JP2011253497A - 文書管理システム、情報処理装置、文書ファイルの登録方法およびファイル登録プログラム - Google Patents

文書管理システム、情報処理装置、文書ファイルの登録方法およびファイル登録プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ドラッグアンドドロップにより文書登録を実現でき、パフォーマンスを向上させることができるシステムや方法を提供する。
【解決手段】 文書管理システムは、登録先となる1以上のファイル記憶部131と、登録先情報と登録先の一覧および登録すべき文書ファイルが重畳されるファイル転送領域をブラウザ上に表示させ、ユーザから登録先の指定を受け付け、ファイル転送領域上へ文書ファイルが重畳されたことに応答して文書ファイルを転送させ、文書ファイルの属性情報を取得し、指定された登録先を属性情報とともに送信させるプログラムとを提供する情報提供部132と、提供先からの文書ファイルを一時的に保管するファイル保管部133と、指定された登録先と属性情報を受信して、属性情報に基づきファイル保管部133から対応する文書ファイルを取り出し、指定された登録先のファイル記憶部131に格納し登録するファイル登録部134とを含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、簡単な文書登録を実現するための文書管理システムおよび情報処理装置、その文書管理システムにより行われる文書ファイルの登録方法、その方法を実行するためのコンピュータ可読なファイル登録プログラムに関する。
企業等では、社内において情報を共有し、または顧客に対して情報を提供するために各種文書が作成され、それらの文書が文書ファイルとして文書管理システムに登録され、この文書管理システムにおいて一元管理されている。このため、紙資源の使用を抑制でき、データ管理がしやすくなっている。
共有すべき文書ファイルの登録は、文書管理システムを利用するユーザがPCからネットワークを介してこの文書管理を行うサーバへアクセスし、登録画面を取得して開き、その登録画面において登録すべき文書ファイルを選択し、登録先を指定し、その指定した登録先のフォルダ内にその文書ファイルを記憶することにより行われる。
文書ファイルは、PCにおいて作成された後、そのPCのHDD等のローカル記憶領域に記憶されるが、次に利用しやすいようにフォルダに区分、整理して記憶される。このフォルダは、細かく分類、整理するために階層構造とされている場合が多い。このため、登録すべき文書ファイルを選択する際、その文書ファイルが格納されているフォルダを順に探していかなくてはならない。このように探し、文書ファイルを選択すると、その文書ファイルが格納されているフォルダのフォルダ名、そのフォルダが格納されているドライブのドライブ名等が登録画面に入力される。
登録先も同様で、フォルダに区分、整理してファイルが管理されていることから、登録先のサーバのドライブ、フォルダを探し、それらを指定しなければならない。登録画面を取得する際、サーバのドライブやフォルダといった登録先の情報も取得しているので、登録画面において指定することができ、その指定した情報が登録画面に入力される。このようにして入力された後、「OK」ボタンを押下する等してこれらの情報をサーバへ送信し、サーバがその文書ファイルを取り出し、取得して登録先へ登録する。このように文書ファイルの登録には、ファイルの選択、登録先の指定、情報の送信のためのボタンの押下といった複数の操作が必要とされる。
ネットワークとして採用されるインターネットやイントラネットでは、標準的にWWW(World Wide Web)がドキュメントシステムとして用いられている。このWWWを使用してネットワーク上で公開される文書がWebページであり、このWebページを閲覧するためにWebブラウザと呼ばれるアプリケーションソフトウェアが使用される。このWebブラウザは、Webページを管理するWebサーバと通信し、WebサーバからWebページを取得し、画面に表示することで、ユーザに対しそのWebページの閲覧を可能にしている。
Webページの多くは、HTML(HyperText Markup Language)、スタイルシート、画像データ等で構成されているが、HTMLはブラウザによって解釈が異なる場合があることから、PDF(Portable Document Format)に変換することで、種々のブラウザで閲覧することが可能である。このため、企業等が作成するページには、PDFが用いられることがある。したがって、共有すべき文書を、上記のHTMLやPDFを用いて作成することで、Webブラウザを使用して閲覧することができ、さらには、文書の検索、印刷等の操作も可能となる。
しかしながら、HTMLのみで作成したWebブラウザでは、このWebブラウザが実装されているPCの記憶装置に格納されているローカルファイルのやり取りを行うことができないことから、このPC上のローカルファイルをドラッグアンドドロップによりネットワークを介して文書管理を行うサーバへ文書登録することはできない。なお、ドラッグアンドドロップにより文書登録を行うことができれば、1操作で文書登録を行うことができ、業務のスムーズな遂行に貢献することができる。
そこで、このドラッグアンドドロップによりWebブラウザにおいて文書登録を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、クライアント上に電子メールを設け、作成したファイルをその電子メールでサーバへ送り、サーバ上に受信したファイルをドキュメントと属性に展開し、その展開されたファイルをサーバに登録している。その際、電子メールを起動させ、ファイルをドラッグアンドドロップにより添付し、ファイルを添付した電子メールをサーバへ送信するのであるが、この処理は、クライアントアプレットを使用して、より具体的にはHTMLとActiveXとを組み合わせることにより実現している。
HTMLは、Webページを作成するために使用されるマークアップ言語で、ActiveXは、WebブラウザであるIE(Internet Explorer)上で動的なコンテンツを再生するための技術であり、OSがwindows(登録商標)上でしか動作しない。
このため、WebブラウザもIEに限定され、HTMLは、リクエスト毎にHTMLページを生成することから、ページのリロードに時間を要し、パフォーマンスが低下するという問題があった。
また、電子メールを起動させ、その電子メールにファイルを添付して送信するため、起動処理が必要で、起動時間がかかり、これもまた、パフォーマンスが低下する要因となりうる。
そこで、OSやブラウザの種類にかかわらずドラッグアンドドロップにより文書登録を実現することができ、パフォーマンスを向上させることができるシステム、装置や方法の提供が望まれていた。
本発明は、上記課題に鑑み、登録先となる文書ファイルを格納するための1以上のファイル記憶部と、登録先に関する情報と当該登録先の一覧および登録すべき文書ファイルが重畳されるファイル転送領域をブラウザ上に表示させ、ユーザから登録先の指定を受け付け、ファイル転送領域上へ文書ファイルが重畳されたことに応答して当該文書ファイルを転送させ、当該文書ファイルに付加された属性情報を取得し、指定された登録先を当該属性情報とともに送信させるクライアント実行プログラムとを提供する情報提供部と、当該登録先に関する情報と当該クライアント実行プログラムとを提供した提供先から転送された文書ファイルを一時的に保管するファイル保管部と、ユーザにより指定された登録先および属性情報を受信して、当該属性情報に基づきファイル保管部から対応する文書ファイルを取り出し、指定された登録先のファイル記憶部に、取り出した文書ファイルを格納し登録するファイル登録部とを含む文書管理システムを提供することができる。
このように、登録先に関する情報とクライアント実行プログラムとを、提供先のユーザが利用するクライアント装置へ提供することで、クライアント装置においてそのプログラムを実行させて、ブラウザ上に登録先の一覧とドラッグアンドドロップできる領域とを表示させ、実際にブラウザ上で登録先を指定し、文書ファイルをドラッグアンドドロップするのみで、簡単に、その登録先に文書ファイルを登録することができる。
このため、クライアント装置は、データや情報を閲覧するためのブラウザ上のプログラムを実装し、ブラウザ上で上記のプログラムを実行し、一連の処理を行うことから、電子メールの起動を不要とし、迅速に登録先へ文書ファイルを送り、登録することができ、操作ステップも少ないことから、パフォーマンスが低下することを防止することができる。
文書管理システムは、ユーザ識別情報の入力を受け付け、ユーザ認証を行うユーザ認証部をさらに含む。情報提供部は、ユーザ認証部によるユーザ認証が成功したことに応答して、上記の登録先に関する情報とクライアント実行プログラムとを提供する。これにより、アクセス権のないユーザに対し、システムの利用を制限することができる。
また、ユーザ認証部は、受け付けたユーザ識別情報を情報提供部へ送信し、情報提供部は、ユーザに応じて提供する登録先に関する情報およびクライアント実行プログラムを変更することができる。これにより、ユーザ認証は成功したが、このユーザには一部の登録先への登録をできないようにする等のユーザに応じた処理を実現することができる。
このシステムは、文書ファイルの登録前または後に、電子メールで送信して回覧や配布したり、FAX送信する等の1以上の処理をワークフローとして実行するワークフロー管理部を備えることができる。この処理は、ユーザ毎に変えることができ、ワークフロー管理部は、ユーザ認証部からユーザ識別情報を受け付け、ユーザ識別情報と実行すべき1以上の処理とを対応付けた対応テーブルに基づき、上記の文書ファイルの登録処理と上記の1以上の処理とを含むワークフローを実行することができる。
文書管理システムは、上記の1以上のファイル記憶部と、情報提供部と、ファイル保管部と、ファイル登録部とを含む情報処理装置と、当該情報処理装置とネットワークを介して接続され、登録すべき文書ファイルを記憶するローカル記憶領域を有し、上記ブラウザ上のプログラムを実装し、当該ブラウザ上で上記クライアント実行プログラムを実行する1以上のクライアント装置とを含む。
このため、本発明では、上記の文書管理システムのほか、上記情報処理装置を提供することができ、クライアント装置は、PCのほか、MFP(Multi Function Peripheral)やデジタル複合機等の画像形成装置であってもよい。なお、情報処理装置は、上記のユーザ認証部およびワークフロー管理部を備えることができる。
また、本発明では、文書管理システムにより行われる処理を各ステップとして含む文書管理方法も提供することができる。すなわち、この方法は、文書ファイルの登録要求に応答して、登録先に関する情報と当該登録先の一覧および登録すべき文書ファイルが重畳されるファイル転送領域をブラウザ上に表示させ、ユーザから登録先の指定を受け付け、ファイル転送領域上へ文書ファイルが重畳されたことに応答して当該文書ファイルを転送させ、当該文書ファイルに付加された属性情報を取得し、指定された登録先を当該属性情報とともに送信させるクライアント実行プログラムとを提供するステップと、当該登録先に関する情報と当該クライアント実行プログラムとを提供した提供先から転送された文書ファイルを一時的に保管するステップと、ユーザにより指定された登録先および属性情報を受信して、当該属性情報に基づきファイル保管部から対応する文書ファイルを取り出し、指定された登録先のファイル記憶部に、取り出した文書ファイルを格納し登録するステップとを含む。
この方法は、クライアント装置において、上記登録先に関する情報とクライアント実行プログラムをダウンロードするステップと、そのクライアント実行プログラムを実行し、登録先の一覧および登録すべき文書ファイルが重畳されるファイル転送領域をブラウザ上に表示するステップと、ユーザから登録先の指定を受け付けるステップと、ファイル転送領域上へ文書ファイルが重畳されたことに応答して、当該文書ファイルを情報処理装置へ転送するステップと、当該文書ファイルに付加された属性情報を取得し、指定された登録先を当該属性情報とともに情報処理装置へ送信するステップとを含む。
本発明では、上記の文書管理システム、情報設定装置、文書管理システムにより実行される文書ファイルの登録方法のほか、その方法を実行するためのコンピュータ可読なファイル登録プログラムを提供することが可能である。また、そのファイル登録プログラムを、CD−ROM、DVD−ROM、SDカード等の記録媒体に記録して提供することも可能である。
本発明の文書管理システムの一実施形態を示したシステム構成図。 文書管理システムを構成する情報処理装置が備えるファイル記憶部およびクライアント装置に実装されるブラウザを例示した図。 文書管理システムの機能ブロック図。 文書管理システムのコンポーネント構成図およびそれらコンポーネントが行う処理の流れを示した図。 クライアント装置の表示部に表示されるログイン画面を例示した図。 クライアント装置の表示部に表示されるメイン画面を例示した図。 クライアント装置の表示部に表示されるメイン画面とローカル記憶領域に格納されたフォルダを開いたところを示した図。 文書管理システムが備える情報処理装置が行う処理の流れを示したフローチャート図。 文書管理システムが備えるクライアント装置が行う処理の流れを示したフローチャート図。
図1は、本発明の文書管理システムの一実施形態を示したシステム構成図である。このシステムは、複数のクライアント装置100〜120と、ネットワーク140を介して接続された情報処理装置としてのサーバ装置130とから構成されている。
クライアント装置100〜120は、文書ファイルの登録のほか、文書の表示、フォルダの作成、検索、お気に入りの登録、各種通知、申請等を行うことができるように、それらを実現するためのWebブラウザ等のアプリケーション上のプログラムを実装しており、そのプログラムを記憶するための記憶装置、その記憶装置から読み出して実行するプロセッサ、サーバ装置130との間で通信を行う通信インタフェース、文書作成等において文字等を入力するための入力装置および入力した文字等を表示するための表示装置を備えている。
プロセッサは、OSやアプリケーションを実行し、装置全体の制御や各種の演算処理を行う。また、プロセッサは、ネットワーク140を介して通信を行い、ユーザから入力を受け付け、表示装置に演算結果等を出力し、コンテンツ再生、リッピング、記憶装置へのデータ等の記憶、記憶装置からのデータ等の読み出し、データ等の管理を行う。
通信インタフェースは、LAN端子、モデム、無線LANを実現するためのアンテナおよび送受信機を含むことができる。入力装置としては、文字や数字を入力するためのキーボード、画面に表示されるカーソルの移動、ウィンドウやアイコン等の選択、ボタンの押下を実現するためのマウスのほか、指やスタイラス等を使用して画面上のカーソルの移動やアイコンの選択等を実現するタッチパネルを採用することができる。また、上述した表示装置として、液晶ディスプレイやCRT等を採用することができる。さらに、記憶装置として、ROM、RAM、HDD等を備えることができ、外部記憶装置としてのSDカード、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等に記憶するためにSDカードスロット、CDドライブ、DVDドライブ等を備えることができる。
クライアント装置100〜120は、上記のハードウェアを実装するものとしてPCを挙げることができるが、PCに限定されるものではなく、MFPやデジタル複合機等の画像形成装置であってもよい。なお、画像形成装置を用いる場合、入力装置および表示装置がタッチパネルとされるが、PCにおける後述するドラッグアンドドロップというマウス操作と同様の操作を、画面をタッチして文書ファイルのアイコンを選択し、タッチした状態のまま移動させ、指やスタイラスを画面から離して目的の移動先に移動させることにより実現することができる。したがって、クライアント装置100〜120は、タッチパネルを有する携帯電話やPDA等の携帯情報端末等とすることも可能である。
サーバ装置130は、クライアント装置100〜120と同様のハードウェア構成とすることができ、記憶装置、プロセッサ、通信インタフェース、入力装置および表示装置を備えることができる。サーバ装置130は、クライアント装置100〜120が備えるWebブラウザとの通信を行うためにWebサーバをWebアプリケーションとして実装している。なお、WebブラウザとWebサーバ間の通信は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等のプロトコルを使用して行うことができる。
このシステムを利用するユーザは、クライアント装置100〜120のいずれかを使用し、クライアント装置上でWebブラウザを起動させ、サーバ装置130が備えるWebサーバとの間の通信を確立させ、Webブラウザからサーバ装置130上のデータベースに格納されている文書ファイル等にアクセスし、閲覧することができる。
クライアント装置100〜120が備える表示装置には、Webブラウザの画面が表示され、文書登録要求をサーバ装置130へ送ると、サーバ装置130が登録先に関する情報としてデータベースに格納されているキャビネットやフォルダの情報を、クライアント装置100〜120に実行させるためのクライアント実行プログラムとともに、要求したクライアント装置へ送る。クライアント装置は、その表示装置の画面上に、受信したキャビネットやフォルダの情報を表示させ、受信したプログラムを実行することによりWebブラウザの画面上でそのキャビネットやフォルダに対して文書登録やフォルダ作成等を実現することができる。ここでは文書ファイルの登録処理について述べるが、登録された文書の表示、データ検索、データの編集や削除、移動やコピー等を行うこともでき、さらには、通知や申請といったワークフローを実行したり、お気に入りへの登録も行うことができる。
ここで、キャビネットは、フォルダを分類、整理する保管場所で、フォルダは、ファイルを分類、整理するための保管場所である。お気に入りは、ユーザが興味のあるファイルとして指定したファイルを分類、整理した保管場所である。
図2は、文書管理システムを構成するサーバ装置130が備えるファイル記憶部としてのデータベース、およびクライアント装置100〜120に実装されるブラウザとしてWebブラウザを例示した図である。複数のクライアント装置100〜120の各々は、データや情報を閲覧するためのブラウザとしてWebブラウザを備えており、サーバ装置130は、各種データや情報をファイルとして格納するデータベースを備えている。データベースは、上述したキャビネット、お気に入り、その他の設定情報等が格納され、ファイルを分類、管理するための保管場所を構成している。
キャビネット、お気に入り、その他の設定情報等は、フォルダ階層や、文書情報が格納されており、図2に示す実施形態では、キャビネット内に、さらに分類、管理するための複数のフォルダが格納され、また、各フォルダ内には、複数の文書ファイルが格納されている。
また、お気に入り内には、カテゴリで区分されたカテゴリフォルダが格納され、各カテゴリフォルダ内には、お気に入り文書、お気に入りフォルダ、お気に入り検索条件等のファイルが格納されている。ファイルは、文書ファイルのようなデータファイルのほか、プログラムファイルを含むことができる。
本発明では、これらクライアント装置100〜120とサーバ装置130とから構成される文書管理システムにより、クライアント装置100〜120に実装されるWebブラウザを起動し、Webブラウザ上で、クライアント装置100〜120の記憶装置に記憶されている文書ファイルを、サーバ装置130のデータベースの指定したフォルダへ登録する処理を実現する。
図3は、文書管理システムの機能ブロック図である。この文書管理システムは、システムを構成するサーバ装置130が、1以上のファイル記憶部131、情報提供部132、ファイル保管部133、ファイル登録部134を含んで構成される。ここでは、サーバ装置130は、ユーザ認証部135、ワークフロー管理部136をさらに含んで構成されている。また、システムを構成するクライアント装置100は、Webブラウザ101を実装している。
ファイル記憶部131は、キャビネット、お気に入り、フォルダといった登録先となる文書ファイルを格納する保管場所として構成される。このため、サーバ装置130が備えるデータベースが、1以上のファイル記憶部131として機能する。
情報提供部132は、クライアント装置100〜120のうちのいずれであってもよいが、例えば、クライアント装置100からの文書ファイルの登録要求を受け付け、それに応答して、登録先に関する情報、すなわち上記のキャビネット、お気に入り、フォルダの情報をクライアント装置100へ送る。そのとき、クライアント装置100にWebブラウザ101上で実行させるプログラムも同時に送信する。
このプログラムは、クライアント装置100によりダウンロードされ、ダウンロードされるとすぐに実行されて、登録先の一覧および登録すべき文書ファイルが重畳されるファイル転送領域をWebブラウザ101上に表示させる。そして、ユーザから登録先の指定を受け付け、ファイル転送領域上へ文書ファイルのアイコンがマウス操作によりドラッグアンドドロップされることにより重畳されると、その文書ファイルをサーバ装置130のファイル保管部133へ転送する。その転送前に、その文書ファイルに付加された属性情報を取得しておき、転送後、ユーザにより指定された登録先をその属性情報とともに送信する。
ファイル保管部133は、上記のように、転送された文書ファイルを一時的に保管する。ファイル登録部134は、クライアント装置100からその後送信された登録先および属性情報を受信すると、属性情報に基づきファイル保管部133から対応する文書ファイルを取り出し、指定された登録先のファイル記憶部、例えばキャビネットやフォルダへ、取り出した文書ファイルを移動させ、そこに格納し登録する。
ユーザ認証部135は、ログイン名やパスワードといったユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付け、ユーザ認証を行う。ユーザ認証部135は、予め登録されたログイン名およびパスワードを対応付けて保持しており、入力されたログイン名およびパスワードに一致するものが存在するか否かを確認し、一致するものが存在する場合、ユーザ認証が成功と判断する。一方、一致するものが存在しない場合は、ユーザ認証が失敗と判断する。
この場合、上記の情報提供部132は、ユーザ認証部135によるユーザ認証が成功したことに応答して、上記の登録先に関する情報とプログラムとを提供する。これにより、アクセス権のないユーザに対し、システムの利用を制限することができる。
また、ユーザ認証部135は、受け付けたユーザ識別情報を情報提供部132へ送信し、情報提供部132は、ユーザに応じて提供する登録先に関する情報およびプログラムを変更することができる。これにより、ユーザ認証は成功したが、このユーザには一部の登録先への登録をできないようにする等のユーザに応じた処理を実現することができる。
ワークフロー管理部136は、文書ファイルの登録処理を行う前または後に、予め設定されている処理、例えば、ファイルの変換、電子メールによる回覧や配布、FAX送信等の1以上の処理をワークフローとして実行することができる。なお、ワークフロー管理部136が実行する処理は、これらの処理に限られるものではない。また、ワークフローは、ユーザ毎に変えることができ、ワークフロー管理部136は、ユーザ認証部135からユーザ識別情報を受け付け、ユーザ識別情報と実行すべき1以上の処理とを対応付けた対応テーブル等に基づき、上記の文書ファイルの登録処理と上記の1以上の処理とを含むワークフローを実行することができる。
上記の情報提供部132、ファイル登録部134、ユーザ認証部135、ワークフロー管理部136は、各処理を実行するためのコードとしてサーバ装置130が備える記憶装置としてのメモリ上に実装され、プロセッサがメモリから読み出し実行することにより、各部として機能させることができる。ファイル保管部133は、一時的に保存されるファイルを保管する一時保存フォルダとされる。これらの処理は、サーバ装置130がファイル登録プログラムとしてメモリ等の記憶装置に記憶し、プロセッサがそのファイル登録プログラムを読み出し実行することにより実現することができる。
図4の文書管理システムのコンポーネント構成図を参照し、それらコンポーネントが行う文書ファイルの登録処理について詳細に説明する。クライアント装置100は、Webブラウザ101のほか、アドビ社が無償提供しているFlash(登録商標)プレーヤ、Java(登録商標)プラグインを組み込んでおり、ユーザがWebブラウザ101を起動させると、表示装置には、Webブラウザ101のホームページ画面が表示される。ユーザは、文書登録を行うために、お気に入り等に予め登録されている文書登録を行う開始画面のURL(Uniform resource locator)を選択し、その画面の表示を要求すると、クライアント装置100とサーバ装置130との間で通信を行い、この要求を受け付け、サーバ装置130は、ログイン画面をそのクライアント装置100へ送り、クライアント装置100の表示画面に表示させる。これは、特定の利用者のみがこの文書登録を行うことができるようにするためにユーザ認証を行うものである。
ログイン画面では、ユーザを識別するためのログイン名と、そのユーザを一意に識別するパスワードの入力を要求する。このときの画面を例示すると、図5に示すようなものとなる。ユーザは、ログイン名およびパスワードの入力欄に、それらを入力し、ログインボタンを押下することにより、ユーザ認証が行われる。なお、図5に示す実施形態では、ログイン情報を保存し、次回のログイン時に入力を省略することができるチェックボックスが設けられているのが示されている。
マウス操作等によりログインボタンが押下されると、図4の記号(1)で示されるように、ログイン名およびパスワードがサーバ装置130へ送信される。サーバ装置130は、それらを受け付けると、上述したユーザ認証部135が、ログイン名およびパスワードを確認し、一致するものが存在すれば認証成功と判断し、存在しなければ認証失敗と判断する。認証が失敗すれば、ログイン画面が保持され、ユーザが入力した情報が消去され、再度の入力が促される。
一方、認証が成功した場合は、その旨を情報提供部132へ通知し、情報提供部132が登録先に関する情報および上記プログラムをクライアント装置100へ提供する。具体的には、情報提供部132は、アドビ社が提供するFlex、アプレットを保持しており、Flexは、xml(eXtensible Markup Language)言語を利用し、プログラムにActionScriptを利用してFlash(登録商標)プレーヤ上で実行されるswf(small web format)ファイルを生成することから、swfファイルとアプレットを、上記の登録先に関する情報およびプログラムとしてクライアント装置100へ提供する。
クライアント装置100は、図4の記号(2)で示されるように、それらをダウンロードすると、すぐに実行される。ダウンロードされるファイルは、swfファイルと、アプレットを含むjarファイルである。swfファイルは、記号(3)で示されるように、Webブラウザ101上のFlash(登録商標)プレーヤ上で実行され、登録先に関する情報を表示する。また、jarファイルは、Java(登録商標)プラグインによりWebブラウザ101上で実行され、登録すべき文書ファイルが重畳されるファイル転送領域を表示する。
Webブラウザ101上では、swfファイルを実行するFlash(登録商標)プレーヤがFlash(登録商標)アプリとして存在し、jarファイルを実行するJava(登録商標)プラグインがJava(登録商標)アプレットとして存在する。これらは、Webブラウザ101に実装されるJavaScript(登録商標)により協調して動作する。
ユーザは、登録したい文書ファイルの登録先を、記号(4)で示されるように指定する。すると、Webブラウザ101上で動作するFlash(登録商標)アプリは、それを受け付け、保持する。このときの表示画面を、図6に例示する。図6に示す画面は、メイン画面であり、メイン画面上部の「ファイル」や「編集」等の操作メニューを表示するメニューエリア、メイン画面に向かって左側にある「お気に入り」や「キャビネット」を階層表示(ツリー表示)するツリーエリア、メイン画面に向かって右側にある、ツリーエリアで選択したキャビネット内のオブジェクト一覧を表示する一覧エリアを含み、一覧エリア下側には、文書ファイルが重畳されるファイル転送領域としてのドロップエリアが、Java(登録商標)アプレットにより表示されている。また、メニューエリアの向かって右側には、ログイン中のユーザ名を表示するユーザ表示エリアが含まれている。
図6に示す実施形態では、ツリーエリアにおいて、ユーザが「キャビネット」を登録先として指定しているのが示されている。なお、その指定は、ユーザがマウス操作を行い、マウスのポインタをツリーエリアの「キャビネット」上に重畳させ、クリックすることにより行うことができる。一覧エリアは、ツリーエリアにおいて「キャビネット」が指定されているので、そのキャビネット内のフォルダおよびファイルを一覧表示している。表示する内容は、フォルダのフォルダ名、ファイルのファイル名のほか、データサイズ、文書状態、登録日、更新日といった情報が含まれる。一般に、これらの情報は、フォルダやファイルに付加される属性情報に含まれるものである。
一覧表示のほか、表示形式をタブにより切り替え、サムネイル表示することが可能とされている。サムネイルは、一覧表示するために縮小された画像である。
一覧エリアは、ユーザにより指定されるツリーエリアの登録先に応じてその内容が変更される。すなわち、ツリーエリアの指定されたキャビネットやフォルダ等の中に格納されているフォルダやファイルの情報へと切り替えられる。
次に、ユーザは、クライアント装置100の記憶装置、すなわちローカル記憶領域に記憶された任意の文書ファイルを登録するために、図7に示すように、まず、ローカル記憶領域に記憶された文書を表示するウィンドウを開き、そのウィンドウ内にその文書ファイルのアイコンを表示させる。ウィンドウ上には複数の文書ファイルのアイコンが表示され、登録しようとする文書ファイル上にマウスのポインタを重畳させる。
そして、マウスをクリックした状態で移動し(ドラッグ)、一覧エリア下部の「ファイルをドラッグアンドドロップして登録できます」と表示されたドロップエリア上へ移動させる。最後に、マウスボタンを放し(ドロップ)、そのアイコンをドロップエリア上に重畳させる。
再び図4を参照すると、記号(5)で示されるドラッグアンドドロップにより、文書ファイルを、ドロップエリアを表示するJava(登録商標)アプレットへ渡す。アプレットは、このアプレットのダウンロード元のサーバ装置130とのみ通信することができることから、渡された文書ファイルを、記号(6)で示されるように、サーバ装置130と通信を行い、サーバ装置130のファイル保管部133としての一時保存フォルダへ送り、保存させる。
上記アプレットは、文書ファイルを一時保存フォルダへ送る前に、その文書ファイルに付加されている属性情報を取得する。属性情報としては、ファイル名、ファイルのサイズ、作成者、作成日、ファイルの種類、アクセス日時等が含まれる。このうち、ファイルを識別するためのファイル名を、文書ファイルをサーバ装置130へ送信した旨とともに、記号(7)で示されるように、Flash(登録商標)アプリへ通知し、Flash(登録商標)アプリが、ユーザが指定した登録先と登録すべき文書ファイルのファイル名とを、記号(8)で示されるようにサーバ装置130へ通知し、サーバ装置130において、ファイル登録部134が、そのファイル名に基づき一時保存フォルダから対応するファイルを取り出し、記号(9)で示されるように登録先に基づき、ファイル記憶部131の1つであるその登録先へファイルを移動させ、そこに格納し、登録を確定させる。
文書ファイルは、一時保存フォルダから登録先へ移動され、登録された後、一時保存フォルダに保存されていたその文書ファイルは消去される。
上記のFlex、アプレット、Flash(登録商標)プレーヤ、Java(登録商標)プラグインは、OSやWebブラウザ101の種類に寄らず、実行することができ、上記のような処理により、Webブラウザ101を用いてドラッグアンドドロップによる文書登録を実現することができる。
この構成では、Flash(登録商標)アプリやJava(登録商標)アプレットを用いることから、HTMLで記述されたページよりも操作性や表現力に優れたRIA(Rich Internet Application)による実装が可能となり、HTMLで生じるリクエストごとにHTMLページを生成するためにページのリロードに時間がかかり、パフォーマンスが落ちるという問題を解決することができる。すなわち、このRIAを実装した構成では、ページのリロードを削減することができるので、サーバの処理能力を向上させることができ、ネットワークの帯域を確保することができ、また、クライアント装置におけるWebブラウザのレンダリングタイムを短縮することができ、これにより、全体のパフォーマンスを向上させることができる。
本発明の文書管理システムにより行われる処理を、図8に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。この処理は、サーバ装置130側の処理であり、ステップ800から開始される。
まず、ステップ810において、ユーザがクライアント装置100を起動し、クライアント装置100に実装されているWebブラウザ101を起動させる。Webブラウザ101のお気に入り等に予め登録しておいたログイン画面のURLへアクセスし、ログイン画面を呼び出す。
ログイン画面は、図5に示すような画面で、ユーザがログイン名およびパスワードを入力し、ログインボタンを押下することにより、それらの情報がサーバ装置130へ送信される。サーバ装置130は、これらのログイン名およびパスワードの入力を受け付ける。
これらの入力を受け付けると、ステップ820においてユーザ認証部135がユーザ認証を行う。このユーザ認証において、認証が成功したかどうかを判定する。すなわち、予め登録されたものの中に、ログイン名およびパスワードの両方が一致するものが存在するかどうかを確認し、一致するものが存在すれば認証成功となり、ステップ830へ進み、一方、一致するものが存在しなければ認証失敗となり、ステップ810へ戻る。
ユーザは、認証失敗の場合、再びログイン名およびパスワードの入力を行うことができる。また、文書登録処理を中止することもできる。
ステップ830では、クライアント装置100に実装されるFlash(登録商標)プレーヤ上で実行されるswfファイルをFlexにより生成し、そのswfファイルとアプレットとをクライアント装置100へ送信し、実行させる。これらのファイルは、自己解凍されるように構成することができ、ダウンロードされると自己に付加された解凍ソフトにより解凍され、ファイルが復元され、Flash(登録商標)プレーヤやJava(登録商標)プラグインにより即座に実行される。
ステップ840では、ユーザが文書ファイルをドラッグアンドドロップし、Webブラウザ101上で動作するJava(登録商標)アプレットがその文書ファイルをサーバ装置130へ転送し、サーバ装置130がそれを受信したか否かを判定する。受信していなければ、受信するまでこの判定が行われる。
一方、受信した場合は、ステップ850へ進み、その受信した文書ファイルを一時保存フォルダへ保存する。なお、実際に保存される文書ファイルは、クライアント装置100に記憶されている文書ファイルそのものではなく、生成された文書ファイルのコピーである。
次に、ステップ860において、Flash(登録商標)アプリが登録先とファイル名をサーバ装置130へ通知し、その通知を受けたかどうかを判定する。まだ通知を受けていない場合は、通知を受けるまでこの判定が行われる。
一方、通知を受けた場合は、ステップ870へ進み、通知されたファイル名に基づき、一時保存フォルダに保存されている文書ファイルを取り出し、登録先へその文書ファイルを移動させ、その登録先に登録する。登録先がフォルダである場合は、そのフォルダの中にその文書ファイルを格納し、そのフォルダ内に記憶させることにより登録する。そして、ステップ880で、登録が完了したところで登録が確定し、この処理を終了する。
図8では、サーバ装置130側の処理を中心に説明してきたが、図9を参照して、文書管理システムを構成するクライアント装置100側の処理について説明する。ステップ900において、ユーザがWebブラウザ101を起動し、ログイン画面を取得して表示させることにより処理を開始する。
ステップ910において、そのログイン画面の入力欄へユーザからログイン名およびパスワードの入力を受け付け、ユーザがログインボタンを押下したことに応答して、ログイン名およびパスワードをサーバ装置130へ送信する。
ステップ920において、サーバ装置130からswfファイルとアプレットとをダウンロードし、Webブラウザ101上でそれらを実行する。具体的には、予め実装されているFlash(登録商標)プレーヤを起動し、swfファイルを再生して登録先に関する情報、すなわちデータベースに格納されているキャビネットやお気に入り等の登録先やそれらに格納されている登録済みファイルの情報を表示する。また、ステップ930で、Webブラウザ101上で動作するJava(登録商標)プラグインによりアプレットを実行し、登録すべき文書ファイルのアイコンを重畳させるためのドロップエリアを表示する。
ステップ940で、ユーザが図6に示すメイン画面においてツリーエリアで登録先を指定すると、クライアント装置100のFlash(登録商標)アプリは、その登録先の指定を受け付ける。その後、ステップ950で、ユーザがローカル記憶領域に記憶された文書を表示するウィンドウに登録すべき文書ファイルを含むフォルダを開き、その文書ファイルをマウス操作によりドラッグアンドドロップし、ドロップエリアにそのアイコンを重畳させたことを受け付ける。
これを検知すると、Java(登録商標)アプレットは、ステップ960においてその文書ファイルをサーバ装置130が備える一時保存フォルダへ保存させ、ステップ970において、一時保存フォルダへ送信した旨、およびその保存したファイルのファイル名をFlash(登録商標)アプリへ通知する。
ステップ980において、これらの通知を受けたFlash(登録商標)アプリは、取得したファイル名と、ユーザが指定した登録先とをサーバ装置130へ送信し、ステップ990で、登録処理を終了する。なお、サーバ装置130から登録が完了した旨の通知を受けた後に登録処理を終了するように構成されていてもよい。
本発明では、上述したように、文書ファイルの登録前または後に、電子メールで送信して回覧や配布したり、FAX送信する等の1以上の処理をワークフローとして実行することができ、そのワークフローは、ログイン時に利用したログイン名およびパスワードを使用し、ユーザ毎に変えることができる。
ワークフローではないものの、サムネイルやPDF等のサブデータといったファイル生成を行い、それも登録することができる。この場合、アプレットがそのようなファイル生成を行った後に文書ファイルとともに転送する構成とすることにより実現することができる。なお、サーバ装置130側でファイル生成を行うこともでき、このファイル生成は、これまで知られたいかなるプログラムでも使用して行うことができる。
ワークフローでは、上記に例示した処理に限られるものではなく、暗号化処理等その他の処理を実施することができることはいうまでもない。また、文書登録処理を含め、上記の処理を複数組み合わせることも可能である。
また、データベースが管理するフォルダに社外秘フォルダを格納している場合、特定のユーザに対してのみアクセス権を与えて、登録先として社外秘フォルダ内へ登録できるようにし、それ以外のユーザは登録できないように制限することも可能である。具体的には、ユーザ認証の際、特定のユーザか否かも判断し、特定のユーザに対しては登録先に社外秘フォルダも含む情報を送り、一方、それ以外のユーザであれば登録先から社外秘フォルダを除く情報を送ることができる。ここでは社外秘フォルダとして説明してきたが、社外秘フォルダに限定されるものではない。
これまで本発明を上述した実施の形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、他の実施の形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。したがって、上記方法を実現するためのコンピュータ可読なファイル登録プログラムとして構成し、ファイル登録プログラムとして提供することも可能であるし、そのファイル登録プログラムが記録された記録媒体として提供することも可能である。
100〜120…クライアント装置、101…Webブラウザ、130…サーバ装置、131…ファイル記憶部、132…情報提供部、133…ファイル保管部、134…ファイル登録部、135…ユーザ認証部、136…ワークフロー管理部、140…ネットワーク
特開平10−260891号公報

Claims (13)

  1. 登録先となる文書ファイルを格納するための1以上のファイル記憶部と、
    前記登録先に関する情報と、前記登録先の一覧および登録すべき文書ファイルが重畳されるファイル転送領域をブラウザ上に表示させ、ユーザから前記登録先の指定を受け付け、前記ファイル転送領域上へ前記登録すべき文書ファイルが重畳されたことに応答して当該文書ファイルを転送させ、前記文書ファイルに付加された属性情報を取得し、指定された前記登録先を前記属性情報とともに送信させるクライアント実行プログラムとを提供する情報提供部と、
    前記登録先に関する情報と前記クライアント実行プログラムとを提供した提供先から転送された前記文書ファイルを一時的に保管するファイル保管部と、
    前記ユーザにより指定された前記登録先および前記属性情報を受信して、前記属性情報に基づき前記ファイル保管部から対応する前記文書ファイルを取り出し、指定された前記登録先のファイル記憶部に、取り出した前記文書ファイルを格納し登録するファイル登録部とを含む、文書管理システム。
  2. ユーザ識別情報の入力を受け付け、ユーザ認証を行うユーザ認証部をさらに含み、
    前記情報提供部は、前記ユーザ認証部によるユーザ認証が成功したことに応答して、前記登録先に関する情報と前記クライアント実行プログラムとを提供する、請求項1に記載の文書管理システム。
  3. 前記ユーザ認証部は、受け付けた前記ユーザ識別情報を前記情報提供部へ送信し、前記情報提供部は、前記ユーザに応じて提供する前記登録先に関する情報および前記クライアント実行プログラムを変更する、請求項2に記載の文書管理システム。
  4. 1以上の処理をワークフローとして実行するワークフロー管理部をさらに含み、
    前記ワークフロー管理部は、前記情報提供部および前記ファイル登録部による前記文書ファイルの登録処理を含む前記1以上の処理を実行する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の文書管理システム。
  5. 前記1以上の処理は、電子メールによる前記文書ファイルの回覧または配布処理、暗号化処理の少なくとも1つを含む、請求項4に記載の文書管理システム。
  6. 前記ワークフロー管理部は、前記ユーザ認証部から前記ユーザ識別情報を受け付け、前記ユーザ識別情報と実行すべき前記1以上の処理とを対応付けた対応テーブルに基づき、前記情報提供部および前記ファイル登録部による前記文書ファイルの登録処理を含む前記1以上の処理をワークフローとして実行する、請求項4または5に記載の文書管理システム。
  7. 前記文書管理システムは、前記1以上のファイル記憶部と、前記情報提供部と、前記ファイル保管部と、前記ファイル登録部とを含む情報処理装置と、前記情報処理装置とネットワークを介して接続され、前記登録すべき文書ファイルを記憶するローカル記憶領域を有し、前記ブラウザを備え、前記ブラウザ上で前記クライアント実行プログラムを実行する1以上のクライアント装置とを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の文書管理システム。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の文書管理システムに用いられ、前記1以上のファイル記憶部と前記情報提供部と前記ファイル保管部と前記ファイル登録部とを含む、情報処理装置。
  9. 登録先となる文書ファイルを格納するための1以上のファイル記憶部と、登録すべき文書ファイルを一時的に保管するファイル保管部とを備える文書管理システムにより実行される文書ファイルの登録方法であって、
    前記文書ファイルの登録要求に応答して、前記登録先に関する情報と、前記登録先の一覧および前記登録すべき文書ファイルが重畳されるファイル転送領域をブラウザ上に表示させ、ユーザから前記登録先の指定を受け付け、前記ファイル転送領域上へ前記登録すべき文書ファイルが重畳されたことに応答して当該文書ファイルを転送させ、前記文書ファイルに付加された属性情報を取得し、指定された前記登録先を前記属性情報とともに送信させるクライアント実行プログラムとを提供するステップと、
    前記登録先に関する情報と前記クライアント実行プログラムとを提供した提供先から転送された文書ファイルを前記ファイル保管部に一時的に保管するステップと、
    前記ユーザにより指定された前記登録先および前記属性情報を受信して、前記属性情報に基づき前記ファイル保管部から対応する前記文書ファイルを取り出し、指定された前記登録先のファイル記憶部に、取り出した前記文書ファイルを格納し登録するステップとを含む、文書ファイルの登録方法。
  10. ユーザ識別情報の入力を受け付け、ユーザ認証を行うステップをさらに含み、
    前記提供するステップでは、前記ユーザ認証が成功したことに応答して、前記登録先に関する情報と前記クライアント実行プログラムとを提供する、請求項9に記載の文書ファイルの登録方法。
  11. 前記提供するステップは、前記ユーザに応じて提供する前記登録先に関する情報および前記クライアント実行プログラムを変更し、変更した前記登録先に関する情報および前記クライアント実行プログラムを提供する、請求項10に記載の文書ファイルの登録方法。
  12. 前記文書管理システムは、1以上のクライアント装置と情報処理装置とから構成され、前記1以上のクライアント装置の1つが、
    前記登録先に関する情報と前記クライアント実行プログラムをダウンロードするステップと、
    前記クライアント実行プログラムを実行し、前記登録先の一覧および前記登録すべき文書ファイルが重畳される前記ファイル転送領域を前記ブラウザ上に表示するステップと、
    前記ユーザから前記登録先の指定を受け付けるステップと、
    前記ファイル転送領域上へ前記文書ファイルが重畳されたことに応答して、当該文書ファイルを前記情報処理装置へ転送するステップと、
    前記文書ファイルに付加された前記属性情報を取得し、指定された前記登録先を当該属性情報とともに前記情報処理装置へ送信するステップとを含む、請求項9〜11のいずれか1項に記載の文書ファイルの登録方法。
  13. 請求項9〜11のいずれか1項に記載の文書ファイルの登録方法を実行するためのコンピュータ可読なファイル登録プログラム。
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