JP2011501392A - フリーホイールカップリング装置を備えるスイッチ用アクチュエータ - Google Patents

フリーホイールカップリング装置を備えるスイッチ用アクチュエータ Download PDF

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Abstract

高電圧又は中電圧遮断器のようなスイッチ用アクチュエータ(1)であって、スイッチ接点が閉鎖目的のために設けられた閉鎖ばね(4)によって閉じられたときにモータ(2)を切り離し可能にするフリーホイールカップリング装置(5)を備えている高電圧又は中電圧遮断器のようなスイッチ用アクチュエータ(1)。フリーホイールカップリング装置装置(5)は、2つのシリンダの一方がモータ(2)と噛合う歯付ホイール(303)と一体になされ、2つのシリンダの他方が閉鎖ばね(4)と一体になされた別の歯付ホイール(301)と噛み合うシャフト(300)と一体になされた該2つのシリンダの周囲に接触して巻回された隣接したばね(520)を具備する螺旋状ばね(52)を備えている。

Description

本発明は、フリーホイールカップリング装置(dispositif d'accouplement a roue libre)を具備する断路器用アクチュエータ(actionneur d'un interrupteur)に関する。
本発明は、特に高電圧断路器及び中電圧断路器に適用可能である。
フリーホイールカップリング装置は従来技術から知られている。
例えば、特許文献1は円筒状部分(例えば、図3及び第3コラム第44行〜第49行を参照)の周囲に延在する巻回部25a、25bを具備するコイルばね(25)を備えているフリーホイールカップリング装置を教示している。軸線方向に延在する空間26がこれらの構成要素間に画成されており、この空間が更なるばね効果が得られることを可能にしている。この装置は極めて小さな角度の巻回部をフリーホイールのために設けることを可能にしていない。
フリーホイールカップリング装置を備えている高電圧回路遮断用アクチュエータも従来技術から知られている。
高又は中電圧回路遮断器用アクチュエータは一般的にモータを具備しており、このモータによって、ギアトレーンを介して、閉鎖ばねを解放(非巻回)させることにより少なくとも一方の可動接点を他方に向けて移動させ、これにより、断路器を閉鎖することによってこの閉鎖ばねは予荷重を加え得るか、又は巻回し得る。換言すれば、閉鎖ばねはアクチュエータに配置され、その結果、ばねに蓄積された弾性エネルギーを解放することにより断路器の接点を閉鎖させる。
フリーホイールカップリング装置は、こうして、ギアトレーンの駆動ホイールと、モータと、を共に連結するように配置構成されている。その結果、ホイールは、モータの回転を減速させた速度に達する。ばねに予荷重が加えられつつある間に、モータは駆動ホイールを閉鎖ばねの上死点まで駆動している。
断路器を閉じるために、閉鎖ばねは、モータが駆動ホイールを駆動しているときに得られる速度より高速度で駆動ホイールを駆動する。閉鎖ばねにより断路器を閉じるこの動作の間中、モータはフリーホイール装置によってギアトレーンから切り離され、第1に、モータ及び伝動装置に機械的なプロテクトを与え、第2に、ばねによって駆動される構成要素の慣性を減じる。これに関して、閉鎖動作の間中にギアトレーンに亘って生じる急加速及び急速度はモータ及び伝動装置から成る構成要素の少なくとも幾つかの早期の磨耗を生じさせる危険性を冒すものである。閉鎖ばねに予荷重を加える間及び閉鎖動作の間中の両状況下において、駆動ホイールの回転の方向は常に同じである。これは、閉鎖ばねにおいて、復帰システムからのエネルギーを回復することを可能にしている。復帰は、ばねに予荷重を加えるために必要とされる時間と、モータによって送給されるべき必要があるエネルギーと、の両方を減じる。閉鎖動作の間中、駆動ホイールによって特定の回転角度に到達していると、モータはスイッチが入れられる。第1段階の間中、駆動ホイールは、該駆動ホイールがモータによって駆動されるときの回転速度より大きな回転速度を有しており、その結果、フリーホイールカップリング装置は切り離され、駆動ホイールとモータは自由に回転する。第2段階の間中、一旦、閉鎖ばねに向かって巻回部による十分なエネルギーが回復されていると、駆動ホイールは該駆動ホイールがモータによって駆動されるときの回転速度よりも遅い回転速度まで減速される。しかしながら、この第2段階の間中、フリーホイールカップリング装置は連結し、閉鎖ばねが完全に予荷重を再び加えられたことを保証するようにモータが駆動ホイールを駆動する。
フリーホイールロータリーカップリングが、予荷重を加えるギアトレーンの最後の歯付ホイールと、予荷重が加えられた閉鎖ばねに連結された駆動ホイールにリンクされたピニオンと、の間に配置されている高電圧回路遮断器用アクチュエータを提供することが特許文献2から更に知られている。トルクは伝動装置の動作方向にのみ閉鎖ばねに伝えられる。使用されるフリーホイールロータリーカップリングは特定されていない。
特許文献3は円錐クラッチから成るフリーホイールカップリング装置を備える高電圧回路遮断器用アクチュエータを教示している。この円錐クラッチは、2つのシャフト間の回転運動の予め定められた一方向にモータシャフトから回転可能なシャフトまでトルクの伝達を供し、かつ、2つのシャフト間の回転運動とは反対方向に、前記回転可能なシャフトから解放される、フリーホイールとして動作する。
フリーホイールカップリング装置を具備するこれらの既存の断路器用アクチュエータは完全に満足のいくものではない:これらのアクチュエータは多くの構成要素を具備して構成し得る。その結果、これらのコストは高く、及び/又は、動作時の摩擦パラメータの制御が複雑である。
独国特許発明第19516973号明細書 独国特許発明第19503679号明細書 欧州特許第1408522号明細書
従って、本発明の課題は、減じられた数の構成要素を具備し、かつ、既存のアクチュエータと比較して低コストで構成されたフリーホイールカップリング装置を具備する断路器用アクチュエータを提案することである。
本発明の別の課題は、種々のパラメータの制御が既存のアクチュエータより単純であり、(温度、湿度、潤滑剤、塵等のような)特に環境条件に依存することが少ない、フリーホイールカップリング装置を具備する断路器用アクチュエータを提案することである。
これらの課題は、本発明によれば、駆動エネルギーによって駆動されるように構成された第1部分と、前記断路器が動作している間に該断路器の可動接点を動作するように構成された第2部分と、前記アクチュエータの閉鎖ばねに前記駆動エネルギーを伝えるように該アクチュエータの2つの部分を連結し、これにより、前記閉鎖ばねに予荷重を加え、かつ、予荷重を加えた前記閉鎖ばねからのトルクを前記可動接点に伝えるが前記アクチュエータの前記第1部分に伝えないように該アクチュエータの2つの部分を切り離す、フリーホイールカップリング装置と、を備える断路器用アクチュエータによって達成される。本発明によれば、前記フリーホイールカップリング装置は、前記第1部分に固定された第1シリンダと、前記第2部分に固定され、かつ、共通な軸線上で前記第1シリンダに隣接する第2シリンダと、前記共通な軸線上で軸線方向に当接する、2つの隣接する第1シリンダ及び第2シリンダの周りに巻回され、かつ、これら2つの第1シリンダ及び第2シリンダに接触する、隣接する巻回部を具備する螺旋状巻回部と、を備えている。
本発明によれば、前記第1シリンダと前記第2シリンダの間の連結は、前記第1シリンダを一方向XX´、及び、静止しているか又は前記一方向XX´に回転している前記第2シリンダの速度より高速度で回転させることによって得られ:この連結形態において、前記第1シリンダの速度と前記第2シリンダの速度との差が前記第2シリンダの周りに前記螺旋状ばねの前記巻回部の半径方向の収縮を生じさせる。
本発明によれば、前記第1シリンダの前記フリーホイールの動作は前記第2シリンダを前記一方向に前記第1シリンダの速度より高速度で回転させることによって得られ:このフリーホイール形態では、前記第1シリンダの速度と前記第2シリンダの速度の差が、前記第1シリンダが自由に回転可能になるまで、前記第1シリンダの周りに前記螺旋状ばねの前記巻回部の半径方向の膨張を生じさせる。
有利なことに、前記第1シリンダ及び前記第2シリンダの回転の方向は連結動作及びフリーホイール動作の両方において同じである。これは、閉鎖ばねの復帰システムからエネルギーを復帰させることが可能である。
有利な実施形態では、前記第2部分は、前記第2シリンダに固定されたシャフトを含んでおり、2つの前記第1シリンダ及び前記第2シリンダは前記シャフトによって担持されている。
好ましくは、前記第1部分は前記第1シリンダに固定され、かつ、前記シャフトによって担持された歯付ホイールを備えている。前記歯付ホイールは前記断路器アクチュエータモータの出力端部に直に噛合している。
有利なことに、前記第2部分は2つの前記第1シリンダ及び第2シリンダを担持する前記シャフトに固定されたピニオンを備えており、その結果、前記ピニオンは、回転時に、前記アクチュエータの前記閉鎖ばねに固定された更なる歯付ホイールを直に駆動し、これにより、前記閉鎖ばねに予荷重を加える。
有利な配置構成では、1つの前記歯付ホイール及び前記ピニオンは2つの隣接する前記第1シリンダ及び第2シリンダと同じ軸線側に配置されている。
高電圧回路遮断器モータが動作する仕方は知られている:通常動作では、電気モータは閉鎖ばねを巻き上げて該閉鎖ばねに予荷重を加える。電流による破壊が起きた後に、前記閉鎖ばねは解放され、かつ、特にカムによって、少なくとも1つの可動接点に移動し、これにより、回路遮断機を閉鎖する。
高電圧回路遮断器用アクチュエータにおいてフリーホイールカップリング装置が動作する仕方も知られている:前記可動接点を移動させるための前記ばねの解放がモータの回転を伴わないように、前記フリーホイールカップリング装置は作動する。何故なら、ばねの解放は、前記可動接点の移動を慣性によって減速させるであろうし、及び、それ故に、アクチュエータの効率を減じるからである。摩擦円錐から成るフリーホイールカップリング装置を提供することは欧州特許第1408522号明細書からも知られている。それ自体の複雑な(台形ねじを具備する)構成要素の製造コストが比較的高く、かつ、これらの部品の寸法の制御も問題を提起するものである。
本発明は、主として、フリーホイールカップリング装置の摩擦円錐のコイルばねによる置換、及び、2つの摩擦シリンダの配置構成を高電圧又は中電圧断路器用アクチュエータに適用することによって必要とされた寸法縮小への適合に存する。換言すれば、解決策は、欧州特許第1408522号明細書の摩擦円錐のコイルばねへの置換に存するのみならず、モータから独立した共通な支持シャフトによって担持された2つの前記摩擦シリンダを具備することに存し、及び、これら2つの摩擦シリンダを歯付駆動ホイール及び被駆動ピニオンと同じ側に配置することに存することも好ましい。
このように、組立が容易であり、高価でなく、及び単純な寸法付けができる、コンパクトなフリーホイールアクチュエータが得られる。
この配置構成によれば、閉鎖ばねに予荷重を与える(巻回する)ために高トルクモータを使用させることが可能である。モータ、及び、モータと可動断路器接点の閉鎖シャフトとの間に配置されたギアトレーンの中間ギアを加速するための何れかの構成要素を必要とすることも無く、閉鎖動作は予荷重を加えた閉鎖ばねの支援によって高速である。
別の態様では、前記1つの歯付ホイール及びピニオンを隣接する第1シリンダ及び第2シリンダの何れの側に配置することも可能である。
有利な特徴によれば、第1シリンダ及び第2シリンダは同一内径を有し、前記螺旋状ばねの内径は該螺旋状ばねが解放された状態において、前記第1シリンダと接触する該螺旋状ばねの領域より小さい。この利点は、ばねにおける、磨耗と、局所的な引張力と、の両方を減じることである。
この有利な特徴によれば、前記螺旋状ばねの解放された状態での内径は第1シリンダ及び第2シリンダの外径の0.3%〜6%の範囲にある。
別の好ましい特徴によれば、第1シリンダの外径は第2シリンダの外径より該外径の0.5%〜2%だけ大きく、前記螺旋状ばねの解放された状態での内径は第2シリンダの外径より該外径の0.3%〜6%だけ小さい。この特徴により、回転自在モードで作動するときでさえ、巻回されたコイルばねは常に第1シリンダに固定されている。この特徴により、第1シリンダ及び第2シリンダの各々の長さはこれらの直径の略半分に等しくし得る。ステンレス鋼で作られることが好ましいばね巻回部の厚さは第1シリンダ及び第2シリンダの直径の0.05倍に等しく作り得ることが有利である。この結果として、トルクは十分に高い安全域を有し、かつ、極めて小さな巻回を有して伝えられる。
有利な実施形態では、第2シリンダに少なくとも沿って軸線方向に配置され且つ解放された状態でばねの巻回部の厚さの0.5倍よりも大きくない半径方向距離に巻回部を具備するガイドリングが設けられている。
有利なことに、半径方向距離はばねの巻回部の厚さの5%〜10%の範囲に存し得る。
特に有利な構成はガイドリングにそれ自体締り嵌めとして装着されるべき螺旋状ばねを設けることにあり、該ガイドリングは第1シリンダに締り嵌めとしてそれ自体装着される。これらの締り嵌めは第1シリンダの軸線方向寸法の少なくとも一部に亘って延在している。
付加的なガイドリングを使用するこうした構成によって、閉鎖エネルギーのより大きな範囲に亘って本発明の断路器アクチュエータを使用することができる。この大きなエネルギー範囲では、螺旋状ばねが第2シリンダの高速度回転によって生成される振動運動を被る一つの危険性があり得る。連結カップリングが真に係合する以前にシリンダが相対的制止方向に移動する復帰角度を増加させ且つ可変させる効果を有し得る。上記に規定したようにコイルばねを接置することによって、その潜在的な振動は限定される。
本発明の更なる変形態様の利点によれば、前記螺旋状ばねの自由端は該ばねの巻回部の曲率に従う。これは、高速モータトルクでカップリングがなされることを可能にする。
本発明の補足的実施形態では、アクチュエータは第1シリンダに固定された円筒部分の周りに巻回され、かつ、アクチュエータの固定された部分に固定される湾曲した端部部分を具備する更なる螺旋状ばねを含んでいる。これにより、シリンダの逆方向YY´から前記回転方向XX´への回転が防止される。断路器アクチュエータによって、モータが、例えば、電圧の遮断により励磁されないことが起こり得る。モータが非作動のこれらの状況では、閉鎖ばねがギアトレーンの歯付ホイールを逆方向、すなわち、後ろ向き、に回転させ始めることが起き得る。これはギアトレーンに結合された、例えば、閉鎖カムディスクのような構成要素、ギアトレーンの構成要素、及びモータそれ自体の構成要素を損傷させ得る。フリーホイール作動ばねに相補的な螺旋状コイルばねは、それ故に、逆方向に回転
する傾向がある限りの間は、ギアトレーンの運動を制止する。ギアトレーン用制止部材としてのコイルばねの使用は以下のような多数の利点を有する:
・構成要素の低ユニットコスト化;
・作動の精度;例えば、ギアトレーンの制止をする以前の巻回角度が1°の程度である。
・動作の高信頼性。
更に、制止部材を第2シリンダの周り、かつ、特に、制止部材をギアトレーンに通常の態様、かつ、モータに近接して配置する代わりに、2つのシリンダを担持する共通な支持シャフトの周りに配置することは以下のような更なる利点を提供する:
・ギアトレーンの作動時に衝突が最少化される:これに関して、単一の歯付ホイールは、時折、本発明の閉鎖ばねと制止コイルばねとの間に嵌合し得る。モータへの電力供給の中段、及び、これによる、モータの設置から生じる機械衝突はこのステージのみで減じられる;
・制止ばねとモータとの間に配置されているギアトレーンのこの部分の寸法の減少;この減少は伝導装置のこの部分におけるプラスチック材料の使用にまで及び得る。
・単一のモジュールにおける予備組立の可能性は2つのシリンダから成り、該モジュールの周りには、支持シャフト及び制止コイルばねと共に、フリーホイール機能を有する螺旋状コイルばねが巻回されている。
・この型式のばねの信頼性及び低コストは、非巻回部を閉鎖ばねの近くに置くことを可能にし、装備のコストへの影響を最少にする。
本発明のアクチュエータはモータ駆動型式、すなわち、カムディスクによって高電圧可動接点を駆動するモータを備える型式とし得る。
本発明は、上記に定義したようなアクチュエータを備える、回路遮断器又は接地断路器のような、高又は中電圧断路器を提供する。
最後に、本発明は、100ミリセカンド(ms)未満の閉鎖時間を有する上記に定義したようなアクチュエータを備える、短絡生成能力(a pouvoir de fermeture sur court circuit)を有する接地断路器を提供する。
例示によってなされ、かつ、添付の図面を参照して説明された本発明の以下の詳細な説明から、本発明の更なる特徴及び利点はより明瞭になる。
本発明に従う高電圧回路遮断器用アクチュエータの斜視図である。 図1のアクチュエータにおけるフリーホイールカップリング装置の長手方向断面を示す図である。 図2の装置と同一ではあるが付加的な制止機能を有するカップリング装置の長手方向断面を示す図である。 コイルばねを案内する付加的な機能を有する本発明の断路器用アクチュエータのフリーホイールカップリング装置の長手方向断面図である。 図4の詳細を示す図である。
図1は、本発明による高電圧遮断器用のアクチュエータ1を斜視で示している。
アクチュエータ1は、破線で示された、本体10を備えている。本体1内には、電気モータ2、ギアトレーン3、及び断路器の可動接点を閉鎖するための閉鎖ばね4が取り付けられている。
より詳細には、モータ2は、該モータ2が電力で付勢されたときに閉鎖ばね4に予荷重を加える(巻き上げる)目的のためにギアトレーン3に係合して取り付けられている。
他の実施形態では、モータ2は、閉鎖ばねを手で巻き上げるために手動操作ハンドルと交換し得る。
アクチュエータ1はギアトレーン3の駆動チェーンの一部であるフリーホイールカップリング装置5も備えている。装置5の機能は、予め巻き上げられた(予荷重を加えた)閉鎖ばね4の解放が断路器の可動接点を移動させるときに、モータ2及びギアトレーン3の上流部31の回転を防止することである。
図示した実施形態では、ギアトレーン3は、下流部30と、上流部31と、を備えている。本願明細書における、“下流”及び“上流”との用語は、フリーホイールカップリング装置5に対する、及びモータ2から閉鎖ばね4へのトルクの伝動に関する、これら下流部及び上流部自身の位置に関するものとして理解されたい。
下流部30は、これに応じて、本発明のフリーホイールカップリング装置5と閉鎖ばね4の間に配置されている。この下流部30は、伝動シャフト300を備えており、該伝動シャフトのピニオン300aは第1歯付ホイール301と噛合している。この第1歯付ホイールはギアトレーン3の最大直径のホイールである。スピゴット40は、第1歯付ホイール301に固定されており、かつ、閉鎖ばね4の一端に固定されている。
上流部31は、モータ2と本発明のフリーホイールカップリング装置5との間に配置されている。この上流部31は、モータ2の出力シャフト20と噛合している第2歯付ホイール302、これと共に、第2歯付ホイール302を担持するスピンドル302aに固定された、図示しない、ピニオンと噛合している第3歯付ホイール303を備えている。
従って、本発明のフリーホイールカップリング装置5は、閉鎖ばね4を巻き上げるギアトレーン3の終端部に配置されている。要するに、単一の歯付ホイール301及びピニオン300aはフリーホイールカップリング装置5の下流で嵌合している。
図2は本発明のフリーホイールカップリング装置5を構成する装置の形態及び配置を詳細に示している。
装置5は、第3歯付ホイール303に固定されている第1シリンダ50、シャフト300に固定されている第2シリンダ51、及び、共通な軸線AA上の第1シリンダ50に隣接している、2つの隣接するシリンダ50、51上に位置し、及びこれら2つの隣接するシリンダに接触して位置している、隣接する巻回部520を具備している螺旋状ばね52を備えている。螺旋状ばね52の2つの自由端521と522はばねの巻回部と同じ曲率を有し、かつ、共通な軸線AA上で軸線方向に沿って係合している。
図示した実施形態では、シャフト300及び第2シリンダ51は一つの単一ブロック部材を構成し、そして、シャフト300は第1シリンダ50もまた担持している。第3歯付ホイール303によって構成される装置5の入力側、及び、ピニオン300aから成る装置5の出力側は、本願明細書に示した実施形態では、装置5の同じ軸線側、すなわち、2つの隣接するシリンダ50と51と同じ側に、両方が配置されている。
本願明細書に示した実施形態では、2つのシリンダ50と51のそれぞれの外径Dはばね52が解放された状態における該ばね52の内径よりも1%だけ大きい。ばね52の長さLは該ばね52の内径に略等しい。
1つの有利な実施形態では、第2シリンダ51の直径はばねが解放された状態における該ばねの内径よりも1%だけ大きいが、第1シリンダ50の直径はまた第2シリンダ51の直径よりも1%だけ大きい。結果的に、ばねは全ての動作状況の下で第1シリンダ50と共に回転し、その結果、この場合、シリンダ51のみを摩擦抵抗材料で作らなければならない。2つのシリンダが同じ直径から成るが、ばねが解放された状態における、該ばねの内径が該ばねが第1シリンダ50と接触している領域において減じられている場合には同じ効果を得ることができる。伝動すべきトルクに応じて直径を異なるように選択することが最善である。
フリーホイールカップリング装置5の動作を以下に説明する。
モータ2と閉鎖ばね4を一緒に連結する動作のために、一緒に固定されている第3歯付ホイール303と第1シリンダ50は、これらも一緒に固定されている第2シリンダ51とピニオン300aより、XX´方向により早く回転する傾向がある。結果として得られる摩擦力はばね52に正接する引張力を作り出し、この引張力が2つのシリンダ50、51の周りで巻回部520を半径方向に圧縮する。要するに、ばね52の内径は小さくなり、ばね52と、シリンダ50、51との間の半径方向の力は増大し、そして、歯付ホイール303とピニオン300aとの間の連結が達成される。何故なら、摩擦力は第2シリンダ51が第1シリンダ50によってばね52を介して駆動されるように働くためである。
第1シリンダ50がフリーホイールモードで動作するためには、一緒に固定されているピニオン300aと第2歯付シリンダ51は、閉鎖ばねによって、一緒に固定されている歯付ホイール303と第1シリンダ50よりXX´方向により早く回転される傾向がある。結果として得られる摩擦力は巻回部520を開放させる。巻回部520は、従って、移動して2つのシリンダ50、51との接触から外れる。こうして、第1シリンダ50は、残留しており、かつ、ピニオン300aから歯付ホイール303へ伝動される無視し得る摩擦トルクのみによって、第2シリンダ51から連結解除される。
本発明によるアクチュエータの閉鎖動作の間に、ピニオン300aは歯付ホイール303の速度より速い速度で方向XX´に自由に回転する。従って、装置5はフリーホイールとして動作している。ピニオン300aはギアトレーン3の全てのホイールのうちの最大直径を有する歯付ホイール301を介して閉鎖ばね4によって制御される。従って、アクチュエータ1は、モータ2及びギアトレーン3の上流部31において何れの加速も無しに迅速な閉鎖動作を遂行する。
一旦、閉鎖ばね4が下死点を通過して、最大直径を有する歯付ホイール301の速度をギアトレーン3の上流部31の速度に略等しい速度まで落とすと、ピニオン300aはモータ2によって駆動される歯付ホイール303の速度より低い速度で回転する傾向がある。カップリング装置は、速度差が極めて小さく且つ最小の回転復帰角度を有するときには制止するようになる。
従って、装置5は、カップリングとして再び作動し、そして、歯付ホイール303はピニオン300aを再び駆動させ、このピニオン300aの駆動は閉鎖ばね4が再度巻き上げられることを可能にする。
こうしたフリーホイールカップリング装置5は、欧州特許第1408522号明細書によって教示されるような摩擦円錐を具備するフリーホイール装置と比較すると、最小量の軸線方向力を与える。これらの軸線方向力を吸収するためのボールスラストベアリングの使用はこれにより回避される。構成要素はより単純なものとなり、従って、より安価になる。
カップリング装置5の複数の部品を組み立てることは容易である。巻回部520を具備するばね52は装置5の組立作業中に軽くグリースを塗られる。引き続いてグリースを塗ることは不要である。潤滑剤の偶発的な塗布、凝縮水の存在、あるいは、低温は装置5のフリーホイールカップリングを変更するものではない。
さらに、本発明のフリーホイールカップリング装置5の復帰角度は約1°に等しい。これは極めて精密な動作であり且つギアトレーン3上の力の衝突を最小化する。
図3は本発明のアクチュエータ1の相補的機能の実施形態を示している。制止機能である、この付加的な機能は、断路器用アクチュエータにおいて知られており、閉鎖ばね4に予荷重を加える方向とは逆の方向に望ましくない回転が生じた場合に、ギアトレーン3を制止することに存する。これに関して、例えば、電源回路が中断されるか、あるいは、ばねがハンドルを使用して手動で巻き上げられるように、モータ2に電圧が印加されなければ、閉鎖ばね4は、速力を落とし、それから、解放し得る、すなわち、自身の予荷重を加える動作中に、再び膨張し始める。このようにして速力を落とされた閉鎖ばね4は、極限状況では、ギアトレーン3を逆回転するように、すなわち、通常の動作で回転する方向XX´とは逆の方向YY´に回転するように、設定し始め得る。従って、制止機能は、逆方向YY´に回転が起きる傾向が少しでもある限りは、ギアトレーン3の回転を制止するように構成されている。
図3に示されている実施形態では、逆方向制止機能は第1シリンダ50の固定シリンダ部分500の周りに巻回される巻回部70によって行われる。図3に示されている実施形態では、第1シリンダ50及び固定シリンダ部分500は一つの単一な(一体的な)ブロックコンポーネントを構成する。そして、このブロックコンポーネントに対して固定されている歯付ホイール303はこれら第1シリンダ50と固定シリンダ部分500の間に嵌合されている。換言すれば、ばね7は歯付ホイール303とピニオン300aとの間で軸線方向に沿って嵌合している。
ばね7は耳のような形状をした湾曲端部700を具備しており、この湾曲端部は図示しないアクチュエータの固定部分に固定されている。ばね7は、解放状態で、円筒部分500の外径より0.5%〜2%小さい内径を有しているのが好ましい。
閉鎖ばね4に予荷重を加える通常状態下における、回転の方向XX´と逆に回転する方向YY´では、ばね7の巻回部70は半径方向外向きに開かれ、そして、その結果として得られる摩擦力はばね7とシリンダ部分500を一緒に連結する:すなわち、シリンダ部分500はこのように回転に対して制止される。この制止は極めて精密に行われ:すなわち、通常、方向YY´における復帰の逆角度は1°である。
図4に示されている実施形態では、所望しない振動を受ける巻回部520´を具備する螺旋状ばね52´を回避するように付加的なガイドリング53の差し込みがなされている。
従って、図4から理解し得るように、金属製ガイドリング53は、ばね52´の巻回部520´を包囲しており、半径方向に一定の距離55を隔てて配置されている。この半径方向の距離55は、ばねをシリンダ51´と接する位置から該シリンダ51´と接しない何れかの位置まで移動可能にするには十分大きい。しかしながら、この半径方向距離55はばね52´の振動の何れかの振幅を大幅に減じるには小さ過ぎる。従って、ばねが自身の解放位置にあるときには、例えば、この距離55はばね52´の巻回部520´の厚さeの5%〜10%の範囲にあり得る。この距離55は解放状態のばねの内径の0.3%〜0.6%の範囲にもあり得る。
半径方向距離55での取り付けはシリンダ51´に少なくとも沿って、及びシリンダ50´にも少なくとも沿って軸線方向に実施することができる。図4及び図4Aでは、ガイドリングの形状はシリンダ51´に全てが沿った半径方向距離を有するように軸線方向に配置されており、1つの巻回部520´のみが第1シリンダ50´に沿って半径方向に離れている。ばね52´の残りの長さに沿って、ガイドリング53´は締り嵌めとして取り付けられている。より詳細には、ガイドリング53は、ばね52´及び第1シリンダ50´内部の周りに締り嵌めとして取り付けられている。したがって、ばね52´、ガイドリング53、及び第1シリンダ50´は一緒に回転するように拘束されている。締り嵌め構成は、第1シリンダ50´の一部分に対応する長さL1に沿った小径のガイドリングを使用することによって、あるいは、第2シリンダ51´の直径よりも大きな長さL2を越える直径を有する第1シリンダ50´を使用することによって、達成することができる。
図4では、第1シリンダ50´は、歯付ホイール303´に直に形成された溝の形態で作られている。ガイドリング53はばねクリップ54によって軸線方向に並進移動しないように制止されている。溝の形状はガイドリング53を組み込むことを容易にするように円錐自由端部分をもまた具備している。ガイドリングは、同様に、組み込むことを容易にするように円錐形状から成る端部を供する。
本発明の範囲内で他の実施形態を考え得ることは言うまでもない。
制止目的のために所定位置に巻回された巻回部70を具備する螺旋状ばね7は、本発明による断路器アクチュエータ用の特定のフリーホイールカップリング装置5に対する相補的な部分として供されてきた。しかしながら、例えば、欧州特許発明第1408522号明細書に記載の摩擦円錐のような、別のタイプのフリーホイールカップリング装置に相補的な制止部材として使用することも考え得る。
1 アクチュエータ
2 電気モータ
3 ギアトレーン
4 閉鎖ばね
5 フリーホイールカップリング装置
7 ばね
20 出力シャフト
30 下流部
31 上流部
40 スピゴット
50 第1シリンダ
50´ 第1シリンダ
51 第2シリンダ
52 螺旋状ばね
52´ 螺旋状ばね
53 金属製ガイドリング
54 ばねクリップ
55 距離
70 巻回部
300 伝動シャフト
300a ピニオン
301 歯付ホイール
302 第2歯付ホイール
302a スピンドル
303 第3歯付ホイール
500 シリンダ部分
520 巻回部
520´ 巻回部
521、522 巻回部
700 湾曲端部
L ばねの長さ
D 第1シリンダ及び第2シリンダの内径
L1 第1シリンダの一部分に対応する長さ
L2 第2シリンダの直径よりも大きな長さ
e 螺旋状ばねの厚さ

Claims (18)

  1. 断路器用アクチュエータ(1)であって、
    駆動エネルギー源によって駆動されるように構成された第1部分(302、31、303)と、
    前記断路器が動作している間に該断路器の可動接点を動作させるように構成された第2部分(300a、301)と、
    前記アクチュエータの閉鎖ばね(4)に前記駆動エネルギーを伝動するように該アクチュエータの2つの前記第1及び第2部分(302、31、303;300a、301)を結合し、これにより、前記閉鎖ばねに予荷重を加え、かつ、予荷重を加えた前記閉鎖ばねからのトルクを前記可動接点に伝動するが前記アクチュエータ(1)の前記第1部分(302、31、303)に伝動しないように該アクチュエータの2つの前記部分を切り離す、フリーホイールカップリング装置(5)と、
    を備える断路器用アクチュエータ(1)において、
    前記フリーホイールカップリング装置(5)が、
    前記第1部分(302、31、303)に固定された第1シリンダ(50)と、
    共通な軸線(AA)上で前記第1シリンダ(50)に隣接した、前記第2部分(30a、301)に固定された第2シリンダ(51)と、
    前記共通な軸線上で軸線方向に沿って当接している、2つの隣接する前記シリンダ(50、51)の周りに巻回され、かつ、2つの該シリンダに接触している隣接した巻回部(520)を具備する螺旋状ばね(52)と、を備え、
    前記第1シリンダ(50)と前記第2シリンダ(51)の間の連結は、
    前記第1シリンダ(50)を一方向(XX´)且つ静止している前記第2シリンダ(51)の速度より大きな速度で回転させるか又は前記一方向(XX´)の回転によって得られ、該回転は、前記第2シリンダが前記第1シリンダ(50)の前記速度に到達するまで、前記第2シリンダ(51)の周りで前記螺旋状ばねの前記巻回部の半径方向の収縮を生じさせ、
    前記第1シリンダ(50)の前記フリーホイールカップリング装置(5)の動作は、
    前記第2シリンダ(51)を前記一方向(XX´)に回転させることによってではあるが前記第1シリンダ(50)の速度より大きな速度で回転させることによって得られ、該回転は、前記第1シリンダが自由に回転可能になるまで、前記第1シリンダ(50)の周りで前記螺旋状ばねの前記巻回部の半径方向の膨張を生じさせる断路器用アクチュエータ(1)。
  2. 前記第1シリンダ及び前記第2シリンダの前記回転方向(XX´)は連結動作及び自由動作において両者とも同じである、請求項1に記載のアクチュエータ(1)。
  3. 前記第2部分(300a)は前記第2シリンダ(51)に固定されたシャフト(300)を備え、2つの前記シリンダ(50、51)は前記シャフト(300)によって担持されている、請求項2に記載のアクチュエータ(1)。
  4. 前記第1部分は前記第1シリンダ(50)に固定され、かつ、前記シャフト(300)によって担持されている歯付ホイール(303)を備える、請求項3に記載のアクチュエータ(1)。
  5. 前記第2部分は前記シャフト(300)に固定されたピニオン(300a)を備え、前記シャフトは、前記ピニオン(300a)が回転するときに、前記アクチュエータの前記閉鎖ばね(4)に固定された更なる歯付ホイール(301)を直に駆動するように2つの前記シリンダ(50、51)を担持する、請求項3または請求項4に記載のアクチュエータ(1)。
  6. 前記歯付ホイール(303)と前記ピニオン(300a)が2つの前記シリンダ(50、51)と同じ軸線方向側に配置されている、請求項4と請求項5の記載との組み合わせによるアクチュエータ(1)。
  7. 前記歯付ホイールと前記ピニオンが隣接する前記シリンダの両側に配置されている、請求項4と請求項5の記載との組み合わせによるアクチュエータ(1)。
  8. 前記第1シリンダ(50)及び前記第2シリンダ(51)は同一内径(D)を有し、前記螺旋状ばね(52)の解放された状態における該螺旋状ばねの内径は前記第1シリンダ(50)と接触する該螺旋状ばねの領域において小さくなっている、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のアクチュエータ(1)。
  9. 前記螺旋状ばねと前記第1シリンダ(50)との接触領域における該螺旋状ばねの解放状態における内径は、前記第1シリンダ及び前記第2シリンダの外径の0.3%〜6%の範囲にある、請求項8に記載のアクチュエータ(1)。
  10. 前記第1シリンダ(50)の外径は前記第2シリンダの外径より、該外径の0.5%〜2%だけ小さく、前記解放状態における前記螺旋状ばね(52)の内径は前記第2シリンダの外径より、該外径の0.3%〜6%だけ小さい、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のアクチュエータ(1)。
  11. 前記第2シリンダ(51´)に少なくとも沿って軸線方向に配置され、かつ、前記解放状態における前記螺旋状ばねの厚さeの0.5倍未満の半径方向距離(55)を隔てた巻回部(520´)を具備する前記螺旋状ばね(52´)を包囲するガイドリング(53)を備えている、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  12. 前記半径方向距離(55)が前記ばね(52´)の前記巻回部(520´)の厚さの5%〜10%の範囲にある、請求項11に記載のアクチュエータ。
  13. 前記螺旋状ばね(52´)が前記ガイドリング(53´)に締り嵌めとして取り付けられ、前記ガイドリング自体は前記第1シリンダ(50´)に締り嵌めとして装着され、これらの締り嵌めは前記第1シリンダ(50´)の軸線方向に沿った寸法の少なくとも一部(L1)に亘って実施されている、請求項11または請求項12に記載のアクチュエータ。
  14. 前記螺旋状ばね(52)の自由端(521、522)は該螺旋状ばねの前記巻回部(520)の曲率に倣う、請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載のアクチュエータ(1)。
  15. 隣接した巻回部(70)を具備する螺旋状ばね(7)を更に備え、該巻回部は前記第1シリンダ(50)に固定された円筒状部分(500)の周りに巻回され、前記アクチュエータの固定部分に固定される湾曲した端部(700)を具備し、これにより、前記回転方向(XX´)に対する前記逆方向(YY´)への前記シリンダ(500、50)の回転が制止される、請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載のアクチュエータ(1)。
  16. モータ(2)によって駆動され、かつ、請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載のアクチュエータに従って構成された、モータ駆動型のアクチュエータ(1)。
  17. 請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のアクチュエータ(1)を具備する、回路遮断器又は接地断路器のような高電圧又は中電圧断路器。
  18. 100ms未満の閉鎖時間を有する、請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のアクチュエータを具備する、短絡部作成能力を具備する接地電力断路器。
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