JP2011500916A - 親水性と疎水性のバランスがとれた水溶性蛍光物質 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、蛍光物質、特に水溶性蛍光物質およびその形成法に関する。
蛍光粒子は、種々の用途において有用である。例えば、フルオロフォアは、薬物および遺伝子の研究、細胞/微生物の画像化、病気の診断、分析物の検出等の多くの生化学系分野において、プローブ、ラベル、またはタグ等として有用である。水性環境が一般的な環境であるため、蛍光粒子は水溶性であることが望ましい。しかしながら、多くのフルオロフォアは水溶性でない。更に、フルオロフォアが環境にさらされると、その性能は該環境に影響される場合があり、不安定となり得る。従って、フルオロフォアを水溶性の外層を用いてカプセル封入することが望ましく、これにより、得られた粒子は水溶液中での溶解性が付与され、内部のフルオロフォアは環境から隔離される。
を有していてもよく、式中、p、q、r、およびnは整数であり、pは1から10であり、qは1から200であり、rは0から20、例えば0であり、nは1から20である。両親媒性分子は、式
を有していてもよく、式中、p、q、およびnは整数であり、nは1から20であり、p+qは2から200、例えば4から10である。両親媒性分子は、式
を有していてもよく、式中、p、q、およびnは整数であり、nは1から20であり、p+qは2から200である。例えば、例示的な態様においては、n=1、p=q=1である。もう一つの態様においては、n=1、p=q=2である。両親媒性分子は、式
を有していてもよい。
分子内の親水性ユニット対疎水性ユニットの重量比が約1:4から約4:1、例えば約3:7から約7:3である場合に、グラフト両親媒性蛍光分子を利用して、親水性と疎水性のバランスが十分にとれた安定なミセル粒子を形成できることが見出された。グラフト分子は分子骨格および該骨格にグラフトされた側鎖を有し、該骨格および該側鎖の各々は、それぞれ少なくとも一つの骨格ユニットまたは側鎖ユニットで形成される。当然のことながら、本明細書で用いるユニットとは特定の分子の構成要素を意味し、例えば、モノマーの重合により形成された分子の場合、ユニットとはモノマーユニットである。本発明の例示的な態様において、骨格は少なくとも三つの疎水性蛍光骨格ユニットを含み、少なくとも一つの側鎖が少なくとも一つの親水性側鎖ユニットを含む。一つの態様において、骨格は疎水性骨格ユニットしか含まない。別の態様において、骨格は一つまたは複数の親水性骨格ユニットも含み得る。蛍光粒子を形成するために、水、有機溶媒、および該有機溶媒に溶解した両親媒性分子を含む溶液が提供される。溶液中の分子の濃度は約1から約1000CACであって、例えば約10から約100CACであり、ここでCACとはこの両親媒性分子の臨界凝集濃度である。溶液から有機溶媒を除去すると、両親媒性分子が外縁サイズ約10nmから約10ミクロンのミセル粒子を形成することが可能となる。この粒子は、水中で6ヶ月よりも長く安定であり続けることができる。
実施例1(化合物1の合成)
化合物1は、2,7-ジブロモ-(9,9-ジヘキシル)フルオレンであり、図1に示す反応に従って調製した。2,7-ジブロモフルオレン(9.72g、30mmol、Sigma-Aldrichより入手)を、水酸化ナトリウム水溶液(54.3ml、50%)、テトラブチルアンモニウムブロミド(1.82g、5.63mmol)および1-ブロモヘキサン(25.36ml、180mmol)の混合物に80℃で加えた。5時間攪拌した後、混合物を室温まで冷ました。混合物をジクロロメタンと混合し、反応生成物を抽出した。有機層を順次、水、HCl水溶液、水、ブラインで洗浄した。洗浄された層は無水MgSO4を用いて乾燥した。残存する溶媒および過剰の1-ブロモヘキサンを除去した。ヘキサンを溶出液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、残渣を精製した。精製された生成物は、収率98.6重量%に相当する重量14.55gの白色固体を含むものであった。白色固体について測定したスペクトルは
であり、これによって生成物が化合物1、即ち2,7-ジブロモ-(9,9-ジヘキシル)フルオレンを含有することが確認された。
化合物2は、2,7-ビス(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)9,9-ジヘキシルフルオレンであり、図2に示す反応に従い、化合物1を用いて調製した。
であり、これによって生成物が化合物2、即ち2,7-ビス(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)9,9-ジヘキシルフルオレンであることが確認された。
化合物3は、2-ブロモ-(9,9-ジヘキシル)フルオレンであり、図3に示す反応に従って合成した。2-ブロモフルオレン(12.25g、50mmol)を水酸化ナトリウム水溶液(91ml、50%)、テトラブチルアンモニウムブロミド(3.03g、9.38mmol)および1-ブロモヘキサン(42.3ml、300mmol)の混合物に80℃で加えた。4時間攪拌した後、混合物を室温まで冷却した。ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機層を順次、水、HCl水溶液、水、およびブラインで洗浄し、次に無水MgSO4を用いて乾燥した。残存する溶媒および過剰の1-ブロモヘキサンを、乾燥した層より除去した後、ヘキサンを溶出液に用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、残渣を精製した。得られた生成物は、20.03g(収率97重量%)の淡黄色液体生成物を含有し、測定したスペクトルは
であった。この生成物は化合物3、即ち2-ブロモ-(9,9-ジヘキシル)フルオレンであった。
化合物4は、2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)9,9-ジヘキシルフルオレンであり、化合物3を用いて図4に示す反応に従って調製した。6.2g(15mmol)の化合物3を100mlの無水THFと混合し、溶液を形成した。-78℃の溶液に22.5mlのn-BuLi(27mmol)を加えた。この溶液を一時間攪拌した後、それに2-イソプロポキシ-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(3.9ml、18.75mmol)を加えた。得られた混合物を一晩攪拌した。次に、水を加えることにより、更なる反応を停止した。混合物中の反応生成物はジクロロメタン(100ml)を用いて三回抽出した。抽出した有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO4を用いて乾燥し、減圧下で濃縮した。濃縮した層をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン=1:20)に供し、重量5.83g(収率84.5重量%)の生成物を産生した。測定したスペクトルは
であり、これによって生成物が化合物4、即ち2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-9,9-ジヘキシルフルオレンであることが確認された。
化合物5は、2,7-ジブロモ-9,9-ビス(6'-ブロモヘキシル)フルオレンであり、図5に示す反応に従って調製した。2,7-ジブロモフルオレン(0.972g、3mmol)を水酸化カリウム水溶液(60ml、50%)、テトラブチルアンモニウムブロミド(0.198g、0.6mmol)および1,6-ジブロモヘキサン(7.32g、30mmol)の混合物に75℃で加えた。15分間攪拌した後、混合物を室温まで冷却した。ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機層を順次、水、HCl水溶液、水、およびブラインで洗浄し、次に無水MgSO4を用いて乾燥した。残存する溶媒および過剰の1,6-ジブロモヘキサンを除去した後、得られた残渣は、ヘキサン:クロロホルム(v/v=9:1)を溶出液に用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。得られた生成物は、1.47g(収率75重量%)の白色固体を含有し、測定したスペクトルは
であり、これによって生成物が化合物5、即ち2,7-ジブロモ-9,9-ビス(6'-ブロモヘキシル)フルオレンであることが確認された。
化合物6は、2,7-ジブロモ-9,9(6'-ポリエチレングリコール-ヘキシル)フルオレンであり、化合物5を用いて図6に示す反応に従って調製した。アルゴン雰囲気下、150mL三口フラスコに水素化ナトリウム(0.96g、40mmol)および無水THF(30ml)を入れた。次にTHF(50ml)中のPEG(8g、4mmol)を室温で滴下して加えた。図6に示すように、使用されたPEGの分子量は2000Daであり、PEG2000またはPEG2000と表示される。しかしながら、PEG2000は試験目的で使用され、本発明の異なる態様において、PEGの分子量が異なっていてもよいことは言うまでもない。
化合物7は、2-ブロモ-9,9-ビス(6'-ブロモヘキシル)フルオレンであり、図7に示す反応に従って調製した。2-ブロモフルオレン(4.9g、20mmol)を水酸化カリウム水溶液(400ml、50%)、テトラブチルアンモニウムブロミド(1.32g、4mmol)および1,6-ジブロモヘキサン(48.8g、200mmol)の混合物に75℃で加えた。15分間攪拌した後、混合物を室温まで冷却した。ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機層を順次、水、HCl水溶液、水、およびブラインで洗浄し、次に無水MgSO4を用いて乾燥した。残存する溶媒および過剰の1,6-ジブロモヘキサンを除去した後、ヘキサン/クロロホルム(v:v=9:1)を溶出液に用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。生成物は、重量が8.6g(収率75重量%)の淡黄色液体であり、測定したスペクトルは
であり、これによって生成物が化合物7、即ち2-ブロモ-9,9-ビス(6'-ブロモヘキシル)フルオレンであることが確認された。
化合物8は、2-ブロモ-9,9(6'-ポリエチレングリコール-ヘキシル)フルオレンであり、化合物7を用いて、図8に示す反応に従って合成した。
化合物9は図9に示す反応に従って調製された。
化合物10は3F1-PEG2000と表され、化合物2、3および4を用いて図10に記載の反応に従って調製した。化合物2(0.15g、0.25mmol)、化合物4(1.103g、0.25mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(50mg、0.04mmol)、炭酸ナトリウム水溶液(2M、1.24ml)、およびトルエン(10.16ml)の混合物を脱酸素化した後、窒素下で加熱還流した。混合物を4時間攪拌した。0.103g(0.18mmol)の化合物3を1mlのトルエンに溶解した後、混合物に加えた。混合物を更に約2日間攪拌した後、室温まで冷ました。混合物中の有機溶媒を蒸発させた。残渣を4mlのジクロロメタンに溶解し、100mlのエーテルと混合することにより、沈殿物を形成させた。溶媒は遠心分離により除去した。沈殿工程は3回繰り返した。粗生成物をジクロロメタンに溶解し、8k透析チューブを用いて約一週間透析に供した。次に、この溶液を凍結乾燥することにより、化合物10である淡色の粉末生成物を形成した。合成工程の収率は24重量%であった。
化合物11は3F2-PEG2000であり、図11に記載の反応に従って、化合物4および6を用いて調製した。化合物4(0.46g、1mmol)、化合物6(1.123g、0.25mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(50mg、0.04mmol)、炭酸ナトリウム水溶液(2M、1.24ml)、およびトルエン(10.16ml)の混合物を脱酸素化した後、窒素下で加熱還流した。混合物を2日間攪拌した後、室温まで冷ました。混合物中の有機溶媒を蒸発させた。残渣を20mlのジクロロメタンに溶解し、800mlのエーテルと混合することにより、沈殿物を形成させた。溶媒は遠心分離により除去した。沈殿工程は3回繰り返した。粗生成物をジクロロメタンに溶解し、8k透析チューブを用いて約一週間透析に供した。この溶液を凍結乾燥することにより、化合物11である淡色の粉末生成物を形成させた。この工程の収率は50%であった。化合物10と同様に、化合物11中の親水性セグメント対疎水性セグメントの重量比は、約4:1であった。
化合物12は5F3-PEG2000であり、図12に記載の反応に従って、化合物2、3および6を用いて調製した。化合物2(0.23g、0.4mmol)、化合物3(0.25g、0.6mmol)、化合物6(0.45g、0.1mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(32mg、0.028mmol)、炭酸ナトリウム水溶液(2M、0.88ml)、およびトルエン(2.6ml)の混合物を脱酸素化した後、窒素下で加熱還流した。混合物を2日間還流した後、室温まで冷ました。混合物中の有機溶媒を蒸発させ、残渣を20mlのジクロロメタンに溶解した。溶液を800mlのエーテルと混合することにより、沈殿物を形成させた。溶媒は遠心分離により除去した。沈殿工程は3回繰り返した。粗生成物をジクロロメタンに溶解し、8k透析チューブを用いて約一週間透析に供した。溶液を凍結乾燥することにより、化合物12である淡色の粉末生成物を形成させた。本実施例における収率は46%であった。化合物12中の親水性ユニット対疎水性ユニットの重量比は、約2.4:1であった。
化合物13(PF1-PEG2000)は、化合物1、2および6を用いて、図13に示した反応に従い調製した。ここで使用されるpおよびqという記号は、整数を表す。図13に示すとおり、p+q=19である。化合物1(0.089g、0.18mmol)、化合物2(0.117g、0.2mmol)、化合物6(0.0898g、0.02mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2mg、0.002mmol)、炭酸ナトリウム水溶液(2M、0.284ml)、およびトルエン(1.15ml)の混合物を脱酸素化した後、窒素下で加熱還流させた。混合物を2日間還流した後、室温まで冷ました。混合物中の有機溶媒を蒸発させ、残渣を4mlのジクロロメタンに溶解した。溶液を100mlのエーテルと混合し、沈殿物を形成させた。溶媒は遠心分離により除去した。沈殿工程は3回繰り返した。粗生成物をジクロロメタンに溶解し、10k透析チューブを用いて約一週間透析に供した。次にこの溶液を凍結乾燥することにより、淡黄色の粉末生成物、即ち化合物13を形成した。得られた生成物の粒径は約85nmであった。本実施例における収率は14%であった。生成物の測定スペクトルは下記のとおりである
。化合物13中の親水性ユニット対疎水性ユニットの重量比は、約1:1.6であった。化合物13のCACは0.008mg/mLであることが分かった。
化合物14はPF2-PEG2000であり、化合物1、2、6および9を用いて、図14に示した反応に従い調製した。ここで用いる類似の記号「p」および「q」、および記号「n」も、整数を表す。図14において、nの値は1から100、例えば1から20であってよく、p+q=10である。化合物1(0.16g、0.32mmol)、化合物2(0.28g、0.48mmol)、化合物6(0.36g、0.08mmol)、化合物9(40mg、0.08mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(78mg、0.07mmol)、炭酸ナトリウム水溶液(2M、0.93ml)、およびトルエン(3.72ml)の混合物を脱酸素化した後、窒素下で加熱還流した。混合物を2日間還流した後、室温まで冷ました。有機溶媒を蒸発させ、残渣を10mlのジクロロメタンに溶解した。溶液を400mlのエーテルと混合することにより、沈殿物を形成させた。溶媒は遠心分離により除去した。沈殿工程は3回繰り返した。粗生成物をジクロロメタンに溶解し、10k透析チューブを用いて約一週間透析に供した。この溶液を凍結乾燥することにより、淡黄色の粉末生成物、即ち化合物14を形成させた。生成物の粒径は約154nmであった。収率は37重量%であった。化合物14中の親水性ユニット対疎水性ユニットの重量比は、約1:0.9である。化合物14のCACは0.00032mg/mLであることが分かった。
化合物15はPF3-PEG2000であり、化合物1、2、6および9を用いて、図15に示した反応に従い調製した。図15において、nは1から100、例えば1から20であってよく、p+q=4である。化合物1(0.16g、0.32mmol)、化合物2(0.28g、0.48mmol)、化合物6(0.36g、0.08mmol)、化合物9(40mg、0.08mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(64.1mg、0.055mmol)、炭酸ナトリウム水溶液(2M、0.88ml)、およびトルエン(3.5ml)の混合物を調製した。この混合物は実施例14に記載の方法で処理した。得られた生成物は、淡色の粉末生成物、すなわち化合物15であった。生成物の粒径は約178nmであった。収率は21重量%であった。化合物15中の親水性ユニット対疎水性ユニットの重量比は、約5:2であった。化合物15のCACは0.0004mg/mLであることが分かった。
BV2細胞を2日間培養した後、刺激剤であるリポ多糖を様々な濃度で加えることにより24時間活性化させた。化合物13より形成された蛍光粒子を含む水溶液を実施例13に記載のとおり調製した。この溶液を細胞培養液に加えた。溶液対培養液の容積比は1:100であった。培養液からの蛍光は、共焦点イメージング技術を用いてモニターした。刺激強度が増大すると(刺激剤添加後)、細胞からの蛍光発光がより強くなることが観察され、これは活性化された細胞により多くの蛍光粒子が取り込まれたことを示す。
Claims (45)
- 水、有機溶媒、および該有機溶媒に溶解した両親媒性分子を含む溶液を提供する工程であって、該両親媒性分子が、分子骨格を形成する複数の骨格ユニットおよび該分子骨格にグラフトされた複数の側鎖を含み、該側鎖の各々が少なくとも一つの側鎖ユニットとして形成され、該分子中の該側鎖ユニットの少なくとも一つが親水性でありかつ該骨格ユニットの少なくとも三つが疎水性かつ蛍光性であり、該分子中の親水性である骨格ユニットおよび側鎖ユニット対疎水性である骨格ユニットおよび側鎖ユニットの重量比が約1:4から約4:1であり、該溶液中の該両親媒性分子の濃度が約1から約1000CACであり、該CACが該溶液中の該両親媒性分子の臨界凝集濃度である、工程;ならびに
該溶液から該有機溶媒を除去し、これにより、該両親媒性分子による外縁サイズ約10nmから約10ミクロンの該粒子の形成を可能にする工程
を含む、蛍光粒子を形成する方法。 - 溶液中の両親媒性分子の濃度が約10から約100CACである、請求項1記載の方法。
- 水と、有機溶媒および両親媒性分子を含む前駆溶液とを混合することにより溶液を調製する、請求項1または2記載の方法。
- 除去工程が、蒸発により溶液から有機溶媒を除去することを含む、請求項1から3のいずれか一項記載の方法。
- 溶液のpHが約2から約12であり、温度が約0℃から約80℃である、請求項1から4のいずれか一項記載の方法。
- 重量比が約3:7から約7:3である、請求項1から5のいずれか一項記載の方法。
- 骨格ユニットがフルオレンユニットを含み、側鎖がポリエチレングリコールを含む、請求項1から6のいずれか一項記載の方法。
- 骨格ユニットがアリーレン、ヘテロアリーレン、アリーレンビニレン、ヘテロアリーレンビニレン、アリーレンエチレン、もしくはヘテロアリーレンエチレンのユニット、またはこれらの誘導体を含む、請求項1から6のいずれか一項記載の方法。
- 骨格ユニットが、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、アルキルシリル、アリールシリルアリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アリールエーテル、ヘテロアリールエーテル、アリールチオエーテル、ヘテロアリールチオエーテル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボニル、チオニル、スルホニル、もしくはパーフルオロアルキル基で置換された、またはヘテロアリール基を含むアミノ基で置換されたユニットを含む、請求項8記載の方法。
- 骨格ユニットがフェニレン、チエニレン、スピロビフルオレニレン、インデノフルオレニレン、ピリジレン、ビピリジレン、カルバゾイレン、インデノカルバゾリレン、ベンゾチアゾリレン、もしくはオキサジアゾリレンのユニット、またはこれらの誘導体を含む、請求項1から6のいずれか一項記載の方法。
- (1)少なくとも一つの骨格ユニットがビニレン基もしくはエチレン基と結合しているか、または(2)少なくとも二つの骨格ユニットが一つの炭素結合、メチレン基、またはO、S、N、Si、およびPより選択される原子を介して互いに結合している、請求項1から10のいずれか一項記載の方法。
- 骨格ユニットが、疎水性かつ蛍光性の骨格ユニット二つを連結する可動性の基を含み、該可動性の基が親水性または疎水性である、請求項1から11のいずれか一項記載の方法。
- 側鎖ユニットがポリエチレングリコール、ポリエチレンイミン、ポリアミド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリリジン、またはこれらの誘導体を含む、請求項1から12のいずれか一項記載の方法。
- 少なくとも一つの側鎖が、一つの炭素結合、一つのリン結合、エーテル基、チオエーテル基、アミノ基、イミノ基、シリル基、エステル基、チオエステル基、アミド基、またはイミド基を介して骨格に結合している、請求項1から13のいずれか一項記載の方法。
- r=0である、請求項15記載の方法。
- p+q=4または10である、請求項17記載の方法。
- n=1であり、p=q=1またはp=q=2である、請求項19記載の方法。
- 両親媒性分子が、
骨格ユニットの前駆体を形成する工程であって、前駆体が疎水性蛍光基を含む工程;
前駆体に親水性基をグラフトさせ、グラフト化前駆体を形成する工程;および
グラフト化前駆体を結合させ、それにより両親媒性分子を形成する工程
により形成される、請求項1から21のいずれか一項記載の方法。 - 結合が、カップリング反応を介した結合を含む、請求項22記載の方法。
- 結合が、スズキカップリング反応、グリニャールカップリング反応、スティルカップリング反応、ヘックカップリング反応、ソノガシラカップリング反応、酸化重合反応、還元重合反応、または重縮合反応を介した結合を含む、請求項22記載の方法。
- 請求項1から24のいずれか一項記載の方法に従って形成された分子を含む水溶性蛍光粒子。
- 分子骨格を形成する複数の骨格ユニット;および
側鎖の各々が少なくとも一つの側鎖ユニットとして形成されている、分子骨格にグラフトされた複数の側鎖
を含む分子であって、該分子中の側鎖ユニットの少なくとも一つが親水性であり、骨格ユニットの少なくとも三つが疎水性かつ蛍光性であり、該分子中の親水性である骨格ユニットおよび側鎖ユニット対疎水性である骨格ユニットおよび側鎖ユニットの重量比が約1:4から約4:1である、分子。 - 重量比が約3:7から約7:3である、請求項26記載の分子。
- 骨格ユニットがフルオレンユニットを含み、側鎖がポリエチレングリコールを含む、請求項26または27記載の分子。
- 骨格ユニットが、アリーレン、ヘテロアリーレン、アリーレンビニレン、ヘテロアリーレンビニレン、アリーレンエチレン、もしくはヘテロアリーレンエチレンのユニット、またはこれらの誘導体を含む、請求項26または27記載の分子。
- 骨格ユニットが、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、アルキルシリル、アリールシリルアリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アリールエーテル、ヘテロアリールエーテル、アリールチオエーテル、ヘテロアリールチオエーテル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボニル、チオニル、スルホニル、もしくはパーフルオロアルキル基で置換された、またはヘテロアリール基を含むアミノ基で置換されたユニットを含む、請求項29記載の分子。
- 骨格ユニットが、フェニレン、チエニレン、スピロビフルオレニレン、インデノフルオレニレン、ピリジレン、ビピリジレン、カルバゾイレン、インデノカルバゾリレン、ベンゾチアゾリレン、もしくはオキサジアゾリレンのユニット、またはこれらの誘導体を含む、請求項26または27記載の分子。
- (1)少なくとも一つの骨格ユニットがビニレン基もしくはエチレン基と結合している、または(2)少なくとも二つの骨格ユニットが一つの炭素結合、メチレン基、もしくはO、S、N、Si、およびPより選択される原子を介して互いに結合している、請求項26から31のいずれか一項記載の分子。
- 骨格ユニットが、疎水性かつ蛍光性の骨格ユニット二つを連結する可動性の基を含み、該可動性の基が親水性または疎水性である、請求項26から32のいずれか一項記載の分子。
- 側鎖ユニットがポリエチレングリコール、ポリエチレンイミン、ポリアミド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリリジン、またはこれらの誘導体を含む、請求項26から33のいずれか一項記載の分子。
- 少なくとも一つの側鎖が、一つの炭素結合、一つのリン結合、エーテル基、チオエーテル基、アミノ基、イミノ基、シリル基、エステル基、チオエステル基、アミド基、またはイミド基を介して骨格に結合している、請求項26から34のいずれか一項記載の分子。
- r=0である、請求項36記載の分子。
- p+q=4または10である、請求項38記載の分子。
- n=1であり、p=q=1またはp=q=2である、請求項40記載の分子。
- 請求項26から42のいずれか一項記載の分子を含む、水溶性蛍光粒子。
- 選択された標的に対して特異的親和性を有するリガンドを含む、請求項25または43記載の粒子。
- リガンドがアビジン、ビオチン、抗体、抗原、およびDNAより選択され、標的が標的分子、細胞、および生物より選択される、請求項44記載の粒子。
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