JP2011257968A - 障害問合せ案件の重要度決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害案件の内容を基に重要度を算出し、案件割り当ての効率化による取り纏め者の負担軽減、高重要度案件の早期対応、SLAの正当な評価を可能にする。
【解決手段】障害が発生した障害発生システム、障害により影響が発生している業務種別、障害により影響が発生している業務の代替手段の有無と影響ユーザ(%)及びユーザへの影響度及び障害内容及び希望納期から算出される重要度指数により重要度を算出する。その後、案件対応を行い対応結果をシステム運用業務委託先ベンダの案件担当者がシステムに入力する。その対応結果情報を元にSLAの評価を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、顧客システムにて障害が発生した際、システム運用業務委託先ベンダが用いるヘルプデスクツールによる案件の重要度定義支援及びSLA評価支援機能に関する。
従来のヘルプデスクツールでは、顧客より届いた障害問合せ案件は顧客が入力した「重要度」によって決まる目標対応時間(サービス仕様書にて定義)を元に、システム運用業務委託先ベンダの取り纏め者が対応方針・納期・他案件との対応優先順位付けなどを顧客と調整し、対応者への案件の割当を行っている。
また、重要度に対する目標対応時間をサービス水準合意(Service Level Agreement、以下SLAと記載)として設定する場合もある。
障害問合せ案件の重要度を定義する技術としては、例えば、分散システムの障害が影響を及ぼす業務の重要度を、あらかじめ任意で定義されたシステムの負荷状況(CPU使用率など)の範囲ごとに重要度を割り当てておき、障害発生時の情報を元に該当する重要度をリアルタイムに提示し、迅速にビジネス上の損失を最小限に抑えることを可能とする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
障害問合せ案件の重要度を基に対応内容を定義する技術としては、例えば、障害の重要度や作業の進捗状況に応じた最適な対応フローを表示する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005-31893号公報 特開2008-171061号公報
重要度の定義が詳細に決められておらず顧客担当者によって俗人的に入力されている為、重要度が本来定義されている内容に適していない値で入力されることがある。それにより、案件割り当ての効率が下がることによる案件取り纏め者の負担の増加や、本来重要度が高くなければいけない案件が後回しにされるといった可能性がある。また、SLAの評価を正当に行えない可能性もある。その為、障害問合せ案件の重要度は復旧の優先度を表す為、障害問合せ案件による業務への影響度に応じた正当な値を用いるべきである。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、あらかじめ任意で定義されたシステムの負荷状況(CPU使用率など)の範囲ごとに重要度を割り当てておき、障害発生時の情報を元に該当する重要度を設定している為、業務への影響度を基にした重要度定義を行う技術ではない。また、上記特許文献2に記載の技術は、重要度を元に対応フローを決定しているが、重要度はユーザが「通常」もしくは「緊急」を手入力する仕組みとなっている為、障害問合せ案件による業務影響度を元に重要度定義を行う技術ではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、障害問合せ案件の内容を元に業務への影響度をリアルタイムで判定し、障害問合せの重要度を定義する機能を提供し、案件の割当の効率化やSLAの定義を正当に行う技術を提供することを目的とする。
顧客によりヘルプデスクツールへ入力された案件情報(顧客影響度、納期など)を元に、案件登録者へ重要度のシステム計算値(以降、システム提案値)を提案する。顧客はそれを元に必要に応じて手動で重要度を編集・設定(以降、ユーザ設定値)し、システム運用業務委託先ベンダに案件を依頼する。その後、システム運用業務委託先ベンダではシステム提案値とユーザ設定値の重要度を元に顧客で方針を検討後、重要度および納期を最終決定する。
案件対応後は、案件対応実績情報(案件受付日時、回答日など)を元にSLA違反案件を割り出す。その後、SLAに違反している案件はヘルプデスクツール内に情報が蓄積され、罰則内容をシステム運用業務委託先ベンダ側に提案し、その後システム運用業務委託先ベンダから顧客に提示可能とする。
重要度の設定値が適切な値に設定される為、案件割り当ての効率化による取り纏め者の負担軽減、高重要度案件の早期対応、SLAの正当な評価を可能にする。
ヘルプデスクツールのシステム構成を示す図である。 顧客用案件新規登録画面である。 影響ユーザ数算出画面を示す図である。 対応内容登録画面を示す図である。 重要度の定義例を示す図である。 主なステータスの種類について示す図である。 案件対応フローを示す図である。 ヘルプデスクツール内 重要度計算フローを示す図である。 ツールサーバのハードウェア構成を示す図である。 案件テーブルを示す図である。 重要度定義情報テーブルを示す図である。 案件対応結果テーブルを示す図である。 SLA違反案件テーブルを示す図である。 SLA違反罰則テーブルを示す図である。 人員数テーブルを示す図である。 SLA罰則提案画面を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示す通り、本発明のヘルプデスクツールはネットワーク101を経由してユーザ端末100と接続されており、ユーザ端末100よりネットワーク101を通じてWEBサーバ102経由でツールサーバ103に接続され、問合せの登録または回答の登録を行う。
図9に、ツールサーバ103のハードウェア構成図を示す。図9に示すように、ツールサーバ103は、制御部901、入出力インタフェース902、ネットワークインタフェース903、データベース部904を具備する。各部は、バス(BUS)により接続されており、データ送受信を行う。データベース部904には、案件テーブル905、案件対応結果テーブル906、重要度定義情報テーブル907、人員数テーブル908、SLA違反案件テーブル909、SLA違反罰則テーブル910が格納されている。
案件テーブル905には、図10で示すとおり、障害問合せ案件の内容が格納される。案件テーブル905には、顧客名1000と顧客コード1001と件名1002と案件番号1003と対象モジュール1004と障害発生システム1005と業務影響種別1006と代替手段1007と影響ユーザ1008とユーザへの影響度1009と障害内容1010とステータス1011と重要度(システム提案値)1012と重要度(ユーザ設定値)1013と変更理由1014と希望の浮き1015と問合せないよう1016と案件登録日時1017を示す情報が、それぞれ対応付けられて記憶されている。顧客名1000は、問合せのあった顧客の名称を示す。顧客コード1001は、その顧客を一意に識別する情報である。件名1002は、顧客から問合せのあった案件名を示す。案件番号1003は、その案件を一意に識別するための情報である。対象モジュ−ル1004は、問合せのあった案件の対象モジュールを示す。障害発生システム1005は障害が発生したシステムの種別を示す。影響業務種別1006は障害により影響が発生した業務の種別が定常業務もしくは非定常行業務かを示す。代替手段1007は障害により影響が発生した業務の代替手段が存在するか示す。影響ユーザ1008は障害により影響が発生した業務により、何%のユーザに影響が発生しているかを示す。ユーザへの影響度1009は障害によるユーザへの影響度であり、例えば1は影響ユーザの業務が全て停止すること、2は影響ユーザの業務が半日以上停止すること、3は影響ユーザの業務が一部停止することを示す。障害内容1010は障害の内容であり、例えば1はシステム全体の機能が利用不可なこと、2は一部のサービスが利用不可なこと、3はサービスは利用できるが一部不備有名事を示す。ステータス1011は案件は案件の対応状況を示す。重要度(システム提案値)1012はツールが算出した重要度を示す。重要度(ユーザ設定値)1013は顧客担当者が設定した重要度を示す。変更理由1014は重要度(ユーザ設定値)を設定した理由を示す。希望納期1015は顧客が希望する納期を示す。問い合わせ内容1016は問合せの内容を示す。案件登録日時1017は顧客担当者が障害案件を登録した際の日時を示す。
案件対応結果テーブル906には、図12で示すとおり、障害問合せ案件への対応結果情報が格納される。案件対応結果テーブル906には、顧客名1200と顧客コード1201と件名1202と案件番号1203と対象モジュール1204と重要度(システム提案値)1205と重要度(ユーザ設定値)1206と初期対応目標日時1207と案件受付日時1208と回答予定日1209と回答日1210と対応内容1211を示す情報が、それぞれ対応付けられて記憶されている。顧客名1200は、問合せのあった顧客の名称を示す。顧客コード1201は、その顧客を一意に識別する情報である。件名1202は、顧客から問合せのあった案件名を示す。案件番号1203は、その案件を一意に識別するための情報である。対象モジュ−ル1204は、問合せのあった案件の対象モジュールを示す。重要度(システム提案値)1205はツールが算出した重要度を示す。重要度(ユーザ設定値)1206は顧客担当者が設定した重要度を示す。初期対応目標日時1207は案件が登録されてから初期対応を行うまでの目標日時を示す。案件登録日時1208は顧客担当者が障害案件を登録した際の日時を示す。回答予定日1209は障害案件への対応結果の回答予定日を示す。回答日1210は障害案件の対応結果の回答日を示す。対応内容1211は障害案件への対応内容を示す。
重要度定義情報テーブル907には、図11で示すとおり、重要度を算出するための条件が格納される。重要度定義情報テーブル907には、重要度1100と障害発生システム1101と影響業務種別1102と代替手段1103と重要度指数上限1104を示す情報が、それぞれ対応付けられて記憶されている。重要度1100は障害案件の重要度を示す。障害発生システム1101は障害が発生したシステムの種別を示す。影響業務種別1102は障害により影響が発生した業務の種別が定常業務もしくは非定常行業務かを示す。代替手段1103は障害により影響が発生した業務の代替手段が存在するか示す。重要度指数上限1104は重要度指数の上限値を示す。
人員数テーブル908は図15で示すとおり、部署毎の人員数情報が格納される。人員数テーブル908には、部署番号1500と部1501と課1502と人員数(人)1503を示す情報が、それぞれ対応付けられて記憶されている。部署番号1500は顧客内の部署を一意に識別する為の番号を示す。部1501は顧客内の部を示す。課1502は顧客内の課を示す。人員数(人)1503は部署の在籍人員数を示す。
SLA違反案件テーブル909には、図13で示すとおり、SLAに違反している案件の情報が格納される。
SLA違反案件テーブル909には、案件番号1300と違反内容1301を示す情報が、それぞれ対応付けられて記憶されている。案件番号1300は、その案件を一意に識別するための情報である。違反内容1301は、案件の違反内容を示す。
SLA違反罰則テーブル910には、図14で示すとおり、SLA違反時の罰則情報が格納される。SLA違反罰則テーブル910には、罰則番号1400と初期対応遅延件数1401と納期対応遅延件数1402と罰則内容1403を示す情報が、それぞれ対応付けられて記憶されている。罰則番号1400は、罰則内容を一意に識別するための情報である。初期対応遅延件数1401は、初期対応遅延が発生した障害案件数を示す。納期対応遅延件数1402は、納期遅延が発生した障害案件数を示す。罰則内容1403は、罰則の内容を示す。
図示していないが、ユーザ端末100は、一般的なコンピュータにより実現され、CPU等の制御部、記憶部、ディスプレイ等の表示部、キーボード、マウス等の入力部等を具備する。同様に、WEBサーバ102は、一般的なコンピュータにより実現され、CPU等の制御部、記憶部等を具儀する。
本発明であるヘルプデスクツールのシステム障害発生時における重要度定義支援機能について、図7に示す新規問合せ案件に対して重要度の定義及び対応結果を基にしたSLA評価までの処理手順をフローに合わせ説明する。
前記ユーザ端末100より、ネットワーク101、WEBサーバ102を介して本発明のツールサーバ103へ接続する。ツールサーバ103へ接続後、ツールサーバ103から、図2に示すような顧客用案件新規登録画面200が、WEBサーバ102、ネットワーク101を介してユーザ端末100へ送信される。顧客用案件新規登録画面200は、ユーザ端末100の表示部に表示される。
顧客用案件新規登録画面200は、顧客名を示す「顧客名」201と、顧客を識別する為の「顧客コード」202と、顧客担当者が問合せの「件名」203と、その案件番号204と、問合せの分野を区別するために「対象モジュール」205と、問合せの内容を示す「問合せ内容」206と、障害が発生したシステムを示す「障害発生システム」207と、障害が発生したことにより影響が発生する業務の種類を示す「影響業務種別」208と、障害が発生したことにより影響が発生する業務の代替手段の有無を示す「影響業務種別」209と、障害が発生したことにより影響を受ける影響ユーザ率を示す「影響ユーザ」210と、影響ユーザを影響ユーザ数算出画面300から算出するためのボタンを示す「部署から算出ボタン」211と、障害の影響度を示す「ユーザ影響度」212と、障害内容を示す「障害内容」213と、顧客が希望する回答期限を示す「希望納期」214と、ツールが算出した重要度を示すシステム「提案値」215と、ツールが重要度の算出を実行するボタンを示す「重要度計算ボタン」216と、ユーザが設定した重要度を示す「ユーザ設定値」217と、ユーザが重要度を設定した理由を示す「変更理由」218の各入力または指示エリアを有する。「ユーザ影響度」212はユーザへの影響度1009と同様に障害によるユーザへの影響度を表し、例えば1は影響ユーザの業務が全て停止すること、2は影響ユーザの業務が半日以上停止すること、3は影響ユーザの業務が一部停止することを示す。「障害内容」213は障害内容1010と同様に障害の内容を表し、例えば1はシステム全体の機能が利用不可なこと、2は一部のサービスが利用不可なこと、3はサービスは利用できるが一部不備有名事を示す。ステータス1011は案件は案件の対応状況を示す。
顧客担当者は、ユーザ端末100の入力部を用いて、図2の顧客用案件新規登録画面200にて問合せ内容を入力する。上記入力情報201−214は、ユーザ端末100から、ネットワーク101、WEBサーバ102を介してツールサーバ103へ送信される。ツールサーバ103の制御部901は、上記入力情報201−214を取得する(ステップ701)。
なお、障害が発生したことにより影響を受ける影響ユーザ率を示す「影響ユーザ」210はユーザが任意で値を入力するほかに、影響ユーザ数算出機能を用いて値を算出し、入力することが出来る。図2に記す「部署から算出」ボタン211を押下すると、図3の影響ユーザ数算出画面300に遷移する。影響ユーザ数算出画面300では、顧客は障害により業務に影響が出ている部署を部署選択部301から一つもしくは複数選択し「決定」ボタン302を押下する。「決定」ボタン302押下後、選択、決定された部署情報が、ユーザ端末100からネットワーク101、WEBサーバ102を介してツールサーバ103へ送信される。ツールサーバ103の制御部901は、ユーザ端末100から送信された部署情報に基づいて、ユーザ人員数テーブル908を検索し、該当レコードの部署の人員数1503と全レコードの部署の人員数1503から取得した全部署の人員数を取得し、該当レコードの部署の人員数を全レコードの部署の人員数で割算し、影響ユーザ率を算出し、「影響ユーザ」210に値を設定することが出来る。
図2において、「重要度」215とは障害問合せ案件の対応優先度合いを示しており、図5に示す通り、業務への影響度を基に、優先度が最も低い「重要度4」から、優先度が最も高く緊急対応を要する「重要度1」の4段階に分類している。「重要度4」は定常業務を行えるが不定期に使用される機能が動作しない、または代替手段があり業務上影響がない障害に関する問合せであり、優先度が最も低い事を示す。「重要度3」は一部業務停止につながる障害ではあるが、緊急性を要さない定常業務に使用している機能に関する問合せであり、前記「重要度4」よりは優先度が高い事を示す。「重要度2」は一部業務の停止につながる障害であり、緊急性を要す定常業務に使用している機能に関する問合せであり、前記「重要度4」「重要度3」よりも優先度が高い事を示す。「重要度1」は業務の全面停止につながる障害であり、最も優先度が高く、緊急性があることを示す。顧客担当者が、ユーザ端末100の入力部を用いて、図2に示す顧客用案件新規登録画面200における「重要度計算」ボタン216を押すことにより、重要度のシステム提案値215を算出し、顧客担当者へ提示する(ステップ702)。
図8に、顧客担当者により、図2に示す「重要度計算」ボタン216を押された際に重要度のシステム提案値を算出する処理(S702)の詳細フローを記す。重要度判定の基準は図11の「重要度定義情報テーブル」にて定義される。初めに、制御部901は図2にて入力した「障害発生システム」207の入力内容を元に障害発生システム環境による判定800を行う。図2において、「障害発生システム」207の本番機は顧客の担当者が実際に業務を行う本番環境、品証機は開発物の品質保証環境、開発機は開発を行う開発環境を表す。本番機に障害が発生した場合は顧客業務に何らかの影響を及ぼすが、品証機もしくは開発機では業務に利用されていない為業務への影響は無い。重要度は業務への影響度を基に決定されており、障害発生システム1101にて例えば重要度1−3なら本番機のみ、重要度4なら開発機、品証機と定義されている。よって、「障害発生システム」207の入力値に本番機が含まれない場合、制御部901は優先度の一番低い「重要度=4」を、重要度システム提案値215に設定する。本番機が含まれる場合は、制御部901は、図2にて入力した「影響業務種別」208の入力内容を元に、次の影響業務種別による判定801を行う。「影響業務種別」208の定常業務は定期的に繰り返し行う業務、非定常業務は特定の期間に一時的に行われる業務を表す。影響業務種別1102にて例えば重要度1−3なら定常業務、重要度4なら非定常業務と定義されている。よって、影響業務種別による判定801では「影響業務種別」208の値が非定常業務の場合、制御部901は「重要度=4」を、重要度システム提案値215に設定する。「影響業務種別」208の値が定常業務の場合は、図2にて入力した「代替手段有無」209の入力内容を元に、次の代替手段の有無802による判定へと進む。
「代替手段有無」209の有は、障害により影響が発生する業務の代替手段が存在する場合、無は存在しない場合を表す。代替手段1103にて、例えば重要度1−3なら無、重要度4なら有と定義されている。よって、代替手段の有無802では、「代替手段有無」209の値が有の場合は「重要度=4」を、重要度システム提案値215に設定する。「代替手段有無」209の値が無の場合は、次の重要度指数算出803へと進む。重要度指数は、制御部901により例えば「影響ユーザ(%)」210「ユーザ影響度」212「障害内容」213「希望納期」214の値により算出される。その場合、算出式は「重要度指数=10*((希望納期−現在日付)*障害内容)*(ユーザへの影響度/影響ユーザ(%))」と表すことが出来る。制御部901は、この重要度指数を元に重要度定義804を行う。重要度指数上限1104にて重要度指数が0〜10未満の場合は「重要度=1」、10以上〜20未満の場合は「重要度=2」、20以上の場合は「重要度=3」と定義されており、算出された重要度指数により、重要度システム提案値215に設定される。例えば、希望納期が2日後で システム全体の機能が利用停止となり、 全従業員中の30%に半日以上業務停止の 影響を与える障害の場合は、「重要度指数=10*2*1*(2/30) = 1.33」となり、「重要度=1」となり、重要度システム提案地215に設定される。また、希望納期が3日後で 一部のサービスが利用停止となり、全従業員中の10%に半日以上業務停止の 影響を与える障害は「重要度指数=10*3*2*(2/10) = 12.00 」となり、「重要度=2」となり、重要度システム提案地215に設定される。以上のフローにより、重要度のシステム提案値が決定する。その後、顧客担当者は重要度のシステム提案値215を元に必要に応じて手動で重要度ユーザ設定値217へ設定する。この際、重要度のユーザ設定値217を入力する場合は「変更理由」218を入力する(ステップ703)。
以上の入力された障害問合せ案件の情報は案件情報の保持の為、ユーザ端末100からネットワーク101、WEBサーバ102経由で案件テーブル905に登録される。その際、登録時のツールサーバのシステム日時が案件テーブル905の案件登録日時1017に登録される(ステップ704)。
その後、システム運用業務委託先ベンダの担当者はユーザ端末100より、ネットワーク101、WEBサーバ102を介してツールサーバ103へ接続する。画面の表示はユーザ端末100より、ネットワーク101、WEBサーバ102を介してツールサーバ103へ接続後、対応内容登録画面400は、ツールサーバ103がWEBサーバ102経由でネットワーク101を介してユーザ端末100へ送信される。ツールサーバ103へ接続後、顧客担当者はユーザ端末100から図4の対応内容登録画面400にて案件受付を行う。この顧客用案件新規登録画面400は、ツールサーバ103がWEBサーバ102経由でネットワーク101を介してユーザ端末100へ送信される。顧客用案件新規登録画面400は、顧客名を示す「顧客名」401と、顧客を識別する為の「顧客コード」402と、顧客担当者が問合せの「件名」403と、その案件番号404と、案件の状況を示すステータス405と、問合せの分野を区別するために「対象モジュール」406と、問合せの内容を示す「問合せ内容」407と、ツールが算出した重要度を示すシステム「提案値」408と、ユーザが設定した重要度を示す「ユーザ設定値」409と、ユーザが重要度を設定した理由を示す「変更理由」410と、案件登録日時を示す「案件登録日時」411と、案件受付日時を示す「案件受付日時」412と、対応結果の回答予定日を示す「回答予定日」413と、対応結果の回答日を示す「回答日」414と、対応結果の内容を示す「対応結果」415の各入力または指示エリアを有する。
続いて、システム運用業務委託先ベンダの担当者は、案件の受付処理を行う。システム運用業務委託先ベンダの担当者は、図4の対応内容登録画面400のステータス405を図6に記す問合せの処理状況を示すステータス「受付」と入力する(ステップ705)。受付処理された新規問合せは、問合せ案件の管理コードとしてユニークな受付番号が制御部901により自動採番され、案件番号404に設定され、案件テーブル905、案件対応結果テーブル906の該当レコードに更新される。また、受付時のツールサーバのシステム日時が案件登録日時411に設定され、案件対応結果テーブル906の「案件受付日時」に登録される。
案件の受付後は、システム運用業務委託先ベンダの担当者が顧客と対応方針を協議し、回答予定日を決定する。図4の対応内容登録画面400にて重要度ユーザ設定値409の値の入力を行い、またステータス405を「対応中」に変更する。また、システム運用業務委託先ベンダの担当者は図5に記載されている重要度毎の目標対応日時と納期を元に回答予定日413を入力する。重要度ユーザ設定値409、ステータス405、回答予定日413の値は制御部901により案件対応結果テーブル906に登録される。その後、システム運用業務委託先ベンダの案件担当者は案件対応を実施し、対応結果を図4の対応内容登録画面400にて対応結果を登録する。対応内容登録画面400では、「対応内容」415へ案件対応結果を入力し、ステータス405を「回答のご提示」に変更する。変更時の日時は「回答日」405に設定される。「対応内容」415、ステータス405、回答日405の値は制御部901により案件対応結果テーブル906に登録される(ステップ706)。
ツールサーバは、SLAの評価は月次等、契約で定められたある一定の期間毎(例えば月次等)にSLAに違反している案件を割り出し、SLA評価を行う(ステップ707)。SLAに違反している案件の割り出しは案件対応結果テーブル906内の初期対応目標日時1207と案件受付日時1208、回答予定日1209と回答日1210を元に行う。制御部901は案件対応結果テーブル906を初期対応目標日時1207より案件受付日時1208の値が大きい案件、回答予定日1209より回答日1210の値が大きい案件のレコードを検索し、該当レコードの案件番号1203をSLA違反案件テーブル909の案件番号1300に格納する。また、該当レコードが初期対応目標日時1207より案件受付日時1208の値が大きい場合は、制御部901は違反内容1301に「初期対応遅延」を格納する。回答予定日1209より回答日1210の値が大きい場合は、制御部901は違反内容1301に「納期遅延」を格納する。例えば、回答予定日1209が2010/01/21であり、回答日1210が2010/02/01 の案件は「納期遅延」となる。また、初期対応目標日時 が2010/01/21 10:00:00 、案件受付日時 が2010/01/29 10:00:00 の案件は「初期対応遅延」となる。SLA評価が完了した後、システム運用業務委託先ベンダの取り纏め者はSLA違反による罰則が適用されるか否か判定を行うため、ツールサーバ103は罰則内容出力を実施する(ステップ708)。判定基準の情報はSLA違反罰則テーブル910にて定義される。制御部901はSLA違反案件テーブル909内の違反内容1301を「納期遅延」「初期対応遅延」で検索し、該当数をカウントする。その後、制御部901はSLA違反罰則テーブル910の初期対応遅延件数1401と納期対応遅延件数1402が上記でカウントを行った数値に該当する罰則内容を取得し、図16のSLA罰則提案画面1600にてSLA違反罰則1602に表示する。また、制御部901はSLA違反案件1601にSLA違反案件テーブル909の該当レコード情報を表示する(ステップ708)。システム運用業務委託先ベンダの取り纏め者はSLA罰則提案画面1602の情報を顧客に提示する。
100…ユーザ端末、101…ネットワーク、102…WEBサーバ、103…ツールサーバ、200…顧客用案件新規登録画面、201…顧客名、202…顧客コード、203…件名、204…案件番号、205…対象モジュール、206…問い合わせ内容、207…障害発生システム、208…影響業務種別、209…代替手段有無、210…影響ユーザ、211…部署から算出ボタン、212…ユーザ影響度、213…障害内容、214…希望納期、215…重要度(システム提案値)、216…重要度計算ボタン、217…重要度(ユーザ設定値)、218…変更理由、300…影響ユーザ数算出画面、301…部署選択部、302…決定ボタン、400…対応内容登録画面、401…顧客名、402…顧客コード、403…件名、404…案件番号、405…ステータス、406…対象モジュール、407…問い合わせ内容、408…重要度(システム提案値)、409…重要度(ユーザ設定値)、410…変更理由、411…案件登録日時、412…案件受付日時、413…回答予定日、414…回答日、415…対応内容、701…新規登録案件内容取得、702…重要度(システム提案値)算出、703…重要度(ユーザ設定値)取得、704…案件登録、705…案件受付処理、706…対応結果取得、707…SLA評価、708…罰則内容出力、800…障害発生システム環境による判定、801…影響業務種別による判定、802…代替手段の有無による判定、803…重要度指数算出、804…重要度指数を元に重要度定義、901…制御部、902…入出力インタフェース、903…ネットワークインタフェース、904…データベース部、905…案件テーブル、906…案件対応結果テーブル、907…重要度定義情報テーブル、908…人員数テーブル、909…SLA違反案件テーブル、910…SLA違反罰則テーブル、1000…顧客名、1001…顧客コード、1002…件名、1003…案件番号、1004…対象モジュール、1005…障害発生システム、1006…影響業務種別、1007…代替手段、1008…影響ユーザ、1009…ユーザへの影響度、1010…障害内容、1011…ステータス、1012…重要度(システム提案値)、1013…重要度(ユーザ設定値)、1014…変更理由、1015…希望納期、1016…問い合わせ内容、1017…案件登録日時、1100…重要度、1101…障害発生システム、1102…影響業務種別、1103…代替手段、1104…重要度指数上限、1200…顧客名、1201…顧客コード、1202…件名、1203…案件番号、1204…対象モジュール、1205…重要度(システム提案値)、1206…重要度(ユーザ設定値)、1207…初期対応目標日時、1208…案件受付日時、1209…回答予定日、1210…回答日、1211…対応内容、1300…案件番号、1301…違反内容、1400…罰則番号、1401…初期対応遅延件数、1402…納期対応遅延件数、1403…罰則内容、1500…部署番号、1501…部、1502…課、1503…人員数(人)、1600…SLA罰則提案画面、1601…SLA違反案件一覧、1602…SLA違反罰則。

Claims (2)

  1. 制御部と記憶部を有するサーバにおける障害問合せ案件の重要度決定方法であって、記憶部には、案件テーブル、案件対応結果テーブル、重要度定義情報テーブル、人員数テーブル、SLA違反案件テーブル、SLA違反罰則テーブルが格納されており、顧客にて運用中のERPシステムに関した前記顧客からの障害問合せに対する重要性を表す重要度を障害発生 システム環境、影響業務種別、代替手段の有無の選択肢による判定と影響ユーザ(%)、ユーザ影響度、障害内容、希望納期の値を元にした重要度指数の算出により決定し、前記算出した重要度を前記ユーザ端末へに提示する事を特徴とする障害問合せ案件の重要度決定方法。
  2. 前記提示された重要度を基に設定した回答予定日、初期対応目標日時と対応実績である回答日、案件受付日時を基に納期遅延、初期対応遅延案件を割出す事でSLAの評価を行い、その評価結果に基づく罰則内容を前記ユーザ端末へ提示する事を特徴とする請求項1に記載の障害問合せ案件の重要度決定方法。
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