JP2011258091A - コンテンツ取引システム及び端末装置並びにプログラム - Google Patents

コンテンツ取引システム及び端末装置並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】CD/DVDのジャケット、書籍の表紙などを撮影した画像に基づいて、そのコンテンツの取引を適切に促進できるようにすることである。
【解決手段】コンテンツ取引システムを構成する管理装置2は、携帯電話機1側の撮像部107によりCD/DVDのジャケット、書籍の表紙などを撮影した画像を、無線通信網3、インターネット4を介して受信すると、この撮影画像に基づいてコンテンツを特定するとともに、その画像撮影時の撮影状況を検出し、この撮影状況から決定したコンテンツ取引に関する特典内容に基づいて、特定したコンテンツを、無線通信網3、インターネット4を介して携帯電話機1に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンテンツを管理する管理装置と該管理装置からコンテンツを受信する端末装置を含むコンテンツ取引システム及び端末装置並びにプログラムに関する。
従来、取引する音楽データ、映像データ、書籍データなどのコンテンツを管理する管理装置(サーバ装置)と、この管理装置からコンテンツを受信する端末装置(携帯電話機)を含むコンテンツ取引システムにおいては、CD/DVDのジャケットや書籍の表紙などのように、コンテンツを識別するための画像が端末装置に搭載されている撮影機能によって撮影されて、その撮影画像が管理装置に送信されると、管理装置側では、受信した撮影画像を解析することでコンテンツを特定し、その特定したコンテンツを元の端末装置に対して送信するようにしている。例えば、特許文献1にはこの種の技術が開示されている。
WO2006/043437号公報
しかしながら、上述した先行技術にあっては、CD/DVDのジャケット、書籍の表紙などを撮影した画像を利用して該当するコンテンツを検索するようにしているが、撮影画像から単にコンテンツを特定するだけであった。
ところで、例えば、通信ネットワークを介してコンテンツを売買したり、レンタルしたりするコンテンツ取引システムにあっては、過当競争や不況の下、新規顧客の獲得及び販売促進のために様々な顧客サービスを提供するようにしているが、例えば、どのような場合にコンテンツの利用料を割り引いたら効果的であるか、どのような場合にコンテンツのサンプルを無料送信したら効果的かなどは分からず、必ずしも適切な顧客サービスを提供しているとは限らなかった。
本発明の課題は、撮影された画像に基づいて、適切かつ円滑なコンテンツ取引を実現できるようにする。
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、
取引用のコンテンツの送信を管理する管理装置と、該管理装置からコンテンツを受信する端末装置を含むコンテンツ取引システムであって、
前記端末装置側の撮像手段によりコンテンツ特定用として撮影された画像に基づいてコンテンツを特定する特定手段と、
前記撮像手段による画像撮影時の撮影状況を検出する撮影状況検出手段と、
前記撮影状況検出手段により検出された撮影状況に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定されたコンテンツ取引に関する特典内容に基づいて、前記特定手段により特定されたコンテンツを前記端末装置に送信するコンテンツ送信手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に従属する発明として、
前記撮影状況検出手段は、前記撮像手段による画像撮影時における前記端末装置の位置及び時刻の少なくともいずれか一方を撮影状況として検出し、
前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により検出された位置及び時刻の少なくともいずれか一方に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項2記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記決定手段は、コンテンツの利用範囲、コンテンツの利用料、コンテンツの利用期限、
サービス券の付加、利用ポイントの加算、景品の付加のうち少なくともいずれか一方をコンテンツ取引に関する特典内容として決定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項3記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
コンテンツの利用履歴をその利用先別に管理する管理手段と、
コンテンツの利用先を検出する利用先検出手段と、
前記管理手段により管理されている利用履歴の中から、前記利用先検出手段により検出された利用先の利用履歴を読み出す読出手段と、
をさらに備え、
前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により検出された撮影状況と前記読出手段により読み出された利用履歴に基づいて、コンテンツ取引に関する特典内容を決定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項4記載の発明であってもよい。
請求項4に従属する発明として、
コンテンツの利用先を識別するための識別情報を前記管理装置に送信する識別情報送信手段をさらに備え、
前記利用先検出手段は、前記識別情報送信手段により送信された識別情報に基づいて、コンテンツの利用先を検出する、
ようにしたことを特徴とする、請求項5記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記撮影状況検出手段は、前記撮像手段による画像撮影時に前記端末装置が特定の店舗内あるいは図書館内に存在するか否かを撮影状況として検出し、
前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により特定の店舗内あるいは図書館内に存在することが検出された場合に、コンテンツの利用料を所定の利用料よりも安い利用料に決定し、
前記コンテンツ送信手段は、前記決定手段により決定された安い利用料で、前記特定手段により特定されたコンテンツを前記端末装置に送信する、
ようにしたことを特徴とする、請求項6記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記撮影状況検出手段は、前記撮像手段による画像撮影時に前記端末装置が特定の店舗内あるいは図書館内に存在するか否かを撮影状況として検出し、
前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により特定の店舗内あるいは図書館内に存在することが検出された場合に、コンテンツの利用範囲をコンテンツの一部として決定し、
前記コンテンツ送信手段は、前記特定手段により特定されたコンテンツのうち前記決定手段により決定されたコンテンツの一部を前記端末装置に送信する、
ようにしたことを特徴とする、請求項7記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記撮影状況検出手段は、画像を撮影する際の端末装置がそのユーザの自宅内に存在するか否かを検出し、
前記決定手段は、前記撮影状況検出手段によりユーザの自宅内に存在することが検出された場合に、コンテンツの利用料を所定の利用料よりも安い利用料に決定し、
前記コンテンツ送信手段は、前記決定手段により決定された安い利用料で、前記特定手段により特定されたコンテンツを前記端末装置に送信する、
ようにしたことを特徴とする、請求項8記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項9記載の発明は、
取引用のコンテンツを管理する管理装置からコンテンツを受信する端末装置であって、
コンテンツ特定用の画像を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段によりコンテンツ特定用として撮影された画像に基づいてコンテンツを特定する特定手段と、
前記撮像手段による画像撮影時の撮影状況を検出する撮影状況検出手段と、
前記撮影状況検出手段により検出された撮影状況に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する決定手段と、
前記特定手段により特定されたコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と前記決定手段により決定されたコンテンツ取引に関する特典内容を前記管理装置に送信することによって該コンテンツの送信を要求するコンテンツ要求手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項9に従属する発明として、
前記撮影状況検出手段は、前記撮像手段による画像撮影時における前記端末装置の位置及び時刻の少なくともいずれか一方を撮影状況として検出し、
前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により検出された位置及び時刻の少なくともいずれか一方に基づいて、コンテンツの利用範囲、コンテンツの利用料、コンテンツの利用期限、サービス券の付加、利用ポイントの加算、景品の付加のうち少なくともいずれか一方をコンテンツ取引に関する特典内容として決定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項10記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項11記載の発明は、
コンピュータに対して、
取引用のコンテンツを管理する管理装置からコンテンツを受信する端末装置側の撮像手段によりコンテンツ特定用として撮影された画像に基づいてコンテンツを特定する機能と、
前記撮像手段による画像撮影時の撮影状況を検出する機能と、
前記検出された撮影状況に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する機能と、
前記決定されたコンテンツ取引に関する特典内容に基づいて、前記特定されたコンテンツを前記端末装置に送信する機能と、
を実現させるためのプログラム、であることを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために請求項12記載の発明は、
コンピュータに対して、
コンテンツ特定用の画像を撮影する撮像手段によりコンテンツ特定用として撮影された画像に基づいてコンテンツを特定する機能と、
前記撮像手段による画像撮影時の撮影状況を検出する機能と、
前記検出された撮影状況に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する機能と、
前記特定されたコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と前記決定されたコンテンツ取引に関する特典内容を、取引用のコンテンツを管理する管理装置に通信ネットワークを介して送信することにより該コンテンツの送信を要求する機能と、
を実現させるためのプログラム、であることを特徴とする。
本発明によれば、撮影された画像に基づいて、適切かつ円滑なコンテンツ取引を実現することができ、取引上、有益なものとなる。
端末装置として適用した携帯電話機1が利用可能な通信ネットワークシステムを示したブロック図。 携帯電話機1の基本的な構成要素を示したブロック図。 管理装置2の基本的な構成要素を示したブロック図。 管理装置2側に設けられたコンテンツ情報記憶部M23を説明するための図。 管理装置2側に設けられたユーザ情報記憶部M24を説明するための図。 管理装置2側に設けられた店舗情報記憶部M25を説明するための図。 管理装置2側に設けられた利用履歴記憶部M26を説明するための図。 携帯電話機1側でのコンテンツ受信処理を示したフローチャート。 サンプル/購入選択処理(図8のステップA9)を詳述するためのフローチャート。 電源投入に応じて実行開始される管理装置2側でのコンテンツ送信処理を示したフローチャート。 コンテンツ取引に関する特典内容決定処理(図10のステップC3)を詳述するためのフローチャート。 自宅処理(図11のステップD3)を詳述するためのフローチャート。 店舗処理(図11のステップD5)を詳述するためのフローチャート。 第2実施形態における携帯電話機1側のコンテンツ受信処理を示したフローチャート。
(第1実施形態)
以下、図1〜図13を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
この実施形態は、端末装置として携帯電話機1に適用した場合を例示したもので、図1は、携帯電話機1が利用可能な通信ネットワークシステムを示したブロック図である。
携帯電話機1は、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、カメラ機能などを備え、高速大容量通信を実現する移動通信システムの利用が可能であるほか、コンテンツの送信を管理する管理装置2を含むコンテンツ取引システムの利用が可能となっている。
すなわち、携帯電話機1は、最寄りの基地局3A、交換機3Bから無線通信網(移動体通信網)3に接続されると、この無線通信網3を介して他の携帯電話機(図示省略)との間で高速大容量の通信が可能な状態となる。また、携帯電話機1は、無線通信網3を介してインターネット4に接続されると、Webサイトをアクセスして閲覧可能となり、また、管理装置2から音楽データ、映像データ、書籍データなどのコンテンツをインターネット4、無線通信網3を介してダウンロード可能となる。
コンテンツ取引システムは、取引用のコンテンツの送信を管理する管理装置(サーバ装置)2と、この管理装置2からインターネット4、無線通信網3を介してコンテンツを受信する携帯電話機1を含む構成で、例えば、多数の加盟店が集合したインターネット通信販売システムである。なお、携帯電話機1は、受信したコンテンツを自身が利用(再生)する場合を示しているが、これに限らず、例えば、管理装置2からコンテンツを受信した後に、他の端末装置(図示省略)に転送することによりその転送先側で当該コンテンツを利用させるようにしてもよい。
管理装置2は、音楽データ、映像データ、書籍データなどのコンテンツの送信を管理するもので、インターネット4及び無線通信網3を介して携帯電話機1に接続されるほか、外部の電子決済システム(図示省略)にインターネット4を介して接続され、電子決済システムと連携して携帯電話機1との間で電子決済処理が可能となっている。なお、管理装置2は、この通信販売サービスに加盟している店舗側の店舗端末装置5にインターネット4を介して接続され、この店舗端末装置5から管理装置2側の店舗情報を更新したり、各種の手続きを行ったりするようにしている。
図2は、携帯電話機1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
中央制御部101は、二次電池を備えた電池部102からの電力供給によって動作し、記憶部103内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話機1の全体動作を制御する中央演算処理装置やメモリ(図示省略)などを有している。この記憶部103には、プログラム記憶部M11、各種情報一時記憶部M12、コンテンツ記憶部M13、ユーザ情報記憶部M14などが設けられている。なお、記憶部103は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しない所定の外部サーバ上にあってもよい。
プログラム記憶部M11は、図8及び図9に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているほか、それに必要とする情報などが記憶されている。各種情報一時記憶部M12は、フラグ情報、画面情報など、携帯電話機1が動作するために必要な各種の情報を一時的に記憶するワーク領域である。コンテンツ記憶部M13は、管理装置2から受信したコンテンツを記憶保存する領域である。ユーザ情報記憶部M14は、ユーザを識別するユーザID、携帯電話機1を識別する端末ID、自宅の位置情報(場所情報)などを記憶する領域である。
無線通信部104は、無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能などの動作時に、最寄りの基地局3Aとの間でデータの送受信を行うもので、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調して中央制御部101に対して出力すると、中央制御部101は、音声信号処理部105を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部105から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化した後、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナAT1から発信出力させる。
GPS受信部(Global Positioning System)106は、GPS衛星(図示せず)と地上局とを利用してGPS信号をアンテナAT2から受信するほか、このGPS信号に基づいて現在位置(経緯度情報)を検出するもので、中央制御部101は、携帯電話機の移動に応じてGPS受信部106から現在の位置情報(例えば、自宅の位置情報、店舗の位置情報)を取得する。おな、GPS受信部106から店舗の位置情報を取得する場合に限らず、その店舗内において近距離通信により送信される信号(店舗名や店舗位置などを含む信号)を受信することにより店舗の位置情報を取得するようにしてもよい。
撮像部107は、カメラ機能を構成する構成要素で、静止画撮影のほかに動画撮影も可能なもので、カメラレンズ部、撮像素子(例えば、CCDあるいはCMOS)、画像信号処理部、アナログ処理部、圧縮伸張部、各種センサ部(測距センサ、光量センサなど)などを有し、光学ズームを調整制御したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッタ駆動制御、露出、ホワイトバランスなどを制御したり、シャッタ速度(露光時間)を測定したりする。また、撮像部107は、被写体に応じて望遠/広角の切り替えができる2焦点式レンズやズームレンズを備え、自宅や店舗内において任意の書籍の表紙、CD/DVDのジャケットを撮像部107で撮影するようにしている。
表示部108は、例えば、高精細液晶や有機EL(Electro Luminescence)などを使用したもので、例えば、待受画像、アイコン、日時情報のほか、テキストデータ、メール、Webページなどを表示するもので、カメラ機能の使用時にはライブビュー画像(モニタ画像)を表示するファインダ画面となる。操作部109は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを入力するもので、中央制御部101は、この操作部109からの入力操作信号に応じた処理を実行する。例えば、電源オンオフ操作に応じて電源オン/オフ処理を行ったり、撮影を指示する撮影操作に応じて撮影処理を行ったりする。RTC(リアルタイムクロックモジュール)110は、時計部を構成するもので、中央制御部101は、RTC110から現在日時を取得する。報知部111は、サウンドスピーカ111A、LED(発光ダイオード)112B、振動モータ113Cを備え、着信時に駆動されて着信報知を行うほか、アラーム報知時などでも駆動される。
図3は、管理装置2の基本的な構成要素を示したブロック図である。
中央制御部201は、無停電電源装置(図示省略)を含む電源部202からの電力供給によって動作し、記憶部203内の各種のプログラムに応じてこの管理装置2の全体動作を制御する中央演算処理装置やメモリ(図示省略)などを有している。この記憶部203には、プログラム記憶部M21、各種情報一時記憶部M22、コンテンツ情報記憶部M23、ユーザ情報記憶部M24、店舗情報記憶部M25、利用履歴記憶部M26などが設けられている。プログラム記憶部M21は、図10〜図13に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているほか、それに必要とする情報などが記憶されている。各種情報一時記憶部M22は、フラグ情報、画面情報など、管理装置2が動作するために必要な各種の情報を一時的に記憶するワーク領域である。なお、コンテンツ情報記憶部M23、ユーザ情報記憶部M24、店舗情報記憶部M25、利用履歴記憶部M26については後で詳述するものとする。
通信部204は、多数同時アクセスが可能なもので、ブロードバンドのインターネットに接続(例えば、光通信接続)され、携帯電話機1との間でコンテンツの送受信を行ったり、上述の電子決済システムとの間でデータの送受信を行ったり、この通信販売サービスに加盟している店舗側の店舗端末装置5との間でデータの送受信を行ったりする。表示部205は、例えば、オペレータ用の確認画面や作業画面などを表示する。操作部206は、例えば、フルキーボードなどを有し、中央制御部201は、操作部206からの入力信号に応じた処理を実行する。RTC(リアルタイムクロックモジュール)207は、時計部を構成するもので、現在日時を計時する。
図4は、管理装置2側に設けられたコンテンツ情報記憶部M23を説明するための図である。
コンテンツ情報記憶部M23は、音楽データ、映像データ、書籍データなどの各種のコンテンツを記憶するもので、「コンテンツID」、「種別」、「タイトル」、「実データ」、「画像」、「基本料」、…、を有する構成となっている。「コンテンツID」は、コンテンツを識別する一連番号などである。「種別」は、書籍、音楽、動画などのコンテンツの種類を示し、「タイトル」は、コンテンツに付加された情報(名前)である。「実データ」は、実際のコンテンツデータであるが、「画像」は、例えば、書籍の表紙の画像、CD/DVDのジャケットの画像など、コンテンツに関連する画像である。なお、「画像」としては、単一の画像に限らず、複数の画像であってもよい。「基本料」は、通常のコンテンツの販売価格である。
図5は、管理装置2側に設けられたユーザ情報記憶部M24を説明するための図である。
ユーザ情報記憶部M24は、コンテンツ配信サービスを利用するユーザ(顧客)に関する情報を記憶するもので、「ユーザID」、「ユーザ名」、「位置情報」、「端末ID」、…を有する構成となっている。なお、新規顧客の利用時に、その顧客に関する情報をユーザ情報記憶部M24に新規登録するようにしている。「ユーザID」、「ユーザ名」は、ユーザを識別する情報である。「位置情報」は、ユーザの居場所(自宅)である。「端末ID」は、ユーザが所有する携帯電話機1の識別情報(例えば、製造番号や電話番号など)である。
図6は、管理装置2側に設けられた店舗情報記憶部M25を説明するための図である。
店舗情報記憶部M25は、本屋、CD・DVD販売店などのように書籍、CD、DVDを取り扱う店舗に関する情報を記憶するもので、「店舗ID」、「店名」、「位置情報」、「営業時間」、「特典」、…を有し、また「特典」を「割引率」、「範囲」に区分し、さらに「範囲」を「書籍」、「音楽」、「動画」に区分した構成となっている。なお、店舗とは、主に書籍、CD、DVDを取り扱う実店舗を意味している。「店舗ID」、「店名」は、店舗を識別する情報である。「位置情報」は、店舗の所在地を示す情報で、チェーン店などの場合には、複数の位置情報であってもよい。「営業時間」は、その店舗が営業している時間である。
「特典」は、コンテンツ取引に関すると特典を示し、コンテンツの利用範囲やコンテンツの利用料を示す情報である。ここで、コンテンツ取引に関すると特典とは、その取引前の特典としてコンテンツのサンプルを送信する顧客サービスであり、取引時の特典として利用料(販売価格)の割引である。「割引率」は、コンテンツ取引時におれる特典で、コンテンツの基本料(通常販売価格)から幾ら割り引くかを示している。例えば、店舗に出向いた顧客へのサービスとして、コンテンツ情報記憶部M23の「基本料」を割引する割引率を示し、その割引率分だけ減額した料金でコンテンツを利用(購入)可能であることを示しているが、サービスタイム料金のように時間毎に割引率を変えるようにしてもよい。
「範囲」は、コンテンツ取引前における特典で、例えば、店舗に出向いた顧客のようにコンテンツを利用(購入)する可能性の高い顧客(例えば、購買意欲の高い顧客)に対する購入への誘引として、そのコンテンツの一部分をサンプルとして利用(無料提供)する場合に、どの範囲まで利用可能であるかを示している。例えば、図示の例では、「店舗ID」が“B001”の店舗の場合には、「書籍」で冒頭5ページ分、「音楽」で冒頭1分間やサビ(盛り上がり部分)1分、「動画」で冒頭10分間やサビ(盛り上がり部分)1分などの範囲をサンプル提供が可能であることを示している。
図7は、管理装置2側に設けられた利用履歴記憶部M26を説明するための図である。
利用履歴記憶部M26は、ユーザ/携帯電話機が過去に利用(受信)したコンテンツに関する情報を利用先別(ユーザID)に記憶するもので、「ユーザID」、「受信日時」、「コンテンツID」、「利用料」、「範囲」、「店舗ID」、…を有する構成となっている。「ユーザID」は、コンテンツの利用先(ユーザ)を識別するための利用先識別情報であり、そのユーザが複数のコンテンツを利用している場合には、その利用数分の「受信日時」、「コンテンツID」、「利用料」、「範囲」、「店舗ID」、…を記憶するようにしている。
「受信日時」は、コンテンツを利用(受信)した日時、また、「コンテンツID」は、利用したコンテンツを識別する情報である。「利用料」は、コンテンツを利用した料金、「範囲」は、コンテンツを利用した範囲を示している。「店舗ID」は、利用したコンテンツの取り扱い店舗を識別する情報である。なお、コンテンツの利用先を識別するための利用先識別情報としては、「ユーザID」に限らず、「端末ID」であってもよい。この場合、「ユーザID」に基づいてユーザ情報記憶部M24を検索して該当する「端末ID」を読み出すようにしてもよい。
次に、第1実施形態における携帯電話機1、管理装置2の動作概念を図8〜図13に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図8及び図9は、携帯電話機1側の動作を示したフローチャートであり、図10〜図13は、管理装置2側の動作を示したフローチャートである。
なお、図8は、携帯電話機1の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分(コンテンツ受信処理)の動作概要を示したフローチャートであり、この図8のフローから抜けた際には、携帯電話機1の全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。図10は、管理装置2の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分(コンテンツ送信処理)の動作概要を示したフローチャートであり、この図10のフローから抜けた際には、管理装置2の全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。以下、携帯電話機1と管理装置2との間でのコンテンツの送受信動作を図8及び図10のフローチャートにしたがって説明する。
図8は、所望するコンテンツを受信するための前作業として、コンテンツの撮影指示操作が行われた際に、この撮影指示操作に応答して実行開始される携帯電話機1側でのコンテンツ受信処理を示したフローチャートである。
先ず、携帯電話機1側の中央制御部101は、撮像部107を起動させて撮影画像を取得する(図8のステップA1)。この場合、ユーザは、店舗内の所望する書籍の表紙やCD/DVDのジャケットを撮影したり、自宅にある購入済みの書籍の表紙、CD/DVDのジャケットを撮影したりすると、そのときの撮影状況を検出する撮影状況検出処理に移る。すなわち、GPS受信部106から現在位置(撮影位置)を検出取得するとともに(ステップA2)、RTC110から現在日時(撮影日時)を撮影状況として検出取得する(ステップA3)。
そして、ユーザ・端末検出処理に移り、ユーザIDの入力を促すメッセージを表示させ、それに応答して操作部109から入力されたユーザIDを取得するとともに(ステップA3)、ユーザ情報記憶部M14から「端末ID」を読み出し取得する(ステップA4)。この場合、ユーザ情報記憶部M14から「ユーザID」を読み出し取得するようにしてもよい。このようにして取得した撮影画像・撮影状況(位置情報、日時情報)・ユーザID・端末IDを各種情報一時記憶部M12に一時記憶させた後(ステップA6)、撮影画像・撮影状況(位置情報、日時情報)・ユーザID・端末IDを管理装置2に対して送信することによりコンテンツの送信要求を行う(ステップA7)。その後、管理装置2からの応答受信待ち状態となる(ステップA8、A10、A11)。
図10は、電源投入に応じて実行開始される管理装置2側の動作を示したフローチャートである。
先ず、管理装置2側の中央制御部201は、携帯電話機1から撮影画像・撮影状況(位置情報、日時情報)・ユーザID・端末IDを受信すると(ステップC1でYES)、それを各種情報一時記憶部M22に一時記憶させた後(ステップC2)、コンテンツ特定処理に移る(ステップC3〜C5)。すなわち、一時記憶の撮影画像を解析し(ステップC3)、その解析した結果に類似した画像が、コンテンツ記憶部M23の「画像」として記憶されているか否かを照合する(ステップC4)。
その結果、類似した画像が存在する場合には、この類似した画像と対応付けられている「コンテンツID」を送信要求されたコンテンツを識別するための情報として特定する(ステップC5)。なお、コンテンツの特定の仕方としては、受信した撮影画像を解析した結果、その画像に含まれる文字列などがコンテンツを表す情報(例えば、タイトルなどの情報)と一致するかを照合することにより特定するようにしてもよい。このようにして撮影画像を解析することによって「コンテンツID」を特定した後は、コンテンツ取引に関する特典内容を決定するための処理に移る(ステップC6)。
図11は、コンテンツ取引に関する特典内容決定処理(図10のステップC6)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、管理装置2の中央制御部201は、携帯電話機1から受信した一時記憶の位置情報と、ユーザ情報記憶部M24及び店舗情報記憶部M25に記憶されている「位置情報」と照合し(図11のステップD1)、一時記憶の位置情報は、ユーザ情報記憶部M24の「位置情報」に含まれているのか(ステップD2)、店舗情報記憶部M25の「位置情報」に含まれているのか、いずれにも含まれていないのかを判別する(ステップD4)。
すなわち、コンテンツを販売する店舗内で撮影された場合か、携帯電話機1のユーザの自宅内で撮影された場合か、その他の場所で撮影された場合かを判別する。ここで、ユーザ情報記憶部M24の「位置情報」に含まれている場合には(ステップD2でYES)、撮影位置は自宅であると判断して自宅処理に移る(ステップD3)。また、店舗情報記憶部M25の「位置情報」に含まれている場合には(ステップD4でYES)、撮影位置は店舗であると判断して店舗処理に移る(ステップD5)。
図12は、自宅処理(図11のステップD3)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、管理装置2の中央制御部201は、携帯電話機1から受信した一時記憶のユーザID・端末IDを、ユーザ情報記憶部M24の「ユーザID」及び「端末ID」と照合して、一致するか否かを判別する(図12のステップE1)。この場合、「ユーザID」と「端末ID」の両方の照合に限らず、「ユーザID」と「端末ID」のいずれか一方だけの照合であってもよい。いま、携帯電話機1から受信した一時記憶のユーザID・端末IDがユーザ情報記憶部M24内の「ユーザID」・「端末ID」と一致するときには(ステップE2でYES)、ユーザが自宅で自己所有の携帯電話機1を使用して購入済みの書籍、CD、DVDを撮影した場合であるから、そのコンテンツ取引に関する特典内容としてその利用料を割り引く処理を行う(ステップE3、E4)。
すなわち、上述のようにして特定した「コンテンツID」に対応付けられている「基本料」をコンテンツ情報記憶部M23から読み出し(ステップE3)、自宅での撮影に応じた特典として一律の割引率(例えば、10%)をその「基本料」から割り引いた料金を今回取引の利用料、つまり、コンテンツ取引に関する特典内容として決定する(ステップE4)。なお、この場合、利用履歴記憶部M26をさらに参照して、利用料を決定するようにしてもよい。例えば、自宅での撮影に応じた割引率(10%)だけではなく、過去にそのコンテンツを受信している場合にはさらに割引を行うようにしてもよい。その際、自宅での撮影に応じた割引率と過去の利用実績に応じた割引率とを合わせて割り引いた金額が今回の取引における利用料となる。
また、携帯電話機1から受信した一時記憶のユーザID・端末IDがユーザ情報記憶部M24内の「ユーザID」・「端末ID」と一致しないときには(ステップE2でNO)、ユーザの自宅でユーザ以外の第三者(例えば、家族など)又はユーザが他人の携帯電話機1を使用して購入済みの書籍、CD、DVDを撮影した場合であると判断して、携帯電話機1から受信した一時記憶のユーザID・端末IDに基づいて利用履歴記憶部M26を参照し(ステップE5)、図10のステップC5で特定したコンテンツを過去に受信したか否かを判別する(ステップE6)。
ここで、同一のコンテンツを過去に受信していれば(ステップE6でYES)、その「基本料」から一律の割引率(例えば、10%)を割り引いた料金をコンテンツ取引に関する特典内容として決定する(ステップE3、E4)。これによってユーザが別の端末装置を使用した場合のほか、例えば、ユーザ以外の第三者でもその家族などであれば、ユーザと同様の割引が可能となる。また、同一のコンテンツを過去に受信していなければ(ステップE6でNO)、特定したコンテンツの「基本料」をコンテンツ情報記憶部M23から読み出し(ステップE7)、今回取引の利用料として決定する(ステップE8)。すなわち、ユーザID・端末IDが一致せず、しかも、同一のコンテンツを過去に受信していなければ、特典サービスを付与する必要がないと判断して、コンテンツの「基本料」を今回の取引における利用料として決定する。
なお、図11のコンテンツ取引に関する特典内容決定処理において、ユーザ情報記憶部M24、店舗情報記憶部M25のいずれにも含まれていない場合には(図11のステップD4でNO)、自宅・店舗以外での撮影であり、特典サービスを付与する必要がないと判断して、図12のステップE7に移り、コンテンツの「基本料」を読み出し、この「基本料」を今回の取引における利用料として決定する(ステップE8)。
図13は、店舗処理(図11のステップD5)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、管理装置2の中央制御部201は、携帯電話機1から受信した一時記憶の位置情報を含む店舗の「営業時間」を店舗情報記憶部M25から読み出し(図13のステップF1)、携帯電話機1から受信した一時記憶の日時情報(撮影日時)と「営業時間」を照合して(ステップF2)、一時記憶の日時情報は「営業時間」内に含まれているか、つまり、その店舗の営業時間内での撮影かを判別する(ステップF3)。いま、一時記憶の日時情報が「営業時間」に含まれていなければ(ステップF3でNO)、つまり、営業時間外での撮影であれば、特典付与の対象外とするために図12のステップE7に移り、コンテンツの「基本料」を読み出し、この「基本料」を今回の取引における利用料として決定する(ステップE8)。
また、一時記憶の日時情報が「営業時間」に含まれている場合には(ステップF3でYES)、営業時間内での撮影であるから、コンテンツのサンプルを受信するのか、コンテンツを購入するのかをユーザに問うて選択させるための要求(サンプル/購入選択要求)を携帯電話機1に対して送信した後(ステップF4)、携帯電話機1からの回答待ち(サンプル要求又は購入要求待ち)の状態となる(ステップF5、F6)。
ここで、携帯電話機1側では、管理装置2からサンプル/購入選択要求を受信すると(図8のステップA8でYES)、サンプル/購入選択処理を実行した後(ステップA9)、上述のステップA8に戻る。
図9は、サンプル/購入選択処理(図8のステップA9)を詳述するためのフローチャートである。
携帯電話機1の中央制御部101は、サンプル(コンテンツの一部)を受信するのか、コンテンツを購入するのかをユーザに選択させるための選択画面を表示部108に表示させた後(図9のステップB1)、ユーザ操作によってサンプルが選択されたのか(ステップB2)、購入が選択されたかを判別する(ステップB4)。いま、サンプルが選択されたときには(ステップB2でYES)、サンプル要求を管理装置2に対して送信するが(ステップB3)、購入が選択されたときには(ステップB4でYES)、購入要求を管理装置2に対して送信する(ステップB5)。
管理装置2は、携帯電話機1からサンプル要求待ち又は購入要求待ち状態において(図13のステップF5、F6)、携帯電話機1からサンプル要求を受信したときには(ステップF5でYES)、携帯電話機1から受信した一時記憶の位置情報を含む店舗の「範囲」を読み出し(ステップF7)、その「範囲」をコンテンツ取引に関する特典内容として決定する(ステップF8)。また、携帯電話機1から購入要求を受信したときには(ステップF6でYES)、コンテンツ記憶部M13から特定コンテンツの「基本料」を読み出すとともに(ステップF9)、一時記憶の位置情報を含む店舗の「割引率」を読み出し(ステップF10)、その「基本料」から「割引率」分を割り引いた利用料を今回の取引における利用料、つまり、コンテンツ取引に関する特典内容として決定する(ステップF11)。なお、利用履歴記憶部M26をさらに参照して、例えば、店舗の「割引率」だけでなく、過去にそのコンテンツを受信している場合にはさらに割引をするなど、コンテンツ取引に関する特典内容を決定するようにしてもよい。
このようにしてコンテンツ取引に関する特典内容決定処理が終わると(図10のステップC6)、決定した特典内容は、「範囲」であるか、「利用料」であるかを調べる(ステップC7)。いま、特典内容が「範囲」であれば(ステップC7でYES)、コンテンツ記憶部M13から一時記憶の位置情報を含む店舗に対応し、かつ特定したコンテンツの種類「書籍」、「音楽」、「動画」のいずれかに対応する「範囲」を読み出し、特定したコンテンツの中からその「範囲」分の部分コンテンツを生成する(ステップC8)。なお、予め生成した範囲分のコンテンツが記憶されている場合には、それを読み出すようにしてもよい。そして、コンテンツを受信すべきことを携帯電話機1に対して要求した後(ステップC11)、そのコンテンツを携帯電話機1に対して送信する(ステップC12)。その後、管理装置2の全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
また、決定した特典内容が「利用料」であれば(ステップC7でNO)、携帯電話機1に対して電子決済処理を実行すべきことを要求した後(ステップC9)、電子決済システムと連携して携帯電話機1との間で電子決済処理を行う(ステップC10)。なお、例えば、過去の利用実績などを考慮した結果、利用料が無料となったような場合には、電子決済要求送信(ステップC9)、電子決済処理(ステップC10)はスキップするようにしている。このようにして電子決済が終了すると、コンテンツを受信すべきことを携帯電話機1に対して要求した後(ステップC11)、そのコンテンツを携帯電話機1に対して送信する(ステップC12)。その後、管理装置2の全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
携帯電話機1は、管理装置2から電子決済要求を受信すると(図8のステップA11でYES)、管理装置2を介して電子決済システムとの間で電子決済処理を行った後(ステップA12)、上述のステップA8に戻る。また、管理装置2からコンテンツを受信すべきことの要求を受信すると(ステップA10でYES)、管理装置2からのコンテンツを受信して(ステップA13)、コンテンツ記憶部M13に記憶保存した後(ステップA14)、そのコンテンツの種類に応じた再生動作を開始する(ステップA15)。その後、携帯電話機1の全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
以上のように、第1実施形態においてコンテンツ取引システムを構成する管理装置2は、携帯電話機1側の撮像部107により撮影された画像に基づいてコンテンツを特定するとともに、その画像撮影時の撮影状況を検出し、この撮影状況から決定したコンテンツ取引に関する特典内容に基づいて、特定したコンテンツを携帯電話機1に送信するようにしたので、CD/DVDのジャケット、書籍の表紙などを撮影した画像に基づいて、適切かつ円滑なコンテンツ取引を実現することができ、販売促進上、有益なものとなる。
管理装置2は、画像撮影時における携帯電話機1の位置及び時刻を撮影状況として検出するようにしたので、コンテンツ取引に関する特典内容を適切に決定することができる。例えば、コンテンツを販売する店舗内で撮影された場合、携帯電話機1のユーザの自宅内で撮影された場合、割引料金適用時間内に撮影された場合など、コンテンツを識別するための画像がどこであるいはいつ撮影されたかに応じて、コンテンツ取引に関する特典内容を適切に決定することができる。
管理装置2は、コンテンツの利用範囲、コンテンツの利用料のいずれか一方をコンテンツ取引に関する特典内容として決定するようにしたので、例えば、撮影状況に基づいて、コンテンツの一部(サンプルなど)を送信するのか、全部(購入)を送信するのか、あるいは、利用料を基本料にするのか割引料にするのか無料にするのかなどを適切に決定することができる。
管理装置2は、コンテンツ取引に関する特典内容を決定する場合に、撮影状況のほかに過去の利用履歴に基づいて決定するようにしたので、店舗内や自宅内で撮影され、かつ、過去にそのコンテンツを利用したことがある場合には、特典内容として割引料が適用されるといったように、さらに柔軟な特典付与が可能となる。
携帯電話機1は、コンテンツの利用先を識別するための識別情報(ユーザID、端末ID)を管理装置2に送信し、管理装置2は、この識別情報に基づいて、コンテンツの利用先を検出するようにしたので、利用先の検出が容易かつ確実なものとなる。
管理装置2は、特定の店舗内か否かを撮影状況として検出し、特定の店舗内での撮影であれば、コンテンツ取引に関する特典内容としてその利用料を安くするようにしたので、その店舗特有のサービスとして利用料を安くしたりする場合に有効である。
管理装置2は、特定の店舗内か否かを撮影状況として検出し、特定の店舗内での撮影であれば、コンテンツ取引に関する特典内容として、コンテンツの一部をサンプルとして携帯電話機1に送信するようにしたので、コンテンツを販売する店舗内で撮影された場合、ユーザにコンテンツを利用(購入)しようとする意思があると想定することができ、コンテンツの一部をサンプルとして携帯電話機1に送信して、ユーザがコンテンツを確認できるようにすることは、購入への誘引として有効である。
管理装置2は、自宅内か否かを撮影状況として検出し、自宅での撮影であれば、コンテンツ取引に関する特典内容としてその利用料を安くするようにしたので、ユーザの自宅内で撮影された場合には、ユーザがそのコンテンツを利用(購入)したと想定することができ、2回目の利用(購入)のためのサービスとして利用料を安くしたりすることは、販売促進上有効である。例えば、本の場合、自宅で読むために紙の本を購入したが、通勤・通学時や外出時などには、携帯電話機の電子ブック機能を利用して本を読みたいというような場合、また、自宅ではCDプレイヤーでCDを聴くが、外出時などには携帯電話機の音楽プレイヤーで聴くという場合に、紙の本と電子ブックの両方、CDと音楽コンテンツの両方の全料金をユーザに払わせるのではなく、コンテンツの利用料を割り引くなどの特典により、コンテンツの取引を適切に促進することができる。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図14を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、コンテンツ取引システムを構成する管理装置2が携帯電話機1側の撮像部107により撮影された画像に基づいてコンテンツを特定するとともに、その画像撮影時の撮影状況を検出し、この撮影状況からコンテンツ取引に関する特典内容を決定するようにしたが、この第2実施形態は、第1実施形態において管理装置2側で実行していた処理の一部を携帯電話機1側で実行するようにしたものである。すなわち、携帯電話機1が撮像部107により撮影された画像に基づいてコンテンツを特定するとともに、その画像撮影時の撮影状況を検出し、この撮影状況からコンテンツ取引に関する特典内容を決定するようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略するとともに、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
第2実施形態の携帯電話機1において、その記憶部103には、プログラム記憶部M11、各種情報一時記憶部M12、コンテンツ記憶部M13、ユーザ情報記憶部M14のほかに、店舗情報記憶部M25、利用履歴記憶部M26を有する構成となっている。コンテンツ記憶部M13は、過去に管理装置2から受信したコンテンツを記憶する以外に、各種のコンテンツに関する情報(コンテンツID、種別、タイトル、著者名、アーティスト名など)をデータベースとして記憶するようにしている。
店舗情報記憶部M25は、携帯電話機1のユーザが利用する可能性のある地域内の店舗に関する情報を記憶するようにしている。この場合、携帯電話機1は、管理装置2に対して希望地域の店舗情報の送信を要求し、それに応じて管理装置2から送信される店舗情報を受信して自己の店舗情報記憶部M25に記憶するようにしているが、全国各地の店舗に関する情報を記憶するようにしてもよい。ユーザ情報記憶部M14は、携帯電話機1のユーザに関する利用情報を記憶するもので、例えば、管理装置2に対して自己のユーザ情報の送信を要求し、それに応じて管理装置2から送信されるユーザ情報を受信して自己のユーザ情報記憶部M14に記憶するようにしている。
図14は、第2実施形態における携帯電話機1側のコンテンツ受信処理を示したフローチャートである。なお、第2実施形態は、第1実施形態において管理装置2側で実行していた各種の処理(コンテンツ特定処理、コンテンツ取引に関する特典内容決定処理)を携帯電話機1側で実行するようにしたものであり、携帯電話機1側が実行するコンテンツ特定処理及びコンテンツ取引に関する特典内容決定処理は、第1実施形態において管理装置2側で実行していた処理と基本的には同様であるため、その説明を簡素に行うものとする。
先ず、携帯電話機1の中央制御部101は、撮像部107を起動させて撮影画像を取得した後(図14のステップG1)、そのときの撮影状況を検出する撮影状況検出処理に移り(ステップG2)、GPS受信部106から現在位置(撮影位置)を検出取得するとともに、RTC110から現在日時(撮影日時)を撮影状況として検出取得する。そして、ユーザ/端末検出処理に移り(ステップG3)、ユーザIDの入力を促すメッセージを表示させ、それに応答して操作部109から入力されたユーザIDを取得するとともに、ユーザ情報記憶部M14から「端末ID」を読み出し取得する。
次に、コンテンツ特定処理に移り(ステップG4)、取得した撮影画像を解析し、コンテンツ記憶部M13を参照し、その画像に含まれる文字列などがコンテンツを表す情報(例えば、タイトル、著者名、アーティスト名などの情報)と一致するかを照合することにより「コンテンツID」を特定する。このようにして「コンテンツID」を特定した後は、コンテンツ取引に関する特典内容を決定するための処理を行う(ステップG5)。すなわち、GPS受信部106から取得した現在位置(撮影位置)とユーザ情報記憶部M14及び店舗情報記憶部M25に記憶されている「位置情報」を照合し、撮影位置が自宅であれば、図12の自宅処理を実行し、撮影位置が店舗であれば、図13の店舗処理を実行するが、この第2実施形態の店舗処理では、サンプル/購入の選択要求送信に代わってその選択メッセージを表示させ、サンプルが選択されたか購入が選択されたかに応じて特典内容を決定する処理を行うようにしている。
これによってコンテンツ取引に関する特典内容決定処理が終わると、コンテンツIDなどのコンテンツ識別情報とともに特典内容を管理装置2に送信してそのコンテンツの送信を要求した後(ステップG6)、管理装置2からコンテンツを受信すべきことの要求を受信したり(ステップG7)、電子決済要求を受信したりするまで待機状態となる(ステップG11)。
ここで、管理装置2側においては、携帯電話機1からコンテンツ送信の要求を受信すると、この要求内の特典内容は範囲であるか利用料であるかに応じた処理、すなわち、図10のステップC7〜C12に対応した処理を実行し、コンテンツ受信要求や電子決済要求を送信した後、該当するコンテンツを携帯電話機1に対して送信する処理を行う。
携帯電話機1においては、管理装置2からコンテンツ受信要求や電子決済要求を受信すると、それに応じた処理として、図8のステップA11、A12に対応した処理を実行する。すなわち、携帯電話機1は、管理装置2から電子決済要求を受信すると(ステップG11でYES)、管理装置2を介して電子決済システムとの間で電子決済処理を行った後(ステップG12)、上述のステップG7に戻る。また、管理装置2からコンテンツを受信すべきことの要求を受信すると(ステップG7でYES)、管理装置2からのコンテンツを受信して(ステップG8)、コンテンツ記憶部M13に記憶保存した後(ステップG9)、そのコンテンツの種類に応じた再生動作を開始する(ステップG10)。その後、携帯電話機1の全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
以上のように、第2実施形態において携帯電話機1は、撮像部107により撮影された画像に基づいてコンテンツを特定するほか、その画像撮影時の撮影状況を検出し、この撮影状況に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定して、その特典内容とともにコンテンツの送信を管理装置2に要求するようにしたので、上述した第1実施形態と同様に、CD/DVDのジャケット、書籍の表紙などを撮影した画像に基づいて、適切かつ円滑なコンテンツ取引を実現することができ、ユーザにあっては特典サービスを享受することができ、有益なものとなる。
携帯電話機1は、画像撮影時における携帯電話機1の位置及び時刻を撮影状況として検出するようにしたので、コンテンツ取引に関する特典内容を適切に決定することができる。例えば、コンテンツを販売する店舗内で撮影された場合、ユーザの自宅内で撮影された場合、割引料金適用時間内に撮影された場合など、コンテンツを識別するための画像がどこであるいはいつ撮影されたかに応じて、コンテンツ取引に関する特典内容を適切に決定することができる。
管理装置2は、コンテンツの利用範囲、コンテンツの利用料のいずれか一方をコンテンツ取引に関する特典内容として決定するようにしたので、例えば、撮影状況に基づいて、コンテンツの一部(サンプルなど)を送信するのか、全部(購入)を送信するのか、あるいは、利用料を基本料にするのか割引料にするのか無料にするのかなどを適切に決定することができる。
なお、上述した各実施形態においては、コンテンツのサンプルを送信したり、購入されたコンテンツを送信したりする場合を例示したが、コンテンツをレンタルする場合でもあってもよい。この場合、レンタル料(基本料)の割引などの特典サービスを提供するようにしてもよい。また、CD/DVDのジャケット、書籍の表紙などを撮影した画像を解析して販売品かレンタル品かをタグ情報から判別して、販売品割引処理やレンタル品割引処理を行うようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、コンテンツ取引に関する特典内容として、コンテンツの利用範囲、コンテンツの利用料のいずれかを決定するようにしたが、コンテンツの利用範囲、コンテンツの利用料、コンテンツの利用期限(レンタル品の場合の貸し出し期限)、サービス券(抽選券、招待券、割引券など)の付加、利用ポイント(金銭的価値を持った点数)の加算、景品の付加のうち少なくともいずれか一方をコンテンツ取引に関する特典内容として決定するようにしてもよい。これによってユーザの購買意欲をさらに刺激したりすることができる。
また、上述した各実施形態においては、コンテンツの利用料を割引する場合を示したが割引に限らず、値引きなどであってもよい。
また、上述した各実施形態においては、コンテンツの利用範囲として冒頭から何ページをサンプルとして提供するようにしたが、冒頭から何ページに限らず、例えば、コンテンツの一部としてはダイジェストであってもよい。さらにコンテンツの一部(サンプル)に限らず、試聴、試し読みなどに対応するためにコンテンツの全部を一時的に貸与するようにしてもよい。また、上述のような特典サービスのほかに、ユーザの過去の利用履歴からユーザの好みに合った他のコンテンツを推奨するサービスを合わせて行うようにしてよい。
また、上述した各実施形態においては、CD/DVDのジャケット、書籍の表紙などを自宅、店舗で撮影した場合を例示したが、CD、DVD、書籍を扱う施設として図書館であってもよい。すなわち、図書館に出向いて撮影したような場合には、コンテンツを利用(購入/レンタル)する可能性の高い顧客(例えば、購買意欲の高い顧客)に対する購入/レンタルへの誘引として有効なものとなる。
また、上述した各実施形態においては、ユーザの自宅で撮影した場合示したが、ユーザの自宅以外にも勤務先で撮影する場合であってもよい。
また、コンテンツ情報記憶部M23内の「種別」は、動画、書籍、音楽に限らず、静止画やそれらの組み合わせなど、任意の種類のコンテンツであってもよい。
また、店舗情報記憶部M25内に「営業時間」を設定して営業時間内に撮影された場合に、特典を付与するようにしたが、タイムサービス、特定日や特定期間などのような割引料金の適用期間内に撮影された場合に、料金を割り引くなどの特典を付与するようにしてもよい。
端末装置としては携帯電話機に限らず、パーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ、音楽プレイヤーなど、任意の端末装置であってもよい。さらに、折り畳みタイプの端末装置に限らず、ストレートタイプ、スライドタイプ、スピントップタイプなど任意の筐体構造であってもよい。
その他、携帯電話機1と管理装置2との間の通信は、基地局を介した広域通信に限らず、基地局を介さない無線通信や有線通信など、構内通信であってもよい。すなわち、実際のショッピングモール内に構築された通信システムであってもよい。また、上述した各実施形態のコンテンツ取引システムとしては、多数の加盟店が集合したインターネット通信販売システムに適用した場合を示したが、単一企業が運営するインターネット通信販売システムであってもよい。
上述した実施形態において示した“装置”や“機”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
1 携帯電話機
2 管理装置
3 無線通信網
4 インターネット
101、201 中央制御部
103、201 記憶部
104 無線通信部
106 GPS受信部
107 撮像部
108、205 表示部
109、206 操作部
110 RTC
204 通信部
M11、M21 プログラム記憶部
M12、M22 各種情報一時記憶部
M13 コンテンツ記憶部
M14 ユーザ情報記憶部
M21 プログラム記憶部
M23 コンテンツ情報記憶部
M24 ユーザ情報記憶部
M25 店舗情報記憶部
M26 利用履歴記憶部

Claims (12)

  1. 取引用のコンテンツの送信を管理する管理装置と、該管理装置からコンテンツを受信する端末装置を含むコンテンツ取引システムであって、
    前記端末装置側の撮像手段によりコンテンツ特定用として撮影された画像に基づいてコンテンツを特定する特定手段と、
    前記撮像手段による画像撮影時の撮影状況を検出する撮影状況検出手段と、
    前記撮影状況検出手段により検出された撮影状況に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定されたコンテンツ取引に関する特典内容に基づいて、前記特定手段により特定されたコンテンツを前記端末装置に送信するコンテンツ送信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ取引システム。
  2. 前記撮影状況検出手段は、前記撮像手段による画像撮影時における前記端末装置の位置及び時刻の少なくともいずれか一方を撮影状況として検出し、
    前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により検出された位置及び時刻の少なくともいずれか一方に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ取引システム。
  3. 前記決定手段は、コンテンツの利用範囲、コンテンツの利用料、コンテンツの利用期限、サービス券の付加、利用ポイントの加算、景品の付加のうち少なくともいずれか一方をコンテンツ取引に関する特典内容として決定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ取引システム。
  4. コンテンツの利用履歴をその利用先別に管理する管理手段と、
    コンテンツの利用先を検出する利用先検出手段と、
    前記管理手段により管理されている利用履歴の中から、前記利用先検出手段により検出された利用先の利用履歴を読み出す読出手段と、
    をさらに備え、
    前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により検出された撮影状況と前記読出手段により読み出された利用履歴に基づいて、コンテンツ取引に関する特典内容を決定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ取引システム。
  5. コンテンツの利用先を識別するための識別情報を前記管理装置に送信する識別情報送信手段をさらに備え、
    前記利用先検出手段は、前記識別情報送信手段により送信された識別情報に基づいて、コンテンツの利用先を検出する、
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ取引システム。
  6. 前記撮影状況検出手段は、前記撮像手段による画像撮影時に前記端末装置が特定の店舗内あるいは図書館内に存在するか否かを撮影状況として検出し、
    前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により特定の店舗内あるいは図書館内に存在することが検出された場合に、コンテンツの利用料を所定の利用料よりも安い利用料に決定し、
    前記コンテンツ送信手段は、前記決定手段により決定された安い利用料で、前記特定手段により特定されたコンテンツを前記端末装置に送信する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ取引システム。
  7. 前記撮影状況検出手段は、前記撮像手段による画像撮影時に前記端末装置が特定の店舗内あるいは図書館内に存在するか否かを撮影状況として検出し、
    前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により特定の店舗内あるいは図書館内に存在することが検出された場合に、コンテンツの利用範囲をコンテンツの一部として決定し、
    前記コンテンツ送信手段は、前記特定手段により特定されたコンテンツのうち前記決定手段により決定されたコンテンツの一部を前記端末装置に送信する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ取引システム。
  8. 前記撮影状況検出手段は、画像を撮影する際の端末装置がそのユーザの自宅内に存在するか否かを検出し、
    前記決定手段は、前記撮影状況検出手段によりユーザの自宅内に存在することが検出された場合に、コンテンツの利用料を所定の利用料よりも安い利用料に決定し、
    前記コンテンツ送信手段は、前記決定手段により決定された安い利用料で、前記特定手段により特定されたコンテンツを前記端末装置に送信する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ取引システム。
  9. 取引用のコンテンツを管理する管理装置からコンテンツを受信する端末装置であって、
    コンテンツ特定用の画像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段によりコンテンツ特定用として撮影された画像に基づいてコンテンツを特定する特定手段と、
    前記撮像手段による画像撮影時の撮影状況を検出する撮影状況検出手段と、
    前記撮影状況検出手段により検出された撮影状況に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する決定手段と、
    前記特定手段により特定されたコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と前記決定手段により決定されたコンテンツ取引に関する特典内容を前記管理装置に送信することによって該コンテンツの送信を要求するコンテンツ要求手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  10. 前記撮影状況検出手段は、前記撮像手段による画像撮影時における前記端末装置の位置及び時刻の少なくともいずれか一方を撮影状況として検出し、
    前記決定手段は、前記撮影状況検出手段により検出された位置及び時刻の少なくともいずれか一方に基づいて、コンテンツの利用範囲、コンテンツの利用料、コンテンツの利用期限、サービス券の付加、利用ポイントの加算、景品の付加のうち少なくともいずれか一方をコンテンツ取引に関する特典内容として決定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項9記載の端末装置。
  11. コンピュータに対して、
    取引用のコンテンツを管理する管理装置からコンテンツを受信する端末装置側の撮像手段によりコンテンツ特定用として撮影された画像に基づいてコンテンツを特定する機能と、
    前記撮像手段による画像撮影時の撮影状況を検出する機能と、
    前記検出された撮影状況に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する機能と、
    前記決定されたコンテンツ取引に関する特典内容に基づいて、前記特定されたコンテンツを前記端末装置に送信する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. コンピュータに対して、
    コンテンツ特定用の画像を撮影する撮像手段によりコンテンツ特定用として撮影された画像に基づいてコンテンツを特定する機能と、
    前記撮像手段による画像撮影時の撮影状況を検出する機能と、
    前記検出された撮影状況に基づいてコンテンツ取引に関する特典内容を決定する機能と、
    前記特定されたコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と前記決定されたコンテンツ取引に関する特典内容を、取引用のコンテンツを管理する管理装置に送信することにより該コンテンツの送信を要求する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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