JP2011501159A - Ngalの検出用イムノアッセイ及びキット - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、全て2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,470号、60/981,471号及び60/981,473号並びに全て2008年4月16日に出願された米国非仮特許出願12/104,408号、12/104,410号及び12/104,413号の優先権を主張し、これらの各々は、その全体が参照により組み込まれる。
本発明は、NGALイムノアッセイ及びキット並びにイムノアッセイ及びキットにおいて、グリコシル化された哺乳動物NGAL及び哺乳動物NGALに結合する抗体を使用する方法に関する。このようなイムノアッセイ及びキットは、とりわけ、単量体の改善された検出を場合によって与える。前記方法及びキットは、検査試料中のヒトNGAL単量体の量を測定するために、並びに検査試料中に含有されるヒトNGAL二量体に対するヒトNGAL単量体の割合を測定するために使用することができる。
(a)第一の抗体/ヒトNGAL複合体を形成させるために、ヒトNGAL単量体及びヒトNGAL二量体を含有することが疑われる検査試料を少なくとも1つの第一の抗体(例えば、捕捉抗体)と接触させる工程(前記少なくとも1つの捕捉第一の抗体はヒトNGALに結合し、並びにATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体及びATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生される抗体からなる群から選択される抗体(例えば、捕捉抗体)である。);
(b)第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体を形成させるために、前記抗体/ヒトNGAL複合体を、ヒトNGALに結合し、及び検出可能な標識に連結されている第二の抗体と接触させる工程(前記第二の抗体は前記第一の抗体とは異なり、並びにATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体及びATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生される抗体からなる群から選択される抗体である。);並びに
(c)工程(b)において形成された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量に基づいて、検査試料中に含有されたヒトNGAL単量体の量を少なくとも約75%の特異性で測定する工程;
を含む。
(a)第一の抗体/ヒトNGAL複合体を形成させるために、ヒトNGAL単量体及びヒトNGAL二量体を含有することが疑われる検査試料を少なくとも1つの第一の抗体と接触させる工程(前記少なくとも1つの第一の抗体はヒトNGALに結合し、並びにATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体及びATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生される抗体からなる群から選択される抗体である。);
(b)第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体を形成させるために、前記第一の抗体/ヒトNGAL複合体を、ヒトNGALに結合し、及び検出可能な標識に連結された第二の抗体と接触させる工程(前記第二の抗体は前記第一の抗体とは異なり、並びにATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体及びATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生される抗体からなる群から選択される抗体である。);
(c)工程(b)において形成された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量を測定する工程(工程(a)及び(b)は、あらゆる還元剤の不存在下で行われる。);
(d)工程(b)において形成された前記第二の抗体/ヒトNGAL複合体の量を測定する工程(工程(a)及び(b)は、少なくとも1つの還元剤の存在下で又は少なくとも1つの還元剤での前記検査試料の処理後に行われる。);並びに
(e)工程(c)において測定された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量及び工程(d)において測定された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量を比較することに基づいて、前記検査試料中のヒトNGAL二量体に対するヒトNGAL単量体の割合を測定する工程;
を場合によって含む。
(a)哺乳動物NGAL/抗体複合体の形成を可能とする時間及び条件下で、哺乳動物NGALを含有することが疑われる検査試料を、前記哺乳動物NGALに対して特異的な少なくとも1つの抗体と接触させる工程;及び
(b)前記哺乳動物NGALの存在の指標として、形成された何れかの哺乳動物NGAL/抗体複合体を検出する工程;
を含み、
前記改良が、検量用物質又は対照として、明細書に前述されている検量用物質又は対照を使用することを含み、特に、検量用物質又は対照は、配列番号1又は13の配列を含むグリコシル化されたヒトNGALである。
(a)配列番号2又は10の配列を含むグリコシル化されたヒトNGAL及び
(b)配列番号1又は13の配列を含むグリコシル化されたヒトNGAL
からなる群から選択される検量用物質又は対照を含む。
(a)ヒトNGAL/抗体複合体の形成を可能とする時間及び条件下で、ヒトNGALを含有することが疑われる検査試料を本明細書に記載されている免疫診断試薬と接触させること、及び
(b)前記ヒトNGAL抗原の存在の指標として、形成された何れかのヒトNGAL/抗体複合体を検出すること
を含む。
(a)配列番号1、2、10又は13に記載されているヒトNGALタンパク質のアミノ酸残基112、118及び147を含む立体構造的エピトープへ特異的に結合する抗体;
(b)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域を有する。);
(c)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(d)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(前記抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域及び配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(e)ATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生された抗体;
(f)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(前記抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域を有する。);
(g)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(前記抗体は、配列番号8のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(h)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(前記抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域及び配列番号8のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);及び
(i)ATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生された抗体;
からなる群から選択される1つ又はそれ以上の抗体を含む。
本明細書に使用されているように、文脈上明確に反対の記述がなければ、単数形「a」、「an」及び「the」には、複数表記が含まれる。本明細書での数的範囲の引用に関して、その間に介在する各数字は、同じ正確度で明示的に想定される。例えば、範囲6から9の場合、6及び9に加えて、数字7及び8が想定され、範囲6.0から7.0の場合、数字6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9及び7.0が明示的に想定される。
本明細書において使用される、「抗体」という用語は、モノクローナル抗体、多重特異的抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体(完全又は部分的にヒト化)、動物抗体(一態様において、鳥(例えば、アヒル又はガチョウ))、別の態様において、サメ又はクジラ、さらに別の態様において、非霊長類(例えば、ウシ、ブタ、ラクダ、ラマ、ウマ、ヤギ、ウサギ、ヒツジ、ハムスター、モルモット、ネコ、イヌ、ラット、マウスなど)及びヒト以外の霊長類(例えば、カニクイザル、チンパンジーなどのサル)を含む哺乳動物)、組換え抗体、キメラ抗体、一本鎖Fv(scFv)、一本鎖抗体、単一ドメイン抗体、Fab断片、F(ab’)2断片、ジスルフィド結合されたFv(sdFv)及び抗イディオタイプ(抗Id)抗体(例えば、本発明の抗体に対する抗Id抗体など)及び上記の何れかの機能的に活性なエピトープ結合断片を表す。特に、抗体には、免疫グロブリン分子及び免疫グロブリン分子の免疫学的に活性な断片、すなわち、抗原結合部位を含有する分子が含まれる。免疫グロブリン分子は、あらゆる種類(例えば、IgG、IgE、IgM、IgD、IgA及びIgY)、クラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1及びIgA2)又はサブクラスであり得る。単純化のために、分析物に対する抗体は、「抗分析物抗体」又は単に「分析物抗体」(例えば、NGAL抗体)の何れかとしばしば称される。
本明細書において使用される「尿細管細胞傷害」という表現は、多数の疾病又は疾患のプロセスによって引き起こされ得る、突然の(急性)又は時間をかけてゆっくり低下する(慢性)腎若しくは腎臓不全又は機能障害を意味する。尿細管細胞傷害の急性及び慢性形態は何れも、生命を脅かす代謝異常をもたらし得る。
「急性尿細管細胞傷害」は、急性虚血性腎傷害(IRI)又は急性腎毒性腎傷害(NRI)を意味する。IRIには、虚血傷害及び慢性虚血傷害、急性腎不全、急性糸球体腎炎及び急性尿細管間質性腎障害が含まれるが、これらに限定されない。NRI毒性には、敗血症(感染)、ショック、外傷、腎臓結石、腎感染症、薬物毒性、毒(poison)又は毒物(toxin)又は放射線造影色の注射後が含まれるが、これらに限定されない。
本明細書において互換的に使用される「慢性尿細管細胞傷害」、「進行性腎臓病」、「慢性腎臓病(CRD)」、「慢性腎臓病(CKD)」という用語には、突然の現象ではなく、ある期間にわたって発生して、尿細管細胞機能の漸進的低下又は尿細管細胞傷害の悪化を引き起こすあらゆる腎臓症状又は機能障害が含まれる。慢性腎臓病が継続した場合の1つの終末点は、「慢性腎不全(CRF)」である。例えば、本明細書において互換的に使用される慢性腎臓病又は慢性腎傷害には、慢性的な感染によって引き起こされる症状又は機能障害、慢性的炎症、糸球体腎炎、血管疾患、間質性腎炎、薬物、毒物、外傷、腎臓結石、長期の高血圧、糖尿病、うっ血性心不全、鎌形赤血球貧血症及び他の造血機能障害に由来する腎障害、肝炎、HIV、パルボウイルス及びBKウイルス(ヒトポリオーマウイルス)に関連する腎障害、嚢胞性腎臓病、先天性奇形、閉塞、悪性腫瘍、原因不明の腎臓病、ループス腎炎、膜性糸球体腎炎、膜性増殖性糸球体腎炎、局所的糸球体硬化症、微小変化型疾患、クリオグロブリン血症、抗好中球細胞質抗体(ANCA)陽性血管炎、ANCA陰性血管炎、アミロイドーシス、多発性骨髄腫、軽鎖沈着症、腎臓移植の合併症、腎臓移植の慢性的拒絶、慢性同種移植腎障害及び免疫抑制剤の慢性効果が含まれるが、これらに限定されない。好ましくは、慢性腎臓病又は慢性腎傷害は、慢性腎不全又は慢性糸球体腎炎を表す。
本発明における「免疫診断試薬」は、NGALタンパク質の領域に特異的に結合する1つ又はそれ以上の抗体を含む。免疫診断試薬は、2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,471号(免疫診断試薬に関するその教示に関して、参照により、本明細書に組み込まれる。)に記載されている。
NGALポリヌクレオチド及びポリペプチド配列は、2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,470号(NGALポリヌクレオチド及びポリペプチド配列に関するその教示に関して、参照により、本明細書に組み込まれる。)に記載されているとおりである。一般に、NGALは、例えば、Genbank受付番号GenpeptCAA58127(配列番号1)、AAB26529、XP 862322、XP 548441、P80108、P11672、X83006.1、X99133.1、CAA67574.1、BC033089.1、AAH33089.1、S75256.1、AD14168.1、JC2339、1DFVA、1DFVB、1L6MA、1L6MB、1L6MC、1NGLA、1QQSA、1X71A、1X71B、1X71C、1X89A、1X89B、1X89C、1X8UA、1X8UB及び1X8UCとして記載されているものなど、あらゆるNGAL配列であり得る。NGALポリヌクレオチド及びポリペプチド(例えば、ポリアミノ酸)配列は、天然に見出される配列に基づいて、天然に見出されるとおりであり、単離され、合成的、半合成的、組換え又はその他である。一実施形態において、NGALは、ヒトNGAL(「hNGAL」としても知られる。)である。別段の記載がなければ、NGALポリペプチド配列は、天然に典型的に見出される20残基のアミノ酸シグナルペプチドを差し引いた(及び他のあらゆるシグナルペプチド配列を差し引いた)成熟ヒトNGAL配列に従って付番される。シグナルペプチドが存在する場合、例えば、残基−1から−20のように負の数字が付番され、コードポリヌクレオチド配列に対しては同じ付番が適用される。
グリコシル化された哺乳動物NGAL(例えば、免疫原として、及び/又は様々な抗体の結合を評価するために使用される)は、2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,470号(参照により、この点に関するその教示に関して組み込まれる。)に記載されているとおりである。
ヒトNGAL断片(例えば、免疫原、検量用物質、対照として、及び/又は様々な抗体の結合を評価するために使用される)は、2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,470号(参照により、この点に関するその教示に関して組み込まれる。)に記載されているとおりである。
(b)配列番号1、2、10又は13のアミノ酸残基112、113、114、115、116、117、118及び119を含む少なくとも約8個の連続するアミノ酸のヒトNGAL断片(配列番号1及び2の付番は、シグナルペプチド及び何れかのMet開始残基直後の成熟配列のGln残基から始まる。);
(c)配列番号1、2、10又は13のアミノ酸残基112、118及び147を含む少なくとも約36個の連続するアミノ酸のヒトNGAL断片(配列番号1及び2の付番は、シグナルペプチド及び何れかのMet開始残基直後の成熟配列のGln残基から始まる。);
(d)配列番号1、2、10又は13のアミノ酸残基15及び109を含む少なくとも約95個の連続するアミノ酸のヒトNGAL断片(配列番号1及び2の付番は、シグナルペプチド及び何れかのMet開始残基直後の成熟配列のGln残基から始まる。);
(e)配列番号1、2、10又は13のアミノ酸残基15、109及び158を含む少なくとも約144個の連続するアミノ酸のヒトNGAL断片(配列番号1及び2の付番は、シグナルペプチド及び何れかのMet開始残基直後の成熟配列のGln残基から始まる。);
(f)配列番号1、2、10又は13のアミノ酸残基15、109、158及び159を含む少なくとも約145個の連続するアミノ酸のヒトNGAL断片(配列番号1及び2の付番は、シグナルペプチド及び何れかのMet開始残基直後の成熟配列のGln残基から始まる。);又は
(g)配列番号1、2、10又は13のアミノ酸残基15、109、158、159及び160を含む少なくとも約146個の連続するアミノ酸のヒトNGAL断片(配列番号1及び2の付番は、シグナルペプチド及び何れかのMet開始残基直後の成熟配列のGln残基から始まる。)。
本明細書において使用される「NGALハイブリッド」又は「NGALハイブリドーマ」という用語は、目的の抗NGAL抗体を産生するハイブリドーマクローン又はサブクローン(明記されているとおりの)を表す。一般に、同じ種類のサブクローンから得られたものと比較すると、ハイブリドーマクローンによって産生された抗体の親和性には、幾らか小さな変動が存在し得る(例えば、クローンの純度を反映する。)。比較により、同じクローンを起源とし、さらに、目的の抗NGAL抗体を産生する全てのハイブリドーマサブクローンは、同じ配列及び/又は同じ構造の抗体を産生することが十分に確立されている。NGALハイブリッドは、2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,471号(参照により、NGALハイブリッドに関するその教示に関して組み込まれる。)に記載されているとおりである。
本明細書において使用されるヒトNGALの量に対する「特異性」は、約75%の特異性が約25%の交叉反応性と等しく、約90%の特異性は約10%の交叉反応性に等しいなどように、二量体に対する交叉反応性の逆数として定義される(すなわち、特異性は、1/交叉反応性と等しい。)。本明細書において、NGAL単量体に対して約75%特異的であるアッセイは、NGAL二量体との約25%の交叉反応性を示す。これを記述する別の方法は、単量体に対して約75%の特異性を有するアッセイは、NGAL二量体と比較して、NGAL単量体に対して約4倍特異的であることである。
本明細書において、「特異的結合」という用語は、特定の部位において、別の結合パートナーよりある結合パートナー(例えば、2つのポリペプチド、ポリペプチドと核酸分子又は2つの核酸分子)に優先的に結合することと定義される。「特異的に結合する」という用語は、非特異的な標的分子(例えば、特異的に認識される部位を欠如する無作為な分子)に比べて、標的分子/配列に対する結合の優先性(例えば、親和性)は、少なくとも2倍、より好ましくは少なくとも5倍及び最も好ましくは少なくとも10倍又は20倍であることを示す。
本明細書において使用される「結合パートナー」とは、結合ペアの一員、すなわち、分子の1つが第二の分子に結合する分子のペアである。特異的に結合する結合パートナーは、「特異的結合パートナー」と称される。イムノアッセイにおいて一般的に使用される抗原及び抗体結合パートナーの他に、他の特異的な結合パートナーは、ビオチン及びアビジン、炭水化物及びレクチン、相補的ヌクレオチド配列、エフェクター及び受容体分子、補因子及び酵素、酵素阻害剤及び酵素などが含まれ得る。さらに、特異的な結合パートナーは、元の特異的結合パートナーの類縁体である対(例えば、分析物−類縁体)を含み得る。免疫反応性の特異的結合パートナーには、抗原、抗原断片、抗体及び抗体断片(モノクローナル及びポリクローナルの両方)並びにこれらの複合体が含まれる(組換えDNA法によって形成されるものを含む。)。
本明細書において使用される「エピトープ」又は「目的のエピトープ」という用語は、認識され、その特異的結合パートナー上の相補的部位に結合することができる何れかの分子上の部位を表す。分子と特異的結合パートナーは、特異的結合ペアの一部である。例えば、エピトープは、ポリペプチド、タンパク質、ハプテン、炭水化物抗原(糖脂質、糖タンパク質又はリポ多糖など(但し、これらに限定されない。))又は多糖であり得、その特異的結合パートナーは抗体であり得る(但し、これに限定されない。)。
本明細書において互換的に使用される「平衡解離定数」又は「KD」という用語は、平衡状態での滴定測定において得られた値又は会合速度定数(kon)によって解離速度定数(koff)を除することによって得られた値を表す。会合速度定数、解離速度定数及び平衡解離定数は、抗原への抗体の結合親和性を表すために使用される。
本明細書において互換的に使用される「解離速度定数」、「koff」又は「kd」という用語は、以下の式によって示されているように、標的抗原から抗体が解離する速度又はAb−Ag複合体が経時的に遊離の抗体及び抗原へ分離することを示す値を表す。
会合及び解離速度定数を測定するための方法は、本分野において周知である。蛍光を基礎とする技術を用いることによって、平衡状態にある生理的緩衝液中で試料を調べるための高い感度及び能力が得られる。BIAcore(R)(生物分子相互作用分析)アッセイなどの他の実験的アプローチ及び装置(例えば、BIAcore International ABから入手可能な装置、GE Healthcare company、Uppsala,Sweden)を使用することが可能である。さらに、Sapidyne Instruments(Boise,Idaho)から入手可能なKinExA(R)(Kinetic Exclusion Assay)も使用することが可能である。
本明細書において使用される「対象」及び「患者」という用語は、当該対象が治療の何れかの形態を有し、又は現在行っているかどうかに関わらず、互換的に使用される。本明細書において使用される「対象」という用語は、非霊長類(例えば、ウシ、ブタ、ラクダ、ラマ、ウマ、ヤギ、ウサギ、ヒツジ、ハムスター、モルモット、ネコ、イヌ、ラット及びマウスなど)、ヒト以外の霊長類(例えば、カニクイザル、チンパンジーなどのサル)及びヒトを含む哺乳動物を表す。好ましくは、対象は、ヒトである。
本明細書において使用される「検査試料」という用語は、血清、血漿、血液(全血を含むが、これに限定されない。)、リンパ、尿又は対象の他の体液に由来する生物学的試料を表す。検査試料は、当業者に公知の定型的な技術を用いて調製することが可能である。好ましくは、検査試料は、尿又は血液である。
本明細書に記載されている診断アッセイにおいて使用される前処理試薬とは、何れかの細胞を溶解し、及び/又は検査試料中に存在する何らかの分析物を可溶化する試薬である。本明細書中にさらに記載されているように、前処理は、全ての試料に対して必要とは限らない。とりわけ、分析物(すなわち、NGAL)の可溶化には、試料に存在する何れかの内在性結合タンパク質からの分析物の放出を引き起こす。前処理試薬は、同種(分離工程を必要としない)又は異種(分離工程を必要とする)であり得る。異種の前処理試薬を使用すると、アッセイの次の工程に進む前に、検査試料からのあらゆる沈殿した分析物結合タンパク質の除去が存在する。前処理試薬は、(a)1つ若しくはそれ以上の溶媒及び塩、(b)1つ若しくはそれ以上の溶媒、塩及び界面活性剤、(c)界面活性剤、(d)界面活性剤及び塩又は(e)細胞溶解及び/若しくは分析物の可溶化に適したあらゆる試薬若しくは試薬の組み合わせを場合によって含むことができる。また、単独の又は他の何れかの前処理剤(例えば、溶媒、界面活性剤、塩など)と組み合わせたプロテアーゼを使用することができる。
本明細書において使用される「固相」は、不溶性であり、又はその後の反応によって不溶性となり得るあらゆる物質を表す。固相は、捕捉剤を誘引及び固定化するその固有の能力のために選択され得る。あるいは、捕捉剤を誘引及び固定化する能力を有する連結剤を固相に付着することができる。連結剤には、例えば、捕捉剤そのものに、又は捕捉剤に連結された帯電物質に関して反対の電荷を帯びた帯電物質が含まれ得る。一般に、連結剤は、固相上に固定化され(又は固相に付着され)、及び結合反応を通じて捕捉剤を固定化する能力を有するあらゆる結合パートナー(好ましくは、特異的な)であり得る。連結剤によって、アッセイの実施前又はアッセイの実施中に、捕捉剤が固相物質に間接的に結合することが可能となる。固相は、例えば、プラスチック、誘導化されたプラスチック、磁気又は非磁気金属、ガラス又はケイ素であり得、例えば、試験管、マイクロタイターウェル、シート、ビーズ、微粒子、チップ及び当業者に公知の他の構成などであり得る。
(例えば、検量用物質又は対照として)本発明において使用されるグリコシル化された哺乳動物NGALは、2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,470号(参照により、この点に関するその教示に関して組み込まれる。)に記載されているとおりである。一般に、本発明は、あらゆる種類の哺乳動物NGAL(例えば、単離された、組換え、変異体、野生型、合成、半合成など)、特に、場合によってグリコシル化されている哺乳動物NGAL、特に本明細書に記載されているようなヒトNGALの使用を想定する。このような哺乳動物NGALは、例えば、抗体を作製するための免疫原として、及び/又はこのような抗体の結合を評価する際に使用される。
組み立てのために5’又は3’突出を含有する。
(a)哺乳動物NGAL/抗体複合体(哺乳動物抗体/捕捉抗体複合体など)の形成を可能とする時間及び条件下で、哺乳動物NGALを含有することが疑われる検査試料を、哺乳動物NGALに対して特異的な少なくとも1つの抗体(捕捉抗体など(但し、これに限定されない。))と接触させる工程;及び
(b)前記哺乳動物NGAL抗原の存在の指標として、(連結物を添加することなどによって)形成された何れかの哺乳動物NGAL/抗体複合体を検出する工程;
を含み得、
前記方法は、少なくとも1つの検量用物質、少なくとも1つの対照として、又は少なくとも1つの検量用物質と少なくとも1つの対照の組み合わせとして、(配列番号1、配列番号2、配列番号10若しくは配列番号13又は配列番号1、配列番号2、配列番号10若しくは配列番号13の組み合わせ(すなわち、1つは検量用物質として使用され、1つは対照として使用されるなど)のアミノ酸配列を有するグリコシル化された哺乳動物NGALなどの)本明細書に記載されている少なくとも1つのグリコシル化された哺乳動物NGALを使用する。
NGALポリペプチドに対して誘導された抗体及びNGALポリペプチドを用いて、このような抗体を作製する方法は、2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,471号(これらに関するその開示に関して、参照により、組み込まれる。)に記載されている。このような抗体は、本発明のアッセイにおけるその使用に関して、本明細書中にさらに記載されている。本発明は、野生型ヒトNGAL(すなわち、配列番号1又は13)又はヒトNGAL断片に特異的に結合する抗体を使用する。抗体は、変異体又は非固有配列(例えば、配列番号2又は10)を含むように、アミノ酸配列が野生型配列(配列番号1又は13)の少なくとも1つのアミノ酸置換を含有するヒトNGALにも場合によって結合する。
(a)残基N116に関して、約1H=9.47又は約15N=118.30に位置する共鳴位置;
(b)残基Q117に関して、約1H=7.79又は約15N=117.67に位置する共鳴位置;
(c)残基H118に関して、約1H=8.75又は約15N=116.43に位置する共鳴位置;
(d)残基T141に関して、約1H=7.99又は約15N=109.06に位置する共鳴位置;
(e)残基K142に関して、約1H=7.82又は約15N=114.25に位置する共鳴位置;
(f)残基E143に関して、約1H=7.40又は約15N=114.00に位置する共鳴位置;及び
(g)残基E150に関して、約1H=8.70又は約15N=118.80に位置する共鳴位置;
からなる群から選択される、配列番号1又は13の残基に対応するアミノ酸に対するアミド共鳴位置の少なくとも3つ、4つ又は5つ、特に、配列番号1、2、10又は13の(特に、配列番号10又は13の)残基に対応するアミノ酸に対するアミド共鳴位置の約2から6のTROSYプロトン−窒素相関NMRスペクトルにおいて、
前記抗体を(一般に、過剰に、特に化学量論的に過剰に)ヒトNGALタンパク質に添加した結果として、前記抗体が添加されていない場合と比べて、前記抗体は、
(1)1H共鳴位置における約0.05ppmから約1.0ppm、特に、約0.04ppmから約0.06ppm、特に、1H共鳴位置における約0.05ppmの擾乱、
(2)15N共鳴位置における約0.3ppmから約3.0ppm、特に、約0.01ppmから約2.0ppmの、特に約0.1ppm、約0.3ppm若しくは15N共鳴位置における約0.6ppmの擾乱、又は
(3)共鳴強度の約2.5倍から約20倍の減少、特に、蛍光強度の約3倍から約15倍の減少、特に約4倍から約10倍の減少、
を引き起こす。換言すれば、シフトは、野生型NGALタンパク質中の残基に対応する共鳴位置中に存在する。
(a)残基Y64に関して、約1H=9.15又は約15N=113.30に位置する共鳴位置;
(b)残基V84に関して、約1H=9.34又は約15N=121.50に位置する共鳴位置;
(c)残基G86に関して、約1H=8.32又は約15N=111.60に位置する共鳴位置;
(d)残基T93に関して、約1H=9.32又は約15N=112.80に位置する共鳴位置;
(e)残基L94に関して、約1H=7.71又は約15N=122.72に位置する共鳴位置;
(f)残基G95に関して、約1H=9.30又は約15N=113.70に位置する共鳴位置;及び
(g)残基S99に関して、約1H=8.18又は約15N=114.50に位置する共鳴位置;
からなる群から選択される配列番号1又は13の残基に対応するアミノ酸に対するアミド共鳴位置の少なくとも3つ、4つ又は5つ、特に、配列番号1、2、10又は13の(特に、配列番号10又は13の)残基に対応するアミノ酸に対するアミド共鳴位置の約2から6のTROSYプロトン−窒素相関NMRスペクトルにおいて、
前記抗体を(一般に、過剰に、特に化学量論的に過剰に)ヒトNGALタンパク質に添加した結果として、前記抗体が添加されていない場合と比べて、前記抗体は、
(1)1H共鳴位置における約0.05ppmから約1.0ppm、特に、約0.04ppmから約0.06ppm、特に、1H共鳴位置における約0.05ppmの擾乱、
(2)15N共鳴位置における約0.3ppmから約3.0ppm、特に、約0.01ppmから約2.0ppmの、特に約0.1ppm、約0.3ppm若しくは1H共鳴位置における約0.6ppmの擾乱、又は
(3)共鳴強度の約2.5倍から約20倍の減少、特に、約3倍から約15倍の減少、特に共鳴強度の約4倍から約10倍の減少、
を引き起こす。
本発明のイムノアッセイにおいて使用される抗体は、本分野において公知の様々な異なる技術を用いて作製することができる。例えば、野生型ヒトNGALに対するポリクローナル及びモノクローナル抗体は、適切な免疫原を含有する免疫原性調製物で適切な対象(ウサギ、ヤギ、マウス又は他の哺乳動物など(但し、これらに限定されない。))を免疫化することによって産生され得る。免疫化のために使用することができる免疫原には、ヒトNGALを発現することが知られている不死化された細胞株NSOから得られる細胞などの細胞が含まれ得る。特に、本明細書において使用される抗体は、2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,471号(抗体に関するその教示に関して、参照により、組み込まれる。)に記載されているように作製することができる。
例えば、本発明の抗体が免疫診断薬として及び/又はNGALイムノアッセイキット中で使用される場合、尿、血液、血清及び血漿並びに他の体液を収集し、取り扱い及び処理するための本分野で周知の方法が本発明の実施に際して使用される。
イムノアッセイは、サンドイッチフォーマットなどの(但し、これに限定されない。)本分野において公知のあらゆるフォーマットを用いて実施することができる。具体的には、本発明の一態様において、検査試料中のヒトNGAL又はヒトNGAL断片を分離及び定量するために、少なくとも2つの抗体が使用される。より具体的には、少なくとも2つの抗体は、「サンドイッチ」と称される免疫複合体を形成するヒトNGAL又はヒトNGAL断片のあるエピトープに結合する。一般に、イムノアッセイにおいて、検査試料中のヒトNGAL又はヒトNGAL断片を捕捉するために、1つ又はそれ以上の抗体を使用することが可能であり(これらの抗体は、「捕捉」抗体としばしば称される。)、サンドイッチに検出可能な(すなわち、定量可能な)標識を結合するために、1つ又はそれ以上の抗体を使用することができる(これらの抗体は、「検出抗体」、「連結物」としばしば称される。)。
(b)第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体を形成させるために、前記第一の抗体/ヒトNGAL複合体を、ヒトNGALに結合し、及び検出可能な標識に連結された第二の抗体と接触させる工程(前記第二の抗体は、マウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455(該細胞株はATCC受託番号PTA−8024を有する。)によって産生される抗体及びマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430(該細胞株はATCC受託番号PTA−8026を有する。)によって産生される抗体からなる群から選択される抗体である。);
(c)工程(b)において形成された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量を測定する工程(工程(a)及び(b)は、あらゆる還元剤の不存在下で行われる。);
(d)少なくとも1つの還元剤の存在下で又は少なくとも1つの還元剤で検査試料を処理した後に工程(a)、(b)及び(c)を反復する工程;
(e)工程(c)の繰り返しにおいて形成された第二の抗体/ヒトNGAL複合体の量を測定する工程;並びに
(f)工程(c)において測定された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量及び工程(e)において測定された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量に基づいて、検査試料中のヒトNGAL二量体に対するヒトNGAL単量体の割合を測定する工程。
(a)哺乳動物NGAL/抗体複合体の形成を可能とする時間及び条件下で、哺乳動物NGALを含有することが疑われる検査試料を、前記哺乳動物NGALに対して特異的な少なくとも1つの抗体と接触させること;及び
(b)前記哺乳動物NGALの存在の指標として、形成された何れかの哺乳動物NGAL/抗体複合体を検出すること;
を含み、
前記改良が、検量用物質又は対照として、本明細書に記載されているNGALポリペプチドである検量用物質又は対照、特に、(a)配列番号2又は10の配列を含むグリコシル化されたヒトNGAL及び(b)配列番号1又は13の配列を含むグリコシル化されたヒトNGALからなる群から選択される検量用物質又は対照を使用することを含む。改良されたNGALアッセイの1つの変形において、検量用物質又は対照は、配列番号1又は13の配列を含むグリコシル化されたヒトNGALである。
(1)ヒトNGAL/抗体複合体の形成を可能とする時間及び条件下で、ヒトNGALを含有することが疑われる検査試料を本明細書に記載されている免疫診断試薬と接触させる工程、並びに
(2)前記ヒトNGAL抗原の存在の指標として、形成された何れかのヒトNGAL/抗体複合体を検出する工程
を場合によって含み、
前記免疫診断試薬は、
(a)配列番号1、2、10又は13に記載されているヒトNGALタンパク質のアミノ酸残基112、118及び147を含む立体構造的エピトープへ特異的に結合する抗体;
(b)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域を有する。);
(c)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(d)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(前記抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域及び配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(e)ATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生された抗体;
(f)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域を有する。);
(g)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号8のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(h)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域及び配列番号8のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);及び
(i)ATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生された抗体;
からなる群から選択される1つ又はそれ以上の抗体を含む。
本発明は、単量体用の改良されたアッセイにおいて、検査試料中の哺乳動物NGAL抗原の存在を検出するためのキットも想定する。このようなキットは、本明細書に記載されている免疫診断試薬(例えば、抗体)の1つ又はそれ以上を含み得る。より具体的には、キットがイムノアッセイを実施するためのキットである場合、キットは、(1)哺乳動物NGALに特異的に結合する少なくとも1つの捕捉抗体、(2)少なくとも1つの連結物及び(3)イムノアッセイを実施するための1つ又はそれ以上の指示書を場合によって含有することができる。本発明の免疫診断試薬は、捕捉抗体として、検出抗体として、又は捕捉抗体及び検出抗体の両方として、このような検査キットに含めることができる。例えば、マウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体を捕捉抗体としてキット中に含めることが可能であり、マウスハイブリドーマ細胞株1−903−422によって産生される抗体を検出抗体としてキットに含めることができる。あるいは、マウスハイブリドーマ細胞株1−903−422によって産生される抗体を捕捉抗体としてキットに含めることが可能であり、ハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体を検出抗体としてキットに含めることができる。さらに別の例において、マウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体又はマウスハイブリドーマ細胞株1−903−422によって産生される抗体を捕捉抗体としてキットに含めることができ、異なる抗体を検出抗体としてキットに含めることができる。さらに別の例において、マウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体又はマウスハイブリドーマ細胞株1−903−422によって産生される抗体を検出抗体としてキットに含めることができ、異なる抗体を捕捉抗体としてキットに含めることができる。場合によって、キットは、少なくとも1つの検量用物質又は対照も含有することができる。あらゆる検量用物質又は対照をキット中に含めることができる。しかしながら、好ましくは、検量用物質又は対照は、哺乳動物NGAL、特に、本明細書において前述されているグリコシル化されたヒトNGAL(例えば、野生型又は変異体)である。
(a)配列番号1、2、10又は13に記載されているヒトNGALタンパク質のアミノ酸残基112、118及び147を含む立体構造的エピトープへ特異的に結合する抗体;
(b)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域を有する。);
(c)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(d)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域及び配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(e)ATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生された抗体;
(f)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域を有する。);
(g)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号8のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(h)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域及び配列番号8のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);及び
(i)ATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生された抗体;
からなる群から選択される1つ又はそれ以上の抗体を含む免疫診断剤を含むことができる。
キット(又はその成分)並びに以下にさらに記載されているアッセイによって、検査試料中のNGAL抗原の濃度を測定する方法は、例えば、米国特許第5,089,424号及び同第5,006,309号に記載されているように、並びに、例えば、ARCHITECT(R)としてAbbott Laboratories(Abbott Park, IL)によって市販されているように、様々な自動化又は半自動化されたシステム(固相が微粒子を含むシステムを含む。)で使用するために改良することができる。
本実施例は、2つの市販の抗体を使用する典型的なイムノアッセイを用いて、固有のNGAL(本明細書に記載されているように、インビボから、例えば、血液等の材料から精製されたことを意味する。)の測定を例示する。
本実施例は、固有のNGALホモ二量体(二量体)と比較した固有NGAL単量体の測定を実施例1の典型的イムノアッセイと比較する。
本実施例は、HYB211−01及びHYB211−02抗体を使用する実施例1に記載されている典型的イムノアッセイを用いた、野生型組換えヒトNGAL二量体と比較した野生型組換えヒトNGAL単量体の優先的測定を例示する。
様々な検量用物質の精度を測定するために、HYB211−01及びHYB211−02抗体を用いるARCHITECT(R)NGALアッセイ上で、実施例3に記載されているように調製された単量体、二量体及びDTT処理された(2.4mMDTT)野生型NGAL検量用物質を、比較検査した。得られた結果は、表5に示されている(下記)。
本実施例は、1−2322−455及び1−903−430細胞株によって産生された抗体(2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,471号(この点に関するその教示に関して、参照により組み込まれる。)から構成されるイムノアッセイを使用する別の形式を用いた、NGAL二量体と比較した組換えヒトNGAL単量体の優先的測定を例示する。
本実施例は、AntibodyShopNGALRapidELISAKit(AntibodyShopA/S,Gentofte,Denmark)と比べた、1−2322−455及び1−903−430細胞株によって産生された抗体(2007年10月19日に出願された米国仮特許出願60/981,471号(この点に関するその教示に関して、参照により組み込まれる。)にさらに記載されている。)から構成されるイムノアッセイを使用する別の形式を用いた、NGAL二量体と比較した組換えヒトNGAL単量体の優先的測定を例示する。
野生型NGALrAgCHO662細胞株は、2006年11月21日に、10801 University Boulevard, Manassas, VA 20110−2209のアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)に寄託され、ATCC受託番号PTA−8020を与えられた。
Claims (31)
- (a)第一の抗体/ヒトNGAL複合体を形成させるために、ヒトNGAL単量体及びヒトNGAL二量体を含有することが疑われる検査試料を少なくとも1つの第一の抗体と接触させる工程(前記少なくとも1つの捕捉第一の抗体はヒトNGALに結合し、並びにATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体及びATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生される抗体からなる群から選択される抗体である。);
(b)第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体を形成させるために、前記抗体/ヒトNGAL複合体を、ヒトNGALに結合し、及び検出可能な標識に連結された第二の抗体と接触させる工程(前記第二の抗体は前記第一の抗体とは異なり、並びにATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体及びATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生される抗体からなる群から選択される抗体である。);
(c)工程(b)において形成された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量に基づいて、検査試料中に含有されたヒトNGAL単量体の量を少なくとも約75%の特異性で測定する工程;
を含む、検査試料中のヒトNGAL単量体の量を測定する方法。 - 前記検査試料と接触される前又は後に、前記少なくとも1つの第一の抗体が固相上に固定化されている、請求項1の方法。
- 前記第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の形成前に、前記少なくとも1つの第一の抗体が固相上に固定化されている、請求項2の方法。
- 前記第一の抗体/ヒトNGAL複合体の形成前に、前記少なくとも1つの第一の抗体が固相上に固定化されている、請求項3の方法。
- 前記第一の抗体/ヒトNGAL複合体の形成後に、前記少なくとも1つの第一の抗体が固相上に固定化されている、請求項3の方法。
- 前記方法があらゆる還元剤の不存在下で行われる、請求項1から5の何れかの方法。
- 少なくとも1つの還元剤の存在下で又は少なくとも1つの還元剤での前記検査試料の処理後に、工程(a)、(b)及び(c)が行われる、請求項1から6の何れかの方法。
- 前記少なくとも1つの還元剤が、ジチオスレイトール、2−メルカプトエタノール、2−メルカプトエチルアミン及びトリス(2−カルボキシエチル)ホスフィンからなる群から選択される、請求項7の方法。
- 前記少なくとも1つの還元剤が約0.1mMから約500mMの量で存在する、請求項7の方法。
- 前記検出可能な標識が、放射性標識、酵素標識、化学発光標識、蛍光標識、熱測定標識及び免疫連鎖反応標識からなる群から選択される、請求項1から9の何れかの方法。
- 前記検出可能な標識がアクリジニウムである、請求項10の方法。
- 前記方法が、約100ng/mLより大きな尿NGALのレベルで、NGAL二量体と比較してNGAL単量体に対して約4倍特異的である、請求項1から11の何れかの方法。
- 前記方法が自動化されたシステム又は半自動化されたシステムでの使用のために適合されている、請求項1から12の何れかの方法。
- (a)第一の抗体/ヒトNGAL複合体を形成させるために、ヒトNGAL単量体及びヒトNGAL二量体を含有することが疑われる検査試料を少なくとも1つの第一の抗体と接触させる工程(前記少なくとも1つの第一の抗体はヒトNGALに結合し、並びにATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体及びATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生される抗体からなる群から選択される抗体である。);
(b)第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体を形成させるために、前記第一の抗体/ヒトNGAL複合体を、ヒトNGALに結合し、及び検出可能な標識に連結された第二の抗体と接触させる工程(前記第二の抗体は前記第一の抗体とは異なり、並びにATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生される抗体及びATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生される抗体からなる群から選択される抗体である。);
(c)工程(b)において形成された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量を測定する工程(工程(a)及び(b)は、あらゆる還元剤の不存在下で行われる。);
(d)工程(b)において形成された前記第二の抗体/ヒトNGAL複合体の量を測定する工程(工程(a)及び(b)は、少なくとも1つの還元剤の存在下又は少なくとも1つの還元剤での前記検査試料の処理後に行われる。);並びに
(e)工程(c)において測定された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量及び工程(d)において測定された第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の量に基づいて、前記検査試料中のヒトNGAL二量体に対するヒトNGAL単量体の割合を測定する工程;
を含む、検査試料中に含有されるヒトNGAL二量体に対するヒトNGAL単量体の割合を測定する方法。 - 前記検査試料との接触前又は後に、前記少なくとも1つの第一の抗体が固相上に固定化されている、請求項13の方法。
- 前記第二の抗体/ヒトNGAL/第一の抗体複合体の形成前に、前記少なくとも1つの第一の抗体が固相上に固定化されている、請求項15の方法。
- 前記第一の抗体/ヒトNGAL複合体の形成前に、前記少なくとも1つの第一の抗体が固相上に固定化されている、請求項16の方法。
- 前記第一の抗体/ヒトNGAL複合体の形成後に、前記少なくとも1つの第一の抗体が固相上に固定化されている、請求項16の方法。
- 前記少なくとも1つの還元剤が、ジチオスレイトール、2−メルカプトエタノール、2−メルカプトエチルアミン及びトリス(2−カルボキシエチル)ホスフィンからなる群から選択される、請求項13から18の何れかの方法。
- 前記少なくとも1つの還元剤が約0.1mMから約500mMの量で存在する、請求項13から19の何れかの方法。
- 前記検出可能な標識が、放射性標識、酵素標識、化学発光標識、蛍光標識、熱測定標識及び免疫連鎖反応標識からなる群から選択される、請求項13の方法。
- 前記検出可能な標識がアクリジニウムである、請求項21の方法。
- 前記検査試料が尿又は血液試料である、請求項13から22の何れかの方法。
- 前記検査試料中に存在するNGALのレベルに基づいて、前記対象の尿細管細胞傷害状態を評価するために実施される、請求項13から23の何れかの方法。
- 前記尿細管細胞傷害が虚血性腎傷害、腎毒性傷害及び腎臓の尿細管細胞に影響を与える他の傷害からなる群から選択される傷害を含む、請求項13から24の何れかの方法。
- 前記方法が自動化されたシステム又は半自動化されたシステムでの使用のために適合されている、請求項13から25の何れかの方法。
- 検査試料中の哺乳動物NGALの存在を検出するための方法の改良において、前記方法が、
(a)哺乳動物NGAL/抗体複合体の形成を可能とする時間及び条件下で、哺乳動物NGALを含有することが疑われる検査試料を、前記哺乳動物NGALに対して特異的な少なくとも1つの抗体と接触させること;及び
(b)前記哺乳動物NGALの存在の指標として、形成された何れかの哺乳動物NGAL/抗体複合体を検出すること;
を含み、
前記改良が、検量用物質又は対照として、配列番号1又は13の配列を含むグリコシル化されたヒトNGALを使用することを含む。 - (a)配列番号2又は10の配列を含むグリコシル化されたヒトNGAL及び
(b)配列番号1又は13の配列を含むグリコシル化されたヒトNGAL
からなる群から選択される検量用物質又は対照を含む、哺乳動物NGALの検出のための診断用キット。 - (1)ヒトNGAL/抗体複合体の形成を可能とする時間及び条件下で、ヒトNGALを含有することが疑われる検査試料を本明細書に記載されている免疫診断試薬と接触させること、並びに
(2)前記ヒトNGAL抗原の存在の指標として、形成された何れかのヒトNGAL/抗体複合体を検出すること
を含み、
前記免疫診断試薬が、
(a)配列番号1、2、10又は13に記載されているヒトNGALタンパク質のアミノ酸残基112、118及び147を含む立体構造的エピトープへ特異的に結合する抗体;
(b)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域を有する。);
(c)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(d)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域及び配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(e)ATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生された抗体;
(f)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域を有する。);
(g)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号8のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(h)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域及び配列番号8のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);及び
(i)ATCC受託番号PTA−8026を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−903−430によって産生された抗体;
からなる群から選択される1つ又はそれ以上の抗体を含む、検査試料中のヒトNGAL抗原の存在を検出する方法。 - 前記方法が自動化されたシステム又は半自動化されたシステムでの使用のために適合されている、請求項29の方法。
- 指示書並びに
(a)配列番号1、2、10又は13に記載されているヒトNGALタンパク質のアミノ酸残基112、118及び147を含む立体構造的エピトープへ特異的に結合する抗体;
(b)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域を有する。);
(c)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(d)ヒトNGALへ特異的に結合する単離された抗体(該抗体は、配列番号5のアミノ酸配列を含む可変重ドメイン領域及び配列番号6のアミノ酸配列を含む可変軽ドメイン領域を有する。);
(e)ATCC受託番号PTA−8024を有するマウスハイブリドーマ細胞株1−2322−455によって産生された抗体;
からなる群から選択される1つ又はそれ以上の抗体を含む免疫診断試薬を含むヒトNGALを検出するための診断用キット。
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