動信号送信器/受信器及び関連する機材と設置作業とは、完全に不必要である。これにより、それらに関連する、コスト、失敗及び設置に関する問題は排除される。大量生産の標準的な無線LAN技術が本発明の基になっているので、本発明の実施形態の1つによると、生産コストを非常に低くすることができる。
協調的な高速バースト・ユニキャスト送信モードとフリークエント・マルチキャスト同期とを用いるため、本発明の実施形態の1つによると、サンプリング同期とチャンネル間の位相エラーが効率的に除去される。
本発明の実施形態の1つでは、送信フレームサイズを最適化して使用することで、システムレベルでの遅延もバッファリングの必要もわずかなレベルまで最小化できる。さらに、適切なフレームサイズに変更することにより、円滑で均一なデータ流の流れが保証される。
本発明の実施形態の1つに係るエラー制御方法を用いて、簡便で高速なベストエフォートのオーディオ・エラー訂正スキームが実現される。
本発明の一般的なシステム構成を示した概略図である。 本発明に係る送信器基地局の例を示した概略図である。 本発明に係る送信器基地局の別の例を示した概略図である。 本発明に係る受信器の例を示した概略図である。 本発明に係る多チャンネルオーディオの実例の1つを表すオーディオデータ構造を示した図である。 本発明に係る添付のエラー制御ブロックを有する16個の要素からなる1つのオーディオの実例を表すオーディオデータ構造を示した図である。 図6のデータ構造を用いる本発明に係るエラー訂正の原理を示した図である。 本発明が使用可能なMAC(メディアアクセス制御)を示した概略図である。 本発明が使用可能な一般的なMACフレーム構造をデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能な無線LANフレーム制御フィールドをデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能なマルチキャストのバージョンの可能なMACアドレスを示す図である。 本発明が使用可能な一般的なビーコンフレームをデータ構造として示した図である。 本発明に係るビーコンフレームをデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能なキャパビリティー情報フィールドをデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能な情報要素をデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能なTIM(トラフィック通知マップ)要素フォーマットをデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能なERP(拡張レート物理層)情報フォーマットをデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能な拡張サポートレート要素をデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能なコンテンションフリー(CF) パラメーターセット要素をデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能なCF-Endフレームをデータ構造として示した図である。 本発明が使用可能なERP-OFDM 物理層フレーム構造をデータ構造として示した図である。 本発明が必要とするバンド幅を示したグラフである。 図22の詳細図である。 図22aの詳細図である。 送信のデジタル・オーディオの適切な順序に関連する、本発明に係る連続データブロック内の16x24ビットのサンプルレコードの数を、テーブルとして示した図である。 16個の個々の信号源の250の送信サイクルにおける24ビットの数字のサンプルをテーブルとして示した図である。 本発明に係るジッターの動作をグラフとして示した図である。 本発明及び図24に係るジッターの動作を拡大したグラフとして示した図である。 送信タイミングが最悪の場合における、本発明に係る一般的なデータ構造を概略図として示した図である。 ビーコン信号のタイミングをテーブルとして示した図である。 本発明の送信時間をグラフとして示した図である。 本発明に係るオーディオ入力処理をフローチャートとして示した図である。
図1によると、システムは、USBなどのインターフェースを通じて直接コンピュータに接続も可能な、デジタルまたはアナログのいずれか1つまたは複数の音声信号源6を備える。図1では、これらはスタジオ・マイクロホンで表されている。音声信号源6は、必要であればデジタル化され、無線LANアダプタとコレクター受信器3とへの堅固な無線伝送、及びコレクター受信器3から音響コンソール、ミキサー、録音器2、もしくは放送サブシステムへの堅固な無線伝送のためのアンテナを含む送信器7に搬送される。コレクター受信器3及び基地局4は、一般的に、リモコン5またはコンピュータにより制御される。信号局7からの信号は、無線LANのネットワーク1を通じて、例えば複数のマイクロホン6で構成される信号源サブシステム8から受信器4への等時性の協調的なユニキャスト・メッセージにより、送信される。すなわち、音源6からのオーディオ信号は、要素7によりデジタルデータに変換され、標準的な無線LANのデジタルデータとしてコレクター受信器に送信される。
図2は、コレクター受信器の基地局4及びオーディオ記憶装置、放送装置2の単純な例を示したものである。コレクター受信器の基地局4は、一般的に、108Mbit/s拡張IEEE802.11g無線LAN MIMOアクセスポイント基地局であり、この基地局は、音源の送信器からデジタル・オーディオ信号の規定数を受信する。108Mbit/sは本発明のシステムに対して実際に可能性のある最も低い標準のビットレートである。将来的には、さらに高速の送信速度を有する無線LANが予定されており、増加された送信速度に比例して信号源の数を増やすために使用され得る。それらはまた、選択的な再送信を使用してエラー訂正方法の改善を可能にするものと思われる。送信元の送信器から受信されたデジタルアナログ信号は、処理、録音及び放送のためにS/PIDIFやAES3ビットストリームに変換される。
コレクター受信器局3に関して、入ってくるデータの中間保存用に、48KBメモリの環状バッファ141またはFIFOバッファがある。初期化の後、コレクター受信局3は、信号源を初期化するためにコンテンションモードトラフィックを使用する。各信号源はその固有のMACアドレスに基づき特定され、1から最大16にわたる連続した数字が割り当てられる。この連続した数字は、後述する協調的なシーケンシャル高速ユニキャスト伝送の基礎として使用される。収集を開始するために、コレクター局は、ビーコンインターバルを6TUに設定し、コンテンション・フリーモードにその働きを変更して次のCF-End制御フレームの同期end-of-frame割り込みからの信号サンプリングを開始するコマンドを送信局に送る。この特徴から、伝送の調整は、後述される協同する信号源局に割り当てられる。
コレクター受信器局(及び送信元の送信局)の無線LAN部分は、拡張範囲及び拡張送信速度を有するIEEE 802.11gに準拠しており、Atheros Communications社とAirgo Networks社(現クアルコム社)により導入されたものである。MIMOアンテナ配列172も、一般的に使用される。公称ビットレートは、108Mbit/sである。無線LANに関するこれらの拡張IEEE 802.11gの実装も、最終的な送信経路のバーストエラーを、受信時に1ビット受信エラーに効率的に分散する強力な送信エラー訂正機構を備え、8ビットレベルでそれらすべてのエラーを訂正することができる。この機能は、特定のアプリケーション層の前方エラー訂正方法において、上手く利用される。
基地局4と受信器局との間の個別にアドレスされたメッセージであるコンテンションベースは、設定、状態モニタリング、及び信号伝送制御に対しても、それらに取り付けられる信号源の装置に対しても使用される。コレクター受信器局3には、赤外線の携帯型リモコン受信器やUSB2.0のコンピュータ通信受信器/送信器、Bluetooth及び無線LANの携帯型リモコンアダプター用のUSB2.0の汎用受信器/送信器がある。
システムに関する、設定、モニタリング、及び制御は、上述した携帯型リモコンまたは(パーソナル)コンピュータ・アプリケーションから行う。
図4では、送信器6は、一般的に、Atheros Communications社またはAirgo Networks社(現クアルコム社)の拡張範囲及び拡張送信速度を有するIEEE 802gに対応する無線LAN回路のMIMOアンテナ・サブシステム172からなる。それらは、一般的にソフトウェア制御された複数の多色LEDがあり、設定、状態モニタリング及び制御操作のために信号源7の認識及び状態の確認を補助する。無線LANは、公称速度108Mbit/sで動作する。受信されたオーディオデータストリームは、48KBの環状またはFIFOメモリバッファにバッファされ、CF-End end-of-frame割り込み及びドライバ・ファームウェアで制御されるハードウェアのタイマーを使用して、バッファからの源信号伝送が開始される。異なる送信元のデータは、32ビットプロセッサー149により結合され、S/PIDIF及びAES3パラレル−シリアル・コンバーター150に搬送され、その後に光学及び同軸ケーブルドライバー電子機器と、それらに対応するコネクターとが続く。出力チャンネルモードの選択は、無線LANのコンテンション通信サービスを介して、設定及び制御ソフトウェアにより行われる。
最大16の各チャンネルの送信元の送信器6は、内蔵の水晶クロックを有し、この水晶クロックは、それぞれ192,000サンプル毎秒のクロックを生成する。これらのクロックは、独立した信号源及びそれらのサンプリング作業を相互に正確に同期させ続けるために、6,144μs毎の伝送スロットのCF-End制御メッセージにより生成されるend-of-frame割り込みによって再開される。
システム制御には2つの方法があり、バッテリー駆動の携帯型リモコン(制御ターミナル)5と、リナックス、マイクロソフト・ウインドウズ、アップル及びシンビアンのOSを含む、複数のプラットホームで利用可能なソフトウェア・アプリケーションとである。
携帯型リモコン5は、キーパッド、小型ディスプレイ、プロセッサー、及び基地局との通信回線を備える。キーパッドの機能により、出力ポート2、信号源群8、及び個々の信号源7の設定及び制御の選択が可能となる。個々の信号源7と同様に信号源群8も、円滑に起動及び停止することができ、これらの特徴は、それらのプログラムで制御でき、間接的に調整される。携帯型リモコンは、赤外線、Bluetooth、または無線LANのリンクを介して、コレクター受信器局4と通信する。受信器局4は、コンテンションモード通信と、グループまたは個別のアドレス指定とを使用する個々の信号送信器を介して、信号源に制御を中継する。円滑かつ即時にすべての信号源7のミュートを行う、パニックキー及びその機能がリモコン5にある。
上述したシステムは、設定、モニタリング、及び制御アプリケーションソフトウェアが動作しているコンピュータにより、完全に制御可能である。コマンド及び応答は、Bluetooth, IrDA, LAN, 無線LAN、またはUSBリンクを用いて、送信器基地局と通信される。
図5及び6によると、本発明に係る装置は、独立した信号源から共通のコレクター受信器局に、等時的に、リアルタイムで、24ビット192,000サンプル毎秒のデジタル・オーディオストリームのチャンネルを送信し、このチャンネルは、非圧縮で最大16の完全に独立しているが同期していて、かつ強力に暗号化されている。合計で2,064個(または2,067個)の8ビットである、688個(例外的に689個)に分離した24ビットサンプル11のグループ10は、以下の説明において、送信レベル送信元データブロックフォーマットと呼ぶこととする。そのため、アプリケーション・レベル・デジタル・オーディオデータの必要帯域幅は、73.728Mbit/sに維持される。また、物理層、MACフレーム、高度な暗号化基準に基づくCCMP暗号化でのカプセル化、及びIEEE 802.11コンテンション・トラフィックの時間割り当ての影響に起因するオーバーヘッドがある。これらのことから、IEEE 802.11gの54Mbit/sの無線LANの速度でさえ、このアプリケーションに対しては不十分である。今日の標準的な無線LANの技術に関して、要求されるパフォーマンスを達成するものはない。以下に説明する新規な送信方法は、IEEE 802.11標準で規定されているPCF(Point Coordination Function:集中コーディネーション機能)を有する、コンテンションフリー・高速ユニキャスト送信の革新的な使用に基づいている。慎重なパラメーター調整により、無線LANの帯域幅は、PCFコンテンションフリー・メディア・アクセス・モードと通常のDCF(Decentralized Control Function:分散コーディネーション機能)コンテンション・アクセス・モードとの間で、適切に分割され得るので、等時的な多チャンネル・デジタル・オーディオ送信が可能となる。108Mbit/sに拡張されたIEEE 802.11g 無線LANネットワーク、及びERP-OFDM物理層フレームの使用により、16個の独立した24ビットで192kS/s(サンプル毎秒)のデジタル・オーディオストリームをノーマル・コンテンションに基づく無線LANデータ・トラフィックと共に等時的に送信可能である。もちろん、108Mbit/sもしくはそれ以上の最も高速なIEEE 802.11nの速度に関しても同じことが可能である。多数のチャンネル、高分解能、及び高サンプルレートにより、現在市販されている最高音質の無線収集が保証される。
図25によると、本発明の目的は、高品質なオーディオ・サウンドを収集するために十分なオーディオブロック(送信レベル・オーディオデータ・フォーマット)10を送信することである。まず、ソフトウェア設定により規定されたビーコンインターバル137が、目的を達成するために正しく選択される。ビーコンインターバル137の長さを規定するビーコン信号は、IEEE 802.11g無線LAN標準規格の整数値で規定されるインターバルで送信される。この整数値は、1からNの値をとることができる。すなわち、ビーコンインターバル137は、ビーコン整数値と単位時間(TU)との産物である。IEEE 802.11g無線LAN標準規格における1TUの長さは1,024μsであり、そのため、ビーコンインターバル137は、TU(1,024μs)の倍数となっている。しかしながら、標準規格は、各ビーコンインターバル137に、コンテンション・トラフィック用に確保された充分な時間、より具体的には、最大サイズのフレーム、ACK、2スロット時間、及び2つのSIFS用に確保された十分な時間が必要であると規定している。本発明によると、ビーコンインターバル137に関する時間単位TUの最適値は7であることが判明した。最適量は、本発明の好ましい実施形態において、十分な量としても規定され得る。これにより、1ビーコンインターバル137内で、32のオーディオMACフレーム174を送信する十分な時間が確保される。各オーディオMACフレーム174は、688または689の送信レベル・オーディオデータ・フォーマット・ブロック10を有し、これらのブロックの数は、図23のテーブルに従って規定される。この図において、行は、ビーコンインターバル137のコンテンションフリーの1周期138における、オーディオMACフレーム174の内容を表す。また、図23から分かるように、所定のシーケンスが、125のビーコンインターバル毎に繰り返される。この細かいシーケンスを用いて、音源及び無線LAN出力の平均データ流量が一致され、図24に示すように、ジッターが最小限に抑えられる。これにより、送信器及び受信器6の両方において、バッファメモリの容量も必要最低限となる。
図25によると、音源データをタイミング良く送信することを保証するために、コンテンションフリー周期138の最大の可能繰り返し速度が実現される必要がある。それと同時に、ネットワーク容量の最大割合が、オーディオトラフィック用に確保される必要がある。IEEE 802.11標準規格によれば、繰り返しする各コンテンションフリー・インターバル内で、さらに2つのSIFS周期及び2つのスロット時間を加えたそのACKフレームとともに1つの最大長のデータフレームを送信するための、十分なコンテンション・トラフィック時間が必要とされる。108Mbit/sのビットレートとERP-OFDM物理層フレームとでは、212+40+2×10+2×9=290μsの時間が必要とされる。IEEE 802.11標準規格で説明されているように、最初のコンテンション・トラフィックには、コンテンション周期を短縮する場合、コンテンションフリー周期138が、RTS制御フレーム、CTS制御フレーム、1つの最大サイズデータフレーム、及びACK制御フレームの合計の最大値により、4つのSIFSが加えられる。108Mbit/sのビットレートとERP-OFDM物理層フレームとでは、40+40+212+40+4×10=372μsの時間が必要とされる。コンテンションフリー周期は、ビーコンフレーム67(図13)で開始して、その後にSIFSが続く。108Mbit/sのビットレートとERP-OFDM物理層フレームとでは、76+10=86μsの時間が必要とされる。コンテンションフリー周期は、CF-Endフレーム109(図20)で終了する。108Mbit/sのビットレートとERP-OFDM物理層フレームとでは、40μsの時間が必要とされる。コンテンションフリーの繰り返しインターバル内の残り時間は、コンテンションフリーのデータ・トラフィック用に利用可能である。コンテンションフリー・インターバルの精度が1TU(時間単位)の1,024μsなので、コンテンションフリー・インターバルが1TUに設定されたとき、コンテンションフリーのデータ・トラフィックが利用可能な時間は、1,024−290−372−86−40=236μsである。IEEE 802.11で規定された最大データフレーム、MAC、CCMP、及び連続するデータフレーム間の物理層のカプセル化されたオーバーヘッドとSIFSを考慮すると、実際に使われているユーザーのデータ速度の最大値である17.7Mbit/sのみ、このインターバル設定で実行され得る。7TUに設定されたコンテンションフリー・インターバルにより、コンテンションフリーのデータが利用できる時間は、それぞれ24ビットの688(または689)のサンプルブロックの最高32までの転送が可能な6,352μsとなる。インターバルにつき32のブロックにより、16の各データ源がサンプルデータブロックを2回送信できる。これにより、サンプリングレート及び配列サイクルの伝送速度を最小限に抑え、配列アルゴリズムが簡略化される。
データの円滑な流れを最適化し、バッファリングの要求を最小限にするために、図23に係る適切な方法でデータフレームのサイズを変化させることにより、時間単位(TU)毎のサンプルの平均レートが1,024/1,000×192=196.61にできる限り近づくように維持すべきである。同時に、16個の各データ源からのデータの流れは、できる限り円滑にすべきである。本発明の鍵の1つであるフレームサイズ・アルゴリズムを以下に示す。コンテンションフリー時間は、まず様々なサイズの32ブロックのバッファに分けられる。各バッファは、独立したシーケンシャル信号源に対応する。各コンテンションフリー時間の間、16個の各信号源は、合計で32個のバッファを作成しながら2回送信する。これらのバッファは、図23の列として示される。バッファサイズは、次のサイズ調整規則の組に従って、688及び689のサンプルレコードのそれぞれの間で変化する。例外規則が適用されなければ、既定サイズは688である。例外的なブロックはそれぞれ689のサンプルレコードを含む。j番目のデータ源に対する最初の例外的なブロック番号xj1は、式で計算される。
Figure 2011503918
1から16の信号源に対する計算結果の値は、それぞれ5、4、3、2、1、8、7、6、5、4、3、2、1、8、7、及び6である。この後は、例外的なデータブロックは、7つの各既定サイズブロックの後に、最大限度の250の信号源ブロックが到達されるまで繰り返す。1、2、3、6、7、8、9、10、11、14、15、及び16の信号源に対しては、200、221、242、11、32、53、74、95、116、137、158、及び179のブロックがそれぞれ689のサンプルレコードを含むことができる。250のブロックの後に、完全な周期が繰り返される。したがって、完全な周期は、それぞれ結果として125×7×1,024μs=896msとなる、7TUの125のインターバルを含む。独立した信号源の送信器は、それぞれ自身のシーケンスを実行する。このアルゴリズムは、図24によると、バッファリング・ジッターが、すべてのバッファの組において、+/-1.5サンプルを下回るままであり、各第125番目のバッファの組の終わりで0となっている。この調整アルゴリズムにより、コンテンションフリーデータ送信時間内で、最悪の場合で80μsのマージンがある。この方法により、リアルタイムオーディオ送信と一緒に、最大5Mbit/sの効率的なユーザデータのコンテンション・トラフィックをサポートすることもできる。コンテンション・トラフィックは、他の独立したデータ交換と同様に、システムの設定及び制御にも利用することができる。
上記に示したように、ビーコンの繰り返しインターバルの時間に関して、少なくとも7TUとする選択は、コンテンションフリーの等時的なオーディオトラフィック用に十分な帯域幅を確保するために必要であり、また配列アルゴリズムの速度を管理できる状態に維持するために必要である。最小値である7TUを選択することは、さらに、システム遅延及びバッファリング要求を最小限に抑える。また、7TUより大きい時間単位にせず最小値である7TUを選択することにより、コンテンションフリーの等時的なオーディオトラフィックに加え、コンテンションベース・トラフィックの帯域幅が最大となる。
図6及び7によると、エラー制御方法は、多チャンネルのスタジオ品質の音声及び音楽オーディオを人間が聞くことを前提に、簡素化及び速度に関して最適化される。このことは、エラーの聞こえる影響を観察できないレベルにまで低減する、簡素で速いベストエフォートなエラー訂正スキームを意味する。この方法は、送信経路が起因のバーストエラーを受信時に単一ビットエラーに変換する拡張IEEE 802.11gの実装が本来有する特性と同様に、ロング24ビットオーディオデータサンプル及び高速192kサンプル毎秒のサンプリングレートも利用する。しかしながら、このエラー訂正スキームは、エラーに対して耐性のないアプリケーションに関して適切ではない。
無線LAN送信のエラー訂正方法により、ほぼすべての未処理受信エラーは単一ビットである。そのため、単一ビットエラーの影響を訂正することで十分である。エラー検出は、あるサンプルを、直前に先行するサンプル及び直後に来るサンプルの平均と比較することで行なわれる。その差が、それらのサンプル間における最大制限値よりも大きければ、すべてのビット位置でビットごとに排他的論理和が取られ、それぞれが1ビット異なる24のサンプルが作成され、各サンプルが算出された平均と比較され、最も小さい絶対的な差を有するサンプルが、間違って受信されたサンプルを置換するために選択される。このプロセスは、図7で説明される。高いサンプリングレートのために、未処理エラーは人間の耳では聞き取ることができない。
図20によると、システム内の同期は、コンテンションフリーの繰り返しインターバルである7,168μsの各繰り返しの開始の後、正確に6,802μsでCF-Endフレーム109により生成されるend-of-frame割り込みの反復的な出現に基づいている。この制御メッセージ109のend-of-frame割り込みは、受信器の割り込み待ち時間の相違のための不正確性の範囲において、信号サンプリング、伝送ブロックサイズの算出、及び伝送タイミングの観点からすべての信号送信器6を同期する。すべての受信器は、この特別の割り込みを待つようにプログラムされており、割り込み待ち時間を起因とするシステムレベル同期のジッターは、1命令実行サイクルのオーダーである(微少なプロセッサー間振動子の位相ジッターが付加される)。実際には、この合計のジッターは、100nsのオーダーであり、人間にはとうてい聞き分けることはできない。対照的に、192kS/s(サンプリング毎秒)オーディオ・サンプリング・サイクルは5.21μsである。
アイドル状態である図25によると、オーディオ信号が無い場合、コレクター受信器は、1TU(time unit:単位時間)のビーコンインターバルを実行するようにプログラムされている。オーディオストリームが開始される必要があるとき、コンテンションフリーモード・コマンドが、それらのグループアドレスを使用して、すべての送信器に送られ、ビーコンインターバルは、それぞれ1,024μsの7TUで合計7,168μsにプログラムを作り直される。このフレームのCF-End end-of-frame割り込みは、すべての送信器で源信号サンプリングの同期の開始の誘因となる。送信器はまた、それらのハードウェアの送信器タイマーを同じ割り込みで開始されるように調整する。各信号源の送信開始時間は、以下の通り、特有の仮想トークンパッシング方式により生成されるタイマー値で決定される。PCF(集中コーディネーション機能)は、無線アクセスポイント局の受信器コレクターに実装される。ビーコンの繰り返しインターバル、従ってコンテンションフリー繰り返しインターバルは、7TUに設定され、このような周期はすべて、コンテンションフリー及びコンテンション部分を有する。割り当てられたコンテンションフリー周期の長さは、ビーコンフレーム67のCFPMaxDurationパラメーターを用いて6,748μsに設定され、この設定は、DCF(分散コーディネーション機能)コンテンション・トラフィックのために、保証された290μsを残してある。この時間は、コンテンション周期中に、ACK及びIEEE 802.11標準規格で要求されるような関連づけられたフレーム間要素とともに、最大長のデータフレームを送信するのに十分な大きさである。最小の帯域幅2.58Mbit/s(最大長のデータフレームを使用した場合)が常にコンテンション・トラフィックに利用可能であることも意味する。大きなフレームの混雑したトラフィック下において、コンテンションフリー周期の期待された開始中にフレームが送信されているとき、割り当てられたコンテンションフリー周期は最初から短縮化される。このコンテンション交換は、最大324μsの最大サイズのフレームに加えて、関連するフレーム間要素と一緒にCTS及びACK制御フレームを含むことができるので、コンテンションフリー周期の最初から使用中の媒体により消費され得る。
オーディオデータに関する最悪のケースの送信タイミングのシナリオは以下の通りである。期待されたコンテンション周期の始まりが起こるが、最大長のコンテンション送信シーケンスが開始されたばかりだった場合は、コンテンションフリー周期が324μsだけ短縮される。この短縮遅延の後でのみ、NAV状態を設定する40μsビーコンメッセージが送信可能である。追加の10μsのSIFS時間経過後、第1オーディオ・データ・ブロック送信が開始する。これは、期待されたコンテンション周期の始まりの後、合計で374μsである。さらに短縮がより小さい場合、または短縮がない場合、送信器のソフトウェアにより、374μsに達するように、静的充填期間が挿入される。この処理は、第1オーディオビットが常に6,748μsのコンテンションフリー受信インターバル内で相対的に同じ瞬間に送られることを保証する。そのため、利用可能なコンテンションフリー・オーディオデータの送信時間は、7,168−374−290−40−10=6,454μsである。最悪のケースのシナリオにおいて、すべてのオーディオバッファは、688または688のいずれかの24+8ビット・サンプルレコードを有している。AESに基づくCCMPカプセル化オーバーヘッドと同様に、MACヘッダー及び後書きと一緒にどちらか一方のバッファを物理的に送るために必要な時間は同じ186μsである。各フレームの後には10μsのSIFS期間が続く。したがって、SIFS期間と一緒に16個の独立した信号源から16個のブロックのフルセット2つを送るために必要な時間は、2×16(186+10)=6,272μsである。送信シーケンスの後には、最終的にプログラムされた80μsのアイドル遅延が続き、その後40μsのCF-Endブロードキャスト・フレーム109がコンテンションフリー周期を終了し、またビーコンフレームの開始により最初に設定されたNAV状態が再設定される。これは、ビーコンフレームのCFPMaxDurationパラメーターによる設定されたタイマーに基づいて、コンテンションフリー周期が終了するのとちょうど同時に起きる。6,352μsの最小限利用可能時間に対する80μs以内のコンテンションフリー周期の時間のマージンは、たった1.26%だけのコンテンションフリー時間のマージンを意味する。現在のところ、コンテンション周期は、関連する2フレーム間SIFS時間とIEEE802.11標準規格に規定される2スロット時間とを加えたACK応答と同時に単一の最大長のフレームの送信を許可し始める。
図1〜3によると、リモコン5からのコマンドに基づいて、システムは実行できるn AES(S/PDIF)デジタル出力から、録音または放送のサブセットを選択する。信号源6の役割は、独立した信号源6のアドレス及びそれらのLEDインジケータを用いて、この時点のコントローラーでプログラムもされる。また、信号源のグループアドレスも設定される。
本明細書において、高速マルチキャストとは、すべての送信器7が、同じグループアドレス及び送信タイミングのためのハードウェアタイマーによって誘発されるend-of-frame割り込みを用いて、データパッケージを連続して送信する手段を意味する。したがって、ポーリングもACKも使われない。第1送信器7は、ビーコンフレームのend-of-frame割り込みの終了の後に10μs送信するようプログラムされる。残りの送信器7は先行オペレーションのフレームのend-of-frame割り込みの終了の後に10μs送信するようプログラムされる。ナンバー16の送信器は、ナンバー1の送信器の先行オペレーションとみなされる。シーケンスは、送信元の各送信器が2回送信したとき終了する。送信時間は、図25aに一覧表にされ、図25bに図解される。このプロトコルは、sVTP(simplified Virtual Token Passing:単純化仮想トークンパッシング)と呼ばれる。
本発明は、様々な等時性のデータ送信システムに利用可能であるが、本明細書で説明したように、多チャンネルオーディオ信号収集用に特に適している。
ビデオアプリケーションもまた、いくつかの本発明の実施形態に適している。
無線LAN送信媒体に加えて、本発明は、ウルトラワイドバンド無線送信技術、または主な電力ケーブルがデータ送信にも使用されるHomePlug AV型の送信技術にも適用可能である。後者の場合、送信システムは文字通り無線ではないが、アクティブスピーカーはケーブルを介して常に外部からの電力が必要であるため、データ送信用に追加のケーブル配線が必要ではない。
1 無線LAN
2 混合器又は録音器
3 コレクター受信器
4 基地局
5 リモコン
6 音源
7 送信器
8 信号源サブシステム
9 オーディオデータ・フォーマット/サンプル
10 送信レベル・オーディオデータ・フォーマット
11 エラー訂正コード
12 MAC副層(MAC:媒体アクセス制御)
13 分散コーディネーション機能(DCF)
14 集中コーディネーション機能(PCF)
15 コンテンションフリー通信サービス
16 コンテンションベース通信サービス
17 汎用MACフレーム構造
18 フレーム制御
19 デュレイション/ID
20 アドレス1
21 アドレス2
22 アドレス3
23 シーケンス制御
24 アドレス4
25 フレーム・ボディ
26 FCS(フレーム制御シーケンス)
27 MACヘッダー
28 MACフレーム
29 無線LANフレーム制御フィールド
30 プロトコル・バージョン
31 タイプ
32 サブタイプ
33 To DS(DS:分散システム)
34 From DS
35 More Frag
36 リトライ
37 More data
38 Pwr Mgt
39 WEP
40 オーダー
41 個々のアドレス
42 グループアドレス
43 ユニキャスト・アドレス
44 マルチキャスト・アドレス
45 ブロードキャスト・アドレス
46 汎用ビーコンフレーム
47 フレーム制御
48 デュレイション
49 送信先アドレス
50 送信元アドレス
51 BSS ID
52 シーケンス制御
53 フレーム・ボディ
54 FCS
55 タイムスタンプ
56 ビーコンインターバル
57 キャパビリティー情報
58 SSID(サービスセットID)
59 オプション・フィールド
60 ビーコンフレーム(本発明で使用)
61 フレーム制御
62 デュレイション
63 送信先アドレス
64 送信元アドレス
65 BSSID(基本サービスセットID)
66 シーケンス制御
67 フレーム・ボディ
68 FCS
69 タイムスタンプ
70 ビーコンインターバル
71 キャパビリティー情報
72 SSID
73 CFパラメーターセット
74 TIM(トラフィック通知マップ)
75 ERP(拡張レート物理層)
76 拡張レート
77 要素フォーマット
78 要素ID
79 長さ
80 情報
81 TIM要素
82 要素ID
83 長さ
84 DTIMカウント(DTIM:配信トラフィック通知マップ)
85 DTIM周期
86 ビットマップ制御
87 部分仮想ビットマップ
89 ERP情報要素
90 要素ID
91 長さ
92 ノンERPプレゼント
93 プロテクション使用
94 バーカー・プリアンブル・モード
95 r3-r7
96 拡張サポートレート要素フォーマット
97 要素ID
98 長さ
99 拡張サポートレート
100 CFパラメーターセット要素フォーマット(CF:コンテンションフリー)
101 要素ID
102 長さ
103 CFPカウント
104 CFP(コンテンションフリー周期)
105 CFP MAXDuration
106 CFP DurRemaining
107 CF-Endフレーム
108 MACヘッダー
109 CF-End MACフレーム
110 フレーム制御
111 デュレイション
112 RA(受信器アドレス)
113 BSSID
114 FCS
115 ERP-OFDM物理層フレーム構造(OFDM: 直交周波数多重方式)
116 コード化/OFDM
117 PSDU(プロトコル・サービス・データ・ユニット)
118 PLCPプリアンブル
119 SIGNAL
120 レート
121 予約
122 長さ
123 テール
124 パリティー
125 サービス
127 フレーム制御
128 デュレイション/ID
129 アドレス1
130 アドレス2
131 アドレス3
132 シーケンス制御
133 アドレス4
134 フレーム・ボディ
135 FCS
136 関心領域
137 無線LAN受信周期/ビーコンインターバル(N*TU)
138 短縮コンテンションフリー周期
139 マルチプレクサー及び受信器
140 シリアル−パラレル・コンバーター
141 バッファ
142 USBホストコントローラー(USB: ユニバーサル・シリアル・バス)
143 USB入力
144 S/PDIF入力(S/PDIF: ソニー/フィリップス・デジタル・インターフェース)
145 アナログ入力
146 アナログバッファ及びマルチプレクサー
147 A/Dコンバーター(A/D:アナログーデジタル)
148 MAC/ベースバンド・プロセッサー
149 マイクロコントローラー
150 D/Aコンバーター及びフィルター(D/A:デジタル−アナログ)
151 アナログ入力を選択
152 A/D変換
153 デジタル入力を選択
154 24ビット再フォーマット
155 オーディオ入力を選択
156 チャンネル数
157 いいえ
158 はい
159 FECを生成してバッファに書き込む(FEC:前方エラー訂正)
160 欠けたチャンネルを計算
161 FECを生成してバッファに書き込む
162 サンプルi-1
163 サンプルi
164 サンプルi+1
165 訂正サンプルi
166 ESS(拡張サービスセット)
167 IBSS
168 CFポーラブル
169 CFポール・リクエスト
170 プライバシー
171 予約
172 アンテナ
173 最重要ビット
174 オーディオMACフレーム
175 制御MACフレーム

Claims (22)

  1. コンテンションベース・トラフィック及びコンテンションフリー・トラフィックの両方用に帯域幅が占有されている標準無線LAN送信システム1で、サンプル9により生成されたオーディオデータ10をオーディオフレーム174にまとめて、連続的なビーコンインターバル137内に、受信器6に高速マルチキャストすることで、独立しているが協調的な多数の信号源6からオーディオデータ等の等時性のデジタルデータをストリーミングする等時性信号収集方法であって、
    十分な帯域幅は、等時性のコンテンションフリー・オーディオ・トラフィック用に占有され、システム遅延とバッファリング要求とが最小化され、コンテンションベース・トラフィック用に最大帯域幅が占有されると共に、等時性のコンテンションフリー・オーディオ・トラフィック用にも最大帯域幅が占有されるように、
    前記ビーコンインターバル137の前記コンテンションフリー・トラフィック138が、最適値に調整されることを特徴とする等時性信号収集方法。
  2. 前記ビーコンインターバルをIEEE 802.11標準規格に準拠する7TU (time units)に設定することを特徴とする請求項1に記載の等時性信号収集方法。
  3. 送信器3,4及び前記受信器6におけるバッファサイズを最小化するために、前記オーディオフレーム174の前記サンプル9, 10の数が、変更されることを特徴とする請求項1または2に記載の等時性信号収集方法。
  4. 前記オーディオフレーム174の前記サンプル9, 10の数が、125の連続する前記ビーコンインターバル137のサイクルにおいて、変更されることを特徴とする請求項3に記載の等時性信号収集方法。
  5. 125の連続する前記ビーコンインターバル137のサイクルにおいて、各行が1ビーコンインターバル137の内容を表す「連続する125×32データブロックでの24ビット・サンプル数」のテーブルに従い、前記オーディオフレーム174の前記サンプル9, 10の数が、変更されることを特徴とする請求項4に記載の等時性信号収集方法。
  6. コンテンションベース・トラフィック及びコンテンションフリー・トラフィックの両方用に帯域幅が占有されている標準無線LAN送信システムで、サンプル9により生成されたオーディオデータをオーディオフレーム174にまとめて、連続的なビーコンインターバル137内に、受信器6に高速マルチキャストすることによる、独立した多数の送信元からオーディオデータ等の等時性の多チャンネルデジタルデータのストリーミングを収集する等時性送信方法であって、
    前記ビーコンインターバル137の前記コンテンションフリー・トラフィック138は、最適値に調整され、
    前記オーディオデータ9の要求量が、最小限のシステム遅延で、前記受信器6に送信可能なように、前記ビーコンインターバル137の長さが調整されることを特徴とする等時性送信方法。
  7. コンテンションベース・トラフィック及びコンテンションフリー・トラフィックの両方用にシステム帯域幅が占有されている、デジタル・シリアル・オーディオデータ9, 10のストリーミングを収集するための無線送信システムであって、
    サンプル9により生成された前記オーディオデータ10が、オーディオフレーム174及び制御フレーム175にまとめられる手段と、
    連続するビーコンインターバル137以内に、前記フレーム174, 175を受信器6に送る手段と、
    十分な帯域幅は、等時性のコンテンションフリー・オーディオ・トラフィック用に占有され、システム遅延とバッファリング要求とが最小化され、コンテンションベース・トラフィック用に最大帯域幅が占有されると共に、等時性のコンテンションフリー・オーディオ・トラフィック用にも最大帯域幅が占有されるように、
    前記ビーコンインターバル137の前記コンテンションフリー・トラフィック138を最適値に調整する手段とを、備えることを特徴とする無線送信システム。
  8. 前記ビーコンインターバル137を、IEEE 802.11標準規格に準拠する7TU (time units)に設定する手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の無線送信システム。
  9. 極小のジッターで円滑なデータの流れを有し、送信器3,4及び受信器6でのバッファサイズを最小化するために、前記オーディオフレーム174の前記サンプル9, 10の数が変更されることを特徴とする請求項7または8に記載の無線送信システム。
  10. 前記オーディオフレーム174の前記サンプル9, 10の数が、125の連続する前記ビーコンインターバル137のサイクルにおいて、変更されることを特徴とする請求項9に記載の無線送信システム。
  11. 125の前記連続する前記ビーコンインターバル137のサイクルにおいて、各行が1ビーコンインターバル137の内容を表す「連続する125×32データブロックでの24ビット・サンプル数」のテーブルで説明される規則に従い、前記オーディオフレーム174の前記サンプル9, 10の数が変更されることを特徴とする請求項10に記載の無線送信システム。
  12. コンテンションベース・トラフィック及びコンテンションフリー・トラフィックの両方用にシステム帯域幅が占有されている、デジタル・シリアル・オーディオデータ9, 10をストリーミングするための無線送信システムであって、
    サンプル9により形成されたオーディオデータ10が、オーディオフレーム174及び制御フレーム175にまとめられる手段と、
    連続するビーコンインターバル137以内に、前記フレーム174, 175を受信器6に送る手段と、
    前記ビーコンインターバル137の前記コンテンションフリー・トラフィック138を最適値に調整する手段と、
    最小限のシステム遅延で、前記オーディオデータ9, 174の要求量が前記受信器6に送られることができるように、前記ビーコンインターバル137の長さを調整する手段とを、備えることを特徴とする無線送信システム。
  13. リアルタイム・ソリューションのために、システムがデジタル・シリアル・オーディオデータをストリームし、前記オーディオデータを所定の長さのデータブロック10に分割する、請求項1〜6に記載の方法または請求項7〜12に記載のシステムに係る方法またはシステム内のエラー訂正方法であって、
    オーディオデータサンプル10, 173と先行するサンプル及び次に来るサンプルの平均値との差が所定の限度11を越える場合に、受信データ162の1ビットを排他的論理和関数で変形された多数のデータを前記平均値と比較して、対応するオーディオデータが最も近い前記データで置換される、ことを特徴とするエラー訂正方法。
  14. リアルタイム・ソリューション6, 7のために、システムがデジタル・シリアル・オーディオデータをストリームし、前記オーディオデータ10を所定の長さのデータブロックに分割する、システム内のエラー訂正方法であって、
    オーディオデータサンプル10, 173と先行するサンプル及び次に来るサンプルの平均値との差が所定の限度11を越える場合に、受信データ162の1ビットを排他的論理和関数で変形された多数のデータを前記平均値と比較して、対応するオーディオデータが最も近い前記データで置換される、ことを特徴とするエラー訂正方法。
  15. 前記ブロック10の長さが24ビットであることを特徴とする請求項14に記載のエラー訂正方法。
  16. リアルタイム・ソリューション6, 7のために、システムがデジタル・シリアル・オーディオデータをストリームし、前記オーディオデータ10を所定の長さのデータブロックに分割する手段を有する、エラー訂正システムであって、
    オーディオデータサンプル10, 173と先行するサンプル及び次に来るサンプルの平均値との差が所定の限度11を越える場合に、受信データ162の1ビットを排他的論理和関数で変形された多数のデータを前記平均値と比較して、対応するオーディオデータが最も近い前記データで置換される、ことを特徴とするエラー訂正システム。
  17. 前記ブロック10の長さが24ビットであることを特徴とする請求項17に記載のエラー訂正システム。
  18. リアルタイム・ソリューション6, 7のために、システムがデジタル・シリアル・オーディオまたはビデオデータをワイヤレスにストリームする、マルチキャスト・システムにおける請求項1〜6及び請求項13〜15に記載の方法または請求項7〜12及び請求項16, 17に記載のシステムに係る同期方法であって、
    データが、制御フレーム175及びオーディオまたはビデオフレーム174を有するフレーム17, 174, 175にまとめられ、
    まとめられた前記オーディオまたはビデオデータ9, 10は、マルチキャストにより、連続するビーコンインターバル137以内で、複数の受信器6に送信され、
    前記オーディオまたはビデオデータは、複数の送信器6間において、各ビーコンインターバル137により生成される割り込み信号により同期される、ことを特徴とする同期方法。
  19. リアルタイム・ソリューション6, 7のために、システムがデジタル・シリアル・オーディオまたはビデオデータをワイヤレスにストリームする、マルチキャスト・システムにおける同期方法であって、
    データが、制御フレーム175及びオーディオまたはビデオフレーム174を有するフレーム17, 174, 175にまとめられ、
    まとめられた前記オーディオまたはビデオデータ9, 10は、マルチキャストにより、連続するビーコンインターバル137以内で、複数の送信器6から送信され、
    前記オーディオまたはビデオデータは、前記複数の受信器6間において、各ビーコンインターバル137に有される、正確に時間が刻まれたCF-End制御フレームによって生成されるend-of-frame割り込みにより同期されることを特徴とする同期方法。
  20. 前記割り込み命令は、end-of-frame割り込み命令であることを特徴とする請求項19に記載の同期方法。
  21. リアルタイム・ソリューション6, 7のために、システムがデジタル・シリアル・オーディオまたはビデオデータをワイヤレスにストリームする、マルチキャストを用いるシステムであって、
    オーディオまたビデオデータフレーム174及び制御フレーム175の両方を有するデータをビーコンインターバル137にまとめる手段と、
    まとまった前記フレーム174, 175を、連続する前記ビーコンインターバル137以内に、前記マルチキャストによって複数の受信器6に送る手段と、
    前記複数の受信器6間の前記オーディオまたはビデオデータ9, 10, 174を、各ビーコンインターバル137に有される割り込み命令により同期する手段とを、備えることを特徴とするシステム。
  22. 正確に送信されたCF-End制御フレームのend-of-frame割り込みは、フリークエント低ジッター再同期に使用されることを特徴とする請求項21に記載のシステム。
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