JP2011253743A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】プラズマディスプレイパネルにおいて、RGBの各色の放電セルにおける誤放電の発生を抑制することを目的とする。
【解決手段】基板に第1電極および第2電極を間に放電ギャップを設けて配置した前面板を有し、赤色、緑色、青色に発光する複数の放電セルを形成したプラズマディスプレイパネルであって、第1電極および第2電極は、放電ギャップを介して対向する第1部分51、61と、この第1部分51、61から間隔をあけて平行に配置された第2部分52、62と、前記第1部分51、61と第2部分52、62とを接続しかつ前記放電セルごとに設けた第3部分53、63とを備え、かつ前記赤色、緑色、青色に発光する複数の放電セルのうち少なくとも特定の色に発光する放電セルにおいて、前記第1部分51、61の幅および第2部分52、62の幅および放電ギャップの幅のうち少なくとも1つの幅を異なるように構成した。
【選択図】図4
【解決手段】基板に第1電極および第2電極を間に放電ギャップを設けて配置した前面板を有し、赤色、緑色、青色に発光する複数の放電セルを形成したプラズマディスプレイパネルであって、第1電極および第2電極は、放電ギャップを介して対向する第1部分51、61と、この第1部分51、61から間隔をあけて平行に配置された第2部分52、62と、前記第1部分51、61と第2部分52、62とを接続しかつ前記放電セルごとに設けた第3部分53、63とを備え、かつ前記赤色、緑色、青色に発光する複数の放電セルのうち少なくとも特定の色に発光する放電セルにおいて、前記第1部分51、61の幅および第2部分52、62の幅および放電ギャップの幅のうち少なくとも1つの幅を異なるように構成した。
【選択図】図4
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネルの前面板に用いられる電極形状に関するものである。
プラズマディスプレイパネルは、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、プラズマディスプレイパネルの主流は、3電極構造の面放電型のものである。
この面放電型のプラズマディスプレイパネル構造は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間を複数に仕切るための隔壁を基板に配置し、かつ前記隔壁により仕切られた放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置するとともに放電により発光する赤色、緑色、青色に発光する蛍光体を設けて複数の放電セルを構成したもので、放電により発生する波長の短い真空紫外光によって蛍光体を励起し、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の放電セルからそれぞれ赤色、緑色、青色の可視光を発することによりカラー表示を行っている。
このようなプラズマディスプレイパネルは、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり、視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの理由から、フラットパネルディスプレイの中で最近特に注目を集めており、多くの人が集まる場所での表示装置や家庭で大画面の映像を楽しむための表示装置として各種の用途に使用されている。
ところで、できるだけ消費電力を抑えた電気製品が望まれる今日では、プラズマディスプレイパネルにおいても駆動時の消費電力を低くする期待が寄せられている。特に昨今の大画面化および高精細化の動向によって、開発されるプラズマディスプレイパネルの消費電力が増加傾向にあるため、省電力化を実現させる技術への要望が高くなっている。また、プラズマディスプレイパネルにおいては安定した画像表示性能を得ることも基本的に望まれる。
このようなことから、プラズマディスプレイパネルの安定した駆動と発光輝度を維持しながら消費電力を低減させること、すなわち発光効率の向上が望まれる。また発光効率を向上させるために、例えば蛍光体が紫外線を可視光に変換する際の変換効率を向上させる研究もなされているが、さらなる発光効率の向上が望まれている。
一方、プラズマディスプレイパネルにおいては、画像表示の際の輝度を増加させるために、表示電極を幅広の帯状透明電極とこれに金属電極のバスラインを重ねた構成として電極面積を拡大させているが、これにより増大する放電電流を抑えるため、または透明電極をなくして工程数を削減するために、電極を複数の部分に分割し、開口部を設けた電極構造を用いるなどの工夫がなされている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このような電極構造とした場合、RGBの各色の放電セルで放電開始電圧が異なり、維持電圧、書込み電圧のマージンが減少し、誤放電が生じやすいという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、RGBの各色の放電セルにおける誤放電の発生を抑制することを目的としている。
このような課題を解決するために本発明は、基板に導電性の第1電極および第2電極を間に放電ギャップを設けて配置して表示電極を構成するとともにその表示電極を行方向に複数本配列して設けた前面板と、この前面板に間に放電空間を設けて対向配置されかつ前記表示電極と交差する列方向に複数本のデータ電極を形成して交差部分に放電セルを設けた背面板と、この背面板に設けられかつ前記放電空間を前記放電セルごとに区画する隔壁と、この隔壁間に設けられ赤色、緑色、青色に発光する蛍光体層とを有し、赤色、緑色、青色に発光する複数の放電セルを形成したプラズマディスプレイパネルであって、前記第1電極および第2電極は、放電ギャップを介して対向する第1部分と、この第1部分から間隔をあけて平行に配置された第2部分と、前記第1部分と第2部分とを接続しかつ前記放電セルごとに設けた第3部分とを備え、かつ前記赤色、緑色、青色に発光する複数の放電セルのうち少なくとも特定の色に発光する放電セルにおいて、前記第1部分の幅および第2部分の幅および放電ギャップの幅のうち少なくとも1つの幅を異なるように構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、RGBの各色の放電セルにおいて、維持電圧、書込み電圧のマージンを広くすることができ、誤放電の発生を抑制することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイパネルについて、図1〜図7を用いて説明するが、本発明の実施の形態はこれに限定されるものではない。
まず、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイパネルの全体構成について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイパネルにおいて、前面板と背面板とを分離した状態で示す分解斜視図、図2は前面板と背面板とを貼り合わせてパネルとしたときの放電セル構造を示す断面図である。この図1、図2に示すように、パネルは、ガラス製の前面板1と背面板2とを、その間に放電空間3を形成するように対向配置することにより構成されている。
前面板1は、ガラス製の基板4上に導電性の第1電極である走査電極5および第2電極である維持電極6を、間に放電ギャップを設けて互いに平行に配置して表示電極7を構成するとともに、その表示電極7を行方向に複数本配列して設け、そして前記走査電極5および維持電極6を覆うようにガラス材料からなる誘電体層8が形成され、その誘電体層8上にはMGOからなる保護膜9が形成されている。
前記走査電極5および維持電極6は、それぞれITOなどの透明電極を用いず、AGからなる膜厚が約5μM程度の導電性電極のみから構成され、しかも走査電極5および維持電極6は、図2に示すように、少なくとも2層構造(図示のものは2層)とし、そして基板4側の下層5a、6aは黒色系の金属酸化物を含有する材料により構成するとともに、上層5b、6bは下層5a、6aより比抵抗が小さくなるようにAGの含有量を増やした白色系の材料により構成することにより、基板4側の下層5a、6aが上層5b、6bより明度が低くなるように構成している。すなわち、走査電極5および維持電極6からなる表示電極7は、基板4側の表示面から見たとき前記走査電極5および維持電極6からなる表示電極7の明度が低くなるように構成することにより、前記表示電極7間に遮光部材が存在しない構成としている。
また、背面板2は、ガラス製の基板10上に、ガラス材料からなる絶縁体層11で覆われかつ列方向にストライプ状に配列したAGからなる複数本のデータ電極12が設けられ、そして絶縁体層11上には、前面板1と背面板2との間の放電空間3を放電セルごとに区画するためのガラス材料からなる井桁状の隔壁13が設けられている。また、絶縁体層11の表面および隔壁13の側面には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の蛍光体層14R、14G、14Bが設けられている。そして、走査電極5および維持電極6とデータ電極12とが交差するように前面板1と背面板2とが対向配置され、前記走査電極5および維持電極6とデータ電極12が交差する交差部分には、図3に示すように、放電セル15が設けられている。また、放電空間3には、放電ガスとして、例えばネオンとキセノンの混合ガスが封入されている。なお、パネルの構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
ここで、図2に示すように、放電セル15を形成する井桁形状の隔壁13は、データ電極12に平行に形成された縦隔壁13aと、この縦隔壁13aに直交しかつ縦隔壁13aより高さが低くなるように形成した横隔壁13bとから構成されている。また、この隔壁13内に塗布して形成される蛍光体層14R、14G、14Bは、縦隔壁13aに沿ってストライプ状に青色蛍光体層14B、赤色蛍光体層14R、緑色蛍光体層14Gの順に配列して形成されている。
図3はこの図1、図2に示すパネルの電極配列図である。行方向に長いn本の走査電極Y1、Y2、Y3・・・Yn(図1の5)およびn本の維持電極X1、X2、X3・・・Xn(図1の6)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極A1・・・Am(図1の12)が配列されている。そして、1対の走査電極Y1および維持電極X1と1つのデータ電極A1とが交差した部分に放電セル15が形成され、放電セル15は放電空間内にm×n個形成されている。また、前記走査電極Y1および維持電極X1は、図3に示すように、走査電極Y1−維持電極X1−維持電極X2−走査電極Y2・・・・の配列で繰り返すパターンで、前面板1に形成されている。そしてこれらの電極のそれぞれは、前面板1、背面板2の画像表示領域外の周辺端部に設けられた接続端子それぞれに接続されている。
次に、本発明のプラズマディスプレイパネルの表示電極7の構成について、さらに詳細に説明する。
上述したように、本発明のプラズマディスプレイパネルにおいては、前面板1の表示電極7を構成する走査電極5および維持電極6は、それぞれITOなどの透明電極を用いず、AGなどの導電性材料からなる導電性電極のみにより構成している。図4に、表示電極7を構成する走査電極5および維持電極6と、データ電極12と、隔壁13との配置図を示している。また、図5に、1セル分の走査電極5および維持電極6の例を示している。
図4に示すように、表示電極7を構成する走査電極5および維持電極6は、それぞれ梯子型形状をしており、放電ギャップMGを介して対向する第1部分51、61と、この第1部分51、61から間隔をあけて平行に配置された第2部分52、62と、前記第1部分51、61と第2部分52、62とを接続しかつ前記放電セル15ごとに設けた第3部分53、63とを備えている。しかも、走査電極5および維持電極6において、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のセルに対応する箇所の走査電極5および維持電極6を51R、51G、51B、52R、52G、52B、61R、61G、61B、62R、62G、62Bとしたとき、51R、51G、51B、52R、52G、52B、61R、61G、61B、62R、62G、62Bの幅であるL51R、L51G、L51B、L52R、L52G、L52B、L61R、L61G、L61B、L62R、L62G、L62BがL51R=L61R<L52R=L62R=L51G=L61G=L52G=L62G=L52B=L62B<L51B=L61Bとなり、また、各色のセルの放電ギャップMGをそれぞれMGR、MGG、MGBとしたとき、MGR>MGG>MGBとなるように構成している。
上記の電極構成により、色ごとの放電開始電圧が揃い、白表示での維持電圧、書込み電圧のマージン、および誤放電を改善することが可能となった。
次に、上述したパネルを用いたプラズマディスプレイ装置の全体構成および駆動方法について説明する。
図6はプラズマディスプレイ装置の全体構成を示すブロック図である。このプラズマディスプレイ装置は、図1〜図3に示す構成のパネル21、画像信号処理回路22、データ電極駆動回路23、走査電極駆動回路24、維持電極駆動回路25、タイミング発生回路26および電源回路(図示せず)を備えている。また、データ電極駆動回路23は、パネル21のデータ電極12の一端に接続され、かつ前記データ電極12に電圧を供給するための半導体素子からなる複数のデータドライバを有している。前記データ電極12は、数本ずつのデータ電極12で1ブロックとして複数のブロックに分割し、そのブロック単位で複数のデータドライバをパネル21の下端部の電極引出部に接続して配置している。
図6において、画像信号処理回路22は、画像信号sigをサブフィールドごとの画像データに変換する。データ電極駆動回路23はサブフィールドごとの画像データを各データ電極A1〜Amに対応する信号に変換し、各データ電極A1〜Amを駆動する。タイミング発生回路26は水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vをもとにして各種のタイミング信号を発生し、各駆動回路ブロックに供給している。走査電極駆動回路24はタイミング信号にもとづいて走査電極Y1〜Ynに駆動電圧波形を供給し、維持電極駆動回路25はタイミング信号にもとづいて維持電極X1〜Xnに駆動電圧波形を供給する。なお、維持電極側は、パネル21内、またはパネル21外において共通に接続された後、その共通接続配線が維持電極駆動回路25に接続されている。
次に、パネルを駆動するための駆動電圧波形とその動作について図7を用いて説明する。図7はパネルの各電極に印加する駆動電圧波形を示す図である。
本実施の形態によるプラズマディスプレイパネルにおいては、1フィールドを複数のサブフィールドに分割し、それぞれのサブフィールドは初期化期間、書込み期間、維持期間を有している。
第1サブフィールドの初期化期間では、データ電極A1〜Amおよび維持電極X1〜Xnを0(V)に保持し、走査電極Y1〜Ynに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi1(V)から放電開始電圧を超える電圧Vi2(V)に向かって緩やかに上昇するランプ電圧を印加する。すると、すべての放電セルにおいて1回目の微弱な初期化放電を起こし、走査電極Y1〜Yn上に負の壁電圧が蓄えられるとともに維持電極X1〜Xn上およびデータ電極A1〜Am上に正の壁電圧が蓄えられる。ここで、電極上の壁電圧とは電極を覆う誘電体層や蛍光体層上等に蓄積した壁電荷により生じる電圧を指す。
その後、維持電極X1〜Xnを正の電圧Vh(V)に保ち、走査電極Y1〜Ynに電圧Vi3(V)から電圧Vi4(V)に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加する。すると、すべての放電セルにおいて2回目の微弱な初期化放電を起こし、走査電極Y1〜Yn上と維持電極X1〜Xn上との間の壁電圧が弱められ、データ電極A1〜Am上の壁電圧も書込み動作に適した値に調整される。
続く書込み期間では、走査電極Y1〜Ynを一旦Vr(V)に保持する。次に、1行目の走査電極Y1に負の走査パルス電圧Va(V)を印加するとともに、データ電極A1〜Amのうち1行目に表示すべき放電セルのデータ電極Ak(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vd(V)を印加する。このときデータ電極Akと走査電極Y1との交差部の電圧は、外部印加電圧(Vd−Va)(V)にデータ電極Ak上の壁電圧と走査電極Y1上の壁電圧とが加算されたものとなり、放電開始電圧を超える。そして、データ電極Akと走査電極Y1との間および維持電極X1と走査電極Y1との間に書込み放電が起こり、この放電セルの走査電極Y1上に正の壁電圧が蓄積され、維持電極X1上に負の壁電圧が蓄積され、データ電極Ak上にも負の壁電圧が蓄積される。
このようにして、1行目に表示すべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、書込みパルス電圧Vd(V)を印加しなかったデータ電極A1〜Amと走査電極Y1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、書込み放電は発生しない。以上の書込み動作をn行目の放電セルに至るまで順次行い、書込み期間が終了する。
続く維持期間では、走査電極Y1〜Ynには第1の電圧として正の維持パルス電圧Vs(V)を、維持電極X1〜Xnには第2の電圧として接地電位、すなわち0(V)をそれぞれ印加する。このとき書込み放電を起こした放電セルにおいては、走査電極Yi(i=1〜m)上と維持電極Xi上との間の電圧は維持パルス電圧Vs(V)に走査電極Yi上の壁電圧と維持電極Xi上の壁電圧とが加算されたものとなり、放電開始電圧を超える。そして、走査電極Yiと維持電極Xiとの間に維持放電が起こり、このとき発生した紫外線により蛍光体層が発光する。そして走査電極Yi上に負の壁電圧が蓄積され、維持電極Xi上に正の壁電圧が蓄積される。このときデータ電極Ak上にも正の壁電圧が蓄積される。
書込み期間において書込み放電が起きなかった放電セルでは、維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧が保持される。続いて、走査電極Y1〜Ynには第2の電圧である0(V)を、維持電極X1〜Xnには第1の電圧である維持パルス電圧Vs(V)をそれぞれ印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは、維持電極Xi上と走査電極Yi上との間の電圧が放電開始電圧を超えるので、再び維持電極Xiと走査電極Yiとの間に維持放電が起こり、維持電極Xi上に負の壁電圧が蓄積され走査電極Yi上に正の壁電圧が蓄積される。
以降同様に、走査電極Y1〜Ynと維持電極X1〜Xnとに交互に輝度重みに応じた数の維持パルスを印加することにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。こうして維持期間における維持動作が終了する。続くサブフィールドにおける初期化期間、書込み期間、維持期間の動作も第1サブフィールドにおける動作とほぼ同様のため、説明を省略する。
以上説明したように本発明のプラズマディスプレイパネルによれば、セルの色ごとに走査電極5、維持電極6の幅および放電ギャップを変えることで、各色の放電開始電圧を揃えることができ、白表示での維持電圧、書込み電圧のマージン確保および誤放電の抑制が可能となった。
ここで、上記実施の形態では、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のセルに対応する箇所の走査電極5および維持電極6を51R、51G、51B、52R、52G、52B、61R、61G、61B、62R、62G、62Bとしたとき、51R、51G、51B、52R、52G、52B、61R、61G、61B、62R、62G、62Bの幅であるL51R、L51G、L51B、L52R、L52G、L52B、L61R、L61G、L61B、L62R、L62G、L62BがL51R=L61R<L52R=L62R=L51G=L61G=L52G=L62G=L52B=L62B<L51B=L61Bとなり、且つ各色のセルの放電ギャップMGをそれぞれMGR、MGG、MGBとしたとき、MGR>MGG>MGBとなるように構成するとしたが、L51R=L51G=L51B=L52R=L52G=L52B=L61R=L61G=L61B=L62R=L62G=L62B、且つMGR>MGG>MGBとなるように構成してもよい。
さらに、L51R=L61R<L52R=L62R=L51G=L61G=L52G=L62G=L52B=L62B<L51B=L61B、MGR=MGG=MGBとなるように構成してもよい。
以上のように本発明は、高品質なプラズマディスプレイパネルを提供する上で有用な発明である。
1 前面板
2 背面板
3 放電空間
4、10 基板
5 走査電極
5a、6a 下層
5b、6b 上層
6 維持電極
7 表示電極
8 誘電体層
9 保護膜
11 絶縁体層
12 データ電極
13 隔壁
13a 縦方向の隔壁
13b 横方向の隔壁
14R、14G、14B 蛍光体層
15 放電セル
51、61 第1部分
51R、51G、51B、61R、61G、61B 色ごとの第1部分
52、62 第2部分
51R、51G、51B、61R、61G、61B 色ごとの第2部分
53、63 第3部分
2 背面板
3 放電空間
4、10 基板
5 走査電極
5a、6a 下層
5b、6b 上層
6 維持電極
7 表示電極
8 誘電体層
9 保護膜
11 絶縁体層
12 データ電極
13 隔壁
13a 縦方向の隔壁
13b 横方向の隔壁
14R、14G、14B 蛍光体層
15 放電セル
51、61 第1部分
51R、51G、51B、61R、61G、61B 色ごとの第1部分
52、62 第2部分
51R、51G、51B、61R、61G、61B 色ごとの第2部分
53、63 第3部分
Claims (4)
- 基板に導電性の第1電極および第2電極を間に放電ギャップを設けて配置して表示電極を構成するとともにその表示電極を行方向に複数本配列して設けた前面板と、この前面板に間に放電空間を設けて対向配置されかつ前記表示電極と交差する列方向に複数本のデータ電極を形成して交差部分に放電セルを設けた背面板と、この背面板に設けられかつ前記放電空間を前記放電セルごとに区画する隔壁と、この隔壁間に設けられ赤色、緑色、青色に発光する蛍光体層とを有し、赤色、緑色、青色に発光する複数の放電セルを形成したプラズマディスプレイパネルであって、前記第1電極および第2電極は、放電ギャップを介して対向する第1部分と、この第1部分から間隔をあけて平行に配置された第2部分と、前記第1部分と第2部分とを接続しかつ前記放電セルごとに設けた第3部分とを備え、かつ前記赤色、緑色、青色に発光する複数の放電セルのうち少なくとも特定の色に発光する放電セルにおいて、前記第1部分の幅および第2部分の幅および放電ギャップの幅のうち少なくとも1つの幅を異なるように構成したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
- 前記表示電極は、基板側の表示面から見たとき前記第1電極および第2電極の明度が低くなるように構成し、かつ前記表示電極間に遮光部材が存在しない構成としたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 前記第1電極および第2電極は、少なくとも2層構造とするとともに、基板側の下層が上層より明度が低くなるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 前記第1電極および第2電極は、第1電極−第2電極−第2電極−第1電極の配列で繰り返すパターンで前面板に形成したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
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---|---|---|---|
JP2010127474A JP2011253743A (ja) | 2010-06-03 | 2010-06-03 | プラズマディスプレイパネル |
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---|---|---|---|
JP2010127474A Pending JP2011253743A (ja) | 2010-06-03 | 2010-06-03 | プラズマディスプレイパネル |
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2010
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