JP2011257577A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】解体コストが安価でかつ輝度の高いプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】表示電極がストライプ状に配置された前面ガラス板を含む前面基板211と、アドレス電極がストライプ状に配置されアドレス電極の上方に蛍光体層が配置された背面ガラス板を含む背面基板212とを、表示電極とアドレス電極とが交差するように対向配置させ、かつ、アドレス電極の間に形成した隔壁213を介して密着させたプラズマディスプレイパネルを備え、背面基板212には、熱伝導シート201を介してシャーシ部材114を貼り付けるとともに、プラズマディスプレイパネル113とシャーシ部材114との間には、隔壁213の間に対向する位置に電熱線214を配置している。
【選択図】図1
【解決手段】表示電極がストライプ状に配置された前面ガラス板を含む前面基板211と、アドレス電極がストライプ状に配置されアドレス電極の上方に蛍光体層が配置された背面ガラス板を含む背面基板212とを、表示電極とアドレス電極とが交差するように対向配置させ、かつ、アドレス電極の間に形成した隔壁213を介して密着させたプラズマディスプレイパネルを備え、背面基板212には、熱伝導シート201を介してシャーシ部材114を貼り付けるとともに、プラズマディスプレイパネル113とシャーシ部材114との間には、隔壁213の間に対向する位置に電熱線214を配置している。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビジョン画像等の表示に用いるプラズマディスプレイ装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」という)は、高品位テレビジョン画像を大画面で表示するためのプラズマディスプレイ装置として広く実用化されている。プラズマディスプレイ装置の基本構成は、PDPと金属製のシャーシ部材とを熱伝導シートで貼り合わせたものから構成されている。
代表的なPDPは、表示電極を有する前面基板と、アドレス電極を有する背面基板とを、表示電極とアドレス電極とが対向するように間隙を設けて貼り合わせた構成からなっている。
前面基板は、ストライプ状の透明電極およびバス電極よりなる表示電極と、表示電極を覆う誘電体ガラス層と、誘電体層上に形成された酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層とをガラス基板上に形成したものから構成されている。
一方、背面基板は、ストライプ状のアドレス電極と、アドレス電極を覆う誘電体層と、誘電体層上に形成された隔壁と、各隔壁間に形成された赤、緑および青にそれぞれ発光する蛍光体層とをガラス基板上に形成したものから構成されている。
前面基板と背面基板とは表示電極とアドレス電極とが対向するようにして密封されている。そして、隔壁によって形成された放電空間には、例えばネオンガス(Ne)とキセノンガス(Xe)との混合ガスからなる放電ガスが封入されている。
以上に説明したPDPは、表示電極に映像信号電圧を選択的に印加することによってガス放電させ、ガス放電によって発生した紫外線で蛍光体を励起して赤、緑、青に発光させてカラー画像を表示している。
ところで、PDPは、放電、発光によって熱を発生する。そこで、発生した熱を効率よく放熱させるために、代表的なプラズマディスプレイ装置は、PDPとシャーシ部材との間に熱伝導性シートを貼り付けている。このようなプラズマディスプレイ装置は、製造工程で生じる不良品の交換や使用済み後の再資源化のために、PDPとシャーシ部材とを分離する必要があった。
PDPとシャーシ部材とを分離する際は、プラズマディスプレイ装置を加熱炉で加熱して、PDPとシャーシ部材とを接着している熱伝導性シートを熱で軟化させて接着力を低下させる。その後、PDPとシャーシ部材との間に棒状あるいは板状の部材を挿入して分離する、プラズマディスプレイ装置の解体方法が提案されている(特許文献1)。
また、一般的に、PDPの明るさ(輝度)は従来のブラウン管(CRT)に比べて暗い。そこで、PDPの輝度を高くするために、従来から蛍光体の発光輝度および発光効率を上げる提案がなされている(特許文献2)。
しかしながら、従来のプラズマディスプレイ装置の解体方法では、設備コストの高価な大型の加熱炉を必要とするため解体コストが高くなるという問題があった。また、蛍光体の発光性能を上げても、輝度を高くできないという問題があった。
そこで本発明は、解体コストが安価でしかも輝度の高いプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、表示電極がストライプ状に配置された前面ガラス板を含む前面基板と、アドレス電極がストライプ状に配置され前記アドレス電極の上方に蛍光体層が配置された背面ガラス板を含む背面基板とを、前記表示電極と前記アドレス電極とが交差するように対向配置させ、かつ、前記アドレス電極の間に形成した隔壁を介して密着させたプラズマディスプレイパネルを備え、前記背面基板には、熱伝導シートを介してシャーシ部材を貼り付けるとともに、前記プラズマディスプレイパネルと前記シャーシ部材との間には、前記隔壁の間に対向する位置に電熱線を配置した構成である。
上記構成によって、プラズマディスプレイ装置の解体時、電熱線を通電させれば、PDPとシャーシ部材とを接着している熱伝導シートが加熱されて軟化する。これにともなって、接着力が低下するので、PDPとシャーシ部材を容易に分離できる。すなわち、コストの低減を図れる。
また、蛍光体の発光した光は背面基板を透過するが、電熱線によって前面基板側へ反射されるので、PDPの輝度が高くなる。
したがって、解体コストが安価でしかも輝度の高いプラズマディスプレイ装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイパネルについて図面を参照しながら説明する。
図1において、一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置は、前面基板211と背面基板212とを貼り合わせてなるPDP113と、背面基板212の裏面側に熱伝導シート201を介して貼り付けられたシャーシ部材114とから構成されている。
前面基板211は、表示電極がストライプ状に配置された前面ガラス板を含んでいる。背面基板212は、アドレス電極がストライプ状に配置され、このアドレス電極の上方に蛍光体層が配置された背面ガラス板を含んでいる。
PDP113は、この前面基板211と背面基板212とを、表示電極とアドレス電極とが交差するように対向配置させ、かつ、アドレス電極の間に形成した隔壁213を介して密着させて形成している。
さらに、この背面基板212の裏面側には、熱伝導シート201を介してシャーシ部材114を貼り付けている。そして、この背面基板212とシャーシ部材114との間には、電熱線214を配置している。この電熱線214は、その表面のみが背面基板212に接するようにし、電熱線214の側面や裏面は熱伝導シート201に接するように配置している。特に、電熱線214は、隔壁213の間に対向する位置に配置している。
ここで、背面基板212は、PDP113によって発光した光の一部が背面基板212を透過して電熱線214に照射されるように光透過性の部材で構成されている。
したがって、背面基板212を透過した光は電熱線214によって反射され、その反射光が前面基板211側へ放射される。よって、電熱線214は、反射率が高くかつ抵抗が高い材料を用いると、PDPの輝度が高くなる点で好ましい。このような電熱線214としては、ニッケル(Ni)およびクロム(Cr)を主成分とした合金が挙げられるが、これに限らず光反射率が高くかつ抵抗が高い材料であればいずれでも適用できる。
次に、本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の解体方法について詳しく説明する。尚、ここでは、プラズマディスプレイ装置を組み込んだテレビセットを解体する場合を例に挙げて説明する。
テレビセットは、図2に示すように、前処理工程、シャーシ分離工程、ガラス粉砕工程を経て解体される。
前処理工程は、テレビセットをプラズマディスプレイ装置と、駆動回路・合成樹脂・金属・ガラスなどから構成される筐体部とを分離する工程である。ここで、分離された筐体部は、それぞれ洗浄などの簡単な処理のあと、それぞれの再生工程に送られる。
シャーシ分離工程は、プラズマディスプレイ装置をPDP113とシャーシ部材114とに分離する工程である。まず、プラズマディスプレイ装置を固定部材などに固定し、つぎに電熱線214を通電して熱伝導シート201を例えば140℃以上に加熱し、熱伝導シート201を軟化させて接着力を低下させる。次に、PDP113とシャーシ部材114の間に物理的な引き剥がし力を加えることによって、PDP113とシャーシ部材114とを分離する。
分離されたシャーシ部材114は、そのまま再利用するか、もしくは溶融して新たなシャーシなどの原料として再生される。
次に、分離されたPDP113はガラス粉砕工程に送られ、ガラス粉砕機にかけてカレットガラスにされる。カレットガラスは、そのままの状態でガラス窯に投入するなどしてガラスなどの原料として再生することが出来る。
上記構成によって、電熱線214を通電して発熱させるだけで熱伝導シート201が加熱されて軟化し、その粘着力が低下するため背面基板212からシャーシ部材114を容易に引き剥がすことができる。また、PDP113とシャーシ部材114との分離工程において大型の加熱炉を必要としないため、解体コストの低減も図れる。
また、PDP113によって発光した光の一部が背面基板212を透過して電熱線214によって前面基板211側へ反射される。すなわち、PDP113によって発光した光は、前面基板211側へ直接放射される放射光と、電熱線214からの反射光とが重畳されるためPDPの輝度が高くなる。
したがって、PDP113とシャーシ部材114とを分離する解体コストが安価になると同時に、輝度の高いプラズマディスプレイ装置を実現することが可能になる。
本発明に係るプラズマディスプレイ装置は、解体コストが安くしかも輝度が高いため、テレビセットやパソコンシステムなどに用いる画像表示装置に有用である。
113 PDP
114 シャーシ部材
201 熱伝導シート
211 前面基板
212 背面基板
213 隔壁
214 電熱線
114 シャーシ部材
201 熱伝導シート
211 前面基板
212 背面基板
213 隔壁
214 電熱線
Claims (2)
- 表示電極がストライプ状に配置された前面ガラス板を含む前面基板と、アドレス電極がストライプ状に配置され前記アドレス電極の上方に蛍光体層が配置された背面ガラス板を含む背面基板とを、前記表示電極と前記アドレス電極とが交差するように対向配置させ、かつ、前記アドレス電極の間に形成した隔壁を介して密着させたプラズマディスプレイパネルを備え、前記背面基板には、熱伝導シートを介してシャーシ部材を貼り付けるとともに、前記プラズマディスプレイパネルと前記シャーシ部材との間には、前記隔壁の間に対向する位置に電熱線を配置したプラズマディスプレイ装置。
- 前記電熱線がニッケルおよびクロムを含む合金で形成されている請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010131701A JP2011257577A (ja) | 2010-06-09 | 2010-06-09 | プラズマディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010131701A JP2011257577A (ja) | 2010-06-09 | 2010-06-09 | プラズマディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011257577A true JP2011257577A (ja) | 2011-12-22 |
Family
ID=45473811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010131701A Pending JP2011257577A (ja) | 2010-06-09 | 2010-06-09 | プラズマディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011257577A (ja) |
-
2010
- 2010-06-09 JP JP2010131701A patent/JP2011257577A/ja active Pending
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